JP2018072226A - 運転支援装置、携帯電子機器、ナビゲーション装置および運転支援方法 - Google Patents

運転支援装置、携帯電子機器、ナビゲーション装置および運転支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】車両の走行前においても運転支援計画を取得できる運転支援装置を提供する。【解決手段】設定された車両の走行経路に対して車両に具備された運転支援システムの適用計画を立てる運転支援装置(車両用ADAS装置100)であって、運転支援システムの適用の可否を判定するための適用判定用情報を取得する適用判定用情報取得部103と、運転支援システムの適用条件を決定する適用条件決定部104と、適用判定用情報および適用条件に基づいて、運転支援システムの適用計画を立案する適用計画立案部105と、少なくとも適用計画を外部に報知する報知部106とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の運転支援装置に関し、特に運転支援計画を事前に取得できる運転支援装置に関する。
車両に搭載されるナビゲーション装置は、車両の現在位置(出発地)から目的地(到着地)までの走行経路を算出し、車両の現在位置、地図、走行経路などを表示する機能および、音声または表示により利用者を目的地まで案内する機能を備えている。一般的な走行経路の算出は、車両の走行距離、走行時間、燃費などの効率化を指針として探索される。また、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレット機器、スマートフォンなどのモバイル端末においても上記ナビゲーション装置と同様の機能を有するものがある。
また、近年は、車両の走行形態として、利用者の運転操作を支援するADAS(Advanced Driving Assistant System)機能を有する車両が増加している。そして、将来の発展的なADAS機能として、利用者の運転操作によらず車両を自動的に走行させる自動運転機能が提案されている。このようなADAS機能(以降、自動運転機能を含む)では、例えば、車両の現在位置の取得、車両が走行する車線の取得および周辺の他車両の位置の検出を行い、安全かつ快適に車両が走行できる経路および速度を算出し、算出された経路および速度に従って車両が走行するように、ステアリング、駆動源、ブレーキなどの運転制御の支援、または運転制御の自動化が行われる。
このような運転制御の支援、または運転制御の自動化により、利用者の運転操作に係る負担を軽減または削除できるメリットがある。一方で、道路状況および周辺環境によってはADAS機能を用いた走行を行うことが難しい状況があり、ADAS機能の一部または全てが実行できない可能性がある。例えば、カメラなどの車載センサーによる車線(白線)の認識が難しい状況、GPS(Global Positioning System)信号の受信が難しいトンネル、突発的な事故または道路工事の発生などにより、ADAS機能による運転支援(以後、自動運転を含む概念とする)が適切に実施されない場合がある。
特許文献1には、車両の自動運転制御が許可された自動運転区間の走行中において現時点または将来的に自動運転制御が実施できないと判定された場合に、自動運転制御が実施できない理由である不実施理由を取得し、自動運転制御が実施できない旨とともに取得された不実施理由についても案内する自動運転支援装置の技術が開示されている。
特開2016−28927号公報
以上説明したように、特許文献1に開示の技術では、利用者は自動運転制御が実施できない理由を知ることはできるが、走行中に限定されるという問題があった。
本発明は上記のような問題を解決するためになされたものであり、車両の走行前においても運転支援計画を取得できる運転支援装置を提供することを目的とする。
本発明に係る運転支援装置は、設定された車両の走行経路に対して前記車両に具備された運転支援システムの適用計画を立てる運転支援装置であって、前記運転支援システムの適用の可否を判定するための適用判定用情報を取得する適用判定用情報取得部と、前記運転支援システムの適用条件を決定する適用条件決定部と、前記適用判定用情報および前記適用条件に基づいて、前記運転支援システムの前記適用計画を立案する適用計画立案部と、少なくとも前記適用計画を外部に報知する報知部と、を備えている。
本発明に係る運転支援装置によれば、車両の走行前においても運転支援計画を取得できる。
本発明の実施の形態1に係る車両用ADAS装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る車両用ADAS装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る車両用ADAS装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る車両用ADAS装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る車両用ADAS装置の報知部におけるADAS機能適用計画の報知例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る車両用ADAS装置の変形例の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る車両用ADAS装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る車両用ADAS装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る車両用ADAS装置の報知部が示すADAS機能適用計画の報知例を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る車両用ADAS装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る車両用ADAS装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る車両用ADAS装置の報知部におけるADAS機能適用計画の報知例を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る汎用ADAS装置の構成を示すブロック図である。
<実施の形態1>
<装置構成>
図1は、本発明に係る実施の形態1の車両用ADAS装置100の構成を示すブロック図である。図1に示されるように、車両用ADAS装置100は、現在位置取得部101、走行経路算出部102、ADAS機能適用判定用情報取得部103(適用判定用情報取得部)、ADAS機能適用条件決定部104(適用条件決定部)、ADAS機能適用計画立案部105(適用計画立案部)およびADAS機能適用計画を含むADAS機能適用関連情報を報知する報知部106を備えている。また、車両用ADAS装置100は、車両用ADAS装置100の動作フローを統括する制御部(図示せず)も備えている。
現在位置取得部101は、GPS(Global Positioning System)から取得した車両の絶対位置(緯度および経度)および車両の速度センサー(図示せず)および方位センサー(図示せず)が検出した情報(センサー情報)に基づいて取得する車両の相対位置を用いて、車両の現在位置を算出する。現在位置取得部101が算出した車両の現在位置は、走行経路算出部102が走行経路を算出する処理に用いられる。
また、車両の現在位置は、現在位置取得部101が車外機器131と通信することによって得られた情報に基づいて特定しても良い。これにより、現在位置取得部101で算出する場合に比べて現在位置取得部101の負荷を軽減できる。
なお、現在位置取得部101は、車両の現在位置の代わりに、車両の現在位置とは異なる任意の位置を出発地として取得しても良い。その場合、例えば、車両に搭載されたナビゲーション装置(図示せず)の地図を用いて、利用者が出発地を指定する方法などが挙げられる。ADAS機能適用計画は、車両の現在位置を出発地として立案されるとは限らず、明日の走行計画を立てる場合など、現在位置から遠く離れた位置を出発地として立案される場合に対応することができる。
走行経路算出部102は、現在位置取得部101が算出した車両の現在位置(出発地)から、利用者によって設定された目的地(到着地)までの走行経路を、地図データを用いて、走行距離、走行時間、燃費などの効率化を目標関数として算出する。なお、利用者が車両用ADAS装置100に目的地等の情報を入力するには、図示されないユーザインタフェース(タッチパネル、タッチキーなど)を介して行うが、簡略化のため図示は省略している。
走行経路算出部102は、走行経路の他にも、出発地からの出発時刻、目的地への到着予想時刻も算出することができる。ここで、地図データにはナビゲーションのために利用する以外の情報も含まれるため、走行経路算出部102が出力する車両の走行経路の情報には、後述するADAS機能適用判定用情報取得部103の入力として使われる様々な情報が含まれても良い。
走行経路算出部102が利用する地図データは、予め記憶装置(図示せず)に保持されるが、地図データに含まれる様々な情報は、道路工事および自然現象などにより変化する場合があるので、車外のインフラ機器および他車両などの車外機器131と通信することによって、最新情報を含む、より高品質な情報に更新される構成としても良い。これにより、最新のデータに基づいたADAS機能適用計画を得ることができる。
記憶装置に保存されている地図データの更新は、通常は、走行経路算出部102が動作していない状態または車両用ADAS装置100が使用されていない状態で実施される。
なお、記憶装置としては、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリー、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリに加え、ハードディスク、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスクおよびDVD(Digital Versatile Disc)などのドライブ装置を必要とする記憶媒体が該当する。
なお、記憶装置は地図データなどの取得したデータを記憶するだけでなく、処理または生成したデータを記憶し、車両用ADAS装置100の各構成毎に備えた構成としても良いし、車両用ADAS装置100全体で1つの記憶装置を共用しても良い。
ADAS機能適用判定用情報取得部103は、走行経路算出部102からの入力情報に加え、車両に搭載されているADAS機能が走行経路に対して適用できるかどうかを判定するためのADAS機能適用判定用情報を取得する。
ADAS機能適用判定用情報には、地図データ、道路特性情報など、長時間変化することがない、または変化しないような、車両の走行前に確定しており、車両の走行前に取得する確定情報が含まれ、これらは、予め記憶装置に保存しておくことができ、ADAS機能適用判定用情報取得部103はそこからADAS機能適用判定用情報を取得することができる。
また、ADAS機能適用判定用情報には、車線規制および気象状況などの短期間で状況が変化する、または突発的に変化するような、車両の走行前には確定していない未確定情報も含まれ、それらの情報は、車両の走行開始直前および走行中に車外のインフラ機器および他車両などの車外機器131から取得することで、最新の情報を得ることができる。
このように、ADAS機能適用判定用情報が確定情報だけでなく未確定情報も含んでいることで、より精度の高いADAS機能適用計画を得ることができる。
ADAS機能適用判定用情報取得部103が取得したADAS機能適用判定用情報は、上述した記憶装置に保存しておくことができる。その場合、ADAS機能適用判定用情報取得部103が、最新情報を含むようなより高品質なADAS機能適用判定用情報を取得すると、記憶装置に保存されたデータが更新される。
各種ADAS機能は、その機能および性能に依存して、ADAS機能を実行できない条件がある。例えば、カメラを使用するADAS機能において路上の白線の認識が必要となる場合には、消えかかった白線の道路では、ADAS機能を実行できない。また、レーダーを使用するADAS機能で速度制限がある場合には、その速度制限を守ることができない道路では、ADAS機能を実行できない。例えば、車間距離を一定に保つためにレーダーを使用するアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC:Adaptive Cruise Control)には車速制限型もあり、例えば35km/h以上で作動するアダプティブ・クルーズ・コントロールでは、制限速度30km/hの道路、交通の流れが基本的に30km/h以下になるような道路では速度制限(ADAS機能適用条件としての速度制限)を守ることができず、ADAS機能を実行できない。
ここで、ADAS機能適用判定用情報取得部103が取得するADAS機能適用判定用情報の具体例を挙げる。確定情報としては、例えば、高速道路、自動車専用道路、幹線道路、市街地の一般道、郊外地の一般道および山岳道路などの道路種別情報が挙げられ、また、標高情報(すなわち勾配情報)、道路幅、カーブの曲率、道路の車線数、信号機、道路標識などの道路特性情報が挙げられる。また、道路の分岐点の有無および数、道路の交差数などの道路の複雑さの情報が挙げられる。これらは、地図データおよび地形データから取得可能である。また、制限速度、各道路で予測される車両の速度域(車両の流れ)を示す予測速度情報、トンネル、車線の鮮明度、車外通信手段の有無などの情報も挙げられる。
また、未確定情報としては、車両の運行日程、気象状況、交通状況などの外的要因によって変化する情報が挙げられる。例えば、朝、夕および季節などの、時間および日付に基づいて規定され、主に車載時計から取得可能な情報の他に、天気、湿度および気温などの気象情報、工事および催し物等による道路規制情報、渋滞および周辺の他車両などの交通状況の情報、通信インフラの故障情報など、主に車外機器との通信によって取得可能な情報が挙げられる。
ADAS機能適用条件決定部104は、車両に搭載されている各種ADAS機能の適用条件を決定する。ADAS機能適用条件決定部104の出力は、ADAS機能適用計画立案部105で利用される情報であり、車両に搭載されているADAS機能の固有情報となるため、頻繁に変更されることはなく、通常はADAS機能適用条件のデータとして記憶装置に予め保持される。
ただし、近年のADAS機能には、車両購入時に搭載されていないにもかかわらず、後付けすることが可能なADAS機能搭載製品も存在する。ADAS機能の後付けによってADAS機能適用条件は変化するため、その場合には、予め保持している車両固有情報の更新が必要となる。ADAS機能適用条件決定部104は更新された条件を用いてADAS機能適用条件を決定することでADAS機能の変更に対応することができる。
ADAS機能の例としては、アダプティブ・クルーズ・コントロール、車線維持(レーンキープ)支援システム、路外逸脱抑制機能、標識認識機能、車線変更支援、低速または停止車両の追い越し支援、渋滞追従などの運転支援機能などが挙げられる。また、ADAS機能の発展型となる自動運転機能も挙げられる。
ここで、ADAS機能適用条件決定部104におけるADAS機能適用条件について、車載センサーとしてカメラを用いる車線維持支援システムを例に採って説明する。カメラを用いて車線を規定する白線を認識する場合、白線の鮮明度の情報は予め道路特性情報としてADAS機能適用判定用情報取得部103が取得しているものとする。例えば、最も高い鮮明度をレベル1とし、中程度の鮮明度をレベル2、見えにくい鮮明度をレベル3として、3段階に分類された白線の鮮明度の情報をADAS機能適用判定用情報取得部103が有している。高性能カメラ(解像度などで規定される)を利用した車線維持支援システムでは、ADAS機能適用条件決定部104において鮮明度がレベル1またはレベル2の白線で車線が規定された道路の場合に車線維持支援システムを適用可能と判断する。なお、低性能カメラ(解像度などで規定される)を利用した車線維持支援システムでは、鮮明度がレベル1の白線で車線が規定された道路しか車線維持支援システムを適用できないと判断する場合もある。
高性能カメラでも天気が悪い場合および夜間では、白線の鮮明度がレベル2の道路でも車線維持支援システムを利用できない場合が想定され、車線維持支援システムの適用が条件付きとなる可能性がある。その場合、ADAS機能適用条件決定部104では、白線の鮮明度の条件に加え、例えば、夜間であるか否かの条件が加わった条件付きのADAS機能適用条件を決定することとなり、適用の可、不可の2段階の適用条件に加え条件付きで適用可と言った3段階の適用条件として良く、また、さらに多くの複数段階の条件とすることもできる。3段階以上のADAS機能適用条件として、例えば、ADAS機能が適用できる可能性(確率)を示す条件などが挙げられる。また、複数段階の条件の例としては、車速制限型のアダプティブ・クルーズ・コントロールにおける制限速度も挙げることができる。
このように、ADAS機能適用条件を複数段階の条件とすることで、選択肢の多いADAS機能適用計画を得ることができる。
ADAS機能適用計画立案部105は、走行経路算出部102から入力された走行経路の走行前または走行中に、ADAS機能適用判定用情報取得部103から入力されるADAS機能適用判定用情報、およびADAS機能適用条件決定部104から入力されるADAS機能適用条件を用いて、車両に搭載されている各種ADAS機能が、入力された走行経路において適用できるかどうかの適用可否または適用可否レベルを判定し、判定結果に基づいてADAS機能適用計画を立案する。
ADAS機能適用計画は、ADAS機能適用条件から入力される条件を用いて立案するため、ADAS機能適用条件と同様に、適用可否を判定するための2段階の計画でも良いし、またADAS機能の適用可否レベルを判定するための3段階以上の計画でも良い。3段階以上のADAS機能適用計画では、例えば、適用の可、不可および条件付きの適用計画に加え、ADAS機能が適用できる可能性(確率)を示す計画などが挙げられる。
各種ADAS機能の特性に応じてADAS機能適用条件は変わるため、ADAS機能適用計画立案部105は、ADAS機能毎にADAS機能適用計画を立案しても良い。これにより各ADAS機能に適した適用計画を立てることができる。
各種ADAS機能が依存関係を持たず、独立に機能する場合には、ADAS機能適用計画立案部105が生成するADAS機能適用計画は、ADAS機能毎に独立した計画となる。一方で、各種ADAS機能が依存関係を持ち、互いに影響する可能性がある場合は、ADAS機能適用計画立案部105は、それらの影響を考慮したADAS機能適用計画をADAS機能毎に立案する。
報知部106は、ADAS機能適用計画立案部105で立案したADAS機能適用計画を含むADAS機能適用関連情報について、運転手などの利用者132に報知する。報知部106における報知の態様としては、液晶ディスプレイ、ヘッドアップディスプレイ、ヘッドマウントディスプレイ、警告ランプなどの視覚報知、音声案内、警告音などの聴覚報知、身体の一部に振動を与える触覚報知などが挙げられる。これらの報知の態様を採ることで、ADAS機能適用計画を利用者に判りやすく報知することができる。
報知部106以外の車両用ADAS装置100の主たる構成はコンピュータを用いて構成することができ、これらの各構成はコンピュータがプログラムを実行することで実現される。すなわち、図1に示した車両用ADAS装置100のうち現在位置取得部101、走行経路算出部102、ADAS機能適用判定用情報取得部103、ADAS機能適用条件決定部104およびADAS機能適用計画立案部105は、例えば図2に示す処理回路10により実現される。処理回路10には、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)などのプロセッサが適用され、記憶装置に格納されるプログラムを実行することで上記各構成の機能が実現される。
なお、処理回路10には、専用のハードウェアが適用されても良い。処理回路10が専用のハードウェアである場合、処理回路10は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらを組み合わせたものなどが該当する。
また、図3には、図1に示した車両用ADAS装置100の各構成(現在位置取得部101、走行経路算出部102、ADAS機能適用判定用情報取得部103、ADAS機能適用条件決定部104およびADAS機能適用計画立案部105)がプロセッサを用いて構成されている場合におけるハードウェア構成を示している。この場合、車両用ADAS装置100の各構成の機能は、ソフトウェア等(ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェア)との組み合わせにより実現される。ソフトウェア等はプログラムとして記述され、メモリ12に格納される。処理回路10として機能するプロセッサ11は、メモリ12(記憶装置)に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。
<動作>
次に、図4に示すフローチャートを用いて、車両用ADAS装置100の動作を説明する。
車両または車載システムを起動し、車両用ADAS装置100を作動させると、車両用ADAS装置100の動作フローの適用が開始される(ステップS1)。車両用ADAS装置100の動作フローの適用が開始されると、まず、現在位置取得部101が車両の現在位置を取得する(ステップS2)。なお、車両の現在位置は、GPSから取得した車両の絶対位置および車両の速度センサーなどが検出したセンサー情報に基づいて現在位置取得部101が自動的に取得しても良いし、車両の利用者がユーザインタフェースを介して設定しても良い。また、前述したように、車両の現在位置の代わりに、車両の現在位置とは異なる出発地を、車両に搭載されたナビゲーション装置または車両用ADAS装置100専用のユーザインタフェースを介して設定しても良い。
次に、走行経路算出部102が走行経路の算出要否を判定し(ステップS3)、走行経路が算出されていない場合および走行経路の再算出が必要な場合は、ステップS4に進み、走行経路が算出されており、また走行経路の再算出も不要な場合はステップS9に進む。なお、走行経路の再算出が必要な場合とは、既に走行経路が算出されていても利用者の指示および操作により走行経路が変更された場合およびADAS機能判定用情報が追加取得されるなど、ADAS機能適用計画に影響を与える可能性がある場合が該当する。
より具体的には、走行経路を走行中に、ADAS機能適用判定用情報取得部103が例えば、交通事故または気象予測などの最新情報を入手した場合には、ADAS機能判定用情報が追加されることとなり、判定結果が更新される可能性がある。
ステップS4では、走行経路算出部102は、車両の現在位置(出発地)から、設定された目的地(到着地)までの走行経路を算出する。目的地の設定は、車両用ADAS装置100の利用者がユーザインタフェースを用いて行っても良いし、走行経路算出部102が、過去の走行履歴などから目的地を推定することによって自動的に設定しても良い。
走行経路算出部102が車両の走行経路を算出すると、車両に搭載されているADAS機能が当該走行経路に対して適用できるかどうかを判定するためのADAS機能適用判定用情報をADAS機能適用判定用情報取得部103が取得する(ステップS5)。
ADAS機能適用判定用情報を取得した後、ADAS機能適用条件決定部104は、ADAS機能適用判定用情報に基づいて、車両に搭載されている各種ADAS機能の適用条件を決定する(ステップS6)。
ADAS機能適用条件決定部104の出力はADAS機能適用計画立案部105で利用される情報であり、車両に搭載されているADAS機能の固有情報となる。ステップS6では、保持されている記憶装置のデータを利用しており、一度、ADAS機能適用条件を決定すると、車両用ADAS装置100の動作中にデータが変更されることはない。
次に、ADAS機能適用計画立案部105では、ステップS5で取得したADAS機能適用判定用情報およびステップS6で決定したADAS機能適用条件を用いて、車両が搭載する各種ADAS機能がステップS4で算出した走行経路において適用できるかどうかの適用可否または適用可否レベルを判定し、判定結果に基づいてADAS機能適用計画を立案する(ステップS7)。
そして、ステップS7で立案したADAS機能適用計画を含むADAS機能適用関連の情報を、報知部106を介して運転手などの利用者に報知する(ステップS8)。
その後、図示されない制御部が、車両用ADAS装置100の動作フローの適用の終了判定を実施し(ステップS9)、車両用ADAS装置100の動作フローの適用を終了すると判定した場合は、当該動作フローの適用を終了する(ステップS10)。一方、車両用ADAS装置100の動作フローの適用を継続すると判定した場合は、ステップS2以下の動作フローを繰り返すこととなる。車両用ADAS装置100の動作フローの適用の継続の有無の判定は、例えば、目的地に到着したかどうか、利用者が車両または車載システムの停止を指示したかどうかなどが挙げられる。また、車両の故障および緊急事態など、車両用ADAS装置100または車載システムが自動的に終了判定する場合も挙げられる。
図5は、報知部106に示されるADAS機能適用計画の報知例であり、液晶ディスプレイに映像情報として視覚報知される例を示している。図5においては、車両に搭載されているADAS機能1およびADAS機能2を対象として、出発地から目的地までの走行経路におけるADAS機能適用計画を示している。図5の例では、ADAS機能1に対しては、レベルH1、H2およびH3の3段階のADAS機能適用可否レベルを用いて立案されたADAS機能適用計画を示している。すなわち、レベルH1はADAS機能1を無条件で適用可とするレベルであり、レベルH2はADAS機能1を条件付きで適用可とするレベルであり、レベルH3はADAS機能1を適用不可とするレベルである。
図5に示されるように、ADAS機能1は、山岳道路および幹線道路では概ね適用可(レベルH1)であるが、幹線道路でもトンネルでは条件付きで適用可(レベルH2)となっており、また、複雑な交差点では適用不可(レベルH3)となっている。
また、図5に示されるようにADAS機能2に対しては、レベルL1、L2およびL3の3段階のADAS機能適用可否レベルを用いて立案されたADAS機能適用計画を示している。すなわち、レベルL1はADAS機能2の適用確率が100%となるレベルであり、レベルL2はADAS機能2の適用確率が80%となるレベルであり、レベルL3はADAS機能2の適用確率が0%となるレベルである。
図5に示されるように、ADAS機能2は、山岳道路では適用確率80%(レベルL2)であるが、幹線道路では概ね適用確率100%(レベルL1)となっている。しかし、幹線道路でも複雑な交差点では適用確率0%(レベルL3)である。
車両用ADAS装置100の利用者は、図5に示されるようなADAS機能適用計画を見て、走行開始前または走行中に、各種ADAS機能が走行経路において適用できるか否か、および各種ADAS機能の適用可否のレベルの情報を知ることができ、何れのADAS機能を利用するかを決めるだけでなく、レベルH1またはレベルL1の領域が広がるように、走行経路を変更する措置を採ることが可能となる。
<変形例>
図1に示した車両用ADAS装置100では、走行経路算出部102を備え、走行経路算出部102が、車両の走行経路、出発時刻、到着予想時刻などを算出する構成を示したが、走行経路算出部102を備えず、例えば車両に搭載されたナビゲーション装置が算出した走行経路等の情報を利用する構成を採っても良い。
図6は実施の形態1の変形例に係る車両用ADAS装置100Aの構成を示すブロック図である。なお、なお、図6においては、図1を用いて説明した車両用ADAS装置100と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図6に示されるように、車両用ADAS装置100Aは、走行経路算出部102に代えて、走行経路取得部109を備え、外部のナビゲーション装置141が算出した車両の走行経路、出発時刻、到着予想時刻などを取得する構成となっている。
このような構成を採ることで、ナビゲーション装置141が保持している地図データおよび道路特性情報を使用できるため、それらの情報を車両用ADAS装置100A内に保持しておく必要がなくなる。なお、ナビゲーション装置141が通信機能あるいは携帯電話、スマートフォンなどの通信機能を利用できる場合、地図データおよび道路特性情報は、例えば地図サービス会社など車外機器131から通信ネットワークを介して配信されるものを使用しても良い。
<実施の形態2>
<装置構成>
図7は、本発明に係る実施の形態2の車両用ADAS装置110の構成を示すブロック図である。図7に示されるように、車両用ADAS装置110は、現在位置取得部101、走行経路算出部102、ADAS機能適用判定用情報取得部103、ADAS機能適用条件決定部104、ADAS機能適用計画立案部105、ADAS機能適用決定部111(適用決定部)、ADAS機能実行部112(機能実行部)、ADAS機能適用計画およびADAS機能適用状況を含むADAS機能適用関連情報を報知する報知部113を備えている。なお、図7においては、図1を用いて説明した車両用ADAS装置100と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、車両用ADAS装置110は、車両用ADAS装置110の動作フローを統括する制御部(図示せず)も備えている。
現在位置取得部101が算出した車両の現在位置の情報(データ)は、走行経路算出部102に入力されて走行経路の算出処理に使用され、また、ADAS機能適用決定部111に入力されて、車両の現在の走行位置を判断する処理に使用される。また、実施の形態1と同様に、走行経路算出部102は、車両の現在位置の代わりに、車両の現在位置とは異なる任意の位置を出発地として取得しても良い。ただし、その場合でもADAS機能適用決定部111には、車両の現在位置の情報が入力される。
走行経路算出部102、ADAS機能適用判定用情報取得部103、ADAS機能適用条件決定部104およびADAS機能適用計画立案部105は、実施の形態1と同様の機能を有するが、ADAS機能適用計画立案部105で立案されたADAS機能適用計画は、ADAS機能適用決定部111および報知部113に出力される。
ADAS機能適用決定部111は、ADAS機能適用計画立案部105から入力された走行経路におけるADAS機能適用計画に従い、現在位置取得部101から入力された車両の現在位置に基づいて、ADAS機能の適用の可否の判断を逐次実行し、ADAS機能実行部112に各種ADAS機能の適用を指示するADAS機能適用指示を出力する。すなわち、走行経路におけるADAS機能適用計画を確認しながら、車両の現在位置の情報から自車両が走行経路のどこに存在するかを特定し、その場所でのADAS機能の適用の可否を判断する。そして、ADAS機能の適用状況を報知部113に出力する。
ADAS機能実行部112は、ADAS機能適用決定部111から入力されたADAS機能適用指示に従い、各種ADAS機能を実行し、ステアリング、駆動源、ブレーキなどの車両機器133を制御する部位であり、いわゆるADAS-ECU(Electronic Control Unit)に相当する。ADAS-ECUは、ADAS機能を実行するためにステアリング制御、駆動制御およびブレーキ制御を行う。
なお、ADAS機能実行部112は、例えば、現在走行中の道路で白線が見えにくいなどの理由でADAS機能適用計画を実施できないと判断した場合、また、利用者のオーバーライドによるアクセル操作またはブレーキ操作などの利用者の操作を優先させる場合は、ADAS機能が計画通りに実施できないと判断してADAS機能適用計画と異なるADAS機能を実行する。すなわち、ADAS機能適用計画と、ADAS機能実行部112が判断して実行するADAS機能とが異なる場合は、ADAS機能実行部112が判断して実行するADAS機能を優先する。そして、ADAS機能の適用状況を報知部113に出力する。
ADAS機能実行部112が実現する各種ADAS機能としては、既存のADAS機能も含まれ、例えば、アダプティブ・クルーズ・コントロール、車線維持支援システム、路外逸脱抑制機能、標識認識機能など運転支援機能が挙げられる。また、将来の発展的なADAS機能として、利用者の運転操作によらず自動的に走行を行う自動運転機能も挙げられる。
ADAS機能実行部112が実現する各種ADAS機能に、現在位置取得部101および走行経路算出部102の機能の一部または全てが含まれる場合は、その機能を共有することができる。例えば、各種ADAS機能にはカメラやレーダーなどの車載センサーを使用するものがあり、これらのセンシング機能を共有することができる。
報知部113は、ADAS機能適用計画立案部105で立案したADAS機能適用計画、ADAS機能適用決定部111およびADAS機能実行部112から出力されるADAS機能適用状況を含むADAS機能適用関連情報について、運転手などの利用者132に報知する。報知部113の態様としては、液晶ディスプレイ、ヘッドアップディスプレイ、ヘッドマウントディスプレイ、警告ランプなどの視覚報知、音声案内、警告音などの聴覚報知、身体の一部に振動を与える触覚報知などが挙げられる。
報知部113以外の車両用ADAS装置110の主たる構成はコンピュータを用いて構成することができ、これらの各構成がコンピュータがプログラムを実行することで実現されることは、図2および図3を用いて説明した実施の形態1の車両用ADAS装置100と同様である。また、専用のハードウェアが適用されても良いことも実施の形態1の車両用ADAS装置100と同様である。
<動作>
次に、図8に示すフローチャートを用いて、車両用ADAS装置110の動作を説明する。
車両または車載システムを起動し、車両用ADAS装置110を作動させると、車両用ADAS装置110の動作フローの適用が開始される(ステップS11)。車両用ADAS装置110の動作フローの適用が開始されると、まず、現在位置取得部101が車両の現在位置を取得する(ステップS12)。なお、車両の現在位置の取得方法は実施の形態1と同じである。
次に、走行経路算出部102が走行経路の算出要否を判定し(ステップS13)、走行経路が算出されていない場合および走行経路の再算出が必要な場合は、ステップS14に進み、走行経路が算出されており、また走行経路の再算出も不要な場合はステップS19に進む。
ステップS14では、走行経路算出部102は、車両の現在位置(出発地)から、設定された目的地(到着地)までの走行経路を算出する。
走行経路算出部102が車両の走行経路を算出すると、車両に搭載されているADAS機能が当該走行経路に対して適用できるかどうかを判定するためのADAS機能適用判定用情報をADAS機能適用判定用情報取得部103が取得する(ステップS15)。
ADAS機能適用判定用情報を取得した後、ADAS機能適用条件決定部104は、ADAS機能適用判定用情報に基づいて、車両に搭載されている各種ADAS機能の適用条件を決定する(ステップS16)。
次に、ADAS機能適用計画立案部105では、ステップS15で取得したADAS機能適用判定用情報およびステップS16で決定したADAS機能適用条件を用いて、車両が搭載する各種ADAS機能がステップS14で算出した走行経路において適用できるかどうかの適用可否または適用可否レベルを判定し、判定結果に基づいてADAS機能適用計画を立案する(ステップS17)。
そして、ステップS17で立案したADAS機能適用計画を含むADAS機能適用関連の情報を、報知部106を介して運転手などの利用者に報知する(ステップS18)。
次に、ADAS機能適用決定部111は、ステップS17で立案した走行経路におけるADAS機能適用計画(各種ADAS機能の適用計画)に従い、車両の現在位置に基づいて、ADAS機能の適用の可否の判断を逐次実行し、ADAS機能実行部112に各種ADAS機能の適用を指示する(ステップS19)。
次に、ADAS機能実行部112は、ADAS機能適用決定部111からのADAS機能の適用指示に従って、各種ADAS機能を実行し、車両機器133を制御する(ステップS20)。
ADAS機能実行部112が実現する各種ADAS機能としては、既存のADAS機能も含まれ、例えば、アダプティブ・クルーズ・コントロール、車線維持支援システム、路外逸脱抑制機能、標識認識機能など運転支援機能が挙げられる。また、将来の発展的なADAS機能として、利用者の運転操作によらず自動的に走行を行う自動運転機能も挙げられる。
そして、ADAS機能適用決定部111およびADAS機能実行部112から出力されるADAS機能適用状況を含むADAS機能適用関連情報を、報知部113を介して運転手などの利用者132に報知する(ステップS21)。
その後、図示されない制御部が、車両用ADAS装置110の動作フローの適用の終了判定を実施し(ステップS22)、車両用ADAS装置110の動作フローの適用を終了すると判定した場合は、当該動作フローの適用を終了する(ステップS23)。一方、車両用ADAS装置110の動作フローの適用を継続すると判定した場合は、ステップS12以下の動作フローを繰り返すこととなる。車両用ADAS装置110の動作フローの適用の継続の有無の判定は、例えば、目的地に到着したかどうか、利用者が車両または車載システムの停止を指示したかどうかなどが挙げられる。また、車両の故障および緊急事態など、車両用ADAS装置110または車載システムが自動的に終了判定する場合も挙げられる。
図9は、報知部113に示されるADAS機能適用計画およびADAS機能適用状況の報知例であり、液晶ディスプレイに映像情報として視覚報知される例を示している。図9においては、車両に搭載されているADAS機能1およびADAS機能2を対象として、出発地から目的地までの走行経路におけるADAS機能適用計画を示している。図9の例では、ADAS機能1に対しては、レベルH1、H2およびH3の3段階のADAS機能適用可否レベルを用いて立案されたADAS機能適用計画を示し、ADAS機能2に対しては、レベルL1、L2およびL3の3段階のADAS機能適用可否レベルを用いて立案されたADAS機能適用計画を示しているが、その内容は図5の例と同じである。そして、図9においてはADAS機能適用状況として、矢印で示される現在の車両位置におけるADAS機能1およびADAS機能2の適用、未適用が表示されており、現在はADAS機能1は未適用、ADAS機能2は適用中となっている。
車両用ADAS装置110の利用者は、図9に示されるようなADAS機能適用計画を見て、走行開始前または走行中に、各種ADAS機能が走行経路において適用できるか否か、および各種ADAS機能の適用可否のレベルの情報を知ることができ、何れのADAS機能を利用するかを決めるだけでなく、レベルH1またはレベルL1の領域が広がるように、走行経路を変更する措置を採ることが可能となる。また、現在のADAS機能適用状況を知ることができるので、未適用のADAS機能を作動させるなどの誤った操作を防止できる。
<実施の形態3>
<装置構成>
図10は、本発明に係る実施の形態3の車両用ADAS装置120の構成を示すブロック図である。図10に示されるように、車両用ADAS装置120は、現在位置取得部101、走行経路算出部102、ADAS機能適用判定用情報取得部103、ADAS機能適用条件決定部104、ADAS機能適用計画立案部105、ADAS機能適用決定部111、ADAS機能実行部112、周辺環境データ処理部121、ADAS機能適用計画補正部122(適用計画補正部)およびADAS機能適用計画、ADAS機能適用補正計画、ADAS機能適用状況を含むADAS機能適用関連情報を報知する報知部123を備えている。なお、図10においては、図7を用いて説明した車両用ADAS装置110と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、車両用ADAS装置120は、車両用ADAS装置100の動作フローを統括する制御部(図示せず)も備えている。
現在位置取得部101が算出した車両の現在位置の情報(データ)は、走行経路算出部102に入力されて走行経路の算出処理に使用され、また、ADAS機能適用決定部111に入力されて、車両の現在の走行位置を判断する処理に使用され、周辺環境データ処理部121に入力されて、車両の周辺環境データと統合する処理が実行される。また、実施の形態1と同様に、走行経路算出部102は、車両の現在位置の代わりに、車両の現在位置とは異なる任意の位置を出発地として取得しても良い。ただし、その場合でもADAS機能適用決定部111および周辺環境データ処理部121には、車両の現在位置の情報が入力される。
走行経路算出部102、ADAS機能適用判定用情報取得部103、ADAS機能適用条件決定部104およびADAS機能適用計画立案部105、ADAS機能適用決定部111およびADAS機能実行部112は実施の形態2と同様の機能を有するが、ADAS機能適用計画立案部105で立案されたADAS機能適用計画は、ADAS機能適用計画補正部122および報知部123に出力される。
周辺環境データ処理部121は、カメラ、レーダーおよび通信機器などの車載センサーによるセンシング結果に基づいて周辺環境データを取得し、データ変換および車両の現在位置との統合処理などを実行して、周辺環境処理データを生成する。周辺環境処理データは、走行経路における車両の現在位置付近の限定された情報となるが、ADAS機能適用計画立案部105に入力される走行経路およびADAS機能適用判定用情報よりも高精度なデータとなる可能性が高い。例えば、カメラで撮影した路面の画像から白線を検出して、その鮮明度を取得すれば、道路特性情報に含まれている鮮明度よりも高精度なデータとなる場合がある。
ADAS機能適用計画補正部122は、周辺環境データ処理部121から入力された周辺環境処理データを用いて、ADAS機能適用計画立案部105から入力されたADAS機能適用計画を補正する。周辺環境処理データが得られないケースまたは補正の必要がないケースも考えられるが、地図データベースには存在しない地方道路の詳細形状、突発的な交通事故、気象状況の変化など、高精度な周辺環境処理データが得られた場合には、ADAS機能適用計画が補正され、ADAS機能適用計画よりも高精度なADAS機能適用補正計画が生成される。なお、ADAS機能適用計画補正部122は、ADAS機能適用計画を補正しない場合は、入力されたADAS機能適用計画をそのまま出力する。
ADAS機能適用決定部111は、実施の形態2と同様の機能を有するが、ADAS機能適用計画立案部105からではなく、ADAS機能適用計画補正部122から入力された走行経路におけるADAS機能適用補正計画またはADAS機能適用計画に従い、現在位置取得部101から入力された車両の現在位置に基づいて、ADAS機能の適用の可否の判断を逐次実行し、ADAS機能実行部112に各種ADAS機能の適用を指示するADAS機能適用指示を出力する。すなわち、走行経路におけるADAS機能適用補正計画またはADAS機能適用計画を確認しながら、車両の現在位置の情報から自車両が走行経路のどこに存在するかを特定し、その場所でのADAS機能の適用の可否を判断する。そして、ADAS機能の適用状況を報知部123に出力する。
ADAS機能実行部112は、実施の形態2と同様の機能であり、ADAS機能適用決定部111から入力されたADAS機能適用指示に従い、各種ADAS機能を実行し、車両機器133を制御する。
なお、ADAS機能実行部112は、例えば、現在走行中の道路で白線が見えにくいなどの理由でADAS機能適用補正計画またはADAS機能適用計画を実施できないと判断した場合、また、利用者のオーバーライドによるアクセル操作またはブレーキが操作などの利用者の操作を優先させる場合は、ADAS機能が計画通りに実施できないと判断して、ADAS機能適用計画と異なるADAS機能を実行する。すなわち、ADAS機能適用補正計画またはADAS機能適用計画と、ADAS機能実行部112が判断して実行するADAS機能とが異なる場合は、ADAS機能実行部112が判断して実行するADAS機能を優先する。そして、ADAS機能の適用状況を報知部123に出力する。
ADAS機能実行部112が実現する各種ADAS機能に、現在位置取得部101、走行経路算出部102および周辺環境データ処理部121の機能の一部または全てが含まれる場合は、その機能を共有することができる。例えば、各種ADAS機能にはカメラやレーダーなどの車載センサーを使用するものがあり、これらのセンシング機能を共有することができる。
報知部123は、ADAS機能適用計画立案部105で立案したADAS機能適用計画、ADAS機能適用計画補正部122で補正したADAS機能適用補正計画、ADAS機能適用決定部111およびADAS機能実行部112から出力されるADAS機能適用状況を含むADAS機能適用関連情報について、運転手などの利用者132に報知する。報知部123の態様としては、液晶ディスプレイ、ヘッドアップディスプレイ、ヘッドマウントディスプレイ、警告ランプなどの視覚報知、音声案内、警告音などの聴覚報知、身体の一部に振動を与える触覚報知などが挙げられる。
報知部123以外の車両用ADAS装置120の主たる構成はコンピュータを用いて構成することができ、これらの各構成がコンピュータがプログラムを実行することで実現されることは、図2および図3を用いて説明した実施の形態1の車両用ADAS装置100と同様である。また、専用のハードウェアが適用されても良いことも実施の形態1の車両用ADAS装置100と同様である。
<動作>
次に、図11に示すフローチャートを用いて、車両用ADAS装置120の動作を説明する。
車両または車載システムを起動し、車両用ADAS装置120を作動させると、車両用ADAS装置120の動作フローの適用が開始される(ステップS31)。車両用ADAS装置120の動作フローの適用が開始されると、まず、現在位置取得部101が車両の現在位置を取得する(ステップS32)。なお、車両の現在位置の取得方法は実施の形態1と同じである。
次に、走行経路算出部102が走行経路の算出要否を判定し(ステップS33)、走行経路が算出されていない場合および走行経路の再算出が必要な場合は、ステップS34に進み、走行経路が算出されており、また走行経路の再算出も不要な場合はステップS39に進む。
ステップS34では、走行経路算出部102は、車両の現在位置(出発地)から、設定された目的地(到着地)までの走行経路を算出する。
走行経路算出部102が車両の走行経路を算出すると、車両に搭載されているADAS機能が当該走行経路に対して適用できるかどうかを判定するためのADAS機能適用判定用情報をADAS機能適用判定用情報取得部103が取得する(ステップS35)。
ADAS機能適用判定用情報を取得した後、ADAS機能適用条件決定部104は、ADAS機能適用判定用情報に基づいて、車両に搭載されている各種ADAS機能の適用条件を決定する(ステップS36)。
次に、ADAS機能適用計画立案部105では、ステップS35で取得したADAS機能適用判定用情報およびステップS36で決定したADAS機能適用条件を用いて、車両が搭載する各種ADAS機能がステップS34で算出した走行経路において適用できるかどうかの適用可否または適用可否レベルを判定し、判定結果に基づいてADAS機能適用計画を立案する(ステップS37)。
そして、ステップS37で立案したADAS機能適用計画を含むADAS機能適用関連の情報を、報知部123を介して運転手などの利用者に報知する(ステップS38)。
周辺環境データ処理部121は、カメラ、レーダーおよび通信機器などの車載センサーによるセンシング結果に基づいて周辺環境データを取得し、データ変換および車両の現在位置との統合処理などを実施して、以後のステップで利用される周辺環境処理データを生成する(ステップS39)。
ADAS機能適用計画補正部122は、ステップS39で生成された周辺環境処理データを用いて、ステップS37で立案したADAS機能適用計画を補正し、より高精度なADAS機能適用補正計画を立案する(ステップS40)。
ADAS機能適用計画補正部122は、ステップS39で生成した周辺環境処理データおよびステップS40で立案したADAS機能適用補正計画を含むADAS機能適用関連情報を、報知部123を介して運転手などの利用者132に報知する(ステップS41)。
次に、ADAS機能適用決定部111は、ステップS40で立案した走行経路におけるADAS機能適用補正計画(各種ADAS機能の適用計画)に従い、車両の現在位置に基づいて、ADAS機能の適用の可否の判断を逐次実行し、ADAS機能実行部112に各種ADAS機能の適用を指示する(ステップS42)。
次に、ADAS機能実行部112は、ADAS機能適用決定部111からのADAS機能の適用指示に従って、各種ADAS機能を実行し、車両機器133を制御する(ステップS43)。
ADAS機能実行部112が実現する各種ADAS機能としては、既存のADAS機能も含まれ、例えば、アダプティブ・クルーズ・コントロール、車線維持支援システム、路外逸脱抑制機能、標識認識機能など運転支援機能が挙げられる。また、将来の発展的なADAS機能として、利用者の運転操作によらず自動的に走行を行う自動運転機能も挙げられる。
そして、ADAS機能適用決定部111およびADAS機能実行部112から出力されるADAS機能適用状況を含むADAS機能適用関連情報を、報知部113を介して運転手などの利用者132に報知する(ステップS44)。
その後、図示されない制御部が、車両用ADAS装置120の動作フローの適用の終了判定を実施し(ステップS45)、車両用ADAS装置120の動作フローの適用を終了すると判定した場合は、当該動作フローの適用を終了する(ステップS46)。一方、車両用ADAS装置120の動作フローの適用を継続すると判定した場合は、ステップS32以下の動作フローを繰り返すこととなる。車両用ADAS装置120の動作フローの適用の継続の有無の判定は、例えば、目的地に到着したかどうか、利用者が車両または車載システムの停止を指示したかどうかなどが挙げられる。また、車両の故障および緊急事態など、車両用ADAS装置120または車載システムが自動的に終了判定する場合も挙げられる。
図12は、報知部123に示されるADAS機能適用計画、ADAS機能適用状況およびADAS機能適用補正計画の報知例であり、液晶ディスプレイに映像情報として視覚報知される例を示している。図12においては、車両に搭載されているADAS機能1およびADAS機能2を対象として、出発地から目的地までの走行経路におけるADAS機能適用計画を示している。図12の例では、ADAS機能1に対しては、レベルH1、H2およびH3の3段階のADAS機能適用可否レベルを用いて立案されたADAS機能適用計画を示し、ADAS機能2に対しては、レベルL1、L2およびL3の3段階のADAS機能適用可否レベルを用いて立案されたADAS機能適用計画を示しているが、その内容は図5の例と同じである。そして、図12においてはADAS機能適用状況として、矢印で示される現在の車両位置におけるADAS機能1およびADAS機能2の適用、未適用が表示されており、現在はADAS機能1は未適用、ADAS機能2は適用中となっている。また、図12においては、ADAS機能適用補正計画が部分拡大図として表示されており、ADAS機能適用計画では条件付きで適用可(レベルH2)となっていた領域が、ADAS機能適用補正計画では適用不可(レベルH3)に補正されている。
車両用ADAS装置120の利用者は、図12に示されるようなADAS機能適用計画
およびADAS機能適用補正計画を見て、走行開始前または走行中に、各種ADAS機能が走行経路において適用できるか否か、および各種ADAS機能の適用可否のレベルの情報を知ることができ、何れのADAS機能を利用するかを決めるだけでなく、レベルH1またはレベルL1の領域が広がるように、走行経路を変更する措置を採ることが可能となる。また、現在のADAS機能適用状況を知ることができるので、未適用のADAS機能を作動させるなどの誤った操作を防止できる。また、走行中に、より精度の高いADAS機能適用補正計画を立案するので、ADAS機能の信頼性が高まる。
<実施の形態4>
図13は、本発明に係る実施の形態4の汎用ADAS装置130の構成を示すブロック図である。図13に示されるように、汎用ADAS装置130は、現在位置取得部101、走行経路算出部102、ADAS機能適用判定用情報取得部103、ADAS機能適用条件決定部104、ADAS機能適用計画立案部105およびADAS機能適用計画を含むADAS機能適用関連情報を報知する報知部106を備えている。また、汎用ADAS装置130は、汎用ADAS装置130の動作フローを統括する制御部(図示せず)も備えている。なお、図1を用いて説明した車両用ADAS装置100と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
報知部106以外の汎用ADAS装置130の主たる構成はコンピュータを用いて構成することができ、これらの各構成がコンピュータがプログラムを実行することで実現されることは、図2および図3を用いて説明した実施の形態1の車両用ADAS装置100と同様である。また、専用のハードウェアが適用されても良いことも実施の形態1の車両用ADAS装置100と同様である。
汎用ADAS装置130は、実施の形態1の車両用ADAS装置100とは異なり、車両への搭載に限定されるものではない。すなわち、スマートフォン、モバイル端末などの携帯電子機器およびインフラ機器などに搭載して(組み込んで)使用する。これにより、汎用ADAS装置130の活用範囲を広げることができる。
そして、汎用ADAS装置130は、報知部106から情報を利用者に報知するだけではなく、現在位置の情報およびADAS機能適用計画などを情報(データ)として出力することができ、当該情報は、車両搭載機器および車外機器などの汎用ADAS装置利用機器134への入力情報として使用され、利用者132は汎用ADAS装置利用機器134から必要な情報を得ることができる。また、汎用ADAS装置利用機器134からの情報に基づいて、走行経路算出部102が走行経路を算出するなど、汎用ADAS装置130は汎用ADAS装置利用機器134の出力情報を用いることもできる。
例えば、車両に搭載される一般的なナビゲーション装置による走行経路の算出は、車両の走行距離、走行時間、燃費などの効率化を目標関数として探索される。しかし、ナビゲーション装置に、例えばスマートフォンに搭載された汎用ADAS装置130を接続すると、走行経路の算出において、ADAS機能適用計画から、ADAS機能の適用の効率化に基づいた走行経路の探索を行うことが可能となる。ADAS機能の適用の効率化の具体的な例としては、ADAS機能の適用時間の割合を大きくする、またはADAS機能の適用の継続時間を長くするなどが挙げられる。また、ADAS機能の適用時間およびADAS機能の適用の継続時間を目的関数の一部とすることも可能である。
このように、汎用ADAS装置130をナビゲーション装置などの汎用ADAS装置利用機器134に接続することによって、ADAS機能適用計画を車両の運転支援以外に活用することが可能となる。また、汎用ADAS装置130をスマートフォンなどに適用することで、利用者は、車両とは離れた場所でADAS機能適用計画を取得することができ、自宅で旅行の計画を立てる場合などに活用することが可能となる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
100,100A,110,120 車両用ADAS装置、101 現在位置取得部、102 走行経路算出部、103 ADAS機能適用判定用情報取得部、104 ADAS機能適用条件決定部、105 ADAS機能適用計画立案部、106,113,123 報知部、111 ADAS機能適用決定部、112 ADAS機能実行部、121 周辺環境データ処理部、122 ADAS機能適用計画補正部、130 汎用ADAS装置。

Claims (19)

  1. 設定された車両の走行経路に対して前記車両に具備された運転支援システムの適用計画を立てる運転支援装置であって、
    前記運転支援システムの適用の可否を判定するための適用判定用情報を取得する適用判定用情報取得部と、
    前記運転支援システムの適用条件を決定する適用条件決定部と、
    前記適用判定用情報および前記適用条件に基づいて、前記運転支援システムの前記適用計画を立案する適用計画立案部と、
    少なくとも前記適用計画を外部に報知する報知部と、を備える運転支援装置。
  2. 前記適用計画に従い、前記車両の現在位置において、前記運転支援システムの適用の可否を判断し、適用可能と判断される場合に、前記運転支援システムの適用を決定する適用決定部と、
    前記適用決定部の決定に従って、前記車両の現在位置において前記運転支援システムの機能を実行する機能実行部と、を備え、
    前記適用決定部および前記機能実行部は、前記運転支援システムの適用状況を出力し、
    前記報知部は、
    前記運転支援システムの適用状況も報知する、請求項1記載の運転支援装置。
  3. 前記車両の周辺環境データを取得し、前記車両の現在位置との統合処理を行って周辺環境処理データとして出力する周辺環境データ処理部と、
    前記周辺環境処理データおよび前記適用計画を受け、前記周辺環境処理データを用いて前記適用計画を補正した場合は、前記適用計画の代わりに適用補正計画を出力する適用計画補正部と、をさらに備え、
    前記適用決定部は、
    前記適用計画または前記適用補正計画に従い、前記車両の現在位置において、前記運転支援システムの適用の可否を判断し、適用可能と判断される場合に、前記運転支援システムの適用を決定し、
    前記報知部は、
    前記適用補正計画も報知する、請求項2記載の運転支援装置。
  4. 前記走行経路および前記適用計画は、任意の位置を出発地として設定される、請求項1記載の運転支援装置。
  5. 前記車両は前記運転支援システムとして複数のシステムを具備し、
    前記適用計画立案部は、前記複数のシステムについて前記適用計画を立案する、請求項1記載の運転支援装置。
  6. 前記適用条件決定部は、
    前記運転支援システムに変更があった場合は、変更後の前記運転支援システムに対応させて前記適用条件を決定する、請求項1記載の運転支援装置。
  7. 前記適用判定用情報取得部は、
    前記適用判定用情報を車外機器との通信によって取得する、請求項1記載の運転支援装置。
  8. 前記適用判定用情報は、
    前記車両の走行前に確定している確定情報と、
    前記車両の走行前には確定していない未確定情報と、を含む、請求項7記載の運転支援装置。
  9. 前記確定情報は、
    道路の種類を示す道路種別情報、標高情報、少なくとも道路幅、カーブの曲率の情報を有する道路特性情報、道路の複雑さの情報、少なくとも制限速度の情報を有する予測速度情報、トンネルの情報、車線の鮮明度の情報および車外通信手段の有無の情報を含み、
    前記未確定情報は、
    少なくとも気象状況および交通状況を含む外的要因によって変化する情報を含み、前記車外機器との通信によって取得される、請求項8記載の運転支援装置。
  10. 前記適用条件は、
    前記運転支援システムの適用を可および不可とする条件、
    前記運転支援システムの適用を可、不可および条件付きで可とする条件、および、
    前記運転支援システムの適用の可能性を3段階以上のレベルで設定する条件の少なくとも1つを含む、請求項1記載の運転支援装置。
  11. 前記適用計画は、
    前記運転支援システムの適用を可および不可とする計画、
    前記運転支援システムの適用を可、不可および条件付きで可とする計画、および、
    前記運転支援システムの適用の可能性を3段階以上のレベルで設定する計画の少なくとも1つを含む、請求項1記載の運転支援装置。
  12. 前記車両の現在位置は、
    車外機器との通信によって取得した情報を用いて特定される、請求項1記載の運転支援装置。
  13. 前記走行経路は、
    車外機器との通信によって取得した情報を用いて設定される、請求項1記載の運転支援装置。
  14. 前記報知部は、
    視覚報知、聴覚報知および触覚報知の少なくとも1つによる報知を行う、請求項1記載の運転支援装置。
  15. 請求項1記載の運転支援装置を搭載した携帯電子機器。
  16. 請求項15記載の携帯電子機器を使用したナビゲーション装置であって、
    前記携帯電子機器が出力する前記適用計画を受け、前記運転支援システムの適用の効率化に基づいた走行経路の探索を行うナビゲーション装置。
  17. 設定された車両の走行経路に対して前記車両に具備された運転支援システムの適用計画を立てて運転支援する運転支援方法であって、
    (a)前記運転支援システムの適用の可否を判定するための適用判定用情報を取得するステップと、
    (b)前記運転支援システムの適用条件を決定するステップと、
    前記適用判定用情報および前記適用条件に基づいて、前記運転支援システムの前記適用計画を立案するステップと、
    (c)少なくとも前記適用計画を外部に報知するステップと、を備える運転支援方法。
  18. (d)前記適用計画に従い、前記車両の現在位置において、前記運転支援システムの適用の可否を判断し、適用可能と判断される場合に、前記運転支援システムの適用を決定するステップと、
    (e)前記ステップ(d)での決定に従い、前記車両の現在位置において前記運転支援システムの機能を実行するステップと、を備え、
    前記ステップ(d)および(e)は、前記運転支援システムの適用状況を出力するステップを含み、
    前記ステップ(c)は、
    前記運転支援システムの適用状況を報知するステップを含む、請求項17記載の運転支援方法。
  19. (f)前記車両の周辺環境データを取得し、前記車両の現在位置との統合処理を行って周辺環境処理データとして出力するステップと、
    (g)前記周辺環境処理データおよび前記適用計画を受け、前記周辺環境処理データを用いて前記適用計画を補正した場合は、前記適用計画の代わりに適用補正計画を出力するステップと、をさらに備え、
    前記ステップ(d)は、
    前記適用計画または前記適用補正計画に従い、前記車両の現在位置において、前記運転支援システムの適用の可否を判断し、適用可能と判断される場合に、前記運転支援システムの適用を決定するステップを含み、
    前記ステップ(c)は、
    前記適用補正計画を報知するステップを含む、請求項18記載の運転支援方法。
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