JP2018079177A - 遊技機 - Google Patents

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安部 浩司
Koji Abe
浩司 安部
奨 安間
Susumu Yasuma
奨 安間
優祐 安藤
Yusuke Ando
優祐 安藤
鈴木 弘一
Koichi Suzuki
弘一 鈴木
匡毅 大迫
Kunitake Osako
匡毅 大迫
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Abstract

【課題】画像表示手段に表示されている保留情報を遊技者が誤認しない表示制御を行い得る遊技機を提供する。【解決手段】所定条件の成立により遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を行う判定手段(43)と、この判定の保留情報を記憶可能な記憶手段(42)と、この判定の結果に基づいた演出を表示可能な画像表示手段(21)と、画像表示手段(21)の前側において可動に設けられた可動部(22/23/24)と、記憶手段(42)に記憶されている判定情報の数を含む保留情報(90)を、画像表示手段(21)の保留表示領域(21d) に表示させる保留表示制御手段(74)とを備え、保留表示制御手段(74)は、可動部(22/23/24)が第1パターンで作動する場合、その作動前に、保留表示領域(21d) に表示させている保留情報(90)を全て消去させる。【選択図】 図25

Description

本発明は遊技機に関し、特に画像表示手段(保留情報)の表示制御に関する。
パチンコ遊技機において、遊技球が流下可能な遊技領域に始動口と大入賞口が設けられた機種では、遊技球が始動口に入賞して取得された判定情報が保留記憶部に記憶され、この保留記憶部に記憶された判定情報に基づいて大当り判定が行われ、その大当り判定に用いられた判定情報は保留記憶部から消去される。「大当り」と判定されると、通常は閉塞している大入賞口を開放する特別遊技が行われ、そこで、遊技者は多数の遊技球を大入賞口に入賞させて、相当数の遊技球を獲得することができる。
一方、大当り判定の結果に基づいて、当該判定の結果が最終的に報知されるまでの間に、遊技演出が画像表示器やスピーカ等の演出装置により実行され、この遊技演出によって遊技性並びに遊技興趣が高められる。近年、演出装置として、可動役物を画像表示器の前側において可動に設けた機種が広く実用化されており、この可動役物が、特定の遊技演出(大当り期待度が高い演出等)の一環として作動し、演出効果を高めることができる。
ところで、保留記憶部には複数(例えば、最大で4個)の判定情報(大当り判定の保留情報)を記憶可能であり、一般に、画像表示器には、保留記憶部に記憶されている判定情報の数;所謂保留数と相当数の保留図柄が表示され、つまり、遊技者は、画像表示器に表示された保留図柄を見て、保留数を知ることができる(例えば、特許文献1)。
特開2016−73696号公報
可動役物を画像表示器の前側において可動に設けた遊技機では、その可動役物の作動により、画像表示器に表示された保留図柄の数、つまり記憶されている判定情報の数(保留数)を遊技者が誤認する虞がある。
本発明の目的は、画像表示手段に表示されている保留情報を遊技者が誤認しない表示制御を行い得る遊技機を提供することである。
第1の発明は、所定条件の成立により遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を行う判定手段(43)と、前記判定の保留情報を記憶可能な記憶手段(42)と、前記判定の結果に基づいた演出を表示可能な画像表示手段(21)と、この画像表示手段(21)の前側において可動に設けられた可動部(22/23/24)とを備えた遊技機(1) において、前記記憶手段(42)に記憶されている前記保留情報(90)を、前記画像表示手段(21)の所定の保留表示領域(21d) に表示させる保留表示制御手段(74)を備え、前記保留表示制御手段(74)は、前記可動部(22/23/24)が所定の第1パターンで作動する場合、その作動前に、前記保留表示領域(21d) に表示させている前記保留情報(90)を消去させることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、前記保留表示制御手段(74)は、前記可動部(22/23/24)が前記第1パターンと異なる第2パターンで作動する場合には、前記保留表示領域(21d) に表示させている前記保留情報を消去させないことを特徴とする。
本発明においては、次の構成を採用可能である。
前記保留表示制御手段(74)は、前記可動部(22/23/24)が前記保留表示領域(21d) の一部又は全部を隠すように作動する場合、その作動前に、前記保留表示領域(21d) に表示させている前記保留情報(90)を全て消去させる。
前記保留表示制御手段(74)は、前記判定手段(43)による判定に使用された判定情報に対応する当該情報(91)を、当該判定の結果が最終的に報知されるまでの間、前記画像表示手段(21)の所定の当該表示領域(21e) に表示させ、前記可動部(22/23/24)が前記当該表示領域(21e) の一部又は全部を隠すように作動する場合、その作動前に、前記当該表示領域(21e) に表示させている前記当該情報(91)を消去させる。
前記保留表示制御手段(74)は、前記保留表示領域(21d) に表示させている前記保留情報(90)を全て消去させるとき、つまり、前記可動部(22/23/24)が前記保留表示領域(21d) の一部又は全部を隠すように作動する場合、前記可動部(22/23/24)が前記当該表示領域(21e) の一部又は全部を隠すか否かに関わらず、その作動前に、前記当該表示領域(21e) に表示させている前記当該情報(91)を消去させる。
前記保留表示制御手段(74)は、前記当該表示領域(21e) に表示させている前記当該情報(91)を消去させるとき、つまり、前記可動部(22/23/24)が前記当該表示領域(21e) の一部又は全部を隠すように作動する場合、前記可動部(22/23/24)が前記保留表示領域(21d) の一部又は全部を隠すか否かに関わらず、その作動前に、前記保留表示領域(21d) に表示させている前記保留情報(91)を消去させる。
前記保留表示制御手段(72)は、前記可動部(22/23/24)の作動により、前記保留表示領域(21d) から前記保留情報(90)の表示を消去させているとき、前記画像表示手段(21)のうち前記可動部(22/23/24)により隠されない第2の保留表示領域(21f) に、前記保留情報(92)を表示させる。この場合、前記第2の保留表示領域(21f) には、前記保留表示領域(21d) に表示させる前記保留情報(90)の表示態様と異なる表示態様で前記保留情報(92)を表示させる。
前記判定手段(43)による判定の結果に基づいて、前記画像表示手段(21)の所定の演出図柄表示領域(21a) に複数の演出図柄を変動表示させてから、当該判定の結果を示す組み合わせ図柄態様で停止表示させる演出図柄制御手段(71a) を備える。そして、前記演出図柄制御手段(71a) は、前記可動部(22/23/24)が前記演出図柄表示領域(21a) の一部又は全部を隠すように作動する場合、その作動前に、前記演出図柄表示領域(21a) に表示させている前記複数の演出図柄の全部を消去させる。
前記画像表示手段(21)の所定の特定図柄表示領域(21c) に、少なくとも前記複数の演出図柄の変動と同期して変動する特定図柄を表示させる特定図柄制御手段(71b) を備える。そして、前記特定図柄制御手段(71b) は、演出図柄制御手段(71a) により前記複数の演出図柄が消去される場合でも、前記特定図柄の表示を継続して行う。
本発明によれば、画像表示手段に表示されている保留情報を遊技者が誤認しない表示制御を行うことができる。
本発明の実施例に係る遊技機の正面図である。 遊技機の制御系のブロック図である。 始動口装置の断面図である。 可動役物の作動を示す図である。 第1状態表示器の正面図である。 第2状態表示器の正面図である。 遊技機の機能ブロック図である。 大当り判定テーブルを示す図表である。 図柄判定テーブルを示す図表である。 複数の変動パターンを示す図表である。 特別遊技中の大入賞口の開放パターンと特別遊技終了後の遊技状態等を示す図表である。 第2始動口作動テーブルを示す図表である。 当り図柄の選択率と補助遊技中の第2始動口開放パターンを示す図表である。 複数の遊技状態とそれらの設定内容を示す図表である。 各種コマンドの出力を示すタイムチャートである。 (a)が複数の図柄変動演出、(b)が複数の特別遊技演出、(c)が複数のエンディング演出を夫々示す図表である。 図柄変動演出での演出図柄の表示を示す図である。 複数の演出モードを示す図表である。 図柄変動演出での演出図柄の表示例を示す図である。 リーチ演出を含む図柄変動演出での演出図柄の表示例を示す図である。 保留図柄の表示を示す図である。 保留図柄の表示変化を示す図である。 保留図柄の表示消去条件と表示復活条件を示す図表である。 当該図柄の表示消去条件と表示復活条件を示す図表である。 保留図柄、当該図柄の表示制御と可動役物の作動を示す図である。 変更形態の保留図柄の表示消去条件を示す図表である。 変更形態の当該図柄の表示消去条件を示す図表である。 変更形態の保留図柄の表示復活条件を示す図表である。 変更形態の当該図柄の表示復活条件を示す図表である。 第2の保留情報の表示を示す図である。
以下、発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
図1に示すように、遊技機1(パチンコ遊技機1)には、遊技場の島構造に取付けられる外枠2に開閉枠3(内枠3)が開閉可能に装着され、この開閉枠3に開閉扉4が開閉可能に装着されている。開閉扉4に窓4aが形成され、その窓4aに透明板4bが装着されている。開閉枠3の左端部に開閉扉4の左端部が鉛直軸心回りに回動自在に支持され、開閉扉4の右端部に、開閉扉4を開閉枠3に施錠するキーシリンダ4cが装着されている。開閉枠3に遊技盤5が装着され、この遊技盤5と透明板4bとの間に遊技球が流下可能な遊技領域5aが形成され、その遊技領域5aが開閉扉4により開閉される。
開閉扉4には、窓4aの下側に遊技球を貯留する上皿6aと下皿6bとを有する皿ユニット6が装着され、この皿ユニット6に遊技者が操作可能な演出ボタンSW7(「SW」はスイッチを意味する)が設けられ、皿ユニット6の右下側に発射ハンドル8が装着されている。発射ハンドル8が回動操作されると、上皿6aから発射位置に導入された遊技球が発射され、上皿6aに複数の遊技球が貯留されている場合には、複数の遊技球が約0.6 秒間隔で連続発射される。発射された遊技球はガイドレール9aで案内され、遊技領域5aの上部に導入され、遊技領域5aを流下する。
図1、図2に示すように、遊技領域5aには、多数の障害釘10、第1,第2始動口11a,11bを有する始動口装置11、開閉式の第2始動口12aを有する第2始動口装置12、ゲート13、開閉式の大入賞口14aを有する大入賞口装置14、複数の一般入賞口15が、夫々遊技球が通過(入球・入賞)可能に図示の配置で設けられている。ゲート13、複数の一般入賞口15には、夫々、そこに入賞した遊技球を検出するゲートSW13a、複数の一般入賞口SW15aが付設されている。
図2、図3に示すように、始動口装置11は、遊技球を導入する導入口11-1を有するとともに、第1,第2始動口11a,11bと、第1始動口11aに入賞した遊技球を検出する第1始動口SW11cと、第2始動口11bに入賞した遊技球を検出する第2始動口SW11dと、導入口11-1から導入された複数の遊技球を第1始動口11aと第2始動口11bとに交互に振り分け可能に作動する振分羽根11eとを有する。
図1、図2に示すように、第2始動口装置12は、第2始動口12a、第2始動口12aを開閉する開閉部材12b、第2始動口12aに入賞した遊技球を検出する第2始動口SW12c、開閉部材12bを開閉駆動する第2始動口SOL12d(「SOL」はソレノイドアクチュエータを意味する)を有し、第2始動口12aは、開閉部材12b及び第2始動口SOL12dによって、通常は遊技球が入賞し難い(入賞不可能な)閉状態となり、この閉状態と遊技球が入賞し易い開状態とに作動し得る。
大入賞口装置14は、大入賞口14a、大入賞口14aを開閉する開閉部材14b、大入賞口14aに入賞した遊技球を検出する大入賞口SW14c、開閉部材14bを開閉駆動する大入賞口SOL14dを有し、大入賞口14aは、開閉部材14b及び大入賞口SOL14dによって、通常は遊技球が入賞し難い(入賞不可能な)閉状態となり、この閉状態と遊技球が入賞し易い開状態とに作動し得る。
遊技領域5aを流下する遊技球が入賞口11a,11b,12a,14a,15の何れかに入賞すると、その遊技球1個の入賞につき入賞口11a,11b,12a,14a,15毎に設定された数(数個〜10数個)の遊技球が賞球として上皿6aに払い出され、上皿6aが遊技球で満杯になっている場合には下皿6bに払い出される。入賞口11a,11b,12a,14a,15の何れかに入賞した遊技球は、そこから遊技領域5aの外部へ排出され、遊技球が入賞口11a,11b,12a,14a,15の何れにも入賞しないと、最終的に遊技盤5の下部に形成された排出口9bから遊技領域5aの外部へ排出される。
遊技球が始動口11a,11b,12aの何れかに入賞すると特別遊技抽選が行われ、その抽選で当選すると、大入賞口14aを開放する特別遊技が発生し、遊技球がゲート13を通過すると補助遊技抽選が行われ、その抽選で当選すると、第2始動口12aを開放する補助遊技が発生する。遊技者は、遊技状態に応じて、特別遊技とその抽選、補助遊技とその抽選についてより有利になるように、発射ハンドル8を操作して遊技領域5aに発射する遊技球の発射強度を調整して、遊技球が遊技領域5aにおいてセンタ役物20の左側を流下する「左打ち」、又はセンタ役物20の右側を流下する「右打ち」を行うことができる。
遊技盤5には、センタ役物20(センタケース20)、画像表示器21(画像表示手段21)、及び第1〜第3可動役物22〜24(可動部22〜24)が装備されている。画像表示器21は液晶表示器(又はLED表示器等の各種表示器の何れか)からなり、この画像表示器21に、特別遊技抽選の結果に基づいた遊技演出が表示される。第1〜第3可動役物22〜24は、夫々画像表示器21の前側において可動に設けられ、夫々特定の遊技演出の一環として作動する。また、開閉扉4には枠ランプ25が、遊技盤5及びセンタ役物20には盤ランプ26が夫々取付けられ、これらのランプ25,26の点灯・点滅パターンによっても遊技演出が実行される。
第1可動役物22は、非作動時は画像表示器21の上端側に位置する第1待機位置にあり、図4(1)に示すように、この第1待機位置から下降して、画像表示器21の中央近傍を含む部分の前側に位置する第1出現位置に作動し得る。第2可動役物23は、非作動時は画像表示器21の下端側に位置する第2待機位置にあり、図4(2)に示すように、この第2待機位置から上昇して、画像表示器21の中央近傍を含む部分の前側に位置する第2出現位置に作動し得る。第3可動役物24は、非作動時は画像表示器21の右端側に鉛直姿勢で位置する第3待機位置にあり、図4(3)に示すように、この第3待機位置から第3可動役物24の下部を中心に左下方へ回動して、画像表示器21の前側に傾斜姿勢で位置する第3出現位置に作動し得る。
遊技盤5には、遊技領域5aの外部(外側の発射レール9aよりも外側)の左下部に、現在の遊技の状態を表示する第1状態表示器27が設けられ、この第1状態表示器27とは独立に、遊技領域5aの内部(内側の発射レール9aよりも内側)の左下部に、現在の遊技の状態を表示する第2状態表示器28が設けられている。尚、現在の遊技の状態とは、現在の「通常遊技状態」等の遊技状態だけの状態をいうのではなく、現在の第1特別図柄、第1特別図柄保留数、第2特別図柄、第2特別図柄保留数、特別遊技、普通図柄、普通図柄保留数、遊技状態、推奨される遊技球の打ち方、等で規定されるものである。
図5に示すように、第1状態表示器27は、複数(32個)のLED27-1(又はランプ等のドット状に発光可能な各種発光手段の何れか)を傾斜する2本の列状に配列して設け、第1特別図柄表示器27a、第1特別図柄保留表示器27b、第2特別図柄表示器27c、第2特別図柄保留表示器27d、ラウンド表示器27e、普通図柄表示器27f、普通図柄保留表示器27g、遊技状態表示器27h、右打ち表示器27iを、夫々、図5に示す個数、配置のLED27-1により構成している。
第1特別図柄保留表示器27bには第1特別図柄保留数が表示され、その第1特別図柄保留数は、4未満の場合に遊技球が第1始動口11aに入賞する毎に1加算され、第2特別図柄保留表示器27dには第2特別図柄保留数が表示され、その第2特別図柄保留数は、4未満の場合に遊技球が第2始動口11b,12aに入賞する毎に1加算され、普通図柄保留表示器27gには普通図柄保留数が表示され、その普通図柄保留数は、4未満の場合に遊技球がゲート13を通過する毎に1加算される。
具体的に、第1,第2特別図柄保留数、普通図柄保留数について、第1,第2特別図柄保留表示器27b,27d、普通図柄保留表示器27gの夫々の2個のLED27-1の両方が消灯されて保留数が0であること、その一方だけが点灯されて保留数が1であること、その他方だけが点灯されて保留数が2であること、その両方が点灯されて保留数が3であること、その両方が点滅されて保留数が4であることが示される。
第1特別図柄表示器27aには第1特別図柄が、第2特別図柄表示器27cには第2特別図柄が夫々変動可能に表示され、第1,第2特別図柄が変動停止状態で、第1特別図柄保留数が1以上の場合、第1特別図柄保留数が1減算されて第1特別図柄が変動開始され、その後の停止図柄で特別遊技抽選の結果が表示され、第1,第2特別図柄が変動停止状態で、第2特別図柄保留数が1以上の場合、第2特別図柄保留数が1減算されて第2特別図柄が変動開始され、その後の停止図柄で特別遊技抽選の結果が表示される。
具体的に、第1,第2特別図柄について、第1,第2特別図柄表示器27a,27bの夫々の6個のLED27-1の点灯・消灯が変化しないことで、特別図柄が停止され、夫々の6個のLED27-1が規則的な点滅パターンで点滅されることで、特別図柄が変動され、その後、その6個のLED27-1のうちの少なくとも1個が後述の大当り図柄A〜E,a,b、小当り図柄、ハズレ図柄の何れかを示す点灯パターンで点灯されることで、特別図柄が特別遊技抽選の結果を示す停止図柄(つまり、大当り図柄A〜E,a,b、小当り図柄、ハズレ図柄の何れか)で変動停止される。
特別図柄が大当り図柄A〜E,a,b、小当り図柄の何れかで変動停止されると、大入賞口14aが開放する特別遊技が発生するが、ラウンド表示器27eには、特別遊技中、その大入賞口14aの開放パターン(ラウンド数)が表示される。具体的に、ラウンド表示器27eの8個のLED25bのうちの少なくとも1個が後述の16R長期開放、8R長期開放、2R長期開放、2R短期開放の何れかを示す点灯パターンで点灯される。
普通図柄表示器27fには普通図柄が変動可能に表示され、普通図柄が変動停止状態で、普通図柄保留数が1以上の場合、普通図柄保留数が1減算されて普通図柄が変動開始され、その後の停止図柄で補助遊技抽選の結果が表示される。具体的に、普通図柄について、普通図柄表示器27fの3個のLED27-1の点灯・消灯が変化しないことで、普通図柄が停止され、3個のLED27-1が規則的な点滅パターンで点滅されることで、普通図柄が変動され、その後、その3個のLED27-1のうちの少なくとも1個が後述の当り図柄a,b、ハズレ図柄の何れかを示す点灯パターンで点灯されることで、普通図柄が補助遊技抽選の結果を示す停止図柄(つまり、当り図柄a,b、ハズレ図柄の何れか)で変動停止される。
遊技状態表示器27hには、遊技状態(「通常遊技状態」「時短遊技状態」「潜確遊技状態」「確変遊技状態」の何れか)が表示される。具体的に、遊技状態表示器27hの2個のLED27-1の両方が消灯されて「通常遊技状態」又は「潜確遊技状態」であること、その一方だけが点灯されて「時短遊技状態」であること、その他方だけが点灯されて「確変遊技状態」であることが示される。
右打ち表示器27iには、「右打ち」が推奨されている状態であるか否かが表示され、具体的には、遊技状態が「時短遊技状態」又は「確変遊技状態」であるとき、或いは特別遊技が行われているとき、つまり「右打ち」が推奨されている状態であるときには、右打ち表示器27iの1個のLED27-1が点灯され、「右打ち」が推奨されていない(「左打ち」が推奨されている)状態であるときには、その1個のLED27-1が消灯される。
図6に示すように、第2状態表示器28は、複数(10個)のLED28-1(又はランプ等のドット状に発光可能な各種発光手段の何れか)を3角形状に配列して設け、第1特別図柄表示器28a、第1特別図柄保留表示器28b、第2特別図柄表示器28c、第2特別図柄保留表示器28d、普通図柄表示器28e、普通図柄保留表示器28f、右打ち表示器28gを、夫々、図6に示す個数、配置のLED28-1により構成している。
第1特別図柄保留表示器28bには第1特別図柄保留数が表示され、第2特別図柄保留表示器28dには第2特別図柄保留数が表示され、普通図柄保留表示器28fには普通図柄保留数が表示される。具体的に、第1状態表示器27と同様に、第1,第2特別図柄保留数、普通図柄保留数について、第1,第2特別図柄保留表示器28b,28d、普通図柄保留表示器28fの夫々の2個のLED27bの両方が消灯されて保留数が0であること、その一方だけが点灯されて保留数が1であること、その他方だけが点灯されて保留数が2であること、その両方が点灯されて保留数が3であること、その両方が点滅されて保留数が4であることが示される。
第1特別図柄表示器28aには第1状態表示器27で第1特別図柄が変動しているか否かが、第2特別図柄表示器28cには第1状態表示器27で第2特別図柄が変動しているか否かが、普通図柄表示器28eには第1状態表示器27で普通図柄が変動しているか否かが夫々表示される。具体的に、第1,第2特別図柄表示器28a,28c、普通図柄表示器28eの夫々の1個のLED28-1が点滅して、変動していることが表示され、その1個のLED27bが消灯して、変動していないことが表示される。
右打ち表示器28gには、「右打ち」が推奨されている状態であるか否かが表示され、具体的には、第1状態表示器27と同様に、遊技状態が「時短遊技状態」又は「確変遊技状態」であるとき、或いは特別遊技が行われているとき、つまり「右打ち」が推奨されている状態であるときには、右打ち表示器28gの1個のLED28-1が点灯され、右打ちが推奨されていない状態であるときには、その1個のLED28-1が消灯される。尚、右打ち表示器28gの近くには「右打ち」の表記があり、右打ち表示器28gのLED28-1が点灯したときには、「右打ち」が推奨されている状態であることが明瞭に示される。
このように、第1状態表示器27は、複数(32個)のLED27-1を有し、これら複数のLED27-1の点灯パターン(点滅を含む)によって現在の遊技の状態を表示し、第2状態表示器28は、複数(10個)のLED28-1を有し、これら複数のLED28-1の点灯パターン(点滅を含む)によって現在の遊技の状態を表示するが、第1,第2状態表示器27,28は、それら複数のLED27-1と複数のLED28-1の数と点灯パターンを互いに異ならせて、現在の遊技の状態を夫々表示するように構成されている。また、現在の遊技の状態として、特別図柄及び特別図柄判定情報に関する状態を、第1,第2状態表示器27、28に夫々表示させるとともに、特別遊技又は「時短遊技状態」又は「確変遊技状態」(有利遊技状態)に関する状態を、第1状態表示器27に表示させ且つ第2状態表示器28に表示させない。
第2状態表示器28は、第1状態表示器27よりも画像表示器21に近い位置に設けられ、つまり、主に画像表示器21を見ながら遊技を行う遊技者にとって、第1状態表示器27の表示による現在の遊技の状態よりも、第2状態表示器28の表示による現在の遊技の状態(現在の第1特別図柄、第1特別図柄保留数、第2特別図柄、第2特別図柄保留数、普通図柄、普通図柄保留数、推奨される遊技球の打ち方)の方が認識し易いように、第1,第2状態表示器27,28が配置されている。
遊技機1の制御系について説明する。
図2に示すように、遊技機1の制御装置30は、遊技制御基板31、払出制御基板32、演出制御基板33、画像制御基板34、ランプ制御基板35を備え、これら制御基板31〜35に夫々CPUとROMとRAMを含むコンピュータを備えて構成され、演出制御基板33は更にRTC(「RTC」はリアルタイムクロックを意味する)を備えている。
遊技制御基板31は、遊技の進行を制御するものであり、電源遮断時に遊技の状態がバックアップされ、そのために、バックアップ電源を付設し、そのバックアップ電源により、遊技機1の電源が図示略の電源SW又は停電等により遮断された場合、その後、電源が電源SW又は停電復旧等により投入されるまでの間、遊技制御基板31の少なくともにRAMが電力供給状態に維持され(つまりRAMの記憶情報が保持され)、故に、電源投入時、前回の電源遮断時にバックアップされた遊技の状態に復旧可能に、つまり第1状態表示器27での遊技の状態の表示も復旧可能に構成されている。
一方、演出制御基板33、画像制御基板34、ランプ制御基板35は、遊技の進行に伴う演出を制御するものであり、電源遮断時に遊技の状態がバックアップされない。演出制御基板33は、電源投入時、遊技制御基板31にバックアップされた遊技の状態に基づいて、第1状態表示器27での遊技の状態(保留数等)の表示が復旧されてから、第2状態表示器28での遊技の状態の表示(保留数等)を復旧可能に構成されている。
遊技制御基板31は、第1始動口SW11c、第2始動口SW11d,12c、ゲートSW13a、大入賞口SW14c、複数の一般入賞口SW15aからの信号、払出制御基板32からの制御情報を受けて、第2始動口SOL12d、大入賞口SOL14d、第1状態表示器27を制御し、払出制御基板32、演出制御基板33に必要な制御情報を出力する。
払出制御基板32は、払出球検出SW36b、球有り検出SW36c、満タン検出SW36dからの信号、遊技制御基板31からの制御情報を受けて、払出モータ36aを制御し、遊技制御基板31に必要な制御情報を出力する。演出制御基板33は、演出ボタンSW7からの信号、遊技制御基板31、画像制御基板34、ランプ制御基板35からの制御情報を受けて、第2状態表示器28を制御し、画像制御基板34、ランプ制御基板35に必要な制御情報を出力する。
画像制御基板34は、演出制御基板33からの制御情報を受けて、画像表示器21、スピーカ37を制御し、演出制御基板33に必要な制御情報を出力する。ランプ制御基板35のコンピュータは、第1〜第3可動役物22〜24(SW)からの信号、演出制御基板33からの制御情報を受けて、第1〜第3可動役物22〜24(電動モータ)、枠ランプ25、盤ランプ26を制御し、演出制御基板33に必要な制御情報を出力する。
次に、図7に示すように、遊技制御基板31(主にコンピュータ)により構成される図示の各手段40〜46,52〜55,60,61について説明する。
乱数更新手段40は、特別遊技を行うか否かを判定する為の大当り乱数、特別遊技として大当り遊技を行う場合に大当り図柄を判定(決定)する為の大当り図柄乱数、特別遊技を行わない場合にリーチ状態にするか否かを判定する為のリーチ乱数、及び特別図柄の変動パターン(変動時間)を判定(決定)する為の変動パターン乱数を夫々設定範囲内で微小時間毎に順次更新する。
図柄情報取得手段41は、遊技球が第1始動口11aに入賞したときに第1特別図柄保留数が4未満の場合に取得条件が成立し、この取得条件の成立毎に、乱数更新手段40により更新された大当り乱数、大当り図柄乱数、リーチ乱数、及び変動パターン乱数を1組の第1特別図柄情報(判定情報)として取得し、遊技球が第2始動口11b,12aに入賞したときに第2特別図柄保留数が4未満の場合に取得条件が成立し、この取得条件の成立毎に、乱数更新手段40により更新された大当り乱数、大当り図柄乱数、リーチ乱数、及び変動パターン乱数を1組の第2特別図柄情報(判定情報)として取得する。
図柄情報取得手段41により取得された特別図柄情報(特別図柄情報判定手段43による判定の保留情報)が特別図柄情報記憶手段42に記憶される。特別図柄情報記憶手段42は、第1,第2特別図柄情報を夫々最大4つまで記憶可能であり、特別図柄情報記憶手段42に記憶(保留)されている第1特別図柄情報の数が第1特別図柄保留数となり、特別図柄情報記憶手段42に記憶(保留)されている第2特別図柄情報の数が第2特別図柄保留数となる。
第1,第2特別図柄が変動停止状態で、第1,第2特別図柄保留数の少なくとも一方が1以上の場合、始動条件が成立し、この始動条件の成立毎に、特別図柄情報記憶手段42に記憶されている特別図柄情報が、順次1ずつ特別図柄情報判定手段43による判定に供して、特別図柄情報記憶手段42から消去(消化)される。特別図柄情報記憶手段42に複数の特別図柄情報が記憶されている場合、それら複数の特別図柄情報は、図柄情報取得手段41により取得された順番で前記判定に供して消化される。
特別図柄情報判定手段43において、大当り判定手段43aは、始動条件の成立毎に、消化された当該特別図柄情報の大当り乱数に基づいて、遊技者に有利な特別遊技(大当り遊技、小当り遊技)を行うか否かを判定し、図柄判定手段43bは、大当り判定手段43aより大当り遊技を行うと判定された場合、当該特別図柄情報の大当り図柄乱数に基づいて、停止表示させる大当り図柄を決定して、当該大当り遊技中の大入賞口14aの開放パターン、つまり有利度合いの異なる複数の大当り遊技の何れを行うかを決定すると共に、当該大当り遊技終了後の遊技状態を決定する。
大当り判定手段43aは、具体的に、図8に示す大当り判定テーブルを用いて、「通常遊技状態」又は「時短遊技状態」が設定されている場合には、約1/400 の割合(低確率)で、また、「潜確遊技状態」又は「確変遊技状態」が設定されている場合には、約10/400の割合(高確率)で、当該特別図柄情報の大当り乱数が大当り特定値と一致すると、特別遊技として大当り遊技を行うと判定する。また、設定されている遊技状態に関わらず、約3/400 の割合で、当該特別図柄情報の大当り乱数が小当り特定値と一致すると、特別遊技として小当り遊技を行うと判定する。
図柄判定手段43bは、具体的に、大当り判定手段43aにより大当り遊技を行うと判定された場合、複数の大当り図柄(図9に示す大当り図柄A〜E,a,b)の何れかを判定図柄として決定し、小当り遊技を行うと判定された場合、小当り図柄を判定図柄として決定し、特別遊技(大当り遊技、小当り遊技)を行わないと判定された場合、ハズレ図柄を判定図柄として決定する。ここで、大当り図柄については、当該特別図柄情報が第1特別図柄情報である場合は、図9に示す第1図柄選択テーブルにより規定される選択率で図柄選択が行われ、また、当該特別図柄情報が第2特別図柄情報である場合は、図9に示す第2図柄選択テーブルにより規定される選択率で図柄選択が行われる。
特別図柄情報判定手段43において、リーチ判定手段43cは、大当り判定手段43aにより特別遊技を行うと判定された場合、基本的に特別遊技が行われることを期待させるリーチ状態にするが、大当り判定手段43aにより特別遊技を行わないと判定された場合、当該特別図柄情報のリーチ乱数に基づいて、リーチ状態にするか否かを判定する。
特別図柄情報判定手段43において、変動パターン判定手段43dは、当該特別図柄情報(具体的には、大当り判定手段43a、図柄判定手段43bによる判定結果(決定された判定図柄;大当り図柄A〜E,a,b、小当り図柄、ハズレ図柄の何れか)、リーチ判定手段43cによる判定結果(リーチ乱数)、変動パターン乱数)に基づいて、更に、遊技状態、及び特別図柄保留数等に基づいて、特別図柄を変動表示させる変動パターン(変動時間)を、複数の変動パターン(図10に示す変動パターン1,2,3・・・n)の中から決定する。
特別図柄表示制御手段44は、始動条件の成立により第1特別図柄情報が消化されたことを契機に第1特別図柄の変動表示を開始させ、第2特別図柄情報が消化されたことを契機に第2特別図柄の変動表示を開始させ、変動パターン判定手段43dにより決定された変動パターンで特別図柄を変動表示させ、つまり当該変動パターンで規定される変動時間、特別図柄を変動表示させた後に、大当り判定手段43a、図柄判定手段43bによる判定結果を示す判定図柄を停止表示させる。
大当り判定手段43aにより大当り遊技を行うと判定された場合には、図柄判定手段43bにより決定された大当り図柄A〜E,a,bの何れかを判定図柄として停止表示させ、小当り遊技を行うと判定された場合には、小当り図柄を判定図柄として停止表示させ、特別遊技(大当り遊技、小当り遊技)を行わないと判定された場合には、ハズレ図柄を判定図柄として停止表示させる。
特別遊技実行手段45は、大当り判定手段43aにより特別遊技(大当り遊技、小当り遊技)を行うと判定された場合、特別図柄表示制御手段44により当該判定結果を示す判定図柄、つまり図柄判定手段43bにより決定された判定図柄(大当り図柄A〜E,a,b、小当り図柄の何れか)が停止表示された後、その判定図柄に応じた開放パターンで大入賞口14aを開放する遊技者に有利な特別遊技(大当り遊技、小当り遊技)を行う。
図9に示すように、大当り図柄A〜Cの何れかが停止表示されると「確変大当り」となり、大当り図柄Dが停止表示されると「突確大当り」となり、大当り図柄Eが停止表示されると「突潜大当り」となり、大当り図柄aが停止表示されると「時短大当り」となり、大当り図柄bが停止表示されると所謂「突時大当り」となり、小当り図柄が停止表示されると「小当り」となる。
大当り遊技中の大入賞口14aの開放パターンとして、大当り図柄(大当り図柄A〜E,a,b)の種類に応じて、16R長期開放、8R長期開放、2R長期開放、2R短期開放(「R」はラウンドを意味する)の何れが行われ、小当り遊技中の大入賞口14aの開放パターンとして、2R短期開放が行われる。
16R長期開放では、大入賞口14aが1〜16Rに亙って開閉され、8R長期開放では、大入賞口14aが1〜8Rに亙って開閉され、2R長期開放では、大入賞口14aが1〜2Rに亙って開閉され、これら長期開放の各Rのラウンド遊技は、大入賞口14aを開放して開始後、大入賞口14aに遊技球が例えば10個入賞する、又は例えば30秒経過するR終了条件が成立すると、大入賞口14aを閉塞して終了し、2R短期開放では、大入賞口14aが1〜2Rに亙って開閉され、この短期開放の各Rのラウンド遊技は、大入賞口14aを開放して開始後、大入賞口14aに遊技球が例えば10個入賞する、又は例えば0.1 秒経過するR終了条件が成立すると、大入賞口14aを閉塞して終了する。
遊技者は、特別遊技において、16R長期開放が行われると、例えば約2000個の遊技球を獲得でき、8R長期開放が行われると、例えば約1000個の遊技球を獲得でき、2R長期開放が行われると、例えば約250 個の遊技球を獲得でき、2R短期開放が行われると、遊技球を実質獲得できない。尚、大当り遊技では、2R短期開放が行われるところを、例えば、2R長期開放が行われるようにして、つまり「突確大当り」「突潜大当り」「突時大当たり」を廃止し、何れの大当りでも遊技球を獲得できるようにしてもよい。
事前判定手段46は、特別図柄情報記憶手段42に記憶されている特別図柄情報に基づいて、特別図柄情報判定手段43が判定を行う前に、具体的には、図柄情報取得手段41により特別図柄情報が取得された際、その特別図柄情報に対して、特別図柄情報判定手段43が行う判定と同等の判定(即ち、特別遊技を行うか否かの判定、大当り図柄A〜E,a,b、小当り図柄、ハズレ図柄の何れかの判定、リーチ状態にするか否かの判定、特別図柄の変動パターンの判定)を事前に行うことが可能である。
一方、乱数更新手段40は、補助遊技を行うか否かを判定する為の当り乱数、及び補助遊技を行う場合に当り図柄を判定(決定)する為の当り図柄乱数を夫々設定範囲内で微小時間毎に順次更新する。図柄情報取得手段41は、遊技球がゲート13を通過したときに普通図柄保留数が4未満の場合に取得条件が成立し、この取得条件の成立毎に、乱数更新手段40により更新された当り乱数、及び当り図柄乱数を1組の普通図柄情報として取得する。
図柄情報取得手段41により取得された普通図柄情報(普通図柄情報判定手段53による判定の保留情報)が普通図柄情報記憶手段52に記憶される。普通図柄情報記憶手段52は、普通図柄情報を最大4つまで記憶可能であり、普通図柄情報記憶手段52に記憶(保留)されている普通図柄情報の数が普通図柄保留数となる。普通図柄が変動停止状態で、普通図柄保留数が1以上の場合、普通図柄の始動条件が成立し、この始動条件の成立毎に、普通図柄情報記憶手段52に記憶されている普通図柄情報が、順次1ずつ普通図柄情報判定手段53による判定に供して、普通図柄情報記憶手段52から消去(消化)される。普通図柄情報記憶手段52に複数の普通図柄情報が記憶されている場合、それら複数の普通図柄情報は、図柄情報取得手段41により取得された順番で前記判定に供して消化される。
普通図柄情報判定手段53において、当り判定手段53aが、始動条件の成立により消化された当該普通図柄情報の当り乱数に基づいて、遊技者に有利な補助遊技を行うか否かを判定し、補助遊技を行うと判定した場合、図柄判定手段53bが、当該普通図柄情報の当り図柄乱数に基づいて、停止表示させる当り図柄を決定して、当該補助遊技中の第2始動口12aの開放パターン、つまり有利度合いの異なる複数の補助遊技の何れを行うかを決定する。
具体的に、当り判定手段53aは、図12に示すように、「通常遊技状態」又は「潜確遊技状態」(「低作動モード」)が設定されている場合には、1/10の割合で、また、「時短遊技状態」又は「確変遊技状態」(「高作動モード」)が設定されている場合には、10/10 の割合で、補助遊技を行うと判定し、補助遊技を行うと判定すると、図柄判定手段53bは、図13に示すように、複数の当り図柄(当り図柄a,b)の何れかを図示の選択率により決定し、補助遊技を行わないと判定すると、ハズレ図柄を選択する。
普通図柄表示制御手段54は、始動条件の成立により普通図柄情報が消化されたことを契機に普通図柄の変動表示を開始させ、「通常遊技状態」又は「潜確遊技状態」(「低作動モード」)が設定されている場合には、12秒間、「時短遊技状態」又は「確変遊技状態」(「高作動モード」)が設定されている場合には、0.5 秒間、普通図柄を変動表示させた後、普通図柄情報判定手段53による判定結果を示す判定図柄を停止表示させる。
補助遊技実行手段55は、当り判定手段53aにより補助遊技を行うと判定された場合、普通図柄表示制御手段54により当該判定結果を示す判定図柄、つまり図柄判定手段53bにより決定された判定図柄(当り図柄a,bの何れか)が停止表示された後、その判定図柄に応じた開放パターンで第2始動口12aを開放する遊技者に有利な補助遊技を行う。具体的に、図12、図13に示すように、補助遊技中の第2始動口12aの開放パターンは、当り図柄の種類及び遊技状態(作動モード)に応じて図示のように決定される。
遊技状態制御手段60は、複数の遊技状態(図14に示す「通常遊技状態」「時短遊技状態」「潜確遊技状態」「確変遊技状態」)の何れかを択一的に設定し、その遊技状態で遊技を制御する。尚、電源投入時には前回の電源遮断時に設定されていた遊技状態を継続的に設定し、電源投入時にRAMクリア処理が実行された場合には「通常遊技状態」を設定する。
図14に示すように、「通常遊技状態」又は「時短遊技状態」が設定された場合、大当り判定手段43aにより大当り遊技を行うと判定される大当り確率が低確率(図8に示す約1/400 )に設定され、「潜確遊技状態」又は「確変遊技状態」が設定された場合、大当り確率が高確率(図8に示す約10/400)に設定され、また、第2始動口作動モードとして、「通常遊技状態」又は「潜確遊技状態」が設定された場合、第2始動口12aを開状態に作動させ難い低作動モードに設定され、「時短遊技状態」又は「確変遊技状態」が設定された場合、第2始動口12aを開状態に作動させ易い高作動モードが設定される。
遊技状態制御手段60は、特別遊技実行手段45により大当り遊技が行われた場合、その大当り遊技終了後の遊技状態を図11に示すように設定変更する。大当り図柄A〜Cの何れかが停止表示されて「確変大当り」になった場合、及び、大当り図柄Dが停止表示されて「突確大当り」になった場合、当該大当り遊技終了後に「確変遊技状態」を設定し、その後、大当り遊技が行われることなく特別図柄が変動表示された回数(特別図柄変動回数)が10000 回を超えると、「確変遊技状態」から「通常遊技状態」へ設定変更する。
大当り図柄Eが停止表示されて「突潜大当り」になった場合、当該大当り遊技終了後に「潜確遊技状態」を設定し、その後、大当り遊技が行われることなく特別図柄変動回数が10000 回を超えると、「潜確遊技状態」から「通常遊技状態」へ設定変更する。但し、「通常遊技状態」以外の遊技状態(「潜確遊技状態」又は「時短遊技状態」又は「確変遊技状態」)からは「突確大当り」となり、当該大当り遊技終了後に「確変遊技状態」を設定し、その後、特別図柄変動回数が10000 回を超えると、「確変遊技状態」から「通常遊技状態」へ設定変更する。
大当り図柄aが停止表示されて「時短大当り」になった場合、及び、大当り図柄bが停止表示されて「突時大当り」になった場合、当該大当り遊技終了後に「時短遊技状態」を設定し、その後、大当り遊技が行われることなく特別図柄変動回数が20回又は40回又は60回を超えると、「時短遊技状態」から「通常遊技状態」へ設定変更する。小当り図柄が停止表示されて「小当り」になった場合、当該小当り遊技終了後に当該小当り遊技開始前の遊技状態を設定する(即ち、遊技状態を設定変更しない)。
遊技情報出力手段61は、遊技の進行に伴う演出を行うために必要な複数の遊技情報を、夫々コマンドにより所定のタイミングで演出制御基板33に出力する。
例えば、図15(1)に示すように、第1又は第2特別図柄情報が取得される毎に、特別図柄情報の取得時に事前判定手段46により行われた事前判定の結果(判定図柄、変動パターン)を示す情報を含む第1又は第2特別図柄保留数増加コマンドを出力する。また、図15(2)に示すように、第1又は第2特別図柄が変動表示される毎に、特別図柄の変動開始時に特別図柄情報判定手段43により行われた当該判定の結果(判定図柄、変動パターン)を示す情報を含む第1又は第2特別図柄変動開始コマンドを出力し、特別図柄の変動停止時に特別図柄変動停止コマンドを出力する。
また、図15(3)に示すように、特別遊技が行われる毎に、その特別遊技に関連する特別遊技情報として、特別遊技の開始時に、開始する特別遊技の種類(大当り図柄又は小当り図柄)を示す情報を含むオープニングコマンドを出力し、各Rのラウンド遊技の開始時に、開始するラウンド遊技のR数を示す情報を含むラウンド開始コマンドを出力し、特別遊技の終盤(最終Rの終了時)に、特別遊技の終了後に設定される遊技状態を示す情報を含むエンディングコマンドを出力する。
次に、図7に示すように、演出制御基板33、画像制御基板34、ランプ制御基板35(主にコンピュータ)により構成される図示の各手段70〜75について説明する。
演出制御手段70は、図柄変動演出制御手段71、特別遊技演出制御手段72、可動役物制御手段74、保留演出制御手段74、先読み演出制御手段75を備え、遊技情報出力手段61により出力された遊技情報に基づいて、演出手段80(画像表示器21、第1〜第3可動役物22〜24、枠ランプ25、盤ランプ26、スピーカ37)を制御し、主に特別図柄が変動表示されているとき、及び特別遊技が行われているときに、特別図柄情報判定手段43、更には事前判定手段46による判定結果に基づいて、演出手段80を用いて遊技演出を実行する。
尚、演出手段の1つとして、遊技領域4a(遊技盤4)及び画像表示器21の前側に配置された導光板を設けてもよい。この導光板は非演出時には透明に維持され、本遊技機1の前方から導光板を通して、遊技領域4a及び画像表示器21を視認可能になり、演出時には、導光板にその端縁から入射された光により、導光板に印された演出用の図柄が発光表示される。この導光板による演出の実行率は、遊技状態によって異なるようにし、例えば、導光板による演出は、「確変遊技状態」(又は「通常遊技状態」)であるとき、「通常遊技状態」(又は「確変遊技状態」)であるときよりも高確率で実行される。
図柄変動演出制御手段71は、特別図柄が変動表示されているときに、当該特別図柄の変動開始時に受けた第1又は第2特別図柄変動開始コマンド、即ち特別図柄情報判定手段43による判定結果に基づいて、当該判定結果を示唆する図柄変動演出であって、当該特別図柄の変動パターン(変動パターン判定手段43dにより決定された変動パターン)に対応する図柄変動演出を、複数の図柄変動演出(図16(a)に示す図柄変動演出1,2,3・・・n)の中から選択して実行する。
図柄変動演出制御手段71の演出図柄制御手段71aは、画像表示器21に、複数の演出図柄を変動させてから、当該判定結果(大当り判定手段43a、図柄判定手段43bによる判定結果)を示す組合せ図柄態様で停止させるように表示する。
基本的には、図17に示すように、画像表示器21の演出図柄表示領域21aに、(1)複数の演出図柄が変動開始した後、先ず、(2)左側の演出図柄「X」が変動停止し、次に、(3)右側の演出図柄「Y」が変動停止し、最後に、(4)中央の演出図柄「Z」が変動停止するように表示され、これら3つの演出図柄「XZY」が当該判定結果を示す組合せ図柄態様として確定表示される。
ここで、図柄変動演出制御手段71は、現在の遊技状態等に応じて、図18に示す複数の演出モードの何れかを設定し、その設定した演出モードで図柄変動演出を実行する。各演出モードでの図柄変動演出は、他の演出モードでの図柄変動演出に対して、画像表示器21に表示される演出図柄の背景となる背景画像や、演出図柄の表示態様(演出図柄の柄、サイズ、変動態様等)を異ならせたものになる。
演出モードの設定について、基本的に、「通常遊技状態」のときには「通常モード」を、「時短遊技状態」のときには「時短モード」を、「潜確遊技状態」のときには「潜確モード」を、「確変遊技状態」のときには「確変モード」を設定する。但し、場合により、「突潜大当り」「小当り」となる特別遊技の終了後、特別図柄変動回数が設定回数(例えば、1 〜60回の何れかの回数)を超えるまでの間、「潜確示唆モード」を設定し、「突確大当り」「突時大当り」となる特別遊技の終了後、特別図柄変動回数が設定回数(例えば、20,40,60回の何れかの回数)を超えるまでの間、「確変示唆モード」を設定する。
また、事前判定手段46による判定結果に基づいて、保留されている先読み演出の対象とされた特別図柄情報に対して、その対象とされた特別図柄情報に基づく特別図柄の変動表示が終了するまでに、特別図柄が数回に亙って変動表示される間、例えば、「通常モード」を設定しているときには、第1特別図柄が数回(1〜4回の何れかの回数)に亙って変動表示される間、「先読みモード」を設定し、つまり、「先読みモード」で図柄変動演出を行わせて、大当りになることを期待させることができる。
さて、図柄変動演出では、具体的に、図19に示すように、(1)3組の演出図柄列21aが変動開始した後、(2)左側の演出図柄「7」が仮停止して、(3)右側の演出図柄「1」が仮停止すると、これら演出図柄「7」「1」が揃わない非リーチ状態になり、その後、(4)中央の演出図柄「6」が仮停止して、「761」となるハズレ組合せ図柄態様が確定停止すると、一連の「Nハズレ演出」が行われたことになって、「ハズレ」となる当該判定結果が報知される。「N」はノーマルを意味する。
(2)左側の演出図柄「7」が仮停止して、(5)右側の演出図柄「7」が仮停止すると、これら演出図柄「7」「7」が揃うリーチ状態になって「リーチ演出」が開始され、その「リーチ演出」において発展演出に移行しない「ノーマルリーチ演出」が行われてから、(6)中央の演出図柄「6」が仮停止して、「767」となるハズレ組合せ図柄態様が確定停止すると、一連の「NRハズレ演出」が行われたことになって、「ハズレ」となる当該判定結果が報知され、一方、(7)中央の演出図柄「7」が仮停止して、「777」となる当り組合せ図柄態様が確定停止すると、一連の「NR当り演出」が行われたことになって、「確変大当り」又は「時短大当り」となる当該判定結果が報知される。「NR」はノーマルリーチを意味する。
(5)「リーチ演出」が開始された後、図20に示すように、その「リーチ演出」において、(1)演出図柄「7」「7」が画面隅側へ移動し第2の演出図柄表示領域21bに縮小表示されると、(2)発展演出である「SPリーチ演出」が行われる。「SP」はスペシャルを意味し、「SPリーチ演出」は、基本的に「ノーマルリーチ演出」よりも大当りになる期待度;大当り期待度が高い演出であり、この「SPリーチ演出」では、大当り期待度や、大当りになった場合にその大当り終了後に「確変遊技状態」が設定される期待度;確変期待度が異なる複数の演出動画の何れかが画像表示器21に表示される。
その後、「SPリーチ演出」の終了により、演出図柄表示領域21aに、(3)中央の演出図柄「6」が仮停止して、「767」となるハズレ組合せ図柄態様が確定停止すると、一連の「SPハズレ演出」が行われたことになって、「ハズレ」となる当該判定結果が報知され、一方、(4)中央の演出図柄「7」が仮停止して、「777」となる当り組合せ図柄態様が確定停止すると、一連の「SP当り演出」が行われたことになって、「確変大当り」又は「時短大当り」となる当該判定結果が報知され、或いは、(5)中央の演出図柄「★」が仮停止して、「7★7」となる当り組合せ図柄態様が確定停止すると、一連の「SP当り演出」が行われたことになって、「突確大当り」又は「潜確大当り」又は「突時大当り」又は「小当り」となる当該判定結果が報知される。
(2)「SPリーチ演出」が行われた後、続いて、(6)発展演出である「SP・SPリーチ演出」が行われ得る。「SP・SPリーチ演出」は、基本的に「SPリーチ演出」よりも大当り期待度が高い演出であり、この「SP・SPリーチ演出」では、大当り期待度や確変期待度が異なる複数の演出動画の何れかが画像表示器21に表示される。その後、「SP・SPリーチ演出」の終了により、演出図柄表示領域21aに、(7)中央の演出図柄「6」が仮停止して、「767」となるハズレ組合せ図柄態様が確定停止すると、一連の「SP・SPハズレ演出」が行われたことになって、「ハズレ」となる当該判定結果が報知され、一方、(8)中央の演出図柄「7」が仮停止して、「777」となる当り組合せ図柄態様が確定停止すると、一連の「SP・SP当り演出」が行われたことになって、「確変大当り」又は「時短大当り」となる当該判定結果が報知される。
このように、特別図柄が変動表示されているときに、図柄変動演出として、「Nハズレ演出」「NRハズレ演出」「NR当り演出」「SPハズレ演出」「SP当り演出」「SP・SPハズレ演出」「SP・SP当り演出」の何れかが、当該特別図柄の変動パターンに応じて実行される。
図柄変動演出制御手段71の特定図柄制御手段71bは、画像表示器21に、前記の演出図柄とは別に、演出図柄(つまり特別図柄)の変動・停止を示す特定図柄(第4図柄)を表示する。例えば、図17、図19、図20に示すように、画像表示器21の演出図柄表示領域21aと異なる特定図柄表示領域21cであって、画像表示器21の隅近く(左下)の比較的小さな特定図柄表示領域21cに、点灯状態と点滅状態とに切り換わり得るドッド状の特定図柄を表示し、この特定図柄の点灯状態で特別図柄が変動していないことを表示し、点滅状態で特別図柄が変動していることを表示する。
例えば、図20に示す「SPリーチ演出」「SP・SPリーチ演出」が行われているときには、中央の演出図柄は表示消去され、演出図柄からは特別図柄が変動していることが判り難くなっても、点滅状態で表示された特定図柄から、特別図柄が変動していることが明瞭に表示される。尚、ドッド状の特定図柄ではなく、複数の演出図柄と同期して変動・停止する複数の図柄を特定図柄として表示し、変動停止時には、その停止図柄列により、判定手段43による判定結果を報知するようにしてもよい。また、特定図柄表示領域21cには、特別図柄保留数が表示されてもよい。
特別遊技演出制御手段72は、特別遊技が行われているときに、当該特別遊技の開始時に受けたオープニングコマンドに基づいて、当該特別遊技の種類を示唆するオープニング演出を含む特別遊技演出を、複数の特別遊技演出(図16(b)に示す特別遊技演出1,2,3・・・n)の中から選択して実行し、この特別遊技演出において、ラウンド開始時に受けたラウンド開始コマンドに基づいて、ラウンド遊技演出を実行するとともに、特別遊技の終盤に受けたエンディングコマンドに基づいて、当該特別遊技の終了後に設定される遊技状態を示唆するエンディング演出を、複数のエンディング演出(図16(c)に示すエンディング演出1,2,3・・・n)の中から選択して実行する。
ここで、図16(a)に示すように、複数の図柄変動演出のうちの幾つかの図柄変動演出は、第1〜第3可動役物22〜24の何れかが作動する可動役物作動図柄変動演出となり、可動役物制御手段73は、可動役物作動図柄変動演出が行われていときの所定のタイミングで、第1可動役物22を図4(1)のように作動させ、或いは、第2可動役物23が図4(2)のように作動させ、或いは、第3可動役物24を図4(3)のように作動させる。尚、1の可動役物作動図柄変動演出にいて、第1〜第3可動役物22〜24の何れかを複数回(例えば、2回又は3回)順次作動させる場合や、第1〜第3可動役物22〜24の少なくとも2つを順番に或いは同時に作動させる場合がある。
保留演出制御手段74(保留表示制御手段74)は、特別図柄情報の取得時に受けた第1又は第2特別図柄保留数増加コマンド、及び特別図柄の変動開始時に受けた第1又は第2特別図柄変動開始コマンドに基づいて、図21に示すように、特別図柄情報記憶手段42に記憶されている特別図柄情報の数;特別図柄保留数を含む保留情報として、特別図柄保留数と相当数の保留図柄90を、画像表示器21の保留表示領域21dに表示させ、また、特別図柄が変動表示されている(図柄変動演出が行われている)ときには、当該特別図柄の変動開始時に特別図柄判定手段43による判定に供された特別図柄情報に対応する当該図柄91を、画像表示器21の当該表示領域21eに表示させる。
保留図柄90は、保留されている特別図柄情報が消化される順番で並ぶように、保留表示領域21dに表示される。尚、図21は、特別図柄が変動表示中で、特別図柄保留数が3の状態を示している。例えば、図22(1)に示すように、保留図柄90と当該図柄91が表示されている状態で、特別図柄情報が新たに取得され保留されると、図22(2)に示すように、保留図柄90が追加表示される。また、図22(2)に示すように、保留図柄90と当該図柄91が表示されている状態で、特別図柄の変動表示が終了すると、図22(3)に示すように、当該図柄91が表示消去され、次に、特別図柄の変動表示の開始時、図22(4)に示すように、消化された特別図柄情報に対応する保留図柄90が表示消去されるとともに、その保留図柄90に対応する当該図柄91が表示される。
このように、保留演出制御手段74は、特別図柄保留数が1以上のとき、その特別図柄保留数と相当数の保留図柄90を保留表示領域21dに表示させ、特別図柄が変動しているとき、当該図柄91を当該表示領域21eに表示させるが、「SPリーチ演出」実行中の設定期間、及び「SP・SPリーチ演出」実行中の設定期間を保留図柄、当該図柄の表示制限期間とし、この表示制限期間においては、保留図柄90、当該図柄91を表示させないように、つまり保留図柄90、当該図柄91が、画像表示器21に表示する演出画像の邪魔にならないようにしている。
さて、保留演出制御手段74は、保留図柄、当該図柄の表示制限期間以外に、可動役物22〜24の作動により、保留図柄の表示消去条件が成立すると、保留表示領域21dに表示させている保留図柄90を全て消去させ、保留図柄の表示復活条件が成立すると、保留表示領域21dへの保留図柄90の表示を復活させ、また、当該図柄の表示消去条件が成立すると、当該表示領域21eに表示させている当該図柄91を消去させ、当該図柄の表示復活条件が成立すると、当該表示領域21eへの当該図柄91の表示を復活させる。
詳しく説明すると、図23(1)に示すように、保留図柄の表示消去条件は、保留図柄90が表示されている場合、及び第1〜第3可動役物22〜24の何れかが保留表示領域21dの一部又は全部を隠すように作動する場合に成立し、すると、その第1〜第3可動役物22〜24の何れかが保留表示領域21dを隠すように作動する前に、保留図柄90が表示消去される。図23(2)に示すように、保留図柄の表示復活条件は、保留図柄90が表示消去されている場合、及び第1〜第3可動役物22〜24の何れかが作動終了している場合、及び特別図柄保留数が1以上の場合、及び保留図柄の表示制限期間でない場合に成立し、すると、保留図柄90の表示が復活される。
また、図24(1)に示すように、当該図柄の表示消去条件は、当該図柄91が表示されている場合、及び第1〜第3可動役物22〜24の何れかが保留表示領域21d及び当該表示領域21eの一部又は全部を隠すように作動する場合に成立し、すると、その第1〜第3可動役物22〜24の何れかが当該表示領域21eを隠すように作動する前に、当該図柄91が表示消去される。図24(2)に示すように、当該図柄の表示復活条件は、当該図柄91が表示消去されている場合、及び第1〜第3可動役物22〜24の何れかが作動終了している場合、及び特別図柄が変動している場合、及び当該図柄の表示制限期間でない場合に成立し、すると、当該図柄91の表示が復活される。
図25(1)に示すように、第1可動役物22の作動は、保留表示領域21dと当該表示領域21eの何れも隠さないので、このときは、保留図柄90、当該図柄91の表示が消去されない。図25(2)に示すように、第2可動役物23の作動は、保留表示領域21dと当該表示領域21eを隠すので、第2可動役物23の作動前に、保留図柄90、当該図柄91の表示が消去され、その後、第2可動役物23が作動する。図25(3)に示すように、第3可動役物24の作動は、当該表示領域21eを隠さないが、保留表示領域21dを隠すので、第3可動役物24の作動前に、保留図柄90、当該図柄91の表示が消去され、その後、第3可動役物24が作動する。尚、第1〜第3可動役物22〜24のうち第2可動役物23だけが作動するパターン、及び第3可動役物24だけが作動するパターンが第1パターンとなり、第1可動役物22だけが作動するパターンが第2パターンとなる。
ここで、前記の保留図柄の表示消去条件の代わりに、図26(1)〜(4)の何れかの保留図柄の表示消去条件を採用してもよい。図26(1)の保留図柄の表示消去条件は、保留図柄90が表示されている場合、及び第1〜第3可動役物22〜24の何れかが保留表示領域21d及び当該表示領域21eの一部又は全部を隠すように作動する場合に成立する。つまり、第1〜第3可動役物22〜24の何れかが当該表示領域21eだけを隠すように作動する場合でも、保留図柄90が表示消去される。
図26(2)の保留図柄の表示消去条件は、保留図柄90が表示されている場合、及び当該図柄の表示消去条件が成立した場合に成立する。つまり、当該図柄91が表示消去される場合、それに合わせて保留図柄90が表示消去される。図26(3)の保留図柄の表示消去条件は、保留図柄90が表示されている場合、及び第1〜第3可動役物22〜24の何れかが作動する場合に成立する。つまり、第1〜第3可動役物22〜24の何れかが作動する場合、保留表示領域21dや当該表示領域21eの一部又は全部を隠すように作動するか否かに関わらず、保留図柄90が表示消去される。
図26(4)の保留図柄の表示消去条件は、保留図柄90が表示されている場合、及び第1〜第3可動役物22〜24のうち少なくとも2つが同時に作動する(第1パターンで作動する)場合に(ここで、仮に、その2つが保留表示領域21dや当該表示領域21eの一部又は全部を隠すことがなくても)成立する。つまり、第1〜第3可動役物22〜24のうち1つだけが作動する(第2パターンで作動する)場合、保留表示領域21dや当該表示領域21eの一部又は全部を隠すように作動するか否かに関わらず、保留図柄90は表示消去されない。具体的に、第2可動役物23は保留表示領域21dと当該表示領域21eを隠すように作動するが、第2可動役物23だけが作動する場合、保留図柄90は表示消去されない。
尚、遊技や演出の進行に応じて変化する条件に基づいて、第1条件下では、図23(1)と図26に示す複数の保留図柄の表示消去条件の何れか1つを採用し、第2条件下では、図23(1)と図26に示す複数の保留図柄の表示消去条件のうち第1条件下で採用したもの以外の何れか1つを採用するようにしてもよい。
また、前記の当該図柄の表示消去条件の代わりに、図27(1)〜(4)の何れかの当該図柄の表示消去条件を採用してもよい。図27(1)の当該図柄の表示消去条件は、当該図柄91が表示されている場合、及び第1〜第3可動役物22〜24の何れかが当該表示領域21eの一部又は全部を隠すように作動する場合に成立する。
図27(2)の当該図柄の表示消去条件は、当該図柄91が表示されている場合、及び保留図柄の表示消去条件が成立した場合に成立する。つまり、保留図柄90が表示消去される場合、それに合わせて当該図柄91が表示消去される。図27(3)の当該図柄の表示消去条件は、当該図柄91が表示されている場合、及び第1〜第3可動役物22〜24の何れかが作動する場合に成立する。つまり、第1〜第3可動役物22〜24の何れかが作動する場合、保留表示領域21dや当該表示領域21eの一部又は全部を隠すように作動するか否かに関わらず、当該図柄91が表示消去される。
図27(4)の当該図柄の表示消去条件は、当該図柄91が表示されている場合、及び第1〜第3可動役物22〜24のうち少なくとも2つが同時に作動する(第1パターンで作動する)場合に(ここで、仮に、その2つが保留表示領域21dや当該表示領域21eの一部又は全部を隠すことがなくても)成立する。つまり、第1〜第3可動役物22〜24のうち1つだけが作動する(第2パターンで作動する)場合、保留表示領域21dや当該表示領域21eの一部又は全部を隠すように作動するか否かに関わらず、当該図柄91は表示消去されない。具体的に、第2可動役物23は保留表示領域21dと当該表示領域21eを隠すように作動するが、第2可動役物23だけが作動する場合、当該図柄91は表示消去されない。
尚、遊技や演出の進行に応じて変化する条件に基づいて、第3条件下では、図24(1)と図27に示す複数の当該図柄の表示消去条件の何れか1つを採用し、第4条件下では、図24(1)と図27に示す複数の当該図柄の表示消去条件のうち第3条件下で採用したもの以外の何れか1つを採用するようにしてもよい。
また、前記の保留図柄の表示復活条件の代わりに、図28(1)(2)の何れかの保留図柄の表示復活条件を採用してもよい。図28(1)の保留図柄の表示復活条件は、保留図柄90が表示消去されている場合、及び第1〜第3可動役物22〜24の何れかが作動終了している場合、及び特別図柄保留数が1以上の場合、及び保留図柄の表示制限期間でない場合、及び演出ボタンSW7が操作された場合に成立する。
つまり、遊技者が、保留図柄90の表示を復活させたい場合にだけ、演出ボタンSW7を操作し、その表示復活を実現できる。尚、演出ボタンSW7を操作しなかった場合、当該特別遊技の変動終了時、又は次回特別遊技の変動開始時に、特別図柄保留数が1以上の場合、保留図柄90の表示が復活される。図28(2)の保留図柄の表示復活条件は、保留図柄90が表示消去されている場合、及び特別図柄保留数が1以上の場合、及び当該図柄の表示復活条件が成立した場合に成立する。つまり、当該図柄91の表示が復活される場合、それに合わせて保留図柄90の表示が復活される。
尚、遊技や演出の進行に応じて変化する条件に基づいて、第5条件下では、図23(2)と図28に示す複数の保留図柄の表示復活条件の何れか1つを採用し、第6条件下では、図23(2)と図28に示す複数の保留図柄の表示復活条件のうち第5条件下で採用したもの以外の何れか1つを採用するようにしてもよい。
また、前記の当該図柄の表示復活条件の代わりに、図29(1)(2)の何れかの当該図柄の表示復活条件を採用してもよい。図29(1)の当該図柄の表示復活条件は、当該図柄91が表示消去されている場合、及び第1〜第3可動役物22〜24の何れかが作動終了している場合、及び特別図柄が変動している場合、及び当該図柄の表示制限期間でない場合、及び演出ボタンSW7が操作された場合に成立する。
つまり、遊技者が、当該図柄91の表示を復活させたい場合にだけ、演出ボタンSW7を操作し、その表示復活を実現できる。尚、演出ボタンSW7を操作しなかった場合、当該特別遊技の変動終了時、又は次回特別遊技の変動開始時に、当該図柄91の表示が復活される。図29(2)の当該図柄の表示復活条件は、当該図柄91が表示消去されている場合、及び特別図柄が変動している場合、及び保留図柄の表示復活条件が成立した場合に成立する。つまり、保留図柄90の表示が復活される場合、それに合わせて当該図柄91の表示が復活される。
尚、遊技や演出の進行に応じて変化する条件に基づいて、第7条件下では、図24(2)と図29に示す複数の当該図柄の表示復活条件の何れか1つを採用し、第8条件下では、図24(2)と図29に示す複数の当該図柄の表示復活条件のうち第7条件下で採用したもの以外の何れか1つを採用するようにしてもよい。
ところで、図30に示すように、保留演出制御手段74は、可動役物23/24の作動により保留図柄90を表示消去させているとき、可動役物23/24により隠されない画像表示器21の第2の保留表示領域21fに、第2の保留情報92を表示させるようにしてもよい。この第2の保留情報92は、特別図柄保留数を数字で示すものであり、つまり、第2の保留表示領域21fには、保留表示領域21dに表示させる保留図柄90の表示態様と異なる表示態様で第2の保留情報92を表示させる。
尚、第2の保留情報92の表示を開始させるタイミングは、保留図柄90の表示を消去させるタイミングと同じにすることが望ましい。尚、第2の保留情報92の表示を、保留図柄90の表示を消去させる少し前から開始させ、ある期間においては、保留図柄90と第2の保留情報92の両方が表示されるようにしてもよい。尚、第2の保留情報92として、数字ではなく、保留図柄90と同じ又は類似の表示態様の保留図柄を、特別図柄保留数と相当する表示させてもよい。この場合、その表示が可能な適度なサイズの第2の保留表示領域21fを確保できるものとする。
尚、保留図柄90の表示が復活されると、第2の保留情報92の表示は消去される。この場合、保留図柄90の表示を復活させるタイミングは、第2の保留情報92の表示を消去させるタイミングと同じにすることが望ましい。尚、保留図柄90の表示を、第2の保留情報92の表示を消去させる少し前から復活させ、ある期間においては、保留図柄90と第2の保留情報92の両方が表示されるようにしてもよい。
尚、図示省略するが、保留演出制御手段74は、可動役物23/24の作動により当該図柄91を表示消去させる場合、可動役物23/24により隠されない画像表示器21の第2の当該表示領域21fに、第2の当該情報を表示させるようにしてもよい。例えば、第2の当該情報92は、当該図柄91と同じ又は類似の表示態様の当該図柄からなる
尚、先読み演出制御手段74は、特別図柄情報の取得時に受けた第1又は第2特別図柄保留数増加コマンド、即ち事前判定手段46による判定結果に基づいて、先読み演出を行うか否かを決定し、先読み演出を行うと決定した場合に、その先読み演出の対象とされた特別図柄情報に対して、その特別図柄情報が消化される(つまり、その特別図柄情報に基づいて特別図柄情報判定手段43が判定を行う)前から、大当りになることを期待させる先読み演出を実行する。
例えば、先読み演出として、特別図柄の数回の変動にわたって、前記のように、図柄変動演出制御手段71によって、「先読みモード」で図柄変動演出を行わせたり、保留演出制御手段73によって、先読み演出を行わない際に表示する保留図柄とは異なるデザイン(例えば色、形)の先読み保留図柄を表示させたりする。
以上説明した遊技機1の作用・効果について説明する。
遊技者は、発射ハンドル8を操作して、「通常遊技状態」又は「潜確遊技状態」が設定されているときには、「左打ち」により遊技を行って、第1,第2始動口11a,11bを狙うことができ、「時短遊技状態」又は「確変遊技状態」が設定されているとき、及び特別遊技が行われているときには、「右打ち」により遊技を行って、第2始動口12aとゲート13と大入賞口14aを狙うことができる。
第1特別図柄保留数が4未満のときに、遊技球が第1始動口11aに入賞すると、第1特別図柄情報が取得・記憶され、第1特別図柄保留数が1増加し、第2特別図柄図保留数が4未満のときに、遊技球が第2始動口11b,12aに入賞すると、第2特別図柄情報が取得・記憶され、第2特別図柄保留数が1増加し、普通図柄保留数が4未満のときに、遊技球がゲート13を通過すると、普通図柄情報が取得・記憶され、普通図柄保留数が1増加する。
記憶された特別図柄情報は、特別図柄の変動開始毎に順次消化され、その際、複数の特別図柄情報が記憶されている場合、それら複数の特別図柄情報は取得された順番で消化され、第1,第2特別図柄保留数の何れかが1減少し、特別遊技抽選が行われる。すると、特別図柄が変動表示された後、その特別遊技抽選の結果を示す判定図柄が停止表示され、特別遊技抽選で大当りに当選すると大当り図柄が停止表示され、大当り遊技が発生し、特別遊技抽選で小当りに当選すると小当り図柄が停止表示され、小当り遊技が発生する。
遊技演出において、画像表示器21に表示される画像(動画)、及びその画像に合わせてスピーカ37から出力される音声、更には可動役物22〜24の作動や、枠ランプ25と盤ランプ26による電飾によって、特別図柄が変動表示されているときには、特別遊技抽選の結果を示唆する図柄変動演出が行われ、特別遊技が行われているときには、その特別遊技を盛り上げる特別遊技演出が行われるので、遊技性並びに遊技興趣が高められる。
ここで、画像表示器21に、保留表示領域21dに特別図柄保留数と相当する保留図柄90が表示されていると、遊技者は、その保留図柄90を見て、特別図柄保留数を知ることができる。しかし、可動役物23/24の作動により、画像表示器21に表示された保留図柄90の数、つまり特別図柄保留数を遊技者が誤認する虞がある。そこで、可動役物23/24が保留表示領域21dの一部又は全部を隠すように作動する場合、その作動前に、保留表示領域21dに表示させている保留図柄90を全て消去させ、特別図柄保留数を遊技者に誤認させないようにすることができる。
保留図柄90を消去させる場合には、可動役物23/24により隠されていない画像表示器21の第2の保留表示領域21fに第2の保留情報92(特別図柄保留数を示す数字)を表示させるので、遊技者は、その第2の保留情報92を見て、特別図柄保留数を知ることができる。このとき、第2の保留情報92が表示されない場合があっても、遊技領域5aの第2状態表示器28から、特別図柄保留数を知らせることができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、前記開示事項以外の種々の構成を付加して実施可能であり、前記実施例の所謂確変機以外に、公知の所謂ST機や1種2種混合機等の種々のパチンコ遊技機に本発明を適用可能である。
1 遊技機
21 画像表示器(画像表示手段)
21d 保留表示領域
22〜24 第1〜第3可動役物(可動部)
42 特別図柄情報記憶手段(記憶手段)
43 特別図柄情報判定手段(判定手段)
90 保留図柄(保留情報)
第1の発明は、所定条件の成立により判定情報に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を行う判定手段(43)と、前記判定の保留情報を記憶可能な記憶手段(42)と、前記判定の結果に基づいた演出を表示可能な画像表示手段(21)と、この画像表示手段(21)の前側において可動に設けられた可動部(22/23/24)とを備えた遊技機(1) において、前記記憶手段(42)に記憶されている前記保留情報(90)を、前記画像表示手段(21)の所定の保留表示領域(21d) に表示させ、前記判定が行われた前記判定情報に対応する実行情報(91)を、前記画像表示手段(21)の所定の実行表示領域(21e) に表示させる表示制御手段(74)を備え、前記表示制御手段(74)は、前記保留情報(90)の表示を、前記可動部(22/23/24)が所定のパターンで作動する前に消去させることが可能であり、所定条件下では、前記保留情報(90)及び前記実行情報(91)のうちの一方の表示だけを、前記可動部(22/23/24)が作動する前に消去させることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、前記保留表示制御手段(74)は、前記可動部(22/23/24)が前記所定のパターン;第1パターンと異なる第2パターンで作動する場合には、前記保留表示領域(21d) に表示させている前記保留情報を消去させないことを特徴とする。
発明は、所定条件の成立により判定情報に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を行う判定手段(43)と、前記判定の保留情報を記憶可能な記憶手段(42)と、前記判定の結果に基づいた演出を表示可能な画像表示手段(21)と、この画像表示手段(21)の前側において可動に設けられた可動部(22/23/24)とを備えた遊技機(1)において、前記記憶手段(42)に記憶されている前記保留情報(90)を、前記画像表示手段(21)の所定の保留表示領域(21d)に表示させ、前記判定が行われた前記判定情報に対応する実行情報(91,92)を、前記画像表示手段(21)の所定の実行表示領域(21e,21f) に表示させる表示制御手段(74)を備え、前記実行情報は、前記可動部(22/23/24)が作動したときに前記可動部(22/23/24)によって隠される前記画像表示手段(21)の第1実行表示領域(21e)に表示される第1の実行情報(91)と、前記可動部(22/23/24)の作動にかかわらず常時視認可能な前記画像表示手段(21)の第2実行表示領域(21f)に表示される第2の実行情報(92)とがあり、前記表示制御手段(74)は、前記保留情報(90)の表示を、前記可動部(22/23/24)が所定のパターンで作動する前に消去させることが可能であり、前記可動部(22/23/24)が前記保留表示領域(21d)及び前記第1実行表示領域(21e)を隠すように作動するときは、前記保留情報(90)の示を、前記可動部(22/23/24)が作動する前に消去させることを特徴とする。

Claims (2)

  1. 所定条件の成立により遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を行う判定手段と、前記判定の保留情報を記憶可能な記憶手段と、前記判定の結果に基づいた演出を表示可能な画像表示手段と、この画像表示手段の前側において可動に設けられた可動部とを備えた遊技機において、
    前記記憶手段に記憶されている前記保留情報を、前記画像表示手段の所定の保留表示領域に表示させる保留表示制御手段を備え、
    前記保留表示制御手段は、
    前記可動部が所定の第1パターンで作動する場合、その作動前に、前記保留表示領域に表示させている前記保留情報を消去させることを特徴とする遊技機。
  2. 前記保留表示制御手段は、
    前記可動部が前記第1パターンと異なる第2パターンで作動する場合には、前記保留表示領域に表示させている前記保留情報を消去させないことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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