JP2018075669A - 電動工具 - Google Patents

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輝之 清原
Teruyuki Kiyohara
輝之 清原
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Abstract

【課題】フィルタの着脱が簡単であって、しかも、作業者が作業に集中できる電動工具を提供する。【解決手段】ハウジングにモータ2が収容され、該モータ2により駆動される作業工具が前部に配置され、ハウジングには通気口48が設けられ、該通気口48にフィルタ50が着脱自在に装着される電動工具であって、ハウジングにフィルタ50が前側から後側に向けてスライド装着され、ハウジングは前後方向に延びる胴部を備え、該胴部は、前側に対して後側が外側となる段差部42を備えており、該段差部42の後側に通気口48が設けられ、段差部42に差し込み口が前側に向けて開口している。【選択図】図1

Description

本発明は、モータを備えた電動工具に関する。
モータはハウジングに収容されている。そのハウジングには通気口が設けられ、通気口を介してハウジング内外の通気を行っている。また、通気口から埃やゴミ等がハウジング内に進入しないように通気口にはフィルタが設けられ、フィルタによってゴミ等が遮断される。
このようなフィルタを備えた電動工具に関して、下記特許文献1ではフィルタ部材をハウジングの側面に後方から前方に向けてスライド装着させる構成が提案されている。この構成では、バッテリを取り外した状態においてのみフィルタ部材を脱着できる。そして、バッテリをハウジングに装着することで、バッテリがフィルタ部材の後部に当接し、バッテリがフィルタ部材の後方への抜け止めとして機能する。
かかる構成では、フィルタ部材を脱着するにあたってバッテリをその都度脱着しなければならず、作業が面倒であるという問題がある。また、バッテリ付きの電動工具に限られ、電源コード付きの電動工具にはこの構成を適用することができない。そして、バッテリがない電源コード付きの電動工具において仮にフィルタ部材を後方から前方に向けてスライド装着させる構成を採用すると、作業中にフィルタ部材が後方に抜け落ちる可能性がある。作業者は、電動工具の前部の作業工具を見ながら作業を行うため、後方のフィルタ部材は作業者の視界に入りにくい。そのため、作業中にフィルタ部材が後方に抜け落ちる可能性があり、作業者は、フィルタ部材の後方への抜け落ちを気にしながら作業を行うことになる。
特開2016−7680号公報
それゆえに本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ、フィルタの着脱が簡単であって、しかも、作業者が作業に集中できる電動工具を提供することを課題とする。
本発明は上記課題を解決すべくなされたものであって、本発明に係る電動工具は、ハウジングにモータが収容され、該モータにより駆動される作業工具が前部に配置され、ハウジングには通気口が設けられ、該通気口にフィルタが着脱自在に装着される電動工具であって、ハウジングにフィルタが前側から後側に向けてスライド装着されることを特徴とする。
該構成の電動工具にあっては、フィルタをハウジングに装着する際、フィルタをハウジングに前側から後側に向けてスライドさせて装着する。従って、フィルタが仮にハウジングから外れるとしても前側に向けて外れることになる。作業者は前側を見ながら作業を行っているため、仮にフィルタが前側に外れようとしても容易に発見することができる。そのため、作業者はフィルタが外れることを気にすることなく集中して作業を行うことができる。
特に、ハウジングは、通気口よりも前側の位置に差し込み口を備えており、該差し込み口からフィルタが通気口の内側に差し込まれる構成であることが好ましい。このようにフィルタを差し込み口からハウジングの内側に差し込む構成とすると、フィルタがハウジングによって外側から保護される。そのため、例えば作業中にフィルタが他の物と衝突してフィルタが破損するということが防止される。
更に、ハウジングは前後方向に延びる胴部を備え、該胴部は、前側に対して後側が外側となる段差部を備えており、該段差部よりも後側の位置に通気口が設けられ、段差部に差し込み口が前側に向けて開口していることが好ましい。胴部に段差部が形成されている構成においては、その段差部を利用してそこに差し込み口を形成することにより、差し込み口に他の物が接触しにくくなる。そのため、差し込み口からフィルタが外れにくくなる。また、段差部よりも前側のハウジングの部分を把持する場合には、その把持している手の指を段差部に前側から当てることができ、段差部を手の引っ掛かり部として使用することもできる。そして、そのように手を段差部に当てることで、フィルタの前側への抜け落ちがより一層確実に防止されると共に作業に集中できる。
以上のように、フィルタをハウジングに前側から後側に向けてスライド装着させる構成であるので、簡単にフィルタを着脱でき、しかも、フィルタの抜け落ちを心配することなく安心して作業に集中できる。
本発明の一実施形態における電動工具の一部破断線を含む平面図。 同電動工具を正面から見た断面図。 同電動工具の底面図。 図2のA−A断面図。 図2のB−B断面図。 (a)は図2のC−C断面図、(b)は第一のカバー体と第二のカバー体を示す断面図。 図2の要部拡大図。 同電動工具に使用されているフィルタを示す平面図。 図7に対応した断面図であって、フィルタを取り外した状態を示す。 本発明の他の実施形態における電動工具の一部破断線を含む要部平面図。 同電動工具の正面から見た要部断面図。 本発明の他の実施形態における電動工具の図4に対応した断面図。
以下、本発明の一実施形態にかかる電動工具について図1乃至図9を参酌しつつ説明する。本実施形態における電動工具は、グラインダであって、図1〜図3のように全体として前後方向に長い形状であり、その前端部に図示しない作業工具としての回転砥石が取り付けられる。作業者は、回転砥石を回転させて研磨作業を行ったり、切断作業を行ったりする。従って、回転砥石は回転工具である。尚、回転砥石側を前側とし、それとは反対側を後側とする。図1に示している平面視において、前後方向に対して直交する方向が左右方向であり、図2に示している正面視において、前後方向に対して直交する方向が上下方向である。図1、図2において、前側を符号X1、後側を符号X2、上側を符号Z1、下側を符号Z2、右側を符号Y1、左側を符号Y2で示している。
電動工具は、回転砥石を駆動するための駆動源としてのモータ2を備えている。モータ2は本実施形態においてブラシレスモータである。ブラシレスモータを採用することにより、後述のモータケース22を小径化できる。モータ2はその主軸3が前後方向に沿うようにして配置されている。従って、主軸3は前後方向の軸線回りに回転する。主軸3は前後一対の軸受け4,5によって回転可能に支持されている。
モータ2の前側にはファン6が設けられている。該ファン6は、主軸3に取り付けられていて主軸3と一体となって回転する。ファン6が回転すると、ハウジング内の空気は後側から前側へと流れていく。ファン6の前側には、前側の軸受け4が配置されている。
前側の軸受け4の前側には、駆動伝達機構7が配置されている。該駆動伝達機構7は、主軸3の回転を回転砥石に伝達する。駆動伝達機構7は、主軸3の前後方向を中心とした回転を上下方向を中心とした回転に変換すると共にその回転を減速する。駆動伝達機構7は、上下方向の軸線回りに回転する工具軸8を有しており、その工具軸8の下端部に、回転砥石を取り付けるための工具取付部9を備えている。回転砥石は工具軸8と一体となって回転する。従って、回転砥石は、上下方向の軸線回りに回転する。
一方、モータ2の後側にはセンサー基板10が配置されている。該センサー基板10には、モータ2のロータ2aの回転を検出するための図示しないホール素子が取り付けられている。センサー基板10の後側に、後側の軸受け5が配置されている。
後側の軸受け5の後側には、回路ボックス11が配置されている。該回路ボックス11は、モータ2の中心線、即ち、主軸3の中心線よりも下側に配置されている。回路ボックス11は、前後方向に長い直方体形状である。即ち、回路ボックス11は、前後方向の寸法が左右方向の寸法及び上下方向の寸法に対して大きい。尚、回路ボックス11の左右方向の寸法は、回路ボックス11の上下方向の寸法よりも大きい。回路ボックス11の内部には、図示しない回路基板が配置される。回路基板は種々であってよく、またその数も任意である。本実施形態では、回路基板として、AC−DC変換基板と、スイッチング素子基板と、マイコン基板(制御基板)とを備えている。
回路ボックス11の上側にはスイッチ12が配置されている。該スイッチ12はモータ2を作動、停止させるためのON/OFF切替スイッチである。スイッチ12は、モータ2の中心線に対して左右何れかにオフセットして配置されている。スイッチ12は、それを切替操作するための操作部13を備えている。該操作部13は、後側に向けて延びている。操作部13は、例えば上下レバー式であって、上下に揺動する構成であり、例えば操作部13を上側に揺動させるとモータ2が作動し、逆に操作部13を下側に揺動させるとモータ2が停止する。但し、操作部13は左右揺動タイプであってもよい。スイッチ12の隣には電源コード14が配置されている。電源コード14は前後方向に延びている。スイッチ12と電源コード14は左右方向に並んで配置されていると共に、電源コード14はモータ2の中心線に対して左右方向にオフセットして配置されている。電源コード14のオフセットの方向はスイッチ12のオフセットの方向とは反対側である。
電動工具は、外装材としてのハウジングを備えており、モータ2等の主要部品はハウジングに収容されている。ハウジングは、本実施形態において前後方向に並んだ三つの部材を備えている。即ち、ハウジングは、前側から順に、ギヤケース21、モータケース22、テールカバー23という三つの部材から構成されている。ギヤケース21の後端部にモータケース22の前端部が接続され、モータケース22の後端部にテールカバー23の前端部が接続されている。本実施形態において、ギヤケース21の後部とモータケース22とテールカバー23がハウジングの胴部を構成している。
ギヤケース21は駆動伝達機構7を覆っている。ギヤケース21は中央部で略90度屈曲していて全体としてL字状であり、後方に開口する後方開口部と、下方に開口する下方開口部を有している。駆動伝達機構7の工具取付部9は、ギヤケース21の下方開口部から下方に突出している。ギヤケース21には排気側の通気口24が形成されている。ギヤケース21の通気口24は複数箇所に設けられていることが好ましく、特には、ギヤケース21の上部と下部にそれぞれ設けられていることが好ましい。ファン6によって前側に送られた空気がギヤケース21の通気口24からハウジングの外部へと排出される。従って、ギヤケース21の通気口24は排気口として機能する。尚、ギヤケース21が前側の軸受け4を保持している。主軸3は、モータケース22から前側に突出し、更に、前側の軸受け4を越えて前側に突出していてギヤケース21の内側まで延びている。ギヤケース21の後部は前後方向に延びる円筒状であって、その内側には雌ネジ部25が形成されており、ギヤケース21の後部の内側にモータケース22の前部がねじ込まれている。ギヤケース21の後部はモータ2の中心線と同軸である。
モータケース22は、前後方向に延びる円筒状であって、モータ2の中心線と同軸である。モータケース22の前部外周面には雄ネジ部26が形成されており、該雄ネジ部26がギヤケース21の雌ネジ部25と噛合している。尚、ギヤケース21の後部の下部には径方向外側から径方向内側に向けて横ネジ27がねじ込まれており、その横ネジ27の先端部がモータケース22の前部の外周面を押している。この横ネジ27の押圧力により、モータケース22とギヤケース21との間のねじの緩みが防止されている。
モータケース22の前部の内側にファン6が位置している。また、モータケース22の内側にモータ2が位置して、モータケース22の内周面に、モータ2のステータ2bが固定されている。モータケース22の後部の内側に円筒状の軸受け保持部28が形成されており、該軸受け保持部28に後側の軸受け5が保持されている。軸受け保持部28の外周面とモータケース22の後部の内周面は、十字状に配置された連結部29によって径方向に連結されている。図4、図5及び図6(a)のように、連結部29は合計四本設けられているが、周方向に隣り合う連結部29同士の間は空洞部30となっていて、その空洞部30によってモータケース22の内部空間とテールカバー23の内部空間が前後に連通している。
モータケース22の後端部の外周面は一段小径とされていて、その外周面には前後方向に延びる雄側のセレーション31が形成されている。該雄側のセレーション31は、モータケース22の後端部の外周面の全周に亘って形成されている。
テールカバー23の前端部がモータケース22の後端部の径方向外側に接続されている。テールカバー23の前端部は円筒状の円筒部40であって、該円筒部40は、モータ2の中心線と同軸であって且つモータケース22と同軸である。そのテールカバー23の円筒部40の内周面には雌側のセレーション32が形成されている。雌側のセレーション32は、テールカバー23の円筒部40の内周面の全周のうち一部の領域のみに形成されている。具体的には、図6のように、テールカバー23の円筒部40の内周面の全周のうち上部と下部にそれぞれ形成されている。但し、テールカバー23の円筒部40の内周面の全周に亘って雌側のセレーション32が形成されていてもよい。モータケース22の雄側のセレーション31とテールカバー23の雌側のセレーション32によって、モータケース22に対するテールカバー23の前後方向の軸線回りの向き、即ち位相を合わせることができる。モータケース22はギヤケース21に前後方向の軸線回りに螺合する構成であるため、ギヤケース21に対するモータケース22の向きを所定の向きに合わせることが困難である。そこで、モータケース22の雄側のセレーション31に対するテールカバー23の雌側のセレーション32の噛み合い位置を周方向に変更することで、組み立て時において、モータケース22の位相によらず、テールカバー23の上下の向きを常に所定の向きにセットすることができる。
テールカバー23は、その円筒部40のみが前後方向の軸線を有する円筒状となっており、テールカバー23の他の部分の断面形状は非円形となっている。テールカバー23の円筒部40の外周面の直径はモータケース22の外周面の直径と等しく、従って、テールカバー23の円筒部40の外周面はモータケース22の外周面と面一となっている。テールカバー23の主要部41における断面形状は、モータ2の中心線よりも上側半分の領域と下側半分の領域とで異なっている。テールカバー23の主要部41において、モータ2の中心線よりも上側半分の領域における断面形状は半円状であり、モータ2の中心線よりも下側半分の領域における断面形状は上側に開口したコの字状である。そして、テールカバー23の主要部41の底面部は、水平方向に延びる平坦面であって、その底面部の外面におけるモータ2の中心線からの距離は、テールカバー23の円筒部40の外周面の半径よりも大きい。従って、テールカバー23の主要部41の底面部の外面は、テールカバー23の円筒部40の外周面に対して、段差部42を介して、一段下側に位置している。即ち、テールカバー23の主要部41の底面部は、テールカバー23の円筒部40よりも径方向外側(下側)に膨出している。尚、段差部42は、前側から後側に向けて湾曲しつつ下側に延びている。
テールカバー23は後壁面43を有しており、上述したスイッチ12の操作部13はテールカバー23の後壁面43から後方に突出して延びており、電源コード14はテールカバー23の後壁面43を前後に貫通している。テールカバー23の後壁面43は、テールカバー23の後端部よりも前側に奥まった位置にあり、その後壁面43から後方に向けて袖壁44が延設されている。袖壁44は全周に亘って形成されており、スイッチ12の操作部13は、テールカバー23の袖壁44の内側に位置している。このようにスイッチ12の操作部13の周囲に袖壁44が形成されていることで、袖壁44がガード壁となってスイッチ12の操作部13への不用意な接触を防止する。
テールカバー23は上下二分割の構成であって、上側の半割部材である第一のカバー体45と下側の半割部材である第二のカバー体46から構成されている。第一のカバー体45は、テールカバー23の上側半分の領域を構成しており、そのテールカバー23の上側半分の領域はモータ2の中心線よりも上側の領域である。第二のカバー体46はテールカバー23の下側半分の領域を構成しており、そのテールカバー23の下側半分の領域はモータ2の中心線よりも下側の領域である。第一のカバー体45と第二のカバー体46はネジ47により一体化される。ネジ47は下側からねじ込まれる。尚、図6(b)のように第一のカバー体45の内面と第二のカバー体46の内面のそれぞれに雌側のセレーション32が形成されている。
テールカバー23に吸気側の通気口48が形成されている。通気口48は、複数形成されている。具体的には、通気口48は左右方向に長い細幅の形状ないしはスリット状であって、前後方向に間隔をあけながら複数並設されている。通気口48は、テールカバー23の主要部41の底面部に形成されている。従って、通気口48は段差部42よりも後側に位置している。テールカバー23の主要部41の底面部の内側には回路ボックス11が配置されているが、その回路ボックス11の下側に通気口48が位置している。上述のように、ファン6はハウジング内の空気を前側に送る。そのため、テールカバー23の通気口48から空気がテールカバー23の内部に流入する。従って、テールカバー23の通気口48は吸気口として機能する。
テールカバー23の通気口48の内側にフィルタ50が着脱可能に配置されている。フィルタ50は全ての通気口48を内側から覆っている。図7のように、フィルタ50は、通気口48が形成されているテールカバー23の部分の内面に接触するようにして配置されている。但し、通気口48が形成されているテールカバー23の部分の内面からフィルタ50を内側に若干離間して配置してもよい。また、回路ボックス11はフィルタ50の内側に所定の隙間を介して配置される。フィルタ50は、図8及び図9のように、薄い板状であって、長方形状に形成されており、その長辺方向(長手方向)が前後方向となるようにして配置される。フィルタ50の大きさは、全ての通気口48を内側から覆うことができる程度の大きさである。
フィルタ50は、ゴミ等の異物を遮断しつつ通気を確保するためのメッシュ状のフィルタ本体51と、該フィルタ本体51を保持するための保持枠52とから構成される。保持枠52は、複数の貫通孔が形成された板状であって、その貫通孔をフィルタ本体51が覆っており、フィルタ50がテールカバー23に取り付けられた状態において、保持枠52の貫通孔はテールカバー23の通気口48の内側に対応して位置する。フィルタ50は、その長手方向の一端部に摘み部53を有している。具体的には、フィルタ50の前端部に摘み部53が設けられている。該摘み部53は、保持枠52に設けられており、保持枠52の他の部分に比して厚肉に形成されている。フィルタ50がテールカバー23に装着された状態において、摘み部53はテールカバー23の外部に露出し、摘み部53以外の他の部分は全てテールカバー23の内側に位置する。摘み部53の外面には、摘みやすくするための凹部54が形成されている。該凹部54はフィルタ50の短辺方向(短手方向)に沿って長い形状である。また、摘み部53の内面には係合凸部55が形成されており、テールカバー23の外面には係合凹部49が形成されており、フィルタ50の装着状態において摘み部53の係合凸部55がテールカバー23の係合凹部49に係合する。但し、摘み部53に係合凹部を設けてテールカバー23に係合凸部を設けるようにしてもよい。
フィルタ50はテールカバー23に前後方向に沿ってスライドする。フィルタ50をテールカバー23にスライド装着する際にはフィルタ50を前側から後側に向けてスライドさせる。逆に、フィルタ50をテールカバー23から取り外す際にはフィルタ50を前側に向けてスライドさせる。図9のように、テールカバー23には、フィルタ50をテールカバー23の内側に差し込むための差し込み口60が形成されている。該差し込み口60は、テールカバー23の段差部42に形成されていて、前側に向けて開口している。また、テールカバー23には、差し込み口60から後側に向けてガイドレール61が形成されている。図4のように、ガイドレール61は、左右一対形成されていて、通気口48の内側の左右両側に位置している。ガイドレール61は前後方向に沿って水平に延びている。ガイドレール61は、左右方向に開口する溝状であって、断面視コの字状である。即ち、ガイドレール61は雌型であって、そこにフィルタ50の保持枠52の左右両側縁部がそれぞれ係合する。フィルタ50をテールカバー23の差し込み口60から後側に向けて差し込むと、フィルタ50の保持枠52の左右両側縁部がそれぞれ左右一対のガイドレール61に入り込む。そして、フィルタ50の保持枠52の左右両側縁部が左右一対のガイドレール61を摺動する。
以上のように構成された電動工具を使用する際には、片手もしくは両手で電動工具を把持して作業を行う。片手で電動工具を把持する場合には、例えば一方の手でモータケース22を把持する。両手で電動工具を把持する場合には、例えば一方の手でモータケース22を把持し、他方の手でテールカバー23を把持する。このように、モータケース22とテールカバー23は何れも把持部として機能する。特にモータケース22がメインの把持部として機能し、テールカバー23はサブの把持部として機能する。モータケース22はテールカバー23の前側に位置していると共に内部には重量物であるモータ2を収容しているので、モータケース22を把持することによって作業が容易になる。また、モータケース22は比較的小径の円筒状であるので把持しやすい。更に、テールカバー23には段差部42が形成されているので、その段差部42よりも前側の部分を把持したり、段差部42を前後に跨ぐように把持したりすると、段差部42に指を引っかけることができ、しっかりと把持することができる。
また、フィルタ50が着脱自在であるので、簡単にフィルタ50を取り外して清掃したり、交換したりすることができる。更に、フィルタ50がテールカバー23の内側に差し込まれる構成であるので、フィルタ50がテールカバー23によって外側から保護され、フィルタ50の破損を防止できる。また、通気口48の直ぐ内側に回路ボックス11が配置されているので、回路ボックス11を効率良く冷却できる。
また、フィルタ50を前側から後側に向けてスライドさせてハウジングに装着する構成であるため、仮にフィルタ50がハウジングから外れる場合であっても前側に向けて外れることになる。作業者は前側の回転砥石を見ながら作業を行っているため、後側には注意が行き届きにくい。従って、フィルタ50を後側に取り外す構成では、作業者はフィルタ50の外れを気にすることになり、作業に集中しにくくなる。それに対して、フィルタ50を前側に外す構成とすると、作業者は心理的に安心でき、作業に集中することができる。
また、段差部42にフィルタ50の摘み部53が露出しているので、段差部42の近傍を把持することでフィルタ50の摘み部53を指で触れながら作業を行うことができる。そのため、指でフィルタ50を後側に押すこともでき、フィルタ50の前側への抜け出しを指で防止することができる。従って、フィルタ50の外れを心配することなく安心して作業を行うことができる。
更に、フィルタ50をテールカバー23に装着すると、フィルタ50の摘み部53の係合凸部55がテールカバー23の係合凹部49に係合するので、フィルタ50がより一層抜け落ちにくくなる。また、係合凸部55が係合凹部49に係合したことが摘み部53を介して手の指先に伝わるので、フィルタ50が所定位置まで差し込まれたことを容易に把握できる。尚、フィルタ50がテールカバー23の所定部分に当接するまで後側に押し込めばよく、フィルタ50をテールカバー23の内側に差し込む構成であっても、所定位置まで容易にスライド装着できる。
一方、摘み部53が外側に露出しているので、そこを摘んで容易にフィルタ50を前側に引き出して取り外すことができる。その際、摘み部53の外面に凹部54が形成されているので、その凹部54に指先を引っかけるようにしてフィルタ50を容易に前側に引き出すことができる。しかも、摘み部53は段差部42から前側に突出した状態となっているので、フィルタ50を少し前側に引き出せば、摘み部53とモータケース22との間に隙間が形成されるので、その隙間を利用して摘み部53を上下に容易に摘むことができる。そして、摘み部53を摘んでフィルタ50を前側に容易に引っ張り出すことができる。
尚、図12のように、テールカバー23の主要部41を把持する場合の把持性向上を主な目的として、主要部41の底面部を左右方向に沿って円弧状に外面側に突出させた形状とした場合は、フィルタ50も左右方向に沿って円弧状に外面側に突出させた湾曲形状として形成することで、フィルタ50を主要部41の底面部に沿わせて装着することが容易となる。尚、このようにフィルタ50を予め左右方向に沿って円弧状に外面側に突出させた湾曲形状として形成するのではなく、フィルタ50の保持枠52を弾性変形可能に構成して、フィルタ50をテールカバー23に装着したときに湾曲するように構成してもよい。即ち、装着する前の通常の状態ではフィルタ50は湾曲しておらずにフラットな状態にあるが、フィルタ50をテールカバー23に装着することで、自動的に左右方向に沿って外面側が凸に湾曲するようにしてもよい。このようにフィルタ50を湾曲させると、ガイドレール61との間の摩擦力が増加するので、より一層フィルタ50が抜け落ちにくくなる。
また、上記実施形態では、ギヤケース21の内側にモータケース22をねじ込んで螺着させ、更に横ネジ27で両者を押圧固定していたが、図10及び図11のようにナット70で両者を固定するようにしてもよい。ナット70は予めモータケース22の雄ネジ部26に螺合しておき、ナット70をギヤケース21側に回転させることで、いわゆるダブルナット構造によりギヤケース21とモータケース22との間のネジの緩みを防止する。このようにナット70を用いてギヤケース21とモータケース22を固定する構成では、ギヤケース21に対してモータケース22を任意の角度に調整できる。即ち、モータケース22の前後方向の軸線回りの向きを所定の向きにセットしたうえでナット70によってその状態に固定することができる。そのため、モータケース22とテールカバー23との間にセレーション31,32を設けなくてもよい。
また、ハウジングがギヤケース21、モータケース22、テールカバー23という三つの部材から構成されていたが、一つの部材や二つの部材から構成されていてもよい。また、テールカバー23が上下二つ割りの構成であったが、左右二つ割りの構成としてもよい。ハウジングを全体として上下二つ割りの構成や左右二つ割りの構成としてもよい。
吸気側の通気口48の位置についても種々変更可能であって、ハウジングの底面に設ける他、側面に設けてもよいし、上面に設けてもよい。また、フィルタ50をハウジングの内側に差し込む構成としたが、ハウジングの外側にフィルタ50がスライド装着される構成であってもよい。即ち、ハウジングの内面ではなく外面にフィルタ50を前後方向に沿ってスライド自在に案内するためのガイドレール61を設けるようにしてもよい。
尚、上記記実施形態では、電源コード14付きの電動工具について説明したが、バッテリを備えた構成であってもよい。また、モータ2はブラシレスモータに限らずブラシ付きのものであってもよい。電動工具の種類についても任意であってグラインダには限られない。
2 モータ
2a ロータ
2b ステータ
3 主軸
4 前側の軸受け
5 後側の軸受け
6 ファン
7 駆動伝達機構
8 工具軸
9 工具取付部
10 センサー基板
11 回路ボックス
12 スイッチ
13 操作部
14 電源コード
21 ギヤケース(ハウジング)
22 モータケース(ハウジング)
23 テールカバー(ハウジング)
24 排気側の通気口
25 雌ネジ部
26 雄ネジ部
27 横ネジ
28 軸受け保持部
29 連結部
30 空洞部
31 雄側のセレーション
32 雌側のセレーション
40 円筒部
41 主要部
42 段差部
43 後壁面
44 袖壁
45 第一のカバー体
46 第二のカバー体
47 ネジ
48 吸気側の通気口
49 係合凹部
50 フィルタ
51 フィルタ本体
52 保持枠
53 摘み部
54 凹部
55 係合凸部
60 差し込み口
61 ガイドレール
70 ナット

Claims (3)

  1. ハウジングにモータが収容され、該モータにより駆動される作業工具が前部に配置され、ハウジングには通気口が設けられ、該通気口にフィルタが着脱自在に装着される電動工具であって、
    ハウジングにフィルタが前側から後側に向けてスライド装着されることを特徴とする電動工具。
  2. ハウジングは、通気口よりも前側の位置に差し込み口を備えており、該差し込み口からフィルタが通気口の内側に差し込まれる請求項1記載の電動工具。
  3. ハウジングは前後方向に延びる胴部を備え、該胴部は、前側に対して後側が外側となる段差部を備えており、該段差部よりも後側の位置に通気口が設けられ、段差部に差し込み口が前側に向けて開口している請求項2記載の電動工具。
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