JP2018068070A - モータおよびモータ装置 - Google Patents

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Takashi Higuchi
崇 樋口
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Abstract

【課題】回転軸に取り付けられたナット部材の軸線周りの姿勢を所定の姿勢に保持することのできるモータ、およびモータ装置を提供すること。【解決手段】モータ1において、フレーム30のベース部31には、ナット部材50に向けて突出した凸部35が設けられ、ナット部材50には、ナット部材50が軸線L周りの一方方向CWに回転した際に凸部35に当接する第1当接部560と、ナット部材50が軸線L周りの他方方向CCWに回転した際に凸部35に当接する第2当接部570とが設けられている。従って、ナット部材50の軸線L周りの姿勢を第1当接部560が凸部35と当接する角度位置と第2当接部570が凸部35と当接する角度位置との間に保持することができる。ナット部材50は、第1当接部560が凸部35と当接する角度位置と第2当接部570が凸部35と当接する角度位置との間で回転が許容されている。【選択図】図1

Description

本発明は、回転軸にナット部材が取り付けられたモータ、およびモータを備えたモータ装置に関するものである。
被駆動部材をモータによって直線駆動するモータ装置において、モータには、ステータおよびロータを備えたモータ本体と、ロータの回転に伴って軸線周りに回転する回転軸と、回転軸の外周面に形成された螺旋溝に係合するナット部材とが設けられる。また、モータには、モータ本体との連結部分から回転軸に沿って延在するベース部、およびベース部のモータ本体とは反対側の端部で屈曲して回転軸を回転可能に支持する板部を備えたフレームが設けられる(特許文献1参照)。特許文献1に記載のモータでは、モータ軸自身が、外周面に螺旋溝が形成された回転軸として構成されているが、モータ軸と別体の回転軸を設け、モータ軸の回転を、歯車伝達機構を介して回転軸に伝達する構成が採用されることもある(特許文献2参照)。特許文献1、2のいずれに記載のモータでも、モータ装置に搭載する際に装置本体側の被駆動部材とナット部材とを連結するとともに、装置本体側でナット部材と回転軸との供回りを防止しておけば、被駆動部材をナット部材と一体に直線移動させることができる。
特開2009−189190号公報 特開2009−124868号公報
しかしながら、特許文献1、2に記載のモータのいずれにおいても、モータ単体の状態では、ナット部材がねじ軸上で軸線周りに回転可能であるため、モータをモータ装置に搭載する際、ナット部材の軸線周りの姿勢によっては、装置本体側の被駆動部材とナット部材との連結に多大な手間がかかるという問題点がある。なお、特許文献1に記載のナット部材では、装置本体側の被駆動部材と連結される凸部がナット部材に形成されているが、かかる凸部をベース部に当接させてナット部材の軸線周りの姿勢を規定した場合には、装置本体側の被駆動部材と凸部との連結が困難である。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、回転軸に取り付けられたナット部材の軸線周りの姿勢を所定の姿勢に保持することのできるモータ、およびかかるモータを用いたモータ装置を提供することにある。
上記課題を解消するため、本発明に係るモータは、ステータおよびロータを備えたモータ本体と、外周面に螺旋溝が形成され、前記ロータの回転に伴って軸線周りに回転する回転軸と、前記モータ本体との連結部分から前記回転軸に沿って延在するベース部、および前記ベース部の前記モータ本体から離間する位置で屈曲して前記回転軸を回転可能に支持する板部を備えたフレームと、前記回転軸に取り付けられたナット部材と、を有し、前記ベース部および前記ナット部材のうちの一方側部材には、他方側部材に向けて突出した凸部が設けられ、前記他方側部材には、前記一方側部材に向けて突出して前記ナット部材が前記軸線周りの一方方向に回転した際に前記凸部に当接する第1当接部が設けられていることを特徴とする。
本発明において、ベース部およびナット部材のうちの一方側部材には、他方側部材に向けて突出した凸部が設けられ、他方側部材には、一方側部材に向けて突出してナット部材が軸線周りの一方方向に回転した際に凸部に当接する第1当接部が設けられているため、ナット部材の軸線周りの姿勢を第1当接部が凸部と当接するように保持しておける。従って、モータをモータ装置に搭載する際、ナット部材の軸線周りの姿勢を規定することができるので、装置本体側の被駆動部材をナット部材と容易に連結させることができる。また、凸部が当接する第1当接部が他方側部材から一方側部材に向けて突出した構成であるため、ナット部材の軸線周りの姿勢が適正となる状態で、ナット部材の軸線周りの姿勢を規定することが容易である。
本発明において、前記他方側部材には、前記一方側部材に向けて突出して前記ナット部材が前記軸線周りの他方方向に回転した際に前記凸部に当接する第2当接部が設けられていることが好ましい。かかる態様によれば、ナット部材の軸線周りの姿勢を第1当接部が凸部と当接する角度位置と第2当接部が凸部と当接する角度位置との間に設定することができる。
本発明において、前記第1当接部が前記凸部と当接する角度位置と前記第2当接部が前記凸部と当接する角度位置との間には、前記ナット部材の前記軸線周りの回転が許容される角度範囲が存在することが好ましい。かかる態様によれば、モータをモータ装置に搭載した際、ナット部材の軸線周りの姿勢を凸部が第1当接部および第2当接部と当接しない姿勢とすることができる。従って、回転軸上でナット部材が移動した際、ナット部材とベース部との間に余計な摩擦等が発生しにくい。
本発明において、前記一方側部材は、前記ベース部であり、前記他方側部材は、前記ナット部材である態様を採用することができる。かかる態様によれば、凸部を軸線方向における任意の範囲に設けることができる。
本発明において、前記凸部は、前記ベース部に対して一体に設けられていることが好ましい。かかる態様によれば、別部材で凸部を構成する場合と違って、部品点数が増えないという利点がある。
本発明において、前記ベース部は、前記回転軸に一方面を向けた板状であり、前記ベース部の前記一方面とは反対側の面である他方面には、前記凸部と重なる領域に凹部が形成されていることが好ましい。すなわち、凸部については、板状のベース部に対するプレス加工によって形成することが好ましい。
本発明において、前記凸部は、前記ナット部材の前記軸線方向における移動範囲の全体にわたって延在している態様を採用することができる。かかる態様によれば、モータをモータ装置に搭載する際、ナット部材が回転軸上のいずれの位置にあっても、ナット部材を軸線周りの適正な姿勢とすることができる。
本発明において、前記凸部は、前記ナット部材の前記軸線方向における移動範囲の一部に設けられている態様を採用してもよい。かかる態様でも、モータをモータ装置に搭載する際、ナット部材が、回転軸上において凸部が形成されている位置にあれば、ナット部材を軸線周りの適正な姿勢とすることができる。
本発明に係るモータが装置本体に搭載されたモータ装置において、前記ナット部材には、前記ベース部とは反対側に向けて突出した接続部が形成され、前記装置本体には、前記接続部と連結されて前記ナット部材と一体に移動する被駆動部材と、前記回転軸に沿って
延在し、前記ナット部材の前記回転軸との供回りを防止する供回り防止部と、が設けられている態様を採用することができる。
本発明において、ベース部およびナット部材のうちの一方側部材には、他方側部材に向けて突出した凸部が設けられ、他方側部材には、一方側部材に向けて突出してナット部材が軸線周りの一方方向に回転した際に凸部に当接する第1当接部が設けられているため、ナット部材の軸線周りの姿勢を第1当接部が凸部と当接するように保持しておける。従って、モータをモータ装置に搭載する際、ナット部材の軸線周りの姿勢を規定することができるので、装置本体側の被駆動部材をナット部材と容易に連結させることができる。また、凸部が当接する第1当接部が他方側部材から一方側部材に向けて突出した構成であるため、ナット部材の軸線周りの姿勢が適正となる状態で、ナット部材の軸線周りの姿勢を規定することが容易である。
本発明の実施の形態1に係るモータの斜視図である。 図1に示すモータの側面図である。 図1に示すモータを、ナット部材を通る位置で軸線に直交するように切断したときの断面図である。 本発明の実施の形態2に係るモータの斜視図である。 図4に示すモータの側面図である。 本発明の実施の形態3に係るモータを、ナット部材を通る位置で軸線に直交するように切断したときの断面図である。
図面を参照して、本発明を適用したモータの一例を説明する。なお、以下の説明するモータ1では、回転軸20の軸線Lが延在している方向(軸線L方向)のうち、モータ本体10から回転軸20が突出している側を出力側L1とし、モータ本体10から回転軸20が突出している側とは反対側を反出力側L2として説明する。また、回転軸20の外周面に形成されている螺旋溝21については、その形成範囲を一点鎖線で示してある。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に係るモータ1の斜視図である。図2は、図1に示すモータ1の側面図である。図1および図2に示すように、モータ1は、ステータ16およびロータ17を備えたモータ本体10と、ロータ17の回転に伴って軸線L周りに回転する回転軸20と、回転軸20に取り付けられたナット部材50を有している。モータ1は、ロータ17から出力側L1に向けて延在したモータ軸18を有しており、モータ軸18は、モータ本体10の出力側L1の端部11から出力側L1に突出している。本形態では、モータ軸18自身の外周面に螺旋溝21が形成されており、モータ軸18自身によって回転軸20が構成されている。
螺旋溝21は、回転軸20(モータ軸18)の軸線L方向の途中部分から先端側(出力側L1)に形成されており、螺旋溝21が形成されている範囲がナット部材50の軸線L方向における移動範囲Lmである。
モータ1は、モータ本体10に対して出力側L1にフレーム30を有している。フレーム30は、モータ本体10との連結部分34から回転軸20に沿って延在するベース部31と、ベース部31のモータ本体10から離間する位置で屈曲した第1板部32とを備えており、第1板部32は、回転軸20のモータ本体10とは反対側の端部25(先端部)を軸受40を介して回転可能に支持している。本形態において、第1板部32は、ベース
部31のモータ本体10からとは反対側(出力側L1)の端部311で屈曲している。フレーム30は、ベース部31のモータ本体10の側(出力側L2)の端部312で屈曲して第1板部32と軸線L方向で対向する第2板部33とを有しており、第2板部33には、モータ軸18を出力側L1に向けて突出させる開口部(図示せず)が形成されている。第2板部33は、モータ本体10の出力側L1の端部11に溶接等によって固定されて、フレーム30とモータ本体10との連結部分34を構成している。フレーム30は、板材をプレス加工により形成したものである。従って、ベース部31は板状である。
(ナット部材50周辺の構成)
図3は、図1に示すモータ1を、ナット部材50を通る位置で軸線Lに直交するように切断したときの断面図である。本形態では、図1、図2および図3を参照して以下に説明するように、ベース部31およびナット部材50のうちの一方側部材には、他方側部材に向けて突出した凸部が設けられ、他方側部材には、一方側部材に向けて突出してナット部材50が軸線L周りの一方方向CWに回転した際に凸部に当接する第1当接部が設けられている。また、本形態において、他方側部材には、一方側部材に向けて突出してナット部材50が軸線L周りの他方方向CCWに回転した際に凸部に当接する第2当接部が設けられている。
本形態においては、以下に説明するように、一方側部材がベース部31であり、ベース部31に凸部35が形成されている。従って、本形態では、他方側部材がナット部材50であり、ナット部材50に第1当接部560および第2当接部570が形成されている。より具体的には、ベース部31において、回転軸20およびナット部材50と対向する一方面316には、回転軸20およびナット部材50に向けて突出した凸部35が設けられている。本形態において、凸部35は、ナット部材50の軸線L方向における移動範囲Lmの全体にわたって延在している。
図3に示すように、凸部35は、断面台形形状であり、ベース部31に対するプレス加工によって形成された部分である。このため、ベース部31の一方面316とは反対側の面である他方面317には、凸部35と重なる領域に凹部355が形成されている。
ナット部材50は、回転軸20が貫通する貫通穴51が形成され、貫通穴51の内周面には、回転軸20の螺旋溝21と係合する雌ねじ52が形成されている。また、ナット部材50は、ベース部31に向けて突出した第1凸部56と、第1凸部56に対して軸線L周りの一方方向CWで離間する位置でベース部31に向けて突出した第2凸部57とが形成されており、モータ1をモータ装置100に搭載する際、第1凸部56と第2凸部57との間に形成された凹部58の内側にベース部31の凸部35が位置している。
第1凸部56の第2凸部57側の面は、ベース部31に向けて突出してナット部材50が軸線L周りの一方方向CWに回転した際に凸部35の側面に当接する第1当接部560を構成しており、第1当接部560は、ナット部材50が軸線L周りの一方方向CWへの可動範囲を規定している。第2凸部57の第1凸部56側の面は、ベース部31に向けて突出してナット部材50が軸線L周りの他方方向CCWに回転した際に凸部35の側面に当接する第2当接部570を構成しており、第2当接部570は、ナット部材50が軸線L周りの他方方向CCWへの可動範囲を規定している。本形態において、第1当接部560および第2当接部570は各々、斜面になっているとともに、凸部35の両側の側面も斜面になっている。このため、第1当接部560および第2当接部570は各々、凸部35の側面に当接する際、概ね、面で当接する。このため、ナット部材50を樹脂成形品等で形成した場合でも、ナット部材50に変形が発生しにくい。
ここで、ナット部材50の凹部58の周方向の幅W58(第1当接部560と第2当接
部570との間隔)は、ベース部31の凸部35の周方向の幅W35より広い。このため、第1当接部560が凸部35と当接する角度位置と第2当接部570が凸部35と当接する角度位置との間には、ナット部材50の軸線L周りの回転が許容される角度範囲が存在している。図3において、幅W58は、第1当接部560および第2当接部570の突出高さの1/2に相当する部分での間隔を示し、幅W35は、凸部35の突出高さの1/2に相当する部分の幅を示している。
ナット部材50には、ベース部31とは反対側に形成された円弧状の端部54からベース部31と反対側に向けて突出した接続部59が形成されている。従って、モータ1をモータ装置100に搭載する際、モータ装置100の装置本体110に設けられた被駆動部材120は、接続部59と連結されてナット部材50と一体に軸線Lに沿って移動する。また、装置本体110には、軸線Lに沿って延在する供回り防止部130が設けられており、供回り防止部130は、ナット部材50の回転軸20との供回りを防止する。かかる供回り防止部130は、例えば、図3に示すように、接続部59に対して軸線L周りの両側から当接してナット部材50の供回りを防止するガイド部として構成される。また、図示を省略するが、供回り防止部130は、被駆動部材120の軸線L周りの回転を防止することにより、ナット部材50の供回りを防止するように構成されることもある。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のモータ1では、ベース部31およびナット部材50のうち、ベース部31(一方側部材)に、ナット部材50(他方側部材)に向けて突出した凸部35が設けられている。これに対して、ナット部材50には、ベース部31に向けて突出してナット部材50が軸線L周りの一方方向CWに回転した際に凸部35に当接する第1当接部560が設けられている。このため、ナット部材50の軸線L周りの姿勢を第1当接部560が凸部35と当接するように保持しておくことができ、この状態で、ナット部材50の接続部59は、ベース部31とは反対側に位置する。従って、モータ1をモータ装置100に搭載する際、装置本体110側の被駆動部材120をナット部材50の接続部59と容易に連結させることができる。また、凸部35と当接する第1当接部560がナット部材50かベース部31に向けて突出した構成であるため、ベース部31およびナット部材50の形状やサイズ等を大幅に変更しなくても、ナット部材50の軸線L周りの姿勢が適正となる状態で、ナット部材50の軸線L周りの姿勢を規定することが容易である。
また、ナット部材50には、ベース部31に向けて突出してナット部材50が軸線L周りの他方方向CCWに回転した際に凸部35に当接する第2当接部570が設けられている。このため、ナット部材50の軸線L周りの姿勢を第1当接部560が凸部35と当接する角度位置と第2当接部570が凸部35と当接する角度位置との間に位置する姿勢に保持することができる。従って、モータ1をモータ装置100に搭載する際、装置本体110側の被駆動部材120をナット部材50の接続部59と連結させることがより容易である。
また、第1当接部560が凸部35と当接する角度位置と第2当接部570が凸部35と当接する角度位置との間には、ナット部材50の軸線L周りの回転が許容される角度範囲が存在する。このため、モータ1をモータ装置100に搭載した際、ナット部材50の軸線L周りの姿勢を第1当接部560および第2当接部570が凸部35と干渉しない姿勢とすることができる。従って、回転軸20上でナット部材50が移動した際、ナット部材50とベース部31との間に余計な摩擦等が発生しにくい。
また、凸部35がベース部31の側に形成されているため、凸部35を軸線L方向における任意の範囲に設けることができる。例えば、凸部35を、ナット部材50の軸線L方
向における移動範囲Lmの全体にわたって延在するように構成することができる。このため、モータ1をモータ装置100に搭載する際、ナット部材50が回転軸20上のいずれの位置にあっても、ナット部材50を軸線L周りの適正な姿勢とすることができる。
また、凸部35は、ベース部31に対して一体に設けられているため、別部材で凸部35を構成する場合と違って、部品点数が増えないという利点がある。また、ベース部31は、板状であり、ベース部31の他方面317には、凸部35と重なる領域に凹部355が形成されている。すなわち、凸部35については、板状のベース部31に対するプレス加工によって形成することができるので、凸部35の形成が容易である。
[実施の形態2]
図4は、本発明の実施の形態2に係るモータ1の斜視図である。図5は、図4に示すモータ1の側面図である。本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。実施の形態1では、凸部35がナット部材50の軸線L方向における移動範囲Lmの全体にわたって延在していたが、本形態では、図4および図5に示すように、凸部35がナット部材50の軸線L方向における移動範囲Lmの一部に設けられている。例えば、凸部35は、ナット部材50の軸線L方向における移動範囲Lmのうち、モータ本体10から最も離間した位置に設けられている。
このように構成した形態でも、モータ1をモータ装置100に搭載する際、ナット部材50が回転軸20上において、凸部35が形成されている位置にあれば、ナット部材50を軸線L周りの適正な姿勢とすることができる。
[実施の形態3]
図6は、本発明の実施の形態3に係るモータ1を、ナット部材50を通る位置で軸線Lに直交するように切断したときの断面図である。本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。実施の形態1では、フレーム30のベース部31に凸部35が形成され、ナット部材50に第1当接部560および第2当接部570が形成されていたが、本形態では、図6に示すように、ナット部材50に凸部55が形成され、フレーム30のベース部31に第1当接部360および第2当接部370が形成されている。
より具体的には、ナット部材50には、フレーム30のベース部31に向けて突出した凸部55が設けられている。凸部55は、断面台形形状である。これに対して、ベース部31は、ナット部材50および回転軸20に向けて突出した第1凸部36と、第1凸部36に対して軸線L周りの他方方向CCWで離間する位置でナット部材50および回転軸20に向けて突出した第2凸部37とが形成されており、第1凸部36と第2凸部37との間に形成された凹部38の内側にナット部材50の凸部55が位置している。
第1凸部36の第2凸部37側の面は、ナット部材50および回転軸20に向けて突出してナット部材50が軸線L周りの一方方向CWに回転した際に凸部55の側面に当接する第1当接部360を構成している。第2凸部37の第1凸部36側の面は、ナット部材50および回転軸20に向けて突出してナット部材50が軸線L周りの他方方向CCWに回転した際に凸部55の側面に当接する第2当接部370を構成している。本形態において、第1当接部360および第2当接部370は各々、斜面になっているとともに、凸部55の両側の側面も斜面になっている。このため、第1当接部360および第2当接部370は各々、凸部55の側面に当接する際、概ね面で当接する。このため、ナット部材50を樹脂成形品等で形成した場合でも、ナット部材50に変形が発生しにくい。
ここで、ベース部31の凹部38の周方向の幅W38(第1当接部360と第2当接部370との間隔)は、ナット部材50の凸部55の周方向の幅W55より広い。このため、第1当接部360が凸部55と当接する角度位置と第2当接部370が凸部55と当接する角度位置との間には、ナット部材50の軸線L周りの回転が許容される角度範囲が存在している。
また、第1凸部36および第2凸部37は、ベース部31に対するプレス加工によって形成された部分である。このため、ベース部31の他方面317には、第1凸部36と重なる領域に凹部365が形成され、第2凸部37と重なる領域に凹部375が形成されている。
このように構成したモータ1でも、実施の形態1と同様、ベース部31およびナット部材50のうち、ナット部材50(一方側部材)には、ベース部31(他方側部材)に向けて突出した凸部55が設けられている。これに対して、ベース部31には、ナット部材50および回転軸20に向けて突出してナット部材50が軸線L周りの一方方向CWに回転した際に凸部55に当接する第1当接部360が設けられている。このため、ナット部材50の軸線L周りの姿勢を第1当接部360が凸部55と当接するように設定しておくことができ、ナット部材50の接続部59をベース部31とは反対側に突出した状態とすることができる。従って、モータ1をモータ装置100に搭載する際、装置本体110側の被駆動部材120をナット部材50の接続部59と容易に連結させることができる。また、ベース部31には、ナット部材50および回転軸20に向けて突出してナット部材50が軸線L周りの他方方向CCWに回転した際に凸部55に当接する第2当接部370が設けられている。このため、ナット部材50の軸線L周りの姿勢を第1当接部360が凸部55と当接する角度位置と第2当接部370が凸部55と当接する角度位置との間に設定することができる等、実施の形態1と同様な効果を奏する。
[他の実施の形態]
上記実施の形態1等では、2つの当接部(第1当接部560および第2当接部570)を設けたが、第1当接部560のみを設けてもよい。上記実施の形態では、凸部35、第1当接部360、および第2当接部370をフレーム30自身に一体に形成したが、別体の部材をフレーム30に取り付けることにより、凸部35、第1当接部360、および第2当接部370を構成してもよい。また、上記実施の形態では、凸部55、第1当接部560、および第2当接部570をナット部材50自身に一体に形成したが、別体の部材をナット部材50に取り付けることにより、凸部55、第1当接部560、および第2当接部570を構成してもよい。
上記実施の形態1等では、モータ軸18自身が、螺旋溝21が形成された回転軸20になっていたが、モータ軸18から歯車伝達機構等を介して回転が伝達される回転軸20に螺旋溝21が形成されているモータ1に本発明を適用してもよい。上記実施の形態2では、凸部35を移動範囲Lmの出力側L1の端部に設けたが、移動範囲Lmの反出力側L2の端部や、移動範囲Lmの途中位置に凸部35を設けてもよい。
1…モータ、10…モータ本体、16…ステータ、17…ロータ、18…モータ軸、20…回転軸、21…螺旋溝、30…フレーム、31…ベース部、32…第1板部、33…第2板部、34…連結部分、35、55…凸部、36、56…第1凸部、37、57…第2凸部、50…ナット部材、59…接続部、100…モータ装置、110…装置本体、120…被駆動部材、130…供回り防止部、316…一方面、317…他方面、360、560…第1当接部、370、570…第2当接部、L…軸線、L1…出力側、L2…反出力側、CW…一方方向、CCW…他方方向、Lm…移動範囲

Claims (9)

  1. ステータおよびロータを備えたモータ本体と、
    外周面に螺旋溝が形成され、前記ロータの回転に伴って軸線周りに回転する回転軸と、
    前記モータ本体との連結部分から前記回転軸に沿って延在するベース部、および前記ベース部の前記モータ本体から離間する位置で屈曲して前記回転軸を回転可能に支持する板部を備えたフレームと、
    前記回転軸に取り付けられたナット部材と、
    を有し、
    前記ベース部および前記ナット部材のうちの一方側部材には、他方側部材に向けて突出した凸部が設けられ、
    前記他方側部材には、前記一方側部材に向けて突出して前記ナット部材が前記軸線周りの一方方向に回転した際に前記凸部に当接する第1当接部が設けられていることを特徴とするモータ。
  2. 前記他方側部材には、前記一方側部材に向けて突出して前記ナット部材が前記軸線周りの他方方向に回転した際に前記凸部に当接する第2当接部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  3. 前記第1当接部が前記凸部と当接する角度位置と前記第2当接部が前記凸部と当接する角度位置との間には、前記ナット部材の前記軸線周りの回転が許容される角度範囲が存在することを特徴とする請求項2に記載のモータ。
  4. 前記一方側部材は、前記ベース部であり、
    前記他方側部材は、前記ナット部材であることを特徴とする請求項1から3までの何れか一項に記載のモータ。
  5. 前記凸部は、前記ベース部に対して一体に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のモータ。
  6. 前記ベース部は、前記回転軸に一方面を向けた板状であり、
    前記ベース部の前記一方面とは反対側の面である他方面には、前記凸部と重なる領域に凹部が形成されていることを特徴とする請求項5に記載のモータ。
  7. 前記凸部は、前記ナット部材の前記軸線方向における移動範囲の全体にわたって延在していることを特徴とする請求項4から6までの何れか一項に記載のモータ。
  8. 前記凸部は、前記ナット部材の前記軸線方向における移動範囲の一部に設けられていることを特徴とする請求項4から6までの何れか一項に記載のモータ。
  9. 請求項1から8までの何れか一項に記載のモータが装置本体に搭載されたモータ装置であって、
    前記ナット部材には、前記ベース部とは反対側に向けて突出した接続部が形成され、
    前記装置本体には、前記接続部と連結されて前記ナット部材と一体に移動する被駆動部材と、前記回転軸に沿って延在し、前記ナット部材の前記回転軸との供回りを防止する供回り防止部と、が設けられていることを特徴とするモータ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014193053A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Nidec Sankyo Corp モータ

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