JP7087838B2 - 媒体搬送装置およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷用のシート状の用紙やロール紙等の媒体を搬送する媒体搬送装置およびそれを備えた画像形成装置に関する。
従来の媒体搬送装置は、駆動ローラと、駆動ローラから離間する方向に付勢された従動ローラとの間に無端状の搬送ベルトを掛渡し、従動ローラの少なくとも一端にサブテンショナを設けて構成し、従動ローラの軸方向の傾きによるベルト側端部の上下方向の変位に応じて、サブテンショナのベルト当接部によりベルト側端部をフランジから離間させる方向に付勢して、ベルトの蛇行を防止している(例えば、特許文献1参照。)。
特許第5727950号公報(段落0023、0039、0046、0068、0069、第1図、第9図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、サブテンショナのような複雑な機構を用いてベルトの蛇行を防止しているため、プリンタ等の画像形成装置が大型化するという問題がある。
また、画像形成装置の小型化、軽量化を図るために、従動ローラにサブテンショナを設けずに、図15に示すように、一端にフランジ部61を設けた円筒状のローラ部材62を樹脂材料で形成し、中央で合わせて従動ローラとして用いると、樹脂成型時の金型の抜き勾配によって、シャフト63とローラ部材62の内周面62aとの間に隙間が生じるため、搬送ベルト64が一方のフランジ側61に寄って、搬送ベルト64の側端がフランジ部61に突き当たると、その側圧により2つのローラ部材62の中央部の合せ面にズレが生じ、図16に示すように、フランジ部61の姿勢が傾き、図16の拡大図に示すように、搬送ベルト64の側端部に局所的な曲りが生じ、搬送ベルト64が回転してフランジ部61を通過すると、側端部は元の平坦な状態に復帰する。
そのため、本発明は、搬送ベルトと、前記搬送ベルトの内周面を回転可能に支持する複数のローラを備えた媒体搬送装置であって、前記複数のローラの少なくとも一つは、回転軸と、前記回転軸を中心に回転する第1のローラ部材と、第2のローラ部材と、を有し、前記第1のローラ部材と、前記第2のローラ部材を樹脂材料で形成し、前記第1のローラ部材は、一端に設けられた、前記回転軸の軸方向への前記搬送ベルトの移動を規制する規制部と、外径の異なる第1の嵌合部および第2の嵌合部を有し、前記第2のローラ部材は、内径の異なる第3の嵌合部および第4の嵌合部を有し、前記第1のローラ部材の第1の嵌合部および第2の嵌合部と、前記第2のローラ部材の第3の嵌合部および第4の嵌合部は、それぞれ樹脂成型における抜き勾配を有し、前記第2のローラ部材の前記軸方向の両端に、前記第1のローラ部材を、前記規制部を前記軸方向の外側にして挿入し、前記抜き勾配を利用した締まりバメとして、前記第1の嵌合部と前記第3の嵌合部、および前記第2の嵌合部と前記第4の嵌合部をそれぞれ嵌合させることを特徴とする。
本発明は、上記課題を解決するために、搬送ベルトと、前記搬送ベルトの内周面を回転可能に支持する複数のローラを備えた媒体搬送装置であって、前記複数のローラの少なくとも一つは、回転軸と、前記回転軸を中心に回転する第1のローラ部材と、第2のローラ部材と、を有し、前記第1のローラ部材は、一端に設けられた、前記回転軸の軸方向への前記搬送ベルトの移動を規制する規制部と、外径の異なる第1の嵌合部および第2の嵌合部を有し、前記第2のローラ部材は、内径の異なる第3の嵌合部および第4の嵌合部を有し、前記第2のローラ部材の前記軸方向の両端に、前記第1のローラ部材を、前記規制部を前記軸方向の外側にして挿入し、前記第1の嵌合部と前記第3の嵌合部、および前記第2の嵌合部と前記第4の嵌合部をそれぞれ嵌合させることを特徴とする。
これにより、本発明は、簡素な構成で搬送ベルト18の蛇行を規制することができ、装置の小型化を図ることができるという効果が得られる。
実施例のプリンタの概略構成を示す説明図 実施例のプリンタの正面側から見た外観図 実施例のプリンタの背面側から見た外観図 実施例のベルトユニットの外観図 実施例のベルト装置を示す外観図 実施例のベルト装置の従動ローラの断面を示す外観図 実施例の従動ローラの軸方向断面を示す説明図 実施例のAローラを示す外観図((a)は軸方向一端から見た外観図、(b)は軸方向他端から見た外観図) 実施例のBローラを示す外観図((a)は軸方向一端から見た外観図、(b)は軸方向他端から見た外観図) 実施例のAローラとBローラの組立状態を示す外観図 実施例のベルト装置の側面を示す説明図 実施例のAローラとBローラの2重嵌合状態を示す説明図 実施例のベルト装置における搬送ベルトの移動を示す説明図((a)は軸方向左側に移動した状態、(b)は軸方向右側に移動した状態) 実施例の継ぎ目と搬送ベルト位置関係を示す説明図 従来のベルト装置の従動ローラの軸方向断面を示す説明図 従来のベルト装置の問題点を示す説明図
以下に、図面を参照して本発明による媒体搬送装置および画像形成装置の実施例について説明する。
以下に、図1ないし図14を用いて本実施例のベルト装置およびプリンタについて説明する。
本実施例の画像形成装置としてのプリンタ1は、電子写真方式のプリンタであって、装置本体1aと、その側方に配置された、装置本体1aへ媒体としてのシート状の用紙を供給する給紙部2と、を有しており、図1ないし図3に示す構成を備えている。
また、プリンタ1の装置本体1aの正面側の上部には、操作表示部3が配置されている。
操作表示部3は、図2、図3に示すように、表面にタッチパネルが設けられたLCD等の表示画面3aと、利用者によるキー操作を受付けるための操作キー3b等を備えており、表示画面3aに、プリンタ1の状況や、利用者に対する所定の情報、入力画面等の各種の画面を表示する共に、タッチパネルと操作キー3bからなる入力手段により、利用者からの指示入力等を受付ける機能を有している。
プリンタ1の給紙部2には、用紙搬送路4の搬送方向(図1において、右から左に向かう方向)に沿って、給紙センサ5、搬送ローラ6、カッタセンサ7、搬送ローラ8、カッタ9が順に配置されている。
給紙センサ5は、用紙搬送路4の最上流部である用紙供給口4aの近傍に配置され、用紙供給口4aおける用紙の存否を検出する機械式または光学式のセンサである。
搬送ローラ6は、給紙センサ5とカッタセンサ7の間に配置され、対向配置されたローラ対の間に用紙を挟持して搬送する。
カッタセンサ7は、カッタ9の搬送方向の上流側(以下、単に上流側ともいう。)に配置され、用紙搬送路4を搬送される用紙の先端を検出する機械式または光学式のセンサである。
搬送ローラ8は、カッタセンサ7とカッタ9との間に配置され、対向配置されたローラ対の間に用紙を挟持して搬送する。
カッタ9は、図示しないカッタモータにより回転駆動される回転刃9aと、回転刃9aを押圧する揺動刃9bとを有するロータリカッタであって、回転刃9aと揺動刃9bで用紙を切断する。
プリンタ1の装置本体1aには、図1に示すように、上部に、印刷する現像剤像としてのトナー像を形成する画像形成部11が配置され、その下方には、用紙搬送路4の搬送方向に沿って、搬送ローラ12、書出しセンサ13、画像形成部11で形成されたトナー像を用紙上に転写する複数の転写ローラ14、定着部15、排出検知センサ16、排出ローラ17等が配置され、画像形成部11と転写ローラ14との間には、搬送ベルト18が設けられている。
また、搬送ベルト18の画像形成部11の反対側の下面側には、濃度検出部19とクリーニング部21が配置され、クリーニング部21の下方には、プリンタ1の制御部22が設けられている。
本実施例の画像形成部11には、複数の設定色、つまりイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)からなる現像剤としてのトナーをそれぞれ収容した3つの現像ユニット23y、23m、23cが搬送方向に沿って配置され、各現像ユニット23の感光体ドラムと搬送ベルト18を挟んで対向する位置には、それぞれ転写ローラ14が配置されている。
搬送ローラ12は、カッタ9と画像形成部11との間に配置され、対向配置されたローラ対の間に用紙を挟持して搬送する。
書出しセンサ13は、画像形成部11の上流側に配置された機械式または光学式のセンサでセンサであって、画像形成部11へ搬送される用紙の先端を検出する。
定着部15は、画像形成部11で転写ローラ14により用紙上に転写されたトナー像を、ヒータ等による熱と、対向配置された2つのローラ同士による圧力によって用紙上に定着させる。
排出検知センサ16は、定着部15の下流側に配置された機械式または光学式のセンサであって、定着部15から排出され、排出ローラ17により搬送される用紙の後端を検出するセンサである。
排出ローラ17は、用紙搬送路4の最下流側に配置され、対向配置されたローラ対の間に用紙を挟持して、印刷済みの用紙を装置本体1aの外部に排出する。
濃度検出部19は、トナーの濃度調整時に、搬送ベルト18上に転写された各設定色のトナーの濃度を検出する光学式のセンサである。
クリーニング部21は、ベルトクリーニングブレード21aと廃トナータンク21bからなり、そのベルトクリーニングブレード21aは、搬送ベルト18を挟んでクリーニングローラ21cに対向して、搬送ベルト18の表面に摺接するように配置されており、搬送ベルト18の表面に付着したトナーを廃トナータンク21b内に掻き落して除去する。
制御部22は、図示しない記憶部に格納されたプログラムによりプリンタ1内の各部を制御して、印刷処理等を実行する機能を有する。
以下に、本実施例のプリンタ1による印刷動作について説明する。
図示しないパーソナルコンピュータ等の上位装置から印刷命令を受信すると、プリンタ1の制御部22は、印刷動作を開始し、給紙部2の給紙センサ5が用紙を検出すると、その用紙を搬送ローラ6、8によりカッタ9を通過させて、画像形成部11の方向へ搬送し、装置本体1aに設けられた搬送ローラ12に引渡す。
搬送ローラ12に引渡された用紙の先端を書出センサ13が検出すると、制御部22は画像形成動作を開始し、搬送ローラ12から搬送ベルト18に受渡された用紙を、搬送ベルト18により搬送して、画像形成部11の現像ユニット23y、23m、23cを順に通過させる。
このとき、各現像ユニット23では、感光体ドラムの表面に、各設定色のトナー像が形成され、形成された各設定色のトナー像は、転写ローラ14によって用紙上に順次に転写され、用紙上にカラーのトナー像が形成される。
転写後に搬送ベルト18上に付着したトナーは、ベルトクリーニングブレード21aによって除去され、廃トナータンク21b内に回収される。
一方、カラーのトナー像が転写された用紙は、定着部15へ搬送され、定着部15によってトナー像が用紙に定着されて用紙上に画像が印刷される。
画像が印刷された印刷済みの用紙は、排出ローラ17に挟持され、排出ローラ17により装置本体1aの外部へ排出される。
このとき、制御部22は、排出検知センサ16からの出力により印刷済みの用紙の外部への排出を確認する。
このようにして、本実施例のプリンタ1による印刷動作が行われる。
上記の印刷動作における画像形成部11下の用紙の搬送は、図4に示すベルトユニット24により行われ、ベルトユニット24には、駆動ローラ25の駆動軸25aを、図示しないベルトモータにより回転駆動する駆動ギヤ列25bが設けられている。
また、駆動ローラ25および従動ローラ26は、用紙の搬送方向の、搬送ベルト18上を搬送される用紙の面に沿った直交方向である軸方向(搬送ベルト18の幅方向、もしくは用紙の幅方向ともいう。)に伸張する駆動軸25aおよび回転軸26aを中心に回転する。
本実施例のベルトユニット24の搬送ベルト18は、図5に示すように、駆動ローラ25と、駆動ローラ25により回転する搬送ベルト18の摩擦力によって従動回転する従動ローラ26との間に掛け渡された樹脂製の無端ベルトであって、静電気による吸着によって、画像形成部11下の用紙を定着部15の方向に搬送する用紙搬送路4としても機能する。
駆動ローラ25は、円筒面からなる外周面を有するローラであって、その駆動軸25aの両端部は、ベルトユニット24の樹脂で形成されたフレーム24aの側壁の一端に設けられた軸受穴27に回転可能に支持される(図8参照)。
また、円筒面からなる外周面は、搬送ベルト18の内面との摩擦面として機能する。
従動ローラ26は、図6、図7に示すように、第1のローラ部材としてのAローラ30と、第2のローラ部材としてのBローラ40とで構成され、Bローラ40の軸方向の両端部にそれぞれAローラ30が挿入される。
また、従動ローラ26の回転軸26aの両端部は、図8に示すように、フレーム24aの側壁の他端に設けられた軸受部28に回転可能に支持される。
この軸受部28は、中央に軸受穴を設けた矩形の樹脂部材であって、その上下の2辺がフレーム24aの搬送方向に形成された矩形の長穴28aの上下の長辺に摺動可能に嵌合し、長穴28a内の、軸受部28の駆動ローラ25側に設けられた圧縮コイルスプリング等の弾性部材29で、駆動ローラ25の反対側に向けて付勢される。
これにより、従動ローラ26は、駆動ローラ25から離間する方向に付勢され、搬送ベルト18に所定の張力が付与されると共に、駆動ローラ25の駆動軸25aと、従動ローラ26の回転軸26aの平行度が担保される。
本実施例の媒体搬送装置としてのベルト装置は、駆動ローラ25と従動ローラ26の間に掛渡され、弾性部材29で付勢された従動ローラ26により所定の張力が付与された搬送ベルト18等により構成される。
回転軸26aは、鋼材等の金属材料で形成された段付棒状部材であって、図7に示すように、両端部をそれぞれ軸方向と平行に切欠いた切欠部26bが設けられている。
Aローラ30は、図7、図9に示すように、一端に、搬送ベルト18の軸方向への移動を規制する、規制部としてのフランジ部31が設けられた樹脂製の円筒状部材であって、そのフランジ部31の軸方向の内側の立設面は、搬送ベルト18の側端を案内するガイド面31aとして機能する。
このAローラ30の樹脂成型は、金型の型割の割面をフランジ部31の大径部とし、内周面および外周面は、軸方向に引抜いて行われる。
Aローラ30の外周面には、ガイド面31aに隣接して搬送ベルト18の内面が接触する接触部32が設けられ、接触部32に隣接して形成された複数の突起部33(本実施例では6箇所等配、図11参照)には、接触部32より小径の外径を有する第1の嵌合部34が設けられ、従動ローラ26の中央部側に、第1の嵌合部34より小径の外周面を有する第2の嵌合部35が設けられる。
また、Aローラ30の内周面のフランジ部31の半径方向の内側には、回転軸26aの切欠部26bに嵌合する平面である嵌合面36が形成される(図9(b)参照)。
更に、Aローラ30のフランジ部31の軸方向の外側には、軸受部28の内側面に当接する当接面37が設けられる(図14参照)。
Bローラ40は、図7、図10に示すように、内周面の軸方向の中央部に、回転軸26aの外周面に嵌合する嵌合穴41が設けられた樹脂製の円筒状部材であって、その内周面の軸方向の一端には複数の突出部42(本実施例では3箇所等配)が設けられる(図10(a)参照)。
このBローラ40の樹脂成型は、外周面の金型の型割の割面を、外径の直径方向として半径方向に引抜き、内周面の割面を嵌合穴41の中央として、軸方向の両方向に引抜いて行われる。
これにより、Bローラ40の外周面は、円筒面として形成され、搬送ベルト18の内面との摩擦面として機能する。
なお、Bローラ40の外周面を、割面を外径の直径方向として半径方向に引抜いて形成するには、軸方向の中央部を割面として軸方向の両方向に引抜いて形成すると、外周面の中央部が膨らんで樽型状になるため、搬送ベルト18の回転時に、その姿勢が軸方向の左右に振れて安定しないからである。
このため、本実施例では、搬送ベルト18の側端を、左右いずれかのフランジ部31のガイド面31aに案内させて、搬送ベルト18を片方に寄せた状態で回転させるようにしている。
また、Bローラ40の一方の端部の突出部42の間の内周面、および他方の端部の内周面は、Aローラ30の第1の嵌合部34が嵌合する第3の嵌合部44として形成される(図10参照)。
更に、Bローラ40の嵌合穴41の軸方向の外側に隣接して設けられた両側の内周面は、Aローラ30の第2の嵌合部35が嵌合する第4の嵌合部45として形成される。
上記のAローラ30のBローラ40への組付は、以下のように行われる。
すなわち、Bローラ40の嵌合穴41を、回転軸26aの外周面に嵌合させて挿入し、挿入したBローラ40の一端に、Aローラ30をフランジ部31の反対側から挿入して、回転軸26aの切欠部26bに嵌合面36を嵌合させる。
このとき、図11に示すように、Bローラ40の突出部42にAローラ30の突起部33が係合し、その状態で、Aローラ30の第1の嵌合部34とBローラ40の第3の嵌合部44、およびAローラ30の第2の嵌合部35とBローラ40の第4の嵌合部45を嵌合させて押込む。
そして、Bローラ40の他端に、もう一つのAローラ30をフランジ部31の反対側から挿入して、回転軸26aの切欠部26bに嵌合面36を嵌合させ、Aローラ30の第1の嵌合部34とBローラ40の第3の嵌合部44、およびAローラ30の第2の嵌合部35とBローラ40の第4の嵌合部45を嵌合させて押込み、図7に示す状態に組付ける。
これにより、Bローラ40の外周面に搬送ベルト18との摩擦により伝達された回転駆動力は、一方のAローラ30とBローラ40の、突起部33と突出部42との係合により当該Aローラ30に伝達され、伝達された回転駆動力は、当該Aローラ30の嵌合面36と切欠部26bとの嵌合を介して回転軸26aに伝達され、他方のAローラ30には、回転軸26aの切欠部26bと嵌合面36との嵌合を介して伝達される。
また、図12に、抜き勾配を設けた状態で示すように、Aローラ30とBローラ40との嵌合は、第1の嵌合部34と第3の嵌合部44による嵌合領域51aと、第2の嵌合部35と第4の嵌合部45による嵌合領域51bとで、2重嵌合になっており、それぞれの嵌合は、抜き勾配による円錐面を利用した締りバメとなる。
このような組立体からなる従動ローラ26は、Bローラ40の嵌合穴41と回転軸26aの外周面との嵌合により軸方向の中央部を支持され、左右のAローラ30のフランジ部31の半径方向内側の内周面と回転軸26aの外周面との嵌合により軸方向の両端部を支持された状態で、回転軸26aの両端部を軸受部28に回転可能に支持されてベルトユニット24のフレーム24a内側に組み込まれる(図14参照)。
この場合に、左右のAローラ30の接触面32とBローラ40の軸方向の側端との継ぎ目52は、図13に示すように、搬送ベルト18の側端が、一方のフランジ部31のガイド面31aまで移動、例えば図13(a)に示す左側に移動しても、右側の側端が、右側の継ぎ目52に達しない位置に設けられる。図13(b)に示す右側に移動した場合も同様である。
すなわち、図14に示すように、搬送ベルト18が右側に移動して、右側のAローラ30のガイド面31aに接触した場合の、搬送ベルト18のベルト幅をWb、Bローラ40の軸方向長さをLbr、Aローラ30の接触面32の軸方向長さをS、継ぎ目52の隙間をTとすると、
Lbr+2T+S < Wb ・・・・・・・・・・・・・・・(1)
となる関係が成立するように、ベルト幅Wbを基に、各部の寸法を決定する。なお、本実施例の搬送ベルト18のベルト幅Wbは、90mm程度である。
上記のように、本実施例のベルト装置は、その従動ローラ26を、Bローラ40の両端に2つのAローラ30をそれぞれ挿入して構成し、それぞれのAローラ30とBローラ40を両端部と中央部で2重嵌合としたので、Aローラ30とBローラ40からなる従動ローラ26を回転軸26aに対して剛に取付けることができ、搬送ベルト18の回転中に蛇行が生じて、搬送ベルトの側端が一方のフランジ部31のガイド面に突き当たったとしても、その側圧により回転軸26aが軸方向に傾くことはなく、安定した姿勢で回転するフランジ部31のガイド面31aによって、搬送ベルト18の片側端を案内しながら、搬送ベルト18を安定した姿勢で回転させることができる。
以上説明したように、本実施例では、簡素な構成で搬送ベルト18の蛇行を規制することができ、装置の小型化を図ることができると共に、搬送ベルト18の長寿命化を図ることができる。
上記実施例においては、搬送ベルト18は、2つのローラ間に掛渡すとして説明したが、ローラを3つとして、側面視で三角形状に掛渡すようにしてもよい。
また、上記実施例においては、画像形成装置は、3つの現像ユニット23を用い、搬送ベルト18により搬送された用紙等の媒体に現像ユニット23でトナー像を転写するプリンタであるとして説明したが、画像形成装置は前記に限らず、中間転写ベルトを介して媒体にトナー像を転写するプリンタや、1つの現像ユニット23を用いるモノクロプリンタ、2または4以上の現像ユニット23を用いるプリンタ等であってもよい。
更に、上記実施例においては、媒体搬送装置をプリンタに適用した場合を例に説明したが、複写機や、複合機、自動原稿読取装置に設けられた媒体搬送装置等にも適用可能である。
更に、上記実施例においては、給紙部2から供給される媒体は、シート状の用紙であるとして説明したが、媒体は前記に限らず、連続紙からなるロール紙を供給するようにしてよい。この場合には、カッタ部9でロール紙を切断するようにするとよい。
1 プリンタ
1a 装置本体
2 給紙部
3 操作表示部
3a 表示画面
3b 操作キー
4 用紙搬送路
4a 用紙供給口
5 給紙センサ
6、8、12 搬送ローラ
7 カッタセンサ
9 カッタ
9a 回転刃
9b 揺動刃
11 画像形成部
13 書出しセンサ
14 転写ローラ
15 定着部
16 排出検知センサ
17 排出ローラ
18、64 搬送ベルト
19 濃度検出部
21 クリーニング部
21a ベルトクリーニングブレード
21b 廃トナータンク
21c クリーニングローラ
22 制御部
23、23y、23m、23c 現像ユニット
24 ベルトユニット
24a フレーム
25 駆動ローラ
25a 駆動軸
25b 駆動ギヤ列
26 従動ローラ
26a 回転軸
26b 切欠部
27 軸受穴
28 軸受部
28a 長穴
29 付勢部材
30 Aローラ
31、61 フランジ部
31a ガイド面
32 接触面
33 突起部
34 第1の嵌合部
35 第2の嵌合部
36 嵌合面
37 当接面
40 Bローラ
41 嵌合穴
42 突出部
44 第3の嵌合部
45 第4の嵌合部
51 嵌合領域
52 継ぎ目
62 ローラ部材
62a 内周面
63 シャフト

Claims (7)

  1. 搬送ベルトと、前記搬送ベルトの内周面を回転可能に支持する複数のローラを備えた媒体搬送装置であって、
    前記複数のローラの少なくとも一つは、回転軸と、前記回転軸を中心に回転する第1のローラ部材と、第2のローラ部材と、を有し、
    前記第1のローラ部材と、前記第2のローラ部材を樹脂材料で形成し、
    前記第1のローラ部材は、一端に設けられた、前記回転軸の軸方向への前記搬送ベルトの移動を規制する規制部と、外径の異なる第1の嵌合部および第2の嵌合部を有し、
    前記第2のローラ部材は、内径の異なる第3の嵌合部および第4の嵌合部を有し、
    前記第1のローラ部材の第1の嵌合部および第2の嵌合部と、前記第2のローラ部材の第3の嵌合部および第4の嵌合部は、それぞれ樹脂成型における抜き勾配を有し、
    前記第2のローラ部材の前記軸方向の両端に、前記第1のローラ部材を、前記規制部を前記軸方向の外側にして挿入し、前記抜き勾配を利用した締まりバメとして、前記第1の嵌合部と前記第3の嵌合部、および前記第2の嵌合部と前記第4の嵌合部をそれぞれ嵌合させることを特徴とする媒体搬送装置。
  2. 請求項1に記載の媒体搬送装置において、
    前記第2のローラ部材の外周面を円筒面として形成すると共に、内周面の前記軸方向の中央部に嵌合穴を設け、
    前記第1のローラ部材の前記規制部側の内周面と前記嵌合穴とを、前記回転軸の外周面に嵌合させることを特徴とする媒体搬送装置。
  3. 請求項1または請求項2のいずれか一項に記載の媒体搬送装置において、
    前記第2のローラ部材と、前記第2のローラ部材の両側の前記第1のローラ部材との継ぎ目を、前記搬送ベルトが前記軸方向に移動して一方の側端が前記規制部に接触したときに、他方の側端が、前記他方の側の前記継ぎ目に達しない位置に設けたことを特徴とする媒体搬送装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の媒体搬送装置において、
    前記第1のローラ部材の内周面に、平面からなる嵌合面を設けると共に、前記回転軸の外周面に、前記軸方向と平行に切欠いた切欠部を設け、
    前記嵌合面と前記切欠部とを嵌合させて、前記回転軸を回転させることを特徴とする媒体搬送装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の媒体搬送装置において、
    前記第1のローラ部材の外周面に複数の突起部を設ける共に、前記第2のローラ部材の内周面に複数の突出部を設け、
    前記突起部と前記突出部とを係合させて、前記第1のローラ部材と前記第2のローラ部材を回転させることを特徴とする媒体搬送装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の媒体搬送装置において、
    前記回転軸と前記第1のローラ部材と前記第2のローラ部材とを有するローラは、前記搬送ベルトの回転に従動して回転する従動ローラであることを特徴とする媒体搬送装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の媒体搬送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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