以下に図面を参照して、本発明にかかる学習支援プログラム、学習支援方法、および学習支援装置の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
まず、実施の形態にかかる学習支援システム100のシステム構成について説明する。
図1は、学習支援システム100のシステム構成例を示す説明図である。図1において、学習支援システム100は、学習支援装置101と、端末T1〜Tn(n:2以上の自然数)と、を含む構成である。学習支援システム100において、学習支援装置101および端末T1〜Tnは、有線または無線のネットワーク110を介して接続される。ネットワーク110は、例えば、インターネット、移動体通信網、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などである。
以下の説明では、端末T1〜Tnのうちの任意の端末を「Ti」と表記する場合がある(i=1,2,…,n)。
ここで、学習支援装置101は、ユーザの学習を支援するコンピュータである。ユーザは、例えば、小学校、中学校、高等学校等に在籍する児童や生徒である。学習支援装置101は、例えば、サーバである。なお、以下の説明では、児童や生徒を「児童生徒」と表記する場合がある。
学習支援装置101は、イベント情報DB(Database)120、天候情報DB121、記念日情報DB122、地理情報DB123を有する。また、学習支援装置101は、イベント学習テーマDB124、天候学習テーマDB125、記念日学習テーマDB126、地理学習テーマDB127、実施結果DB128および問題DB129を有する。各種DB120〜129の記憶内容については、図4〜図13を用いて後述する。
端末Tiは、ユーザが使用するコンピュータである。端末Tiは、例えば、小中学校等の教育現場において児童生徒に貸し出されるタブレット型PC、スマートフォン、ノートPCなどである。児童生徒は、例えば、端末Tiを家に持ち帰って、自宅での学習に利用することができる。
ところが、自宅での学習は、学校での学習と異なり、一人で実施することが多く、児童生徒のモチベーションを高めたり、維持したりすることが難しい。このため、児童生徒は、自宅での学習になかなか取り掛からない、あるいは、学習に取り掛かったとしても持続できない場合がある。
そこで、本実施の形態では、学習支援装置101は、端末Tiを有するユーザの生活環境に関する情報を取得して、取得した生活環境に関する情報に対応する学習テーマを特定し、特定した学習テーマを端末Tiに出力する。これにより、端末Tiを有するユーザの環境に応じた学習テーマを提示して学習意欲の向上を図る。
なお、本実施の形態では、学習支援装置101と端末Tiとを別体に設けることにしたが、これに限らない。例えば、学習支援装置101が有する機能や各種DBを、端末Tiによって実現することにしてもよい。この場合、端末Tiは、例えば、スタンドアロン型の情報処理装置として動作することができる。
(学習支援装置101のハードウェア構成例)
図2は、学習支援装置101のハードウェア構成例を示すブロック図である。図2において、学習支援装置101は、CPU(Central Processing Unit)201と、メモリ202と、I/F(Interface)203と、ディスクドライブ204と、ディスク205と、を有する。また、各構成部は、バス200によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU201は、学習支援装置101の全体の制御を司る。メモリ202は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU201のワークエリアとして使用される。メモリ202に記憶されるプログラムは、CPU201にロードされることで、コーディングされている処理をCPU201に実行させる。
I/F203は、通信回線を通じてネットワーク110に接続され、ネットワーク110を介して他の装置(例えば、図2に示した端末T1〜Tn)に接続される。そして、I/F203は、ネットワーク110と自装置内部とのインターフェースを司り、他の装置からのデータの入出力を制御する。I/F203には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
ディスクドライブ204は、CPU201の制御に従ってディスク205に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク205は、ディスクドライブ204の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク205としては、例えば、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。
なお、学習支援装置101は、上述した構成部のほかに、例えば、SSD(Solid State Drive)、キーボード、マウス、ディスプレイなどを有することにしてもよい。
(端末Tiのハードウェア構成例)
図3は、端末Tiのハードウェア構成例を示すブロック図である。図3において、端末Tiは、CPU301と、メモリ302と、ディスクドライブ303と、ディスク304と、I/F305と、ディスプレイ306と、入力装置307と、GPS(Global Positioning System)ユニット308と、を有する。また、各構成部はバス300によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU301は、端末Tiの全体の制御を司る。メモリ302は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU301のワークエリアとして使用される。メモリ302に記憶されるプログラムは、CPU301にロードされることで、コーディングされている処理をCPU301に実行させる。
ディスクドライブ303は、CPU301の制御に従ってディスク304に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク304は、ディスクドライブ303の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク304としては、例えば、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。
I/F305は、通信回線を通じてネットワーク110に接続され、ネットワーク110を介して他の装置(例えば、図2に示した学習支援装置101)に接続される。そして、I/F305は、ネットワーク110と自装置内部とのインターフェースを司り、他の装置からのデータの入出力を制御する。
ディスプレイ306は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。ディスプレイ306は、例えば、液晶ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)などを採用することができる。
入力装置307は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを有し、データの入力を行う。入力装置307は、キーボードやマウスなどであってもよく、また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。
GPSユニット308は、GPS衛星からの電波を受信し、端末iの位置情報を出力する。端末Tiの位置情報は、例えば、緯度、経度などの地球上の1点を特定する情報である。また、端末Tiは、DGPS(Differential GPS)により、GPSユニット308から出力される位置情報を補正することにしてもよい。
なお、端末Tiは、上述した構成部のほかに、例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ、カメラ、マイクロフォンなどの各種センサ、スピーカ、SSDなどを有することにしてもよい。また、端末Tiは、上述した構成部のうち、例えば、ディスクドライブ303、ディスク304を有さないことにしてもよい。また、上述した説明では、測位衛星としてGPS衛星を用いる場合を例に挙げて説明したが、例えば、準天頂衛星システムの衛星を用いることにしてもよい。また、位置情報はI/F305が接続するネットワーク110のアクセスポイントの位置から推測される位置情報を用いることにしてもよい。
(各種DB120〜129の記憶内容)
つぎに、図4〜図13を用いて、図2に示した学習支援装置101が有する各種DB120〜129の記憶内容について説明する。各種DBは、例えば、図2に示したメモリ202、ディスク205などの記憶装置により実現される。
図4は、イベント情報DB120の記憶内容の一例を示す説明図である。図4において、イベント情報DB120は、期間、場所、イベント情報、イベント関連キーワードおよびイベント通知時間帯のフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、イベント情報(例えば、イベント情報400−1〜400−3)がレコードとして記憶される。
ここで、期間は、イベントが開催される期間を示す。場所は、イベントが開催される場所を示す。イベント情報は、開催されるイベントの名称を示す。イベント関連キーワードは、イベントに関連するキーワードである。イベント通知時間帯は、イベントに対応する学習テーマを通知する時間帯を示す。
例えば、イベント情報400−1は、期間「2015/8/5」に場所「川崎市」で開催されるイベント「川崎花火大会」のイベント関連キーワード「打上花火」およびイベント通知時間帯「〜19:00まで」を示す。また、イベント情報400−2ではイベント通知時間帯に「null」が記憶されているが、これは、期間で示された期間内であれば、時間帯は関係なくイベントに対応する学習テーマを通知する事を示す。
図5は、天候情報DB121の記憶内容の一例を示す説明図である。図5において、天候情報DB121は、日付、場所、予想天気、予想気温および注意報のフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、天候情報(例えば、天候情報500−1〜500−3)がレコードとして記憶される。
ここで、日付は、天気が予想された日付を示す。場所は、天気が予想された場所を示す。予想天気は、予想された天気を示す。予想気温は、予想された気温を示す。注意報は、予想された注意報を示す。例えば、天候情報500−1は、日付「2015/8/5」の場所「川崎市」における予想天気「晴れ」、予想気温「30.5℃」および注意報「熱帯夜」を示す。
図6は、記念日情報DB122の記憶内容の一例を示す説明図である。図6において、記念日情報DB122は、日付および記念日のフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、記念日情報(例えば、記念日情報600−1〜600−4)をレコードとして記憶する。
ここで、日付は、記念日の日付を示す。記念日は、記念日の名称を示す。例えば、記念日情報600−1は、記念日「元日」の日付「1月1日」を示す。
図7は、地理情報DB123の記憶内容の一例を示す説明図である。図7において、地理情報DB123は、場所、地理情報および地理キーワードのフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、地理情報(例えば、地理情報700−1,700−2)をレコードとして記憶する。
ここで、場所は、登録された場所を示す。地理情報は、場所に関する地理情報である。地理キーワードは、場所に関連するキーワードである。例えば、地理情報700−1は、場所「川崎市」の地理情報「神奈川県の北東端に・・・」および地理キーワード「神奈川県、政令指定都市、多摩川、重工業地帯」を示す。なお、地理情報DB123内の地理情報フィールドは削除することにしてもよい。
図8は、イベント学習テーマDB124の記憶内容の一例を示す説明図である。図8において、イベント学習テーマDB124は、キーワード、学習テーマ、メッセージおよび重要キーワードのフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、イベント学習テーマ情報(例えば、イベント学習テーマ情報800−1,800−2)がレコードとして記憶される。
ここで、キーワードは、イベントに関連するキーワードである。学習テーマは、イベントに関連する調べ学習のテーマである。調べ学習とは、課題について自分で調査等をして結果をまとめる学習である。メッセージは、学習テーマに対応する課題を示す。重要キーワードは、学習テーマに対応する課題に対する回答に含まれるべきキーワードである。
なお、メッセージ中の<場所>や<イベント>には、対応するイベント情報から特定される場所やイベントの名称が設定される。また、メッセージには、課題に関する静止画または動画の画像データが含まれる場合がある。また、キーワードと学習テーマとのペアについて、複数のメッセージおよび重要キーワードが対応付けられていてもよい。
例えば、イベント学習テーマ情報800−1は、キーワード「打上花火」、学習テーマ「打上花火を観察してみよう」、メッセージ「今日は<場所>で<イベント>が開催されます。・・・」および重要キーワード「音、大きい、きれい、・・・」を示す。
なお、図4に示したイベント情報DB120および図8に示したイベント学習テーマDB124は、生活環境に関する情報に対応付けて1又は複数の学習テーマを記憶する記憶部(例えば、後述する図14に示す記憶部1401)の一例である。また、各イベント学習テーマ情報は、例えば、教科や単元などの学習項目と対応付けて、イベント学習テーマDB124に記憶されることにしてもよい。
図9は、天候学習テーマDB125の記憶内容の一例を示す説明図である。図9において、天候学習テーマDB125は、天気・注意報、学習テーマ、メッセージおよび重要キーワードのフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、天候学習テーマ情報(例えば、天候学習テーマ情報900−1,900−2)がレコードとして記憶される。
ここで、天気・注意報は、天気、気温および注意報のいずれか、あるいは、それらの組み合わせを示す。学習テーマは、天候に関連する調べ学習のテーマである。メッセージは、学習テーマに対応する課題を示す。重要キーワードは、学習テーマに対応する課題に対する回答に含まれるべきキーワードである。
例えば、天候学習テーマ情報900−1は、天気・注意報「雪」、学習テーマ「雪の結晶を観察してみよう」、メッセージ「今晩から雪が降るでしょう。雪の結晶は、・・・」および重要キーワード「きれい、寒い、・・・」を示す。
なお、図5に示した天候情報DB121および図9に示した天候学習テーマDB125は、生活環境に関する情報に対応付けて1又は複数の学習テーマを記憶する記憶部(例えば、後述する図14に示す記憶部1401)の一例である。また、各天候学習テーマ情報は、例えば、教科や単元などの学習項目と対応付けて、天候学習テーマDB125に記憶されることにしてもよい。
図10は、記念日学習テーマDB126の記憶内容の一例を示す説明図である。図10において、記念日学習テーマDB126は、記念日、学習テーマ、メッセージおよび重要キーワードのフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、記念日学習テーマ情報(例えば、記念日学習テーマ情報1000−1,1000−2)がレコードとして記憶される。
ここで、記念日は、記念日の名称を示す。学習テーマは、記念日に関連する調べ学習のテーマである。メッセージは、学習テーマに対応する課題を示す。重要キーワードは、学習テーマに対応する課題に対する回答に含まれるべきキーワードである。
例えば、記念日学習テーマ情報1000−1は、記念日「建国記念日」、学習テーマ「建国記念日についてしらべてみよう」、メッセージ「今日は建国記念日です。なぜ今日が・・・」および重要キーワード「国、・・・」を示す。
なお、図6に示した記念日情報DB122および図10に示した記念日学習テーマDB126は、生活環境に関する情報に対応付けて1又は複数の学習テーマを記憶する記憶部(例えば、後述する図14に示す記憶部1401)の一例である。また、各記念日学習テーマ情報は、例えば、教科や単元などの学習項目と対応付けて、記念日学習テーマDB126に記憶されることにしてもよい。
図11は、地理学習テーマDB127の記憶内容の一例を示す説明図である。図11において、地理学習テーマDB127は、キーワード、学習テーマ、メッセージおよび重要キーワードのフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、地理学習テーマ情報(例えば、地理学習テーマ情報1100−1,1100−2)がレコードとして記憶される。
ここで、キーワードは、場所(地理)に関連するキーワードである。学習テーマは、場所(地理)に関連する調べ学習のテーマである。メッセージは、学習テーマに対応する課題を示す。なお、メッセージ中の<場所>には、対応する地理情報から特定される場所が設定される。重要キーワードは、学習テーマに対応する課題に対する回答に含まれるべきキーワードである。
例えば、地理学習テーマ情報1100−1は、キーワード「政令指定都市」、学習テーマ「政令指定都市について調べてみよう」、メッセージ「今いる<場所>は政令指定都市です。政令指定都市とは・・・」および重要キーワード「都市、・・・」を示す。
なお、図7に示した地理情報DB123および図11に示した地理学習テーマDB127は、生活環境に関する情報に対応付けて1又は複数の学習テーマを記憶する記憶部(例えば、後述する図14に示す記憶部1401)の一例である。また、各地理学習テーマ情報は、例えば、教科や単元などの学習項目と対応付けて、地理学習テーマDB127に記憶されることにしてもよい。
図12は、実施結果DB128の記憶内容の一例を示す説明図である。図12において、実施結果DB128は、利用者ID、登録日付、学習テーマ、学習内容データ、画像データおよび抽出キーワードのフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、実施結果(例えば、実施結果1200−1,1200−2)がレコードとして記憶される。
ここで、利用者IDは、端末Tiを有するユーザを一意に識別する識別子である。登録日付は、学習テーマに対応する課題に対する回答が提出された日付を示す。学習内容データは、学習テーマに対応する課題に対する回答の内容を示す文書データである。画像データは、学習テーマに対応する課題に対する回答の内容を示す画像データであり、例えば、ユーザにより撮影された静止画や動画の画像データである。抽出キーワードは、学習テーマに対応する課題に対する回答を解析して抽出されたキーワードを示す。
例えば、実施結果1200−1は、登録日付「2016/8/5」に提出された利用者ID「ID0023」のユーザの学習テーマ「打上花火を観察してみよう」に対応する課題に対する回答の内容(学習内容データ、画像データ)および抽出キーワードを示す。
図13は、問題DB129の記憶内容の一例を示す説明図である。図13において、問題DB129は、キーワード、問題、問題画像データ、学年、教科、単元および答えのフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、問題情報(例えば、問題情報1300−1〜1300−3)がレコードとして記憶される。
ここで、キーワードは、問題に対応するキーワードを示す。問題は、キーワードに対応する問題を示す。問題画像データは、問題に関連する静止画や動画の画像データである。学年は、問題の対象学年を示す。例えば、学年「中学校3年」は、中学校3年の生徒を対象とする問題であることを示す。教科は、問題が属する教科を示す。単元は、問題が属する単元を示す。答えは、問題の解答である。
例えば、問題情報1300−1は、キーワード「打上花火」に対応する問題「打上花火で使われている反応は・・・」、問題画像データ「P1」、学年「中学校3年」、教科「理科」、単元「物質と化学反応の利用」および答え「C.炎色反応」を示す。
なお、図13の例では、問題は、キーワードに対応付けて記憶される場合を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、問題は、学習テーマあるいは当該学習テーマに対応するメッセージ(課題)と対応付けて問題DB129に記憶されることにしてもよい。
(学習支援装置101の機能的構成例)
図14は、学習支援装置101の機能的構成例を示すブロック図である。図14において、学習支援装置101は、記憶部1401と、取得部1402と、特定部1403と、生成部1404と、出力部1405と、受付部1406と、を含む構成である。取得部1402〜受付部1406は制御部となる機能であり、具体的には、例えば、図2に示したメモリ202、ディスク205などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU201に実行させることにより、または、I/F203により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、メモリ202、ディスク205などの記憶装置に記憶される。
記憶部1401は、生活環境に関する情報に対応付けて1又は複数の学習テーマを記憶する。ここで、学習テーマとは、学習する主題や題目である。生活環境に関する情報とは、人の日常生活に直接的又は間接的に影響を与える、自然的又は社会的状況を特定する情報である。生活環境に関する情報は、例えば、位置と日付と時間帯とのうちの少なくとも一つの情報を含む。
また、生活環境に関する情報は、例えば、位置と日付と時間帯とのうちの少なくとも一つに関連したイベントの情報を含むことにしてもよい。イベントの情報は、例えば、イベントに関連するキーワードである。また、生活環境に関する情報は、例えば、位置と日付とに対応する天候の情報を含むことにしてもよい。
具体的には、例えば、記憶部1401は、図4〜図11に示した各種DB120〜127を記憶する。記憶部1401は、例えば、メモリ202、ディスク205などの記憶装置により実現される。
取得部1402は、端末Tiを有するユーザの生活環境に関する情報を取得する。具体的には、例えば、取得部1402は、端末Tiから生活環境情報を受信することにより、受信した生活環境情報を取得する。ここで、生活環境情報は、端末Tiを有するユーザの生活環境に関する情報である。
生活環境情報は、端末Tiの位置と日付と時間帯とのうちの少なくとも一つの情報を含む。端末Tiの位置の情報は、例えば、端末Tiの現在位置を示す位置情報(緯度・経度)である。端末Tiの日付の情報は、例えば、現在日(年月日)を示す情報である。端末Tiの時間帯の情報は、例えば、現在時刻を示す情報である。
また、生活環境情報は、端末Tiの位置と日付と時間帯とのうちの少なくとも一つに関連したイベントの情報を含むことにしてもよい。イベントの情報は、例えば、イベントに関連するキーワードである。また、生活環境情報は、端末Tiの位置と日付とに対応する天候の情報を含むことにしてもよい。また、生活環境情報には、例えば、端末Tiを有するユーザを一意に識別する利用者IDが含まれる。
特定部1403は、記憶部1401を参照して、取得されたユーザの生活環境に関する情報に対応する1又は複数の学習テーマを特定する。具体的には、例えば、特定部1403は、各種DB120〜127を参照して、取得された生活環境情報に対応する1又は複数の学習テーマを特定する。
例えば、生活環境情報に、端末Tiの位置と日付と時間帯とを示す情報が含まれるとする。この場合、特定部1403は、例えば、図4に示したイベント情報DB120から、取得された生活環境情報が示す端末Tiの位置と日付と時間帯とに対応するイベント情報を検索する。ここで、端末Tiの位置と日付と時間帯とに対応するイベント情報とは、「場所」に端末Tiの位置が含まれ、かつ、「期間」に端末Tiの日付が含まれ、かつ、「イベント通知時間帯」に端末Tiの時間帯(例えば、現在時刻)が含まれるイベント情報である。
なお、イベント情報の「場所」に端末Tiの位置が含まれるか否かの判断は、例えば、地図データをもとに行われる。地図データは、地球表面の一部または全部を一定の割合で縮小して平面上に表した図面情報である。より詳細に説明すると、特定部1403は、地図データを参照して、イベント情報の「場所」に対応する範囲を特定する。そして、特定した範囲に、端末Tiの位置が含まれるか否かによって、イベント情報の「場所」に端末Tiの位置が含まれるか否かを判断する。地図データは、例えば、メモリ202、ディスク205などの記憶装置に記憶される。
つぎに、特定部1403は、図8に示したイベント学習テーマDB124を参照して、検索したイベント情報のイベント関連キーワードに対応する学習テーマを特定する。より具体的には、例えば、特定部1403は、イベント学習テーマDB124から、検索したイベント情報のイベント関連キーワードが「キーワード」に設定されたイベント学習テーマ情報を取得する。
そして、特定部1403は、取得したイベント学習テーマ情報の「学習テーマ」を特定する。これにより、端末Tiの現在位置と現在日時(現在日、現在時刻)とから特定されるイベントに対応する学習テーマを特定することができる。
なお、イベント情報DB120には、「イベント通知時間帯」がnullのイベント情報が含まれる。このため、特定部1403は、イベント情報DB120から、「場所」に端末Tiの位置が含まれ、かつ、「期間」に端末Tiの日付が含まれ、かつ、「イベント通知時間帯」がnullのイベント情報を検索することにしてもよい。これにより、端末Tiの現在位置と現在日とから特定されるイベントに対応する学習テーマを特定することができる。
また、例えば、生活環境情報に、端末Tiの位置と日付と時間帯とのうちの少なくとも一つに関連したイベントの情報が含まれるとする。イベントの情報は、例えば、イベントに関連するキーワードである。この場合、特定部1403は、例えば、イベント学習テーマDB124を参照して、生活環境情報に含まれるイベントに関連するキーワードに対応する学習テーマを特定することにしてもよい。
また、例えば、生活環境情報に、端末Tiの位置と日付とを示す情報が含まれるとする。この場合、特定部1403は、例えば、図5に示した天候情報DB121から、取得された生活環境情報が示す端末Tiの位置と日付とに対応する天候情報を検索する。ここで、端末Tiの位置と日付とに対応する天候情報とは、「場所」に端末Tiの位置が含まれ、かつ、「日付」に端末Tiの日付が設定された天候情報である。
つぎに、特定部1403は、図9に示した天候学習テーマDB125を参照して、検索した天候情報に対応する学習テーマを特定する。より具体的には、例えば、特定部1403は、天候学習テーマDB125から、検索した天候情報の予想天気、予想気温および注意報の少なくともいずれかが「天気・注意報」に設定された天候学習テーマ情報を取得する。
この際、特定部1403は、天候学習テーマDB125を参照して、検索した天候情報の予想天気、予想気温および注意報のうちの2以上の組み合わせが「天気・注意報」に設定された天候学習テーマ情報を取得することにしてもよい。そして、特定部1403は、取得した天候学習テーマ情報の「学習テーマ」を特定する。これにより、端末Tiの現在位置と現在日とから特定される天候に対応する学習テーマを特定することができる。
また、例えば、生活環境情報に、端末Tiの位置と日付とに対応する天候の情報が含まれるとする。天候の情報は、例えば、予想天気、予想気温、注意報などを示す。この場合、特定部1403は、例えば、天候学習テーマDB125を参照して、生活環境情報に含まれる天候の情報に対応する学習テーマを特定することにしてもよい。
また、例えば、生活環境情報に、端末Tiの日付を示す情報が含まれるとする。この場合、特定部1403は、例えば、図6に示した記念日情報DB122から、取得された生活環境情報が示す端末Tiの日付が「日付」に設定された記念日情報を検索する。
つぎに、特定部1403は、図10に示した記念日学習テーマDB126を参照して、検索した記念日情報の記念日が「記念日」に設定された記念日学習テーマ情報を取得する。そして、特定部1403は、取得した記念日学習テーマ情報の「学習テーマ」を特定する。これにより、現在日から特定される記念日に対応する学習テーマを特定することができる。
また、例えば、生活環境情報に、端末Tiの位置を示す情報が含まれるとする。この場合、特定部1403は、例えば、図7に示した地理情報DB123から、取得された生活環境情報が示す端末Tiの位置が「場所」に含まれる地理情報を検索する。
つぎに、特定部1403は、図11に示した地理学習テーマDB127を参照して、検索した地理情報の地理キーワードが「キーワード」に設定された地理学習テーマ情報を取得する。そして、特定部1403は、取得した地理学習テーマ情報の「学習テーマ」を特定する。これにより、端末Tiの現在位置から特定される地理的状況に対応する学習テーマを特定することができる。
生成部1404は、特定された1又は複数の学習テーマを表示する画面の画面情報を生成する。具体的には、例えば、生成部1404は、後述の図17に示すようなテーマ一覧画面1700の画面情報を生成することにしてもよい。テーマ一覧画面1700は、特定部1403によって特定された1又は複数の学習テーマを一覧表示する画面である。
出力部1405は、特定された1又は複数の学習テーマを出力する。出力部1405の出力形式としては、例えば、I/F203による外部装置(例えば、端末Ti)への送信、不図示のディスプレイへの表示、メモリ202、ディスク205等の記憶装置への記憶などがある。
具体的には、例えば、出力部1405は、生成部1404によって生成されたテーマ一覧画面1700の画面情報を端末Tiに送信することにしてもよい。この結果、端末Tiのディスプレイ306に、テーマ一覧画面1700が表示される。テーマ一覧画面1700の画面例については、図17を用いて後述する。
ただし、出力部1405は、特定部1403によって特定された1又は複数の学習テーマを示す情報を端末Tiに送信することにしてもよい。そして、端末Tiが、学習支援装置101からの1又は複数の学習テーマを示す情報に基づいて、テーマ一覧画面1700の画面情報を生成することにしてもよい。
また、出力部1405は、特定された1又は複数の学習テーマを学習支援装置101のディスプレイ(不図示)に表示するようにしてもよい。この場合、表示された学習テーマから任意に特定された1又は複数の学習テーマを示す情報を端末Tiに送信することにしてもよい。
受付部1406は、出力された1又は複数の学習テーマのうちの特定の学習テーマの選択を受け付ける。具体的には、例えば、受付部1406は、端末Tiからテーマ情報を受信することにより、受信したテーマ情報が示す特定の学習テーマの選択を受け付ける。ここで、テーマ情報は、端末Tiのユーザによって選択された特定の学習テーマを示す情報である。
また、特定部1403は、選択された特定の学習テーマに対応する課題を特定する。具体的には、例えば、特定部1403は、各種DB124〜127を参照して、選択された特定の学習テーマに対応するメッセージを特定する。メッセージは、学習テーマに対応する課題を示す。
例えば、特定の学習テーマとして、「打上花火を観察してみよう」が選択されたとする。この場合、特定部1403は、イベント学習テーマDB124を参照して、特定の学習テーマ「打上花火を観察してみよう」に対応するイベント学習テーマ情報800−1のメッセージ「今日は<場所>で<イベント>が開催されます。・・・」を特定する。なお、メッセージ中の<場所>と<イベント>には、イベント学習テーマ情報800−1のキーワード「打上花火」がイベント関連キーワードに設定されたイベント情報400−1から特定される場所「川崎市」とイベント「川崎花火大会」が設定される。
また、生成部1404は、特定された特定の学習テーマに対応する課題を表示する画面の画面情報を生成する。具体的には、例えば、生成部1404は、後述の図18に示すようなテーマ学習画面1800の画面情報を生成することにしてもよい。テーマ学習画面1800は、特定部1403によって特定された課題(メッセージ)を表示するとともに、課題に対する回答を受け付ける画面である。
出力部1405は、特定された特定の学習テーマに対応する課題を出力する。具体的には、例えば、出力部1405は、生成部1404によって生成されたテーマ学習画面1800の画面情報を端末Tiに送信することにしてもよい。この結果、端末Tiのディスプレイ306に、テーマ学習画面1800が表示される。テーマ学習画面1800の画面例については、図18を用いて後述する。
ただし、出力部1405は、特定部1403によって特定された課題(メッセージ)を示す情報を端末Tiに送信することにしてもよい。そして、端末Tiが、学習支援装置101からの課題(メッセージ)を示す情報に基づいて、テーマ学習画面1800の画面情報を生成することにしてもよい。
また、出力部1405は、特定された1又は複数の学習テーマを出力する際に、1又は複数の学習テーマそれぞれに対応する課題を合わせて出力することにしてもよい。この場合、端末Tiにおいて、例えば、選択された特定の学習テーマに対応する課題を表示するテーマ学習画面1800の画面情報を生成することができる。
また、受付部1406は、選択された特定の学習テーマに対応する課題に対する回答の提出を受け付ける。具体的には、例えば、受付部1406は、端末Tiから回答情報を受信することにより、課題に対する回答の提出を受け付ける。
ここで、回答情報は、端末Tiのユーザによって入力された、特定の学習テーマに対応する課題に対する回答の内容を示す情報である。すなわち、特定の学習テーマに対応する課題を「学習に関する第1のコンテンツ」とすると、課題に対する回答は、第1のコンテンツの出力に応じて入力された入力データに相当する。
回答情報には、例えば、端末Tiを有するユーザの利用者IDや、特定の学習テーマを示す情報が含まれる。また、回答情報には、例えば、課題に対してユーザが調べた内容を示す文書データ、画像データ、音声データ等が含まれる。
提出された回答情報は、例えば、図12に示した実施結果DB128に記憶される。具体的には、回答情報から特定される各種情報が、対応する各フィールドに設定された結果、新たな実施結果がレコードとして実施結果DB128に記憶される。ただし、この時点では、抽出キーワードのフィールドは「null」である。
また、特定部1403は、提出された課題に対する回答の内容に応じた問題を特定する。具体的には、例えば、特定部1403は、提出された回答の内容を解析することにより、キーワードを抽出する。より具体的には、例えば、特定部1403は、実施結果DB128内の実施結果を参照して、学習内容データを文書解析することにより、キーワードを抽出する。
また、例えば、特定部1403は、実施結果DB128内の実施結果を参照して、画像データを画像解析することにより、キーワードを抽出することにしてもよい。また、回答情報に音声データが含まれる場合には、特定部1403は、回答情報に含まれる音声データを音声解析することにより、キーワードを抽出することにしてもよい。抽出されたキーワードは、実施結果DB128内の対応する実施結果の抽出キーワードに設定される。
つぎに、特定部1403は、例えば、実施結果DB128を参照して、図13に示した問題DB129から、抽出したキーワードに対応する問題情報を検索する。具体的には、例えば、特定部1403は、問題DB129から、抽出したキーワードが、「キーワード」に設定された問題情報を検索する。
これにより、課題に対する回答の内容に応じて問題を特定することができる。また、この問題情報は、課題に対する回答から抽出されたキーワードに対応する問題を示しており、換言すれば、課題に対する回答に類似する第2のコンテンツである。
また、特定部1403は、図13に示した問題DB129から、回答情報に含まれる利用者IDから特定される学年に対応する問題情報を検索することにしてもよい。具体的には、例えば、特定部1403は、問題DB129から、特定したキーワードが、「キーワード」に設定され、かつ、利用者IDから特定される学年が「学年」に設定された問題情報を検索する。これにより、端末Tiのユーザの学年に対応する問題のうち、課題に対する回答の内容に応じた問題を特定することができる。
また、特定部1403は、出力された課題に対応する問題を特定することにしてもよい。例えば、問題DB129に、学習テーマと対応付けて、問題が記憶されているとする。この場合、特定部1403は、例えば、問題DB129から、特定の学習テーマに対応する問題を特定することにしてもよい。これにより、特定の学習テーマに対応する課題に対応する問題を特定することができる。
また、生成部1404は、特定された問題を表示する画面の画面情報を生成する。具体的には、例えば、生成部1404は、後述の図19に示すようなドリル学習画面1900の画面情報を生成することにしてもよい。ドリル学習画面1900は、特定部1403によって特定された問題を表示するとともに、問題に対する回答を受け付ける画面である。
また、出力部1405は、特定された問題を出力する。具体的には、例えば、出力部1405は、生成部1404によって生成されたドリル学習画面1900の画面情報を端末Tiに送信することにしてもよい。この結果、端末Tiのディスプレイ306に、ドリル学習画面1900が表示される。ドリル学習画面1900の画面例については、図19を用いて後述する。
ただし、出力部1405は、特定部1403によって特定された問題を示す情報を端末Tiに送信することにしてもよい。そして、端末Tiが、例えば、学習支援装置101からの問題を示す情報に基づいて、ドリル学習画面1900の画面情報を生成することにしてもよい。
また、特定部1403は、提出された課題に対する回答の内容に、選択された特定の学習テーマに対応する特定のキーワードが含まれているか否かを判断することにしてもよい。ここで、特定のキーワードとは、特定の学習テーマに対応する課題に対する回答の内容に含まれるべきキーワードである。
換言すれば、特定の学習テーマに対応する課題に対する回答の内容に特定のキーワードが含まれていなければ、ユーザが課題に対してまともに回答していない可能性が高いといえる。具体的には、例えば、特定部1403は、各種DB124〜127を参照して、選択された特定の学習テーマに対応する重要キーワードを特定する。
重要キーワードは、上述した特定のキーワードに対応する。そして、特定部1403は、提出された課題に対する回答の内容に、特定した重要キーワードが含まれるか否かを判断する。これにより、端末Tiのユーザが課題に対してまともに回答しているか否かを判断することができる。
また、生成部1404は、提出された課題に対する回答の内容に特定のキーワードが含まれていないと判断された場合、課題に対する回答の再提出を促すメッセージを表示する画面の画面情報を生成することにしてもよい。具体的には、例えば、生成部1404は、後述の図20に示すような再提出要求画面2000の画面情報を生成することにしてもよい。再提出を促すメッセージの内容は、例えば、課題と対応付けて予め設定されて、メモリ202、ディスク205などの記憶装置に記憶される。
また、出力部1405は、課題に対する回答の再提出を促すメッセージを出力することにしてもよい。具体的には、例えば、出力部1405は、生成部1404によって生成された再提出要求画面2000の画面情報を端末Tiに送信することにしてもよい。この結果、端末Tiのディスプレイ306に、再提出要求画面2000が表示される。再提出要求画面2000の画面例については、図20を用いて後述する。
また、受付部1406は、複数の学習項目から特定の学習項目の選択を受け付けることにしてもよい。ここで、学習項目とは、学習する分野を区分けした項目であり、例えば、教科や単元などである。特定の学習項目の選択は、例えば、不図示の学習項目一覧画面において行われる。
学習項目一覧画面(不図示)は、例えば、端末Tiに表示される操作画面の一つであり、複数の学習項目を一覧表示するとともに、複数の学習項目から特定の学習項目の選択を受け付ける画面である。この場合、受付部1406は、端末Tiから特定の学習項目の選択結果を受信することにより、特定の学習項目の選択を受け付ける。
この場合、特定部1403は、記憶部1401を参照して、選択された特定の学習項目について、取得されたユーザの生活環境に関する情報に対応する1又は複数の学習テーマを特定することにしてもよい。例えば、各種DB124〜127には、学習項目と対応付けて、各種学習テーマ情報が記憶されているとする。
一例として、イベント学習テーマDB124に、学習項目と対応付けて、イベント学習テーマ情報が記憶されているとする。この場合、特定部1403は、例えば、イベント学習テーマDB124を参照して、選択された特定の学習項目に対応し、かつ、検索したイベント情報のイベント関連キーワードに対応する学習テーマを特定する。これにより、端末Tiのユーザによって選択された特定の学習項目に対応し、かつ、端末Tiの現在位置と現在日とから特定されるイベントに対応する学習テーマを特定することができる。
また、特定部1403は、課題に対する回答の提出に応じて問題を特定する際に、特定の学習項目に対応する問題の中から、例えば、課題に対する回答の内容に応じた問題を特定することにしてもよい。具体的には、例えば、特定部1403は、問題DB129から、特定の学習項目に対応し、かつ、学習内容データ等から抽出したキーワードに対応する問題情報を検索する。これにより、端末Tiのユーザによって選択された特定の学習項目に対応する問題に限定して出題することができる。
(端末Tiの機能的構成例)
図15は、端末Tiの機能的構成例を示すブロック図である。図15において、端末Tiは、取得部1501と、通信制御部1502と、表示制御部1503と、受付部1504と、を含む構成である。取得部1501〜受付部1504は制御部となる機能であり、具体的には、例えば、図3に示したメモリ302、ディスク304などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、I/F305により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、メモリ302、ディスク304などの記憶装置に記憶される。
取得部1501は、自端末を有するユーザの生活環境に関する情報を取得する。ここで、ユーザの生活環境に関する情報は、端末Tiのセンサで測定された測定情報を含む。端末Tiのセンサは、例えば、図3に示したGPSユニット308である。また、ユーザの生活環境に関する情報には、端末Tiの日付や時間帯、例えば、端末Tiにより計測される現在日や現在時刻を示す情報が含まれていてもよい。
具体的には、例えば、取得部1501は、端末Tiの位置と日付と時間帯とのうちの少なくとも一つの情報を含む生活環境情報を取得する。端末Tiの位置を示す情報は、端末Tiのセンサで測定される測定情報の一つであり、例えば、GPSユニット308から出力される端末Tiの位置情報である。生活環境情報には、例えば、端末Tiを有するユーザを一意に識別する利用者IDが含まれる。
また、生活環境情報は、端末Tiの位置と日付と時間帯とのうちの少なくとも一つに関連したイベントの情報を含むことにしてもよい。イベントの情報は、例えば、イベントに関連するキーワードである。イベントに関連するキーワードは、図3に示した入力装置307を用いたユーザの操作入力により受け付けることにしてもよい。例えば、端末Tiの位置に対応する場所で当日開催されるイベントに関連するキーワード等が入力される。
また、生活環境情報は、端末Tiの位置と日付とに対応する天候の情報を含むことにしてもよい。天候の情報は、例えば、予想天気、予想気温、注意報などを示す情報である。なお、端末Tiの位置と日付とに対応する天候の情報は、例えば、天気予報サービスなどに端末Tiがアクセスして特定することができる。
また、取得部1501は、不図示のカメラにより撮像された画像データのうち、端末Tiの現在位置や現在日に対応する画像データを画像解析して得られるキーワードを、イベントに関連するキーワードとして特定することにしてもよい。また、取得部1501は、端末Tiの現在位置や現在日に対応する音声データを音声解析して得られるキーワードを、イベントに関連するキーワードとして特定することにしてもよい。
通信制御部1502は、取得されたユーザの生活環境に関する情報を学習支援装置101に送信する制御を行う。具体的には、例えば、通信制御部1502は、I/F305により、取得された生活環境情報を学習支援装置101に送信する。そして、通信制御部1502は、ユーザの生活環境に関する情報に対応する1又は複数の学習テーマを学習支援装置101から受け付ける。具体的には、例えば、通信制御部1502は、I/F305により、後述の図17に示すようなテーマ一覧画面1700の画面情報を学習支援装置101から受信する。
表示制御部1503は、ユーザの生活環境に関する情報に対応する1又は複数の学習テーマを表示する制御を行う。具体的には、例えば、表示制御部1503は、受信されたテーマ一覧画面1700の画面情報に基づいて、ディスプレイ306にテーマ一覧画面1700を表示する。
受付部1504は、表示された1又は複数の学習テーマのうちの特定の学習テーマの選択を受け付ける。具体的には、例えば、受付部1504は、テーマ一覧画面1700において、入力装置307を用いたユーザの操作入力により、特定の学習テーマの選択を受け付ける。
また、通信制御部1502は、選択された特定の学習テーマを示すテーマ情報を学習支援装置101に送信する制御を行う。そして、通信制御部1502は、選択された特定の学習テーマに対応する課題を学習支援装置101から受け付ける。具体的には、例えば、通信制御部1502は、I/F305により、後述の図18に示すようなテーマ学習画面1800の画面情報を学習支援装置101から受信する。
また、表示制御部1503は、選択された特定の学習テーマに対応する課題を表示する制御を行う。具体的には、例えば、表示制御部1503は、受信されたテーマ学習画面1800の画面情報に基づいて、ディスプレイ306にテーマ学習画面1800を表示する。
また、受付部1504は、表示された特定の学習テーマに対応する課題に対する回答の入力を受け付ける。具体的には、例えば、受付部1504は、テーマ学習画面1800において、入力装置307を用いたユーザの操作入力により、課題に対する回答の入力を受け付ける。
また、通信制御部1502は、入力された課題に対する回答を示す回答情報を学習支援装置101に送信する制御を行う。そして、通信制御部1502は、入力された課題に対する回答の内容に応じた問題、あるいは、課題に対応する問題を学習支援装置101から受け付ける。具体的には、例えば、通信制御部1502は、I/F305により、後述の図19に示すようなドリル学習画面1900の画面情報を学習支援装置101から受信する。
また、表示制御部1503は、入力された課題に対する回答の内容に応じた問題、あるいは、課題に対応する問題を表示する制御を行う。具体的には、例えば、表示制御部1503は、受信されたドリル学習画面1900の画面情報に基づいて、ディスプレイ306にドリル学習画面1900を表示する。
また、通信制御部1502は、課題に対する回答の再提出を促すメッセージを学習支援装置101から受け付ける。具体的には、例えば、通信制御部1502は、I/F305により、後述の図20に示すような再提出要求画面2000の画面情報を学習支援装置101から受信する。
また、表示制御部1503は、課題に対する回答の再提出を促すメッセージを表示する制御を行う。具体的には、例えば、表示制御部1503は、受信された再提出要求画面2000の画面情報に基づいて、ディスプレイ306に再提出要求画面2000を表示する。
また、受付部1504は、複数の学習項目から特定の学習項目の選択を受け付けることにしてもよい。具体的には、例えば、受付部1504は、不図示の学習項目一覧画面において、複数の学習項目から特定の学習項目の選択を受け付ける。この場合、通信制御部1502は、例えば、I/F305により、選択された特定の学習項目を示す選択結果を学習支援装置101に送信する。
(端末Tiに表示される各種画面の画面例)
つぎに、図16〜図20を用いて、端末Tiのディスプレイ306に表示される各種画面の画面例について説明する。
図16は、ホーム画面1600の画面例を示す説明図である。図16において、ホーム画面1600は、端末Tiにおいてユーザがログインしたことに応じてディスプレイ306に表示される操作画面の一例である。ホーム画面1600には、端末Tiの現在位置「東京都大田区」と現在日「2016年2月11日(木)」とが表示されている。
ホーム画面1600によれば、端末Tiのユーザは、自身が置かれている生活環境(位置、日付)を確認することができる。なお、ホーム画面1600には、端末Tiの位置と日付に対応する天候の情報を表示することにしてもよい。
ホーム画面1600において、入力装置307を用いたユーザの操作入力により、テーマ候補表示ボタン1601を選択すると、端末Tiから学習支援装置101に生活環境情報が送信される。この結果、図17に示すようなテーマ一覧画面1700がディスプレイ306に表示される。
図17は、テーマ一覧画面1700の画面例を示す説明図である。図17において、テーマ一覧画面1700は、端末Tiのユーザの生活環境に対応する複数の学習テーマを一覧表示する操作画面の一例である。テーマ一覧画面1700には、端末Tiの位置と日付に対応する天候「晴、5℃」が表示されている。
また、テーマ一覧画面1700には、複数の学習テーマボタン(例えば、学習テーマボタン1701,1702)が表示されている。学習テーマボタンは、端末Tiのユーザの生活環境に対応する学習テーマに対応する。テーマ一覧画面1700によれば、端末Tiのユーザは、自身が置かれている生活環境に対応する複数の学習テーマを確認することができる。
テーマ一覧画面1700において、ユーザの操作入力により、いずれかの学習テーマボタンを選択することにより、特定の学習テーマを選択することができる。また、テーマ一覧画面1700において、いずれかの学習テーマボタンを選択した状態で、しらべるボタン1703を選択すると、端末Tiから学習支援装置101にテーマ情報が送信される。
例えば、学習テーマボタン1702が選択された状態でボタン1703が選択されると、特定の学習テーマ「雪の結晶を観察してみよう」を示すテーマ情報が端末Tiから学習支援装置101に送信される。この結果、図18に示すようなテーマ学習画面1800がディスプレイ306に表示される。
図18は、テーマ学習画面1800の画面例を示す説明図である。図18において、テーマ学習画面1800は、特定の学習テーマに対応する課題を表示する操作画面の一例である。テーマ学習画面1800には、メッセージ欄1801と、入力欄1802,1803とが表示されている。
メッセージ欄1801は、特定の学習テーマに対応する課題(メッセージ)が表示される。テーマ学習画面1800によれば、端末Tiのユーザは、自身が選択した特定の学習テーマに対応する課題を確認し、課題に対する回答を入力することができる。具体的には、入力欄1802には、課題に対する回答を示す文書データを入力することができる。また、入力欄1803には、課題に対する回答を示す画像データを貼り付けることができる。
テーマ学習画面1800において、ユーザの操作入力により、保存ボタン1804を選択すると、端末Tiから学習支援装置101に回答情報が送信される。回答情報には、入力欄1802に入力された文書データと、入力欄1803に貼り付けられた画像データが含まれる。この結果、図19に示すようなドリル学習画面1900がディスプレイ306に表示される。
図19は、ドリル学習画面1900の画面例を示す説明図である。図19において、ドリル学習画面1900は、課題に対する回答の内容に応じた問題を表示する操作画面の一例である。ドリル学習画面1900には、問題1901と、選択肢1902−1,1902−2,1902−3と、問題画像データ1903と、が表示されている。
問題1901は、図18に示したテーマ学習画面1800において入力された課題に対する回答の内容に応じた問題である。選択肢1902−1,1902−2,1902−3は、問題1901に対する選択肢である。問題画像データ1903は、問題1901に関連する静止画の画像データである。
ドリル学習画面1900によれば、端末Tiのユーザは、自身が入力した課題に対する回答の内容に応じた問題を解くことができる。また、ドリル学習画面1900において、選択肢1902−1,1902−2,1902−3のいずれかを選択した状態で、ボタン1904を選択すると、回答の正否を確認することができる。なお、回答に対する正否は、端末Tiにおいて問題情報の答えから判断される。
問題1901に対する回答結果は、端末Tiから学習支援装置101に送信されることにしてもよい。回答結果には、例えば、利用者IDが含まれる。これにより、学習支援装置101において、端末Tiのユーザの問題(例えば、問題1901)に対する回答結果を蓄積することができる。
つぎに、端末Tiのディスプレイ306に表示される再提出要求画面2000の画面例について説明する。
図20は、再提出要求画面2000の画面例を示す説明図である。図20において、再提出要求画面2000には、メッセージ2001が表示されている。メッセージ2001は、課題に対する回答の再提出を促すメッセージである。メッセージ2001には、どのようなことに着目して回答すればよいかのヒントが含まれている。
再提出要求画面2000によれば、例えば、課題に対してまともに回答していないユーザに回答の再提出を促すことができる。また、再提出要求画面2000によれば、どのようなことに着目すればよいかのヒントを与えることができるため、課題を理解できていないようなユーザの回答を支援することができる。
再提出要求画面2000において、ユーザの操作入力により、もう一度ボタン2002を選択すると、図18に示したテーマ学習画面1800をディスプレイ306に再表示することができる。これにより、ユーザは、特定の学習テーマに対応する課題に対する回答を再入力することができる。
(端末Tiの情報処理手順)
つぎに、図21および図22を用いて、端末Tiの情報処理手順について説明する。
図21および図22は、端末Tiの情報処理手順の一例を示すフローチャートである。図21のフローチャートにおいて、まず、端末Tiは、自端末のユーザがログインしたか否かを判断する(ステップS2101)。ここで、端末Tiは、ユーザがログインするのを待つ(ステップS2101:No)。
そして、端末Tiは、ユーザがログインした場合(ステップS2101:Yes)、ログインしたユーザの利用者IDを取得する(ステップS2102)。つぎに、端末Tiは、現在日時を示す日時情報を取得し(ステップS2103)、現在位置を示す位置情報を取得する(ステップS2104)。
そして、端末Tiは、取得した日時情報と位置情報とに基づいて、ディスプレイ306にホーム画面1600を表示する(ステップS2105)。つぎに、端末Tiは、ホーム画面1600において、ユーザの操作入力により、テーマ候補表示ボタン1601が押下されたか否かを判断する(ステップS2106)。
ここで、端末Tiは、テーマ候補表示ボタン1601が押下されるのを待つ(ステップS2106:No)。そして、端末Tiは、テーマ候補表示ボタン1601が押下された場合(ステップS2106:Yes)、生活環境情報を学習支援装置101に送信する(ステップS2107)。生活環境情報には、例えば、取得された利用者IDと日時情報と位置情報とが含まれる。
つぎに、端末Tiは、学習支援装置101からテーマ一覧画面1700の画面情報を受信したか否かを判断する(ステップS2108)。ここで、端末Tiは、テーマ一覧画面1700の画面情報を受信するのを待つ(ステップS2108:No)。そして、端末Tiは、テーマ一覧画面1700の画面情報を受信した場合(ステップS2108:Yes)、ディスプレイ306にテーマ一覧画面1700を表示して(ステップS2109)、図22に示すステップS2201に移行する。
つぎに、端末Tiは、表示したテーマ一覧画面1700において、ユーザの操作入力により、いずれかの学習テーマボタンが選択された状態で、しらべるボタン1703が押下されたか否かを判断する(ステップS2201)。ここで、端末Tiは、しらべるボタン1703が押下されるのを待つ(ステップS2201:No)。
そして、端末Tiは、しらべるボタン1703が押下された場合(ステップS2201:Yes)、選択された特定の学習テーマを示すテーマ情報を学習支援装置101に送信する(ステップS2202)。つぎに、端末Tiは、学習支援装置101からテーマ学習画面1800の画面情報を受信したか否かを判断する(ステップS2203)。
ここで、端末Tiは、テーマ学習画面1800の画面情報を受信するのを待つ(ステップS2203:No)。そして、端末Tiは、テーマ学習画面1800の画面情報を受信した場合(ステップS2203:Yes)、ディスプレイ306にテーマ学習画面1800を表示する(ステップS2204)。
つぎに、端末Tiは、表示したテーマ学習画面1800において、ユーザの操作入力により、保存ボタン1804が押下されたか否かを判断する(ステップS2205)。ここで、端末Tiは、保存ボタン1804が押下されるのを待つ(ステップS2205:No)。
そして、端末Tiは、保存ボタン1804が押下された場合(ステップS2205:Yes)、回答情報を学習支援装置101に送信する(ステップS2206)。回答情報は、例えば、入力欄1802に入力された文書データと、入力欄1803に貼り付けられた画像データとを含む。
つぎに、端末Tiは、学習支援装置101からドリル学習画面1900の画面情報を受信したか否かを判断する(ステップS2207)。ここで、端末Tiは、ドリル学習画面1900の画面情報を受信するのを待つ(ステップS2207:No)。
そして、端末Tiは、ドリル学習画面1900の画面情報を受信した場合(ステップS2207:Yes)、ディスプレイ306にドリル学習画面1900を表示して(ステップS2208)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
これにより、端末Tiのユーザの操作入力に応じて、学習支援装置101から提供される各種画面1700,1800,1900を順次表示することができる。なお、図示は省略するが、端末Tiは、学習支援装置101から再提出要求画面2000の画面情報を受信した場合は、ディスプレイ306に再提出要求画面2000を表示する。
(学習支援装置101の学習支援処理手順)
つぎに、図23〜図27を用いて、学習支援装置101の学習支援処理手順について説明する。
図23〜図25は、学習支援装置101の学習支援処理手順の一例を示すフローチャートである。図23のフローチャートにおいて、まず、学習支援装置101は、端末Tiから生活環境情報を受信したか否かを判断する(ステップS2301)。ここで、学習支援装置101は、生活環境情報を受信するのを待つ(ステップS2301:No)。
そして、学習支援装置101は、生活環境情報を受信した場合(ステップS2301:Yes)、イベント情報DB120から、受信した生活環境情報が示す端末Tiの位置と日付と時間帯とに対応するイベント情報を検索する(ステップS2302)。つぎに、学習支援装置101は、イベント情報が検索されたか否かを判断する(ステップS2303)。
ここで、イベント情報が検索されなかった場合(ステップS2303:No)、学習支援装置101は、ステップS2305に移行する。一方、イベント情報が検索された場合(ステップS2303:Yes)、学習支援装置101は、イベント学習テーマDB124を参照して、検索したイベント情報のイベント関連キーワードに対応する学習テーマを特定する(ステップS2304)。
つぎに、学習支援装置101は、天候情報DB121から、受信した生活環境情報が示す端末Tiの位置と日付とに対応する天候情報を検索する(ステップS2305)。そして、学習支援装置101は、天候情報が検索されたか否かを判断する(ステップS2306)。ここで、天候情報が検索されなかった場合(ステップS2306:No)、学習支援装置101は、図24に示すステップS2401に移行する。
一方、天候情報が検索された場合(ステップS2306:Yes)、学習支援装置101は、天候学習テーマDB125を参照して、検索した天候情報に対応する学習テーマを特定して(ステップS2307)、図24に示すステップS2401に移行する。
図24のフローチャートにおいて、まず、学習支援装置101は、記念日情報DB122から、受信した生活環境情報が示す端末Tiの日付に対応する記念日情報を検索する(ステップS2401)。そして、学習支援装置101は、記念日情報が検索されたか否かを判断する(ステップS2402)。
ここで、記念日情報が検索されなかった場合(ステップS2402:No)、学習支援装置101は、ステップS2404に移行する。一方、記念日情報が検索された場合(ステップS2402:Yes)、学習支援装置101は、記念日学習テーマDB126を参照して、検索した記念日情報の記念日に対応する学習テーマを特定する(ステップS2403)。
つぎに、学習支援装置101は、地理情報DB123から、受信した生活環境情報が示す端末Tiの位置に対応する地理情報を検索する(ステップS2404)。そして、学習支援装置101は、地理情報が検索されたか否かを判断する(ステップS2405)。ここで、地理情報が検索されなかった場合(ステップS2405:No)、学習支援装置101は、ステップS2407に移行する。
一方、地理情報が検索された場合(ステップS2405:Yes)、学習支援装置101は、地理学習テーマDB127を参照して、検索した地理情報の地理キーワードに対応する学習テーマを特定する(ステップS2406)。
つぎに、学習支援装置101は、特定した1又は複数の学習テーマを一覧表示するテーマ一覧画面1700の画面情報を生成する(ステップS2407)。そして、学習支援装置101は、生成したテーマ一覧画面1700の画面情報を端末Tiに送信して(ステップS2408)、図25に示すステップS2501に移行する。
図25のフローチャートにおいて、まず、学習支援装置101は、端末Tiからテーマ情報を受信したか否かを判断する(ステップS2501)。ここで、学習支援装置101は、テーマ情報を受信するのを待つ(ステップS2501:No)。そして、学習支援装置101は、テーマ情報を受信した場合(ステップS2501:Yes)、各種DB124〜127を参照して、受信したテーマ情報が示す特定の学習テーマに対応するメッセージを特定する(ステップS2502)。
つぎに、学習支援装置101は、特定した課題(メッセージ)を表示するとともに、課題に対する回答を受け付けるテーマ学習画面1800の画面情報を生成する(ステップS2503)。そして、学習支援装置101は、生成したテーマ学習画面1800の画面情報を端末Tiに送信する(ステップS2504)。
つぎに、学習支援装置101は、端末Tiから回答情報を受信したか否かを判断する(ステップS2505)。ここで、学習支援装置101は、回答情報を受信するのを待つ(ステップS2505:No)。そして、学習支援装置101は、回答情報を受信した場合(ステップS2505:Yes)、問題検索処理を実行する(ステップS2506)。
問題検索処理は、課題に対する回答の内容に応じた問題情報を検索する処理である。問題検索処理の具体的な処理手順については、図26〜図28を用いて後述する。
つぎに、学習支援装置101は、検索された問題情報に基づいて、課題に対する回答の内容に応じた問題を表示するとともに、問題に対する回答を受け付けるドリル学習画面1900の画面情報を生成する(ステップS2507)。そして、学習支援装置101は、生成したドリル学習画面1900の画面情報を端末Tiに送信して(ステップS2508)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
これにより、端末Tiのユーザの生活環境に応じた学習テーマを提示することができる。また、ユーザによって選択された特定の学習テーマに対応する課題や、その課題に対するユーザからの回答の内容に応じた問題を出題することができる。
つぎに、図26〜図27を用いて、ステップS2506に示した問題検索処理の具体的な処理手順について説明する。ここでは、問題検索処理として、第1または第2の問題検索処理を実行する場合について説明する。第1または第2の問題検索処理のいずれを実行するかは、任意に設定可能である。
図26は、第1の問題検索処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。図26のフローチャートにおいて、まず、学習支援装置101は、受信した回答情報を解析してキーワードを抽出する(ステップS2601)。つぎに、学習支援装置101は、問題DB129から、抽出したキーワードに対応する問題情報を検索する(ステップS2602)。
そして、学習支援装置101は、問題情報が検索されたか否かを判断する(ステップS2603)。ここで、問題情報が検索された場合(ステップS2603:Yes)、学習支援装置101は、第1の問題検索処理を呼び出したステップに戻る。
一方、問題情報が検索されなかった場合(ステップS2603:No)、学習支援装置101は、問題が検索されなかった旨のメッセージを表示するドリル学習画面1900の画面情報を生成する(ステップS2604)。そして、学習支援装置101は、生成したドリル学習画面1900の画面情報を端末Tiに送信して(ステップS2605)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
これにより、端末Tiのユーザによって選択された特定の学習テーマに対応する課題に対するユーザからの回答の内容に応じた問題を検索することができる。
図27は、第2の問題検索処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。図27のフローチャートにおいて、まず、学習支援装置101は、受信した回答情報を解析してキーワードを抽出する(ステップS2701)。つぎに、学習支援装置101は、各種DB124〜127を参照して、特定の学習テーマに対応する重要キーワードを特定する(ステップS2702)。
そして、学習支援装置101は、抽出したキーワードに、特定した重要キーワードが含まれるか否かを判断する(ステップS2703)。ここで、重要キーワードが含まれる場合(ステップS2703:Yes)、学習支援装置101は、問題DB129から、抽出したキーワードに対応する問題情報を検索する(ステップS2704)。
そして、学習支援装置101は、問題情報が検索されたか否かを判断する(ステップS2705)。ここで、問題情報が検索された場合(ステップS2705:Yes)、学習支援装置101は、第2の問題検索処理を呼び出したステップに戻る。
一方、問題情報が検索されなかった場合(ステップS2705:No)、学習支援装置101は、問題が検索されなかった旨のメッセージを表示するドリル学習画面1900の画面情報を生成する(ステップS2706)。そして、学習支援装置101は、生成したドリル学習画面1900の画面情報を端末Tiに送信して(ステップS2707)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ステップS2703において、重要キーワードが含まれない場合(ステップS2703:No)、学習支援装置101は、課題に対する回答の再提出を促すメッセージを表示する再提出要求画面2000の画面情報を生成する(ステップS2708)。そして、学習支援装置101は、生成した再提出要求画面2000の画面情報を端末Tiに送信する(ステップS2709)。
つぎに、学習支援装置101は、端末Tiから回答情報を受信したか否かを判断する(ステップS2710)。ここで、学習支援装置101は、回答情報を受信するのを待つ(ステップS2710:No)。そして、学習支援装置101は、回答情報を受信した場合(ステップS2710:Yes)、ステップS2701に戻る。
これにより、端末Tiのユーザによって選択された特定の学習テーマに対応する課題に対するユーザからの回答の内容に応じた問題を検索することができる。また、課題に対してまともに回答していないユーザに対しては回答の再提出を促すことができる。
なお、端末Tiに再提出要求画面2000を表示しても、ステップS2703において重要キーワードが含まれない場合には、学習支援装置101は、ステップS2706に移行することにしてもよい。
以上説明したように、実施の形態にかかる学習支援装置101によれば、端末Tiを有するユーザの生活環境に関する生活環境情報を取得し、各種DB120〜127を参照して、取得した生活環境情報に対応する1又は複数の学習テーマを特定し、特定した1又は複数の学習テーマを端末Tiに出力することができる。これにより、端末Tiのユーザの生活環境に応じた学習テーマを提示することができる。このため、ユーザの日常生活に関連する学習テーマを与えて学習のきっかけを作ることができ、学習意欲の向上を図ることができる。さらに、ユーザにとって興味を持てる学習テーマを探しやすくなり、端末Tiを使って自分が興味を持つ学習テーマを探す際の操作量を削減して、端末Tiの省電力化を図ることができる。
また、学習支援装置101によれば、端末Tiの位置と日付と時間帯との情報を含む生活環境情報を取得し、各種DB120,124を参照して、端末Tiの位置と日付と時間帯とから特定されるイベントに対応する学習テーマを特定することができる。これにより、端末Tiのユーザが位置する場所近辺で開催中あるいは近々開催されるイベントに対応する学習テーマを特定することができる。
また、学習支援装置101によれば、端末Tiの位置と日付との情報を含む生活環境情報を取得し、各種DB121,125を参照して、端末Tiの位置と日付とから特定される天候に対応する学習テーマを特定することができる。これにより、端末Tiのユーザが位置する場所付近の当日の天候に対応する学習テーマを特定することができる。
また、学習支援装置101によれば、端末Tiの日付の情報を含む生活環境情報を取得し、各種DB122,126を参照して、端末Tiの日付に対応する学習テーマを特定することができる。これにより、現在日がある記念日である場合に、その記念日に対応する学習テーマを特定することができる。
また、学習支援装置101によれば、端末Tiの位置の情報を含む生活環境情報を取得し、各種DB123,127を参照して、端末Tiの位置に対応する学習テーマを特定することができる。これにより、端末Tiの現在位置から特定される地理的状況に対応する学習テーマを特定することができる。
また、学習支援装置101によれば、端末Tiの位置と日付と時間帯とのうちの少なくとも一つに関連したイベントの情報を含む生活環境情報を取得することができる。これにより、端末Ti側で特定されたイベントに対応する学習テーマを特定することができる。
また、学習支援装置101によれば、端末Tiの位置と日付とに対応する天候の情報を含む生活環境情報を取得することができる。これにより、端末Ti側で特定された天候に対応する学習テーマを特定することができる。
また、学習支援装置101によれば、出力した1又は複数の学習テーマから特定の学習テーマの選択を受け付けた際に、特定の学習テーマに対応する課題を出力することができる。これにより、端末Tiのユーザによって選択された特定の学習テーマに対応する課題を出題することができ、課題に対する興味をユーザに持たせて、モチベーションを高めたり維持したりすることができる。
また、学習支援装置101によれば、特定の学習テーマに対応する課題に対する回答の提出を受け付けた際に、課題に対応する問題、あるいは、課題に対する回答の内容に応じた問題を出力することができる。これにより、特定の学習テーマに対応する課題や、課題に対するユーザからの回答の内容に応じた問題を出題することができ、問題に対する興味をユーザに持たせて、モチベーションを高めたり維持したりすることができる。
また、学習支援装置101によれば、特定の学習テーマに対応する課題に対する回答の提出を受け付けた際に、課題に対する回答の内容に、特定の学習テーマに対応する特定のキーワードが含まれていない場合は、課題に対する回答の再提出を促すメッセージを出力することができる。これにより、課題に対してまともに回答していないようなユーザに対して、課題に対する回答の再提出を促すことができる。
また、学習支援装置101によれば、複数の学習項目から特定の学習項目の選択を受け付け、選択された特定の学習項目について、取得した生活環境情報に対応する1又は複数の学習テーマを特定することができる。これにより、端末Tiのユーザによって選択された特定の学習項目に対応し、かつ、端末Tiのユーザの生活環境に応じた学習テーマを提示することができる。この結果、特定の教科や単元について強化を図る場合などに、特定の学習項目に対応する課題や問題を限定して出題することが可能となる。
また、学習支援装置101によれば、学習に関する第1のコンテンツの出力に応じて入力された入力データを取得することができる。第1のコンテンツは、例えば、端末Tiのユーザによって選択された特定の学習テーマに対応する課題に相当する。そして、学習支援装置101によれば、学習に関するコンテンツを記憶した記憶部、例えば、問題DB129を参照して、記憶部に記憶された学習に関するコンテンツのうち、取得した入力データに類似する第2のコンテンツを特定し、特定した第2のコンテンツを出力することができる。第2のコンテンツは、例えば、課題に対する回答の内容に応じて特定される問題に相当する。これにより、ユーザからの課題に対する回答の内容に関連する学習コンテンツ(問題)をさらに提供して、ユーザの学習意欲の向上を図ることができ、学習テーマに対する理解を深める事ができる。
これらのことから、実施の形態にかかる学習支援システム100によれば、ユーザの日常生活に関連する学習テーマを与えて学習のきっかけを作ることができ、自宅学習のような一人で実施することが多い状況での学習意欲の向上を図ることができる。また、児童生徒は、無意識に日常生活と学習とを関連付けることができ、自然に学習への興味・関心を持つことができる。また、児童生徒は、日常生活と学習との関連付けを繰り返すことにより、「知りたい」、「調べてみたい」といった積極的な気持ちを常日頃から持つことができるようになる。また、調べ学習のテーマは先取り学習の場合もあるため、例えば、児童生徒が自分で調べたことを文章でまとめて授業で発表することにより、人にわかりやすく説明、発表する能力を身に付けることが期待される。
なお、本実施の形態で説明した学習支援方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本学習支援プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、本学習支援プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)端末を有するユーザの生活環境に関する情報を取得し、
生活環境に関する情報に対応付けて1又は複数の学習テーマを記憶する記憶部を参照して、取得した前記生活環境に関する情報に対応する1又は複数の学習テーマを特定し、
特定した前記1又は複数の学習テーマを前記端末に出力する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする学習支援プログラム。
(付記2)前記生活環境に関する情報は、前記端末の位置と日付と時間帯とのうちの少なくとも一つの情報を含む、ことを特徴とする付記1に記載の学習支援プログラム。
(付記3)前記生活環境に関する情報は、前記端末の位置と日付と時間帯とのうちの少なくとも一つに関連したイベントの情報を含む、ことを特徴とする付記1または2に記載の学習支援プログラム。
(付記4)前記生活環境に関する情報は、前記端末の位置と日付とに対応する天候の情報を含む、ことを特徴とする付記2または3に記載の学習支援プログラム。
(付記5)出力した前記1又は複数の前記学習テーマから特定の学習テーマの選択を受け付けた際に、前記特定の学習テーマに対応する課題を出力する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の学習支援プログラム。
(付記6)前記特定の学習テーマに対応する課題に対する回答の提出を受け付けた際に、前記課題に対応する問題を出力する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記5に記載の学習支援プログラム。
(付記7)前記特定の学習テーマに対応する課題に対する回答の提出を受け付けた際に、前記課題に対する回答の内容に応じて、問題を出力する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記5または6に記載の学習支援プログラム。
(付記8)前記特定の学習テーマに対応する課題に対する回答の提出を受け付けた際に、前記課題に対する回答の内容に、前記特定の学習テーマに対応する特定のキーワードが含まれていない場合は、前記課題に対する回答の再提出を促すメッセージを出力する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記5〜7のいずれか一つに記載の学習支援プログラム。
(付記9)前記記憶部は、複数の学習項目それぞれについて、生活環境に関する情報に対応付けて1又は複数の学習テーマを記憶し、
前記コンピュータに、
前記複数の学習項目から特定の学習項目の選択を受け付ける処理を実行させ、
前記特定する処理は、
前記記憶部を参照して、選択された前記特定の学習項目について、取得した前記生活環境に関する情報に対応する1又は複数の学習テーマを特定する、ことを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載の学習支援プログラム。
(付記10)学習に関する第1のコンテンツの出力に応じて入力された入力データを取得し、
学習に関するコンテンツを記憶した記憶部を参照して、前記記憶部に記憶された学習に関するコンテンツのうち、取得した前記入力データに類似する第2のコンテンツを特定し、
特定した前記第2のコンテンツを出力する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする学習支援プログラム。
(付記11)前記第1のコンテンツは、端末のセンサで測定された測定情報に基づいて選択されたコンテンツであり、
前記第2のコンテンツの出力は、前記端末への送信である、
ことを特徴とする付記10に記載の学習支援プログラム。
(付記12)前記測定情報は、前記端末の位置を示す情報を含む、
ことを特徴とする付記11に記載の学習支援プログラム。
(付記13)前記測定情報は、さらに、日付を示す情報を含む、
ことを特徴とする付記12に記載の学習支援プログラム。
(付記14)端末を有するユーザの生活環境に関する情報を取得し、
生活環境に関する情報に対応付けて1又は複数の学習テーマを記憶する記憶部を参照して、取得した前記生活環境に関する情報に対応する1又は複数の学習テーマを特定し、
特定した前記1又は複数の学習テーマを前記端末に出力する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする学習支援方法。
(付記15)端末を有するユーザの生活環境に関する情報を取得し、
生活環境に関する情報に対応付けて1又は複数の学習テーマを記憶する記憶部を参照して、取得した前記生活環境に関する情報に対応する1又は複数の学習テーマを特定し、
特定した前記1又は複数の学習テーマを前記端末に出力する、
制御部を有することを特徴とする学習支援装置。
(付記16)学習に関する第1のコンテンツの出力に応じて入力された入力データを取得し、
学習に関するコンテンツを記憶した記憶部を参照して、前記記憶部に記憶された学習に関するコンテンツのうち、取得した前記入力データに類似する第2のコンテンツを特定し、
特定した前記第2のコンテンツを出力する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする学習支援方法。
(付記17)学習に関する第1のコンテンツの出力に応じて入力された入力データを取得し、
学習に関するコンテンツを記憶した記憶部を参照して、前記記憶部に記憶された学習に関するコンテンツのうち、取得した前記入力データに類似する第2のコンテンツを特定し、
特定した前記第2のコンテンツを出力する、
制御部を有することを特徴とする学習支援装置。