JP2018078968A - 靴 - Google Patents

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基治 三好
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】歩行やジョギングといった地面を後方へ蹴り出す動作が膝を上げてよりしやすくなり、躓き難く、走行競技力の向上を図ることが可能な靴を構成する。
【解決手段】履用者の足の爪先を含む踏み付け部(前足部)が載る位置の靴底が略同じ厚みに、且つ当該部分の厚みが、踏み付け部(前足部)と踵部(後足部)が載る位置の靴底の厚みよりも大きく設けて靴1の靴底3を形成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、特に歩行やランニングなどに好適な靴の構造に関する。
ウォーキングなどの有酸素運動や体操などをするときに使用する運動靴として、靴を履いて歩行することでアキレス腱が自然に鍛えられるように、図3に示されるように、靴底100の厚みを爪先側が踵側よりも高くなるように形成して、歩行中にアキレス腱に負荷が加わるように設けられた構造のものが知られている。
また、図4に示されるように、弾性材料を用いて形成された靴の中敷きであって、爪先部に先方に向かって高さを増した傾斜体101aを一体に設け、この傾斜体101aの弾性力によって歩行中に爪先で地面を後方へ蹴り出しやすくした構成の中敷き101が知られている(例えば特許文献1,2参照)。
実開平3−101978号公報 特開2010−284212号公報
前記図示した運動靴のように、靴底100の高さが爪先側から踵側にかけて段々低くなるように形成されていれば、利用者が靴を履いて真っ直ぐ立ったときにアキレス腱が軽く伸びた状態となってアキレス腱に負荷がかかることとなる。
しかし、この運動靴では、靴底100の上面全体が爪先側から踵側にかけて下り傾斜しているので、靴を履いたときの重心が踵部分に位置し、履用して早歩きしたり走ったりすると踵側へ加わる負荷によって脹脛の筋肉を痛めやすいという問題がある。
また、弾性を有する傾斜体101aが爪先側に設けられた靴の中敷き101では、この中敷き101が入れられた靴を利用者が履いたときに傾斜体101aの上面に足の指先が載って、指先が傾斜体101aで上向きに反って支持される。履用中に足の指先が上向きに反って支持されることで、歩行中に地面に接地する足の指先で地面を後方へ蹴り出す動作が若干はしやすくなるものの、中敷き101は、地面を後方へ蹴り出すときに足の指先とともに接地する、指先よりも後方の踏み付け部(前足部)が載る部分が、踵部が載る部分と同じ厚みに設けられ、つまり、足の指先を支持する傾斜体101aよりも後方の部分が同じ厚みで扁平に形成されているので、足の指先と踏み付け部を接地して地面を後方へ蹴り出したときの力を地面に伝達して前方への推進力に効果的に変換することができない。
すなわち、歩行における推進力は靴の底の一部が地面に接地して、靴底の全面が着地してから離陸する。これを歩行型とする。
着地してから離陸する間に、足が地面に加えた力によつ地面からの反発力によって生じ、着地してから離陸するまでの足の重心が移動する距離である重心移動距離と、地面から足が受ける地面反発力、還元すれば脚力の積が推進力となり、推進力によって膝が上がることとなる。
従来の爪先側よりも踵側の方が高くなっている靴底の靴よりも、爪先側が踵側より高くなるように靴底が形成された靴の方が、重心移動距離が長くなり、推進力が大きくなって、より膝が上がりやすくなる。膝が上がるので躓きにくくなる。
また、全力疾走のランニングにおいては、靴の靴底の小指側の爪先部分が地面に接地して、靴底の全面が着してから、最初に踵部分が地面から離れ、最後に親指側の爪先部分が離れて離陸する。これを全力疾走型とする。
前記の通り、着地してから離陸するまでの足の重心が移動する距離である離陸時重心移動距離と、着地力の積が推進力となる。ここで着地力とは、小指側の爪先部分が接地してから靴底全体が着地するまでの足の重心が移動する距離である着地時重心移動距離と、前記脚力との積である。
従来の爪先側よりも踵側の方が高い靴底の靴よりも、爪先側が踵側より高くなるように靴底が形成された靴の方が、離陸時重心移動距離と着地時重心移動距離がともに長くなって、推進力と着地力がともに大きくなる。
歩行型と全力疾走型の何れの動作においても、推進力及び着地力を大きくするには、地面から足が受ける地面反発力が大きくなること、つまり、足の指先部と踏み付け部で地面をしっかりと確実に蹴り出すことが必要であり、それには、靴底をその地面を蹴り出す部分である前記指先部と踏み付け部が載る部分を高くし、踵部をそれよりも低くして形成することが肝要である。
本発明は従来の技術の有するこのような問題点に鑑み、歩行やジョギングといった地面を後方へ蹴り出す動作が膝を上げてよりしやすくなり、躓き難く、走行競技力の向上を図ることが可能な靴を構成することを課題とする。
前記課題を解決するため本発明は、靴底の爪先側の厚みが踵側よりも大きく設けられた靴であって、
履用者の足の爪先を含む踏み付け部(前足部)が載る位置の靴底が略同じ厚みに設けられているとともに、当該部分の厚みが、踏み付け部(前足部)と踵部(後足部)が載る位置の靴底の厚みよりも大きく設けられた構成を有ることを特徴とする。
なお、本発明において靴底とは、アッパーが一体に取り付けられる靴の底部をいうが、中敷きや中底を備えた靴ではそれらも含めて靴底という。靴底の厚み又は高さとは、足裏が載る部分から地面に接地する部分までの厚み又は高さをいう。
前記構成の靴において、靴の履用感を良好にするため、履用者の足の踵部(後足部)が載る位置から踏まず部(中足部)の中間部分が載る位置までの靴底の厚みが略同じであり、且つ当該踏まず部(中足部)が載る中間部分から爪先を含む踏み付け部(前足部)が載る位置までに亘って靴底の厚みが漸次増すように設けること好ましい。
また、前記構成の靴において、図2に示されるように、靴底上に踵側の後端部を(0)、爪先側の先端部を(100)とした座標をとったときに、靴底が、踵側の後端部(0)から踏まず部の中間部分(40±10)までは略同じ厚み、前記踏まず部の中間部分(40±10)から爪先側の後端部(65±10)までは漸次厚みが増し、爪先側の後端部(65±10)から先端部(100)までを略同じ厚みに設けることが好ましい。
これによれば、歩行時に靴底の全面が着地した後、踵側後端部(0)の位置から靴底が離陸していくが、一瞬つま先立ちになり最後に爪先側先端(100)の位置が離陸する。爪先立ちの状態は中足指節関節部から母指末節骨先端までであり、また、爪先側の後端部(65±10)の位置は中足指節関節部、先端部(100)の位置は母指末節骨先端である。靴底を踵側(0)から爪先側(100)まで徐々に厚くするよりも、踏まず部の中間部分から前方の爪先側先端部までを略同じ厚みで均一にした方が、脚力を地面に伝えやすくなり推進力が得られやすくなる。
なお、踏まず部の中間部分(40±10)の位置は、利用者個人の足のサイズや形などに応じて適宜に調整(50〜30の範囲に調整)することができる。同様に、爪先側の後端部(65±10)の位置も適宜に調整(75〜55の範囲に調整)することができる。
さらに前記構成の靴において、爪先側の靴底の厚み(A)、踵側の厚み(B)及び靴のサイズ(C)が以下の条件式(1)及び(2)を満たすように設けてあることが好ましい。なお、A,B,Cの単位は何れも(mm)である。
条件(1): A>B
条件(2): (A−B)/C≧0.01
上記条件の範囲に靴底が形成されていれば、靴のサイズや用途の違いなどに関わりなく、歩行やランニングの際に、膝が上がって大きな推進力を得ることが可能である。前記条件(2)を満たさない場合、膝を上げせしめる機能が低下し、大きな推進力を得ることができない。
本発明は、運動用に限らず、様々な用途で使用される靴、例えばウォーキングやランニングなどの陸上用、サッカーやテニスなどの球技用のスポーツ専用靴或いはその他の運動靴、紳士靴、婦人靴、その他の革靴などのビジネス用の靴、スニーカー、サンダル、リハビリ用医療シューズ、スリッパなどの種々の形態の靴や履物に適用可能である。
本発明の靴によれば、靴底の爪先側が踵側よりも高く形成されているので、利用者がこれを履いて歩行したときは、重心移動距離が長くなって大きな推進力が得られ、膝が上がりやすくなって躓き難くなり、また、ジョギングやランニングしたときには、離陸時重心移動距離と着地時重心移動距離が長くなって大きな推進力及び着地力が得られ、走行スピードが出やすくなって走行競技の競技力を向上させることが可能である。
本発明の靴の一実施形態の外観図である。 図1の靴の靴底の部分を実線で表した縦断面である。 従来の靴の縦断面図である。 従来の靴の中敷きの側面図である。
本発明の好適な一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は本発明をランニングシューズに適用した靴の形態を示しており、図示されるように、この靴1は、履用時に足の周囲及び上部を覆うアッパー2と、爪先側の厚みを踵側よりも大きく設けた靴底3を一体化して形成してある。
靴底3は弾性を有する合成樹脂材やゴム材などからなり、履用者の足の爪先を含む踏み付け部(前足部)が載る位置の靴底が略同じ厚みに設けられているとともに、この部分の厚みが、踏み付け部(前足部)と踵部(後足部)が載る位置の靴底の厚みよりも大きく設けて形成してある。
また、踵部(後足部)が載る位置から踏まず部(中足部)の中間部分が載る位置までの靴底の厚みは略同じに設けられ、踏まず部(中足部)が載る中間部分から爪先を含む踏み付け部(前足部)が載る位置までに亘って靴底の厚みが漸次増すように設けて形成してある。
詳しくは、図2に示されるように、靴底3上に踵側の後端部を(0)、爪先側の先端部を(100)とした座標をとったときに、靴底3が、踵側の後端部(0)から踏まず部の中間部分(40±10)までは略同じ厚み、前記踏まず部の中間部分(40±10)から爪先側の後端部(65±10)までは漸次厚みが増し、爪先側の後端部(65±10)から先端部(100)までを略同じ厚みに設けて形成してある。
また、靴底3は、前記爪先側の後端部(65)から先端部(100)までの靴底3の厚み(A)と、踵側の後端部(0)から踏まず部の中間部分(40±10)までの厚み(B)は、靴1のサイズを(C)との間で、以下の条件(1)、(2)を満たすように設けてある。
条件(1): A>B
条件(2): (A−B)/C≧0.01
例えば靴1のサイズが25cm(C=250)、爪先側の靴底3の厚みを15mm(A=15)、踵側の靴底の厚みを10mm(B=10)に設けた場合、(A−B)/C=0.02となって条件(2)を満たす。また、踵側の厚みを12mm(B=12)に設けた場合、(A−B)/C=0.12となって同じく条件(2)を満たす。このような条件で形成された靴1であれば、これを履いて歩行したときに、重心移動距離が長くなって大きな推進力が得られ、膝が上がりやすくなる。
一方、(A−B)/C<0.01の条件で形成された靴では、膝を上げせしめる機能が低下し、大きな推進力や着地力は得られない。
このように構成された本形態の靴1は、靴底3の爪先側が踵側よりも高く形成してあるので、歩行中に重心移動距離が長くなって大きな推進力が得られ、膝が上がりやすくなって躓き難くなり、また、ジョギングやランニング中に、離陸時重心移動距離と着地時重心移動距離が長くなって大きな推進力及び着地力が得られ、走行スピードが出やすくなって走行競技の競技力を向上させることが可能である。
なお、前記図示した靴の形態は一例であり、本発明はサイズや用途を問わず、様々な形態の靴に適用可能である。
前述の通り、本発明における靴底は、靴を履いた状態で利用者の足裏が載る部分から地面に接地する部分までの厚み又は高さをいうが、中敷き(中底)を靴に入れて、靴底の厚みが調整されるようにしてもよい。
例えば爪先側の靴底の厚み(A)を14mm、踵側の靴底の厚み(B)を8mmとし、靴底の前後の高低差を6mmに設けて形成された靴に、踵部が爪先部より3mm高い中敷きを靴に入れて高低差が3mmとなるように調整したり、爪先部が踵部より3mm高い中敷きを入れて高低差が9mmとなるように調整したりしてもよい。
1 靴、2 アッパー、3 靴底

Claims (5)

  1. 靴底の爪先側の厚みが踵側よりも大きく設けられた靴であって、
    履用者の足の爪先を含む踏み付け部(前足部)が載る位置の靴底が略同じ厚みに設けられているとともに、当該部分の厚みが、踏み付け部(前足部)と踵部(後足部)が載る位置の靴底の厚みよりも大きく設けられた構成を有ることを特徴とする靴。
  2. 履用者の足の踵部(後足部)が載る位置から踏まず部(中足部)の中間部分が載る位置までの靴底の厚みが略同じであり、且つ当該踏まず部(中足部)が載る中間部分から爪先を含む踏み付け部(前足部)が載る位置までに亘って靴底の厚みが漸次増すように設けられた構成を有ることを特徴とする請求項1に記載の靴。
  3. 靴底上に踵部の後端部を(0)、爪先部の先端部を(100)とした座標をとったときに、靴底が、踵部の後端部(0)から踏まず部の中間部分(40±10)までは略同じ厚み、前記踏まず部の中間部分(40±10)から爪先部の後端部(65±10)までは漸次厚みが増し、爪先部の後端部(65±10)から先端部(100)までが略同じ厚みに設けられた構成を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の靴。
  4. 爪先側の靴底の厚み(A)、踵側の厚み(B)及び靴のサイズ(C)が以下の条件式(1)及び(2)を満たすように設けられた構成を有する請求項1から3の何れかに記載の靴。
    条件(1): A>B
    条件(2): (A−B)/C≧0.01
  5. 請求項1から4の何れかに記載の靴は、ウォーキングやランニングなどの陸上用、サッカーやテニスなどの球技用のスポーツ専用靴或いはその他の運動靴、紳士靴、婦人靴、その他の革靴などのビジネス用の靴、スニーカー、サンダル、リハビリ用医療シューズ、スリッパなどの履物の何れかであることを特徴とする靴。
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