JP2018078704A - 回転電機用アースブラシ - Google Patents

回転電機用アースブラシ Download PDF

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【課題】複雑な構造でなく、製作が容易で、確実に軸電流を緩和できる構造の回転電機用アースブラシを得る。【解決手段】ハウジングにベアリングを介して支承されるシャフトに接触しハウジングへ取付部6を有する取付部材によって取付けられる接触部片2aを備える回転電機用アースブラシにおいて、接触部片2aを構成する導電性繊維4を挟み込むことで、導電性繊維4を保持する導電性繊維固定部5を、円環状の板金部材3の複数箇所に形成し、上記板金部材3でハウジングへの取付部6を有する取付部材を構成するようにした。【選択図】図2

Description

この発明は、回転電機用アースブラシに関するものである。
従来のEV(電気自動車)用あるいはHEV(ハイブリッド自動車)用に使用される回転電機として、インバータ運転を行なう際に、インバータのキャリア周波数を高く設定した場合、交流モータのシャフトに高周波誘導に基づいて発生する電圧(軸電圧)が増大し、シャフトを支持しているベアリングの内輪と外輪との間の電位差が大きくなり、ベアリングに電流が流れるという現象が起こる。
このベアリングに流れる電流は、内輪、外輪両軌道並びに転動体の転動面に電食と呼ばれる腐食を発生させて、ベアリングの耐久性を悪化させるという問題点があった。
上記の対策として、導電性繊維を用いた、アースブラシにより、軸電圧をアースすることで、ベアリングの電流を緩和することが行われている(特許文献1参照)。
この発明での図1はアースブラシが無い場合とアースブラシがある場合の、シャフト20からの電流の流れを示しており、図1(a)はアースブラシ2が無い場合を、図1(b)はアースブラシ2がある場合を示す。
図1(a)に示すように、アースブラシ2が無い場合には、シャフト20からの電流はベアリング1を経由してベアリング電流14として流れ、接地される。また、図1(b)に示すように、アースブラシ2がある場合には、シャフト20からの電流はベアリング1を経由してベアリング電流14として流れるとともに、アースブラシ2を経由したブラシ電流としても流れ接地される。このように、アースブラシ2を設けることで、軸電流を緩和することができる。
特許第4778039号(段落0023、図3、図5参照)
上記特許文献1のアースブラシは、内側プレート、外側プレート、導電性繊維、カップ、遮蔽体で構成されており、構造が複雑である。
また、アースブラシをモータへネジ固定する場合、ネジ固定用のクランプや、固定スペースが必要で、モータの大型化につながるという問題点がある。
この発明の目的は、複雑な構造でなく、製作が容易で、確実に軸電流を緩和できる構造のアースブラシを得ることにある。
この発明に係る回転電機用アースブラシは、ハウジングにベアリングを介して支承されるシャフトに接触し上記ハウジングへ取付部材によって取付けられる接触部片を備え、上記接触部片を構成する導電性繊維を挟み込むことで、上記導電性繊維を保持する導電性繊維固定部を、円環状の板金部材の複数箇所に形成し、上記板金部材で上記ハウジングへの上記取付部材を構成するようにしたものである。
また、この発明に係る回転電機用アースブラシは、ハウジングにベアリングを介して支承されるシャフトに接触し上記ハウジングへ取付部材によって取付けられる接触部片を備え、上記接触部片を構成する導電性繊維を挟み込むことで、導電性繊維を保持する導電性繊維固定部を、円環状の板金部材の複数箇所に形成するとともに、上記板金部材を上記板金部材よりも剛性の高いベースプレートに固定し、上記ベースプレートでハウジングへの取付部材を構成するようにしたものである。
この発明によれば、板金部材により導電性繊維を挟み込むことで、導電性繊維を保持し、板金部材でハウジングへの取付部材を構成することにより、部品が、板金部材と導電性繊維のみで、構造が簡易である。また、板金部材でハウジングへの取付け部を構成するため、固定用のクランプ等が不要で、モータの小型化につながる。
また、この発明によれば、板金部材により導電性繊維を挟み込むことで、導電性繊維を保持するとともに、板金部材を保持するベースプレートでハウジングへの取付部材を構成することにより、部品が、板金部材とベースプレートと導電性繊維のみで、構造が簡易である。そして、板金部材を保持するベースプレートでハウジングへの取付部材を構成するため、固定用のクランプ等が不要で、モータの小型化につながる。さらに、ベースプレートを設けているため、剛性がアップし、車両の振動周波数範囲で共振が発生し難く、また、振動による板金部材の変形が小さいため、アース不良の懸念が小さい。
シャフトからの軸電流の流れを説明する図で、図1(a)はアースブラシが無い場合、図1(b)はアースブラシがある場合を示している。 この発明に係る実施の形態1の構造を示す斜視図である。 この発明に係る実施の形態1の構造を示す概略断面図である。 この発明に係る実施の形態2の構造を示す斜視図である。 この発明に係る実施の形態2の構造を示す概略断面図である。 この発明に係る実施の形態3の構造を示す斜視図である。 この発明に係る実施の形態3の構造を示す概略断面図である。 この発明に係る実施の形態4の構造を示す斜視図であり、図8(a)は板金部材とベースプレートを組み付けた状態を示す斜視図であり、図8(b)はベースプレートを示す斜視図である。 この発明に係る実施の形態4の別の構造を示す斜視図であり、図9(a)は板金部材とベースプレートを組み付けた状態を示す斜視図であり、図9(b)はベースプレートを示す斜視図である。 この発明に係る実施の形態5の構造を示す斜視図であり、図10(a)は板金部材とベースプレートを組み付けた状態を示す斜視図であり、図10(b)はベースプレートを示す斜視図である。 この発明に係る実施の形態6の構造を示す斜視図である。 この発明に係る実施の形態7の構造を示す斜視図で、実施の形態1のアースブラシを用いた例である。 この発明に係る実施の形態7の別の構造を示す斜視図で、実施の形態6のアースブラシを用いた例である。 ベアリングを軸方向に固定する手段を説明する図で、図14(a)は一般的に採用されているベアリング押さえ板により固定する場合、図14(b)はアースブラシにより固定する場合を示している。
以下にこの発明の実施の形態を説明する。なお、以下の実施の形態では、同一または相当する部分について同一の参照符号を付し、その説明は省略している。また、各実施の形態を組合せることも可能である。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1について図2、図3を用いて説明する。図2は実施の形態1のアースブラシ固定部を示す斜視図で、図3は、実施の形態1のアースブラシ固定部をハウジングに取り付けた状態を示す概略断面図である。
図2に示すように、アースブラシ2では、略薄い環状の板金部材3の4箇所に導電性繊維固定部5にて接触部片2aを構成する導電性繊維4を挟み込むことで、保持している。
板金部材3でハウジングHSへの取付け部(ネジ孔)6を構成し、ハウジングHSへの取付け部6を用いて、ハウジングHSにネジ固定する。
導電性繊維固定部5は、図2の例では4箇所設けているが、4箇所に限らず複数箇所配置できる構成とする。
板金部材3の外径を円環形状として、板金部材3の外径と、導電性繊維4の先端の位置を管理して製造し、図3に示すように、ハウジングHSのインロー部と、円環形状板金部材3の外径を嵌め合わせて、取付け部(ネジ孔)6で取付けネジ7にて固定する。
この発明に係る実施の形態1における回転電機用アースブラシは次の構成を具備する。
アースブラシ2は、ハウジングHSにベアリング1を介して支承されるシャフト20に接触し上記ハウジングHSへ取付部6を有する取付部材によって取付けられる接触部片2aを備え、上記接触部片2aを構成する導電性繊維4を挟み込むことで、導電性繊維4を保持する導電性繊維固定部5を、円環状の板金部材3の同一円周上の複数箇所に相互に間隔をおいて形成し、板金部材3でハウジングHSへの取付部6を有する取付部材を構成するようにした。
この構成により、次の作用効果を奏する。
部品が、板金部材3と導電性繊維4のみで、従来技術よりも、構造が簡易である。板金部材3はプレス加工で製作可能で、切削加工が不要であるため、安価に製造できる。
また、板金部材3でハウジングHSへの取付部6を有する取付部材を構成するため、固定用クランプ等の別部品が不要で、部品点数の削減、省スペース化となる。
導電性繊維固定部5が多い程、アースブラシの抵抗値が下がるが、導電性繊維固定部5の必要箇所数はベアリング1の電食防止に必要な、アースブラシの抵抗値により決まる。
導電性繊維固定部5を複数箇所設置できる構成にし、各種モータ仕様に応じて、導電性繊維固定部5の箇所数を必要最小限に調節することで、導電性繊維4の材料の削減につながる。
板金部材3の円環形状の外径と、導電性繊維4の先端の位置を管理して製造し、ハウジングのインロー部と、円環形状の外径を嵌め合わせて、固定することで、シャフトと、導電性繊維4の当たり代の管理が可能であり、組立時に、導電性繊維4の当たり代調整が不要である。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2について図4、図5を用いて説明する。図4は実施の形態2のアースブラシ固定部を示す斜視図で、図5は、実施の形態2のアースブラシ固定部をハウジングに取り付けた状態を示す概略断面図である。
実施の形態2は、実施の形態1に対して、ハウジングへの取付け部をネジ固定ではなく、圧入固定としている点が異なる。
ハウジングHSへの取付け部は、円環状板金部材3の側面(ハウジングHSへの圧入固定部8)とし、図5に示すように、ハウジングHSのインロー部に板金部材3の外周面を圧入して固定する。
この発明に係る実施の形態2における回転電機用アースブラシでは、前述した実施の形態1での構成において、上記板金部材3の外周部を、ハウジングHSへの取付け部として、ハウジングHSへ圧入固定するようにした。
この構成により、ハウジングHSに圧入固定するため、ネジ等の固定部品が不要で、実施の形態1よりも、モータの小型化ができる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3について図6、図7を用いて説明する。図6は実施の形態3のアースブラシ固定部を示す斜視図で、図7は、実施の形態3のアースブラシ固定部をハウジングに取り付けた状態を示す概略断面図である。
実施の形態3は、実施の形態2に対して、ハウジングHSへの圧入固定部8が、板金部材3の側面ではなく、薄肉の円筒形状としている点が異なる。すなわち、実施の形態3では、円環状板金部材3の外周面を軸方向に折り曲げて円筒状部を形成し、この部分でハウジングHSに圧入している。
この発明に係る実施の形態3における回転電機用アースブラシでは、前述した実施の形態2での構成において、上記板金部材3の外周部を軸方向に曲げて薄肉円筒部を形成し、上記薄肉円筒部をハウジングHSへの取付け部となる圧入固定部8として、ハウジングHSへ圧入固定するようにした。
この構成により、実施の形態3における回転電機用アースブラシは、実施の形態2のものよりも、圧入性が良い。
圧入代の必要最小値は、振動等が加わっても、アースブラシを保持できるだけの、固定力を確保できるように設定される。圧入代の最大値は、必要最小値に対して、部品公差を積み上げた値となる。
圧入力は、圧入固定部8の肉厚9及び、圧入代によって変化するが、実施の形態3のものは、実施の形態2のものよりも、肉厚9cが薄いため、圧入代増加に対する、圧入力増加の勾配が小さい。そのため、実施の形態2では、圧入代の最大値の場合に、圧入力過大で、カジリや変形が起きる可能性が懸念されるが、実施の形態3では、その懸念が小さい。
また、実施の形態2では、圧入固定部8の肉厚9が、大きい部分9bと小さい部分9a
があり、周方向で圧入部の面圧が不均一となり、周方向の部位によって、圧入の進み方が不均一で、斜め圧入等の圧入不良が発生し易い。実施の形態3では、圧入固定部8の肉厚9cが周方向に均一であるため斜め圧入等の不具合が起り難い。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4について図8、図9を用いて説明する。
実施の形態1、実施の形態2、実施の形態3では、板金部材3で、ハウジングHSへの取付け部6や、圧入固定部8を構成していたが、実施の形態4では、板金部材3を別部材であるベースプレート10に取り付け、このベースプレート10にハウジングHSへの取付け部6や、圧入固定部8を形成する。板金部材3とベースプレート10は、板金カシメ部11により、固定している。
図8はベースプレート10に取付け部(ネジ孔)6を設けた例で、図8(a)は板金部材とベースプレートを組み付けた状態を示す斜視図であり、図8(b)はベースプレートを示す斜視図である。
図9はベースプレート10に圧入固定部8を設けた例で、図9(a)は板金部材とベースプレートを組み付けた状態を示す斜視図であり、図9(b)はベースプレートを示す斜視図である。
この発明に係る実施の形態4における回転電機用アースブラシは次の構成を具備する。
アースブラシ2は、ハウジングHSにベアリング1を介して支承されるシャフト20に接触し上記ハウジングHSへ取付部6によって取付けられる接触部片2aを備え、上記接触部片2aを構成する導電性繊維4を挟み込むことで、導電性繊維4を保持する導電性繊維固定部5を、円環状の板金部材3の同一円周上の複数箇所に相互に間隔をおいて形成し、形成するとともに、上記板金部材3を上記板金部材3よりも剛性の高いベースプレート10に固定し、上記ベースプレート10でハウジングHSへの取付部6を有する取付部材を構成するようにした。
この構成により、次の作用効果を奏する。
実施の形態4では、板金部材3をベースプレート10に取り付けることで、実施の形態1〜3に比べると構造が複雑になるが、従来技術よりも部品点数が少なく、構造が簡易である。
実施の形態4においては、実施の形態2、実施の形態3よりも、生産性が良く、圧入代の設定が成り立ちやすい。
実施の形態2、実施の形態3では、板金部材3の外径部でハウジングHSへの圧入固定部8を構成するため、板金部材3の外径部に厳しい寸法公差が必要となるが、実施の形態4では、板金部材3とは別部材のベースプレート10をハウジングHSへ圧入するため、板金部材3に厳しい寸法公差が必要なく、生産性が良い。
また、ベースプレート10は、板金部材3よりも形状が単純で、圧入固定部8を寸法精度良く製作できるため、圧入代の最大値〜最小値の範囲が狭くなり、圧入力過大で、カジリや変形が起り難い。
実施の形態2では、圧入固定部8の肉厚9が、大きい部分と小さい部分があり、周方向で圧入部の面圧が不均一となり、周方向の部位によって、圧入の進み方が不均一で、斜め圧入等の圧入不良が発生し易いが、実施の形態4では、圧入固定部8の肉厚9が周方向に均一であるため、斜め圧入等の不具合が起こり難い。
実施の形態4においては、実施の形態1〜3よりも、剛性が高く、振動で、シャフト20と導電性繊維4の接触不良によるアース不良の懸念が小さい。
実施の形態1〜3では、ベース部分が薄板の板金部材3であり、剛性が低く、共振が発生すると、板金部材3が変形し、シャフト20と導電性繊維4の接触部が離れ、アース不良の懸念がある。
これに対し実施の形態4では、ベースプレート10を取り付けているため、剛性がアップし、車両の振動周波数範囲で共振が発生し難く、また、振動による板金部材3の変形が小さいため、アース不良の懸念が小さい。
また、図9に示す例の場合、ハウジングに圧入固定するため、ネジ等の固定部品が不要で、取付けネジを用いる図8に示す例よりも、モータの小型化ができる。
実施の形態5.
この発明の実施の形態5について図10を用いて説明する。
実施の形態5は、実施の形態4に対して、板金部材3を分割している。図10の例では、板金部材3を2つにし、各板金部材3の両端部に導電性繊維固定部5を設けている。
この発明に係る実施の形態6における回転電機用アースブラシでは、前述した実施の形態4での構成において、板金部材3を2つ以上に分割し、各板金部材3の両端部に導電性繊維固定部5を設けた。
この構成により、実施の形態4の構成に対して、板金部材3を分割することで、板金部材3の材料削減につながり、製作コストを低減できる。
実施の形態6.
この発明の実施の形態6について図11を用いて説明する。
実施の形態6は、実施の形態5に対して、板金部材3をベースプレート10に取り付ける手段を、小型リベット12としている。
この発明に係る実施の形態6における回転電機用アースブラシでは、ベースプレート10に板金部材3を小型リベット12で取付けるようにした。
この構成により、実施の形態6では、汎用の小型リベット12を使用することで、実施の形態4、実施の形態5の板金カシメ部11に対して、コストアップなく、スペースを小さくできるため、モータの小型化につながる。
実施の形態7.
この発明の実施の形態7について図12、図13、図14を用いて説明する。
従来技術では、ロータを軸方向に保持する方策として、例えば、以下のような手段がある。フロント側、リア側のベアリングがシャフトに圧入され、ベアリングがハウジングに嵌合されて、ロータが径方向に保持される。
ベアリングの外輪とハウジングは隙間嵌めであり、ロータを軸方向に保持するため、ベアリング押さえ板13により、ベアリング1の外輪を押え付けて固定する(図14(a))。
実施の形態7では、アースブラシ2により、ベアリング1を軸方向に押さえるようにした例を示しており、図12は、実施の形態1のアースブラシ2に設けられた板金部材3により、ベアリング1を軸方向に押さえる場合、図13は、実施の形態6のアースブラシ2に設けられたベースプレート10により、ベアリング1を軸方向に押さえる場合である。
従来構造では、図14(a)のように、アースブラシ2と、ベアリング押さえ13の両方の部品が必要であり、両部品を設置するスペースが必要であったが、実施の形態7では、図14(b)のように、アースブラシ2により、ベアリング1を軸方向に押さえることで、モータの小型化が可能となる。
この発明に係る実施の形態7における回転電機用アースブラシでは、前述した実施の形態1での構成において、アースブラシ2に設けられた上記板金部材3でベアリング1を軸方向に固定するようにした。
この構成により、アースブラシ2に設けられた板金部材3によってベアリング1を軸方向に押さえることで、モータの小型化が可能となる。
また、この発明に係る実施の形態7における回転電機用アースブラシでは、前述した実施の形態4での構成において、アースブラシ2に設けられた上記ベースプレート10でベアリング1を軸方向に固定するようにした。
この構成により、アースブラシ2に設けられたベースプレート10によってベアリング1を軸方向に押さえることで、モータの小型化が可能となる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態の一部または全部を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 ベアリング、 2 アースブラシ 2a 接触部片、 3 板金部材、 4 導電性繊維、 5 導電性繊維固定部、 6 取付け部、 7 取付けネジ、 8 ハウジングへの圧入固定部、 9a〜9c ハウジングへの圧入固定部の肉厚、 10 ベースプレート、 11 板金カシメ部、 12 小型リベット、 13 ベアリング押さえ板、 14 ベアリング電流、 15 ブラシ電流、 20 シャフト。

Claims (7)

  1. ハウジングにベアリングを介して支承されるシャフトに接触し上記ハウジングへ取付部材によって取付けられる接触部片を備え、上記接触部片を構成する導電性繊維を挟み込むことで、上記導電性繊維を保持する導電性繊維固定部を、円環状の板金部材の複数箇所に形成し、上記板金部材で上記ハウジングへの上記取付部材を構成するようにしたことを特徴とする回転電機用アースブラシ。
  2. 上記板金部材の外周部を、ハウジングへの取付け部として、ハウジングへ圧入固定するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の回転電機用アースブラシ。
  3. 上記板金部材の外周部を軸方向に曲げて薄肉円筒部を形成し、上記薄肉円筒部をハウジングへの取付け部として、ハウジングへ圧入固定するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の回転電機用アースブラシ。
  4. ハウジングにベアリングを介して支承されるシャフトに接触し上記ハウジングへ取付部材によって取付けられる接触部片を備え、上記接触部片を構成する導電性繊維を挟み込むことで、上記導電性繊維を保持する導電性繊維固定部を、円環状の板金部材の複数箇所に形成するとともに、上記板金部材を上記板金部材よりも剛性の高いベースプレートに固定し、上記ベースプレートでハウジングへの取付部材を構成するようにしたことを特徴とする回転電機用アースブラシ。
  5. 上記ベースプレートの外周部を、ハウジングへの取付け部として、ハウジングへ圧入固定するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の回転電機用アースブラシ。
  6. 上記板金部材で上記ベアリングを軸方向に固定するようにした請求項1に記載の回転電機用アースブラシ。
  7. 上記ベースプレートで上記ベアリングを軸方向に固定するようにした請求項4に記載の回転電機用アースブラシ。
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