JP2018068321A - おむつ - Google Patents

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亮平 大森
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Yoshiro Maeda
吉朗 前田
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Abstract

【課題】尿を確実に検知すると共にコスト低減したおむつを提供する。【解決手段】本発明のおむつは、液体を透過する内面シートと、外面シートと、内面シートと外面シートとの間に配置される吸収体と、排泄物を検知する排泄検知素子と、を備える。吸収体は、排泄物を流すための凹部を内面シート側に有する一方、排泄検知素子は、凹部に配置される。【選択図】図1

Description

本発明は、排泄検知素子を用いて排泄物を検知するおむつに関する。
近年、排泄検知素子を用いて排泄物を検知する様々なおむつが提案されている。例えば、特許文献1は、電極を有し、尿を利用して電気を発生させる電池と、電池で発生した電気を利用して通信ユニットに信号を送信する送信手段と、を備えるおむつを開示している。特許文献1に記載のおむつは、おむつ使用者の排泄した尿を利用して、おむつ内で発電を行い、送信手段により通信ユニットへ信号を送信し、排泄があったことを知らせることができる。
また、特許文献2は、排泄物を検知した場合に送信機能を停止する複数の素子を備えるおむつを開示している。特許文献2のおむつは、複数の素子を用いることにより、排泄位置がずれた場合でも、排泄物を正確に検知することができる。
特開2006−349418号公報 特開2006−201029号公報
特許文献1に開示されたおむつの構成においては、排泄位置がずれると排泄物が電極に接触しなくなり、排泄物を検知することができない場合があるという課題がある。
特許文献2に開示されたおむつの構成においては、おむつ使用者の排泄を精度良く検知するために複数の検知素子を備えるため、コストが高くなるという課題がある。
本発明は、上記の課題を解決するものであり、排泄物を正確に検知すると共にコストを低減したおむつを提供することを目的とする。
本発明の一態様のおむつは、
液体を透過する内面シートと、
外面シートと、
前記内面シートと前記外面シートとの間に配置される吸収体と、
排泄物を検知する排泄検知素子と、
を備え、
前記吸収体は、排泄物を流すための凹部を前記内面シート側に有し、
前記排泄検知素子は、前記凹部に配置される。
本発明によれば、排泄物を正確に検知すると共にコストを低減したおむつを提供することができる。
本発明に係る実施の形態1のおむつを上から見た場合の概略構成図 図1のおむつのA−A線断面図 本発明に係る実施の形態1における排泄検知素子の概略構成図 本発明に係る実施の形態1のおむつの使用例を示す図 本発明に係る実施の形態1のおむつ交換のフローチャート 本発明に係る実施の形態1においてハンディタイプのリーダライタを用いたおむつ交換のフローチャート 本発明に係る実施の形態2のおむつを上から見た場合の概略構成図 本発明に係る実施の形態1及び実施の形態2の変形例のおむつ用パッド 図8のおむつ用パッドのB−B線断面図
本発明の一態様のおむつは、
液体を透過する内面シートと、
外面シートと、
前記内面シートと前記外面シートとの間に配置される吸収体と、
排泄物を検知する排泄検知素子と、
を備え、
前記吸収体は、排泄物を流すための凹部を前記内面シート側に有し、
前記排泄検知素子は、前記凹部に配置されてもよい。
このような構成により、おむつ使用者が排泄した際に排泄物が吸収体の凹部に流れるため、凹部に配置された排泄検知素子によって確実に排泄物を検知することができる。また、本発明のおむつは、排泄物を流す凹部に排泄検知素子を配置することにより、排泄検知素子の数を減らし、コストの低減を実現することができる。
前記凹部は、前記吸収体の長手方向に延びる溝であってもよい。
このような構成により、排泄物が長手方向に延びる溝に沿って流れるため、排泄物を排泄検知素子に導きやすくなる。そのため、更に、排泄物を正確に検知することができる。
前記排泄検知素子は、股下部分に設けられた凹部に配置されてもよい。
このような構成により、おむつの股下部分に排泄された排泄物を検知しやすくすることができる。
前記排泄検知素子は、腹側部分と背側部分とのうち少なくとも一方に設けられた凹部に配置されてもよい。
このような構成により、おむつ使用者の状態、例えば、おむつ使用者が寝ている状態等に関わらず、排泄物を確実に検知することができる。
前記排泄検知素子は、前記凹部の長手方向の端部に配置されてもよい。
このような構成により、おむつ使用者の状態に関わらず、排泄物を確実に検知することができると共に、おむつの使用限界を検知することができる。
前記排泄検知素子は、
無線ICチップと、
前記無線ICチップに接続され、所定の共振周波数を有する整合回路と、
前記整合回路に接続された放射電極と、
を備え、
前記整合回路は、前記凹部に位置してもよい。
このような構成により、凹部を流れる排泄物が排泄検知素子の整合回路に接触するため、より確実に排泄物を検知することができる。
以下、本発明に係る実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。また、各図においては、説明を容易なものとするため、各要素を誇張して示している。
(実施の形態1)
[全体構成]
図1は、本発明に係る実施の形態1のおむつを上から見た場合の概略構成を示す。図1において、符号L1、L2、L3は、それぞれおむつ使用者の腹側部分、股下部分、背側部分に対応する。図1中のX方向は長手方向を示し、Y方向は幅方向を示す。図2は、図1のおむつ10Aにおける股下部分L2のA−A線断面図を示す。図1及び図2に示すように、実施の形態1のおむつ10Aは、液体を透過する内面シート11と、防水の外面シート12と、排泄物を吸収する吸収体13と、排泄物を検知する排泄検知素子20と、を備える。また、実施の形態1において、おむつ10Aは、排泄物の漏れを防止するギャザー15、おむつ10Aを装着するためのテープ16を備える。
内面シート11は、おむつ使用者のからだが接触するおむつ10Aの内面領域を形成するシートである。内面シート11は、液体を透過する材料で作られており、おむつ使用者が排泄した際に、排泄物である尿を素早く吸収体13へ送り込む。例えば、内面シート11は、ポリエステル又はポリプロピレンの不織布等で作られている。
外面シート12は、おむつ10Aの外側を覆う防水のシート、即ち液体を透過しないシートである。外面シート12は、尿を漏らさず、水蒸気を外に逃がすような通気性を有する素材で作られている。外面シート12は、内面シート11と吸収体13とを覆い、排泄物の漏れを防止している。
吸収体13は、尿などの排泄物を吸収するものである。吸収体13は、内面シート11と外面シート12との間に配置されている。吸収体13は、おむつ10Aの腹側部分L1から股下部分L2を通って背側部分L3まで長手方向であるX方向に向かって延びるように配置されている。吸収体13は、例えば、略長方形の形状を有しており、内面シート11と接触する側には、凹部14が設けられている。吸収体13は、例えば、吸水紙、線状パルプ、高分子吸水材などを組み合わせて構成されている。
凹部14は、排泄物を流すための溝である。実施の形態1では、凹部14は、吸収体13の長手方向に延びる直線状の溝である。凹部14は、おむつ10Aの腹側部分L1から股下部分L2を通り、背側部分L3まで、図1のX方向に向かって延びている。凹部14は、おむつ使用者が排泄したときに尿を吸収体13全体に導く流路として機能し、吸収体13の特定の箇所に排泄物が集中することを抑制している。また、凹部14は、吸収体13への尿の吸収を速めると共に、尿がおむつ10Aの外に漏れるのを抑制している。
排泄検知素子20は、排泄物に接触することにより、通信不可能となることで排泄物を検知する素子である。実施の形態1では、リーダライタ等の外部装置と排泄検知素子20との通信が不可能になった場合に、おむつ使用者が排泄したことを検知する。図1に示すように、排泄検知素子20は、おむつ10Aの股下部分L2に設けられた凹部14の中央に配置されている。また、排泄検知素子20は、図2に示すように、凹部14の底部に配置された内面シート11上に配置されている。
排泄検知素子20について、図3を用いて詳細に説明する。図3は、排泄検知素子20の概略構成を示す。図3に示すように、排泄検知素子20は、無線ICチップ21と、整合回路22と、放射電極23と、を備える。
無線ICチップ21は、電池を内蔵しないパッシブタイプのものであり、所定周波数の送受信信号を処理する。無線ICチップ21は、整合回路22と電気的に接続されている。実施の形態1においては、無線ICチップ21は、RFICチップを用いている。
整合回路22は、インダクタとコンデンサとを備え、所定の共振周波数を有する共振回路を構成している。整合回路22は、無線ICチップ21と放射電極23とのインピーダンスマッチングを図るものであり、無線ICチップ21と放射電極23との両方に接続されている。
放射電極23は、リーダライタ等の外部からの信号を受信すると共に、無線ICチップ5からの信号を放射するアンテナである。放射電極23は、整合回路22と電気的に導通した状態で接続されている。実施の形態1においては、放射電極23は、ダイポール型アンテナが使用されている。
図1に示すように、排泄検知素子20は、おむつ10Aの股下部分L2に設けられた吸収体13の凹部14に配置されている。上述したように、凹部14は、特定の箇所に尿が集中しないように、吸収体13の長手方向に尿を導く流路として機能している。そのため、おむつ使用者がおむつ10A内で排尿した場合、尿が凹部14に流れ込み、確実に尿と排泄検知素子20とが接触する。このように、排泄検知素子20は、尿と接触しやすい位置である凹部14に配置されることにより、おむつ使用者が排泄した際に確実に通信不可能となり、排泄物を検知することができる。
排泄検知素子20は、無線ICチップ21と整合回路22とが凹部14に位置するように、配置されるのが好ましい。特に、整合回路22が尿と接触しやすい位置である凹部14に配置されることが好ましい。例えば、実施の形態1の排泄検知素子20では、図3のA1の領域に示すように、整合回路22と放射電極23との接合部の領域が、尿と接触するように、排泄検知素子20を凹部14に配置することが好ましい。図3に示すA1の領域に尿が接触することで、排泄検知素子20をより確実に通信不可能な状態にすることができる。なお、図3に示すA1の領域は、実施の形態1の場合に、尿の接触により通信不可能になる位置を例示として示したものである。排泄検知素子20の通信を不可能にする尿の接触位置は、放射電極23の形状や整合回路22の構成により異なる。
図4は、おむつ10Aを使用したシステムの例を示す。図4に示すように、おむつ10Aを使用したシステムは、おむつ10Aと、リーダライタ31と、送信ユニット32と、通信モジュール33と、を備える。
リーダライタ31は、おむつ10Aの排泄検知素子20と通信するものである。送信ユニット32は、通信モジュール33に信号を送信するものである。通信モジュール33は、送信ユニット32から信号を受信し、介護者に排泄があったことを知らせるものである。なお、図示していないが、これらの要素は、コンピュータ等の制御部によって制御されるものである。
おむつ10Aの排泄検知素子20は、排泄物と接触していない場合、外部装置であるリーダライタ31と通信可能な状態である。そのため、リーダライタ31は、排泄検知素子20からの信号を読み取ることができる。この場合、リーダライタ31は、おむつ使用者が排泄を行っていないことを判定することができる。一方、排泄検知素子20が排泄物に接触した場合、排泄検知素子20が通信不可能な状態となる。そのため、リーダライタ31は、排泄検知素子20の信号を読み取ることができなくなる。この場合、リーダライタ31は、おむつ使用者が排泄を行ったことを判定し、送信ユニット32を介して、通信モジュール33へ信号を送信する。通信モジュール33は、例えば、スマートフォン、コントローラ等である。通信モジュール33は、おむつ交換などの表示をすることにより、介護者におむつ使用者が排泄を行ったことを知らせることができる。
次に、おむつ10Aの使用例について、図5を用いて説明する。図5は、おむつ10Aの交換フローチャートを示す。
図5に示すように、ステップST11は、おむつ10Aの排泄検知素子20と、リーダライタ31とのペアリングを行う。ステップST11では、リーダライタ31によりおむつ10Aを識別するための設定を行う。
ステップST12は、リーダライタ31により排泄検知素子20の信号を読み取る。ステップST12では、リーダライタ31により排泄検知素子20が通信可能であることを確認する。
ステップST13は、前回のリーダライタ31による読み取りから所定時間を経過しているどうかを判定する。所定時間とは、例えば、30秒程度である。ステップST13では、前回の読み取りから所定時間が経過している場合、フローはステップST14へ進む。一方、前回の読み取りから所定時間が経過していない場合、フローを待機させて、再度ステップST13を行う。
ステップST14は、再度リーダライタ31により排泄検知素子20の信号を読み取る。ステップST14では、リーダライタ31により排泄検知素子20の信号を読み取ることができるか否かを確認する。
ステップST15は、排泄検知素子20が通信可能であるか否かを判定する。ステップST15では、排泄検知素子20が通信可能であると判定した場合、ステップST13へ戻る。一方、排泄検知素子20が通信不可能であると判定した場合、ステップST16へ進む。
ステップST16は、送信ユニット32が通信モジュール33へ信号を送信する。このステップST16では、通信モジュール33によりメッセージなどを表示して介護者におむつ使用者が排泄を行ったことを知らせる。これにより、介護者はおむつの交換を行うことができる。
[効果]
実施の形態1に係るおむつ10Aによれば、以下の効果を奏することができる。
実施の形態1に係るおむつ10Aは、吸収体13に設けられた凹部14に排泄検知素子20を配置している。このような構成により、凹部14が排泄検知素子20に排泄物を導くため、排泄検知素子20により確実に尿を検知することができる。また、おむつ10Aによれば、尿を確実に検知しつつ排泄検知素子20の数を減らすことができるため、コストを低減することができる。
おむつ10Aでは、特に、整合回路22が凹部14に位置するように排泄検知素子20を配置することにより、より確実に尿の検知を行うことができる。
本発明に係る実施の形態1のおむつ10Aを含むシステムによれば、おむつ使用者が排泄を行ったときに、介護者におむつ交換の必要があることを知らせることができる。したがって、このようなシステムでは、おむつ交換の確認等の作業を減らすことができ、介護者の負担を減らすことができる。
なお、実施の形態1において、凹部14については、長手方向に延びる直線状の1つの溝を例として説明したが、これに限定されない。凹部14は、複数の溝を含んでいてもよい。例えば、凹部14は、格子状などの様々な形状を有していてもよい。
また、実施の形態1において、凹部14の底部に吸収体13を含まない構成について説明したが、これに限定されない。例えば、凹部14の底部に、吸収体13が含まれていてもよい。
実施の形態1において、排泄検知素子20は、おむつ10Aの股下部分L2の凹部14に配置されているが、これに限定されない。排泄検知素子20は、吸収体13の凹部14に配置されていればよい。また、排泄検知素子20は、1つに限定されず、複数配置してもよい。
また、排泄検知素子20は、凹部14において内面シート11上に配置されているが、これに限定されない。例えば、排泄検知素子20は、凹部14において、内面シート11の内側に配置されてもよい。
また、排泄検知素子20は、尿に一時的に接触して通信不可能になっても、その後に尿に接触しなくなった場合に通信が回復し、リーダライタ31と通信可能になる素子であってもよい。例えば、1回目の排尿が行われると、排泄検知素子20は、凹部14を流れる尿と接触することにより一時的に通信不可能になる。しかし、吸収体13で尿を吸収すると、凹部14の尿が減り、排泄検知素子20は、尿と接触しなくなるため、通信が回復する。次に、2回目の排尿が行われると、排泄検知素子20は、再び凹部14を流れる尿と接触して通信不可能となる。2回目の排尿では、吸収体13で吸収しきれなかった尿が凹部14に残るため、排泄検知素子20は、通信不可能な状態が継続する。このような素子を使用することにより、おむつ10Aの使用限界を判定してもよい。使用限界とは、例えば、吸収体13が尿を実質的に最大まで吸収している状態を意味する。例えば、おむつ10Aは、排泄検知素子20が所定時間経過しても通信可能にならない場合、おむつの使用限界に達していると判定してもよい。これにより、介護者は、おむつ10Aの使用限界を容易に知ることができるため、おむつ交換の頻度を下げることができる。
また、排泄検知素子20は、尿との接触により通信不可能となる例を説明したが、これに限定されない。例えば、排泄検知素子20は、尿と接触せずに、素子の近傍にある尿を検知するものであってもよい。排泄検知素子20は、リーダライタ31から受信した電波又は磁界により電力を発生させて必要な処理を行った後、排泄検知素子20内のデータを電波又は磁界に乗せてリーダライタ31に返信している。そのため、排泄検知素子20の近傍、即ち素子とリーダライタ31との間のデータの返信経路に尿が存在すると、排泄検知素子20からリーダライタ31にデータが返信される際、排泄検知素子20から発信される電力レベルが低下する。排泄検知素子20は、電力レベルの低下を検知することによって、素子近傍にある尿を検知してもよい。また、排泄検知素子20は、尿に接触することにより、通信可能となる素子であってもよい。
実施の形態1において、放射電極23については、ダイポール型アンテナを説明したが、これに限定されない。例えば、放射電極23は、モノポール型アンテナであってもよい。
実施の形態1においては、排泄検知素子20は、整合回路22が尿に接触することによって通信不可能になる例について説明したが、これに限定されない。例えば、排泄検知素子20が多量の尿に接触しているとき、排泄検知素子20は、整合回路22が尿に接触せず、放射電極23が尿と接触した場合に通信不可能となるものであってもよい。
実施の形態1においては、リーダライタ31が送信ユニット32を用いて通信モジュール33に信号を送信する構成について説明したが、これに限定されない。例えば、リーダライタ31は、ハンディタイプのリーダライタであってもよい。介護者は、定期的に巡回してハンディタイプのリーダライタをおむつ10Aに当て、排泄検知素子20を読み取ることによって、リーダライタと排泄検知素子20との通信が可能か否かを検知してもよい。
ハンディタイプのリーダライタを用いたおむつ交換について、図6を用いて説明する。図6は、ハンディタイプのリーダライタを用いたおむつ交換のフローチャートを示す。
図6に示すように、ステップST21では、おむつ使用者がおむつ10Aを装着する。
ステップST22では、おむつ交換の定期巡回時に、介護者がおむつ10Aにハンディタイプのリーダライタを当て、排泄検知素子20の読み取りを行う。
ステップST23では、リーダライタと排泄検知素子20との通信が可能か否かを判定する。ステップST13では、リーダライタと排泄検知素子20との通信が可能である場合、フローはステップST24へ進む。一方、リーダライタと排泄検知素子20との通信が不可能である場合、フローはステップST25へ進む。
ステップST24では、リーダライタと排泄検知素子20との通信が可能な状態であることから排泄が行われていないと判定できるため、介護者によるおむつ交換は行わず、フローがステップST22に戻る。
ステップST25では、リーダライタと排泄検知素子20との通信が不可能な状態であることから排泄が行われていると判定できるため、介護者によるおむつの除去を行う。
ステップST26では、おむつ使用者が新しいおむつ10Aを装着する。
ステップST27では、おむつ交換直後に、リーダライタによる排泄検知素子20の読み取りを行い、フローはステップST23に戻る。ステップST27では、おむつ交換直後に、リーダライタによる排泄検知素子20の読み取りを行うことにより、おむつ10Aの初期不良を検知することができる。なお、おむつ交換直後にリーダライタによる排泄検知素子20の読み取りは、省略してもよい。この場合、ステップST27を行わず、フローをステップST22に戻してもよい。
以上のように、介護者は、ハンディタイプのリーダライタを用いて、定期的に排泄が行われたか否かを確認し、おむつ交換を行うことができる。
(実施の形態2)
[全体構成]
本発明に係る実施の形態2のおむつについて図7を用いて説明する。
図7は、実施の形態2のおむつ10Bを上から見た場合の概略構成を示す。なお、実施の形態2では、主に実施の形態1と異なる点について説明する。実施の形態2においては、実施の形態1と同一又は同等の構成については同じ符号を付して説明する。また、実施の形態2では、実施の形態1と重複する記載は省略する。
図7に示すように、実施の形態2のおむつ10Bは、実施の形態1のおむつ10Aと比べて、排泄検知素子20を、凹部14の長手方向の端部に配置している点が異なる。具体的には、おむつ10Bは、背側部分L3に設けられた凹部14の端部に、排泄検知素子20を配置している。なお、以降の説明では、腹側部分L1側の凹部14の端部を始端と称し、背側部分L3側の凹部14の端部を終端と称する。
実施の形態2において、排泄検知素子20は、吸収体13の凹部14の終端に配置されている。凹部14の終端は、おむつ10Bを装着したおむつ使用者が仰向けで寝ている状態において重力方向に位置する。おむつ使用者が仰向けで寝ている状態で排泄を行う場合、おむつ使用者が立った状態で排泄する場合と比べて、股下部分L2から背側部分L3に向かって排泄物が流れやすい。したがって、おむつ10Bは、排泄検知素子20を背側部分L3に設けられた凹部14の終端に配置することにより、おむつ使用者が寝ている場合でも、尿を排泄検知素子20に確実に接触させることができる。
[効果]
実施の形態2に係るおむつ10Bによれば、以下の効果を奏することができる。
実施の形態2に係るおむつ10Bは、排泄検知素子20を凹部14の長手方向の背側部分L3側の端部、即ち凹部14の終端に配置することにより、おむつ使用者が、例えば、仰向けで寝ている状態であっても、排泄検知素子20に尿を確実に接触させることができる。そのため、おむつ10Bは、おむつ使用者が仰向けで寝ている状態で排泄を行ったとしても、確実に尿を検知することができる。
また、おむつ10Bは、背側部分L3側の凹部14の終端に排泄検知素子20を配置することにより、おむつの使用限界を判定することもできる。おむつ使用者が複数回排泄を行った場合に、おむつ10Bの吸収体13による尿の吸収が限界となる。吸収体13による尿の吸収が限界となると、吸収体13で吸収しきれなかった尿が凹部14に溜まっていく。この場合、凹部14に溜まった尿が凹部14の終端を超えると、尿がおむつ10Bの外側へ漏れる可能性がある。おむつ10Bでは、排泄検知素子20を凹部14の終端に配置しているため、凹部14の終端で排泄検知素子20が尿と接触し、通信不可能になったときに、おむつの使用限界に達していると判定することができる。このような構成により、おむつを効率よく使用することができ、例えば、おむつ交換の頻度を低減し、介護者の負担を減らすことができる。
なお、実施の形態2においては、排泄検知素子20を背側部分L3の凹部14の終端に配置したが、これに限定されない。例えば、排泄検知素子20を腹側部分L1側の凹部14の始端に配置してもよい。また、排泄検知素子20は、凹部14の始端と、凹部14の終端との両方に配置してもよい。このような構成により、おむつ使用者の状態に関わらずに尿を検知することができるため、尿の検知精度を向上させることができる。
また、排泄検知素子20は、凹部14の長手方向の端部に配置されることに限定されない。排泄検知素子20は、腹側部分L1と背側部分L3とのうち少なくとも一方の凹部14に配置されていればよい。
実施の形態1及び実施の形態2においては、吸収体13の凹部14に排泄検知素子20を配置する構成をおむつに適用して説明したが、これに限定されない。例えば、実施の形態1及び実施の形態2の構成をおむつパッドに適用することもできる。
おむつパッドとは、おむつの中に配置されるパッドである。おむつパッドについて、図8と図9を用いて説明する。図8は、排泄検知素子20を備えたおむつパッド50を示す。図9は、おむつパッド50のB−B線断面図である。図9及び図9に示されるように、おむつパッド50は、液体を透過する内面シート51と、液体を透過する又は防水の外面シート52と、排泄物を吸収する吸収体53と、排泄物を検知する排泄検知素子20と、を備える。吸収体53には、吸収体53の長手方向に延びる複数の溝である凹部54が設けられている。凹部54には、排泄検知素子20が配置されている。このような構成のおむつパッド50によれば、実施の形態1のおむつ10Aと同様に、確実に尿を検知すると共に、コストを低減することができる。
おむつパッド50では、実施の形態2のおむつ10Bと同様に、排泄検知素子20を凹部14の長手方向の端部に配置してもよい。このような構成により、おむつ使用者が仰向けで寝ている状態で排泄した場合であっても確実に尿を検知することができる。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した特許請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
本発明は、おむつに有用であり、尿の検知及びコスト低減の点で優れている。
10 おむつ
11 内面シート
12 外面シート
13 吸収体
14 凹部
20 排泄検知素子
21 無線ICチップ
22 整合回路
23 放射電極
31 リーダライタ
32 送信ユニット
33 通信モジュール
50 おむつパッド

Claims (6)

  1. 液体を透過する内面シートと、
    外面シートと、
    前記内面シートと前記外面シートとの間に配置される吸収体と、
    排泄物を検知する排泄検知素子と、
    を備え、
    前記吸収体は、排泄物を流すための凹部を前記内面シート側に有し、
    前記排泄検知素子は、前記凹部に配置される、おむつ。
  2. 前記凹部は、前記吸収体の長手方向に延びる溝である、請求項1に記載のおむつ。
  3. 前記排泄検知素子は、股下部分に設けられた凹部に配置される、請求項2に記載のおむつ。
  4. 前記排泄検知素子は、腹側部分と背側部分とのうち少なくとも一方に設けられた凹部に配置される、
    請求項2に記載のおむつ。
  5. 前記排泄検知素子は、前記凹部の長手方向の端部に配置される、請求項4に記載のおむつ。
  6. 前記排泄検知素子は、
    無線ICチップと、
    前記無線ICチップに接続され、所定の共振周波数を有する整合回路と、
    前記整合回路に接続された放射電極と、
    を備え、
    前記整合回路は、前記凹部に位置する、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載のおむつ。
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