JP3215573U - 無線検知式おむつ及びそのモニタリング設備 - Google Patents

無線検知式おむつ及びそのモニタリング設備 Download PDF

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Abstract

【課題】おむつが尿で濡れたり、水分を吸収したことを正確に知らせることができ、リーダーのチップの過熱を防ぐ無線検知式おむつ及びそのモニタリング設備を提供すること。【解決手段】水を透過するライニング層11と、防水層と、吸収層を含むおむつ本体10と、チップ21とアンテナ22を含む周波数シフト型RFIDタグ20を備え、アンテナ22がメインアンテナ221と延伸アンテナ222を含み、延伸アンテナ222が吸水性のある基材23の表面に配設され、延伸アンテナ222と基材23が吸収層に接触し、おむつ本体10が濡れていない時、アンテナ22の読み取り周波数帯がモニタリング設備の読み取り周波数帯からずれており、基材23が濡れた時、その誘電率が変化し、アンテナ22の読み取り周波数帯をモニタリング設備の読み取り周波数帯にシフトさせる。【選択図】図1

Description

本考案は、周波数シフト型RFIDタグを配置し、尿液または水分を吸収したことをモニタリング設備が読み取り、モニタリング設備が通知メッセージを発しておむつが濡れたことを知らせる無線検知式おむつ及びそのモニタリング設備に関する。
従来のおむつは、尿液または水分を吸収する機能しかなく、能動的におむつが濡れたことを通知する機能は備えていない。
また、既知のおむつには尿液または水分を吸収した後、おむつの外観の色が変わることで周囲の人におむつが濡れたことを知らせるものがある。
さらに、特許文献1には、RFリーダーを使用し、検知機能を備えた紙おむつパンツが記載されている。この検知機能を備えた紙おむつパンツは、吸収パッドと、検知ワイヤセットと、RFIDタグを含む。
前記吸収パッドは2つの相反する腰部側にそれぞれ配置され、ライニング層と、防水層と、前記ライニング層と前記防水層の間に介在された吸収層と、前記ライニング層と前記防水層の間に介在された剥離紙を含む。前記剥離紙は吸収パッドの一側辺から内側に向かって延伸され、吸収パッドに前記側辺に開口した収容空間を形成させる。
前記検知ワイヤセットは少なくとも2本の検知ワイヤを含み、前記ライニング層と前記防水層の間に設置され、各検知ワイヤの少なくとも一部が吸収層を通過し、かつ両端がそれぞれ腰部側に向かって延伸され、そのうち一端が前記収容空間内に配置される。
前記RFIDタグは、取り出し可能に前記収容空間に設置され、かつ前記検知ワイヤに電気的に接続される。
吸収パッドの吸収層が排泄物を吸収して濡れると、2本の検知ワイヤが相互に電気的に導通され、前記RFIDタグと共同で回路を形成し、RFリーダーを用いてRFIDタグを読み取り、2本の検知ワイヤ間の電気抵抗値の変化を検出して、通知信号を発生する。 このような検知機能を備えた紙おむつパンツは取り出し可能なRFIDタグを採用しており、現在RFIDタグの生産コストは低下し続けているため、従来の電子センサーに接続されたシステムと比較して一定程度生産コストを抑えることができるが、このような頻繁に取り出して交換する設計は脆弱なRFIDタグを破損しやすく、かつ使用上非常に不便である。
また、特許文献2には、濡れた状態のおむつを無線検出する構造及びそのおむつ検出システムが開示されている。
この構造及びシステムは、おむつ本体と、少なくとも1つの通信チップと、少なくとも1つの金属アンテナと、信号リーダーを含み、前記通信チップと金属アンテナが前記おむつの漏れ防止層の外側に貼付されて相互に接続され、RFタグ(Tag)を形成し、前記おむつ本体が濡れた状態になると、おむつの漏れ防止層自体の誘電率の変化によって前記金属アンテナの抵抗値が変化し、前記RFタグが伝送する電磁波信号の波長を変化させるとともに、前記信号リーダーが前記RFタグに対して検知電磁波を発信し、前記RFタグが前記検知電磁波を受信した後、応答電磁波を伝送し、前記信号リーダーが前記応答電磁波の波長に基づいて、前記おむつ本体が濡れているか否かを判断する。
前述の特許文献1に記載のものは、おむつ内部に予め検知ワイヤを設置してRFIDタグに接続しており、そのうちRFIDタグは取り外し可能な設計を採用し、使用時におむつの既定位置に取り付けて、検知ワイヤと電気的に接続し、おむつが尿液または水分を吸収した後、検知ワイヤにショート回路を形成させ、RFリーダーでRFIDタグを読み取り、検知ワイヤ間の抵抗値の変化を検出して、通知信号を発するものである。
一方、特許文献2に記載のものは、おむつ本体が濡れた状態のとき、前記おむつの防水層の誘電率の変化によって前記金属アンテナの抵抗値が変化することを利用し、前記RFタグが伝送する電磁波信号の波長を変化させている。この技術は特許文献1に記載のものと異なるが、現在民間で使用されているRFタグの電波周波数はほとんどが極超短波帯に属し、高周波の電波波長は比較的小さく、水の分子を通過しにくいため、水の分子がこの周波数帯の電磁波を吸収し、元々正常の極超短波RFタグが水を含む背景物質上に貼付されたとき、タグアンテナと水が大きな吸収体を形成するため、アンテナが電磁波を効果的に受信できず、伝送距離が非常に短くなる。
このため、特許文献2に記載のものは、おむつ本体が濡れた状態のとき、前記おむつの防水層自体の誘電率の変化と、水が極超短波帯電磁波を吸収する影響で、前記金属アンテナの読み取り距離が長い距離から短くなることを利用し、おむつが濡れたとき、RFタグの距離が短くなる変化を利用してリーダーにアラームを発生させている。
前述したように、おむつが水分を多く吸うと、水が電磁波を吸収し、このとき伝送距離が減少して、信号が失われてしまうが、水分を多く吸ったために中断したのか、またはその他の要因により引き起こされたのかを判断することができない。
また、このような構造は、最初にリーダーがRFタグの信号を読み取るため、リーダーがずっと受信信号処理の動作を行うことで、リーダーのチップがすぐに過熱し、読み取り性能に影響する問題が生じる。
中国特許公開第CN103845156号明細書 台湾特許第I533857号明細書
本考案が解決しようとする課題は、おむつが尿で濡れたり、水分を吸収したことを正確に知らせることができ、リーダーのチップの過熱を防ぐ無線検知式おむつ及びそのモニタリング設備を提供することにある。
本考案の無線検知式おむつは、濡れるとモニタリング設備により前記無線検知式おむつが発する無線信号が読み取られ、おむつ本体と、周波数シフト型RFIDタグを含み、前記おむつ本体が、水を透過するライニング層と、水を透過しない防水層と、吸収層を含み、前記吸収層が前記ライニング層と前記防水層の間に介在され、尿液または水分を吸収するために用いられ、前記周波数シフト型RFIDタグは、チップと、前記チップに電気的に接続されたアンテナを含み、前記アンテナがメインアンテナと延伸アンテナを含み、前記延伸アンテナが吸水性のある基材の表面に配設され、前記延伸アンテナと前記基材が前記おむつ本体の前記吸収層に接触し、前記延伸アンテナと前記基材は前記おむつ本体の濡れやすい位置に配置され、前記メインアンテナと前記チップが前記おむつ本体の濡れにくい位置に配置され、前記おむつ本体が濡れていない常態時、前記アンテナの読み取り周波数帯が前記モニタリング設備の読み取り周波数帯からずれており、前記吸収層が尿液または水分を吸収して前記基材が濡れた時、前記アンテナの基材の誘電率が変化し、前記アンテナの読み取り周波数帯を前記モニタリング設備の読み取り周波数帯にシフトさせる。
本考案の無線検知式おむつ及びそのモニタリング設備は、前記無線検知式おむつが、おむつ本体と、周波数シフト型RFIDタグを含み、前記おむつ本体が、水を透過するライニング層と、水を透過しない防水層と、吸収層を含み、前記吸収層が前記ライニング層と前記防水層の間に介在され、尿液または水分を吸収するために用いられ、前記周波数シフト型RFIDタグは、チップと、前記チップに電気的に接続されたアンテナを含み、前記アンテナがメインアンテナと延伸アンテナを含み、前記延伸アンテナが吸水性のある基材の表面に配設され、前記延伸アンテナと前記基材が前記おむつ本体の前記吸収層に接触し、前記延伸アンテナと前記基材は前記おむつ本体の濡れやすい位置に配置され、前記メインアンテナと前記チップが前記おむつ本体の濡れにくい位置に配置され、前記おむつ本体が濡れていない常態時、前記アンテナの読み取り周波数帯が前記モニタリング設備の読み取り周波数帯からずれており、前記吸収層が尿液または水分を吸収して前記基材が濡れた時、前記基材の誘電率が変化し、前記アンテナの読み取り周波数帯を前記モニタリング設備の読み取り周波数帯にシフトさせ、前記モニタリング設備が、リーダーと、前記リーダーに電気的に接続された読み取りアンテナと、前記リーダーに電気的に接続された通知モジュールを含み、前記リーダーが前記読み取りアンテナを通じて前記周波数シフト型RFIDタグの無線信号を読み取り、前記リーダーは、前記周波数シフト型RFIDタグの無線信号を読み取った時、前記通知モジュールに信号を送信し、前記通知モジュールが通知メッセージを発しておむつが濡れた事を知らせる。
前記基材の材料が、紙、布、プラスチックのような多孔材、繊維、パルプ(片)のうちのいずれかであってもよい。
前記モニタリング設備の読み取り周波数帯が820〜966MHzとすることができる。
前記アンテナが前記基材の表面に印刷された導電インクで形成されることがある。
前記延伸アンテナと前記基材が前記吸収層と前記防水層の間、または前記吸収層と前記ライニング層の間に介在されてもよい。
前記モニタリング設備にスピーカーと発光素子のうちのいずれかまたは全部が設置され、前記スピーカーと前記発光素子が前記通知モジュールに電気的に接続され、前記通知モジュールが前記スピーカーと前記発光素子のうちいずれかまたは全部を通じて、音声または発光の方式で前記通知メッセージを発することが望ましい。
前記無線通信モジュールが、Bluetooth(登録商標)通信モジュールとWiFi(登録商標)通信モジュールのうちのいずれかを含むことがある。
好ましくは、前記モニタリング設備が、カメラを含み、前記カメラが前記通知モジュールに接続され、前記おむつが濡れた時に前記通知モジュールが前記カメラを起動して画像を撮影させる。
この場合、前記カメラがネットワークカメラであり、前記カメラが有線信号伝送または無線信号伝送を通じて前記通知モジュールと通信接続されることがある。
本考案によれば、常態時(おむつが濡れていないとき)、周波数シフト型RFIDタグの読み取り周波数帯がモニタリング設備の読み取り周波数帯からずれており、延伸アンテナの基材が濡れた時、周波数シフト型RFIDタグの読み取り周波数帯がモニタリング設備の読み取り周数帯にシフトする。従って、最初に周波数シフト型RFIDタグの読み取り周波数帯がずれているため、タグリーダーが正常な読み取り距離下でタグの信号を受信することができず、チップは信号受信の演算を実行し続ける必要がない。一方、おむつが濡れたとき、周波数シフト型RFIDタグの周波数が正常なモニタリング設備の読み取り周波数帯に戻り、タグリーダーが正常な読み取り距離下でタグの信号を効果的に検出し、濡れたことを知らせる信号を発することができる。これにより、おむつが水分を多く吸うと、水が電磁波を吸収し、このとき伝送距離が減少して、信号が失われてしまうが、水分を多く吸ったために中断したのか、またはその他の要因により引き起こされたのかを判断することができないという問題を解決することができ、同時にリーダーが受信信号処理の動作をずっと続けることで、リーダーのチップがすぐに過熱して、読み取り性能に影響する問題も解決することができる。
本考案の実施例を示す無線検知式おむつの展開図である。 本考案の実施例に係る周波数シフト型RFIDタグの模式図である。 本考案の実施例に係る周波数シフト型RFIDタグの状態別の読み取り周波数帯とインピーダンス整合因数との関係を示す図である。 図1のA−A断面図である。 本考案の別実施例を示す無線検知式おむつの断面図である。 本考案の実施例に係る無線検知式おむつのモニタリング設備の機能を示すブロック図である。 本考案の他の実施例に係る無線検知式おむつのモニタリング設備の機能を示すブロック図である。 本考案の無線検知式おむつ及びそのモニタリング設備の動作のフローチャートである。 本考案の実施例に係る無線検知式おむつの含水量と読み取り距離との関係示す図である。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、本考案の無線検知式おむつは、おむつ本体10と、周波数シフト型RFIDタグ20(以下、略して周波数シフト型RFID20という)を含む。
おむつ本体10は、水を透過するライニング層11と、水を透過しない防水層12と、吸収層13を含む。吸収層13は、ライニング層11と防水層12の間に介在され、尿液または水分の吸収に用いられる。
図1及び図2に示すように、周波数シフト型RFID20は、チップ21と、チップ21に電気的に接続されたアンテナ22を含む。
アンテナ22は、メインアンテナ221と、延伸アンテナ222を含み、常態時(おむつ本体10が濡れていないとき)、アンテナ22の読み取り周波数帯はモニタリング設備(図6参照)の読み取り周波数帯からずれている。
モニタリング設備の読み取り周波数帯は極超短波(UHF)の周波数範囲(860〜960MHz)であるが、UHFの周波数範囲は地域と国の規定によって異なり、例えば台湾の読み取り周波数帯は820〜966MHzである。
好ましくは、周波数シフト型RFID20は受動式の極超短波RFIDタグ(UHF RFID)である。
アンテナ22のメインアンテナ221と延伸アンテナ222が吸水性のある基材23の表面に配設される。
好ましくは、基材23の材料は紙、布、プラスチックのような多孔材、繊維、およびパルプ(片)うちのいずれかとすることができる。
延伸アンテナ222は、基材23表面に印刷された導電インクで形成し、導電インクの材料は、導電カーボン、ナノ銀とナノ銅を含有する導電インクのうちのいずれかを含むが、これに限らない。
延伸アンテナ222と吸水性のある基材23はおむつ本体10の吸収層13と接触し、吸水性のある基材23は吸収層13が尿液または水分を吸収した時に濡れ、それによりアンテナ22の基材23の誘電率が変化し、アンテナ22の読み取り周波数帯をモニタリング設備の読み取り周波数帯にシフトさせることができる。
常態時(おむつ本体10が濡れていないとき)、周波数シフト型RFID20の読み取り周波数帯(図3の破線部分L1で示す)がモニタリング設備の読み取り周波数帯Rからずれている。
本実施例では、極超短波RFIDタグのメインアンテナ221に周波数シフト作用を備えた延伸アンテナ222が連接されて、周波数シフト型RFID20が構成される。そのうち、延伸アンテナ222とメインアンテナ221が連接されてチップ21に電気的に接続される。
常態時(おむつ本体10が濡れていないとき)、周波数シフト型RFID20の延伸アンテナ222とメインアンテナ221のインピーダンス整合は、モニタリング設備の読み取り周波数帯の信号が弱いとき、読み取り距離が短くなるように設計されており、本実施例において、このときの読み取り距離は約50センチ(cm)である。
周波数シフト型RFID20のアンテナ22がメインアンテナ221だけのとき、メインアンテナ221とチップ21を含むRFIDタグの読み取り周波数帯(図3の一点鎖線L2で示す)がモニタリング設備の読み取り周波数帯Rに完全に入る。
基材23が尿液または水分を吸収した後、基材23の誘電率が変わり、かつ水は電波を吸収する特性を持っていることを利用し、周波数シフト型RFID20のアンテナ22は、延伸アンテナ222の基材23が濡れることで周波数のシフト作用が発生し、周波数シフト型RFID20の読み取り周波数帯をモニタリング設備の読み取り周波数帯R(図3の実線部分L3で示す)にシフトさせる。このとき周波数シフト型RFID20の読み取り可能距離が長くなる。本実施例において、このときの読み取り距離は約3メートル(M)となり、モニタリング設備が周波数シフト型RFID20の無線信号を読み取った後、通知メッセージを発しておむつが濡れたことを知らせる。
上述の印刷されたアンテナのほか、アンテナ22のその他の実施態様として、アンテナ22のメインアンテナ221と延伸アンテナ222は金属材料(例えば銅とアルミニウム)で製造した金属アンテナとしてもよく、エッチング(etching)と電気めっき(plating)のいずれかの方法で製造された金属アンテナとしてもよい。このときアンテナ22の基材はプラスチック基材とすることができる。より好ましくは、金属アンテナを先に離型可能なプラスチック基材上に形成してから、金属アンテナを離型可能なプラスチック基材から吸水性のある基材23に貼付する。
アンテナ22の外観形状は、図2に示すものに限定されず、異なる形状のメインアンテナ221に周波数シフト作用を備えた異なる形状の延伸アンテナ222を電気的に接続することができる。
延伸アンテナ222と基材23はおむつ本体10の濡れやすい位置(おむつ本体10の中央部分の主要な尿吸い取り位置)に配置され、メインアンテナ221とチップ21がおむつ本体10の比較的濡れにくい位置(例えばおむつ本体10の側辺位置)、好ましくはおむつ本体10のウエストライン近くの位置(腹側端部または背側端部の位置)に配置される。
図4に示すように、延伸アンテナ222と基材23は吸収層13と防水層12の間に介在され、つまり、延伸アンテナ222は吸収層13の下方に位置する。
図5に示すように、延伸アンテナ222と基材23は吸収層13とライニング層11の間に介在され、つまり、延伸アンテナ222は吸収層13の上方に位置することもある。
図6に示すように、本考案の無線検知式おむつ及びそのモニタリング設備は、無線検知式おむつとモニタリング設備30を含む。
モニタリング設備30が、リーダー31と、リーダー31に電気的に接続された読み取りアンテナ32と、リーダー31に電気的に接続された通知モジュール33を含む。
リーダー31はRFIDタグリーダー(RFIDリーダー)であり、リーダー31が読み取りアンテナ32を通じて無線検知式おむつの周波数シフト型RFID20の無線信号を読み取り、リーダー31が周波数シフト型RFID20の無線信号を読み取った後、通知モジュール33に信号を送信し、通知モジュール33が通知メッセージを発しておむつが濡れたことを通知する。
本実施例において、リーダー31は予め設定された一定時間ごとに電波信号を発して周波数シフト型RFID20の無線信号を読み取り、おむつ本体10が乾いた状態にあるとき、周波数シフト型RFID20の読み取り周波数帯がリーダー31の読み取り周波数帯Rからずれているため、リーダー31は周波数シフト型RFID20の無線信号を読み取ることができない。
逆に、おむつ本体10が濡れると、周波数シフト型RFID20の読み取り周波数帯がリーダー31の読み取り周波数帯Rにシフトするため、リーダー31は周波数シフト型RFID20の無線信号を読み取ることができ、リーダー31が周波数シフト型RFID20の無線信号を読み取った後、通知モジュール33に信号を送信し、通知モジュール33が通知メッセージを発しておむつが濡れたことを通知する。
本実施例において、モニタリング設備30にスピーカー34と発光素子35のうちのいずれかまたは全部が設置される。
発光素子35は電球または発光ダイオードのうちのいずれかを含み、スピーカー34と発光素子35が通知モジュール33に電気的に接続され、通知モジュール33がスピーカー34と発光素子35のうちいずれかまたは全部を通じて、音声または発光の方式で通知メッセージを発し、使用者におむつが濡れたことを知らせる。
さらに、図7に示すように、モニタリング設備30は、通知モジュール33に電気的に接続された無線通信モジュール36を含む。無線通信モジュール36の実施態様は、Bluetooth(登録商標)通信モジュールとWiFi(登録商標)通信モジュールのうちのいずれかを含む。
リーダー31が周波数シフト型RFID20の無線信号を読み取った後、通知モジュール33に信号を送信し、通知モジュール33が無線通信モジュール36を通じて通知メッセージを発し、おむつが濡れた事を知らせる。
例えば、無線通信モジュール36と使用者の電子端末Dが通信接続され、通知メッセージを使用者の電子端末Dまたは電子端末Dで動作するアプリケーション(APP)に送信することができる。前記電子端末Dは、スマートフォン、パーソナルコンピューター、タブレット、ノートパソコンのいずれかを含むが、これらに限らない。
さらに、モニタリング設備30がカメラ40を含み、カメラ40が通知モジュール33に通信接続され、おむつが濡れた後に通知モジュール33がカメラ40を起動して画像を撮影させることができる。
好ましくは、カメラ40がネットワークカメラであり、撮影してキャプチャした画像をネットワーク経由でモニタリング設備30と通信接続された画像再生装置に伝送し、使用者がそれを視聴することができる。
画像再生装置は、例えばスマートフォン、パーソナルコンピューター、タブレット、ノートパソコンのいずれかを含むが、これらに限らない。
図6に示す一実施態様において、カメラ40は有線信号伝送を通じてモニタリング設備30の通知モジュール33と通信接続される。
図7に示す別の実施態様において、カメラ40は無線信号伝送でモニタリング設備30の無線通信モジュール36を通じて通知モジュール33と通信接続される。
図8に、本考案の無線検知式おむつ及びそのモニタリング設備の動作のフローチャートを示す。
(a)モニタリング設備30を起動する。
(b)リーダー31が予め設定された一定時間ごとに電波信号を発信して周波数シフト型RFID20の無線信号を読み取る。
(c)リーダー31が周波数シフト型RFID20の無線信号を読み取った後、信号を通知モジュール33に送信し、続いて次の工程に進む。または、周波数シフト型RFID20の無線信号を読み取れなかった場合、前の工程(b)に戻る。
(d)通知モジュール33がスピーカー34または発光素子35を直接利用して通知メッセージを発する、または通知モジュール33が無線通信モジュール36を通じて通知メッセージを発し、おむつが濡れた事を知らせる。
本考案の別の実施例に係る無線検知式おむつ及びそのモニタリング設備の動作の流れは、基本的に上述の工程(a)〜工程(d)の動作の流れを含む。
工程(d)において、さらに、通知モジュール33がカメラ40を起動して画像を撮影させ、撮影された画像がネットワーク経由でモニタリング設備30と通信接続された画像再生装置に伝送され、使用者がそれを視聴することができる。
図9に、周波数シフト型RFID20のおむつ本体10の乾燥状態から異なる湿度条件下までの読み取り距離を示す。
周波数シフト型RFID20の基材23の単位面積(平方センチメートル)に1ミリグラム(mg)の水量が含有されるとき、読み取り距離がすぐに0.5メートルから3メートルになる。基材23の単位面積含水量が2.6ミリグラム(mg)の水量に増加すると、読み取り距離は最も遠い4メートルに達することができる。
含水量の継続的増加に伴い、水による電磁波吸収の影響程度がその周波数シフト作用の効果より高くなり、読み取り距離が減少し始め、最後に平衡の2メートルに達する。しかし、これらの変化はおむつ本体10が濡れたか否かを検出する応用に充分に用いることができるものである。
基材23が尿液または水分を吸収した後、基材23の誘電率が代わり、水が電波の特性を吸収するため、本考案の周波数シフト型RFID20のアンテナ22が周波数シフトの作用を発生し、延伸アンテナ222の基材23が濡れた後、周波数シフト型RFID20の読み取り周波数帯をモニタリング設備30の読み取り周波数帯Rにシフトさせ(図3の実線部分L3で示される)、このとき、周波数シフト型RFID20の読み取り可能距離が長くなり、本考案の一実施態様において、このときの読み取り距離は3メートル(M)になる。
10 おむつ本体
11 ライニング層
12 防水層
13 吸収層
20 周波数シフト型RFIDタグ(周波数シフト型RFID)
21 チップ
22 アンテナ
221 メインアンテナ
222 延伸アンテナ
23 基材
30 モニタリング設備
31 リーダー
32 読み取りアンテナ
33 通知モジュール
34 スピーカー
35 発光素子
36 無線通信モジュール
40 カメラ
D 電子端末
L1 常態時の周波数シフト型RFIDの読み取り周波数帯
L2 周波数シフト型RFIDのメインアンテナのみのときの読み取り周波数帯
L3 おむつが濡れた後の周波数シフト型RFIDの読み取り周波数帯
R モニタリング設備の読み取り周波数帯

Claims (14)

  1. 無線検知式おむつであって、前記無線検知式おむつが濡れるとモニタリング設備により前記無線検知式おむつが発する無線信号が読み取られ、前記無線検知式おむつが、
    おむつ本体と、周波数シフト型RFIDタグを含み、前記おむつ本体が、水を透過するライニング層と、水を透過しない防水層と、吸収層を含み、前記吸収層が前記ライニング層と前記防水層の間に介在され、尿液または水分を吸収するために用いられ、前記周波数シフト型RFIDタグは、チップと、前記チップに電気的に接続されたアンテナを含み、前記アンテナがメインアンテナと延伸アンテナを含み、前記延伸アンテナが吸水性のある基材の表面に配設され、前記延伸アンテナと前記基材が前記おむつ本体の前記吸収層に接触し、前記延伸アンテナと前記基材は前記おむつ本体の尿吸い取り位置に配置され、前記メインアンテナと前記チップが前記おむつ本体の濡れにくい位置に配置され、前記おむつ本体が濡れていない常態時、前記アンテナの読み取り周波数帯が前記モニタリング設備の読み取り周波数帯からずれており、前記吸収層が尿液または水分を吸収して前記基材が濡れた時、前記アンテナの基材の誘電率が変化し、前記アンテナの読み取り周波数帯が前記モニタリング設備の読み取り周波数帯にシフトすることを特徴とする、無線検知式おむつ。
  2. 前記基材の材料が、紙、布、プラスチックのような多孔材、繊維、パルプ(片)のうちのいずれかであることを特徴とする、請求項1に記載の無線検知式おむつ。
  3. 前記モニタリング設備の読み取り周波数帯が820〜966MHzであることを特徴とする、請求項1に記載の無線検知式おむつ。
  4. 前記アンテナが前記基材の表面に印刷された導電インクで形成されることを特徴とする、請求項1に記載の無線検知式おむつ。
  5. 前記延伸アンテナと前記基材が前記吸収層と前記防水層の間、または前記吸収層と前記ライニング層の間に介在されることを特徴とする、請求項1に記載の無線検知式おむつ。
  6. 無線検知式おむつ及びそのモニタリング設備であって、無線検知式おむつと、モニタリング設備を含み、
    前記無線検知式おむつが、おむつ本体と、周波数シフト型RFIDタグを含み、前記おむつ本体が、水を透過するライニング層と、水を透過しない防水層と、吸収層を含み、前記吸収層が前記ライニング層と前記防水層の間に介在され、尿液または水分を吸収するために用いられ、前記周波数シフト型RFIDタグは、チップと、前記チップに電気的に接続されたアンテナを含み、前記アンテナがメインアンテナと延伸アンテナを含み、前記延伸アンテナが吸水性のある基材の表面に配設され、前記延伸アンテナと前記基材が前記おむつ本体の前記吸収層に接触し、前記延伸アンテナと前記基材は前記おむつ本体の尿吸い取り位置に配置され、前記メインアンテナと前記チップが前記おむつ本体の濡れにくい位置に配置され、前記おむつ本体が濡れていない常態時、前記アンテナの読み取り周波数帯が前記モニタリング設備の読み取り周波数帯からずれており、前記吸収層が尿液または水分を吸収して前記基材が濡れた時、前記基材の誘電率が変化し、前記アンテナの読み取り周波数帯が前記モニタリング設備の読み取り周波数帯にシフトし、
    前記モニタリング設備が、リーダーと、前記リーダーに電気的に接続された読み取りアンテナと、前記リーダーに電気的に接続された通知モジュールを含み、前記リーダーが前記読み取りアンテナを通じて前記周波数シフト型RFIDタグの無線信号を読み取り、前記リーダーは、前記周波数シフト型RFIDタグの無線信号を読み取った時、前記通知モジュールに信号を送信し、前記通知モジュールが通知メッセージを発しておむつが濡れた事を知らせることを特徴とする、無線検知式おむつ及びそのモニタリング設備。
  7. 前記基材の材料が、紙、布、プラスチックのような多孔材、繊維、パルプ(片)のうちのいずれかであることを特徴とする、請求項6に記載の無線検知式おむつ及びそのモニタリング設備。
  8. 前記モニタリング設備の読み取り周波数帯が820〜966MHzであることを特徴とする、請求項6に記載の無線検知式おむつ及びそのモニタリング設備。
  9. 前記アンテナが前記基材の表面に印刷された導電インクで形成されることを特徴とする、請求項6に記載の無線検知式おむつ及びそのモニタリング設備。
  10. 前記延伸アンテナと前記基材が前記吸収層と前記防水層の間、または前記吸収層と前記ライニング層の間に介在されることを特徴とする、請求項6に記載の無線検知式おむつ及びそのモニタリング設備。
  11. 前記モニタリング設備にスピーカーと発光素子のうちのいずれかまたは全部が設置され、前記スピーカーと前記発光素子が前記通知モジュールに電気的に接続され、前記通知モジュールが前記スピーカーと前記発光素子のうちいずれかまたは全部を通じて、音声または発光により前記通知メッセージを発することを特徴とする、請求項6に記載の無線検知式おむつ及びそのモニタリング設備。
  12. 前記モニタリング設備が、前記通知モジュールに電気的に接続された無線通信モジュールを含み、前記リーダーは、前記周波数シフト型RFIDタグの無線信号を読み取った時、前記通知モジュールに信号を送信し、前記通知モジュールが前記無線通信モジュールを通じて前記通知メッセージを発することを特徴とする、請求項6に記載の無線検知式おむつ及びそのモニタリング設備。
  13. 前記モニタリング設備が、カメラを含み、前記カメラが前記通知モジュールに接続され、前記おむつが濡れた時に前記通知モジュールが前記カメラを起動して画像を撮影させることを特徴とする、請求項6または12に記載の無線検知式おむつ及びそのモニタリング設備。
  14. 前記カメラがネットワークカメラであり、前記カメラが有線信号伝送または無線信号伝送を通じて前記通知モジュールと通信接続されることを特徴とする、請求項13に記載の無線検知式おむつ及びそのモニタリング設備。
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