JP2018070100A - 燃料タンク用弁装置 - Google Patents

燃料タンク用弁装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018070100A
JP2018070100A JP2016216285A JP2016216285A JP2018070100A JP 2018070100 A JP2018070100 A JP 2018070100A JP 2016216285 A JP2016216285 A JP 2016216285A JP 2016216285 A JP2016216285 A JP 2016216285A JP 2018070100 A JP2018070100 A JP 2018070100A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
float valve
float
opening
valve seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016216285A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6765937B2 (ja
Inventor
栄允 崔
Young Yoon Choi
栄允 崔
慶柱 宋
Gyeong-Ju Song
慶柱 宋
健太 三原
Kenta Mihara
健太 三原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Piolax Inc
Original Assignee
Piolax Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Piolax Inc filed Critical Piolax Inc
Priority to JP2016216285A priority Critical patent/JP6765937B2/ja
Publication of JP2018070100A publication Critical patent/JP2018070100A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6765937B2 publication Critical patent/JP6765937B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

【課題】弁座を各々有する2つのフロート弁を備え、燃料液面が所定位置まで下がれば一方の弁座を確実に開くことができる燃料タンク用弁装置を提供する。【解決手段】この弁装置10は、第1弁座23aを有するハウジング15と、収容部47及び第2弁座65aを有する第1フロート弁40と、第2フロート弁70とを備え、第1フロート弁40はアッパー部材60とそれに対して昇降可能なロアー部材41とを有し、ロアー部材41は押圧部53を有し、第2フロート弁70は押圧部53に当接する受け部を有し、第1弁座23a及び第2弁座65aの閉塞状態で、アッパー部材60に対するロアー部材41の下降距離Aよりも、第2フロート弁70に対してロアー部材41の下降距離Bの方が短い。【選択図】図8

Description

本発明は、自動車等の燃料タンクに取付けられ、機能が異なる2つの弁を備える、燃料タンク用弁装置に関する。
自動車の燃料タンクには、燃料タンク内の液面が、予め設定された満タン液面よりも上昇しないように、燃料タンク内への過給油を防止する満タン規制弁や、自動車が旋回したり傾いたりしたときに、燃料タンク内の燃料が、燃料タンク外へ漏れるのを防止する燃料流出防止弁等が取付けられている。各弁は単独であることが多いが、2つの弁を備える弁装置も知られている。
例えば、下記特許文献1には、内部に燃料タンク内に連通する弁室を有し、上壁部の中央に、弁室と外部通路とを連通させる内側接続通路を形成し、その周囲に外側接続通路を形成したケーシングと、前記弁室に昇降可能に収納されて、前記外側接続通路を開閉する外側フロート部と、この外側フロート部の内側に、昇降可能に収納されて、前記内側接続通路を開閉する内側フロート部とを備えた、燃料遮断弁が記載されている。そして、燃料タンク内に燃料が供給され、燃料液位が第1液位に達すると、外側フロート部が上昇して外側接続通路を閉じて、それ以上の燃料供給が規制される。一方、車両の旋回等によって、燃料タンク内で燃料が揺動して、燃料液位が第2液位に達すると、外側フロート部及び内側フロート部の両方が上昇して、外側接続通路及び内側接続通路を閉じることで、タンク外への燃料流出防止されるようになっている。
特開2009−202703号公報
上記燃料遮断弁の場合、外側フロート部及び内側フロート部の両方が上昇して、外側接続通路及び内側接続通路を閉じた状態では、燃料タンク内の燃料蒸気をタンク外に排出できず、燃料タンク内の圧力が上昇するため、どちらかの接続通路を開く必要がある。
この場合、燃料液位が第2液位よりも下がれば、内側フロート部が先に下降するはずであるが、タンク内圧が高いと、内側フロート部が内側接続通路の開口周縁部に貼り付いてしまって、内側フロート部を、その自重だけでは下降させることができないことがあった。
したがって、本発明の目的は、異なる弁座を各々有する2つのフロート弁を備える弁装置において、各フロート弁が各弁座をそれぞれ閉じ、タンク内圧が高い状態であっても、燃料液面が所定位置まで下がれば、少なくとも一方の弁座を確実に開くことができる、燃料タンク用弁装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の燃料タンク用弁装置は、仕切壁を介して、下方に燃料タンクに連通する弁室、上方に燃料蒸気排出口に連通する通気室が設けられ、前記仕切壁に前記弁室と前記通気室を連通する第1開口が設けられ、該第1開口の周縁に第1弁座が形成されたハウジングと、前記弁室に昇降可能に収容され、前記第1弁座を開閉し、かつ、内部に収容部が形成されると共に、該収容部と前記通気室を連通させる第2開口が設けられ、該第2開口の周縁に第2弁座が形成された第1フロート弁と、前記第1フロート弁の収容部内に昇降可能に配置され、前記第2弁座を開閉する第2フロート弁とを備え、前記第1フロート弁は、アッパー部材と、該アッパー部材に対して所定距離だけ昇降可能に装着されたロアー部材とを有し、前記ロアー部材は、フロート本体を有し、該フロート本体の内部に、前記第2フロート弁を所定距離だけ昇降可能に収容する前記収容部が形成され、下降時に前記第2フロート弁を押圧する押圧部が設けられており、前記アッパー部材は、前記第1弁座に当接するシール部と、前記第2開口とを有し、前記第2フロート弁は、前記ロアー部材が下降するとき、前記ロアー部材の前記押圧部に当接する受け部を有しており、前記第1フロート弁のロアー部材及びアッパー部材が最大限に上昇して前記第1弁座が前記第1フロート弁によって閉じられ、前記第2フロート弁は前記ロアー部材に対して更に上昇して前記第2弁座を閉じるように構成されており、前記第1フロート弁のロアー部材、アッパー部材及び前記第2フロート弁がいずれも最大限に上昇して、前記第1弁座が前記第1フロート弁によって閉じられ、かつ、前記第2弁座が前記第2フロート弁で閉じられた状態で、前記アッパー部材に対して前記ロアー部材が独自に下降可能な距離よりも、前記第2フロート弁に対して前記ロアー部材が独自に下降可能な距離の方が短く設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、燃料液面が上昇して満タン規制すべき高さになると、第1フロート弁が上昇して第1弁体によって第1開口が閉じて、満タン規制がなされる。このとき、第2開口は開いた状態を維持する。
そして、車両旋回や燃料揺動等によって、燃料液面が上記よりも更に上昇したときは、第1フロート弁が上昇して第1弁座が閉じるだけでなく、第1フロート弁に対して第2フロート弁が更に上昇して、第2フロート弁によって第2弁座も閉じる。これによって、燃料が通気室側に漏れることを抑制できる。一方、この状態では、タンク内圧が高く、燃料液面が下がっても、第1フロート弁及び第2フロート弁が、第1弁座や第2弁座を閉じた状態に維持されることがあるが、第1フロート弁をアッパー部材とロアー部材とで構成し、アッパー部に対してロアー部材を所定距離だけ昇降可能として、かつ、同状態で、アッパー部材に対してロアー部材が独自に下降可能な距離よりも、第2フロート弁に対してロアー部材が独自に下降可能な距離の方が短く設定されているため、上記状態から、燃料液面が下がれば、アッパー部材が第1弁座が貼り付いたままでも、ロアー部材が下降して、その押圧部が第2フロート弁の受け部に当接し、第2フロート弁を押圧するので、第2フロート弁には、その自重以外に第1フロート弁のロアー部材による押圧力が加わることになり、その結果、第2フロート弁が下降しやすくなり、第2弁座を確実に開くことができる。
本発明に係る燃料タンク用弁装置の、一実施形態を示す分解斜視図である。 同弁装置を構成する第1フロート弁の分解斜視図である。 同第1フロート弁の断面図である。 燃料タンク用弁装置を構成する第2フロート弁の分解斜視図である。 同第2フロート弁の断面図である。 同弁装置において、第1フロート弁及び第2フロート弁が下降して、第1開口及び第2開口を開いた状態の断面図である。 同弁装置において、第1フロート弁が上昇して第1開口を閉じ、かつ、第2フロート弁が上昇する途中の状態の断面図である。 同弁装置において、第1フロート弁及び第2フロート弁が上昇して、第1開口及び第2開口を閉じた状態の断面図である。 同弁装置において、図8に示す状態から、アッパー部材に対してロアー部材が下降した状態の断面図である。 同弁装置において、図9に示す状態から、ロアー部材を介して第2弁体に押圧力が付与された状態の断面図である。 同弁装置において、図10に示す状態から、更に第2弁体に押圧力が付与されて、第2フロート弁が下降して第2開口を開いた状態の断面図である。 同弁装置において、図11に示す状態から、アッパー部材に対してロアー部材が最大限下降した状態の断面図である。
以下、図1〜12を参照して、本発明の燃料タンク用弁装置の一実施形態について説明する。なお、以下の説明において、「燃料」とは、液体の燃料(燃料の飛沫も含む)を意味し、「燃料蒸気」とは、蒸発した燃料を意味するものとする。
図1及び図6に示すように、この実施形態における燃料タンク用弁装置10(以下、「弁装置10」という)は、略筒状をなし上方に仕切壁21を設けたケーシング20と、該ケーシング20の上方に装着されるカバー部材30と、前記ケーシング20の下方に装着されるキャップ37とを有する、ハウジング15を有している。
そして、図6に示すように、ケーシング20の下方にキャップ37が装着されることで、仕切壁21を介して、ハウジング下方に図示しない燃料タンクに連通する弁室R1が形成され、ケーシング20の上方にカバー部材30が装着されることで、仕切壁21を介して、ハウジング上方に燃料蒸気排出口34に連通する通気室R2が形成されるようになっている。
前記仕切壁21には、円形の第1開口23が形成されており、この第1開口23を通じて、前記弁室R1と前記通気室R2とが連通するようになっている。なお、第1開口23の下面側周縁からは、所定高さで第1弁座23aが突出している。また、ケーシング20の上方外周には、凹溝25を介してシールリング26が装着されている。更に、ケーシング20の外周面には、複数の係止突起27,28が突設されている。
また、図1に示すように、前記カバー部材30は、上方が閉塞し下方が開口した略円筒状をなした筒部31と、該筒部31の下方開口から外径方向に広がったフランジ部32と、該フランジ部32の外周から垂設された複数の係止片33とを有している。そして、係止片33の係止孔33aを、前記ケーシング20の係止突起27に係止させることで、ケーシング20の上方にカバー部材30が装着される。また、図6に示すように、筒部31の周壁に前記燃料蒸気排出口34が形成されており、該燃料蒸気排出口34の表側周縁から、燃料タンク外に配置される配管との接続用の燃料蒸気配管35が延出されている。
更に図1に示すように、前記キャップ37は、その周壁に複数の係止孔38が形成されており、該係止孔38に前記ケーシング20の係止突起28が係止することで、ケーシング20の下方にキャップ37が装着される。また、キャップ37の底面側には、弁室R1に連通する通口39が形成されている(図1参照)。
そして、この弁装置10は、弁室R1に昇降可能に収容され、第1弁座23aを開閉し、かつ、内部に収容部47が形成されると共に、この収容部47と前記通気室R2を連通させる第2開口65が設けられ、この第2開口65の周縁に第2弁座65aが形成された第1フロート弁40と、この第1フロート弁40の収容部47内に昇降可能に配置され、第2弁座65aを開閉する第2フロート弁70とを備えている(図1及び図6参照)。
まず、第1フロート弁40の構造について説明する。図2及び図3に示すように、この第1フロート弁40は、アッパー部材60と、該アッパー部材60に対して所定距離だけ昇降可能に装着されたロアー部材41とを有している。
前記ロアー部材41は、略円筒状をなしており、燃料浸漬時に浮力を生じさせるフロート本体43を有している。このフロート本体43の上方には、段状の肩部43aを介して、フロート本体43の外周よりも縮径した、略円筒状をなした筒状部44が設けられている。また、この筒状部44の上方外周からは、環状に突出した係止部44aが設けられている。この係止部44aは、アッパー部材60に対してロアー部材41が最大限下降した時に、アッパー部材60の後述するフック63bに係止するようになっている(図3及び図12参照)。更に、筒状部44の上端面からは、複数の突出部44bが突出されている。
また、フロート本体43の内部には、第2フロート弁70を所定距離だけ昇降可能に収容する収容部47が設けられている(図3及び図6〜12参照)。図2や図3に示すように、この実施形態の収容部47は、筒状部44の上方開口から、フロート本体43の軸方向所定位置に至る深さで、円形凹状に形成されており、その下端には下側壁部48が形成されている。更に、フロート本体43の底面側には、上方に向いた凹状をなした凹部49が形成されている。この凹部49にはスプリングを配置してもよい。このようなスプリングを配置した場合には、ロアー部材41の燃料浸漬時に、ロアー部材41を上昇させやすくする。
また、収容部47の下側壁部48には、対向して配置された一対の下端開口51,51が、前記凹部49に連通するように形成されている(図3参照)。この下端開口51は、1個又は3個以上であってもよく、特に限定はない。そして、図9〜11に示すように、この下端開口51の下面側周縁が、アッパー部材60に対してロアー部材41が下降するときに、第2フロート弁70を押圧する押圧部53をなしている。すなわち、この押圧部53が、第2フロート弁70に配置された、本発明の「受け部」をなす環状部材80に当接することで、ロアー部材41の自重による押圧力Gが、環状部材80を介して第2フロート弁70に作用するようになっている(図9〜11参照)。
なお、本発明における「押圧部」としては、例えば、下端開口51の周縁部に設けられた突起としたり、或いは、下端開口側ではなく、収容部47の内周面に凸部や凹部を設けておき、これらが第2フロート弁70側の受け部に当接したりするようにしてもよい。すなわち、ロアー部材41の下降時に、第2フロート弁70側の受け部に当接して、ロアー部材41の自重による押圧力Gを作用可能であれば、どのような構造であっても構わない。
一方、前記アッパー部材60は、図2及び図3に示すように、略円筒状をなした筒状部61と、該筒状部61の下端から外方に広がる環状の拡径壁部62と、該拡径壁部62の外周縁から垂設した、複数の通口63aを有する円筒枠状をなし、ロアー部材41の筒状部44の外周に配置される枠状壁部63とを有している。このアッパー部材60は、前記ロアー部材41の上方の筒状部44の外側に、ロアー部材41に対して昇降可能に配置されており、常時はアッパー部材60の拡径壁部62の下面が、ロアー部材41の筒状部44の突出部44bに支持された状態となっている(図6参照)。
また、筒状部61の上方内周には、支持壁部64が設けられている。この支持壁部64の中央に、前記第2開口65が形成されている。なお、第2開口65の下面側周縁からは、筒状をなした第2弁座65aが突設されている。また、この第2開口65の開口面積は、前記第1開口23の開口面積よりも小さく形成されている。
前記支持壁部64には、円板状の板状弁66が配置されている。この板状弁66は、その自重によって、常時は第2開口65の上方開口を閉塞しており、燃料タンク内の圧力上昇に伴って押し上げられることで、第2開口65を開いて、燃料蒸気を燃料タンク外へ逃がすものである。なお、この板状弁66は配置しなくてもよい。また、アッパー部材60には、板状弁66の代わりに、チェックバルブのような2WAYバルブを設けてもよい。更に、筒状部61の上方開口には蓋体67が装着されており、板状弁66の抜け止めが図られている。
また、筒状部61の下端外周には、環状溝61aが形成されている。この環状溝61aに、ゴム等の弾性部材から形成された環状をなした、シール部68が装着されている。このシール部68は、その内周が肉厚形状をなし、該肉厚部から薄肉フランジ状の周縁部が延びており、この周縁部が前記第1弁座23aに接離して、同第1弁座23aを開閉する(第1開口23を開閉する)。なお、この実施形態のシール部68は、アッパー部材60と別体であるが、アッパー部材60と一体的に設けてもよい、例えば、アッパー部材60の肩部(拡径壁部62の外周部)をシール部としてもよい。
更に、図2に示すように、前記枠状壁部63の各通口63aの下方側内周縁からは、フック63bが突設されている。このフック63bには、アッパー部材60に対してロアー部材41が最大限下降した時に、ロアー部材41の係止部44aが係止して(図3及び図12参照)、それによってロアー部材41とアッパー部材60との抜け止めが図られている。
次に、第2フロート弁70の構造について説明する。図4及び図5に示すように、この実施形態の第2フロート弁70は、略円筒状をなし燃料浸漬時に浮力を生じさせるフロート本体71と、該フロート本体71の上方に揺動可能に装着されるシールキャップ75と、前記フロート本体71の下方に装着される、環状をなした環状部材80とを有している。
図4に示すように、前記環状部材80の内周側には、段部81が形成されている。また、環状部材80の一端面側(下面側)には、平坦面状をなした係止面82が形成されている。更に環状部材80の他端面側(上面側)には、周方向の所定箇所が高く、この高い箇所83a(以下、「高所83a」という)に対して、周方向の対向箇所に向けて次第に低くなるように傾斜した、傾斜面83が形成されている(図4及び図5参照)。
前記フロート本体71の上方には、段状の肩部71aを介して、フロート本体71の外周よりも縮径した、略円形状の頭部72が設けられている。この頭部72の上方外周には、環状突起状をなした係止部72aが設けられている。また、頭部72の上面中央には、山形突起状をなした支持部72bが突設されている。なお、図5に示すように、フロート本体71の内側には、その底面から前記支持部72bに至る高さで、上方に向いた凹状をなした肉抜き凹部73が形成されている。
また、前記シールキャップ75は、上方が閉塞し下方が開口した円形キャップ状をなしており、その上壁が、前記第2弁座65aに接離して、同第2弁座65aを開閉する(第2開口65を開閉する)。更にシールキャップ75の周壁には、複数の通口76が形成されており、各通口76の下方側周縁部には、フック76aが突設されている。そして、シールキャップ75を頭部72の外周に被せることで、シールキャップ75の上壁裏面側が支持部72bの頂部に支持されて、頭部72に対してシールキャップ75が揺動可能に装着されるようになっている。なお、頭部72の係止部72aが、シールキャップ75のフック76aに係止可能とされているため、フロート本体71に対してシールキャップ75が抜け止めされている。
なお、上記のようなシールキャップ75はなくともよく、例えば、フロート本体71の上面によって、第2弁座65aを直接開閉させてもよい。
更に、第2フロート弁70の下部には延出片77が設けられており、該延出片77に前記環状部材80が抜け止め状態で配置されるようになっている。図5に示すように、この実施形態では、フロート本体71の軸方向の下端面71bであって、前記肉抜き凹部73の周縁部から、互いに平行となるように一対の延出片77,77が所定長さで延設されている。そして、これらの一対の延出片77,77が、ロアー部材41の収容部47の一対の下端開口51,51の下面側から突出するようになっている(図6参照)。なお、延出片77は1個でも3個以上であってもよく、前記ロアー部材41の下端開口51の個数に応じて設けることができる。
図5に示すように、各延出片77の延出方向先端側の外面側からは、基端側に向けて斜め外方に延出する、片側碇足状をなした爪部78が設けられている。また、各延出片77の外面側であって、前記爪部78から所定長さ離れた位置には、抜け止め突部79が突設されており、該抜け止め突部79の、延出片先端側に隣接した位置には、板状の挿入リブ79aが設けられている。
そして、ロアー部材41の収容部47の上方開口から第2フロート弁70を挿入し、収容部47の下端開口51の下面側から、一対の延出片77,77を突出させた後、これらの一対の延出片77,77を環状部材80の内周に挿入する。それによって、挿入リブ79aが環状部材80の内周に挿入されると共に、爪部78の先端が環状部材80の係止面82に係止され、更に抜け止め突部79が環状部材80の段部81の上方に配置されて、一対の延出片77,77の先端側外周に、環状部材80が抜け止め状態で装着される(図6参照)。また、一対の延出片77,77の先端側に環状部材80を配置したことで、ロアー部材41に対して第2フロート弁70が抜け止め状態で装着される(図6参照)。
更に図9〜11に示すように、アッパー部材60に対してロアー部材41が下降するときに、環状部材80の傾斜面83の高所83aが、ロアー部材41の収容部47の押圧部53に当接して、該押圧部53によって押圧されるので、ロアー部材41の自重による押圧力Gが、環状部材80を介して第2フロート弁70に付与されるようになっている。すなわち、この実施形態においては、環状部材80が本発明における「受け部」をなしている。
ただし、環状部材を配置しなくとも、例えば、延出片77の、ロアー部材41の収容部47の下端開口51から突出する部分に、受け部を設けて、収容部47の下端開口51の周縁の押圧部に当接させてもよく、特に限定はされない。また、前記環状部材80を配置せずに、延出片77の爪部78を、本発明における「受け部」として利用することもできる。
そして、以上のような構造をなした弁装置10は、第1フロート弁40のロアー部材41及びアッパー部材60が最大限に上昇して、第1弁座23aが第1フロート弁40によって閉じられ(図7参照)、この状態で、第2フロート弁70はロアー部材41に対して更に上昇して、第2弁座65aを閉じるように構成されている(図8参照)。
すなわち、図6に示すように、燃料タンク内の燃料液面が上昇せず、第1フロート弁40のロアー部材41及び第2フロート弁70のフロート本体71が燃料に浸漬していない状態では、第1フロート弁40及び第2フロート弁70が共に下降して、第1弁座23aが開くと共に、アッパー部材60の第2弁座65aが開いた状態となっている。そして、上記状態から車両旋回時や燃料揺動時、更には燃料の満タン給油等によって、第1フロート弁40のロアー部材41及び第2フロート弁70に燃料が浸漬すると、ロアー部材41に浮力が生じて上昇し、ロアー部材41の筒状部44の突出部44bを介して、アッパー部材60が押し上げられて上昇して、そのシール部68が第1弁座23aに当接して同第1弁座23aを閉じる(図7参照)。この状態で、ロアー部材41の収容部47に昇降可能に収容された、第2フロート弁70のフロート本体71が、ロアー部材41に対して更に上昇して、第2フロート弁70のシールキャップ75が第2弁座65aに当接して、同第2弁座65aを閉じるように構成されている(図8参照)。
更にこの弁装置10は、図8に示すように、第1フロート弁40のロアー部材41、アッパー部材60、及び、第2フロート弁70がいずれも最大限に上昇して、第1弁座23aが第1フロート弁40によって閉じられ、かつ、第2弁座65aが第2フロート弁70で閉じられた状態で、アッパー部材60に対してロアー部材41が独自に下降可能な距離Aよりも、第2フロート弁70に対してロアー部材41が独自に下降可能な距離Bの方が短く設定されている。
この実施形態では、図8に示すように、第1弁座23a及び第2弁座65aが第1フロート弁40及び第2フロート弁70で閉じられた状態で、アッパー部材60のフック63bと、ロアー部材41の係止部44aとの距離がA、第2フロート弁70の延出片77に装着された環状部材80の高所83aと、ロアー部材41の押圧部53との距離がBであり、前記Aよりも前記Bが短く設定されている。
上記のように構成されていることによって、第1弁座23aが第1フロート弁40によって閉じられ、かつ、第2弁座65aが第2フロート弁70で閉じられた状態で(図8参照)、燃料液面が下がって、アッパー部材60のシール部68が第1弁座23aに貼り付いて、アッパー部材60が上方に位置した状態のまま、同アッパー部材60に対してロアー部材41が下降していき、該ロアー部材41の押圧部53が、第2フロート弁70の受け部(ここでは環状部材80)に当接して押圧するので、第2フロート弁70には、その自重に加えて、前記受け部を介して、ロアー部材41の自重による押圧力Gが作用して、第2フロート弁70が下降する(図9及び図10参照)。
すると、図11に示すように、第2フロート弁70のシールキャップ75が、第2弁座65aから離れるので、第1フロート弁40のシール部68が第1弁座23aを開くよりも先に、第2フロート弁70が第2弁座65aを開く。その後、ロアー部材41の係止部44aがアッパー部材60のフック63bに当接することで、図12に示すように、ロアー部材41の下降による押圧力Gがアッパー部材60に付与される。また、この実施形態においては、図12に示すように、第2フロート弁70の下端面71bが、ロアー部材41の収容部47の下側壁部48に当接することで、ロアー部材41には、第2フロート弁70の自重も付与されるようになっている。その結果、アッパー部材60のシール部68が、第1弁座23aからスムーズに離れて、第1弁座23aを開くようになっている(図6参照)。
また、この実施形態の弁装置10においては、受け部をなす環状部材80と、押圧部53とは、第2フロート弁70に対して偏心した位置に設けられており、第2フロート弁70が押し下げられるとき、ハウジング15の軸心C1(図10参照)に対して傾くような力を付与するように構成されている。
すなわち、第2フロート弁70の下降時において、環状部材80の、押圧部53に当接する部分は、傾斜面83のうち、他の箇所よりも高い高所83aであり、この高所83aは、第2フロート弁70の軸心C2(図10参照)に対して偏心した位置となっている。また、この高所83aを押圧する押圧部53をなす、ロアー部材41の収容部47の下端開口51の下面側周縁も、第2フロート弁70の軸心C2に対して偏心した位置となっている。
上記のように構成したことによって、図8に示すような、第1弁座23aが第1フロート弁40で閉じられ、かつ、第2弁座65aが第2フロート弁70で閉じられた状態で、アッパー部材60に対してロアー部材41が下降すると、環状部材80の高所83aに押圧部53が当接して、環状部材80の中で周方向に偏った押圧力Gが付与される。その結果、図10に示すように、環状部材80の高所83aを支点として、延出片77を介して第2フロート弁70に回転モーメントMが作用するので、第2フロート弁70の軸心C2をハウジング15の軸心C1に対して傾いた状態として、第2フロート弁70の係止部72aの、環状部材80の高所83aとは周方向反対側に位置する部分が、シールキャップ75のフック76aに片当たりするようになっている。
次に、上記構成からなる本発明の弁装置10の作用効果について説明する。
この実施形態においては、第2フロート弁70の下部に延出片77を設けたことにより、次のような作用効果を奏するようになっている。
すなわち、この実施形態においては、第2フロート弁70の下部に、ロアー部材41の収容部47の下端開口51から突出する延出片77が設けられ、この延出片77の外周に環状部材80が配置されて抜け止めされており、この環状部材80が、収容部47の下端開口51の周縁に当接する受け部をなし、収容部47の下端開口51の下面側周縁が押圧部53をなしている。
これによれば、第2フロート弁70をロアー部材41の収容部47に、その上方開口から収容して、収容部47の下端開口51から、第2フロート弁70の延出片77を突出させて、その突出部分の外周に環状部材80を配置して抜け止めすることで、第1フロート弁40に対して第2フロート弁70を昇降可能に装着することができる。また、延出片77の外周に環状部材80が配置されていることで、延出片77の変形を防止することができる。
また、環状部材80を配置せずに、第2フロート弁70の下部の延出片77に、直接的に、ロアー部材41の収容部47の下端開口51の周縁に当接する、本発明における「受け部」を設けた場合には、第2フロート弁70をロアー部材41の収容部47に、その上方開口から収容して、収容部47の下端開口51から、第2フロート弁70の延出片77を突出させて、その受け部を、ロアー部材41の下端開口51の下面周縁に設けた押圧部53に当接させるだけの簡単な作業で、第1フロート弁40に第2フロート弁70を昇降可能に装着することができ、第1フロート弁40に対する第2フロート弁70の装着作業性を向上させることができる。
そして、図6に示すように、第1フロート弁40のロアー部材41及びアッパー部材60、更に第2フロート弁70が下降して、第1弁座23a及び第2弁座65aが開いた状態から、燃料タンク内に燃料が給油されて、燃料タンク内の燃料液面が上昇すると、図7に示すように、第1フロート弁40のロアー部材41に浮力が生じて上昇すると共に、それに伴ってアッパー部材60も上昇して、同アッパー部材60に配置されたシール部68が第1弁座23aに当接して同第1弁座23aを閉じるので、燃料タンク内の空気や燃料蒸気の排出量が低下して、それ以上の燃料給油を防止することができる。
また、図6に示される第1弁座23a及び第2弁座65aが開いた状態から、車両旋回時や燃料揺動、更に燃料の満タン給油時等において、第1フロート弁40のロアー部材41のみならず、第2フロート弁70にも燃料が浸漬した場合には、第1フロート弁40が上昇して第1弁座23aを閉じると共に、第2フロート弁70がロアー部材41に対して更に上昇して、第2フロート弁70のシールキャップ75が第2弁座65aに当接して、第2弁座65aを閉じる(図8参照)。このように、第1弁座23aのみならず第2弁座65aも閉じるので、燃料が通気室R2側に漏れることを抑制することができ、燃料タンク外への燃料漏れを抑制することができる。
そして、この弁装置10においては、第1フロート弁40をアッパー部材60とロアー部材41とで構成し、アッパー部材60に対してロアー部材41を所定距離だけ昇降可能とすると共に、図8に示される、第1弁座23aが第1フロート弁40によって閉じられ、かつ、第2弁座65aが第2フロート弁70で閉じられた状態で、アッパー部材60に対してロアー部材41が独自に下降可能な距離Aよりも、第2フロート弁70に対してロアー部材41が独自に下降可能な距離Bの方が短く設定されているため、上記状態から、燃料液面が下がると、アッパー部材60が第1弁座23aに貼り付いたままでも、同アッパー部材60に対してロアー部材41が下降して、その押圧部53が、第2フロート弁70の環状部材80の高所83aに当接して押圧することとなる。その結果、第2フロート弁70には、その自重以外にも、環状部材80を介して、ロアー部材41の自重による押圧力Gが加わることになるので、第2フロート弁70を下降しやすくさせて、第2弁座23aを確実に開くことができる(図11参照)。
このとき、この実施形態においては、受け部をなす環状部材80と、押圧部53とは、第2フロート弁70に対して偏心した位置に設けられており、第2フロート弁70が押し下げられるとき、ハウジング15の軸心C1に対して傾くような力を付与するように構成されている(図10及び図11参照)。
そのため、図8に示される第1弁座23a及び第2弁座65aが閉じられた状態で、アッパー部材60に対してロアー部材41が下降すると、環状部材80の高所83aに押圧部53が当接して、環状部材80の中で周方向に偏った押圧力Gが付与されるので、図10に示すように、第2フロート弁70の軸心C2をハウジング15の軸心C1に対して傾いた状態にすることができるので、第2フロート弁70のシールキャップ75を第2弁座65aから離しやすくして、第2弁座65aをより開きやすくすることができ、第2フロート弁70の再開弁圧を高めることができる(より再開弁させやすくすることができる)。
上記のように、図11に示すように、第2フロート弁70のシールキャップ75が、第2弁座65aから離れて、第1フロート弁40のシール部68が第1弁座23aを開くよりも先に、第2フロート弁70のシールキャップ75が第2弁座65aを開いた後は、図12に示すように、ロアー部材41の下降による押圧力Gがアッパー部材60に付与されると共に、第2フロート弁70の下端面71bが、ロアー部材41の収容部47の下側壁部48に当接して、ロアー部材41に、第2フロート弁70の自重も付与されるので、アッパー部材60に配置されたシール部68が、第1弁座23aからスムーズに離れて、再び第1弁座23aを開くことができる(図6参照)。また、既に第2フロート弁70が第2弁座65aから離れて第2弁座65aが開いているので、第2弁座65aを設けた第2開口65から、通気室R2内の空気や燃料蒸気が燃料タンク内に流入することになり、アッパー部材60に配置されたシール部68を、第1弁座23aから離して、同第1弁座23aを速やかに開かせることができ、燃料の高さ変動に対する応答性を高めることができる。
また、この実施形態においては、第2開口65の開口面積は、前記第1開口23の開口面積よりも小さく形成されている。そのため、タンク内圧の受圧面積が小さい、第2開口65側の第2フロート弁70が、タンク内圧の受圧面積が大きい、第1開口23側の第1フロート弁40よりも、下降しやすい傾向となる。したがって、図8に示される、第1弁座23aが第1フロート弁40によって閉じられ、かつ、第2弁座65aが第2フロート弁70で閉じられた状態から、燃料液面が下がると、第1フロート弁40のロアー部材41が第2フロート弁70よりも先に下降するので、その押圧部53が第2フロート弁70を確実に押圧して、第2弁座65aから第2フロート弁70をより確実に開きやすくすることができ、また、第2フロート弁70が第2弁座65aから開けば、通気室R2内の空気や燃料蒸気の流入によって、第1フロート弁40も開きやすくすることができる。
更に、この実施形態においては、受け部(ここでは環状部材80)は、第2フロート弁70の下部に設けられている。そのため、アッパー部材60に対してロアー部材41が下降するときに、その押圧部53が、第2フロート弁70の下部に設けられた受け部を迅速に押圧するので、第2フロート弁70をスムーズに下降させることができる。
また、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で、各種の変形実施形態が可能であり、そのような実施形態も本発明の範囲に含まれる。
10 燃料タンク用弁装置(弁装置)
15 ハウジング
21 仕切壁
23 第1開口
30 カバー部材
34 燃料蒸気排出口
37 キャップ
40 第1フロート弁
41 ロアー部材
43 フロート本体
51 下端開口
53 押圧部
60 アッパー部材
65 第2開口
68 シール部
70 フロート弁
71 フロート本体
75 シールキャップ
77 延出片
80 環状部材

Claims (6)

  1. 仕切壁を介して、下方に燃料タンクに連通する弁室、上方に燃料蒸気排出口に連通する通気室が設けられ、前記仕切壁に前記弁室と前記通気室を連通する第1開口が設けられ、該第1開口の周縁に第1弁座が形成されたハウジングと、
    前記弁室に昇降可能に収容され、前記第1弁座を開閉し、かつ、内部に収容部が形成されると共に、該収容部と前記通気室を連通させる第2開口が設けられ、該第2開口の周縁に第2弁座が形成された第1フロート弁と、
    前記第1フロート弁の収容部内に昇降可能に配置され、前記第2弁座を開閉する第2フロート弁とを備え、
    前記第1フロート弁は、アッパー部材と、該アッパー部材に対して所定距離だけ昇降可能に装着されたロアー部材とを有し、
    前記ロアー部材は、フロート本体を有し、該フロート本体の内部に、前記第2フロート弁を所定距離だけ昇降可能に収容する前記収容部が形成され、下降時に前記第2フロート弁を押圧する押圧部が設けられており、
    前記アッパー部材は、前記第1弁座に当接するシール部と、前記第2開口とを有し、
    前記第2フロート弁は、前記ロアー部材が下降するとき、前記ロアー部材の前記押圧部に当接する受け部を有しており、
    前記第1フロート弁のロアー部材及びアッパー部材が最大限に上昇して前記第1弁座が前記第1フロート弁によって閉じられ、前記第2フロート弁は前記ロアー部材に対して更に上昇して前記第2弁座を閉じるように構成されており、
    前記第1フロート弁のロアー部材、アッパー部材及び前記第2フロート弁がいずれも最大限に上昇して、前記第1弁座が前記第1フロート弁によって閉じられ、かつ、前記第2弁座が前記第2フロート弁で閉じられた状態で、前記アッパー部材に対して前記ロアー部材が独自に下降可能な距離よりも、前記第2フロート弁に対して前記ロアー部材が独自に下降可能な距離の方が短く設定されていることを特徴とする燃料タンク用弁装置。
  2. 前記第2開口の開口面積は、前記第1開口の開口面積よりも小さく形成されている請求項1記載の燃料タンク用弁装置。
  3. 前記受け部は、前記第2フロート弁の下部に設けられている、請求項1又は2記載の燃料タンク用弁装置。
  4. 前記第2フロート弁の下部に、前記ロアー部材の収容部の下端開口から突出する延出片が設けられ、該延出片に前記収容部の下端開口周縁に当接する前記受け部が設けられ、前記収容部の下端開口周縁が前記押圧部をなす、請求項3記載の燃料タンク用弁装置。
  5. 前記第2フロート弁の下部に、前記ロアー部材の収容部の下端開口から突出する延出片が設けられ、該延出片の外周に環状部材が配置されて抜け止めされており、
    該環状部材が、前記収容部の下端開口周縁に当接する前記受け部をなし、前記収容部の下端開口周縁が前記押圧部をなす、請求項3記載の燃料タンク用弁装置。
  6. 前記受け部と、前記押圧部とは、前記第2フロート弁に対して偏心した位置に設けられており、前記第2フロート弁が押し下げられるとき前記ハウジングがその軸心に対して傾くような力を付与する請求項1〜5のいずれか1つに記載の燃料タンク用弁装置。
JP2016216285A 2016-11-04 2016-11-04 燃料タンク用弁装置 Active JP6765937B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016216285A JP6765937B2 (ja) 2016-11-04 2016-11-04 燃料タンク用弁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016216285A JP6765937B2 (ja) 2016-11-04 2016-11-04 燃料タンク用弁装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018070100A true JP2018070100A (ja) 2018-05-10
JP6765937B2 JP6765937B2 (ja) 2020-10-07

Family

ID=62113256

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016216285A Active JP6765937B2 (ja) 2016-11-04 2016-11-04 燃料タンク用弁装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6765937B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1137008A (ja) * 1997-07-22 1999-02-09 Mikuni Adetsuku:Kk フロートバルブ
JP2002285925A (ja) * 2001-03-26 2002-10-03 Toyoda Gosei Co Ltd 燃料遮断弁
JP2008274805A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Nifco Inc 燃料タンク用弁装置
JP2009202703A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Toyoda Gosei Co Ltd 燃料遮断弁
JP2011016477A (ja) * 2009-07-10 2011-01-27 Kyosan Denki Co Ltd 燃料遮断弁
JP2015215015A (ja) * 2014-05-09 2015-12-03 株式会社ニフコ 弁装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1137008A (ja) * 1997-07-22 1999-02-09 Mikuni Adetsuku:Kk フロートバルブ
JP2002285925A (ja) * 2001-03-26 2002-10-03 Toyoda Gosei Co Ltd 燃料遮断弁
JP2008274805A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Nifco Inc 燃料タンク用弁装置
JP2009202703A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Toyoda Gosei Co Ltd 燃料遮断弁
JP2011016477A (ja) * 2009-07-10 2011-01-27 Kyosan Denki Co Ltd 燃料遮断弁
JP2015215015A (ja) * 2014-05-09 2015-12-03 株式会社ニフコ 弁装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6765937B2 (ja) 2020-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5034084B2 (ja) 燃料蒸気ベントバルブのフロートアセンブリと、この製造方法
JP4643013B2 (ja) 過充填防止およびベントおよびロールオーババルブ
JP2006266265A (ja) 逆向きに流通させる性能を備えた、低めの輪郭のオーバフィル制限装置
EP1212560B1 (en) Valve and method for fitting it to a tank
JP5091689B2 (ja) フロート弁装置
JP5874601B2 (ja) 燃料遮断弁
US20090236350A1 (en) Ventilating device for fuel tank
JP2011201535A (ja) 燃料タンク用の2重機能のバルブ
JP2005133875A (ja) チェックバルブ一体型カットバルブ
KR101928855B1 (ko) 연료 밸브
JP6157376B2 (ja) 弁装置
JP2004257264A (ja) 満タン制御弁構造
JP6157404B2 (ja) 弁装置
JP6620511B2 (ja) 燃料タンク用通気制御弁
JP6578879B2 (ja) 燃料タンク用通気制御弁
JP2012071639A (ja) 燃料遮断弁
JP2018070100A (ja) 燃料タンク用弁装置
JP2017106525A (ja) 燃料タンク用弁装置
JP5123816B2 (ja) フロート弁装置
JP4536611B2 (ja) シングルシール構造のフロートバルブ開弁構造
JP5996641B2 (ja) フロート弁装置
JP2002021667A (ja) 燃料タンクの液面検知バルブ
JPWO2021085122A5 (ja)
WO2005047686A1 (ja) フロートバルブ
JP2007261384A (ja) 燃料遮断弁

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191002

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200728

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200828

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20200828

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200915

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200916

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6765937

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150