JP2018072897A - 運行計画作成支援装置、運行計画作成支援方法、およびプログラム - Google Patents

運行計画作成支援装置、運行計画作成支援方法、およびプログラム Download PDF

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Yukiteru Nozawa
幸輝 野澤
裕史 宮川
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Abstract

【課題】幅広く様々な視点で最適化された運行計画を作成できる運行計画作成支援装置、運行計画作成支援方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】実施形態の運行計画作成支援装置は、記憶部と、取得部と、作成部と、を備える。記憶部は、予め作成された運行計画に従って運行する交通機関のダイヤを示すダイヤ情報、交通機関の性能を示す交通機関情報、および交通機関が走行する経路を示す経路情報を記憶する。取得部は、外部装置から、ダイヤ情報および交通機関情報および経路情報以外の外部情報を取得する。作成部は、記憶部に記憶されたダイヤ情報、交通機関情報、および経路情報に加えて、取得部により取得される外部情報に基づいて、交通機関の運行計画を作成する。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、運行計画作成支援装置、運行計画作成支援方法、およびプログラムに関する。
鉄道,バス,トラック等の旅客や貨物等の輸送を目的とした車両等の交通機関の運行計画を作成する運行計画作成支援装置では、交通機関のダイヤ、交通機関の性能、交通機関が走行する経路に基づいて、運行計画を作成している。
特開2015−89266号公報 特開2014−69621号公報 特開2014−69620号公報 国際公開第2013/042433号 特開2013−230775号公報
しかしながら、運行計画作成支援装置には、最適な運行計画を作成するにあたり、交通機関のダイヤ、交通機関の性能、交通機関の経路以外の有益な情報を取得し、当該情報に基づいて、運行計画を作成することによって、交通機関に関する情報の枠組みを超えた、幅広い視点で最適化された運行計画の作成が求められている。
実施形態の運行計画作成支援装置は、記憶部と、取得部と、作成部と、を備える。記憶部は、予め作成された運行計画に従って運行する交通機関のダイヤを示すダイヤ情報、交通機関の性能を示す交通機関情報、および交通機関が走行する経路を示す経路情報を記憶する。取得部は、外部装置から、ダイヤ情報および交通機関情報および経路情報以外の外部情報を取得する。作成部は、記憶部に記憶されたダイヤ情報、交通機関情報、および経路情報に加えて、取得部により取得される外部情報に基づいて、交通機関の運行計画を作成する。
図1は、本実施形態にかかる運行計画作成支援装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 図2は、本実施形態にかかる運行計画作成支援装置が有する輸送計画管理機能部の機能構成の一例を示すブロック図である。 図3は、本実施形態にかかる運行計画作成支援装置が有する交通機関管理機能部が記憶する交通機関情報のデータ構成の一例を示す図である。 図4は、本実施形態にかかる運行計画作成支援装置が有するルート管理機能部が記憶する経路情報のデータ構成の一例を示す図である。 図5は、本実施形態にかかる運行計画作成支援装置が有する設備管理機能部が記憶する設備情報のデータ構成の一例を示す図である。 図6は、本実施形態にかかる運行計画作成支援装置が有するリソース管理機能部が記憶するリソース情報のデータ構成の一例を示す図である。 図7は、本実施形態にかかる運行計画作成支援装置が有するI/F管理機能部による電力需要情報の取得処理の一例を説明するための図である。 図8は、本実施形態にかかる運行計画作成支援装置が有するI/F管理機能部による電力需要情報の取得処理の一例を説明するための図である。 図9は、本実施形態にかかる運行計画作成支援装置が有するI/F管理機能部による電力需要情報の取得処理の一例を説明するための図である。 図10は、本実施形態にかかる運行計画作成支援装置が有するI/F管理機能部による付加情報の生成処理の一例を説明するための図である。 図11は、本実施形態にかかる運行計画作成支援装置による電気バスの運行計画の作成処理の一例を説明するための図である。 図12は、本実施形態にかかる運行計画作成支援装置による電気バスの運行計画の作成処理の一例を説明するための図である。
以下、添付の図面を用いて、本実施形態にかかる運行計画作成支援装置、運行計画作成支援方法、およびプログラムについて説明する。
図1は、本実施形態にかかる運行計画作成支援装置の機能構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態にかかる運行計画作成支援装置は、輸送計画管理機能部1と、I/F管理機能部2と、運行管理機能部3と、保守管理機能部4と、を有する。輸送計画管理機能部1は、鉄道,船舶,航空機,トラック,電気バス等の交通機関の運行計画の作成等、交通機関の運行計画を管理する。運行管理機能部3(記憶部の一例)は、交通機関について運用中の運行状態(状況)を示す運行管理情報を記憶する。保守管理機能部4(記憶部の一例)は、交通機関に関する保守の履歴(例えば、交通機関、当該交通機関の運行に関わる設備等の保守履歴)を示す保守管理情報を記憶する。
I/F管理機能部2(取得部の一例)は、交通機関の運行計画の作成にあたって有益な情報であり、輸送計画管理機能部1、運行管理機能部3、および保守管理機能部4が記憶する情報(少なくとも、後述するダイヤ情報、交通機関情報、および経路情報)以外の外部情報を取得する。I/F管理機能部2は、運行計画作成支援装置の外部に存在する外部装置から、外部情報を取得する。本実施形態では、I/F管理機能部2は、交通機関が運行する地域に関する情報を外部情報として取得する。
図2は、本実施形態にかかる運行計画作成支援装置が有する輸送計画管理機能部の機能構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態では、輸送計画管理機能部1は、交通機関管理機能部101と、ルート管理機能部102と、設備管理機能部103と、リソース管理機能部104と、制約管理機能部105と、ダイヤ管理機能部106と、を有する。
交通機関管理機能部101(記憶部の一例)は、運行計画を作成する交通機関の性能を示す交通機関情報を記憶する。具体的には、交通機関情報は、運行計画を作成する交通機関が車両である場合、車両の車体番号、車両のサイズ、車両が有する座席数等のスペックである。また、交通機関情報は、運行計画を作成する交通機関が、当該交通機関が備える蓄電池等の蓄電機能部から電力供給を受けて運行する電気バスである場合、当該電気バスが有する蓄電機能部の容量を示す情報である。
ルート管理機能部102(記憶部の一例)は、運行計画を作成する交通機関が走行する経路を示す経路情報を記憶する。具体的には、経路情報は、運行計画を作成する交通機関が車両である場合、当該車両が走行する道路の位置を示す情報(例えば、道路の位置の緯度、経度、および標高)である。
設備管理機能部103(記憶部の一例)は、運行計画を作成する交通機関の運行に関わる設備を示す設備情報を記憶する。具体的には、設備情報は、運行計画を作成する交通機関の運行に関わる設備の位置(例えば、設備の位置の緯度および経度)を示す情報である。また、設備情報は、運行計画を作成する交通機関が電気バスである場合、当該電気バスが有する蓄電機能部に対して充電可能な充電設備に関する情報であり、例えば、充電設備の位置(例えば、充電設備の位置の緯度および経度)や充電設備の充電能力である。
リソース管理機能部104(記憶部の一例)は、設備管理機能部103が記憶する設備情報が示す設備(例えば、充電設備)以外の設備に関するリソース情報を記憶する。リソース情報は、運行計画を作成する交通機関が電気バスである場合、当該電気バスが停車する停留所に関する情報(例えば、停留所の位置の緯度および経度)、当該電気バスの経路上のデジタルサイネージの有無等である。
ダイヤ管理機能部106(記憶部の一例)は、交通機関のダイヤを示すダイヤ情報を記憶する。また、ダイヤ管理機能部106(作成部の一例)は、ダイヤ情報および交通機関管理機能部101に記憶される交通機関情報およびルート管理機能部102が記憶する経路情報以外の情報でありかつI/F管理機能部2により取得される外部情報に基づいて、交通機関の運行計画を作成する。本実施形態では、ダイヤ管理機能部106は、ダイヤ情報、交通機関情報、経路情報、および外部情報に加えて、設備管理機能部103に記憶される設備情報、リソース管理機能部104に記憶されるリソース情報、運行管理機能部3に記憶される運行管理情報、および保守管理機能部4に記憶される保守管理情報の少なくとも1つに基づいて、交通機関の運行計画を作成する。
本実施形態では、ダイヤ管理機能部106は、交通機関の運行計画を作成する上で、以下に示す例のような制約条件を満たすために、ダイヤ情報、交通機関情報、経路情報、外部情報、設備情報、リソース情報、運行管理情報、および保守管理情報の少なくとも1つに基づいて、交通機関の運行計画を作成している。ここで、制約条件は、交通機関の運行計画の作成を制約する条件である。
制約条件1:
交通機関の一例である電気バスの蓄電機能部に充電可能な充電設備の数は、電気バスの台数に比べて少ない。そのため、電気バスが走行する経路に存在する各充電設備において充電する他の電気バスの運行計画を考慮して、電気バスの運行計画を作成しなかった場合、充電設備において電気バスが充電を待つ時間が発生してしまい、充電設備は、非効率的な運用状況となる。
制約条件2:
電気バスが充電設備において充電を行うと、充電設備は発熱する。充電設備は、過度に発熱すると、当該充電設備によって充電される電気バスの蓄電機能部および当該充電設備自体の少なくとも一方、さらには、当該充電設備の周辺環境に対して、悪影響を及ぼす場合がある。そのため、充電設備は、電気バスの蓄電機能部に対して連続して充電を行うことを避ける必要がある。一方で、充電設備は、所定の稼働率を確保しないと、非効率な運用状況となる。
制約条件3:
電気バスの運行計画の作成にあたり、交通機関情報や経路情報によれば実現可能な運行計画であっても、電気バスが走行する経路の渋滞状況等に影響されて、実際には実現が難しい運行計画となる場合もある。この場合も、電気バスが走行する経路の渋滞状況など、交通機関情報および経路情報以外の情報も考慮して電気バスの運行計画を作成しないと、電気バスは、非効率な運行状態となる。
制約条件4:
電気バスは、長期間運行している中で、当該電気バスの部品が摩耗等して保守作業が必要となる。電気バスは、その部品等の保守作業を行わずに運行を続けると、運行計画通りに運行できなくなる可能性があり、非効率的な運行状態となる。
制約条件5:
電力インフラが整備されていない新興国において、当該電気バスが走行する地域において電力の需要が増加する時間帯に、当該電気バスの充電が集中すると、電気バスは、その地域の電力の供給に悪影響を及ぼす可能性がある。その一方、電気バスが走行する地域において電力の需要が増加する時間帯に運行できない電気バスが多いと、電気バスは、非効率的な運行状態となる。
例えば、制約管理機能部105は、上述の制約条件1〜5のうち、制約条件1〜4については、ダイヤ情報、交通機関情報、経路情報、設備情報、リソース情報、運行管理情報、および保守管理情報の組合せに基づいて、交通機関の運行計画を作成することによって、当該制約条件1〜4を満たす運行計画を作成することができる。しかしながら、制約条件5については、ダイヤ情報、交通機関情報、経路情報、設備情報、リソース情報、運行管理情報、および保守管理情報の組合せに基づいて、交通機関の運行計画を作成しても、当該制約条件5を満たす運行計画を作成することは難しい。そこで、本実施形態では、ダイヤ管理機能部106は、上述したように、ダイヤ情報、交通機関情報、および経路情報に加えて、I/F管理機能部2により取得した外部情報に基づいて、交通機関の運行計画を作成する。これにより、幅広く様々な視点で最適化された運行計画を作成できる。
図2に戻り、制約管理機能部105は、ダイヤ管理機能部106からのリクエストに応じて、制約条件を満たすために必要な情報をダイヤ管理機能部106に対して出力する。制約管理機能部105は、上述した制約条件1〜4等を満たす運行計画を作成する場合には、交通機関管理機能部101、ルート管理機能部102、設備管理機能部103、リソース管理機能部104、運行管理機能部3、および保守管理機能部4から、交通機関情報等の各種情報を取得して、ダイヤ管理機能部106に出力する。
また、制約管理機能部105は、上述した制約条件5を満たす運行計画を作成する場合には、I/F管理機能部2を介して、外部情報を取得して、ダイヤ管理機能部106に出力する。具体的には、制約管理機能部105は、運行計画を作成する交通機関が電気バスである場合、当該電気バスが走行する経路に存在する充電設備が設けられた地域における電力の需要を特定可能とする電力需要情報を、外部情報として取得する。例えば、制約管理機能部105は、電気バスが走行する経路に存在する充電設備が設けられた地域に電力を供給する電力会社のホームページ等から、当該地域における電力の需要を示す電力需要情報を取得する。本実施形態では、電力需要情報は、当該地域における時間帯毎の電力の需要を、表形式、IF条件式等で表す情報である。
次に、I/F管理機能部2における外部情報の取得処理の一例について説明する。本実施形態では、I/F管理機能部2は、外部情報の提供元(例えば、電力需要情報を配信する電力会社のホームページ)から取得する外部情報を解釈するための設定ファイルを記憶する。そして、I/F管理機能部2は、当該設定ファイルを用いて、提供元から配信される外部情報を解釈する。本実施形態では、設定ファイルは、正規表現やスクリプト言語等により記述される。
例えば、I/F管理機能部2は、電力会社のホームページ等において公開される電力需要情報を、設定ファイルを用いて、解釈しながら、電気バスが走行する経路に存在する充電設備が存在する地域の電力の需要を示す電力需要情報を取得する。そして、I/F管理機能部2は、制約管理機能部105からのリクエストに応じて、取得した外部情報を、制約管理機能部105に出力する。
また、I/F管理機能部2は、取得した外部情報に基づいて、制約条件となる付加的な情報(以下、付加情報と言う)を生成する。本実施形態では、I/F管理機能部2は、外部情報として取得した電力需要情報に基づいて、電気バスが走行する経路に存在する充電設備が設けられた地域において、電気バスの停留所等の停車位置において同時に複数の電気バスに充電可能な充電設備の数の上限(以下、同時稼働可能充電設備数と言う)を付加情報として生成する。そして、I/F管理機能部2は、生成した同時稼働可能充電設備数が付加情報として付加された電力需要情報を、制約管理機能部105に出力する。
また、I/F管理機能部2は、運行計画を作成する交通機関が走行する地域における、当該運行計画を作成する交通機関(例えば、電気バス)以外の他の交通機関(例えば、地下鉄等の鉄道)のダイヤ等の運行計画を外部情報として取得することも可能である。また、I/F管理機能部2は、運行計画を作成する交通機関が走行する地域の気象情報、当該地域で開催されるイベント、ツイッター(登録商標)等のSNS(Social Networking Service)で当該地域について書き込まれた情報等を外部情報として取得することも可能である。
次に、図3〜11を用いて、本実施形態にかかる運行計画作成支援装置における運行計画の作成処理の具体例について説明する。まず、図3を用いて、交通機関管理機能部101が記憶する交通機関情報の一例について説明する。図3は、本実施形態にかかる運行計画作成支援装置が有する交通機関管理機能部が記憶する交通機関情報のデータ構成の一例を示す図である。
運行計画を作成する交通機関が電気バスである場合、交通機関管理機能部101は、図3に示すように、電気バスの車体番号、当該電気バスが有する蓄電機能部の容量である電池容量等が、XML(Extensible Markup Language)に従って記述された交通機関情報を記憶する。
次に、図4を用いて、ルート管理機能部102が記憶する経路情報の一例について説明する。図4は、本実施形態にかかる運行計画作成支援装置が有するルート管理機能部が記憶する経路情報のデータ構成の一例を示す図である。
運行計画を作成する交通機関が電気バス等の車両である場合、ルート管理機能部102は、図4に示すように、車両が走行する経路(ルート)毎に、当該経路上の各地点の位置(例えば、緯度、経度、海抜)が、XMLに従って記述された経路情報を記憶する。図4に示す経路情報は、ルート番号:「1」で示す周回ルート上の各地点の位置を示しているが、これに限定するものではなく、車両が走行する経路が往復ルートである場合、当該往復ルート上の各地点の位置を示していても良い。
次に、図5を用いて、設備管理機能部103が記憶する設備情報の一例について説明する。図5は、本実施形態にかかる運行計画作成支援装置が有する設備管理機能部が記憶する設備情報のデータ構成の一例を示す図である。
運行計画を作成する交通機関が電気バスである場合、設備管理機能部103は、電気バスが走行する経路に存在する充電設備毎に、当該充電設備を識別可能とする充電設備番号、充電設備の位置(例えば、緯度、経度)、および当該充電設備において充電性能を表す指標が、XMLに従って記述された設備情報を記憶する。
次に、図6を用いて、リソース管理機能部104が記憶するリソース情報の一例について説明する。図6は、本実施形態にかかる運行計画作成支援装置が有するリソース管理機能部が記憶するリソース情報のデータ構成の一例を示す図である。
運行計画を作成する交通機関が電気バスである場合、リソース管理機能部104は、電気バスが停車する停留所の位置(例えば、緯度、経度)、および電気バスが走行する経路上におけるサイネージの有無が、XMLに従って記述されたリソース情報を記憶する。
次に、図7〜10を用いて、I/F管理機能部2における電力需要情報の取得処理の具体例について説明する。図7〜9は、本実施形態にかかる運行計画作成支援装置が有するI/F管理機能部による電力需要情報の取得処理の一例を説明するための図である。図10は、本実施形態にかかる運行計画作成支援装置が有するI/F管理機能部による付加情報の生成処理の一例を説明するための図である。
運行計画を作成する交通機関が電気バスである場合、I/F管理機能部2は、図7に示すように、当該電気バスが走行する経路に存在する充電設備に電力供給する電力会社のホームページから、当該充電設備が存在する地域における時間毎の電力の需要が、CSV(Comma-Separated Values)等により記述された電力需要情報を取得する。次いで、I/F管理機能部2は、図8に示すPerl等のスクリプト言語により記述される設定ファイルに従って、図9に示す電力需要情報を取得する。また、I/F管理機能部2は、取得した電力需要情報に基づいて、時間毎に、同時稼働可能充電設備数を求める。そして、I/F管理機能部2は、図10に示すように、図9に示す電力需要情報に、各時間の同時稼働可能充電設備数を付加情報として付加して、制約管理機能部105に出力する。
次に、図10〜12を用いて、ダイヤ管理機能部106が、外部情報として取得した電力需要情報に基づいて、交通機関の一例である電気バスの運行計画を作成する処理の一例について説明する。図11および図12は、本実施形態にかかる運行計画作成支援装置による電気バスの運行計画の作成処理の一例を説明するための図である。
図11は、ダイヤ管理機能部106が、車体番号:「1」で識別される電気バスAおよび車体番号:「2」で識別される電気バスBのダイヤ(運行計画の一例)を作成した例である。図11において、停留所番号:1〜4により識別される停留所のうち、停留所番号:1〜3により識別される停留所に充電設備が設けられているものとする。そして、電気バスAおよび電気バスBは、停留所番号:1により識別される停留所に停車している間に、蓄電機能部に対して充電を行うものとする。
ここで、電気バスを利用する乗客の利便性を向上させるため、または電気バスの運行効率を向上させるために、ダイヤ管理機能部106が、電力需要情報を考慮せずに、電気バスAと電気バスBとの運行間隔を、1時間から30分に縮めて、図12に示すダイヤを作成したとする。この場合、図10に示すように、停留所番号:1により識別される停留所の充電設備が設けられた地域における13時台の同時稼働可能充電設備数が「1」であるにも関わらず、電気バスAおよび電気バスBが、共に、停留所番号:1により識別される停留所の充電設備において13時台に蓄電機能部に充電することになる。
そこで、本実施形態では、ダイヤ管理機能部106は、ダイヤ情報、交通機関情報、および経路情報に加えて、電力需要情報が示す同時稼働可能充電設備数に基づいて、停留所番号:「1」により識別される停留所において電気バスが蓄電機能部に充電可能なダイヤを作成する。これにより、幅広い様々な視点で最適化された運行計画を作成することができるので、作成した運行計画に従って実際に交通機関を運行する際に、当該運行計画に従って交通機関が運行できなくなる可能性を下げることができる。
また、I/F管理機能部2によって、運行計画を作成する交通機関以外の他の交通機関の運行計画が外部情報として取得された場合、ダイヤ管理機能部106は、運行計画を作成する交通機関(例えば、電気バス)が停留所に停車する時刻を、他の交通機関(例えば、地下鉄)が当該停留所近傍の駅に停車する時刻よりも所定時間(例えば、5分)だけ後にする。これにより、他の交通機関に乗り遅れた乗客が、運行計画を作成する交通機関を利用して移動できる。
また、I/F管理機能部2によって、運行計画を作成する交通機関が走行する地域の気象情報が外部情報として取得された場合、ダイヤ管理機能部106は、取得した気象情報が悪天候を表している場合、交通機関の運行間隔が短くなるように、当該交通機関の運行計画を作成する。これにより、交通機関が運行する地域の気象が悪天候になり、当該交通機関を利用する乗客が増えることが予想される場合に、より多くの乗客を輸送できる。
また、I/F管理機能部2によって、運行計画を作成する交通機関が走行する地域において開催されるイベントが中止されること、および当該地域の気象が悪天候であることが外部情報として取得された場合、ダイヤ管理機能部106は、当該地域における交通機関の運行を中止、または当該地域における交通機関の運行間隔を長くする。これにより、イベントが開催されない場合または当該イベントに来る人数が少なくなることが予想される場合に、交通機関を効率的に運行できる。
さらに、I/F管理機能部2によって、運行計画を作成する交通機関が走行する地域における交通機関の待ち時間が長いことがSNSによって書き込まれた場合、ダイヤ管理機能部106は、交通機関の運行間隔が短くなるように、当該交通機関の運行計画を作成する。これにより、交通機関が混雑している場合に、より多くの乗客を輸送できるように、直ちに運行計画を変更できる。
このように、本実施形態にかかる運行計画作成支援装置によれば、I/F管理機能部2により取得した外部情報に基づいて、交通機関の運行計画を作成するので、幅広く様々な視点で最適化された運行計画を作成できる。
なお、本実施形態の運行計画作成支援装置で実行されるプログラムは、ROM(Read Only Memory)等に予め組み込まれて提供される。本実施形態の運行計画作成支援装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施形態の運行計画作成支援装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の運行計画作成支援装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
本実施形態の運行計画作成支援装置で実行されるプログラムは、上述した各部(I/F管理機能部2、制約管理機能部105、およびダイヤ管理機能部106)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(Central Processing Unit)が上記ROMからプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、I/F管理機能部2、制約管理機能部105、およびダイヤ管理機能部106が主記憶装置上に生成されるようになっている。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 輸送計画管理機能部
2 I/F管理機能部
3 運行管理機能部
4 保守管理機能部
101 交通機関管理機能部
102 ルート管理機能部
103 設備管理機能部
104 リソース管理機能部
105 制約管理機能部
106 ダイヤ管理機能部

Claims (7)

  1. 予め作成された運行計画に従って運行する交通機関のダイヤを示すダイヤ情報、前記交通機関の性能を示す交通機関情報、および前記交通機関が走行する経路を示す経路情報を記憶する記憶部と、
    外部装置から、前記ダイヤ情報および前記交通機関情報および前記経路情報以外の外部情報を取得する取得部と、
    前記記憶部に記憶された前記ダイヤ情報、前記交通機関情報、および前記経路情報に加えて、前記取得部により取得される前記外部情報に基づいて、前記交通機関の前記運行計画を作成する作成部と、
    を備える運行計画作成支援装置。
  2. 前記取得部は、前記交通機関が運行する地域に関する情報を前記外部情報として取得する請求項1に記載の運行計画作成支援装置。
  3. 前記記憶部は、前記交通機関について運用中の運行状況を示す運行管理情報、および前記交通機関の保守の履歴を示す保守管理情報をさらに記憶し、
    前記作成部は、前記運行管理情報および前記保守管理情報に基づいて、前記交通機関の前記運行計画を作成する請求項1または2に記載の運行計画作成支援装置。
  4. 前記記憶部は、前記交通機関が、当該交通機関が備える蓄電機能部から電力供給を受けて運行する電気バスである場合、前記電気バスが運行する経路上において当該電気バスが停車して前記蓄電機能部を充電可能な充電設備に関する設備情報、および前記経路上に存在する前記電気バスに関わる設備のうち前記充電設備以外の設備に関するリソース情報をさらに記憶し、
    前記作成部は、前記設備情報および前記リソース情報に基づいて、前記電気バスの前記運行計画を作成する請求項1から3のいずれか一に記載の運行計画作成支援装置。
  5. 前記取得部は、前記充電設備が設けられた地域における電力の需要を特定可能とする電力需要情報を前記外部情報として取得し、前記電力需要情報に基づいて、前記電気バスの停車位置において同時に複数の前記電気バスに充電可能な前記充電設備の数の上限を示す付加情報を求め、
    前記作成部は、前記付加情報が示す前記上限に基づいて、前記電気バスが前記停車位置において前記蓄電機能部に充電可能な前記運行計画を作成する請求項4に記載の運行計画作成支援装置。
  6. 予め作成された運行計画に従って運行する交通機関のダイヤを示すダイヤ情報および前記交通機関の性能を示す交通機関情報および前記交通機関が走行する経路を示す経路情報以外の外部情報を取得し、
    前記ダイヤ情報、前記交通機関情報、および前記経路情報に加えて、前記取得部により取得される前記外部情報に基づいて、前記交通機関の前記運行計画を作成する、
    ことを含む運行計画作成支援方法。
  7. コンピュータを、
    予め作成された運行計画に従って運行する交通機関のダイヤを示すダイヤ情報および前記交通機関の性能を示す交通機関情報および前記交通機関が走行する経路を示す経路情報以外の外部情報を取得する取得部と、
    前記記憶部に記憶された前記ダイヤ情報、前記交通機関情報、および前記経路情報に加えて、前記取得部により取得される前記外部情報に基づいて、前記交通機関の前記運行計画を作成する作成部と、
    として機能させるためのプログラム。
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