JP2018069972A - フロアコンベヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】床面上側の被搬送物支持台部10が床面下側の搬送用走行体1に、当該搬送用走行体1の走行経路に沿って床面22に形成されたスリット24を上下方向に貫通する柱状支持部材7を介して支持されるタイプのフロアコンベヤにおいて、前記柱状支持部材の走行方向の巾が広くなる場合の問題点を解消すること。【解決手段】前記スリット24の巾を狭めるために併設された補助床面手段38は、スリット24の側辺から当該スリットの巾の中央側に突出する突出部材43aを、スリットの長さ方向適当間隔おきに並設して構成され、各突出部材43aは、垂直上下方向に沿った板状部を備えると共に、前記スリットの巾の中央側に突出する突出姿勢に弾性力で付勢保持され、この突出部材43aが前記柱状支持部材7と接触したときには、当該柱状支持部材7の移動方向に弾性に抗して運動することにより、当該柱状支持部材7の通過を許す構成。【選択図】図4

Description

本発明は、床面上側の被搬送物支持台部が床面下側の搬送用走行体に、当該搬送用走行体の走行経路に沿って床面に形成されたスリットを上下方向に貫通する柱状支持部材を介して支持されている、フロアコンベヤに関するものである。
この種のフロアコンベヤでは、前記スリットの巾を狭めるために、床面上側の被搬送物支持台部を支持する前記柱状支持部材の横断面形状における巾を狭める必要がある。その一方では、必要な耐荷重性能を得るために、走行方向の長さを長くしている。又、一般的には、被搬送物の前後二か所を前記柱状支持部材によって支持することになるので、前後2本の前記柱状支持部材は、互いに一定姿勢を保つように構成される。この結果、床面下側の搬送用走行体が水平カーブ経路部を走行するとき、前後2本の前記柱状支持部材は、当該水平カーブ経路部におけるスリット内で、平面視において斜めの姿勢で移動することになるので、当該水平カーブ経路部ではスリット巾を広げておく必要がある。スリット巾が広いと、搬送用走行体が走行していないときに、異物や、床面上を歩行する作業者の足が嵌まり込む危険がある。このような危険を回避するため、例えば特許文献1に開示されているように、普段はスリットの巾を狭める水平姿勢にあるが、前記柱状支持部材が通過するときには、当該柱状支持部材によって上向きに押し上げられるような補助床面部材を、水平カーブ経路部のスリットの側辺に付設することが考えられていた。
特開平7−277178号公報
上記特許文献1に記載された構成は、走行方向に小さく分割した円弧形の補助床面部材をそれぞれ上下動可能に軸支すると共に、バネによって水平姿勢に保持する構成であり、通過する柱状支持部材が、この補助床面部材の先端に形成された傾斜側辺に押し当てられることにより、当該補助床面部材が前記バネの付勢力に抗して上動するように構成されたものであった。従って、補助床面部材を水平姿勢で受け止めるストッパーも必要になるなど、部品点数が多くて材料コストや組立てコストが多くかかるだけでなく、搬送用走行体側の柱状支持部材の移動方向と各補助床面部材の上動方向とが互いに直交するので、前記柱状支持部材が各補助床面部材を押し上げながら通過するとき、両者間には非常に大きな摩擦力が働くことになり、騒音が発生するだけでなく、柱状支持部材や補助床面部材の材質によっては、両者の摺接部の摩損やこれに伴う塵埃の飛散も考えられる。
本発明は、上記のような従来の問題点を解消することのできるフロアコンベヤを提案するものであって、本発明に係るフロアコンベヤは、後述する実施例との関係を理解し易くするために、当該実施例の説明において使用した参照符号を括弧付きで付して示すと、床面上側の被搬送物支持台部(10,11)が床面下側の搬送用走行体(1)に、当該搬送用走行体(1)の走行経路に沿って床面(22)に形成されたスリット(24)を上下方向に貫通する柱状支持部材(7,8)を介して支持され、前記走行経路中の少なくとも水平カーブ経路部(29)に、前記スリット(24)の巾を狭める補助床面手段(38)が併設されたフロアコンベアにおいて、前記補助床面手段(38)は、前記スリット(24)の側辺から当該スリット(24)の巾の中央側に突出する突出部材(43a)を、前記スリット(24)の長さ方向適当間隔おきに並設して構成され、各突出部材(43a)は、垂直上下方向に沿った板状部を備えると共に、前記スリット(24)の巾の中央側に突出する突出姿勢に弾性力で付勢保持され、この突出部材(43a)が前記柱状支持部材(7,8)と接触したときには、当該柱状支持部材(7,8)の移動方向に弾性に抗して運動することにより、当該柱状支持部材(7,8)の通過を許す構成になっている。
上記本発明の構成において、前記補助床面手段を構成する突出部材は、垂直向きの板材を走行方向前後に水平扇動自在に軸支すると共に、バネにより突出姿勢に保持することも出来るが、上記本発明の構成によれば、前記補助床面手段を構成する突出部材が、垂直上下方向に沿った板状部を備える構成であるから、前記補助床面手段の各突出部材を、板面が上下垂直方向になる縦長矩形の弾性板で構成し、この各突出部材が前記突出姿勢になるように取り付け、この突出部材が前記柱状支持部材と接触したときには、当該柱状支持部材の移動方向に、この突出部材自体が弾性変形するように構成することが出来る。又、この構成を更に発展させて、前記補助床面手段を、帯状弾性材を波形状に曲げて形成し、前記スリットの巾の中央側に突出する各U字形部分で2枚の前記突出部材を形成し、隣接するU字形部分の間に位置する、前記スリットの長さ方向に沿った板部を取付け板部とすることが可能になる。
換言すれば、本発明の構成によれば、板状の弾性材を使用するだけで、従来のような支軸による軸支部やバネの無い、非常にシンプルな構成とすることが出来、極めて安価に実施することが出来る。勿論、前記のように、垂直向きの板材を走行方向前後に水平扇動自在に軸支すると共に、バネにより突出姿勢に保持する構成によっても、本発明を実施することが出来るが、このような軸支部やバネを使用した構成であっても、スリット内に落ち込もうとする異物や作業者の足を水平向きの板材で受け止める従来の構成と比較して、当該板材に作用する下向きの荷重に打ち勝って当該板材を所期姿勢に保持するためのストッパーが不要であり、板材が比較的薄くとも、異物や作業者の足のスリット内への落ち込みを確実に阻止することが出来る。又、従来の構成と比較して、本発明の構成では、搬送用走行体側の柱状支持部材の移動方向と前記補助床面手段を構成する突出部材の運動方向とが同一であって、両者間に働く摩擦に起因する騒音や摩損、塵埃の飛散なども抑制出来る。
上記本発明を実施する場合、先に説明したように、前記補助床面手段(38)を構成する突出部材(43a)を、板面が上下垂直方向になる縦長矩形の弾性板で構成し、この各突出部材(43a)が前記突出姿勢になるように取り付け、この突出部材(43a)が前記柱状支持部材(7,8)と接触したときには、当該柱状支持部材(7,8)の移動方向に、この突出部材(43a)自体が弾性変形するように構成することが出来る。又、この構成を更に発展させて、前記補助床面手段(38)を、帯状弾性材を波形状に曲げて形成し、前記スリット(24)の巾の中央側に突出する各U字形部分(43)で2枚の前記突出部材(43a)を形成し、隣接するU字形部分(43)の間に位置する、前記スリット(24)の長さ方向に沿った板部を取付け板部(40)とすることが出来る。これらの構成を採用することにより、従来のような支軸による軸支部やバネの無い、非常にシンプルな構成とすることが出来、極めて安価に実施することが出来る。
又、水平カーブ経路部(29)を移動する前記柱状支持部材(7,8)の移動軌跡の巾が、左右両側に膨らむような場合には、前記補助床面手段(38)の突出部材(43a)を前記スリット(24)の左右両側に取り付けて、当該スリット(24)の巾を両側から狭めることが望ましい。更に、前記スリット(24)を形成する床板材(32)の当該スリット(24)に隣接する側縁の下側に、前記スリット(24)の長さ方向に沿った帯状取付け板(41)を、その板面が垂直上下方向になるように取り付けておき、前記補助床面手段(38)の突出部材(43a)は、前記帯状取付け板(41)のスリット(24)側の板面に取り付けるように構成することが出来る。この場合の前記帯状取付け板(41)は、前記床板材(32)の前記スリット(24)に隣接する帯状領域(33a,33b)を下向きに折曲して、当該床板材(32)と一体に構成することが出来るが、床板材(32)とは別部品によって前記帯状取付け板(41)を構成することも出来る。
尚、特許文献を示していないが、前記スリットから異物が不測に落下するのを防止するため、スリット(24)の左右両側から当該スリット(24)の巾の中央側に張り出して、このスリット(24)の全体を覆う2枚の、弾性板材から成る帯状カバー材(34a,34b)を取り付けることが知られている。本発明を実施する場合に、この従来周知の弾性板材から成る帯状カバー材(34a,34b)を組み合わせて実施することにより、本発明における前記補助床面手段の、スリット長さ方向適当間隔おきに配列される各突出部材間の空間を経由して、比較的小さな異物が落下することも、前記帯状カバー材で確実に防止出来る。この帯状カバー材(34a,34b)を組み合わせて実施する場合、前記スリット(24)の両側の床板材(32)の、当該スリット(24)に隣接する帯状領域(33a,33b)の上側に、前記左右一対の帯状カバー材(34a,34b)の基部を載置し、当該帯状領域(33a,33b)の下側に、前記補助床面手段(38)の突出部材(43a)が取り付けられた帯状取付け板(41)の取付け板部(41a)を重ね、前記帯状カバー材(34a,34b)の基部と前記取付け板部(41a)とを、共通の締結具(36)により、前記床板材(32)の帯状領域(33a,33b)に取り付けることが出来る。
尚、前記搬送用走行体(1)の走行経路中の直線経路部(44)には、前記柱状支持部材(7,8)の移動軌跡の巾が最小巾に維持されている特定経路部が存在するのが普通である。このような直線経路部(44)における前記特定経路部には、前記補助床面手段(38)を取り付けないで、前記スリット(24)の両側の床板材(32)の、当該スリット(24)に隣接する側縁を備えた帯状領域(33a,33b)の巾を、当該帯状領域(33a,33b)のスリット(24)に隣接する側縁が平面視において前記補助床面手段(38)の突出部材(43a)の先端相当位置に達するように広げておき、異物や作業者の足がスリット内に落ち込むのを床板材で確実に防止することが出来る。
前記搬送用走行体(1)の走行経路中には、直線経路部(44)に対し合流(又は分岐)経路部(45)が斜めに接続される平面視V字形の合流(又は分岐)部(46)が設けられる場合がある。このような場所には、直線経路部(44)のスリット(24)に併設された左右一対の前記補助床面手段(38)と、合流(又は分岐)経路部(45)のスリット(24)に併設された左右一対の前記補助床面手段(38)の内、平面視V字形に隣接する側の前記補助床面手段(38)は、前記合流(又は分岐)部(46)の直前で終端とし、この終端部には、前記合流(又は分岐)部(46)内に向かってV字形に入り込んで、当該合流(又は分岐)部(46)における直線経路部(44)及び合流(又は分岐)経路部(45)のスリット(24)の巾を狭める、垂直板面を有するV字形固定部材(47)を取り付け、直線経路部(44)のスリット(24)に併設された左右一対の前記帯状カバー材(34a,34b)と、合流(又は分岐)経路部のスリット(45)に併設された左右一対の前記帯状カバー材(34a,34b)の内、平面視V字形に隣接する側の帯状カバー材(34a,34b)は、前記V字形固定部材(47)を覆い且つ前記合流(又は分岐)部(46)内に向かって入り込む、弾性板材から成る平面視三角形のカバー材(56)により接続することが出来る。この構成によれば、前記V字形固定部材を配設したV字形エリアにも前記補助床面手段を配設する場合と比較して、直線経路部のスリットと合流又は分岐経路部のスリットとがV字形につながって、スリットの巾が広くなる合流又は分岐経路部での、異物や作業者の足のスリット内への落ち込みを、前記補助床面手段よりも耐荷重性能を容易に高くすることが出来る前記V字形固定部材と、その上に被さっている前記三角形のカバー材とによって、確実に防止し、安全性を高めることが出来る。
図1は、搬送用走行体の構成を説明する側面図である。 図2は、搬送用走行体が水平カーブ経路部を走行するときの様子を説明する平面図である。 図3は、搬送用走行体が水平カーブ経路部を走行するときの、被搬送物支持台部を支持する柱状支持部材の移動軌跡を説明する平面図である。 図4は、走行経路中にある搬送用走行体を示す縦断正面図である。 図5は、走行経路中の水平カーブ経路部を示す平面図である。 図6は、同上水平カーブ経路部における左右一対の帯状カバー材を取り外した状態の平面図である。 図7は、走行経路中の水平カーブ経路部に続く直線経路部を示す平面図である。 図8は、同上直線経路部における左右一対の帯状カバー材を取り外した状態の平面図である。 図9Aは、走行経路中の水平カーブ経路部の縦断正面図、図9Bは、補助床面手段を示す平面図である。 図10は、走行経路中の直線経路部の縦断正面図である。 図11Aは、走行経路中の合流部を示す平面図、図11Bは、図11Aの構成に使用されるカバー材のみを示す平面図である。 図12は、図11AのX−X線拡大断面図である。 図13Aは、図11Aからスリット上のカバー材を取り外した状態の平面図、図13Bは、図13Aの要部の拡大平面図である。
本発明の実施例で使用されている搬送用走行体を、図1、図2、及び図4に基づいて説明すると、この搬送用走行体1は、前後2つのロードトロリー2,3、前後両端のガイドトロリー4,5、これらトロリー2〜5を連結一体化するロードバー6、各ロードトロリー2,3上に垂直上下方向に立設された柱状支持部材7,8、この両柱状支持部材7,8をロードバー6の上側で互いに連結一体化する前後方向の水平連結部材9、両柱状支持部材7,8の上端に設けられて、自動車車体などの被搬送物Wの前後2箇所を支持する支持台部10,11、両柱状支持部材7,8の下端部から左右両側に延出する水平ヨーク部材12,13、及びこれら両水平ヨーク部材12,13の先端に左右水平向きの支軸によって軸支された振れ止め用ガイドローラー14,15から構成されている。
前記ロードバー6は、ロードトロリー2,3間の中央ロードバー単体6a、前側のロードトロリー2とガイドトロリー4との間の前側ロードバー単体6b、後ろ側のロードトロリー3とガイドトロリー5との間の後ろ側ロードバー単体6c、及び前後両ガイドトロリー4,5と一体の前後両端ロードバー単体6d,6eから構成されており、中央ロードバー単体6aと前後両ロードバー単体6b,6cとの間には、両ロードトロリー2,3の中心を通る垂直軸心の周りの水平相対揺動を許す水平揺動関節部16,17と、中央ロードバー単体6aに対する前後両ロードバー単体6b,6cの上下相対揺動を許す上下揺動関節部18,19が設けられ、前後両ロードバー単体6b,6cと前後両端ロードバー単体6d,6eとの間には、垂直軸心の周りの水平相対揺動を許す水平揺動関節部20,21が設けられている。両ロードトロリー2,3は、前記水平揺動関節部16,17における垂直軸心の周りの水平相対揺動が可能であると同時に、前後のトロリーローラー間に位置する左右水平支軸の周りの上下シーソー運動が可能に構成されており、これらの構成により、搬送用走行体1は、水平カーブ経路部や上下方向の勾配経路部での走行が可能になっている。
上記搬送用走行体1の走行経路は、図4に示すように、床面22より下側に、各トロリー2〜5を支持案内するトロリーガイドレール23が架設され、床面22には、前後2本の柱状支持部材7,8が上下方向に貫通するスリット24が、この搬送用走行体1の走行経路に沿って形成されている。この搬送用走行体1を走行経路に沿って推進させる駆動手段としては、種々のものが知られているが、ロードバー6を備えた搬送用走行体1の場合、従来周知のように、当該ロードバー6を左右両側から挟む摩擦駆動輪25とバックアップローラー26とを備えた摩擦駆動手段が使用される。又、この搬送用走行体1の走行経路中の特定領域、例えば水平カーブ経路部や、被搬送物Wの積み降ろし場所などには、図3や図4に仮想線で示すように、水平ヨーク部材12,13の先端の振れ止め用ガイドローラー14,15を転動自在に支持する支持用プレート27a,27bが、搬送用走行体1の走行経路に沿って架設される。
前後2本の柱状支持部材7,8、水平連結部材9、支持台部10,11、及び先端に振れ止め用ガイドローラー14,15を備えた水平ヨーク部材12,13で構成された被搬送物支持フレーム体28は、一体のものであって、図2に示すように、この搬送用走行体1が水平カーブ経路部を走行するときも、中央ロードバー単体6a(図2では水平連結部材9の真下に重なっている)と平行な一定の姿勢を保っている。一方、柱状支持部材7,8は、図4に示すように、床面22に形成されたスリット24を上下方向に貫通するものであるから、このスリット24の巾を狭めるため、そして必要な強度が得られるように、図4及び図5に示されるように、横断面形状が走行方向に長くて前後両端がV字形に尖る形状となるように、前後両側辺を曲げ加工した2枚の縦長矩形板材を重ね合わせて形成されている。
従って、上記構成の搬送用走行体1の被搬送物支持フレーム体28が、図3に示すように、水平カーブ経路部29を走行するとき、その前後両端の柱状支持部材7,8の横断面形状での前後長手方向の向きが、当該水平カーブ経路部29の経路方向に沿った円弧形中心線に対し接線方向ではなく斜めに傾斜することになり、当該柱状支持部材7,8の円弧形の移動軌跡30の平面形状が、水平カーブ経路部29の入り口から経路方向の中央位置に至るほど漸次巾広になり、この後、水平カーブ経路部29の出口に至るほど漸次巾が狭まる形状になる。従って、搬送用走行体1の走行経路中で少なくとも水平カーブ経路部29におけるスリット24の巾は、この水平カーブ経路部29での前記柱状支持部材7,8の円弧形の移動軌跡30の最大巾より少し広い目に設定して、スリット24を構成している。具体的には、図4、図9Aに示すように、スリット24の両側の床面22は、トロリーガイドレール23や摩擦駆動手段、及び支持用プレート27a,27bが取り付けられる架台31の上側に敷設された床板材32によって形成され、これら床板材32のスリット24に隣接する側縁を備えた帯状領域33a,33bは、スリット24側ほど高くなるように、斜め上向きに傾斜させ、この傾斜した左右両側の帯状領域33a,33b間でスリット24を形成している。
以下、スリット24に関連する本発明の実施例を、図4〜図10に基づいて説明すると、スリット24には、このスリット24内への異物の落下を防止するためのカバー34が施されている。このカバー34は、スリット24と平行な2枚の、ゴムなどの弾性板材から形成された2枚の帯状カバー材34a,34bから構成されたもので、各帯状カバー材34a,34bは、その基部(スリット24の上に被さる内側部分に対する外側部分)がスリット両側の床板材32の傾斜した帯状領域33a,33bの上に載置された状態で、帯状の押さえ部材35a,35bと、ボルトナットなどの締結具36により、当該帯状領域33a,33bの上に取り付けられている。従って、両帯状カバー材34a,34bは、前記帯状領域33a,33bの傾斜表面に沿って斜め上向きに傾斜し、その上側縁がスリット24の巾の中央位置において互いに隣接して、スリット24の全体を覆っている。尚、押さえ部材35a,35bの全面が帯状カバー材34a,34bの基部上に重なるようにし、前記締結具36が帯状カバー材34a,34bをも貫通するように構成しても良いが、図9Aの詳細図に示すように、帯状カバー材34a,34bの基部の外側辺を締結具36で受け止め、この締結具36の外側(スリット24のある側とは反対側)に、押さえ部材35a,35bと床板材32の帯状領域33a,33bとの間に挟まる、帯状カバー材34a,34bと略同一厚さの帯状スペーサー36aを介在させるように構成するのが望ましい。
勿論、帯状カバー材34a,34bは、所要長さのものをスリット24の長さ方向に連続させるように配設されるが、スリット24の長さ方向に隣接する帯状カバー材34a,34bの端部は、搬送用走行体1の走行方向の下手側の端部が、上手側の端部の上に重なるように、構成している。更に、図5及び図7に示すように、帯状カバー材34a,34bの長さ方向の両端部の内、少なくとも、搬送用走行体1の走行方向の下手側の端部は、移動してくる柱状支持部材7,8の帯状カバー材34a,34b間への割り込みを円滑に行わせるために、外広がりの入り口を形成させる斜辺37としている。このように構成されたカバー34は、床面22に対し山形状に突出しているので、この床面22上を歩行する作業者にスリット24の存在を知らしめて注意を促すことになると同時に、搬送用走行体1の柱状支持部材7,8が両帯状カバー材34a,34b間に進入するとき、前記斜辺37と相俟って、これら両帯状カバー材34a,34bが、図4に示すように、確実に上向きに湾曲して、柱状支持部材7,8の側面に両帯状カバー材34a,34bの側辺が摺接する状態となる。
前記スリット24の内、搬送用走行体1の走行経路中の少なくとも水平カーブ経路部29におけるスリット24には、このスリット24の巾を狭める補助床面手段38が併設されている。この補助床面手段38は、スリット24の下側両側に、当該スリット24の長さ方向に沿うように配設された波形帯状弾性材39a,39bから構成されている。この波形帯状弾性材39a,39bは、ゴムなどの帯状弾性材を、各U字形部分がスリット24の長さ方向に等間隔おきに位置する波形状に曲げたもので、各U字形部分の間に位置する、スリット24の長さ方向に沿った垂直上下方向の板面を有する取付け板部40が、スリット24を形成する床板材32の当該スリット24に隣接する側縁、即ち、傾斜した帯状領域33a,33bの上側縁、の真下に配設された帯状取付け板41の垂直上下方向の内側板面に、上下2本のボルトナットなどの締結具42により取り付けられている。帯状取付け板41には、その上側縁から外向きに取付け板部41aが折曲連設され、この取付け板部41aが、スリット24を形成する床板材32の傾斜した帯状領域33a,33bの下側に、前記帯状カバー材34a,34bを取り付ける締結具36によって取り付けられている。
上記構成によれば、図9Bに示されるように、補助床面手段38を構成する左右一対の波形帯状弾性材39a,39bの各U字形部分43の前後一対の板状部が、この補助床面手段38を構成する突出部材43aとなっている。この突出部材43aは、スリット24の長さ方向適当間隔おきに並設され且つスリット24の側辺から当該スリット24の巾の中央側に突出するものであって、垂直上下方向に沿った板状部を備えると共に、前記スリット24の巾の中央側に突出する突出姿勢に弾性力で付勢保持されている。補助床面手段38を構成する突出部材としては、上記のような特徴を備えたものであれば良いので、波形帯状弾性材39a,39bを使用しないで構成することも出来る。例えば、板面が上下垂直方向になる縦長矩形の弾性板を、スリット24の長さ方向適当間隔おきに並列させたものであっても良い。この場合は、各弾性板を各別に帯状取付け板41に取り付けるか又は、帯状取付け板41に取り付けられる帯状板に、スリット24の長さ方向適当間隔おきに縦長矩形の弾性板を取り付けておくことになる。
補助床面手段38を構成する左右一対の波形帯状弾性材39a,39bの各U字形部分43の先端間の間隔は、図9Aに示すように、搬送用走行体1の柱状支持部材7,8の横巾より狭くない程度となっている。又、左右一対の波形帯状弾性材39a,39bの垂直荷重に対する座屈強度は、この波形帯状弾性材39a,39bのU字形部分43の複数個によって、作業者の片足を受け止めることが出来る程度の強さを有する。従って、走行経路中にある前後2台の搬送用走行体1間において、比較的重量のある物品又は作業者の足が、スリット24を覆っているカバー34の左右一対の帯状カバー材34a,34bを押し開いてスリット24内に嵌まり込んでも、その物品又は作業者の足を、左右一対の波形帯状弾性材39a,39bの複数個のU字形部分43(複数枚の突出部材43a)によって受け止めることが出来る。
一方、走行経路中の補助床面手段38が併設されている領域、例えば水平カーブ経路部29において、搬送用走行体1が走行するときは、図5に示すように、当該水平カーブ経路部29におけるスリット24内を、先に説明したように、柱状支持部材7,8の横断面形状における長さ方向が、水平カーブ経路部29におけるスリット24内での柱状支持部材7,8の移動方向に対して斜め向きの状態で、柱状支持部材7,8が移動することになるが、この柱状支持部材7,8が、スリット24を覆っているカバー34の左右一対の帯状カバー材34a,34bを、それ自体の弾性に抗して上方に押し開きながら移動し、当該カバー34の下側の補助床面手段38に対しては、図6に示すように、前記斜め向きの状態で移動する柱状支持部材7,8の前端部や後端部の移動軌跡と重なる位置にある左右一対の波形帯状弾性材39a,39bの各U字形部分43(突出部材43a)を、柱状支持部材7,8の前端部や後端部で外側へ、当該U字形部分43(突出部材43a)自体の弾性に抗して屈曲変形させながら、通過移動することになる。
図3に示すように、水平カーブ経路部29の前後に接続されている直線経路部44の内、搬送用走行体1(被搬送物支持フレーム体28)の前側の柱状支持部材7が水平カーブ経路部29内に進入し始めてから、後ろ側の柱状支持部材8も水平カーブ経路部29内に進入し終わるまでの入り口側特定区間44aは、図示のように前後両柱状支持部材7,8の移動軌跡30が徐々に巾広に変化する区間であり、前側の柱状支持部材7が水平カーブ経路部29内から退出し始めてから、後ろ側の柱状支持部材8も水平カーブ経路部29内から退出し終わるまでの出口側特定区間44bは、図示のように前後両柱状支持部材7,8の移動軌跡30の巾が徐々に狭まるように変化する区間であるから、これら直線経路部44の特定区間44a,44bにも、図7及び図8に示すように、水平カーブ経路部29に適用実施した補助床面手段38を設けておくのが望ましい。又、前後両柱状支持部材7,8が移動方向と完全に平行な向きで移動する、前記特定区間44a,44bを除く直線経路部44においても、重量の重い異物や作業者の足がスリット24内に落ち込むのを防止するために、補助床面手段38を設けておくことが出来る。
しかしながら、通過する前後両柱状支持部材7,8が、左右横方向の揺れなどに伴って、補助床面手段38の突出部材43aに接触して、これらを弾性に抗して変形させる可能性が皆無であるような直線経路部44には、図7、図8、及び図10に示すように、補助床面手段38を使用せず、代わりに、スリット24の両側の床板材32における帯状領域33a,33bの巾をスリット24側に広げて、スリット24の巾を、補助床面手段38の左右両側の波形帯状弾性材39a,39bにおける各U字形部分43の先端間の間隔と略等しくなるように狭めることにより、安価に、しかも確実に、重量の重い異物や作業者の足がスリット24内に落ち込むのを防止することが出来る。尚、床板材32における帯状領域33a,33bは、床板材32そのものをスリット24側に延長させて構成しているが、床板材32とは別の、前記帯状領域33a,33bのみを構成する床板材によって構成しても良い。
搬送用走行体1の走行経路中に合流又は分岐経路部が設けられている場合がある。図11Aは、合流経路部45を示しているが、従来周知の経路切換え手段を組み込むことにより、搬送用走行体1の走行方向が逆向きの分岐経路部としても利用出来るものである。以下は、図11Aに示す合流経路部に本発明を適用実施した場合の実施例を、図11A〜図13Bに基づいて説明している。この合流経路部45は、直線経路部44に対して当該直線経路部44における搬送用走行体1の走行方向に向かって斜めに接続されており、平面視三角形の合流部46を除いて、直線経路部44と合流経路部45には、先の実施例に示したカバー34と補助床面手段38とが採用されている。
合流部46では、直線経路部44のスリット24に合流経路部45のスリット24が接続して、図13Aに示すように、平面視でV字形の空間24aが形成されることになるが、このV字形空間24aの直線状側辺には、この直線状側辺に接続している上手側の直線経路部44の帯状カバー材34aと波形帯状弾性材39aがそのまま下手側の直線経路部44に接続されるように延長され、V字形空間24aの円弧形側辺には、この円弧形側辺に接続している合流経路部45の帯状カバー材34bと波形帯状弾性材39bが、円弧形に配列されながら下手側の直線経路部44の帯状カバー材34bと波形帯状弾性材39bに接続されている。前記V字形空間24aの内側V字形角部を形成することになる上手側の直線経路部44の帯状カバー材34bと波形帯状弾性材39b、及び合流経路部45の帯状カバー材34aと波形帯状弾性材39aは、V字形空間24aの手前で互いに隣り合う状態の終端となっており、この終端部には、前記合流部46内に向かってV字形に入り込んで、当該合流部46における直線経路部44及び合流又は分岐経路部45のスリット24の巾を狭める、垂直板面を有するV字形固定部材47が取り付けられている。
V字形空間24aの上手側の直線経路部44の波形帯状弾性材39bを取り付けている帯状取付け板41と取付け板部41a、及び合流経路部45の波形帯状弾性材39aを取り付けている帯状取付け板41と取付け板部41aが、前記V字形固定部材47の取付け部48a,48bとして、合流部46内に延長突出させている。V字形固定部材47は、直線経路部44側の取付け部48aにボルトナットなどの締結具49により取り付けられた、平面視で細長い帯状の仲介部材50、この仲介部材50のスリット24側の側辺に上側辺が取り付けられた垂直板材51、合流経路部45側の取付け部48bにボルトナットなどの締結具52により取り付けられた、平面視で細長い三角形状の仲介部材53、及びこの仲介部材53のスリット24側の側辺に上側辺が取り付けられた垂直板材54から構成されている。そして両仲介部材50,53は、先端部において互いにボルトナットなどの締結具55により連結一体化されたもので、その上端には、波形帯状弾性材39a,39bのU字形部分43の上端と略同一高さの水平板材を備え、各垂直板材51,54は、波形帯状弾性材39a,39bのU字形部分43の高さと略同一高さを有するものである。
尚、図13Bに示すように、直線経路部44側の垂直板材51は、平面視においてその直線状の全長域が、この上手側に位置する当該直線経路部44の波形帯状弾性材39bにおけるU字形部分43の先端を結ぶ仮想垂直面の延長面と平行で且つ当該延長面より少し外側に後退した位置にあり、合流経路部45側の垂直板材54は、平面視においてその基端部が、この上手側に位置する合流経路部45の波形帯状弾性材39aにおけるU字形部分43の基部付近に位置すると共に、先端部が、当該波形帯状弾性材39aのU字形部分43の先端を結ぶ仮想垂直面の延長面より少し外側に後退した位置にあるように、全体が傾斜し、この先端部は、直線経路部44側の垂直板材51の先端に、当該垂直板材51を支持している前記仲介部材50の先端部を介して平面視V字形につながっている。従って、合流経路部45側のスリット24の巾は、波形帯状弾性材39a,39b間の正規巾から、前記垂直板材54の基端部に隣接する箇所で一旦広くなった後に、当該垂直板材54の傾斜に合わせて徐々に狭まるように変化することになる。
一方、前記合流部46の上手側の、直線経路部44の帯状カバー材34bと合流経路部45の帯状カバー材34aは、図11A〜図12に示すように、前記V字形固定部材47を覆い且つ前記合流部46内に向かって入り込む、ゴムなどの弾性板材から成る平面視三角形のカバー材56により接続されて、平面視V字形に一体化されている。勿論、この三角形のカバー材56は、合流部46における直線経路部44側の帯状カバー材34aと、合流部46における合流経路部45側の円弧形に配列された帯状カバー材34bとの間の三角形の空間を塞ぐものである。
以上の合流部46の構成において、直線経路部44を合流部46の上手から下手に搬送用走行体1が走行するときは、当該搬送用走行体1の前後2つの柱状支持部材7,8は、その長さ方向が直線経路部44のスリット24の巾の中央位置を当該スリット24と平行な向きで直進するのであるから、先に説明したように、補助床面手段38における左右両側の波形帯状弾性材39a,39b及び合流部46におけるV字形固定部材47の垂直板材51には殆ど接触することなく、スリット24の左右両側の帯状カバー材34a,34bと合流部46の三角形のカバー材56を上に押し開きながら、直進走行する。合流部46の上手の合流経路部45から合流部46の下手の直線経路部44に合流するように、搬送用走行体1が走行するときは、先に水平カーブ経路部29での走行に関して説明した通り、搬送用走行体1の前後2つの柱状支持部材7,8が、走行方向に対して斜めに傾斜しながら走行するので、この柱状支持部材7,8が斜めの姿勢でスリット24内を移動する区間では、柱状支持部材7,8の前端部及び後端部が、補助床面手段38における左右両側の波形帯状弾性材39a,39bを弾性に抗して外側へ屈曲変形させながら、走行することになる。このとき、合流部46におけるV字形固定部材47の垂直板材54が配設された箇所のスリット24の巾は、波形帯状弾性材39a,39b間の正規巾よりも広くなっているので、柱状支持部材7,8が前記垂直板材54に接触することは避けられる。換言すれば、合流部46におけるV字形固定部材47の垂直板材54は、この箇所での柱状支持部材7,8の移動軌跡から外側に離れているように、配設される。
勿論、図12及び図13Bに示すように、取付け部48a,48bに仲介部材50,53を取り付ける際に、複数枚の薄板から成るシム50a,53aを介在させ、これらシム50a,53aの厚さを調整することにより、垂直板材51,54のスリット24内への張り出し量を、これら垂直板材51,54の表面に極力柱状支持部材7,8が接触しないように調整することが出来るように構成するのが望ましい。又、仮に垂直板材51,54の表面に柱状支持部材7,8が接触するような状況になっても、その接触時の両者間の摩擦を極力少なくするために、垂直板材51,54の表面には、滑りを良くするためのシート(フィルム)を貼付するなどの対策を講じておくことが出来る。
上記のように搬送用走行体1が、合流部46を経由して直線経路部44を直進走行するとき、及び合流部46を経由して合流経路部45から直線経路部44へ走行合流するとき、スリット24の上を覆っているカバー34の左右一対の帯状カバー材34a,34bと合流部46の三角形のカバー材56の左右何れかの側辺が、それ自体の弾性に抗して、柱状支持部材7,8によって上に押し開かれる。そして搬送用走行体1が走行していないときのスリット24内に、重量の重い異物や作業者の足が嵌まり込むような事態になったときは、その異物や作業者の足によって押し下げられる、帯状カバー材34a,34b又は合流部46の三角形のカバー材56は、その下側に位置する補助床面手段38の波形帯状弾性材39a,39b又は合流部46のV字形固定部材47によって受け止められ、異物や作業者の足がスリット24内に落ち込むのを防止する。
本発明のフロアコンベヤは、床面上側の被搬送物支持台部が床面下側の搬送用走行体に柱状支持部材を介して支持されるタイプのフロアコンベヤとして、自動車車体を組み立てラインなどにおいて活用出来る。
1 搬送用走行体
2〜5 トロリー
6 ロードバー
7,8 柱状支持部材
9 水平連結部材
10,11 被搬送物の支持台部
12,13 水平ヨーク部材
14,15 振れ止め用ガイドローラー
16,17,20,21 水平揺動関節部
18,19 上下揺動関節部
22 床面
23 トロリーガイドレール
24 スリット
24a V字形空間
28 被搬送物支持フレーム体
29 水平カーブ経路部
30 柱状支持部材7,8の円弧形の移動軌跡
31 架台
32 床板材
33a,33b 床板材の帯状領域
34a,34b 帯状カバー材
35a,35b 押さえ部材
36,42,49,52,55 ボルトナットなどの締結具
38 補助床面手段
39a,39b 波形帯状弾性材
40 取付け板部
41 帯状取付け板
43 波形帯状弾性材の各U字形部分
43a 補助床面手段の突出部材
44 直線経路部
44a,44b 直線経路部の特定区間
45 合流経路部
46 合流部
47 V字形固定部材
48a,48b V字形固定部材の取付け部
50,53 V字形固定部材の仲介部材
51,54 V字形固定部材の垂直板材
56 三角形のカバー材

Claims (9)

  1. 床面上側の被搬送物支持台部が床面下側の搬送用走行体に、当該搬送用走行体の走行経路に沿って床面に形成されたスリットを上下方向に貫通する柱状支持部材を介して支持され、前記走行経路中の少なくとも水平カーブ経路部に、前記スリットの巾を狭める補助床面手段が併設されたフロアコンベアにおいて、前記補助床面手段は、前記スリットの側辺から当該スリットの巾の中央側に突出する突出部材を前記スリットの長さ方向適当間隔おきに並設して構成され、各突出部材は、垂直上下方向に沿った板状部を備えると共に、前記スリットの巾の中央側に突出する突出姿勢に弾性力で付勢保持され、この突出部材が前記柱状支持部材と接触したときには、当該柱状支持部材の移動方向に弾性に抗して運動することにより、当該柱状支持部材の通過を許すように構成されている、フロアコンベヤ。
  2. 前記補助床面手段の各突出部材は、板面が上下垂直方向になる縦長矩形の弾性板で構成され、この各突出部材が前記突出姿勢になるように取り付けられ、この突出部材が前記柱状支持部材と接触したときには、当該柱状支持部材の移動方向に、この突出部材自体が弾性変形するように構成された、請求項1に記載のフロアコンベヤ。
  3. 前記補助床面手段は、帯状弾性材を波形状に曲げて形成されたもので、前記スリットの巾の中央側に突出する各U字形部分が2枚の前記突出部材を形成し、隣接するU字形部分の間に位置する、前記スリットの長さ方向に沿った板部が取付け板部となっている、請求項2に記載のフロアコンベヤ。
  4. 前記スリットを形成する床板材の当該スリットに隣接する側縁の下側に、当該スリットの長さ方向に沿った帯状取付け板が、その板面が垂直上下方向になるように取り付けられ、前記補助床面手段の突出部材は、前記帯状取付け板のスリット側の板面に取り付けられている、請求項1〜3の何れか1項に記載のフロアコンベヤ。
  5. 前記補助床面手段の突出部材は、前記スリットの左右両側に取り付けられている、請求項1〜4の何れか1項に記載のフロアコンベヤ。
  6. 前記補助床面手段の上側で前記スリットの全巾を覆うカバーが付設され、このカバーは、前記スリットの巾の中央位置で互いに隣接する、弾性板材から成る左右一対の帯状カバー材で構成されている、請求項5に記載のフロアコンベヤ。
  7. 前記スリットの両側の床板材の、当該スリットに隣接する側縁を備えた帯状領域の上側に、前記左右一対の帯状カバー材の基部が載置され、当該帯状領域の下側に、前記補助床面手段の突出部材が取り付けられた帯状取付け板の取付け板部が重ねられ、前記帯状カバー材の基部と前記取付け板部とが、共通の締結具により、前記床板材の帯状領域に取り付けられている、請求項6に記載のフロアコンベヤ。
  8. 前記搬送用走行体の走行経路中の直線経路部における少なくとも特定経路部は、前記補助床面手段を取り付けないで、前記スリットの両側の床板材の、当該スリットに隣接する側縁を備えた帯状領域の巾が、当該帯状領域のスリットに隣接する側縁が平面視において前記補助床面手段の突出部材の先端相当位置に達するように広げられている、請求項1〜7の何れか1項に記載のフロアコンベヤ。
  9. 前記搬送用走行体の走行経路中で、直線経路部に対し合流又は分岐経路部が斜めに接続される平面視V字形の合流又は分岐部では、直線経路部のスリットに併設された左右一対の前記補助床面手段と、合流又は分岐経路部のスリットに併設された左右一対の前記補助床面手段の内、平面視V字形に隣接する側の前記補助床面手段は、前記合流又は分岐部の直前で終端とし、この終端部には、前記合流又は分岐部内に向かってV字形に入り込んで、当該合流又は分岐部における直線経路部及び合流又は分岐経路部のスリットの巾を狭める、垂直板面を有するV字形固定部材が取り付けられ、直線経路部のスリットに併設された左右一対の前記帯状カバー材と、合流又は分岐経路部のスリットに併設された左右一対の前記帯状カバー材の内、平面視V字形に隣接する側の帯状カバー材は、前記V字形固定部材を覆い且つ前記合流又は分岐部内に向かって入り込む、弾性板材から成る平面視三角形のカバー材により接続されている、請求項6に記載のフロアコンベヤ。
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