JP2018081679A - システムと携帯型端末、制御方法及びプログラム - Google Patents

システムと携帯型端末、制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】サービス提供装置が提供しているサービスのインターフェースが実装されている情報機器を所持せず、当該インターフェースが実装されていない携帯型端末のみ所持した状態で、携帯型端末が無線通信でサービス提供装置に接続されていても、ユーザーはサービス提供装置により提供されているサービスを利用することができない。
【解決手段】本発明におけるサービス提供装置は、所定の無線通信による通信対象として携帯型端末を検出した際に、サービス提供装置の情報を携帯型端末に送信し、携帯型端末が、サービス提供装置から受信した情報をペアリング済み端末に送信し、ペアリング済み端末が、携帯型端末から受信した情報を用いて、サービス提供装置に対してサービスの要求を送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置と携帯型端末と、該携帯型端末とペアリング済みのペアリング済み端末とを含むシステムと、携帯型端末、制御方法及びプログラムに関するものである。
情報機器が無線でサービス提供装置に接続することで、情報機器側からサービス提供装置が提供するサービスを利用して処理を行うシステムが多く知られている。例えば画像入力サービスを提供する画像入力装置に、画像入力サービスのインターフェースが実装されている情報機器が無線通信で接続することで、画像入力サービスを利用して画像入力装置から入力されたデータを取得して情報機器に保存することができる。あるいは体重などの個人データを計測・管理しているデータ計測装置において、個人データを取得可能なデータ取得サービスが提供されている場合、データ取得サービスのインターフェースが実装されている情報機器がデータ計測装置に無線通信で接続することで、データ計測装置から個人データを取得して情報機器に保存することができる。さらに近年、ウェアラブル端末と呼ばれる装着性に優れた情報機器が増えてきている(以降、装着型情報機器と呼ぶ)。装着型情報機器には腕時計型や眼鏡型等、さまざまな形態があり、例えば腕時計型の場合、手首に装着して使用する。装着型情報機器は装着性が重視されるため、一般的に情報機器に比べると表示領域が小さかったり、処理性能が劣ったりする場合が多い。この装着型情報機器も無線通信が可能であり、情報機器とペアリングさせることで情報機器と連携して動作させることができる。ペアリングとは、情報機器同士の1対1の無線通信の認証が行われることであり、主に情報機器が親、装着型情報機器が子の関係となり、双方で1対1の無線通信が可能となる。情報機器同士がペアリングされることで、装着型情報機器から情報機器の機能を利用する、あるいは情報機器が受けた通知内容を装着型情報機器に表示する、といったことができる。通信にはBluetooth(登録商標)などのP2P無線通信技術が利用される。
特許文献1には、複数の入力ソース及び無線通信で接続された音声出力端末のリストを表示し、各々の関連付けを行うことで、入力ソースの音声を関連付けられた出力端末から出力させる技術が開示されている。
特開2015−18384号公報
上述した情報機器には、サービス提供装置が提供しているサービスのインターフェースが実装されているが、装着型情報機器には、サービス提供装置が提供しているサービスのインターフェースが実装されているとは限らない。そのため、サービス提供装置が提供しているサービスのインターフェースが実装されている情報機器を所持せず、当該インターフェースが実装されていない装着型情報機器のみ所持した状態で、装着型情報機器が無線通信でサービス提供装置に接続されていても、ユーザーはサービス提供装置により提供されているサービスを利用することができない。例えばサービス提供装置として上述した画像入力サービスを提供する画像入出力装置の利用を試みる場合、画像入力サービスのインターフェースが実装されていない装着型情報機器を画像入出力装置に接続できたとしても画像入力サービスを利用してデータを保存する、といったことができない。
本発明は上記従来例に鑑みて成されたもので、上記課題を解決することを目的とする。具体的には、装着型情報機器、いわゆるウェアラブル端末をサービス提供装置に接続した場合にも、提供されるサービスを享受できる仕組みを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の構成を有する。
本発明の一側面によれば、本発明は、サービスを提供する情報処理装置と、ユーザーが携帯する携帯型端末と、該携帯型端末とペアリング済みのペアリング済み端末と、を含むシステムであって、
前記情報処理装置は、所定の無線通信による通信対象として前記携帯型端末を検出した際に、当該情報処理装置の情報を、前記携帯型端末に送信する第1送信手段を有し、
前記携帯型端末は、前記情報処理装置から受信した前記情報処理装置の情報を、前記ペアリング済み端末に送信する第2送信手段を有し、
前記ペアリング済み端末は、前記携帯型端末から受信した前記情報処理装置の情報を用いて、該情報処理装置に対して前記サービスの要求を送信する要求手段を有することを特徴とするシステムである。
あるいは他の側面によれば、本発明は、ユーザーが携帯する携帯型端末であって、
前記携帯型端末とペアリング済みのペアリング済み端末の情報を格納する格納手段と、
前記携帯型端末がサービスを提供する情報処理装置に所定の無線通信による通信対象として検出された際に当該情報処理装置から受信した当該情報処理装置の情報を、前記ペアリング済み端末に送信する送信手段と、を有し、
前記ペアリング済み端末では、前記携帯型端末から受信した前記情報処理装置の情報を用いて、該情報処理装置に対して前記サービスの要求が送信されることを特徴とする携帯型端末である。
本発明によれば、携帯型端末と連携している情報処理装置を利用してサービス提供装置により提供されているサービスを利用することができる。
本発明におけるネットワークシステムの構成を示す図 本発明におけるネットワークシステムを構成する各装置及び各機器のハードウェア構成の例を示す図 本発明におけるネットワークシステムを構成する各装置及び各機器のソフトウェア構成の例を示す図 実施形態1の装着型情報機器で利用する各種データの例を示す図 実施形態1の情報機器で利用する各種データの例を示す図 実施形態1の情報機器における画面の一例を示す図 実施形態1のサービス提供装置における画面の一例を示す図 実施形態1の装着型情報機器における画面の一例を示す図 実施形態1における情報機器の処理を説明するためのフローチャート 実施形態1における装着型情報機器の処理を説明するためのフローチャート 実施形態1におけるサービス提供装置の処理を説明するためのフローチャート 実施形態1における装着型情報機器の処理を説明するためのフローチャート 実施形態1におけるサービス提供装置の処理を説明するためのフローチャート 実施形態1における装着型情報機器の処理を説明するためのフローチャート 実施形態1における情報機器の処理を説明するためのフローチャート 実施形態2の装着型情報機器で利用する各種データの例を示す図 実施形態2の情報機器で利用する各種データの例を示す図 実施形態2における情報機器の処理を説明するためのフローチャート 実施形態2における装着型情報機器の処理を説明するためのフローチャート 実施形態2におけるサービス提供装置の処理を説明するためのフローチャート 実施形態2における装着型情報機器の処理を説明するためのフローチャート 実施形態2におけるサービス提供装置の処理を説明するためのフローチャート
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。実施形態1では装着型情報機器(いわゆるウェアラブル端末で、ここでは携帯型端末と呼ぶこともある)や端末等の情報機器による制御の下でいわゆるプル型でサービス提供機器がサービスを実行し、実施形態2では、情報機器による制御なしにいわゆるプッシュ型でサービス提供機器がサービスを実行する例を説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明における基本的なネットワークシステムの構成例を示す図である。ネットワークシステムには、サービス提供装置110、装着型情報機器120、情報機器130が含まれる。このため、ネットワークシステムをサービス提供システムと呼ぶこともある。サービス提供装置110、情報機器130は、ネットワーク100を介して互いに接続され、データ通信することができる。また、装着型情報機器120は、サービス提供装置110と通信101によりデータ通信することができる。また、装着型情報機器120は、情報機器130と通信102によりデータ通信することができる。通信101、102に関しては、Bluetooth等のP2P無線通信技術が利用される。なお、本実施形態ではサービス提供装置110、装着型情報機器120、情報機器130は一台で構成されているが、複数台あっても良い。
サービス提供装置110はたとえば、画像読取を行うスキャンサービス、画像の印刷を行うプリントサービス、画像データの加工を行う画像処理サービスなど様々なサービスを提供できる。ここでいうサービスは、サービス提供装置が提供する機能ということもできる。またサービス提供装置としては、画像形成装置のほか、体重や血圧などの身体情報測定装置、自動車のいずれかを含んでもよい。もちろんこのほかのサービスを提供する装置であってもよい。情報機器130は例えばパーソナルコンピューターやタブレット端末などのコンピュータであるが、サービス提供装置110と接続してそのサービスを受けることができるのであれば、どのような装置であってもよい。装着型情報機器120はいわゆるウェアラブル端末であり、腕時計や眼鏡等の様々な形状を持ち、一般的には情報機器130と比べて機能やユーザインターフェースが限定的あるいは貧弱である。本実施形態においては、情報機器130と装着型情報機器120との相違は、情報機器130がサービス提供装置110の提供するサービスを享受するためのインターフェースを有するのに対して、装着型情報機器120は、サービス提供装置110に接続できるもののそのサービスを享受するためのインターフェースを持たない点にある。
さらに装着型情報機器120は、情報機器130に接続することも可能である。すなわち、本実施形態における装着型情報機器120とは、情報機器130およびサービス提供装置110に接続できるものの、サービス提供機器110が提供するサービスを享受するためのインターフェースを持たない情報機器である。このような情報機器を、本実施形態では装着型情報機器あるいはウェアラブル端末と呼ぶ。したがって、或るサービスについての装着型情報機器120が、異なるサービスについては情報機器130として扱われることもあり得る。なおサービス提供装置110によるサービスを享受できる情報機器130のことを単に端末と呼ぶこともある。またサービス提供装置110のことをサーバと呼ぶこともある。また、サービス提供装置110は情報を処理する情報処理装置でもあることから、情報処理装置と呼ぶ場合もある。
<ハードウェア構成>
次に、ネットワークシステムを構成する各装置、各機器のハードウェア構成について説明する。図2は、ネットワークシステムを構成する各装置、各機器のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図2(a)は、サービス提供装置110のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。CPU201は、記憶部であるROM203に記憶されているプログラムに従って、システムバス220に接続される各デバイスを総括的に制御する。RAM202は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能すると共に、入力情報展開領域、環境データ格納領域としても用いられる。ROM203は、CPU201により実行される制御プログラム、及び各種データを記憶している。表示部I/F204は、表示部205とのインターフェースを制御している。操作部I/F206は、ボタン・タッチパネル等で構成される操作部207とのインターフェースを制御している。入出力I/F208は、入出力部209とのインターフェースを制御している。入出力部209は、計測データや画像データ等の入出力を行う。外部メモリI/F210は、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Disk)等の外部メモリ211とのアクセスを制御する。外部メモリ211は、保存又は、読み取り可能な記憶媒体として機能し、オペレーティングシステム(OS)、及びアプリケーションが記憶されている。通信I/F212は、NIC213やP2P214の通信を制御している。NIC213は有線あるいは無線ネットワークとの接続I/Fであり、情報機器130との間でのデータの送受信を制御する。本例では無線ネットワーク(無線LAN)を用いるものとして説明する。P2P214はP2P(ピアツーピア)通信を行うための接続I/Fであり、装着型情報機器120との間でのデータの送受信を制御する。P2P214は、本実施形態ではたとえばブルートゥース(登録商標)やNFCなどの無線I/Fであるが、有線I/Fであってもよい。本例ではブルートゥースを用いるものとして説明する。拡張I/F215は、機能拡張用インターフェースであり、拡張部を接続することで機能拡張等を行うことができる。本実施形態で説明する処理は、外部メモリ211に記録されたプログラムを必要に応じてRAM202にロードし、CPU201により実行されることによって実現される。なお、プログラムは、外部メモリ211以外にもRAM202やROM203にて記憶されてもよい。なお、図2(a)で示すサービス提供装置110は、その一例として、画像入出力装置を挙げているが、そのほかに、データ計測装置などであってもよい。
図2(b)は、装着型情報機器120、情報機器130のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。CPU230は、記憶部であるROM232に記憶されているプログラムに従って、システムバス250に接続される各デバイスを総括的に制御する。RAM231は、CPU230の主メモリ、ワークエリア等として機能すると共に、入力情報展開領域、環境データ格納領域としても用いられる。ROM232は、CPU230により実行される制御プログラム、及び各種データを記憶している。表示部I/F233は、表示部234とのインターフェースを制御している。操作部I/F235は、ボタン・タッチパネル・キーボード等で構成される操作部236とのインターフェースを制御している。外部メモリI/F237は、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Disk)等の外部メモリ238とのアクセスを制御する。外部メモリ238は、保存又は、読み取り可能な記憶媒体として機能し、オペレーティングシステム(OS)、及びアプリケーションが記憶されている。通信I/F239は、NIC240やP2P241の通信を制御している。NIC240はネットワークとの接続I/Fであり、情報機器130とサービス提供装置110との間でのデータの送受信を制御する。P2P241はP2P通信を行うための接続I/Fであり、装着型情報機器120と情報機器130、または装着型情報機器120とサービス提供装置110、の間でのデータの送受信を制御する。本実施形態で説明する処理は、外部メモリ238に記録されたプログラムを必要に応じてRAM231にロードし、CPU230により実行されることによって実現される。なお、プログラムは、外部メモリ238以外にもRAM231やROM232にて記憶されてもよい。またP2P241としてはブルートゥース(登録商標)、特に低消費電力のBLE(Bluetooth Low Energy)などが用いられる。
なお、図2(b)で示す装着型情報機器120は、その一例として、腕時計型情報機器を挙げているが、そのほかに、眼鏡型情報機器や、指輪型情報機器、カード型情報機器などであってもよい。また、情報機器130は、その一例として、モバイル端末を挙げているが、そのほかに、タブレット端末や、パーソナルコンピューターなどであってもよい。
<サービス提供装置110のソフトウェア構成>
次に、ネットワークシステムを構成する各装置、各機器のソフトウェア構成と機能について説明する。図3は、ネットワークシステムを構成する各装置、各機器のソフトウェア構成を示している。図3に示されている各ソフトウェア構成の機能を実現するプログラムは、各装置、各機器のROM203、ROM232に記憶されており、CPU201、CPU230がRAM202、RAM231にプログラムをロードし実行することで、これらの機能が実現される。
サービス提供装置110は、通信部310、制御部311、入出力部312、表示・操作部313、データ格納部314、を有する。通信部310は、装着型情報機器120、情報機器130との通信方式に準拠した通信モジュールを有する。この通信モジュールは、装着型情報機器120、情報機器130とデータ通信を行うためのインターフェースに対応したものであり、装着型情報機器120、情報機器130が有する通信モジュールとデータ通信を行うことが可能である。制御部311は、通信部310を介して装着型情報機器120から機器情報を取得し、表示・操作部313に表示指示を行う。また、通信部310を介して装着型情報機器120に自身のサービスに接続可能なアドレス情報を送信し、装着型情報機器120、または情報機器130からの要求に応じてサービス実行処理を行う。入出力部312は、制御部311からの指示に応じて、サービス実行処理に伴う入出力処理を行う。表示・操作部313は、制御部311からの指示に応じた表示処理、あるいはユーザーの操作に応じた応答処理を行う。データ格納部314には、サービス提供装置110のデバイス名、アドレス情報等の機器情報が記録されている。そのほか、サービス提供装置110がP2P通信可能な認証済みの情報機器の機器情報が記録されていてもよい。
<装着型情報機器120のソフトウェア構成>
装着型情報機器120は、通信部320、制御部321、表示・操作部322、データ格納部323、を有する。通信部320は、サービス提供装置110、情報機器130との通信方式に準拠した通信モジュールを有する。この通信モジュールは、サービス提供装置110、情報機器130とデータ通信を行うためのインターフェースに対応したものであり、サービス提供装置110、情報機器130が有する通信モジュールとデータ通信を行うことが可能である。制御部321は、通信部320を介して情報機器130から接続され、連携設定処理を行う。また通信部320を介して自身や連携先の情報機器130の機器情報をサービス提供装置110に送信する。さらに、通信部320を介してサービス提供装置110からサービス実行依頼を受け、自身でサービス提供装置110に対してサービス実行要求を行う、または連携先の情報機器130にサービス実行依頼を行う。表示・操作部322は、制御部321の指示に応じた表示処理、あるいはユーザーの操作に応じた応答処理を行う。データ格納部323には、装着型情報機器120の機器情報のほか、連携設定されている情報機器130の機器情報が記録されている。
なお連携とはペアリングとも呼び、連携設定処理では例えば情報機器同士の1対1の無線通信の認証を行って互いに連携相手として認識し、必要な情報を交換して連携を確立する。連携設定処理が完了して情報機器が互いに連携している状態をペアリング済みとも呼ぶ。
<装着型情報機器120の有する機器情報>
図4(a)はデータ格納部323に記録されている装着型情報機器120の機器情報の一例である。シリアル番号401、デバイス名402、モデル名403、プラットフォーム404、OSバージョン405、Wi−Fiアドレス406、Bluetoothアドレス407、連携先ID408が含まれる。シリアル番号401は、装着型情報機器120を一意に識別可能な番号である。デバイス名402は、装着型情報機器120を表す名称であり、ユーザーが任意の名称に変更可能であってもよい。モデル名403は、装着型情報機器120のモデル名を示す情報である。プラットフォーム404は、装着型情報機器120に搭載されたプラットフォームを示す情報であり、この情報により装着型情報機器と情報機器を区別することも可能である。OSバージョン405は装着型情報機器120に搭載されたOSのバージョン情報である。Wi−Fiアドレス406は、ネットワーク上で装着型情報機器120を特定し接続するためのアドレス情報であり、ネットワークに接続された他の機器や装置が装着型情報機器120を特定し接続するために使用される。Bluetoothアドレス407は、P2P通信で装着型情報機器120に接続する際に使用されるアドレス情報であり、サービス提供装置110や情報機器130とP2P通信を行う際に使用される。連携先ID408は、連携設定されている情報機器130を示すID(或いは識別情報)であり、連携設定されている情報機器が存在する場合、当該情報機器の機器情報に紐付いたIDが記録される。この例では、図4(b)の連携先ID410が記録されている。
図4(b)はデータ格納部323に記録されている連携設定されている情報機器130の機器情報の一例である。連携先ID410、シリアル番号411、デバイス名412、モデル名413、プラットフォーム414、OSバージョン415、Bluetoothアドレス416、対応サービス417が含まれる。連携先ID410は、連携設定されている情報機器の機器情報に紐付いた識別番号であり、連携設定されている情報機器の機器情報毎に発行・管理されているものである。シリアル番号411は、情報機器130を一意に識別可能な番号である。デバイス名412は、情報機器130を表す名称である。モデル名413は、情報機器130のモデル名を示す情報である。プラットフォーム414は、情報機器130に搭載されたプラットフォームを示す情報であり、この情報により装着型情報機器と情報機器とを区別することも可能である。OSバージョン415は情報機器130に搭載されたOSのバージョン情報である。Bluetoothアドレス416は、P2P通信で情報機器130に接続する際に使用されるアドレス情報である。対応サービス417は、情報機器130が対応しているサービス提供装置110のサービスを示す情報である。情報機器130がサービス提供装置110のサービスを利用可能な場合に、そのサービスを示す情報が記録される。例えばサービス提供装置110がデータ転送サービスを提供しており、これを利用可能なアプリケーションが情報機器130にインストールされている場合、データ転送サービスを示す情報として(Service_aaa)が記録される。
<情報機器130のソフトウェア構成>
情報機器130は、通信部330、制御部331、表示・操作部332、データ格納部333、を有する。通信部330は、サービス提供装置110、装着型情報機器120との通信方式に準拠した通信モジュールを有する。この通信モジュールは、サービス提供装置110、装着型情報機器120とデータ通信を行うためのインターフェースに対応したものであり、サービス提供装置110、装着型情報機器120が有する通信モジュールとデータ通信を行うことが可能である。制御部331は、通信部330を介して装着型情報機器120に接続し、連携設定処理を行う。また、通信部330を介して装着型情報機器120からサービス提供装置110へのサービス実行依頼を受け、サービス提供装置110に対してサービス実行要求を行う。表示・操作部332は、制御部331の指示に応じた表示処理、あるいはユーザーの操作に応じた応答処理を行う。データ格納部333には、情報機器130の機器情報のほか、連携設定されている装着型情報機器120の機器情報が記録されている。
<情報機器130の有する機器情報>
図5(a)はデータ格納部333に記録されている情報機器130の機器情報の一例である。シリアル番号501、デバイス名502、モデル名503、プラットフォーム504、OSバージョン505、Wi−Fiアドレス506、Bluetoothアドレス507、対応サービス508、連携先ID509が含まれる。シリアル番号501、デバイス名502、モデル名503、プラットフォーム504、OSバージョン505、Bluetoothアドレス507は、図4(b)で説明したシリアル番号411、デバイス名412、モデル名413、プラットフォーム414、OSバージョン415、Bluetoothアドレス416と同様である。Wi−Fiアドレス506は、ネットワーク上で情報機器130を特定し接続するために使用されるアドレス情報であり、ネットワークに接続された他の機器や装置が情報機器130を特定し接続するために使用される。対応サービス508は、情報機器130が対応しているサービス提供装置110のサービスを示す情報である。情報機器130がサービス提供装置110のサービスを利用可能な場合に、そのサービスを示す情報が記録される。例えばサービス提供装置110がデータ転送サービスを提供しており、これを利用可能なアプリケーションが情報機器130にインストールされている場合、データ転送サービスを示す情報としてService_aaaが記録される。連携先ID509は、連携設定されている装着型情報機器120を示すIDであり、連携設定されている情報機器が存在する場合に、当該情報機器の機器情報に紐付いたIDが記録される。この例では、図5(b)の連携先ID510が記録されている。
図5(b)はデータ格納部333に記録されている連携設定されている装着型情報機器120の機器情報の一例である。連携先ID510、シリアル番号511、デバイス名512、モデル名513、プラットフォーム514、OSバージョン515、Bluetoothアドレス516が含まれる。連携先ID510は、連携設定されている情報機器の機器情報に紐付いた識別番号であり、連携設定されている情報機器の機器情報毎に発行・管理されているものである。シリアル番号511、デバイス名512、モデル名513、プラットフォーム514、OSバージョン515、Bluetoothアドレス516は、図4(a)で説明したシリアル番号401、デバイス名402、モデル名403、プラットフォーム404、OSバージョン405、Bluetoothアドレス407と同様である。
以上で各装置、各機器のソフトウェア構成と機能についての説明を終了する。
<情報機器130による連携設定処理手順>
次に、情報機器130が装着型情報機器120を連携設定する処理のフローについて、図9を用いて説明する。
まずS901で、情報機器130の制御部331は、表示・操作部332を介して、連携先探索指示が行われたか否かを判断する。図6(a)は表示・操作部332が表示する連携先探索指示を行う画面の一例である。通信設定表示欄601は連携設定を行うために必要なP2P通信の有効・無効の設定を表示している。探索指示ボタン602は連携先探索指示を行うボタンである。このボタン602が押下されると、連携先探索指示が行われたと判断する。表示指示ボタン603は、連携設定されている情報機器一覧の表示を指示するためのボタンである。S901で連携先探索指示が行われたと判断すると、S902で連携先の情報機器の探索を行い、探索結果の画面を表示する。連携先とは既に連携設定が完了している、すなわちペアリング済みの相手側の機器を指す。連携先の情報機器の探索は、P2P通信で探索要求を送信し、P2P通信可能な情報機器から応答を受け取ることにより行う。応答には情報機器の機器情報の一部(例えば図4(a)のデバイス名402)が含まれる。図6(b)は表示・操作部332が表示する探索結果の画面の一例である。デバイス欄610に探索要求に対する応答があった情報機器を示す情報が表示されている。S903で制御部331は表示・操作部332を介して、連携設定の実行が指示されたか否かを判断する。図6(b)の例で説明すると、チェックボックス611がオンに設定されることで、その設定により指定された装着型情報機器との連携設定の実行が指示されたと判断する。S903でYesと判断すると、S904に進む。S904で、制御部331は、連携設定の実行が指示された情報機器に接続し、連携設定処理を行う。連携設定処理は、情報機器に対してP2P通信で連携設定要求を送信し、その応答に応じて双方で認証情報を交換することにより行う。認証情報は手入力された情報や予め記録されている情報が使用される。また、連携先の情報機器から機器情報を取得し、連携先の情報機器に対して自身の機器情報を送信する。自身の機器情報はデータ格納部333に記録されている。図5(a)はデータ格納部333に記録されている情報機器130の機器情報の一例である。図5(a)についての説明は、前述の通りである。S905で、制御部331は連携設定された情報機器の機器情報をデータ格納部333に記録する。図5(b)はデータ格納部333に記録された連携設定されている装着型情報機器120の機器情報の一例である。図5(b)についての説明は、前述の通りである。連携設定する方法はこの限りではなく、例えば情報機器のカメラ(不図示)を利用して装着型情報機器を表示し、連携設定する方法等も考えられる。
<装着型情報機器120による連携設定処理手順>
続いて、装着型情報機器120が情報機器130に連携設定される処理のフローについて、図10を用いて説明する。
まずS1001で、装着型情報機器120の制御部321は、表示・操作部322を介して、連携設定が指示されたか否かを判断する。連携設定が指示されたか否かは、例えば、装着型情報機器120の表示・操作部322に表示された連携設定ボタンが押下されたか否かにより判断される。S1001でYesと判断すると、S1002に進む。S1002で、制御部321は、連携先探索応答モードに移行する。連携先探索応答モードでは、S1003以下の手順により、情報機器130から送信される探索要求を受信すると、それに対する応答を返信する。連携先探索応答モードにはタイムアウト値が設定されており、タイムアウト値に相当する時間が経過すると、連携先探索応答モードを解除する。詳しくは、S1003で、制御部321は、通信部320を介して、情報機器130からS902で送信された探索要求を受信したか否かを判断する。S1003では上述したタイムアウト値を制限時間として探索要求の受信を待機し、制限時間内に受信がなければ処理を終了する。制限時間内に探索要求を受信したと判断した場合、S1004に進み、通信部330を介して、探索要求に対する応答を返信する。応答には自身の機器情報の一部(例えば図4(a)のデバイス名(402))が含まれる。続いてS1005で、制御部321は、通信部320を介して、情報機器130からS904で送信された連携設定要求を受信したか否かを判断する。連携設定要求を受信したと判断した場合、S1006で情報機器130との連携設定処理を行う。連携設定処理は、情報機器130から送信される連携設定要求に対する応答に応じて、双方で認証情報を交換することにより行う。認証情報は手入力された情報や予め記録されている情報が使用される。また、情報機器130から機器情報を取得し、情報機器130に対して自身の機器情報を送信する。自身の機器情報はデータ格納部323に記録されている。図4(a)はデータ格納部323に記録されている装着型情報機器120の機器情報の一例である。図4(a)についての説明は、前述の通りである。S1007で、制御部321は連携設定された情報機器の機器情報をデータ格納部323に記録する。図4(b)はデータ格納部323に記録された連携設定されている情報機器130の機器情報の一例である。図4(b)についての説明は、前述の通りである。
<サービス利用画面表示処理>
続いて、サービス提供装置110が、P2P通信で接続している装着型情報機器120から取得した機器情報をサービス利用画面に表示する処理のフローについて、図11を用いて説明する。
S1101で、制御部311は、表示・操作部313に指示を行い、サービス利用画面の表示を行う。S1102で、制御部311は、通信部310を介して、P2P通信で接続している情報機器があるか否かを判断する。換言すれば、情報機器とのP2P接続を検出する。P2P通信で情報機器と接続するには、P2P通信により双方で認証情報を交換し認証処理が行われる必要がある。P2P通信で接続している情報機器があると判断された場合、S1103に進む。S1103で、制御部311は通信部310を介してP2P通信で接続している装着型情報機器120から機器情報を取得する。そして表示・操作部313に指示を行い、取得した機器情報をサービス利用画面に表示する。取得する機器情報は、装着型情報機器120の機器情報や、装着型情報機器120が連携設定されている情報機器130の機器情報となる。また機器情報には、前述の図4(a)におけるデバイス名402や、図4(b)におけるデバイス名412といった情報が含まれる。
図7(a)はサービス提供装置110にP2P通信で接続している装着型情報機器120が連携設定されている情報機器130の機器情報が表示されているサービス利用画面の一例である。選択肢701にP2P通信で接続している装着型情報機器120が連携設定されている情報機器130の機器情報に含まれるデバイス名がサービス提供先として表示されている。サービス提供先は、サービスを提供する対象となる機器を指す。
図7(b)はサービス提供装置110にP2P通信で接続している装着型情報機器120の機器情報と、装着型情報機器120が連携設定されている情報機器130の機器情報とが、サービス提供先の機器の選択肢として表示されているサービス利用画面の一例である。選択肢710に、P2P通信で接続している装着型情報機器120が連携設定されている情報機器130の機器情報に含まれるデバイス名が、選択肢711にP2P通信で接続している装着型情報機器120の機器情報に含まれるデバイス名が、サービス提供先の候補として表示されている。このように、サービス提供装置110のサービス利用画面のユーザインターフェースには、サービスを利用可能であるという条件を満たした情報機器(デバイス)のリストが選択肢として表示される。このうちから選択されたデバイスがサービス提供先として決定される。
また、取得した機器情報に含まれる情報を元に、その機器情報を表示するか否かを判断してもよい。例えば取得した機器情報に含まれる対応サービスの情報を元に、サービス提供装置110が提供しているサービスを利用可能な機器情報のみを表示することも考えられる。前述の図4(b)の例で説明すると、取得した機器情報に含まれる対応サービス417の情報が、サービス提供装置110が提供しているサービスを示す情報(Service_aaa)と一致すれば表示を行う。
さらに、P2P通信で接続している情報機器との距離が近いと判断した場合のみ、当該機器情報を表示してもよい。例えばiBeaconなどの仕組みを利用して情報機器との距離情報を取得し、当該情報機器との距離が近い場合(たとえば所定の閾値よりも距離が小さい場合)のみ、当該情報機器を所持したユーザーがサービス提供装置110を操作可能な範囲にいると判断して、当該機器情報の表示を行う。
<装着型情報機器からサービス提供装置への接続処理>
続いて、装着型情報機器120がサービス提供装置110にP2P通信で接続する処理のフローについて、図12を用いて説明する。図12は、例えば図11のS1103におけるサービス提供装置110からの機器情報の取得の要求に応じて実行されてもよい。
まずS1201で、装着型情報機器120の制御部321は、サービス提供装置110にP2P通信で接続するか否かを判断する。サービス提供装置110にP2P通信で接続する方法は、装着型情報機器120の表示・操作部322に表示された画面から指示を行い、P2P通信でサービス提供装置110を探索し接続する方法や、P2P通信が可能な範囲に入ると自動的にP2P通信で接続する方法等がある。接続するには双方で認証情報を交換し認証処理を行う必要がある。自動的に接続する場合は、事前に双方で認証情報を交換し記憶しておく必要がある。
S1201でYesと判断すると、S1202で制御部321は連携設定されている情報機器130が存在するか否かを判断する。連携設定されている情報機器130が存在するか否かは、データ格納部323に記録されている連携設定されている情報機器130の機器情報を元に判断する。データ格納部323に連携設定されている情報機器130の機器情報が記録されていればYesと判断する。さらに、連携設定されている情報機器130が、接続しているサービス提供装置110が提供しているサービスを利用可能かどうかの判断を加えてもよい。前述の図4(b)の例で説明すると、接続しているサービス提供装置110が提供しているサービスを示す情報(Service_aaa)と、対応サービス417の情報が一致すればYesと判断する。さらに、通信部320を介して連携設定されている情報機器130にP2P通信で接続可能か否かの判断を加えてもよい。この場合、通信部320が情報機器130にP2P通信で接続可能であればYesと判断する。さらに、連携設定されている情報機器130がサービス提供装置110に接続可能か否かの判断を加えてもよい。この場合、制御部321は、通信部320を介して、連携設定されている情報機器130に対してサービス提供装置110のサービスに接続可能なアドレス情報を送信し、接続テストを依頼する。そして情報機器130から接続テストを行った結果として成功したと応答を受けた場合は、Yesと判断する。
S1202でYesと判断した場合、S1203に進む。Noと判断した場合、S1204に進む。S1203で、制御部321は、通信部320を介して、P2P通信で接続しているサービス提供装置110に対して、連携設定されている情報機器130の機器情報を送信する。前述の図4(b)の例で説明すると、デバイス名(412)だけ送信してもよいし、モデル名(413)などそのほかの情報も含んで送信してもよい。S1204で、制御部321は、装着型情報機器120自身でサービス提供装置110が提供しているサービスを利用可能か否か判断する。例えばサービス提供装置110がデータ転送サービスを提供しており、これを利用可能なアプリケーションが装着型情報機器120にインストールされている場合、Yesと判断する。S1204でYesと判断した場合、S1205に進む。S1205で、制御部321は、P2P通信で接続しているサービス提供装置110に対して自身の機器情報を送信する。前述の図4(a)の例で説明すると、デバイス名(402)だけ送信してもよいし、モデル名(403)などそのほかの情報も含んで送信してもよい。ただし、S1201でサービス提供装置110に接続時に自身の機器情報を送信済みの場合は、S1205で改めて送信しなくてよい場合もある。
また、P2P通信で接続しているサービス提供装置110に表示されたサービス利用画面からサービス実行指示が可能な場合、装着型情報機器120の表示・操作部322が、サービス提供装置110の画面で操作可能な旨をメッセージとして表示してもよい。図8は装着型情報機器120の表示・操作部322が表示する画面の一例である。表示・操作部322が表示する画面においてサービス提供装置110のサービスを利用する指示を行うと、サービス提供装置110の画面で操作可能な旨がメッセージ801として表示される。これは装着型情報機器120の表示領域が小さく、操作性が悪い場合に、サービス提供装置110の表示部や操作部を利用するよう促すことで、操作性を向上させる効果がある。
<サービス提供装置によるサービス実行処理>
続いて、サービス提供装置110でサービス実行処理を行うフローについて、図13を用いて説明する。
まずS1301で、サービス提供装置110の制御部311は、表示・操作部313を介して、サービス利用画面でサービス実行が指示されたか否かを判断する。前述の図7(a)の例における開始ボタン702、図7(b)の例における開始ボタン712が押下されることで、Yesと判断する。S1301でYesと判断した場合、S1302に進む。S1302では、制御部311が、表示・操作部313を介して、指示されたサービス提供先が、接続している装着型情報機器120に連携設定されている情報機器130か否かを判断する。前述の図7(a)の例ではサービス提供先701、図7(b)の例ではサービス提供先710が選択されている場合、Yesと判断する。サービス提供装置110と接続されている装着型情報機器120の機器情報と、それと連携した情報機器130の機器情報とは区別可能に取得され、保存されるので、ステップS1302において選択されたサービス提供先がいずれであるかは判定できる。S1302においてYesと判断した場合、S1303に進む。Noと判断した場合、S1310に進む。S1303で、制御部311は、通信部310を介してP2P通信で接続している装着型情報機器120に対して、装着型情報機器120に連携設定されている情報機器130へのサービス実行要求依頼を送信する。サービス実行要求依頼とは、サービスの実行要求の発行を依頼するメッセージ或いは命令等である。S1304で制御部311は、接続している装着型情報機器120からの要求に応じて、サービス提供装置110自身のサービスに接続可能なアドレス情報を送信する。このアドレス情報は装着型情報機器120を介して連携設定されている情報機器130に通知される。S1305で制御部311は、通信部310を介して接続している装着型情報機器120が連携設定されている情報機器130から、サービス実行要求を受けたか否かを判断する。S1305でYesと判断した場合、S1306に進む。Noと判断された場合、S1307に進み、キャンセル処理を行う。S1306で制御部311は情報機器130からの要求に応じてサービス実行処理を行う。例えばデータ転送サービスの場合、情報機器130からのサービス実行要求に応じて入出力部312を制御してデータを生成し、情報機器130に対して送信する。したがってこの場合にはネットワーク100を介して情報機器130とサービス提供装置110とが直接通信を行うこととなる。これはS1306のみならずS1303〜S1306における情報機器130との通信について同様である。
S1310で、制御部311は、表示・操作部313を介して、指示されたサービス提供先が、接続している装着型情報機器120か否かを判断する。前述の図7(b)の例ではサービス提供先711が選択されている場合、Yesと判断する。S1310においてYesと判断した場合、S1311に進む。Noと判断した場合、S1314に進む。S1311で、制御部311は、サービス提供装置110に通信部310を介してP2P通信で接続している装着型情報機器120に対してサービス実行要求依頼を行う。S1312で制御部311は通信部310を介して、接続している装着型情報機器120から、サービス実行要求を受けたか否かを判断する。S1312でYesと判断した場合、S1313に進む。Noと判断した場合、S1314に進む。S1313で制御部311は装着型情報機器120からのサービス実行要求に応じてサービス実行処理を行う。例えばデータ転送サービスの場合、装着型情報機器120からの要求に応じて入出力部312を制御してデータを生成し、装着型情報機器120に対して送信する。S1314はサービス提供先がそのほかの情報機器の場合であり、指定されたそのほかの情報機器に対してサービス実行処理を行う。
<装着型情報機器によるサービス実行要求>
続いて、装着型情報機器120がサービス提供装置110からのサービス実行要求依頼に応じて処理を行うフローについて、図14を用いて説明する。図14は、たとえば図13のS1303またはS1311において送信されたサービス実行要求依頼の受信に応じて実行される。
S1401で装着型情報機器120の制御部321は、通信部320を介してサービス提供装置110から、連携設定されている情報機器130へのサービス実行要求依頼を受けたか否かを判断する。S1401でYesと判断した場合、S1402に進む。Noと判断した場合、S1404に進む。S1402で制御部321は通信部320を介して、サービス提供装置110からサービス提供装置110のサービスに接続可能なアドレス情報を取得する。S1403で制御部321は取得したアドレス情報を連携設定されている情報機器130へ送信し、サービス実行要求依頼を行う。S1404で制御部321は、通信部320を介してサービス提供装置110から装着型情報機器120自身へのサービス実行要求依頼を受けたか否かを判断する。S1404でYesと判断した場合、S1405に進む。S1405で制御部321は、通信部320を介してサービス提供装置110へ接続し、サービス実行要求を送信し、実行結果を受信する。例えばデータ転送サービスの場合、サービス提供装置110に対してデータ転送サービスの実行要求を送信し、生成されたデータを取得する。
また、装着型情報機器120とサービス提供装置110との間の通信速度より、装着型情報機器120が連携設定されている情報機器130とサービス提供装置110との間の通信速度の方が早いと判断できる場合、連携先の情報機器130にサービス実行要求依頼を行ってもよい。例えば、連携先の情報機器130にサービス提供装置110から取得したアドレス情報を送信し、情報機器130からサービス提供装置110への接続可否と、通信速度を判断可能な情報を取得し、自身の通信速度と比較して判断する。連携先の情報機器130にサービス実行要求依頼を行った場合は、必要に応じて情報機器130からサービス実行結果を受け取る。これにより、サービス実行処理を効率的に行うことが可能となる。
<装着型情報機器と連携した情報機器によるサービス実行要求>
続いて、情報機器130が連携設定している装着型情報機器120からのサービス実行依頼に応じて処理を行うフローについて、図15を用いて説明する。図15は、たとえば図14のS1403において送信されたサービス実行要求依頼の受信に応じて実行される。
S1501で制御部331は、通信部330を介して連携設定している装着型情報機器120からサービス実行要求依頼を受けたか否かを判断する。S1501でYesと判断した場合、S1502に進む。S1502で制御部331は通信部330を介して連携設定している装着型情報機器120からサービス提供装置110のサービスに接続可能なアドレス情報を取得する。S1503で制御部331は取得したアドレス情報に接続し、サービス提供装置110に対してサービス実行要求を送信し、実行結果を受信する。例えばデータ転送サービスの場合、サービス提供装置110に対してデータ転送サービスの実行要求を送信し、生成されたデータを取得する。
以上で実施形態1におけるサービス提供装置110、装着型情報機器120、情報機器130、の処理のフローについての説明を終了する。
このような構成及び処理手順により、サービス提供装置により提供されるサービスを、サービス提供装置と直接接続された装着型情報機器のみならず、装着型情報機器と接続され連携している情報機器に対しても、装着型情報機器を介して提供することができる。その際に、サービス提供装置のユーザインターフェースにおいて、装着型情報機器と、それと連携する情報機器とユーザインターフェースに表示させ、その中からサービス提供先を選択することができる。そして選択されたサービス提供先に対してサービスを提供できる。このため、サービス提供機器に接続された装着型情報機器に、提供されるサービスを受けるインターフェースや能力、機能等が備わっていない場合であっても、それを備えた情報機器と連携していれば、当該情報機器によりサービス提供機器が提供するサービスを利用することができる。
さらに、サービスの実行を開始するためのユーザインターフェースはサービス提供機器により表示される。このため、ユーザインターフェースが貧弱な機器たとえば小型の表示画面しかもたない装着型情報機器からサービス提供装置を利用する場合にも、必要な情報をユーザーに提示し、誤操作の可能性を低減した状態でユーザーからの指示を受けることが可能となる。
(実施形態2)
実施形態1では、サービス提供装置110が、装着型情報機器120、もしくは情報機器130から制御される形でサービス実行処理を行う形態について説明した。すなわち、サービス提供装置110が、装着型情報機器120もしくは情報機器130からの要求に応じてサービス実行処理を行っていた。本実施形態では、サービス提供装置110自身に、主導的に装着型情報機器120、もしくは情報機器130に対するサービス実行処理を行う能力が備わっており、サービス提供装置110自身から装着型情報機器120、もしくは情報機器130に対するサービス実行処理を開始できる形態について説明する。
本実施形態における各装置、各機器のハードウェア構成、ソフトウェア構成は、実施形態1と同様である。情報機器130が装着型情報機器120を連携設定する処理のフローについて、図18を用いて説明する。
<情報機器130による連携設定処理>
S1801〜S1803は、図9におけるS901〜S903と同様である。S1804で、制御部331は、通信部330を介して連携設定の実行が指示された情報機器に接続し、連携設定処理を行う。連携設定処理は、情報機器に対してP2P通信で連携設定要求を送信し、その応答に応じて双方で認証情報を交換することにより行う。認証情報は手入力された情報や予め記録されている情報が使用される。また、連携先の情報機器から機器情報を取得し、連携先の情報機器に対して自身の機器情報を送信する。自身の機器情報はデータ格納部333に記録されている。図17(a)はデータ格納部333に記録されている情報機器130の機器情報の一例である。シリアル番号1701、デバイス名1702、モデル名1703、プラットフォーム1704、OSバージョン1705、Wi−Fiアドレス1706、Bluetoothアドレス1707、対応サービス1708、連携先ID1710は、図5(a)におけるシリアル番号501、デバイス名502、モデル名503、プラットフォーム504、OSバージョン505、Wi−Fiアドレス506、Bluetoothアドレス507、対応サービス508、連携先ID509と同様である。保存先アドレス1709は、情報機器130のデータ保存用アドレスであり、ネットワーク上で情報機器130が管理するストレージに接続するために使用されるアドレス情報である。サービス提供装置110などの外部装置からこのアドレスに対してデータを送信することで、情報機器130はそのデータを取得・管理できる。S1805で、制御部331は連携設定された情報機器の機器情報をデータ格納部333に記録する。図17(b)はデータ格納部333に記録された連携設定されている装着型情報機器120の機器情報の一例である。図17(b)についての説明は、図5(b)と同様である。
<装着型情報機器120による連携設定処理>
続いて、装着型情報機器120が情報機器130に連携設定される処理のフローについて、図19を用いて説明する。
S1901〜S1905は、図10におけるS1001〜S1005と同様である。S1906で、制御部321は、通信部320を介して情報機器130と連携設定処理を行う。連携設定処理は、情報機器130からP2P通信で送信される連携設定要求に対して応答し、双方で認証情報を交換することにより行う。認証情報は手入力された情報や予め記録されている情報が使用される。また、情報機器130から機器情報を取得し、情報機器130に対して自身の機器情報を送信する。自身の機器情報はデータ格納部323に記録されている。図16(a)はデータ格納部323に記録されている装着型情報機器120の機器情報の一例である。図16(a)についての説明は、図4(a)と同様である。S1907で、制御部321は連携設定された情報機器の機器情報をデータ格納部323に記録する。図16(b)はデータ格納部323に記録された連携設定されている情報機器130の機器情報の一例である。連携先ID1610、シリアル番号1611、デバイス名1612、モデル名1613、プラットフォーム1614、OSバージョン1615、Bluetoothアドレス1616、対応サービス1617は、図4(b)の連携先ID410、シリアル番号411、デバイス名412、モデル名413、プラットフォーム414、OSバージョン415、Bluetoothアドレス416、対応サービス417と同様である。保存先アドレス1618は、情報機器130のデータ保存用アドレスであり、ネットワーク上で情報機器130が管理するストレージに接続するために使用されるアドレス情報である。サービス提供装置110などの外部装置からこのアドレスに対してデータを送信することで、情報機器130はそのデータを取得・管理できる。
<サービス提供装置による装着型情報機器から取得した情報の表示>
続いて、サービス提供装置110がP2P通信で接続している装着型情報機器120から取得した情報をサービス利用画面に表示する処理のフローについて、図20を用いて説明する。
S2001〜S2002は、図11におけるS1101〜S1102と同様である。S2003で、制御部311は通信部310を介してP2P通信で接続している装着型情報機器120から機器情報を取得する。そして表示・操作部313による指示を行い、取得した機器情報をサービス利用画面に表示する。取得する機器情報は、装着型情報機器120の機器情報や、装着型情報機器120が連携設定されている情報機器130の機器情報となる。また各機器情報には、前述の図16(a)におけるデバイス名(1602)や、図16(b)におけるデバイス名(1612)、保存先アドレス(1618)といった情報が含まれる。
図7(a)はP2P通信で接続している装着型情報機器120が連携設定されている情報機器130の機器情報が表示されているサービス利用画面の一例である。図7(a)についての説明は、前述の通りである。図7(b)はP2P通信で接続している装着型情報機器120の機器情報と、装着型情報機器120が連携設定されている情報機器130の機器情報、が表示されているサービス利用画面の一例である。図7(b)についての説明は、前述の通りである。
また、取得した機器情報に含まれる情報を元に、その機器情報を表示するか否かを判断してもよい。例えば取得した機器情報に含まれる保存先アドレスの情報を元に、サービス提供装置110がサービス実行可能な機器情報のみを表示することも考えられる。前述の図16(b)の例で説明すると、取得した機器情報に保存先アドレス1618が含まれている場合は、サービス実行可能と判断し表示を行う。逆に保存先アドレス1618が含まれていない場合は、サービス実行不可と判断し表示を行わない。さらには取得した保存先アドレスに対して接続を試みて、接続可能な場合のみ表示を行う、といったことも考えられる。
<装着型情報機器によるサービス提供装置への接続処理>
続いて、装着型情報機器120がサービス提供装置110にP2P通信で接続する処理のフローについて、図21を用いて説明する。図21の処理は、たとえば図20のS2003で送信される機器情報の取得の要求に応じて実行される。
S2101は図12におけるS1201と同様である。S2102で制御部321は連携設定されている情報機器130が存在するか否かを判断する。連携設定されている情報機器130が存在するか否かは、データ格納部323に記録されている連携設定されている情報機器130の機器情報を元に判断する。データ格納部323に連携設定されている情報機器130の機器情報が記録されていればYesと判断する。さらに、連携設定されている情報機器130の機器情報に、サービス提供装置110のサービス実行先となる保存先アドレスが含まれているかどうかの判断を加えてもよい。図16(b)の例で説明すると、保存先アドレス1618が含まれていればYesと判断する。S2102でYesと判断した場合、S2103に進む。Noと判断した場合、S2104に進む。S2103で、制御部321は、通信部320を介して、P2P通信で接続しているサービス提供装置110に対して連携設定されている情報機器130の機器情報を送信する。機器情報には、前述の図16(b)における、デバイス名1612や、保存先アドレス1618といった情報が含まれる。
S2104で、制御部321は、装着型情報機器120自身にサービス提供先となる保存先アドレスがあるか否かを判断する。図16(c)はデータ格納部323に記録されている保存先アドレスを含む装着型情報機器120の機器情報の一例である。図16(c)におけるシリアル番号1620、デバイス名1621、モデル名1622、プラットフォーム1623、OSバージョン1624、Wi−Fiアドレス1625、Bluetoothアドレス1626、連携先ID1628は、図16(a)におけるシリアル番号1601、デバイス名1602、モデル名1603、プラットフォーム1604、OSバージョン1605、Wi−Fiアドレス1606、Bluetoothアドレス1607、連携先ID1608と同様である。保存先アドレス1627は図16(b)における保存先アドレス1618と同様である。S2104では、この保存先アドレス1627が含まれていればYesと判断する。S2105で、制御部321は、P2P通信で接続しているサービス提供装置110に対して自身の機器情報を送信する。図16(c)の例で説明すると、デバイス名1621、保存先アドレス1627といった情報が含まれて送信される。ただし、S2101でサービス提供装置110に接続時に自身の機器情報を送信済みの場合は、S2105で改めて送信しなくてよい場合もある。
<サービス提供装置によるサービス実行処理>
続いて、サービス提供装置110でサービス実行処理を行うフローについて、図22を用いて説明する。
S2201は図13におけるS1301と同様である。S2202で、制御部311は、サービス提供装置110自身に装着型情報機器120、もしくは情報機器130に対するサービス実行処理を行う能力が備わっており、かつ指示されたサービス提供先の機器情報にサービス提供先となる保存先アドレスが含まれているか否かを判断する。S2202でYesと判断した場合、S2203に進む。Noと判断した場合、S2210に進む。S2203で、制御部311は、指示されたサービス提供先の保存先アドレスに対してサービス実行処理を行う。例えば提供するサービスがデータ転送サービスの場合、サービス提供装置自身の設定に従い入出力部312を制御してデータを生成し、通信部310を介して提供先の保存先アドレスに対して送信する。したがってS2203では、保存先アドレスとして指定されたデバイスに対して直接的にデータを送信することとなる。S2210では、制御部311は、サービス提供装置110自身に装着型情報機器120、もしくは情報機器130に対するサービス実行処理を行う能力が備わっていないか、あるいは指示されたサービス提供先の機器情報に保存先アドレスが含まれていないか否かを判断する。S2210でYesと判断した場合、S2211に進む。S2211〜S2214は、図13におけるS1303〜S1307、あるいはS1311〜S1313と同様である。なお、S2210への分岐に代えて、図13のS1302へ分岐してもよい。また、S2211またはS1303またはS1311により送信されたサービス実行要求依頼を受信した装着型情報機器120は図14の手順で、情報機器130は図15の手順で、サービス実行要求をサービス提供装置110へと送信する。
以上で実施形態2におけるサービス提供装置110、装着型情報機器120、情報機器130、の処理のフローについての説明を終了する。
以上の構成及び手順によって、本実施形態によれば、サービス提供装置110自身によりサービスを実行可能であれば、情報機器等による制御がなくともサービスの実行を開始できる。その際に、指定された機器を対象としてサービスを提供する。たとえば、画像読取サービスなどにおいて、送信先のアドレス等が予め指定されていれば、読み取った画像データを指定され記憶場所に送信するなど、いわゆるプッシュ型でのサービスが可能となる。さらに、指定されたサービス提供先はサービス提供装置と接続された装着型情報機器であっても、装着型情報機器と連携する情報機器であってもよく、いずれに対してもサービスを提供できる。
さらに、実施形態1と同様に、サービスの実行を開始するためのユーザインターフェースはサービス提供機器により表示される。このため、ユーザインターフェースが貧弱な機器たとえば小型の表示画面しかもたない装着型情報機器からサービス提供装置を利用する場合にも、必要な情報をユーザーに提示し、誤操作の可能性を低減した状態でユーザーからの指示を受けることが可能となる。
[その他の実施例]
上記実施形態では、サービス提供装置110は独立したひとつのデバイスとして説明したが、機器に組み込まれたソフトウェアのサーバーモジュールであってもよい。例えば汎用的なサーバーモジュールを様々な機器に組み込むことでも、それらの機器をサービス提供装置110とし利用でき、上記実施形態のシステムを実現することができる。
さらに本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:ネットワーク、110:サービス提供装置、120:装着型情報機器、130:情報機器

Claims (17)

  1. サービスを提供する情報処理装置と、ユーザーが携帯する携帯型端末と、該携帯型端末とペアリング済みのペアリング済み端末と、を含むシステムであって、
    前記情報処理装置は、所定の無線通信による通信対象として前記携帯型端末を検出した際に、当該情報処理装置の情報を、前記携帯型端末に送信する第1送信手段を有し、
    前記携帯型端末は、前記情報処理装置から受信した前記情報処理装置の情報を、前記ペアリング済み端末に送信する第2送信手段を有し、
    前記ペアリング済み端末は、前記携帯型端末から受信した前記情報処理装置の情報を用いて、該情報処理装置に対して前記サービスの要求を送信する要求手段を有することを特徴とするシステム。
  2. 前記情報処理装置は、
    前記携帯型端末から前記ペアリング済み端末の情報を受信する受信手段と、
    前記サービスの要求を受信した際に、該要求の要求元が前記携帯型端末から受信した前記ペアリング済み端末の情報に対応する場合に、前記サービスを実行する実行手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記所定の無線通信は、Bluetooth(登録商標) Low Energyによる通信であることを特徴とする請求項1または2に記載のシステム。
  4. 前記情報処理装置には、画像形成装置、身体情報測定装置、自動車の少なくともいずれかが含まれることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のシステム。
  5. ユーザーが携帯する携帯型端末であって、
    前記携帯型端末とペアリング済みのペアリング済み端末の情報を格納する格納手段と、
    前記携帯型端末がサービスを提供する情報処理装置に所定の無線通信による通信対象として検出された際に当該情報処理装置から受信した当該情報処理装置の情報を、前記ペアリング済み端末に送信する送信手段と、を有し、
    前記ペアリング済み端末では、前記携帯型端末から受信した前記情報処理装置の情報を用いて、該情報処理装置に対して前記サービスの要求が送信されることを特徴とする携帯型端末。
  6. 前記所定の無線通信は、Bluetooth(登録商標) Low Energyによる通信であることを特徴とする請求項5に記載の携帯型端末。
  7. 前記情報処理装置には、画像形成装置、身体情報測定装置、自動車の少なくともいずれかが含まれることを特徴とする請求項5または6に記載の携帯型端末。
  8. サービスを提供する情報処理装置と、ユーザーが携帯する携帯型端末と、該携帯型端末とペアリング済みのペアリング済み端末と、を含むシステムにおける制御方法であって、
    前記情報処理装置が、所定の無線通信による通信対象として前記携帯型端末を検出した際に、当該情報処理装置の情報を、前記携帯型端末に送信し、
    前記携帯型端末が、前記情報処理装置から受信した前記情報処理装置の情報を、前記ペアリング済み端末に送信し、
    前記ペアリング済み端末が、前記携帯型端末から受信した前記情報処理装置の情報を用いて、該情報処理装置に対して前記サービスの要求を送信することを特徴とする制御方法。
  9. 前記情報処理装置が、
    前記携帯型端末から前記ペアリング済み端末の情報を受信し、
    前記サービスの要求を受信した際に、該要求の要求元が前記携帯型端末から受信した前記ペアリング済み端末の情報に対応する場合に、前記サービスを実行する
    ことを特徴とする請求項8に記載の制御方法。
  10. 前記所定の無線通信は、Bluetooth(登録商標) Low Energyによる通信であることを特徴とする請求項8または9に記載の制御方法。
  11. 前記情報処理装置には、画像形成装置、身体情報測定装置、自動車の少なくともいずれかが含まれることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか一項に記載の制御方法。
  12. ユーザーが携帯する携帯型端末における制御方法であって、
    前記携帯型端末の格納手段に、前記携帯型端末とペアリング済みのペアリング済み端末の情報を格納し、
    前記携帯型端末がサービスを提供する情報処理装置に所定の無線通信による通信対象として検出された際に当該情報処理装置から受信した当該情報処理装置の情報を、前記ペアリング済み端末に送信し、
    前記ペアリング済み端末では、前記携帯型端末から受信した前記情報処理装置の情報を用いて、該情報処理装置に対して前記サービスの要求が送信されることを特徴とする制御方法。
  13. 前記所定の無線通信は、Bluetooth(登録商標) Low Energyによる通信であることを特徴とする請求項12に記載の制御方法。
  14. 前記情報処理装置には、画像形成装置、身体情報測定装置、自動車の少なくともいずれかが含まれることを特徴とする請求項12または13に記載の制御方法。
  15. ユーザーが携帯する携帯型端末としてのコンピュータを、
    前記携帯型端末とペアリング済みのペアリング済み端末の情報を格納する格納手段と、
    前記携帯型端末がサービスを提供する情報処理装置に所定の無線通信による通信対象として検出された際に当該情報処理装置から受信した当該情報処理装置の情報を、前記ペアリング済み端末に送信する送信手段と、
    して機能させるためのプログラムであって、
    前記ペアリング済み端末では、前記携帯型端末から受信した前記情報処理装置の情報を用いて、該情報処理装置に対して前記サービスの要求が送信されることを特徴とするプログラム。
  16. 前記所定の無線通信は、Bluetooth(登録商標) Low Energyによる通信であることを特徴とする請求項15に記載のプログラム。
  17. 前記情報処理装置には、画像形成装置、身体情報測定装置、自動車の少なくともいずれかが含まれることを特徴とする請求項15または16に記載のプログラム。
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