JP2018074550A - デマッピング回路および光受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で送信シンボルとの同期を確立すること。
【解決手段】デマップ部12と、レーン分配部14と、検出部16と、反転部18と、を備える。デマップ部12は、コンスタレーション図のI軸およびQ軸についてそれぞれnビットにパルス振幅変調された光信号が量子化座標にマッピングされた第1のビット列を受けて、グレイ符号にマッピングされた第2のビット列に変換する。レーン分配部14は、第2のビット列を複数の論理レーン毎に分配した第3のビット列に変換する。検出部16は、第3のビット列に、フレーム同期信号においてnビットの間隔で配置されるビットのみ論理反転して生成される参照ビット列が含まれていることを検出して検出信号を生成する。反転部18は、検出信号に応じて、デマップ部12による第1のビット列から第2のビット列の変換において、グレイ符号の最上位ビットを反転させる。
【選択図】図7

Description

本発明は、デマッピング回路および光受信装置に関し、例えばデジタルコヒーレント光伝送装置において、直交位相振幅変調方式の信号をデマッピングするデマッピング回路および光受信装置に関する。
光通信における大容量化にともない、デジタルコヒーレント光伝送装置における直交位相振幅変調(QAM:Quadrature Amplitude Modulation)方式が検討されている(非特許文献)。
Journal of Lightwave Technology, Vol. 27, No. 8, pp989-999, April 15, 2009
非特許文献1では、光受信装置において、送信シンボルとの同期を確立するため差動符号が用いられている。しかしながら、コンスタレーション図(コンスタレーションダイアグラム)において象限を跨がるシンボル判定エラーが発生した場合、複数のビットのエラーとなってしまう。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、簡単な構成で送信シンボルとの同期を確立することができるデマッピング回路および光受信装置を提供することを目的とする。
本発明は、コンスタレーション図のI軸およびQ軸についてそれぞれnビット(nは1より大きい整数)にパルス振幅変調された光信号が前記I軸および前記Q軸に係る量子化座標にマッピングされた第1のビット列をグレイ符号にマッピングされた第2のビット列に変換するデマップ部と、論理レーンが単一の場合に、前記第2のビット列に、フレーム同期信号において前記nビットの間隔で配置されるビットのみ論理反転して生成される参照ビット列が含まれていることを検出して検出信号を生成する検出部と、前記検出信号に応じて、前記デマップ部による前記第1のビット列から前記第2のビット列の変換において、前記グレイ符号の最上位ビットを反転させる反転部と、を備えるデマッピング回路である。
本発明は、コンスタレーション図のI軸およびQ軸についてそれぞれnビット(nは1より大きい整数)にパルス振幅変調された光信号が前記I軸および前記Q軸に係る量子化座標にマッピングされた第1のビット列をグレイ符号にマッピングされた第2のビット列に変換するデマップ部と、前記第2のビット列を複数の論理レーン毎に分配した第3のビット列に変換するレーン分配部と、前記第3のビット列に、フレーム同期信号において前記nビットの間隔で配置されるビットのみ論理反転して生成される参照ビット列が含まれていることを検出して検出信号を生成する検出部と、前記検出信号に応じて、前記デマップ部による前記第1のビット列から前記第2のビット列の変換において、前記グレイ符号の最上位ビットを反転させる反転部と、を備えるデマッピング回路である。
本発明によれば、簡単な構成で送信シンボルとの同期を確立可能なデマッピング回路および光受信装置を提供することができる。
図1は、実施例1に係る光受信装置のブロック図である。 図2は、実施例1における各変調方式におけるパラメータ例である。 図3は、ITU−T勧告G709のOTU3およびOTU4フレームの構造を示す図である。 図4は、実施例1における2次元QAMに対するグレイ符号を示す図である。 図5は、実施例1における16QAM非差動グレイ符号のマッピング例を示すコンスタレーション図である。 図6は、実施例1における量子化座標とグレイ符号の対応関係を示す図である。 図7は、実施例1におけるデマッピング回路のブロック図である。 図8は、実施例1におけるデマップ部の一部の回路図である。 図9は、実施例1におけるレーン分配部の処理を示す図である。 図10は、実施例1におけるm=1のときのフレーム同期信号の例を示す図である。 図11は、実施例1におけるビット列中のMSB位置、特定の論理レーン位置およびレーン分配後のビット列中のMSB位置を示す図である。 図12は、実施例1における検出部の回路の一部を示すブロック図である。 図13(a)および図13(b)は、実施例1における検出窓の例を示す図である。 図14(a)は、実施例1における反転部の回路の一部を示す回路図、図14(b)は、カウンタの入力および出力を示すタイムチャートである。
[本願発明の実施形態の説明]
最初に本願発明の実施形態の内容を列記して説明する。
本願発明は、コンスタレーション図のI軸およびQ軸についてそれぞれnビット(nは1より大きい整数)にパルス振幅変調された光信号が前記I軸および前記Q軸に係る量子化座標にマッピングされた第1のビット列をグレイ符号にマッピングされた第2のビット列に変換するデマップ部と、論理レーンが単一の場合に、前記第2のビット列に、フレーム同期信号において前記nビットの間隔で配置されるビットのみ論理反転して生成される参照ビット列が含まれていることを検出して検出信号を生成する検出部と、前記検出信号に応じて、前記デマップ部による前記第1のビット列から前記第2のビット列の変換において、前記グレイ符号の最上位ビットを反転させる反転部と、を備えるデマッピング回路。
これにより、送信シンボルに対し極性が反転しているとき、デマッピングされた信号の極性を送信シンボルに合わせることができる。よって、簡単な構成で送信シンボルとの同期を確立することができる。
本願発明は、コンスタレーション図のI軸およびQ軸についてそれぞれnビット(nは1より大きい整数)にパルス振幅変調された光信号が前記I軸および前記Q軸に係る量子化座標にマッピングされた第1のビット列をグレイ符号にマッピングされた第2のビット列に変換するデマップ部と、前記第2のビット列を複数の論理レーン毎に分配した第3のビット列に変換するレーン分配部と、前記第3のビット列に、フレーム同期信号において前記nビットの間隔で配置されるビットのみ論理反転して生成される参照ビット列が含まれていることを検出して検出信号を生成する検出部と、前記検出信号に応じて、前記デマップ部による前記第1のビット列から前記第2のビット列の変換において、前記グレイ符号の最上位ビットを反転させる反転部と、を備えるデマッピング回路である。これにより、複数の論理レーンを有する場合にも簡単な構成で送信シンボルとの同期を確立することができる。
前記検出部は、前記複数の論理レーンの全てにおいて前記参照ビット列が含まれていることを検出したとき、前記検出信号を生成することが好ましい。これにより、誤動作を抑制できる。
前記検出部は、所定時間内に所定回数以上前記参照ビット列が含まれていることを検出したとき、前記検出信号を生成することが好ましい。これにより、誤動作を抑制できる。
前記複数の論理レーンの数は5個であり、前記nは4以下であることが好ましい。これにより、分配されたビット列により参照ビット列を検出できる。
本発明は、上記デマッピング回路を含む光受信装置である。これにより、簡単な構成で送信シンボルとの同期を確立することができる。
[光受信装置の説明]
図を参照しながら、本発明の実施例1に係るDP(Dual Polarization)−MQAM(M-array QAM)方式の光受信装置について説明する。図1は、実施例1に係る光受信装置のブロック図である。図1に示すように、光受信装置100は、コヒーレントレシーバ20、ADC(Analog Digital Converter)22、デジタル信号処理部24、デマッピング回路10およびフレーム処理部26を備えている。
コヒーレントレシーバ20には、DP−MQAM変調された信号光とローカル光が入力する。信号光は、互いに直交する2つの偏波成分を有し、それぞれの偏波成分の光信号は、コンスタレーション図のI軸(in−phase軸)およびQ軸(quadrature軸)に対しグレイ符号から量子化座標にマッピングされ、nビット(nは1以上の整数)のパルス振幅変調されている。コヒーレントレシーバ20は、信号光をI軸信号I1、Q軸信号Q1、I軸信号I2およびQ軸信号Q2の4つの電気信号に変換する。I軸信号I1、Q軸信号Q1、I軸信号I2およびQ軸信号Q2は4つ物理レーンに相当する。I軸信号I1およびQ軸信号Q1と、I軸信号I2およびQ軸信号Q2と、は信号光における偏波方向が直交する。
ADC22は、I軸信号I1、Q軸信号Q1、I軸信号I2およびQ軸信号Q2のアナログ信号をそれぞれデジタル信号に変換する。デジタル信号処理部24は、デジタル信号に変換されたI軸信号I1、Q軸信号Q1、I軸信号I2およびQ軸信号Q2に対してデジタル信号処理によって波長分散補償処理、等化処理および/またはキャリアフェーズリカバリ処理を行なう。デジタル信号処理部24は、物理レーンごと(すなわちI軸およびQ軸ごと)にシンボル判定を行ない、物理レーンごとにデマッピング回路10に量子化された座標値を出力する。デジタル信号処理部24から各デマッピング回路10に出力される信号は、パルス振幅変調(PAM:Pulse-Amplitude Modulation)における1シンボルのビット数n×シンボル判定後の並列出力シンボル数pの長さで区切られるビット列となっている。ここで、pは、後述するように、変調方式に応じて決まる正の整数である。
デマッピング回路10は、入力されたビット列をグレイ符号にデマッピングする。デマッピング回路10は、デマッピングしたビット列を論理レーンm×論理レーン当たりの並列出力ビット数p´に分配し出力する。総ビット数を一致させるため、n×p=m×p´である。ここで、mおよびp´は、それぞれ正の整数である。フレーム処理部26は各物理レーンのデマッピング回路10から出力されたビット列からフレームデータを生成する。
DP−MQAM方式の複数の変調方法におけるパラメータについて説明する。図2は、実施例1における各変調方法のパラメータ例である。なお、DP−QPSK(Quadriphase phase Shift Key)はDP−4QAMに相当する。図2に示すように、シンボル周波数は28GHzである。PAMビット数nは、DP−QPSK(DP−4PSK)、DP−16QAM、DP−64QAMおよびDP−256QAMでそれぞれ1、2、3および4ビットである(ここで、それぞれの変調方法をDP−MQPSK(Mは正の整数)と表記した場合のMとnとの関係はM=22nと表される)。並列出力シンボル数pは、それぞれ240、120、80および60である。従って、並列出力ビット数n×pはいずれも240ビットとなる。並列出力クロック周波数は、それぞれ117MHz、233MHz、350MHzおよび467MHzである。1物理レーン当たりの論理レーン数mは5である。なお、OTUkフレームでは、mは1または5である。1論理レーン当たりの並列出力バイト数は6であり、p´は48ビットとなる。1フレーム当たりの論理レーンのバイト数は816バイトである。1フレーム処理当たりの並列クロック数は136(=816/6)である。
次に、フレーム処理部26によって生成されるフレームのデータ構造について説明する。図3は、ITU−T勧告G709におけるOTU(Optical channel Transport Unit)3およびOTU4フレームの構造を示す図であり、ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)勧告G.709からの抜粋である。図3が示すように、1つのフレームは4行×4080バイトで表される。データは、左上の1行1列から右上の1行4080列まで行くと、次の行に移って、2行1列から2行4080列へと流れる。同様に、3行目、4行目とデータが流れる。フレームの先頭(1行1列から16列)にはフレーム同期信号(FAS:Frame Alignment Signal)が配置されている。フレーム同期信号は、ITU−T勧告G.709で規定されているOUTkフレームの同期をとるための信号である。ビット列内にFASが含まれる位置を検出することで光受信装置100においてフレームの同期をとることができる。
[グレイ符号の説明]
次に、グレイ符号について説明する。図4は、本発明の実施例1に係る2次元QAMに対するグレイ符号を示す図である。図4の座標中心は、コンスタレーション図のI軸またはQ軸の中心を示している。座標中心から上方向および下方向が振幅方向である。QPSKではPAMビット数は1のため、1と0が割り当てられる。16QAM、64QAMおよび256QAMでは、座標中心より上ではMSB(Most Significant Bitあるいは最上位ビット)は1であり、座標中心より下ではMSBは0である。MSBを除いたビットは座標中心に対し上下対称となっている。例えば、座標中心より上で振幅の最大値に対応する符号は100であり、座標中心より下で振幅の最小値に対応する符号は000であり、MSBを除く下2桁はそれぞれ00となり、互いに一致する。一般に、光受信装置における複素シンボルが光ファイバー中を伝送することによって光送信装置に対し回転する等の理由でI軸およびQ軸の座標の極性が反転することがある。グレイ符号では、I軸およびQ軸のそれぞれについて、複素シンボルの座標の極性が反転すると、MSB以外のビットは不変であるがMSBは反転する。
図5は、本発明の実施例1に係る16QAM非差動グレイ符号のマッピング例を示すコンスタレーション図である。図5に示すように、符号の上位2ビットはI軸に関する座標に、符号の下位2ビットはQ軸に関する座標にそれぞれ割り当てられている。上位2ビットのうちMSBは、I軸の座標中心(Q軸)より上では「1」、I軸の座標中心(Q軸)より下では「0」である。2ビット目はI軸中心(Q軸)に対し上下対称である。下位2ビットのうちMSBは、Q軸の座標中心(I軸)の右では「1」左では「0」である。2ビット目はQ軸中心に対し対称である。
図6は、本発明の実施例1に係る量子化座標とグレイ符号の対応関係を示す図である。PAMビット数が3ビットの場合を示している。図6に示すように、量子化座標の各ビットを上位の方からa2、a1およびa0とする。グレイ符号の各ビットを上位の方からb2、b1およびb0とする。光送信装置では、グレイ符号から量子化座標にマッピングが行われる。一方、光受信装置では、量子化座標からグレイ符号にデマッピングが行われる。
[デマッピング回路の説明]
図7は、本発明の実施例1に係るデマッピング回路のブロック図である。図7に示すように、デマッピング回路10は、デマップ部12、レーン分配部14、検出部16および反転部18を備えている。デマッピング回路10は、少なくとも一部が専用回路で構成されていてもよい。また、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサがプログラムと協働しデマッピング回路10の少なくとも一部として機能してもよい。デマップ部12は、入力されたビット列を量子化座標からグレイ符号にデマッピングする。レーン分配部14は、n×pのビット列を複数の論理レーンに分配する。検出部16は、論理レーンに分配されたビット列に上述した参照ビット列(FAS´)が含まれるか否か検出する。反転部18は、検出部16の検出結果に基づきデマップ部12にグレイ符号のMSBを反転(論理反転)させる。ここでいう反転(論理反転)は、論理値0を論理値1に変更し、論理値1を論理値0に変更することを意味する。
図8は、本発明の実施例1に係るデマップ部12の一部の回路図であり、量子化座標をグレイ符号に変換する回路の例を示している。図8に示すように、XOR回路30aにMSB反転信号とビットa2が入力し、XOR回路30aからビットb2が出力される。XOR回路30bにビットa2とa1が入力し、XOR回路30bからビットb1が出力される。XOR回路30cにビットa1とa0が入力し、XOR回路30cからビットb0が出力される。MSB反転信号が「0」のとき、ビットa2がビットb2として出力される。MSB反転信号が「1」のとき、ビットa2が反転してビットb2として出力される。従って、MSB反転信号が「1」のとき、MSB反転信号が「0」のときに対してグレイ符号のMSBが反転する。
図9は、本発明の実施例1に係るレーン分配部の処理を示す図である。図9において、矢印32方向にビットストリーム時間が経過している。すなわち、シンボル1、シンボル2、の順でビット列(ビットストリーム)が流れて行く。図9の左図に示すビット列50は、物理レーン1レーン分のデマップ後(すなわちデマップ部12の出力)のビット列である。ビット列50には、シンボル1からシンボルpまでのシンボル座標がグレイ符号に変換されて順に配置されている。シンボル1のnビットは先頭のMSBから末尾のLSB(Least Significant Bit)の順に配置されている。例えば図8の例では、シンボル1のb2、b1およびb0が時系列に配置されている。シンボル1の次にシンボル2の各ビットが配置し、最後にシンボルpの各ビットが配置されている。
次に、ビット列50内の論理レーンの割り振りを図9の中央の図で説明する。この図は、デマップ後のビット列50を物理的に操作しているわけでなく、ビット列50内の論理レーンの割り振りを説明するためのものである。ビット列50には、mレーンのビットが多重化されている。すなわち、先頭から、p´ビットのレーン1からレーンm、次に、p´−1ビットのレーン1からレーンmという順になっており、最後が1ビットのレーン1からレーンmに割り振られている。なお、レーン番号は仮の番号であり、実際のレーンには対応していない。
図9の右図に示すレーン分配は、レーン分配部14が行なうレーンの分配の処理を説明している。レーン分配部14は、ビット列50をビット単位でレーンに順番に割り振って(並べ替えて)論理レーンごとのビット列に分離する。例えばレーン1のビット列としてビット列50の先頭の「p´」の最初のビット、次の「p´−1」の最初のビットを時系列に配置し、同様の処理を最後の「1」の最初のビットを配置するまで行う。その後、「p´」、「p´−1」、・・・、「1」について、それぞれの2番目のビットを順に時系列に配置し、レーン2のビットを時系列に配置する。さらに、同様の処理を繰り返して行い、最後にレーンmのビットを時系列に配置する。このように、レーン分配部14は、シンボル毎に配置されているビット列を論理レーン毎のビット列に分配する(並び替える)。なお、m=1のとき、ビット列50とビット列52は同じとなる。
図10は、本発明の実施例1に係るm=1のときのFASおよびFAS´の例を示す図である。矢印36方向はビット列(ビットストリーム)順を示す。正規のFASを16進表記でF6−F6−F6−28−28とする。nが1ビットのときFAS´はFASを1ビット周期で反転させたビット列である。反転するビットを太線38で示す。すなわち、全てのビットがFASに対し反転している。これにより、FAS´は16進表記で09−09−09−D7−D7となる。
nが2ビットのとき、FAS´はFASを2ビット毎に反転させたビット列である。FAS´は、反転させる位置により2種類ある。すなわち、FAS´は16進表記でそれぞれA3−A3−A3−7D−7Dおよび5C−5C−5C−82−82となる。nが3ビットのとき、FAS´はFASを3ビット毎に反転させたビット列である。この場合、FAS´は、反転させる位置により3種類ある。FAS´は16進表記で64−BF−D2−BA−61、BF−D2−64−61−0CおよびD2−64−BF−0C−BAとなる。
図5のように、グレイ符号ではMSBは座標の極性に対応し、MSB以外のビットは座標中心に対し対称である。このため、座標の極性が反転した場合、MSBは反転し、MSB以外のビットは反転しない。n=1では、極性が反転すると、全てのビットが反転し、FASはFAS´となる。n=2では、極性が反転すると、MSBに相当するビットが反転する。FASは2ビット間隔で配置される(現れる)ビットのみ反転しFAS´となる。このとき、MSBの位置が不明の場合には、2種類のFAS´のいずれかとなる。n=3では、極性が反転するとFASは3ビット間隔で配置された(現れる)ビットのみFAS´となる。このとき、MSBの位置が不明の場合には、3種類のFAS´のいずれかとなる。
検出部16はレーン分配部14が出力したビット列52にFAS´が含まれるか検出する。FAS´が含まれれば、送信シンボルに対し極性が反転していることになる。
次に、論理レーン数が5の場合についてnが3ビットの場合を例に説明する。図11は、本発明の実施例1に係るビット列中のグレイ符号のMSB位置、特定の論理レーン位置およびレーン分配後のビット列中のMSB位置を示す図である。図11の上図に示すように、デマップ後のビット列50をシンボル毎のビット位置で示すとn=3ビットごとにMSB54が位置する。中図で示すように、同じビット列50には5個の論理レーンが多重化されている。このため、特定の論理レーン(例えばレーン2)のビット56は5ビットごとに位置する。MSB54とレーン2のビット56は15ビットごとに重なる。下図のように、レーン分配後のビット列52では、レーン2に注目すると、MSB54は3ビットごとに位置する。他のレーンでも同様にMSBは3ビットごとに位置する。
以上のように、論理レーンmが5のときであってもMSB54の周期はm=1と同じである。よってm極性が反転した場合に現れるビット反転の周期は論理レーンmが1のときと同じである。FAS´の種類もm=1のときと同様である。ビット列52において、MSBの周期は、LCM(n,m)/mで表される。LCM(n,m)はnとmの最小公倍数である。m=5のとき、n≦4では、LCM(n,m)/m=nとなる。よって、m=1と同じFAS´を用い極性の反転を検出できる。
m=5、n=5のとき、LCM(n,m)/m=1となり、MSB54は特定のレーンのみに現れてしまう。よって、m=5のときは、n≦4であることが好ましい。
図12は、本発明の実施例1に係る検出部16のFAS´検出信号を生成する回路(FAS´検出信号生成回路)の一部を示すブロック図である。図12に示すように、FAS´検出信号生成回路40は、複数の比較器42aから42n、OR回路44およびラッチ46を備えている。比較器42aから42nはp´個設けられている。各比較器42a、42bおよび42nは、それぞれビット列の検出窓W1、検出窓W2および検出窓Wp´とFAS´とを比較し、検出窓がFAS´と一致すると「1」を出力し、検出窓がFAS´と一致しないと「0」を出力する。各比較器42aから42nは、各ビットの比較をパラレルに行なってもよく、シリアルに行なってもよい。FAS´が複数種類ある場合、検出窓がいずれかのFAS´と一致すると「1」を出力する。
OR回路44は、比較器42aから42nのうち1つでもFAS´を検出すると「1」を出力する。ラッチ46は、OR回路44の出力が「1」になると、「1」をラッチしFAS´検出信号を出力する。ラッチ46にラッチ解除信号が入力すると、ラッチ46は「0」を出力する。FAS´検出信号生成回路40は、論理レーン毎に設けられている。
図13(a)および図13(b)は、本発明の実施例1に係る検出窓の例を示す図である。図13(a)は、検出窓サイズがp´以下の場合、図13(b)は、検出窓サイズがp´より大きく2×p´以下の場合を示す。図13(a)に示すように、ビット列52に対し、検出窓58は、1ビットずつシフトして設けられている。検出窓58サイズはFAS´と同じサイズである。検出窓W1はビット列52の1ビット目から始まり、検出窓W2はビット列52の2ビット目から始まり、検出窓Wp´はビット列52のp´ビット目から始まる。パラレル出力単位55はp´である。検出窓58サイズがp´以下のとき、検出窓W1からWp´を確保するためには、2単位のパラレル出力単位55を用いることになる。
図13(b)に示すように、検出窓サイズがp´より大きく2×p´以下のとき、検出窓W1からWp´を確保するためには、3単位のパラレル出力単位55を用いることになる。
図14(a)は、本発明の実施例1に係る反転部18のMSB反転信号を生成する回路の一部を示す回路図、図14(b)は、カウンタの入力および出力を示すタイムチャートである。図14(a)に示すように、MSB反転信号生成回路60は、AND回路62、カウンタ64、XOR回路66、DFF(Flip-Flop)68、OR回路70、DFF72およびタイマー74を備えている。AND回路62には、各レーンのFAS´検出信号が入力する。全てのレーンのFAS´検出信号が「1」になると、AND回路62は「1」を出力する。OR回路70には、AND回路62の出力とタイマー74の出力が入力する。AND回路62の出力が「1」になると、OR回路70は「1」を出力する。DFF72はクロックに同期してラッチ解除信号として「1」を出力する。これにより、各FAS´検出信号生成回路40のラッチ46(図12参照)は「1」のラッチを解除する。これにより、各レーンFAS´検出信号は「0」となる。タイマー74は、通常「0」を出力するが、所定時間で「1」を出力する。
図14(b)に示すように、AND回路62が「1」を出力すると、カウンタ64は「1」の回数をカウントする。カウンタ64が「1」を所定回数カウントすると、カウンタ64は「1」を出力する。XOR回路66には、カウンタ64の出力とXOR回路66の出力が入力する。XOR回路66は、MSB反転信号が「0」のときカウンタ64が「1」を出力すると「1」を出力し、MSB反転信号が「1」のときカウンタ64が「1」を出力すると「0」を出力する。DFF68はクロックに同期してMSB反転信号を出力する。これにより、送信シンボルに対し、物理レーン内のビット列52の極性の反転を検出し、ビット列52の極性を送信シンボルに合わせることができる。フレーム処理部26には極性が送信シンボルと等しいビット列52が出力される。フレーム処理部26は、ビット列52のFASに基づきフレーム同期をとる。
MSB反転信号生成回路60は、検出部16が全ての論理レーンにおいてFAS´を検出する事象が所定回数おきるとMSB反転信号を反転させる。また、所定周期ごとにラッチ解除信号を出力する。これにより、反転部18がFAS´の検出に要する時間を制限する。例えばm=1の場合カウンタ64の所定時間を40フレームの時間範囲とし、カウンタ64の所定回数を8回とする。また、m=5の場合カウンタ64の所定時間を50フレームの時間範囲とし、カウンタ64の所定回数を2回とする。AND回路62および/またはカウンタ64は設けなくともよいが、ビット列52に偶然FAS´と同じビット列が含まれているとFAS´を誤検出してしまう。そこで、論理レーンの全てでFAS´が検出された場合、反転部18はMSB反転信号を反転することが好ましい。また、カウンタ64を設け、所定回数FAS´を検出したときにMSB反転信号を反転することが好ましい。特に、m=1とのきはカウンタ64を設けることが好ましい。
本発明の実施例1によれば、図6および図8のように、デマップ部12は、I軸および/またはQ軸においてnビットにパルス振幅変調された光信号がI軸および/またはQ軸に変換されたビット列をグレイ符号のビット列にデマッピングする。図10および図12のように、検出部16は、ビット列52に、フレーム同期信号FASをnビット周期で反転させた参照ビット列FAS´が含まれているか否かを検出する。反転部18は、図8および図14(a)のように、ビット列52に参照ビット列FAS´を検出したとき、デマッブ部12にMSBを反転させる。
すなわち、デマップ部12は、コンスタレーション図のI軸およびQ軸についてそれぞれnビット(nは1より大きい整数)にパルス振幅変調された光信号がI軸およびQ軸に係る量子化座標にマッピングされた第1のビット列をグレイ符号にマッピングされた第2のビット列に変換する。検出部16は、論理レーンが単一の場合に、第2のビット列に、フレーム同期信号においてnビットの間隔で配置されるビットのみ論理反転して生成される参照ビット列FAS´が含まれていることを検出して検出信号を生成する。反転部18は、検出信号に応じて、デマップ部12による第1のビット列から第2のビット列の変換において、グレイ符号の最上位ビットを反転させる。これにより、デジタル信号処理部24の出力が送信シンボルに対し極性が反転しているとき、デマッピング回路10は、デマッピングされた信号の極性を送信シンボルに合わせフレーム処理部26に出力することができる。よって、簡単な構成で送信シンボルとの同期を確立することができる。
I軸および/またはQ軸は、コンスタレーション図において直交する軸であればよい。また、反転部18が反転させるビットは、軸座標中心に対し反転しているビットであればよい。
また、図9のように、デマップ部12は、デマッピングされたビット列50を複数の論理レーンごとに時系列のビット列52に分配する分配部を備えている。すなわち、分配部(レーン分配部)は、第2のビット列50を複数の論理レーン毎に分配した第3のビット列52に変換する。検出部16は、第3のビット列に、フレーム同期信号においてnビットの間隔で配置されるビットのみ論理反転して生成される参照ビット列FAS´が含まれていることを検出して検出信号を生成する。このように、物理レーンが複数の論理レーンを有する場合にも信号の極性が反転しているときに、反転部18はMSBを反転できる。
図14(a)のように、反転部18は、検出部16が複数の論理レーンの全てにおいて参照ビット列FAS´を検出したとき、MSBを反転させる。すなわち、検出部16は、複数の論理レーンの全てにおいて参照ビット列FAS´が含まれていることを検出したとき、検出信号を生成する。これにより、ビット列52に偶然FAS´と同じビット列が含まれていた場合の誤動作を抑制できる。
図14(a)のように、反転部18は、検出部16が制限時間内に所定回数以上参照ビットFAS´を検出したとき、ビット列52のMSBを反転させる。すなわち、検出部16は、所定時間内に所定回数以上参照ビット列FAS´が含まれていることを検出したとき、検出信号を生成する。これにより、誤動作を抑制できる。
図1および図7のように、デマップ部12、検出部16および反転部18は、I軸およびQ軸にそれぞれ対応する物理レーンに設けられている。また、デマップ部12、検出部16および反転部18は、第1偏波方向に対応する軸および第1偏波方向に交差する第2偏波方向に対応する直交する軸のそれぞれ対応する物理レーンに設けられている。このように、複数の物理レーンにおいて、極性の反転を是正できる。
複数の論理レーンは5個であり、nは4以下であることが好ましい。これにより、図11で説明したように、レーン分配部14が出力するビット列52を用いFAS´を検出できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 デマッピング回路
12 デマップ部
14 レーン分配部
16 検出部
18 反転部
20 コヒーレントレシーバ
22 ADC
24 デジタル信号処理部
26 フレーム処理部
30a−30c XOR回路
32、36 矢印
38 太線(太枠)
40 FAS´検出信号生成回路
42a、42b、42n 比較器
44、70 OR回路
46 ラッチ
50、52 ビット列(ビットストリーム)
55 パラレル出力単位
56 ビット
58 検出窓
60 MSB反転信号生成回路
62 AND回路
64 カウンタ
68 DFF
74 タイマー
100 受信装置

Claims (6)

  1. コンスタレーション図のI軸およびQ軸についてそれぞれnビット(nは1より大きい整数)にパルス振幅変調された光信号が前記I軸および前記Q軸に係る量子化座標にマッピングされた第1のビット列をグレイ符号にマッピングされた第2のビット列に変換するデマップ部と、
    論理レーンが単一の場合に、前記第2のビット列に、フレーム同期信号において前記nビットの間隔で配置されるビットのみ論理反転して生成される参照ビット列が含まれていることを検出して検出信号を生成する検出部と、
    前記検出信号に応じて、前記デマップ部による前記第1のビット列から前記第2のビット列の変換において、前記グレイ符号の最上位ビットを反転させる反転部と、
    を備えるデマッピング回路。
  2. コンスタレーション図のI軸およびQ軸についてそれぞれnビット(nは1より大きい整数)にパルス振幅変調された光信号が前記I軸および前記Q軸に係る量子化座標にマッピングされた第1のビット列をグレイ符号にマッピングされた第2のビット列に変換するデマップ部と、
    前記第2のビット列を複数の論理レーン毎に分配した第3のビット列に変換するレーン分配部と、
    前記第3のビット列に、フレーム同期信号において前記nビットの間隔で配置されるビットのみ論理反転して生成される参照ビット列が含まれていることを検出して検出信号を生成する検出部と、
    前記検出信号に応じて、前記デマップ部による前記第1のビット列から前記第2のビット列の変換において、前記グレイ符号の最上位ビットを反転させる反転部と、
    を備えるデマッピング回路。
  3. 前記検出部は、前記複数の論理レーンの全てにおいて前記参照ビット列が含まれていることを検出したとき、前記検出信号を生成する請求項2に記載のデマッピング回路。
  4. 前記検出部は、所定時間内に所定回数以上前記参照ビット列が含まれていることを検出したとき、前記検出信号を生成する請求項1または2に記載のデマッピング回路。
  5. 前記複数の論理レーンの数は5個であり、前記nは4以下である請求項2記載のデマッピング回路。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のデマッピング回路を含む光受信装置。

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