JP2018066201A - 拡大掘削装置および拡大掘削工法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ケーシングKの内周面に当接してケーシングKと固定状態とする保持固定装置23を設け、該保持固定装置23に、地盤Wに縦孔6よりも大径の円錐状の斜面部11と斜面部11の下方の円柱状の立上がり孔部16とを拡大掘削する拡大ヘッドHの上部を取付け、該拡大ヘッドHは、横軸芯の取付軸13により回動自在であって拡大孔8の斜面部11を掘削する拡大翼14を有して構成する斜面掘削ヘッド12と、縦孔6の軸心に対して交差方向に移動する拡大アーム21を有して構成する立上がり掘削ヘッド20とを交換自在に構成した拡大掘削装置。
【選択図】図10
Description
また、従来、円筒状のバケットの一部を縦軸心に回動自在に構成して、この回動部分を拡大翼とした構成も、公知である(特許文献2参照)。
前記公知例のうち後者のものは、バケットの長さを長くすることにより、拡大翼の上下長さを十分確保して、前者の公知例の課題はある程度解決しているが、拡大翼を縦軸回動させるので、拡大翼の掘削長が長くなり、そのため、掘削面圧が低下し、適用地盤が限られるという課題がある。
本願は、拡大掘削装置の構成を工夫することにより、掘削作業時間の短縮化と適用地盤の範囲の拡大化を図ったものである。
請求項2の発明は、前記斜面掘削ヘッド12は、上下方向に所定長さで、外面側に掘削体32を設けた一対の拡大翼14の上部をフレーム30に取付軸13により横軸回動自在に取付けると共に、拡縮用シリンダ35により拡縮する構成とし、前記立上がり掘削ヘッド20は、先端に掘削体32を設けた一対の拡大アーム21をフレーム38に出入り自在に設け、拡大アーム21は四角筒の一方筒40と他方筒41とを摺動自在に嵌合させ、一方筒40と他方筒41内に何れか一方を出入りさせる伸縮シリンダ42を内装して構成し、斜面掘削ヘッド12と立上がり掘削ヘッド20はフレーム30またはフレーム38を保持固定装置23に着脱交換自在の構成とした拡大掘削装置としたものである。
請求項3の発明は、前記斜面掘削ヘッド12のフレーム30の下部には斜面掘削ヘッド12を縦孔6の所定高さ位置に挿入した状態で、縦孔6の孔底面15の中央に係合当接して、斜面掘削ヘッド12を支持する芯出部材60を設けた拡大掘削装置としたものである。
請求項4の発明は、地盤Wにケーシング回転圧入装置1によりケーシングKを圧入し、縦孔掘削装置5によりケーシングKと同径であって所定深度の縦孔6を掘削し、拡大孔8を掘削する拡大掘削装置10に、横軸芯の取付軸13により拡大翼14を回動自在に取付けて構成した斜面掘削ヘッド12を装着し、この拡大掘削装置10を前記縦孔6の孔底面15より上方の所定位置に位置するように挿入し、拡大掘削装置10の保持固定装置23により斜面掘削ヘッド12をケーシングKに固定保持し、ケーシング回転圧入装置1により駆動回転するケーシングKの回転を保持固定装置23により斜面拡大掘削ヘッド12に伝達して駆動回転させ、駆動回転させながら取付軸13中心に拡大翼14を横軸回動させてケーシングKの外径より外側に拡開させて、円錐状の斜面部11を掘削し、次に、一旦、拡大掘削装置10を縦孔6から引き抜き、引き抜いた拡大掘削装置10の斜面掘削ヘッド12を保持固定装置23から外し、斜面掘削ヘッド12とは別途形成した、縦孔6の軸心に対して交差方向に移動する拡大アーム21を有して構成する立上がり掘削ヘッド20を保持固定装置23に取付け、この状態の拡大掘削装置10を縦孔6の所定高さ位置にまで下降させ、再び、ケーシングKの駆動回転を保持固定装置23により立上がり掘削ヘッド20に伝達して駆動回転させ、駆動回転中に立上がり掘削ヘッド20の拡大アーム21を径方向に突き出させ、前記斜面掘削ヘッド12が掘削した斜面部11の下部に円柱状の立上がり孔部16を掘削する拡大掘削工法としたものである。
請求項5の発明は、前記斜面拡大掘削ヘッド12と前記立上がり掘削ヘッド20は共に所定深さ位置にて上下させずに、拡大掘削する拡大掘削工法としたものである。
請求項6の発明は、前記拡大孔8は、斜面掘削ヘッド12が掘削した斜面部11の下部に、立上がり掘削ヘッド20の拡大アーム21が掘削する立上がり孔部16の上部が互いに一部重なるように掘削する拡大掘削工法としたものである。
請求項7の発明は、前記斜面掘削ヘッド12を縦孔6の所定高さ位置に挿入した状態で、前記斜面掘削ヘッド12のフレーム30の下部に設けた芯出部材60の支持体61を、縦孔6の孔底面15の中央に係合当接させ、次に、保持固定装置23により拡大掘削装置10をケーシングKに固定し、この状態で、ケーシングKの回転力により斜面掘削ヘッド12を回転させて拡大掘削する拡大掘削工法としたものである。
請求項2の発明では、斜面掘削ヘッド12の拡大翼14は外面側に掘削体32を設けて拡縮用シリンダ35により拡縮する構成としているので、地盤に対する食い込み力を大きくでき、作業適用地盤の範囲を広げることができる。
請求項3の発明では、斜面掘削ヘッド12は芯出部材60の支持体61と保持固定装置23の当接体26との上下二箇所で支持され、掘削回転するので、斜面掘削ヘッド12の回転中の軸心がぶれるのを抑制し、拡大孔8の掘削精度の低下を抑制する。
請求項4の発明では、円錐状の斜面部11と円柱状の立上がり孔部16を有する拡大孔8を掘削するに当たり、斜面掘削ヘッド12と立上がり掘削ヘッド20とを交換することにより、拡大孔8の形状に合わせて効率よく、かつ、掘削精度の高い拡大孔8を掘削でき、また、斜面掘削ヘッド12と立上がり掘削ヘッド20は共に地盤に対する食い込み力を大きくでき、作業適用地盤の範囲を広げることができ、拡大アームを上下させながら掘削する従来の施工方法による円柱孔(本願の立上がり孔部16)を掘削する場合、ケーシングを下降させて掘削するのでケーシングK周辺の土砂が崩れやすく堆積した土砂によってケーシングKの締め付け現象が発生することがあるが、ケーシングKを下降させることなく立上がり掘削ヘッド20は縦孔6の径方向に突出して掘削するので、ケーシングKの締め付け現象の発生を防止できる。
請求項5の発明では、斜面掘削ヘッド12と立上がり掘削ヘッド20は共に所定深さ位置にて上下させずに、拡大掘削するので、一層、ケーシングK周辺の土砂が崩れにくくなり、ケーシングKの締め付け現象の発生を防止できる。
請求項6の発明では、斜面部11の下部と立上がり孔部16の上部とが一部重なるので、その後に形成するコンクリートの拡大部を安定した形状に形成することができる。
請求項7の発明では、芯出部材60の支持体61と保持固定装置23の当接体26との上下二箇所で支持された状態で、斜面掘削ヘッド12を掘削回転させるので、斜面掘削ヘッド12の回転中の軸心がぶれるのを抑制し、拡大孔8の掘削精度の低下を抑制することができる。
次に、ベースマシン2のブーム3から垂下するワイヤー4により吊設したクラブハンマ等の縦孔掘削装置5を、ケーシングK内に挿入して、所定径であって所定深度の縦杭用の縦孔6を掘削する(図10)。
拡大ヘッドHは、斜面部11を掘削する斜面掘削ヘッド12を有して構成し、斜面掘削ヘッド12は横軸芯の取付軸13により回動自在であって拡大孔8の斜面部11を掘削する拡大翼14を設けて構成する(図3)。
拡大掘削装置10は、斜面掘削ヘッド12の拡大翼14を格納位置に位置させた状態で、予め所定深さに掘削した縦孔6内に挿入し、拡大翼14を縦孔6の孔底面15より所定高さ上方に位置させて、拡大翼14の下部を取付軸13中心に上方回動させながら駆動回転させて拡大孔8の前記斜面部11を掘削する。
したがって、拡大ヘッドHを、拡大孔8の上部の斜面部11を掘削する斜面掘削ヘッド12と下部の立上がり孔部16を掘削する立上がり掘削ヘッド20とに交換するので、拡大掘削装置10の小型軽量化が図れ、また、拡大孔8の上部の斜面部11と下部の立上がり孔部16とを、2工程にて掘削できるので、作業効率を向上させることができる。
拡大掘削装置10は、該拡大掘削装置10を、上部にケーシングKの内周面に固定する保持固定装置(グリッパー)23を設ける(図5)。保持固定装置23の構成は任意であるが、保持固定装置23は、グリッパーフレーム24の上側にベースマシン2のブーム3のワイヤー4の先端を接続する取付部25を設ける。グリッパーフレーム24にはグリッパーフレーム24に対して放射方向に出入りする当接体26を周方向に複数設けて構成する。保持固定装置23は、当接体26を出入りシリンダ27によりケーシングKの内面に押し付けて拡大ヘッドHをケーシングKと一体駆動回転させる(図6)。
前記継ぎ手29には、拡大ヘッドHのうちの斜面掘削ヘッド12のフレーム30に設けた接続継ぎ手29Aを取付ける(図10)。フレーム30は一対の板部材31を有して構成し、一対の板部材31に掛け渡すように前記取付軸13を設け、取付軸13に前記拡大翼14の上部を回動自在に取付ける。
拡大翼14は上下方向に所定長さを有して形成し、拡大翼14の外面側に掘削体(掘削ビット)32を長さ方向に所定間隔をおいて複数並設する。複数の掘削体32のうちの一部は、少なくとも、斜面掘削ヘッド12の回転軸心に対して交差方向に突出するように、拡大翼14の外面側に長さ方向に並設すると、拡大翼14が取付軸13中心で横軸回動することと相俟って、拡大翼14の単位面積当たりの切削面の面圧を上げることができ、硬質の地盤の掘削を可能とし、適用地盤の範囲を拡大することができる。
拡大翼14の上下中間所定位置には拡縮用シリンダ35の一端を取付け、拡縮用シリンダ35の他端はフレーム30側に取付軸36により取付ける(図3)。
拡縮用シリンダ35は伸長すると、拡大翼14を取付軸13を中心に外回動させて、拡大翼14をケーシングKの外径より外側に位置する下広がり状態に傾斜拡大させる。拡縮用シリンダ35を縮小させると、拡大翼14をケーシングK内に格納させる。
この場合、立上がり掘削ヘッド20は、斜面掘削ヘッド12が掘削した拡大孔8の斜面部11の下部に円柱状の立上がり孔部16を掘削するが、斜面掘削ヘッド12が掘削した斜面部11の下部に立上がり孔部16の上部が重なって掘削可能にするように、斜面掘削ヘッド12の拡大翼14の長さ(高さ)に合わせて立上がり掘削ヘッド20の接続継ぎ手29Aの長さを設定している(図4)。
前記各拡大アーム21にはスクレーパ45を設ける(図8、図9)。スクレーパ45は、その基部を取付部46に縦軸47により回動自在に取付け、取付部46は一方筒40の外側面に固定状態に取付ける。
スクレーパ45は拡大アーム21による拡大掘削土砂をフレーム38の中心に向けて案内する。
立上がり掘削ヘッド20のフレーム38の下方には土砂受50を設ける(図10)。
しかして、拡大掘削装置10の保持固定装置23の上部にはスイベル51を設け(図3)、スイベル51には流体供給ユニット52から送られる作動油のホース(油圧ホース(配管))53の先端を接続する。
図2において、54は操作盤、55はホースリール、56は深度検出器、57は深度検出用ワイヤーである。
芯出部材60は斜面掘削ヘッド12を縦孔6の所定高さ位置に挿入すると、芯出部材60の支持体61が孔底面15の中心に当接係合し、この状態で、保持固定装置23の当接体26を出入りシリンダ27によりケーシングKの内面に押し付けることにより、斜面掘削ヘッド12は芯出部材60の支持体61と保持固定装置23の当接体26との上下二箇所で支持される。
なお、図示は省略するが、芯出部材60は斜面掘削ヘッド12のフレーム30に対して回転自在に設け、芯出部材60の支持体61が孔底面15に位置不動かつ非回転の固定の係合当接状態で、芯出部材60に対して拡大翼14を回転させて拡大掘削する構成としてもよい。
61Aは支持体61の下面に設けた突起部であり、支持体61が孔底面15の中心に当接係合すると、突起部61Aが孔底面15に嵌入する。
本発明は上記構成であるので、ケーシング回転圧入装置1のケーシング固定機構によりケーシングKを固定し、固定したケーシングKをケーシング回転圧入装置1のケーシング駆動回転機構により駆動回転させながらケーシング昇降機構により下降させて地盤に圧入する。
次に、ベースマシン2のブーム3から垂下するワイヤー4により吊設したクラブハンマ等の縦孔掘削装置5をケーシングK内に挿入し、所定径であって所定深度の縦杭用の縦孔6を掘削する。
次に、拡大ヘッドHを、縦孔6の直径に対して大径の拡大孔8の斜面部11を掘削する斜面掘削ヘッド12を装着した拡大掘削装置10を、ワイヤー4により吊設して縦孔6に挿入し、拡大孔8の斜面部11の拡大掘削を行う。
したがって、従来の拡大アームを出入りさせながら下降する工法に比し、本願では拡大翼14を上方回動させるだけで、斜面掘削ヘッド12を縦孔6内で上下移動させずに、斜面部11を拡大掘削でき、作業効率を向上させることができる。
次に、拡大掘削装置10に装着されている斜面掘削ヘッド12を外して、拡大ヘッドHを立上がり掘削ヘッド20に交換し、この拡大掘削装置10を、縦孔6に挿入して再び駆動回転させ、拡大孔8の斜面部11の下部に斜面部11の下部と同径の円柱状の立上がり孔部16を掘削する。
この場合、斜面掘削ヘッド12の拡大翼14を取付軸13の中心に回動させると、拡大孔8の斜面部11の底面は円弧面になるが、拡大ヘッドHを縦孔6の軸心に対して交差方向に移動する一対の拡大アーム21を設けて構成した立上がり掘削ヘッド20に交換しているので、立上がり孔部16の円柱孔底面16Aを略水平にすることができ、その後に形成するコンクリート杭の拡大部の底面を安定した形状にすることができる。
しかして、拡大掘削装置10の拡大ヘッドHは、斜面部11を掘削する斜面掘削ヘッド12と、この斜面掘削ヘッド12と交換して立上がり孔部16を掘削する立上がり掘削ヘッド20とを着脱交換自在に構成しているので、斜面部11および立上がり掘削ヘッド20の掘削する際の掘削体32の食い込み力を大きくでき、硬質地盤〜軟岩〜中硬岩の地盤の掘削施工を可能にできる。
また、拡大掘削装置10は、保持固定装置23に斜面掘削ヘッド12または立上がり掘削ヘッド20の何れかを装着して掘削作業を行うので、拡大掘削装置10の軽量化が図れ、ウインチの巻き上げ作業は従来機と同様でありながら、斜面部11と立上がり孔部16を有する拡大孔8の拡大掘削を行うことができる。
また、拡大アームを上下させながら掘削する従来の施工方法による円柱孔(本願の立上がり孔部16)を掘削する場合、ケーシングKを下降させて掘削するので、ケーシングK周辺の土砂が崩れやすく、堆積した土砂によってケーシングKの締め付け現象が発生することがあるが、本願では、立上がり掘削ヘッド20はケーシングKを上下させずに掘削するので、前記課題を解決できる。
また、拡大翼14の上下中間所定位置には拡縮用シリンダ35の一端を取付け、拡縮用シリンダ35の他端はフレーム30側に取付けているので、拡縮用シリンダ35が伸長すると拡大翼14を取付軸13を中心に外回動させて、拡大翼14をケーシングKの外径より外側に位置する下広がり状態に傾斜拡大させ、拡縮用シリンダ35を縮小させると、拡大翼14をケーシングK内に格納させる。
また、立上がり掘削ヘッド20は、先端に掘削体(掘削ビット)32を設けた一対の拡大アーム21を取付フレーム38に出入り自在に設け、拡大アーム21内に伸縮シリンダ42を内装しているので、伸縮シリンダ42が伸長すると拡大アーム21の先端がケーシングKの外径より外側に位置し、伸縮シリンダ42を縮小させると、拡大アーム21をケーシングK内に格納させる。
この状態で、保持固定装置23の当接体26を出入りシリンダ27によりケーシングKの内面に押し付けることにより、拡大掘削装置10は芯出部材60の支持体61と保持固定装置23の当接体26との上下二箇所で支持され、掘削回転するので、拡大掘削装置10は上下二箇所で支持された状態で、拡大翼14を回転させながら上方回動させて円錐状の斜面部11を拡大掘削することになり、斜面掘削ヘッド12の回転中の軸心がぶれるのを抑制し、拡大孔8の掘削精度の低下を抑制する。
Claims (7)
- ケーシングKの内周面に当接してケーシングKと固定状態とする保持固定装置23を設け、該保持固定装置23に、地盤Wに縦孔6よりも大径の円錐状の斜面部11と斜面部11の下方の円柱状の立上がり孔部16とを拡大掘削する拡大ヘッドHの上部を取付け、該拡大ヘッドHは、横軸芯の取付軸13により回動自在であって拡大孔8の斜面部11を掘削する拡大翼14を有して構成する斜面掘削ヘッド12と、縦孔6の軸心に対して交差方向に移動する拡大アーム21を有して構成する立上がり掘削ヘッド20とを交換自在に構成した拡大掘削装置。
- 請求項1において、前記斜面掘削ヘッド12は、上下方向に所定長さで、外面側に掘削体32を設けた一対の拡大翼14の上部をフレーム30に取付軸13により横軸回動自在に取付けると共に、拡縮用シリンダ35により拡縮する構成とし、前記立上がり掘削ヘッド20は、先端に掘削体32を設けた一対の拡大アーム21をフレーム38に出入り自在に設け、拡大アーム21は四角筒の一方筒40と他方筒41とを摺動自在に嵌合させ、一方筒40と他方筒41内に何れか一方を出入りさせる伸縮シリンダ42を内装して構成し、斜面掘削ヘッド12と立上がり掘削ヘッド20はフレーム30またはフレーム38を保持固定装置23に着脱交換自在の構成とした拡大掘削装置。
- 請求項1または請求項2において、前記斜面掘削ヘッド12のフレーム30の下部には斜面掘削ヘッド12を縦孔6の所定高さ位置に挿入した状態で、縦孔6の孔底面15の中央に係合当接して、斜面掘削ヘッド12を支持する芯出部材60を設けた拡大掘削装置。
- 地盤Wにケーシング回転圧入装置1によりケーシングKを圧入し、縦孔掘削装置5によりケーシングKと同径であって所定深度の縦孔6を掘削し、拡大孔8を掘削する拡大掘削装置10に、横軸芯の取付軸13により拡大翼14を回動自在に取付けて構成した斜面掘削ヘッド12を装着し、この拡大掘削装置10を前記縦孔6の孔底面15より上方の所定位置に位置するように挿入し、拡大掘削装置10の保持固定装置23により斜面掘削ヘッド12をケーシングKに固定保持し、ケーシング回転圧入装置1により駆動回転するケーシングKの回転を保持固定装置23により斜面拡大掘削ヘッド12に伝達して駆動回転させ、駆動回転させながら取付軸13中心に拡大翼14を横軸回動させてケーシングKの外径より外側に拡開させて、円錐状の斜面部11を掘削し、次に、一旦、拡大掘削装置10を縦孔6から引き抜き、引き抜いた拡大掘削装置10の斜面掘削ヘッド12を保持固定装置23から外し、斜面掘削ヘッド12とは別途形成した、縦孔6の軸心に対して交差方向に移動する拡大アーム21を有して構成する立上がり掘削ヘッド20を保持固定装置23に取付け、この状態の拡大掘削装置10を縦孔6の所定高さ位置にまで下降させ、再び、ケーシングKの駆動回転を保持固定装置23により立上がり掘削ヘッド20に伝達して駆動回転させ、駆動回転中に立上がり掘削ヘッド20の拡大アーム21を径方向に突き出させ、前記斜面掘削ヘッド12が掘削した斜面部11の下部に円柱状の立上がり孔部16を掘削する拡大掘削工法。
- 請求項4において、前記斜面拡大掘削ヘッド12と前記立上がり掘削ヘッド20は共に所定深さ位置にて上下させずに、拡大掘削する拡大掘削工法。
- 請求項5において、前記拡大孔8は、斜面掘削ヘッド12が掘削した斜面部11の下部に、立上がり掘削ヘッド20の拡大アーム21が掘削する立上がり孔部16の上部が互いに一部重なるように掘削する拡大掘削工法。
- 請求項4〜請求項6の何れかの請求項において、前記斜面掘削ヘッド12を縦孔6の所定高さ位置に挿入した状態で、前記斜面掘削ヘッド12のフレーム30の下部に設けた芯出部材60の支持体61を、縦孔6の孔底面15の中央に係合当接させ、次に、保持固定装置23により拡大掘削装置10をケーシングKに固定し、この状態で、ケーシングKの回転力により斜面掘削ヘッド12を回転させて拡大掘削する拡大掘削工法。
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