JP2018078852A - 植物栽培用プランター - Google Patents

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Abstract

【課題】畑以外の場所であっても無肥料かつ無農薬で植物を栽培することができる植物栽培用プランターを提供する。【解決手段】本発明の一観点に係るプランター1は、高さ20cm以上40cm以下の高さ保持部材2と、高さ保持部材2に支持される上枠部材3と、高さ保持部材2及び上枠部材3により形成される空間周囲に配置される布部材4と、を備える植物栽培用プランターである。またこの布部材には土5が収容されていることが好ましい。またこの場合において、土には、マメ科植物のアルファルファの(和名:ムラサキウマゴヤシ)根の一部が含まれたものであることが好ましい。【選択図】図1

Description

本発明は、植物栽培用プランターに関する。
現代農業は、化学肥料の利用により土壌の汚染や破壊の問題が起き、病虫害への対策が不可欠となっている。一般的には、対策としてより強力な農薬の開発、あるいは病虫害に強い遺伝子組み換え技術の開発が進められている。
一方、肥料や農薬を使用する農法への批判や反省から、無肥料および無農薬で農作物を栽培する「自然農法」(あるいは「自然栽培」)を実践する農業者が1900年代初期に登場し、実績を示し始めている。初期の提唱者としては、福岡正信氏、岡田茂吉氏が著名で、近年では、奇跡のリンゴと呼ばれる無農薬リンゴの栽培に成功した木村秋則氏の取り組みが各方面から注目されている。
しかしながら、肥料(化学肥料および有機肥料)をほぼ使用せずに農産物を安定的に栽培する技術は、ごく一部の実践者が成功しているのみであり、その仕組みも解明されておらず、現状では客観的に再現が容易な技術ではないと考えられている。
これに対し、最近になって、従来の農学分野で通説とされる考え方とは異なる、新しい説が公開されている。例えば、下記特許文献1には、畑において、無肥料かつ無農薬で野菜を栽培する方法が開示されている。
特許第5770897号明細書
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術は、畑に関する技術であり、畑以外の場所、例えば家庭や職場等で行うことは困難である。
そこで、本発明は、畑以外の場所であっても無肥料かつ無農薬で植物を栽培することができる植物栽培用プランターを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の一観点に係る植物栽培用プランターは、高さ20cm以上40cm以下の高さ保持部材と、高さ保持部材に支持される上枠部材と、高さ保持部材及び上枠部材により形成される空間周囲に配置される布部材と、を備えるものである。
以上、本発明によって、畑以外の場所であっても無肥料かつ無農薬で植物を栽培することができる植物栽培用プランターを提供することができる。
実施形態に係るプランターの概略を示す図である。 実施形態に係るプランターの概略を示す図である。 実施形態に係るプランターの他の例の概略を示す図である。 実施形態に係るプランターの実際の写真図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は、多くの異なる形態による実施が可能であり、以下に示す実施形態、実施例における例示にのみ限定されるわけではない。
本実施形態に係る植物栽培用プランター(以下「本プランター」という。)1の概略を図1に示す。本図で示すように、本プランター1は、高さ20cm以上40cmの高さ保持部材2と、高さ保持部材2に支持される上枠部材3と、高さ保持部材2及び上枠部材3により形成される空間周囲に配置される布部材4と、を備える。なお、布部材を取り除いた場合の本プランターの概略を図2に示しておく。
また、本プランター1は、文字通り植物を栽培するために用いることができるものであり、植物の種類については限定されるわけではないが、例えば野菜であることが好ましい。野菜の場合において、種類は限定されるわけではないがコネギ等のユリ科植物、スイカ、メロン及びカボチャ等のウリ科植物、レタス等のキク科植物、ダイコン、カブ、ミズナ、コマツナ及びルッコラ等のアブラナ科植物、トマト等のナス科植物等を栽培するために用いることができる。上記の他、タイムやオレガノ等のハーブも好ましく栽培するために用いることができる。
本プランターにおける高さ保持部材2とは、上枠部材3を支持し、本プランターの設置面から所定の高さを維持するために用いられるものである。所定の高さとしては、具体的には、上枠部材3の上端の位置が設置面から20cm以上40cm以下となるように保持できるものである。この高さを20cm以上とすることで、内部に収容される土に含まれる共生微生物の数を十分に確保し、無農薬かつほぼ無肥料の農作物の安定的な栽培を可能とする。一方、40cm以下とすることで軽さを確保し、土が自重によって、固くなることを防止し、空気を十分に土中に供給することができるようになる。
本プランター1の高さ保持部材2は、高さを保持することができる限りにおいて限定されるわけではないが、例えば、支柱又は通気性の良い板部材であることが好ましい。支柱の場合は、複数の棒状部材を備え、上枠部材3を安定的に支持するものであることが好ましい。また、図3で示すように、支柱ではなく、孔21が多数設けられる等の通気性の良い板部材であってもよい。また、通気性の良い板部材の例としては、例えば、貫通孔が多数設けられた板部材であり、これが複数面分組み合わされて上枠部材3を安定的に支持していることとしてもよい。なお、複数面組み合わせる態様としては、複数の面を構成するよう複数の板部材を別個に配置してもよく、また、籠として一体に形成してもよい。また、通気性の良い板部材の例としては、例えば植物の茎を編み合わせた籠等も好ましい一例となる。なお、通気性を良く確保することができる限りにおいて限定されるわけではないが、板部材の側面積全体を1とした場合、0.9以下であることが好ましく、より好ましくは0.8以下、更に好ましくは0.7以下である。この範囲とすることで、土中における共生微生物に十分な空気を供給することが可能となる。また、後述の記載からも明らかとなるが、板部材を用いた場合でも、布部材が土との間に介在することとなり、土が直接板状部材と接触するのではなくなるところから通気性の確保が可能となる。
また高さ保持部材の材料としては、安定的に土5を収容することが可能となる程度の強度と持ち運びができる程度の軽さを備えていればよく、例えばプラスチック、木材、金属などを例示することができる。
また、本プランター1における上枠部材3とは、土を収容する空間上面を形成するものであり、輪又は多角形の閉じた形状となっていることが好ましい。
また、上枠部材の大きさは、限定されるわけではないが、上面から上枠部材を見た場合に、半径50cmの円の範囲内に収まる大きさであることが好ましい。この範囲とすることで、プランターの側面から土に十分な空気が供給されることとなり、後述するように土中の共生微生物が十分な呼吸を行うことができるようになる。
また、より具体的には、プランターの上枠部材が四角形等の多角形である場合の幅は、縦横のいずれにおいても70cm以下であることが好ましく、より好ましくは30cm以上60cm以下の範囲である。ここで「幅」とは、上枠を形成する多角形の一辺と、この一辺に垂直な方向における上枠部材の長さ(高さ)をいう。
また上枠部材の材料としては、安定的に土5を収容することが可能となる程度の強度と持ち運びができる程度の軽さを備えていればよく、例えばプラスチック、木材、金属などを例示することができる。
また、本プランター1では、高さ部材を支える底部材を備えていてもよい。このようにすることで、高さ保持部材3を安定的に保持することが可能となる。なお、底部材は、布部材4内に収納される土5を安定的に保持することができれば省略することも可能である。なお底部材の材料も上記上枠部材及び高さ保持部材と同様である。
また本プランター1において、底部材を設ける場合、土を安定的に保持することができる一方、水を含みすぎると土中の共生微生物の活動に支障を及ぼす恐れがあるため、上記高さ保持部材と同様、通気性のある板部材であることが好ましい。
また、本プランター1の布部材4とは、土を保持する一方、通気性を備え、土中に十分な空気を供給するために用いられる部材である。この限りにおいて限定されるわけではないが、不織布であることは好ましい一例である。なお不織布の場合、限定されるわけではないが通気性を確保する観点から紙、フェルト、編物を含まないもの、具体的には「JIS L0222」により定められる不織布であることが好ましく、より好ましくは吸水性の低いものであることが好ましい。なお、不織布の材料としては特に限定されるわけではないが、アラミド繊維、ガラス繊維、セルロース繊維、ナイロン繊維、ビニロン繊維、ポリエステル繊維、ポリエチレン繊維、ポリオレフィン繊維等を例示することができるがこれに限定されない。
また布部材は、限定されるわけではないが、厚さ0.5mm以下の不織布であることが好ましく、より好ましくは0.1mm以下である。これ以上の厚さになると水等を含んだ場合に結局のところ通気性が低下し、土中の共生微生物に十分な空気を供給しにくいといった課題があるが、これ以下とすることで十分な通気性を確保することができる。もちろん、収容した土を安定的に維持することができるようにしておくため、0.01mm以上の厚さは備えていることが好ましい。
また、本プランター1において、限定されるわけではないが、布部材4は、上枠部材を折り返すことにより覆い、布部材自身を支持する構成となっていることが好ましい。このようにすることで、布部材が土の重さによって落ちてしまうことを防止することが可能となる。
また、本プランター1において、布部材内の空間に予め収容される土5を備えることが好ましい。本プランター1では、通常の土を使用することももちろん可能であるが、予め本プランター1に最適な土を収容させておくことで、畑以外の場所であっても無肥料かつ無農薬で植物を栽培することが容易に実現可能となる。
すなわち、本プランター1においてあらかじめ充填されている土には、マメ科植物のアルファルファの(和名:ムラサキウマゴヤシ)根の一部が含まれたものであることが好ましい。より具体的には、上記特許文献1に記載の方法によって整えられた畑の土を用い、本プランター1に収容させておくことが好ましい。またこの場合において、アルファルファの根は直根であり、その長さも比較的長いため、そのまま用いると、大きさ及び取り扱いの観点からプランター1内の植物の育成に支障が出てしまう可能性がある。そのため、本プランター1の土ではこのうちの大きな根の部分は取り除いておくことが好ましい。一方で、アルファルファは本プランター1の効果を達成するうえでは非常に重要な役割を担う植物であり、また完全に除去することも不可避である。すなわち、本プランターの土は、上記特許文献1に記載の方法すなわち、高さ35〜70cm、幅(上面)60〜200cmの畝を成形した後、自然に生えてくる雑草類の根を残して地上部を刈り取り、刈り取った地上部を溝に落とし、さらにマメ科植物のアルファルファ(和名:ムラサキウマゴヤシ)の種を畝に播き繁殖させ、根を残して地上部を刈り取り、刈り取った地上部を溝に落とすことにより造成した畑の土から、2cm以上の大きさのアルファルファの根を除去する方法で作製されるものである。なおこの原理については推測の域にあるが、土中には少なからず窒素固定を行うことが可能な共生微生物が存在し、アルファルファの育成状況が共生微生物のマーカーとなりうる。したがってアルファルファが十分に育成した土には必要な窒素を自発的に得る能力が備わっていると考えられている。
以上、本プランター1によると、畑以外の場所であっても無肥料かつ無農薬で植物を栽培することが可能となる。
ここで、上記植物栽培用プランターについて実際に作製し、その効果を確認した。以下具体的に説明する。
幅30cm×60cm、高さ40cmのプラスチック製のプランターの側面に上下左右約5cmの間隔で1cm程度の孔をあけ、その内面に0.06mmの不織布を張り、その内部に、上記特許文献1により作成し、2cm以下のアルファルファの根を除去した土を、上枠材の上部から3cm程度下の位置に表面が来るよう収容し、プランターを完成させた。
そして、6月下旬にミズナの種まきを行い、7月下旬に1回目の収穫を行った。そして、そのまま無肥料無農薬にて静置し、再び10月上旬にミズナの種まきを行ったところ、前回と同様の量以上のミズナの収穫を行うことができた。この写真図を図4に示す。
なお、本実施例では、1回目の収穫においてミズナを収穫した後、根はそのまま残し、土を撹拌させ2回目の種まきを行った。根を残すことで微生物による分解を促しミズナへの肥料とすることが可能となる。
上記の結果、本発明によると、無農薬かつ無肥料であっても複数回十分な量の作物を簡単に得ることができるのを確認した。なお、ミズナと同様、レタス、コネギ、コマツナ、ルッコラについて行ったが同様、2回目に1回目と同等の量の収穫を行うことができることを確認した。
本発明は、植物栽培用プランターとして産業上の利用可能性がある。

Claims (8)

  1. 高さ20cm以上40cm以下の高さ保持部材と、
    前記高さ保持部材に支持される上枠部材と、
    前記高さ保持部材及び前記上枠部材により形成される空間周囲に配置される布部材と、を備える植物栽培用プランター。
  2. 前記上枠部材は、半径50cmの円の範囲内に収まる請求項1記載の植物栽培用プランター。
  3. 前記高さ保持部材は、支柱又は通気性のある板部材である請求項1記載の植物栽培用プランター。
  4. 前記高さ部材を支える底部材を備える請求項1記載の植物栽培用プランター。
  5. 前記布部材は、厚さ1mm以下の不織布を含む請求項1記載の植物栽培用プランター。
  6. 前記布部材は、前記上枠部材を折り返すことにより覆い、前記布部材自身を支持する請求項1記載の植物栽培用プランター。
  7. 前記布部材内の空間に収容される土を備える請求項1記載の植物栽培用プランター。
  8. 前記土には、マメ科植物のアルファルファの(和名:ムラサキウマゴヤシ)根の一部が含まれたものである請求項1記載の植物栽培用プランター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113016511A (zh) * 2021-03-16 2021-06-25 云南万绿生物股份有限公司 一种芦荟栽培方法

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