JP2018074249A - プログラム、通信装置、情報処理装置、システム、及び制御方法 - Google Patents

プログラム、通信装置、情報処理装置、システム、及び制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信を通じて情報処理装置によって実行されるサービスに関する設定を、携帯端末のユーザが簡単に実行可能とすること。【解決手段】無線通信を通じて、情報処理装置から、それぞれ1つ以上の設定項目を含んだ1つ以上の設定内容のセットのいずれかを用いたサービスの提供を受ける通信装置は、1つ以上の設定内容のセットのそれぞれに対応させて、1つ以上の異なる接続先のデバイスの情報が選択可能に表示されるように制御を行い、接続先のデバイスのユーザによる選択を受け付け、選択を受け付けたことに応じて、情報処理装置との間で、その選択に基づく接続を確立する。【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信を通じて様々な設定を用いてサービスを実行する技術に関する。
近年、携帯電話やスマートフォン等の携帯端末と、無線通信機能を有する複合機とを用いて、情報の印刷(画像形成)を実行するシステムが提案されている(特許文献1参照)。このようなシステムでは、複合機が、Bluetooth(登録商標)や無線LAN等により携帯端末との無線接続を確立し、携帯端末に保存されている画像データを受信して、その画像データを印刷する。
特開2007−267370号公報
ユーザが携帯端末を操作して、携帯端末内のメモリに保存された写真や文書等のデータを印刷する場合、そのデータごとに、複合機において使用すべき適切な印刷設定が異なることが考えられる。例えば、写真印刷のための適切な設定は、用紙サイズをL版とすると共に印刷品位を高品位としたカラー印刷等でありうる一方で、文書印刷のための適切な設定は、用紙サイズをA4とすると共に印刷品位を普通品位としたモノクロ印刷でありうる。また、複合機は様々な用途に対応して高機能化するほど、出力する前に設定すべき項目又は設定することができる項目が増加する傾向にある。しかしながら、携帯端末の小さなディスプレイ上の操作によってこれらの細かな設定を行うのは、ユーザにとって煩雑であるという課題があった。同様に、様々な設定を行うことが可能な様々なサービスを無線通信を介して実行可能な複合機等の情報処理装置を含んだシステムにおいて、その設定を携帯端末から行うのは、ユーザにとって煩雑でありうる。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、無線通信を通じて情報処理装置によって実行されるサービスに関する設定を、携帯端末のユーザが簡単に実行可能とすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るプログラムは、無線通信を通じて、それぞれ1つ以上の設定項目を含んだ1つ以上の設定内容のセットのいずれかを用いたサービスの提供を、情報処理装置から受ける通信装置に備えられたコンピュータに、前記1つ以上の設定内容のセットのそれぞれに対応させて、1つ以上の異なる接続先のデバイスの情報を選択可能に表示手段に表示させ、前記接続先のデバイスのユーザによる選択を受け付けさせ、前記選択を受け付けたことに応じて、前記情報処理装置との間で、当該選択に基づく接続を確立させる。
本発明によれば、無線通信を通じて情報処理装置によって実行されるサービスに関する設定を、携帯端末のユーザが簡単に実行することができるようになる。
画像形成システムの構成例を示す図。 画像形成装置の構成例を示すブロック図。 携帯端末の構成例を示すブロック図。 処理の流れの第1の例を示す図。 携帯端末に表示される接続先デバイス選択画面の例を示す図。 携帯端末に表示される印刷設定画面の例を示す図。 処理の流れの第2の例を示す図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下では、携帯端末と複合機との間で、無線通信を介して携帯端末が保持するデータを画像形成装置(複合機)が印刷する画像形成システムについて説明するが、これに限られない。すなわち、携帯端末等の任意の通信装置が、無線通信を介して、画像形成装置等の任意の情報処理装置に、少なくとも2種類の設定が可能な所定のサービスの実行を依頼する任意のシステムに、以下の議論を適用することができる。
(システム構成)
まず、図1を用いて、本実施形態に係るシステムの構成例について説明する。本システムは、例えば印刷による画像形成サービスを提供する画像形成装置1と、携帯端末2とを含んで構成される画像形成システムである。なお、図1の例では、1台の画像形成装置1と1台の携帯端末2のみが示されているが、複数の画像形成装置または複数の携帯端末が存在してもよい。さらに、他のサービスを実行可能な情報処理装置が画像形成装置と置き換えられてもよく、様々な情報処理が行われうる情報処理装置システムにおいて、以下の議論が適用されうる。また、携帯端末の代わりに、例えば可搬型/非可搬型のコンピュータなどの任意の通信装置が用いられてもよい。ここで、画像形成装置1と携帯端末2は、例えばBluetooth(登録商標、以下「BT」と呼ぶ。)や、IEEE802.11規格シリーズに準拠した又はそれ以外の規格に準ずる無線LAN等を通じて、無線接続を確立し、無線通信を行うことができる。携帯端末2は、画像形成装置1に対して、無線通信によって印刷対象データを送信し、画像形成装置1は、そのデータを印刷出力する。このとき、携帯端末2は、画像形成装置1における印刷出力の設定を、同様に無線通信を介して実行することができる。
(装置構成)
続いて、画像形成装置1および携帯端末2の概略構成例について説明する。
図2は画像形成装置1のハードウェア構成例を示すブロック図である。画像形成装置1は、一例において、制御部101、イメージスキャナ部102、プリント部103、無線通信部104、操作パネル部105、画像処理部106、及びメモリ部107を含んで構成される。なお、図2の構成は一例であり、画像形成装置1は、他の要素を含んでもよいし、一部の要素が省略されてもよい。また、図2で別個の要素として示されている複数の機能を統合した1つの要素が、それらの別個の要素の代わりに用いられてもよい。また、各要素は、それぞれ1つのハードウェア要素(回路等)によって実現されてもよいし、複数のハードウェア要素によって実現されてもよい。
制御部101は、上述の各ハードウェア要素を制御するCPU(中央処理装置)やASIC(特定用途向け集積回路)等の少なくとも1つのプロセッサを含んで構成される。また、制御部101は、制御の際に必要なデータ等を一時的に保持するRAM(ランダムアクセスメモリ)等の一時記憶装置を含んで構成されうる。メモリ部107は、例えば不揮発性メモリであり、画像処理用の画像データ、各ハードウェア要素を制御するために制御部101によって実行されうるプログラムなどを記憶する。制御部101は、必要に応じてメモリ部107から制御プログラムをロードして実行することにより、装置全体を、画像形成に関する様々な機能設定を受付可能な多機能画像形成装置として動作させる。なお、画像形成に関する機能設定については後述する。
イメージスキャナ部102は、原稿の画像を光学的に読み取る読取機構であり、読取用の原稿に光を照射する光源やイメージセンサ等を含んで構成される。イメージスキャナ部102は、所定の読み取り位置にセットされた原稿に対して光源によって光を照射させ、その光の反射光像をイメージセンサに結像させて、その原稿に対応するRGBのアナログ電気信号を出力する。イメージスキャナ部102によって出力されたアナログ電気信号は、画像処理部106に入力される。
プリント部103は、画像処理部106から出力される画像データに基づいて、インクジェット方式によって、用紙等のシート上(記録媒体上)に画像を形成する。プリント部103は、この画像形成のために、インクタンク、インクタンクから供給されたインクをシート上に吐出するプリントヘッド、プリントヘッドを搭載して走査方向に往復動作させるキャリッジ、シートを副走査方向に搬送する搬送ユニット等を含む。なお、プリント部103は、複数色のそれぞれに対応して複数個のインクタンクを含みうる。なお、プリント部103は、インクジェット方式に代えて、またはこれに加えて、電子写真方式、熱転写方式、昇華方式等により画像形成を行うように構成されてもよい。
操作パネル部105は、画像形成に関する機能設定や指示等のユーザ操作の受付のための各種ボタンや、液晶ディスプレイ等の表示部を含んで構成される。操作パネル部105は、例えば、タッチパネルとして機能するように構成されてもよい。
画像処理部106は、イメージスキャナ部102を通じて入力されたアナログ電気信号に基づいてデジタル形式の画像データを生成し、画像の種類に応じた処理を施すことにより出力用の画像データを生成する。生成された画像データは、プリント部103または無線通信部104に出力される。
無線通信部104は、例えば、BT通信方式に対応可能な無線通信回路とアンテナとを含んで構成される。無線通信部104は、所定距離(例えば、100m)内の、BT通信方式での通信を実行可能な他のデバイス(本実施形態では携帯端末2)と無線での接続を確立する。具体的な手順は例えば以下の通りである。BT通信方式での通信が可能なデバイス(以下では、「BT対応デバイス」と呼ぶ。)は、固有のBTアドレス(IDデータ)を有している。互いに通信を行う2つ(以上)のBT対応デバイスは、ピコネットと呼ばれる近距離の臨時ネットワークを経由して、相互のBTアドレスを用いて、ペアリングと呼ばれる接続相手の特定処理(認証)を行う。そして、BT対応デバイスは、この認証の後に、他のBT対応デバイスと無線で接続を確立し、通信を行うことができるようになる。ここで、上述のピコネットは、2つのBT対応デバイス間の距離が所定距離範囲内に入ったときに動的かつ自動で確立され、その距離が所定距離範囲から外れたときに動的かつ自動で消滅する。なお、無線通信部104は、BT通信方式に対応しなければならないわけではなく、例えば、BT通信方式に代えて、またはこれに加えて、IEEE802.11規格シリーズの無線LAN通信方式に対応していてもよい。また、無線通信部104は、BTや無線LAN以外の通信方式に対応していてもよい。本実施形態では、いずれの場合であっても、無線通信部104は、携帯端末2が対応可能な通信方式に対応しているものとする。
続いて、携帯端末2のハードウェア構成例について、図3を用いて説明する。携帯端末2は、一例において、制御部201、出力部202、入力部203、無線通信部204、操作パネル部205、基地局通信部206、及びメモリ部207を含んで構成される。なお、図3の構成は一例であり、携帯端末2は、他のハードウェア要素を含んでもよいし、一部のハードウェア要素が省略されてもよい。また、図3で別個の要素として示されている複数のハードウェア機能を統合した1つの要素が、それらの別個の要素の代わりに用いられてもよい。また、各ハードウェア要素は、1つのハードウェア要素(回路等)によって実現されてもよいし、複数のハードウェア要素によって実現されてもよい。携帯端末2は、例えばスマートフォンである。
制御部201は、上述の各ハードウェア要素を制御するCPU(中央処理装置)やASIC(特定用途向け集積回路)等の少なくとも1つのプロセッサを含んで構成される。また、制御部201は、高速な書き込み/読み出しが可能で、制御の際に必要なデータ等を一時的に保持するRAM(ランダムアクセスメモリ)等の一時記憶装置を含んで構成されうる。さらに、制御部201は、所定のプログラムや各種データ等を記憶するROM(読み出し専用メモリ)を含んでもよい。制御部201は、例えば、ROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、携帯端末2の全体を制御する。なお、プログラムや各種情報は、メモリ部207に記憶されていてもよい。なお、メモリ部207は、これらの情報を記憶せずに、または、これらの情報に加えて、セルラ通信で用いる電話番号等の連絡先情報、デジタル写真やドキュメント等の画像データを記憶しうる。なお、制御部201内のROMまたはメモリ部207には、画像形成装置1の機能設定を行うドライバーソフトのプログラムがさらに記憶されうる。
入力部203は、例えば撮影によって映像を取得するカメラや音声入力を受け付けるマイク等を含んで構成され、外部からの情報の入力を受け付ける。出力部202は、例えば映像を出力する液晶モニタや音声を出力するスピーカ等を含んで構成され、ユーザへ伝達すべき情報を、ユーザが認知可能な形式で外部へ向けて出力する。操作パネル部205は、ユーザ操作を受け付けるための各種ボタン等を含んで構成される。なお、例えば出力部202と操作パネル部205とが、1つのタッチパネルによって実現されてもよい。
無線通信部204は、画像形成装置1の無線通信部104との無線通信を可能とするための無線通信回路とアンテナとを含んで構成される。例えば、無線通信部104が、BT通信方式での無線通信にのみ対応している場合は、無線通信部204もBT通信方式での無線通信に対応するような構成を有する。同様に、無線通信部104が、無線LAN通信方式での無線通信にのみ対応している場合は、無線通信部204も無線LAN通信方式での無線通信に対応するような構成を有する。なお、無線通信部104が複数の通信方式に対応している場合は、無線通信部204は、その複数の通信方式の少なくともいずれかに対応するように構成される。基地局通信部206は、セルラ通信システムの基地局装置と無線通信を行うための無線通信回路とアンテナとを含んで構成される。なお、無線通信部204及び基地局通信部206の無線通信回路とアンテナは、共用できるものについては強要されてもよいし、それぞれ別個に用意されてもよい。
(画像形成装置の設定)
次に、画像形成装置1の画像形成に関する機能設定について説明する。画像形成装置1が画像形成をする際に設定可能な項目の例を表1に示す。
Figure 2018074249
表1の設定項目において、「用紙サイズ」は、画像形成装置1が画像形成を施すシートのサイズを設定するための項目である。例えば、選択可能な用紙サイズのうち、写真印刷にはL版や2L版が、文書印刷にはB5やA4が、はがき印刷にははがきサイズが、名刺印刷には名刺サイズが、それぞれ主として用いられる。「用紙種類」は、画像形成装置1が画像形成を施すシートの種類を設定するための項目である。例えば、文章やイラストの印刷には普通紙や上質紙が、写真印刷には写真用光沢紙が、それぞれ主として用いられる。用途によっては、はがきやマット紙が用いられうる。なお、用紙の種類によって用紙表面の性質や厚みが異なるため、「用紙向き」は、画像形成装置1が画像形成を施すシートが縦向きであるか横向きであるかを設定する。この設定は、画像データのサイズ情報から自動的に選択されてもよいし、例えば手動のユーザ操作によって、任意に設定されてもよい。制御部101は、これらの項目の設定値に適した制御パラメータを用いて、プリント部103を制御する。
「印刷品位」は、画像形成装置1が画像形成を施した結果の出力物の品位を設定するための項目である。印刷品位が高品位に設定されると、印刷速度が低下してインクをより多く消費するが高品位な出力が得られる。一方、印刷品位が低品位に設定されると、印刷品位が下がるが印刷速度が高速となると共にインク消費量が少なくなる。写真印刷には高品位が、モノクロ文書には普通品位が、主として用いられうる。制御部101は、この項目の設定値に従って、画像処理部106およびプリント部103を制御する。
「色」は、画像形成装置1が画像形成をカラーとモノクロとのいずれで実行するかを設定するための項目である。制御部101は、この項目の設定値に従って、画像処理部106を制御し、カラー又はモノクロの印刷用データを生成させる。「ふち」は、画像形成装置1が画像形成をふちありとふちなしとのいずれで実行するかを設定するための項目である。制御部101は、この項目の設定値に応じて画像処理部106を制御する。画像処理部106は、ふちなし印刷が設定された場合、画像が用紙サイズより少量はみ出すような印刷データを生成する。これにより、用紙全面に印刷された迫力のある出力物が得られる。このため、写真印刷には主としてふちなしが設定される。
「両面」は、画像形成装置1が画像形成をシートの両面に対して行うかシートの片面に対して行うかを設定するための項目である。主として、複数ページ分の文書印刷において両面印刷が設定される。また、写真用光沢紙などの用紙種類では、裏と表で性質が異なるため、通常、片面印刷が設定される。制御部101は、この項目の設定値に適した制御パラメータを用いて、プリント部103を制御する。
「低騒音」は、画像形成装置1が画像形成する際の騒音を抑えるか否かを設定するための項目である。制御部101は、低騒音モードが設定されると、各駆動部の動作速度を通常よりも低下させるようにプリント部103を制御し、装置全体から発せられる騒音を低減する。例えば、画像形成装置1が設置されている部屋に乳幼児が寝ているときなど、ユーザが騒音を抑えたい環境において、低騒音モードが選択されうる。
(処理の流れ)
ユーザは、所望の出力物を得るために、上述のような画像形成に関する機能設定を適切に選択する必要がある。従来、これらの設定は、ホスト側の装置から、画像形成装置1に画像データを送信する際に、ドライバーソフトを通じて行われていた。しかしながら、本実施形態のように、ホスト側の装置が携帯端末2である場合、画像形成装置1との無線通信を確立してから、小さな操作パネル部205上で詳細な設定を行うことは、ユーザにとっては煩雑でありうる。このため、本実施形態では、このような機能設定を、小さな操作パネル部205上で容易に行うことができるような仕組みを提供する。
画像形成装置1と携帯端末2は、共にBT対応デバイスである。一般に、BT対応デバイスが上述のペアリングを行って接続を確立する際には、まず、スキャナ側のデバイスが、そのスキャナ側のデバイスから所定範囲内に存在するアドバタイザ側のデバイスによって送出されたアドバタイズ信号を検知する。ここで、アドバタイズ信号の情報パケットには、通常、デバイスを特定するための16ビットのID情報(識別情報)と、32ビットの付加情報とが含まれる。スキャナ側のデバイスは、1つ以上のアドバタイズ信号を検知すると、そのアドバタイズ信号のそれぞれに基づいて、ID情報に対応したデバイス名称とその付加情報とを対応付けて、表示画面等に表示させることができる。次に、スキャナ側のデバイスは、検知したアドバタイズ信号に対応するデバイスの中から少なくとも1つのデバイスを特定して接続要求を行う(イニシエータとなる)。なお、接続要求の送信先のデバイスは、例えばユーザによる選択操作によって特定される。これにより、スキャナ側のデバイスと接続要求の送信先のアドバタイザ側のデバイスとの間で認証処理が行われ、スキャナ側のデバイス(イニシエータ)がマスターとなると共にアドバタイザ側のデバイスがスレーブとなって、接続が確立される。
本実施形態では、画像形成装置1がアドバタイザ側のデバイスとして機能し、携帯端末2がスキャナ側のデバイスとして機能する。すなわち、画像形成装置1は、自身の存在を周囲に通知するアドバタイズ信号を送出し、携帯端末2は、周囲のデバイスが送出するアドバタイズ信号に基づいて、それらのデバイスを認識して接続要求を送信することができる。そして、携帯端末2は、画像形成装置1が、携帯端末2から所定範囲内に存在する場合に、その存在を検知して、接続先の候補として画像形成装置1を特定する情報を操作パネル部205に表示させることができる。その後、携帯端末2は、例えばユーザ操作によって画像形成装置1との接続の確立が選択された場合に、画像形成装置1へ接続要求を送信し、接続のための処理を実行する。ここで、本実施形態では、画像形成装置1は、1つ以上の設定内容のセットをあらかじめ定めておき、携帯端末2は、その設定内容のセットごとに異なる接続先のデバイスとして表示するようにする。例えば、画像形成装置1は、設定内容のセットごとに異なるアドバタイズ信号を送出するようにすることで、実際には1つの画像形成装置1しか存在しなくても、複数の異なる接続対象のデバイスが存在すると携帯端末2に認識させる。また、画像形成装置1は、自身のID情報を含んだアドバタイズ信号を送信し、携帯端末2は、画像形成装置1が対応可能な設定内容のセットごとに、異なるデバイスが存在するかのような表示を行ってもよい。いずれにしても、携帯端末2のユーザが接続先のデバイスを選択することで、画像形成装置1に、その選択されたデバイスに対応する設定内容での画像形成を実行させることができる。したがって、従来は、接続先として画像形成装置1を選択して接続処理を完了した後に、画像形成サービスの設定を行う必要があったのに対して、本実施形態では、接続先のデバイスを選択しただけで画像形成サービスの設定までもが完了することとなる。これによれば、ユーザは、接続先のデバイスの選択という簡単な操作だけで、画像形成サービスの設定を行うことができるようになる。以下では、このような処理の詳細についてのいくつかの例について説明する。
<処理例1>
図4は、ユーザが携帯端末2のメモリ部207中にあるデータを、画像形成装置1のプリント部103で出力するまでの間の、本実施形態に係る画像形成システムにおける処理の流れを示す図である。なお、画像形成装置1が実行する各制御は制御部101によって行われ、携帯端末2が実行する各制御は制御部201によって行われる。図4のシーケンスの開始時点において、画像形成装置1はアドバタイザとして動作し、携帯端末2はスキャナとして動作している。すなわち、画像形成装置1は、アドバタイズ信号を継続的に送信しており、携帯端末2は、画像形成装置1が発したアドバタイズ信号を受信できる状態である。
画像形成装置1は、S401〜S404に示すように、それぞれ異なる4種類のアドバタイズ信号(アドバタイズ信号A〜アドバタイズ信号D)を順番に送信する。画像形成装置1は、後述の接続要求信号を受信するまで(S405でYESとなるまで)、これらの複数種類のアドバタイズ信号の送信を繰り返す。このとき、アドバタイズ信号A〜アドバタイズ信号Dには、表2に示すように、それぞれ別のID情報と付加情報が含まれる。
Figure 2018074249
例えば、アドバタイズ信号Aは「カラーL版写真プリンタ」、アドバタイズ信号Bは「モノクロA4文書プリンタ」、アドバタイズ信号Cは「高機能A4MFP」、アドバタイズ信号Dは「低騒音プリンタ」が、送信元デバイスであることを示すID情報を含む。なお、MFPはMulti Functional Printerの頭字語である。
ここで、画像形成装置1のプリント部103において、現在カラーインク残量がわずかであり、かつ黒インクの残量が十分であるものとする。この場合、例えば、アドバタイズ信号Aは「インク残りわずか」、アドバタイズ信号Bは「インク十分」、アドバタイズ信号C及びアドバタイズ信号Dは「カラーインク残りわずか」であることを示す付加情報を含みうる。すなわち、アドバタイズ信号Aに対応するデバイスはカラーL版写真プリンタであるため、そのようなデバイスにおいてカラーインクがわずかである場合、印刷中にそのインクが切れてしまいうる。このため、アドバタイズ信号Aには、そのことが分かるような付加情報として「インク残りわずか」を示す情報が含められる。一方、アドバタイズ信号Bに対応するデバイスはモノクロA4文書プリンタであるため、カラーインクがわずかであっても黒インクの残量が十分であれば、印刷中にインク切れを起こす確率は低いといえる。このため、アドバタイズ信号Bには、「インク十分」であることを示す情報が、付加情報として含められる。一方、アドバタイズ信号C及びアドバタイズ信号Dに対応するデバイスは、カラープリンタであるかモノクロプリンタであるかが特定されていない。このため、アドバタイズ信号C及びアドバタイズ信号Dには、カラープリントが選択されるときのために、「カラーインク残りわずか」であることを示す情報が付加情報として含められる。
携帯端末2は、例えば画像形成装置1から所定範囲内に移動したことに応じて、画像形成装置1が継続的に送出しているそれぞれのアドバタイズ信号を受信する(S410)。アドバタイズ信号A〜アドバタイズ信号DのID情報はそれぞれ異なるため、携帯端末2は、これらのアドバタイズ信号の送信元のデバイスが別々のデバイスであるものとして認識する。そして、携帯端末2は、操作パネル部205のディスプレイに、アドバタイズ信号A〜アドバタイズ信号Dのそれぞれに対応するデバイスの情報を表示する(S411)。ここで表示される情報の例を図5に示す。
図5には、携帯端末2の操作パネル部205に、アドバタイズ信号に基づくデバイス情報が表示されている状態が示されている。アドバタイズ信号によって検知されたデバイスは、「使用可能なデバイス」の一覧501として表示される。一覧501には、アドバタイズ信号の情報パケットにおけるID情報に基づくデバイス名称がデバイス情報として表示され、また、付加情報に基づく情報もそのデバイス情報に関連付けられた形式で表示されうる。図5では、付加情報に基づく情報として、インクの残量情報と、インクの残量情報から判断した印刷可能であるか否かの情報とが表示されている。ここで、付加情報によってカラーインクの残量がないという情報を受信した場合は、例えば「カラーL版写真プリンタ」の項の2行目に「印刷不可能 インク切れ」と表示されうる。なお、この場合、「カラーL版写真プリンタ」が、使用可能なデバイスの候補として表示されないようにしてもよい。同様に、この場合には、「高機能A4MFP」と「低騒音プリンタ」の項の2行目にも、それぞれ「モノクロ印刷のみ可能 カラーインク切れ」と表示されてもよく、また、これらのプリンタが使用可能なデバイスの候補として表示されないようにしてもよい。ユーザは、図5の表示画面において、「使用可能なデバイス」の一覧501に含まれるデバイスのうちの1つを選択することができる。また、ユーザが「デバイスを再検索」ボタン502を選択すると、携帯端末2は、直ちにアドバタイズ信号を受信し直すこともできる。
ユーザが「使用可能なデバイス」の一覧501に表示されるデバイスのいずれも選択しない場合(S412でNO)、アドバタイズ信号の受信に戻る(S410)。一方、ユーザが「使用可能なデバイス」の一覧501に表示されるデバイスのいずか1つを選択した場合(S412でNO)、携帯端末2は、イニシエータの状態に遷移し、画像形成装置1に接続要求信号を送信する(S413)。なお、この接続要求信号のパケットには、ユーザが選択したデバイスのID情報が含められる。
画像形成装置1は、接続要求信号を受信すると(S405でYES)、携帯端末2と相互に通信しながら認証処理を行い、スレーブ状態となる(S406)。このとき、携帯端末2は、この認証処理においてマスター状態となる(S414)。画像形成装置1は、ユーザが選択したデバイスのID情報に基づいた動作モードでの動作を開始する(S407)。ここで、ユーザが選択したデバイスのID情報に基づいた動作モードでの動作とは、表3で示すような各種設定項目の設定値を定め、さらにこれらの設定に基づいて実行される処理のことを指す。
Figure 2018074249
例えば、「カラーL版写真プリンタ」のモードでは、用紙サイズ、用紙種類、印刷品位、色、ふち、両面、低騒音の項目が、それぞれ、L版、写真用光沢紙、高品位、カラー、ふちなし、片面、通常モードに設定される。また、用紙の向きは、印刷画像データのサイズの縦横比によって自動的に決定される。「モノクロA4文書プリンタ」のモードでは、用紙サイズ、用紙種類、用紙向き、印刷品位、色、ふち、両面、低騒音の項目が、それぞれ、A4、普通紙、縦、通常、モノクロ、ふちあり、両面、通常モードに設定される。「高機能MFP」のモードでは、すべての設定項目がユーザによって後から選択される。「低騒音プリンタ」のモードでは、低騒音の項目が低騒音モードに設定されて、他の項目については後にユーザによって選択される。
画像形成装置1は、ユーザが選択したデバイスのID情報に基づいた動作モードに適した印刷準備動作を行う。例えば「モノクロA4文書プリンタ」のモードでは、カラーインクを使用しないため、画像形成装置1は、ブラックインクのみ充填動作を行う。また、画像形成装置1は、例えば「低騒音プリンタ」のモードにおいて、モータの動作速度を落とし、動作音を低減させる。
一方、携帯端末2は、認証処理後に、選択されたデバイスに基づく設定画面を操作パネル部205に表示する(S415)。この設定画面の例を、図6(a)〜図6(d)に示す。図6(a)及び図6(b)は、それぞれ、「カラーL版写真プリンタ」と「モノクロA4文書プリンタ」のモードにおける設定画面である。これらのモードでは、各設定項目の設定値がすでに決定しているため、ユーザは、必要に応じて「印刷プレビュー」の欄601を確認してから、「印刷」ボタン602を選択するだけで、印刷が実行される。なお、ユーザは、「キャンセル」ボタン603を選択することにより、印刷を実行せずにキャンセルすることができる。
また、図6(c)及び図6(d)は、それぞれ、「高機能A4MFP」及び「低騒音プリンタ」のモードにおける設定画面である。これらのモードでは、ユーザは、「印刷」ボタン602を選択する前に、「詳細設定」の欄604に含まれる各項目に対する設定値を特定する。なお、携帯端末2は、「詳細設定」の欄604に含まれる全項目を画面中に一括表示できない場合は、スクロールバー605等を表示して、項目を順次表示させるための所定の操作を受け付けるようにしてもよい。
携帯端末2は、図6(a)〜図6(d)の設定画面において、ユーザが「印刷」ボタン602を選択すると(S416でYES)、画像形成装置1へ印刷ジョブを送信する(S417)。この印刷ジョブの送受信には、BT通信方式が用いられてもよいし、無線LAN等の他の無線通信方式が用いられてもよい。なお、印刷ジョブには、印刷対象の画像データに加えて、例えば図6(c)及び図6(d)で設定が行われた場合、設定された印刷設定情報が含まれうる。画像形成装置1は、印刷ジョブを受信すると(S408)、プリント部103から画像データを印刷して出力する(S409)。なお、無線LAN等の他の無線通信方式が用いられる場合、携帯端末2は、他の無線通信方式に必要な通信情報をBT通信によって取得する。そして、この通信情報を使って、通信方式をBT通信から無線LAN等の他の無線通信方式へ切り替える。なお、通信速度は、BT通信よりも無線LAN等の他の無線通信方式の方が速い。
<処理例2>
上述の処理例1では、画像形成装置1が、複数の動作モードにそれぞれ対応している別個のアドバタイズ信号を送信し、携帯端末2が、そのアドバタイズ信号に基づいて、動作モードごとに異なるデバイスと認識するようにした。本処理例では、画像形成装置1が使用可能な動作モードを携帯端末2が判定し、その判定結果に応じて、使用可能な動作モードのそれぞれを、異なる接続先のデバイスが提供しているかのような表示を行う。これによれば、表示画面上では複数の利用可能なデバイスが存在するような表示が行われ、ユーザはそれらのデバイスのうちのいずれかを選択することで、画像形成装置1の動作モードを選択することができる。
図7は、本処理例に係る、ユーザが携帯端末2のメモリ部207中にあるデータを、画像形成装置1のプリント部103で出力するまでの間の、本実施形態に係る画像形成システムにおける処理の流れを示す図である。なお、画像形成装置1が実行する各制御は制御部101によって行われ、携帯端末2が実行する各制御は制御部201によって行われる。図4のシーケンスの開始時点において、画像形成装置1はアドバタイザとして動作し、携帯端末2はスキャナとして動作している。これは処理例1と同様である。
画像形成装置1は、S701に示すように、アドバタイズ信号を送信する。画像形成装置1は、後述の接続要求信号を受信するまで(S702でYESとなるまで)、アドバタイズ信号の送信を繰り返す。アドバタイズ信号には、画像形成装置1のID情報と付加情報とが含まれている。ID情報は画像形成装置の種類を示し、本処理例ではA4サイズまでのカラー印刷が可能なMFPであることがID情報によって示される。なお、アドバタイズ信号に、用紙サイズおよびカラー印刷可能か否かを示す機能情報が含まれていてもよい。また、画像形成装置1のプリント部103において現在カラーインク残量がわずかでありかつ黒インクの残量が十分である場合、アドバタイズ信号の付加情報は「カラーインク残りわずか、かつ、黒インク残り十分」であることを示しうる。
携帯端末2は、アドバタイズ信号を受信する(S707)と、受信したアドバタイズ信号のID情報に基づいて、アドバタイザのデバイスがA4サイズまでのカラー印刷が可能なMFPであると判断する。そして、携帯端末2は、このデバイスが動作可能なモードのそれぞれについて、異なるデバイスが検知されたかのような表示を、操作パネル部205のディスプレイにおいて行う(S708)。すなわち、携帯端末2は、実際には、画像形成装置1からの1つのアドバタイズ信号しか受信していなくても、画像形成装置1が対応可能なモードのそれぞれが別のデバイスで実行されているかのような表示を行う。S708では、例えば、処理例1と同様に、図5のような表示が行われる。なお、デバイスの一覧501には、携帯端末2が判断した画像形成装置1が動作可能なモードに基づくデバイス名称がデバイス情報として表示され、また、付加情報に基づく情報もデバイス情報と関連付けられた形式で表示されうる。このとき、付加情報に基づく情報とは、画像形成装置1が動作可能なモードに応じて付加情報が加工された情報でありうる。例えば、「カラーインク残りわずか、かつ、黒インク残り十分」であることが示された場合、モノクロプリンタでは「インク十分」であり、カラープリンタでは「インク残りわずか」であることを示す情報が、付加情報に基づく情報として表示されうる。また、モノクロとカラーとの両方に対応するプリンタでは、例えば「カラーインク残りわずか」又は「カラーインク残りわずか、かつ、黒インク残り十分」であることを示す情報が、付加情報に基づく情報として表示されうる。
ユーザが「使用可能なデバイス」の一覧501に表示されるデバイスのいずれも選択しない場合(S709でNO)、アドバタイズ信号の受信に戻る(S707)。一方、ユーザが「使用可能なデバイス」の一覧501に表示されるデバイスのいずか1つを選択した場合(S709でNO)、携帯端末2は、イニシエータの状態に遷移し、画像形成装置1に接続要求信号を送信する(S710)。なお、この接続要求信号のパケットには、ユーザが選択したデバイス名に対応する動作モードの情報が含められる。
画像形成装置1は、接続要求信号を受信すると(S702でYES)、携帯端末2と相互に通信しながら認証処理を行い、スレーブ状態となる(S703)。このとき、携帯端末2は、この認証処理においてマスター状態となる(S711)。画像形成装置1は、ユーザが選択したデバイスに対応する動作モードでの動作を開始する(S704)。ここで、ユーザが選択したデバイスに対応する動作モードでの動作とは、処理例1と同様に、表3で示すような各種設定項目の設定値を定め、さらにこれらの設定に基づいて実行される処理のことを指す。
一方、携帯端末2は、認証処理後に、選択されたデバイスに基づく設定画面を操作パネル部205に表示する(S712)。この設定画面は、処理例1と同様に、例えば図6(a)〜図6(d)のような画面が用いられる。携帯端末2は、図6(a)〜図6(d)の設定画面において、ユーザが「印刷」ボタン602を選択すると(S713でYES)、画像形成装置1へ印刷ジョブを送信する(S714)。なお、印刷ジョブには、印刷対象の画像データに加えて、例えば図6(c)及び図6(d)で設定が行われた場合、設定された印刷設定情報が含まれうる。画像形成装置1は、印刷ジョブを受信すると(S705)、プリント部103から画像データを印刷して出力する(S706)。
上述の処理例1及び処理例2のような仕組みにより、携帯端末2内のデータを印刷する前にユーザが複雑な印刷設定をする必要がなくなり、ユーザが操作すべき手順が簡略化される。例えば、携帯端末2内の文書データをモノクロでA4サイズで出力したい場合、ユーザは、図4のS411において、「モノクロA4文書プリンタ」を選択して画像形成装置1と接続するようにする。このとき、モノクロA4文書を印刷するための設定はすでに整っているため、印刷ボタンを押すだけで、すぐに画像形成装置1に印刷を実行させることができる。また、文書印刷の後にカラーのL版写真を印刷したい場合は、ユーザは、「カラーL版写真プリンタ」を選択して接続することにより、携帯端末2において詳細な印刷設定を再設定することなく、適切な設定で写真を印刷することができる。また、従来通り詳細な設定を自ら行いたい場合は、ユーザが「高機能A4MFP」を選択することで、画像形成装置1の設定を詳細に選択決定することができる。また、騒音を減らしたい状況で印刷する場合は、ユーザが「低騒音プリンタ」を選択することで、画像形成装置1が自動的に低騒音モードで動作する。低騒音モード等の一部設定は、出力結果に直接影響しない設定であるため、従来の設定方法ではユーザが設定し忘れてしまう場合が考えられるが、上述の手法によれば、設定し忘れが生じる確率を低減することができる。
なお、上述の処理例1及び処理例2では、画像形成装置1は、様々な印刷設定が可能なMFPとして説明したが、イメージスキャナ部102を有しない印刷装置であってもよい。また、画像形成装置1は、FAX機能等を有する、さらに高機能なMFPであってもよい。
また、処理例1及び処理例2において、画像形成装置1が送信するアドバタイズ信号の情報パケットにおける付加情報は、インクの残量情報以外の情報であってもよい。また処理例1では4つのアドバタイズ信号のそれぞれにおいて異なる付加情報が含められている場合について説明したが、すべてのモードで同一の付加情報が含められてもよい。
また、上述の処理例1及び処理例2では、説明を簡単にするために、「カラーL版写真プリンタ」と「モノクロA4文書プリンタ」のモードでは、すべての設定値が予め決定されている場合の例について説明したが、これに限られない。例えば、両面設定や用紙サイズなどの一部の設定がユーザによって変更可能であってもよいし、すべての設定値をデフォルト値として、印刷の実行前にユーザが自由に設定変更することができるように構成されていてもよい。
また、画像形成装置1の動作モードは、上述の4つのモードに限られず、「カラーA4プリンタ」など他の動作モードが用いられてもよい。また、処理例1では、画像形成装置1は、ユーザ操作により、既存のアドバタイズ信号の一部を送信しないようにし、または、既存のアドバタイズ信号の一部又は全部について新たな印刷設定が定められたモードに対応付けて送信するように構成されてもよい。また、処理例2では、携帯端末2は、ユーザ操作により、図7のS712で特定の動作モードに対応するプリンタ名を表示しないようにしてもよいし、新たな印刷設定が定められたモードを定義して、そのモードに対応するデバイス名を表示するようにしてもよい。
上述の処理例では、BTにおけるアドバタイズ信号を用いて、携帯端末2が、画像形成装置1に関する情報を取得する場合の例について説明した。しかしながらこれに限られず、例えば無線LANのビーコンや、NFC(Near Field Communication)又はRFID等の近接無線通信の信号など、他のシステムの信号が画像形成装置1に関する情報の取得に用いられてもよい。例えば、NFCやRFIDによって、携帯端末2を画像形成装置1にかざすことで、画像形成装置1の様々な動作モードの情報を取得し、携帯端末2は、それらの動作モードごとに、それぞれ異なるデバイスの情報として表示させる。そして、携帯端末2のユーザは、いずれかのデバイスを選択することにより、その選択の結果に応じた動作モードでの画像形成を、画像形成装置1に実行させることができる。すなわち、本実施形態では、携帯端末2が、実際には1つのデバイスしか周囲に存在しない場合であっても、サービスの設定ごとに異なるデバイスとして表示して、ユーザに選択させることができればよく、BT等の特定の通信方式が用いられる必要はない。
なお、上述の処理によれば、携帯端末のみならず、例えば、固定された又は可搬型のパーソナルコンピュータ等の、任意の通信装置において、サービスを受ける際のそのサービスの設定を簡素化することができる。すなわち、様々な設定で他の装置によって実行されるサービスを受けることができる通信機能を有する任意の装置において、複数の設定のそれぞれに対応させた異なるデバイスとして接続先デバイスを選択可能に提示することができる。これにより、その装置のユーザは、接続先デバイスを選択するだけで、手動で詳細設定を行うことなく、適切な設定でのサービスの提供を受けることができる。なお、情報の提示は、一例において画面表示であるがこれに限られない。例えば音声によって情報が提示されてもよく、ユーザは、その音声に基づいて接続先のデバイスを選択する操作を実行することで、その選択されたデバイスに対応する設定でのサービスの提供を受けることができる。また、携帯端末は、自身が表示部を有しない場合に、例えばケーブルや無線によって接続した外部の表示装置等に情報を選択可能に表示させることによって、上述の情報の提示を行ってもよい。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1:画像形成装置、2:携帯端末、101:制御部、103:プリント部、104:無線通信部、106:画像処理部、201:制御部、204:無線通信部、205:操作パネル部

Claims (21)

  1. 無線通信を通じて、それぞれ1つ以上の設定項目を含んだ1つ以上の設定内容のセットのいずれかを用いたサービスの提供を、情報処理装置から受ける通信装置に備えられたコンピュータに、
    前記1つ以上の設定内容のセットのそれぞれに対応させて、1つ以上の異なる接続先のデバイスの情報を選択可能に表示手段に表示させ、
    前記接続先のデバイスのユーザによる選択を受け付けさせ、
    前記選択を受け付けたことに応じて、前記情報処理装置との間で、当該選択に基づく接続を確立させる、
    ためのプログラム。
  2. さらに、前記選択された前記接続先のデバイスに対応する前記設定内容のセットにおいて、ユーザが設定すべき項目が存在する場合には当該項目に関する設定を受け付ける欄を含んだ画面を表示させ、ユーザが設定すべき項目が存在しない場合には当該設定を受け付ける欄を含まない画面を表示させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. さらに、前記情報処理装置から、前記1つ以上の設定内容のセットのそれぞれに対応する第1の信号であって、当該設定内容のセットごとに異なる識別情報を含んだ第1の信号を受信させ、
    前記接続先のデバイスの情報を表示させる際に、受信した前記第1の信号に基づいて、前記接続先のデバイスの情報を表示させる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 前記第1の信号は、対応する前記設定内容のセットに関する付加情報をさらに含み、
    前記接続先のデバイスの情報を表示させる際に、前記接続先のデバイスの情報に対応する前記設定内容のセットに関する前記付加情報を、当該接続先のデバイスの情報と関連付けて表示させる、
    ことを特徴とする請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記接続を確立させる際に、前記選択された前記接続先のデバイスに対応する前記識別情報を含んだ第2の信号を前記情報処理装置へ送信させる、
    ことを特徴とする請求項3または4に記載のプログラム。
  6. さらに、
    前記情報処理装置の識別情報を含んだ第1の信号を受信させ、
    前記第1の信号に基づいて、前記情報処理装置が用いることができる前記1つ以上の設定内容のセットを判定させ、
    前記判定に基づいて、前記情報処理装置が用いることができる前記1つ以上の設定内容のセットのそれぞれに対応させた前記接続先のデバイスの情報を生成させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  7. 前記第1の信号は、前記サービスに関する付加情報をさらに含み、
    前記判定において、前記情報処理装置が用いることができる前記1つ以上の設定内容のセットと共に、当該1つ以上の設定内容のセットのそれぞれに関する前記付加情報に基づく情報を判定させ、
    前記接続先のデバイスの情報を表示させる際に、前記接続先のデバイスの情報に対応する前記設定内容のセットに関する前記付加情報に基づく前記情報を、当該接続先のデバイスの情報と関連付けて表示させる、
    ことを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
  8. 前記接続を確立させる際に、前記選択された前記接続先のデバイスに対応する前記設定内容のセットを特定する情報を含んだ第2の信号を前記情報処理装置へ送信させる、
    ことを特徴とする請求項6または7に記載のプログラム。
  9. 無線通信を通じて、それぞれ1つ以上の設定項目を含んだ1つ以上の設定内容のセットのいずれかを用いて、通信装置に対してサービスを提供する情報処理装置に備えられたコンピュータに、
    前記通信装置が前記1つ以上の設定内容のセットのそれぞれに対応させて1つ以上の異なる接続先のデバイスの情報を選択可能に表示することを可能とする第1の信号を、当該通信装置へ送信させ、
    前記通信装置において受け付けられた前記接続先のデバイスのユーザによる選択に基づく接続を確立させ、
    前記選択された前記接続先のデバイスに対応する前記設定内容のセットを用いて、前記通信装置へサービスを提供させる、
    ためのプログラム。
  10. 前記第1の信号を送信させる際に、前記1つ以上の設定内容のセットのそれぞれについて、当該設定内容のセットに関する識別情報を含んだ別個の前記第1の信号を送信させる、
    ことを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
  11. 前記第1の信号を送信させる際に、前記情報処理装置の識別情報を含んだ前記第1の信号を送信させる、
    ことを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
  12. 前記第1の信号は、前記サービスに関する付加情報をさらに含む、
    ことを特徴とする請求項9から11のいずれか1項に記載のプログラム。
  13. 前記第1の信号の送信の前に、前記1つ以上の設定内容のセットのそれぞれに含まれる前記1つ以上の設定項目の変更を受け付けさせる、
    ことを特徴とする請求項9から12のいずれか1項に記載のプログラム。
  14. 前記第1の信号は、Bluetoothのアドバタイズ信号である、
    ことを特徴とする請求項3から13のいずれか1項に記載のプログラム。
  15. 前記情報処理装置は画像形成装置であり、前記サービスは画像形成サービスである、
    ことを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載のプログラム。
  16. 無線通信を通じて、それぞれ1つ以上の設定項目を含んだ1つ以上の設定内容のセットのいずれかを用いたサービスの提供を、情報処理装置から受ける通信装置であって、
    前記1つ以上の設定内容のセットのそれぞれに対応させて、1つ以上の異なる接続先のデバイスの情報を選択可能に表示手段に表示させる表示手段と、
    前記接続先のデバイスの、ユーザによる選択を受け付ける受付手段と、
    前記選択を受け付けたことに応じて、前記情報処理装置との間で、当該選択に基づく接続を確立する確立手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  17. 無線通信を通じて、それぞれ1つ以上の設定項目を含んだ1つ以上の設定内容のセットのいずれかを用いて、通信装置に対してサービスを提供する情報処理装置であって、
    前記通信装置が前記1つ以上の設定内容のセットのそれぞれに対応させて1つ以上の異なる接続先のデバイスの情報を選択可能に表示することを可能とする第1の信号を、当該通信装置へ送信する送信手段と、
    前記通信装置において受け付けられた前記接続先のデバイスのユーザによる選択に基づく接続を確立する確立手段と、
    前記選択された前記接続先のデバイスに対応する前記設定内容のセットを用いて、前記通信装置へサービスを提供する提供手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  18. 前記サービスは画像形成サービスであり、前記情報処理装置は画像形成装置である、
    ことを特徴とする請求項17に記載の情報処理装置。
  19. 無線通信を通じて、情報処理装置が、それぞれ1つ以上の設定項目を含んだ1つ以上の設定内容のセットのいずれかを用いたサービスを、通信装置に対して提供するシステムであって、
    前記通信装置は、
    前記1つ以上の設定内容のセットのそれぞれに対応させて、1つ以上の異なる接続先のデバイスの情報を選択可能に表示手段に表示させる表示手段と、
    前記接続先のデバイスの、ユーザによる選択を受け付ける受付手段と、
    前記選択を受け付けたことに応じて、前記情報処理装置との間で、当該選択に基づく接続を確立する確立手段と、
    を有し、
    前記情報処理装置は、
    前記通信装置との間で、前記通信装置において受け付けられた前記選択に基づく接続を確立する確立手段と、
    前記選択された前記接続先のデバイスに対応する前記設定内容のセットを用いて、前記通信装置へサービスを提供する提供手段と、
    を有する、ことを特徴とするシステム。
  20. 無線通信を通じて、それぞれ1つ以上の設定項目を含んだ1つ以上の設定内容のセットのいずれかを用いたサービスの提供を、情報処理装置から受ける通信装置の制御方法であって、
    前記1つ以上の設定内容のセットのそれぞれに対応させて、1つ以上の異なる接続先のデバイスの情報を選択可能に表示手段に表示させる表示工程と、
    前記接続先のデバイスの、ユーザによる選択を受け付ける受付工程と、
    前記選択を受け付けたことに応じて、前記情報処理装置との間で、当該選択に基づく接続を確立する確立工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  21. 無線通信を通じて、それぞれ1つ以上の設定項目を含んだ1つ以上の設定内容のセットのいずれかを用いて、通信装置に対してサービスを提供する情報処理装置の制御方法であって、
    前記通信装置が前記1つ以上の設定内容のセットのそれぞれに対応させて1つ以上の異なる接続先のデバイスの情報を選択可能に表示することを可能とする第1の信号を、当該通信装置へ送信する送信工程と、
    前記通信装置において受け付けられた前記接続先のデバイスのユーザによる選択に基づく接続を確立する確立工程と、
    前記選択された前記接続先のデバイスに対応する前記設定内容のセットを用いて、前記通信装置へサービスを提供する提供工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
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