JP2018080950A - 粘度計及び粘度計測方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】構造や粘度の算出式をより簡単に、かつ、粘度による測定誤差の変動をより少なくすることが可能な粘度計及び粘度計測方法を提供すること。【解決手段】粘度計10は、モータ11が配された本体12と、モータ11と接続されて回動中心軸線Cを有した第一円板13と、第一円板13と回動中心軸線Cを共有する第二円板15と、第一円板13と第二円板15とを接続するバネ材16と、第二円板15と接続されて流動性検体と接触する計測体17と、回動中心軸線Cから離間して第一円板13に配された第一磁石18と、回動中心軸線Cから離間して第二円板15に配された第二磁石20と、第一磁石18の回動軌跡上の少なくとも1点に対向して本体12に固定して配された第一ホールIC21と、第二磁石20の回動軌跡上の少なくとも1点に対向して本体12に固定して配された第二ホールIC22と、流動性検体の粘度を算出する制御部23と、を備えている。【選択図】図1
Description
本発明は、粘度計及び粘度計測方法に関する。
例えば、高齢者に多くみられる嚥下障害者に対しては、高齢者を介護する家庭、施設等において、その症状に適した粘度の流動性食品を提供する必要があり、そのために、調理の際に、流動性食品を提供することが多い。このようなときに、食品に適切な流動性が確保されているかどうかを確認するために、流動性食品の粘度を測定することがある。
この際、粘度を手軽に計測するために持ち運びが可能な携帯型の粘度計が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この携帯粘度計によれば、粘度の測定対象となる流動性食品を流動性検体として円錐体18と平板部材19との間に充填し、流動性検体の粘度を測定する。測定に際しては、モータ11を駆動して駆動軸12を回転させると、円板13に流動性検体による抵抗が加わることによって、円板13と、この円板13とスプリング25によって接続された円板14と、の間に発生する回転遅れ角度を、ホールIC44に対する磁石43の変位距離δで検出する。
上記従来の粘度計では、円板14の上面における所定の箇所に、第1の撓み検出要素としての磁石43が上方に向けて配設され、円板13の下面における磁石43と対応する箇所に、第2の撓み検出要素としてのホールIC44が取り付けられている。そして、これら一対の磁石43及びホールIC44間の変位距離δ(スプリング25の撓み)に応じて出力されるホールIC44のセンサ出力は、駆動軸12に取り付けられたスリップリング46及びブラシ47を介して取り出されている。
そのため、駆動軸12近傍の構造がスリップリング46及びブラシ47によって複雑になるだけでなく、これらが経年劣化するにつれて、センサ出力が変化してしまうおそれがある。
また、ホールIC44に対する磁石43の変位距離δが大きく変化するほど、ホールIC44のセンサ出力である電圧は低くなる。そのため、流動性検体の粘度が高くなるにつれて磁石43とホールIC44との変位距離δが大きくなり、出力値としての電圧が低いところで粘度を算出しなければならず、計測誤差が大きくなってしまう。しかも粘度を算出する際、ホールIC44の出力電圧が非線形に変化することを考慮する必要があるだけでなく、スプリング25の弾性係数なども含めた複雑な算出式が必要になってしまう。
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、構造や粘度の算出式をより簡単に、かつ、粘度による測定誤差の変動をより少なくすることが可能な粘度計及び粘度計測方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明に係る粘度計は、駆動部が配された本体と、回動中心軸線を有して前記駆動部と接続された第一回動体と、該第一回動体と前記回動中心軸線を共有する第二回動体と、前記第一回動体と前記第二回動体とを接続する弾性体と、前記第二回動体と接続されて流動性検体と接触する計測体と、前記回動中心軸線から離間して前記第一回動体に配された第一指標と、前記回動中心軸線から離間して前記第二回動体に配された第二指標と、前記第一指標の回動軌跡上の少なくとも1点に対向して前記本体に固定して配された第一検出部と、前記第二指標の回動軌跡上の少なくとも1点に対向して前記本体に固定して配された第二検出部と、前記第一検出部及び前記第二検出部からの出力に基づき前記流動性検体の粘度を算出する制御部と、を備えている。
本発明に係る粘度計は、駆動部が配された本体と、回動中心軸線を有して前記駆動部と接続された第一回動体と、該第一回動体と前記回動中心軸線を共有する第二回動体と、前記第一回動体と前記第二回動体とを接続する弾性体と、前記第二回動体と接続されて流動性検体と接触する計測体と、前記回動中心軸線から離間して前記第一回動体に配された第一指標と、前記回動中心軸線から離間して前記第二回動体に配された第二指標と、前記第一指標の回動軌跡上の少なくとも1点に対向して前記本体に固定して配された第一検出部と、前記第二指標の回動軌跡上の少なくとも1点に対向して前記本体に固定して配された第二検出部と、前記第一検出部及び前記第二検出部からの出力に基づき前記流動性検体の粘度を算出する制御部と、を備えている。
また、本発明に係る粘度計は、さらに、前記流動性検体の粘度が0のとき、前記第一指標が前記第一検出部と対向すると同時に前記第二指標が前記第二検出部と対向する位置に、前記第一指標、前記第一検出部、前記第二指標、及び前記第二検出部がそれぞれ配される。
さらに、本発明に係る粘度計は、前記制御部が、前記第一指標と前記第一検出部とが対向するときの前記第一検出部の出力の最大値近傍の値を、及び、前記第二指標と前記第二検出部とが対向するときの前記第二検出部の出力の最大値近傍の値を、それぞれ一定値に整形する整形部を備える。
また、本発明に係る粘度計測方法は、回動中心軸線を中心に第一指標が配された第一回動体を回動する第一回動ステップと、該第一回動体に従動させて前記回動中心軸線を中心に第二指標が配された第二回動体を回動させる第二回動ステップと、前記第一指標の回動軌跡上の少なくとも1点に対向して固定して配された第一検出部を前記第一指標が通過するときの前記第一検出部の出力と、前記第二指標の回動軌跡上の少なくとも1点に対向して固定して配された第二検出部を前記第二指標が通過するときの前記第一検出部の出力と、の時間差から流動性検体の粘度を算出する算出ステップと、を備える。
本発明によれば、構造や粘度の算出式をより簡単に、かつ、粘度による測定誤差の変動をより少なくすることができる。
本発明に係る一実施形態について、図1から図6を参照して説明する。
本実施形態に係る粘度計10は、図1から図3に示すように、モータ(駆動部)11が配された本体12と、モータ11と接続された第一円板(第一回動体)13と、第一円板13と回動中心軸線Cを共有する第二円板(第二回動体)15と、第一円板13と第二円板15とを接続するバネ材(弾性体)16と、第二円板15と接続されて不図示の流動性検体と接触する計測体17と、回動中心軸線Cから離間して第一円板13に配された第一磁石(第一指標)18と、回動中心軸線Cから離間して第二円板15に配された第二磁石(第二指標)20と、第一磁石18の回動軌跡上の少なくとも1点に対向して本体12に固定して配された第一ホールIC(第一検出部)21と、第二磁石20の回動軌跡上の少なくとも1点に対向して本体12に固定して配された第二ホールIC(第二検出部)22と、第一ホールIC21及び第二ホールIC22からの出力に基づき流動性検体の粘度を算出する制御部23と、を備えている。
本実施形態に係る粘度計10は、図1から図3に示すように、モータ(駆動部)11が配された本体12と、モータ11と接続された第一円板(第一回動体)13と、第一円板13と回動中心軸線Cを共有する第二円板(第二回動体)15と、第一円板13と第二円板15とを接続するバネ材(弾性体)16と、第二円板15と接続されて不図示の流動性検体と接触する計測体17と、回動中心軸線Cから離間して第一円板13に配された第一磁石(第一指標)18と、回動中心軸線Cから離間して第二円板15に配された第二磁石(第二指標)20と、第一磁石18の回動軌跡上の少なくとも1点に対向して本体12に固定して配された第一ホールIC(第一検出部)21と、第二磁石20の回動軌跡上の少なくとも1点に対向して本体12に固定して配された第二ホールIC(第二検出部)22と、第一ホールIC21及び第二ホールIC22からの出力に基づき流動性検体の粘度を算出する制御部23と、を備えている。
本体12は、ベース部25と、第一円板13と第二円板15とを回動自在に支持する支持体26と、流動性検体が載置される検査台27と、検査台27に対して支持体26を接離させる駆動機構28と、計測体17と検査台27との距離を調節する調節部30と、を備えている。計測体17は、検査台27と対向する部分が円錐状に形成されている。一方、検査台27の表面は平面状に形成されている。流動性検体は、計測体17と検査台27との隙間を埋めるように充填される。駆動機構28は、直線状のガイドレール31と、支持体26が接続されたベアリング部32と、を備えている。調節部30は、マイクロメータのシンブル部分からなり、ベース部25に対して固定されて配される。
モータ11と第一円板13とは、回動中心軸線Cに沿ってのびる駆動軸33を介して接続されている。第二円板15は第一円板13と対向するとともに所定の距離に離間して配されている。バネ材16は、一端が第一円板13と接続され、他端が第二円板15と接続されて第一円板13と第二円板15との間に直線状に延在されている。計測体17は、回動軸35を介して第二円板15と接続されている。
第一磁石18は、第一円板13の周端近傍に配されている。第二磁石20は、第二円板15の周端近傍に配されている。そして、第一ホールIC21と第一磁石18とが対向すると同時に第二ホールIC22と第二磁石20とが対向するように、第一ホールIC21、第一磁石18、第二磁石20、第二ホールIC22が、この順に直線上に並んで配されている。
ここで、第一ホールIC21と第一磁石18とが対向する前後で第一ホールIC21のセンサ出力である電圧は、図4(a)に示すように変化する。すなわち、両者が対向するときの電圧が最も高く、当該位置から離れるほど電圧が低くなる。第二ホールIC22と第二磁石20との関係も同様である。粘度は、例えば図4に示すような、第一ホールIC21と第二ホールIC22との出力の時間差と粘度との関係を示すマッピング図に基づき、粘度が算出される。なお、磁石とホールICとの隙間が大きいほど電圧は低く、隙間が小さいほど電圧は高くなる。そのため、両者の隙間ができるだけ小さくなるように第一円板13と第二円板15とが配設される。
制御部23は、本体12の内部に配され、図3に示すように、演算処理部36と、記憶部37と、を備えている。演算処理部36が、第一ホールIC21及び第二ホールIC22からの出力を整形する整形部38と、この出力に基づいて流動性検体の粘度を算出する粘度算出処理部40と、として機能する。記憶部37には、粘度の算出結果やマッピング図が格納される。
次に、本実施形態に係る粘度計10及び粘度計測方法について説明する。
この粘度計測方法は、図5に示すように、各種ステップに分かれている。
まず、計測準備ステップ(S0)として、マッピング図を作成する。そのため、まず、流動性検体のない状態でモータ11を駆動して第一円板13を回動中心軸線Cまわりに回動させる。
この粘度計測方法は、図5に示すように、各種ステップに分かれている。
まず、計測準備ステップ(S0)として、マッピング図を作成する。そのため、まず、流動性検体のない状態でモータ11を駆動して第一円板13を回動中心軸線Cまわりに回動させる。
このとき、第一ホールIC21の出力は、第一磁石18と対向したときが最大値となるように図4(a)に示すように変化する。そこで、整形部38は、出力が最大となるときの時間を0としてその前後Δ時間のときの出力P(最大出力値Pmaxよりも小さい出力)以上の出力を一定値Pとして、図4(b)に示すような出力に整形する処理を行う。
また、バネ材16によって第二円板15も第一円板13に従動して回動中心軸線Cまわりに回動する。このとき、第二ホールIC22の出力も第一ホールIC21と同様に変化する。そこで、整形部38は、第二ホールIC22の出力についても第一ホールIC21と同様の処理を行う。
そして、第一ホールIC21の出力がPに達する時間と、第二ホールIC22の出力がPに達する時間との時間差を流動性検体の粘度が0(=μ0)のときの時間差T0としてマッピングする。
次に、予め粘度μ1が明らかな流動性検体Q1を検査台27に載置して、調節部30のシンブル部分を所定長さ分出没させて支持体26を移動することによって、計測体17と検査台27との隙間を所定の距離に設定する。そして、モータ11を駆動して第一円板13を回動中心軸線Cまわりに回動させる。
ここで、流動性検体Q1の抵抗により第二円板15に生じるトルクによってバネ材16が弾性変形するので、第二円板15は第一円板13よりも遅れて回動し始める。すなわち、第一ホールIC21の出力がPに達する時間と、第二ホールIC22の出力がPに達する時間との間に差が生じる。このときの時間差T1と流動性検体Q1の粘度μ1との関係をマッピングし、図6に示すように、粘度0のときの点と粘度μ1のときの点とを直線でつないで線形の算出式を作成して記憶部37に格納する。
計測準備ができたところで、実際の粘度計測を行う。
まず、計測準備のため、計測準備ステップ(S0)と同様に、流動性検体を検査台27に載置して、計測体17と検査台27との隙間を所定の距離に設定する。
まず、計測準備のため、計測準備ステップ(S0)と同様に、流動性検体を検査台27に載置して、計測体17と検査台27との隙間を所定の距離に設定する。
次に、第一回動ステップ(S01)に移行して、回動中心軸線Cを中心に第一磁石18が配された第一円板13を回動する。続いて、第二回動ステップ(S02)に移行して、第一円板13に従動させて回動中心軸線Cを中心に第二磁石20が配された第二円板15を回動させる。このとき、第二円板15は、バネ材16の弾性変形によって第一円板13に追従して回動する一方、流動性検体の粘性が抵抗となって第一円板13よりも遅れて回動を始める。
算出ステップ(S03)では、第一磁石18が第一ホールIC21を通過するとき第一ホールIC21の出力と、第二磁石20が第二ホールIC22を通過するときの第一ホールIC21の出力と、の時間差から流動性検体の粘度を算出する。
すなわち、粘度算出処理部40は、第一円板13及び第二円板15の回動が定常状態となった後、第一ホールIC21の出力がPとなったときの時間と第二ホールIC22の出力がPとなったときの時間との時間差Tを算出する。続いて、記憶部37内の算出式を呼び出し、Tと関連する粘度μを算出する。こうして得られた粘度μを不図示の表示部に表示する。
この粘度計10及び粘度計測方法によれば、電源供給やデータ出力が行われる第一ホールIC21及び第二ホールIC22が、回動しない本体12にともに配されている。そのため、従来のようなスリップリングを不要にでき、モータ11近傍の電気的な構成を簡易なものにすることができる。
また、粘度を算出する際、第一磁石18が第一ホールIC21を通過するとき第一ホールIC21の出力と、第二磁石20が第二ホールIC22を通過するときの第一ホールIC21の出力と、の時間差から流動性検体の粘度を算出する。そのため、従来よりも粘度算出式を簡略化することができる。しかも、第一磁石18が第一ホールIC21を通過するとき第一ホールIC21の出力と、第二磁石20が第二ホールIC22を通過するときの第一ホールIC21の出力と、の時間差の大小にかかわらず、粘度を正確に算出することができる。
特に、流動性検体の粘度が0のとき、第一磁石18が第一ホールIC21と対向すると同時に第二磁石20が第二ホールIC22と対向する。すなわち、時間遅れと粘度との関連を示す粘度算出式を原点から直線状にのびる線形の式で表すことができる。
また、整形部38が第一ホールIC21及び第二ホールIC22の各出力の最大値近傍の値を一定にする。そのため、第一磁石18が第一ホールIC21を通過するときの第一ホールIC21の出力と、第二磁石20が第二ホールIC22を通過するときの第一ホールIC21の出力と、の時間差を1点ではなく一定の範囲で把握することができる。そのため、計測誤差をより小さくすることができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、第一磁石18及び第一ホールIC21と、第二磁石20及び第二ホールIC22と、の組み合わせとしているが、これに限らず、反射型フォトセンサ等のその他の非接触型のセンサや接触型のセンサを組み合わせたものであっても構わない。
例えば、上記実施形態では、第一磁石18及び第一ホールIC21と、第二磁石20及び第二ホールIC22と、の組み合わせとしているが、これに限らず、反射型フォトセンサ等のその他の非接触型のセンサや接触型のセンサを組み合わせたものであっても構わない。
また、第一円板13と第二円板15とはバネ材16を介して接続されているとしているが、これに限らず、他に弾性変形するものであってもよく、捩じれによって従動させるものであっても構わない。
10 粘度計
11 モータ(駆動部)
12 本体
13 第一円板(第一回動体)
15 第二円板(第二回動体)
16 バネ材(弾性体)
17 計測体
18 第一磁石(第一指標)
20 第二磁石(第二指標)
21 第一ホールIC(第一検出部)
22 第二ホールIC(第二検出部)
23 制御部
38 整形部
C 回動中心軸線
11 モータ(駆動部)
12 本体
13 第一円板(第一回動体)
15 第二円板(第二回動体)
16 バネ材(弾性体)
17 計測体
18 第一磁石(第一指標)
20 第二磁石(第二指標)
21 第一ホールIC(第一検出部)
22 第二ホールIC(第二検出部)
23 制御部
38 整形部
C 回動中心軸線
算出ステップ(S03)では、第一磁石18が第一ホールIC21を通過するとき第一ホールIC21の出力と、第二磁石20が第二ホールIC22を通過するときの第二ホールIC22の出力と、の時間差から流動性検体の粘度を算出する。
また、粘度を算出する際、第一磁石18が第一ホールIC21を通過するとき第一ホールIC21の出力と、第二磁石20が第二ホールIC22を通過するときの第二ホールIC22の出力と、の時間差から流動性検体の粘度を算出する。そのため、従来よりも粘度算出式を簡略化することができる。しかも、第一磁石18が第一ホールIC21を通過するとき第一ホールIC21の出力と、第二磁石20が第二ホールIC22を通過するときの第二ホールIC22の出力と、の時間差の大小にかかわらず、粘度を正確に算出することができる。
また、整形部38が第一ホールIC21及び第二ホールIC22の各出力の最大値近傍の値を一定にする。そのため、第一磁石18が第一ホールIC21を通過するときの第一ホールIC21の出力と、第二磁石20が第二ホールIC22を通過するときの第二ホールIC22の出力と、の時間差を1点ではなく一定の範囲で把握することができる。そのため、計測誤差をより小さくすることができる。
Claims (4)
- 駆動部が配された本体と、
回動中心軸線を有して前記駆動部と接続された第一回動体と、
該第一回動体と前記回動中心軸線を共有する第二回動体と、
前記第一回動体と前記第二回動体とを接続する弾性体と、
前記第二回動体と接続されて流動性検体と接触する計測体と、
前記回動中心軸線から離間して前記第一回動体に配された第一指標と、
前記回動中心軸線から離間して前記第二回動体に配された第二指標と、
前記第一指標の回動軌跡上の少なくとも1点に対向して前記本体に固定して配された第一検出部と、
前記第二指標の回動軌跡上の少なくとも1点に対向して前記本体に固定して配された第二検出部と、
前記第一検出部及び前記第二検出部からの出力に基づき前記流動性検体の粘度を算出する制御部と、
を備えた粘度計。 - 前記流動性検体の粘度が0のとき、前記第一指標が前記第一検出部と対向すると同時に前記第二指標が前記第二検出部と対向する位置に、前記第一指標、前記第一検出部、前記第二指標、及び前記第二検出部がそれぞれ配される請求項1に記載の粘度計。
- 前記制御部が、前記第一指標と前記第一検出部とが対向するときの前記第一検出部の出力の最大値近傍の値を、及び、前記第二指標と前記第二検出部とが対向するときの前記第二検出部の出力の最大値近傍の値を、それぞれ一定値に整形する整形部を備える請求項1又は2に記載の粘度計。
- 回動中心軸線を中心に第一指標が配された第一回動体を回動する第一回動ステップと、
該第一回動体に従動させて前記回動中心軸線を中心に第二指標が配された第二回動体を回動させる第二回動ステップと、
前記第一指標の回動軌跡上の少なくとも1点に対向して固定して配された第一検出部を前記第一指標が通過するときの前記第一検出部の出力と、前記第二指標の回動軌跡上の少なくとも1点に対向して固定して配された第二検出部を前記第二指標が通過するときの前記第一検出部の出力と、の時間差から流動性検体の粘度を算出する算出ステップと、
を備える粘度計測方法。
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20180507 |