JP2018067779A - デジタル駆動型ヘッドホン - Google Patents

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Abstract

【課題】デジタル信号を直接音波に変換する場合であっても、不要輻射の発生が抑制されるデジタル駆動型ヘッドホンを提供する。【解決手段】デジタル駆動型ヘッドホン1は、一対の放音ユニット10、20と、一対の放音ユニット間に配線される信号線40と、を有する。放音ユニットは、振動板と、振動板を音源からのデジタル信号で駆動する駆動部13、23と、を備える。一対の放音ユニットのうち、いずれか一方の放音ユニット10は、信号線が挿通される磁性体14と、音源からのデジタル信号を処理する信号処理回路122と、信号処理回路が配置される回路基板12と、を備える。信号線は、信号処理回路から磁性体を介して、一対の放音ユニット間に配線され、磁性体は、回路基板の端部に配置される信号処理回路の出力部122bに隣接して配置される。【選択図】図3

Description

本発明は、デジタル駆動型ヘッドホンに関する。
ヘッドホンのうち、例えば、耳覆い型のヘッドホンは、ヘッドホンの使用者の頭部に装着されて、使用者が楽音再生機などからの楽音を聞くために使用される。ヘッドホンは、一対の放音ユニットと、両放音ユニットを連結する連結部材と、を有してなる。
各放音ユニットは、駆動ユニットと、駆動ユニットを収納するハウジングと、を備える。駆動ユニットは、例えば、楽音再生機などの音源からの電気信号(音声信号)を音波に変換して出力する。
従来、ヘッドホンの駆動ユニットに入力される電気信号は、アナログ信号である。駆動ユニットは、アナログ信号の強弱や、周波数に応じて音波を出力する。そのため、音源からの音声信号がデジタル信号のとき、デジタル信号は、楽音再生機などに内蔵されたデジタル−アナログ変換装置によりアナログ信号に変換されて、ヘッドホンに伝達されていた。
近年、デジタル信号をアナログ信号に変換することなく、デジタル信号に応じて所望の音波を出力可能な駆動ユニット(以下「デジタル駆動ユニット」という。)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
デジタル駆動ユニットは、ダイナミック型の駆動ユニットで、1つの振動板と、複数のボイスコイルと、を備える。各ボイスコイルには、個別のデジタル信号(以下「処理信号」という。)が印加される。処理信号は、信号処理用の回路(以下「信号処理回路」という。)により生成される。特許文献1に開示された駆動ユニットは、ボイスコイルが処理信号により駆動(振動)することにより、高域から低域まで高効率で音声信号を再生できる。
デジタル駆動ユニットと信号処理回路とをヘッドホンに組み込むことにより、デジタル信号により駆動ユニットの駆動部が駆動するヘッドホン(以下「デジタル駆動型ヘッドホン」という。)が構成される。
ヘッドホンの中には、音源に接続されるヘッドホンケーブルが、一方の放音ユニットにのみ接続されたヘッドホンがある(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に開示されたヘッドホンは、一方の放音ユニットから他方の放音ユニットへ音声信号を伝達する信号線(以下「渡りコード」という。)を備える。渡りコードは、一方の放音ユニットの内部と、他方の放音ユニットの内部と、に接続される。渡りコードは、連結部材の内部に配線される。
特開2012−227589号公報 特開2010−050647号公報
渡りコードを要するデジタル駆動型ヘッドホンにおいて、信号処理回路は、例えば、一方の放音ユニットのハウジング内に配置される。信号処理回路により生成された処理信号は、信号処理回路からデジタル駆動ユニットに伝送される。このとき、処理信号は、渡りコードを介して、信号処理回路が配置されない放音ユニットのデジタル駆動ユニットにも伝送される。
デジタル信号の信号波形は矩形状であり、複数次の周波数の組み合わせ(加算)からなる。そのため、デジタル信号は、高調波成分(高周波)を含む。これらの高調波成分は、処理信号が伝送されるヘッドホンの内部配線から不要輻射(不要放射)として放出される場合がある。また、デジタル駆動型ヘッドホンは、高速に出力されたデジタル信号の組み合わせにより振動板を駆動し、音声を再生する。そのため、デジタル信号に含まれる高調波成分のパワーは、デジタル信号の総和が増加するに連れて大きくなる。その結果、不要輻射は発生しやすくなる。特に、渡りコードは、使用者の頭部を跨ぐように長く配線されるため、アンテナとして機能しやすく、不要輻射を発生させやすい。不要輻射は、無線通信や他の電気製品などに悪影響を与える。そのため、その放射量は、各国において制限される。
なお、従来のヘッドホンにおいて、渡りコードに伝達される信号は可聴帯域である20kHz(ハイレゾ音源において40kHz近辺)のアナログ信号である。そのため、従来のヘッドホンにおいて、デジタル駆動型ヘッドホンのような高調波による不要輻射は、発生しない。
不要輻射の発生は、例えば、信号処理回路に高調波成分を抑制させるフィルタなどの電子部品を組み込むことで改善される。しかし、電子部品が持つ直流抵抗成分や容量成分は、デジタル駆動ユニットから出力される音波の音質(周波数特性や歪特性など)に影響を与える。
処理信号が伝送される経路にフィルタ成分が存在すると、デジタル信号を構成する矩形波の立ち上がりに遅延が発生する。この遅延は、高域側の再生音に影響する。その結果、デジタル駆動ユニットから出力される音波の高域側の再現性が低下する。
不要輻射の発生を効果的に抑制するためには、大型の電子部品をハウジング内の回路基板に組み込む必要がある。しかし、従来からヘッドホンには可動部が多く、かつ、優れた意匠性が求められる。そのため、ハウジング内において、部品の配置には点数、位置ともに制限があり、大型の電子部品を組み込むためのスペースの確保は、難しい。
不要輻射の発生は、例えば、放音ユニットのハウジングや連結部材などを導電性の金属で作製し、ハウジングや連結部材などにより電磁シールドを構成することでも改善され得る。しかし、前述のとおり、ヘッドホンは、多くの可動部を備える。そのため、ヘッドホンの全体を漏れなく覆う電磁シールドの実現は、ヘッドホンの構成上、技術的に難しい。ハウジングや連結部材などを金属で作製し、電磁シールドを構成したとしても、ヘッドホンの重量が増加し、装着感が悪化する。さらに、無線伝送を用いたデジタル駆動型ヘッドホンでは、電磁シールドにより、アンテナの配置手段および位置が限定されるため、意匠性が損なわれる。
このように、デジタル駆動型ヘッドホンには、従来のアナログ信号により駆動部が駆動するアナログヘッドホンにおいては生じ難い、独自の課題が存在する。
本発明は、以上のような従来技術の問題点を解消するためになされたもので、不要輻射の発生が抑制されたデジタル駆動型ヘッドホンを提供することを目的とする。
本発明は、デジタル駆動型ヘッドホンであって、一対の放音ユニットと、一対の放音ユニット間に配線される信号線と、を有してなり、放音ユニットは、振動板と、振動板を音源からのデジタル信号で駆動する駆動部と、を備え、一対の放音ユニットのうち、いずれか一方の放音ユニットは、信号線が挿通される磁性体と、音源からのデジタル信号を処理する信号処理回路と、信号処理回路が配置される回路基板と、を備え、信号線は、信号処理回路から磁性体を介して、一対の放音ユニット間に配線され、磁性体は、回路基板の端部に配置される信号処理回路の出力部に隣接して配置される、ことを特徴とする。
本発明によれば、デジタル信号を直接音波に変換する場合であっても、不要輻射の発生を抑制することができる。
本発明にかかるデジタル駆動型ヘッドホンの実施の形態を示す斜視図である。 図1のデジタル駆動型ヘッドホンの右側面図である。 図1のデジタル駆動型ヘッドホンの機能ブロック図である。 図2のデジタル駆動型ヘッドホンが備える左放音ユニットのAA線断面図である。 図4の左放音ユニットが備える左第2ハウジングの左側面図である。 図5の左第2ハウジングを部分的に拡大した斜視図である。 図4の左放音ユニットが備える信号線と磁性体との拡大図である。 本発明にかかるデジタル駆動型ヘッドホンの別の実施の形態における左第2ハウジングの左側面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明にかかるデジタル駆動型ヘッドホンの実施の形態について説明する。
●デジタル駆動型ヘッドホンの構成
図1は、本発明にかかるデジタル駆動型ヘッドホンの実施の形態を示す斜視図である。
デジタル駆動型ヘッドホン(以下「ヘッドホン」という。)1は、ヘッドホン1の使用者の頭部に装着されて、例えば、携帯型音楽再生機(不図示)などの音源S(図3参照)からのデジタル信号(音声信号)に応じた音波を出力する。ヘッドホン1は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ケーブル(不図示)を介して音源からの音声信号が入力される有線式のヘッドホンである。
なお、本発明にかかるヘッドホンは、例えば、無線伝送を用いて音源から音声信号を受信する無線式のヘッドホンでもよい。
以下の説明において、ヘッドホン1の上下左右前後の各方向は、ヘッドホン1が装着された使用者の上下左右前後の各方向と同じである。すなわち、例えば、ヘッドホン1の左右の放音ユニットのうち、左の放音ユニットは使用者の左耳に装着される左放音ユニット10(後述)である。
ヘッドホン1は、左放音ユニット10と、右放音ユニット20と、連結部材30と、信号線40(図3参照)と、を有してなる。左放音ユニット10は、右放音ユニット20と共に一対の放音ユニットを構成する。
図2は、ヘッドホン1の右側面図である。
図3は、ヘッドホン1の機能ブロック図である。
図4は、左放音ユニット10の図2のAA線断面図である。
左放音ユニット10は、使用者の左耳の周囲に装着されて、音源からの音声信号に応じた音波を出力する。左放音ユニット10は、左ハウジング11と、回路基板12と、左デジタル駆動ユニット(以下「左駆動ユニット」という。)13と、磁性体14と、左信号線15と、左イヤパッド16と、を備える。
左ハウジング11は、回路基板12と、左駆動ユニット13と、磁性体14と、左信号線15と、を収納する。左ハウジング11は、バッフル板111と、左第1ハウジング112と、左第2ハウジング113と、第1収納部114と、第2収納部115と、2つの軸孔11h1、11h2と、を備える。
バッフル板111は、左駆動ユニット13を保持する。左第1ハウジング112は、バッフル板111と共に、左駆動ユニット13を収納する空気室A1を形成する。左第2ハウジング113は、左第1ハウジング112と共に、回路基板12と磁性体14とを収納する収納室A2を形成する。
図5は、左第2ハウジング113の左側面図である。
同図は、左放音ユニット10を左第1ハウジング112と左第2ハウジング113との間で分離した状態において、左第2ハウジング113側を右方(図4の紙面右方)から見た状態を示す。同図は、信号線40の一部の図示を省略している。
第1収納部114は、後述する第1磁性体141を収納する。第1収納部114は、左第2ハウジング113の内側(収納室A2内)の上部に配置される。第1収納部114は、例えば、一対のリブにより構成される。
第2収納部115は、後述する第2磁性体142を収納する。第2収納部115は、左第2ハウジング113の内側(収納室A2内)の上部に配置される。第2収納部115は、例えば、一対のリブにより構成される。
2つの軸孔11h1、11h2は、後述する左ハンガー31の軸部311、312が嵌められる孔である。2つの軸孔11h1、11h2は、左第2ハウジング113の前部と後部とに配置される。
図3と図4とに戻る。
回路基板12は、入力部121と、信号処理回路122と、を備える。入力部121は、例えば、USB端子などのデジタル信号用の端子である。音源Sからの音声信号は、例えば、USBケーブルを介して入力部121に入力される。入力部121に入力される音声信号は、デジタル信号である。信号処理回路122は、入力部121に入力された音声信号をデジタル信号の状態で処理し、後述する振動板133を駆動するための信号を生成する。信号処理回路122が処理した後の信号(以下「処理信号」という。)は、左信号線15を介して左駆動ユニット13に伝送されると共に、信号線40を介して後述する右駆動ユニット23に伝送される。処理信号は、例えば、音声信号にパルス密度変調(PDM:pulse-density modulation)処理を施したデジタル信号である。回路基板12は、左第2ハウジング113の内側に取り付けられる。信号処理回路122は、入力端子122aと出力端子122bとを備える。入力端子122aは、入力部121からの音声信号が入力される端子である。出力端子122bは、処理信号を左駆動ユニット13と後述する右駆動ユニット23とに出力する端子である。出力端子122bは、回路基板11の端部(例えば、上端部)に配置される。
左駆動ユニット13は、デジタル信号である処理信号を直接的に音波に変換して出力する。左駆動ユニット13は、ユニットケース131と、駆動部132と、振動板133と、を備える。
ユニットケース131は、駆動部132と振動板133とを収納する。
駆動部132は、処理信号に応じて駆動(振動)することで振動板133を駆動(振動)させる。駆動部132は、磁気回路132aと、複数(例えば、4つ)のボイスコイル132bと、を備える。磁気回路132aは、磁気ギャップを備え、磁気ギャップ内に磁束を発生させる。ボイスコイル132bは、処理信号に応じて駆動する。処理信号は、矩形波から構成された信号であり、各ボイスコイル132bそれぞれに個別に印加される。
振動板133は、ボイスコイル132bの駆動(振動)に応じて駆動(振動)して、音波を発生させる。振動板133は、ユニットケース131に振動可能に取り付けられる。
ボイスコイル132bは、振動板133に取り付けられる。ボイスコイル132bは、磁気回路132aに生じる磁束を横切るように磁気ギャップ内に配置される。ボイスコイル132bに印加される処理信号により発生する電磁力により、ボイスコイル132bは、磁気回路132aに対して振動する。
なお、本発明にかかるヘッドホンのボイスコイルの数は、「4」に限定されない。
図6は、図5の状態における左第2ハウジング113の上部を拡大した斜視図である。
同図は、回路基板12の上部と、左第2ハウジング113の上部と、磁性体14と、信号線40の一部と、を示す。
磁性体14は、信号線40に流れる処理信号(矩形波)から所定の周波数以上の高周波成分(高次高調波)を除去する。本実施の形態において左放音ユニット10は、第1磁性体141と第2磁性体142との2つの磁性体を備える。所定の周波数については、後述する。
第1磁性体141は、後述する第1支線41に対応する円筒状のフェライトコアである。第1磁性体141は、挿通孔141hを備える。挿通孔141hは、第1磁性体141の軸方向の中央に配置される。第1磁性体141は、第1収納部114に収納される。第1磁性体141の機能については、後述する。
第2磁性体142は、後述する第2支線42に対応する円筒状のフェライトコアである。第2磁性体142は、挿通孔142hを備える。挿通孔142hは、第2磁性体142の軸方向の中央に配置される。第2磁性体142は、第2収納部115に収納される。第2磁性体142の機能については、後述する。
第1収納部114と第2収納部115とは、収納室A2内に配置される。収納室A2は、左第1ハウジング112により、左駆動ユニット13が収納される空気室A1と分離される。そのため、第1磁性体141と第2磁性体142とは、左駆動ユニット13が備える磁気回路132aの影響を受けない。
図1に戻る。
左イヤパッド16は、左ハウジング11と使用者の頭部との間の緩衝材である。左イヤパッド16は、左ハウジング11に取り付けられる。
右放音ユニット20は、使用者の右耳の周囲に装着されて、音源からの音声信号に応じた音波を出力する。右放音ユニット20の構成は、回路基板(入力部、信号処理回路)、磁性体と、左信号線と、を備えない点を除いて、左放音ユニット10の構成と同じである。すなわち、右放音ユニット20は、右ハウジング21と、右デジタル駆動ユニット(以下「右駆動ユニット」という。)23(図3参照)と、右イヤパッド26と、を備える。
連結部材30は、一対の放音ユニット10、20を連結する。連結部材30は、使用者の頭部の形状に沿うアーチ状である。連結部材30は、左ハンガー31と、左スライド機構32と、ヘッドバンド33と、右スライド機構34と、右ハンガー35と、を備える。
左ハンガー31は、左放音ユニット10を揺動可能に支持する。左ハンガー31は、中空で、下部が前後方向に二股に分かれた逆Yの字状である。左ハンガー31は、一対の軸部311、312(図4参照)を備える。一対の軸部311、312は、左第2ハウジング113の軸孔11h1、11h2に回転可能に嵌め込まれる。
左スライド機構32は、連結部材30の長手方向に沿ってスライドして、左放音ユニット10とヘッドバンド33との間の距離を変更する。
ヘッドバンド33は、左スライド機構32と右スライド機構34とを連結する。ヘッドバンド33は、例えば、所定の剛性と弾性とを有する合成樹脂製である。ヘッドバンド33は、弾性部材(不図示)を備える。弾性部材は、例えば、板ばねである。弾性部材は、ヘッドバンド33の内部に配置される。弾性部材の復元力により、左放音ユニット10と右放音ユニット20とは、互いに近づく方向に付勢される。
右スライド機構34は、連結部材30の長手方向に沿ってスライドすることにより、右放音ユニット20とヘッドバンド33との間の距離を変更する。
右ハンガー35は、右放音ユニット20を揺動可能に支持する。右ハンガー35の構成は、左ハンガー31の構成と同じである。
次に、信号線40について、図3と図5とを参照しながら説明する。
信号線40は、左放音ユニット10の信号処理回路122からの処理信号を右放音ユニット20の右駆動ユニット23のボイスコイル(不図示)に伝送する。信号線40は、左放音ユニット10と右放音ユニット20との間に配線される「渡りコード」である。すなわち、信号線40は、左放音ユニット10内の信号処理回路122から磁性体14を介して、右駆動ユニット23のボイスコイル(不図示)に接続される。信号線40は、複数のオーディオ系統線を備える。
オーディオ系統線は、右駆動ユニット23の4つのボイスコイルそれぞれに処理信号を伝送する。1つのボイスコイルに必要なオーディオ系統線は、正極伝送線と負極伝送線との2本である。
信号線40は、第1支線41と第2支線42とに分割される。第1支線41は、2つのボイスコイルに対応する4本のオーディオ系統線を束ねて構成される。第2支線42は、残り2つのボイスコイルに対応する4本のオーディオ系統線を束ねて構成される。すなわち、信号線40は、2つの支線41、42に分割される。
なお、各ボイスコイルに対応する処理信号の正極伝送線と負極伝送線とは、それぞれ撚り合わされて4つの撚線を構成してもよい。この場合、4つの撚線のうち、2つの撚線は第1信号線を構成し、残りの2つの撚線は第2信号線を構成する。
●信号線40の配線
次に信号線40の配線について、説明する。
第1支線41と第2支線42とは、左放音ユニット10の信号処理回路122と、右放音ユニット20の右駆動ユニット23の駆動部と、に接続される。第1支線41と第2支線42とは、左第2ハウジング113(第2空気室A2)、連結部材30、右ハウジング21、それぞれの内部に配線される。
図7は、第1支線41と第1磁性体141との拡大斜視図である。
第1支線41は、図5に示されるように、回路基板12の信号処理回路122と、左ハンガー31の軸部311と、の間において、第1磁性体141に巻き回される。第1磁性体141に対する第1支線41の巻数は、「2」(2ターン)である。つまり、第1支線41は、第1磁性体141の挿通孔141hに2回挿通される。第1磁性体141は、第1支線41が巻き回された状態で信号処理回路122の出力端子122bの直近に隣接して配置される。
第2支線42は、図5に示されるように、回路基板12の信号処理回路122と、左ハンガー31の軸部312と、の間において、第2磁性体142に巻き回される。第2磁性体142に対する第2支線42の巻数は、「2」(2ターン)である。つまり、第2支線42は、第2磁性体142の挿通孔142hに2回挿通される。第2磁性体142は、第2支線42が巻き回された状態で信号処理回路122の出力端子122bの直近に隣接して配置される。
ここで、「磁性体14が信号処理回路122の出力端子122bの直近に隣接して配置される」とは、磁性体14が信号処理回路122の出力端子122bに接した状態で配置される場合に限らず、磁性体14が信号処理回路122の近傍に配置される場合も含む。
なお、第1磁性体141と第2磁性体142とが円筒状であるため、第1支線41や第2支線42は、容易に、かつ、確実に第1磁性体141と第2磁性体142とに挿通される。
また、第1収納部114と第2収納部115とは、図5に示されるように、左ハウジング11内のうち、第2ハウジング113の上部、すなわち、連結部材30の近傍に配置される。第1支線41が配線される軸部311と、第2支線42が配線される軸部312とは、それぞれ左ハウジング11の前部と後部とに配置される。信号処理回路122の出力端子122bは、回路基板12の上端部、すなわち連結部材30の近傍に配置される。そのため、第1支線41は、第1収納部114と軸部311との間において、電子部品を避けつつ、過剰な負荷を受けることなく配線される。第2支線42は、第2収納部115と軸部312との間において、電子部品を避けつつ、過剰な負荷を受けることなく配線される。また、第1支線41と第2支線42とは、左ハウジング11内において、一様に配線される。その結果、第1支線41と第2支線42のうち、第1磁性体141と第2磁性体142とに巻き回される部分は、負荷を受けない。そのため、第1支線41や第2支線42には、断線などの不具合が生じない。
●ヘッドホン1の動作
次に、ヘッドホン1の動作について、説明する。
一般的に、磁性体と、磁性体に通された導線とは、コイル(インダクタ)を構成する。このコイル(インダクタ)のインピーダンスは、高周波になるほど高い。そのため、コイル(インダクタ)は、導線を流れる電流に対してローパスフィルタとして機能する。すなわち、導線を流れる電流の高周波成分は、減衰する。このコイル(インダクタ)のカットオフ周波数は、磁性体の種類・大きさ・形状や、導線が磁性体に通される回数(ターン数)などにより変化する。また、導線を流れる電流の高周波成分は、磁性体の磁化に伴う磁気損失により、熱として消費されて減衰する。
前述のとおり、信号処理回路122から出力される処理信号は、複数次の周波数の組み合わせからなる、すなわち高調波成分を含むデジタル信号である。処理信号が伝送される第1支線41は第1磁性体141に挿通され、処理信号が伝送される第2支線42は第2磁性体142に挿通される。そのため、第1支線41と第2支線42とに伝送される処理信号の高周波成分は、第1磁性体141と第2磁性体142とに巻き回された部分において減衰する。ここで、減衰される高周波成分は、不要輻射される高周波成分であるメガヘルツ帯域の周波数成分であり、ヘッドホン1の特性に影響を与える帯域(例えば、20kHz以下、ハイレゾ音源であれば40kHz近傍)の周波数成分ではない。そのため、この帯域の周波数成分が減衰しても、ヘッドホン1の周波数特性への影響は、少ない。その結果、信号線(渡りコード)40からの不要輻射は、ヘッドホン1の周波数特性に影響を与えることなく抑制される。すなわち、本発明にかかるヘッドホンは、信号線40に磁性体14を取り付けるという簡易な構成で不要輻射の発生を抑制する。
なお、第1支線41のターン数と第2支線42のターン数とは、「2」に限定されない。すなわち、例えば、第1支線41のターン数と第2支線42のターン数とは、減衰させたい周波数帯域に合わせて、「1」や「3」などでもよい。
●まとめ
以上説明した実施の形態によれば、左放音ユニット10は、一対の放音ユニット10、20間に配線される信号線(渡りコード)40が挿通される磁性体(フェライトコア)14を備える。磁性体14は、信号処理回路122の出力端子122bの直近に配置される。そのため、信号線40に伝送される処理信号(デジタル信号)の高周波成分は、磁性体14に挿通された部分において減衰する。その結果、信号線40には、メガヘルツ帯域の高次高調波がカットされた処理信号が伝送されるため、信号線40からの不要輻射は抑制される。すなわち、本発明にかかるヘッドホンは、信号線40に磁性体14を取り付けるという簡易な構成で不要輻射の発生を抑制する。このように、磁性体14が信号処理回路122の出力端子122bの直近に隣接して配置されることで、これらが隣接して配置されていないときと比べて、処理信号の高調波成分の減衰効果は高まる。
また、信号線40は、第1支線41と第2支線42とに分割される。そのため、第1支線41に対応する第1磁性体141と第2支線42に対応する第2磁性体142は、小型化が可能である。また、第1支線41の第1磁性体141への取り付けと、第2支線42の第2磁性体142への取り付けとは、容易になる。
左放音ユニット10の左ハウジング11は、第1磁性体141を収納する第1収納部114と、第2磁性体142を収納する第2収納部115と、を備える。すなわち、第1磁性体141と第2磁性体142とは、第1収納部114と第2収納部115とに個別に収納される。そのため、第1磁性体141と第2磁性体142とは、左ハウジング11内で相互に干渉しない。
第1収納部114と第2収納部115とは、左ハウジング11内のうち、連結部材30の近傍に配置される。そのため、第1支線41と第2支線42とは、左ハウジング11内において、折れ曲がりなどの負荷を受けない。その結果、信号線40のうち、磁性体14に巻き回される部分は、断線などの不具合を生じない。
左駆動ユニット13が配置される空気室A1は、磁性体14が配置される収納室A2と分離される。そのため、右放音ユニット20に磁性体14が配置されなくとも、左放音ユニット10と右放音ユニット20とは、音響的な不均一を生じない(音響的に均一である)。
なお、磁性体は、処理信号から所定の高周波成分を減衰可能であれば、フェライトコアに限定されない。
また、以上説明した実施の形態は、ヘッドホン1が2つの磁性体(第1磁性体141と第2磁性体142)を備える構成であった。しかし、本発明において、ヘッドホンが備える磁性体の数は、1つでもよい。すなわち、例えば、第1支線と第2支線とは、1つの磁性体に共通して巻き回されてもよい。
さらに、以上説明した実施の形態は、信号線40が2つの支線に分割されて、それぞれの支線が対応する磁性体に巻き回される構成であった。しかし、本発明において、信号線は、複数の支線に分割されなくてもよく、あるいは、3以上の支線に分割されてもよい。
さらにまた、第1磁性体と第2磁性体とは、左ハンガーの軸部に配置されてもよい。
図8は、本発明にかかるデジタル駆動型ヘッドホンの別の実施の形態における左第2ハウジングの左側面図である。
第1磁性体141aは、左ハンガー30aの軸部311a内に配置される。第2磁性体142aは、左ハンガー30aの軸部312a内に配置される。すなわち、磁性体14a(141a、142a)は、左ハウジング11aや収納室A2aの出口(第1支線41aと第2支線42aとが左ハウジング11aや収納室A2aから左ハンガー30aに配線される部位)に配置される。このとき、軸部311aは第1磁性体141aの収納部として機能し、軸部312aは第2磁性体142aの収納部として機能する。信号処理回路(不図示)は、回路基板12aの中央部付近に配置される。信号処理回路の出力端子(不図示)は、例えば、信号処理回路の下側(図8の紙面下側)に配置(配線)される。
このような構成は、特に、左ハウジング11aの全体や収納室A2aが電磁的にシールドされている場合に、有効な構成である。すなわち、磁性体14aが左ハウジング11aや収納室A2aの出口に配置されることで、処理信号の高次高調波は左ハウジング11aなどの外部に伝送されない。そのため、信号線40aからの不要輻射の発生が予防される。また、軸部311a、312aと磁性体14aとが一体的に構成されるため、デジタル駆動型ヘッドホン1aのデザイン面や小型化に対する影響が無くなり、デジタル駆動型ヘッドホン1aの意匠性が向上する。
1 デジタル駆動型ヘッドホン
10 左放音ユニット
11 左ハウジング
114 第1収納部(収納部)
115 第2収納部(収納部)
12 回路基板
122 信号処理回路
13 左駆動ユニット
14 磁性体
141 第1磁性体
142 第2磁性体
20 右放音ユニット
23 右駆動ユニット
30 連結部材
40 信号線
41 第1支線
42 第2支線

第1磁性体141は、後述する第1支線41に対応する円筒状のフェライトコアである。第1磁性体141は、挿通孔141hを備える。挿通孔141hは、第1磁性体141の軸方向に沿って配置される。第1磁性体141は、第1収納部114に収納される。第1磁性体141の機能については、後述する。
第2磁性体142は、後述する第2支線42に対応する円筒状のフェライトコアである。第2磁性体142は、挿通孔142hを備える。挿通孔142hは、第2磁性体142の軸方向に沿って配置される。第2磁性体142は、第2収納部115に収納される。第2磁性体142の機能については、後述する。
第1支線41と第2支線42とは、左放音ユニット10の信号処理回路122と、右放音ユニット20の右駆動ユニット23の駆動部と、に接続される。第1支線41と第2支線42とは、左第2ハウジング113(収納室A2)、連結部材30、右ハウジング21、それぞれの内部に配線される。
また、第1収納部114と第2収納部115とは、図5に示されるように、左ハウジング11内のうち、第2ハウジング113の上部、すなわち、連結部材30の近傍に配置される。第1支線41が配線される軸部311と、第2支線42が配線される軸部312とは、それぞれ左ハウジング11の前部と後部とに配置される。信号処理回路122の出力端子122bは、回路基板12の上端部、すなわち連結部材30の近傍に配置される。そのため、第1支線41は、第1収納部114と軸部311との間において、電子部品を避けつつ、過剰な負荷を受けることなく配線される。第2支線42は、第2収納部115と軸部312との間において、電子部品を避けつつ、過剰な負荷を受けることなく配線される。また、第1支線41と第2支線42とは、左ハウジング11内において、一様に配線される。その結果、第1支線41と第2支線42のうち、第1磁性体141と第2磁性体142とに巻き回される部分は、負荷を受けない。そのため、第1支線41や第2支線42には、断線などの不具合が生じない。

Claims (10)

  1. 一対の放音ユニットと、
    前記一対の放音ユニット間に配線される信号線と、
    を有してなり、
    前記放音ユニットは、
    振動板と、
    前記振動板を音源からのデジタル信号で駆動する駆動部と、
    を備え、
    前記一対の放音ユニットのうち、いずれか一方の放音ユニットは、
    前記信号線が挿通される磁性体と、
    前記音源からのデジタル信号を処理する信号処理回路と、
    前記信号処理回路が配置される回路基板と、
    を備え、
    前記信号線は、前記信号処理回路から前記磁性体を介して、前記一対の放音ユニット間に配線され、
    前記磁性体は、前記回路基板の端部に配置される前記信号処理回路の出力部に隣接して配置される、
    ことを特徴とするデジタル駆動型ヘッドホン。
  2. 前記一対の放音ユニットを連結する連結部材、
    を備え、
    前記出力部は、前記回路基板の端部のうち前記連結部材側の端部に配置される、
    請求項1記載のデジタル駆動型ヘッドホン。
  3. 前記駆動部は、
    前記音源からのデジタル信号が印加される複数のボイスコイル、
    を備え、
    前記複数のボイスコイルが、前記振動板を駆動する、
    請求項1記載のデジタル駆動型ヘッドホン。
  4. 前記磁性体に対する前記信号線の巻数は、複数である、
    請求項1記載のデジタル駆動型ヘッドホン。
  5. 前記信号線は、複数の支線に分割され、
    前記複数の支線ごとに対応する複数の前記磁性体を備える、
    請求項1記載のデジタル駆動型ヘッドホン。
  6. 前記放音ユニットは、
    前記振動板と前記駆動部とが収納されるハウジング、
    を備え、
    前記ハウジングは、前記磁性体が収納される収納部、
    を備える、
    請求項1記載のデジタル駆動型ヘッドホン。
  7. 前記一対の放音ユニットを連結する連結部材、
    を備え、
    前記収納部は、前記磁性体を備える前記放音ユニットの前記ハウジング内のうち、前記連結部材の近傍に配置される、
    請求項6記載のデジタル駆動型ヘッドホン。
  8. 前記ハウジングは、
    前記駆動部が配置される空気室と、
    前記収納部が配置される収納室と、
    を備え、
    前記空気室は、前記収納室と分離する、
    請求項6記載のデジタル駆動型ヘッドホン。
  9. 前記磁性体は、円筒状のフェライトコアである、
    請求項1記載のデジタル駆動型ヘッドホン。
  10. 一対の放音ユニットと、
    前記一対の放音ユニットを連結する連結部材と、
    前記一対の放音ユニット間に配線される信号線と、
    を有してなり、
    前記放音ユニットは、
    振動板と、
    前記振動板を音源からのデジタル信号で駆動する駆動部と、
    前記振動板と前記駆動部とが収納されるハウジングと、
    を備え、
    前記ハウジングは、
    前記連結部材の軸部が挿入される挿入孔、
    を備え、
    前記一対の放音ユニットのうち、いずれか一方の放音ユニットは、
    前記信号線が挿通される磁性体と、
    前記音源からのデジタル信号を処理する信号処理回路と、
    を備え、
    前記磁性体は、前記軸部内に配置され、
    前記信号線は、前記信号処理回路から前記磁性体を介して、前記一対の放音ユニット間に配線される、
    ことを特徴とするデジタル駆動型ヘッドホン。


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