JP2018070335A - ストレッチフィルム包装具 - Google Patents
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Abstract
【課題】積荷の高所まで荷崩れが起こらないように楽に包装できるストレッチフィルム包装機を提供する。
【解決手段】出没嵌合可能なパイプの基端部1b、2b側と先端部1a、2a側が平行な直線状となるように折り返してコ字形に屈曲させた小径の第一の保持体1と大径の第二の保持体2を、基端部の直線状部分1d、2d同士を嵌合させたとき第一の保持体の先端部側の直線状部分1cを、第二の保持体の先端部側の直線状部分2cよりも長く形成し、第二の保持体の基端部に第一の保持体の基端部側の直線状部分を固定可能とする固定手段8を設け、第一の保持体と第二の保持体の各先端部側の直線状部分1c、2cに、両側の止め部材5に挟まれて軸方向の移動が停止されたボビン状のロ−ル支持体3、4を回転可能に配設し、ロ−ル支持体3、4は胴部の両側にストレッチフィルムのロールの芯Sを摩擦抵抗で固定可能な外径のつば部3c、4cを備える。
【選択図】図1
【解決手段】出没嵌合可能なパイプの基端部1b、2b側と先端部1a、2a側が平行な直線状となるように折り返してコ字形に屈曲させた小径の第一の保持体1と大径の第二の保持体2を、基端部の直線状部分1d、2d同士を嵌合させたとき第一の保持体の先端部側の直線状部分1cを、第二の保持体の先端部側の直線状部分2cよりも長く形成し、第二の保持体の基端部に第一の保持体の基端部側の直線状部分を固定可能とする固定手段8を設け、第一の保持体と第二の保持体の各先端部側の直線状部分1c、2cに、両側の止め部材5に挟まれて軸方向の移動が停止されたボビン状のロ−ル支持体3、4を回転可能に配設し、ロ−ル支持体3、4は胴部の両側にストレッチフィルムのロールの芯Sを摩擦抵抗で固定可能な外径のつば部3c、4cを備える。
【選択図】図1
Description
本発明はダンボール等の積荷の荷崩れを防止するために、ストレッチフィルムを巻いたロールを保持して積荷へのストレッチフィルムの巻き付け作業を行うためのストレッチフィルム包装具に関する。
ダンボール等の積荷の荷崩れを防止するために帯状のストレッチフィルムを積荷に巻き付ける作業が行われるが、ストレッチフィルムを巻き付けたロールは通常幅が300〜500mm程度あり、長さが約500mのストレッチフィルムでは直径が200mm以上にもなるため極めて重く、これを手で持って積荷に巻き付ける作業は重労働となる。このため、ロールを保持して楽に巻き付け作業を行えるようにした器具が提案されている。
例えば、下記特許文献1のロールホルダが提案されているが、このホルダはロールの両端部を支持部材で挟み、バネの力でロールを押さえて保持するものなので、ロールの交換が容易となる利点がある反面、ロールの重量に対応させてバネを強くするとロールの交換をする際に大きな力が必要となり、逆にバネを弱くすると使用中にロールが外れ易くなるという難点がある。又、積荷に巻き付ける際にストレッチフィルムに対して張力を調節することができないので弛んだ状態で巻かれてしまうと荷崩れが発生するおそれがある。更に、異なる幅のストレッチフィルムのロールに対しては、把持部を別の異なった長さのパイプに交換して対応しなければならず、その際のパイプ両側の継手部との連結作業も面倒となる。
例えば、下記特許文献1のロールホルダが提案されているが、このホルダはロールの両端部を支持部材で挟み、バネの力でロールを押さえて保持するものなので、ロールの交換が容易となる利点がある反面、ロールの重量に対応させてバネを強くするとロールの交換をする際に大きな力が必要となり、逆にバネを弱くすると使用中にロールが外れ易くなるという難点がある。又、積荷に巻き付ける際にストレッチフィルムに対して張力を調節することができないので弛んだ状態で巻かれてしまうと荷崩れが発生するおそれがある。更に、異なる幅のストレッチフィルムのロールに対しては、把持部を別の異なった長さのパイプに交換して対応しなければならず、その際のパイプ両側の継手部との連結作業も面倒となる。
本発明は上記問題を解決するために、ダンボール等の積荷の荷崩れ防止のために、ロールに巻かれたストレッチフィルムを積荷に巻きつける際に、そのロールが容易に着脱交換でき、又荷崩れが起こらないようにストレッチフィルムに張力を与えつつ積荷の低い位置から高い位置まで楽に巻き付けることが可能となるストレッチフィルム包装具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のストレッチフィルム包装具は、出没嵌合可能な大径と小径の2本のパイプの基端部側と先端部側が平行な直線状となるように折り返してコ字形に屈曲させた第一の保持体と第二の保持体を、基端部の直線状部分同士を嵌合させたとき、第一の保持体と第二の保持体のいずれか一方の先端部側の直線状部分を、他方の先端部側の直線状部分よりも長く形成すると共に基端部側の直線状部分を最大限に差し込んだとき第一の保持体と第二の保持体の先端部側の直線状部分同士が当らない長さとし、第一の保持体と第二の保持体のうち大径側の保持体の基端部に、差し込まれた小径側の保持体の基端部側の直線状部分を押圧して自由な出没位置で固定可能とする固定手段を設け、第一の保持体と第二の保持体の各先端部側の直線状部分に、両側の止め部材に挟まれて軸方向の移動が停止されたボビン状のロ−ル支持体を回転可能に配設し、該ロ−ル支持体は胴部の両側にストレッチフィルムのロールの芯を摩擦抵抗で固定可能な外径のつば部を備え、第一の保持体と第二の保持体の折り返し屈曲部に、該屈曲部を待った人の指が前記ロ−ル支持体に装填したストレッチフィルムのロールに届く形状の把持部を形成したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、上記発明において、前記固定手段が、第一の保持体と第二の保持体のうち小径側の保持体の直線状部分を偏芯部の回転で締め付ける偏芯締付レバーを備えてなることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、上記発明において、前記止め部材が、第一の保持体と第二の保持体の先端部側の直線状部分に夫々嵌合可能な径の止め環と、該止め環に貫設したネジ孔に直線状部分を締め付ける止めネジを螺着してなることを特徴とする。
上記構成の本発明は、以下の効果を奏する。
(1)ストレッチフィルムのロールを交換する際には、同じ径の異なる幅のストレッチフィルムのロールと交換する場合、ストレッチフィルムがなくなったロールを第一と第二の保持体の固定手段の押圧を緩めてストレッチフィルムがなくなったロールの芯から摩擦抵抗に抗して両側に嵌っているロ−ル支持体を抜き出しロールをストレッチフィルム包装具から分離する。次に新しいロールを両側にロ−ル支持体を、第一と第二の保持体の基端部側の直線状部分を没入させつつ差し込んで、ロールを両側からロ−ル支持体が隠れる位置で固定手段により直線状部分を固定する。
このように、第一と第二の保持体の基端部側の直線状部分を出没させることでロールを容易に着脱交換することが可能となる。
(1)ストレッチフィルムのロールを交換する際には、同じ径の異なる幅のストレッチフィルムのロールと交換する場合、ストレッチフィルムがなくなったロールを第一と第二の保持体の固定手段の押圧を緩めてストレッチフィルムがなくなったロールの芯から摩擦抵抗に抗して両側に嵌っているロ−ル支持体を抜き出しロールをストレッチフィルム包装具から分離する。次に新しいロールを両側にロ−ル支持体を、第一と第二の保持体の基端部側の直線状部分を没入させつつ差し込んで、ロールを両側からロ−ル支持体が隠れる位置で固定手段により直線状部分を固定する。
このように、第一と第二の保持体の基端部側の直線状部分を出没させることでロールを容易に着脱交換することが可能となる。
(2)ロールの芯の径の異なるロ−ルと交換する場合には、前記第一と第二の保持体の先端部側の直線状部分に対してロ−ル支持体の円滑な軸方向の移動と、先端部からの抜き取り及び差し込みが可能なので、ロールの芯の径が異なるロ−ルへの変更は、差し込まれているロ−ル支持体を別の径のロ−ル支持体に差し替えることで可能となる。
(3)ロ−ル支持体で対応できない小さなサイズの径の芯を備えたロールと交換する場合には、両方のロ−ル支持体を前記第一と第二の保持体の先端部側の直線状部分から抜き取ってしまうことで、先端部側の直線状部分に直接ロールの芯を差し込むことが可能となる。
なお、保持体の先端部側の直線状部分の直径よりも大きな内径の芯を有するロールであれば使用が可能となる。
以上の如くストレッチフィルムが同じ幅でも異なる幅のロールであっても、又ロールの芯が同じ径でも又異なる径であっても容易に着脱交換を行い、使用することが可能となる。
なお、保持体の先端部側の直線状部分の直径よりも大きな内径の芯を有するロールであれば使用が可能となる。
以上の如くストレッチフィルムが同じ幅でも異なる幅のロールであっても、又ロールの芯が同じ径でも又異なる径であっても容易に着脱交換を行い、使用することが可能となる。
(4)又、装填されたロールは、ボビン状のロ−ル支持体の両側のつば部によって、ロ−ルの芯を一直線上の4箇所により間隔を置いて拘束されるので、たとえ第一と第二の保持体の基端部の直線状部分同士の固定手段による固定状態が緩くなったとしても、ロールは全く外れることなく安定的に保持される。
そして、ストレッチフィルムが安定的に繰り出され、円滑に包装作業を行うことができる。
そして、ストレッチフィルムが安定的に繰り出され、円滑に包装作業を行うことができる。
(5)積荷へのストレッチフィルムの巻き付け作業中においては、第一と第二の保持体の把持部を手で持ち、ストレッチフィルムのロールの端側を指で押すことで、ロールの回転を抑えてストレッチフィルムに張力を与えつつ積荷にしっかりと巻き付けることが可能となる。
このため積荷に巻いたストレッチフィルムの弛みによる荷崩れが防止できる。
このため積荷に巻いたストレッチフィルムの弛みによる荷崩れが防止できる。
(6)そして、積荷の高い位置での巻き付け作業においては、長い方の直線状部分の先端部近くへロ−ル支持体を移動させることでロールの端部から把持部を大きく突出させ、その把持部を持ってロールを高く掲げて高い位置にストレッチフィルムを巻き付けることが可能となる。
(7)又、積荷の低い位置への巻き付け作業においては、上記の如くロールの端部から突出させた把持部を持ってロールを下に向けることで、両手を使ってストレッチフィルムに張力を与えつつ腰を低く落さずに楽に低い位置の巻き付け作業を行うことができる。
そして、高い位置でも低い位置でも、他方の手でロールの下部を押えることでストレッチフィルムに必要な張力を与えつつ巻き付けられる。
即ち、高い位置では踏み台を使用せずに、引くい場所では腰を落さずに、楽にストレッチフィルムをタイトに巻き付けることが可能となる。
そして、高い位置でも低い位置でも、他方の手でロールの下部を押えることでストレッチフィルムに必要な張力を与えつつ巻き付けられる。
即ち、高い位置では踏み台を使用せずに、引くい場所では腰を落さずに、楽にストレッチフィルムをタイトに巻き付けることが可能となる。
請求項2に記載の発明は、第一と第二の保持体の基端部側の直線状部分を偏芯締付レバーの手動操作で固定及び固定解除が可能となる。
このため、ロールの着脱交換が容易に行えるようになる。
又、第一と第二の保持体の基端部側の直線状部分の固定が偏芯締付レバーによって小径側のパイプを締め付けるものなので偏芯部の締付力の調整により、第一と第二の保持体の基端部の直線状部分を人の力でスライド抜き出しは不能とし、回転については可能となるようにすることができ、その場合には回転により、積荷の状態に応じた斜め巻きによる包装が可能となる。
このため、ロールの着脱交換が容易に行えるようになる。
又、第一と第二の保持体の基端部側の直線状部分の固定が偏芯締付レバーによって小径側のパイプを締め付けるものなので偏芯部の締付力の調整により、第一と第二の保持体の基端部の直線状部分を人の力でスライド抜き出しは不能とし、回転については可能となるようにすることができ、その場合には回転により、積荷の状態に応じた斜め巻きによる包装が可能となる。
請求項3に記載の発明は、止めネジを指で回すことで止め部材を先端部側の直線状部分に固定及び固定解除が可能となる。
このため、先端部側の直線状部分に装着されたロ−ル支持体の位置の移動や抜き取り作業が素早く簡単に行えるようになる。
このため、先端部側の直線状部分に装着されたロ−ル支持体の位置の移動や抜き取り作業が素早く簡単に行えるようになる。
本発明のストレッチフィルム包装機の実施形態を以下図を参照して説明する。
本発明は、図7の(ロ)に示すように、ストレッチフィルムFのロールRを保持して段ボール箱等の積荷の包装対象物WにストレッチフィルムFを巻き着けて包装するためのストレッチフィルム包装機である。
図1は本発明の縦断側面図であり、該図1中の一点鎖線は包装に使用するストレッチフィルムFのロールR及び硬質の紙管製の芯Sを表している。又、図2の(イ)は本発明の斜視図であり、(ロ)は本発明の各使用部材を分解した状態を示す斜視図である。
本発明は、図7の(ロ)に示すように、ストレッチフィルムFのロールRを保持して段ボール箱等の積荷の包装対象物WにストレッチフィルムFを巻き着けて包装するためのストレッチフィルム包装機である。
図1は本発明の縦断側面図であり、該図1中の一点鎖線は包装に使用するストレッチフィルムFのロールR及び硬質の紙管製の芯Sを表している。又、図2の(イ)は本発明の斜視図であり、(ロ)は本発明の各使用部材を分解した状態を示す斜視図である。
本発明は、該図1及び図2に示すように、親指の径程度の直径の2本の出没嵌合可能とする異径のステンレス製のパイプを両側が平行な直線状となるように略中央部で折り返してコ字形に屈曲させた第一の保持体1と第二の保持体2とを備える。
異径のパイプの夫々の径は、両者は殆ど隙間がなく且つ、円滑に出没可能となるように嵌るものを使用する。
例えば、外径を小径側は13mmとし、大小径側は16mmとしたステンレス製のパイプが使用できる。
異径のパイプの夫々の径は、両者は殆ど隙間がなく且つ、円滑に出没可能となるように嵌るものを使用する。
例えば、外径を小径側は13mmとし、大小径側は16mmとしたステンレス製のパイプが使用できる。
前記第一の保持体1と第二の保持体2は、両基端部1b、2bの直線状部分1d、2d同士を嵌合させたとき、両先端部1a、2a側の直線状部分1c、2cは両基端部1b、2bの直線状部分1d、2dの中心線(図1中のB−B線で示す)と平行な一直線(図1中のA−A線で示す)となるように形成する。
そして、図2の(ロ)に示すように、第一の保持体1と第二の保持体2の先端部側の直線状部分1c、2cからロ−ル支持体3、4を引き抜けるように該直線状部分1c、2cは先端部1a、2aまでをストレートに形成する。
そして、図2の(ロ)に示すように、第一の保持体1と第二の保持体2の先端部側の直線状部分1c、2cからロ−ル支持体3、4を引き抜けるように該直線状部分1c、2cは先端部1a、2aまでをストレートに形成する。
そして、図1に示すように、前記第一の保持体1と第二の保持体2のコ字形に屈曲させた両基端部1b、2bの直線状部分1d、2dに繋がる屈曲部と、先端部1a、2a側の直線状部分1c、2cに繋がる屈曲部1f、2fとの間を部分的にストレートな形状の把持部1e、2eを形成する。
なお、前記把持部1e、2eは、該把持部1e、2eは手で持つ部分なので必ずしもストレートではなく、手で持ち易いように全体を少し湾曲させたものでも良い。
なお、前記把持部1e、2eは、該把持部1e、2eは手で持つ部分なので必ずしもストレートではなく、手で持ち易いように全体を少し湾曲させたものでも良い。
又、前記第一の保持体1と第二の保持体2の先端部側の直線状部分1c、2cには、図2に示す如きボビン状のロ−ル支持体3、4を自由回転可能に差し込むが、前記第一の保持体1と第二の保持体2の先端部側の直線状部分1c、2cに繋がる屈曲部1f、2fの曲率半径は、把持部1e、2eを待った人の指が装着したストレッチフィルムFのロールRに届くように、把持部1e、2eの近くにまでロ−ル支持体3、4が差し込めるように小さく形成し、図1に示すように、把持部1e、2eから装填したロールR端部までの距離Lを10mmから20mm程度に近づけることができるように短くする。
前記把持部1e、2eの持ち方は、図7の(ロ)に示すように、人差し指、中指、薬指、小指の4指で把持部1e、2eを握り、最も押圧力の大きい親指で前記ロ−ル支持体3、4に固定されたロールRの両端部側のストレッチフィルムF表面を適度に押圧してロールの回転を抑えて持ち、ストレッチフィルムを引き出す際に張力を与える。この張力により積荷へのタイトな巻き付けが可能となる。
前記把持部1e、2eの持ち方は、図7の(ロ)に示すように、人差し指、中指、薬指、小指の4指で把持部1e、2eを握り、最も押圧力の大きい親指で前記ロ−ル支持体3、4に固定されたロールRの両端部側のストレッチフィルムF表面を適度に押圧してロールの回転を抑えて持ち、ストレッチフィルムを引き出す際に張力を与える。この張力により積荷へのタイトな巻き付けが可能となる。
そして、前記第一の保持体1と第二の保持体2の基端部1b、2b側の直線状部分1d、2dと先端部1a、2a側の直線状部分1c、2cとまでの間隔はストレッチフィルムFのロールRの半径以上の長さに手の指の太さを加えた長さよりも大きな間隔に形成する。その間隔が過度に大きいと巻き付けるときの操作性が低下するので最大でも腕が通過する程度の間隔とし、例えば180〜200mmの間隔とすることができる。
このため、ストレッチフィルムFのロールRを装填したと際に、前記第一の保持体1と第二の保持体2の基端部1b、2b側の直線状部分1d、2dも手で持つことができる。
そして、前記第一の保持体1と第二の保持体2のどちらの径を大径としても良いが、本実施の形態例では第二の保持体2の径を大径とし、第一の保持体1に径を小径とした態様で以下説明する。
このため、ストレッチフィルムFのロールRを装填したと際に、前記第一の保持体1と第二の保持体2の基端部1b、2b側の直線状部分1d、2dも手で持つことができる。
そして、前記第一の保持体1と第二の保持体2のどちらの径を大径としても良いが、本実施の形態例では第二の保持体2の径を大径とし、第一の保持体1に径を小径とした態様で以下説明する。
この態様では、大径側の前記第二の保持体2の基端部2bに差し込んだ小径側の前記第一の保持体1の基端部1b側の直線状部分1dが出没可能となるようにし、前記基端部2bで連結した第二の保持体2の先端部2a側の直線状部分2cより第一の保持体1の先端部1a側の直線状部分1cの方をより長く形成すると共に両者の先端部1a、2a側の直線状部分1c、2cの長さの合計が基端部1b、2bの直線状部分1d、2dを最大限に差し込んだときに先端部1a、2a同士が当らない長さとする。
例えば、前記第一の保持体1の基端部1b側の直線状部分1dの長さを380mmとし、先端部1a側の直線状部分1cの長さを360mmとし、又前記第二の保持体2の基端部2b側は長さを380mmとし、先端部2a側の直線状部分2cの長さを136mmとすることができる。
このサイズでは、出没嵌合部分10に40mmの幅を割り当てても、両端までが長さ403mm〜720mmとなる範囲でスライドが可能となり、殆どの既存の規格幅のロールが装填可能となる。又、基端部1b、2bの直線状部分1d、2dが最大限に差し込まれた状態でも先端部1a、2a同士は当らない。
このサイズでは、出没嵌合部分10に40mmの幅を割り当てても、両端までが長さ403mm〜720mmとなる範囲でスライドが可能となり、殆どの既存の規格幅のロールが装填可能となる。又、基端部1b、2bの直線状部分1d、2dが最大限に差し込まれた状態でも先端部1a、2a同士は当らない。
そして、前記第一の保持体1と第二の保持体2の先端部1a、2a側の直線状部分1c、2cに、ロ−ル支持体3、4を夫々フリー回転及び軸方向のスライド移動が可能となるように嵌着する。
該ロ−ル支持体3、4は外周面3c、4cでストレッチフィルムFのロールRの芯Sの内周面を摩擦抵抗で固定可能とする外径のつば部3b、4bを胴部3a、4aの両側に有するボビン状のロ−ル支持体3、4を用いる。
該ロ−ル支持体3、4は、例えば、胴部3a、4aが長さ90mm、外径40mmの円筒状で、つば部3b、4bが直径80mm、厚さ5mmの円板状のボビン状を成すプラスチック製のロ−ル支持体3、4が使用し、前記つば部3b、4bの直径はロールの芯Sの内径とほぼ等しいものを使用することで、該つば部3b、4bの外周面3c、4cを紙製の芯Sに摩擦抵抗を生じさせつつ差し込めることができるようにする。
このロ−ル支持体3、4の胴部3a、4aの内径は16.5mmとすることで、小径側13mmとし大小径側16mmとしたどちらの金属パイプに対してもフリーに回転及びスライドが可能となる。
該ロ−ル支持体3、4は外周面3c、4cでストレッチフィルムFのロールRの芯Sの内周面を摩擦抵抗で固定可能とする外径のつば部3b、4bを胴部3a、4aの両側に有するボビン状のロ−ル支持体3、4を用いる。
該ロ−ル支持体3、4は、例えば、胴部3a、4aが長さ90mm、外径40mmの円筒状で、つば部3b、4bが直径80mm、厚さ5mmの円板状のボビン状を成すプラスチック製のロ−ル支持体3、4が使用し、前記つば部3b、4bの直径はロールの芯Sの内径とほぼ等しいものを使用することで、該つば部3b、4bの外周面3c、4cを紙製の芯Sに摩擦抵抗を生じさせつつ差し込めることができるようにする。
このロ−ル支持体3、4の胴部3a、4aの内径は16.5mmとすることで、小径側13mmとし大小径側16mmとしたどちらの金属パイプに対してもフリーに回転及びスライドが可能となる。
両ロール支持体3、4の両側には夫々ロ−ル支持体3、4が軸方向には移動せず、且つ自由に回転可能となるように拘束する止め部材5を設ける。
上記構成の本発明は、図1に示すように、ロ−ル支持体3、4の胴部3a、4aの両側に一体的に形成されたつば部3bによって、装填されたロ−ルRの硬い芯Sがその両側でロ−ル支持体3、4の合計4箇所のつば部3bの外周面3cで間隔を置いて立体的に支持されることで、ロールRの中心線が両保持体1、2の先端部1a、2a側の直線状部分1c、2cの中心線である一直線上となるように拘束される。
この結果、たとえ第一と第二の保持体1、2の基端部の直線状部分1d、2d同士の固定状態が緩くなっても先端部1a、2a側の直線状部分1c、2cの中心の一直線上を殆ど動かないようにロールRの芯Sが拘束されて、安定的にロールRが保持されることとなる。
更に、装填されたロールRはロ−ル支持体3、4で確実に固定されるので巻き付け作業中にロールRの脱落が起こらず安全に作業が行える。又、ロールの回転中心が両側で安定的に保持されるのでストレッチフィルムFを安定的に引き出され作業を円滑に行うことができる。
この結果、たとえ第一と第二の保持体1、2の基端部の直線状部分1d、2d同士の固定状態が緩くなっても先端部1a、2a側の直線状部分1c、2cの中心の一直線上を殆ど動かないようにロールRの芯Sが拘束されて、安定的にロールRが保持されることとなる。
更に、装填されたロールRはロ−ル支持体3、4で確実に固定されるので巻き付け作業中にロールRの脱落が起こらず安全に作業が行える。又、ロールの回転中心が両側で安定的に保持されるのでストレッチフィルムFを安定的に引き出され作業を円滑に行うことができる。
なお、前記第二の保持体2の先端部2a側の直線状部分2cの長さは、前記ロール支持体4とその両側の止め部材5を嵌着するため、少なくとも前記ロール支持体3の長さと二つの止め部材5の長さを加えた長さが必要となるが、前記ロール支持体4を装着した際に、前記ロール支持体3の端部から直線状部分1cの先端部1aが僅かに突出する長さとしても良い。
又、前記第一の保持体1と第二の保持体2の基端部1b、2b側の直線状部分1d、2dが出没可能な出没嵌合部分10の幅は、例えば、10mm程度の長さで嵌合させても前記第一の保持体1と第二の保持体2とが接続可能であるが、接続が不安定となるので40mm程度は確保できるようにすると良い。
又、第一の保持体1の先端部1a側の直線状部分1cは、前記第二の保持体2の先端部2a側の直線状部分2cの長さより長く形成するが、その長さの限度は、両把持部間を縮めて、両把持部間を間の間隔を最小とした場合、第一の保持体1の先端部1aが第二の保持体2の先端部2aに当らない長さとする。
しかし、第一の保持体1の先端部1a側の直線状部分1cの長さを、第一と第二の保持体の両先端部1a、2a同士が当る長さよりも長くした場合、交換可能なロールの種類が少なくなり、又、長くし過ぎると出没可能な出没嵌合部分10の許容幅が小さくなって安定的な接続が困難となってしてしまうおそれがあるので好ましくない。
しかし、第一の保持体1の先端部1a側の直線状部分1cの長さを、第一と第二の保持体の両先端部1a、2a同士が当る長さよりも長くした場合、交換可能なロールの種類が少なくなり、又、長くし過ぎると出没可能な出没嵌合部分10の許容幅が小さくなって安定的な接続が困難となってしてしまうおそれがあるので好ましくない。
そして、第二の保持体2の基端部2bに前記第一の保持体1の基端部1b側の直線状部分1dを押圧して自由な出没位置で固定可能とする固定手段8を設ける。
該固定手段8は、例えば、図6に示すように、第二の保持体2の基端部2bにキャップを被せるように、第一の保持体1を締め付けて固定可能とする偏芯部9aを有する偏芯締付レバー9を被着した形態が可能である。
この形態では、該図6に示すように、前記偏芯部9aは回転中心からの距離が長い大径部部分と短い小径部分とがなだらかに略円形を描くように連続し、大径部部分の大きさによっての締付け力が決まるので、該偏芯部9aの大径部部分の径は、人の力で第一の保持体1の基端部1bと第二の保持体2の基端部2bの両直線状部分1d、2dが軸方向のスライド不能且つ人の力で回転可能となる力が得られる最適な径に形成する。
該固定手段8は、例えば、図6に示すように、第二の保持体2の基端部2bにキャップを被せるように、第一の保持体1を締め付けて固定可能とする偏芯部9aを有する偏芯締付レバー9を被着した形態が可能である。
この形態では、該図6に示すように、前記偏芯部9aは回転中心からの距離が長い大径部部分と短い小径部分とがなだらかに略円形を描くように連続し、大径部部分の大きさによっての締付け力が決まるので、該偏芯部9aの大径部部分の径は、人の力で第一の保持体1の基端部1bと第二の保持体2の基端部2bの両直線状部分1d、2dが軸方向のスライド不能且つ人の力で回転可能となる力が得られる最適な径に形成する。
又、前記止め部材5は、図2の(ロ)に示すように、第一と第二の保持体1、2の直線状部分1c、2cに遊嵌した金属製の止め環6を外周面から内周面に貫通したネジ孔に、直線状部分1c、2cを締め付けて固定可能とする止めネジ7を螺着した形態が可能である。
例えば、前記止め環6は、外径25mmで長さ10mmとし、内径は、直径が13mmの小径側の方に対しては13.5mmのものを使用し、16mmの大小径側の方に対しては16.5mmのものが使用できる。
この形態では、止め環6を前記ロール支持体4の両側に接近させて配し、前記ネジ孔に前記止めネジ7をドライバー等の工具で回転させて締め付けて直線状部分1c、2cを固定し、ロール支持体4の自由に回転可能とすると共に軸方向のスライド移動を停止させ、又止めネジ7を緩めることで軸方方向の移動や直線状部分1c、2cからの抜き取りが可能となる。
又、例えば、図6に示すように、止めネジ7に蝶ネジを用いると、ロ−ル支持体3、4をスライドさせたいとき指で蝶ネジが回転できるので工具が不要となるので便利である。
例えば、前記止め環6は、外径25mmで長さ10mmとし、内径は、直径が13mmの小径側の方に対しては13.5mmのものを使用し、16mmの大小径側の方に対しては16.5mmのものが使用できる。
この形態では、止め環6を前記ロール支持体4の両側に接近させて配し、前記ネジ孔に前記止めネジ7をドライバー等の工具で回転させて締め付けて直線状部分1c、2cを固定し、ロール支持体4の自由に回転可能とすると共に軸方向のスライド移動を停止させ、又止めネジ7を緩めることで軸方方向の移動や直線状部分1c、2cからの抜き取りが可能となる。
又、例えば、図6に示すように、止めネジ7に蝶ネジを用いると、ロ−ル支持体3、4をスライドさせたいとき指で蝶ネジが回転できるので工具が不要となるので便利である。
(使用方法)
次に本発明は積荷に対して各種の使用方法が可能となるので、それを下記(1)から(6)の項目に分けて説明する。
次に本発明は積荷に対して各種の使用方法が可能となるので、それを下記(1)から(6)の項目に分けて説明する。
(1)通常の使用方法
a)組み立て
図2の(イ)に示すように、基端部1b、2b側の直線状部分1d、2dを嵌合させて連結させた第一と第二の保持体1、2の先端部1a、2a側の直線状部分1c、2cに止め部材5を差し込んで止めネジ7で固定する。そして、該止め部材5に当るように先端部1a、2a側の直線状部分1c、2cにロ−ル支持体3、4を夫々差し込み、続けて止め部材5をロ−ル支持体3、4に当るように差し込んで止めネジ7を固定する。
b)ロールの装填
次に、図3に示すように、ロ−ル支持体3、4をロールの芯Sに押し込むように差し込み、基端部1b、2bの直線状部分1d、2dの出没長さを調節する。
図3に示す長いロールRと、図4に示す短いロールRのようにストレッチフィルムFの幅が異なるロールRが出没長さの調節によって使用可能となる。
ロ−ル支持体3、4の位置が決まったら基端部1b、2b側の直線状部分1d、2dを固定手段8で固定する。
その際、ロ−ル支持体3、4が芯Sの端部から没するまで差し込まれるように調節し、固定手段8の偏芯締付レバー9を押えて連結した両基端部1b、2bを固定する。
c)積荷の包装
積荷への巻き付けは、ロールRから引き出したストレッチフィルムFの先端部を積荷の包装対象物Wに挟んで固定し、第一と第二の保持体1、2の両把持部1e、2eを夫々左右の手で持ち、図7の(ロ)に示すように、ストレッチフィルムFを広げて、装填されたロールの両端部側を親指で押え付けつつ包装対象物Wとの間に張力を掛けて横向きに引いて行く。
そして、積荷を一回りすると一段の一周が巻き付けられる。これを積荷の高さに応じて数段繰り返す。
終了後、ロールRから少し引き出したストレッチフィルムFの切断端部を基端部1b、2bの直線状部分1d、2dに巻き付けて止めておくと、次に使用する際にストレッチフィルムFの端部が簡単に引き出せるようになるので便利である。
a)組み立て
図2の(イ)に示すように、基端部1b、2b側の直線状部分1d、2dを嵌合させて連結させた第一と第二の保持体1、2の先端部1a、2a側の直線状部分1c、2cに止め部材5を差し込んで止めネジ7で固定する。そして、該止め部材5に当るように先端部1a、2a側の直線状部分1c、2cにロ−ル支持体3、4を夫々差し込み、続けて止め部材5をロ−ル支持体3、4に当るように差し込んで止めネジ7を固定する。
b)ロールの装填
次に、図3に示すように、ロ−ル支持体3、4をロールの芯Sに押し込むように差し込み、基端部1b、2bの直線状部分1d、2dの出没長さを調節する。
図3に示す長いロールRと、図4に示す短いロールRのようにストレッチフィルムFの幅が異なるロールRが出没長さの調節によって使用可能となる。
ロ−ル支持体3、4の位置が決まったら基端部1b、2b側の直線状部分1d、2dを固定手段8で固定する。
その際、ロ−ル支持体3、4が芯Sの端部から没するまで差し込まれるように調節し、固定手段8の偏芯締付レバー9を押えて連結した両基端部1b、2bを固定する。
c)積荷の包装
積荷への巻き付けは、ロールRから引き出したストレッチフィルムFの先端部を積荷の包装対象物Wに挟んで固定し、第一と第二の保持体1、2の両把持部1e、2eを夫々左右の手で持ち、図7の(ロ)に示すように、ストレッチフィルムFを広げて、装填されたロールの両端部側を親指で押え付けつつ包装対象物Wとの間に張力を掛けて横向きに引いて行く。
そして、積荷を一回りすると一段の一周が巻き付けられる。これを積荷の高さに応じて数段繰り返す。
終了後、ロールRから少し引き出したストレッチフィルムFの切断端部を基端部1b、2bの直線状部分1d、2dに巻き付けて止めておくと、次に使用する際にストレッチフィルムFの端部が簡単に引き出せるようになるので便利である。
(2)芯の径が異なるロールへの交換方法
a)元のロールの取り外し
固定手段8の偏芯締付レバー9を引いて固定を緩め、両把持部の間隔を広げて元のロ−ルの芯Sからロ−ル支持体3、4を抜き取る。
b)ロ−ル支持体の異なる径への差し替え
次に、先端部1a、2a側の直線状部分1c、2cに装着されているロ−ル支持体3、4を、止め部材5を外して、芯の径が異なるロールに対応したつば部3b、4bの外周面3c、4が異なる外径のロ−ル支持体3、4に差し替え、ロ−ル支持体3、4の両側に止め部材5を固定する。
c)ロールの装填
新たな異なる径のロールRの芯Sを差し込んで、ロールRの幅に合わせて出没長さを調節し、固定手段8で連結した両基端部1b、2bを固定する。
a)元のロールの取り外し
固定手段8の偏芯締付レバー9を引いて固定を緩め、両把持部の間隔を広げて元のロ−ルの芯Sからロ−ル支持体3、4を抜き取る。
b)ロ−ル支持体の異なる径への差し替え
次に、先端部1a、2a側の直線状部分1c、2cに装着されているロ−ル支持体3、4を、止め部材5を外して、芯の径が異なるロールに対応したつば部3b、4bの外周面3c、4が異なる外径のロ−ル支持体3、4に差し替え、ロ−ル支持体3、4の両側に止め部材5を固定する。
c)ロールの装填
新たな異なる径のロールRの芯Sを差し込んで、ロールRの幅に合わせて出没長さを調節し、固定手段8で連結した両基端部1b、2bを固定する。
(3)ストレッチフィルムの幅が異なるロールへの交換方法
a)元のロールの取り外し
固定手段8の偏芯締付レバー9を引いて固定を緩め、両把持部の間隔を広げて元のロ−ルの芯Sからロ−ル支持体3、4を抜き取る。
次に、該ロ−ル支持体3、4に別のロールRの芯Sを差し込んで、ロールRの幅に合わせて出没長さを調節し、固定手段8で連結した両基端部1b、2bを固定する。
b)ロールの装填
次に、該ロ−ル支持体3、4に別のロールRの芯Sを差し込んで、ロールRの幅に合わせて出没長さを調節し、固定手段8で連結した両基端部1b、2bを固定する。
a)元のロールの取り外し
固定手段8の偏芯締付レバー9を引いて固定を緩め、両把持部の間隔を広げて元のロ−ルの芯Sからロ−ル支持体3、4を抜き取る。
次に、該ロ−ル支持体3、4に別のロールRの芯Sを差し込んで、ロールRの幅に合わせて出没長さを調節し、固定手段8で連結した両基端部1b、2bを固定する。
b)ロールの装填
次に、該ロ−ル支持体3、4に別のロールRの芯Sを差し込んで、ロールRの幅に合わせて出没長さを調節し、固定手段8で連結した両基端部1b、2bを固定する。
(4)細い芯のロールの使用方法
a)ロールの装填
基端部1b、2bの直線状部分1d、2dを嵌合させて接続した第一及び第二の保持体2の直線状部分1c、2cからロ−ル支持体3、4を両方とも抜き取る。
次に、第一及び第二の保持体2の直線状部分1c、2cをロールの芯Sに直接差し込み、基端部1b、2bの直線状部分1d、2dの出没調節をして固定手段8の偏芯締付レバー9を押えて基端部1b、2b側を固定する。
装填されたロールRの芯Sは直線状部分1c、2cに緩く嵌るので、ロールは回転フリーとなる。
b)積荷の包装
積荷にストレッチフィルムを巻き付ける作業は、上記方法と同じ方法で行えるが、斜め巻きにするとも可能である。
この場合、積荷の包装対象物Wに対して、ボビン状のロ−ル支持体3、4がないので芯Sの4箇所固定とはならずにロールが緩く装填される。
このため、図8に示すように、前記第一の保持体1と第二の保持体2の基端部1b、2b側の直線状部分1d、2dに対して第一と第二の保持体1、2の先端部側の直線状部分1c、2cを回転させることで、前記第一の保持体1と第二の保持体2の基端部1b、2b側の直線状部分1d、2dとロールの芯Sの中心線とは平行ではなく斜めの状態に設定することが可能となる。
そして、この状態で積荷に形状や積荷の状態に合わせて斜めに巻いて行くことでとタイトな包装が可能となる。
a)ロールの装填
基端部1b、2bの直線状部分1d、2dを嵌合させて接続した第一及び第二の保持体2の直線状部分1c、2cからロ−ル支持体3、4を両方とも抜き取る。
次に、第一及び第二の保持体2の直線状部分1c、2cをロールの芯Sに直接差し込み、基端部1b、2bの直線状部分1d、2dの出没調節をして固定手段8の偏芯締付レバー9を押えて基端部1b、2b側を固定する。
装填されたロールRの芯Sは直線状部分1c、2cに緩く嵌るので、ロールは回転フリーとなる。
b)積荷の包装
積荷にストレッチフィルムを巻き付ける作業は、上記方法と同じ方法で行えるが、斜め巻きにするとも可能である。
この場合、積荷の包装対象物Wに対して、ボビン状のロ−ル支持体3、4がないので芯Sの4箇所固定とはならずにロールが緩く装填される。
このため、図8に示すように、前記第一の保持体1と第二の保持体2の基端部1b、2b側の直線状部分1d、2dに対して第一と第二の保持体1、2の先端部側の直線状部分1c、2cを回転させることで、前記第一の保持体1と第二の保持体2の基端部1b、2b側の直線状部分1d、2dとロールの芯Sの中心線とは平行ではなく斜めの状態に設定することが可能となる。
そして、この状態で積荷に形状や積荷の状態に合わせて斜めに巻いて行くことでとタイトな包装が可能となる。
(5)高所の使用方法
a)組み立て
第一と第二の保持体1、2の基端部1b、2bの直線状部分1d、2dを嵌合させて接続し、第一と第二の保持体1、2の先端部側の直線状部分1c、2cへ夫々ロ−ル支持体3、4を差し込むが、この際、図5に示すように、長い第一の保持体1の直線状部分1cには止め部材5を緩めて、ロ−ル支持体3を屈曲部1fから遠ざけた位置移動させてその位置に止め部材5をロ−ル支持体3の両側で固定する。
b)ロールの装填
次に、ロ−ル支持体3、4をロールの芯Sに差し込み、基端部1b、2bの直線状部分1d、2dの出没調節をして固定手段8の偏芯締付レバー9を押えて基端部1b、2b側を固定する。
この結果、図5に示すように、第一の保持体1の把持部1eは装填されたロールRの端部から離れた位置まで引き出されて固定される。
c)積荷の包装
高い位置の積荷へのストレッチフィルムの巻き付け作業は、図7の(イ)に示すように、第一の保持体1を持ち上げて把持部1eを片手で握り、他方の手でロールRを押さえ、図7の(イ)に示すように、ストレッチフィルムFは最上部の包装対象物Wより一部が高くなるようにして、一部が積荷最上部の上面に載り、最上部のコーナー部に掛かるようにストレッチフィルムFを横方向に引く。その際に親指でロールRを押え、ストレッチフィルムFに張力を与えて引くことで、積荷は上方への移動も押えられて全体がしっかりと固定される。
a)組み立て
第一と第二の保持体1、2の基端部1b、2bの直線状部分1d、2dを嵌合させて接続し、第一と第二の保持体1、2の先端部側の直線状部分1c、2cへ夫々ロ−ル支持体3、4を差し込むが、この際、図5に示すように、長い第一の保持体1の直線状部分1cには止め部材5を緩めて、ロ−ル支持体3を屈曲部1fから遠ざけた位置移動させてその位置に止め部材5をロ−ル支持体3の両側で固定する。
b)ロールの装填
次に、ロ−ル支持体3、4をロールの芯Sに差し込み、基端部1b、2bの直線状部分1d、2dの出没調節をして固定手段8の偏芯締付レバー9を押えて基端部1b、2b側を固定する。
この結果、図5に示すように、第一の保持体1の把持部1eは装填されたロールRの端部から離れた位置まで引き出されて固定される。
c)積荷の包装
高い位置の積荷へのストレッチフィルムの巻き付け作業は、図7の(イ)に示すように、第一の保持体1を持ち上げて把持部1eを片手で握り、他方の手でロールRを押さえ、図7の(イ)に示すように、ストレッチフィルムFは最上部の包装対象物Wより一部が高くなるようにして、一部が積荷最上部の上面に載り、最上部のコーナー部に掛かるようにストレッチフィルムFを横方向に引く。その際に親指でロールRを押え、ストレッチフィルムFに張力を与えて引くことで、積荷は上方への移動も押えられて全体がしっかりと固定される。
(6)低所の使用方法
a)組み立て及びロールの装填
み立て及びロールの装填は、上記高所の同様に行われ、図5に示すように、第一の保持体1の把持部1eは装填されたロールRの端部から離れた位置まで引き出されて固定される。
b)積荷の包装
低い位置の積荷へのストレッチフィルムの巻き付け作業は、第一の保持体1の把持部1eを片手で持ち、他方の手でロールを押さえ、図7の(ハ)に示すように、ロールを下方に向けて横方向に引いて行く。
その際に親指でロールRを押え、ストレッチフィルムに張力を与えて積荷を巻いて行く。
a)組み立て及びロールの装填
み立て及びロールの装填は、上記高所の同様に行われ、図5に示すように、第一の保持体1の把持部1eは装填されたロールRの端部から離れた位置まで引き出されて固定される。
b)積荷の包装
低い位置の積荷へのストレッチフィルムの巻き付け作業は、第一の保持体1の把持部1eを片手で持ち、他方の手でロールを押さえ、図7の(ハ)に示すように、ロールを下方に向けて横方向に引いて行く。
その際に親指でロールRを押え、ストレッチフィルムに張力を与えて積荷を巻いて行く。
以上種々の使用方法を説明したが、本発明は、上記の如く、使用するストレッチフィルムロールRのサイズや積荷の状態に応じて多様な使用方法が可能となる。
本発明は、ストレッチフィルム包装機であるが、ストレッチフィルムに換えて幅広テープを包装対象物に巻き付けるのに使用することも可能である。
1 第一の保持体
1a 先端部
1b 基端部
1c 先端部側の直線状部分
1d 基端部側の直線状部分
1e 把持部
1f 直線状部分に繋がる屈曲部
2 第二の保持体
2a 先端部
2b 基端部
2c 先端部側の直線状部分
2d 基端部側の直線状部分
2e 把持部
2f 直線状部分に繋がる屈曲部
3 ロール支持体
3a 胴部
3b つば部
3c つば部の外周面
4 ロール支持体
4a 胴部
4b つば部
4c つば部の外周面
5 止め部材
6 止め環
7 止めネジ
8 固定部手段
9 偏芯締付レバー
9a 偏芯部
10 出没嵌合部分
R ロール
F ストレッチフィルム
S 芯
W 包装対象物
1a 先端部
1b 基端部
1c 先端部側の直線状部分
1d 基端部側の直線状部分
1e 把持部
1f 直線状部分に繋がる屈曲部
2 第二の保持体
2a 先端部
2b 基端部
2c 先端部側の直線状部分
2d 基端部側の直線状部分
2e 把持部
2f 直線状部分に繋がる屈曲部
3 ロール支持体
3a 胴部
3b つば部
3c つば部の外周面
4 ロール支持体
4a 胴部
4b つば部
4c つば部の外周面
5 止め部材
6 止め環
7 止めネジ
8 固定部手段
9 偏芯締付レバー
9a 偏芯部
10 出没嵌合部分
R ロール
F ストレッチフィルム
S 芯
W 包装対象物
Claims (3)
- 出没嵌合可能な大径と小径の2本のパイプの基端部側と先端部側が平行な直線状となるように折り返してコ字形に屈曲させた第一の保持体と第二の保持体を、基端部の直線状部分同士を嵌合させたとき、第一の保持体と第二の保持体のいずれか一方の先端部側の直線状部分を、他方の先端部側の直線状部分よりも長く形成すると共に基端部側の直線状部分を最大限に差し込んだとき第一の保持体と第二の保持体の先端部側の直線状部分同士が当らない長さとし、
第一の保持体と第二の保持体のうち大径側の保持体の基端部に、差し込まれた小径側の保持体の基端部側の直線状部分を押圧して自由な出没位置で固定可能とする固定手段を設け、
第一の保持体と第二の保持体の各先端部側の直線状部分に、両側の止め部材に挟まれて軸方向の移動が停止されたボビン状のロ−ル支持体を回転可能に配設し、該ロ−ル支持体は胴部の両側にストレッチフィルムのロールの芯を摩擦抵抗で固定可能な外径のつば部を備え、
第一の保持体と第二の保持体の折り返し屈曲部に、該屈曲部を待った人の指が前記ロ−ル支持体に装填したストレッチフィルムのロールに届く形状の把持部を形成したことを特徴とするストレッチフィルム包装機。 - 固定手段が、第一の保持体と第二の保持体のうち小径側の保持体の直線状部分を偏芯部の回転で締め付ける偏芯締付レバーを備えてなることを特徴とする請求項1に記載のストレッチフィルム包装機。
- 止め部材が、第一の保持体と第二の保持体の先端部側の直線状部分に夫々嵌合可能な径の止め環と、該止め環に貫設したネジ孔に直線状部分を締め付ける止めネジを螺着してなることを特徴とする請求項1又は2に記載のストレッチフィルム包装機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016212789A JP2018070335A (ja) | 2016-10-31 | 2016-10-31 | ストレッチフィルム包装具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016212789A JP2018070335A (ja) | 2016-10-31 | 2016-10-31 | ストレッチフィルム包装具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018070335A true JP2018070335A (ja) | 2018-05-10 |
Family
ID=62113817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016212789A Pending JP2018070335A (ja) | 2016-10-31 | 2016-10-31 | ストレッチフィルム包装具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018070335A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020033158A (ja) * | 2018-08-30 | 2020-03-05 | 株式会社沖データ | 媒体搬送装置およびそれを備えた画像形成装置 |
-
2016
- 2016-10-31 JP JP2016212789A patent/JP2018070335A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020033158A (ja) * | 2018-08-30 | 2020-03-05 | 株式会社沖データ | 媒体搬送装置およびそれを備えた画像形成装置 |
JP7087838B2 (ja) | 2018-08-30 | 2022-06-21 | 沖電気工業株式会社 | 媒体搬送装置およびそれを備えた画像形成装置 |
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