JP2018076749A - パラペットのサイトPCa化工法 - Google Patents

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重雄 石橋
Shigeo Ishibashi
重雄 石橋
大慈 帆刈
Daiji Hokari
大慈 帆刈
健太 圓道
Kenta Marumichi
健太 圓道
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Abstract

【課題】施工管理が容易で、施工期間を短くすることができるパラペットのサイトPCa化工法を提供する。
【解決手段】施工サイト内において、パラペットのプレキャスト部材(PCa部材)を製作し、
前記PCa部材を、建築物屋上の取付位置に吊り込んで所定位置に設置するサイトPCa化工法。
【選択図】図2

Description

本発明は、施工サイト内において製作したPCa(プレキャスト)部材を用いてパラペット(建物屋上等の端部に設けられる外壁)を構築するパラペットのサイトPCa化工法に関する。
コンクリート建造物等において、屋上等の端部には、壁と屋根スラブとの間での防水や人の転落防止のために、パラペットとよばれる外壁が構築される。従来、パラペットは、屋根スラブを形成した後、屋上外周面にパラペット型枠を組立て、パラペット型枠内にコンクリートを打設することにより施工される。パラペット型枠にコンクリートを打設する際には、モルタルと砂利の分離等により空隙ができて強度が下がること(豆板)を防止するため、棒状バイブレータ等で締固めを行うが、この振動によりパラペット型枠がズレてしまうことがあり、パラペットの外面が垂直方向から傾き、施工後に外周面を微調整することが必要となる場合がある。
屋上外周面に組み立てられるパラペット型枠は、建築物の外方に飛び出しており、内部に充填されるコンクリートを含めた重さを支えるために、型枠の底部を支保工等で支える必要がある。施工されたパラペットの底部には、幕板と呼ばれる軽量気泡コンクリート(ALC)からなる壁材が施工され、建築物の外壁が構築されるが、パラペットの施工中には、パラペット型枠、支保工等が存在するため、パラペット型枠下方での作業が行えない。幕板の施工は、パラペット型枠と支保工とを解体し、作業スペースを確保した後でないと行うことができず、パラペットと幕板とは独立して施工することができないため、施工期間長期化の一因である。
パラペットをPCa部材を組み合わせて構築することも考えられるが、PCa部材を大型トレーラーで何度も工場から施工サイトに運搬する必要があるため、振動、騒音、排ガス等による公害の発生や、近隣住民とのトラブルが懸念される。
本発明は、施工管理が容易で、施工期間を短くすることができるパラペットのサイトPCa化工法を提供することを課題とする。
1.施工サイト内において、パラペットのプレキャスト部材(PCa部材)を製作し、
前記PCa部材を、建築物屋上の取付位置に吊り込んで所定位置に設置することを特徴とするサイトPCa化工法。
2.隣接する複数個のPCa部材を所定位置に設置した後、高さ調整、出入り調整、建入調整の少なくとも一つを行うことを特徴とする1.に記載のサイトPCa化工法。
本発明のパラペットのサイトPCa化工法は、建築物の屋上周辺における型枠と支保工とが不要であり、幕板とパラペットとを独立して施工することができるため、施工期間を短縮することができ、低コスト化を実現することができる。本発明のサイトPCa化工法により、高所での作業量を減らすことができるため、落下物リスク、作業員の墜落災害リスクが減り、作業の安全性が向上する。
本発明のサイトPCa化工法は、施工サイトの地上面に組み立てた型枠でPCa部材を製作するため、PCa部材を高い寸法精度で製作することができる。さらに、多数のPCa部材から構築されたパラペットは、PCa部材毎に高さや出入りの微調整が可能であるため、パラペット全体の仕上げ精度を高くすることができる。
本発明のサイトPCa化工法は、PCa部材を施工サイトで製作するため、PCa部材を大型トレーラーで運搬する必要がなく、公害の発生や近隣住民とのトラブルを防ぐことができる。
ベッド上に載置されたPCa部材の例を示す図。 建物屋上に仮固定されたPCa部材の例を示す図。
本発明は、施工サイト内においてPCa(プレキャスト)部材を製作し、このPCa部材を用いてパラペットを構築することを特徴とするパラペットのサイトPCa化工法に関する。
以下、本発明のサイトPCa化工法を、工程順に沿って説明する。
施工サイトの一角にPCa部材の底面型枠となるベッドを設置し、このベッドの上に側面型枠を配置、固定する。型枠内で鉄筋を配筋し、金物を取付け、コンクリートを打設、養生することにより、PCa部材を製作する。図1に、ベッド上に載置されたPCa部材1の例を示す。ベッドは、1日当たり1個以上のPCa部材が製作できる大きさとすることが好ましい。例えば、製作に4日かかるPCa部材を1日当たり2個製作する場合、8個のPCa部材が製作できる広さを有するベッドを用いることが好ましい。このベッドを用い、毎日2個ずつPCa部材を製作し、製作工程を1日ずつずらしながら毎日行うことにより、型枠工、鉄筋工等の作業者の労務を平準化することができる。
製作したPCa部材に、スポンジゴム、レベル調整金具、面引き金具、仮設サポート支持金物、吊り治具等の付属物を取り付け、PCa部材に取付けた吊り治具を玉掛けしてタワークレーン等で揚重し、建物屋上の取付位置に吊り込む。付属物の取付けは、PCa部材を製作するベッド上で行うこともでき、PCa部材を施工サイト内の別の場所に集積してから行うこともできる。付属物を地上で取付けることにより、高所での付属物取付作業が不要となり高所作業量を減らすことができるため、落下物リスク、墜落災害リスクを減らすことができる。
PCa部材のレベル調整金具、面引き金具、仮設サポート支持金物を、それぞれレベル調整治具、面引き調整治具、仮設サポート治具により鉄骨梁と接続し、PCa部材を建物屋上の取付位置に仮固定する。レベル調整治具、面引き調整治具の構成は特に制限されないが、例えば、レベル調整ボルト、または面引きボルトを、1以上のファスナーと組み合わせて構成することができる。また、仮設サポート治具は、PCa部材を支える強度とその長さを調整できるものであれば、特に制限することなく使用することできる。
図2に、建物屋上に仮固定されたPCa部材1の例を示す。図2において、PCa部材1は複数本の仮設サポート治具2で支えられている。
次いで、レベル調整治具によるレベル調整、面引き調整治具による面引き調整、仮設サポート治具による建入調整を行う。ここで、PCa部材は数トンもの重さを有する場合があるため、PCa部材の調整を行った後に、その隣に別のPCa部材を設置すると、建物そのものがPCa部材の荷重で撓み、水平、垂直レベルがズレてしまう場合がある。そのため、隣接する複数個のPCa部材を所定位置に設置した後、高さ調整、出入り調整、建入調整の少なくとも1つを行うことが好ましい。また、レベル調整治具、面引き調整治具のいずれか、または両方について、地震等によりファスナー等が外れる可能性がある場合は、適宜、溶接で固定する。
仮設サポート治具を取り外した後、PCa部材から構築されたパラペットを側面型枠とし、レベル調整治具、出入り調整治具等が屋根スラブ内に埋設するように建物屋上にコンクリートを打設して屋根スラブを形成する。この際、建物側の仮設サポート接続部は、コンクリートに埋設、切断等して、屋根スラブから飛び出ないようにすることが好ましい。屋根スラブ表面には防水層を施工し、パラペット頂部を笠木で覆うことにより、パラペットを施工することができる。
1 PCa部材
2 仮設サポート治具

Claims (2)

  1. 施工サイト内において、パラペットのプレキャスト部材(PCa部材)を製作し、
    前記PCa部材を、建築物屋上の取付位置に吊り込んで所定位置に設置することを特徴とするサイトPCa化工法。
  2. 隣接する複数個のPCa部材を所定位置に設置した後、高さ調整、出入り調整、建入調整の少なくとも一つを行うことを特徴とする請求項1に記載のサイトPCa化工法。
JP2016220675A 2016-11-11 2016-11-11 パラペットのサイトPCa化工法 Pending JP2018076749A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108756084A (zh) * 2018-07-27 2018-11-06 广东建星建造集团有限公司 装配式女儿墙及其连接方法

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