JP2018077800A - 情報処理装置、サイン受領システム、およびサイン受領方法 - Google Patents

情報処理装置、サイン受領システム、およびサイン受領方法 Download PDF

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一朗 佐々木
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尊之 野瀬
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秀樹 伊藤
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Abstract

【課題】サインの受領者として適切な者を選定してサインを受領できる情報処理装置、サイン受領システム、およびサイン受領方法を提供する。【解決手段】複数の作業者の各々が携帯する携帯端末と通信可能な情報処理装置が、携帯端末から、作業依頼主によるサインを受け取れていないことを示す未受領情報を受信する送受信部と、作業者の巡回場所の位置情報を含む巡回情報と作業依頼主の位置情報とが格納された記憶装置と、巡回情報に基づいて作業者ごとの巡回ルートを生成するコントローラと、を備え、コントローラは、送受信部より受信した未受領情報に基づいてサインを受け取れていない作業依頼主の位置情報を記憶装置から読み出し、生成した各巡回ルートと読み出したサインを受け取れていない作業依頼主の位置情報とに基づいて、サインを受け取れていない作業依頼主のところにサインを受け取りに行く作業者を選定するようにした。【選択図】図1

Description

本発明は情報処理装置、サイン受領システム、およびサイン受領方法に関し、例えばサインの受け取りに係る情報処理装置、サイン受領システム、およびサイン受領方法に適用して好適なものである。
従来、ビルに設置されるエレベーター、空調機器などの保守・点検の作業が完了したことを作業依頼主に報告する際、作業者は、完了の合意を得るために確認サインを受領している。確認サインは完了を報告するレポートに受領してもらうケースが多いが、保守・点検作業においては、現地に作業依頼主が住んでいない場合や、住んでいても不在の場合がある。その場合、作業者は、保守・点検の完了後すぐに確認サインを受領することができず、後日、確認サインの受領のため、再度、作業依頼主の元へ伺う必要があり、手間となっている。この点について特許文献1には、電子サイン機能が搭載されている携帯情報端末が開示されている。
特開2003−150733号公報
特許文献1に記載の技術では、作業依頼主の近くの現場を巡回する予定がある作業者に電子サインの受領を依頼できるようになるが、当該作業者を特定することができず、電子サインの受領者として適切な作業者を選定して依頼できないので、作業者の巡回効率が悪くなってしまう問題がある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、サインの受領者として適切な者を選定してサインを受領できる情報処理装置、サイン受領システム、およびサイン受領方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、複数の作業者の各々が携帯する携帯端末と通信可能な情報処理装置であって、前記情報処理装置は、前記携帯端末から、作業依頼主によるサインを受け取れていないことを示す未受領情報を受信する送受信部と、作業者の巡回場所の位置情報を含む巡回情報と作業依頼主の位置情報とが格納された記憶装置と、前記巡回情報に基づいて作業者ごとの巡回ルートを生成するコントローラと、を備え、前記コントローラは、前記送受信部より受信した前記未受領情報に基づいて前記サインを受け取れていない作業依頼主の位置情報を前記記憶装置から読み出し、生成した各巡回ルートと読み出した前記サインを受け取れていない作業依頼主の位置情報とに基づいて、前記サインを受け取れていない作業依頼主のところに前記サインを受け取りに行く作業者を選定するようにした。
また本発明においては、複数の携帯端末と、前記複数の携帯端末の各々と通信可能であり、記憶装置を有する情報処理装置とを備えるサイン受領システムであって、前記複数の携帯端末の各々は、作業依頼主よりサインを受け取れているか否かの作業者による入力に基づいて、前記作業依頼主のサインを受け取れていないと判定した場合、前記作業者による作業の内容を示す作業情報と前記作業依頼主のサインを受け取れていないことを示す未受領情報とを前記情報処理装置に送信し、前記記憶装置には、作業者の巡回場所の位置情報を含む巡回情報と作業依頼主の位置情報とが記憶され、前記情報処理装置は、前記巡回情報に基づいて作業者ごとに次に巡回する巡回ルートを生成し、前記情報処理装置より受信した未受領情報に基づいてサインを受け取れていない作業依頼主の位置情報を前記記憶装置から読み出し、生成した各巡回ルートと読み出した位置情報とに基づいて、サインを受け取れていない作業依頼主のところにサインを受け取りに行く作業者を選定し、選定した作業者が携帯する携帯端末に前記作業者がサインを受け取りに行く作業依頼主に係る作業情報を送信するようにした。
また本発明においては、複数の携帯端末と、前記複数の携帯端末の各々と通信可能であり、記憶装置を有する情報処理装置とを備えるサイン受領システムにおけるサイン受領方法であって、前記記憶装置には、作業者の巡回場所の位置情報を含む巡回情報と作業依頼主の位置情報とが記憶され、前記複数の携帯端末の何れかが、作業依頼主よりサインを受け取れているか否かの作業者による入力に基づいて、前記作業依頼主のサインを受け取れていないと判定した場合、前記作業者による作業の内容を示す作業情報と前記作業依頼主のサインを受け取れていないことを示す未受領情報とを前記情報処理装置に送信する第1のステップと、前記情報処理装置が、前記巡回情報に基づいて作業者ごとに次に巡回する巡回ルートを生成する第2のステップと、前記情報処理装置が、前記情報処理装置より受信した未受領情報に基づいてサインを受け取れていない作業依頼主の位置情報を前記記憶装置から読み出す第3のステップと、前記情報処理装置が、生成した各巡回ルートと読み出した位置情報とに基づいて、サインを受け取れていない作業依頼主のところにサインを受け取りに行く作業者を選定する第4のステップと、前記情報処理装置が、選定した作業者が携帯する携帯端末に前記作業者がサインを受け取りに行く作業依頼主に係る作業情報を送信する第5のステップとを設けるようにした。
かかる構成によれば、巡回ルートとサインが未受領の作業依頼主の位置情報とに基づいて選定した作業者が携帯する携帯端末に作業情報が送信されるので、サインの受領者として適切な作業者がサインを受け取ることができるようになる。
本発明によれば、サインの受領者として適切な者を選定してサインを受領できる情報処理装置、サイン受領システム、およびサイン受領方法を実現することができる。
サイン受領システムの概略構成を示すブロック図である。 巡回スケジュールの一例を示す図である。 巡回ルートの一例を示す図である。 サイン受領システムにおける一連の処理に係るフローチャートを示す図である。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
図1において、サイン受領システム1は、ビルに設置されるエレベーター、空調機器などの保守・点検を行う作業者が容易に持ち運び可能な携帯端末100と、作業依頼主からサイン(各種媒体への確認サインであり、電子サインであってもよいし、紙などへのサインであってもよく、以下では電子サインを例に挙げて説明する。)を受領する適切な受領者を選定するセンタ装置200とを備える。携帯端末100とセンタ装置200とは、インターネット、LTE(Long Term Evolution)等の広域通信回線である広域ネットワーク300を介して通信可能に接続されている。なお、携帯端末100は、複数存在するが、同様の構成であるので、図示および説明を省略する。
携帯端末100は、パソコン、タブレット端末、スマートホン等のデバイスであり、制御部11、表示部12、操作部13、電子サイン記入部14、位置情報取得処理部15、送受信部16、および記憶部17を備える。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、コントローラ等であり、携帯端末100の動作を司るものである。表示部12は、巡回スケジュール45、保守・点検に必要な情報などを作業者に対して表示可能なディスプレイであり、例えば作業者の作業の内容を示す作業情報(例えばレポート23)を表示させて作業依頼主に作業内容を確認してもらう役割を担っている。操作部13は、文字情報等を入力可能なキーボードであり、保守・点検の結果の入力、レポート23の作成、サイン受領状況24の入力などを作業者が携帯端末100に行うために用いられる。電子サイン記入部14は、作業依頼主が電子サインを入力可能なデバイスである。なお、携帯端末100がタブレット端末、スマートホン等である場合、表示部12、操作部13、電子サイン記入部14は、同一の機器(例えばタッチパネル付きのディスプレイ)で構成される。位置情報取得処理部15は、携帯端末100の位置情報を取得するGPS(Global Positioning System:全地球測位システム)受信機であり、図示しない人工衛星より、携帯端末100の位置情報を逐次取得している。送受信部16は、携帯端末100がセンタ装置200と通信するための通信回路(ネットワークインターフェース)である。記憶部17は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HD(Hard Disk)などの記憶装置であり、レポート作成処理プログラム21、レポート送受信処理プログラム22等の各種のプログラム、作業者が作成したレポート23、サイン受領状況24などを記憶(格納)している。
ここで、記憶部17に記憶された各種のプログラムが制御部11により実行されることにより、各種のプログラムの機能が実現される。例えば、レポート作成処理プログラム21が制御部11により実行されることで、作業者により入力されたレポート作成に必要な情報からレポートフォーマットに従ってレポート23を作成し、記憶部17に保存する機能が実現される。また、例えば、レポート送受信処理プログラム22が制御部11により実行されることで、レポート23が送受信部16を介してセンタ装置200に送信される機能が実現される。なお、上述したハードウェアの処理の一部をソフトウェアで行うように構成してもよいし、上述したソフトウェアの処理の一部をハードウェアで行うように構成してもよい。
センタ装置200は、パソコン、サーバ等の情報処理装置であり、制御部31、送受信部32、および記憶部33を備える。制御部31は、CPU、コントローラ等であり、センタ装置200の動作を司るものである。送受信部32は、センタ装置200が携帯端末100と通信するための通信回路(ネットワークインターフェース)である。記憶部33は、RAM、ROM、HDなどの記憶装置であり、地図情報距離算出プログラム41、サイン受領者選定プログラム42、作業依頼主連絡プログラム43、レポート送受信処理プログラム44等の各種のプログラム、巡回スケジュール45、作業依頼主折衝状況46、報告先位置情報47、レポート48、サイン受領状況49、作業依頼主連絡先50などを記憶(格納)している。巡回スケジュール45は、巡回情報の一例であり、同一拠点内で保守・点検の作業を行う複数の作業者の巡回計画をまとめたものであり、月ごとに図示しない別システムにて作成されている。作業依頼主折衝状況46は、営業担当者による部品売り、機器のリニューアル提案等の状況を作業依頼主ごとに示すものであり、図示しない別システムで管理された進捗が格納されている。報告先位置情報47は、作業依頼主が所在する場所(報告先)を示す位置情報であり、作業依頼主ごとに設けられている。レポート48は、携帯端末100で作成されたレポート23を送受信部32を介して受信したものであり、過去に作成したレポート48が蓄積保存されている。サイン受領状況49は、携帯端末100で登録されたサイン受領状況24を送受信部32を介して受信したものであり、過去に作成したサイン受領状況49が蓄積保存されている。作業依頼主連絡先50は、作業依頼主の連絡手段(メール、電話等)をまとめたものである。なお、巡回スケジュール45および作業依頼主折衝状況46の一方または両方が、記憶部33と異なる他の記憶装置に記憶されている構成であってもよいし、サイン受領システム1で作成されて記憶部33に記憶されている構成であってもよい。
ここで、記憶部33に記憶された各種のプログラムが制御部31により実行されることにより、各種のプログラムの機能が実現される。例えば、地図情報距離算出プログラム41が制御部31により実行されることで、予め決めた複数地点の巡回ルートを決定する機能、巡回ルートを地図上で示す機能、地図上での2点間の距離(例えば、巡回ルートと作業依頼主の報告先との距離)を算出する機能等が実現される。また、例えば、サイン受領者選定プログラム42が制御部31により実行されることで、巡回ルートと作業依頼主の報告先との距離、作業依頼主折衝状況46等から適切な受領者を選定する機能が実現される。また、例えば、作業依頼主連絡プログラム43が制御部31により実行されることで、作業依頼主連絡先50に示される作業依頼主との連絡手段により、電子サインを受領する日時のアポイントメントを行う機能が実現される。なお、上述したハードウェアの処理の一部をソフトウェアで行うように構成してもよいし、上述したソフトウェアの処理の一部をハードウェアで行うように構成してもよい。
図2は、巡回スケジュール45の一例を示す図である。巡回スケジュール45は、作業者ごとかつ拠点ごとに識別可能であり(例えば作業者IDおよび拠点IDが紐づけられ)、現場名45A、巡回予定45B、位置45Cを含んで構成される。現場名45Aは、保守・点検作業を行う建物等の名称を示す名称情報である。巡回予定45Bは、作業者が保守・点検を行う巡回日時を示す時間情報である。位置45Cは、現場名45Aの地図上の位置を示す位置情報であり、例えばGPSの緯度・経度で表される。
図3は、保守・点検を行う作業者の巡回ルート61の一例を地図上(地図データ)に示す図である。巡回ルート61は、巡回スケジュール45の巡回予定45Bと巡回現場の位置45Cとに基づいて、より広義には位置45Cに基づいて決定され、破線および矢印で地図上に示される。図3の例では、図2に例示された巡回スケジュール45に基づいて、出発点として、保守・点検を行う作業者の拠点を示す営業所62が設定され、巡回スケジュール45で計画された巡回現場を示すA現場63、B現場64、C現場65の順に巡回場所が設定され、到着点として営業所62が設定されている。
また、巡回ルート61と、電子サインを受領していない作業依頼主の報告先を示す作業依頼主報告先66との距離が所定距離内である場合、作業依頼主報告先66および当該距離を数値で示す距離67が地図上に示される。なお、巡回ルート61は、携帯端末100の表示部12等に表示されてもよいし、表示されなくてもよい。
図4は、サイン受領システム1における一連の処理に係るフローチャートを示す図である。
保守・点検当日、作業者は、任意の現場の保守・点検を実施する(S11)。作業者は、保守・点検の完了後、携帯端末100の操作部13の操作により、レポート23の作成に必要な情報(作業依頼主、作業者、作業日時、作業場所、作業内容、作業時間など)を入力する。この入力が完了すると、携帯端末100の制御部11は、予め決められた規定のフォーマットに従って、入力された情報を成型してレポート23を作成し、記憶部17に保存する(S12)。
次に作業者は、作業依頼主へ作業完了の電子サインを受領可能であるか否かを作業依頼主を訪問等して確認する(S13)。ここで電子サインの受領が可能である場合(S13でYes)、電子サイン記入部14を介して作業依頼主から電子サインを記入してもらい、制御部11は、レポート23に電子サインを付加して記憶部17に保存する(S14)。他方、作業依頼主が不在等で電子サインの受領ができない場合(S13でNo、S15でNo)、作業者は、操作部13の操作で電子サインが受領できなかった理由を記入し、制御部11は、電子サインが受領できなかった理由を示す理由情報と、作業依頼主の電子サインを受け取れていないことを示す未受領情報とを含むサイン受領状況24として記憶部17に保存する(S16)。
次に制御部11は、電子サインの受領ができない作業依頼主に係るレポート23およびサイン受領状況24を送受信部16を介してセンタ装置200に送信する(S17)。センタ装置200の制御部31は、受信したレポート23およびサイン受領状況24をレポート48およびサイン受領状況49として作業依頼主を識別可能に(レポートID、作業依頼主ID等を紐づけて)記憶部33に保存する(S18)。
また毎日(例えば夜間)、センタ装置200の制御部31は、S21〜S26の処理(バッチ処理)を行う。制御部31は、定刻になると、記憶部33に保存する次回(例えば翌日)の巡回スケジュール45を元に、同一営業所(拠点)ごとに、各作業者の巡回ルート61を作成する(S21)。なお、制御部31は、図示しない地図DBを参照し、巡回スケジュール45の2つの地点のルートを探索する公知のルート探索により巡回ルート61を求める。
次に制御部31は、サイン受領状況49に基づいて、記憶部33に保存するレポート48からサイン未受領のレポート48を特定し、特定したレポート48の作業依頼主の報告先位置情報47を抽出し、巡回ルート61と報告先位置情報47との最短の距離を各作業者について算出する(S22)。
次に制御部31は、巡回ルート61から所定距離(例えば3km)内にサイン未受領の報告先位置情報47が存在するか否か(選定対象が存在するか否か)、より具体的には算出した距離が所定距離内であるか否かを判定する(S23)。この際、制御部31は、作業者の巡回スケジュール45に空き時間が存在しない場合、所定距離内の作業者であっても選定対象から除外する。制御部31は、選定対象が存在すると判定した場合、S24に処理を移し、選定対象が存在しないと判定した場合、次々回(更に次の日)の巡回ルートの作成を行うために、S22に処理を移す。本実施の形態では、最短の距離が所定距離内となり、空き時間のある作業者が見つかるまで巡回スケジュール45がある限り繰り返す。なお、所定距離は、各営業所で任意に設定可能である。
次に制御部31は、電子サインが未受領の作業依頼主から電子サインを受領する者(受領者)を選定する(S24)。より具体的には、制御部31は、記憶部33に保存する作業依頼主折衝状況46を確認し、当該現場が機器のリニューアルや部品売りを提案している現場であると判定した場合、当該現場の営業担当者を優先して選定し、そのような現場でないと判定した場合、当該現場との距離が最短の距離となる巡回ルート61の作業者を選定する。このように、本サイン受領システム1によれば、作業依頼主に係る者を示す関係者情報(例えば作業依頼主折衝状況46)に基づいて、作業依頼主に係る度合いが高く設定された属性の者を優先的に選定することができる。ただし、電子サインの受領者については、作業者の中から選定される構成であってもよい。
次に制御部31は、選定した作業者の巡回スケジュール45の空き時間に対して、サイン未受領の作業依頼主への巡回予定を追加する(S25)。例えば、図2の例では、空き時間である「2016/8/18 14:00〜15:00」の時間に作業依頼主への巡回予定が追加される。なお、空き時間は、基本的には、巡回予定45B以外の勤務時間であり、予め設定される勤務開始時刻、勤務終了時刻、昼食時間帯などにより特定される。
次に制御部31は、選定した日程で作業依頼主に対して訪問連絡を行い(S26)、巡回スケジュール45を確定して更新する。
作業依頼主への訪問当日、制御部31は、選定した作業者の携帯端末100に対して、当該作業依頼主に係る電子サインが未受領のレポート48を送受信部32を介して送信する(S31)。なお、各作業者(携帯端末100)からの問い合わせに応じてレポート48を送信する構成であってもよい。
携帯端末100の送受信部16は、電子サインが未受領のレポート48を受信し、制御部11は、レポート23として記憶部17に格納する(S32)。
次に作業者は、保守・点検の作業内容をレポート23を元に作業依頼主に説明し、電子サイン記入部14を介して電子サインを記入してもらい、制御部11は、レポート23およびサイン受領状況24を保存(更新)する(S33)。
次に制御部11は、更新されたレポート23およびサイン受領状況24を送受信部16を介してセンタ装置200に送信する(S34)。センタ装置200の制御部31は、受信したレポート23およびサイン受領状況24をレポート48およびサイン受領状況49として記憶部33に保存する(S35)。
以上のように、同一拠点で作業を行う複数の作業者の巡回スケジュールのうち、保守・点検後の電子サインを受領できなかった作業依頼主の報告先の近くを巡回する作業者がいる場合、当該作業者の巡回スケジュールに電子サインの受領を計画すると共に、当該作業者が所有する携帯端末に対して電子レポートを送信することで、巡回スケジュールに電子サインの受領を計画された作業者は、保守・点検の巡回中にサイン未受領の作業依頼主の元へ立ち寄り、携帯端末100にて作業依頼主より電子サインを受領することができる。
(2)第2の実施の形態
第1の実施の形態では、巡回スケジュール45に基づいて巡回ルート61を作成したが、第2の実施の形態では、巡回スケジュール45と報告先位置情報47とに基づいて巡回ルート61を作成する。本実施の形態では、第1の実施形態と異なる点を主に説明する。
本実施の形態のサイン受領システム1において、S21では、センタ装置200の制御部31は、同一営業所(拠点)ごとに、記憶部33に保存する次回(例えば翌日)の巡回スケジュール45を元に各作業者の巡回ルート(第1の巡回ルート)を作成すると共に、巡回スケジュール45から空き時間を特定し、当該空き時間に巡回先として報告先位置情報47の作業依頼主の報告先を加え、各作業者の巡回ルート(第2の巡回ルート)を作成する。つまり、第1の巡回ルートでは、巡回スケジュール45の現場が巡回先として設定されるが、第2の巡回ルートでは、巡回スケジュール45の現場に加えてサイン未受領の作業依頼主の報告先が巡回先として設定される。
次にS22では、制御部31は、第1の巡回ルートと第2の巡回ルートとの所要時間の差を算出する。例えば、第1の現場と第2の現場との間に作業依頼主の巡回先が追加された場合、第1の現場と第2の現場との移動にかかる時間(第1の時間)と、第1の現場から作業依頼主の巡回先を経由して第2の現場への移動にかかる時間(第2の時間)との差を算出する。この際、第1の時間および第2の時間には、移動手段の速度(徒歩、自転車、バイク、自動車の速度等)、より広義には移動速度が考慮される。図示は省略するが、記憶部33には、移動手段の速度または移動速度が現場ごと、作業者ごと、または営業所ごとに予め登録されている。
次にS23では、制御部31は、第1の巡回ルートと第2の巡回ルートとの所要時間の差が所定時間(例えば15分)内であるか否かを判定する。制御部31は、所定時間内であると判定した場合、第2の巡回ルートを巡回ルート61として決定してS24に処理を移し、所定時間内でないと判定した場合、S21に処理を移す。なお、S24では、制御部31は、作業依頼主の巡回先が機器のリニューアルや部品売りを提案している現場でないと判定した場合、所要時間が最短の時間となる巡回ルート61の作業者を選定する。
以上のように、第2の巡回ルートを考慮して巡回ルート61が決定されるので、作業者は、作業依頼主から電子サインをより効率よく受領することができる。
(3)他の実施の形態
なお上述の第1及び第2の実施の形態においては、作業依頼主の都合にかかわらず、作業者の選定を行う場合について述べたが、本発明はこれに限らず、作業依頼主の都合を示す日時情報を記憶し、作業依頼主の都合が合わない巡回スケジュール45となる巡回ルート61である場合、選定対象の巡回ルート61から排除するようにしてもよい。
また上述の第1及び第2の実施の形態においては、作業者の巡回ルート61に基づいて電子サインの受領者を選定する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、営業担当者の巡回ルートを生成し、営業担当者の巡回ルートと作業者の巡回ルート61とに基づいて電子サインの受領者を選定するようにしてもよい。
また上述の第1及び第2の実施の形態においては、携帯端末100がサイン未受領のレポート48をセンタ装置200から受信する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、サイン未受領のレポート48に加え、巡回ルート61、または巡回ルート61が設けられた地図データを携帯端末100がセンタ装置200から受信するようにしてもよい。
また上述の第1及び第2の実施の形態においては、一の情報処理装置(例えばセンタ装置200)が全ての処理を行う場合について述べたが、本発明はこれに限らず、全ての処理のうちの任意の処理を他の情報処理装置が行うようにしてもよい。なお他の情報処理装置の数は、1つであってもよいし、複数であってもよい。
また上述の第2の実施の形態においては、電子サインの受領者の選定において第1の巡回ルートおよび第2の巡回ルートの所要時間を判定基準に適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、第1の巡回ルートおよび第2の巡回ルートの距離を判定基準にするようにしてもよい。この場合、第1の巡回ルートの距離と第2の巡回ルートの距離との差が所定距離内である場合、第2の巡回ルートが巡回ルート61として決定される。
また上述の第1の実施の形態と上述の第2の実施の形態とを組み合わせてもよい。例えば、第1の実施の形態の選定処理(S21〜S23)において選定対象が存在しない場合、次の巡回スケジュール45についての選定処理を行う前に、第2の実施の形態の選定処理を行うように構成してもよい。また例えば、第2の実施の形態の選定処理において選定対象が存在しない場合、次の巡回スケジュール45についての選定処理を行う前に、第1の実施の形態の選定処理を行うように構成してもよい。
1……サイン受領システム、11……制御部、12……表示部、13……操作部、14……電子サイン記入部、15……位置情報取得処理部、16……送受信部、17……記憶部、31……制御部、32……送受信部、33……記憶部、100……携帯端末、200……センタ装置。

Claims (7)

  1. 複数の作業者の各々が携帯する携帯端末と通信可能な情報処理装置であって、
    前記情報処理装置は、
    前記携帯端末から、作業依頼主によるサインを受け取れていないことを示す未受領情報を受信する送受信部と、
    作業者の巡回場所の位置情報を含む巡回情報と作業依頼主の位置情報とが格納された記憶装置と、
    前記巡回情報に基づいて作業者ごとの巡回ルートを生成するコントローラと、
    を備え、
    前記コントローラは、
    前記送受信部より受信した前記未受領情報に基づいて前記サインを受け取れていない作業依頼主の位置情報を前記記憶装置から読み出し、
    生成した各巡回ルートと読み出した前記サインを受け取れていない作業依頼主の位置情報とに基づいて、前記サインを受け取れていない作業依頼主のところに前記サインを受け取りに行く作業者を選定する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記送受信部は、前記携帯端から、前記作業者による作業の内容を示す作業内容を受信し、
    前記コントローラは、
    生成した各巡回ルートと前記サインを受け取れていない作業依頼主の位置情報との距離を算出し、
    算出した距離に基づいて、前記サインを受け取れていない作業依頼主のところに前記サインを受け取りに行く作業者を選定し、
    選定した作業者が携帯する携帯端末に前記作業者がサインを受け取りに行く作業依頼主に係る前記作業情報を送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記コントローラは、
    前記巡回情報と前記サインを受け取れていない作業依頼主の位置情報とに基づいて作業者ごとの前記巡回ルートを生成し、
    前記巡回情報に基づいて生成した巡回ルートの所要時間、および前記巡回情報と前記サインを受け取れていない作業依頼主の位置情報とに基づいて生成した巡回ルートの所要時間に基づいて、前記サインを受け取れていない作業依頼主のところに前記サインを受け取りに行く作業者を選定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記巡回情報には、前記作業者の巡回の時間情報が含まれ、
    前記コントローラは、
    前記時間情報に基づいて、選定した前記作業者のうち空き時間がある作業者を更に選定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記記憶装置には、前記作業依頼主に係る者を示す関係者情報が記憶され、
    前記コントローラは、
    前記サインを受け取れていない作業依頼主の関係者情報が前記記憶装置に記憶されているか否かを判定し、記憶されていると判定した場合、選定した前記作業者に優先して前記関係者情報に対応付けられた者を選定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 複数の携帯端末と、前記複数の携帯端末の各々と通信可能であり、記憶装置を有する情報処理装置とを備えるサイン受領システムであって、
    前記複数の携帯端末の各々は、
    作業依頼主よりサインを受け取れているか否かの作業者による入力に基づいて、前記作業依頼主のサインを受け取れていないと判定した場合、前記作業者による作業の内容を示す作業情報と前記作業依頼主のサインを受け取れていないことを示す未受領情報とを前記情報処理装置に送信し、
    前記記憶装置には、作業者の巡回場所の位置情報を含む巡回情報と作業依頼主の位置情報とが記憶され、
    前記情報処理装置は、
    前記巡回情報に基づいて作業者ごとに次に巡回する巡回ルートを生成し、
    前記情報処理装置より受信した未受領情報に基づいてサインを受け取れていない作業依頼主の位置情報を前記記憶装置から読み出し、
    生成した各巡回ルートと読み出した位置情報とに基づいて、サインを受け取れていない作業依頼主のところにサインを受け取りに行く作業者を選定し、
    選定した作業者が携帯する携帯端末に前記作業者がサインを受け取りに行く作業依頼主に係る作業情報を送信する
    ことを特徴とするサイン受領システム。
  7. 複数の携帯端末と、前記複数の携帯端末の各々と通信可能であり、記憶装置を有する情報処理装置とを備えるサイン受領システムにおけるサイン受領方法であって、
    前記記憶装置には、作業者の巡回場所の位置情報を含む巡回情報と作業依頼主の位置情報とが記憶され、
    前記複数の携帯端末のうちの一または複数の携帯端末が、作業依頼主よりサインを受け取れているか否かの作業者による入力に基づいて、前記作業依頼主のサインを受け取れていないと判定した場合、前記作業者による作業の内容を示す作業情報と前記作業依頼主のサインを受け取れていないことを示す未受領情報とを前記情報処理装置に送信する第1のステップと、
    前記情報処理装置が、前記巡回情報に基づいて作業者ごとに次に巡回する巡回ルートを生成する第2のステップと、
    前記情報処理装置が、前記情報処理装置より受信した未受領情報に基づいてサインを受け取れていない作業依頼主の位置情報を前記記憶装置から読み出す第3のステップと、
    前記情報処理装置が、生成した各巡回ルートと読み出した位置情報とに基づいて、サインを受け取れていない作業依頼主のところにサインを受け取りに行く作業者を選定する第4のステップと、
    前記情報処理装置が、選定した作業者が携帯する携帯端末に前記作業者がサインを受け取りに行く作業依頼主に係る作業情報を送信する第5のステップと
    を備えることを特徴とするサイン受領方法。
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