JP2018069665A - 印刷装置、画像処理プログラムおよび印刷処理システム - Google Patents

印刷装置、画像処理プログラムおよび印刷処理システム Download PDF

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雅彦 平沢
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雅彦 平沢
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Abstract

【課題】印刷メディアに関する処理や設定の不整合を防止する印刷装置および画像処理プログラムを提供する。【解決手段】印刷装置30は、画像処理情報と印刷設定情報とを対応付けたメディア印刷情報を記憶するメディア印刷情報記憶部32と、通信制御部35と、印刷処理部36とを備え、通信制御部35は、印刷メディアを指定するメディア指定情報に対応する画像処理情報をメディア印刷情報記憶部32から読み出して印刷データを生成する画像処理装置20へ送信し、印刷データを画像処理装置20から受信し、印刷処理部36は、受信した印刷データが指定する印刷メディアに対応する印刷設定情報に従った設定で、受信した印刷データの印刷を実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、印刷装置、画像処理プログラムおよび印刷処理システムに関する。
印刷メディアに印刷を行う印刷処理システムでは、印刷メディアへの印刷処理を担う印刷装置(プリンター)と、プリンターが印刷するための印刷データの生成処理を担う画像処理装置とが異なる装置である場合が多い。例えば、画像処理装置に相当するコンピューター上で印刷データが生成され、プリンターが当該コンピューターから印刷データを受信して印刷処理を実行する形態が一般的である。特に、いわゆるLFP(Large Format Printer)の分野では、このようなシステムが多く採用されている。
ここで、印刷に用いる給紙装置として設定された給紙装置にセットされている印刷用紙の向きおよび種類に対応した画像を形成するための印刷データを生成するプリンタードライバープログラムが開示されている(特許文献1参照)。
特開2010‐102398号公報
上述のシステムにおいて、印刷を完了させ、品質の良好な印刷成果物を得るためには、画像処理装置と印刷装置とで対象となる印刷メディアが一致していなければならない。しかしながら、これらの装置においては印刷メディアに適合させるための画像処理や各種設定はそれぞれ個別に行われるため、これら画像処理や各種設定が共通の印刷メディアに関する処理となることが保証されない。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、印刷メディアに関する処理や設定の不整合を確実に防いで、品質の良好な印刷成果物を得ることを可能にする印刷装置、画像処理プログラムおよび印刷処理システムを提供する。
本発明の態様の1つは、印刷装置は、各印刷メディア用の印刷データの生成のために必要となる画像処理情報と各印刷メディアへの印刷のために必要となる印刷設定情報とを対応付けた情報であるメディア印刷情報を記憶するメディア印刷情報記憶部と、通信を制御する通信制御部と、前記印刷設定情報に従った設定で印刷データに基づく印刷を実行する印刷処理部と、を備え、前記通信制御部は、印刷メディアを指定するメディア指定情報に対応する前記画像処理情報を前記メディア印刷情報記憶部から読み出して印刷データを生成する画像処理装置へ送信し、前記画像処理情報を用いて生成された印刷データを前記画像処理装置から受信し、前記印刷処理部は、前記受信した前記印刷データが指定する印刷メディアに対応する前記印刷設定情報に従った設定で、前記受信した印刷データの印刷を実行する。
当該構成によれば、印刷装置は、メディア印刷情報(画像処理情報および印刷設定情報)を記憶している。そして、印刷装置から画像処理装置へ、メディア指定情報が指定する印刷メディアに対応する画像処理情報が与えられ、印刷装置は、画像処理装置により生成された印刷データが指定する印刷メディアに対応する印刷設定情報を用いて、当該印刷データに基づく印刷を実行する。そのため、画像処理装置が印刷データの生成に際して用いる画像処理情報と、印刷装置が印刷データに基づく印刷に際して用いる印刷設定情報とに不整合(対応する印刷メディアの不一致)が生じず、結果、品質の良好な印刷成果物が得られる。
本発明の態様の1つは、前記通信制御部は、前記印刷装置に装着された印刷メディアに対応する前記画像処理情報を前記メディア印刷情報記憶部から取得して前記画像処理装置へ送信し、前記装着された印刷メディア用に生成された印刷データを前記画像処理装置から受信し、前記印刷処理部は、前記装着された印刷メディアに対応する前記印刷設定情報を、前記メディア印刷情報記憶部から読み出し、当該読み出した印刷設定情報に従った設定で、前記受信した印刷データに基づく印刷を実行するとしてもよい。
当該構成によれば、印刷装置に実際に装着されている印刷メディアに対応する画像処理情報が印刷装置から画像処理装置へ与えられ、印刷装置は、前記装着されている印刷メディアに対応する印刷設定情報を用いて、画像処理装置により生成された印刷データに基づく印刷を実行する。つまり、画像処理装置が印刷データの生成に際して用いる画像処理情報と、印刷装置が印刷データに基づく印刷に際して用いる印刷設定情報とが、いずれも前記装着されている印刷メディアに合った情報となり、結果、品質の良好な印刷成果物が得られる。
本発明の態様の1つは、前記印刷処理部は、前記受信した印刷データで指定されている印刷メディアと前記装着された印刷メディアとの一致を判定し、一致する場合に印刷を実行するとしてもよい。
当該構成によれば、前記受信した印刷データが対応する印刷メディアと前記装着された印刷メディアとが万一、一致しない場合に、印刷を強行してしまうことを回避できる。
本発明の態様の1つは、前記メディア印刷情報記憶部が記憶する前記印刷設定情報は、編集可能であり、編集された後の印刷設定情報を含んでいるとしてもよい。
当該構成によれば、ユーザーは、メディア印刷情報記憶部が記憶する印刷設定情報を、任意に編集することができる。
本発明の態様の1つは、印刷装置は、前記印刷設定情報に対する編集を受け付ける編集受付部を更に備え、前記編集受付部により編集された前記印刷設定情報により前記メディア印刷情報記憶部が記憶している前記印刷設定情報を更新するとしてもよい。
当該構成によれば、ユーザーは、印刷装置を操作することにより、メディア印刷情報記憶部が記憶する印刷設定情報を任意に編集することができる。
本発明の態様の1つは、前記メディア印刷情報記憶部は、前記印刷装置が使用可能な印刷メディア毎に前記画像処理情報と前記印刷設定情報とを対応付けて記憶しているとしてもよい。
当該構成によれば、膨大な種類の印刷メディア毎に画像処理情報と印刷設定情報が存在する中で、印刷装置が使用する印刷メディアに必要な画像処理情報と印刷設定情報を適切に記憶することができる。
本発明の態様の1つは、前記メディア印刷情報記憶部は、識別番号を記憶しており、前記通信制御部は、前記メディア指定情報として前記識別番号を使うとしてもよい。
当該構成によれば、印刷装置は、画像処理装置との情報のやり取りにおいて前記識別番号を利用することにより、容易かつ確実に、対象とする印刷メディアを特定し、必要な情報を提供したり使用したりすることができる。
本発明の態様の1つは、前記通信制御部は、前記画像処理装置から前記メディア指定情報を入力した場合に、前記メディア指定情報が指定する印刷メディアに対応して前記メディア印刷情報記憶部に記憶されている前記画像処理情報を前記画像処理装置へ送信するとしてもよい。
当該構成によれば、画像処理装置が必要とする画像処理情報を的確に当該画像処理装置へ提供することができる。
本発明の態様の1つは、前記通信制御部は、印刷に際して採用すべき印刷モードを指定する印刷モード指定情報を含んだ前記印刷データを受信し、前記印刷処理部は、前記印刷モード指定情報が指定する印刷モードにより前記印刷を実行するとしてもよい。
当該構成によれば、印刷装置は、受信した印刷データに含まれている印刷モード指定情報が指定する印刷モードに対応した印刷設定を採用して印刷を実行することができる。
本発明の態様の1つは、前記通信制御部は、公衆通信回線を介して所定のサーバーへアクセス可能であり、前記サーバーが保持する複数の印刷メディア毎の前記メディア印刷情報の中から、所望の前記メディア印刷情報を取得して前記メディア印刷情報記憶部に記憶させるとしてもよい。
当該構成によれば、印刷装置は、インターネット等の公衆通信回線を通じて、前記サーバーが保有する膨大な種類の印刷メディア毎のメディア印刷情報の中から、所望のメディア印刷情報を取得して、記憶することができる。
本発明の技術的思想は、印刷装置という物以外にも様々な態様にて実現される。例えば、上述した画像処理装置も発明として成立する。また、印刷装置と画像処理装置とを含むシステムも発明として成立する。さらには、印刷装置、画像処理装置の各装置が実行する工程に相当する各方法の発明や、それら工程を印刷装置、画像処理装置といった装置(コンピューター)に実行させる各プログラムの発明や、各プログラムを記憶したコンピューター読取可能な記憶媒体の発明が、それぞれ成立する。
本発明の態様の1つとして、印刷データを生成する処理をコンピューターに実行させる画像処理プログラムであって、画像処理情報を記憶する印刷装置から、指定された印刷メディアに対応する前記画像処理情報を取得する取得機能と、前記取得した画像処理情報に基づいて、印刷データを生成する印刷データ生成機能と、前記指定された印刷メディアを示すメディア指定情報と前記生成した印刷データとを、前記印刷装置へ送信する送信機能と、を実行させる構成が把握される。
さらに本発明の態様の1つとして、各印刷メディア用の印刷データの生成のために必要となる画像処理情報と各印刷メディアへの印刷のために必要となる印刷設定情報とを対応付けた情報であるメディア印刷情報を記憶するメディア印刷情報記憶部と、通信を制御する第1通信制御部と、前記印刷設定情報に従った設定で印刷データの印刷を実行する印刷処理部と、を備える印刷装置と、前記画像処理情報に基づいて印刷データを生成する印刷データ生成部と、通信を制御する第2通信制御部と、を備える画像処理装置と、を含み、前記第1通信制御部は、メディア指定情報が指定する印刷メディアに対応する前記画像処理情報を、前記メディア印刷情報記憶部から読み出して前記画像処理装置へ送信し、前記印刷データ生成部は、取得した前記画像処理情報に基づいて印刷データを生成し、前記第2通信制御部は、前記メディア指定情報とそれに対応する前記印刷データを前記印刷装置へ送信し、前記印刷処理部は、取得した前記メディア指定情報が指定する印刷メディアに対応する前記印刷設定情報を前記メディア印刷情報記憶部から読み出し、当該読み出した印刷設定情報に従った設定で取得した前記印刷データの印刷を実行する、印刷処理システムが把握される。
さらに前記システムは、ネットワークを介して前記システムに含まれる、前記印刷装置と、前記印刷装置とは異なる第2の印刷装置と、前記印刷装置および前記第2の印刷装置を管理する管理装置を備え、前記管理装置は、前記印刷装置の前記メディア印刷情報記憶部に記憶される前記印刷設定情報を前記印刷装置から取得し、当該取得した前記印刷設定情報を前記第2の印刷装置の前記メディア印刷情報記憶部に記憶させることが可能であるとしてもよい。
当該構成によれば、1つの印刷装置が記憶する印刷設定情報を他の印刷装置にも容易に設定することができる。
印刷処理システムの構成を簡易的に示す図。 プリンターが有するメディアテーブルの構成を示す図。 画像処理情報の構造を示す図。 UI画面を示す図。 ダウンロード用画面を示す図。 編集用画面を示す図。 画像処理装置による印刷データ生成処理を示すフローチャート。 プリンターによる印刷処理を示すフローチャート。 画像処理装置が有する画像処理情報テーブルを示す図。 第2実施例にかかる画像処理装置による印刷データ生成処理を示すフローチャート。 第1変形例にかかるプリンターおよび画像処理装置の処理を示すフローチャート。 第2変形例にかかる印刷処理システムの構成を簡易的に示す図。
以下、各図を参照しながら本発明の実施形態を説明する。なお各図は、本実施形態を説明するための例示に過ぎない。
1.システムの概略説明:
図1は、本実施形態にかかる印刷処理システム(以下、システム)1の構成を簡易的に示している。システム1を、印刷管理システム等と呼んでもよい。システム1は、画像処理装置20およびプリンター30を含んでいる。
画像処理装置20およびプリンター30は、例えば、有線あるいは無線のLAN(Local Area Network)40に接続されており、互いに通信可能である。より具体的には、図示しないルーターを介して公衆通信回線たるインターネット通信網50に接続されたLAN40に、画像処理装置20、プリンター30などの各種装置が接続されている。これら各種装置のそれぞれは、システム1内に複数含まれていてもよい。特に本実施形態では、システム1に複数台のプリンター30が含まれていることを想定する。
ただし、画像処理装置20とプリンター30との関係は、通信可能であればよく、それらが共通のLANに参加していることは必須の構成ではない。例えば、プリンター30はLAN40の外に存在しつつインターネット通信網50に接続する。この場合、プリンター30は、インターネット通信網50に接続可能な画像処理装置20等の各端末から印刷指示を受け付け可能ないわゆるクラウドプリントに対応したプリンターとして機能する。
インターネット通信網50には、プリンター30のファームウェアFWや、後述するメディアファイルMF等、システム1の運用に必要な各種情報を保持し且つ公開するメディアサーバー60が少なくとも1台接続される。メディアサーバー60は、インターネット通信網50を介したクラウドサービスを提供するクラウド環境の一部(仮想サーバー)として実現されたり、物理サーバーにより実現されたりする。システム1の範疇にメディアサーバー60が含まれるとしてもよい。
画像処理装置20は、例えば、パーソナルコンピューター(PC)や、PCと同等の処理機能を有する情報端末により実現される。画像処理装置20は、制御部21、記憶部22、表示部23、操作受付部24、通信インターフェイス(IF)25等を含んでいる。制御部21は、例えば、CPU、ROM、RAM等を有するICや、その他のメモリー等により構成される。制御部21では、CPUが、プログラムに従った演算処理を、RAM等をワークエリアとして用いて実行することにより画像処理装置20の動作を制御する。制御部21は、このようなプログラムの一種として、画像処理プログラム26を搭載している。画像処理プログラム26は、プリンター30が印刷に使用する色(例えば、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K))毎の、ビットマップ展開されたラスターデータ(印刷データ)の生成を専門的に行うRIP(Raster Image Processor)ソフトウェアとしても機能する。そのため、画像処理プログラム26をRIPソフトウェアと呼び、画像処理プログラム26を搭載する画像処理装置20をRIP装置と呼んでもよい。
RIPは、比較的高画質の印刷成果物を得るために用いられる。例えば、印刷会社で用いられる業務用の高画質かつ大判のプリンター(LFP)に印刷を実行させるために、RIPによる印刷データの生成が行われる。記憶部22は、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)やフラッシュメモリー等の記憶媒体により構成される。記憶部22は、制御部21の一部であってもよい。通信IF25は、例えばLAN40を介して外部と通信するための所定の通信規格に対応したIFの総称である。制御部21および通信IF25は、それらが協働することにより、外部との通信を制御する画像処理装置20における通信制御部(第2通信制御部)として機能する。また、制御部21は、後述の画像処理情報PIに基づいて印刷データを生成する印刷データ生成部としても機能する
表示部23は、視覚的情報を表示するための手段であり、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)や、有機ELディスプレイ等により構成される。表示部23は、ディスプレイと、当該ディスプレイを駆動するための駆動回路とを含む構成であってもよい。操作受付部24は、ユーザーによる操作を受け付けるための手段であり、例えば、物理的なボタンや、タッチパネルや、マウスや、キーボード等によって実現される。むろん、タッチパネルは、表示部23の一機能として実現されるとしてもよい。また、表示部23および操作受付部24を含めて操作パネル等と呼ぶことができる。
プリンター30は、ネットワークプリンターとしての一般的な構成を有しており、制御部31、記憶部32、表示部33、操作受付部34、通信IF35、プリンターエンジン36等を含んでいる。制御部31は、例えば、CPU、ROM、RAM等を有するICや、その他のメモリー等により構成される。制御部31では、CPUが、プログラムやファームウェアFWに従った演算処理を、RAM等をワークエリアとして用いて実行することによりプリンター30の動作を制御する。制御部31は、このようなプログラムの一種として、印刷管理に関する処理をプリンター30に実行させる印刷管理プログラム37を搭載している。印刷管理プログラム37は、ファームウェアFWの拡張機能の一種であってもよい。あるいは、印刷管理プログラム37とファームウェアFWとをまとめて、印刷管理プログラムと称してもよい。記憶部32、表示部33、操作受付部34、通信IF35に関する基本的説明は、記憶部22、表示部23、操作受付部24、通信IF25に関して行った前記説明を準用することができる。制御部31および通信IF35は、それらが協働することにより、外部との通信を制御する印刷装置30における通信制御部(第1通信制御部)として機能する。
プリンターエンジン36は、制御部31による制御下で印刷メディアへの印刷動作を実行する機構である。印刷メディアとは、用紙に限られず、フィルムや繊維等、インクやトナーを付着させることができる種々の素材による媒体を指す。プリンターエンジン36は、例えば、インクジェット方式によりインク等の液体を吐出して印刷を行う機構である。プリンターエンジン36は、インク等の液体を吐出する印刷ヘッド、印刷ヘッドを一定の走査方向へ移動させるキャリッジ、印刷メディアを搬送する搬送機構、印刷メディアを乾燥させるためのヒーター等の構成を備える。なお、プリンターエンジン36が採用する印刷方式はインクジェット方式に限定されず、電子写真方式など様々な方式を採用可能である。
システム1は、ユーザーに指定された画像から画像処理装置20が印刷データを生成し、プリンター30が指定された印刷メディアに対して印刷データに基づく印刷を実行するシステムである。印刷すべき画像としては、文書作成ソフトウェアで作成されたテキスト画像、描画ソフトウェアで形成されたグラフィック画像、デジタルカメラで撮影された写真、スキャナーで読み込まれた画像など種々のものがある。
2.メディアテーブルの説明:
次に、メディアテーブルMTpについて説明する。図1に示すように、プリンター30は、記憶部32にメディアテーブルMTpを記憶させている。メディアテーブルMTpには、印刷メディアへの印刷を実現するために画像処理装置20、プリンター30がそれぞれ必要とする情報が記述されている。
図2は、メディアテーブルMTpの構成を例示している。メディアテーブルMTpは、システム1に含まれる各プリンター30がそれぞれ有する情報群であり、メディアファイルMFの集まりである。ある1台のプリンター30が有するメディアテーブルMTpには、例えば、符号“aaa”、“bbb”、“ccc”…で示される印刷メディア毎のメディアファイルMFが格納されている。つまり、メディアテーブルMTpには、当該メディアテーブルMTpを有するプリンター30が使用可能な印刷メディア毎のメディアファイルMFが格納されている。前記符号“aaa”、“bbb”、“ccc”、“ddd”…は、印刷メディアつまり後述のメディア基本情報MIを区別するための便宜上の表記でもある。
1つのメディアファイルMFは、1種類の印刷メディアに対応しており、メディア基本情報MI、画像処理情報PIおよび印刷設定情報SIが対応付けられた情報である。
メディア基本情報MIは、印刷メディアに関する様々な情報を含んでおり、例えば、印刷メディアの名称(メディア名称)、印刷メディアの素材のタイプ(メディアタイプ)、印刷メディアを市場に提供する提供元(メディアベンダー)、印刷メディアのサイズ(長さ、幅、重さ)、メディアファイルMFの更新日時、当該印刷メディアを使用可能なプリンター30の機種名等が含まれ得る。
画像処理情報PIは、対応する印刷メディア用の印刷データの生成のために画像処理装置20にとって必要となる情報である。例えば、画像処理情報PIには、カラープロファイル、色変換テーブル、ドット振分テーブル等が含まれ得る。カラープロファイルは、例えば、対応する印刷メディアの発色特性に関連して規定されたICC(International Color Consortium)プロファイルである。ICCプロファイルは、印刷データの生成工程の色変換処理において、対応する印刷メディア上で画像の色合いを高精度に再現するための情報であり、画像処理の分野で事実上標準化された客観性を有するものである。
色変換テーブルは、画像の表色系の変換(例えば、RGB(レッド、グリーン、ブルー)表色系からCMYK表色系への色変換)に際して用いられるルックアップテーブル(LUT)であり、これも対応する印刷メディアの特性に応じて規定されている。ドット振分テーブルは、色変換処理により得られたプリンター30が印刷に使用するインク色(例えば、CMYK)毎のラスターデータを、さらに画素毎に複数サイズのドットのいずれかに振り分けるドット振り分け処理のためのテーブルである。例えば、プリンター30が一滴あたりのインク重量が異なる3種類のドット(大ドット、中ドット、小ドット)を吐出可能なインクジェットプリンターであるとした場合、インク色毎のラスターデータは、画素毎の階調値がこのような3種類のいずれかのドットのオン情報またはドットのオフ情報に変換される。
さらに画像処理情報PIについて詳細に説明すると、画像処理情報PIは、ユーザーが任意に選択可能な印刷モード別に情報を有している。
図3は、ある1種類の印刷メディア(例えば、メディア基本情報MIが“aaa”である印刷メディア)に対応する画像処理情報PIであって、印刷モード別に情報が分けられている構造を例示している。当該印刷メディアを用いて印刷する場合、ユーザーは、複数の印刷モード1,2,3…のいずれかを選択可能であるとする。
印刷モードが異なることで、印刷に要する時間や画質が異なる。図3に例示するように、画像処理情報PIにおいては、印刷モード1,2,3…毎に、適切なパス数、印刷解像度、ICCプロファイル、色変換テーブル、ドット振分テーブル等がそれぞれ定義されている。パス数とは、プリンター30のキャリッジに搭載された印刷ヘッドが印刷メディアの一定領域を印刷するために当該領域上を移動する回数であり、基本的には、パス数が多い程、印刷に要する時間は長くなるが画質は高くなる。必要とされるICCプロファイル、色変換テーブル、ドット振分テーブル等は、基本的には印刷モード毎に異なるが、一部の印刷モード間で共通していることもある。
印刷設定情報SIは、対応する印刷メディアへの印刷のためにプリンター30にとって必要となる情報である。例えば、印刷設定情報SIには、前記ヒーターの温度、印刷メディアの搬送に関するパラメーター、印刷メディアの乾燥時間、印刷メディアを支持するプラテンから印刷ヘッドまでの高さであるプラテンギャップ、印刷ヘッドが有するノズルのクリーニング頻度等の様々な項目毎の設定値が含まれている。
このようなメディアテーブルMTpを記憶している点で、プリンター30の記憶部32は、各印刷メディア用の印刷データの生成のために必要となる画像処理情報PIと各印刷メディアへの印刷のために必要となる印刷設定情報SIとを対応付けた情報であるメディア印刷情報(印刷メディア毎のメディアファイルMF)を記憶するメディア印刷情報記憶部、に該当すると言える。
メディアサーバー60は、市場に流通する種々の印刷メディア毎に固有のメディアファイルMFを登録したメディアリスト61(図1)を保有している。印刷メディア毎のメディアファイルMFは、例えば、各印刷メディアのメディアベンダーによって生成され、インターネット通信網50を介してメディアサーバー60にアップロードされ、メディアリスト61に登録される。また、メディアベンダーがメディアサーバー60を管理、運営する立場の事業者(メディアサーバー管理者)に対して自社の印刷メディアに関する情報を提供し、当該提供された情報に基づいてメディアサーバー管理者が生成したメディアファイルMFがメディアリスト61に登録されるとしてもよい。
メディアベンダーの中には、プリンターを市場に提供する提供元(プリンターベンダー)も含まれ得る。また、メディアベンダーやプリンターベンダーがメディアサーバー管理者であってもよい。また、メディアサーバー60は、このようなメディアサーバー管理者の数に応じて存在していてもよい。
メディアサーバー60では、メディアリスト61に一旦載せたメディアファイルMFを後に更新する場合がある。例えば、印刷メディアの仕様変更や、印刷メディアへの印刷品質を向上させるための各種情報(画像処理情報PI、印刷設定情報SI)の改善などが行われる場合がある。また、プリンター30のファームウェアFWが更新されることに伴い、当該プリンター30で使用可能な各印刷メディアのメディアファイルMFの更新が必要となる場合もある。メディアサーバー60において、このようなメディアファイルMFの更新がされたとき、当該更新の日時が、当該メディアファイルMFのメディア基本情報MI内の前記更新日時に反映される。
プリンター30では、制御部31が印刷管理プログラム37を実行することにより、メディアサーバー60から必要なメディアファイルMFを取得する。つまり制御部31は、メディアサーバー60が保持する複数の印刷メディア毎のメディア印刷情報(メディアファイルMF)の中から、選択した(所望の)メディアファイルMFを取得し、メディア印刷情報記憶部(記憶部32)に記憶させる。制御部31は、通信IF35を介して、メディアサーバー60へアクセスし、自装置が使用可能な印刷メディアに対応するメディアファイルMFをメディアサーバー60に要求する。メディアサーバー60は、当該要求にかかるメディアファイルMFをメディアリスト61から抽出し、抽出したメディアファイルMFをインターネット通信網50を通じてプリンター30へ送信する。このようにして、メディアファイルMFがメディアサーバー60からプリンター30へダウンロードされる。
制御部31は、ダウンロードしたメディアファイルMFを、記憶部32に記憶させる(メディアテーブルMTp内にメディアファイルMFの1つとして記憶させる)。このとき、ダウンロードしたメディアファイルMFが、現在のメディアテーブルMTpに存在しないものであれば、当該ダウンロードしたメディアファイルMFをメディアテーブルMTpに新たに追加する。一方、ダウンロードしたメディアファイルMFと同じ印刷メディアに対応するメディアファイルMFであって、前記更新日時が当該ダウンロードしたメディアファイルMFの前記更新日時よりも古いメディアファイルMFが、現在のメディアテーブルMTpに存在していれば、当該ダウンロードしたメディアファイルMFを前記更新日時が古いメディアファイルMFに対して上書きする。
以上の説明を踏まえ、更に本実施形態に含まれる幾つかの実施例を説明する。
3.第1実施例:
3‐1.メディアファイルMFのダウンロード:
図4は、印刷管理プログラム37を実行する制御部31が提供するユーザーインターフェイス(UI)画面160を例示している。UI画面160は、表示部33に表示され、ユーザーは、操作受付部34を操作することにより、UI画面160に対する入力を行うことができる。なお、プリンター30に対して、有線あるいは無線によりタブレット型端末やスマートフォン等の端末が接続され、これら端末が有する表示部や入力手段(タッチパネル等)が、表示部33や操作受付部34として機能するとしてもよい。
UI画面160は、プリンター30についての種々の関連情報を表示し、またユーザーからの入力を受け付けるための画面の一例である。図4の例では、UI画面160には、分かり易いようにプリンター30の機種名(例えば、機種名“xxx”)が表示されている。ただし、UI画面30には、プリンター30をユーザーに認識(識別)させるための情報として、機種名以外にも、例えば、プリンター30のIPアドレス、シリアルナンバー、ファームウェアFWのバージョン情報等、様々な情報が表示されるとしてもよい。このような機種名、IPアドレス、シリアルナンバー、ファームウェアFWのバージョン情報等を、個々のプリンター30を識別するためのプリンター識別情報とも呼ぶ。プリンター30は当然に自装置のプリンター識別情報を有している。
また、UI画面160には、第1メディア登録リスト165、第2メディア登録リスト166、サーバーアクセスボタン167等が表示されている。メディアサーバー60からのメディアファイルMFの取得を望むユーザーは、サーバーアクセスボタン167を操作(クリックやタップ)する。制御部31は、サーバーアクセスボタン167への操作を検知した場合、メディアファイルMFのダウンロード用画面170を新たに生成した上で、通信IF35を介してメディアサーバー60へアクセスしてメディアリスト61を表示部33に表示させる。
図5は、ダウンロード用画面170を例示している。ダウンロード用画面170は、制御部31が提供するウェブページである。ダウンロード用画面170には、メディアサーバー60が有するメディアリスト61が表示される。メディアリスト61は、メディアサーバー60が有するメディアファイルMFの存在を、例えば、メディアベンダー、メディア名称、メディアタイプ、機種名(当該メディアファイルMFが対応する印刷メディアを使用可能なプリンターの機種名)、更新日時等といったメディア基本情報MIに含まれる幾つかの項目によって示している。
ユーザーは、例えば、ダウンロード用画面170に表示されたメディアリスト61から任意にメディアファイルMFを選択しダウンロードする所定の操作を行う。操作を受けると、プリンター30は、メディアサーバー60に対して取得したいメディアファイルMFを指定してダウンロード要求を行う。その要求を受けたメディアサーバー60は、選択されたメディアファイルMFをプリンター30へ送信する。図4の例では、機種名“xxx”のプリンター30に対応するUI画面160が開かれており、このUI画面160のサーバーアクセスボタン167の操作の結果、ダウンロード用画面170が開かれていることから、ユーザーは、メディアリスト61から機種名が“xxx”であるメディアファイルMFを選択し、ダウンロードすることができる。
なお、プリンター30(制御部31)が提供するUI画面160に含まれるサーバーアクセスボタン167の操作の結果、ダウンロード用画面170が生成される場合、制御部31は、メディアサーバー60に、メディアサーバー60が有するメディアファイルMFのうち自装置の機種名(機種名“xxx”)に対応するメディアファイルMFのみを表示するためのデータを要求する。メディアサーバー60は、当該要求に応え、保有する大量のメディアファイルMFのうち機種名“xxx”に対応するメディアファイルMFのみを表示するためのデータを制御部31へ送信する。制御部31は、当該取得したデータに基づいて、メディアサーバー60が有するメディアファイルMFのうち機種名“xxx”に対応するメディアファイルMFのみを列挙したリスト(メディアリスト61の一部分)をダウンロード用画面170に表示させる。この結果、ユーザーは、ダウンロード用画面170に表示されたメディアリスト61から任意にメディアファイルMFを選択することにより、機種名“xxx”に対応するメディアファイルMFを容易かつ確実にダウンロードすることができる。
さらに、ダウンロード用画面170には、メディアリスト61から所望のメディアファイルMFを検索するための検索ツール171が表示されるとしてもよい。検索ツール171は、ユーザーに入力された検索条件(メディアベンダー、メディアタイプ、機種名等)に従って、条件が該当するメディアファイルMFだけを表示するためのデータをメディアサーバー60から取得する。制御部31は、当該取得したデータに基づいて、メディアサーバー60が有するメディアファイルMFのうち、検索ツール171に入力された検索条件に該当するメディアファイルMFのみを列挙したリスト(メディアリスト61の一部分)をダウンロード用画面170に表示させる。この結果、ユーザーは、ダウンロード用画面170に表示されたメディアリスト61から任意にメディアファイルMFを選択することにより、所望の条件に合致するメディアファイルMFを容易にダウンロードすることができる。
第1メディア登録リスト165(図4)には、上述のようにメディアサーバー60からプリンター30へダウンロードされたメディアファイルMFが表示されている。図4の例では、第1メディア登録リスト165には、メディアベンダー、メディア名称、メディアタイプ…といったメディア基本情報MIに含まれる幾つかの項目により、ダウンロードされた各メディアファイルMFの存在がユーザーに示されている。
UI画面160においては、第1メディア登録リスト165内のメディアファイルMFを、第2メディア登録リスト166(図4)に登録することができる。第2メディア登録リスト166は、印刷メディアにメディア番号を付して登録する。メディア番号とは、例えば、♯1から始まる連番であり、プリンター30毎に、そのプリンター30を含むシステム1内のみで印刷メディアを識別するための便宜上の番号である。メディア番号は、メディア基本情報MIとしてメディアサーバー60からダウンロードされるものではない。
例えば、ユーザーは、第2メディア登録リスト166に登録したいメディアファイルMFを第1メディア登録リスト165内で選択するとともに、対応付けたいメディア番号(例えば、メディア番号♯1)を第2メディア登録リスト166内で選択する。この状況で、ユーザーは、UI画面160内に用意されたコピーボタン168を操作する。このような操作に応じて、制御部31は、第1メディア登録リスト165内で選択されているメディアファイルMFに関する表示を、第2メディア登録リスト166内で選択されているメディア番号に対応する欄にコピーして表示させる。
プリンター30の記憶部32には、メディアサーバー60から前記のようにダウンロードされた各メディアファイルMFを記憶する第1記憶領域(第1メディア登録リスト165内の各メディアファイルMFを実際に記憶する領域)と、第2メディア登録リスト166に登録するメディアファイルMFをメディア番号と対応付けて実際に記憶する第2記憶領域とが用意されている。従って、制御部31は、第1記憶領域に記憶されている前記選択されたメディアファイルMFをコピーして、第2記憶領域に前記選択されたメディア番号と対応付けて貼り付ける処理を実行する。つまり、第1記憶領域、第2記憶領域ともに、プリンター30に対応付けられて各メディアファイルMFが記憶されることとなる。このように、第1記憶領域または第2記憶領域に記憶されている各メディアファイルMFが、メディアテーブルMTp(図2)の具体的内容例に該当する。
なお、制御部31は、プリンター30が使用可能な印刷メディア毎のメディアファイルMFが、メディアサーバー60のメディアリスト61において新たに登録されたり更新されたりすることを、メディアサーバー60との通信により定期的にチェックし、チェックの結果に応じ、ダウンロード未実施のメディアファイルMFをメディアサーバー60から自動的にダウンロードするとしてもよい。
3‐2.印刷設定情報SIの編集:
ユーザーは、第2メディア登録リスト166に登録したメディアファイルMFの印刷設定情報SIを編集することができる。ユーザーは、印刷設定情報SIを編集する対象のメディアファイルMF(編集対象ファイル)を第2メディア登録リスト166内で選択した状態で、編集開始のための所定操作を実行する。すると制御部31は、当該操作に応じて、編集対象ファイルの印刷設定情報SIを編集するための編集用画面180を、表示部33に表示させる。
図6は、編集用画面180を例示している。編集画面180は、編集対象ファイルのメディア基本情報MIの一部、例えばメディア名称(メディア設定名)等を編集可能な編集入力欄181を有するが、主に、印刷設定情報SIの各項目を編集可能な編集入力欄182を有している。ユーザーは、編集入力欄182に対して任意の入力を行うことで、編集対象ファイルの現在の印刷設定情報SIの各項目(プラテンギャップ、ヒーターの温度、印刷メディアの搬送に関するパラメーター、印刷メディアの乾燥時間、クリーニング頻度…等の各項目)の設定値を変更(編集)することができる。
ユーザーは、編集入力欄182等への任意の入力をした上で、編集用画面180に用意されているOKボタン183を操作する。当該OKボタン183への操作に応じて、制御部31は、編集用画面180の表示を終了させる。その上で、例えばUI画面160に含まれる適用ボタン169(図4)が操作された場合に、制御部31は、直近の編集用画面180内での編集内容により、第2記憶領域に記憶されている編集対象ファイルの印刷設定情報SI等を更新する。これにより、ユーザーが第2メディア登録リスト166内で編集対象ファイルとして任意に選択したメディアファイルMF(例えば、メディア番号♯1のメディアファイルMF)の印刷設定情報SIが編集されたことになる。制御部31は、記憶部32の第1記憶領域に記憶されているメディアファイルMFは編集の対象とせず、記憶部32の第2記憶領域に記憶されているメディアファイルMFの印刷設定情報SIを編集の対象とすることで、メディアサーバー60から取得した状態のままのメディアファイルMFも保持することができる。
このようにメディア印刷情報記憶部(記憶部32)が記憶する印刷設定情報SIは、編集可能であり、編集された後の印刷設定情報SIを含んでいると言える。また、プリンター30は、制御部31、表示部33、操作受付部34等が、印刷設定情報SIに対する編集を受け付ける編集受付部としても機能すると言え、当該編集受付部は、受け付けた操作に応じて編集した印刷設定情報SIにより、メディア印刷情報記憶部(記憶部32)が記憶している印刷設定情報SIを更新する。
3‐3.画像処理装置20による印刷データ生成処理:
次に、システム1における画像処理装置20の動作を説明する。
図7は、画像処理装置20の制御部21が画像処理プログラム26を実行することにより実現する印刷データ生成処理をフローチャートにより示している。
制御部21は、印刷すべき画像を示す画像データをユーザーの操作に応じて取得する(ステップS100)。ここで言う画像データとは、例えば、画像処理装置20が搭載する文書作成ソフトウェアや描画ソフトウェアにより生成された画像データ、外部のデジタルカメラやスキャナーやその他のPC等から入力した画像データ等である。
制御部21は、印刷処理を実行させるプリンター30の指定を受け付ける(ステップS110)。ここでは制御部21は、例えば、システム1に含まれる各プリンター30とのLAN40を介した事前の通信に基づいて、印刷処理を実行させるプリンター30として指定可能な各プリンター30を認識済みであるとする。そこで、制御部21は、プリンター30の指定を入力するためのUI画面(印刷条件入力UI画面)を生成し、表示部23に表示させる。印刷条件入力UI画面には、システム1に含まれる各プリンター30が、例えば上述したプリンター識別情報に基づいて、ユーザーがそれぞれを識別可能な態様で表示される。従って、ユーザーは、印刷条件入力UI画面を見ることにより、指定可能なプリンター30を知ることができ、操作受付部24を操作することにより、印刷条件入力UI画面に対してプリンター30を指定する入力を行う。制御部21は、このような指定を受け付ける。
次に、制御部21は、印刷に使用する印刷メディアの指定を受け付ける(ステップS120)。制御部21は、ステップS110で受け付けた指定にかかるプリンター(以下、指定プリンター)30へ使用可能な印刷メディアを、通信IF25を介して問い合わせる。当該問い合わせを画像処理装置20から受けた指定プリンター30の制御部31は、記憶部32のメディアテーブルMTpに格納されている各メディアファイルMFのメディア基本情報MIを、通信IF35を介して、当該問い合わせの送信元である画像処理装置20へ送信する。このとき、制御部31は、各メディアファイルMFのメディア基本情報MIに加え、メディアテーブルMTpにおいて各メディアファイルMFに対応付けられているメディア番号を画像処理装置20へ送信してもよい。以下では、印刷メディアに関するメディア基本情報MIおよびメディア番号をまとめて、メディア基本情報MI等、と呼ぶ。
制御部21は、指定プリンター30から上述のように送信された各メディアファイルMFのメディア基本情報MI等に基づいて、印刷メディアの指定を入力するためのUI画面(前記印刷条件入力UI画面の一種)を生成し、表示部23に表示させる。この結果、印刷条件入力UI画面には、指定プリンター30において使用可能な各印刷メディアの情報(メディア名称、メディアタイプ、メディアベンダー、メディア番号等)が表示される。従って、ユーザーは、印刷条件入力UI画面を見ることにより、指定プリンター30において指定可能な印刷メディアを知ることができ、操作受付部24を操作することにより、印刷条件入力UI画面に対して印刷メディアを指定する入力を行う。制御部21は、このような指定を受け付ける。
プリンター30および印刷メディアの指定を受け付けた画像処理装置20は、前記指定された印刷メディアに対応する画像処理情報PIを、指定プリンター30から取得する(ステップS130)。この場合、画像処理装置20は、印刷メディアを指定するメディア指定情報を、通信IF25を介して指定プリンター30へ送信する。メディア指定情報とは、指定プリンター30が使用可能な印刷メディアのそれぞれを一義的に示す情報であればよく、メディア名称等であってもよい。本実施例では、メディア指定情報としてより単純なメディア番号を用いるが、メディア番号は必須ではない。ステップS110,S120において、ユーザーが、印刷条件入力UI画面を通じて、例えば機種名“xxx”のプリンター30を指定し、かつ当該機種名“xxx”のプリンター30が使用可能な複数の印刷メディアの中からメディア番号♯1が付された印刷メディアを指定したと仮定する。この場合、画像処理装置20は、指定プリンター30(機種名“xxx”のプリンター30)へ、メディア指定情報(=メディア番号♯1)を送信する。なお、画像処理装置20は、システム1に含まれる複数台のプリンター30の中に同一機種のプリンター30が複数含まれている場合を想定して、指定プリンター30を、例えば機種名とIPアドレスやシリアルナンバーとの組み合わせ等で識別するとしてもよい。
メディア指定情報を画像処理装置20から入力した指定プリンター30の制御部31は、メディア指定情報が示す印刷メディアに対応して記憶部32のメディアテーブルMTpに記憶されているメディアファイルMFから、画像処理情報PIを読み出す。そして、当該読み出した画像処理情報PIを、通信IF35を介して、前記メディア指定情報の送信元である画像処理装置20へ送信する。これにより、画像処理装置20は、指定された印刷メディアに対応する印刷データの生成に必要な画像処理情報PIを指定プリンター30から取得できたことになる。
次に、制御部21は、前記取得した画像処理情報PIに基づいて、前記指定された印刷メディア用の印刷データを生成する(ステップS140)。この場合、前記取得した画像データに対して、画像処理情報PIに基づく画像処理を実行することにより、指定プリンター30が印刷に使用するインク色(例えば、CMYK)毎のラスターデータ(印刷データ)を生成する。例えば、制御部21は、画像データに対して、画像処理情報PIに含まれる印刷解像度に応じた解像度変換処理や、色変換テーブルを用いた色変換処理や、カラープロファイルを用いたカラーマッチングや、ドット振分テーブルを用いたドット振り分け処理や、パス数に応じたデータの並び替え処理を実行し、最終的にプリンター30へ提供する形態の印刷データを生成する。
上述したように、画像処理情報PIは印刷モード別に情報を有している場合がある(図3)。画像処理情報PIが印刷モード別の情報を有している場合、制御部21は、それら印刷モードのいずれかを指定させるためのUI画面を表示部23に表示させ、ユーザーの操作受付部24の操作による印刷モードの指定を受け付ける。そして、制御部21は、当該指定された印刷モードに対応するパス数、印刷解像度、カラープロファイル、色変換テーブル、ドット振分テーブル等の画像処理情報PIに基づいて、印刷データを生成する。つまり、ユーザーが任意に指定したプリンター30、印刷メディアおよび印刷モードの組合せに最適な印刷データが生成される。
制御部21は、前記のように生成した印刷データを、印刷メディアを指定する前記メディア指定情報とともに、通信IF25を介して指定プリンター30へ送信する(ステップS150)。むろん、ステップS150で印刷データとともに送信するメディア指定情報は、ステップS120で受け付けた指定にかかる印刷メディアを示す情報(ここでは、メディア番号)であり、ステップS150における送信先のプリンター30は、ステップS110で受け付けた指定にかかるプリンター30である。印刷データとともにメディア指定情報を送信するとは、印刷データにメディア指定情報を付随させたり紐づけたりして送信する態様や、印刷データ内にメディア指定情報を含めて送信する態様等を含む。なお、印刷データの生成に際して上述したように印刷モードの指定を受けた場合には、制御部21は、ステップS150では、この指定された印刷モード、つまり印刷に際して採用すべき印刷モードを指定する印刷モード指定情報も含めて、印刷データを指定プリンター30へ送信する。印刷モード指定情報は、印刷モードの具体的内容、例えば、パス数等を含む情報である。
3‐4.プリンター30による印刷処理:
図8は、プリンター30の制御部31がファームウェアFWに従って実行する印刷処理をフローチャートにより示している。
制御部31は、通信IF35を介して外部から印刷データを受信したか否かを判定する(ステップS200)。印刷データを受信した場合(ステップS200において“Yes”)、処理をステップS210へ進める。上述したように画像処理装置20が送信した、メディア指定情報が指定する印刷メディア用に生成された印刷データと当該メディア指定情報とを、プリンター30(指定プリンター30)が受信する。
ステップS210では、制御部31は、前記印刷データとともに受信したメディア指定情報を取得し、当該メディア指定情報(メディア番号)に対応する印刷設定情報SIを、記憶部32のメディアテーブルMTpから読み出す。画像処理装置20からプリンター30へは、上述したようにメディア指定情報が印刷データとともに(印刷データに含まれて)送信されるため、このようなメディア指定情報が指定する印刷メディアは、印刷データが指定する印刷メディアであるとも表現できる。
次に、制御部31は、ステップS210で読み出した印刷設定情報SIに従ってプリンターエンジン36各部の動作条件を設定する(ステップS220)。制御部31は、前記読み出した印刷設定情報SIに従って、例えば、ヒーターの温度、搬送機構による印刷メディアの搬送、印刷メディアの乾燥時間、プラテンギャップ、クリーニング頻度等の様々な項目を設定する。そして、制御部31は、前記受信した印刷データをプリンターエンジン36に転送し、プリンターエンジン36に、前記受信したメディア指定情報が指定する印刷メディアへの、印刷データに基づく印刷を実行させる(ステップS230)。つまり、制御部31およびプリンターエンジン36は、それらが協働することにより、印刷設定情報SIに従った設定で印刷データに基づく印刷を実行する印刷処理部として機能する。
制御部31は、画像処理装置20から印刷モード指定情報を含んだ印刷データを受信することがある。制御部31は、印刷モード指定情報を含んだ印刷データを受信した場合には、印刷モード指定情報が指定する印刷モードによりプリンターエンジン36に印刷を実行させる。例えば、制御部31は、印刷モード指定情報が示す印刷モードのパス数に応じて、プリンターエンジン36が有するキャリッジの動作や搬送機構の搬送タイミングを制御することができる。以上により、ユーザーが指定したプリンター30によるユーザーが指定した印刷メディアへの印刷が完了する。
4.第2実施例:
次に、第2実施例について説明する。なお、第2実施例以下では、それまでに説明した実施形態や各実施例と異なる点を説明する。第2実施例においては、画像処理装置20は、記憶部22に画像処理情報テーブル220(図1)を有している。
プリンター30は、記憶部32に記憶している各メディアファイルMFの画像処理情報PIを画像処理装置20にも記憶させる。つまり画像処理装置20は、プリンター30が記憶する画像処理情報PIを記憶するための記憶部22を備え、記憶部22は、プリンター30から取得した画像処理情報PIを格納する画像処理情報テーブル220を有している。
プリンター30の制御部31は、記憶部32(例えば第2記憶領域)に記憶している各メディアファイルMFの画像処理情報PIを、当該メディアファイルMFのメディア基本情報MI等と、自装置のプリンター識別情報とともに、通信IF35を介して、画像処理装置20へ送信する。
図9は、画像処理装置20が有する画像処理情報テーブル220を例示している。画像処理装置20は、各プリンター30から送信された、プリンター識別情報と、プリンター識別情報に対応付けられたメディア基本情報MI等と画像処理情報PIとの組み合わせを、記憶部22の画像処理情報テーブル220に格納する。なお、プリンター30は、記憶部32に記憶している各メディアファイルMF(メディアテーブルMTp)に、メディアファイルMFの追加や更新があった場合には、当該追加や更新にかかるメディアファイルMF内の情報(メディア基本情報MIや画像処理情報PI)を随時、画像処理装置20へ送信し、当該送信した情報により画像処理情報テーブル220の内容をアップデートさせる。
図10は、第2実施例において画像処理装置20の制御部21が画像処理プログラム26を実行することにより実現する印刷データ生成処理をフローチャートにより示している。ステップS300は、ステップS100(図7)と同じである。ステップS310は、基本的にはステップS110,S120(図7)と同じであり、制御部21は、印刷処理を実行させるプリンター30および印刷に使用する印刷メディアの指定を受け付ける。ただし第2実施例では、制御部21は、ステップS310のタイミングで、指定プリンター30へ使用可能な印刷メディアを問い合わせる必要はない。制御部21は、記憶部22に記憶されている画像処理情報テーブル220に含まれている情報に基づいて、上述の印刷条件入力UI画面を生成し、表示部23に表示させることができる。
印刷条件入力UI画面を介してプリンター30および印刷メディアの指定を受け付けた画像処理装置20は、当該指定されたプリンター30および印刷メディアに対応する画像処理情報PIを、画像処理情報テーブル220から読み出す(ステップS320)。つまり第2実施例では、画像処理装置20は、画像処理情報テーブル220を有しているため、印刷データを生成する際に、その都度、指定プリンター30にアクセスせずとも、印刷データの生成に必要な画像処理情報PIを取得することができる。次に、制御部21は、画像処理情報テーブル220から読み出した画像処理情報PIに基づいて、ステップS310で指定された印刷メディア用の印刷データを生成する(ステップS330)。むろん第2実施例においても、制御部21は、ユーザーに印刷モードを指定させるためのUI画面を表示部23に表示させ、指定された印刷モードに対応する画像処理情報PIに基づいて印刷データを生成することができる。ステップS340は、ステップS150(図7)と同じである。
5.まとめ:
このように本実施形態では、プリンター30は、各印刷メディア用の印刷データの生成のために必要となる画像処理情報PIと各印刷メディアへの印刷のために必要となる印刷設定情報SIとを対応付けた情報であるメディア印刷情報(印刷メディア毎のメディアファイルMF)を記憶するメディア印刷情報記憶部(記憶部32)を備える。画像処理装置20は、プリンター30から取得した画像処理情報PIに基づいて、メディア指定情報が指定する印刷メディア用の印刷データを生成し、メディア指定情報と生成した印刷データとをプリンター30へ送信する。プリンター30は、メディア指定情報と、メディア指定情報が指定する印刷メディア用に画像処理装置20により生成された印刷データとを受信する。そして、記憶部32のメディアテーブルMTpから読み出した、前記受信した印刷データ(印刷データとともに受信したメディア指定情報)が指定する印刷メディアに対応する印刷設定情報SIに従った設定で、前記受信した印刷データの印刷を実行する。
つまり、画像処理装置20は、メディア指定情報が指定する印刷メディアに対応する画像処理情報PIに基づいて印刷データを生成し、プリンター30は、当該メディア指定情報が指定する印刷メディアに対応する印刷設定情報SIに従った設定を採用して印刷データに基づく印刷を行う。そのため、画像処理装置20が印刷データの生成に際して用いる画像処理情報PIと、プリンター30が印刷データに基づく印刷に際して用いる印刷設定情報SIとに不整合(対応する印刷メディアの不一致)が生じず、品質の良好な印刷成果物が得られる。特に、RIP装置(画像処理装置20)においてICCプロファイルを用いたカラーマッチング等により印刷メディアの特性に応じた精密な色合わせをした刷データを生成し、LFP(プリンター30)で印刷メディアに応じた細かな印刷設定(例えば、ヒーター温度やプラテンギャップ等の設定)を行った上で印刷データに基づく高画質な印刷成果物を出力させる場面において、本実施形態は大きな効果を奏する。印刷データ生成時に対象としていた印刷メディアと、プリンター30による印刷設定時に対象とする印刷メディアとが相違していると、印刷データと印刷設定とが最適な組み合わせとならず、結果、ユーザーが期待する高画質な印刷成果物を得ることができない。しかし本実施形態によれば、上述したような印刷メディアの不一致が確実に防がれるため、ユーザーが期待する高画質な印刷成果物を得ることができる。
以下、本実施形態に含まれる幾つかの変形例を更に説明する。
6.第1変形例:
図11は、第1変形例においてプリンター30が実行する処理と画像処理装置20が実行する処理とをそれぞれフローチャートにより示している。
プリンター30の制御部31は、自装置に対して搭載された印刷メディア(搭載メディア)を示す搭載メディア情報を取得する(ステップS500)。なお、「搭載」を「装着」と読み替えてもよい。搭載メディア情報とは、例えば、プリンター30における搭載メディアのサイズ、メディアタイプ、メディア名称、メディアベンダー等といった情報の一部あるいは全部であり、およそメディア基本情報MIと同様の項目からなる情報である。ユーザーは、プリンター30における搭載メディアが無くなった場合に、新たにプリンター30に対して印刷メディアを補充する。また、ユーザーが、プリンター30における搭載メディアを任意のタイミングで他の種類の印刷メディアに取り替えることもある。従って、制御部31は、プリンター30における不図示の印刷メディア搭載部(例えば、ロール紙等を保持するための所定の保持部や、単票紙等を搭載するためのトレイ等)に対して、新たに印刷メディアが補充されたタイミングで、当該補充された印刷メディア(搭載メディア)に対応する搭載メディア情報を取得することができる。
搭載メディア情報の取得方法は様々である。例えば、プリンター30が、搭載メディアのサイズやメディアタイプを検知可能なセンサーを有していれば、制御部31は、これらセンサーによる検知結果を入力することにより搭載メディア情報を得ることができる。また、プリンター30に対して印刷メディアをセットしたときに、ユーザーが操作受付部34を操作して搭載メディア情報をプリンター30に対して入力することもある。この場合は、ユーザーの入力により、制御部31は搭載メディア情報を得ることができる。あるいは、印刷メディア自体にメディア基本情報MIを埋め込んだタグ(例えば、バーコードやICチップ等)が付されている場合、印刷メディアがプリンター30にセットされたときに、当該タグを非接触で読み込み可能なリーダー手段に当該タグを読み込ませ、当該リーダー手段を通じて、制御部31は搭載メディア情報を得ることも可能である。その他の方法であっても、制御部31は、結果的に搭載メディア情報を取得できればよい。
プリンター30は、印刷メディア搭載部の数によっては、当然、同時に複数種類の印刷メディアを搭載することが可能である。従って、制御部31は、印刷メディア搭載部毎に、搭載メディア情報を得る。
ステップS510では、制御部31は、印刷メディア搭載部毎の搭載メディア情報に対応する各画像処理情報PIを、対応するメディア基本情報MI等とともに記憶部32(メディアテーブルMTp)から読み出し、当該読み出した情報を、通信IF35を介して画像処理装置20へ送信する。上述したように、搭載メディア情報は、基本メディア情報MIとほぼ同じ項目からなる情報である。そこで制御部31は、ある印刷メディア搭載部の搭載メディア情報を得ている状況で、当該搭載メディア情報と、例えば所定項目数以上で一致するメディア基本情報MIに対応する画像処理情報PIをメディアテーブルMTpから読み出し、当該読み出した画像処理情報PIと対応するメディア基本情報MI等とを、画像処理装置20へ送信する。
画像処理装置20の制御部21は、通信IF25を介して、あるプリンター30から送信された画像処理情報PIとメディア基本情報MI等とのセットを(1セット以上)受信する(ステップS400)。画像処理装置20は、当該受信した情報を、送信元のプリンター30に対応付けて記憶する。その後、制御部21は、印刷に使用する印刷メディアの指定を受け付ける(ステップS410)。第1変形例の説明においては、ステップS410の段階で、印刷すべき画像を示す画像データの取得および、印刷処理を実行させるプリンター30の指定受け付け(図7のステップS100,S110に相当する処理)は済んでいるものとする。また、上述のように搭載メディア情報に対応する画像処理情報PIとメディア基本情報MI等とのセットの送信元のプリンター30が、指定された(指定プリンター30とされた)と仮定する。
そこで、制御部21は、指定プリンター30からステップS400で受信済みのメディア基本情報MI等に基づいて、印刷メディアの指定を入力するためのUI画面(前記印刷条件入力UI画面の一種)を生成し、表示部23に表示させる。ユーザーは、この印刷条件入力UI画面に対して印刷メディアを指定する入力を行い、制御部21は、印刷メディアの指定を受け付ける。ここでユーザーが指定可能な印刷メディアは、指定プリンター30から受信済みのメディア基本情報MI等によって表される印刷メディア、つまり当該指定プリンター30における搭載メディアである。
印刷メディアの指定を受け付けた制御部21は、当該指定された印刷メディアに対応する画像処理情報PIに基づいて、当該指定された印刷メディア用の印刷データを生成する(ステップS420)。ここで用いる画像処理情報PIも、ステップS400で指定プリンター30から受信済みの画像処理情報PIである。ステップS430では、制御部21は、ステップS420で生成した印刷データを、ステップS410で受け付けた指定にかかる印刷メディアを示すメディア指定情報とともに、指定プリンター30へ送信する(ステップS150(図7)およびステップS340(図10)と同様の処理)。
画像処理装置20がステップS430で送信した、メディア指定情報が指定する印刷メディア用に生成された印刷データと当該メディア指定情報とを、プリンター30(指定プリンター30)が受信する(ステップS520)。印刷データを受信した場合、制御部31は、当該印刷データとともに受信したメディア指定情報が示す印刷メディアが、搭載メディアのいずれかと一致するか否か、つまり搭載メディアがメディア指定情報により指定されているか否かを判定する(ステップS530)。印刷データとともに受信したメディア指定情報が示す印刷メディアは、記憶部32のメディアテーブルMTpを参照することにより特定することができる。一方、搭載メディアは、印刷メディア搭載部毎の現在得られている搭載メディア情報により特定することができる。制御部31は、印刷データとともに受信したメディア指定情報が示す印刷メディアが、搭載メディアのいずれかと一致すると判定した場合(ステップS530において“Yes”)、ステップS540へ進む。一方、当該メディア指定情報が示す印刷メディアが、搭載メディアのいずれとも一致しないと判定した場合(ステップS530において“No”)、ステップS540以降をスキップして図11のフローチャートを終える。
印刷データとともに受信したメディア指定情報が示す印刷メディアが、搭載メディアのいずれかと一致するということは、現在プリンター30が搭載しているいずれかの印刷メディアが、使用すべき印刷メディアとして指定されたということである。一方、当該メディア指定情報が示す印刷メディアが、搭載メディアのいずれとも一致しないということは、現在プリンター30が搭載していない印刷メディアが指定されたということであるから、印刷を実行せずに処理を終える。
ステップS540では、制御部31は、前記印刷データとともに受信したメディア指定情報に対応する印刷設定情報SIを、記憶部32のメディアテーブルMTpから読み出す。そして、当該読み出した印刷設定情報SIに従ってプリンターエンジン36各部の動作条件を設定し(ステップS550)、前記受信した印刷データをプリンターエンジン36に転送し、プリンターエンジン36に、前記受信したメディア指定情報が指定する印刷メディア(搭載メディア)への、印刷データに基づく印刷を実行させる(ステップS560)。
このように第1変形例によれば、プリンター30は、搭載メディアに対応する画像処理情報PIをメディア印刷情報記憶部(記憶部32)から取得して画像処理装置20へ送信する(ステップS500,S510)。その後、画像処理装置20により搭載メディア用に生成された印刷データを受信する(ステップS520)。そして、プリンター30は、搭載メディアに対応する印刷設定情報SIをメディア印刷情報記憶部(記憶部32)から読み出し(ステップS540)、当該読み出した印刷設定情報SIに従った設定で、前記受信した印刷データに基づく印刷を実行する(ステップS550,S560)。つまり、画像処理装置20が印刷データの生成に際して用いる画像処理情報PIと、プリンター30が印刷データに基づく印刷に際して用いる印刷設定情報SIとが、いずれも搭載メディアに対応した情報となるため、搭載メディアを用いた高品質な印刷を行うことができる。
さらに第1変形例によれば、プリンター30は、画像処理装置20から受信した印刷データで指定されている印刷メディア(印刷データとともに受信したメディア指定情報が示す印刷メディア)と搭載メディアとが一致するか否かを判定し(ステップS530)、一致する場合に、前記受信した印刷データに基づく印刷を実行する。かかる構成により、受信した印刷データが対応する印刷メディアが現在プリンター30に搭載されていない場合に、印刷を強行してしまうことを回避できる。
第1変形例は、単独でも発明として成立するし、上述の第1実施例との組み合わせによっても成立する。ただし、第1実施例は、プリンター30は画像処理装置20からメディア指定情報を入力したことに応じて画像処理情報PIを画像処理装置20へ提供する構成であるのに対し、第1変形例は、プリンター30は搭載メディアに対応した画像処理情報PIを画像処理装置20へ提供する。従って、第1実施例と第1変形例とを組み合わせたとき、プリンター30は、搭載メディア情報を取得した場合には搭載メディアに対応する画像処理情報PIを画像処理装置20へ提供し、画像処理装置20からメディア指定情報を入力した場合にメディア指定情報が指定する印刷メディアに対応する画像処理情報PIを画像処理装置20へ提供することになる。
7.第2変形例:
図12は、第2変形例にかかるシステム1を示している。図12では、システム1に含まれる個々の装置を図1よりも簡易的に示している。図12に示すように、システム1は、複数のプリンター30(30A,30B,30C…)と、印刷管理装置10とを含む。印刷管理装置10は、例えば、PCやPCと同等の処理機能を有する情報端末により実現される。印刷管理装置10はクラウドサーバーにより実現されていてもよい。印刷管理装置10は、ネットワークNWを介して各プリンター30と通信可能である。ネットワークNWは、例えばLAN40やインターネット通信網50を含む概念である。図12では、画像処理装置20やメディアサーバー60については、図示を省略している。
プリンター30は、記憶部32のメディアテーブルMTpに格納している印刷設定情報SIを、自装置および対応する印刷メディアを特定する情報とともにネットワークNWを介して印刷管理装置10へ送信(アップロード)する。自装置を特定する情報とは、上述したプリンター識別情報であり、対応する印刷メディアを特定する情報とは、印刷設定情報SIとともに同じメディアファイルMFを構成するメディア基本情報MIである。各プリンター30が、自身が有する印刷設定情報SIを印刷管理装置10へ送信するタイミングは様々であるが、一例として、プリンター30は、メディアサーバー60からメディアファイルMFをダウンロードしたタイミングで、当該ダウンロードしたメディアファイルMFの印刷設定情報SIを印刷管理装置10へ送信する。また、プリンター30は、上述の編集用画面180によりいずれかのメディアファイルMFの印刷設定情報SIが編集された場合に、当該編集後の印刷設定情報SIを印刷管理装置10へ送信する。
印刷管理装置10側では、システム1に含まれる各プリンター30から送信される印刷設定情報SIを記憶する。つまり、印刷管理装置10は、プリンター(プリンター識別情報)毎かつ印刷メディア(メディア基本情報MI)毎に印刷設定情報SIを対応付けて記憶する印刷設定情報テーブルSITを有する。また、印刷管理装置10は、プリンター30から受信した印刷設定情報SIと同一プリンターかつ同一印刷メディアに対応する印刷設定情報SIが既に印刷設定情報テーブルSITに存在する場合には、プリンター30から受信した印刷設定情報SIを、同一プリンターかつ同一印刷メディアに対応して印刷設定情報テーブルSITに格納されている印刷設定情報SIに対して上書きする。これにより、プリンター30において実行された印刷設定情報SIの編集(更新)が、印刷管理装置10が有する印刷設定情報テーブルSITに反映される。
印刷管理装置10は、いずれかのプリンター30(第1の印刷装置)から印刷設定情報SIの送信を受けて印刷設定情報テーブルSITに記憶した場合、当該印刷設定情報SIを、システム1に含まれる他のプリンター30に送信して記憶させることができる。印刷管理装置10は、例えば、プリンター30Aから印刷設定情報SIの送信を受けて印刷設定情報テーブルSITに記憶したとする。この場合、印刷管理装置10は、印刷設定情報テーブルSITを参照し、プリンター30A以外のプリンター30に対応して記憶されている印刷設定情報SIの中に、プリンター30Aから送信された前記印刷設定情報SIと同一機種かつ同一印刷メディアに対応して記憶されている印刷設定情報SIが有るか否かを判定する。例えば、プリンター30Bがプリンター30Aと同一機種であり、かつ、プリンター30Bに対応して印刷設定情報テーブルSITに記憶されている印刷設定情報SIの中に、対応する印刷メディアがプリンター30Aから送信された前記印刷設定情報SIと同じものがあれば、前記同一機種かつ同一印刷メディアに対応して記憶されている印刷設定情報SIが有る、という判定となる。
このような判定の結果、印刷管理装置10は、プリンター30Aから送信された前記印刷設定情報SIを、ネットワークNWを介してプリンター30Bへ送信する。プリンター30Bは、印刷管理装置10から送信された印刷設定情報SIを、自身の記憶部32のメディアテーブルMTpへ記憶させる。このとき、プリンター30Bは、印刷管理装置10から送信された印刷設定情報SIを、同一印刷メディアに対応してメディアテーブルMTpに格納している印刷設定情報SIに対して上書きする。このように第2変形例によれば、印刷管理装置10は、システム1に含まれるプリンター30のメディア印刷情報記憶部(記憶部32)に記憶される印刷設定情報SIを取得し、当該取得した印刷設定情報SIを当該プリンター30以外のシステム1に含まれるプリンター30(第2のプリンター30)に記憶させることが可能である。これにより、あるプリンター30における編集後の印刷設定情報SIを、印刷管理装置10を介在させて、当該プリンター30と同一機種の他のプリンター30にも設定させることができる。従って、複数台のプリンター30について印刷設定情報SIを一律に調整しようとするユーザーの負担を大きく減らすことができる。
8.その他:
画像処理装置20が搭載する画像処理プログラム26は、RIPソフトウェアであるだけでなく、印刷データを生成し、プリンター30を制御して印刷データに基づく印刷を実行させるプリンタードライバーとして機能するものであってもよい。
また、これまで説明したソフトウェアとして実現される機能は、ハードウェアにより実現されるとしてもよい。
また、メディアサーバー60が有するメディアリスト61は、コンピューターに着脱可能な可搬型メモリーや光ディスクなどの種々の記録媒体に記録された状態でユーザーに配布されてもよい。
上述したように画像処理装置20とプリンター30との関係は、通信可能であればよく、例えば、プリンター30は、画像処理装置20からプリンター30に向けて送信された情報を、他の通信装置を介して受信するとしてもよい。あるいは、画像処理装置20とプリンター30との間において、アドホックモードによる直接的な無線通信を実行するとしてもよい。
1…システム、10…印刷管理装置、20…画像処理装置、21…制御部、22…記憶部、23…表示部、24…操作受付部、25…通信IF、26…画像処理プログラム、30,30A,30B,30C…プリンター、31…制御部、32…記憶部、33…表示部、34…操作受付部、35…通信IF、36…プリンターエンジン、37…印刷管理プログラム、50…インターネット通信網、60…メディアサーバー、61…メディアリスト、220…画像処理情報テーブル、MF…メディアファイル、MTp…メディアテーブル、SIT…印刷設定情報テーブル

Claims (10)

  1. 各印刷メディア用の印刷データの生成のために必要となる画像処理情報と各印刷メディアへの印刷のために必要となる印刷設定情報とを対応付けた情報であるメディア印刷情報を記憶するメディア印刷情報記憶部と、
    通信を制御する通信制御部と、
    前記印刷設定情報に従った設定で印刷データに基づく印刷を実行する印刷処理部と、を備え、
    前記通信制御部は、
    印刷メディアを指定するメディア指定情報に対応する前記画像処理情報を前記メディア印刷情報記憶部から読み出して印刷データを生成する画像処理装置へ送信し、
    前記画像処理情報を用いて生成された印刷データを前記画像処理装置から受信し、
    前記印刷処理部は、前記受信した前記印刷データが指定する印刷メディアに対応する前記印刷設定情報に従った設定で、前記受信した印刷データの印刷を実行する、ことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記通信制御部は、前記印刷装置に装着された印刷メディアに対応する前記画像処理情報を前記メディア印刷情報記憶部から取得して前記画像処理装置へ送信し、前記装着された印刷メディア用に生成された印刷データを前記画像処理装置から受信し、
    前記印刷処理部は、前記装着された印刷メディアに対応する前記印刷設定情報を、前記メディア印刷情報記憶部から読み出し、当該読み出した印刷設定情報に従った設定で、前記受信した印刷データに基づく印刷を実行することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記印刷処理部は、前記受信した印刷データで指定されている印刷メディアと前記装着された印刷メディアとの一致を判定し、一致する場合に印刷を実行することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記メディア印刷情報記憶部が記憶する前記印刷設定情報は、編集可能であり、編集された後の印刷設定情報を含んでいることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の印刷装置。
  5. 前記印刷設定情報に対する編集を受け付ける編集受付部を更に備え、
    前記編集受付部により編集された前記印刷設定情報により前記メディア印刷情報記憶部が記憶している前記印刷設定情報を更新することを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記メディア印刷情報記憶部は、識別番号を記憶しており、前記通信制御部は、前記メディア指定情報として前記識別番号を使うことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の印刷装置。
  7. 前記通信制御部は、公衆通信回線を介して所定のサーバーへアクセス可能であり、前記サーバーが保持する複数の印刷メディア毎の前記メディア印刷情報の中から、所望の前記メディア印刷情報を取得して前記メディア印刷情報記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の印刷装置。
  8. 印刷データを生成する処理をコンピューターに実行させる画像処理プログラムであって、
    画像処理情報を記憶する印刷装置から、指定された印刷メディアに対応する前記画像処理情報を取得する取得機能と、
    前記取得した画像処理情報に基づいて、印刷データを生成する印刷データ生成機能と、
    前記指定された印刷メディアを示すメディア指定情報と前記生成した印刷データとを、前記印刷装置へ送信する送信機能と、を実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
  9. 各印刷メディア用の印刷データの生成のために必要となる画像処理情報と各印刷メディアへの印刷のために必要となる印刷設定情報とを対応付けた情報であるメディア印刷情報を記憶するメディア印刷情報記憶部と、通信を制御する第1通信制御部と、前記印刷設定情報に従った設定で印刷データの印刷を実行する印刷処理部と、を備える印刷装置と、
    前記画像処理情報に基づいて印刷データを生成する印刷データ生成部と、通信を制御する第2通信制御部と、を備える画像処理装置と、を含み、
    前記第1通信制御部は、メディア指定情報が指定する印刷メディアに対応する前記画像処理情報を、前記メディア印刷情報記憶部から読み出して前記画像処理装置へ送信し、
    前記印刷データ生成部は、取得した前記画像処理情報に基づいて印刷データを生成し、
    前記第2通信制御部は、前記メディア指定情報とそれに対応する前記印刷データを前記印刷装置へ送信し、
    前記印刷処理部は、取得した前記メディア指定情報が指定する印刷メディアに対応する前記印刷設定情報を前記メディア印刷情報記憶部から読み出し、当該読み出した印刷設定情報に従った設定で取得した前記印刷データの印刷を実行する、ことを特徴とする印刷処理システム。
  10. ネットワークを介して前記システムに含まれる、前記印刷装置と、前記印刷装置とは異なる第2の印刷装置と、前記印刷装置および前記第2の印刷装置を管理する管理装置を備え、
    前記管理装置は、前記印刷装置の前記メディア印刷情報記憶部に記憶される前記印刷設定情報を前記印刷装置から取得し、当該取得した前記印刷設定情報を前記第2の印刷装置の前記メディア印刷情報記憶部に記憶させることが可能であることを特徴とする請求項9に記載の印刷処理システム。
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