JP2018066910A - 拡大観察装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源投入時の初期化処理に要する時間を短縮して操作性を向上させた拡大観察装置を提供する。【解決手段】観察対象物を載置するための載置面を有するステージと、ステージ上の観察対象物に照明光を照射する照明手段と、照明光の反射光又は透過光を受光し、受光量を検出して観察対象物を撮像するカメラ21と、載置面に平行な方向にステージを移動させるステージ駆動手段と、ステージ駆動手段を制御して載置面に平行な平面内におけるステージの位置を異ならせるごとに、カメラ21から撮影画像を取得し、複数の撮影画像を連結して連結画像を生成する連結画像生成手段101と、連結画像の作成指示に基づいて、カメラの受光軸を中心とする回転方向に関し、カメラの撮像視野及びステージの移動範囲の位置合わせを行う位置合わせ手段104とにより構成される。【選択図】図8

Description

本発明は、拡大観察装置に係り、さらに詳しくは、ステージ上に載置された観察対象物に照明光を照射して観察対象物を撮像する拡大観察装置の改良に関する。
拡大観察装置は、ステージ上に載置された観察対象物に照明光を照射し、その反射光又は透過光を受光して観察対象物を撮像するデジタル方式のマイクロスコープであり、撮影画像をモニタ画面に表示し、観察対象物の寸法測定、撮影画像の記録等を行う。また、拡大観察装置は、被写界深度を大きくする深度合成機能、複数の撮影画像を連結して視野を広げる画像連結機能、ダイナミックレンジの広い画像を圧縮するHDRI(High Dynamic Range Imaging)機能等を有する。
ステージを水平方向に移動させる際に、ステージの位置情報を自動的に取得する従来の拡大観察装置では、主電源がオン状態に切り替えられると、カメラの撮像視野とステージの移動範囲との位置合わせと、ステージの原点出しとが初期化処理として行われる。
撮像視野及び移動範囲の位置合わせは、カメラとステージとの間の回転方向の相対的なずれを補正する処理であり、カメラの座標軸とステージの座標軸とが一致するように、ステージの座標軸を回転させることによって行われる。回転方向のずれは、例えば、ステージを座標軸に沿って移動させる前に取得した撮影画像と、ステージを移動させた後に取得した撮影画像とを比較することによって検知される。
一方、原点出しは、ステージの現在位置を特定して位置情報をリセットする処理であり、ステージ端に配置されるリミットスイッチを利用して現在位置が特定される。リミットスイッチは、ステージが移動範囲の限界に到達したことを検出するセンサであり、ステージを移動範囲の限界まで移動させることによって現在位置が検知される。この様な初期化処理にはステージの移動が伴うことから、初期化処理に要する時間が長いという問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、電源投入時の初期化処理に要する時間を短縮して操作性を向上させた拡大観察装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様による拡大観察装置は、観察対象物を載置するための載置面を有するステージと、前記ステージ上の前記観察対象物に照明光を照射する照明手段と、前記照明光の反射光又は透過光を受光し、受光量を検出して前記観察対象物を撮像するカメラと、前記載置面に平行な方向に前記ステージを移動させるステージ駆動手段と、前記ステージ駆動手段を制御して前記載置面に平行な平面内における前記ステージの位置を異ならせるごとに、前記カメラから撮影画像を取得し、複数の前記撮影画像を連結して連結画像を生成する連結画像生成手段と、前記連結画像の作成指示に基づいて、前記カメラの受光軸を中心とする回転方向に関し、前記カメラの撮像視野及び前記ステージの移動範囲の位置合わせを行う位置合わせ手段とを備える。
この様な構成によれば、カメラの撮像視野及びステージの移動範囲の位置合わせが連結画像の作成指示に基づいて行われるため、電源投入時の初期化処理に要する時間を短縮することができる。
本発明の第2の態様による拡大観察装置は、上記構成に加え、前記カメラの撮像素子と光学的に結合されるレンズ部を更に備え、前記カメラが、前記レンズ部の光軸を中心として回転可能に配置されるように構成される。この様な構成によれば、カメラの撮像素子と光学的に結合されるレンズ部を備えるため、観察対象物を拡大して観察することができる。また、カメラがレンズ部の光軸を中心として回転可能に配置されるため、カメラの回転位置によって撮像アングルを調整することができる。また、カメラの撮像視野及びステージの移動範囲の位置合わせにより、ステージに対するカメラの回転方向のずれを補正することができる。
本発明の第3の態様による拡大観察装置は、上記構成に加え、前記位置合わせ手段が、前記撮像視野内に予め定められるカメラ座標軸と前記移動範囲内に予め定められるステージ座標軸とが一致するように、前記ステージ座標軸を回転させて位置合わせを行い、前記連結画像生成手段が、前記位置合わせ後の前記ステージ座標軸に基づいて、前記ステージ駆動手段を制御するように構成される。この様な構成によれば、ステージをカメラ座標軸に沿って移動させることができる。また、連結画像を作成する際に、ステージをカメラ座標軸の方向に移動させるため、撮影画像の連結処理を高精度に行うことができる。また、カメラ及びステージの座標軸の補正情報を用いることにより、ステージの移動を高精度で行うことができる。
本発明の第4の態様による拡大観察装置は、上記構成に加え、前記位置合わせ手段が、前記ステージ座標軸に沿って前記ステージを移動させる前に前記カメラから取得した第1画像と、前記ステージ座標軸に沿って前記ステージを移動させた後に前記カメラから取得した第2画像とを比較して特徴点の移動方向を求め、前記特徴点の移動方向に基づいて前記撮像視野及び前記移動範囲の位置合わせを行うように構成される。この様な構成によれば、カメラとステージとの間の回転方向の相対的なずれを検出するセンサを設ける場合に比べ、製造コストを増大させることなく、撮像視野及び移動範囲の位置合わせを行うことができる。
本発明の第5の態様による拡大観察装置は、上記構成に加え、前記ステージが前記移動範囲の中央に位置することを検出する位置決めセンサを更に備え、前記位置合わせ手段が、主電源がオフ状態に切り替えられる際に、前記ステージ駆動手段を制御して前記ステージを前記移動範囲の中央に移動させ、主電源がオン状態に切り替えられた後に、前記位置決めセンサの検出結果に基づいて前記ステージの原点出しを行うように構成される。この様な構成によれば、ステージ端に配置されるリミットスイッチを利用して原点出しを行う場合に比べ、ステージを移動範囲の限界まで移動させる必要がないため、ステージの原点出しに要する時間を短縮することができる。
本発明の第6の態様による拡大観察装置は、上記構成に加え、前記カメラを前記載置面に交差する受光軸方向に移動させるカメラ駆動手段を更に備え、前記連結画像生成手段が、前記カメラ駆動手段を制御して前記受光軸方向の位置を異ならせながら前記カメラから取得した複数の撮影画像を深度合成して合成画像を生成するとともに、複数の前記合成画像を連結して前記連結画像を生成し、前記位置合わせ手段が、前記カメラ駆動手段を制御して前記受光軸方向の位置を異ならせながら前記カメラから取得した複数の撮影画像を深度合成して合成画像を生成し、この合成画像を用いて前記撮像視野及び前記移動範囲の位置合わせを行うように構成される。この様な構成によれば、撮像視野及び移動範囲の位置合わせを高精度に行うことができる。また、撮影画像よりも被写界深度が大きい連結画像を取得することができる。
本発明の第7の態様による拡大観察装置は、上記構成に加え、前記レンズ部が、前記カメラに着脱可能に装着され、前記位置合わせ手段が、前記レンズ部が前記カメラに装着された後、前記撮像視野及び前記移動範囲の位置合わせを自動的に行うように構成される。この様な構成によれば、レンズ部をカメラに装着することにより、撮像視野及び移動範囲の位置合わせを行うことができる。
本発明の第8の態様による拡大観察装置は、上記構成に加え、前記レンズ部が、高倍率レンズ及び低倍率レンズを有し、撮影倍率が切り替え可能であり、前記位置合わせ手段が、前記レンズ部の撮影倍率が切り替えられた後、前記撮像視野及び前記移動範囲の位置合わせを自動的に行うように構成される。この様な構成によれば、レンズ部の撮影倍率を切り替えることにより、撮像視野及び移動範囲の位置合わせを行うことができる。
本発明の第9の態様による拡大観察装置は、観察対象物を載置するための載置面を有するステージと、前記ステージ上の前記観察対象物に照明光を照射する照明手段と、前記照明光の反射光又は透過光を受光し、受光量を検出して前記観察対象物を撮像するカメラと、前記載置面に平行な方向に前記ステージを移動させるステージ駆動手段と、前記ステージ駆動手段により前記ステージを移動させる前と移動させた後とにおいて前記カメラにより前記観察対象物が撮像された撮影画像を用いる拡大観察装置の機能であって、前記ステージ及び前記カメラの座標軸の補正が必要な機能を行う高精度調整機能実行手段と、前記高精度調整機能実行手段の実行指示に基づいて、前記カメラの受光軸を中心とする回転方向に関し、前記カメラの撮像視野及び前記ステージの移動範囲の位置合わせを行う位置合わせ手段とを備える。
本発明の第10の態様による拡大観察装置は、上記構成に加え、前記ステージ及び前記カメラの座標軸の補正が必要な機能が、前記カメラにより前記観察対象物が撮像された撮影画像よりも大きい領域の画像を取得する機能であるように構成される。
本発明の第11の態様による拡大観察装置は、上記構成に加え、前記ステージ及び前記カメラの座標軸の補正が必要な機能が、連結画像又はナビゲーション画像を取得する機能であるように構成される。
本発明によれば、カメラの撮像視野及びステージの移動範囲の位置合わせが連結画像の作成指示に基づいて行われるため、電源投入時の初期化処理に要する時間を短縮して操作性を向上させることができる。
本発明の実施の形態による拡大観察装置1の一構成例を示したシステム図である。 図1のヘッドユニット2が装着された支持台6の構成例を示した斜視図である。 図2の支持台6の構成例を示した図である。 ヘッドユニット2の他の構成例を示した斜視図である。 図1のステージ65の構成例を模式的に示した説明図である。 図1のヘッド取付アーム部62の構成例を模式的に示した説明図である。 図1の拡大観察装置1における位置合わせ時の動作の一例を模式的に示した説明図である。 図1のコントローラ4内の機能構成の一例を示したブロック図である。 図1の拡大観察装置1における電源投入時の動作の一例を示したフローチャートである。 図1の拡大観察装置1における位置合わせ時の動作の一例を示したフローチャートである。 コントローラ4の表示部41に表示されるモニタ画面300の一例を示した図である。 モニタ画面300上に表示されるナビゲーション画面310の一例を示した図である。 図1の拡大観察装置1における画像連結時の動作の一例を模式的に示した説明図である。 ステージ65の他の構成例を模式的に示した説明図である。
まず、本発明による拡大観察装置の概略構成について、図1〜図4を用いて以下に説明する。
<拡大観察装置1>
図1は、本発明の実施の形態による拡大観察装置1の一構成例を示したシステム図である。拡大観察装置1は、観察対象物Sを拡大して観察することができるデジタル方式のマイクロスコープであり、ヘッドユニット2、伝送ケーブル3、コントローラ4、操作部5及び支持台6により構成される。
<ヘッドユニット2>
ヘッドユニット2は、観察対象物Sに可視光からなる照明光を照射し、観察対象物Sにより反射された反射光、又は、観察対象物Sを透過した透過光を受光して観察対象物Sを撮像する投受光部であり、カメラ21及びレンズ部22により構成される。このヘッドユニット2は、伝送ケーブル3を介してコントローラ4に接続され、支持台6に対し、カメラ21を下方に向けた状態で装着されている。
カメラ21は、観察対象物Sを撮像する撮像装置であり、照明光の反射光又は透過光を受光し、受光量を検出して撮影画像を生成する撮像素子211により構成される。撮像素子211には、例えば、CCD(Charge Coupled Devices:電荷結合素子)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor:相補型金属酸化物半導体)などのイメージセンサが用いられる。
レンズ部22は、カメラ21の撮像素子211と光学的に結合される複数のレンズからなり、カメラ21に着脱可能に装着される。レンズ部22は、例えば、観察対象物Sと対向する対物レンズ221等を備え、鏡筒部を回転させることにより、撮影倍率を調整することができる。このレンズ部22には、同軸落射照明部71及びリング照明部72が設けられている。
カメラ21は、受光軸をレンズ部22の光軸と一致させた状態で、レンズ部22の光軸を中心として回転可能に配置される。このため、ステージ65を回転させなくても、観察対象物Sを撮像する際の撮像アングルを調整することができる。
同軸落射照明部71は、観察対象物Sに照明光を照射する投光装置であり、伝送ケーブル3を介してコントローラ4から伝送される照明光をカメラ21の受光軸と同軸にレンズ部22から出射する。リング照明部72は、観察対象物Sに照明光を照射する投光装置であり、対物レンズ221を取り囲む円環状の投光領域から照明光を出射する。
<支持台6>
支持台6は、観察対象物Sを所望の撮像アングルで観察するためにヘッドユニット2を支持するスタンドであり、ベース部60、支柱部61、ヘッド取付アーム部62、Z駆動部63、レンズ検出部64、ステージ65、XY駆動部66及びステージ調整部67により構成される。ここでは、上下方向、すなわち、鉛直方向をZ軸方向とし、水平面内にX軸及びY軸が定められるものとする。
ベース部60には、支柱部61、XY駆動部66及びステージ調整部67が配置される。支柱部61は、上下方向に延び、ヘッド取付アーム部62を介してヘッドユニット2を支持する。ヘッド取付アーム部62は、支柱部61から水平方向に延び、ヘッドユニット2を保持する。
Z駆動部63は、ヘッド取付アーム部62を支柱部61に沿って上下方向に移動させることにより、カメラ21を受光軸方向に移動させるカメラ駆動手段である。レンズ検出部64は、レンズ部22がカメラ21に装着されたことを検出し、レンズ部22から各種のレンズ情報を取得する。取得されるレンズ情報には、例えば、撮影倍率、焦点距離等がある。
ステージ65は、観察対象物Sを載置するための載置面65aを有する作業台である。このステージ65は、水平に配置され、透過照明部73が設けられている。透過照明部73は、観察対象物Sに照明光を照射する投光装置である。XY駆動部66は、載置面65aに平行な方向にステージ65を移動させるステージ駆動手段である。ステージ調整部67は、ステージ65を上下方向(Z軸方向)に移動させ、或いは、上下方向の回転軸を中心としてステージ65及びXY駆動部66を回転させる。ステージ65の昇降及び回転は、例えば、調整つまみ等の操作子を操作することによって行われ、観察対象物Sの高さや撮像アングルを調整することができる。
<伝送ケーブル3>
伝送ケーブル3は、制御信号や撮影画像を伝送するための制御用ケーブル31と、照明光を伝送するための照明光伝送ケーブル32とからなる。照明光伝送ケーブル32は、光ファイバからなる。
<コントローラ4>
コントローラ4は、カメラ21、リング照明部72、Z駆動部63及びXY駆動部66を制御し、カメラ21から取得した撮影画像を表示部41に表示する情報処理端末であり、操作部5が接続されている。このコントローラ4は、電源ボタン42を操作することにより、主電源がオン状態に切り替えられる。また、コントローラ4には、同軸落射照明用の照明光を生成する光源装置が設けられる。表示部41は、撮影画像をモニタ画面に表示する表示装置である。
<操作部5>
操作部5は、ユーザ操作を受け付ける入力装置であり、キーボード51、マウス52及びコンソール53により構成される。コンソール53は、ボタンや調整つまみを操作することにより、撮影画像の取り込み、照明の明るさ、カメラ21のピント合わせを指示することができる。
図2は、図1のヘッドユニット2が装着された支持台6の構成例を示した斜視図である。図3は、図2の支持台6の構成例を示した図である。図中の(a)には、支持台6の左側面が示され、(b)には、支持台6を上方から見た場合が示され、(c)には、支持台6の前面が示されている。
支柱部61は、チルト部68を介してベース部60に取り付けられており、左右方向に傾斜させることができる。チルト部68は、前後方向の水平な回転軸を中心として支柱部61を回転可能に支持する。
支柱部61は、例えば、上下方向から右側に90°程度傾斜させ、或いは、上下方向から左側に60°程度傾斜させることができ、ヘッドユニット2の光軸、すなわち、カメラ21の受光軸及び照明光の投光軸をステージ65の載置面65aに対して傾斜させることができる。このため、ステージ65上の観察対象物Sを上方向だけでなく、斜め方向や横方向から観察することができる。ステージ65は、右方向及び左方向にそれぞれ90°程度回転させることができる。
図4は、ヘッドユニット2の他の構成例を示した斜視図であり、撮影倍率が異なる2つの対物レンズ221a及び221bを備えたレンズ部22が示されている。このレンズ部22は、撮影倍率が異なる2つの対物レンズ221a及び221bを備え、対物レンズ221a及び221bを切り替えることにより、撮影倍率を大きく変更することができる。対物レンズ221a及び221bは、互いに異なる対物レンズであり、カメラ21の受光軸上に切替可能に配置される。
対物レンズ221aは、撮影倍率が高い高倍率レンズである。一方、対物レンズ221bは、対物レンズ221aよりも撮影倍率が低い低倍率レンズである。対物レンズ221a及び221bは、左右方向の水平な回転軸222を中心として回転させることによって切り替えられ、対物レンズ221a又は221bのいずれかがカメラ21の受光軸上に配置される。
次に、本発明による拡大観察装置1のさらに詳細な構成について、図5〜図14を用いて以下に説明する。
<ステージ65>
図5は、図1のステージ65の構成例を模式的に示した説明図である。図中の(a)には、ステージ65を上方から見た場合が示され、(b)には、ステージ65を前方から見た場合が示されている。このステージ65は、正方形状であり、中央に透過照明の照明光を透過させるための円形の透光エリア651が設けられている。
ステージ65は、XY駆動部66により、X軸方向又はY軸方向に任意に移動させることができる。このステージ65には、リミットスイッチ652及び位置決めセンサ653が設けられている。リミットスイッチ652は、ステージ65が移動範囲MRの限界に到達したことを検出するための検出手段である。このリミットスイッチ652は、ステージ65の右端部に配置されている。
位置決めセンサ653は、ステージ65が移動範囲MRの中央に位置することを検出するための検出手段であり、ステージ65の原点出しに用いられる。この位置決めセンサ653は、ステージ65の中央に配置されている。
ステージ調整部67は、ステージ65を上下方向の回転軸Axを中心としてステージ65及びXY駆動部66を回転させる。このステージ調整部67には、ステージ65の回転角度φを検出するための回転角センサ69が設けられている。
<ヘッド取付アーム部62>
図6は、図1のヘッド取付アーム部62の構成例を模式的に示した説明図であり、ヘッド取付アーム部62を上方から見た場合が示されている。ヘッド取付アーム部62は、受光軸を中心としてカメラ21を回転可能に保持する。撮像素子211の回転位置を連続的に変更することにより、観察対象物Sを撮像する際の撮像アングルを調整することができる。
なお、ヘッド取付アーム部62は、カメラ21を特定の回転位置に固定するような構成であってもよい。また、ヘッド取付アーム部62は、カメラ21を離散的な複数の回転位置に固定するような構成であってもよい。この様に構成することにより、カメラ21とステージ65との相対的な回転方向のずれを撮影画像からパターンマッチングによって検知する際の処理負荷を低減させることができる。
図7は、図1の拡大観察装置1における位置合わせ時の動作の一例を模式的に示した説明図である。図中の(a)には、カメラ座標軸Cacが定められた撮像視野IFが示され、(b)には、ステージ座標軸Casが定められた移動範囲MRが示されている。カメラ21の撮像視野IF内には、例えば、互いに直交するα軸とβ軸とからなるカメラ座標軸Cacが予め定められる。
一方、ステージ65の移動範囲MR内には、例えば、互いに直交するX軸とY軸とからなるステージ座標軸Casが予め定められる。カメラ21が受光軸を中心として回転可能であり、また、ステージ65及びXY駆動部66も回転軸Axを中心として回転可能であることから、カメラ座標軸Cacとステージ座標軸Casとの間には、相対的な回転方向のずれが存在する。
この回転方向のずれを表す回転角度θは、ステージ座標軸Casに沿ってステージ65を移動させる前にカメラ21から取得した撮影画像Imと、ステージ座標軸Casに沿ってステージ65を移動させた後にカメラ21から取得した撮影画像Imとを比較することによって求められる。
図中の(c)には、2つの撮影画像Imを比較して回転角度θを求める様子が示されている。まず、撮影画像Imからエッジ点等の特徴点P1及びP2を抽出する。次に、2つの撮影画像Imを比較し、パターンマッチング等により、特徴点P1から特徴点P2までの移動量を求める。回転角度θは、ベクトルP1P2とα軸とのなす角度として求められる。
このとき、回転角センサ69により検出された回転角度φを回転角度θとともに記憶しておくことにより、その後、ステージ65を回転させた場合に、回転角センサ69の検出値に回転角度θをオフセットすれば、カメラ座標軸Cacに対してステージ座標軸Casがどれだけ傾斜しているのかを容易に識別することができる。
特徴点P1から特徴点P2までの移動量が大きいほど、回転角度θの検知精度が高くなる。そこで、特徴点P1から特徴点P2までの移動量を撮影画像Imからはみ出ない程度に最大化するために、ステージ65をステージ座標軸Casに沿って移動させる際の移動量は、レンズ部22の撮影倍率に応じて決定される。
<コントローラ4>
図8は、図1のコントローラ4内の機能構成の一例を示したブロック図である。このコントローラ4は、連結画像生成部101、レンズ情報記憶部102、画像データ記憶部103、位置合わせ部104、補正情報記憶部105、電源装置106及び表示制御部107により構成される。
連結画像生成部101は、XY駆動部66を制御して載置面65aに平行な平面内におけるステージ65の位置を異ならせるごとに、カメラ21から撮影画像を取得し、複数の撮影画像を連結して連結画像を生成する。連結画像は、元の撮影画像よりも視野が広い合成画像であり、例えば、隣り合う2つの撮影画像の一部を互いに重複させ、この重複領域について、つなぎ目が目立たないように画素値を調整することによって作成される。また、連結画像は、操作部5の操作による連結画像の作成指示に基づいて、作成される。
レンズ情報記憶部102には、レンズ検出部64により取得されたレンズ情報が保持される。連結画像を作成する際のステージ65の移動量は、レンズ情報記憶部102内のレンズ情報に基づいて決定される。
画像データ記憶部103には、カメラ21から取得された撮影画像、連結画像生成部101より作成された連結画像等の画像データが保持される。表示制御部107は、画像データ記憶部103から画像データを読み出して表示部41を制御し、撮影画像や連結画像をモニタ画面に表示する。
位置合わせ部104は、連結画像の作成指示に基づいて、カメラ21の受光軸を中心とする回転方向に関し、カメラ21の撮像視野IFとステージ65の移動範囲MRとの位置合わせを行う。この位置合わせは、撮像視野IF内に予め定められるカメラ座標軸Cacと移動範囲MR内に予め定められるステージ座標軸Casとが一致するように、ステージ座標軸Casを回転させることによって行われる。
回転方向のずれを表す回転角度θは、ステージ座標軸Casに沿ってステージ65を移動させる前にカメラ21から取得した第1画像と、ステージ座標軸Casに沿ってステージ65を移動させた後にカメラ21から取得した第2画像とを比較して特徴点の移動方向を求め、この特徴点の移動方向から検知される。
補正情報記憶部105には、回転方向のずれを表す回転角度θが補正情報として保持される。連結画像生成部101は、ステージ65をカメラ座標軸Cacに沿って移動させるために、位置合わせ後のステージ座標軸Casに基づいて、XY駆動部66を制御する。つまり、連結画像生成部101は、補正情報記憶部105内の補正情報に基づいて、ステージ65の位置を異ならせ、撮影画像を連結する処理を行う。
位置合わせ部104は、連結画像の作成を指示するためのユーザ操作を受け付けた時点で、補正情報が既に存在していれば、撮像視野IF及び移動範囲MRの位置合わせを行わない。
電源装置106は、電源ボタン42の操作に基づいて、主電源をオン状態に切り替え、操作部5の操作に基づいて、主電源をオフ状態に切り替える。位置合わせ部104は、主電源がオフ状態に切り替えられる際に、XY駆動部66を制御してステージ65を移動範囲の中央に移動させる。
一方、位置合わせ部104は、主電源がオン状態に切り替えられた後に、位置決めセンサ653の検出結果に基づいて、ステージ65の原点出しを行う。このステージ65の原点出しは、予め定められた探索範囲でステージ65を移動させ、探索範囲を走査することによって行われ、位置決めセンサ653により、ステージ65が移動範囲MRの中央に位置することが検出されれば、ステージ65の位置情報がリセットされる。探索範囲は、現在のステージ65の位置を含む領域であって、移動範囲MRの一部である。
探索範囲の走査において、位置決めセンサ653による検出に失敗した場合は、リミットスイッチ652を利用してステージ65の現在位置が特定される。すなわち、ステージ65を移動範囲MRの限界まで移動させることによって現在位置を特定して位置情報がリセットされる。電源投入時の初期化処理では、撮像視野IF及び移動範囲MRの位置合わせが行われない。
連結画像生成部101は、深度合成画像による連結処理が指示されれば、Z駆動部63を制御して受光軸方向の位置を異ならせながらカメラ21から取得した複数の撮影画像を深度合成して合成画像を生成する。そして、連結画像生成部101は、載置面65aに平行な平面内におけるステージ65の位置を異ならせるごとに、合成画像を繰り返し生成し、これらの複数の合成画像を連結して連結画像を生成する。
位置合わせ部104は、Z駆動部63を制御して受光軸方向の位置を異ならせながらカメラ21から取得した複数の撮影画像を深度合成して合成画像を生成し、この合成画像を用いて撮像視野IF及び移動範囲MRの位置合わせを行う。
また、位置合わせ部104は、レンズ部22がカメラ21から取り外され、或いは、レンズ部22がカメラ21に新たに装着されたことがレンズ検出部64により検知されれば、補正情報記憶部105内の補正情報を破棄する。つまり、カメラ21の回転位置が変化するような操作を行えば、補正情報が消去される。
なお、レンズ部22がカメラ21に装着された後に、撮像視野IF及び移動範囲MRの位置合わせを自動的に行うような構成であってもよい。この様に構成することにより、レンズ部22をカメラ21に装着することにより、撮像視野IF及び移動範囲MRの位置合わせを行うことができる。
また、レンズ部22の撮影倍率が切り替えられた後に、撮像視野IF及び移動範囲MRの位置合わせを自動的に行ってもよい。この様に構成することにより、レンズ部22の撮影倍率を切り替えることにより、撮像視野IF及び移動範囲MRの位置合わせを行うことができる。
図9のステップS101〜S108は、図1の拡大観察装置1における電源投入時の動作の一例を示したフローチャートである。図中には、主電源をオン状態に切り替えた直後の初期化処理が示されている。まず、拡大観察装置1は、探索範囲内でステージ65を移動させる(ステップS101)。拡大観察装置1は、位置決めセンサ653により、ステージ65が移動範囲MRの中央に位置することが検出されれば(ステップS102)、ステージ65の位置情報をリセットしてこの処理を終了する(ステップS103)。
一方、拡大観察装置1は、位置決めセンサ653により検出されることなく、探索範囲の走査が終了すれば(ステップS104)、位置決めセンサ653による検出に失敗した判断し、リミットスイッチ652を利用してステージ65の現在位置を特定する(ステップS105)。すなわち、拡大観察装置1は、ステージ65を移動させ(ステップS106)、リミットスイッチ652により、ステージ65が移動範囲MRの限界に到達したことが検出されれば(ステップS107)、ステージ65の現在位置が移動範囲MRの限界位置であるものとして、位置情報をリセットする(ステップS108)。
図10のステップS201〜S210は、図1の拡大観察装置1における位置合わせ時の動作の一例を示したフローチャートである。図中には、連結画像の作成指示が受け付けられた後の位置合わせ処理が示されている。まず、拡大観察装置1は、レンズ部22からレンズ情報を取得し(ステップS201)、ステージ65の移動量を決定する(ステップS202)。
次に、拡大観察装置1は、Z駆動部63を制御してカメラ21のピント調整を行い(ステップS203)、カメラ21から撮影画像を取得する(ステップS204)。次に、拡大観察装置1は、XY駆動部66を制御してステージ65をステージ座標軸Casに沿って上記移動量だけ移動させ(ステップS205)、カメラ21から撮影画像を取得する(ステップS206)。
拡大観察装置1は、ステージ65をステージ座標軸Casに沿って移動させる前と後とに取得した2つの撮影画像をパターンマッチングにより比較し(ステップS207)、特徴点の移動量を算出する(ステップS208)。拡大観察装置1は、特徴点の移動量から回転角度θを算出し(ステップS209)、補正情報として記憶する(ステップS210)。
<モニタ画面300>
図11は、コントローラ4の表示部41に表示されるモニタ画面300の一例を示した図である。このモニタ画面300は、撮影画像を表示し、観察対象物Sの寸法測定、撮影画像の記録等を行うための観察設定画面である。
モニタ画面300には、カメラ21による撮影画像を表示するための表示領域301と、各種操作を行うための操作欄302とが設けられている。操作欄302には、各種機能を選択させるための複数のメニュータブが配置されたメニュー欄303が設けられている。
メニュータブには、簡単モード、照明及び明るさ、撮像設定、計測、深度向上、画質向上、マルチライト及び画像連結の各機能が割り当てられている。例えば、簡単モードでは、観察、記録及び計測に関する各種設定を簡単に行うことができる。照明及び明るさでは、照明の種類や光源の明るさを調整することができる。
また、操作欄302には、終了ボタン、停止ボタン、撮影ボタン及び倍率表示欄が設けられている。終了ボタンは、主電源をオフ状態に切り替えるための操作アイコンである。停止ボタンは、画像処理等を一時停止させるための操作アイコンである。撮影ボタンは、撮影画像をメモリ内に取り込むための操作アイコンである。倍率表示欄には、現在の撮影倍率が表示される。
<ナビゲーション画面310>
図12は、モニタ画面300上に表示されるナビゲーション画面310の一例を示した図である。このナビゲーション画面310は、表示領域301に表示中の撮影画像よりも視野が広い画像を表示し、観察対象物Sのどこを撮影しているのかをユーザに提示するガイド画面である。
ナビゲーション画面310には、低倍率レンズにより撮影された広視野の低倍画像、又は、連結画像が表示される。表示領域301に高倍率レンズにより撮影された高倍画像が表示されていれば、ナビゲーション画面310には、カメラ21の撮像視野IFを表す矩形領域311と、ステージ65の現在位置を表す交差線とが低倍画像に重畳させて表示される。つまり、ナビゲーション画面310のナビゲーション領域には、カメラ21の撮像視野IFとステージ65とのXY平面内における位置関係が表示される。
また、ナビゲーション画面310内に表示中の撮影画像上で位置を指定すれば、当該位置が撮像視野IFの中央に来るようにステージ65を移動させることができる。この様なナビゲーション画面310は、例えば、ステージ65を移動させるための操作が行われれば、自動的に表示される。撮像視野IFとステージ65とのXY平面内における位置関係は、逐次記録される。
図13は、図1の拡大観察装置1における画像連結時の動作の一例を模式的に示した説明図である。連結画像Im1は、元の撮影画像Im2よりも視野が広い画像であり、複数の撮影画像Im2を撮影時の位置情報に基づいて結合することによって作成される。
撮影画像Im2は、ステージ65をカメラ座標軸Cac、例えば、撮像視野IFの左右方向(α軸方向)又は上下方向(β軸方向)に所定距離だけ移動させるごとに取得される。また、撮影画像Im2は、予め指定された領域を埋め尽くすように取得される。
本実施の形態によれば、カメラ21の撮像視野IFとステージ65の移動範囲MRとの位置合わせが連結画像の作成指示に基づいて行われるため、電源投入時の初期化処理に要する時間を短縮することができる。
また、撮像視野IF及び移動範囲MRの位置合わせ後は、補正情報を利用してステージ65を移動させるため、ステージ65やカメラ21の回転位置にかかわらず、ステージ65をカメラ座標軸Cacに沿って移動させることができる。また、連結画像を作成する際に、ステージ65をカメラ座標軸Cacの方向に移動させるため、撮影画像の連結処理を高精度に行うことができる。
また、ステージ端に配置されるリミットスイッチ652を利用して原点出しを行う場合に比べ、ステージ65を移動範囲MRの限界まで移動させる必要がないため、ステージ65の原点出しに要する時間を短縮することができる。
なお、本実施の形態では、位置決めセンサ653がステージ65の中央に配置される場合の例について説明したが、本発明は、位置決めセンサ653の位置をこれに限定するものではない。例えば、位置決めセンサ653は、移動範囲MRの中央に配置してもよい。
図14は、ステージ65の他の構成例を模式的に示した説明図であり、ステージ65を前方から見た場合が示されている。図中の(a)には、XY駆動部66の中央に配置された位置決めセンサ653が示され、(b)には、XY駆動部66の周縁部に配置された位置決めセンサ653が示されている。この様に位置決めセンサ653は、ステージ65が移動範囲MRの中央に位置することが検出できれば、どこに配置しても良い。
また、本実施の形態では、電源投入時の処理化処理において、ステージ65の原点出しのために予め定められた探索範囲が走査される場合の例について説明した。位置決めセンサ653による検出の成功率を上げるために、広さが異なる2つの探索範囲、例えば、狭域探索エリアと、狭域探索エリアよりも広い広域探索エリアとを定め、状況に応じていずれかの探索エリアを選択するような構成であってもよい。例えば、主電源がオフ状態に切り替えられてからオン状態に切り替えられるまでのオフ期間が所定時間よりも短ければ、狭域探索エリアを走査してステージ65の原点出しを行う。一方、オフ期間が所定時間よりも長い場合には、広域探索エリアを走査してステージ65の原点出しを行う。
また、ステージ駆動手段によりステージ65を移動させる前と移動させた後とにおいてカメラ21により観察対象物Sが撮像された撮影画像を用いる拡大観察装置1の機能であって、ステージ65及びカメラ21の座標軸の補正が必要な高精度な機能は、連結画像の取得、ナビゲーション画像の取得など、カメラにより観察対象物Sが撮像された撮影画像よりも大きい領域の画像を取得する機能を含む。ナビゲーション画像は、例えば、ナビゲーション画面310に表示するための画像であり、広域画像からなる。広域画像は、XY平面内における撮像位置が異なる複数の撮影画像を取得してタイル状に並べることによって作成される画像であり、元の撮影画像よりも視野が広い。
1 拡大観察装置
2 ヘッドユニット
21 カメラ
211 撮像素子
22 レンズ部
221,221a,221b 対物レンズ
222 回転軸
3 伝送ケーブル
31 制御用ケーブル
32 照明光伝送ケーブル
4 コントローラ
41 表示部
42 電源ボタン
5 操作部
51 キーボード
52 マウス
53 コンソール
6 支持台
60 ベース部
61 支柱部
62 ヘッド取付アーム部
63 Z駆動部
64 レンズ検出部
65 ステージ
652 リミットスイッチ
653 位置決めセンサ
65a 載置面
66 XY駆動部
67 ステージ調整部
68 チルト部
69 回転角センサ
71 同軸落射照明部
72 リング照明部
73 透過照明部
101 連結画像生成部
102 レンズ情報記憶部
103 画像データ記憶部
104 位置合わせ部
105 補正情報記憶部
106 電源装置
107 表示制御部
300 モニタ画面
310 ナビゲーション画面

Claims (11)

  1. 観察対象物を載置するための載置面を有するステージと、
    前記ステージ上の前記観察対象物に照明光を照射する照明手段と、
    前記照明光の反射光又は透過光を受光し、受光量を検出して前記観察対象物を撮像するカメラと、
    前記載置面に平行な方向に前記ステージを移動させるステージ駆動手段と、
    前記ステージ駆動手段を制御して前記載置面に平行な平面内における前記ステージの位置を異ならせるごとに、前記カメラから撮影画像を取得し、複数の前記撮影画像を連結して連結画像を生成する連結画像生成手段と、
    前記連結画像の作成指示に基づいて、前記カメラの受光軸を中心とする回転方向に関し、前記カメラの撮像視野及び前記ステージの移動範囲の位置合わせを行う位置合わせ手段とを備えることを特徴とする拡大観察装置。
  2. 前記カメラの撮像素子と光学的に結合されるレンズ部を更に備え、
    前記カメラは、前記レンズ部の光軸を中心として回転可能に配置されることを特徴とする請求項1に記載の拡大観察装置。
  3. 前記位置合わせ手段は、前記撮像視野内に予め定められるカメラ座標軸と前記移動範囲内に予め定められるステージ座標軸とが一致するように、前記ステージ座標軸を回転させて位置合わせを行い、
    前記連結画像生成手段は、前記位置合わせ後の前記ステージ座標軸に基づいて、前記ステージ駆動手段を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の拡大観察装置。
  4. 前記位置合わせ手段は、前記ステージ座標軸に沿って前記ステージを移動させる前に前記カメラから取得した第1画像と、前記ステージ座標軸に沿って前記ステージを移動させた後に前記カメラから取得した第2画像とを比較して特徴点の移動方向を求め、前記特徴点の移動方向に基づいて前記撮像視野及び前記移動範囲の位置合わせを行うことを特徴とする請求項3に記載の拡大観察装置。
  5. 前記ステージが前記移動範囲の中央に位置することを検出する位置決めセンサを更に備え、
    前記位置合わせ手段は、主電源がオフ状態に切り替えられる際に、前記ステージ駆動手段を制御して前記ステージを前記移動範囲の中央に移動させ、主電源がオン状態に切り替えられた後に、前記位置決めセンサの検出結果に基づいて前記ステージの原点出しを行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の拡大観察装置。
  6. 前記カメラを前記載置面に交差する受光軸方向に移動させるカメラ駆動手段を更に備え、
    前記連結画像生成手段は、前記カメラ駆動手段を制御して前記受光軸方向の位置を異ならせながら前記カメラから取得した複数の撮影画像を深度合成して合成画像を生成するとともに、複数の前記合成画像を連結して前記連結画像を生成し、
    前記位置合わせ手段は、前記カメラ駆動手段を制御して前記受光軸方向の位置を異ならせながら前記カメラから取得した複数の撮影画像を深度合成して合成画像を生成し、この合成画像を用いて前記撮像視野及び前記移動範囲の位置合わせを行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の拡大観察装置。
  7. 前記レンズ部は、前記カメラに着脱可能に装着され、
    前記位置合わせ手段は、前記レンズ部が前記カメラに装着された後、前記撮像視野及び前記移動範囲の位置合わせを自動的に行うことを特徴とする請求項2に記載の拡大観察装置。
  8. 前記レンズ部は、高倍率レンズ及び低倍率レンズを有し、撮影倍率が切り替え可能であり、
    前記位置合わせ手段は、前記レンズ部の撮影倍率が切り替えられた後、前記撮像視野及び前記移動範囲の位置合わせを自動的に行うことを特徴とする請求項2に記載の拡大観察装置。
  9. 観察対象物を載置するための載置面を有するステージと、
    前記ステージ上の前記観察対象物に照明光を照射する照明手段と、
    前記照明光の反射光又は透過光を受光し、受光量を検出して前記観察対象物を撮像するカメラと、
    前記載置面に平行な方向に前記ステージを移動させるステージ駆動手段と、
    前記ステージ駆動手段により前記ステージを移動させる前と移動させた後とにおいて前記カメラにより前記観察対象物が撮像された撮影画像を用いる拡大観察装置の機能であって、前記ステージ及び前記カメラの座標軸の補正が必要な機能を行う高精度調整機能実行手段と、
    前記高精度調整機能実行手段の実行指示に基づいて、前記カメラの受光軸を中心とする回転方向に関し、前記カメラの撮像視野及び前記ステージの移動範囲の位置合わせを行う位置合わせ手段とを備えることを特徴とする拡大観察装置。
  10. 前記ステージ及び前記カメラの座標軸の補正が必要な機能は、前記カメラにより前記観察対象物が撮像された撮影画像よりも大きい領域の画像を取得する機能であることを特徴とする請求項9に記載の拡大観察装置。
  11. 前記ステージ及び前記カメラの座標軸の補正が必要な機能は、連結画像又はナビゲーション画像を取得する機能であることを特徴とする請求項9に記載の拡大観察装置。
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