JP2018065118A - チョッパー - Google Patents
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Abstract
Description
この文献には、シリンダー内に回転可能に横架されたラセン翼を有するフィードスクリューと、シリンダーの出口部に着脱可能に装着された押出プレートと、フィードスクリューの先端部に連結され押出プレートへ圧接されるロータリーカッターと、ロータリーカッターを支持し回り止め手段として先ピンに打ち込まれたノックピンとノックピンが係合するガイド溝を有してフィードスクリューの先端部における軸心に開けられた孔に挿入され、軸方向に摺動可能とされるとともに先端部が押出プレートの中心部の支持孔に軸支された先ピンとを具備したチョッパーが開示されている。
このようなチョッパーにおいては、フィードスクリューが回転しラセン翼によって送り込まれる材料がラセン翼の終端部に近づくと定位置にある押出プレートとの間隙が漸次狭くなるので、これに合わせてラセン翼に対する材料の送り込み抵抗が増大する。そのために、ラセン翼を介してフィードスクリューが受ける反力も材料がラセン翼の終端部を通過するときをピークとして増大する。
通常、比較的原価の安い先ピン側を磨滅させるように材質の選定や表面硬度の設定がされるので、長時間使用するうちに、先ピンの軸支部における前記ラセン翼の終端部に対向する側の周面が偏って磨滅する。
又、先ピンがフィードスクリューの先端部における軸心部に開けられたガイド孔に回り止め手段を有して軸方向に摺動可能に挿入される構成であって、軸支部における先ピンのラセン翼の終端部と対向する側の周面が円周方向における反対側に位置するよう先ピンが付け替え可能とされる。
更に、回り止め手段が、ガイド孔/先ピンに形成されたキー溝と、キー溝に緩く嵌合する先ピン/ガイド孔に埋込まれたキーとからなり、先ピンが付け替えられたときにおいてもキー/キー溝と嵌合可能な個別のキー溝/キーが形成される。
更には、先ピンの偏った磨滅に伴いラセン翼の外周がシリンダーの内壁に干渉して削り屑を発生させることも防止できる。
このフィードスクリュー2には、ラセン翼3が一体的に形成されており、ラセン翼3の終端部3aは、フィードスクリュー2のシリンダー1の出口部近く(図1の右側)の軸端面まで延設されている。
この軸端面における軸心には軸方向に所定の深さのガイド孔4が開けられており、このガイド孔4にはコイルスプリング5が挿入されていて、このコイルスプリング5に後端面を接して、原料である食肉が押出される方向に付勢された段付きの先ピン6が軸方向に摺動可能に挿入されている。
この先ピン6は、回り止め手段として先ピン6に埋め込まれたキー7が、ガイド孔4に形成されたキー溝8と緩く嵌合して回転方向に対して回り止めされている。
ロータリーカッター9は、ボス部から外周に向けて伸びる複数個(本実施例においては4個)の刃先支持アーム9aを有して羽根車状に形成される。この刃先支持アーム9a間に入り込んで咬み合い、ロータリーカッター9を回転させる爪部2aがフィードスクリューの前端部に突設されている。
ロータリーカッター9の刃先支持アームに取着されている直線状の刃先9bに圧接されるように押出プレート10が装着される。
又、押出プレート10は、シリンダー1に形成された段部の当面に当接して位置決めされ、この押出プレート10のロータリーカッター9の刃先との圧接面に、常に適正な圧力がかかるようにコイルスプリング5によって先ピン6を介してロータリーカッター9が付勢されている。
本実施例に於いては、先ピン6の回り止め手段として図2に示すラセン翼終端部3aに対向する位置近くのガイド孔4の内周壁に、先ピン6に埋め込まれたキー7が緩く嵌合されるキー溝8が反対側の対称位置の両方に形成されている。
先ピン6の片側の周面が磨滅すれば反対側に入れ替わるように向きを変えて先ピン6を付け替えるが、そのときにはキー7は反ラセン翼終端部側(図2における下側)に形成されたキー溝8に緩く嵌合される。
このキー7とキー溝8は、先ピン6とガイド孔4のいずれに形成されてもよい。
又、キー7は通常の角材からなるものに限ることなく、例えば先ピンに開けられた孔にロールピンなど棒材を打ち込み、頭部をキー溝8に係合させるようにしてもよい。
又、回り止め手段も本実施例のようなキーとキー溝によるものでなく例えばガイド孔4と先ピン6との摺動部分を四角形などの多角形にして付け替え可能としてもよい。
2 フィードスクリュー
2a 爪部
3 ラセン翼
3a ラセン翼終端部
4 ガイド孔
6 先ピン
9 ロータリーカッター
9a 刃先支持アーム
10 押出プレート
Claims (3)
- シリンダーの出口部に着脱可能に装着された押出プレートと、
シリンダー内に回転可能に横架され出口部近くまで延設されたラセン翼を有するフィードスクリューと、
フィードスクリューの先端部に連結され押出プレートへ圧接されるロータリーカッターと、
ロータリーカッターを支持し先端部が押出プレートの支持孔に軸支されるとともに回り止め手段を有してフィードスクリューの先端部に着脱可能に装着され且つ軸支部における周面が支持孔よりも磨滅容易とされた先ピンと、
を具備したチョッパーにおいて、
先ピンが円周方向の異なる位置に付け替え可能とされたことを特徴とするチョッパー。 - 先ピンがフィードスクリューの先端部における軸心部に開けられたガイド孔に回り止め手段を有して軸方向に摺動可能に挿入される構成であって、
軸支部における先ピンのラセン翼の終端部と対向する側の周面が円周方向における反対側に位置するよう先ピンが付け替え可能とされたことを特徴とする請求項1に記載のチョッパー。 - 回り止め手段が、ガイド孔/先ピンに形成されたキー溝と、キー溝に緩く嵌合する先ピン/ガイド孔に埋込まれたキーとからなり、先ピンが付け替えられたときにおいてもキー/キー溝と嵌合可能な個別のキー溝/キーが形成されていることを特徴とする請求項2に記載のチョッパ−。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016207132A JP6586668B2 (ja) | 2016-10-21 | 2016-10-21 | チョッパー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016207132A JP6586668B2 (ja) | 2016-10-21 | 2016-10-21 | チョッパー |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2018065118A true JP2018065118A (ja) | 2018-04-26 |
JP6586668B2 JP6586668B2 (ja) | 2019-10-09 |
Family
ID=62085379
Family Applications (1)
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JP2016207132A Active JP6586668B2 (ja) | 2016-10-21 | 2016-10-21 | チョッパー |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6586668B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110052316A (zh) * | 2019-05-17 | 2019-07-26 | 中国农业科学院兰州畜牧与兽药研究所 | 一种牦牛饲料加工装置 |
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2016
- 2016-10-21 JP JP2016207132A patent/JP6586668B2/ja active Active
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110052316A (zh) * | 2019-05-17 | 2019-07-26 | 中国农业科学院兰州畜牧与兽药研究所 | 一种牦牛饲料加工装置 |
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