JP2018069791A - ハンドル - Google Patents

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祐太 渡辺
梅原 寿一
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寿一 梅原
海 堀本
Umi Horimoto
海 堀本
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Abstract

【課題】軽量化できるとともに、簡単な構成でデザイン性を向上できるステアリングホイールを提供する。
【解決手段】リム部の一部を構成する金属製の芯金体25のリム芯金部31の互いに離れて位置する複数の端末部35,35間を合成樹脂製の連結体26により連結してリム部の残りの他部を構成する。少なくとも芯金体25のリム芯金部31、及び、リム芯金部31と連結体26との連結部を被覆部によって一体的に被覆する。軽量化を図ることができる。芯金体25と連結体26との連結部が露出しないので、例えば別途の部材などを用いることなく連結体26をそのまま生かして簡単な構成でデザイン性を向上できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、乗員に把持されるリム部を備えるハンドルに関する。
従来、自動車などの車両において、円環状をなし乗員に把持操作されるリム部と、このリム部の内側に位置しステアリングシャフトと接続されるボス部と、これらリム部とボス部とを連結する複数のスポーク部とを備えたステアリングホイール本体を備えたハンドルとしてのステアリングホイールが用いられている。
一般に、ステアリングホイール本体は、金属製の芯金を備え、この芯金には、リム部、ボス部及び各スポーク部のそれぞれに対応するリム芯金部、ボス芯金部及び複数のスポーク芯金部が設定されている。そこで、ステアリングホイールを、強度低下を抑制しつつ軽量化することを目的として、合成樹脂により円環状に形成された前後一対の半割体によりリム芯金部を構成し、これら半割体を互いに接合させて一体形成することで内部を中空状としたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2011−207433号公報 (第5−13頁、図5、図8及び図9)
リム芯金部を合成樹脂製の半割体により構成する場合、分割線が生じるために半割体をそのままリム部の外観部品として用いることはできない。例えば上記の特許文献1記載の構成では、半割体を、金属製のスポーク芯金部との連結部とともに例えばポリウレタンなどの軟質の合成樹脂により被覆している。したがって、リム部を加飾する際には、例えば天然革や合成皮革などの別途の加飾部品が必要となる。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、軽量化できるとともに、簡単な構成でデザイン性を向上できるハンドルを提供することを目的とする。
請求項1記載のハンドルは、乗員に把持されるリム部、このリム部の内側に位置するボス部、及びこれらリム部とボス部とをそれぞれ連結する複数のスポーク部を備えるハンドルであって、互いに離れて位置する複数の端末部を有し前記リム部の一部を構成するリム芯金部、前記ボス部を構成するボス芯金部、及び前記スポーク部を構成する複数のスポーク芯金部を備えた金属製の芯金体と、互いに隣接する前記端末部間を連結して前記リム部の残りの他部を構成する合成樹脂製の連結体と、少なくとも前記芯金体のリム芯金部、及び、このリム芯金部と前記連結体との連結部を一体的に被覆する被覆部とを具備したものである。
請求項2記載のハンドルは、請求項1記載のハンドルにおいて、連結体は、リム部を構成する連結体本体と、この連結体本体の両端部に位置し、リム芯金部の端末部と連結される固定部とを備え、前記固定部と前記端末部とは、一方が他方に挿入された状態で連結され、前記固定部と前記端末部との隙間に挿入される支持部材を具備したものである。
請求項3記載のハンドルは、請求項2記載のハンドルにおいて、固定部と端末部との他方に挿入された一方の端部は、支持部材よりも他方側へと延設されているものである。
請求項1記載のハンドルによれば、リム部の一部を構成する金属製の芯金体のリム芯金部の互いに離れて位置する複数の端末部間を合成樹脂製の連結体により連結してリム部の残りの他部を構成し、少なくとも芯金体のリム芯金部、及び、このリム芯金部と連結体との連結部を被覆部によって一体的に被覆することで、軽量化を図ることができるとともに、芯金体と連結体との連結部が露出しないので、例えば別途の部材などを用いることなく連結体をそのまま生かして簡単な構成でデザイン性を向上できる。
請求項2記載のハンドルによれば、請求項1記載のハンドルの効果に加えて、リム部を構成する連結体の連結体本体の両端部に位置する固定部とリム芯金部の端末部とを、一方を他方に挿入した状態で連結することで、連結体を一体成形することができ、連結体に分割面を生じさせることがなく、連結体の表面を意匠面として活用でき、簡単な構成でデザイン性を向上できるとともに、固定部と端末部との隙間を支持部材により閉塞できるため、固定部と端末部との他方を、挿入される一方よりも大きく形成することが可能となり、芯金体に対する連結体の取り付けがより容易になる。
請求項3記載のハンドルによれば、請求項2記載のハンドルの効果に加えて、固定部と端末部との他方に挿入された一方の端部を支持部材よりも他方側へと延設することで、リム部に対して荷重が加わったときに、固定部と端末部との一方が支持部材と面接触可能となり、固定部と端末部との他方の破損を抑制できる。
本発明の第1の実施の形態のハンドルの一部の分解斜視図である。 同上ハンドルの一部の正面図である。 図2のI−I断面図である。 図2のII−II断面図である。 同上ハンドルの製造方法の一部を模式的に示す正面図である。 同上ハンドルの製造方法の図5に続く工程を模式的に示す正面図である。 同上ハンドルの製造方法の図6に続く工程を模式的に示す正面図である。 同上ハンドルを示す正面図である。 本発明の第2の実施の形態のハンドルの一部の正面図である。 本発明の第3の実施の形態のハンドルの一部の正面図である。 本発明の第4の実施の形態のハンドルの断面図である。 同上ハンドルの支持部材の一部を示す斜視図である。 本発明の第5の実施の形態の連結体を示す正面図である。 本発明の第6の実施の形態のハンドルの一部を示す正面図である。 図14のIII−III断面図である。 本発明の第7の実施の形態のハンドルの一部を示す断面図である。
以下、本発明の第1の実施の形態の構成を図1ないし図8を参照して説明する。
図8において、10は自動車部品としてのハンドル(ステアリングハンドル)であるステアリングホイールで、このステアリングホイール10は、自動車の運転席の乗員の前方に配置され、ハンドル本体であるステアリングホイール本体11と、このステアリングホイール本体11の乗員側に取り付けられる設置体であるモジュール12と、ステアリングホイール本体11の反乗員側、すなわちモジュール12と反対側に取り付けられる図示しない被覆部材としてのカバー体となどから構成されている。また、このステアリングホイール10には、必要に応じて、ステアリングホイール本体11の乗員側に図示しない装飾部材としてのフィニッシャ(ガーニッシュ)などが取り付けられる。そして、モジュール12は、例えばエアバッグを収納したエアバッグ装置などが好適に用いられるが、例えばエアバッグ装置に代えて、例えば衝撃吸収体を収納したパッド体や、内部に収容物がない単なるホーンパッドなど、その他の任意のものを用いることもできる。
なお、ステアリングホイール10は、通常、水平方向(垂直方向)に対して傾斜した状態で備えられる図示しない操縦装置としてのステアリングシャフトに装着されるものであるが、以下、モジュール12側を乗員側、正面側あるいは後側(図4などに示す矢印RR側)、ステアリングシャフト側を車体側、背面側あるいは前側(図4などに示す矢印FR側)とし、このステアリングシャフトに沿った前後方向を軸方向とし、その他、このステアリングホイール10が備えられる車体の直進方向を基準として、左右方向(図2に示す矢印L,R方向)上下方向(図2に示す矢印U,D方向)などの方向を説明する。
そして、ステアリングホイール10(ステアリングホイール本体11)は、円環状(ドーナツ状)をなすリム部(リング部)21と、このリム部21の内側に位置する中心部としてのハブ部であるボス部(マウント部)22と、これらリム部21とボス部22とを連結する複数のスポーク部23とから構成されている。また、このステアリングホイール10(ステアリングホイール本体11)は、図1ないし図4に示す芯金体25を備えている。さらに、このステアリングホイール10(ステアリングホイール本体11)は、連結体26を備えている。また、このステアリングホイール10(ステアリングホイール本体11)は、支持部材27を備えている。さらに、このステアリングホイール10(ステアリングホイール本体11)は、固定部材28を備えている。また、このステアリングホイール10(ステアリングホイール本体11)は、被覆部29を備えている。そして、このステアリングホイール10(ステアリングホイール本体11)は、背面側がカバー体により覆われている。
スポーク部23は、車種などによってその本数は様々に設定し得るが、本実施の形態では例えば左右及び下部の3本が設定されている。
芯金体25は、例えばアルミニウムなどの金属により一体に成形された、金属製のものである。この芯金体25は、リム部21、ボス部22及びスポーク部23に対応し、円弧状のリム芯金部31、ボス芯金部32、及びスポーク芯金部33を備えている。
リム芯金部31は、リム部21の一部を構成するものである。より詳細に、リム芯金部31は、リム部21のうち、互いに隣接するスポーク部23,23間の少なくともいずれかを除く位置を構成するものである。このリム芯金部31は、本実施の形態では円弧状に形成されている。例えば、このリム芯金部31は、左右斜め上から下部に亘って連続するC字状に形成されている。換言すれば、このリム芯金部31は、リム部21のスポーク部23,23間を除く位置を構成している。具体的に、このリム芯金部31は、正面から見て、アナログ時計の2時方向から6時ないし10時方向に亘って連続している。このため、このリム芯金部31は、左右及び下部のスポーク芯金部33を連結して構成されており、左右のスポーク芯金部33,33間の上部を除いて位置している。したがって、このリム芯金部31には、対をなす端末部35,35が設定されている。
端末部35,35は、連結体26により互いに連結される部分である、これら端末部35,35は、互いに隣接するスポーク芯金部33,33(スポーク部23,23)間に位置し、互いに離れている。本実施の形態では、左右に位置するスポーク芯金部33,33(スポーク部23)間の上部に位置している。これら端末部35,35は、スポーク芯金部33,33の基端部に対して、リム芯金部31の周方向に連結体26に対して締結可能な所定長さ延びている。また、これら端末部35,35には、固定部材28が固定される固定孔35a,35aが設けられている。これら固定孔35a,35aは、例えばリム芯金部31(端末部35,35)を貫通して設けられている。
ボス芯金部32は、ステアリングシャフトと接続される部分である。また、このボス芯金部32には、モジュール12を支持する支持部が設けられていてもよい。さらに、このボス芯金部32には、ホーンスイッチ用の接点が設けられていてもよい。
スポーク芯金部33は、ボス芯金部32とリム芯金部31とを連結して放射状に延びている。本実施の形態では、すべてのスポーク部23に対応してスポーク芯金部33が設定されている。そのため、スポーク芯金部33は、左右及び下部に延びている。なお、スポーク芯金部33は、すべてのスポーク部23に対応して設定されている必要はなく、スポーク芯金部33を備えないスポーク部23に対しては、フィニッシャなどによって構成することもできる。
連結体26は、リム芯金部31の互いに隣接する端末部35,35どうしを連結するものである。この連結体26は、例えば炭素繊維強化合成樹脂(CFRP)などにより一体に成形された、合成樹脂製のものである。すなわち、この連結体26は、芯金体25に対して比重が小さく設定されている。この連結体26は、本実施の形態では、中空状に成形されている。この連結体26は、例えばリム部21の一部をなす円弧状に形成されている。すなわち、リム芯金部31と連結体26とにより、リム部21が円環状に形成されるようになっている。換言すれば、この連結体26が、リム芯金部31により一部が構成されたリム部21の残りの他部を構成している。したがって、この連結体26は、リム芯金部31の端末部35,35間の円弧部分の曲がり及び長さに合うように設計されている。具体的に、本実施の形態では、連結体26は、左右に連続する円弧状に形成されている。すなわち、この連結体26は、アナログ時計の10時から12時ないし2時に亘って連続している。したがって、この連結体26は、リム芯金部31よりも短い円弧状(中心角が小さい円弧状)に形成されている。また、この連結体26は、左右に位置するスポーク部23(スポーク芯金部33)の間を連結して配置されている。そして、この連結体26は、連結体本体としての加飾部41と、対をなす固定部42,42とを一体に備えている。
加飾部41は、外側面が被覆部29とともにリム部21の意正面を構成する部分である。すなわち、この加飾部41は、被覆部29によって覆われずにリム部21の表面に直接露出する部分である。この加飾部41は、リム芯金部31,31よりも太く形成されている。また、この加飾部41は、被覆部29と略等しい外径に設定されている。
固定部42,42は、加飾部41の両端末に位置している。これら固定部42,42は、リム芯金部31の端末部35,35と連結されて連結部44,44を構成する部分である。これら固定部42,42は、筒状、本実施の形態では例えば角筒状に形成されている。また、これら固定部42,42は、加飾部41の両端末からこの加飾部41の円弧に沿って円弧状に突設されている。そして、各固定部42と各端末部35とは、いずれか一方が他方に挿入された状態で連結される関係であれば、その内外は問わないが、本実施の形態では、各固定部42に各端末部35が内挿されている。すなわち、各固定部42は、各端末部35よりも太く形成されており、各固定部42の内側に各端末部35が位置している。また、各固定部42と各端末部35との間には、隙間46がそれぞれ形成されている。本実施の形態では、各固定部42の内側と各端末部35の外側との間に隙間46が形成されている。この隙間46は、本実施の形態では、微小なクリアランスではなく、固定部42と端末部35との一方を他方に対して円滑に挿入できるように、比較的大きく設定されている。そして、各固定部42には、挿入孔42aが設けられている。この挿入孔42aは、端末部35の固定孔35aと位置合わせされて固定部材28が挿入されるようになっている。本実施の形態では、各固定部42には、挿入孔42aが前後に1つずつ設けられている。
支持部材27は、シム、あるいはスペーサなどとも呼ばれるもので、リム芯金部31の各端末部35と各固定部42との隙間46をそれぞれ閉塞するものである。すなわち、この支持部材27は、連結部44のそれぞれに対応して設定されている。この支持部材27は、筒状に形成されている。本実施の形態では、固定部42の内形に沿った外形を有し内側に端末部35を保持する角筒状となっている。また、この支持部材27は、隙間46内に挿入される支持部材本体としての挿入部48と、隙間46内に位置せずに端末部35と固定部42との他方に突き当てられる位置決め部としての突き当て部49とを一体に備えている。また、この支持部材27には、挿入孔27aが設けられている。この挿入孔27aは、端末部35の固定孔35a及び固定部42の挿入孔42aと位置合わせされて固定部材28が挿入されるようになっている。さらに、この支持部材27は、複数の支持体に分割されていてもよい。本実施の形態では、この支持部材27は、例えば前後一対の支持体51,52に分割されている。したがって、本実施の形態では、支持体51,52にそれぞれ1つずつの挿入孔27aが設けられている。なお、この支持部材27は、破損しない強度であれば例えば合成樹脂製でも金属製でもよいが、本実施の形態では、合成樹脂製である。
挿入部48は、筒状、例えば角筒状に形成されている。この挿入部48は、各端末部35と各固定部42との隙間46を充填する形状に設けられている。また、この挿入部48の一端部、すなわち突き当て部49と反対側の端部は、各固定部42の基端部と略等しい位置となるように配置されている。
突き当て部49は、端末部35と固定部42との一方が他方に挿入される構成において、これらの他方の端部(端面)に当接することにより連結部44に対して支持部材27を位置決めする部分である。本実施の形態では、この突き当て部49は、固定部42の先端部に当接することにより支持部材27を位置決めしている。この突き当て部49は、挿入部48の他端部に連続してもうけられている。また、この突き当て部49は、挿入部48よりも大きい筒状、例えば角筒状に形成されている。
固定部材28は、芯金体25と連結体26とを、支持部材27を介在させた状態で互いに固定するものである。本実施の形態では、この固定部材28は、芯金体25、連結体26及び各支持体51,52を互いに固定するものである。また、本実施の形態では、この固定部材28は、連結部44毎に一対用いられる。この固定部材28としては、例えばねじ(平ねじ)、あるいはリベットなどが用いられる。そして、この固定部材28は、リム部21の小径方向に沿って挿入孔42a,27a及び固定孔35aに挿入されて固定されるようになっている。例えば固定部材28を平ねじとする場合には、固定孔35aの内面に固定部材28の螺合用のタップが切られていてもよい。本実施の形態では、この固定部材28は、前方及び後方からそれぞれ挿入されるようになっている。また、この固定部材28を挿入する挿入孔42a,27aには、受け部材(カラー部材)としてのワッシャ55が取り付けられていてもよい。このワッシャ55は、例えば連結体26の成形時に金属カラーとして予め組み込んでもよい。
被覆部29は、リム部21の加飾部41を除く部分の意匠面を構成するものである。この被覆部29は、例えばポリウレタンなどの、軟質の合成樹脂(例えば連結体よりも軟質の合成樹脂)により成形された、合成樹脂製のものである。この被覆部29は、芯金体25と連結体26との連結部44ないしリム芯金部31と、このリム芯金部31とスポーク芯金部33との連結部とを覆って設けられている。なお、この被覆部29には、必要に応じて、表皮体を巻くこともできる。この場合には、この表皮体がリム部21の加飾部41を除く部分の意匠面を構成し、被覆部29は表皮体により覆われることとなる。
次に、上記の第1の実施の形態のステアリングホイールの製造方法を説明する。
ステアリングホイール10(ステアリングホイール本体11)は、概略として、予め成形された芯金体25に対して予め成形された連結体26を取り付け、これら芯金体25と連結体26との隙間を予め成形された支持部材27により閉塞し、これらを固定部材28によって一体的に固定した後、連結部44ないしリム芯金部31と、このリム芯金部31とスポーク芯金部33との連結部とを覆って被覆部29を成形することにより構成される。
より詳細に、まず、予めダイカスト成形などにより芯金体25を成形する。このとき、芯金体25は、例えば既存の円環状の芯金体の金型を用いて成形し、円環状のリム芯金部を部分的にカットすることにより成形することもできる。
次いで、予めブロー成形などにより成形した連結体26の一方の固定部42をリム芯金部31の一方の端末部35に差し込み、連結体26を一方の端末部35からリム芯金部31側に押し込んで移動させることで、連結体26の他方の固定部42をリム芯金部31の端末部35,35間に位置させる(図5)。
さらに、この連結体26を他方の固定部42側に戻す(スイッチバックする)ようにスライドさせ、この他方の固定部42を芯金体25のリム芯金部31の他方の端末部35に差し込む(図6)。
この状態で、予め射出成形などにより成形した支持部材27の支持体51,52により各端末部35をそれぞれ挟み込みながらこの支持部材27(支持体51,52)の挿入部48を隙間46に挿入する(図7)。このとき、突き当て部49が固定部42の先端部に当接することで、支持部材27が位置決めされる。
そして、芯金体25、連結体26及び支持部材27の位置決め及び仮固定を行い、連結体26の各固定部42に挿入孔42aを開口させた後、ワッシャ55を取り付け、挿入孔42a,27a及び固定孔35aに挿入した固定部材28により芯金体25、連結体26及び支持部材27を固定する。このとき、それぞれ金属部材であるワッシャ55及び芯金体25が直接接触するメタルタッチとすることが好ましい。
この後、この芯金体25と連結体26とを連結した中間体Mを金型にセットし、反応混合液を金型のキャビティに充填することでキャビティ内にて反応混合液が反応して、芯金体25と連結体26との連結部44ないしリム芯金部31と、このリム芯金部31とスポーク芯金部33との連結部とを覆ってポリウレタン製などの軟質の被覆部29が成形される。そして、被覆部29が成形されたステアリングホイール10(ステアリングホイール本体11)を脱型し、必要に応じて被覆部29に表皮体を巻き、ステアリングシャフトに連結した後、さらに必要に応じてモジュール12やフィニッシャなどを取り付けてステアリングホイール10が完成する。
このように、上記の第1の実施の形態によれば、リム部21の一部を構成する金属製の芯金体25のリム芯金部31の互いに離れて位置する複数の端末部35,35間を合成樹脂製の連結体26により連結してリム部21の残りの他部を構成し、少なくとも芯金体25のリム芯金部31、及び、このリム芯金部31と連結体26との連結部44を被覆部29によって一体的に被覆することで、金属製の芯金体26や例えばウレタンである被覆部29の量を低減でき、ステアリングホイール10(ステアリングホイール本体11)の軽量化を図ることができるとともに、芯金体25と連結体26との連結部44が外部に露出しないので、外観を損なうことがないため、例えば表皮体などの別途の部材などを用いることなく連結体26(加飾部41)の色柄や素材感をそのまま生かして簡単な構成でデザイン性を向上できる。
また、連結体26を中空状に形成したことで、ステアリングホイール10(ステアリングホイール本体11)をより軽量化できる。
しかも、芯金体25は、既存の芯金体やその金型を用いて形成できるので、新たに専用の金型を起こす必要がなく、安価に製造できる。
また、リム部21を構成する連結体26の加飾部41の両端部に位置する固定部42,42とリム芯金部31の端末部35,35とを、一方を他方に(本実施の形態では端末部35,35を固定部42,42)挿入した状態で連結することで、例えば連結体26を半割体などの複数の部材で形成することなく一体成形でき、連結体26(加飾部41)に分割面を生じさせることがなく、連結体26(加飾部41)の表面を意匠面として活用でき、簡単な構成でデザイン性を向上できる。さらに、固定部42,42と端末部35,35との隙間46,46を支持部材27により閉塞できるため、固定部42,42と端末部35,35との他方(本実施の形態では固定部42,42)を、挿入される一方(本実施の形態では端末部35,35)よりも大きく形成することが可能となる。そこで、固定部42,42と端末部35,35との一方(本実施の形態では端末部35,35)を容易に他方(本実施の形態では固定部42,42)へと挿入でき、芯金体25に対する連結体26の取り付けがより容易になる。したがって、ステアリングホイール10(ステアリングホイール本体11)の製造性が向上し、より安価に製造できる。
したがって、安価で、かつ、軽量で操作性が良好なステアリングホイール10を提供できる。
なお、図9に示す第2の実施の形態のように、スポーク芯金部33(スポーク部23)が2本である場合には、これらスポーク芯金部33(スポーク部23)の上部間及び下部間のそれぞれを除いてリム芯金部31を形成し、これらリム芯金部31の上端側の端末部35,35間、及び下端側の端末部35,35間を連結体26により連結するように構成することもできる。
また、図10に示す第3の実施の形態のように、スポーク芯金部33(スポーク部23)が3以上の場合には、隣接するスポーク芯金部33,33間の複数の箇所を除いてリム芯金部31を形成し、これらリム芯金部31の互いに隣接する端末部35,35間をそれぞれ連結体26により連結するように構成することもできる。
さらに、支持部材27は、端末部35、あるいは固定部42の形状に対応した形状とすることもできる。例えば図11及び図12に示す第4の実施の形態のように、端末部35を固定部42に対して挿入する場合には、端末部35の断面形状に応じて、支持部材27の内側の形状を形成してもよい。具体的に、端末部35(リム芯金部31)の断面形状がU字状である場合、支持体51または支持体52を端末部35の断面形状に嵌合するW字状(M次状)などとしてもよい。
そして、連結体26は、必ずしも円弧状でなくてもよく、例えば図13に示す第5の実施の形態のように、一部に平面状の部分57を有する形状などとしてもよい。
また、連結体26の加飾部41は、端末部35間に連結体26を取り付けることができれば、中空状でも中実状でも構わない。
また、上記の各実施の形態において、端末部35と固定部42との一方を他方に挿入する構成の場合、これらの一方を支持部材27よりも他方側へと延ばすこともできる。例えば図14及び図15に示す第6の実施の形態では、各固定部42に対して挿入される各端末部35の先端を、支持部材27よりも固定部42側、すなわち加飾部41側へと延ばしてもよい。すなわち、端末部35の先端を、固定部42を超えて加飾部41に挿入されるように形成してもよい。この場合には、加飾部41を中空状とすることが好ましい。そして、このように固定部42,42と端末部35,35との他方(本実施の形態では固定部42,42)に挿入された一方(本実施の形態では端末部35,35)の端部を支持部材27よりも他方(本実施の形態では固定部42,42)側へと延設(例えば加飾部41側へと延設)することで、例えばステアリングホイール10の上側の片側60°曲げ試験など、リム部21に対して乗員側から荷重Fが加わったときに、固定部42,42と端末部35,35との一方(本実施の形態では端末部35,35)が支持部材27と点接触ではなく面接触可能となる。そのため、固定部42,42と端末部35,35との他方(本実施の形態では固定部42,42)の破損を抑制できる。また、固定部材28を挿入する方向をステアリングホイール10(ステアリングホイール本体11)の垂直方向である前後方向とすることで、乗員側からの荷重Fに対する強度をより向上できる。
さらに、端末部35と固定部42との一方を支持部材27よりも他方側へと延ばす構成の場合、これらの他方に挿入される一方の端部の反乗員側を傾斜状に形成してもよい。例えば図16に示す第7の実施の形態のように、各固定部42に対して挿入される各端末部35の先端の前側を斜めに切断することにより、これら端末部35の先端の前側(反乗員側)に、先端側に向かって徐々に後側に傾斜する傾斜面59を形成してもよい。この場合には、リム部21に対して乗員側から過度な荷重Fが加わったときに、固定部42,42と端末部35,35との他方に挿入されている一方(本実施の形態では端末部35,35)が曲がることで他方(固定部42,42)をより破損させにくくできる。
なお、上記の各実施の形態において、端末部35と固定部42とは、いずれか一方が他方に挿入された状態で連結される構成であれば、例えば端末部35,35の一方を固定部42,42の一方に内挿し、固定部42,42の他方を端末部35,35の他方に内挿する構成などとすることもできる。すなわち、端末部35と固定部42との内外関係はすべて同一でなくてもよく、部分的に異なっていてもよい。そして、端末部35と固定部42との他方に挿入される一方は、中空でも中実でもよい。すなわち、リム部21を構成する芯金体25の一部を合成樹脂製の連結体26によって置き換える構成であって、芯金体25の端末部35,35と連結体26の固定部42,42との一方を他方に挿入して連結できれば、芯金体25の成形方法、成形装置、連結体26の大きさ、長さ、形状や、各部材の中実や中空、支持部材27の形状、あるいは端末部35,35と固定部42,42との連結方法などは、それぞれ任意に設定できる。
また、固定部42を端末部35に挿入する場合には、固定部42は筒状でなくてもよい。
本発明は、例えば自動車のステアリングホイールとして好適に用いることができる。
10 ハンドルであるステアリングホイール
21 リム部
22 ボス部
23 スポーク部
25 芯金体
26 連結体
27 支持部材
29 被覆部
31 リム芯金部
32 ボス芯金部
33 スポーク芯金部
35 端末部
41 連結体本体としての加飾部
42 固定部
44 連結部
46 隙間

Claims (3)

  1. 乗員に把持されるリム部、このリム部の内側に位置するボス部、及びこれらリム部とボス部とをそれぞれ連結する複数のスポーク部を備えるハンドルであって、
    互いに離れて位置する複数の端末部を有し前記リム部の一部を構成するリム芯金部、前記ボス部を構成するボス芯金部、及び前記スポーク部を構成する複数のスポーク芯金部を備えた金属製の芯金体と、
    互いに隣接する前記端末部間を連結して前記リム部の残りの他部を構成する合成樹脂製の連結体と、
    少なくとも前記芯金体のリム芯金部、及び、このリム芯金部と前記連結体との連結部を一体的に被覆する被覆部と
    を具備したことを特徴とするハンドル。
  2. 連結体は、
    リム部を構成する連結体本体と、
    この連結体本体の両端部に位置し、リム芯金部の端末部と連結される固定部とを備え、
    前記固定部と前記端末部とは、一方が他方に挿入された状態で連結され、
    前記固定部と前記端末部との隙間に挿入される支持部材を具備した
    ことを特徴とする請求項1記載のハンドル。
  3. 固定部と端末部との他方に挿入された一方の端部は、支持部材よりも他方側へと延設されている
    ことを特徴とする請求項2記載のハンドル。
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