JP2018078709A - 整流装置、電源装置、及び、整流装置の制御方法 - Google Patents

整流装置、電源装置、及び、整流装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】整流回路部の還流ダイオードを流れる逆回復電流に起因するノイズを抑制又は防止する。【解決手段】電源装置は整流回路部、切替部、及び制御部を有する整流装置と該整流装置の出力電圧を平滑する平滑部とを備える。整流回路部は、リアクタが接続された第1通電路を介して電源から供給される交流電力を整流して第2通電路に出力する。一対の第1通電路のうちの一方の第1線路の電位が他方の第2線路よりも高い第1期間において、第1スイッチング素子がOFFとされ、第2スイッチング素子のON/OFFが繰り返し切り替えられる。制御部は、第1期間において第2スイッチング素子がONとされる毎に、第2スイッチング素子がOFFからONに切り替えられた第1時点から所定時間が経過した第2時点までの第2期間にて、切替部により電源及び整流回路部間を電気的に遮断する第1制御モードを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、整流装置、電源装置、及び、整流装置の制御方法に関する。
従来、MOSFETを用いて構成された整流回路(特許文献1参照)が知られている。たとえば、図9A及び図9Bに示す電源装置500の整流回路501は、2個のMOSFET511、521と2個のダイオードD3、D4とで構成されている。MOSFET511のソースとMOSFET521のドレインとの間はリアクタ502及び一方の入力端を介して交流電源に接続されている。ダイオードD3のアノードとダイオードD4のカソードとの間は他方の入力端を介して交流電源に接続されている。MOSFET511のドレインとダイオードD3のカソードとの間は一方の出力端及びキャパシタ503の一方端に接続され、MOSFET521のソースとダイオードD4のアノードとの間は他方の出力端及びキャパシタ503の他方端に接続されている。また、図9A及び図9Bでは、各MOSFET511、521の各寄生ダイオードが、各MOSFET511、521に並列接続された還流ダイオードD1、D2として機能している。
特許文献1では、交流電源に繋がる一方の入力端の電位が他方の入力端の電位よりも高い期間において、MOSFET511がOFFとされ、MOSFET521のスイッチングがPWM制御されてそのON/OFFが切り替えられる。MOSFET521がONである場合、図9Aでの実線の矢印のように、交流電源に繋がる一方の入力端、リアクタ502、MOSFET521、ダイオードD4を経由して交流電源に繋がる他方の入力端に交流電流iaが流れる。MOSFET521がOFFである場合、図9Bでの実線の矢印のように、交流電源から一方の入力端、リアクタ502、及び還流ダイオードD1を経由して一方の出力端及びキャパシタ503の一方端に電流iaが流れ、他方の出力端及びキャパシタ503の他方端からダイオードD4を経由して交流電源に繋がる他方の入力端に電流iaが流れる。このように、MOSFET521のON/OFFに応じて、整流回路501を流れる電流iaの通電経路が切り換わる。なお、交流電源に繋がる一方の入力端の電位が他方の入力端の電位よりも低い期間では、MOSFET521がOFFとされ、MOSFET511のスイッチングがPWM制御されてそのON/OFFが切り替えられる。そして、MOSFET511のON/OFFに応じて、整流回路501を流れる電流iaの通電経路が切り換わる。
特開2016−77107第号公報
しかしながら、図9A及び図9Bに示す整流回路501では、AC入力の電圧が正である上記の期間において、MOSFET521をOFFからONに切り替えたとき、順方向に通電中の還流ダイオードD1に逆方向の電圧が印加される。そのため、MOSFET521をONに切り替えた時点から還流ダイオードD1の逆回復時間trrの間に、還流ダイオードD1のカソードからアノードに、逆方向の逆回復電流irが流れてしまう。この逆回復電流irは、還流ダイオードD1からMOSFET521を経由して他方の出力端及びキャパシタ503の他方端に流れる。つまり、整流回路501には、電源の入力端に通じる図9Aの実線の矢印に示す電流iaに加えて、図9Aの破線の矢印に示す逆回復電流irが流れる。発明者の鋭意検討の結果、逆回復時間trrの間に上述の様な2種類の電流ia、irが流れた場合、電流irに起因して交流電源側に生じるノイズの原因となる。通常、交流電源は整流回路501以外の回路、装置、デバイスなどにも交流電力を供給する。そのため、このようなノイズの発生は他の回路、装置、デバイスでの誤作動などの原因となる。この点に関して、特許文献1は何ら言及していない。
本発明は、上記の状況を鑑みて、整流回路部の還流ダイオードを流れる逆回復電流に起因するノイズを抑制又は防止する技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の一の態様による整流装置は、リアクタが接続された一対の第1通電路を介して電源から供給される交流電力を整流して一対の第2通電路に出力する整流回路部と、第1通電路に設けられて電源及び整流回路部間の電気的な接続及び遮断のうちのいずれかを切替可能に行う切替部と、整流回路部及び切替部を制御する制御部と、を備え、整流回路部は、第1スイッチング素子に第1還流素子が並列に接続された第1スイッチ部と、第2スイッチング素子に第2還流素子が並列に接続された第2スイッチ部と、第1整流部と、第2整流部と、を有し、第1通電路のうちの一方の第1線路が第1還流素子の入力端と第2還流素子の出力端との間に接続されて、第1通電路のうちの他方の第2線路が第1整流部の入力端と第2整流部の出力端との間に接続され、第2通電路のうちの一方の第3線路が第1還流素子の出力端と第1整流部の出力端との間に接続されて、第2通電路のうちの他方の第4線路が第2還流素子の入力端と第2整流部の入力端との間に接続され、制御部は、第1線路の電位が第2線路の電位よりも高い第1期間において、第1スイッチング素子をOFFとし、第2スイッチング素子のON/OFFを繰り返し切り替え、制御部は、第1期間において第2スイッチング素子がONとされる毎に、第2スイッチング素子がOFFからONに切り替えられた第1時点から所定時間が経過した第2時点までの第2期間にて、切替部によって電源と整流回路部との間を電気的に遮断する第1制御モードを有する構成(第1の構成)とされる。なお、該第1の構成において、上記の所定時間は、たとえば、第1還流素子が還流方向とは逆方向に通電する逆回復時間を含む。
上記第1の構成の整流装置は、制御部は、第1制御モードにおいて、第1期間にて第2スイッチング素子がONとされる毎に、第1時点よりも前、且つ、第2スイッチング素子がOFFとされる最近の期間内の第3時点にて、切替部によって電源と整流回路部との間を電気的な接続から遮断に切り替える構成(第2の構成)とされてもよい。
上記第1又は上記第2の構成の整流装置は、制御部は、第1制御モードにおいて、第1期間において第2スイッチング素子がONとされる毎に、第1時点にて、切替部によって電源と整流回路部との間を電気的な接続から遮断に切り替える構成(第3の構成)とされてもよい。
上記第1〜第3のいずれかの構成の整流装置は、制御部は、第1期間において第2スイッチング素子がONとされる毎に、第2期間にて電源と整流回路部との間を切替部によって電気的に接続する第2制御モードをさらに有し、第1通電路を流れる電流の実効値又は瞬時値の時間平均値と整流装置が出力する電力とのうちの少なくともいずれかに基づいて、第1期間において第2スイッチング素子がONとされる際に第2制御モードで切替部を制御する構成(第4の構成)とされてもよい。
たとえば、第4の構成において、制御部は、第1通電路を流れる電流の実効値又は瞬時値の時間平均値が電流閾値未満であれば、第1期間において第2スイッチング素子がONとされる際に第2制御モードで切替部を制御してもよい。一方、制御部は、第1通電路を流れる電流の実効値又は瞬時値の時間平均値が電流閾値以上であれば、第1期間において第2スイッチング素子がONとされる際に第1制御モードで切替部を制御してもよい。
及び/又は、第4の構成において、制御部は、整流装置が出力する電力が電力閾値未満であれば、第1期間において第2スイッチング素子がONとされる際に第2制御モードで切替部を制御してもよい。一方、制御部は、整流装置が出力する電力が電力閾値以上であれば、第1期間において第2スイッチング素子がONとされる際に第1制御モードで切替部を制御してもよい。
上記第1〜第4のいずれかの構成の整流装置は、電力異常を検出する電力異常検出部をさらに備え、制御部は、電力異常検出部が電力異常を検出した場合に電源と整流回路部との間を切替部によって電気的に遮断する第3制御モードをさらに有する構成(第5の構成)とされてもよい。なお、第5の構成において、電力異常はたとえば、第1通電路における過電圧、第1通電路における過電流、及び電源の瞬時停電のうちの少なくともいずれかであってもよい。
また、上記目的を達成するために本発明の一の態様による電源装置は、上記第1〜第5のいずれかの構成の整流装置と、該整流装置の出力電圧を平滑する平滑部と、を備える構成(第6の構成)とされる。
また、上記目的を達成するために本発明の一の態様による整流装置の制御方法は、上記第1〜第5のいずれかの構成の整流装置の制御方法であって、リアクタが接続された一対の第1通電路を介して電源から供給される交流電力を整流回路部が整流して一対の第2通電路に出力するステップと、電源及び整流回路部間の電気的な接続及び遮断のうちのいずれかを切替部が切替可能に行うステップと、制御部が整流回路部及び切替部を制御するステップと、を備え、制御するステップは、第1通電路のうちの一方の第1線路の電位が他方の第2線路の電位よりも高い第1期間において、第1スイッチング素子がOFFとされ、第2スイッチング素子のON/OFFが繰り返し切り替えられるステップと、第1期間において第2スイッチング素子がONとされる毎に、第2スイッチング素子がOFFからONに切り替えられた第1時点から所定時間が経過した第2時点までの第2期間にて、第1制御モードにより、電源と整流回路部との間が電気的に遮断されるステップと、を含む構成(第7の構成)とされる。
本発明によると、整流回路部の還流ダイオードを流れる逆回復電流に起因するノイズを抑制又は防止する技術を提供することができる。
第1実施形態に係る電源装置の構成例を示す回路図である。 正期間における整流回路部のスイッチング状態を示す表である。 正期間において下スイッチング素子がONとされる第1区間のうちの逆回復時間における電源装置内の通電経路を示す図である。 正期間において下スイッチング素子がONとされる第1区間のうちの逆回復時間以外における電源装置内の通電経路を示す図である。 正期間のうちの下スイッチング素子がOFFとされる第2区間における電源装置内の通電経路を示す図である。 負期間における整流回路部のスイッチング状態を示す表である。 負期間のうちの上スイッチング素子がONとされる第3区間における電源装置内の通電経路を示す図である。 負期間のうちの上スイッチング素子がOFFとされる第4区間における電源装置内の通電経路を示す図である。 第1実施形態の変形例に係る電源装置の構成例を示す回路図である。 第2実施形態において切替部をOFF制御モードで制御するか否かを判定する処理例を説明するためのフローチャートである。 第2実施形態の変形例に係る電源装置の構成例を示す回路図である。 第2実施形態の変形例において切替部をOFF制御モードで制御するか否かを判定する処理例を説明するためのフローチャートである。 第3実施形態に係る電源装置の構成例を示す回路図である。 交流電源に繋がる一方の入力端の電位が他方の入力端よりも高い期間でのONデューティにおける背景技術の電源装置内の通電経路を示す図である。 交流電源に繋がる一方の入力端の電位が他方の入力端よりも高い期間でのOFFデューティにおける背景技術の電源装置内の通電経路を示す図である。
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る電源装置100の構成例を示す回路図である。電源装置100は、たとえば、空気調和機(不図示)又は冷蔵庫(不図示)などに搭載される。電源装置100は、交流電源200から一対の入力端100a、100bに交流電力Waの供給を受け、一対の出力端100c、100dに接続されたコンプレッサ300などに直流の出力電力Wdを供給する。
電源装置100は、図1に示すように、整流装置1と、リアクタ2と、キャパシタ3と、電圧計4と、電流計5と、を備える。なお、リアクタ2は整流装置1に備えられていてもよい。
整流装置1は、上スイッチ部11と、下スイッチ部12と、上ダイオード13と、下ダイオード14と、切替部15と、マイクロコンピュータ16と、を有する。なお、以下では、マイクロコンピュータ16をマイコン16と呼ぶ。また、上スイッチ部11、下スイッチ部12、上ダイオード13、及び下ダイオード14は整流装置1の整流回路部1aを構成する。
整流回路部1aは、所謂トーテムポール型のブリッジレスPFC(power factor correction)回路である。整流回路部1aは、リアクタ2が接続された一対の交流通電路Laを介して交流電源200から供給される交流電力Waを整流して一対の直流通電路Ldに出力する。また、整流回路部1aは、上スイッチング素子111及び下スイッチング素子121の各スイッチングをPWM制御することにより、交流電力Waの力率を改善する。なお、上スイッチング素子111及び下スイッチング素子121の各スイッチング制御は後に説明する。
上スイッチ部11は、上スイッチング素子111と、該上スイッチング素子111に並列接続された上還流ダイオード112と、を含んで構成されている。下スイッチ部12は、下スイッチング素子121と、該下スイッチング素子121に並列接続された下還流ダイオード122と、を含んで構成されている。本実施形態では、上スイッチング素子111及び下スイッチング素子121にはそれぞれMOSFETが用いられている。上還流ダイオード112及び下還流ダイオード122はそれぞれMOSFETの寄生ダイオードである。上還流ダイオード112及び下還流ダイオード122において、アノードはMOSFETのソースに接続され、カソードはMOSFETのドレインに接続されている。
なお、上スイッチング素子111、下スイッチング素子121、上還流ダイオード112、及び下還流ダイオード122はこの例示に限定されない。上スイッチング素子111及び下スイッチング素子121はたとえばMOSFET以外であってもよい。また、上スイッチング素子111及び下スイッチング素子121にはそれぞれ、上還流ダイオード112及び下還流ダイオード122としてダイオード素子などの整流素子が接続されていてもよい。
上スイッチング素子111及び下スイッチング素子121にはそれぞれ、マイコン16から出力された制御信号S1、S2が入力される。上スイッチング素子111及び下スイッチング素子121はそれぞれ、制御信号S1、S2に基づいてソース及びドレイン間に電流を双方向に流す。上ダイオード13及び下ダイオード14は、アノード(入力端)からカソード(出力端)に通電可能な整流部の一例である。
上スイッチ部11の一端は下スイッチ部12の一端と接続されている。より具体的には、上スイッチング素子111のソースは下スイッチング素子121のドレインと接続されている。さらに、上スイッチ部11の一端と下スイッチ部12の一端との間は、一対の交流通電路Laのうちの一方の線路La1、リアクタ2、切替部15、及び一方の入力端100aを介して交流電源200に接続されている。
上スイッチ部11の他端(より具体的には、上スイッチング素子111のドレイン)は、上ダイオード13のカソードと接続されている。さらに、上スイッチ部11の他端は、一対の直流通電路Ldのうちの一方の線路Ld1を介して、電源装置100の一方の出力端100cとキャパシタ3の一方端とに接続されている。
下スイッチ部12の他端(より具体的には、下スイッチング素子121のソース)は、下ダイオード14のアノードに接続されている。さらに、下スイッチ部12の他端は、一対の直流通電路Ldのうちの他方の線路Ld2を介して、電源装置100の他方の出力端100dとキャパシタ3の他方端とに接続されている。
下ダイオード14のカソードは上ダイオード13のアノードと接続されている。さらに、下ダイオード14のカソードと上ダイオード13のアノードとの間は、一対の交流通電路Laのうちの他方の線路La2と他方の入力端100bとを介して、交流電源200に接続されている。
切替部15は、交流通電路Laに設けられ、マイコン16から出力された制御信号Srに基づいて、交流電源200及び整流回路部1a間の電気的な接続及び遮断のうちのいずれかを切替可能に行う。なお、切替部15は、一対の交流通電路Laのうちの一方の線路La1の交流電源200とリアクタ2との間、及び/又は、他方の線路La2に設けられていてもよいが、好ましくは、図1のように一方の線路La1においてリアクタ2と整流回路部1aとの間に設けられる。こうすれば、リアクタ2に生じる起電力が整流回路部1aに及ぼす影響をより確実に防止できる。また、切替部15は、さらに好ましくは、一方の線路La1において交流電源200及びリアクタ2間とリアクタ2及び整流回路部1a間との両方に設けられる。さらに、切替部15は、他方の線路La2上にも設けられてもよい。こうすれば、電流Iaの遮断とリアクタ2の起電力が及ぼす影響の防止とを確実に行うことができる。
また、切替部15は、特に限定しないが、たとえばメカニカルリレーを用いてもよい。或いは、切替部15にSSR(solid state relay)、MOSFETなどの半導体リレーを用いると、ノイズが発生し難い点でより好ましい。
リアクタ2は、交流通電路Laにおいて電源装置100の入力端100aと整流装置1の入力端との間に接続されている。なお、リアクタ2は、図1では線路La1上に設けられているが、この例示に限定されず、線路La2上に設けられていてもよい。
キャパシタ3は、一対の直流通電路Ld間に設けられる平滑部であり、整流装置1の出力電圧を平滑する。
電圧計4は、交流通電路Laを流れる交流電力Waの極性(正又は負)と電圧値とを検出する電圧検出部である。電流計5は、交流通電路Laを流れる電流Iaを検出する電流検出部である。電圧計4及び電流計5の各検出結果はマイコン16に出力される。
マイコン16は、電源装置100の制御部であり、非一過性の記憶媒体であるメモリ(不図示)に格納された情報及びプログラムを用いて電源装置100の各構成部を制御する。マイコン16は、上スイッチ部11、下スイッチ部12、及び切替部15に各制御信号S1、S2、Srを出力することによって整流装置1を制御し、特に整流回路部1a及び切替部15を制御する。また、マイコン16は、たとえば、一対の交流通電路Laのうちの一方の線路La1の電位が他方の線路La2の電位より高い正期間において、制御信号S1の出力により上スイッチ部11の上スイッチング素子111をOFFとし、下スイッチ部12にPWM制御信号S2を出力して下スイッチング素子121のON/OFFを繰り返し交互に切り替える。
また、マイコン16は、切替部15の制御モードとして、OFF制御モードを有する。マイコン16は、OFF制御モードにおいて、正期間にて下スイッチング素子121がONとされる毎に、制御信号Srの出力により、下スイッチング素子121がOFFからONに切り替えられた時点から所定時間が経過した時点までの期間にて、切替部15をOFFにする。この制御により、マイコン16は、切替部15によって交流電源200と整流回路部1aとの間を電気的に遮断する。なお、上記の所定時間は、少なくとも上還流ダイオード112の逆回復時間trrを含む。この逆回復時間trrでは、上還流ダイオード112が還流方向とは逆方向(すなわちカソードからアノード)に通電する。
また、OFF制御モードにおいて、上記の所定時間の開始時点、すなわち、下スイッチング素子121がONとされる際に、切替部15によって交流電源200と整流回路部1aとの間が電気的な接続から遮断に切り替えられるタイミングは、下還流ダイオード122の逆回復時間trrの開始時点以前であればよい。たとえば、切替部15がONからOFFに切り替えられるタイミングは、下スイッチング素子121がOFFからONに切り替えられるタイミングと同じであってもよい。こうすれば、制御信号S2と同じPWM信号を制御信号Srとして切替部15に出力することにより、逆回復時間trrの開始時点に切替部15をOFFにできる。
或いは、切替部15がONからOFFに切り替えられるタイミングは、下スイッチング素子121がOFFからONに切り替えられた最近のタイミングよりも前、且つ、下スイッチング素子121がOFFとされる最近の期間内の時点であってもよい。こうすれば、下スイッチング素子121がONとされる毎に、逆回復時間trrの開始前に切替部15がOFFとされる。従って、逆回復時間trrにおいて、交流電源200に電流Iaが流れなくできる。よって、上還流ダイオード112を流れる逆回復電流Irに起因して交流電源200側に生じるノイズを抑制又は防止できる。なお、以下では、このノイズを「電源ノイズ」と呼ぶ。
また、OFF制御モードにおいて、所定時間の終了時点、すなわち、マイコン16が切替部15をOFFからONに切り替えるタイミングは、逆回復時間trrを経過した時点以後、且つ、下スイッチング素子121がOFFからONに切り替えられる次の時点よりも前であればよい。
また、マイコン16は、一対の交流通電路Laのうちの一方の線路La1の電位が他方の線路La2の電位より低い負期間において、上スイッチ部11にPWM制御信号S1を出力して上スイッチング素子111のON/OFFを繰り返し交互に切り替え、制御信号S2の出力により下スイッチ部12の下スイッチング素子121をOFFとする。
また、マイコン16は、電圧計4の検出結果に基づいて、現時点が正期間及び負期間のどちらに属しているのかを判断する。すなわち、経路La1の電位が経路La2の電位よりも高ければ、現時点は電源電圧Vaが正である正期間であると判断する。また、経路La1の電位が経路La2の電位よりも低ければ、現時点は電源電圧Vaが負である負期間であると判断する。なお、線路La1及び線路La2間の電位差がゼロとなるタイミングも存在するが、そのタイミングについては無視する。或いは、そのタイミングは正期間又は負期間に属すると考えても良い。電源電圧Vaは、交流電力Waの半周期で、交互に正又は負となる。よって、入力端100a、100bに供給される交流電力Waの半周期に応じて正期間と負期間が交互に訪れる。
(電源装置の動作例)
次に、電源装置100の動作例を説明する。まず、正期間での電源装置100の動作について説明する。正期間では、下スイッチ部12のスイッチングがPWM制御される。また、上スイッチ部11はOFFにされる。図2A〜図2Dは、正期間における電源装置100の動作例を示す。図2Aは、正期間における整流回路部1aのスイッチング状態を示す表である。図2Bは、正期間において下スイッチング素子121がONとされる第1区間のうちの逆回復時間trrにおける電源装置100内の通電経路を示す図である。図2Cは、正期間において下スイッチング素子121がONとされる第1区間のうちの逆回復時間trr以外における電源装置100内の通電経路を示す図である。図2Dは、正期間のうちの下スイッチング素子121がOFFとされる第2区間における電源装置100内の通電経路を示す図である。なお、図2Bの破線の矢印は、上還流ダイオード112の逆回復時間trrにおいて流れる逆回復電流Irの通電経路を示す。図2C及び図2Dにおいて、実線の矢印は、切替部15がONである場合に、線路La1から入力されて線路La2に出力される電流Iaの通電経路を示す。
正期間では、交流通電路Laのうちの一方の線路La1の電位が他方の線路La2の電位よりも高くなっている。この場合、上スイッチング素子111が制御信号S1に基づいてOFFとされ、下スイッチング素子121のON/OFFがPWM制御信号S2に基づいて繰り返し交互に切り替えられる。電源装置100内の通電経路は、PWM制御のONデューティである第1区間における図2B及び図2Cの通電経路と、PWM制御のOFFデューティである第2区間における図2Dの通電経路と、に繰り返し交互に切り換わる。
下スイッチング素子121がONとされる第1区間において、第1区間の開始時点から上還流ダイオード112の逆回復時間trrが経過する時点までの期間では、逆回復電流Irに起因する電源ノイズの発生を防止するために、OFF制御モードにより、切替部15がOFFとされる。そのため、電流Iaは流れず、図2Bの破線の矢印に示す逆回復電流Irが流れる。この逆回復電流Irは、一方の出力端100cから線路Ld1、上還流ダイオード112、下スイッチング素子121、及び線路Ld2を経由して他方の出力端100dに流れる。
そして、第1区間において逆回復時間trrが経過した時点以後では、逆回復電流Irが流れないため、切替部15がONとされる。従って、この期間では、図2Cの実線の矢印に示す電流Iaが流れる。この電流Iaは、交流電源200から一方の入力端100a、線路La1、リアクタ2、切替部15、下スイッチング素子121、下ダイオード14、線路La2、及び他方の入力端100bを経由して交流電源200に流れる。
次に、下スイッチング素子121がOFFとされる第2区間では、リアクタ2で発生する起電力によって図2Dの実線の矢印に示す電流Iaが流れる。この電流Iaは、交流電源200から一方の入力端100a、線路La1及びリアクタ2、切替部15、上還流ダイオード112、及び線路Ld1を経由して一方の出力端100c及びキャパシタ3の一方端に流れる。また、電流Iaは、他方の出力端100d及びキャパシタ3の一方端から、線路Ld2、下ダイオード14、線路La2、及び他方の入力端100bを経由して交流電源200に流れる。
なお、正期間における切替部15のON/OFF制御は、図2A〜図2Dの例示に限定されない。正期間において、切替部15は、上還流ダイオード112の逆回復時間trrを少なくとも含む所定時間でOFFとされていればよい。
次に、負期間での電源装置100の動作について説明する。負期間では、上スイッチ部11のスイッチングがPWM制御される。また、下スイッチ部12はOFFにされ、切替部15はONとされる。図3A〜図3Cは、負期間における電源装置100の動作例を示す。図3Aは、負期間における整流回路部1aのスイッチング状態を示す表である。図3Bは、負期間のうちの上スイッチング素子111がONとされる第3区間における電源装置100内の通電経路を示す図である。図3Cは、負期間のうちの上スイッチング素子111がOFFとされる第4区間における電源装置100内の通電経路を示す図である。なお、図3B及び図3Cにおいて、実線の矢印は、切替部15がON状態である場合に、線路La1から入力されて線路La2に出力される電流Iaの通電経路を示す。
負期間では、交流通電路Laのうちの一方の線路La1の電位が他方の線路La2の電位よりも低くなっている。この場合、上スイッチング素子111のON/OFFがPWM制御信号S1に基づいて繰り返し交互に切り替えられ、下スイッチング素子121が制御信号S2に基づいてOFFとされる。電源装置100内の通電経路は、PWM制御のONデューティである第3区間における図3Bの通電経路と、PWM制御のOFFデューティである第4区間における図3Cの通電経路と、に繰り返し交互に切り換わる。
上スイッチング素子111がONとされる第3区間において、図3Bの実線の矢印に示す電流Iaが流れる。この電流Iaは、交流電源200から他方の入力端100b、線路La2、上ダイオード13、上スイッチング素子111、切替部15、リアクタ2、線路La1、及び一方の入力端100aを経由して交流電源200に流れる。
上スイッチング素子111がOFFとされる第4区間では、リアクタ2で発生する起電力によって図3Cの実線の矢印に示す電流Iaが流れる。この電流Iaは、交流電源200から他方の入力端100b、線路La2、上ダイオード13、及び線路Ld1を経由して、一方の出力端100c及びキャパシタ3の一方端に流れる。また、電流Iaは、他方の出力端100d及びキャパシタ3の他方端から、線路Ld2、下還流ダイオード122、切替部15、リアクタ2、線路La1、及び一方の入力端100aを経由して交流電源200に流れる。
正期間及び負期間において以上の動作を繰り返すことにより、電源装置100は、整流される交流電力Waの力率を改善するとともに、交流電力Waを整流した直流電力Wdを直流通電路Ldに出力する。
<第1実施形態の変形例>
上ダイオード13及び下ダイオード14には、MOSFETなどのスイッチング素子が並列接続されていてもよい。図4は、第1実施形態の変形例に係る電源装置100の構成例を示す回路図である。図4に示すように、整流装置1の整流回路部1aはMOSFET17a、17bをさらに含んで構成される。MOSFET17a、17bはそれぞれ、マイコン16から出力される制御信号S3、S4によりON/OFF制御される。MOSFET17aのソース、ドレインはそれぞれ上ダイオード13のアノード、カソードに接続され、MOSFET17bのソース、ドレインはそれぞれ下ダイオード14のアノード、カソードに接続されている。MOSFET17aは、上ダイオード13に電流が流れる期間にONとされる。MOSFET17bは、下ダイオード14に電流が流れる期間にONとされる。
このようにしても、図4の電源装置100を図1と同様に動作させることができる。さらに、MOSFET17a、17bのソース−ドレイン間のインピーダンスは上ダイオード13及び下ダイオード14よりも低い。従って、MOSFET17a、17bに電流Iaを優先的に流すことにより、上ダイオード13及び下ダイオード14でのスイッチング損失を低減することができる。なお、MOSFET17a、17bのON/OFF制御は、交流電力Waと同程度に低い周波数(たとえば50又は60[Hz])で切り替えられるが、比較的に切替頻度が少ない。そのため、MOSFET17a、17bでのスイッチング損失は十分に小さく無視できる。
なお、図4では、MOSFET17a、17bがそれぞれ上ダイオード13、下ダイオード14に並列接続された構成を例示したが、この例示に限定されず、上ダイオード13及び下ダイオード14の一方にスイッチング素子(たとえばMOSFET)が並列接続されてもよい。こうすれば、図4の構成よりも効果は弱くなるが、上ダイオード13又は下ダイオード14でのスイッチング損失を低減することはできる。
以上、本実施形態によれば、電源装置100は、整流装置1と、該整流装置1の出力電圧を平滑する平滑部3と、を備える。
また、整流装置1は、リアクタ2が接続された一対の第1通電路Laを介して電源200から供給される交流電力Waを整流して一対の第2通電路Ldに出力する整流回路部1aと、第1通電路Laに設けられて電源200及び整流回路部1a間の電気的な接続及び遮断のうちのいずれかを切替可能に行う切替部15と、整流回路部1a及び切替部15を制御する制御部16と、を備える。整流回路部1aは、第1スイッチング素子111に第1還流素子112が並列に接続された第1スイッチ部11と、第2スイッチング素子121に第2還流素子122が並列に接続された第2スイッチ部12と、第1整流部13と、第2整流部14と、を有する。第1通電路Laのうちの一方の第1線路La1が第1還流素子112の入力端(アノード)と第2還流素子122の出力端(カソード)との間に接続される。第1通電路Laのうちの他方の第2線路La2が第1整流部13の入力端(アノード)と第2整流部14の出力端(カソード)との間に接続される。第2通電路Ldのうちの一方の第3線路Ld1が第1還流素子112の出力端(カソード)と第1整流部13の出力端(カソード)との間に接続される。第2通電路Ldのうちの他方の第4線路Ld2が第2還流素子122の入力端(アノード)と第2整流部14の入力端(アノード)との間に接続される。制御部16は、第1線路La1の電位が第2線路La2の電位よりも高い第1期間(正期間)において、第1スイッチング素子111をOFFとし、第2スイッチング素子121のON/OFFを繰り返し切り替える。制御部16は、第1期間において第2スイッチング素子121がONとされる毎に、第2スイッチング素子121がOFFからONに切り替えられた第1時点から所定時間が経過した第2時点までの第2期間にて、切替部15によって電源200と整流回路部1aとの間を電気的に遮断する第1制御モード(OFF制御モード)を有する。なお、上述の所定時間は、第1還流素子112の逆回復時間trrを含む。逆回復時間trrは、第1還流素子112が還流方向とは逆方向(つまりカソードからアノード)に逆回復電流Irを通電する時間である。
また、上述の整流装置1の制御方法は、リアクタ2が接続された一対の第1通電路Laを介して電源200から供給される交流電力Waを整流回路部1aが整流して一対の第2通電路Ldに出力するステップと、電源200及び整流回路部1a間の電気的な接続及び遮断のうちのいずれかを切替部が切替可能に行うステップと、制御部16が整流回路部1a及び切替部15を制御するステップと、を備える。上記の制御するステップは、第1通電路Laのうちの一方の第1線路La1の電位が他方の第2線路La2の電位よりも高い第1期間(正期間)において、第1スイッチング素子111がOFFとされ、第2スイッチング素子121のON/OFFが繰り返し切り替えられるステップと、第1期間(正期間)において第2スイッチング素子121がONとされる毎に、第2スイッチング素子121がOFFからONに切り替えられた第1時点から所定時間(たとえば逆回復時間trr)が経過した第2時点までの第2期間にて、第1制御モード(OFF制御モード)により、電源200と整流回路部1aとの間が電気的に遮断されるステップと、を含む。
こうすれば、第1期間(正期間)において第2スイッチング素子121がONとされる毎に、第1還流素子112の出力端から第1還流素子112の入力端を経由して第2スイッチング素子121に向かう逆回復電流Irが流れ始めた時点で、第1制御モード(OFF制御モード)により、電源200と整流回路部1aとの間を電気的に遮断できる。そのため、整流回路部1aから電源200に電流Iaが流れ込まないようにできる。よって、整流回路部1aの第1還流素子112を流れる逆回復電流Irに起因する電源ノイズを抑制又は防止することができる。
さらに、交流電源200で発生する電源ノイズに起因して、整流装置1を備える電源装置100を搭載する機器(たとえば空気調和機)に生じる誤動作などを抑制又は防止することもできる。
また、制御部16は、第1制御モード(OFF制御モード)において、第1期間(正期間)にて第2スイッチング素子121がONとされる毎に、第1時点よりも前、且つ、第2スイッチング素子121がOFFとされる最近の期間(最近の第2区間)内の第3時点にて、切替部15によって電源200と整流回路部1aとの間を電気的な接続から遮断に切り替える。
こうすれば、第1期間(正期間)にて第2スイッチング素子121がONとされる際、逆回復電流Irが流れ始めた時点よりも前に、電源200と整流回路部1aとの間を第1制御モード(OFF制御モード)により電気的に遮断できる。従って、より確実に、整流回路部1aから電源200に電流Iaが流れ込まないようにできる。
また、制御部16は、第1制御モード(OFF制御モード)において、第1期間(正期間)にて第2スイッチング素子121がONとされる毎に、第1時点にて、切替部15によって電源200と整流回路部1aとの間を電気的な接続から遮断に切り替える。
こうすれば、第1期間(正期間)にて第2スイッチング素子121がONとされる第1時点と同じ時点で、電源200と整流回路部1aとの間を第1制御モード(OFF制御モード)により電気的な接続から遮断に切り替えることができる。従って、たとえば、第1制御モード(OFF制御モード)において、第1期間(正期間)にて第2スイッチング素子121をONにする制御信号S2と同じ信号を切替部15の制御信号Srとすることにより、逆回復電流Irが流れ始める時点で電源200と整流回路部1aとの間を電気的に遮断できる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、上還流ダイオード112の逆回復時間trrを含む所定時間において切替部15をOFF制御モードで制御するかが、電流Iaに応じて決定される。以下では、第1実施形態と異なる構成について説明する。また、第1実施形態と同様の構成部には同じ符号を付し、その説明を省略することがある。
切替部15をONにした場合に、上還流ダイオード112から下スイッチング素子121に逆回復電流Irが流れる毎に交流電源200に現れる電源ノイズは、交流電源200から供給される電流Iaに応じて大きくなる。すなわち、電流Iaが増加すると、電源ノイズも大きくなる。一方、電流Iaが低減されると、該電源ノイズも低減される。そのため、電流Iaが比較的に小さい場合には、切替部15のON/OFF動作に起因するノイズ(以下、切替ノイズ)の方が電源ノイズよりも大きくなる場合がある。このような場合には、逆回復時間trrを含む所定時間において切替部15をOFFにしなくてもよい。そのため、マイコン16は、切替部15の制御モードとして、ON制御モードを有する。マイコン16は、逆回復時間trrを含む所定時間において切替部15をOFFにしなくてもよいと判定した場合には切替部15をON制御モードで制御する。
具体的には、マイコン16は、ON制御モードにおいて、正期間にて下スイッチング素子121がONとされる毎に、制御信号Srの出力により、下スイッチング素子121がOFFからONに切り替えられた時点から所定時間が経過した時点までの期間にて、切替部15により交流電源200と整流回路部1aとの間を電気的に接続する。すなわち、この制御により、マイコン16は、ON制御モードによって切替部15のONを維持する。
図5は、第2実施形態において切替部15をOFF制御モードで制御するか否かを判定する処理例を説明するためのフローチャートである。なお、図5の処理が実施されるタイミングは特に限定されない。図5の処理は、たとえば、工場出荷時又は電源装置100の使用前などに予め設定されていてもよいし、交流の電源電圧Vaが正となる正期間毎に実施されてもよい。
まず、電流計5により交流通電路Laを流れる電流Iaを検出する(ステップS101)。マイコン16は、電流計5の検出結果に基づいて、電流Iaの実効値又は瞬時値の時間平均値が電流閾値以上であるか否かを判定する(ステップS102)。なお、この電流閾値は、切替部15の切替ノイズ、及び、電流Iaに対する電源ノイズを考慮して決定される。たとえば、切替ノイズが電源ノイズと同じになる場合の電流Iaの電流値が電流閾値に設定される。
電流閾値以上であれば(ステップS102でYES)、マイコン16は、上還流ダイオード112の逆回復時間trrを含む所定時間におけるOFF制御モードの実施を設定して、マイコン16が有する非一過性のメモリ(不図示)に記憶させる(ステップS103)。この設定によって、正期間において下スイッチング素子121がONとされる際、下スイッチング素子121がOFFからONに切り替えられた時点から上還流ダイオード112の逆回復時間trrを含む所定時間が経過した時点までの期間において、切替部15がOFF制御モードで制御され、切替部15により交流電源200と整流回路部1aとの間が電気的に遮断される。そして、図5の処理は終了する。
一方、電流閾値未満であれば(ステップS102でNO)、マイコン16は、上還流ダイオード112の逆回復時間trrを含む所定時間におけるOFF制御モードの停止を設定して、上記メモリ(不図示)に記憶させる(ステップS104)。この設定によって、上還流ダイオード112の逆回復時間trrを含む所定時間におけるON制御モードの実施が設定される。従って、正期間において下スイッチング素子121がONとされる際、下スイッチング素子121がOFFからONに切り替えられた時点から上還流ダイオード112の逆回復時間trrを含む所定時間が経過した時点までの期間において、切替部15がON制御モードで制御され、切替部15により交流電源200と整流回路部1aとの間が電気的に接続される。そして、図5の処理は終了する。
<第2実施形態の変形例>
電源ノイズは、電源装置100の出力電力Wdの増加にも応じて増加する。従って、上還流ダイオード112の逆回復時間trrを含む所定時間において切替部15をOFFとする制御を行うか否かが、電源装置100の出力電力Wdに応じて決定されてもよい。
図6は、第2実施形態の変形例に係る電源装置100の構成例を示す回路図である。図6に示すように、電源装置100は電力計7をさらに有する。電力計7は、電源装置100が出力端100c、100dから出力する出力電力Wdを検出する電力検出部である。なお、電力計7の検出結果はマイコン16に出力される。
切替部15をONにした場合に、上還流ダイオード112から下スイッチング素子121に逆回復電流Irが流れる毎に交流電源200に現れる電源ノイズは、交流電源200から供給される電流Iaに応じて大きくなる。すなわち、電流Iaが増加すると、該電源ノイズも大きくなる。一方、電流Iaが低減されると、該電源ノイズも低減される。そのため、電流Iaが比較的に小さい場合には、電源ノイズが無視できる程度に小さくなる。また、切替部15のON/OFF切替に起因する切替ノイズの方が大きくなる場合もある。このような場合、逆回復時間trrを含む所定時間において切替部15をOFFにしなくてもよい。マイコン16は、逆回復時間trrを含む所定時間において切替部15をOFFにしなくてもよいと判定した場合には切替部15をON制御モードで制御する。
図7は、第2実施形態の変形例において切替部15をOFF制御モードで制御するか否かを判定する処理例を説明するためのフローチャートである。なお、図7の処理が実施されるタイミングも特に限定されない。図7の処理は、たとえば、工場出荷時又は電源装置100の使用前などに予め設定されていてもよいし、交流の電源電圧Vaが正となる正期間毎に実施されてもよい。また、図7では、図5と同じ処理には同じ符号を付している。
まず、電力計7により出力電力Wdを検出する(ステップS201)。マイコン16は、電力計7の検出結果に基づいて、出力電力Wdが電力閾値以上であるか否かを判定する(ステップS202)。なお、この電力閾値は、切替部15の切替ノイズ、及び、電流Iaに対する電源ノイズを考慮して決定される。たとえば、切替ノイズが電源ノイズと同じになる場合の出力電力Wdの値が電力閾値に設定される。
電力閾値以上であれば(ステップS202でYES)、マイコン16は、上還流ダイオード112の逆回復時間trrを含む所定時間におけるOFF制御モードの実施を設定して、マイコン16が有する非一過性のメモリ(不図示)に記憶させる(ステップS103)。この設定によって、正期間において下スイッチング素子121がONとされる際、下スイッチング素子121がOFFからONに切り替えられた時点から上還流ダイオード112の逆回復時間trrを含む所定時間が経過した時点までの期間において、OFF制御モードが実施され、切替部15により交流電源200と整流回路部1aとの間が電気的に遮断される。そして、図7の処理は終了する。
一方、電力閾値未満であれば(ステップS202でNO)、マイコン16は、上還流ダイオード112の逆回復時間trrを含む所定時間におけるOFF制御モードの停止を設定して、上記メモリ(不図示)に記憶させる(ステップS104)。この設定によって、上還流ダイオード112の逆回復時間trrを含む所定時間におけるON制御モードの実施が設定される。従って、正期間において下スイッチング素子121がONとされる際、下スイッチング素子121がOFFからONに切り替えられた時点から上還流ダイオード112の逆回復時間trrを含む所定時間が経過した時点までの期間において、ON制御モードが実施され、切替部15により交流電源200と整流回路部1aとの間が電気的に接続される。そして、図7の処理は終了する。
なお、切替部15をOFF制御モードで制御するか否かを判定する処理は、図5では電流Iaの実効値又は瞬時値の時間平均値に基づいて判定し、図7では出力電力Wdに基づいて判定しているが、これらの例示には限定されない。たとえば、図5のS101(又は図7のS201)において電流Iaの実効値又は瞬時値の時間平均値、及び出力電力Wdを検出する。そして、図5のS102(又は図7のS202)において電流Iaの実効値又は瞬時値の時間平均値が電流閾値以上、及び/又は、出力電力Wdの値が電力閾値以上である場合にS103にてOFF制御モードの実施が設定される処理が実施されてもよい。また、図5のS102(又は図7のS202)において電流Iaの実効値又は瞬時値の時間平均値が電流閾値未満、且つ、出力電力Wdの値が電力閾値未満である場合にS104にてOFF制御モードの停止(すなわちON制御モードの実施)が設定される処理が実施されてもよい。
以上、本実施形態によれば、制御部16は、第1期間において第2スイッチング素子121がONとされる毎に、第2期間にて電源200と整流回路部1aとの間を切替部15によって電気的に接続する第2制御モード(ON制御モード)をさらに有する。制御部16は、第1通電路Laを流れる電流Iaの実効値又は瞬時値の時間平均値と、整流装置1が出力する電力Wdとのうちの少なくともいずれかに基づいて、第1期間(正期間)において第2スイッチング素子121がONとされる際に第2制御モード(ON制御モード)で切替部15を制御する。
具体的には、制御部16は、第1通電路Laを流れる電流Iaの実効値又は瞬時値の時間平均値が電流閾値未満であれば、第1期間(正期間)において第2スイッチング素子121がONとされる際に第2制御モード(ON制御モード)で切替部15を制御する。一方、制御部16は、第1通電路Laを流れる電流Iaの実効値又は瞬時値の時間平均値が電流閾値以上であれば、第1期間(正期間)において第2スイッチング素子121がONとされる際に第1制御モード(OFF制御モード)で切替部15を制御する。
逆回復電流Irに起因する電源ノイズの大きさは電源200から供給される電流Iaによって変化する。そのため、電流Iaが比較的に小さくなると、切替部15の動作制御に起因する切替ノイズが逆回復電流Irに起因する電源ノイズよりも大きくなる場合がある。従って、この場合の電流Iaの実効値又は瞬時値の時間平均値を電流閾値として予め設定して上述のような制御動作を行うことにより、結果的に、整流装置1の動作に起因するノイズの総量を低減することができる。
及び/又は、制御部16は、整流装置1が出力する電力Wdが電力閾値未満であれば、第1期間(正期間)において第2スイッチング素子121がONとされる際に第2制御モード(ON制御モード)で切替部15を制御する。一方、制御部16は、整流装置1が出力する電力Wdが電力閾値以上であれば、第1期間(正期間)において第2スイッチング素子121がONとされる際に第1制御モード(OFF制御モード)で切替部15を制御する。
逆回復電流Irに起因する電源ノイズの大きさは整流装置1が出力する電力Wdによっても変化する。そのため、電力Wdが比較的に小さくなると、切替部15の動作制御に起因する切替ノイズが逆回復電流Irに起因する電源ノイズよりも大きくなる場合がある。従って、この場合の出力電力Wdの値を電力閾値として予め設定して上述のような制御動作を行うことにより、結果的に、整流装置1の動作に起因するノイズの総量を低減することができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態では、マイコン16は、整流装置1の動作中に、瞬時停電、雷サージなどに起因する過電圧及び過電流などの電力異常が検出された場合、電源装置100の動作を停止し、さらに切替部15をOFFにする。以下では、第1及び第2実施形態と異なる構成について説明する。また、第1及び第2実施形態と同様の構成部には同じ符号を付し、その説明を省略することがある。
図8は、第3実施形態に係る電源装置100の構成例を示す回路図である。図8に示すように、電源装置100は、電源装置100内の電力異常を検出する電力異常検出部18をさらに有する。電力異常検出部18には、電圧計4、電流計5、及び電力計7の検出結果を示す信号が入力される。たとえば、電力異常検出部18は、電圧計4、電流計5、及び電力計7などの各検出結果に基づいて、交流電源200の瞬時停電、過電圧及び過電流などの電力異常を検出する。電力異常検出部18の検出結果はマイコン16に出力される。なお、電力異常検出部18は、図8の例示に限定されず、マイコン16の機能的な構成要素であってもよい。
マイコン16は、電力異常検出部18が電力異常を検出した場合に交流電源200と整流回路部1aとの間を切替部15によって電気的に遮断する遮断制御モードをさらに有する。マイコン16は、瞬時停電、過電圧又は過電流などの電源装置100内の電力異常が検出された場合、遮断制御モードにより、整流装置1の整流回路部1aにおける交流電力Waの整流処理を停止させる。さらに、マイコン16は、遮断制御モードにより、切替部15をOFFにして、交流電源200と整流回路部1aとの間を切替部15によって電気的に遮断する。これらの処理により、整流装置1、及び、電源装置100の出力端100c、100dに接続された機器(たとえばコンプレッサ300)の破壊又は損傷を抑制又は防止できる。
なお、整流回路部1aでの整流処理の再開するタイミング、及び、切替部15をONにするタイミングは特に限定しない。たとえば、電力異常が検出されている間では、整流処理の停止及び切替部15のOFFが維持され、電力異常が検出されなくなった時点或いは検出時から所定の時間が経過した時点で整流処理の再開及び切替部15のONが実施されてもよい。或いは、図示しない入力部にて、整流処理の再開及び切替部15のONを実施する旨の操作入力が受け付けられた場合に、整流処理の再開及び切替部15のONが実施されてもよい。
以上、本実施形態によれば、電力異常を検出する電力異常検出部18をさらに備える。制御部16は、電力異常検出部18が電力異常を検出した場合に電源200と整流回路部1aとの間を切替部15によって電気的に遮断する第3制御モード(遮断制御モード)をさらに有する。電力異常はたとえば、第1通電路Laにおける過電圧、第1通電路Laにおける過電流、及び電源200の瞬時停電のうちの少なくともいずれかである。
こうすれば、切替部15が第3制御モード(遮断制御モード)で制御されることにより、過電圧、過電流、及び電源200の瞬時停電などの電力異常が整流装置1、及び、電源装置100の出力端100c、100dに接続された機器に及ぼす悪影響(たとえば破壊、損傷など)を抑制又は防止できる。
以上、本発明の実施形態について説明した。なお、上述の実施形態は例示であり、その各構成要素及び各処理の組み合わせに色々な変形が可能であり、本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明は、交流電力Waを直流電力Wdに変換し、該直流電力Wdを出力する装置、デバイスなどに有用である。
100、500 電源装置
100a、100b 入力端
100c、100d 出力端
1、501 整流装置
1a 整流回路部
11 上スイッチ部
111、511 上スイッチング素子
112、D1 上還流ダイオード
12 下スイッチ部
121、521 下スイッチング素子
122、D2 下還流ダイオード
13、D3 上ダイオード
14、D4 下ダイオード
15 切替部
16 マイコン
17a、17b MOSFET
18 電力異常検出部
2、502 リアクタ
3、503 キャパシタ
4 電圧計
5 電流計
7 電力計
200 交流電源
300 コンプレッサ
La 交流通電路
La1、La2 線路
Wa 交流電力
Ld 直流通電路
Ld1、Ld2 線路
Wd 直流電力

Claims (7)

  1. リアクタが接続された一対の第1通電路を介して電源から供給される交流電力を整流して一対の第2通電路に出力する整流回路部と、前記第1通電路に設けられて前記電源及び前記整流回路部間の電気的な接続及び遮断のうちのいずれかを切替可能に行う切替部と、前記整流回路部及び前記切替部を制御する制御部と、を備え、
    前記整流回路部は、第1スイッチング素子に第1還流素子が並列に接続された第1スイッチ部と、第2スイッチング素子に第2還流素子が並列に接続された第2スイッチ部と、第1整流部と、第2整流部と、を有し、前記第1通電路のうちの一方の第1線路が前記第1還流素子の入力端と前記第2還流素子の出力端との間に接続されて、前記第1通電路のうちの他方の第2線路が前記第1整流部の入力端と前記第2整流部の出力端との間に接続され、前記第2通電路のうちの一方の第3線路が前記第1還流素子の出力端と前記第1整流部の出力端との間に接続されて、前記第2通電路のうちの他方の第4線路が前記第2還流素子の入力端と前記第2整流部の入力端との間に接続され、
    前記制御部は、前記第1線路の電位が前記第2線路の電位よりも高い第1期間において、前記第1スイッチング素子をOFFとし、前記第2スイッチング素子のON/OFFを繰り返し切り替え、
    前記制御部は、前記第1期間において前記第2スイッチング素子がONとされる毎に、前記第2スイッチング素子がOFFからONに切り替えられた第1時点から所定時間が経過した第2時点までの第2期間にて、前記切替部によって前記電源と前記整流回路部との間を電気的に遮断する第1制御モードを有する整流装置。
  2. 前記制御部は、前記第1制御モードにおいて、前記第1期間にて前記第2スイッチング素子がONとされる毎に、前記第1時点よりも前、且つ、前記第2スイッチング素子がOFFとされる最近の期間内の第3時点にて、前記切替部によって前記電源と前記整流回路部との間を電気的な接続から遮断に切り替える請求項1に記載の整流装置。
  3. 前記制御部は、前記第1制御モードにおいて、前記第1期間において前記第2スイッチング素子がONとされる毎に、前記第1時点にて、前記切替部によって前記電源と前記整流回路部との間を電気的な接続から遮断に切り替える請求項1に記載の整流装置。
  4. 前記制御部は、
    前記第1期間において前記第2スイッチング素子がONとされる毎に、前記第2期間にて前記電源と前記整流回路部との間を前記切替部によって電気的に接続する第2制御モードをさらに有し、
    前記第1通電路を流れる電流の実効値又は瞬時値の時間平均値と、前記整流装置が出力する電力とのうちの少なくともいずれかに基づいて、前記第1期間において前記第2スイッチング素子がONとされる際に前記第2制御モードで前記切替部を制御する請求項1〜請求項3のいずれかに記載の整流装置。
  5. 電力異常を検出する電力異常検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記電力異常検出部が電力異常を検出した場合に前記電源と前記整流回路部との間を前記切替部によって電気的に遮断する第3制御モードをさらに有する請求項1〜請求項4のいずれかに記載の整流装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の整流装置と、
    該整流装置の出力電圧を平滑する平滑部と、を備える電源装置。
  7. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の整流装置の制御方法であって、
    リアクタが接続された一対の第1通電路を介して電源から供給される交流電力を整流回路部が整流して一対の第2通電路に出力するステップと、
    前記電源及び前記整流回路部間の電気的な接続及び遮断のうちのいずれかを切替部が切替可能に行うステップと、
    制御部が前記整流回路部及び前記切替部を制御するステップと、を備え、
    前記制御するステップは、
    前記第1通電路のうちの一方の第1線路の電位が他方の第2線路の電位よりも高い第1期間において、前記第1スイッチング素子がOFFとされ、前記第2スイッチング素子のON/OFFが繰り返し切り替えられるステップと、
    前記第1期間において前記第2スイッチング素子がONとされる毎に、前記第2スイッチング素子がOFFからONに切り替えられた第1時点から所定時間が経過した第2時点までの第2期間にて、第1制御モードにより、前記電源と前記整流回路部との間が電気的に遮断されるステップと、
    を含む整流装置の制御方法。
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