JP2018066358A - 給水ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】小型であっても、圧力損失及び揚水性能の損失が少なく、且つ、所望の停止流量を検出できる給水ユニットを提供すること。【解決手段】給水ユニット1は、ベース11上に一体に設けられた連結管12と、連結管12の一次側に設けられた吸込フランジ13と、吸込フランジ13の二次側に設けられた逆止弁15と、逆止弁15の二次側であって、且つ、連結管12に設けられた圧力センサ22と、圧力センサ22の二次側であって、且つ、連結管12に設けられ、パドル42、パドル42を回転可能に支持する軸受部41、パドル42に設けられた磁石44及び磁石の磁束密度を検出可能な磁気センサ45を有する流量センサ23と、流量センサ23で検出した流量に応じて吸込フランジ13の一次側に接続されたポンプ100を制御する電装部19と、を備える構成とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、水中ポンプに用いられる給水ユニットに関する。
従来から、井戸水を揚水する給水装置として、ポンプ及び給水ユニットを一体に備える構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。しかし、井戸水位が10m以上になると、陸上ポンプの形式では、井戸内にジェットポンプを配置したジェット式の給水装置しか選択肢がない。しかし、ジェットポンプは、大気圧以上の吸上げ揚程を有する井戸水を揚水するために、大量の戻し水流をジェットポンプに送り込む必要があるため、非常にポンプ効率の悪い給水装置を採用せざるを得なかった。
そこで、水中ポンプ及び水中ポンプの二次側に設けられた給水ユニットを備える給水装置も知られている。水中ポンプの二次側に給水ユニットが設けられる給水装置は、給水ユニットに、逆止弁、フロート式の流量スイッチ、アキュムレータ、水中ポンプを制御する電装部が設けられ、流量スイッチで停止流量を検知することで、水中ポンプを停止する。
この停止流量は、アキュムレータの容量や水中ポンプの停止時間を勘案して、例えば3L/minから4L/min程度に設定される。また流量スイッチは、流路上に配置された磁石を内蔵したフロートの位置をリードスイッチで検出することで、停止流量を検出可能に構成される。
このため、給水ユニットは、水中ポンプに接続された接続管と接続する吸込フランジに逆止弁が配置され、逆止弁の二次側の流路が上方に向かって曲折し、当該上方に向かう流路にフロートが配置される。
特開2007−187002号公報
上述した給水ユニットでは、以下の問題があった。即ち、設置面積の低減のため、給水ユニットは小型化が求められている。このため、逆止弁とフロートとの距離を極力短く配置する構成がとられている。
しかし、逆止弁に当該固定部を中心に回転移動するスイング式や、バネ部材によって弁座に向かって付勢されたスプリング式が用いられるが、これらの逆止弁は稼働スペースを要する。また、流量スイッチは、フロートが昇降する稼働スペース及びフロートを受けるフロート受けが必要である。
このため、従来の技術においては、逆止弁の可動範囲にフロート受けを配置し、逆止弁の稼働時に、逆止弁がフロート受けに当接することで、給水ユニットを小型化とする技術が用いられている。しかし、このような構成の給水ユニットは、流路が逆止弁及びフロート受けによって絞られることから、損失抵抗が増大する、という問題がある。
また、停止流量を3L/minから4L/min程度の低い流量に設定すると、フロートを上昇及び下降させるために、流路とフロートとの間の間隙を狭く設定する必要がある。しかし、当該間隙が狭いと、中流量域及び大流量域においての圧力損失が大きく、水中ポンプの揚水性能を損なう、という問題もある。また、ポンプ起動時等の急激な流量増加があると、フロートがセンサのボディに衝突し、リードスイッチの接点が密着する等の問題が生じる。この問題を解決するために、緩衝用のゴム部材を追加することも考えられるが、製造コストが増大する、という問題がある。また、フロート内の磁石に砂鉄が付着することや、フロートに水垢が付着すると、停止流量が変化する等の問題もある。
そこで本発明は、小型であっても、圧力損失及び揚水性能の損失が少なく、且つ、所望の停止流量を検出できる給水ユニットを提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の給水ユニットは、次のように構成されている。
本発明の一態様によれば、ベース上に一体に設けられた連結管と、前記連結管の一次側に設けられた吸込フランジと、前記吸込フランジの二次側に設けられた逆止弁と、前記逆止弁の二次側であって、且つ、前記連結管に設けられた圧力センサと、前記圧力センサの二次側であって、且つ、前記連結管に設けられ、パドル、前記パドルを回転可能に支持する軸受部、前記パドルに設けられた磁石及び前記磁石の磁束密度を検出可能な磁気センサを有する流量センサと、前記流量センサで検出した流量に応じて前記吸込フランジの一次側に接続されたポンプを制御する電装部と、を備える。
本発明によれば、小型であっても、圧力損失及び揚水性能の損失が少なく、且つ、所望の停止流量を検出できる給水ユニットを提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る給水ユニットの構成を示す断面図。 同給水ユニットの一部構成を断面で示す平面図。 同給水ユニットに用いられる圧力センサの構成を示す断面図。 同給水ユニットに用いられる流量センサの構成を示す断面図。 本発明の第2の実施形態に係る給水ユニットの構成を示す断面図。
以下、本発明の一実施形態に係る給水ユニット1を、図1乃至図4を用いて説明する。
図1は本発明の第1の実施形態に係る給水ユニット1の構成を示す断面図、図2は給水ユニット1の一部構成を断面で示す平面図、図3は給水ユニット1に用いられる圧力センサ22の構成を図1中、III−III線断面で示す断面図、図4は給水ユニット1に用いられる流量センサ23の構成を図IV−IV線断面で示す断面図である。なお、図2において、給水ユニット1に用いられるセンサ装置16は、構成を一部省略して示す。
図1及び図2に示すように、給水ユニット1は、ベース11と、ベース11に一体に設けられた連結管12と、連結管12の一次側に設けられた吸込フランジ13と、連結管12の二次側に設けられた吐出フランジ14と、連結管12及び吸込フランジ13の間に設けられた逆止弁15と、逆止弁15の二次側に設けられたセンサ装置16と、センサ装置16の二次側に設けられたアキュムレータ17と、ベース11に設けられた電装部19と、を備えている。
給水ユニット1は、その一次側に水中ポンプ100が接続され、二次側に建造物110等に設けられた蛇口やシャワーヘッド等の給水先120が接続される。ベース11は、連結管12とともに、樹脂材料を用いた射出成形により形成される。ベース11は、その上面に電装部19を固定する。ベース11は、例えば、ベース11上の構成品を覆うカバーが設けられる。
連結管12は、一次側が二次側よりも流路面積が大きく構成されるとともに、一次側から二次側に向かう中途部で縮径し、流路面積が小さく構成される。連結管12は、例えば、ベース11上に一体に構成される。
連結管12は、当該中途部の一次側の流路形状が、図3及び図4に示すように異形状に構成され、外周面の一部、例えば、上端部にセンサ装置16を取り付ける開口部12aを有する。また、連結管12は、二次側の外周面の上端部に、アキュムレータ17を取り付ける取付部12bを有する。
連結管12は、例えば、開口部12aが設けられる部位の断面形状がU字状に構成される。連結管12は、開口部12aの二次側であって、取付部12bの一次側の中途部が縮径し、当該中途部の一次側の流路断面積が当該中途部の二次側の流路断面積よりも大きく構成される。また、連結管12は、当該中途部の二次側の流路断面形状が円形に構成される。
吸込フランジ13は、連結管12の一次側の端部に固定される。吸込フランジ13は、水中ポンプ100に接続される配管を固定可能に構成される。吸込フランジ13は、連結管12と対向する端面に逆止弁15を固定可能に構成される。
吸込フランジ13は、連結管12側の端部の内径が連結管12の内径よりも小径に構成される。また、吸込フランジ13は、当該小径となった部位の端部により構成される、逆止弁15と当接する座面13aを有する。座面13aは、吸込フランジ13の軸方向に対して傾斜して構成される。
逆止弁15は、吸込フランジ13及び連結管12の間に設けられる。逆止弁15は、吸込フランジ13及び連結管12の間を密封する円環状のシール部15aと、シール部15aの内周面の一部と一体に成形された弁部15bと、を備えている。シール部15aは、吸込フランジ13の端面及び連結管12の端面の間に挟持される。シール部15aは、吸込フランジ13及び連結管12に密着して保持されることで、吸込フランジ13及び連結管12の間を液封し、且つ、逆止弁15自体を吸込フランジ13及び連結管12の間に固定する。
弁部15bは、円板状に構成され、その外周面の一部がシール部15aの内周面の一部と一体に連続して成形される。弁部15bは、シール部15aと連続する部位を中心に回転可能に構成される。弁部15bは、吸込フランジ13と対向する主面が、吸込フランジ13の座面13aと当接可能に構成される。弁部15bは、水中ポンプ100から供給された水の流れにより、座面13aに対して離間する方向に回転可能に構成される。
図1乃至図4に示すように、センサ装置16は、基部21と、基部21に設けられた圧力センサ22と、基部21に設けられた流量センサ23と、温度センサ24と、を備えている。センサ装置16は、基部21に、圧力センサ22、流量センサ23及び温度センサ24が一体に組み立てられることで構成される。
基部21は、連結管12の開口部12aに固定される。基部21は、圧力センサ22、流量センサ23及び温度センサ24をそれぞれ構成する各構成品を固定し、又は、支持するとともに、各センサ22,23,24の一部を構成する。
基部21は、上部を覆う蓋体21aを有し、圧力センサ22、流量センサ23及び温度センサ24の構成品の一部を収容する。基部21は、連結管12と連続する孔部21bを有する。基部21は、連結管12に固定されたときに、基部21の下面が連結管12の開口部12aの開口端と同一又は当該開口端よりも高い位置に配置される。
図3に示すように、圧力センサ22は、基部21の孔部21bに設けられたダイヤフラム31と、ダイヤフラム31の上部に設けられた歪みゲージ32と、ダイヤフラム31及び歪みゲージ32の間に設けられた液室33と、液室33に充填された非腐食性液体、例えばシリコンオイル34と、歪みゲージ32の歪み量を信号に変換する回路基板35と、を備えている。
回路基板35は、信号線を介して電装部19に接続される。圧力センサ22は、ダイヤフラム31が連結管12内の圧力により変化した時に、液室33内のシリコンオイル34によって歪みゲージ32に圧力が印加され、当該圧力に応じた歪みゲージ32の歪み量を信号に変換することで圧力を検出する。このような圧力センサ22は、逆止弁15の二次側であって、且つ、流量センサ23の一次側に配置される。換言すると、基部21の孔部21bは、逆止弁15の二次側であって、且つ、流量センサ23の一次側に配置される。
図1及び図4に示すように、流量センサ23は、基部21の連結管12内に対向する下面に設けられた軸受部41と、軸受部41に設けられたパドル42と、基部21に設けられた規制部43と、パドル42に内蔵された磁石44と、規制部43に設けられた磁気センサ45と、を備えている。
流量センサ23は、連結管12の開口部12aの内周面及び基部21の下面により構成されるパドル42を収容する収容空間46を有する。図1に示すように、流量センサ23は、逆止弁15の弁部15bの可動範囲よりも二次側に配置される。
軸受部41は、基部21に固定される台座41aと、台座41aに設けられた軸部41bと、を備えている。台座41aは、ネジ等の締結部材41cにより、基部21に固定される。台座41aは、連結管12の流路方向に直交する方向に延びるベース41dと、ベース41dの両端部からベース41dの主面に直交する方向に延びる一対の支持部41eと、を備えている。軸部41bは、丸棒状のピンである。
一対の支持部41eは、軸部41bを支持可能に構成される。また、一対の支持部41eは、その対向面の間にパドル42の一部を配置可能に構成される。
パドル42は、略方形の板状に構成される。パドル42は、パドル42の一端面を構成する外面の一であって、且つ、当該外面の中央部に設けられ、軸部41bに対して回転可能に軸部41bを貫通する孔部42aを有する連結部42bを備えている。
また、パドル42は、軸部41bを回転軸として回転したときに、規制部43と対向する位置に磁石44が設けられる。パドル42の大きさは、連結管12内を通過する水の流量が所定の流量となったときに回転して、パドル42の一方の主面が規制部43に当接する大きさに設定される。
規制部43は、パドル42の回転時に、パドル42の姿勢が、パドル42の主面が連結管12の流路方向に沿う姿勢、換言すると連結管12の軸方向に沿う姿勢となったときに、パドル42の主面と当接可能に、基部21の下面に設けられる。規制部43は、例えば、有底筒状に突出する突起である。規制部43は、内部に、磁気センサ45及び温度センサ24が配置される。規制部43の下面は、収容空間46内に配置される。磁石44は、永久磁石である。
磁気センサ45は、規制部43の内部であって、且つ、回転して規制部43と当接したパドル42の磁石と対向する位置に設けられる。磁気センサ45は、電装部19に信号線を介して接続される。磁気センサ45は、磁石44の磁束密度を検出し、検出した磁束密度を電圧に変換し、電装部19に信号線を介して送信(出力)可能に構成される。
例えば、磁気センサ45は、静止した姿勢から規制部43にパドル42が当接する姿勢までの移動において、磁束密度が増加することを検出し、当該検出する磁束密度に応じて出力電圧を増加させる。また、磁気センサ45は、パドル42が規制部43に当接した姿勢から静止した姿勢までの移動において、磁束密度が減少することを検出し、当該検出する磁束密度に応じて出力電圧を減少させる。
収容空間46は、パドル42が規制部43と当接したときに、連結管12の開口部の内周面に対向する位置にパドル42を配置可能に構成される。換言すると、収容空間46は、パドル42が規制部43と当接したときに、連結管12の内面により構成される流路上から、パドル42を退避させてパドル42を収容する、基部21及び開口部12aにより構成される空間である。
温度センサ25は、基部21内の温度、規制部43の温度又は連結管12を流れる水の温度を検出可能に構成される。温度センサ25は、信号線を介して電装部19に接続される。
電装部19は、ベース11上に固定される。電装部19は、圧力センサ22、流量センサ23及び温度センサ24で検出した情報に基づいて、水中ポンプ100を制御可能に構成される。
また、電装部19は、磁気センサ45の出力電圧に基づいて、水中ポンプ100の停止流量を調整可能に構成される。例えば、電装部19は、毎秒当たりの出力電圧を検出し、当該出力電圧が、停止流量に相当する出力電圧以下となる状態が一定時間継続した場合に、停止流量以下であると判断し、水中ポンプ100を停止する。
このように構成された給水ユニット1によれば、逆止弁15の二次側に圧力センサ22を設けることで、圧力センサ22は、連結管12内に突出する構成を有さないことから、逆止弁15及び圧力センサ22の間の距離を短くすることが可能となる。これにより、連結管12及びセンサ装置16の寸法を小さくすることができる。結果、給水ユニット1は、小型化が可能となる。
また、連結管12の開口部12aとセンサ装置16の基部21との空間により、パドル42を収容する収容空間46を構成することで、回転し、規制部43に当接したパドル42は、収容空間46に収容される。結果、回転したパドル42連結管12の流路から退避させることが可能となり、パドル42による圧力損失の発生を防止することが可能となる。また、パドル42の回転を規制する規制部43の下面も、収容空間46に配置することで、規制部43による圧力損失の発生を防止することが可能となる。
即ち、給水ユニット1は、逆止弁15による圧力損失が発生するだけで、他の構成による圧力損失を極力防止することが可能となる。これにより、水中ポンプ100及び給水ユニット1により構成される給水装置の揚水性能を向上させることが可能となる。
また、流量センサ23は、逆止弁15の二次側に設けられた圧力センサ22の二次側に設けられる構成であることから、逆止弁15と距離が開いて連結管12に設けられる。このため、流量センサ23のパドル42で受ける水の流れは、逆止弁15を通過して乱れた後、パドル42までの距離により整流され、当該整流された流れによりパドル42が駆動する。結果、パドル42は、乱れた水の流れを受けにくくなり、停止流量を安定して検出することが可能となる。
また、流量センサ23は、磁気センサ45により、磁石の磁束密度を電圧として出力する構成であり、且つ、電装部19は、一定時間の間、停止流量に相当する出力電圧以下となった場合に、停止流量として水中ポンプ100を停止する構成である。このため、給水ユニット1は、万が一、軸受部41やパドル42が破損した場合等において、パドル42が落下や二次側に移動したときに、磁束密度がゼロになることを検出できる。結果、給水ユニット1は、流量センサ23の故障を検出することが可能となり、水中ポンプ100を安全に停止することが可能となり、締切運転による給水ユニット1の二次側の用水管の漏水事故等を防止することが可能となる。
また、流量センサ23は、検出したい流量域に適合した磁気感度の磁気センサ45を選定することで、停止流量の近傍で流量の減少に伴い検出される磁気密度を大きく減少することが設定できる。また、流量センサ23のパドル42は、水の流れにより回転(揺動)することで、電装部19のプログラムにより、出力電圧を決定する。この決定した出力電圧をパラメータとして設定すればよい。
例えば、電装部19のプログラムにより、毎秒100ms間隔で10回、出力電圧のデータを検出し、これらデータを平均化することで、出力電圧を決定することができる。このため、流量センサ23は、定められた停止流量で水中ポンプ100を制御することなく、高い精度で、停止流量を設定し、水中ポンプ100を制御することが可能となる。
上述したように、給水ユニット1は、小型とすることが可能であって、圧力損失及び揚水性能の損失が少なく、且つ、所望の停止流量を検出することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではない。例えば、図5に示す本発明の変形例に係る給水ユニット1Aに示すように、給水ユニット1Aに所謂スプリング式の逆止弁15Aを用いる構成であってもよい。
このような給水ユニット1Aは、吸込フランジ13Aに逆止弁15Aを収容する空間13bを、座面13aの二次側に設け、座面13aの端面を、水の流れ方向に対して直交する方向に設ける。
逆止弁15Aは、例えば、吸込フランジ13Aの空間13bに固定され、水の流路を構成する複数の開口51aを有する基部51と、基部51に支持された弁部52と、弁部52を座面13aに向かって付勢するばね部材53と、吸込フランジ13A及び連結管12の間に設けられたシール部材54と、を備える。弁部52は、基部51に支持された状態で、水の流れ方向に往復移動可能に構成される。
このような給水ユニット1Aは、逆止弁15Aの二次側に圧力センサ22を設け、圧力センサ22の二次側に流量センサ23を設けることで、上述した給水ユニット1と同様の効果を得ることが可能となる。なお、給水ユニット1Aは、吸込フランジ13A及び逆止弁15Aの構成以外は、上述した給水ユニット1と同様の構成でよい。
また、例えば、上述した電装部19は、停止流量の設定を変更可能な操作部を有していてもよい。操作部を有することで、給水ユニット1は、設置現場において当該操作部を操作することで、停止流量を変更することが可能となる。また、操作部は、人為的に操作可能なものであってもよく、パーソナルコンピュータを介して操作可能なものであってもよい。
また、上述した例では、給水ユニット1の一次側に水中ポンプ100が接続される構成を説明したがこれに限定されず、給水ユニット1と別体に接続される構成であれば、陸上ポンプ等の他のポンプであってもよい。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
1、1A…給水ユニット、11…ベース、12…連結管、12a…開口部、12b…取付部、13、13A…吸込フランジ、13a…座面、13b…空間、14…吐出フランジ、15、15A…逆止弁、15a…シール部、15b…弁部、16…センサ装置、17…アキュムレータ、19…電装部、21…基部、21a…蓋体、21b…孔部、22…圧力センサ、23…流量センサ、24…温度センサ、25…温度センサ、31…ダイヤフラム、32…ゲージ、33…液室、34…シリコンオイル、35…回路基板、41…軸受部、41a…台座、41b…軸部、41c…締結部材、41d…ベース、41e…支持部、42…パドル、42a…孔部、42b…連結部、43…規制部、44…磁石、45…磁気センサ、46…収容空間、51…基部、51a…開口、52…弁部、53…ばね部材、54…シール部材、100…水中ポンプ、110…建造物、120…給水先。
本発明の一態様によれば、ベース上に一体に設けられた連結管と、前記連結管の一次側に設けられた吸込フランジと、前記吸込フランジの二次側に設けられた逆止弁と、前記逆止弁の二次側であって、且つ、前記連結管に設けられた圧力センサと、前記圧力センサの二次側であって、且つ、前記連結管に設けられ、パドル、前記パドルを回転可能に支持する軸受部、前記パドルに設けられた磁石及び前記磁石の磁束密度を検出可能な磁気センサを有する流量センサと、前記流量センサで検出した流量に応じて前記吸込フランジの一次側に接続されたポンプを制御する電装部と、を備え、前記圧力センサ及び前記流量センサは、基部に設けられ、前記連結管は、前記基部を配置する開口部を有し、前記基部の下面は前記開口部の開口端と面一又は前記開口端よりも上方に配置され、前記流量センサは、前記基部の下面に設けられ、前記パドルの移動を規制する規制部を備え、前記磁気センサは、前記規制部に設けられ、前記基部の下面及び前記連結管の前記開口部は、前記規制部に前記パドルが当接したときに、前記パドルを収容する収容空間を構成する。
また、上述した例では、給水ユニット1の一次側に水中ポンプ100が接続される構成を説明したがこれに限定されず、給水ユニット1と別体に接続される構成であれば、陸上ポンプ等の他のポンプであってもよい。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] ベース上に一体に設けられた連結管と、
前記連結管の一次側に設けられた吸込フランジと、
前記吸込フランジの二次側に設けられた逆止弁と、
前記逆止弁の二次側であって、且つ、前記連結管に設けられた圧力センサと、
前記圧力センサの二次側であって、且つ、前記連結管に設けられ、パドル、前記パドルを回転可能に支持する軸受部、前記パドルに設けられた磁石及び前記磁石の磁束密度を検出可能な磁気センサを有する流量センサと、
前記流量センサで検出した流量に応じて前記吸込フランジの一次側に接続されたポンプを制御する電装部と、
を備えることを特徴とする給水ユニット。
[2] 前記圧力センサ及び前記流量センサは、基部に設けられ、
前記連結管は、前記基部を配置する開口部を有し、
前記基部の下面は前記開口部の開口端と面一又は前記開口端よりも上方に配置されることを特徴とする[1]に記載の給水ユニット。
[3] 前記流量センサは、前記基部の下面に設けられ、前記パドルの移動を規制する規制部を備え、
前記磁気センサは、前記規制部に設けられ、
前記基部の下面及び前記連結管の前記開口部は、前記規制部に前記パドルが当接したときに、前記パドルを収容する収容空間を構成することを特徴とする[2]に記載の給水ユニット。
[4] 前記磁気センサは、前記磁石で検出する磁束密度に応じた電圧を前記電装部に出力可能に構成され、
前記電装部は、前記電圧が一定時間の間所定の電圧以下であるときに、前記ポンプを停止することを特徴とする[3]に記載の給水ユニット。

Claims (4)

  1. ベース上に一体に設けられた連結管と、
    前記連結管の一次側に設けられた吸込フランジと、
    前記吸込フランジの二次側に設けられた逆止弁と、
    前記逆止弁の二次側であって、且つ、前記連結管に設けられた圧力センサと、
    前記圧力センサの二次側であって、且つ、前記連結管に設けられ、パドル、前記パドルを回転可能に支持する軸受部、前記パドルに設けられた磁石及び前記磁石の磁束密度を検出可能な磁気センサを有する流量センサと、
    前記流量センサで検出した流量に応じて前記吸込フランジの一次側に接続されたポンプを制御する電装部と、
    を備えることを特徴とする給水ユニット。
  2. 前記圧力センサ及び前記流量センサは、基部に設けられ、
    前記連結管は、前記基部を配置する開口部を有し、
    前記基部の下面は前記開口部の開口端と面一又は前記開口端よりも上方に配置されることを特徴とする請求項1に記載の給水ユニット。
  3. 前記流量センサは、前記基部の下面に設けられ、前記パドルの移動を規制する規制部を備え、
    前記磁気センサは、前記規制部に設けられ、
    前記基部の下面及び前記連結管の前記開口部は、前記規制部に前記パドルが当接したときに、前記パドルを収容する収容空間を構成することを特徴とする請求項2に記載の給水ユニット。
  4. 前記磁気センサは、前記磁石で検出する磁束密度に応じた電圧を前記電装部に出力可能に構成され、
    前記電装部は、前記電圧が一定時間の間所定の電圧以下であるときに、前記ポンプを停止することを特徴とする請求項3に記載の給水ユニット。
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