JP2018077759A - 監視システム、監視方法および監視プログラム - Google Patents

監視システム、監視方法および監視プログラム Download PDF

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Mitsuru Hasegawa
長谷川  満
功 中川
Isao Nakagawa
功 中川
冬樹 村上
Fuyuki Murakami
冬樹 村上
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Abstract

【課題】所定範囲の土地内に存在する不審者を特定し防犯措置をとることを可能にする監視システムを提供する。【解決手段】監視システム1は、複数の第1の検知部と、複数の第2の検知部と、制御部50と、を備える。第1の検知部は、各々所定範囲の土地の複数の位置における人間の存在を検知する。第2の検知部は、複数の第1の検知部各々に対応づけられ、当該複数の位置におけるタグ5の存在を検知する。制御部は、複数の第1の検知部と複数の第2の検知部のうち、相互に対応づけられる第1の検知部が人間の存在を検知し、かつ、第2の検知部がタグの存在を検知しなかった場合に、当該第1の検知部および第2の検知部に対応する位置まで、移動型ロボット6を移動させる。【選択図】図1

Description

本発明は、監視システム、監視方法および監視プログラムに関する。
従来、所定のエリアへの侵入者を検知するための技術が提案されている。たとえば、飛行ロボットを用いて、監視領域における異常が発生している建屋から出てきた人物を不審者と判定し、不審者を迅速に撮影できる撮影システムが提案されている(特許文献1)。また、電線の断線や引っ張りの検知に基づき果樹園等の広いエリアの防犯を実現する技術も提案されている(特許文献2)。また、窓や扉の開閉の検知と携帯端末が備えるタグリーダが読み取る情報とに基づいて侵入者を検知する装置も提案されている(特許文献3)。また、施設の出入口に設けた人体検知センサにより不正侵入者を検知するシステムも提案されている(特許文献4)。
特開2014−146141号公報 実用新案登録第3101410号公報 特開2006−39613号公報 特開2006−259857号公報
しかしながら、従来技術においては、面積の広い土地において不審者を検知して防犯対策を講じることは困難である。たとえば、農業者が管理する果樹園のように、外部から多数の観光客が訪れる場所では、果樹園に入る人々の中から不審者を見分けて防犯措置を講じることは容易ではない。
防犯目的で監視カメラ等を設置することも考えられる。しかし、監視対象とする土地の面積が広い場合、網羅的に監視カメラを設置するにはコストがかかる。
また、果樹園の入園者の中には、果樹園の運営者である農業者の隣人も含まれる。このため、過度の防犯対策が隣人に不快感を与えることも予想される。
1つの側面では、所定範囲の土地内に存在する不審者を特定し防犯措置をとることができる、監視システム、監視方法および監視プログラムを提供することを目的とする。
第1の案では、監視システム、監視方法および監視プログラムは、所定範囲の土地の複数の位置における人間の存在を検知し、複数の位置におけるタグの存在を検知する。そして、監視システム、監視方法および監視プログラムは、複数の位置のうち、人間の存在を検知し、かつ、タグの存在を検知しなかった位置がある場合に、当該位置まで、移動型ロボットを移動させる。
本発明の1実施形態によれば、所定範囲の土地内に存在する不審者を特定し防犯措置をとることができる。
図1は、第1の実施形態に係る監視システムの構成の一例を説明するための図である。 図2は、第1の実施形態に係る監視システムに記憶されるエリアの情報の構成の一例を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係る監視システムに記憶されるタグの情報の構成の一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係る監視システムに記憶される人感センサの情報の構成の一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係る監視システムに記憶されるタグセンサの情報の構成の一例を示す図である。 図6は、第1の実施形態に係る監視システムに記憶される検知情報の構成の一例を示す図である。 図7は、第1の実施形態に係る監視システムに記憶されるドローンの情報の構成の一例を示す図である。 図8は、第1の実施形態に係る監視システムにおいて実行される監視処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図9は、第1の実施形態に係る監視システムにおいて実行される警告処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図10は、第1の実施形態に係る監視システムにおいて実行されるドローン制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図11は、第1〜2の実施形態に係る監視プログラムを実行するコンピュータの一例について説明するための図である。
以下に、本願の開示する監視システム、監視方法および監視プログラムの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る監視システム1の構成の一例を説明するための図である。図1に示すように、第1の実施形態に係る監視システム1は、管理サーバ2と、検知装置3と、を備える。管理サーバ2と、検知装置3と、はネットワークにより通信可能に接続される。管理サーバ2はまた、監視システム1が監視対象とする土地の管理者の携帯端末4と、ネットワークにより通信可能に接続される。管理サーバ2は、検知装置3によるタグ5の検知結果に基づき、携帯端末4に通知を送信し、ドローン6を制御する。
管理サーバ2は、監視システム1の監視対象である、複数の区画に分割される所定範囲の土地を管理する管理者が運用する情報処理装置である。管理サーバ2は、たとえば、果樹を栽培し果物を収穫販売する農業者が運用するサーバである。また、管理サーバ2はたとえば、果物狩り等のために観光客が出入りする果樹園を運営する農業者が運用するサーバである。管理サーバ2の具体的態様は特に限定されず、物理的に一つの物理サーバであっても、クラウドコンピューティングを用いて実現される仮想サーバであってもよい。
検知装置3は、監視システム1の監視対象である所定範囲の土地に配置される。検知装置3は、人感センサ31と、タグセンサ32と、通信部33と、を備える。
人感センサ31は、検知装置3から所定範囲内に存在する人を検知する。人感センサ31は、当該人感センサ31が設置された位置の近傍に存在する人を検知する。人感センサ31はたとえば、当該人感センサ31が設置された位置から20〜30メートル程度の範囲内に存在する人を検知することができる。人感センサ31の検知距離は特に限定されず、土地内に配置する人感センサ31の数や位置に応じて決定すればよい。人感センサ31はたとえば、焦電型赤外線センサである。
タグセンサ32は、検知装置3から所定範囲内に存在するタグ5を検知する。タグセンサ32は、タグ5から送信される電波信号を受信し、当該電波信号に含まれるタグID等の各タグ5固有の情報を検知する。また、タグセンサ32は、タグ5から所定周期で送信される電波信号を受信し、電波強度および電波の往復時間等に基づきタグ5の場所を検知する。タグセンサ32の検知距離は特に限定されない。タグセンサ32の検知距離はたとえば、同一の検知装置3に設けられる人感センサ31と略同一の検知距離であってよい。
通信部33は、人感センサ31およびタグセンサ32による検知結果を、管理サーバ2に送信する。たとえば、通信部33は、人感センサ31が人を検知した旨の情報と、検知時刻と、当該人感センサ31を特定する情報と、を管理サーバ2に送信する。また、通信部33は、タグセンサ32がタグ5を検知した旨の情報と、検知時刻と、検知したタグ5を特定する情報と、当該タグセンサ32を特定する情報と、を管理サーバ2に送信する。
なお、監視システム1は、複数の検知装置3を備える。複数の検知装置3は、監視対象である所定範囲の土地に分散して配置される。たとえば、監視対象である土地は、複数の区画に分割される。そして、検知装置3は、各区画に少なくとも一つ配置される。また、検知装置3は、土地の中の人が通る通路に沿って配置される。また、検知装置3は、土地と外部との境界の近傍に配置される。以下、複数の検知装置3を集合的に参照符号3で表示する。また、各検知装置3が備える人感センサ31、タグセンサ32、通信部33はそれぞれ集合的に参照符号31,32,33で表示する。なお、ここでは対応する人感センサ31とタグセンサ32とは、同じ検知装置3内に設けられるものとする。ただし、対応する人感センサ31とタグセンサ32とは、略同一の場所において検知を実行できれば別体として構成してもよい。
携帯端末4は、監視対象である土地の管理者が所持する情報処理装置である。携帯端末4は、ネットワークを介して管理サーバ2にアクセスし、管理サーバ2から情報を受信することができれば具体的な態様は特に限定されない。携帯端末4は、たとえば、パーソナルコンピュータ(PC)、ポータブル・デジタル・アシスタント(PDA)、スマートフォン等、任意の情報処理端末であってよい。携帯端末4は、管理サーバ2から送信される通知を受信する。また、携帯端末4は、管理サーバ2に通知に対する応答を送信する。
タグ5は、情報が記憶され、当該情報を電波により送信する機能を有する小型のチップである。タグ5はたとえば、ICチップである。タグ5は、監視対象である土地に出入りする人に配布される。監視対象である土地に入る人はそれぞれタグ5を携帯する。たとえば、果樹園に果物狩りのために入園する人は、入口でタグ5を配布され園内ではタグ5の携帯が義務づけられる。また、果樹園の管理者および従業員もそれぞれ、タグ5を携帯する。タグ5は、それぞれ固有の情報を記憶する。タグ5は、所定周期で当該タグ5固有の情報を含む無線信号を送信する。タグ5が送信する無線信号は、当該タグ5から所定範囲内に存在するタグセンサ32が受信することができる。また、タグ5が送信する無線信号に含まれる当該タグ固有の情報は、無線信号を受信したタグセンサ32が検知することができる。
ドローン6は、管理サーバ2により制御される移動型ロボットである。ドローン6は、管理サーバ2による制御に応じて、監視対象の土地内の任意の位置に移動する。また、ドローン6は、制御部60と、記憶部70と、を有する。
制御部60は、ドローン6の動作および機能を制御する。制御部60にはたとえば、各種の集積回路や電子回路を採用できる。また、制御部60に含まれる機能部の一部を別の集積回路や電子回路とすることもできる。例えば、集積回路としては、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)が挙げられる。また、電子回路としては、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などが挙げられる。
記憶部70は、ドローン6における処理に用いられる情報およびドローン6における処理によって生成される情報を記憶する。記憶部70には、半導体メモリ素子等を採用できる。例えば、半導体メモリ素子としては、VRAM(Video Random Access Memory)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ(flash memory)などが挙げられる。
制御部60は、検知部61と、撮像部62と、出力部63と、通信部64と、を有する。
検知部61は、ドローン6の周囲の物体を検知する。たとえば、検知部61は赤外線センサ等を有し、ドローン6から所定範囲内の人の存在を検知する。
撮像部62は、ドローン6の周囲の画像を撮影する。撮像部62は、たとえば、検知部61が検知した人の画像を撮影する。また、撮像部62は、たとえば、検知部61が人を検知した位置から所定範囲内の画像を撮影する。撮像部62は、明瞭な画像を撮影するために撮影範囲を照明する機能を備える。
出力部63は、所定の音声を出力する。たとえば、出力部63は、録音された警告音や人の音声を外部に出力する。出力部63が音声を出力するタイミングは、管理サーバ2から送信される制御信号によって決定される。
通信部64は、管理サーバ2が送信する制御信号を受信する。制御部60の各部は、管理サーバ2が送信する制御信号に応じて動作する。通信部64は、検知部61による検知結果および撮像部62が撮影した画像を、管理サーバ2に送信する。通信部64は、管理サーバ2以外の外部装置に情報を送信する機能を有してもよい。
記憶部70は、検知部61が人を検知した位置、検知した時刻を記憶する。また、記憶部70は、撮像部62が撮影した画像を、当該画像の撮像位置および撮像時刻と対応づけて記憶する。また、記憶部70は、出力部63が出力する音声を記憶する。
なお、ドローン6は、飛行型ロボット(マルチコプタ)であっても歩行型ロボットであってもよい。
管理サーバ2と、検知装置3、携帯端末4およびドローン6とを接続するネットワークの種類は特に限定されない。
(管理サーバ2の構成の一例)
図1を参照し、管理サーバ2の構成の一例について説明する。管理サーバ2は、通信部10と、入力部20と、出力部30と、記憶部40と、制御部50と、を備える。
通信部10は、ネットワークを介した管理サーバ2と検知装置3、携帯端末4およびドローン6との通信を実現する。
入力部20は、管理サーバ2へ情報を入力するための入力装置である。入力部20は、たとえば、キーボード、マウス、タッチパネル、マイクロフォン等、管理サーバ2へ情報を入力することができれば任意の装置であってよい。
出力部30は、管理サーバ2に記憶される情報および管理サーバ2において生成される情報を外部に出力する装置である。出力部30は、たとえば、音声または画像として情報を外部に出力する。出力部30は、たとえば、モニタ等の表示装置、スピーカ、プリンタ等を含む。
記憶部40は、管理サーバ2における処理に用いられる情報および管理サーバ2における処理によって生成される情報を記憶する。記憶部40には、半導体メモリ素子等を採用できる。例えば、半導体メモリ素子としては、VRAM(Video Random Access Memory)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ(flash memory)などが挙げられる。
制御部50は、管理サーバ2の動作および機能を制御する。制御部50にはたとえば、各種の集積回路や電子回路を採用できる。また、制御部50に含まれる機能部の一部を別の集積回路や電子回路とすることもできる。例えば、集積回路としては、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)が挙げられる。また、電子回路としては、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などが挙げられる。
(記憶部40に記憶する情報の一例)
記憶部40は、エリア記憶部41と、タグ記憶部42と、人感センサ記憶部43と、タグセンサ記憶部44と、検知記憶部45と、ドローン記憶部46と、を有する。
エリア記憶部41は、監視対象である土地の区画それぞれの情報を記憶する。図2は、第1の実施形態に係る監視システム1に記憶されるエリアの情報の構成の一例を示す図である。監視システム1の監視対象である土地は複数の区画に分割される。そして、分割された各区画についての情報が管理サーバ2のエリア記憶部41に記憶される。
図2の(A)に示すように、エリアの情報は、「エリアID」と、「位置」と、「面積」と、「果樹エリア」とを含む。「エリアID」は各エリアを一意に特定する識別子(Identifier)である。「位置」は、当該エリアが存在する位置を示す。たとえば、「位置」は、当該エリアの外縁の位置を経度および緯度で示す。「面積」は、当該エリアの広さを示す。「果樹エリア」は、当該エリアにおいて果樹すなわち盗難の対象となる物が栽培されているか否かを示す。
図2の(B)に示すように、監視対象の土地は、エリアID「A001」〜「A009」で特定される複数の区画に分割される。エリアID「A001」〜「A006」で特定される区画には果樹が栽培されている。他方、エリアID「A007」〜「A009」で特定される区画では果樹は栽培されていない。
図2の(A)の例では、たとえば、エリアID「A001」の区画について、「位置、XXX」、「面積、2」、「果樹エリア、YES」が記憶されている。これは、エリアID「A001」で特定される区画の位置は、「XXX」であり、面積は2ヘクタール、現在果樹が栽培されているエリアであることを示す。
タグ記憶部42は、タグ5の情報を記憶する。図3は、第1の実施形態に係る監視システム1に記憶されるタグ5の情報の構成の一例を示す図である。図3に示すように、タグ5の情報は、「タグID」と、「種別」と、「有効時間帯」と、「有効期限」と、「ユーザ情報」と、を含む。
「タグID」は、タグ5それぞれを一意に識別するための情報である。タグ5はタグIDを記憶するように構成してもよい。「種別」は、当該タグを携帯する人の種別を示す。図3の例では、「種別」として「管理者」、「従業員」、「観光客」が設定されている。「管理者」は、監視対象の土地を管理する者を指す。「従業員」は、監視対象の土地で働く従業員を指す。「観光客」は、監視対象の土地に入ることを一時的に許可された人を指す。
「有効時間帯」は、当該タグ5を携帯する人が監視対象の土地に入ることが認められている時間帯を指す。たとえば、管理者であれば、特に制限なくいつでも監視対象の土地に入ることができる。また、従業員は、就業時間帯であれば監視対象の土地に入ることができる。観光客は、一時的に許可された時間の間しか監視対象の土地に入ることはできない。「有効期限」は、当該タグ5を携帯する人が監視対象の土地に入ることが認められている期限を指す。たとえば、管理者は、期限無制限で監視対象の土地に入ることができる。従業員は契約上認められた期間の間は監視対象の土地に入ることができる。観光客は、観光に訪れた日だけ監視対象の土地に入ることができる。
「ユーザ情報」は、当該タグ5を携帯する人の個人情報である。図3の例では、「ユーザ情報」は、管理者と従業員について記憶され、観光客については記憶されないものとする。ただし、観光客についてもユーザ情報を記憶する構成としてもよい。
図3の例では、たとえば、「タグID、T001」に対応付けて、「種別、管理者」、「有効時間帯、無制限」、「有効期限、無制限」、「ユーザ情報、富士太郎」が記憶される。これは、タグID「T001」で特定されるタグ5は、管理者である富士太郎が携帯していることを示す。また、タグID「T001」で特定されるタグ5を携帯する人は、時間帯や期限の制限なく、監視対象の土地に入ることができることを示す。
また、図3の例では、たとえば、「タグID、T004」に対応付けて、「種別、観光客」、「有効時間帯、10:00−16:00」、「有効期限、20160425」が記憶される。これは、タグID「T004」で特定されるタグ5は、観光客が携帯していることを示す。また、当該タグ5を携帯する観光客は、監視対象である土地に10時から16時の間は入ることが認められていることを示す。また、当該タグ5を携帯する観光客が監視対象である土地に入ることが認められているのは2016年4月25日だけであることを示す。
人感センサ記憶部43は、監視対象の土地内に配置される検知装置3が備える人感センサ31の情報を記憶する。図4は、第1の実施形態に係る監視システム1に記憶される人感センサ31の情報の構成の一例を示す図である。図4に示すように、人感センサ31の情報は、「センサID(1)」と、「位置」と、「エリアID」と、「果樹エリア」と、「ルート上」と、を含む。「センサID(1)」は、人感センサ31を一意に特定する識別子である。「位置」は、当該人感センサ31が配置される位置を特定する情報である。「位置」はたとえば、当該人感センサ31がある場所の緯度経度である。「エリアID」は、当該人感センサ31が配置される場所が、どの区画内かを示す。「果樹エリア」は、当該人感センサ31が配置される区画において果樹が栽培中であるか否かを示す。「ルート上」は、当該人感センサ31が配置される位置は、観光客が通過する観光ルート上にあるか否かを示す。
図4の例では、「センサID(1)、HS001」に対応付けて、「位置、EOO,NXX」、「エリアID、A001」、「果樹エリア、YES」、「ルート上、YES」が記憶される。これは、センサID(1)「HS001」で特定される人感センサ31は、「EOO,NXX」で特定される位置に配置されることを示す。また、当該人感センサ31は、エリアID「A001」で特定される区画内に配置されることを示す。また、当該人感センサ31が配置される区画では、現在果樹が栽培されていることを示す。また、当該人感センサ31が配置される位置は、観光客が通過するよう設定されたルート上にあることを示す。
タグセンサ記憶部44は、監視対象の土地内に配置される検知装置3が備えるタグセンサ32の情報を記憶する。図5は、第1の実施形態に係る監視システム1に記憶されるタグセンサ32の情報の構成の一例を示す図である。図5に示すように、タグセンサ32の情報は、「センサID(2)」、「位置」、「エリアID」、「対応HS」を含む。「センサID(2)」は、タグセンサ32を一意に特定する識別子である。「位置」は、当該タグセンサ32が配置される位置を特定する情報である。「位置」はたとえば、当該タグセンサ32が配置される位置の緯度経度である。「エリアID」は、当該タグセンサ32が配置される区画のエリアIDである。「対応HS」は、当該タグセンサ32に対応する人感センサ31のセンサIDである。すなわち、「対応HS」は、当該タグセンサ32と同じ検知装置3内に内蔵される人感センサ31のセンサIDである。
図5の例では、「センサID(2)、TS001」に対応付けて、「位置、・・・」、「エリアID、A001」、「対応HS、HS001」が記憶される。これは、センサID(2)「TS001」で特定されるタグセンサ32は、「・・・」で特定される位置に配置されることを示す。また、当該タグセンサ32は、エリアID「A001」で特定される区画に配置されることを示す。また、当該タグセンサ32は、センサID(1)「HS001」で特定される人感センサ31と対応づけられることを示す。すなわち、当該タグセンサ32は、センサID(1)「HS001」で特定される人感センサ31と同じ検知装置3に設けられていることを示す。
検知記憶部45は、人感センサ31およびタグセンサ32による検知の結果である検知情報を記憶する。図6は、第1の実施形態に係る監視システム1に記憶される検知情報の構成の一例を示す図である。図6に示すように、検知情報は、「時刻」、「センサID(1)」、「センサID(2)」、「タグID」を含む。「時刻」は、当該検知情報が人感センサ31またはタグセンサ32により検知された時刻を示す。「センサID(1)」は当該検知情報を検知した人感センサ31のセンサID(1)である。「センサID(2)」は当該検知情報を検知したタグセンサ32のセンサID(2)である。「タグID」は、対応するタグセンサ32が検知したタグ5のタグIDである。
図6の例では、「時刻、20160401/10:20:00」に対応付けて、「センサID(1)、HS001」、「センサID(2)、TS001」、「タグID、T004」が記憶される。これは、2016年4月1日の10時20分に、「HS001」で特定される人感センサ31が人を検知したことを示す。また、同じときに、「TS001」で特定されるタグセンサ32が、タグID「T004」で特定されるタグ5を検知したことを示す。また、図6の例では、「時刻、20160401/10:45:00」に対応付けて、「センサID(1)、HS001」が記憶される。この時刻と対応付けて記憶されている「センサID(2)」、「タグID」は「NA」である。これは、2016年4月1日の10時45分に、「HS001」で特定される人感センサ31が人を検知したが、同じ時刻に当該人感センサ31に対応するタグセンサ32はタグ5を検知していないことを示す。
ドローン記憶部46は、管理サーバ2が管理制御するドローン6の情報を記憶する。図7は、第1の実施形態に係る監視システム1に記憶されるドローン6の情報の構成の一例を示す図である。なお、図1にはドローン6を一つだけ示したが、管理サーバ2は、複数のドローン6を管理制御するものとする。なお、複数のドローン6をそれぞれ表示するときは、ドローン6a,6b等と表示し、集合的に表示するときはドローン6と表示する。
図7に示すように、ドローン6の情報は、「ドローンID」、「継続飛行可能時間」、「充電時間」を含む。「ドローンID」は、各ドローン6を一意に特定する識別子である。「継続飛行可能時間」は、各ドローン6が継続して飛行することができる時間の長さを示す。図7の例では、ドローン6は飛行ロボットとするため、「継続飛行可能時間」を記憶するが、歩行ロボットであればドローン記憶部46は「継続歩行可能時間」を記憶する。「充電時間」は、ドローン6を完全充電するために要する時間の長さを示す。
図7の例では、「ドローンID、D001」に対応づけて、「継続飛行可能時間、1hr」、「充電時間、20m」が記憶される。これは、ドローンID「D001」で特定されるドローン6は、継続して1時間飛行することができる飛行ロボットであり、完全充電するには20分要することを示す。
(制御部50の構成の一例)
図1に戻り、制御部50の構成について説明する。制御部50は、登録部51と、検知部52と、警告部53と、ドローン制御部54と、を有する。
登録部51は、通信部10および入力部20から入力される情報を記憶部40の各部に記憶する。たとえば、登録部51は、入力部20から入力されるタグ5の情報をタグ記憶部42に記憶する。また、登録部51は、検知装置3から送信される検知情報を、検知記憶部45に記憶する。
検知部52は、記憶部40に記憶される情報に基づき、人感センサ31が人を検知したが、当該人感センサ31に対応付けられるタグセンサ32がタグ5を検知しなかった場合を検知する。人感センサ31が人を検知したが、当該人感センサ31に対応付けられるタグセンサ32がタグ5を検知しなかった場合とは、タグ5を持たずに土地に侵入した人が検知された場合である可能性がある。
検知部52はまた、タグセンサ32が検知したタグ5が、観光客の携帯するタグ5か、管理者または従業員が携帯するタグ5か、を検知する。管理者または従業員が携帯するタグ5であれば、土地内にあっても不審な点はないためである。
検知部52はまた、タグセンサ32が検知したタグ5が継続して果樹エリアではない区画に長時間存在している場合を検知する。観光客が果樹エリアではない区画に長時間滞在する必然性はなく、観光客を装って下見に来た者である可能性があるためである。
検知部52はまた、タグセンサ32が検知したタグ5が観光ルート上ではない区画に長時間存在している場合を検知する。観光客が果樹エリアではない区画に長時間存在していても、その場所が休憩所や売店など観光ルート上にある場所なら、不審な点はない。そこで、検知部52は、検知されたタグ5の存在位置がルート上にあるか否かを検知する。
このように、検知部52は、人感センサ31が人を検知したが対応するタグセンサ32がタグ5を検知しなかった場合、警告部53に不審者検知を通知する。また、検知部52は、人感センサ31が人を検知し対応するタグセンサ32がタグ5を検知したが、当該タグ5を観光客が携帯する場合を検知する。そして、検知部52は、当該タグ5が同一区画に所定時間以上滞在しており、当該区画が果樹エリアでない場合かつ観光ルート上でない場合に、警告部53に不審者検知を通知する。
警告部53は、検知部52の不審者検知に応じて、警告処理を実行する。警告部53は、検知部52から不審者通知を受信すると、管理者の携帯端末4に不審者を検知した旨の通知を送信する。また、警告部53は、管理者の携帯端末4から不審者に対応する旨の応答を受信する。警告部53はまた、検知部52の不審者検知に応じて、ドローン制御部54にドローン制御処理の実行を指示する。警告部53は、管理者の携帯端末4から不審者に対応する旨の応答を受信した場合は、ドローン制御部54にドローン制御処理の実行を指示しないように構成してもよい。
ドローン制御部54は、警告部53からドローン制御処理の実行の指示を受信する。ドローン制御部54は、ドローン制御処理の実行指示に応じて、ドローン制御処理を実行する。ドローン制御部54は、検知部52が不審者を検知した位置すなわち、当該不審者を検知した人感センサ31の位置を、検知部52または警告部53から受信する。そして、ドローン制御部54は、ドローン6を当該人感センサ31の位置まで移動させる。ドローン制御部54は、ドローン6が当該位置に到達したことを検知すると、ドローン6に、警告音を発生させる。たとえば、ドローン制御部54は、ドローン6に警報音を鳴らさせる。または、ドローン制御部54は、予め録音した所定のメッセージをドローン6に再生させる。ドローン制御部54は、所定時間ドローン6を当該位置上で旋回させたのち、ドローン6を出発位置に戻すよう制御する。
(監視処理の流れの一例)
図8は、第1の実施形態に係る監視システム1において実行される監視処理の流れの一例を示すフローチャートである。図8を参照して、第1の実施形態の監視処理について説明する。
まず、監視処理が開始すると、登録部51は、監視対象の土地の区画、タグ5、人感センサ31、タグセンサ32、ドローン6の情報を記憶部40に記憶する(ステップS1)。そして、登録部51は、検知装置3から検知情報を受信して記憶部40に記憶する(ステップS2)。検知部52は、検知情報を参照し、人が検知された時点に対応してタグ情報が記憶されているか判定する(ステップS3)。タグ情報が記憶されていないと判定した場合(ステップS3、No)、検知部52は、警告部53に不審者検知を通知して警告処理を実行させる(ステップS9)。他方、タグ情報が記憶されていると判定した場合(ステップS3、Yes)、検知部52は次に、当該タグ5が観光客が携帯するタグか否かをタグ記憶部42を参照して判定する(ステップS4)。観光客が携帯するタグではないと判定した場合(ステップS4、No)、検知部52は警告部53に通知せず(ステップS8)、処理を終える。他方、観光客が携帯するタグ5であると判定した場合(ステップS4、Yes)、検知部52は次に、検知情報を参照し、当該タグ5が同一エリアに所定時間以上存在しているか否かを判定する(ステップS5)。所定時間以上存在していないと判定した場合(ステップS5、No)、検知部52は警告部53に通知せず(ステップS8)、処理を終える。他方、所定時間以上存在していると判定した場合(ステップS5、Yes)、検知部52は次に、当該タグ5を検知した検知装置3が果樹エリアにあるか否かを判定する(ステップS6)。果樹エリアにあると判定した場合(ステップS6、Yes)、検知部52は警告部53に通知せず(ステップS8)、処理を終える。他方、果樹エリアにないと判定した場合(ステップS6、No)、検知部52は次に、人感センサ記憶部43を参照し、当該検知装置3がルート上にあるか否かを判定する(ステップS7)。ルート上にあると判定した場合(ステップS7、Yes)、検知部52は、警告部53に通知せず(ステップS8)、処理を終える。他方、ルート上にないと判定した場合(ステップS7、No)、検知部52は、警告部53に不審者検知を通知して警告処理を実行させる(ステップS9)。これで監視処理が終了する。
(警告処理の流れの一例)
図9は、第1の実施形態に係る監視システム1において実行される警告処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、警告部53は、検知情報を参照し管理者のタグ5が土地内にあるか否かを判定する(ステップS101)。警告部53は、管理者のタグ5が土地内にないと判定した場合(ステップS101、No)、ドローン制御部54にドローン制御処理を実行するよう指示し、ドローン制御部54はドローン制御処理を実行する(ステップS105)。他方、管理者のタグ5が土地内にあると判定した場合(ステップS101、Yes)、警告部53は、管理者のタグ5を検知した検知装置3の位置が不審者が検知された位置に近いか否かを判定する(ステップS102)。管理者のタグ5を検知した検知装置3の位置が不審者が検知された位置に近くないと判定された場合(ステップS102、No)、警告部53はドローン制御部54にドローン制御処理を実行するよう指示する。他方、管理者のタグ5を検知した検知装置3の位置が不審者が検知された位置に近いと判定された場合(ステップS102、Yes)、警告部53は管理者の携帯端末4に不審者検知を通知する(ステップS103)。そして、警告部53は、所定時間内に携帯端末4から不審者に対処する旨の応答を受信したか否かを判定する(ステップS104)。応答を受信していないと判定した場合(ステップS104、No)、警告部53は、ドローン制御部54にドローン制御処理を実行するよう指示する。他方、応答を受信したと判定した場合(ステップS104、Yes)、警告部53はドローン制御部54に指示を送信せず処理を終了する。これで警告処理が終了する。
(ドローン制御処理の流れの一例)
図10は、第1の実施形態に係る監視システム1において実行されるドローン制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。ドローン制御部54は、警告部53からドローン制御処理の実行指示を受信すると、不審者を検知した位置を特定してドローン6を発進させる(ステップS201)。そして、ドローン制御部54は、ドローン6を不審者を検知した位置まで誘導する(ステップS202)。そして、ドローン制御部54は、不審者を検知した位置にドローン6が到達したか否かを判定する(ステップS203)。到達していないと判定すれば(ステップS203、No)、ドローン制御部54は、ステップS203の判定を繰り返す。他方、到達したと判定した場合(ステップS203、Yes)、ドローン制御部54は、ドローン6に警告音を出力させる(ステップS204)。ドローン制御部54は、警告音を出力させるとともに、ドローン6に不審者を検知した検知装置3の周囲の画像を撮影させてもよい。そして、ドローン制御部54は、ドローン6が当該位置に到達してから所定時間が経過したか判定する(ステップS205)。経過していないと判定した場合(ステップS205、No)、ドローン制御部54は、ステップS204を繰り返す。他方、経過したと判定した場合(ステップS205、Yes)、ドローン制御部54は、ドローン6に帰還を指示し、ドローン6を回収する(ステップS206)。これでドローン制御処理が終了する。
(第1の実施形態の効果)
このように、第1の実施形態に係る監視システム1は、複数の第1の検知部(人感センサ31)と、複数の第2の検知部(タグセンサ32)と、制御部(ドローン制御部54)と、を備える。第1の検知部は、各々所定範囲の土地の複数の位置における人間の存在を検知する。第2の検知部は、複数の第1の検知部各々に対応づけられ、当該複数の位置におけるタグの存在を検知する。制御部は、第1の検知部が人間の存在を検知し、かつ、第2の検知部がタグの存在を検知しなかった場合に、第1の検知部および第2の検知部に対応する位置まで、移動型ロボットを移動させる。このように、第1の実施形態に係る監視システム1は、不審者を検知したときに、検知位置まで移動型ロボットを移動させる。このため、監視システム1は、不審者に過度の威嚇をすることなく、厳重な防犯体制を印象付けることができる。また、監視システム1は、常時移動型ロボットを巡回させたりするのではなく、不審者検知時に移動型ロボットを移動させる。このため、監視システム1は、移動型ロボットの維持運用にかかる費用を抑制することができる。また、監視システム1は、移動型ロボットの電力消費を抑制することができる。
また、監視システム1は、タグ5の情報として当該タグ5の携帯者が管理者、従業員、観光客のいずれかを記憶する。このため、監視システム1は、タグ5の携帯者が誰かを識別した上で、不審者を特定することができる。
また、監視システム1は、移動型ロボットを利用することで、監視対象の土地内各部にカメラを設置する必要をなくすことができる。このため、監視システム1は、運用コストを抑制することができる。
なお、面積の広い土地の中に存在する物品を盗もうとする者は、実際に犯罪行為に及ぶ前に土地の下見に訪れることが多いと考えられる。不審者が下見に入った段階で盗難を思いとどまらせる措置をとることができれば、盗難の抑止効果も高いと期待される。第1の実施形態に係る監視システム1は、夜間以外の時間帯にも不審者を検知して、移動型ロボットによる監視を実行することで、下見にきた者に盗難を思いとどまらせる効果を奏する。
たとえば、果物の窃盗団等は、昼間に農園を下見した後、夜間に実際に盗難に訪れることがある。この場合、監視システム1を用いて、下見の段階で窃盗を思いとどまらせることができれば犯罪の抑止効果が高いといえる。上記実施形態の監視システム1は、面積の広い土地全体にわたる綿密な監視を実現することにより、高い犯罪抑止効果を奏する。
(第2の実施形態)
これまで開示の装置に関する実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、本発明に含まれる他の実施形態を説明する。
(分散および統合)
図示した各装置の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
(監視プログラム)
また、上記の実施形態で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをサーバ等のコンピュータからタブレット端末やノート型コンピュータ等のコンピュータに配布し、サーバとコンピュータとが処理を協働して実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図11を用いて、上記の実施形態と同様の機能を有する監視プログラムを実行するコンピュータの一例について説明する。
図11は、第1〜2の実施形態に係る監視プログラムを実行するコンピュータの一例について説明するための図である。図11に示すように、コンピュータ1000は、操作部1100と、ディスプレイ1200と、通信部1300とを有する。さらに、このコンピュータ1000は、CPU(Central Processing Unit)1400と、ROM(Read Only Memory)1500と、RAM(Random Access Memory)1600と、HDD(Hard Disk Drive)1700とを有する。これら1100〜1700の各部はバス1800を介して接続される。
HDD1700には、図11に示すように、上記の第1の実施形態で示した各部と同様の機能を発揮するモジュールを実装することができる監視プログラム1700aが予め記憶される。この監視プログラム1700aについては、図1等に示した各々の各構成要素と同様、適宜統合または分離してもよい。すなわち、HDD1700に記憶される各データは、常に全てのデータがHDD1700に記憶される必要はなく、処理に必要なデータのみがHDD1700に記憶されればよい。
そして、CPU1400が、監視プログラム1700aの各モジュールをHDD1700から読み出してRAM1600に展開する。これによって、図11に示すように、監視プログラム1700aは、監視プロセス1600aとして機能する。この監視プロセス1600aは、HDD1700から読み出した各種データを適宜RAM1600上の自身に割り当てられた領域に展開し、この展開した各種データに基づいて各種処理を実行する。なお、監視プロセス1600aは、図1等に示した各処理部にて実行される処理を含む。また、CPU1400上で仮想的に実現される各処理部は、常に全ての処理部がCPU1400上で動作する必要はなく、必要な処理部のみが仮想的に実現されればよい。
なお、上記の監視プログラム1700aについては、必ずしも最初からHDD1700やROM1500に記憶させておく必要はない。たとえば、コンピュータ1000に挿入されるフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの「可搬用の物理媒体」に各プログラムを記憶させる。または、DVD(Digital Versatile Disc)、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」に各プログラムを記憶させる。そして、コンピュータ1000がこれらの可搬用の物理媒体から各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、LAN、WAN(Wide Area Network)などを介してコンピュータ1000に接続される他のコンピュータまたはサーバ装置などに各プログラムを記憶させておいてもよい。そして、コンピュータ1000がこれらから各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。
1 監視システム
2 管理サーバ
10 通信部
20 入力部
30 出力部
40 記憶部
41 エリア記憶部
42 タグ記憶部
43 人感センサ記憶部
44 タグセンサ記憶部
45 検知記憶部
46 ドローン記憶部
50 制御部
51 登録部
52 検知部
53 警告部
54 ドローン制御部
3 検知装置
31 人感センサ
32 タグセンサ
33 通信部
4 携帯端末
5 タグ
6 ドローン

Claims (6)

  1. 各々所定範囲の土地の複数の位置における人間の存在を検知する複数の第1の検知部と、
    前記複数の第1の検知部各々に対応づけられ、当該複数の位置におけるタグの存在を検知する複数の第2の検知部と、
    前記複数の第1の検知部と複数の第2の検知部のうち、相互に対応づけられる前記第1の検知部が人間の存在を検知し、かつ、前記第2の検知部がタグの存在を検知しなかった場合に、当該第1の検知部および第2の検知部に対応する位置まで、移動型ロボットを移動させる制御部と、
    を備える監視システム。
  2. 前記所定範囲の土地は、複数の区画に分割され、
    前記制御部は、前記第1の検知部および第2の検知部が配置される区画に移動型ロボットを移動させる請求項1に記載の監視システム。
  3. 前記複数の第1の検知部と複数の第2の検知部による検知結果を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記制御部は、前記複数の第1の検知部と複数の第2の検知部のうち、相互に対応づけられる第1の検知部が人間の存在を検知し、かつ、第2の検知部がタグの存在を検知した場合に、当該タグが所定時間にわたって当該第1の検知部と第2の検知部により継続して検知されていれば、当該第1の検知部および第2の検知部に対応する位置まで、移動型ロボットを移動させる、請求項1または2に記載の監視システム。
  4. 前記制御部は、前記第1の検知部が人間の存在を検知し、かつ、前記第2の検知部がタグの存在を検知しなかった場合に、管理者の携帯端末に通知を送信する、請求項1から3のいずれか1項に記載の監視システム。
  5. コンピュータに、
    所定範囲の土地の複数の位置における人間の存在を検知し、
    前記複数の位置におけるタグの存在を検知し、
    前記複数の位置のうち、人間の存在を検知し、かつ、タグの存在を検知しなかった位置がある場合に、当該位置まで、移動型ロボットを移動させる、
    ことを含む各処理を実行させることを特徴とする監視方法。
  6. 所定範囲の土地の複数の位置における人間の存在を検知する第1の検知手順と、
    前記複数の位置におけるタグの存在を検知する第2の検知手順と、
    前記複数の位置のうち、人間の存在を検知し、かつ、タグの存在を検知しなかった位置がある場合に、当該位置まで、移動型ロボットを移動させる制御手順と、
    を含む処理を、コンピュータに実行させる監視プログラム。
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