JP2018073033A - 資源割当装置および資源割当方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】DR要求に応えるための資源使用量削減を受容する需要家を、迅速かつ効率的に確定可能とする。【解決手段】資源割当装置201において、所定資源に関する今次の使用削減要求に応じて当該資源の各需要家から得ている、所定期間において当該需要家が受容しうる抑制可能な使用資源量の情報と、過去の使用削減要求に伴う資源の使用抑制依頼に対する、需要家による応答内容の情報と、を格納した記憶装置302と、抑制可能な使用資源量および応答内容の各情報に基づき、今次の使用削減要求に応じた、所定期間における資源の抑制依頼量および当該抑制依頼量に応じて当該需要家に付与するインセンティブを各需要家に関して算定し、当該抑制依頼量およびインセンティブの各情報を含む使用抑制依頼を、需要家の所定装置に送信する処理を、所定条件が満たされるまで1回または複数回実行する演算装置306を含む構成とする。【選択図】図3

Description

本発明は、資源割当装置および資源割当方法に関するものであり、具体的には、DR要求に応えるための資源使用量削減を受容する需要家を、迅速かつ効率的に確定可能とする技術に関する。
近年、限りある資源を有効に使用する機運が高まっている。例えば、電力や交通などの様々な都市インフラを統合管理して、街や地域全体で効率的なエネルギーの利用を目指すスマートコミュニティに向けた取組みが活発化している。このスマートコミュニティに向けた取り組みの1つにデマンドレスポンス(Demand Response:DR、以下DRとする)がある。
このDRは、エネルギー需給の逼迫時などにおいて、ビルや家庭等におけるエネルギー受給量の削減を促すことで、地域全体で最適なエネルギー利用を実現する仕組みである。特に、電気エネルギーについてDRの適用が検討されており、DRに関連した電力消費機器の制御技術が幾つか提案されている。
こうした、有限資源の使用に関してDRを実施する場合、DR開始前までに手早く、当該有限資源の需要家毎の資源分配量(例えば、予測される需要量からの削減依頼量)を確定する事が重要になる。なお、供給家と需要家との間に介在し、上述の資源分配量の確定に伴う役割を果たす事業者または個人を、一般的に「アグリゲータ」と呼ぶ。
このアグリゲータにおいて、需要家毎の資源分配量を確定する技術として、以下のものが提案されている。例えば、需要家の電力消費量を所定の電力目標値に誘導するための電力消費量誘導装置であって、前記需要家が前記電力消費量に応じて支払う電気料金の単価と、前記需要家が前記電力消費量を前記電力目標値に近づけるように変化させた場合に前記電力消費量の変化量に応じて前記需要家に支給されるインセンティブの単価と、前記電気料金の単価及び前記インセンティブの単価を前記需要家に適用した場合に見込まれる前記需要家の電力消費量の変化の度合いを示す指標値と、の関係を示す需要反応データを記憶する需要反応データ記憶部と、前記電力目標値に応じて設定される前記指標値の目標値である指標目標値を取得する指標目標値取得部と、前記需要家の電力消費量の変化の度合いが前記指標目標値になるような前記電気料金の単価及び前記インセンティブの単価を前記需要反応データから求める単価算出部と、を備える電力消費量誘導装置(特許文献1参照)などが提案されている。
また、受給エネルギーの削減要求があった場合に、エネルギー供給機器とエネルギー消費機器との少なくともいずれか一つについて、将来の所定期間におけるエネルギーの供給又は消費に係る予測量を求めるエネルギー予測部と、前記受給エネルギーの削減要求に対するインセンティブの想定金額を反映させたエネルギー料金に基づいて、前記予測量に対応する、前記受給エネルギーの削減量を算出する削減情報算出部と、を有する受給エネルギー削減情報算出装置(特許文献2参照)なども提案されている。
特開2016−012273号公報 特開2015−056104号公報
従来技術においては、省エネ目標値達成度の低い需要家に関して、省エネ目標値達成に導くために必要なインセンティブを算出する技術が提案されている。しかしながら、そうして算出したインセンティブを需要家に提示しても、DR要求の対象日時に需要家が提示に従って資源使用量を削減するか否か、定かではない。これは、DR要求の対象日時に当該需要家に特段の事情がある場合や、需要家の意向が変化するといった事態も生じうるためである。この場合、アグリゲータとして削減すべき資源量を、当該アグリゲータにおける管轄対象の需要家群にて達成できない可能性につながる。
また、従来技術においては、応札型DRのインセンティブ(報奨金)の単価を、複数の削減可能量を指標に需要家が選択して、アグリゲータに入札する技術が提案されている。しかしながら、需要家がDRを受容れる量を決定するだけでは、需要家において削減しなければならない資源量を達成できず、資源供給が破綻する可能性もある。
さらに、需要家が資源使用量の削減提案を拒否した場合、アグリゲータとしては、DR開始前までに資源使用量の削減を受容してくれる需要家をあらためて決定する必要があるが、このような事態に対処する従来技術も存在しない。
そこで本発明の目的は、DR要求に応えるための資源使用量削減を受容する需要家を、迅速かつ効率的に確定可能とする技術を提供することである。
上記課題を解決する本発明の資源割当装置は、所定資源に関する今次の使用削減要求に応じて当該資源の各需要家から得ている、所定期間において当該需要家が受容しうる抑制可能な使用資源量の情報と、過去の使用削減要求に伴う前記資源の使用抑制依頼に対する、前記需要家による応答内容の情報と、を格納した記憶装置と、前記抑制可能な使用資源量および前記応答内容の各情報に基づき、前記今次の使用削減要求に応じた、前記所定期間における前記資源の抑制依頼量および当該抑制依頼量に応じて当該需要家に付与するインセンティブを各需要家に関して算定し、当該抑制依頼量およびインセンティブの各情報を含む前記使用抑制依頼を、前記需要家の所定装置に送信する処理を、所定条件が満たされるまで1回または複数回実行する演算装置と、を含むことを特徴とする。
また、本発明の資源割当方法は、所定資源に関する今次の使用削減要求に応じて当該資源の各需要家から得ている、所定期間において当該需要家が受容しうる抑制可能な使用資源量の情報と、過去の使用削減要求に伴う前記資源の使用抑制依頼に対する、前記需要家による応答内容の情報と、を格納した記憶装置を備える情報処理装置が、前記抑制可能な使用資源量および前記応答内容の各情報に基づき、前記今次の使用削減要求に応じた、前記所定期間における前記資源の抑制依頼量および当該抑制依頼量に応じて当該需要家に付与するインセンティブを各需要家に関して算定し、当該抑制依頼量およびインセンティブの各情報を含む前記使用抑制依頼を、前記需要家の所定装置に送信する処理を、所定条件が満たされるまで1回または複数回実行する、ことを特徴とする。
本発明によれば、DR要求に応えるための資源使用量削減を受容する需要家を、迅速かつ効率的に確定可能となる。
共生自律分散システムの概念を示す例図である。 本実施形態における資源割当システムの構成例を示す図である。 本実施形態における資源割当サーバの構成例を示す図である。 本実施形態の需要家サーバの構成例を示す図である。 本実施形態の供給家サーバの構成例を示す図である。 本実施形態における資源割当方法のフロー例1を示す図である。 本実施形態における資源割当方法のフロー例2を示す図である。 本実施形態における資源割当方法のフロー例3を示す図である。 本実施形態における資源割当方法のフロー例4を示す図である。 本実施形態における資源割当方法のフロー例5を示す図である。 本実施形態におけるDR実施依頼内容を集約したデータベース例を示す図である。 本実施形態におけるDR要求内容のデータ例を示す図である。 本実施形態における受諾確率の学習用データ例を示す図である。 本実施形態における貢献度計算用のデータベース例を示す図である。 本実施形態における貢献度の計算例を示す図である。 本実施形態における受諾確率予測用のデータベース例を示す図である。
<共生自律分散システムの概要説明>
図1は、共生自律分散システムの概念を示す図である。国内における社会インフラ事業の新規投資は飽和状態にあり、海外インフラについても競争が激化し参入が難しい状況にある。また、企業間の合併、併合または同種類の業務提携も行われてはいるが、設備やサービスの共用による経費削減の効果しか期待できない状況にある。そんな中、同種または異種の事業を協業させる場所(以下「場」という)を作り、その「場」において複数の現存システムを共生させることで、未知の新しいサービスやビジネスを創成する方法が模索されている。このような共生を実現するシステムを共生自律分散(登録商標)システムといい、また、当該システムによって創成されるサービスを共生自律分散サービスという。
ここで、異種または同種の事業における、異種または同種の業務の実施主体を「自律個」と、また、当該自律個に共生の「場」を提供する実施主体を「協調場」という(図1)。
<共生自律分散システムの適用例>
本実施形態では、上述の共生自律分散システムの一例である資源割当システム100について説明する。図2は、本実施形態における資源割当システム100の構成例を示す図である。この資源割当システム100は、資源割当サーバ201と、需要家サーバ203および供給家サーバ204とを少なくとも含んでいる。なお、資源割当サーバ201と、需要家サーバ203および供給家サーバ204とは、それぞれネットワーク202で通信可能に結ばれている。
このうち資源割当サーバ201は、上述の「協調場」に対応する。また、各需要家(図2中では、“A”〜“C”の需要家を例示)の運用する需要家サーバ203(各需要家の需要家サーバをまとめて需要家サーバ群203Dと称する)、及び、各供給家(図2中では、“A”、“B”の供給家を例示)の運用する供給家サーバ204(各供給家の供給家サーバをまとめて供給家サーバ群204Sと称する)は、「自律個」に対応している。
協調場サーバたる資源割当サーバ201と、自律個サーバである需要家サーバ群203D及び供給家サーバ群204Sとは、ネットワーク202に接続されている。
自律個サーバ群たる、需要家サーバ群203D及び供給家サーバ群204Sの各サーバは、自律個サーバ群としての目的を達成する為のシステムの構成要素であり、これを自律
個システムという。自律個サーバ群たる、需要家サーバ群203D及び供給家サーバ群204Sの各サーバは、独自の計画で資源試用計画を運用する。自律個システムは、鉄道管理システム、電力管理システム等、どのようなシステムであってもよく、既設でも新設でも運用中のシステムでも構わない。また、資源割当サーバ201も、上述の「協調場」の目的を達成する為のシステム構成要素であり、これを協調場システムという。
また、共生自律分散における「共生」とは、各自律個が自己の目的を達成しながら共存している状態をいう。
<各サーバのハードウェア構成例>
図3は、本実施形態における資源割当サーバ201の構成例を示す図である。本実施形態では、DR要求(使用削減要求)の対象資源の例として電力を例に挙げて説明するが、DR対象を電力に限定するものではない。
本実施形態における資源割当サーバ201は、記憶装置302、入力装置303、出力装置304、演算装置306、および通信装置307から構成され、当該各装置はバス等で接続され信号をやり取りできる。
このうち記憶装置302は、自律個情報321、要請情報322、応答情報323、交渉情報324、使用履歴325、削減可能資源量(推定値)326、受領インセンティブ327、および、学習・モデル情報328、を記憶する。
このうち、自立個情報321は、各供給家および各需要家のそれぞれのIDや契約情報等である。この契約情報とは、例えば、需要家ごとの電気料金等の基本料金契約の内容を示す情報である。この基本料金契約の内容例としては、需要家がDR要求に伴う使用抑制依頼(すなわち消費電力量の調整要求)に応じる確率が高いほど、その電気料金の単価が安くなるよう、また、使用抑制依頼に応じる確率が低いほど電気料金の単価が高くなるよう、料金算定ルールを定めたものが想定出来る。なお、電気料金の単価としては、特に限定しないが、例えば、単位消費電力量当たりの電気料金を採用することができる。
また、要請情報322は、過去のDR要求および今次のDR要求に伴うN回目の交渉(使用抑制依頼の送信に伴う処理)のうち、(N−1)回目の交渉までの使用抑制依頼の情報(例えば、DR要求の対象日時、抑制依頼量、インセンティブなど)の履歴である。なお上述の「N」は2以上の整数値である。
また、応答情報323は、過去のDR要求および今次のDR要求に伴うN回目の交渉のうち、(N−1)回目の交渉までの使用抑制依頼に対して需要家が応答した履歴である。
また、交渉情報324は、過去の交渉において、使用抑制依頼を需要家が受諾したか否かの履歴である。
また、使用履歴325は、これまでに需要家における各機器が使用した資源量、すなわち電力量の履歴である。
また、削減可能資源量(推定値)326は、需要家サーバ203から送信されてくる抑制可能な使用資源量(以下、抑制可能量)の推定値の履歴である。
また、受領インセンティブ327は、需要家が過去に受領したインセンティブの履歴である。
また、学習・モデル情報328は、需要家が過去の交渉で使用抑制依頼を受諾または拒否した条件(例えば、DR要求の対象日時、抑制依頼量、インセンティブなど)を、記憶装置302の各種履歴より学習し、各需要家に関して構築した反応モデルである。
また、演算装置306は、供給家サーバ204からのDR要求(例えば、要求日時、電力に関する要求削減量、支払可能なインセンティブなど)を取得する供給家サーバ要求取得部361、供給家サーバ204からインセンティブを受取り、需要家サーバ203にインセンティブを配布する又はペナルティを与えるインセンティブ・ペナルティ管理部362、需要家サーバ203および供給家サーバ204とDR要求に関する交渉を行う交渉部363からなる。これら各機能部361〜363は、資源割当サーバ201のCPUが記憶装置302に保持する適宜なプログラムを実行することで実装されるものと出来る。
また、入力装置303は、キーボードやマウスなどの装置であり、例えば自律個が増えた際に、所定ユーザが記憶装置302の自律個情報321を追加する際などに用いられる。なお、入力装置303をこれ以外の情報の入力に使用しても良い。
また、出力装置304は、ディスプレイ等の表示装置であり、例えば需要家サーバ203と資源割当サーバ201の交渉履歴情報などを表示する。なお、出力装置304をこれ以外の情報の出力に使用しても良い。
また、通信装置307は、ネットワークインターフェイスカード等の装置であり、ネットワーク202を介して、需要家サーバ203の出力信号(例えば、抑制可能量の推定値など)や供給家サーバ204の出力信号(例えば、DR要求の要求日時など)を受付ける。また、通信装置307は、資源割当サーバ201の出力信号(例えば、使用抑制依頼)を需要家サーバ203や供給家サーバ204の入力となるよう送信する。なお、通信装置307をこれ以外の信号の入出力に使用しても良い。
次に、本実施形態の需要家サーバ203の構成例について説明する。図4は本実施形態の需要家サーバ203の構成例を示す図である。
本実施形態における需要家サーバ203は、通信装置401、需要家サーバEM装置402、需要家サーバ接続機器403、スマートメータ404、入力装置405、出力装置406、および時計407を含んでいる。
このうち需要家サーバEM装置402は、CPUなどの演算装置であって、当該需要家における電気機器での電力使用を管理する装置である。また、この需要家サーバEM装置402は、需要家サーバEMプログラム421、調整制御部422、インセンティブ・ペナルティ受領部423、および抑制可能使用資源量推定部424を含んでいる。
このうち、需要家サーバEMプログラム421は、上述の電力使用を自動的に管理する(Energy Management)プログラムである。
また、調整制御部422は、DR要求に伴う使用抑制依頼があり、かつ入力装置405が使用抑制依頼に帯する受諾信号を受信した場合、時計407から取得した日時を基づき、DR要求の対象日時の到来にあわせて、電気機器たる需要家サーバ接続機器403の使用状態(例えば、空調機の設定温度やテレビの明るさ設定など)を自動的に制御する機能部である。
また、インセンティブ・ペナルティ受領部423は、資源割当サーバ201からインセンティブまたはペナルティの情報を受領し、記憶しておく機能部である。
また、抑制可能使用資源量推定部424は、上述の需要家サーバ接続機器403における使用電力(スマートメータ404の計測値)等に基づき、抑制可能量(抑制可能な使用資源量)を推定する機能部である。
なお、上述のインセンティブ・ペナルティ受領部423において受領するインセンティブまたはペナルティの例としては、特に限定されるものではないが、例えば、使用抑制依頼の受諾または拒否によって変更される電力料金の増減分、および、変更後の電力料金の情報、などを想定出来る。或いは、金融情報などを管理する外部機関(例えば、ネット銀行、商品購入に充当できるポイントを管理する機関、仮想通貨管理機関、クーポン発券機関など)が発行するポイントや仮想通貨、クーポン、も想定出来る。この場合には、資源割当サーバ201のインセンティブ・ペナルティ管理部362が、通信装置307およびネットワーク202を介し、その外部機関に対してインセンティブを支払うまたはペナルティを徴収することになる。
また、上述の抑制可能使用資源量推定部424における、抑制可能量の推定手法としては、特に限定されるものではないが、例えば需要家サーバ接続機器403の各時刻の電力使用実績や、入力装置405などにより設定された、空調機のPMV(Predicted Mean Vote)値、照明の照度設定値等、いわば不快を受容れる希望度合に応じて推定する手法が挙げられる。なお推定手法はこれに限るものではなく、公知の推定手法やそれらの組合せによって上述した削減可能資源量を求めてもよい。
上述のPMVは、空調の温熱指標ISO7730において規定されている、人の寒冷の感じ方を数値化したものであり、「0」が快適な数値を示し、マイナスの数値が寒い数値、プラスの数値は暖かい数値を示すものである。こうしたPMVの算出に用いるパラメータは、温度、湿度、平均輻射温度、着衣量、活動量、風速等である。なお、特に限定されるものではないが、例えば、ここで推定した抑制可能量は、DR要求に伴う交渉(使用抑制依頼)における抑制依頼量と等しいとする。
上述の需要家サーバEMプログラム421は、例えば、DR要求に伴う使用抑制依頼に対する受諾可否などの情報を、通信装置401により、ネットワーク202を介して資源割当サーバ201の交渉部363に送信等をする機能に対応したプログラムである。勿論、この機能は需要家サーバEMプログラム421が実装する機能の一例であり、これに限らない。
続いて、本実施形態の供給家サーバ204の構成例について説明する。図5は本実施形態の供給家サーバ204の構成例を示す図である。
本実施形態における供給家サーバ204は、供給家サーバEM装置452、供給家サーバ接続機器453、入力装置454、出力装置455を含んでいる。このうち、供給家サーバ接続機器453は、例えば商用電源の発電装置や、太陽光や風力などの自然エネルギーに基づく発電装置など、上述の需要家に対して提供するエネルギーの供給源を想定する。
また、上述の構成のうち、供給家サーバEM装置452は、CPUなどの演算装置であって、供給家サーバEMプログラム491、インセンティブ支払部492、および資源不足推定部493を含んでいる。
上述の資源不足推定部493は、適宜な公知技術等を採用した電力需要量の予測手法に基づいて算出した所定時刻ごとの予測電力需要量が、適宜な公知技術等を採用した電力供
給可能量の予測手法に基づいて算出した所定時刻ごとの、電力(供給家サーバ接続機器453によるもの)の予測供給量を、超過するか否か時々刻々と判定する機能部である。出力装置455は、ディスプレイ等の表示装置であり、こうした判定の結果を表示する。なお、出力装置455の出力情報はこれに限るものではない。
また、インセンティブ支払部492は、入力装置455において、DR要求に関する情報のうちインセンティブ支払の情報を受付けた際に、通信装置451により、ネットワーク202を介して資源割当サーバ201のインセンティブ・ペナルティ管理部362に、所定のインセンティブ支払い処理を実行する機能部である。
上述のインセンティブ支払い処理の方法としては、例えば、インセンティブ支払部492が、通信装置451により、ネットワーク202を介して外部機関(金融情報などを管理する機関であって、例えば、ネット銀行、商品購入に充当できるポイントを管理する機関、仮想通貨管理機関、クーポン発券機関など)にアクセスし、支払うインセンティブ(すなわち、使用抑制依頼に応じる需要家向けに支払う、通貨、ポイント、クーポン、電子マネーなど)の情報を当該外部機関に送信するといったものを想定出来る。
この場合、資源割当サーバ201のインセンティブ・ペナルティ管理部362が、通信装置307および前記ネットワーク202を介して上述の外部機関にアクセスし、上述のインセンティブを徴収することになる。ただし、インセンティブ・ペナルティ受領の手法は上記に限るものではない。
また、供給家サーバEMプログラム491は、例えば、上述のインセンティブおよびDR要求の内容(例えば、DR要求の対象日時、使用削減依頼量等)をまとめて、通信装置451により、ネットワーク202を介して、資源割当サーバ201の供給家サーバ要求取得部361に送信する機能を実装するプログラムである。こうした機能は供給家サーバEMプログラム452が実装する機能の一例であり、これに限らない。
<資源割当方法のフロー例1>
続いて、本実施形態における資源割当方法のフロー例について説明する。図6に示すフローは、複数の供給家サーバ204からDR要求があった際に、主に、資源割当サーバ201と需要家サーバ203との間での使用抑制依頼に伴う交渉(以下、単に交渉)、について示すものである。但しこのフローには、上述の交渉の成否等に応じてなされる、資源割当サーバ201と供給家サーバ204との間の所定手続についても含んでいる。
なお、当該フローの開始前に、需要家サーバ203における抑制可能使用資源量推定部424は、通信装置401を介し、資源割当サーバ201に対して、後述する我慢希望度と抑制可能量、および抑制可能量の算出に必要な情報(例えば、上述のPMVであれば、温度、湿度、平均輻射温度、着衣量、活動量、風速等)などをまとめた情報を送信しているものとする。この場合の資源割当サーバ201は、受信した情報を、記憶装置302における削減可能資源量(推定値)326に格納する。
ここで、「A供給家」および「B供給家」のそれぞれの供給家サーバ204の資源不足推定部493において、或る対象日時に電力不足が生じると推定したとする。
この場合、上述の各供給家サーバ204が、DR要求の対象日時、電力の使用削減依頼量(これは、供給家が、資源割当サーバ201によって統括されている全需要家に関し期待する、使用電力の総削減量と言える)、今次のDR要求に関して支払可能なインセンティブ、などの情報を、DR要求として資源割当サーバ201に送付する(S501)。
一方、資源割当サーバ201は、前回計時した所定時刻から一定時間経過したか判定し(S502)、当該判定の結果、一定時間経過していた場合(S502:Yes)、A供給家およびB供給家の少なくとも一方の供給家サーバ204から、DR要求があるか否か判定する(S503)。
上述の判定の結果、A供給家、B供給家の少なくともいずれかの供給家サーバ204からDR要求があった場合(S503:YES)、資源割当サーバ201は、当該供給家サーバ204からの各DR要求に関して、時々刻々の使用削減依頼量を合算するなど、適宜な集約処理を実行する(S504)。
ここで集約する複数のDR要求の例を、図11に示す。図11の例では、「A供給家」と「B供給家」のそれぞれの供給家サーバ204が、DR要求を送信してきた例となる。この図11にて示すように、各DR要求のレコードは、各供給家における、DR要求すなわち使用電力量の削減依頼対象となる月、日、曜日(ここでは、連休間の日曜日など、当該日の曜日の特性を付加してもよい)、時間帯(ここでは、一般には期間を表すが、ある特定の時分秒などでもよい)、電力の使用削減依頼量(ここでは、例えばKWh単位としているが、これに限定しない)、および、インセンティブ(ここでは、例えば千円単位としているが、これに限定しない)、といった値を含む構成となっている。
これら複数のDR要求を集約する場合、「20〜22」時で「時間帯」が重なっている使用削減依頼量の値、「1200」、「1800」を合算し、当該時間帯「20〜22」時に関するトータルの使用削減依頼量を「3000」KWh、などと算定することとなる。
続いて、資源割当サーバ201は、後述する依頼内容決定則に従って、使用抑制依頼の依頼内容を生成し(S505)、「A需要家」、「B需要家」、および「C需要家」の各需要家サーバ203に対し、DR要求に伴う使用抑制依頼(図12)を通知する(S506)。
上述の使用抑制依頼の内容のうち抑制依頼量の算出手法としては、特に限定されるものではないが、例えば、需要家サーバ203の抑制可能使用資源量推定部424と同様に、当該需要家に関して需要家サーバ203から得ている算定用の情報(例えば、需要家サーバ接続機器403の情報やPMV等)を、削減可能資源量(推定値)326から抽出し、抽出した情報に公知の所定アルゴリズムを適用して算定するといった手法を想定出来る。
図12に、本実施形態における使用抑制依頼のデータ構成の例を示す。本実施形態の使用抑制依頼のデータ構成は、各需要家に要求する、使用電力の抑制依頼対象の月、日、時間帯(ここでは、一般には期間を表すが、ある特定の時分秒などでもよい)、使用電力の抑制依頼量(ここでは、例えばkWh単位としているが、これに限定しない)、この使用抑制依頼に応じることで付与されるインセンティブ(ここでは、例えば円単位としているが、これに限定しない)、この使用抑制依頼の諾否に関する回答期限(ここでは、例えば年月日時分指定としているが、これに限定しない)、といった値を含むものとなっている。
また、上述のS506における資源割当サーバ201は、今次のDR要求に応えうるか、すなわちDR要求を充足出来るか否かについて、上述の依頼内容決定則によって特定し、その結果をDR要求充足可否通知として、「A供給家」および「B供給家」の各供給家サーバ204に対し通知する。
続いて、資源割当サーバ201は、上述のS506において各需要家の需要家サーバ2
03への使用抑制依頼の通知、すなわち交渉を行うことに伴い、各需要家サーバ203への交渉回数をカウントする(S508)。
「A供給家」および「B供給家」の各供給家サーバ204は、上述のS506による、DR要求充足可否通知として、DR要求の充足が不可である旨の通知、すなわちDR要求充足不可通知を受信したか、任意のタイミングで判定する(S507)。
上述の判定の結果、資源割当サーバ201よりDR要求充足不可通知を受け取った場合(S507:Yes)、該当供給家サーバ204は、所定のアルゴリズムで、或いは、当該供給家における所定担当者による入力を受け付けて、今次のDR要求の内容を修正し、当該修正後の内容でDR要求を行うべく、処理をS501に戻す。
一方、「A需要家」、「B需要家」、および「C需要家」の各需要家サーバ203は、資源割当サーバ201より上述の使用抑制依頼を受け取ったか否か、任意のタイミングで判定する(S509)。
上述の判定の結果、需要家サーバ203は、資源割当サーバ201より使用抑制依頼を受け取った場合(S509:Yes)、それを受諾するか否か、当該需要家からの回答を入力装置405にて受け付ける。
また需要家サーバ203は、この需要家による回答が、当該使用抑制依頼を受諾するものであった場合(S510:Yes)、資源割当サーバ201に対して受諾回答を通知する(S511)。この受諾回答には、少なくとも当該受諾対象となった使用抑制依頼の情報と受諾を示す回答結果が含まれている。
他方、資源割当サーバ201は、上述の受諾回答を需要家サーバ203から受信し(S513)、この時点で回答期限が経過済みか判定する(S514)。
この判定の結果、回答期限が経過済みであった場合(S514:Yes)、資源割当サーバ201は、受諾回答を通知してきた需要家サーバ203に関して、その回答が回答期限内のものでないとして、例えば使用抑制依頼に対する拒否の回答を受付けた、と判定する。ただし、この判定手法は拒否に限るものではなく、受諾と判定するとしても良い。
また、上述の判定の結果、回答期限が経過していない場合(S514:No)、資源割当サーバ201は、処理をS515に進めると共に、当該回答期限が経過するまで各需要家サーバ203からの以降の回答を受信して処理し続ける。
次に、資源割当サーバ201は、S513、S514を経て各需要家サーバ203から得た受諾回答を適宜に集約する(S515)。例えば、「A需要家」と「B需要家」のそれぞれの需要家サーバ203が通知してきた受諾回答を集約する場合、各受諾回答が含む使用抑制依頼の情報である、使用抑制依頼の対象となる月、日、曜日、時間帯、抑制依頼量、インセンティブ、といった値のうち、「時間帯」が重なっている抑制依頼量の値を合算し、当該時間帯に関するトータルの抑制依頼量を算定することとなる。
また、資源割当サーバ201は、各需要家における使用抑制依頼に対する反応モデルを学習することに備え、各需要家への使用抑制依頼の内容(例:使用抑制依頼の対象日時、抑制依頼量、インセンティブなど)、交渉回数(同じDR要求に関して使用抑制依頼を送信した回数)、および当該需要家の回答内容、などの情報を、記憶装置302に格納する(S516)。なお、各需要家における使用抑制依頼に対する反応モデルを学習するために、記憶装置302に格納する情報は上述のものに限らない。
図13にて、上述のS516で記憶装置302に格納した情報の例を示している。図13に示す例では、各需要家に対して行った使用抑制依頼の対象月、曜日、時間帯、対象日時の当該需要家における電力使用量の予測値たる予測資源需要量、抑制依頼量、インセンティブ、受諾結果(ここでは、「1」を受諾、「0」を拒否として扱っているが、これに限定しない)、および交渉回数、といった値を含むレコードを該当需要家に対応付けて格納している。
また、上述のS510において、需要家による回答が、当該使用抑制依頼を拒否するものであった場合(S510:No)、当該需要家サーバ203は、当該使用抑制依頼における回答期限が経過済みか判定する(S512)。この判定の結果、回答期限を未だ経過していない場合(S512:No)、当該需要家サーバ203は、上述のS510からS512のループを繰り返す。
一方、上述の判定の結果、回答期限を経過済みであった場合(S512:Yes)、当該需要家サーバ203は、資源割当サーバ201からの交渉終了通知があるか判定する(S519)。この判定の結果、交渉終了通知があった場合(S519:Yes)、需要家サーバ203は、処理を終了する。他方、交渉終了通知がなかった場合(S519:No)、需要家サーバ203は、処理をS509に戻す。
S516に続いて、資源割当サーバ201は、各供給家の供給家サーバ204から得ているDR要求の内容を、各需要家の需要家サーバ203から得ている受諾回答の内容で充足できているか判定する(S517)。
上述の判定の結果、DR要求を充足していない場合(S517:No)、資源割当サーバ201は、処理をS505に戻す。
他方、上述の判定の結果、DR要求を充足している場合(S517:Yes)、資源割当サーバ201は、各需要家の需要家サーバ203および各供給家の供給家サーバ204に対して、交渉終了通知を送信(S518)、処理を終了する。
なお、一定時間経過しても、今次のDR要求に伴う交渉が収束しない場合、例えば、上述のS517にて各供給家のDR要求の内容を充足していなくとも、交渉が纏まらなかったことによる交渉終了通知を送信するとしてもよい。この場合、供給家サーバ204は、例えば、予め設定された需要家に対してはDR実施時に資源(電力)を供給し、その他の需要家に対してはDR実施時に資源(電力)を供給しない、などと選択的な対応を行うとしてもよい。ただし、このような対応は一例であり、交渉収束しない場合の対応手法は上記に限らない。
一方、各需要家の需要家サーバ203は、上述のS512での判定の結果、回答期限が経過済みであった場合(S512:Yes)、資源割当サーバ201からの交渉終了通知があるか判定する(S519)。
上述の判定の結果、交渉終了通知があった場合(S519:Yes)、需要家サーバ203は処理を終了する。他方、交渉終了通知がなかった場合(S519:No)、需要家サーバ203は、処理をS509に戻す。
また、各供給家の供給家サーバ204は、上述のS507でDR要求充足不可通知がないと判定(S507:No)した後、資源割当サーバ201からの交渉終了通知があるか判定する(S520)。この判定の結果、交渉終了通知がなかった場合(S520:No
)、供給家サーバ204は待機する。一方、上述の判定の結果、交渉終了通知があった場合(S520:Yes)、供給家サーバ204は、処理を終了する。
<資源割当方法のフロー例2>
続いて、上述のフロー例1におけるS505の詳細、すなわち使用抑制依頼の内容および対象の決定フローについて説明する。図7は、本実施形態の資源割当方法のフロー例2を示す図である。
このフローにおいて、資源割当サーバ201は、各需要家の需要家サーバ203への使用抑制依頼の通知、すなわち交渉が当該DR要求に関する1回目の交渉か否か判定する(S601)。
上述の判定の結果、1回目の交渉である場合(S601:Yes)、資源割当サーバ201は、処理をS603に遷移させる。他方、上述の判定の結果、1回目の交渉でない場合(S601:No)、資源割当サーバ201は、これまでの交渉で受諾回答をした需要家を今回の交渉対象から外す処理を行い(S602)、S603へ遷移する。なお、交渉対象から外す処理は、例えば、S506で使用抑制依頼を通知とした需要家中から、該当需要家を除いたリストを生成し、このリストに含まれる需要家を今回の交渉対象とする処理などを想定する。
続いて、資源割当サーバ201は、今回の交渉対象である各需要家に関して、インセンティブ・ペナルティを計算する(S603)。
このインセンティブ・ペナルティの計算方法としては特に限定されるものではないが、一例をあげると、下記の(式1)または(式2)におけるインセンティブ・ペナルティ単価と削減可能量の項に、該当需要家の値を設定して計算する手法を想定出来る。
(インセンティブ・ペナルティ単価[円/kW])×(削減可能量[kW])・・・(式1)
(インセンティブ・ペナルティ単価[円/kWh])×(削減可能量[kWh])・・(式2)
なお、上述の各式の項のうち「削減可能量」の項には、需要家サーバ203から得た受諾回答が示す抑制依頼量の値を設定する。
一方、上述の各式の項のうち「インセンティブ・ペナルティ単価」は、例えば、該当需要家における、過去の交渉での受諾回答と拒否回答の各回数から計算することを想定出来る。この計算の式を以下の(式3)に示す。
{(交渉受諾回数)^3}−{(交渉拒否回数)^5}・・・・・・・・・・・・・・(式3)
なお、上述の「インセンティブ・ペナルティ単価」は、電力料金の従量単価の算定に用いるとしてもよい。その場合の(式4)を下記に示す。
(A需要家サーバの時刻tに於ける、電力料金の従量単価)
=(A需要家サーバの時刻(t−1)に於ける、電力料金の従量単価)
−(インセンティブ・ペナルティ単価)・・・・・・・・・・・・・・・・・(式4)
ここで図7のフローの説明に戻る。資源割当サーバ201は、S603で各需要家についてインセンティブ・ペナルティを計算した後、全需要家の削減可能量(各需要家の受諾回答が示す抑制依頼量)、を記憶装置302の削減可能資源量(推定値)326から、ま
た、全供給家からの使用削減依頼量(各供給家のDR要求が示す使用削減依頼量)、を供給家サーバ要求取得部361から、それぞれ取得する(S604)。
また、資源割当サーバ201は、S604で得ている全需要家の削減可能量の合算(この合算で得た合算値を(A)と表記)と、全供給家の使用削減依頼量の合算(この合算で得た合算値を(B)と表記)とを実行し、上述の(A)と、(B)に所定の安全率(例:1以上の数値)を乗じた乗算値とを比較し、(A)>(B)×安全率、の関係式が成立しているか判定する(S605)。この判定は、各需要家で抑制可能な資源使用量の合計値が、DR要求が求める使用削減依頼量を上回る、すなわちDR要求が充足されるか判定するものとなる。
上述の判定の結果、DR要求が充足されると判定した場合(S605:Yes)、資源割当サーバ201は、全需要家について後述する貢献度Kを算出する(S606)。この貢献度K算出の具体的な内容については後述する。
また、資源割当サーバ201は、以降の計算ループ回数を表す0以上の整数値nの初期値を「0」にセットする(S607)。
次に、資源割当サーバ201は、上述のnの値を1だけ増やし(S608)、全需要家中でn番目に貢献度Kの高い需要家を特定し、当該需要家における上述の我慢希望度(削減可能資源量(推定値)326に格納済み)が、最も緩やかな条件(例えば、空調機のPMVに関しては、夏場であれば、最も涼しい値、即ち−3の値)でなければ、その我慢希望度を1レベル緩和して、使用削減依頼量を再算出する(S609)。この使用削減依頼量の算定は、上述のS505でのものと同様である。
なお我慢希望度は、各需要家サーバ203における削減可能資源量の推定、および、資源割当サーバ201における各需要家に関する使用削減依頼量(抑制依頼量)の算出、に用いるものである。その初期値は需要家が設定し、その後資源割当サーバ201が、図7の依頼内容決定則の中で変更する値である。我慢希望度がPMVの場合、マイナス3からプラス3までの整数値が7段階設定できる。勿論、こうした我慢希望度の指標、および設定範囲は、本実施形態の例に限られるものではない。
続いて資源割当サーバ201は、S609で該当需要家に関して再算出した使用削減依頼量を、S605で用いる関係式のうち(A)に適用(すなわち、全需要家の削減可能量のうち、該当需要家の削減可能量の値を、S609で再算出した使用削減依頼量の値に置換する)し、あらためて、(A)>(B)×安全率、の関係式が成立しているか判定する(S610)。
なお、特に限定されるものではないが、使用削減依頼量は、前述した削減可能資源量の推定値と等しいとしてよい。以降、使用削減依頼量を削減可能資源量の推定値と等しいとして説明する。
上述の判定の結果、(A)が(B)×安全率の値を超過している場合(S610:Yes)、資源割当サーバ201は、処理をS608に戻す。
他方、上述の判定の結果、(A)が(B)×安全率の値を超過していない場合(S610:No)、資源割当サーバ201は、処理をS611に移す。
続いて、資源割当サーバ201は、n番目に貢献度Kの高い需要家の需要家サーバ203に対し、我慢希望度が最も緩やかな条件でなければ、その我慢希望度を1レベル過酷な
側に戻す(S611)。つまり、S609で我慢希望度を緩和した状態では、DR要求を充足出来ない状態となるため、最後に我慢希望度を緩和した需要家の我慢希望度の緩和を解除して元の我慢希望度に戻すのである。
次に、資源割当サーバ201は、(n−1)番目に貢献度Kの高い需要家に関し、上述のS609で設定した我慢希望度を基に使用削減依頼量を算出し、また、n番目以降に貢献度Kの高い需要家に関し、各需要家が回答した削減可能量(すなわち受諾回答が示す抑制依頼量)を削減するよう依頼する使用抑制依頼を生成し(S612)、処理を終了する。
なお、このS612における資源割当サーバ201は、上述のように使用抑制依頼を生成すると同時に、各供給家の供給家サーバ204に対し、DR要求充足可の通知を生成して、処理を終了する。
一方、上述のS605の判定において、(A)>(B)×安全率、の関係式が成立していない、すなわち、DR要求が充足されないと判定した場合(S605:No)、資源割当サーバ201は、後述する受諾確率予測手法により、今次のDR要求に伴う使用抑制依頼の内容で受諾確率が所定の閾値(例えば90%)を超えた需要家を選択する(S613)。
次に、資源割当サーバ201は、上述のS613で選択した需要家のうち、我慢希望度が最も緩やかな(例えば、空調機のPMVに関しては、夏場であれば、最も暑い値、即ち+3の値)需要家に関し、我慢希望度を1レベル過酷側に上げ、使用削減依頼量を再算出する(S614)。
また、資源割当サーバ201は、S614で該当需要家に関して再算出した使用削減依頼量を、上述の関係式のうち(A)に適用(S610と同様)し、(A)が(B)×安全率の値を超過したか判定する(S615)。
上述の判定の結果、(A)が(B)×安全率の値を超過したと判明した場合(S615:Yes)、資源割当サーバ201は、処理をS616に遷移させる。
他方、上述の判定の結果、(A)が(B)×安全率の値を超過しないと判明した場合(S615:No)、資源割当サーバ201は、S613で選択して我慢希望度を1レベル過酷側に上げた需要家に関し、ボーナスインセンティブを付加して、使用削減依頼量(抑制依頼量)を算出し、使用抑制依頼の内容をS505と同様に生成し(S616)、処理を終了する。なお、上述のS613で選択されなかった需要家については、当該需要家が回答した削減可能量(受諾回答が示す抑制依頼量)を削減する使用抑制依頼の内容を生成する。また、このS615における資源割当サーバ201は、上述のように使用抑制依頼の内容を生成すると共に、各供給家の供給家サーバ204に対し、DR要求充足可の通知を生成するものとする。
上述したボーナスインセンティブの付加の具体例としては、例えば、下記の(式5)のインセンティブ・ペナルティ単価の算定式に示すように、所定のボーナス単価の項を、インセンティブ・ペナルティ単価が上昇する項に追加することを想定出来る。勿論、こうした例に限定はしない。
(インセンティブ・ペナルティ単価)
={(交渉受諾回数)^3+(ボーナス単価)}
−{(交渉拒否回数)^5}…………………………………………(式5)
一方、上述のS615における判定の結果、(A)が(B)×安全率の値を超過していないことが判明した場合(S615:No)、資源割当サーバ201は、全需要家のうち、我慢希望度が最も緩やかな需要家に関して、その我慢希望度を1レベル過酷側に上げ、使用削減依頼量を再算出する(S617)。
次に、資源割当サーバ201は、S617で再算出した使用削減依頼量を、上述の関係式のうち(A)に適用し、(A)が(B)×安全率の値を超過したか判定する(S618)。
上述の判定の結果、(A)が(B)×安全率の値を超過していないと判明した場合(S618:No)、資源割当サーバ201は、全供給家に関してDR要求充足不可通知を生成して処理を終了する(S619)。
他方、上述の判定の結果、(A)が(B)×安全率の値を超過していると判明した場合(S615:Yes)、資源割当サーバ201は、全需要家のうち我慢希望度が最も緩やかな需要家であって、S617で我慢希望度を1レベル過酷側に上げた需要家に関して、ボーナスインセンティブを付加して、使用削減依頼量(抑制依頼量)を算出し、使用抑制依頼の内容をS505と同様に生成すると共に、各供給家に関してDR要求充足可の通知を生成し(S620)、処理を終了する。
<資源割当方法のフロー例3>
続いて、上述のフロー例2のS606にて行う貢献度Kの算出方法について説明する。図8は、本実施形態における資源割当方法のフロー例3を示す図である。
この場合、資源割当サーバ201は、所定需要家に関して、過去に交渉した際の使用削減依頼量(抑制依頼量)と、当該交渉の結果、当該需要家が実際に削減した資源使用量などの情報を、記憶装置302の要請情報322および使用履歴325より取得する(S701)。ここで取得した情報の具体例を図14にて示す。図14の例では、「A需要家」について、過去に交渉した際の、使用抑制依頼の対象日時をキーに、使用削減依頼量、および、該当需要家が実際に抑制した資源使用量、の各値を対応付けたレコードの集合体となっている。
資源割当サーバ201は、当該需要家に関する情報を全て取得するまでS701を繰り返す(S702:No〜S701〜S702:Yes)。
資源割当サーバ201は、上述の所定需要家に関する情報を全て取得したならば(S702:Yes)、所定需要家に関して貢献度Kを算出する(S703)。
貢献度Kの算定式は、以下の(式6)に示すものを想定できる。
(貢献度K)=(任意期間における応答)÷(任意期間における要請)……(式6)
この算定式は、John Stacey AdamsのEquity Theoryに基づくものであり、貢献度Kの値が長い時間で見て、全需要家で同等の値になるようS609で調整することにより、全需要家の衡平性を担保することを目的として設定するものである。
ここで、(式6)の右辺第1項は、特に限定されるものではないが、例えば、任意期間における実際に削減した資源使用量の合計値、(式6)の右辺第2項は、特に限定されるものではないが、例えば、任意期間における資源使用削減依頼量の合計値でもよい。
こうした算定式にて算出した貢献度Kの算出結果例を図15に示す。図15に示す例では、各需要家に関して、過去の交渉における使用削減依頼量、当該交渉に際して当該需要家が実際に抑制した資源使用量、および、その場合の貢献度K、の値を対応付けたレコードの集合体となっている。
資源割当サーバ201は、所定需要家に関して貢献度Kを算出した後、全需要家に関して貢献度Kを算出したか判定する(S704)。
上述の判定の結果、全需要家に関して貢献度Kを算出していない場合(S704:No)、資源割当サーバ201は、処理をS701に戻す。他方、上述の判定の結果、全需要家に関して貢献度Kを算出している場合(S704:Yes)、資源割当サーバ201は、処理を終了する。
<資源割当方法のフロー例4>
続いて、(後述する)受諾確率予測のために受諾確率を学習する手順について説明する。図9は、本実施形態における資源割当方法のフロー例4を示す図である。
この場合、資源割当サーバ201は、所定の需要家に関して、今次のDR要求に伴う現在の交渉回数がN回であった場合に(N−1)回までの交渉における、及び、過去のDR要求に伴う交渉における、使用抑制依頼の対象日時、この対象日時における当該需要家に関する予測需要量、使用削減依頼量、交渉回数、インセンティブ・ペナルティ、受諾結果(受諾または拒否)等の情報を、記憶装置302から取得する(S801)。
また、資源割当サーバ201は、上述のS801の処理を、当該需要家の情報を全て取得するまで繰り返す(S802:No〜S801〜S802:Yes)。
資源割当サーバ201は、上述の所定需要家の情報を全て取得した後、当該需要家に関して受諾確率を求めるための情報たる、例えば(式7)の実数β0〜β33を、ロジスティック回帰などの公知の機械学習手法など、または、公知の機械学習手法の組合せなどを用いて算出する(S803)。
(受諾確率)=β0
+{β1×(1月を表すダミー変数)
+……+β122時を表すダミー変数)
+……+β24×(22時〜24時を表すダミー変数)}
+{β25×(平日を表すダミー変数)
+β26×(土曜日を表すダミー変数)
+β27×(日曜日を表すダミー変数)
+β28×(連休間の日曜日を表すダミー変数)
+β29×(祝日を表すダミー変数)}
+β30×(予測資源需要量)
+β31×(使用削減依頼量)
+β32×(交渉回数)
+β33×(インセンティブ)…………………………………(式7)
続いて資源割当サーバ201は、上述のS803で算出した受諾確率を求める情報(上述の例では、(式7)における実数β0〜β33)を、記憶装置302の学習・モデル情報328に格納する(S804)。
また、資源割当サーバ201は、全需要家の分、上述の受諾確率を求める情報を算出したか判定する(S805)。
上述の判定の結果、全需要家の分、受諾確率を求める情報を算出していなかった場合(S805:No)、資源割当サーバ201は、処理をS801に戻す。
他方、上述の判定の結果、全需要家の分、受諾確率を求める情報を算出した場合(S805:Yes)、資源割当サーバ201は、処理を終了する。
<資源割当方法のフロー例5>
続いて、上述のフロー例4の処理で学習した各需要家に関する情報に基づき、受諾確率を予測する手順(図7のフローのS613に該当)について説明する。
図10は、本実施形態における資源割当方法のフロー例5を示す図である。この場合、資源割当サーバ201は、所定の需要家に関して、記憶装置302の学習・モデル情報328から、受諾確率を求める情報(例えば(式7)の実数β0〜β33)を取得する(S901)。
次に、資源割当サーバ201は、今次のDR要求に伴う今回の交渉の内容(特に限定されるものではないが、例えば、(式7)における)資源使用削減依頼日時、当該需要家サーバの資源使用削減依頼日時における予測資源需要量、使用削減依頼量、交渉回数、インセンティブ・ペナルティ、等の各値を取得する(S902)。
また、資源割当サーバ201は、上述のS901およびS902で取得した情報等を用いて、受諾確率の予測値を算出する(S903)。この受諾確率の予測値の算出方法は、特に限定されるものではないが、例えば、(式7)の右辺の各項にS901、S902で取得した情報を入力することで、算出することが可能である。
続いて、資源割当サーバ201は、全需要家の分、受諾確率を予測したか判定する(S904)。この判定の結果、全需要家の分、受諾確率を予測していない場合(S904:No)、資源割当サーバ201は、処理をS901に戻す。
他方、上述の判定の結果、全需要家の分、受諾確率を予測した場合(S904:Yes)、資源割当サーバ201は、処理を終了する。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
こうした本実施形態によれば、アグリゲータの資源割当サーバが、供給家サーバからの使用削減要求を充足するように、需要家サーバと1回以上の交渉(使用抑制依頼が該当する)を実行出来る。なお、この交渉すなわち使用抑制依頼において、需要家サーバは、需要家が実際に使用抑制依頼に応じる場合に獲得できるインセンティブ(例えば、金銭や換金可能なもの、電子通貨のポイント、仮想通貨など報酬と成り得るもの)と、使用抑制依頼を拒絶した場合に支払うペナルティ(例えば、金銭や換金可能なもの、電子通貨のポイント、仮想通貨など罰則と成り得るもの)とのバランスを自律的に判断出来る。また、資源割当サーバは、上述の使用抑制依頼に対する需要家サーバからの回答に応じて、上述の交渉の条件を変更可能であり、供給家サーバから指定のあった使用削減要求の対象日時に、資源の使用抑制を実施する確度を高めつつ、交渉を素早く纏めることが可能になる。
すなわち、DR要求に応えるための資源使用量削減を受容する需要家を、迅速かつ効率的に確定可能となる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態の資源割当装置において、前記演算装置は、2回目以降の前記処理に際し、前記使用抑制依頼を受諾しなかった需要家に関して前記抑制依頼量および前記インセンティブを再算定し、当該再算定した抑制依頼量およびインセンティブの各情報を含む使用抑制依頼を当該需要家の所定装置に送信するものである、としてもよい。
これによれば、既に使用抑制依頼を受諾した需要家に関する処理を省略し、処理全体を効率化出来る。ひいては、DR要求に応えるための資源使用量削減を受容する需要家を、さらに迅速かつ効率的に確定可能となる。
また、本実施形態の資源割当装置において、前記演算装置は、所定回の使用抑制依頼に関する前記抑制依頼量および前記インセンティブの算定に際し、各需要家の前記抑制可能な使用資源量および前記応答内容の各情報に基づき、前記今次の使用削減要求に応じた、前記所定期間における前記資源の抑制依頼量を算定し、当該抑制依頼量に応じて第1インセンティブを算定し、各需要家の前記抑制可能な使用資源量の総量が、前記今次の使用削減要求を充足しない場合に、前記各需要家のうち、前記応答内容が所定事象を示す需要家について、前記抑制可能な使用資源量の情報のうち所定項目の値を所定規則で変化させ、当該変化をさせた前記抑制可能な使用資源量の情報に基づいて抑制依頼量を再算定し、前記所定項目の値の変化に伴い前記第1インセンティブに追加すべき第2インセンティブを、前記第2インセンティブに関して予め定めた所定単位値と前記再算定した抑制依頼量とに基づき算定する、としてもよい。
これによれば、需要家における資源使用の形態を踏まえつつも、これをDR要求に応える方向性で適宜に変更して、当該需要家が使用抑制依頼を受諾しやすいよう柔軟に調整し、これに応じて実効性のあるインセンティブも特定出来ることとなる。ひいては、DR要求に応えるための資源使用量削減を受容する需要家を、さらに迅速かつ効率的に確定可能となる。
また、本実施形態の資源割当装置において、前記演算装置は、前記応答内容が所定事象を示す需要家として、各需要家が過去受けた1回以上の使用抑制依頼の内容と、当該使用抑制依頼に対する当該需要家の応答内容とに基づき、所定の使用抑制依頼を当該需要家が受諾するか否か予測するアルゴリズムに対し、各需要家に関する前記所定回の使用抑制依頼の内容を適用して、前記各需要家のうち、前記所定回の使用抑制依頼の受諾確率が所定基準以上の需要家を特定するものである、としてもよい。
これによれば、使用抑制依頼の受諾確率が高い需要家に絞った、抑制依頼量およびインセンティブの算定を行うことが可能となり、処理全体を効率化出来る。ひいては、DR要求に応えるための資源使用量削減を受容する需要家を、さらに迅速かつ効率的に確定可能となる。
また、本実施形態の資源割当装置において、前記演算装置は、前記第1および第2の各インセンティブの算定に際し、過去の1回以上の使用抑制依頼に対する、当該需要家の受諾結果を示す所定値を、前記第1および第2の各インセンティブの各単位値の算定式に適用して、前記第1および第2の各インセンティブの単位値を算定し、当該算定した単位値と前記抑制依頼量とに基づき、前記第1および第2の各インセンティブを算定するものである、としてもよい。
これによれば、上述の受諾結果に基づくインセンティブの情報を含めて使用抑制依頼を行うことで、当該需要家の以後の行動傾向を使用抑制依頼受諾に傾かせる効果も期待可能となる。ひいては、DR要求に応えるための資源使用量削減を受容する需要家を、さらに
迅速かつ効率的に確定可能となる。
また、本実施形態の資源割当装置において、前記演算装置は、前記所定条件である、1回または複数回の前記処理の実行により、前記使用抑制依頼を受諾した各需要家の抑制依頼量の総量が前記使用削減要求を充足すること、または、いずれかの回数における前記処理において、各需要家に関して算定した抑制依頼量の総量が前記使用削減要求を充足しないこと、のいずれかの条件が満たされるまで前記処理を実行するものである、としてもよい。
これによれば、使用抑制依頼の実行を的確かつ効率的なものとして、処理全体を効率化出来る。ひいては、DR要求に応えるための資源使用量削減を受容する需要家を、さらに迅速かつ効率的に確定可能となる。
また、本実施形態の資源割当装置において、前記演算装置は、前記所定条件である、各需要家に関して算定した抑制依頼量の総量が前記使用削減要求を充足しないことが判明した場合、前記資源の供給家の所定装置に対し、前記今次の使用削減要求を充足出来ない旨を通知する処理を更に実行するものである、としてもよい。
これによれば、供給家側では、DR要求すなわち使用削減要求の修正要否検討の機会を獲得出来ることととなり、無理なDR要求を迅速に見直すなど適宜な対応を効率的に行うことが出来る。こうして見直しされたDR要求が資源割当装置に再投入されることで、使用抑制依頼に対する需要家での受諾確率も向上し、処理全体を効率化出来る。ひいては、DR要求に応えるための資源使用量削減を受容する需要家を、さらに迅速かつ効率的に確定可能となる。
また、本実施形態の資源割当装置において、前記演算装置は、所定回の使用抑制依頼に関する前記抑制依頼量および前記インセンティブの算定に際し、各需要家の前記抑制可能な使用資源量の総量が、前記今次の使用削減要求を充足する場合に、前記各需要家に関して、前記応答内容における過去の使用抑制依頼に対する実際の使用抑制実績の情報に基づき、当該需要家の貢献度を算定し、当該貢献度が所定基準以上の需要家について、前記抑制可能な使用資源量の情報のうち所定項目の値を所定規則で変化させ、当該変化をさせた前記抑制可能な使用資源量の情報に基づいて抑制依頼量を再算定するものである、としてもよい。
これによれば、例えば、過去の使用抑制依頼において受諾確率が高く、DR要求に対する貢献度が高い需要家に関し、当該資源の使用形態を緩める方向(すなわち、多くの資源を使用する方向)で、抑制可能な使用資源量の情報の所定項目の値を変化させて、抑制依頼量を再算定出来る。つまり、貢献度が高い需要家に関しては、使用抑制依頼の内容を緩和して優遇する措置を適用し、当該需要家における上述の受諾確率を更に高めることにつながる。ひいては、DR要求に応えるための資源使用量削減を受容する需要家を、さらに迅速かつ効率的に確定可能となる。
また、本実施形態の資源割当方法において、前記情報処理装置が、2回目以降の前記処理に際し、前記使用抑制依頼を受諾しなかった需要家に関して前記抑制依頼量および前記インセンティブを再算定し、当該再算定した抑制依頼量およびインセンティブの各情報を含む使用抑制依頼を当該需要家の所定装置に送信する、としてもよい。
また、本実施形態の資源割当方法において、前記情報処理装置が、所定回の使用抑制依頼に関する前記抑制依頼量および前記インセンティブの算定に際し、各需要家の前記抑制可能な使用資源量および前記応答内容の各情報に基づき、前記今次の使用削減要求に応じ
た、前記所定期間における前記資源の抑制依頼量を算定し、当該抑制依頼量に応じて第1インセンティブを算定し、各需要家の前記抑制可能な使用資源量の総量が、前記今次の使用削減要求を充足しない場合に、前記各需要家のうち、前記応答内容が所定事象を示す需要家について、前記抑制可能な使用資源量の情報のうち所定項目の値を所定規則で変化させ、当該変化をさせた前記抑制可能な使用資源量の情報に基づいて抑制依頼量を再算定し、前記所定項目の値の変化に伴い前記第1インセンティブに追加すべき第2インセンティブを、前記第2インセンティブに関して予め定めた所定単位値と前記再算定した抑制依頼量とに基づき算定する、としてもよい。
また、本実施形態の資源割当方法において、前記情報処理装置が、前記応答内容が所定事象を示す需要家として、各需要家が過去受けた1回以上の使用抑制依頼の内容と、当該使用抑制依頼に対する当該需要家の応答内容とに基づき、所定の使用抑制依頼を当該需要家が受諾するか否か予測するアルゴリズムに対し、各需要家に関する前記所定回の使用抑制依頼の内容を適用して、前記各需要家のうち、前記所定回の使用抑制依頼の受諾確率が所定基準以上の需要家を特定する、としてもよい。
また、本実施形態の資源割当方法において、前記情報処理装置が、前記第1および第2の各インセンティブの算定に際し、過去の1回以上の使用抑制依頼に対する、当該需要家の受諾結果を示す所定値を、前記第1および第2の各インセンティブの各単位値の算定式に適用して、前記第1および第2の各インセンティブの単位値を算定し、当該算定した単位値と前記抑制依頼量とに基づき、前記第1および第2の各インセンティブを算定する、としてもよい。
また、本実施形態の資源割当方法において、前記情報処理装置が、前記所定条件である、1回または複数回の前記処理の実行により、前記使用抑制依頼を受諾した各需要家の抑制依頼量の総量が前記使用削減要求を充足すること、または、いずれかの回数における前記処理において、各需要家に関して算定した抑制依頼量の総量が前記使用削減要求を充足しないこと、のいずれかの条件が満たされるまで前記処理を実行する、としてもよい。
また、本実施形態の資源割当方法において、前記情報処理装置が、前記所定条件である、各需要家に関して算定した抑制依頼量の総量が前記使用削減要求を充足しないことが判明した場合、前記資源の供給家の所定装置に対し、前記今次の使用削減要求を充足出来ない旨を通知する処理を更に実行する、としてもよい。
また、本実施形態の資源割当方法において、前記情報処理装置が、所定回の使用抑制依頼に関する前記抑制依頼量および前記インセンティブの算定に際し、各需要家の前記抑制可能な使用資源量の総量が、前記今次の使用削減要求を充足する場合に、前記各需要家に関して、前記応答内容における過去の使用抑制依頼に対する実際の使用抑制実績の情報に基づき、当該需要家の貢献度を算定し、当該貢献度が所定基準以上の需要家について、前記抑制可能な使用資源量の情報のうち所定項目の値を所定規則で変化させ、当該変化をさせた前記抑制可能な使用資源量の情報に基づいて抑制依頼量を再算定する、としてもよい。
100 資源割当システム
201 資源割当サーバ(資源割当装置)
202 ネットワーク
203 需要家サーバ
203D 需要家サーバ群
204 供給家サーバ
204S 供給家サーバ群
302 記憶装置
303 入力装置
304 出力装置
306 演算装置
307 通信装置
321 自律個情報
322 要請情報
323 応答情報
324 交渉情報
325 使用履歴
326 削減可能資源量(推定値)
327 受領インセンティブ・ペナルティ
328 学習・モデル情報
361 供給家サーバ要求取得部
362 インセンティブ・ペナルティ管理部
363 交渉部
202 ネットワーク
203 需要家サーバ
401 通信装置
402 需要家サーバEM装置
403 需要家サーバ接続機器
404 スマートメータ
405 入力装置
406 出力装置
407 時計
421 需要家サーバEMプログラム
422 調整制御部
423 インセンティブ・ペナルティ受領部
424 抑制可能使用資源量推定部
204 供給家サーバ
451 通信装置
452 供給家サーバEM装置
453 供給家サーバ接続機器
454 入力装置
455 出力装置
491 供給家サーバEMプログラム
492 インセンティブ支払部
493 資源不足推定部

Claims (16)

  1. 所定資源に関する今次の使用削減要求に応じて当該資源の各需要家から得ている、所定期間において当該需要家が受容しうる抑制可能な使用資源量の情報と、過去の使用削減要求に伴う前記資源の使用抑制依頼に対する、前記需要家による応答内容の情報と、を格納した記憶装置と、
    前記抑制可能な使用資源量および前記応答内容の各情報に基づき、前記今次の使用削減要求に応じた、前記所定期間における前記資源の抑制依頼量および当該抑制依頼量に応じて当該需要家に付与するインセンティブを各需要家に関して算定し、当該抑制依頼量およびインセンティブの各情報を含む前記使用抑制依頼を、前記需要家の所定装置に送信する処理を、所定条件が満たされるまで1回または複数回実行する演算装置と、
    を含むことを特徴とする資源割当装置。
  2. 前記演算装置は、
    2回目以降の前記処理に際し、前記使用抑制依頼を受諾しなかった需要家に関して前記抑制依頼量および前記インセンティブを再算定し、当該再算定した抑制依頼量およびインセンティブの各情報を含む使用抑制依頼を当該需要家の所定装置に送信するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の資源割当装置。
  3. 前記演算装置は、
    所定回の使用抑制依頼に関する前記抑制依頼量および前記インセンティブの算定に際し、
    各需要家の前記抑制可能な使用資源量および前記応答内容の各情報に基づき、前記今次の使用削減要求に応じた、前記所定期間における前記資源の抑制依頼量を算定し、当該抑制依頼量に応じて第1インセンティブを算定し、
    各需要家の前記抑制可能な使用資源量の総量が、前記今次の使用削減要求を充足しない場合に、前記各需要家のうち、前記応答内容が所定事象を示す需要家について、前記抑制可能な使用資源量の情報のうち所定項目の値を所定規則で変化させ、当該変化をさせた前記抑制可能な使用資源量の情報に基づいて抑制依頼量を再算定し、前記所定項目の値の変化に伴い前記第1インセンティブに追加すべき第2インセンティブを、前記第2インセンティブに関して予め定めた所定単位値と前記再算定した抑制依頼量とに基づき算定する、
    ものであることを特徴とする請求項1に記載の資源割当装置。
  4. 前記演算装置は、
    前記応答内容が所定事象を示す需要家として、
    各需要家が過去受けた1回以上の使用抑制依頼の内容と、当該使用抑制依頼に対する当該需要家の応答内容とに基づき、所定の使用抑制依頼を当該需要家が受諾するか否か予測するアルゴリズムに対し、各需要家に関する前記所定回の使用抑制依頼の内容を適用して、前記各需要家のうち、前記所定回の使用抑制依頼の受諾確率が所定基準以上の需要家を特定するものである、
    ことを特徴とする請求項3に記載の資源割当装置。
  5. 前記演算装置は、
    前記第1および第2の各インセンティブの算定に際し、
    過去の1回以上の使用抑制依頼に対する、当該需要家の受諾結果を示す所定値を、前記第1および第2の各インセンティブの各単位値の算定式に適用して、前記第1および第2の各インセンティブの単位値を算定し、当該算定した単位値と前記抑制依頼量とに基づき、前記第1および第2の各インセンティブを算定するものである、
    ことを特徴とする請求項3に記載の資源割当システム。
  6. 前記演算装置は、
    前記所定条件である、1回または複数回の前記処理の実行により、前記使用抑制依頼を受諾した各需要家の抑制依頼量の総量が前記使用削減要求を充足すること、または、いずれかの回数における前記処理において、各需要家に関して算定した抑制依頼量の総量が前記使用削減要求を充足しないこと、のいずれかの条件が満たされるまで前記処理を実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の資源割当装置。
  7. 前記演算装置は、
    前記所定条件である、各需要家に関して算定した抑制依頼量の総量が前記使用削減要求を充足しないことが判明した場合、前記資源の供給家の所定装置に対し、前記今次の使用削減要求を充足出来ない旨を通知する処理を更に実行するものである、
    ことを特徴とする請求項6に記載の資源割当装置。
  8. 前記演算装置は、
    所定回の使用抑制依頼に関する前記抑制依頼量および前記インセンティブの算定に際し、
    各需要家の前記抑制可能な使用資源量の総量が、前記今次の使用削減要求を充足する場合に、前記各需要家に関して、前記応答内容における過去の使用抑制依頼に対する実際の使用抑制実績の情報に基づき、当該需要家の貢献度を算定し、当該貢献度が所定基準以上の需要家について、前記抑制可能な使用資源量の情報のうち所定項目の値を所定規則で変化させ、当該変化をさせた前記抑制可能な使用資源量の情報に基づいて抑制依頼量を再算定するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の資源割当装置。
  9. 所定資源に関する今次の使用削減要求に応じて当該資源の各需要家から得ている、所定期間において当該需要家が受容しうる抑制可能な使用資源量の情報と、過去の使用削減要求に伴う前記資源の使用抑制依頼に対する、前記需要家による応答内容の情報と、を格納した記憶装置を備える情報処理装置が、
    前記抑制可能な使用資源量および前記応答内容の各情報に基づき、前記今次の使用削減要求に応じた、前記所定期間における前記資源の抑制依頼量および当該抑制依頼量に応じて当該需要家に付与するインセンティブを各需要家に関して算定し、当該抑制依頼量およびインセンティブの各情報を含む前記使用抑制依頼を、前記需要家の所定装置に送信する処理を、所定条件が満たされるまで1回または複数回実行する、
    ことを特徴とする資源割当方法。
  10. 前記情報処理装置が、
    2回目以降の前記処理に際し、前記使用抑制依頼を受諾しなかった需要家に関して前記抑制依頼量および前記インセンティブを再算定し、当該再算定した抑制依頼量およびインセンティブの各情報を含む使用抑制依頼を当該需要家の所定装置に送信する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の資源割当方法。
  11. 前記情報処理装置が、
    所定回の使用抑制依頼に関する前記抑制依頼量および前記インセンティブの算定に際し、
    各需要家の前記抑制可能な使用資源量および前記応答内容の各情報に基づき、前記今次の使用削減要求に応じた、前記所定期間における前記資源の抑制依頼量を算定し、当該抑制依頼量に応じて第1インセンティブを算定し、
    各需要家の前記抑制可能な使用資源量の総量が、前記今次の使用削減要求を充足しない場合に、前記各需要家のうち、前記応答内容が所定事象を示す需要家について、前記抑制
    可能な使用資源量の情報のうち所定項目の値を所定規則で変化させ、当該変化をさせた前記抑制可能な使用資源量の情報に基づいて抑制依頼量を再算定し、前記所定項目の値の変化に伴い前記第1インセンティブに追加すべき第2インセンティブを、前記第2インセンティブに関して予め定めた所定単位値と前記再算定した抑制依頼量とに基づき算定する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の資源割当方法。
  12. 前記情報処理装置が、
    前記応答内容が所定事象を示す需要家として、
    各需要家が過去受けた1回以上の使用抑制依頼の内容と、当該使用抑制依頼に対する当該需要家の応答内容とに基づき、所定の使用抑制依頼を当該需要家が受諾するか否か予測するアルゴリズムに対し、各需要家に関する前記所定回の使用抑制依頼の内容を適用して、前記各需要家のうち、前記所定回の使用抑制依頼の受諾確率が所定基準以上の需要家を特定する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の資源割当方法。
  13. 前記情報処理装置が、
    前記第1および第2の各インセンティブの算定に際し、
    過去の1回以上の使用抑制依頼に対する、当該需要家の受諾結果を示す所定値を、前記第1および第2の各インセンティブの各単位値の算定式に適用して、前記第1および第2の各インセンティブの単位値を算定し、当該算定した単位値と前記抑制依頼量とに基づき、前記第1および第2の各インセンティブを算定する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の資源割当方法。
  14. 前記情報処理装置が、
    前記所定条件である、1回または複数回の前記処理の実行により、前記使用抑制依頼を受諾した各需要家の抑制依頼量の総量が前記使用削減要求を充足すること、または、いずれかの回数における前記処理において、各需要家に関して算定した抑制依頼量の総量が前記使用削減要求を充足しないこと、のいずれかの条件が満たされるまで前記処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の資源割当方法。
  15. 前記情報処理装置が、
    前記所定条件である、各需要家に関して算定した抑制依頼量の総量が前記使用削減要求を充足しないことが判明した場合、前記資源の供給家の所定装置に対し、前記今次の使用削減要求を充足出来ない旨を通知する処理を更に実行する、
    ことを特徴とする請求項14に記載の資源割当方法。
  16. 前記情報処理装置が、
    所定回の使用抑制依頼に関する前記抑制依頼量および前記インセンティブの算定に際し、
    各需要家の前記抑制可能な使用資源量の総量が、前記今次の使用削減要求を充足する場合に、前記各需要家に関して、前記応答内容における過去の使用抑制依頼に対する実際の使用抑制実績の情報に基づき、当該需要家の貢献度を算定し、当該貢献度が所定基準以上の需要家について、前記抑制可能な使用資源量の情報のうち所定項目の値を所定規則で変化させ、当該変化をさせた前記抑制可能な使用資源量の情報に基づいて抑制依頼量を再算定する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の資源割当方法。
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