JP2018073295A - 認証装置、および認証装置を備える什器、ならびに認証案内方法 - Google Patents

認証装置、および認証装置を備える什器、ならびに認証案内方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の認証入力で利用者の認証を行う認証装置、および認証装置を備える什器、ならびに認証案内方法において、複数の認証入力に順番付けをした上で利便性を高める。【解決手段】複数の認証入力手段の中から第一の有効認証入力手段を選択して認証入力可能とし、かつ複数の告知手段の中から第一の有効認証入力手段に対応する第一の有効告知手段を選択して利用者に告知を行い、第一の有効認証入力手段への認証入力後には、残余の認証入力手段の中から第二の有効認証入力手段を選択して認証入力可能とし、かつ残余の告知手段の中から第二の有効認証入力手段に対応する第二の有効告知手段を選択して利用者に告知を行う。【選択図】図9

Description

本発明は、認証装置、および認証装置を備える什器、ならびに認証案内方法に関する。
従来から、利用が容易でありながら比較的高い安全性を確保できる個人認証装置として、指などによるキー入力認証と非接触カードを用いたカード認証とを組み合わせた認証装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
そのような認証装置においては、通常、認証のために入力されるキー(番号など)が表示されたキー入力部と、非接触カードを近接させるカード認証部とを備えている。
実開平05−006468号公報
上記のように、キー入力による認証と非接触カードによる認証との2工程で認証を行う認証装置の場合、キー入力認証とカード認証との操作順が決められている。
しかしながら、キー入力部とカード認証部とが近接した認証装置において、認証入力に順番付けがなされると、キー入力認証とカード認証とのどちらを先に行う必要があるのか利用者が迷うことがあり、ユーザビリティに欠けていた。
本願発明は、上記の技術的課題に鑑みてなされたもので、複数の認証入力で利用者の認証を行う認証装置、および認証装置を備える什器、ならびに認証案内方法において、複数の認証入力に順番付けをした上で利便性を高めることを目的とする。
上記課題の解決手段として、本発明は、複数の認証入力手段と、各認証入力手段に対応して設けられ、対応する認証入力手段が認証入力可能であることを利用者に告知する複数の告知手段と、前記複数の認証入力手段および複数の告知手段を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記複数の認証入力手段の中から第一の有効認証入力手段を選択して認証入力可能とし、かつ前記複数の告知手段の中から前記第一の有効認証入力手段に対応する第一の有効告知手段を選択して利用者に告知を行い、前記第一の有効認証入力手段への認証入力後には、残余の認証入力手段の中から第二の有効認証入力手段を選択して認証入力可能とし、かつ残余の告知手段の中から前記第二の有効認証入力手段に対応する第二の有効告知手段を選択して利用者に告知を行う、認証装置を提供する。
この構成によれば、複数の認証入力手段を備えてセキリュティ性を高めた上で、複数の認証入力手段に対してどの順番で認証入力を行うか(複数の認証入力手段の何れが認証入力可能な状態にあるか)については、認証入力手段毎に設けられた複数の告知手段によって認証入力の順番にある認証入力手段が告知されるため、利用者が操作の順番に迷うことなく認証入力を行うことができる。すなわち、複数の認証入力手段を備えるとともにこれらに対する認証入力に順番付けをしながらも、使い勝手のよい認証装置を提供することができる。
本発明において、前記複数の告知手段として各認証入力手段に対応する告知表示を示す表示部を備え、前記制御部は、前記第一の有効認証入力手段の認証入力がなされた後、前記表示部における前記第一の有効告知手段の告知表示を消す、としてもよい。
この場合、第一の有効認証入力手段の認証入力後に第一の有効告知手段が非表示になるので、利用者に第一の有効認証入力手段の認証入力が終了したことを素早く案内することができる。
本発明において、前記複数の告知手段として各認証入力手段に対応する告知表示を示す表示部を備え、前記制御部は、前記第一の有効認証入力手段の認証入力がなされた後、前記第二の有効認証入力手段を認証入力可能とし、かつ前記表示部に前記第二の有効告知手段の告知表示を示す、としてもよい。
この場合、第一の有効認証入力手段の認証入力後、第二の有効認証入力手段が認証入力可能となり、かつ表示部に第二の有効告知手段が表示されるので、利用者に第二の有効認証入力手段の認証入力に移行したことを素早く案内することができる。すなわち、第一の有効認証入力手段の認証入力後に速やかに第二の有効認証入力手段の認証入力に移行し、利便性を高めることができる。
本発明において、前記複数の告知手段として各認証入力手段に対応する告知表示を示す表示部を備え、前記制御部は、前記第一の有効認証入力手段の認証入力がなされた後、前記第一の有効認証入力手段の認証が取れていなくても、前記第二の有効認証入力手段を認証入力可能とし、かつ前記表示部に前記第二の有効告知手段の告知表示を示す、としてもよい。
この場合、第一の有効認証入力手段の認証が取れたか否かに関わらず、第二の有効認証入力手段が認証入力可能となり、かつ表示部に第二の有効告知手段が表示されるので、利用者に第二の有効認証入力手段の認証入力に移行したことを素早く案内するとともに、第一の有効認証入力手段の認証が取れたか否かの情報を第三者に与えないので、セキュリティ性をより一層高めることができる。
本発明において、前記複数の告知手段として各認証入力手段に対応する告知表示を示す表示部を備え、前記制御部は、前記第一の有効認証入力手段の認証が取れた場合に、前記表示部における前記第一の有効告知手段の告知表示を消す、としてもよい。
この場合、第一の有効認証入力手段の認証が取れた場合に限り、第一の有効告知手段が非表示になるので、利用者に第一の有効認証入力手段の認証が取れたことを素早く案内することができる。一方で、第一の有効認証入力手段の認証が取れなかった場合には、第一の有効告知手段が表示されたままとなるので、利用者に第一の有効認証入力手段の認証入力が再度必要なことをスムーズに案内することができる。
本発明において、前記複数の告知手段として各認証入力手段に対応する告知表示を示す表示部を備え、前記制御部は、前記第一の有効認証入力手段の認証が取れた場合に、前記第二の有効認証入力手段を認証入力可能とし、かつ前記表示部に前記第二の有効告知手段の告知表示を示す、としてもよい。
この場合、第一の有効認証入力手段の認証が取れた場合に限り、第二の有効認証入力手段が認証入力可能となり、かつ表示部に第二の有効告知手段が表示されるので、利用者に第二の有効認証入力手段の認証入力に移行したことを素早く案内することができる。また、第一の有効認証入力手段の認証が取れた後に、次の工程である第二の有効認証入力手段の認証入力に利用者を案内するので、利用者が一連の認証入力を行った後に第一の有効認証入力手段の認証入力まで戻るようなことがなく、一連の認証入力をスムーズに行うことができる。
本発明において、前記表示部は、各認証入力手段の認証入力を可能とするタッチパネルであり、前記複数の認証入力手段は、パスワードの入力を認証入力とするパスワード入力手段と、認証カードの情報入力を認証入力とするカード入力手段と、を備え、前記パスワード入力手段の告知表示は、前記タッチパネルに表示されるパスワード入力キーであり、前記カード入力手段の告知表示は、前記タッチパネルに表示されるカード読み取りマークである、としてもよい。
この場合、パスワード認証とカード認証との二工程で認証を行う認証装置において、規定の順番に基づき最初に認証を行う認証入力手段が選択されると、選択した認証入力手段の認証入力に係る告知表示(パスワード入力キーまたはカード読み取りマークの一方)のみがタッチパネルに表示される。このとき、次に認証を行う認証入力手段の認証入力に係る告知表示(パスワード入力キーまたはカード読み取りマークの他方)は非表示のままとなる。このため、利用者は自然に最初の認証入力に案内される。そして、最初の認証入力の後に次の認証入力の告知表示を示すことで、利用者は迷うことなく次の認証入力に案内される。すなわち、利用者が操作手順に迷うことなく、パスワード認証およびカード認証を決められた順番で操作することが可能となり、高い利便性を発揮させることができる。
本発明は、上記何れかの認証装置を開閉体に備える、什器を提供する。
この構成によれば、認証装置が該認証装置を備えた開閉体を開くための認証用であることが明確であり、かつ什器の外側に臨む開閉体に認証装置を配置することで、利用者の使い勝手をより一層向上させることができる。また、認証装置の告知手段が告知表示を示すものであっても、作動前には告知表示を消してすっきりした外観とすることが可能となり、高い意匠性を得ることができる。
本発明は、複数の認証入力手段の中から第一の有効認証入力手段を選択して認証入力可能とし、かつ複数の告知手段の中から前記第一の有効認証入力手段に対応する第一の有効告知手段を選択して利用者に告知を行い、前記第一の有効認証入力手段への認証入力後には、残余の認証入力手段の中から第二の有効認証入力手段を選択して認証入力可能とし、かつ残余の告知手段の中から前記第二の有効認証入力手段に対応する第二の有効告知手段を選択して利用者に告知を行う、認証案内方法を提供する。
この構成によれば、複数の認証入力手段を備えてセキリュティ性を高めた上で、複数の認証入力手段に対してどの順番で認証入力を行うか(複数の認証入力手段の何れが認証入力可能な状態にあるか)については、認証入力手段毎に設けられた複数の告知手段によって認証入力の順番にある認証入力手段が告知されるため、利用者が操作の順番に迷うことなく認証入力を行うことができる。すなわち、複数の認証入力手段を備えるとともにこれらに対する認証入力に順番付けをしながらも、使い勝手のよい認証装置を提供することができる。
本発明によれば、複数の認証入力で利用者の認証を行う認証装置、および認証装置を備える什器、ならびに認証案内方法において、複数の認証入力に順番付けをした上で利便性を高めることができる。
本発明の実施形態における什器の斜視図である。 図1のII−II断面図である。 本実施形態の認証装置の分解斜視図である。 上記什器の開閉扉を開いてその裏側を見た斜視図である。 上記認証装置の起動前におけるタッチパネルの正面図である。 上記タッチパネルにパスワード入力キーが表示された状態の正面図である。 上記タッチパネルにカード読み取りマークが表示された状態の正面図である。 上記タッチパネルにパスワード入力キーおよびカード読み取りマークが表示された状態の正面図である。 上記認証装置の制御部で行う処理を示すフローチャートである。 本実施形態の変形例における図9に相当するフローチャートである。 本実施形態の他の変形例における図9に相当するフローチャートである。 上記認証装置の概略構成図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
<什器>
図1に示す什器1は、執務室等で用いられるオフィス収納(キャビネット)である。什器1は、床上に載置される直方体形状の筐体2と、筐体2の前面開口を開閉する複数の開閉体3と、を備えている。各開閉体3は、什器1における垂直な前面に沿う板状をなしている。図1において、筐体2における図中左側の前面開口の開閉体3は、いわゆる観音開きの一対の開閉扉3a1とされ、筐体2の上下端に渡って設けられている。筐体2における図中左右中央の前面開口は、上下二段に区分されている。筐体2の左右中央において、上段の開閉体3および下段の開閉体3は、それぞれ観音開きの一対の開閉扉3a2とされている。筐体2における図中右側の前面開口は、上下二段に区分されている。筐体2の右側において、上段の開閉体3は、観音開きの一対の開閉扉3a3とされ、下段の開閉体3は、上下三段の抽斗3cの前板3bとされている。
図1で左右一対をなす各開閉扉3a1〜3a3の一方(図中右側)には、その前面の上下中間部に把手4aが設けられている。把手4aは、該把手4aが設けられた開閉扉3a1〜3a3のラッチ機構(不図示)を解除操作可能とする。把手4aが設けられた開閉扉3a1〜3a3の前面には、例えば把手4aの上方または下方に離間して、認証装置10が設けられている。認証装置10は、該認証装置10が設けられた開閉扉3a1〜3a3を特定の利用者が開閉可能とするために、特定の利用者の認証を行う。認証装置10は、特定の利用者を認証すると、該認証装置10が設けられた開閉扉3a1〜3a3の電気式施解錠装置5(図4参照)を解錠させる。開閉扉3a1〜3a3の前面で例えば把手4aの下方には、電気式施解錠装置5を強制的に施解錠可能な機械式施解錠装置6(キーシリンダ)が設けられている。
図1で右下側の上下三段の前板3bには、それぞれ前面上部の左右中央部に把手4bが設けられている。各把手4bは、該把手4bが設けられた前板3bのラッチ機構(不図示)を解除操作可能とする。上段の前板3bの前面には、例えば把手4bの右方に隣接して、認証装置10が設けられている。認証装置10は、上下三段の前板3bを特定の利用者が開閉可能とするために、特定の利用者の認証を行う。認証装置10は、特定の利用者を認証すると、上下三段の前板3bに渡る電気式施解錠装置5を解錠させる。上段の前板3bの上方には、筐体2の仕切り板2aの前面が露出し、この仕切り板2aの前面には、電気式施解錠装置5を強制的に施解錠可能な機械式施解錠装置6(キーシリンダ)が設けられている。
図4を併せて参照し、電気式施解錠装置5は、什器1に搭載された一次電池もしくは二次電池(以下、バッテリ7という。)に電気的に接続されている。バッテリ7は、例えば開閉体3の裏面側に設けられたバッテリケース8内に保持されている。バッテリ7は、対応する開閉体3に設けられた認証装置10にも電気的に接続されている。電気式施解錠装置5および認証装置10の電源としてバッテリ7を備えることで、AC100V等の外部電源(商用電源)の接続を必要とせず、配線の簡略化及び什器レイアウトの容易化が図られる。
電気式施解錠装置5は、対応する開閉体3の認証装置10で利用者の認証が取られると、認証装置10からの指令により開閉体3を解錠し、把手4a,4bの操作によって対応する開閉体3を開操作可能とする。電気式施解錠装置5は、対応する開閉体3が閉じられると、自動的に施錠状態に戻る。バッテリ7の蓄電残量が不足して電気式施解錠装置5を駆動できない場合には、機械式施解錠装置6によって手動で施解錠することが可能である。
<認証装置>
図2、図3、図12に示すように、認証装置10は、複数の認証入力手段11,12と、認証入力手段11,12毎に設けられ、対応する認証入力手段が認証入力可能であることを利用者に告知する複数の告知手段15,16と、複数の認証入力手段11,12および複数の告知手段15,16を制御し、かつ複数の認証入力手段11,12に認証入力を行う順番を規定した制御部18と、を備えている。本実施形態の複数の認証入力手段11,12は、パスワード入力を認証入力とするパスワード入力手段11と、認証カードの情報入力を認証入力とするカード入力手段12と、で構成されている。本実施形態の複数の告知手段15,16は、パスワード入力が可能なことを利用者に告知するパスワード入力告知手段15と、カード情報の読み取りが可能なことを利用者に告知するカード読み取り告知手段16と、で構成されている。
また、認証装置10は、複数の認証入力手段11,12と複数の告知手段15,16とを兼ねる単一のタッチパネル20を備えている。タッチパネル20は、各認証入力手段11,12の認証入力および各告知手段15,16の告知表示を可能としている。
図2を参照し、タッチパネル20は、平面視矩形状をなし、開閉体3の前面3dに形成された矩形状の開口3eに整合するように、かつ開閉体3の前面3dと平行となるように配置されている。認証装置10におけるタッチパネル20以外の部分は、対応する開閉体3の前面2dを形成する板金の裏側に収まっている。
図3、図12を参照し、パスワード入力告知手段15は、タッチパネル20のパスワード入力キー21を発光させる。本実施形態では、パスワード入力キー21の発光は、タッチパネル20の裏面の入力キー印刷部15aとタッチパネル20の裏面側に配置された第一光源(第一LED、以下、LED15bという。)とで行われる。
カード読み取り告知手段16は、タッチパネル20のカード読み取りマーク22を発光させる。本実施形態では、カード読み取りマーク22の発光は、タッチパネル20の裏面の読み取りマーク印刷部16aとタッチパネル20の裏面側に配置された第二光源(第二LED、以下、LED16bという。)とで行われる。
パスワード入力キー21は、パスワード入力手段11が認証入力可能のとき、対応するLED15bの点灯により発光し、外部から視認可能となる(図6、図8参照)。パスワード入力キー21は、パスワード入力手段11が認証入力不能のとき、対応するLED15bの消灯により発光を停止し、外部から視認不能(相対的に目立たなくなった状態を含む)となる(図5、図7参照)。
カード読み取りマーク22は、カード入力手段12が認証入力可能のとき、対応するLED16bの点灯により発光し、外部から視認可能となる(図7、図8参照)。カード読み取りマーク22は、カード入力手段12が認証入力不能のとき、対応するLED16bの消灯により発光を停止し、外部から視認不能(相対的に目立たなくなった状態を含む)となる(図5、図6参照)。
図5〜図8を参照し、パスワード入力キー21は、タッチパネル20の平面視矩形状の内側に沿うように、縦横四つずつ並ぶ。パスワード入力キー21は、「1」から「9」および「0」のテンキー21a、「C」で示されるクリアキー21b、ならびに「#」で示されるエンターキー21cで構成されている。
カード読み取りマーク22は、タッチパネル20の中央部(パスワード入力キー21に囲まれた部位)に配置されている。
平面視矩形状に配列されたパスワード入力キー21の例えば一角部(図では左上の角部)には、エンターキー21cが配置されている。本実施形態では、エンターキー21cが認証装置10の起動スイッチ21c1として用いられる。なお、パスワード入力キー21の並びは図の並びに限らない。また、起動スイッチ21c1として用いるエンターキー21cの配置も、図と異なる角部であったり角部以外であってもよい。さらに、エンターキー21c以外のキーを起動スイッチとして用いたり、専用の起動スイッチを設けてもよい。
タッチパネル20は、起動スイッチ21c1の位置に、例えば矩形状のマーク21c2を有している。マーク21c2は、LED15b,16bの発光によらず外部から視認可能である。このマーク21c2により、起動スイッチ21c1は、その位置を外部から常時視認可能である。
図2、図3を参照し、タッチパネル20は、開閉体3の外面に露出する表面シート24と、表面シート24の裏面側(什器内側)に重ねられた電極シート25と、を備えている。
表面シート24は、平面視矩形状をなし、透光性および導電性を有している。表面シート24の裏面には、パスワード入力キー21およびカード読み取りマーク22が印刷されている。パスワード入力キー21およびカード読み取りマーク22は、LED光により文字や図柄自体を発光させる形態か、あるいは文字や図柄を個々に囲う領域を発光させる形態とされている。
電極シート25は、表面シート24と重なる平面視矩形状をなし、透光性および導電性を有している。電極シート25は、静電容量方式の検出シートであり、複数の電極部25aを備えている。複数の電極部25aは、パスワード入力キー21の個々のキー位置に対向している。各電極部25aは、表面シート24のキー位置に利用者の指先等が触れると、静電容量を変化させる。この静電容量の変化を検出することで、パスワード入力キー21の何れのキーに利用者が触れたかを検出可能である。各電極部25aは、LED15bの光を透過可能とされている。
表面シート24および電極シート25は、互いに一体的に重合した状態で、ガイド部材26の表面に取り付けられている。ガイド部材26は、例えば半透明のアクリル板からなる。ガイド部材26の裏面には、パスワード入力キー21の個々のキー位置に対向するように、有底円筒状の凹部27が複数形成されている。各凹部27は、例えば座刳り加工により互いに独立して形成され、ガイド部材26の表面側に円形の薄板部27aを形成している。各凹部27の薄板部27aは、各凹部27内に臨んだLED15bの光を拡散させて円形に発光するとともに、隣接する凹部27への光の漏れを制限している。
また、ガイド部材26の裏面には、カード読み取りマーク22の位置に対向するように、平面視矩形状の中央凹部27bが形成されている。中央凹部27bは、各凹部27よりも大形をなし、各凹部27から独立して座刳り状に形成され、ガイド部材26の表面側に矩形の薄板部27cを形成している。中央凹部27bの薄板部27cは、該中央凹部27b内に臨んだ例えば複数(4つ)のLED16bの光を拡散させて矩形に発光するとともに、周囲の凹部27への光の漏れを制限している。
ガイド部材26の裏面には、複数のLED15b,16bが実装された基板28が取り付けられている。複数のLED15b,16bは、基板28の表面に実装され、この基板28の表面がガイド部材26の裏面に重なる。複数のLED15bは、ガイド部材26の複数の凹部27にそれぞれ対向する位置に設けられ、複数のLED16bは、ガイド部材26の単一の中央凹部27bに対向する位置に設けられている。ガイド部材26の各凹部27は、表面シート24におけるパスワード入力キー21の個々の文字に対向して設けられ、中央凹部27bは、表面シート24におけるカード読み取りマーク22の図柄に対向して設けられている。カード読み取りマーク22の図柄は、パスワード入力キー21の個々の文字よりも大形である。
表面シート24のパスワード入力キー21に対向するLED15bおよびカード読み取りマーク22に対向するLED16bが発光すると、ガイド部材26の各凹部27,27bの薄板部27a,27cがそれぞれ発光する。すると、表面シート24のパスワード入力キー21およびカード読み取りマーク22が適宜発光し、パスワード入力キー21およびカード読み取りマーク22が外部から視認可能となる。パスワード入力キー21およびカード読み取りマーク22に対向するLED15b,16bの発光が無くなると、表面シート24のパスワード入力キー21およびカード読み取りマーク22の発光が消えて、パスワード入力キー21およびカード読み取りマーク22を外部から視認不能となる。
基板28の裏面側には、認証カードとして非接触のICカードの情報を読み取るアンテナ29が配置されるとともに、制御部18を含む制御装置30が配置されている。制御装置30は、LED15b,16bの制御、キー入力の検知、非接触カードの読み取り、キー入力検知結果や非接触カードの読み取り結果を基にした判断、及び認証結果に基づいた電気式施解錠装置5への制御出力等を行う。制御装置30は、電池容量の監視、認証ログの保護、および認証ログの外部への出力等の機能も有している。認証装置10における開閉体3の裏側には、制御装置30等を覆うカバー30aが取り付けられている。
図12を参照し、制御部18は、パスワード判定部31、パスワード認証駆動部32、カード判定部33、カード認証駆動部34、を備えている。
パスワード判定部31は、パスワード入力手段11としての電極部25aで検出したパスワードの正否を判定する。カード判定部33は、カード入力手段12としてのアンテナ29で検出したカード情報の正否を判定する。パスワード認証駆動部32およびカード認証駆動部34は、複数の認証入力手段11,12および告知手段15,16の作動を制御する。
認証装置10は、開閉体3の施錠時には休止状態(起動前状態)となる。認証装置10の起動前には、複数の認証入力手段11,12が認証入力不能となる。このとき、複数の告知手段15,16による告知は停止され(すなわちLED15b,16bは消灯し)、タッチパネル20の平坦な前面には、起動スイッチ21c1の位置を示すマーク21c2のみが表示される(図5参照)。
この状態から、利用者が起動スイッチ21c1に触れて認証装置10を起動させると、まず、複数の認証入力手段11,12の中から規定の順番に基づき最初に認証入力可能となる第一の有効認証入力手段が選択される。このとき、複数の告知手段15,16の中から第一の有効認証入力手段に対応する第一の有効告知手段が選択され、この第一の有効告知手段により第一の有効認証入力手段が認証入力可能となったことが利用者に告知される(図6、図7参照)。
第一の有効認証入力手段への認証入力がなされると、次に、残余の認証入力手段の中から規定の順番に基づき次に認証入力可能となる第二の有効認証入力手段が選択される。このとき、残余の告知手段の中から第二の有効認証入力手段に対応する第二の有効告知手段が選択され、この第二の有効告知手段により第二の有効認証入力手段が認証入力可能となったことが利用者に告知される(図6、図7参照)。なお、第一の有効認証入力手段の告知を残したまま第二の有効認証入力手段の告知を行ってもよい(図8参照)。
上記「規定の順番に基づき…選択」とは、複数の認証入力手段11,12が全て認証入力不能な状態から、複数の認証入力手段11,12の中から一つずつ認証入力可能とすることである。このとき、先に認証入力可能となっていた認証入力手段があれば、該認証入力手段は認証入力不能な状態に戻る。これにより、誤入力の可能性を無くすことができる。なお、先の認証入力手段を認証入力可能のままとしてもよい。
また、複数の告知手段15,16は、認証入力可能となる認証入力手段に応じて一つずつ選択されて告知を行うが、例えば告知表示等、利用者に煩わしさを感じさせない程度の告知であれば、先の告知を残したまま次の告知を行ってもよい。なお、告知手段は、告知表示を示すものに限らず、例えばランプの点灯および消灯で告知したり、視覚以外に聴覚や触覚に訴える告知を行うものでもよく、さらにこれらを組み合わせたものでもよい。
<制御部の処理>
次に、本実施形態の認証装置10の制御部18の処理の一例について図9を参照して説明する。
この処理は、認証装置10の休止状態から起動スイッチ21c1が操作されることで開始する。認証装置10の起動前は、複数の認証入力手段11,12(パスワード入力手段11およびカード入力手段12)の認証入力を不能とし、かつ複数の告知手段15,16による告知を停止している。
起動スイッチ21c1が操作されると、まず、複数の認証入力手段11,12の中から規定の順番に基づき、第一の有効認証入力手段としてパスワード入力手段11を選択して認証入力可能とする(ステップS1)。同時に、複数の告知手段15,16の中から第一の有効認証入力手段に対応する第一の有効告知手段としてキー入力告知手段15を選択して作動させる。すなわち、パスワード入力キー21を発光させる(ステップS2)。これにより、利用者にパスワード入力手段11が認証入力可能となったことを告知する。
次に、第一の有効認証入力手段への認証入力として、パスワード入力キー21のテンキー21aに対するパスワード入力およびエンターキー21cの操作がなされることで、この入力情報(入力されたパスワード)を認識して取得する(ステップS3)。その後、ステップS4では、第一の有効認証入力手段への入力情報が正しいか否か(入力されたパスワードが正しいか否か、すなわちパスワード認証が取れるか否か)を判定する。
ステップS4でYES(パスワードが正)の場合、ステップS5に進み、第一の有効認証入力手段であるパスワード入力手段11を認証入力不能とし、かつ残余の認証入力手段の中から規定の順番に基づき、第二の有効認証入力手段としてカード入力手段12を選択して認証入力可能とする。同時に、第一の有効告知手段であるキー入力告知手段15の作動を停止し、かつ残余の告知手段の中から第二の有効認証入力手段に対応する第二の有効告知手段としてカード読み取り告知手段16を選択して作動させる。すなわち、パスワード入力キー21の発光を消すとともにカード読み取りマーク22を発光させる(ステップS6)。これにより、パスワード入力手段11が認証入力不能となり、カード入力手段12が認証入力可能となったことを利用者に告知する。
ステップS4でNO(パスワードが不正)の場合、ステップS4aで認証エラーの告知をした後、ステップS3の前段に戻る。認証エラーの告知は、例えばエラーマークの表示、告知手段15,16の点滅表示、および告知音の発生、等でなされる。
パスワード入力キー21の発光は、パスワード認証が取れたことを条件に消される。このため、利用者にパスワード認証が取れたことを素早く案内することができる。なお、パスワード入力キー21の発光は、パスワード入力が済んだことを条件に消されてもよい。
また、カード読み取りマーク22の発光は、パスワード認証が取れたことを条件に実行される。このため、利用者にカード認証に移行したことを素早く案内することができる。なお、カード読み取りマーク22の発光は、パスワード入力が済んだことを条件に実行されてもよい。
次に、第二の有効認証入力手段への認証入力として、カード読み取り部(アンテナ29)へのカード情報の入力(読み取り)がなされることで、この入力情報(入力されたカード情報)を認識して取得する(ステップS7)。その後、ステップS8では、第二の有効認証入力手段への入力情報が正しいか否か(入力されたカード情報が正しいか否か、すなわちカード認証が取れるか否か)を判定する。
ステップS8でYES(カード情報が正)の場合、複数の認証入力手段11,12の認証が取れたと判断し(ステップS9)、電気式施解錠装置5に解錠指令を出力する(ステップS10)。ステップS8でNO(カード情報が不正)の場合、ステップS8aで認証エラーの告知をした後、ステップS7の前段に戻る。第二の有効認証入力手段への入力情報の正否は、第一の有効認証入力手段への入力情報との整合性を含んで判断される。
ここで、第一の有効認証入力手段がパスワード入力手段11、第二の有効認証入力手段がカード入力手段12である構成に限らず、これらの順番を逆にしてもよい。
このときの制御部18の処理について図10を参照して説明する。
起動スイッチ21c1が操作されて処理を開始すると、まず、複数の認証入力手段11,12の中から規定の順番に基づき、第一の有効認証入力手段としてカード入力手段12を選択して認証入力可能とする(ステップS1’)。同時に、複数の告知手段15,16の中から第一の有効認証入力手段に対応する第一の有効告知手段として、カード読み取りマーク22表示を選択して作動させる。すなわち、カード読み取りマーク22を発光させる(ステップS2’)。これにより、利用者にカード入力手段12が認証入力可能となったことを告知する。
次に、第一の有効認証入力手段への認証入力として、カード読み取り部(アンテナ29)に対するカード情報入力がなされることで、この入力情報(入力されたカード情報)を認識して取得する(ステップS3’)。その後、ステップS4’では、第一の有効認証入力手段への入力情報が正しいか否か(入力されたカード情報が正しいか否か、すなわちカード認証が取れるか否か)を判定する。
ステップS4’でYES(カード情報が正)の場合、ステップS5’に進み、第一の有効認証入力手段であるカード入力手段12を認証入力不能とし、かつ残余の認証入力手段の中から規定の順番に基づき、第二の有効認証入力手段としてパスワード入力手段11を選択して認証入力可能とする。同時に、第一の有効告知手段であるカード読み取り告知手段16の作動を停止し、かつ残余の告知手段の中から第二の有効認証入力手段に対応する第二の有効告知手段としてキー入力告知手段15を選択して作動させる。すなわち、カード読み取りマーク22の発光を消すとともにパスワード入力キー21を発光させる(ステップS6’)。これにより、カード入力手段12が認証入力不能となり、パスワード入力手段11が認証入力可能となったことを利用者に告知する。
ステップS4’でNO(カード情報が不正)の場合、ステップS4a’で認証エラーの告知をした後、ステップS3’の前段に戻る。
カード読み取りマーク22の発光は、カード認証が取れたことを条件に消される。このため、利用者にカード認証が取れたことを素早く案内することができる。なお、カード読み取りマーク22の発光は、カード情報入力が済んだことを条件に消されてもよい。
また、パスワード入力キー21の発光は、カード認証が取れたことを条件に実行される。このため、利用者にパスワード認証に移行したことを素早く案内することができる。なお、パスワード入力キー21の発光は、カード情報入力が済んだことを条件に実行されてもよい。
次に、第二の有効認証入力手段への認証入力として、パスワード入力キー21のテンキー21aに対するパスワード入力およびエンターキー21cの操作がなされることで、この入力情報(入力されたパスワード)を認識して取得する(ステップS7’)。その後、ステップS8’では、第二の有効認証入力手段への認証入力の入力情報が正しいか否か(入力されたパスワードが正しいか否か、すなわちパスワード認証が取れるか否か)を判定する。
ステップS8’でYES(パスワードが正)の場合、複数の認証入力手段11,12の認証が取れたと判断し(ステップS9’)、電気式施解錠装置5に解錠指令を出力する(ステップS10’)。ステップS8’でNO(パスワードが不正)の場合、ステップS8a’で認証エラーの告知をした後、ステップS7’の前段に戻る。第二の有効認証入力手段への入力情報の正否は、第一の有効認証入力手段への入力情報との整合性を含んで判断される。
またここで、認証入力手段11,12毎に認証が取れたか否かを判定する処理に限らず、複数の認証入力手段11,12の認証が取れたか否かをまとめて行う処理でもよい。すなわち、第一の有効認証入力手段の認証が取れたか否かに関わらず、第一の有効認証入力手段に代わって第二の有効認証入力手段を認証入力可能としてもよい。
このときの制御部18の処理について図11を参照して説明する。
起動スイッチ21c1が操作されて処理を開始すると、まず、複数の認証入力手段11,12の中から規定の順番に基づき、第一の有効認証入力手段を選択して認証入力可能とする(ステップS1”)。同時に、複数の告知手段15,16の中から第一の有効認証入力手段に対応する第一の有効告知手段を選択して作動させる(ステップS2”)。
次に、第一の有効認証入力手段への認証入力による入力情報を認識して取得する(ステップS3”)。この入力情報を取得後、第一の有効認証入力手段を認証入力不能とし、かつ残余の認証入力手段の中から規定の順番に基づき、第二の有効認証入力手段を選択して認証入力可能とする(ステップS4”)。同時に、第一の有効告知手段の作動を停止し、かつ残余の告知手段の中から第二の有効認証入力手段に対応する第二の有効告知手段を選択して作動させる(ステップS5”)。
第一の有効告知手段の作動は、第一の有効認証入力手段への認証入力がなされたことを条件に停止する。
また、第二の有効告知手段の作動は、第一の有効認証入力手段への認証入力がなされたことを条件に実行される。
次に、第二の有効認証入力手段への認証入力による入力情報を認識して取得する(ステップS6”)。その後、ステップS7”では、第一の有効認証入力手段および第二の有効認証入力手段への認証入力の入力情報がそれぞれ正しいか否かを判定する。
ステップS7”でYES(入力情報が正)の場合、複数の認証入力手段11,12の認証が取れたと判断し(ステップS8”)、電気式施解錠装置5に解錠指令を出力する(ステップS9”)。ステップS7”でNO(入力情報が不正)の場合、ステップS7a”で認証エラーの告知をした後、ステップS1”の前段に戻る。第一の有効認証入力手段および第二の有効認証入力手段への入力情報の正否は、これらの入力情報の整合性を含んで判断される。
図9、図10の処理では、複数の認証入力手段11,12の認証を一つずつ取るので、一連の認証入力の確実性が増し、認証装置の利便性をより高めることができる。
図11の処理では、認証が取れないときに複数の認証入力手段11,12の何れの入力情報が不正だったのか(換言すれば何れの入力情報が正だったのか)という情報を利用者(第三者)に与えずに済む。このため、特にパスワード入力が先の場合、入力したパスワードが正しいか否かの情報を利用者(第三者)に与えず、セキリュティ性をより高めることができる。
以上説明したように、本実施形態の認証装置10は、複数の認証入力手段11,12と、認証入力手段11,12毎に設けられ、対応する認証入力手段11,12が認証入力可能であることを利用者に告知する複数の告知手段15,16と、複数の認証入力手段11,12および複数の告知手段15,16を制御し、かつ複数の認証入力手段11,12に認証入力の順番付けをした制御部18と、を備え、制御部18は、当該認証装置10の起動前には、複数の認証入力手段11,12を認証入力不能とし、かつ複数の告知手段15,16による告知を停止し、当該認証装置10の起動後には、複数の認証入力手段11,12の中から規定の順番に基づき第一の有効認証入力手段を選択して認証入力可能とし、かつ複数の告知手段15,16の中から第一の有効認証入力手段に対応する第一の有効告知手段を選択して利用者に告知を行い、第一の有効認証入力手段への認証入力後には、残余の認証入力手段の中から規定の順番に基づき第二の有効認証入力手段を選択して認証入力可能とし、かつ残余の告知手段の中から第二の有効認証入力手段に対応する第二の有効告知手段を選択して利用者に告知を行う。
この構成によれば、複数の認証入力手段11,12を備えてセキリュティ性を高めた上で、複数の認証入力手段11,12に対してどの順番で認証入力を行うか(複数の認証入力手段11,12の何れが認証入力可能な状態にあるか)については、認証入力手段11,12毎に設けられた複数の告知手段15,16によって認証入力の順番にある認証入力手段が告知されるため、利用者が操作の順番に迷うことなく認証入力を行うことができる。すなわち、複数の認証入力手段11,12を備えるとともにこれらに対する認証入力に順番付けをしながらも、使い勝手のよい認証装置10を提供することができる。
また、複数の認証入力手段11,12と複数の告知手段15,16とを兼ねるタッチパネル20を備え、複数の認証入力手段11,12は、パスワードの入力を認証入力とするパスワード入力手段11と、認証カードの情報入力を認証入力とするカード入力手段12と、を備え、パスワード入力手段11の告知表示は、タッチパネル20に表示されるパスワード入力キー21であり、カード入力手段12の告知表示は、タッチパネル20に表示されるカード読み取りマーク22である。
この構成によれば、パスワード認証とカード認証との二工程で認証を行う認証装置10において、規定の順番に基づき最初に認証を行う認証入力手段が選択されると、選択した認証入力手段の認証入力に係る告知表示(パスワード入力キー21またはカード読み取りマーク22の一方)のみがタッチパネル20に表示される。このとき、次に認証を行う認証入力手段の認証入力に係る告知表示(パスワード入力キー21またはカード読み取りマーク22の他方)は非表示のままとなる。このため、利用者は自然に最初の認証入力に案内される。そして、最初の認証入力の後に次の認証入力の告知表示を示すことで、利用者は迷うことなく次の認証入力に案内される。すなわち、利用者が操作手順に迷うことなく、パスワード認証およびカード認証を決められた順番で操作することが可能となり、高い利便性を発揮させることができる。
ここで、認証装置10は、バッテリ7を含んだ一体のユニットとして構成されてもよい。
什器1に認証装置10を設置する場合、外部から給電用の配線を通すと制約が生じるが、認証装置10がバッテリ7を含んだ一体のユニットとして構成されていれば、配線の取り回しが不要となり、認証装置10の設置を容易にすることができる。また、認証装置がバッテリ駆動であっても、起動前は複数の認証入力手段11,12および告知手段15,16が作動せず、かつ起動後も操作対象外の認証入力手段および告知手段は作動しないので、消費電力は小さい。このため、一度の充電や電池交換での利用回数を増すことができる。さらに、告知手段15,16が告知表示を示すものであっても、起動前には告知表示を消してすっきりした外観とすることが可能となり、高い意匠性を得ることができる。また、什器1に認証装置10の配置スペースのみ設けておけば、認証装置10の後付けを容易に行うことができる。
そして、上記した認証装置10を開閉体3に備える什器1によれば、認証装置10が該認証装置10を備えた開閉体3を開くための認証用であることが明確であり、かつ什器1の外側に臨む開閉体3に認証装置10を配置することで、利用者の使い勝手をより一層向上させることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、キー入力の検知方法は、静電容量方式に限らず、抵抗膜方式(感圧式)や超音波方式等、他の検出方式を用いてもよい。カード読み取りアンテナ29は、基板28の裏側に限らず、例えば表面シート24および電極シート25の直ぐ裏側に配置してもよい。ICカードではなく磁気カードを用いてもよい。
また、パスワード入力キー21やカード読み取りマーク22の表示方法は、印字および光源の組み合わせに限らず、液晶や有機ELを用いてもよい。この場合、パスワード入力キー21やカード読み取りマーク22の配置を変化させることも可能である。パスワード入力キー21が数字以外の文字を示してもよい。
また、実施形態ではオフィス収納であるキャビネットを例に説明したが、本発明はキャビネットに限らず、例えばデスク、テーブル、ロッカー及びクローゼット等、種々の什器に適用してもよい。認証装置10の配置は実施形態に限られず、かつ開閉体3ではなく筐体2に設けてもよい。認証装置10等が商用電源を用いる構成でもよい。認証装置10が3種以上の認証入力手段を備えてもよい。認証入力手段が複数別体に設けられたり告知手段が複数別体に設けられてもよい。パスワード入力およびカード情報読み取りによる認証に限らず、指紋や静脈パターン等による生体認証を用いてもよい。
1 什器
11 パスワード入力手段(認証入力手段)
12 カード入力手段(認証入力手段)
15 キー入力告知手段(告知手段)
16 カード読み取り告知手段(告知手段)
18 制御部
20 タッチパネル(表示部)
21 パスワード入力キー(告知表示)
22 カード読み取りマーク(告知表示)

Claims (9)

  1. 複数の認証入力手段と、
    各認証入力手段に対応して設けられ、対応する認証入力手段が認証入力可能であることを利用者に告知する複数の告知手段と、
    前記複数の認証入力手段および複数の告知手段を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記複数の認証入力手段の中から第一の有効認証入力手段を選択して認証入力可能とし、かつ前記複数の告知手段の中から前記第一の有効認証入力手段に対応する第一の有効告知手段を選択して利用者に告知を行い、
    前記第一の有効認証入力手段への認証入力後には、残余の認証入力手段の中から第二の有効認証入力手段を選択して認証入力可能とし、かつ残余の告知手段の中から前記第二の有効認証入力手段に対応する第二の有効告知手段を選択して利用者に告知を行う、認証装置。
  2. 前記複数の告知手段として各認証入力手段に対応する告知表示を示す表示部を備え、
    前記制御部は、前記第一の有効認証入力手段の認証入力がなされた後、前記表示部における前記第一の有効告知手段の告知表示を消す、請求項1に記載の認証装置。
  3. 前記複数の告知手段として各認証入力手段に対応する告知表示を示す表示部を備え、
    前記制御部は、前記第一の有効認証入力手段の認証入力がなされた後、前記第二の有効認証入力手段を認証入力可能とし、かつ前記表示部に前記第二の有効告知手段の告知表示を示す、請求項1又は2に記載の認証装置。
  4. 前記複数の告知手段として各認証入力手段に対応する告知表示を示す表示部を備え、
    前記制御部は、前記第一の有効認証入力手段の認証入力がなされた後、前記第一の有効認証入力手段の認証が取れていなくても、前記第二の有効認証入力手段を認証入力可能とし、かつ前記表示部に前記第二の有効告知手段の告知表示を示す、請求項1から3の何れか一項に記載の認証装置。
  5. 前記複数の告知手段として各認証入力手段に対応する告知表示を示す表示部を備え、
    前記制御部は、前記第一の有効認証入力手段の認証が取れた場合に、前記表示部における前記第一の有効告知手段の告知表示を消す、請求項1に記載の認証装置。
  6. 前記複数の告知手段として各認証入力手段に対応する告知表示を示す表示部を備え、
    前記制御部は、前記第一の有効認証入力手段の認証が取れた場合に、前記第二の有効認証入力手段を認証入力可能とし、かつ前記表示部に前記第二の有効告知手段の告知表示を示す、請求項1又は4に記載の認証装置。
  7. 前記表示部は、各認証入力手段の認証入力を可能とするタッチパネルであり、
    前記複数の認証入力手段は、パスワードの入力を認証入力とするパスワード入力手段と、認証カードの情報入力を認証入力とするカード入力手段と、を備え、
    前記パスワード入力手段の告知表示は、前記タッチパネルに表示されるパスワード入力キーであり、前記カード入力手段の告知表示は、前記タッチパネルに表示されるカード読み取りマークである、請求項2から6の何れか一項に記載の認証装置。
  8. 請求項1から7の何れか一項に記載の認証装置を開閉体に備える、什器。
  9. 複数の認証入力手段の中から第一の有効認証入力手段を選択して認証入力可能とし、かつ複数の告知手段の中から前記第一の有効認証入力手段に対応する第一の有効告知手段を選択して利用者に告知を行い、
    前記第一の有効認証入力手段への認証入力後には、残余の認証入力手段の中から第二の有効認証入力手段を選択して認証入力可能とし、かつ残余の告知手段の中から前記第二の有効認証入力手段に対応する第二の有効告知手段を選択して利用者に告知を行う、認証案内方法。
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