以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
<光出力システムの動作概要>
図1を参照して、本実施の形態においては、光出力システム100はテレビである。光出力システム100は、テレビジョン放送を受信することによって、ディスプレイから映像を出力しながら、スピーカから当該映像に対応する第1の音声を出力する。ただし、光出力システム100は、インターネットなどを介してサーバから各種の情報を取得するものであってもよい。
本実施の形態においては、光出力システム100は、テレビジョン放送とは別の第2の音声を出力する。本実施の形態においては、第2の音声は、インターネットなどを介してダウンロードされるユーザの予定や天気予報などである。
また、本実施の形態においては、光出力システム100は、LEDライト135を搭載する。そして、光出力システム100は、第2の音声に対応するように、LEDライト135を発光する。
このように、本実施の形態にかかる光出力システム100は、第2の音声に対応してLEDライト135が発光するので、その都度ユーザが第2の音声が出力されていることに気が付きやすい。
以下、このような機能を実現するための光出力システム100の具体的な構成について詳述する。
<光出力システム100の構成>
まず、本実施の形態にかかる光出力システム100の構成の一態様について説明する。なお、図2は、本実施の形態にかかる光出力システム100の構成を表わすブロック図である。
図2を参照して、光出力システム100は、主たる構成要素として、CPU(Central Processing Unit)110と、メモリ120と、ディスプレイ130と、LEDライト135と、操作部140と、アンテナ150と、通信インターフェイス160と、スピーカ170と、マイク180と、GPS(Global Positioning System)190と、カメラ195と、明るさセンサ196と、音声信号出力インターフェイス197と、タイマ198とを含む。
CPU110は、メモリ120に記憶されているプログラムを実行することによって、光出力システム100の各部を制御する。たとえば、CPU110は、メモリ120に格納されているプログラムを実行し、各種のデータを参照することによって、後述する各種の処理を実行する。
メモリ120は、各種のRAM(Random Access Memory)、各種のROM(Read-Only Memory)などによって実現される。メモリ120は、CPU110によって実行されるプログラムや、CPU110によるプログラムの実行により生成されたデータ、第2の音声と光の輝度・強度・店舗との対応関係などを記憶する。
ディスプレイ130は、CPU110からの信号に基づいて、テキストや画像を表示する。LEDライト135は、CPU110からの信号に基づいて、第2の音声に呼応して発行する。
操作部140は、サービスの管理者などの命令を受け付けて、当該命令をCPU110に入力する。
アンテナ150は、テレビジョン放送などを受信する。より詳細には、光出力システム100は、アンテナ150の代わりに、屋外のアンテナからのテレビジョン放送の信号を受信するコネクタを有してもよい。
通信インターフェイス160は、CPU110からのデータを、インターネット、キャリア網、ルータなどを介して、サーバなどの他の装置に送信する。逆に、通信インターフェイス160は、インターネット、キャリア網、ルータなどを介してサーバなどの他の装置からのデータを受信して、CPU110に受け渡す。
スピーカ170は、CPU110からの信号に基づいて、音声を出力する。マイク180は、外部からの音声に基づいて音声信号を作成し、CPU110に入力する。
GPS190は、光出力システム100の現在位置を取得してCPU110に受け渡す。
カメラ195は、CPU110からの信号に基づいて、光出力システム100の外部を撮影する。撮影された画像データはメモリ120に格納される。
明るさセンサ196は、CPU110からの信号に基づいて、光出力システム100の周囲の明るさを検知する。検知結果は、メモリ120に格納される。
音声信号出力インターフェイス197は、外部のスピーカやアンプやヘッドホンやイヤホンなどに音声信号を出力する。
タイマ198は、所定のときからの経過時間を計測したり、所定のときまでの残り時間を計測したりして、当該時間をCPU110に受け渡す。
<光出力システム100における情報処理>
次に、図3を参照しながら、本実施の形態にかかる光出力システム100における情報処理について説明する。光出力システム100のCPU110は、第2の音声を出力する際に、以下の処理を実行する。
まず、CPU110は、図4の(A)に示すように、第2の音声を解析する(ステップS102)。
CPU110は、解析された音声に対応する光の出力方法を特定する(ステップS104)。たとえば、大きい音声に対応して光の強度を強くしたり、小さい音声に対応して光の強度を弱くしたり、高い音声に対応して赤色に近い色にするために輝度を設定したり、低い音声に対応して青色に近い色にするために輝度を設定したり、変動が大きな音声に対応して点滅のテンポを早めたり、変動が小さな声に対応して点滅のテンポを遅くしたりする。
CPU110は、スピーカ170に音声を出力させるとともに、図4の(B)に示すように、決定された出力方法に基づいて、LEDライト135を発光させる(ステップS106)。
本実施の形態にかかる光出力システム100に関しては、第2の音声の出力が視覚的により強調されるようになる。そして、LEDライト135が点灯している際に、ユーザが番組の情報ではない情報が出力されていることを視覚的に認識することができる。また、たとえば、重要度を示す情報を含むデータを受信して、CPU110が、重要な情報ほど大きくディスプレイ130に表示したり、LEDライト135を強く光らせたりしてもよい。
<第2の実施の形態>
第1の実施の形態では、図4に示すように、解析された第2の音声に対応する光の出力方法を特定するもであった。本実施の形態においては、第2の音声が出力されている間、一定の強度や輝度で点灯したり点滅したりする。
たとえば、光出力システム100のCPU110は、図5の(A)に示すように、第2の音声を解析する(ステップS102)。CPU110は、第2の音声が出力される期間を特定することによって、光の出力方法を特定する(ステップS104)。CPU110は、図5の(B)に示すように、決定された出力方法に基づいて、LEDライト135を発光させる(ステップS106)。
<第3の実施の形態>
第1の実施の形態では、光出力システム100がテレビであった。しかしながら、光出力システム100は、テレビには限定されない。
たとえば、光出力システム100は、図6に示すように、カーナビゲーションシステム100Bであってもよい。より詳細には、光出力システム100は、道路案内情報を表示しながら、第1の音声としてカーナビゲーション情報を出力する。そして、光出力システム100は、第2の音声として、他のお知らせや話しかけを出力する。本実施の形態においても、光出力システム100は、第2の音声に対応して、LEDライト135が点灯したり点滅したりする。これによって、ユーザは、第2の音声が出力されていることを認識することができる。
あるいは、光出力システム100は、図7に示すように、スマートフォン100C(またはスマートテレビ)などであってもよい。より詳細には、光出力システム100は、動画閲覧サイトやテレビなどから取得したコンテンツの映像を表示しながら、第1の音声としてコンテンツの音声を出力する。そして、光出力システム100は、第2の音声として、他のお知らせや話しかけを出力する。本実施の形態においても、光出力システム100は、第2の音声に対応して、LEDライト135が点灯したり点滅したりする。
あるいは、光出力システム100は、図8に示すように、ディスプレイを搭載しない装置であってもよい。たとえば、光出力システム100はスピーカ100Dであってもよい。より詳細には、光出力システム100は、第1の音声として、CDやアンテナからの取得したコンテンツの音声を出力する。そして、光出力システム100は、第2の音声として、他のお知らせや話しかけを出力する。本実施の形態においても、光出力システム100は、第2の音声に対応して、LEDライト135が点灯したり点滅したりする。
これによって、カーナビゲーションシステム100Bの音声とは違う、サービスやアプリケーションの音声が出力されていることが解る。
<第4の実施の形態>
第1〜第3の実施の形態においては、光出力システム100が、第2の音声に応じてLEDライト135を発光するものであった。しかしながら、このような形態には限られない。光出力システム100は、第2の音声に合わせて、LEDライト135の代わりに、ディスプレイ130の一部または全部を発光するものであってもよい。
あるいは、図9に示すように、光出力システム100のCPU110は、スピーカ170から出力される第2の音声に合わせて、LEDライト135を点滅または点灯させつつ、ディスプレイ130の一部を点滅または点灯させてもよい。たとえば、CPU110は、LEDライト135が点滅・点灯する際に、ディスプレイ130に、LEDライト135の近傍から光を波状で出力させてもよい。
<第5の実施の形態>
第1〜第4の実施の形態においては、光出力システム100が、第2の音声に応じてLEDライト135を発光するものであった。光出力システム100は、第2の音声を複数回繰り返し出力させてもよい。
たとえば、図10に示すように、光出力システム100は、第2の音声としてのユーザへの通知メッセージを所定の時間毎に複数回出力する。そして、回数が増えるにつれて、光出力システム100は、第2の音声を大きくしたリ、なげやりな口調になったり、LEDライト135の強度や輝度やテンポを変化させたりしてもよい。
より詳細には、光出力システム100のメモリ120は、繰り返しデータベース121を記憶する。図11に示すように、繰り返しデータベース121は、出力の回数、音量、光の強度、光の色(輝度)、光の点滅のテンポ、の関係を格納する。そして、メモリ120は、さらに、図12に示すように、通知データベース122を記憶する。なお、通知データベース122は、通知メッセージ毎に、通知IDと、音声データまたはそのアドレス、出力回数毎のフラグの対応関係を含む。
以下では、図13を参照して、本実施の形態にかかる光出力システム100における情報処理について説明する。光出力システム100のCPU110は、第2の音声を出力する際に、以下の処理を実行する。
まず、CPU110は、図4の(A)に示すように、第2の音声を解析する(ステップS102)。そして、CPU110は、通知データベース122を参照して、出力すべき音声の次の出力が何回目であるかを特定する(ステップS103)。
CPU110は、解析された音声に対応する光の出力方法を特定する(ステップS104)。本実施の形態においては、CPU110は、繰り返しデータベース121を参照して、音声の出力回数に基づいて、音声の出力方法と光の出力方法とを特定する。
CPU110は、決定された音声の出力方法に基づいてスピーカ170に音声を出力させるとともに、図4の(B)に示すように、決定された光の出力方法に基づいて、LEDライト135を発光させる(ステップS106)。なお、出力回数が分かるように、例えば、ディスプレイの外周近くに何らかの表示を行っても良い。
これによって、ユーザがあるメッセージ音声を聞き逃してしまっても、何度も通知を受けていることが、ユーザが後からみて分かる。また、光出力システム100があたかも人間のように感情を有しているようにユーザに感じられる。
<第6の実施の形態>
上記の第5の実施の形態においては、出力回数に基づいて光の出力方法が異なるものであった。しかしながら、このような形態には限られない。たとえば、繰り返しデータベース121の代わりに、または繰り返しデータベース121に加えて、光出力システム100のメモリ120は、感情データベース123を記憶してもよい。
より詳細には、図14を参照して、感情データベース123は、機器の動作や機器の周囲の状態などに対応する感情、光の強度、光の色(輝度)、光の点滅のテンポ、の関係を格納する。感情は、光出力システム100が人間と同様の感情を有していると仮定した場合の光出力システム100の感情である。たとえば、光出力システム100に悲しい感情が設定された際は青い光を、怒りの感情が設定された場合は赤い光を出力することが好ましい。これによって、光出力システム100がまるで情緒を有しているようにユーザが感じることができる。なお、感情データベース123は、感情毎の音量を記憶してもよい。
以下では、図15を参照して、本実施の形態にかかる光出力システム100における情報処理について説明する。光出力システム100のCPU110は、第2の音声を出力する際に、以下の処理を実行する。
まず、CPU110は、図4の(A)に示すように、第2の音声を解析する(ステップS102)。そして、CPU110は、光出力システム100の現在の動作状態などに応じて感情を特定したり、通信インターフェイス160を介してサーバから光出力システム100の感情を取得したりする(ステップS103B)。
CPU110は、解析された音声に対応する光の出力方法を特定する(ステップS104)。本実施の形態においては、CPU110は、感情データベース123を参照して、光出力システム100の感情に基づいて、音声の出力方法と光の出力方法とを特定する。
CPU110は、決定された音声の出力方法に基づいてスピーカ170に音声を出力させるとともに、図4の(B)に示すように、決定された光の出力方法に基づいて、LEDライト135を発光させる(ステップS106)。
これによって、光出力システム100があたかも人間のように感情を有しているようにユーザに感じられる。
<第7の実施の形態>
あるいは、繰り返しデータベース121の代わりに、または繰り返しデータベース121に加えて、光出力システム100のメモリ120は、時間帯データベース124を記憶してもよい。より詳細には、図16を参照して、時間帯データベース124は、時間帯、光の強度、光の色(輝度)、光の点滅のテンポ、の関係を格納する。なお、時間帯データベース124は、時間帯毎の音量を記憶してもよい。
以下では、図17を参照して、本実施の形態にかかる光出力システム100における情報処理について説明する。光出力システム100のCPU110は、第2の音声を出力する際に、以下の処理を実行する。
まず、CPU110は、図4の(A)に示すように、第2の音声を解析する(ステップS102)。そして、CPU110は、現在の時間帯を取得する(ステップS103C)。
CPU110は、解析された音声に対応する光の出力方法を特定する(ステップS104)。本実施の形態においては、CPU110は、時間帯データベース124を参照して、現在の時間帯に応じた、音声の出力方法と光の出力方法とを特定する。
CPU110は、決定された音声の出力方法に基づいてスピーカ170に音声を出力させるとともに、図4の(B)に示すように、決定された光の出力方法に基づいて、LEDライト135を発光させる(ステップS106)。
これによって、ユーザは、時間帯に合わせた気持ち良さを感じることができる。
<第8の実施の形態>
あるいは、図18に示すように、通常の通知メッセージと警告レベルが高い通知メッセージとで、音声や光の出力方法を異ならせてもよい。すなわち、繰り返しデータベース121の代わりに、または繰り返しデータベース121に加えて、光出力システム100のメモリ120は、緊急度データベース125を記憶してもよい。より詳細には、図19を参照して、緊急度データベース125は、緊急度、光の強度、光の色(輝度)、光の点滅のテンポ、の関係を格納する。なお、緊急度データベース125は、緊急度毎の音量を記憶してもよい。
以下では、図20を参照して、本実施の形態にかかる光出力システム100における情報処理について説明する。光出力システム100のCPU110は、第2の音声を出力する際に、以下の処理を実行する。
まず、CPU110は、図4の(A)に示すように、外部から取得したデータから第2の音声を取得する。CPU110は、第2の音声を解析する(ステップS102)。特に、CPU110は、当該データから通知情報の緊急度を取得する(ステップS103D)。なお、サーバからの当該データに緊急度が含まれていてもよいし、CPU110がサーバからの当該データから緊急度を判断してもよい。
CPU110は、解析された音声に対応する光の出力方法を特定する(ステップS104)。本実施の形態においては、CPU110は、緊急度データベース125を参照して、緊急度に応じた、音声の出力方法と光の出力方法とを特定する。
CPU110は、決定された音声の出力方法に基づいてスピーカ170に音声を出力させるとともに、図4の(B)に示すように、決定された光の出力方法に基づいて、LEDライト135を発光させる(ステップS106)。
これによって、ユーザは、視覚的に緊急度や重要度などが把握できる。
<第9の実施の形態>
あるいは、図21に示すように、光出力システム100の周囲にいるユーザに応じて、音声や光の出力方法を異ならせてもよい。すなわち、繰り返しデータベース121の代わりに、または繰り返しデータベース121に加えて、光出力システム100のメモリ120は、ユーザデータベース126を記憶してもよい。より詳細には、図22を参照して、ユーザデータベース126は、ユーザ毎に、ユーザID、光の強度、光の色(輝度)、光の点滅のテンポ、の関係を格納する。なお、ユーザデータベース126は、ユーザ毎の音量なども記憶してもよい。
これによって、色覚障害者に対しても適切な光を出力することができるようになる。あるいは、高齢のユーザに対して光を弱めて、当該ユーザの目の疲れを低減することができるようになる。あるいは、聴覚障害者に対して、字幕の有無を光で通知してもよい。
以下では、図23を参照して、本実施の形態にかかる光出力システム100における情報処理について説明する。光出力システム100のCPU110は、第2の音声を出力する際に、以下の処理を実行する。
まず、CPU110は、図4の(A)に示すように、第2の音声を解析する(ステップS102)。そして、CPU110は、当該カメラ195からの画像に基づいて、光出力システム100の周囲のユーザを特定する(ステップS103E)。なお、CPU110は、マイク180からの音声に基づいて周囲のユーザを特定してもよいし、通信インターフェイス160を介してWiFiやbluetoothを介してユーザのスマートフォンを検知することによって周囲のユーザを特定してもよい。
CPU110は、解析された音声に対応する光の出力方法を特定する(ステップS104)。本実施の形態においては、CPU110は、ユーザデータベース126を参照して、ユーザに応じた、音声の出力方法と光の出力方法とを特定する。
CPU110は、決定された音声の出力方法に基づいてスピーカ170に音声を出力させるとともに、図4の(B)に示すように、決定された光の出力方法に基づいて、LEDライト135を発光させる(ステップS106)。
これによって、それぞれのユーザの好みにカスタマイズすることができるし、障害者にも有効に情報を伝達することが可能になる。また、自分への接し方が他のユーザと異なるため、ユーザそれぞれが光出力システム100に愛着を抱きやすくなる。
<第10の実施の形態>
あるいは、図24に示すように、光出力システム100のCPU110は、テキストなどの緊急速報の情報を受け付けた際に、当該テキストを音声に変換し、当該音声を第2の音声として取り扱ってもよい。
以下では、図25を参照して、本実施の形態にかかる光出力システム100における情報処理について説明する。光出力システム100のCPU110は、緊急速報情報を受信した際に、以下の処理を実行する。
まず、CPU110は、受信したデータからテキストの緊急速報情報を取得する(ステップS202)。CPU110は、当該テキストを音声に変換する(ステップS204)。CPU110は、変換後の音声に対応する光の出力方法を特定する(ステップS206)。
CPU110は、決定された音声の出力方法に基づいてスピーカ170に音声を出力させるとともに、図4の(B)に示すように、決定された光の出力方法に基づいて、LEDライト135を発光させる(ステップS106)。
視力が悪い人や目が不自由な人などが緊急情報を把握しやすくなる。また、LEDライト135と同期表示されるので、放送中の番組の情報と異なる緊急情報があることを把握しやすくなる。
<第11の実施の形態>
あるいは、図26に示すように、光出力システム100のCPU110は、ディスプレイ130に2つの画面を表示しつつ、いずれかの画面の映像に対応する音声に合わせてLEDライト135を発光させてもよい。なお、図27に示すように、2つの画面の各々の下方のディスプレイ130の外側に複数のLEDライト135,135を配置してもよい。あるいは、図28に示すように、2つの画面の各々の下方のディスプレイ130内の一部を発光させる形態であってもよい。
どちらの画面の音声が出力されているか認識しやすくなる。なお、一方の音声を再生して、他方の音声の出力せずに出力した場合の音声に同期させてLEDライト135を点灯・点滅させてもよい。あるいは、他のアプリケーションのコンテンツの音声を出力しつつ当該音声に合わせてLEDライト135を点灯・点滅させてもよいし、他のアプリケーションのコンテンツの音声を出力せずに出力したが場合の音声に同期させてLEDライト135を点灯・点滅させてもよい。
<第12の実施の形態>
あるいは、図29に示すように、光出力システム100のCPU110は、次の番組の情報を受信して、スピーカ170に次の番組名を出力させてもよい。そして、本実施の形態においては、繰り返しデータベース121の代わりに、または繰り返しデータベース121に加えて、光出力システム100のメモリ120は、テーマデータベース127を記憶してもよい。より詳細には、図30を参照して、テーマデータベース127は、テーマやジャンル、光の強度、光の色(輝度)、光の点滅のテンポ、の関係を格納する。
以下では、図31を参照して、本実施の形態にかかる光出力システム100における情報処理について説明する。光出力システム100のCPU110は、第2の音声を出力する際に、以下の処理を実行する。
まず、CPU110は、図4の(A)に示すように、外部から取得したデータから第2の音声としての次の番組に関する情報を取得する。CPU110は、第2の音声を解析する(ステップS102)。特に、CPU110は、当該データから次の番組のテーマやジャンルを特定する(ステップS103F)。なお、サーバからの当該データにテーマやジャンルが含まれていてもよいし、CPU110が受信した当該データからテーマやジャンルを判断してもよい。
CPU110は、解析された音声に対応する光の出力方法を特定する(ステップS104)。本実施の形態においては、CPU110は、テーマデータベース127を参照して、次の番組のジャンルに応じた、音声の出力方法と光の出力方法とを特定する。
CPU110は、決定された音声の出力方法に基づいてスピーカ170に音声を出力させるとともに、図4の(B)に示すように、決定された光の出力方法に基づいて、LEDライト135を発光させる(ステップS106)。
ユーザが次の番組のテーマやジャンルを把握することができる。
<第13の実施の形態>
あるいは、図32に示すように、光出力システム100のCPU110は、カメラ195からの画像データに基づいて、光出力システム100の周囲のユーザが光出力システム100の方へ向いていることを検知した際に、音声や光を出力してもよい。
より詳細には、図33に示すように、CPU110は、出力すべきデータを取得すると、出力すべき音声が蓄積されていることを示すために、LEDライト135に光を出力させる(ステップS302)。CPU110は、カメラ195を介して光出力システム100の周囲のユーザを探索する(ステップS304)。
CPU110は、カメラ195からの画像に基づいて、光出力システム100の周囲にユーザがいることを検知すると(ステップS304にてYESである場合)、取得したデータから音声データを作成する(ステップS306)。
CPU110は、音声データを解析して、解析された音声に対応する光の出力方法を特定する(ステップS308)。CPU110は、決定された音声の出力方法に基づいてスピーカ170に音声を出力させるとともに、図4の(B)に示すように、決定された光の出力方法に基づいて、LEDライト135を発光させる(ステップS310)。
これによって、ユーザの都合がよいときに、光出力システム100が音声を出力してくれる。ユーザは、光出力システム100の生命感を感じる、すなわち、あたかも光出力システム100がユーザのことを思ってくれているように感じる。
<第14の実施の形態>
あるいは、図34に示すように、光出力システム100が、インターフォン3001などの他の電気機器と接続されてもよい。そして、インターフォン3001から入力される音声データを光出力システム100が出力する際に、光出力システム100が当該音声に合わせて光を出力するものであってもよい。
あるいは、図35に示すように、光出力システム100が、電話3002や洗濯機3003などの他の電気機器と接続されてもよい。そして、電話3002や洗濯機3003から入力される音声データを光出力システム100が出力する際に、光出力システム100が当該音声に合わせて光を出力するものであってもよい。
なお、電気機器は、インターフォン3001や電話3002や洗濯機3003に限らず、電子レンジ、エアコン、冷蔵庫、掃除機、空気清浄器、加湿器、除湿器、炊飯器、照明、などの家電、テレビ、ハードディスクレコーダ、プロジェクタ、音楽プレーヤーなどのAV(オーディオ・ビジュアル)機器、組み込み照明、太陽光発電機、給湯器、温水洗浄便座コントローラなどの住宅設備、などであってもよい。
これによって、ユーザが、電気機器からの通知を、ドラマなどのテレビ番組内の音声を勘違いする可能性を低減することができる。また、電気機器からの通知であることを知らせるためのダイアログボックスによって、ドラマなどのテレビ番組の映像が隠れることを回避することができるようになる。
<第15の実施の形態>
また、光出力システム100は、他のタイプのディスプレイであってもよい。たとえば、図36に示すようなゴーグル型のディスプレイ100Eであってもよい。光出力システム100は、ディスプレイ130に映像を表示しながら、スピーカ170としてのヘッドホンから音声を出力する。特に本実施の形態においては、光出力システム100のCPU110は、マイク180から光出力システム100の外部の音声を取得して、ヘッドホンのスピーカ170から当該音声を出力しつつ、当該音声に合わせてディスプレイ130またはLEDライト135を点灯または点滅させる。
なお、当然ながら、光出力システム100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、サーバなどから外部の音声を取得して、ヘッドホンのスピーカ170から当該音声を出力しつつ、当該音声に合わせてディスプレイ130またはLEDライト135を点灯または点滅させてもよい。
これによって、視聴中のコンテンツとは異なる音声が出力されていることを認識することができる。
<第16の実施の形態>
光出力システム100は、他の装置と通信するものであってもよい。たとえば、図37に示すように、本実施の形態においては、光出力システム100は、テレビ100Xであって、他のテレビ100Yと通信可能に構成されている。光出力システム100としてのテレビ100X,100Yの各々は、テレビ番組の映像を出力しながら、当該テレビ番組の音声を第1の音声として出力する。
そして、本実施の形態においては、テレビ100X,100Yのうちの一方のCPU110は、マイク180を介してユーザの話声を取得して、通信インターフェイス160を介して当該ユーザの話声を他方のテレビに送信する。そして、CPU110は、通信インターフェイス160を介して、他のテレビからユーザの話声を受信して、第2の音声として当該話声をスピーカ170から出力しつつ、当該話声に合わせてLEDライト135を点灯・点滅させる。なお、光出力システム100は、2つのテレビの間で2人のユーザの話声をやり取りしてもよいし、さらに多くのテレビの間でさらに多くのユーザの話声をやり取りしてもよい。
また、テレビジョン放送を出力する形態に限らず、図38に示すように、CPU110は、ゲーム中にユーザ同士の話声を第2の音声としてスピーカ170から出力しながら、当該話声に合わせてLEDライト135を点灯・点滅させてもよい。
これによって、番組やゲームの音と、相手の声とを区別しやすくなる。また、相手を身近に感じることができる場合がある。また、相手からの音声であることを知らせるためのダイアログボックスでドラマなどのテレビ番組やゲームの映像が隠れることを回避することができるようになる。
<第17の実施の形態>
あるいは、図39に示すように、光出力システム100は、自身の音声信号出力インターフェイスに外部アンプ300Xが接続された場合に、外部アンプ300Xが出力する音声を第2の音声としての取り扱ってもよい。すなわち、光出力システム100のCPU110は、外部アンプ300Xが接続されているか否かを判断し、外部アンプ300Xが出力する音声に合わせて、LEDライト135を点灯・点滅させてもよい。これによって、どこから音声が出ているかを視覚的に認識することができる。
<第18の実施の形態>
あるいは、図40に示すように、光出力システム100は、bluetoothやWiFiを介してスマートフォンなどの端末300Yからの音声データを第2の音声としてスピーカ170から出力してもよい。すなわち、CPU110は、端末300Yからの音声をスピーカ170から出力しつつ、当該音声に合わせてディスプレイ130またはLEDライト135を点灯または点滅させる。また、上述した通り、光出力システム100のCPU110は、通信インターフェイス160を介してサーバなどから音声データを受信して、当該音声をスピーカ170から出力しつつ、当該音声に合わせてディスプレイ130またはLEDライト135を点灯または点滅させてもよい。番組の音声とスマートフォン300のアプリケーションの音声とを明確に区別しやすくなる。
<第19の実施の形態>
あるいは、図41に示すように、光出力システム100は、タイマ機能を有してもよい。そして、光出力システム100のCPU110は、ディスプレイ130にテレビ番組の映像を出力させながら、当該テレビ番組の音声を第1の音声としてスピーカ170に出力させる。
そして、本実施の形態においては、光出力システム100のCPU110は、タイマ198に関する音声を第2の音声としてスピーカ170から出力しつつ、当該第2の音声に合わせてLEDライト135を点灯・点滅させる。
より詳細には、本実施の形態においては、繰り返しデータベース121の代わりに、または繰り返しデータベース121に加えて、光出力システム100のメモリ120は、タイマデータベース128を記憶してもよい。
より詳細には、図42を参照して、タイマデータベース128は、タイマ198の残り時間、光の強度、光の色(輝度)、光の点滅のテンポ、の関係を格納する。
以下では、図43を参照して、本実施の形態にかかる光出力システム100における情報処理について説明する。光出力システム100のCPU110は、第2の音声を出力する際に、以下の処理を実行する。
まず、CPU110は、図4の(A)に示すように、第2の音声を解析する(ステップS102)。そして、CPU110は、タイマ198の残時間を取得する(ステップS103G)。
CPU110は、解析された音声に対応する光の出力方法を特定する(ステップS104)。本実施の形態においては、CPU110は、タイマデータベース128を参照して、音声の出力方法と光の出力方法とを特定する。
CPU110は、決定された音声の出力方法に基づいてスピーカ170に音声を出力させるとともに、図4の(B)に示すように、決定された光の出力方法に基づいて、LEDライト135を発光させる(ステップS106)。
これによって、ユーザがタイマの通知に気付きやすくなる。
<第20の実施の形態>
あるいは、図44に示すように、光出力システム100のCPU110は、チャンネルの自動選局が完了した際に、自動選局が完了した旨や出力するテレビ番組名などをスピーカ170から出力するとともに、当該メッセージに合わせてLEDライト135を点灯・点滅させる。
あるいは、光出力システム100のCPU110は、チャンネルの自動選局中に、自動選局中である旨などをスピーカ170から出力するとともに、当該メッセージに合わせてLEDライト135を点灯・点滅させる。
あるいは、光出力システム100のCPU110は、チャンネルの自動選局を開始する際に、自動選局を開始する旨などをスピーカ170から出力するとともに、当該メッセージに合わせてLEDライト135を点灯・点滅させる。
これによって、ユーザは、自動選局が実行されたこと、または自動選局が完了したことを認識しやすくなる。
<第21の実施の形態>
あるいは、光出力システム100のCPU110は、副音声を出力する際に、当該副音声を第2の音声として取り扱ってもよい。すなわち、CPU110は、副音声に合わせて、LEDライト135を発光させてもよい。ユーザが、副音声の出力を認識しやすくなる。
あるいは、光出力システム100のCPU110は、翻訳を出力する際に、当該翻訳を第2の音声として取り扱ってもよい。そして、CPU110は、当該翻訳音声に合わせて、LEDライト135を発光させてもよい。ユーザが、翻訳音声の出力を認識しやすくなる。特に、光出力システム100の翻訳機能によって翻訳している際には、ユーザが、光出力システム100による翻訳の音声が出力されていることを認識できるため、放送局による翻訳と勘違いされる可能性を低減できる。
あるいは、光出力システム100のCPU110は、Twitter(登録商標)を自動的に読み上げて、当該読み上げ音声を第2の音声として取り扱ってもよい。そして、CPU110は、読み上げ音声に合わせて、LEDライト135を発光させてもよい。ユーザが、Twitter(登録商標)のテキストが音声出力されていることを認識しやすくなる。
<第22の実施の形態>
第1〜第21の実施の形態の技術は、以下のような光出力システム100にも利用することができる。本実施の形態においては、光出力システム100はテレビであって、動作毎に異なる方法で光を出力する。
たとえば、光出力システム100のメモリ120は、図45に示すような動作パターンデータベース1201を記憶する。動作パターンデータベース1201は、動作毎に、起動契機と、画面連動の有無と、光の色と、光の出力方法との対応関係を含む。光出力システム100のCPU110は、動作パターンデータベース1201を参照することによって、自身の動作や周囲の状況に応じてLEDライト135を点灯・点滅させる。
(1)光出力システム100は、光出力システム100が起動された際に、「目覚める」動作を実行する。具体的には、CPU110は、光出力システム100が起動された際に、ディスプレイ130に、ゆっくりと小さな光を生じさせて、当該光から画面を開始させる。あるいは、CPU110は、LEDライト135の強度をゆっくりと高めていきながら、ディスプレイ130に映像を表示させる。
(2)光出力システム100は、光出力システム100の電源がOFFされた際に、「眠る」動作を実行する。具体的には、CPU110は、光出力システム100の電源がOFFされた際に、ディスプレイ130に、画面を消しつつ、光を少しずつ小さく弱くしていく。あるいは、CPU110は、LEDライト135の強度をゆっくりと弱めていきながら、ディスプレイ130の映像を消す。
(3)光出力システム100は、リモコンや本体操作部から命令を受け付けた際に、「反応する」動作を実行する。具体的には、CPU110は、リモコンや本体操作部から命令を受け付けた際に、ディスプレイ130の一部にパッと光を表示させたり、LEDライト135をパッと光らせたりする。
(4)光出力システム100は、音量を変更するための命令を受け付けた際に、「反応する(連動)」動作を実行する。具体的には、CPU110は、リモコンや本体操作部から音量を変更するための命令を受け付けた際に、ディスプレイ130の一部に音量を示すための画像を表示する。より詳細には、CPU110は、ディスプレイ130の下部の左右中央部に、図46と図47に示すような、半円状の、インジケータを表示させる。換言すれば、音量を示す複数のバーが、半円状または扇状に配列される。そして、CPU110は、音量が大きくなればなるほど、左側から右側に向かって、多くのバーをディスプレイ130に表示する。
図46は、音量を変化させるための命令を1回だけ入力した場合の、ディスプレイ130の画面推移を示すイメージ図である。図47は、音量を上げるための命令を連続して入力した場合の、ディスプレイ130の画面推移を示すイメージ図である。図46と図47に示すように、CPU110は、ディスプレイ130に、自動車などのスピードメータのように、変更後の音量に合わせて、放射状に配列される複数のバーの数を変更する。
より詳細には、ユーザが音量を上げる命令を1回押すと、CPU110は変更後の音量のインジケータを所定時間表示してから当該インジケータを消す。インジケータが消える前に、ユーザが音量を上げる命令をさらに押すと、CPU110は音量のインジケータの画像を消さずにそのまま表示を変更する。ユーザが音量を上げる命令を長押しすると、CPU110は音量のインジケータの画像を消さずに連続して変更する。
ここで、ユーザが音量を変更するためのボタンを押すたびにLEDライト135またはディスプレイ130の一部または全部が光ることが好ましい。あるいは、ユーザが音量を変更するためのボタンを押している間、LEDライト135またはディスプレイ130の一部または全部が光っていることが好ましい。
なお、音量を下げる場合の動作は、音量を上げる場合の動作と同様であるためここでは説明を繰り返さない。
(5)光出力システム100は、チャンネルを変更するための命令を受け付けた際に、「反応する(連動)」動作を実行する。具体的には、CPU110は、リモコンや本体操作部からチャンネルを変更するための命令を受け付けた際に、ディスプレイ130の一部にチャンネルを示す画像またはテキストを表示する。より詳細には、図48と図49と図50とに示すように、CPU110は、ディスプレイ130の下部の左右中央部に変更後のチャンネルを表示させる。
図48は、チャンネル指定命令を入力した場合の、ディスプレイ130の画面推移を示すイメージ図である。CPU110は、ディスプレイ130に、下部に変更後のチャンネルを表示させ、上部に変更後のチャンネルや番組情報を表示させ、画面全体を黒に切り替えてから、変更後のチャンネルの映像を表示させる。
図49は、チャンネルをアップさせるための命令を入力した場合の、ディスプレイ130の画面推移を示すイメージ図である。CPU110は、ディスプレイ130に、下部にチャンネルアップすることを示す画像を表示させ、上部左側に変更後のチャンネルや番組情報を表示させ、所定時間後に、画面全体を黒に切り替えてから、変更後のチャンネルの映像を表示させる。
図50は、チャンネルアップキーを長押しした場合の、ディスプレイ130の画面推移を示したイメージ図である。CPU110は、ディスプレイ130に、下部に変更後のチャンネルアップ中であることを示す画像を表示させ、上部左側に変更後のチャンネルや番組情報を表示させる。CPU110は、チャンネルアップキーが押されている間、下部に変更後のチャンネルアップ中であることを示す画像を表示させながら、上部のチャンネルや番組情報を切り替えていく。チャンネルアップキーが押されなくなると、CPU110は、画面全体を黒に切り替えてから、変更後のチャンネルの映像をディスプレイ130に表示させる。
ここで、ユーザがチャンネルを変更するためのボタンを押すたびにLEDライト135またはディスプレイ130の一部または全部が光ることが好ましい。あるいは、ユーザがチャンネルを変更するためのボタンを押している間、LEDライト135またはディスプレイ130の一部または全部が光っていることが好ましい。
(6)光出力システム100は、ユーザから話しかけられた際に、「聞く」動作を実行する。具体的には、CPU110は、マイク180を介してユーザからの音声を検知した際に、ディスプレイ130の一部またはLEDライト135を、相槌を打っているような一定のリズムで点滅させる。
(7)光出力システム100は、ユーザへの「提案する」動作を実行する。具体的には、CPU110は、スピーカ170からユーザへの提案情報を出力しつつ、ディスプレイ130の一部またはLEDライト135に、初めに様々な淡い色の光を交じり合うように出力させ、その後に光を弱くして、その後に標準色の光を強めていく。たとえば、光をふわふわと柔らかく点滅させたり、往復させたりすることが好ましい。
(8)光出力システム100は、ユーザへの「話す」動作を実行する。具体的には、CPU110は、スピーカ170からユーザへの会話を出力しつつ、ディスプレイ130の一部またはLEDライト135に、当該会話に合わせたリズムで点滅させる。たとえば、光をふわふわと柔らかく点滅させたり、往復させたりすることが好ましい。
(9)光出力システム100は、初期設定の際に「出会う」動作を実行する。具体的には、CPU110は、初期設定を完了した際に、ディスプレイ130に数秒間映像を表示させる。たとえば、図51に示すように、初期設定が完了すると、泡が広がっていくような映像を表示させる。あるいは、WiFiやbluetoothの接続完了時に、CPU110が、ディスプレイ130の一部またはLEDライト135に光を出力させてもよい。
あるいは、ソフトウェアのバージョンアップが完了した際に、CPU110が、ディスプレイ130の一部またはLEDライト135に光を出力させてもよい。あるいは、ソフトウェアのバージョンアップ中に、ユーザによって光出力システム100の電源がOFFされないように、CPU110が、ディスプレイ130の一部またはLEDライト135に光を出力させてもよい。
(10)光出力システム100は、予約動作を実行する際や、予約動作の所定時間前に、「お知らせ」動作を実行する。具体的には、CPU110は、ディスプレイ130の一部またはLEDライト135に、「反応(小)」と同様の出力をさせたり、その他の点灯・点滅動作をさせたりする。これによって、お知らせ時に、映像の邪魔をしなくてよい。ただし、図52に示すように、CPU110は、ディスプレイ130にお知らせの情報のテキストを表示させたり、スピーカ170にお知らせの情報を音声出力させたりしてもよい。
<第23の実施の形態>
その他にも、図53に示すように、光出力システム100のCPU110は、外部のアンプ300Xが接続されているにも関わらずアンプ300Xから音が出ていないことを検知して、スピーカ170に第2の音声としてのエラー情報を出力させたり、ディスプレイ130の一部やLEDライト135に当該音声に合わせて光を出力させたりすることが好ましい。これによって、意図しない出力状態にユーザが気付きやすくなる。
<第24の実施の形態>
あるいは、図54に示すように、タイマ198などを利用して、光出力システム100が自動的に電源OFFされる際やタイマによるスリープ状態に移行する際などに、音声や光を出力してもよい。より詳細には、CPU110は、周囲が暗くなったことや、ユーザがいなくなったことなどを検知して、スピーカ170に第2の音声としての「電源をOFFします。」という音声を出力させつつ、ディスプレイ130の一部やLEDライト135に当該音声に合わせて光を出力させることが好ましい。これによって、ユーザは、電源のOFFやタイマによるスリープ状態への移行に気が付きやすくなる。
<第25の実施の形態>
あるいは、図55に示すように、光出力システム100のCPU110は、アンテナ150や通信インターフェイス160を介して、緊急警報放送を受信したときに、その旨を第2の音声としてスピーカ170から出力させつつ、ディスプレイ130の一部やLEDライト135に当該音声に合わせて光を出力させることが好ましい。これによって、ユーザは、新たな緊急情報を受信したことを認識しやすくなる。
<第26の実施の形態>
あるいは、図56に示すように、光出力システム100のCPU110は、録画した番組を出力しているときに、ディスプレイ130の一部やLEDライト135に当該番組の音声に合わせて光を出力させてもよい。あるいは、逆に、光出力システム100のCPU110は、録画ではない番組を出力しているときに、ディスプレイ130の一部やLEDライト135に当該番組の音声に合わせて光を出力させてもよい。これによって、ユーザが、録画が出力されている際に、LIVE情報と勘違いする可能性を低減することができる。
<第27の実施の形態>
あるいは、光出力システム100のCPU110は、通信量に応じて、光を出力してもよい。本実施の形態においては、繰り返しデータベース121の代わりに、または繰り返しデータベース121に加えて、光出力システム100のメモリ120は、送受信量データベース1202を記憶してもよい。より詳細には、図57を参照して、送受信量データベース1202は、データの送受信量、光の強度、光の色(輝度)、光の点滅のテンポ、の関係を格納する。
図58を参照して、本実施の形態にかかる光出力システム100は以下のような情報処理を実行する。まず、CPU110は、データの送受信量を取得する(ステップS302)。CPU110は、送受信量データベース1202を参照して、送受信量に対応する光の出力方法を特定する(ステップS304)。CPU110は、特定された光の出力方法に基づいて、ディスプレイ130の一部やLEDライト135を発光させる(ステップS306)。
<第28の実施の形態>
あるいは、光出力システム100のCPU110は、電波強度に応じて、光を出力してもよい。すなわち、繰り返しデータベース121の代わりに、または繰り返しデータベース121に加えて、光出力システム100のメモリ120は、電波強度データベース1203を記憶してもよい。より詳細には、図59を参照して、電波強度データベース1203は、無線通信のための電波の強度、光の強度、光の色(輝度)、光の点滅のテンポ、の関係を格納する。
図60を参照して、本実施の形態にかかる光出力システム100は以下のような情報処理を実行する。まず、CPU110は、通信インターフェイス160を介して、電波の強度を測定する(ステップS302)。CPU110は、電波強度データベース1203を参照して、電波強度に対応する光の出力方法を特定する(ステップS304)。CPU110は、特定された光の出力方法に基づいて、ディスプレイ130の一部やLEDライト135を発光させる(ステップS306)。
<第29の実施の形態>
あるいは、光出力システム100のCPU110は、エラーの種類に応じて、光を出力してもよい。すなわち、繰り返しデータベース121の代わりに、または繰り返しデータベース121に加えて、光出力システム100のメモリ120は、エラーデータベース1204を記憶してもよい。より詳細には、図61を参照して、エラーデータベース1204は、エラーの種類、光の強度、光の色(輝度)、光の点滅のテンポ、の関係を格納する。たとえば、光出力システム100は、異常のレベルが低い場合は、弱く青い光を出力し、異常のレベルが高い場合は、強く赤い光を出力する。
なお、エラーの種類は、リモコン番号が間違っていることや、チャイルドロックがかかっていることなどがあげられる。あるいは、各種の設定に関して、所定値以上または所定値以下の異常値が設定されている場合などがあげられる。
図62を参照して、本実施の形態にかかる光出力システム100は以下のような情報処理を実行する。まず、CPU110は、通信インターフェイス160を介して、エラーの種類を特定する(ステップS302)。CPU110は、エラーデータベース1204を参照して、エラーの種類に対応する光の出力方法を特定する(ステップS304)。CPU110は、特定された光の出力方法に基づいて、ディスプレイ130の一部やLEDライト135を発光させる(ステップS306)。
<第30の実施の形態>
あるいは、光出力システム100のCPU110は、緊急放送のレベルに応じて、光を出力してもよい。すなわち、繰り返しデータベース121の代わりに、または繰り返しデータベース121に加えて、光出力システム100のメモリ120は、異常レベルデータベース1205を記憶してもよい。より詳細には、図63を参照して、異常レベルデータベース1205は、事態の異常のレベル、光の強度、光の色(輝度)、光の点滅のテンポ、の関係を格納する。
図64を参照して、本実施の形態にかかる光出力システム100は以下のような情報処理を実行する。まず、CPU110は、取得した緊急情報と光出力システム100の住所や郵便番号などに基づいて、緊急事態の異常のレベルを特定する(ステップS302)。たとえば、光出力システム100の位置の震度や津波のレベルに基づいて緊急のレベルを特定する。なお、津波の情報であっても、光出力システム100の位置が海から離れている場合は、逆に緊急度が低い旨を出力してもよい。CPU110は、異常レベルデータベース1205を参照して、緊急事態の異常のレベルに対応する光の出力方法を特定する(ステップS304)。CPU110は、特定された光の出力方法に基づいて、ディスプレイ130の一部やLEDライト135を発光させる(ステップS306)。
<第31の実施の形態>
あるいは、光出力システム100のCPU110は、光出力システム100が出力中の音量の大きさに応じて、光を出力してもよい。すなわち、繰り返しデータベース121の代わりに、または繰り返しデータベース121に加えて、光出力システム100のメモリ120は、音量データベース1206を記憶してもよい。より詳細には、図65を参照して、音量データベース1206は、音量のレベル、光の強度、光の色(輝度)、光の点滅のテンポ、の関係を格納する。
図66を参照して、本実施の形態にかかる光出力システム100は以下のような情報処理を実行する。まず、CPU110は、光出力システム100が出力中の音量の大きさを特定する(ステップS302)。CPU110は、音量データベース1206を参照して、音量に対応する光の出力方法を特定する(ステップS304)。CPU110は、特定された光の出力方法に基づいて、ディスプレイ130の一部やLEDライト135を発光させる(ステップS306)。
<第32の実施の形態>
あるいは、光出力システム100のCPU110は、光出力システム100が周囲の明るさまたはディスプレイ130の明るさに応じて、光を出力してもよい。すなわち、繰り返しデータベース121の代わりに、または繰り返しデータベース121に加えて、光出力システム100のメモリ120は、明るさデータベース1207を記憶してもよい。より詳細には、図67を参照して、明るさデータベース1207は、明るさのレベル、光の強度、光の色(輝度)、光の点滅のテンポ、の関係を格納する。
図68を参照して、本実施の形態にかかる光出力システム100は以下のような情報処理を実行する。まず、CPU110は、光出力システム100の周囲の明るさまたはディスプレイ130の明るさを特定する(ステップS302)。CPU110は、明るさデータベース1207を参照して、現在の明るさに対応する光の出力方法を特定する(ステップS304)。CPU110は、特定された光の出力方法に基づいて、ディスプレイ130の一部やLEDライト135を発光させる(ステップS306)。
なお、明るさデータベース1207は、明るさに対応する音声の音程や音質を記憶してもよい。そして、CPU110は、明るさデータベース1207に基づいて、周囲が明るい場合は高い音程の楽しい音声を大きめの音量でスピーカ170から出力し、周囲が暗い場合は低い音程の落ち着いた音声を小さめの音量でスピーカ170から出力することが好ましい。
これによって、LED輝度が周囲の状況に応じて変化するため、ユーザが不快感を受けにくい。また、明るさに応じて、音量や音質が変化するので、ユーザに心地よさを与えることができる。
<第33の実施の形態>
あるいは、光出力システム100のCPU110は、光出力システム100のディスプレイ130の自動調光が有効になっている場合に、バックライトの強さに応じて、ディスプレイ130の一部やLEDライト135を発光させてもよい。これによって、ユーザは、自動調光機能が働いていることを認識しやすくなる。
<その他の応用例>
本発明は、システム或いは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適用できることはいうまでもない。そして、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムを格納した記憶媒体(あるいはメモリ)を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の効果を享受することが可能となる。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる他の記憶媒体に書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
<まとめ>
上記の実施の形態においては、スピーカ170と、光出力部135,130と、スピーカ170から第1の音声と第2の音声とを出力させるとともに、第2の音声出力に対応して光出力部135,130に光を出力させるためのプロセッサ110とを備える、光出力システム100が提供される。
好ましくは、光出力システム100は、ディスプレイ130をさらに備える。プロセッサ110は、ディスプレイ130に第1の音声または第2の音声の少なくともいずれかに対応する映像を表示させる。
好ましくは、プロセッサ110は、ディスプレイ130の光出力部135の近傍に、光出力部135から出力される光に合わせて光を出力させる。
好ましくは、プロセッサ110は、ディスプレイ130に第1の音声に対応する映像と第2の音声に対応する映像とを並べて表示させる。
好ましくは、光出力部135はディスプレイ130の一部または全部である。
好ましくは、第2の音声は、副音声または翻訳音声である。
好ましくは、第2の音声は、次の番組に関する情報を含む。
好ましくは、光出力システム100Xは、他の電気機器100Yまたはサーバと通信するための通信インターフェイス160をさらに備える。第2の音声は、他の電気機器100Yまたはサーバからの情報を含む。
好ましくは、光出力システム100は、他の電気機器100Yまたはサーバと通信するための通信インターフェイス160をさらに備える。プロセッサ110は、他の電気機器100Yまたはサーバからの情報に基づいて、光出力部135から出力される光の色を設定する。
好ましくは、光出力システム100は、マイク180をさらに備える。プロセッサ110は、マイク180から入力された音に基づいてスピーカ170に第2の音声を出力する。
好ましくは、プロセッサ110は、取得したテキストに基づいてスピーカ170に第2の音声を出力させる。
上記の実施の形態においては、スピーカ170と、光出力部135,130と、スピーカ170から第1の音声と第2の音声とを出力させるとともに、第2の音声の出力に対応して光出力部135,130に光を出力させるためのプロセッサ110とを備える、テレビ100が提供される。
上記の実施の形態においては、スピーカ170と光出力部135,130とを含む光出力システム100の制御方法が提供される。制御方法は、スピーカ170から第1の音声と第2の音声とを出力させるステップと、第2の音声の出力に対応して光出力部135,130に光を出力させるステップと、を備える。
上記の実施の形態においては、スピーカ170と光出力部135,130とプロセッサ110とを含む光出力システム100のためのプログラムが提供される。プログラムは、スピーカ170から第1の音声と第2の音声とを出力させるステップと、第2の音声の出力に対応して光出力部135,130に光を出力させるステップと、をプロセッサ110に実行させる。
上記の実施の形態においては、スピーカ170と光出力部135,130とプロセッサ110とを含む光出力システム100のためのプログラムを記録するコンピュータ読取可能な記録媒体が提供される。プログラムは、スピーカ170から第1の音声と第2の音声とを出力させるステップと、第2の音声の出力に対応して光出力部135,130に光を出力させるステップと、をプロセッサ110に実行させる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。