JP2018074688A - ステータ連結装置、ステータの製造方法、モータ - Google Patents

ステータ連結装置、ステータの製造方法、モータ Download PDF

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Abstract

【課題】分割コアを簡易な方法で連結するステータ連結装置を提供する。【解決手段】中心軸が上下方向に延びる環状のコアバック部11aと、コアバック部の内周部から径方向内側に延びて周方向に間隔をあけて配置される複数のティース部と、を有するステータコアと、ティース部に巻かれるコイルと、を有し、周方向に分割されたコアバック部と、少なくとも1個のティース部と、を有する複数の分割コア部20が環状に組み合わされるステータの製造に使用するステータ連結装置110であって、分割コア部の外周部に吸着する吸着部と、吸着部に吸着された複数の分割コア部の配列状態を直線状または弧状に変更可能である連結部と、を有する。【選択図】図14

Description

本発明は、ステータ連結装置、ステータの製造方法、モータに関する。
従来、モータのステータとして、周方向に環状に並べられた複数の分割コア部を有するステータが広く知られている。複数の分割コア部を有するステータに係る技術が特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載された従来のモータのステータ構造の製造方法は、取付工程と、巻線工程と、組立工程と、を有する。取付工程では、複数の治具片が互いに相対的に回転可能である治具に複数のコアピース各々を取り付ける。巻線工程では、取付工程の後、コアピース各々にコイルを巻き回す。組立工程では、複数の治具片を回転させて複数のコアピース各々を環状に組み立てる。
また、特許文献1に記載された従来のステータ構造は、インシュレータがモータの回転軸に沿って延在した延在部を含む。そして、組立工程において、隣接する2つのコアピースを接続する渡り線を延在部の径方向外側に巻き掛けることで、渡り線のたるみを抑制している。
特開2014−75907号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来のステータ構造の製造方法は、渡り線が隣り合う2つのコアピースを接続して巻線されるステータ構造の製造方法を開示するが、この製造方法を、渡り線が隣り合わない2つのコアピースを接続して巻線されたステータ構造に適用すると、渡り線の処理が複雑になるため、コイルが巻き回し難くなることが懸念される。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、周方向に環状に並べられた複数の分割コア部を有するステータを、簡便な構成を用いて、ステータの製造工程の自動化が可能なステータ連結装置、ステータの製造方法、モータを提供することを目的とする。
本発明の例示的なステータ連結装置は、中心軸が上下方向に延びる環状のコアバック部と、前記コアバック部の内周部から径方向内側に延びて周方向に間隔をあけて配置される複数のティース部と、を有するステータコアと、前記ティース部に巻かれるコイルと、を有し、周方向に分割された前記コアバック部と、少なくとも1個の前記ティース部と、を有する複数の分割コア部が環状に組み合わされるステータの製造に使用するステータ連結装置であって、前記分割コア部の外周部に吸着する吸着部と、前記吸着部に吸着された複数の前記分割コア部の配列状態を直線状または弧状に変更可能である連結部と、を有する。
本発明の例示的なステータの製造方法は、上記ステータ連結装置を用いてステータを製造する。
本発明の例示的なモータは、上記ステータ連結装置を用いて製造された前記ステータを有する。
本発明の例示的なモータは、上記ステータの製造方法によって製造された前記ステータを有する。
本発明の例示的なステータ連結装置、ステータの製造方法、モータによれば、ステータ連結装置の吸着部が、分割コア部の外周部を吸着するので、渡り線の配線処理が容易になる。さらに、連結部が、複数の分割コア部の配列状態を直線状または弧状に変更することで、複数の分割コア部を、段階を追って環状のステータとして形成することができる。これにより、簡便な構成を用いて、渡り線の処理も含めたステータの製造工程の自動化が可能になる。
図1は、本発明の実施形態に係るモータの切断部横端面図である。 図2は、本発明の実施形態に係るモータのステータの斜視図である。 図3は、本発明の実施形態に係るステータの製造方法の一例を示すフローチャートである。 図4は、本発明の実施形態に係るステータの製造方法で用いる分割コア組を示す斜視図である。 図5は、本発明の実施形態に係るステータの製造方法で用いる複数組の分割コア組が用意された状態を示す説明図である。 図6は、本発明の実施形態に係るステータの製造方法において分割コア組を支持した状態を示す説明図である。 図7は、本発明の実施形態に係るステータの製造方法において分割コア組の一方の分割コア部を把持した状態を示す説明図である。 図8は、本発明の実施形態に係るステータの製造方法において分割コア組の分割コア部各々の分離が完了した状態を示す説明図である。 図9は、本発明の実施形態に係るステータの製造方法において複数組の分割コア組を直線状に配列した状態を示す説明図である。 図10は、本発明の実施形態に係るステータの製造方法において直線状に配列した複数組の分割コア組の斜視図である。 図11は、本発明の実施形態に係るステータ連結装置の正面図である。 図12は、本発明の実施形態に係るステータ連結装置を把持具で把持した状態を示す説明図である。 図13は、本発明の実施形態に係るステータ連結装置を複数の分割コア部に装着した状態を示す説明図である。 図14は、本発明の実施形態に係るステータの製造方法において直線状に配列した分割コア部の一方を弧状に配置した状態を示す説明図である。 図15は、本発明の実施形態に係るステータの製造方法において直線状に配列した分割コア部の他方を弧状に配置した状態を示す説明図である。 図16は、本発明の実施形態に係るステータの製造方法において分割コア部の弧状連結体を形成した状態を示す説明図である。 図17は、本発明の実施形態に係るステータの製造方法において分割コア部の環状連結体を形成した状態を示す説明図である。 図18は、本発明の実施形態に係るステータの製造方法において環状連結体を載置台に載置した状態を示す斜視図である。 図19は、本発明の実施形態に係るステータの製造方法において環状連結体を四方から保持した状態を示す平面図である。 図20は、本発明の実施形態に係るステータの製造方法において環状連結体に絶縁シートを挿入する工程を示す斜視図である。 図21は、本発明の実施形態に係るステータの製造方法において環状連結体からステータ連結装置を取り外す工程を示す切断部縦端面図である。 図22は、本発明の実施形態に係るステータの製造方法において環状連結体からステータ連結装置を取り外す工程を示す平面図である。 図23は、本発明の実施形態に係るステータの製造方法において外筒への環状連結体の挿入工程を示す切断部縦端面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本書では、モータの回転軸が延びる方向を単に「軸方向」と呼び、モータの回転軸を中心として回転軸と直交する方向を単に「径方向」と呼び、モータの回転軸を中心とする円弧に沿う方向を単に「周方向」と呼ぶ。また、本書では、説明の便宜上、軸方向を上下方向とし、図2の上下方向をモータの上下方向として各部の形状や位置関係を説明する。なお、この上下方向の定義がモータの使用時の向きを限定するものではない。また、本書では、軸方向に平行な端面図を「縦端面図」と呼び、軸方向と直交する端面図を「横端面図」と呼ぶ。また、本書で用いる「平行」、「垂直」は、厳密な意味で平行、垂直を表すものではなく、略平行、略垂直を含む。
<1.モータの構成>
本発明の例示的な実施形態に係るモータの概略構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るモータの切断部横端面図である。図2は、本発明の実施形態に係るモータのステータの斜視図である。
モータ1は、ステータ10と、ロータ2と、ベアリング(図示略)と、ハウジング3と、を有する。ステータ10は、中心軸CLの周りに配置される。ロータ2は、ステータ10の径方向内側に配置される。ベアリングは、ロータ2を回転可能に支持する。ハウジング3は、ステータ10、ロータ2、ベアリング等を収容する。モータ1で定義される中心軸CLは、回転軸と同じである。
ステータ10は、中心軸CLが軸方向(上下方向)に延びる環状である。ステータ10は、ステータコア11と、インシュレータ12と、コイル13と、絶縁シート14と、を有する。
ステータコア11は、複数枚の磁性鋼板を軸方向(上下方向)に積層して形成される。ステータコア11は、コアバック11aと、ティース11bと、を有する。コアバック11aは、中心軸CLが軸方向に延びる環状である。ティース11bは、コアバック11aの内周部から径方向内側に延びる。ティース11bは、複数が周方向に所定の間隔をあけて、並べて配置される。
インシュレータ12は、ティース11bの内周部を除く外面に設けられる。インシュレータ12は、ステータコア11とコイル13との間に配置される。インシュレータ12は、例えば合成樹脂材で構成される。コイル13は、インシュレータ12を介してティース11bの外周に導線が巻かれて形成される。絶縁シート14は、例えばアラミド紙やPET材等からなる短冊状の部材であり、隣接するコイル13の間に挿入される。絶縁シート14は、上端がコイル13の上面を覆うようにして折り曲げられ、コイル13の上面に引っ掛けられる。なお、図1、図2では、絶縁シート14の折り曲げ部分を引出線21が貫通する形態が図示されているが、絶縁シート14の折り曲げ部分が引出線21を避ける形態にすることもできる。
ステータ10は、周方向に環状に並べられた複数の分割コア部20を有する。複数の分割コア部20は、ステータ10に例えば12個備えられる。12個の分割コア部20は、周方向に環状に並べられて、環状のステータ10として形成される。分割コア部20は各々、弧状のコアバック11cと、1個のティース11bと、インシュレータ12aと、コイル13と、を有する。分割コア部20は、コアバック11cの外周面に、軸方向に延びる溝部11dを有する。
ステータ10は、複数の分割コア部20各々から延びる、例えば12本の引出線21を有する。引出線21は各々、コイル13から離隔する方向に、軸方向に沿って延びる。より詳細には、引出線21は各々、コイル13の軸方向外側(上側)で、回転軸に直交する所定の方向に折り曲げられて、さらに上方に向かって延びる。
ステータ10は、複数の分割コア部20各々のコイル13から延びる渡り線22を有する。1個の分割コア部20のコイル13から延びる渡り線22は、他の分割コア部20のコイル13に接続される。つまり、1個のティース11bに導線を巻いて1個のコイル13が形成され、そのコイル13の巻き終わりの導線を他のティース11bに巻いて他のコイル13が形成されるため、2個の分割コア部20の間に渡り線22が形成される。また、引出線21は、2個の分割コア部20における、一方のコイル13の巻き始めと他方のコイル13の巻き終わりによって2本有することになる。渡り線22は、例えば絶縁チューブ(図示略)で被覆される。
<2.ステータの製造方法>
続いて、ステータ10の製造方法について説明する。初めに、ステータ10の製造方法の概要に関して、図3を参照しながら説明する。図3は、本発明の実施形態に係るステータ10の製造方法の一例を示すフローチャートである。
ステータ10の組み立てが開始されると(図3のスタート)、ステップ#101において、複数組の分割コア組30を用意する工程が実行される。この工程では、一対の分割コア部20が、渡り線22を介して接続される分割コア組30が複数組用意される。分割コア組30は、2個の分割コア部20の一方の内周部と、他方の外周部と、を対向させた状態で、組み合わせた形態である(図4及び図5参照)。
ステップ#102では、分割コア部20を分離する工程が実行される。この工程では、分割コア組30の一対の分割コア部20各々を、互いのコイル13を接続する渡り線22を隔てて分離させる(図6〜図8参照)。
ステップ#103では、複数の分割コア部20を直線状に配列する工程が実行される。この工程では、複数組の分割コア組30の分割コア部20各々を、ステータ10の軸方向と交差する方向に互いに隣接させた状態にして、複数組の分割コア組30が配置される(図9及び図10参照)。
ステップ#104では、直線状に隣接して配列した分割コア部20を弧状に配列する工程が実行される。この工程では、ステータ10の軸方向と交差する方向に直線状に隣接して配列した複数の分割コア部20を、ステータ10の周方向に弧状に配列して、弧状に配列された複数の分割コア部20の組を渡り線22を隔てた2箇所で形成する(図13〜図15参照)。複数の分割コア部20の弧状配列には、ステータ連結装置110が用いられる。
ステップ#105では、分割コア部20の弧状連結体を形成する工程が実行される。この工程では、弧状に配列した複数の分割コア部20の組各々を、ステータ10の周方向に隣接させ、分割コア部20の弧状連結体40が形成される(図16参照)。このとき、渡り線20を屈曲させ、コイル13に沿わせる。
ステップ#106では、分割コア部20の環状連結体を形成する工程が実行される。この工程では、複数の弧状連結体40を周方向に隣接させ、分割コア部20の環状連結体50が形成される(図17参照)。
ステップ#107では、分割コア部20の環状連結体50に絶縁シートを挿入する工程が実行される。この工程では、絶縁シート14が、環状に配列された複数の分割コア部20の、周方向に隣接する分割コア部20の間に挿入される(図18〜図20参照)。
ステップ#108では、環状連結体50からステータ連結装置を取り外す工程が実行される。この工程では、環状に配列された複数の分割コア部20各々の外周部を支持するステータ連結装置110が、径方向外側に向かって、環状連結体50から取り外される。(図21及び図22参照)。
ステップ#109では、外筒の内側に、環状連結体50を挿入する工程が実行される。この工程では、挿入装置170を用いて、外筒15の下方から、環状連結体50が外筒15の内側に挿入される(図23参照)。
ステップ#110では、渡り線22を成形する工程が実行される。この工程では、載置台150を用いて、渡り線22を径方向外側に押すことで、渡り線22が成形される(図23参照)。
続いて、図3に示した本実施形態のステータ10の製造方法の、個々の工程に関して、図4〜図23を適宜用いて詳細に説明する。
<2−1.分割コア部の環状配列>
<2−1−1.複数組の分割コア組の用意工程>
図4は、本発明の実施形態に係るステータ10の製造方法で用いる分割コア組30を示す斜視図である。図5は、本発明の実施形態に係るステータ10の製造方法で用いる複数組の分割コア組30が用意された状態を示す説明図である。
図4に示す分割コア組30は、2個の分割コア部20の一方の内周部と、他方の外周部と、を対向させた状態で、組み合わせた形態である。引出線21及び渡り線22は各々、コイル13の軸方向の一方で延びる。
分割コア組30は、分割コア部20各々の間に挟まれた中間部材23を有する。中間部材23は、直方体形状で構成され、その内部に、矩形の貫通孔23aと、磁石(図示略)と、を有する。中間部材23は、その磁力によって、2個の分割コア部20の一方の内周面と、他方の外周面と、を対向させた状態で分割コア部20各々を磁気吸引して保持する。
ステータ10の製造工程では、複数組の分割コア組30が用意される。ステータ10が例えば12個の分割コア部20で構成される場合、図5に示す6組の分割コア組30が用意される。
複数の分割コア組30は、図5に示すパレット101に載せられて、製造ラインPに供給される。複数の分割コア組30は、軸方向と交差する方向に並べられて、パレット101に配置される。複数の分割コア組30は各々、分割コア部20の径方向をパレット101の上下方向と一致させて配置される。
なお、製造ラインPは、後の工程で用いられる構成要素として、作業エリア102と、第1把持部群103と、第2把持部群104と、を有する。
<2−1−2.分割コア部の分離工程>
図6は、本発明の実施形態に係るステータ10の製造方法において、分割コア組30を支持した状態を示す説明図である。図7は、本発明の実施形態に係るステータ10の製造方法において、分割コア組30の一方の分割コア部20を把持した状態を示す説明図である。図8は、本発明の実施形態に係るステータ10の製造方法において、分割コア組30の分割コア部20各々の分離が完了した状態を示す説明図である。
パレット101に載せられた複数組の分割コア組30は、図6に示す作業エリア102に配置される。複数組の分割コア組30の作業エリア102への配置には、第1把持部群103が用いられる。
第1把持部群103は、複数組の分割コア組30と同数の第1把持部103aを有する。第1把持部103aは、分割コア部20を把持するために下方に延びる一対の爪部を有する。複数の第1把持部103aは、分割コア部20の軸方向と交差する方向に並べられて、第1スライドガイド103bに支持される。第1スライドガイド103bは、複数の第1把持部103a各々を個別に、分割コア部20の軸方向と交差する方向に移動させることができる。
第1把持部群103は、全体的な分割コア部20の軸方向に沿った移動と、全体的な上下方向への移動とを可能にする移動機構103cを有する。移動機構103cは、第1把持部群103をパレット101及び作業エリア102の上方において移動させる。
複数の第1把持部103aには各々、分割コア部20の軸方向に沿って突出する突出部103dが設けられる。作業エリア102に配置された複数組の分割コア組30に対して、図6に示す複数の第1把持部103aの突出部103d各々が個別に、中間部材23の貫通孔23aに差し込まれる。これにより、突出部103dによって、分割コア組30が支持される。
パレット101の配置領域に対して、作業エリア102を隔てた領域に、第2把持部群104が設置される。
第2把持部群104は、複数組の分割コア組30と同数の第2把持部104aを有する。第2把持部104aは、分割コア部20を把持するために上方に延びる一対の爪部を有する。複数の第2把持部104aは、分割コア部20の軸方向と交差する方向に並べられて、第2スライドガイド104bに支持される。第2スライドガイド104bは、複数の第2把持部104a各々を個別に、分割コア部20の軸方向と交差する方向に移動させることができる。
第2把持部群104は、分割コア部20の軸方向と交差する方向に延びる回転軸104dを中心とした全体的な回転移動を可能にする移動機構104cを有する。移動機構104cは、複数の第2把持部104aが上方を向いた状態から下方を向いた状態まで、第2把持部群104を回転軸104d回りに回転移動させる。複数の第2把持部104aが下方を向いた状態まで第2把持部群104を回転移動させると、図7に示す複数の第2把持部104aは各々、作業エリア102に配置された複数組の分割コア組30と対向する。なお、図7では、第1把持部群103の描画を省略した。
図6に示す作業エリア102に配置された複数の分割コア組30に対して、複数の第1把持部103aの突出部103d各々が、個別に中間部材23及び下側の分割コア部20を、作業エリア102の作業台側に向けて押さえ付けながら、図7に示す第2把持部群104が回転移動する。回転移動した複数の第2把持部104aは各々個別に、分割コア組30のうち上側の分割コア部20を把持する。
第2把持部群104の回転移動を元に戻すと、図8に示す複数の第2把持部群104が各々個別に、分割コア組30のうち上側の分割コア部20を下側の分割コア部20に対して分離させる。なお、図8は、さらに第1把持部群103を用いて、下側の分割コア部20に対して中間部材23を分離させた状態を描画した。
すなわち、本実施形態のステータ10の製造方法では、上側の分割コア部20と下側の分割コア部20との分離は、第1把持部103aに設けられた突出部103dによって、中間部材23と下側の分割コア部20とを、作業エリア102の作業台側に向けて押さえ付けた状態にして、上側の分割コア部20を把持した第2把持部群104が回転移動することによって行われる。
分離後の下側の分割コア部30は、突出部103dに支持された状態で、パレット101側に移動して、パレット101に設けられた把持部(図略)に保持される。その後、突出部103dが中間部材23から外される。さらに、第1把持部103aの一対の爪部によって、中間部材23が把持されて、下側の分割コア部30から分離される。分離された下側の分割コア部30は、第1把持部103aの一対の爪部によって把持される。
また、第2把持部104で把持された下側の分割コア部30は、作業エリア102からパレット101へ移動される。このとき、下側の分割コア部30、上側の分割コア部30、及び渡り線22が略水平になるように高さ調整されて保持される。なお、分離された中間部材23は、次の分割コア組30の組立のために別パレット101に戻される。
この構成によれば、上側の分割コア部20を下側の分割コア部20に対して分離させるときに、中間部材23と下側の分割コア部20とを支持するための駆動機構を減らすことができる。これにより、製造ラインPのコストアップ、制御の複雑化を抑制することができる。
<2−1−3.分割コア部の直線状配列工程>
図9は、本発明の実施形態に係るステータ10の製造方法において、複数の分割コア組30を直線状に配列した状態を示す説明図である。図10は、本発明の実施形態に係るステータ10の製造方法において、直線状に配列した複数の分割コア組30の斜視図である。
図8に示す前工程において、分割コア組30から互いのコイル13を接続する渡り線22を隔てて分離された分割コア部20は各々、第1把持部103a或いは第2把持部104aに把持される。
続いて、図9に示す第1スライドガイド103b及び第2スライドガイド104bは、複数の第1把持部103a及び第2把持部104a各々を、同期させながら、ステータ10の軸方向と交差する方向に移動させる。隣接する3個の第1把持部103a及び第2把持部104aを、互いに接触する位置まで移動させることによって、3個の分割コア部20が直線状に隣接した配列となる。図9では、3個の分割コア組30の配列が、2セット形成される状態を示す。
これにより、渡り線22を隔てて分離された分割コア部20が、軸方向と交差する方向に互いに隣接され、直線状に配列される(図10参照)。直線状に配列された複数の分割コア部20の、渡り線22を隔てて分離された一方(図10の奥側)は外周面が下方を向き、他方(図10の手前側)は外周面が上方を向く。なお、図10は、図9の3個の分割コア組30の配列を明確にするための要部を拡大した図である。
すなわち、本実施形態のステータ10の製造方法では、分割コア部20を把持する第1把持部103a及び第2把持部104aをステータ10の軸方向と交差する方向に移動させることで、複数の分割コア組30をステータ10の軸方向と交差する方向に互いに隣接させる。この構成によれば、複数の分割コア部20を容易に隣接させて直線状に配列させることができる。
なお、第1把持部103a及び第2把持部104aは、一対の爪部が分割コア部20を挟むように把持する機構を例示しているが、例えば、磁気的に吸着する機構にすることもできる。また、第1把持部の103aの突出部103dは、中間部材23の貫通孔23aに差し込む機構を例示しているが、例えば、一対の爪部で挟む機構、または磁気的に吸着する機構に変更することもできる。
<2−1−4.分割コア部の弧状配列工程>
図11は、本発明の実施形態に係るステータ連結装置110を示す正面図である。図12は、本発明の実施形態に係るステータ連結装置110を把持具130で把持した状態を示す説明図である。図13は、本発明の実施形態に係るステータ連結装置110を複数の分割コア部20に装着した状態を示す説明図である。図14は、本発明の実施形態に係るステータ10の製造方法において、直線状に配列した分割コア部20の一方を弧状に配置した状態を示す説明図である。図15は、本発明の実施形態に係るステータ10の製造方法において、直線状に配列した分割コア部20の他方を弧状に配置した状態を示す説明図である。
軸方向と交差する方向に、互いに直線状に隣接して配列された複数の分割コア部20は、弧状に配列されるにあたって、図11に示すステータ連結装置110に装着されて支持される。図9に示す前工程において、3個の分割コア部20の直線状配列が完了した後、図13に示すように、ステータ連結装置110が把持具130と共に、第1把持部103aの下方に、所定の移動手段(図示略)によって配置され、一方の3個の分割コア部20を下方から保持する。他方の3個の分割コア部20においては、別のステータ連結装置110(図示略)が、第2把持部104aの上方に、所定の移動手段(図示略)によって配置され、他方の3個の分割コア部20を上方から保持する。なお以下、ステータ連結装置110の説明で用いる「軸方向」もモータ(ステータ10)の軸方向と同じである。例えば、図11における紙面に垂直な方向が軸方向であり、図11における左右方向が軸方向と交差する方向であり、図11における上下方向が径方向である。
ステータ連結装置110は、複数の支持体111を有する。ステータ連結装置110は、例えば3個の支持体111を有する。ステータ連結装置110は、3個の支持体111が、軸方向と交差する方向に並べて連結されて構成される。3個の支持体111は各々、軸方向と交差する方向に隣接する3個の分割コア部20各々を個別に支持する。なお、ステータ連結装置110は、2個、或いは4個以上の支持体111を有することにしても良い。
支持体111は、略円弧状であって、径方向内側(図11における上側)に、突起部111aと、吸着部111bと、を有する。支持体111の厚みは、ステータ10の軸方向長さよりも十分に小さい。突起部111aは、分割コア部20の外周面に設けられた溝部11dに挿入可能な形状、大きさを有する。吸着部111bは、分割コア部20の外周部を吸着する。吸着部111bは、永久磁石を有し、磁気により分割コア部20の外側部を吸着する。支持体111は、突起部111aを分割コア部20の溝部11dに挿入し、且つ吸着部111bの磁気によって吸着された分割コア部20を支持する。これにより、ステータ連結装置110において、分割コア部20の着脱が容易になる。なお、吸着部111bは、永久磁石に変えて、例えば電磁石またはエア吸引機構を用いることができる。
ステータ連結装置110は、連結部112を有する。連結部112は、連結部材113と、連結軸114と、保持機構120と、を有する。
連結部材113は、板形状であり、隣接する2個の支持体111を跨ぎ、且つその隣接する2個の支持体111の軸方向の両側に対して2枚設けられる。隣接する2個の支持体111の両側に設けられる2枚の連結部材113は、一方の支持体111と他方の支持体111に各々、連結軸114a、114bが貫通して、各々の支持体111と連結される。支持体111及び連結部材113は、連結軸114a、114bの周りを回転可能に連結される。
より詳細には、図11における左側の支持体111は、図11における中央の支持体111に設けられた連結軸114aの周りを、連結部材113を介して回転可能である。その中央の支持体111は、図11における右側の支持体111に設けられた連結軸114aを中心にして回転可能である。図11における左側の支持体111に設けられた連結軸114bは、これを中心にして、左側の支持体111と、連結部材113を介して中央の支持体111と、各々回転可能とする。図11における中央の支持体111に設けられた連結軸114bは、これを中心にして、中央の支持体111と、連結部材113を介して右側の支持体111と、を各々回転可能とする。これにより、連結部112を構成する連結部材113及び連結軸114は、各支持体111の互いの配列状態を、直線状または弧状に変更可能とする。
また、各支持体111に分割コア部20を吸着することで、連結部112は、吸着部111bに吸着された3個の分割コア部20の配列状態を変更可能とする。
保持機構120は、連結軸114aの軸線に対して径方向外側に離隔した箇所に配置される。保持機構120は、ボールプランジャ121と、溝部122と、を有する。ボールプランジャ121は、支持体111の外周部から周方向に突出して延びる部位に設けられる。
溝部122は、支持体111の外周部において、ボールプランジャ121が設けられた部位に対して周方向の反対側に、連結軸114の軸線回りに30°の角度を隔てて2箇所に設けられる。ボールプランジャ121は、連結軸114の中心軸に向かって延びる軸線に沿って、先端のボールを付勢する向きで配置される。ボールプランジャ121は、先端のボールが2箇所の溝部122の間の外周面を転動可能であり、且つ溝部122に入り込むと転動が規制される。
隣り合う支持体111に関して、一方の支持体111を他方の支持体111に対して連結軸114の軸線回りに回転させると、ボールプランジャ121が2箇所の溝部122の間に対向するとき、隣り合う支持体111は回転可能となる。一方、ボールプランジャ121がいずれかの溝部122に対向し、ボールが溝部122に入り込むとき、隣り合う支持体111は回転不能となる。ボールが一方の溝部122に入り込んだ状態で、そのボールが他方の溝部122側に向かう方向に、支持体111が回転すると、ボールには連結軸114から離れる方向の押圧力が作用する。その押圧力が、ボールプランジャ121のボールに対する、連結軸114に向く方向の付勢力よりも大きくなると、ボールは、溝部122からはみ出て、隣り合う支持体111の間において転動可能となる。
これにより、連結部112は、吸着部112bに吸着された3個の分割コア部20の配列状態を、直線状または弧状に変更可能である。そして、保持機構120によって、2箇所の溝部122で定義される、所定の直線状及び弧状の配列状態を位置決めして保持することができる。
なお、隣り合う支持体111同士の回転規制は、保持機構120によって行われるが、支持体111同士が接触することでも行われる。すなわち、図11に示すように、互いに直線状に配列された支持体111の周方向の両端を、ステータ1の中心軸CLから離れる方向に回転させようとした場合、隣り合う支持体111同士が、径方向に対向する第1規制面111cと第2規制面111dとで接触する。これにより、それ以上の回転が規制される。一方、図14に示すように、互いに弧状に配列された支持体111の周方向の両端を、ステータ1の中心軸CLに近づける方向に回転させようとした場合、隣り合う支持体111同士が、周方向に対向する第3規制面111eと第4規制面111fとで接触する。これにより、それ以上の回転が規制される。
ステータ連結装置110は、吸着部112bが分割コア部20の外周部を吸着するので、後述する工程において、渡り線22の配線処理が容易になる。さらに、連結部112が、複数の分割コア部20の配列状態を直線状または弧状に変更することで、後述の通り、複数の分割コア部20を、段階を追って環状のステータ10として形成することができる。これにより、簡便な構成を用いて、渡り線22の処理も含めたステータ10の製造工程の自動化が可能になる。
保持機構120は、3個の分割コア部20を、所定の直線状の配列状態と、所定の弧状の配列状態と、の2つの状態のいずれかで保持する。これにより、所定の直線状の配列状態と、所定の弧状の配列状態との間で、3個の分割コア部20の配列状態を容易に変更することができる。
なお、上記連結部112は、保持機構120の2箇所の溝部122を用いて、3個の分割コア部20の配列状態を直線状または弧状に段階的に変更するが、連続的に変更することにしても良い。この場合の保持機構は、例えば、上述した第1、第2規制面111c、111d同士、及び、第3、第4規制面111e、111f同士が接触する構成、或いは磁石を埋設して磁気吸引する機構等を適用することができる。
ステータ連結装置110は、図12に示す把持具130で把持される。把持具130は、爪部131及び突出し棒132を有する。
把持具130は、例えば3個の爪部131を有する。3個の爪部131は、軸方向と交差する方向に並べて設けられる。3個の爪部131は各々、軸方向と交差する方向に隣接する3個の分割コア部20各々を個別に把持する。図12は、当該工程において、把持具130が、直線状に配列されたステータ連結装置110を把持する状態を示す。
突出し棒132は、3個並んだ爪部131のうち両端の爪部131に設けられる。突出し棒132は、爪部131で把持した支持体111に対して接触、または退避する方向に移動が可能である。図12に示すように、把持具130によって直線状に配列されたステータ連結装置110において、突出し棒132が、爪部131で把持した両端の支持体111に接触し、さらにそれら支持体111を押すことで、中央の分割コア部20に対して両端の分割コア部20が持ち上がる。中央の支持体111に対して両端の支持体111は、各々の連結軸114の軸線回りに移動し、3個の支持体111は次第に配列が弧状に変更される。これにより、図14に示すように、3個の分割コア部20が弧状に配列される。突出し棒132の上限及び保持機構120の溝部122の配置は、弧状に配列された3個の分割コア部20の曲率がステータ1の曲率に一致するように設定される。
次に、製造ラインPにおいて、3個の分割コア組30とステータ連結装置110の構成について説明する。
渡り線22を隔てて分離され、直線状に配列された3個の分割コア部20の組のうち外周面が下方を向く組は、図13に示す把持具130に把持されたステータ連結装置110に下方から支持される。直線状に配列された3個の分割コア部20の組のうち外周面が上方を向く組は、引き続き第2把持部群104に把持される。
図14に示す把持具130は、爪部131で把持した分割コア部20を突出し棒132で押し上げることで、ステータ連結装置110を弧状形態に変形させる。すなわち、把持具130は、直線状に配列された3個の分割コア部20のうち、周方向両端部の分割コア部20の位置と、周方向中央部の分割コア部20の位置と、を相対的に変更する。これにより、把持具130は、直線状に配列させた3個の分割コア部20を、弧状に配列する。この構成によれば、ステータ連結装置110の直線状形態から弧状形態への変形を迅速に行うことができ、ステータ10の製造の高速化を図ることが可能になる。
ところで、ステータ10は、12個の分割コア部20各々のコアバック11c同士が接触して環状に配列されるが、ステータ連結装置110が弧状形態であるとき、隣り合う分割コア部20同士は、互いのコアバック11aが非接触となるように所定の間隔が空けられる。なお、その所定の間隔は、微小隙間となるため、図示を省略する。このとき、隣り合うコイル13同士の間も、幾分大きめの間隔が空く。このように、周方向に隣り合う分割コア部20の間に所定の間隔を空けることで、後述する絶縁シート14を、隣り合うコイル13の間に容易に挿入することができる。
図15に示す第2把持部群104は、軸方向と交差する方向に3個並んだ第2把持部104aのうち両端の第2把持部104aは、分割コア部20に対して接近または退避する方向に移動が可能である。ステータ連結装置110に保持された3個の分割コア部20のうち両端の分割コア部20は、把持された第2把持部群104が退避する方向に移動することによって、隣接する複数の分割コア部20の配列が直線状から弧状に変更される。
<2−1−5.弧状連結体の形成工程>
図16は、本発明の実施形態に係るステータ10の製造方法において分割コア部20の弧状連結体40を形成した状態を示す説明図である。
先の工程で、第1、第2把持部群103、104が、各々ステータ連結装置110を介して、弧状に配列された3個の分割コア組30の組を把持した状態を保っている。その後、図16に示す多関節アーム140は、3個の分割コア組30のうち、外周面が上方を向く3個の分割コア部20に対応するステータ連結装置110を把持し、第2把持部群104から離脱させる。多関節アーム140は、ステータ連結装置110を、弧状形態を維持したまま、外周面が下方を向く3個の分割コア部20側へ移動する。
このとき、多関節アーム140は、把持したステータ連結装置110を、把持具130で把持された、他方のステータ連結装置110と同じ向きになるように反転させて、この他方のステータ連結装置110の周方向端部に連結させる。これにより、3個の分割コア組30を構成する6個の分割コア部20は、各々を支持するステータ連結装置110同士が連結されることで周方向に並べられる。
またこのとき、先の工程で、3個の分割コア組30各々の一方の分割コア部20を、連ねて並べた順番に対して、当該工程において、続けて他方の分割コア部20を、同じ順に連ねて並べて配列する。これにより、6個の分割コア部20から成る弧状連結体40が形成される。この構成によれば、ステータ連結装置110によって、個々の分割コア部20の位置関係を維持したまま、複数の分割コア部20を規則正しく並べることができる。
またこのとき、渡り線22は、一定のテンションがかかって略平行に並んでいる。多関節アーム140を駆動させ、一方のステータ連結装置110が反転して弧状に並ぶと、それら渡り線22は交差しつつ、弧状に並ぶ6個の分割コア部20の上方を通る。渡り線22が、弧状に並ぶ6個の分割コア部20の上方を通る構成は、ステータ1として組上がった状態で図示すると図2のようになる。これにより、分割コア部20の弧状連結体40が形成される。弧状連結体40は、半円状に形成される。
分割コア部20の弧状連結体40の形成に多関節アーム140を用いると、弧状に配置された複数の分割コア部20の組を所望の位置、姿勢に自由に変更することができる。これにより、複数の分割コア部20の組は、渡り線22に過負荷をかけたり、一定のテンションが不足したりすることなく、所定の位置に配置され、弧状連結体40が形成される。
<2−1−6.環状連結体の形成工程>
図17は、本発明の実施形態に係るステータ10の製造方法において分割コア部20の環状連結体50を形成した状態を示す説明図である。
先の工程で組み立てられた6個の分割コア部20から成る弧状連結体40(以下、第1弧状連結体40aと呼ぶ)は、互いのステータ連結装置110が連結された後、多関節アーム140が解除される。同様に、別エリアで組み立てられた弧状連結体40(以下、第2弧状連結体40bと呼ぶ)が、図17に示す多関節アーム140で把持される。さらに、多関節アーム140は、半円状に形成された第1、第2弧状連結体40a、40bを周方向に隣接させて、図17に示す12個の分割コア部20が環状に配列された環状連結体50を形成する。
第1、第2弧状連結体40a、40bは、各々を支持するステータ連結装置110同士が連結されることで、環状形態が維持される。すなわち、当該工程では、弧状に配列された3個の分割コア部20が、4組組み合わされて、環状に配列される。これにより、環状に配列された12個の分割コア部20から成る環状連結体50を容易に形成することが可能である。
分割コア部20の環状連結体50の形成に多関節アーム140を用いると、弧状連結体40を所望の位置、姿勢に自由に変更することができる。これにより、複数の分割コア部20の組は、渡り線22に過負荷をかけたり、一定のテンションが不足したりすることなく、所定の位置に配置され、環状連結体50が形成される。
<2−2.絶縁シートの挿入工程>
続いて、分割コア部20の環状連結体50に絶縁シートを挿入する工程について、図18〜図20を用いて説明する。図18は、本発明の実施形態に係るステータ10の製造方法において、環状連結体50を載置台150に載置した状態を示す斜視図である。図19は、本発明の実施形態に係るステータ10の製造方法において、環状連結体50を四方から保持した状態を示す平面図である。図20は、本発明の実施形態に係るステータ10の製造方法において、環状連結体50に絶縁シート14を挿入する工程を示す斜視図である。
なお、環状連結体50は、ステータ連結装置110によって支持されているため、隣り合う分割コア部20同士の間に、互いのコアバック11cが非接触となる所定の間隔が空いている。しなしながら、その間隔は微小であるため、図示を省略する。
環状連結体50に絶縁シート14を挿入するにあたって、分割コア部20の環状連結体50として形成されたステータ10は、軸方向が上下方向に沿う状態で、図18に示す環状の載置台150の上に載置される。なおこのとき、図18では図示しない引出線21及び渡り線22が、環状連結体50の下方に位置する。
そして、本実施形態のステータ10の製造方法は、ステータ連結装置110で支持された環状連結体50の外周部を、周方向に沿って並べられた複数の保持部材151で保持する工程を含む。この構成によれば、環状連結体50の変形を抑制して保持し、後に続く絶縁シート14(図20参照)の挿入、外筒15(図23参照)への挿入に備えることができる。
複数の保持部材151は、例えば図19に示す環状連結体50の外周部に、周方向に90°の等角度間隔で配置された4個で構成される。1つの保持部材151は、ステータ連結装置110を挟んで軸方向に一対の保持部を有する。保持部材151は、径方向外側から径方向内側に向かって移動し、ステータ連結装置110を避けて環状連結体50を四方から保持する。そして、本実施形態のステータ10の製造方法は、図20に示す環状に配列された複数の分割コア部20における隣接するコイル13の間に絶縁シート14を挿入する工程を含む。この構成によれば、隣接するコイル13同士の間で、絶縁性を高めることができる。
絶縁シート14は、平面視矩形である。絶縁シート14は、例えば挿入装置(図示略)を用いて、12枚が周方向に等角度間隔で並べて配置される。続いて、絶縁シート14は、挿入装置を用いて、環状に配列された複数の分割コア部20における隣接するコイル13同士の間に挿入される。このとき、ステータ連結装置110によって、隣接する分割コア部20の間に所定の間隔が空いているため、絶縁シート14を容易に挿入できる。
<2−3.ステータ連結装置の取り外し工程>
続いて、環状連結体50からステータ連結装置110を取り外す工程について、図21及び図22を用いて説明する。図21は、本発明の実施形態に係るステータ10の製造方法において、環状連結体50からステータ連結装置110を取り外す工程を示す切断部縦端面図である。図22は、本発明の実施形態に係るステータ10の製造方法において、環状連結体50からステータ連結装置110を取り外す工程を示す平面図である。
環状連結体50に絶縁シート14が挿入された後、ステータ連結装置110が環状連結体50から取り外される。ステータ連結装置110を環状連結体50から取り外すために、例えば図21に示す除去装置160が用いられる。
除去装置160は、例えば環状連結体50の外周部に、周方向に90°の等角度間隔で配置された4個で構成される。4個の除去装置160は、周方向に隣り合う4個の保持部材151(図22参照)の間に配置される。除去装置160は、載置台150に載置された環状連結体50に対して軸方向(上下方向)及び径方向に移動可能である。
図21に示す除去装置160は、くさび部材161と、支持部材162と、を有する。
くさび部材161は、環状連結体50の軸方向の下向きに延びる棒状である。くさび部材161は、軸方向下向きに延びるその先端部が径方向に鋭角に傾斜する。支持部材162は、くさび部材161の径方向外側に配置される。
支持部材162は、くさび部材161とほぼ同じ長さで、環状連結体50の軸方向の下向きに延びる棒状である。支持部材162は、軸方向下向きに延びるその先端部が環状連結体50の径方向内側に向かって湾曲する。支持部材162は、径方向内側に凹部162aを有する。凹部162aは、ステータ連結装置110を収容可能な形状、大きさを有する。支持部材162は、径方向に移動可能であり、くさび部材161に対して接近、離隔する。
環状連結体50への絶縁シート14の挿入後、除去装置160が、環状連結体50の上方に移動する。除去装置160は、支持部材162がくさび部材161に対して離隔した状態にされる。続いて、除去装置160は下方向に移動し、くさび部材161の先端を、分割コア部20の外周面とステータ連結装置110との間に挿入する。くさび部材161の先端が鋭角に傾斜するので、支持体111に設けられた吸着部111b(磁石)の作用で支持された分割コア部20が、ステータ連結装置110から離隔する。続いて、除去装置160は、支持部材162をくさび部材161に接近させ、くさび部材161と支持部材162とによってステータ連結装置110が挟持され、取り外される。なお、環状連結体50は、ステータ連結装置110によって支持されないが、複数の保持部材151によって支持されるため、環状形態が崩れることはない。
図22に示すステータ連結装置110は、周方向に隣り合う2個の保持部材151の間を通して、径方向外側に向かって、環状に配列された複数の分割コア部20(環状連結体50)から取り外される。この構成によれば、環状に配列された複数の分割コア部20の外周部を四方から保持部材151で保持した状態で、ステータ連結装置110を取り外すことが可能である。
<2−4.外筒への環状連結体の挿入工程>
続いて、外筒の内側に、環状連結体50を挿入する工程について、図23を用いて説明する。図23は、本発明の実施形態に係るステータ10の製造方法において、外筒15への環状連結体50の挿入工程を示す切断部縦端面図である。
外筒15の内側への環状連結体50の挿入には、例えば図23に示す挿入装置170が用いられる。挿入装置170は、載置台150に載置された環状連結体50に対して軸方向(上下方向)及び径方向に移動可能である。
挿入装置170は、挿入部材171と、支持部材172と、を有する。
挿入部材171は、例えば2個設けられ、環状連結体50の径方向中心部に配置される。2個の挿入部材171は、環状連結体50の、上下方向に延びる軸線を中心として、径方向に対称となる位置に配置される。挿入部材171は、環状連結体50の軸方向の下向きに延びる棒状である。挿入部材171は、軸方向下向きに延びるその先端部に、爪部171aを有する。爪部171aは、径方向外側に向かって突出する。
挿入部材171は、径方向に移動可能であり、2個の挿入部材171が軸中心を挟んで接近、離隔する。挿入部材171は、軸方向に移動可能である。挿入部材171は、2個の挿入部材171を径方向に接近させることで、環状連結体50及び載置台150の径方向内側を通過することができる。同様に、2個の挿入部材171を径方向に離隔させると、爪部171aの径方向外側の先端が、環状連結体50の内周面よりも径方向外側に位置する。
支持部材172は、環状連結体50の軸方向の下向きに延びる。支持部材172は、径方向に移動可能である。支持部材172は、外筒15の径方向内側において、外筒15の内周面に対して接近、離隔する。支持部材172は、外筒15の径方向内側から外筒15の内周面に接触し、外筒15を支持する。
環状連結体50からステータ連結装置110が取り去られた後、複数の保持部材151に保持された状態の環状連結体50の上方に、挿入装置170が移動する。支持部材172は、外筒15を支持した状態で、環状連結体15の上面に接触される。このとき、外筒15は、環状連結体50の直上に同軸となるように配置される。続いて、2個の挿入部材171が、互いに径方向に接近され、下方向に移動されて、上方から外筒15、環状連結体50、載置台150の順に各々の径方向中心部に挿入される。爪部171aは、載置台150の下方に到達する。
続いて、挿入部材171が、径方向外側に離隔する。これにより、爪部171aが載置台150の底部に引っ掛かる(図23参照)。続いて、挿入部材171を上方に移動させると、載置台150を介して環状連結体50が上方に移動し、外筒15の内部に環状連結体50が挿入される。このとき、保持部材15は、環状連結体50に対する押圧力が、環状連結体50の配列状態が崩れない程度に弱められるため、環状連結体50に移動を許容する。外筒15が環状連結体50に挿入されると、隣り合う分割コア部20の間の間隔が詰まり、互いのコアバック11cが接触する。この構成によれば、環状に配列された複数の分割コア部20(環状連結体50)を破損することなく、比較的大きな力を利用して外筒15の内側に環状に配列された複数の分割コア部20を挿入することが可能である。
<2−5.渡り線の成形工程>
続いて、渡り線22を成形する工程について、図23を用いて説明する。
図23に示す載置台150は、筒状部材152と、揺動部材153と、を有する。筒状部材152及び揺動部材153は、軸方向に関して、載置台150に載置された環状連結体50に対向する。
筒状部材152は、環状に構成され、載置台150の内周面に隣接して配置される。筒状部材152は、軸方向に延びる穴部152aを有する。先の工程で、載置台150の上に環状連結体50が載置されると、引出線21が穴部152aに挿入されて下方に向かって延びる。
揺動部材153は、例えば2個設けられ、筒状部材152の径方向内側に配置される。2個の揺動部材153は、環状の載置台150の、上下方向に延びる軸線を中心として、径方向に対称となる位置に配置される。揺動部材153は、径方向に移動可能であり、2個の揺動部材153が軸中心を挟んで接近、離隔する。
揺動部材153は、その上部に、壁部153aと、溝部153bと、を有する。壁部153aは、揺動部材153の内周部の上縁に設けられる。壁部153aは、上側に向かって、環状連結体50に近接する領域まで延びる。溝部153bは、壁部153aの径方向外側に設けられる。溝部153bは、下側に向かって窪み、環状連結体50の渡り線22を収容可能な形状、大きさを有する。
揺動部材153は、挿入装置170の挿入部材171の径方向外側への変位に連動して、径方向外側に変位する。このとき、揺動部材153は、溝部153bに収容された渡り線22を、壁部153aを介して径方向外側に押す。この構成によれば、環状に配列された複数の分割コア部20(環状連結体50)の、外筒15の内側への挿入と同時に、揺動部材153で渡り線22を径方向外側に押すことで、渡り線22を成形することが可能である。
<3.その他>
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、ステータ連結装置、ステータの製造方法、モータにおいて利用可能である。
1・・・モータ、2・・・ロータ、3・・・ハウジング、10・・・ステータ、11・・・ステータコア、11a・・・コアバック、11b・・・ティース、11c・・・コアバック、11d・・・溝部、12・・・インシュレータ、13・・・コイル、14・・・絶縁シート、15・・・外筒、20・・・分割コア部、21・・・引出線、22・・・渡り線、23・・・中間部材、23a・・・貫通孔、30・・・分割コア組、40・・・弧状連結体、50・・・環状連結体、101・・・パレット、102・・・作業エリア、103・・・第1把持部群、103a・・・第1把持部、103b・・・第1スライドガイド、103c・・・移動機構、103d・・・突出部、104・・・第2把持部群、104a・・・第2把持部、104b・・・第2スライドガイド、104c・・・移動機構、104d・・・回転軸、110・・・ステータ連結装置、111・・・支持体、111a・・・突起部、111b・・・吸着部、111c・・・第1規制面、111d・・・第2規制面、111e・・・第3規制面、111f・・・第4規制面、112・・・連結板、113・・・連結軸、120・・・位置決め部、121・・・ボールプランジャ、122・・・溝部、130・・・把持具、131・・・爪部、132・・・突出し棒、140・・・多関節アーム、150・・・載置台、151・・・保持部材、152・・・筒状部材、152a・・・穴部、153・・・揺動部材、153a・・・壁部、153b・・・溝部、160・・・除去装置、161・・・くさび部材、162・・・支持部材、162a・・・凹部、170・・・挿入装置、171・・・挿入部材、171a・・・爪部、172・・・支持部材、CL・・・中心軸

Claims (15)

  1. 中心軸が上下方向に延びる環状のコアバック部と、前記コアバック部の内周部から径方向内側に延びて周方向に間隔をあけて配置される複数のティース部と、を有するステータコアと、
    前記ティース部に巻かれるコイルと、
    を有し、
    周方向に分割された前記コアバック部と、少なくとも1個の前記ティース部と、を有する複数の分割コア部が環状に組み合わされるステータの製造に使用するステータ連結装置であって、
    前記分割コア部の外周部に吸着する吸着部と、
    前記吸着部に吸着された複数の前記分割コア部の配列状態を直線状または弧状に変更可能である連結部と、
    を有するステータ連結装置。
  2. 前記吸着部は、磁気により前記分割コア部の外周部に吸着することを特徴とする請求項1に記載のステータ連結装置。
  3. 前記連結部は、複数の前記分割コア部を、直線状の配列状態と、弧状の配列状態と、の2つの状態のいずれかで保持する保持機構を有する請求項1または請求項2に記載のステータ連結装置。
  4. 前記連結部は、周方向に隣り合う前記分割コア部の間に所定の間隔を設けて、複数の前記分割コア部を弧状の配列状態にする請求項1から請求項3のいずれかに記載のステータ連結装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のステータ連結装置を用いてステータを製造するステータの製造方法。
  6. 一対の前記分割コア部が、渡り線を介して接続される分割コア組を複数組用意する工程と、
    複数の前記分割コア組各々の前記分割コア部を、前記ステータ連結装置を用いて直線状に配列させて支持する工程と、
    直線状に配列させた複数の前記分割コア組の前記分割コア部を、弧状に配列する工程と、
    複数の前記分割コア組各々の一方の前記分割コア部を、順に連ねて並べ、続けて他方の前記分割コア部を、同じ順に連ねて並べて配列する工程と、
    を含む請求項5に記載のステータの製造方法。
  7. 直線状に配列され、前記ステータ連結装置で支持された複数の前記分割コア部を把持する工程と、
    直線状に配列された複数の前記分割コア部のうち、周方向両端部の前記分割コア部の位置と、周方向中央部の前記分割コア部の位置と、を相対的に変更し、直線状に配列させた複数の前記分割コア部を、弧状に配列する工程と、
    を含む請求項6に記載のステータの製造方法。
  8. 弧状に配列された複数の前記分割コア部を、複数組み合わせて環状に配列する工程を含む請求項6または請求項7に記載のステータの製造方法。
  9. 前記ステータ連結装置で支持された状態の、環状に配列された複数の前記分割コア部の外周部が、周方向に沿って並べられた複数の保持部材で保持する工程を含む請求項8に記載のステータの製造方法。
  10. 環状に配列された複数の前記分割コア部の、周方向に隣接する前記分割コア部の間に絶縁シートを挿入する工程を含む請求項8または請求項9に記載のステータの製造方法。
  11. 前記ステータ連結装置を、周方向に隣り合う2個の前記保持部材の間を通して、径方向外側に向かって、環状に配列された複数の前記分割コア部から取り外す工程を含む請求項10に記載のステータの製造方法。
  12. 外筒の内側に、環状に配列された複数の前記分割コア部を挿入する工程を含み、
    当該工程では、
    前記外筒を、環状に配列された複数の前記分割コア部の上方に配置する工程と、
    軸方向に沿って延びて、先端に径方向外側に突出する爪部が設けられた、径方向に変位可能な少なくとも2つの挿入部材を、上方から前記外筒、環状に配列された複数の前記分割コア部、環状に配列された複数の前記分割コア部が載置される載置台、の順に各々の径方向中心部に挿入する工程と、
    前記挿入部材を径方向外側に変位させ、前記爪部を前記載置台の底部に引っ掛ける工程と、
    前記挿入部材を上方に移動させることで、前記載置台を介して環状に配列された複数の前記分割コア部を上方に移動させ、前記外筒の内部に、環状に配列された複数の前記分割コア部を挿入する工程と、
    を含む請求項11に記載のステータの製造方法。
  13. 前記渡り線を成形する工程を含み、
    当該工程では、前記載置台に載置された、環状に配列された複数の前記分割コア部に対向して前記載置台に設けられ、径方向に沿って揺動可能な揺動部材が、前記挿入部材の径方向外側への変位に連動して径方向外側に変位し、前記揺動部材が前記渡り線を径方向外側に押す請求項12に記載のステータの製造方法。
  14. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のステータ連結装置を用いて製造された前記ステータを有するモータ。
  15. 請求項5から請求項13のいずれかに記載のステータの製造方法によって製造された前記ステータを有するモータ。
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