JP2018067475A - イオン源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明はアークチャンバー本体の内壁に配置されたプレートが定位置から動くことを抑制したイオン源装置の提供を目的とする。【解決手段】イオン源装置100は、アークチャンバー本体1と、アークチャンバー本体1に設けられ、カソード部材10が挿入されるカソード部材用貫通穴1aと、カソード部材用貫通穴1aの内壁とカソード部材10との間に嵌合する筒状のカラー部材30と、アークチャンバー本体1の内壁のうちの、カソード部材用貫通穴1aが設けられた面に配置されるカソード側プレート40と、を備え、カラー部材30とカソード側プレート40とが一体化されてカラー一体プレート20を構成し、カソード側プレート40は、カラー部材30の筒部分につながる開口40aを備え、カソード側プレート40の開口40aの内径は、カソード部材10の外径よりも大きい。【選択図】図1

Description

本発明はイオン源装置に関し、例えばイオン注入装置に利用されるイオン源装置に関する。
SiC基板等の半導体基板に不純物を注入する際に使用されるイオン注入装置が知られている。イオン注入装置においては、イオン源装置のアークチャンバーの内部でイオンビームが形成される。
アークチャンバー本体の内壁にイオンビーム形成時に発生する導体材料が付着堆積すると、アークチャンバーの長期使用が阻害される。そこで、アークチャンバー本体の内壁の全部又は一部を覆うように取り外し可能なプレートを配置し、このプレートに導体材料を付着堆積させるように構成されたイオン源装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。このプレートは、付着堆積した導体材料を除去するために洗浄して繰り返し使用される。
特開2014−044886号公報
しかしながら、プレートの洗浄を繰り返すとプレートの外形が削られて小さくなることがある。そのため、アークチャンバー内でプレートの定位置からの遊びが大きくなり、例えば、アークチャンバー内部に挿入されたカソード部材にプレートが接触することがあった。カソード部材とプレートが接触すると絶縁不良を引き起こし、イオン源のビーム使用時間の短寿命を引き起こす恐れがあった。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、アークチャンバー本体の内壁に配置されたプレートが定位置から動くことを抑制したイオン源装置の提供を目的とする。
本発明に係るイオン源装置は、アークチャンバー本体と、アークチャンバー本体に設けられ、カソード部材が挿入されるカソード部材用貫通穴と、カソード部材用貫通穴の内壁とカソード部材との間に嵌合する筒状のカラー部材と、アークチャンバー本体の内壁のうちの、カソード部材用貫通穴が設けられた面に配置されるカソード側プレートと、を備え、カラー部材とカソード側プレートとが一体化されてカラー一体プレートを構成し、カソード側プレートは、カラー部材の筒部分につながる開口を備え、カソード側プレートの開口の内径は、カソード部材の外径よりも大きい。
本発明に係るイオン源装置によれば、洗浄等を繰り返すことにより、カソード側プレートの外形が小さくなった場合であっても、カソード側プレートは、アークチャンバー本体に対して固定されたカラー部材と一体化されているため、アークチャンバー本体内部で動くことがない。従って、カソード側プレートが定位置から動いてカソード部材に接触することが抑制されるため、絶縁不良を抑制して、イオン源装置を安定して稼働させることが可能である。また、カラー部材とカソード側プレートとが一体化されてカラー一体プレートを構成することにより、部品点数を削減することが可能である。
実施の形態1に係るイオン源装置の斜視図である。 実施の形態1に係るイオン源装置の断面図である。 実施の形態1に係るイオン源装置のカラー一体プレートの側面図である。 実施の形態1に係るイオン源装置のカラー一体プレートの斜視図である。 実施の形態1に係るイオン源装置のカソード側プレートおよびカソード部材の正面図である。 実施の形態1の比較例に係るイオン源装置の断面図である。 実施の形態1の比較例に係るイオン源装置のカソード側プレートおよびカソード部材の正面図である。 実施の形態2に係るイオン源装置の断面図である。 実施の形態2に係るイオン源装置のカソード側プレートの正面図である。 実施の形態2の比較例に係るイオン源装置の断面図である。
<実施の形態1>
図1は、本実施の形態1おけるイオン源装置100の斜視図である。また、図2は図1の線分A−Aにおけるイオン源装置100の断面図である。図1および図2に示すように、イオン源装置100は、アークチャンバー本体1と、カラー一体プレート20を備える。アークチャンバー本体1にはカソード部材用貫通穴1aが設けられている。カソード部材用貫通穴1aにはカソード部材10が挿入される。
図1に示すように、アークチャンバー本体1は、着脱可能な蓋1bを含む。蓋1bには不純物ガスを放出するための開口1cが設けられている。アークチャンバー本体1にはガス材料を導入するための貫通穴1dが設けられている。図1および図2に示すように、アークチャンバー本体1の内部には、カソード部材10と対向するように、リペラー電極2が配置される。なお、アークチャンバー本体1には上述した以外にも必要に応じて開口、貫通穴等が設けられていてもよい。
図1に示すように、イオン源装置100は間接加熱カソード(IHC)方式である。カソード部材10は、カソード11と、カソード11を保持するカソード保持部材12と、カソード11を加熱するフィラメント13とを備える。カソード11がフィラメント13により加熱されることにより、プラズマ生成用の熱電子が発生する。
図3は、カラー一体プレート20の側面図である。また、図4は、カラー一体プレート20の斜視図である。カラー一体プレート20は、筒状のカラー部材30とカソード側プレート40とが一体化されて構成されている。
図2に示すように、筒状のカラー部材30は、カソード部材用貫通穴1aの内壁とカソード部材10との間に嵌合する。つまり、筒状のカラー部材30の外径D3とカソード部材用貫通穴1aの内径とが、イオン源装置100に要求される精度の範囲で一致する。
図2に示すように、カソード側プレート40は、アークチャンバー本体1の内壁のうちの、カソード部材用貫通穴1aが設けられた面に配置される。図3に示すように、カソード側プレート40は、カラー部材30の筒部分30aにつながる開口40aを備える。
図5は、カソード側プレート40およびカソード部材10の正面図である。図5に示すように、カソード側プレート40の開口40aの内径D1は、カソード部材10の外径D4よりも大きい。つまり、図2に示すように、カソード側プレート40はカソード部材10と接触しない。
本実施の形態1において、カソード側プレート40はカラー部材30と一体化されているため、カラー部材30がカソード部材用貫通穴1aに嵌合して固定されることにより、カソード側プレート40の位置も固定される。よって、洗浄等により、カソード側プレート40の外形が小さくなった場合であっても、カソード側プレート40はカラー部材30によりアークチャンバー本体1に対して固定されるため、アークチャンバー本体1内部で動くことがない。従って、カソード側プレート40が定位置から動いてカソード部材10に接触することを抑制することが可能である。
図6は、本実施の形態1のイオン源装置100と比較するための比較例としてのイオン源装置101の断面図である。また、図7は比較例としてのイオン源装置101のカソード側プレート41およびカソード部材10の正面図である。
図6に示すように、比較例としてのイオン源装置101においては、カラー部材31とカソード側プレート41が一体化されておらず、別部材となっている。洗浄等を繰り返すことにより、カソード側プレート41の外形が小さくなると、アークチャンバー本体1内部においてカソード側プレート41が±x方向に動くようになる。すると、図7に示すように、カソード側プレート41の開口41a部分が、カソード部材10に接触する可能性がある。カソード部材10とカソード側プレート41が接触すると絶縁不良を引き起こし、イオン源のビーム使用時間の短寿命を引き起こす恐れがある。
なお、カソード側プレート41の開口41aを±x方向に楕円形に拡大してカソード部材10との接触を防ぐことも考えられる。しかしながら、カソード部材10とカソード側プレート41との間隔が大きくなることでアークチャンバー本体1内部から外部へ漏れるガス材料の量が増え、また、カラー部材31が汚れやすくなるために好ましくない。
一方、本実施の形態1におけるイオン源装置100においては、上述したように、カラー部材30とカソード側プレート40とを一体化する構成としたため、カソード側プレート40が定位置から動いてカソード部材10に接触することを抑制することが可能である。
なお、本実施の形態1において、アークチャンバー本体1は、例えばグラファイト、タングステン、これらの合金等で形成される。また、カラー一体プレート20(即ちカラー部材30およびカソード側プレート40)は、例えばステンレス、モリブデン、チタン、これらの合金等で形成される。また、カソード部材10において、カソード11およびカソード保持部材12は例えばモリブデン、タングステン、グラファイト、これらの合金等で形成される。
<効果>
本実施の形態1におけるイオン源装置100は、アークチャンバー本体1と、アークチャンバー本体1に設けられ、カソード部材10が挿入されるカソード部材用貫通穴1aと、カソード部材用貫通穴1aの内壁とカソード部材10との間に嵌合する筒状のカラー部材30と、アークチャンバー本体1の内壁のうちの、カソード部材用貫通穴1aが設けられた面に配置されるカソード側プレート40と、を備え、カラー部材30とカソード側プレート40とが一体化されてカラー一体プレート20を構成し、カソード側プレート40は、カラー部材30の筒部分30aにつながる開口40aを備え、カソード側プレート40の開口40aの内径は、カソード部材10の外径よりも大きい。
本実施の形態1におけるイオン源装置100によれば、洗浄等を繰り返すことにより、カソード側プレート40の外形が小さくなった場合であっても、カソード側プレート40は、アークチャンバー本体1に対して固定されたカラー部材30と一体化されているため、アークチャンバー本体1内部で動くことがない。従って、カソード側プレート40が定位置から動いてカソード部材10に接触することが抑制されるため、絶縁不良を抑制して、イオン源装置100を安定して稼働させることが可能である。
また、カラー部材30とカソード側プレート40とが一体化されてカラー一体プレート20を構成することにより、部品点数を削減することが可能である。
また、本実施の形態1におけるイオン源装置100において、カソード部材10は、カソード11と、カソード11を保持するカソード保持部材12と、カソード11を加熱するフィラメント13と、を備える。従って、カソード11がフィラメント13により加熱されることにより、プラズマ生成用の熱電子を発生させることが可能である。
また、本実施の形態1におけるイオン源装置100は間接加熱カソード方式である。フィラメント13がアークチャンバー本体1内部に晒される直接加熱カソード方式と比較して、フィラメント13でカソード11を加熱し、カソード11がアークチャンバー本体1内部に晒される間接加熱カソード方式の方が、フィラメント13の劣化を抑えることが可能である。従って、イオン源装置100の長寿命化が可能である。
<実施の形態2>
図8は、本実施の形態2におけるイオン源装置200の断面図である。また、図9は、イオン源装置200のカソード側プレート40およびカソード部材10の正面図である。
図8に示すように、イオン源装置200はイオン源装置100に対して、2つの側面プレート50をさらに備える。側面プレート50は、アークチャンバー本体1の内壁のうちの、カソード側プレート40が配置される面と接する、互いに対向する2つの面に配置される。
図8および図9に示すように、イオン源装置200において、カソード側プレート40の側面プレート50と接する辺(即ち、カソード側プレート40の±x方向側の辺)には、突起40bが設けられる。突起40bの幅(即ちx方向の長さ)は例えば0.1mm以上3mm以下であり、突起40bの高さ(即ちy方向の長さ)は例えば0.1mm以上2mm以下である。
また、カソード側プレート40の突起40bは、カソード側プレート40の側面プレート50と接する辺の端から側面プレート50の厚みT1だけ内側に配置される。つまり、図8に示すように、側面プレート50のy方向側の端部は、カソード側プレート40の突起40bとアークチャンバー本体1の内壁との間で挟まれて固定される。また、同時に、カソード側プレート40の端部が、側面プレート50のy方向側の端部とアークチャンバー本体1の内壁との間で挟まれるため、カソード側プレート40が±y方向に動くことが抑制される。
また、図8に示すように、イオン源装置200はイオン源装置100に対して、対向プレート60をさらに備える。対向プレート60は、アークチャンバー本体1の内壁のうちの、カソード側プレート40が配置される面と対向する面に配置される。
図8に示すように、対向プレート60の側面プレート50と接する辺(即ち、対向プレート60の±x方向側の辺)には、突起60aが設けられる。突起60aの形状は突起40bと同様である。突起60bの幅(即ちx方向の長さ)は例えば0.1mm以上3mm以下であり、突起40bの高さ(即ちy方向の長さ)は例えば0.1mm以上2mm以下である。
また、対向プレート60の突起60aは、対向プレート60の側面プレート50と接する辺の端から側面プレート50の厚みT1だけ内側に配置される。つまり、図8に示すように、側面プレート50の−y方向側の端部は、対向プレート60の突起60aとアークチャンバー本体1の内壁との間で挟まれて固定される。また、同時に、対向プレート60の端部が、側面プレート50の−y方向側の端部とアークチャンバー本体1の内壁との間で挟まれるため、対向プレート60が±y方向に動くことが抑制される。
本実施の形態2におけるイオン源装置200においては、カソード側プレート40に突起40bを設けたため、側面プレート50のy方向側の端部は、カソード側プレート40の突起40bとアークチャンバー本体1の内壁との間で側面プレート50を挟んで固定することが可能である。また、突起40bとアークチャンバー本体1の内壁との間で側面プレート50を挟む構成のため、カソード側プレート40自体の厚みを増大させることなく側面プレート50を固定することが可能である。
図10は、本実施の形態2のイオン源装置200と比較するための比較例としてのイオン源装置201の断面図である。
図10に示すように、比較例としてのイオン源装置201においては、カソード側プレート41に段差部41bが設けられている。また、比較例としてのイオン源装置201においては、対向プレート61に段差部61aが設けられている。そして、カソード側プレート41の段差部41bおよび対向プレート61の段差部61aと、アークチャンバー本体1の内壁との間で側面プレート50が挟んで固定される。
比較例としてのイオン源装置201においては、洗浄等を繰り返すことにより、カソード側プレート41の段差部41bおよび対向プレート61の段差部61aの段差が削れて小さくなる。すると、側面プレート50が定位置から外れやすくなり、例えばカソード部材10に接触する可能性がある。カソード部材10と側面プレート50が接触すると絶縁不良を引き起こし、イオン源装置200のビーム使用時間の短寿命を引き起こす恐れがある。
なお、カソード側プレート41および対向プレート61の段差部41b,61aの段差を大きく設計するためには、カソード側プレート41および対向プレート61自体の厚みを増大させる必要がある。しかしながら、プレート全面を厚くすることで熱膨張の影響による伸縮の変化が大きくなり、また、材料費が増大するため好ましくない。
一方、本実施の形態2におけるイオン源装置200においては、上述したように、カソード側プレート40および対向プレート60に突起40b,60aを設ける構成としたため、カソード側プレート40および対向プレート60自体の厚みを増大させることなく、側面プレート50を固定するのに十分な大きさに突起40b,60aを設計することが可能である。
<効果>
本実施の形態2におけるイオン源装置200は、アークチャンバー本体1の内壁のうちの、カソード側プレート40が配置される面と接する、互いに対向する2つの面に配置される2つの側面プレート50をさらに備え、カソード側プレート40の側面プレート50と接する辺には突起40bが設けられ、側面プレート50は、カソード側プレート40の突起40bとアークチャンバー本体1の内壁との間で挟まれる。
本実施の形態2においては、カソード側プレート40の側面プレート50と接する辺に突起40bを設けたため、カソード側プレート40自体の厚みを増大させることなく、突起40bとアークチャンバー本体1の内壁との間で側面プレート50を安定して保持することが可能である。
また、本実施の形態2におけるイオン源装置200は、アークチャンバー本体1の内壁のうちの、カソード側プレート40が配置される面と対向する面に配置される対向プレート60をさらに備え、対向プレート60の側面プレート50と接する辺には突起60aが設けられ、側面プレート50は、カソード側プレート40の突起40bおよび対向プレート60の突起60aと、アークチャンバー本体1の内壁との間で挟まれる。
本実施の形態2においては、対向プレート60の側面プレート50と接する辺に突起60aを設けたため、対向プレート60自体の厚みを増大させることなく、突起60aとアークチャンバー本体1の内壁との間で側面プレート50を安定して保持することが可能である。
また、本実施の形態2におけるイオン源装置200において、カソード側プレート40の突起40bは、カソード側プレート40の側面プレート50と接する辺の端から側面プレート50の厚みだけ内側に配置される。
これにより、側面プレート50の端部を、カソード側プレート40の突起40bとアークチャンバー本体1の内壁との間で挟んで固定し、かつ、カソード側プレート40の端部を、側面プレート50の端部とアークチャンバー本体1の内壁との間で挟んで固定することが可能となる。従って、アークチャンバー本体1内部において、カソード側プレート40と側面プレート50の両方の動きを抑制することが可能となる。
また、本実施の形態2におけるイオン源装置200において、対向プレート60の突起60aは、対向プレート60の側面プレート50と接する辺の端から側面プレート50の厚みだけ内側に配置される。
これにより、側面プレート50の端部を、対向プレート60の突起60aとアークチャンバー本体1の内壁との間で挟んで固定し、かつ、対向プレート60の端部を、側面プレート50の端部とアークチャンバー本体1の内壁との間で挟んで固定することが可能となる。従って、アークチャンバー本体1内部において、対向プレート60と側面プレート50の両方の動きを抑制することが可能となる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 アークチャンバー本体、1a カソード部材用貫通穴、1b 蓋、1c 開口、1d 貫通穴、10 カソード部材、11 カソード、12 カソード保持部材、13 フィラメント、20 カラー一体プレート、30 カラー部材、30a 筒部分、40,41 カソード側プレート、40a 開口、40b,60a 突起、41b,61a 段差部、50 側面プレート、60,61 対向プレート、100,101,200,201 イオン源装置。

Claims (7)

  1. アークチャンバー本体と、
    前記アークチャンバー本体に設けられ、カソード部材が挿入されるカソード部材用貫通穴と、
    前記カソード部材用貫通穴の内壁と前記カソード部材との間に嵌合する筒状のカラー部材と、
    前記アークチャンバー本体の内壁のうちの、前記カソード部材用貫通穴が設けられた面に配置されるカソード側プレートと、
    を備え、
    前記カラー部材とカソード側プレートとが一体化されてカラー一体プレートを構成し、
    前記カソード側プレートは、前記カラー部材の筒部分につながる開口を備え、
    前記カソード側プレートの前記開口の内径は、前記カソード部材の外径よりも大きい、
    イオン源装置。
  2. 前記カソード部材は、
    カソードと、
    前記カソードを保持するカソード保持部材と、
    前記カソードを加熱するフィラメントと、
    を備える、
    請求項1に記載のイオン源装置。
  3. 前記アークチャンバー本体の内壁のうちの、前記カソード側プレートが配置される面と接する、互いに対向する2つの面に配置される2つの側面プレートをさらに備え、
    前記カソード側プレートの前記側面プレートと接する辺には突起が設けられ、
    前記側面プレートは、前記カソード側プレートの前記突起と前記アークチャンバー本体の内壁との間で挟まれる、
    請求項1又は請求項2に記載のイオン源装置。
  4. 前記アークチャンバー本体の内壁のうちの、前記カソード側プレートが配置される面と対向する面に配置される対向プレートをさらに備え、
    前記対向プレートの前記側面プレートと接する辺には突起が設けられ、
    前記側面プレートは、前記カソード側プレートの前記突起および前記対向プレートの前記突起と、前記アークチャンバー本体の内壁との間で挟まれる、
    請求項3に記載のイオン源装置。
  5. 前記カソード側プレートの前記突起は、前記カソード側プレートの前記側面プレートと接する辺の端から前記側面プレートの厚みだけ内側に配置される、
    請求項3又は請求項4に記載のイオン源装置。
  6. 前記対向プレートの前記突起は、前記対向プレートの前記側面プレートと接する辺の端から前記側面プレートの厚みだけ内側に配置される、
    請求項4又は請求項5に記載のイオン源装置。
  7. 間接加熱カソード方式である、
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のイオン源装置。
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