JP2018064392A - 電子機器、給電装置及び無線給電システム - Google Patents

電子機器、給電装置及び無線給電システム Download PDF

Info

Publication number
JP2018064392A
JP2018064392A JP2016201814A JP2016201814A JP2018064392A JP 2018064392 A JP2018064392 A JP 2018064392A JP 2016201814 A JP2016201814 A JP 2016201814A JP 2016201814 A JP2016201814 A JP 2016201814A JP 2018064392 A JP2018064392 A JP 2018064392A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
power
electronic device
charging
secondary battery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016201814A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6809118B2 (ja
Inventor
嘉彦 根本
Yoshihiko Nemoto
嘉彦 根本
佐藤 雅弘
Masahiro Sato
雅弘 佐藤
努 木村
Tsutomu Kimura
努 木村
山内 昭人
Akito Yamauchi
昭人 山内
賢吾 得地
Kengo Tokuchi
賢吾 得地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2016201814A priority Critical patent/JP6809118B2/ja
Priority to US15/602,947 priority patent/US10432010B2/en
Priority to CN201710549925.5A priority patent/CN107947250A/zh
Publication of JP2018064392A publication Critical patent/JP2018064392A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6809118B2 publication Critical patent/JP6809118B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J7/025
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/10Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using inductive coupling
    • H02J50/12Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using inductive coupling of the resonant type
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/20Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using microwaves or radio frequency waves
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/80Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power involving the exchange of data, concerning supply or distribution of electric power, between transmitting devices and receiving devices
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/007Regulation of charging or discharging current or voltage
    • H02J7/00712Regulation of charging or discharging current or voltage the cycle being controlled or terminated in response to electric parameters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D1/00Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/10Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using inductive coupling
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries

Abstract

【課題】無線給電される電力による二次電池の充電動作を一律に実行する場合に比して、不要な充電動作に起因する充電サイクル数の増加を回避する。【解決手段】電子機器は、動作のための電力を蓄積する二次電池と、給電装置から無線で電力を受電する受電手段と、無線で受電した電力による充電の可否を決定する決定手段と、無線で受電した電力による充電が可の場合、受電した電力で二次電池を充電する充電手段とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、電子機器、給電装置及び無線給電システムに関する。
特許文献1には、無線給電技術を利用して、無線で電力を受電する電子機器の使用場所や使用時間を制御する盗難防止システムが記載されている。特許文献2には、給電エリアなどの給電情報を報知し、電力の無線給電に伴う放射曝露等の問題を未然に防ぐシステムが記載されている。
特許第5659704号 特開2014−060822号公報
出荷された電子機器がユーザの手元に届くまでの期間は長短様々である。このため、ユーザの手元に届くまでの期間が長くなった電子機器については、物流業者や保管者が、残容量の低下した二次電池を充電することがある。ところが、出荷されてからユーザの手元に届くまでの電子機器は梱包された状態で保管されている。このため、二次電池の充電には、開梱作業と再梱包作業に伴う手間とコストが発生する。この手間とコストの軽減には、無線給電技術の利用が有効である。一方で、二次電池を充電する必要性は、機器毎にまちまちである。例えば保管期間が短く二次電池の充電が不要な場合もあれば、ファームウェアのバージョンアップの実行により二次電池の残容量が低下している場合もある。
本発明の目的は、無線給電される電力による二次電池の充電動作を一律に実行する場合に比して、不要な充電動作に起因する充電サイクル数の増加を回避することにある。
請求項1に記載の発明は、動作のための電力を蓄積する二次電池と、給電装置から無線で電力を受電する受電手段と、無線で受電した電力による充電の可否を決定する決定手段と、無線で受電した電力による充電が可の場合、受電した電力で前記二次電池を充電する充電手段とを有する電子機器である。
請求項2に記載の発明は、前記決定手段は、自機が梱包された状態にあることを示す情報が検知された場合に、無線で受電した電力による充電が可であると決定することを特徴とする請求項1に記載の電子機器である。
請求項3に記載の発明は、前記決定手段は、更に、前記二次電池の残容量が閾値より少ない場合に、無線で受電した電力による充電が可であると決定することを特徴とする請求項2に記載の電子機器である。
請求項4に記載の発明は、照度を検知する検知部を更に有し、前記決定手段は、検知された照度の値が予め定めた値より低いとき、無線で受電した電力による充電が可であると決定することを特徴とする請求項2に記載の電子機器である。
請求項5に記載の発明は、自機を梱包する梱包材に取り付けられた導電部材の切断の有無を検知する検知部を更に有し、前記決定手段は、前記導電部材の切断が検知されないとき、無線で受電した電力による充電が可であると決定することを特徴とする請求項2に記載の電子機器である。
請求項6に記載の発明は、前記導電部材をアンテナとして使用する電子タグと通信する無線通信部を更に有し、前記検知部は、前記無線通信部による前記電子タグとの通信の可否を通じて前記導電部材の切断の有無を検知することを特徴とする請求項5に記載の電子機器である。
請求項7に記載の発明は、前記決定手段は、予め定めた操作が検知されるまでの期間、無線で受電した電力による充電が可であると決定することを特徴とする請求項1に記載の電子機器である。
請求項8に記載の発明は、前記決定手段は、初期設定操作が検知されるまでの期間、無線で受電した電力による充電が可であると決定することを特徴とする請求項7に記載の電子機器である。
請求項9に記載の発明は、前記検知部は、使用を開始する操作が検知されるまでの期間、無線で受電した電力による充電が可であると決定することを特徴とする請求項7に記載の電子機器である。
請求項10に記載の発明は、無線で電力を給電する給電手段と、梱包状態にある電子機器における二次電池の残容量に関する情報に基づいて、当該二次電池の充電が必要か否かを決定し、無線による給電が必要である場合、前記給電手段に対して無線での電力の給電を指示する制御手段とを有する給電装置である。
請求項11に記載の発明は、前記制御手段は、前記電子機器に搭載された二次電池の残容量が少ない場合、無線による給電が必要であると決定することを特徴とする請求項10に記載の給電装置である。
請求項12に記載の発明は、前記制御手段は、前記電子機器との無線通信を通じて取得した当該電子機器の二次電池の残容量に基づいて給電の可否を決定することを特徴とする請求項11に記載の給電装置である。
請求項13に記載の発明は、前記制御手段は、前記電子機器の梱包材から取得したシリアル番号、製造日又は出荷日の情報に基づいて給電の可否を決定することを特徴とする請求項10に記載の給電装置である。
請求項14に記載の発明は、前記制御手段は、前記梱包材に付着された又は印刷された製造日又は出荷日の情報を光学的に取得することを特徴とする請求項13に記載の給電装置である。
請求項15に記載の発明は、前記制御手段は、前記梱包材に付着された電子タグとの無線通信を通じて製造日又は出荷日の情報を取得することを特徴とする請求項13に記載の給電装置である。
請求項16に記載の発明は、前記制御手段は、前記シリアル番号に基づいて製造日又は出荷日の情報を推定することを特徴とする請求項13に記載の給電装置である。
請求項17に記載の発明は、前記制御手段は、前記電子機器の梱包材から取得した最終充電日の情報に基づいて給電の可否を判定することを特徴とする請求項10に記載の給電装置である。
請求項18に記載の発明は、動作のための電力を蓄積する二次電池と、給電装置から無線で電力を受電する受電手段と、受電した電力で前記二次電池を充電する充電手段と有する電子機器と、無線で電力を給電する給電手段と、梱包状態にある電子機器における二次電池の残容量に関する情報に基づいて、当該二次電池の充電が必要か否かを決定し、無線による給電が必要である場合、前記給電手段に対して無線での電力の給電を指示する制御手段とを有する給電装置とを備える無線給電システムである。
請求項1記載の発明によれば、無線給電される電力による二次電池の充電動作を一律に実行する場合に比して、不要な充電動作に起因する充電サイクル数の増加を回避できる。
請求項2記載の発明によれば、充電動作が実行される期間を自機が梱包状態にある期間に限定しない場合に比して、想定外の充電動作の実行を回避できる。
請求項3記載の発明によれば、残容量が多くても充電動作を実行する場合に比して、不要な充電動作の実行を回避できる。
請求項4記載の発明によれば、照度の情報を用いない場合に比して、開梱の有無を確実に検知できる。
請求項5記載の発明によれば、梱包材に取り付けられた導電部材の切断に関する情報を用いない場合に比して、開梱の有無を確実に検知できる。
請求項6記載の発明によれば、開梱の検知に電子タグを用いない場合に比して、検知漏れを低下できる。
請求項7記載の発明によれば、予め定めた操作の情報を用いない場合に比して、ユーザの使用が開始されるまでの期間を確実に検知できる。
請求項8記載の発明によれば、初期設定操作の情報を用いない場合に比して、ユーザの使用が開始されるまでの期間を確実に検知できる。
請求項9記載の発明によれば、開始操作の情報を用いない場合に比して、ユーザの使用が開始されるまでの期間を確実に検知できる。
請求項10記載の発明によれば、梱包状態にある電子機器における二次電池の残容量の情報を用いない場合に比して、電子機器に対する給電の必要性を確実に検知できる。
請求項11記載の発明によれば、梱包状態にある電子機器に対して一律に電力を給電する場合に比して、電子機器側での不要な充電動作の実行を回避できる。
請求項12記載の発明によれば、二次電池の残容量の情報の取得に無線通信を使用しない場合に比して、作業者の負担を低減できる。
請求項13記載の発明によれば、梱包材から取得したシリアル番号、製造日又は出荷日を用いない場合に比して、給電制御を適用できる機会を増やすことができる。
請求項14記載の発明によれば、製造日又は出荷日を梱包部材から光学的に取得しない場合に比して、作業者の負担を軽減できる。
請求項15記載の発明によれば、梱包部材に付着された電子タグから製造日又は出荷日を取得しない場合に比して、作業者の負担を軽減できる。
請求項16記載の発明によれば、シリアル番号から製造日又は出荷日を推定しない場合に比して、給電制御を適用できる機会を増やすことができる。
請求項17記載の発明によれば、最終充電日の情報に基づいて給電の可否を判定しない場合に比して、複数回の充電が実行される場合にも充電の可否を正しく判断できる。
請求項18記載の発明によれば、梱包状態にある電子機器における二次電池の残容量の情報を用いない場合に比して、電子機器に対する給電の必要性を確実に検知できる。
本実施の形態1で使用する無線給電システムの概念構成例を示す図である。 電源ケーブルからの給電の有無を検知する機能を説明する図である。 本実施の形態1に係る電子機器の制御部で実行される各種機能のうち無線充電に関する機能構成の一例を示したブロック図である。 本実施の形態1に係る無線給電システムの使用イメージを説明する図である。 本実施の形態1に係る充電可否決定部で実行される処理の手順の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態2で使用する無線給電システムの概念構成例を示す図である。 本実施の形態2に係る電子機器の制御部で実行される各種機能のうち無線充電に関する機能構成の一例を示したブロック図である。 本実施の形態2に係る充電可否決定部で実行される処理の手順の一例を示すフローチャートである。 電子機器の梱包に使用する箱型の梱包材の開閉部分を跨ぐように矩形形状の電子タグを張り付けた状態を表す図である。 梱包材の蓋部における自由端を本体から離すように開いた状態、すなわち開梱状態を示す図である。 電子タグの平面構成例を示す図である。 本実施の形態3で使用する無線給電システムの概念構成例を示す図である。 本実施の形態3に係る電子機器の制御部で実行される各種機能のうち無線充電に関する機能構成の一例を示したブロック図である。 本実施の形態3に係る充電可否決定部で実行される処理の手順の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態4に係る無線給電システムの使用イメージを説明する図である。 本実施の形態4に係る電子機器の制御部で実行される各種機能のうち無線充電に関する機能構成の一例を示したブロック図である。 本実施の形態4に係る充電可否決定部で実行される処理の手順の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態5で使用する無線給電システムの概念構成例を示す図である。 本実施の形態5に係る給電装置の制御部で実行される各種機能のうち無線充電に関する機能構成の一例を示したブロック図である。 本実施の形態5に係る給電可否決定部で実行される処理の手順の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態6で使用する無線給電システム100の概念構成例を示す図である。 本実施の形態6に係る給電装置の制御部で実行される各種機能のうち無線充電に関する機能構成の一例を示したブロック図である。 本実施の形態6に係る給電可否決定部で実行される処理の手順の一例を示すフローチャートである。 梱包材の表面に付着された電子タグのICタグから出荷日又は製造日の情報を読み出して用いる無線給電システムの概念構成例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<実施の形態1>
<無線給電システムの構成>
図1は、本実施の形態1で使用する無線給電システム100の概念構成例を示す図である。無線給電システム100は、電子機器200と給電装置300とで構成される。本実施の形態における無線給電システム100は、給電装置300から無線で供給される電力を梱包状態の電子機器200が受電し、二次電池202を充電する使用形態を表している。
電子機器200は、二次電池202を搭載していればよい。電子機器200には、例えばスマートフォン、ノート型のコンピュータ、記録材に画像を形成する画像形成装置などを想定する。電子機器200は、装置全体を制御する制御部201と、動作のための電力を供給する二次電池202と、二次電池202の充電動作や装置内の各部への電力の供給動作を制御する電源制御部203と、外部から無線で電力を受電する無線受電部204と、外部との無線通信に使用する無線通信部205と、製品に応じて異なる不図示の各部とで構成される。不図示の各部には、例えば情報を表示する表示装置、操作を受け付ける操作部などが含まれる。
制御部201には、電子機器200を構成する各部が接続される。制御部201は、CPU(Central Processing Unit)211、ROM(Read Only Memory)212、RAM(Random Access Memory)213により構成される。ROM212は、CPU211により実行されるプログラムを記憶する。CPU211は、ROM212に記憶されているプログラムを読み出し、RAM213を作業エリアに使用して、プログラムを実行する。このプログラムの実行を通じ、CPU211は電子機器200を構成する各機能部を制御する。本実施の形態の場合、制御部201は専ら二次電池202の充電の制御に使用される。この観点で動作する制御部201は決定手段の一例である。
二次電池202は、充電により電気を蓄えて電池として使用できる電池である。二次電池202の容量の大きさや種類は電子機器200の商品形態に依存する。二次電池202に蓄積された電気は自然放電や待機電流により徐々に失われる。また、二次電池202に蓄積された電気は、流通経路上に存在する間にファームウェアの更新動作が実行された場合にも失われる。
電源制御部203は、無線受電部204と二次電池202に接続されており、受電した電力による二次電池202の充電動作と二次電池202に蓄えられている電力の各部への供給動作を実行する。受電には、電源ケーブルを通じての受電と無線での受電がある。本実施の形態では、無線での受電の場合について検討する。電源制御部203は、基本的に、二次電池202から電力の供給を受けて動作する。電源制御部203は、例えば電源IC(Integrated Circuit)、整流用のダイオード等で構成される。本実施の形態の場合、電源ICには、二次電池202の残容量を測定する機能も搭載する。
残容量を測定する方式には、電圧測定方式、クーロン・カウンタ方式、電池セル・モデリング方式、インピーダンス・トラック方式のうちのいずれかを使用する。測定された残容量は、電源制御部203から制御部201に残量情報として出力される。電源制御部203は充電手段の一例である。
本実施の形態の場合、電源制御部203には、不図示の電源ケーブルから自機が給電を受けているか否かにより電力を供給する範囲を切り替える機能が搭載されている。図2は、電源ケーブルからの給電の有無を検知する機能を説明する図である。電源ラインは、電源ケーブルから給電(+VDD)があった場合にオンする。電源ラインとグラウンドGNDの間には分圧抵抗R1とR2が直列に接続されている。抵抗R2の抵抗値は、抵抗R1の抵抗値より大きい。この場合、電源ラインがオンのとき点Pには+VDDの電位が発生し、電源VDDがオフのとき点Pにはグラウンド電位が発生する。
ケーブル給電検知部203Aは、点Pに現れる電位を監視する。点Pに現れる電位が+VDDのとき、ケーブル給電検知部203Aは、電源ケーブルの接続を検知する。この場合、電源制御部203は、図1に不図示の機能部(例えば表示装置)にも電力を供給する通常モードで動作する。一方、点Pに現れる電位が設置電位のとき、ケーブル給電検知部203Aは、電源ケーブルの非接続を検知する。この場合、電源制御部203は、制御部201と無線通信部205に限り電力を供給する省電力モードで動作する。省電力モードの場合、電力の供給範囲が限定されるため、二次電池202に蓄積された電力の消費が小さく済む。
図1の説明に戻る。無線受電部204は、給電装置300から無線で給電される電力を受電する装置である。無線受電部204は受電手段の一例である。無線受電部204の構成は、電力の伝搬方式に依存する。本実施の形態の場合、電力の伝搬に電波受信方式を採用する。このため、無線受電部204は、不図示のアンテナと整流回路を含む。無線受電部204は、アンテナで電磁波を受信すると整流回路を通じて直流電流に変換し、電源制御部203に出力する。なお、電力の伝搬には、電磁誘導方式、磁気共鳴方式、マイクロ波放電方式のいずれかを用いてもよい。
無線通信部205は、外部装置との無線通信に用いられる。無線通信部205は、給電装置300との通信専用でもよいし、他の外部装置との無線通信にも使用する汎用の通信装置でもよい。なお、無線通信部205を通じて電子機器200の位置を給電装置300に通知してもよい。この場合、電力は、給電装置300から電子機器200に無駄なく届けられる。
本実施の形態における給電装置300は、装置全体を制御する制御部301と、装置内の各部に電力を供給する電源部302と、無線で外部装置に電力を給電する無線給電部303と、無線で外部装置と通信する無線通信部304とで構成される。
制御部301には、給電装置300を構成する各部が接続される。制御部301は、CPU(Central Processing Unit)311、ROM(Read Only Memory)312、RAM(Random Access Memory)313により構成される。ROM312は、CPU311により実行されるプログラムを記憶する。CPU311は、ROM312に記憶されているプログラムを読み出し、RAM313を作業エリアに使用して、プログラムを実行する。このプログラムの実行を通じ、CPU311は給電装置300を構成する各機能部を制御する。制御部301は制御手段の一例である。
電源部302は、商用電源から供給を受けた電力を装置内の各部に分配する。
本実施の形態の場合、無線給電部303は、電力の伝搬に電波受信方式を採用する。
無線通信部304は、給電対象である電子機器200と無線通信する。
<電子機器を構成する制御部の機能構成>
次に、制御部201の機能構成について説明する。図3は、本実施の形態1に係る制御部201で実行される各種機能のうち無線充電に関する機能構成の一例を示したブロック図である。制御部201は、残量情報を取得する残量情報取得部221と、自機が梱包されているか否かを検知する梱包状態検知部222と、無線で受電した電力による二次電池202の充電の可否を決定する充電可否決定部223とで構成される。これらの機能が決定手段の一例に相当する。
残量情報取得部221は、電源制御部203で測定された残量情報を取得し、電池残量情報として充電可否決定部223に出力する。
梱包状態検知部222は、例えば電子機器200に搭載されている照度センサで測定された照度値や梱包材に付着されている電子タグとの通信の有無に基づいて自機が梱包状態にあるか否かを検知する。梱包状態検知部222は、検知結果を梱包情報として充電可否決定部223に出力する。
本実施の形態における充電可否決定部223は、電池残量情報と梱包情報とに基づいて、無線で受電した電力による二次電池202の充電の可否を決定する。充電可否決定部223は、自機が梱包状態であり、かつ、残容量が少ないとき、二次電池202の充電を許可する。
従って、梱包状態でも残容量が多ければ、無線で受電した電力による二次電池202の充電は許可されない。また、残容量が少なくても、梱包状態でない場合(すなわち開梱された状態)には、無線で受電した電力による二次電池202の充電は許可されない。後者の場合は、電子機器200が梱包材から取り出されている状態であるので、無線による充電を選択するよりも電源コードから充電した方が、充電時間が短く済むためである。充電の可否についての制御信号は、制御部201から電源制御部203に出力される。
<無線給電システムの使用イメージ>
図4は、本実施の形態1に係る無線給電システム100の使用イメージを説明する図である。本実施の形態の場合、給電装置300は、図中の無線充電許可期間で使用される。給電装置300は、例えば店舗の倉庫に設置され、保管されている梱包状態の電子機器200に対して使用される。
図4に示すように、電子機器200は、工場からの配送中だけでなく倉庫や店舗での保管中も、梱包材400に梱包されている。二次電池202の残容量は、自然放電、待機電流、ファームウェアのバージョンアップ等に起因して低下する。このため、電子機器200を受け取ったユーザの使用に支障がでないように、ユーザへの引き渡しの前に二次電池202の残容量を回復する必要がある。
ただし、梱包材400を開梱して電子機器200を取り出し、電源ケーブルで充電する手法では、開梱作業、充電作業、梱包作業という一連の動作が必要となり、作業者の負担が大きい。これに対し、給電装置300から無線で電力を電子機器200に供給して充電すれば、充電作業者の負担が大幅に低減される。一方で、残容量が多い二次電池202の充電や既にユーザの管理下にある電子機器200のへの充電は不要なだけでなく、いたずらに充電サイクル数を増やしてしまう。本実施の形態は、このような技術課題の解決を想定する。
<電子機器で実行される処理の手順>
次に、本実施の形態に係る電子機器200で実行される無線充電動作の手順を説明する。本実施の形態の場合、充電の可否の決定は、電子機器200の内部で実行される。図5は、本実施の形態1に係る充電可否決定部223で実行される処理の手順の一例を示すフローチャートである。充電可否決定部223は、図5に示すフローチャートの処理を繰り返し実行する。
まず、充電可否決定部223は、梱包状態検知部222から梱包情報を取得し、自機の梱包状態を検知する(ステップ101)。次に、充電可否決定部223は、自機が梱包中か否かを判定する(ステップ102)。ステップ102で肯定結果の場合(すなわち、梱包中である場合)、充電可否決定部223は、残量情報取得部221から電池残量を取得し、二次電池202の残容量を検知する(ステップ103)。続いて、充電可否決定部223は、残容量が予め定めた閾値Th1以下か否かを判定する(ステップ104)。
ステップ104で肯定結果が得られた場合、充電可否決定部223は、充電可とする制御信号を電源制御部203に出力する(ステップ105)。この場合、電源制御部203は、無線受電部204から与えられる電力があれば、当該電力を使用して二次電池202を充電する。勿論、充電可であったとしても、無線受電部204が給電装置300から無線で電力の供給を受けていない場合には二次電池202の充電は行われない。
ステップ102又は104で否定結果が得られた場合、充電可否決定部223は、充電不可とする制御信号を電源制御部203に出力する(ステップ106)。この制御信号が与えられている間、電源制御部203は、無線給電される電力が存在しても二次電池202の充電は行わない。
以上のとおり、本実施の形態によれば、電子機器200は、給電装置300からの無線での電力の給電を受けた場合でも、一律には二次電池202を充電しないので、不要な充電動作の実行が回避される。例えば倉庫に梱包された状態で保管されている複数の電子機器200に対して給電装置300から電力を無線給電する場合でも、残容量が多ければ二次電池202の充電は実行されない。また、給電範囲にユーザの使用が開始されている電子機器200が存在する場合でも、ユーザの望まない形態での充電が回避される。
なお、本実施の形態では、充電の可否の判断に際して電池残量と梱包情報の両方を用いているが、梱包情報だけを用いて二次電池202の充電を制御してもよい。この場合、無線給電される電力を受電できる範囲内にある電子機器200の二次電池202はいずれも満充電になる。
<実施の形態2>
<無線給電システムの構成>
図6は、本実施の形態2で使用する無線給電システム100の概念構成例を示す図である。本実施の形態に係る無線給電システム100は、電子機器200Aと給電装置300とで構成される。
本実施の形態2は、梱包状態の具体的な検知手法として、電子機器200Aの周囲の照度を用いる点で、前述した実施の形態1と相違する。従って、図6に示す無線給電システム100には、照度センサ206が搭載されている。図6に示すように、照度センサ206には、梱包中の期間も、省電力モードで動作する電源制御部203から電力が供給されている。照度センサ206の出力は、梱包状態か否かを判定するためだけでなく、使用中の筐体表面の明るさを検知する目的で用いてもよい。
照度センサ206の受光面は、電子機器200Aの筐体表面の照度が測定されるように筐体表面のいずれかの場所に配置される。本実施の形態の場合、照度センサ206の受光面は、梱包材の蓋が開閉される部位と対面する位置に配置される。すなわち、開梱により梱包材の蓋が開かれたとき、開口部から入射した外光が照らす位置に照度センサ206の検知面が配置される。
<電子機器を構成する制御部の機能構成>
次に、制御部201の機能構成について説明する。図7は、本実施の形態2に係る制御部201で実行される各種機能のうち無線充電に関する機能構成の一例を示したブロック図である。図7に示す制御部201は、残量情報を取得する残量情報取得部221と、照度センサ206の出力を取得する照度検知部224と、無線で受電した電力による二次電池202の充電の可否を決定する充電可否決定部223Aとで構成される。これらの機能が決定手段の一例に相当する。
残量情報取得部221の機能は、実施の形態1における機能と共通である。照度検知部224は、照度センサ206の出力値から照度値を算出し、充電可否決定部223Aに出力する。充電可否決定部223Aは、電池残量と照度値とに基づいて、無線で受電した電力による二次電池202の充電の可否を決定する。本実施の形態の場合、充電可否決定部223Aは、照度値が予め定めた閾値より小さく、かつ、残容量が少ないとき、二次電池202の充電を許可する。梱包状態の場合に測定される照度は、開梱状態の場合に測定される照度よりも低いためである。
<電子機器で実行される処理の手順>
次に、本実施の形態に係る電子機器200Aで実行される無線充電動作の手順を説明する。本実施の形態の場合も、充電の可否の決定は、電子機器200Aの内部で実行される。図8は、本実施の形態2に係る充電可否決定部223Aで実行される処理の手順の一例を示すフローチャートである。充電可否決定部223Aは、図8に示すフローチャートの処理を繰り返し実行する。
まず、充電可否決定部223Aは、照度センサ206の出力を取得し、自機の筐体表面の照度値を検知する(ステップ201)。次に、充電可否決定部223Aは、照度値が予め定めた閾値Th2以下か否かを判定する(ステップ202)。ステップ202で肯定結果が得られた場合(すなわち、梱包状態である場合)、充電可否決定部223Aは、残量情報取得部221から電池残量を取得し、二次電池202の残容量を検知する(ステップ203)。続いて、充電可否決定部223Aは、残容量が予め定めた閾値Th1以下か否かを判定する(ステップ204)。
ステップ204で肯定結果が得られた場合、充電可否決定部223Aは、充電可とする制御信号を電源制御部203に出力する(ステップ205)。この場合、電源制御部203は、無線受電部204から与えられる電力があれば、当該電力を使用して二次電池202を充電する。勿論、充電可であったとしても、無線受電部204が給電装置300から無線で電力の供給を受けていない場合には二次電池202の充電は行われない。
ステップ202又は204で否定結果が得られた場合、充電可否決定部223Aは、充電不可とする制御信号を電源制御部203に出力する(ステップ206)。この制御信号が与えられている間、電源制御部203は、無線給電される電力が存在しても二次電池202の充電は行わない。
以上のとおり、本実施の形態では、梱包状態を検知するための物理量として電子機器200Aの筐体表面の照度を使用する。梱包材400の蓋が開かれると外光が梱包材の内部まで入射し、電子機器200Aの周囲が明るくなる。従って、照度値が予め定めた閾値Th2以下でなければ、電子機器200Aの梱包材が開梱されたことが確実に検知される。
従って、電子機器200Aは、給電装置300からの無線での電力の給電を受けた場合でも、一律に二次電池202を充電することはなく、不要な充電動作に起因する充電サイクル数の増加が回避される。
<実施の形態3>
本実施の形態3では、梱包材400の開閉部分(蓋の自由端)を跨いで張り付けられている電子タグとの通信可否に基づいて、自機が梱包状態にあるか否かを決定する無線給電システムについて説明する。まず、図9〜図11を使用して、本実施の形態3の使用イメージを説明する。
図9は、電子機器の梱包に使用する箱型の梱包材400の開閉部分を跨ぐように矩形形状の電子タグ401を張り付けた状態を表す図である。図10は、梱包材400の開閉部分(蓋の自由端)を本体から離すように開いた状態、すなわち開梱状態を示す図である。
図11は、電子タグ401の平面構成例を示す図である。電子タグ401は、RF(Radio Frequency)タグとも呼ばれる。電子タグ401は、樹脂フィルム401Aの表面に導電性インクで印刷されたループコイルアンテナ402と、ループコイルアンテナ402に無線で給電があった場合に情報が読み出されるICチップ403とを有している。ここでのループコイルアンテナ402は導電部材の一例である。なお、樹脂フィルム401Aには切り込み405が形成されている。切り込み405は、ループコイルアンテナ402の切断を確実にするために設けられている。樹脂フィルム401Aは、その切り込み405の部分が梱包材400の開閉部分(蓋の自由端)に位置するように梱包材400の表面に付着される。本実施の形態では、電子タグ401は近距離無線通信方式に準拠している。
図10の説明に戻る。図10に示すように蓋を開くと、電子タグ401のループコイルアンテナ402は、切り込み405の位置で切断され、2つの部位に分離される。このように2つの部位に切断されたループコイルアンテナ402は正しく機能せず、ICチップ403との通信が不能になる。すなわち、電子タグ401との通信を行える状態が梱包状態であり、電子タグ401との通信が行えない状態が開梱状態である。
<無線給電システムの構成>
図12は、本実施の形態3で使用する無線給電システム100の概念構成例を示す図である。図12では、専ら電子機器200Bと箱型の梱包材400との関係を表している。無線給電システム100の基本的な構成は、前述した実施の形態1及び2と共通である。
本実施の形態に特徴的な構成は、梱包材400に付着された電子タグ401との通信に使用する無線通信部207が電子機器200Bに搭載されている点である。本実施の形態における無線通信部207は、近距離無線通信方式の読取装置として機能する。電子タグ401と無線通信部207とは、準拠する通信方式で定まる通信距離の範囲を超えないように配置する。
<電子機器を構成する制御部の機能構成>
次に、制御部201の機能構成について説明する。図13は、本実施の形態3に係る制御部201で実行される各種機能のうち無線充電に関する機能構成の一例を示したブロック図である。図13に示す制御部201は、残量情報を取得する残量情報取得部221と、電子タグ401から情報を読み出す読取可否検知部225と、無線で受電した電力による二次電池202の充電の可否を決定する充電可否決定部223Bとで構成される。これらの機能が決定手段の一例に相当する。
残量情報取得部221の機能は、実施の形態1における機能と共通である。読取可否検知部225は、無線通信部207が電子タグ401から情報の読み出しに成功したか否かを検知する。本実施例の場合、読み出しに成功したことは自機が梱包状態にあることを意味する。このため、読取可否検知部225は、検知結果として可を出力する。一方、読み出しに失敗したことは自機が開梱状態にあることを意味する。このため、読取可否検知部225は、検知結果として否を出力する。
充電可否決定部223Bは、電池残量と電子タグ401との通信に関する可否情報とに基づいて、無線で受電した電力による二次電池202の充電の可否を決定する。本実施の形態の場合、充電可否決定部223Bは、電子タグ401との通信が可であり、かつ、残容量が少ないとき、二次電池202の充電を許可する。
<電子機器で実行される処理の手順>
次に、本実施の形態に係る電子機器200Bで実行される無線充電動作の手順を説明する。本実施の形態の場合も、充電の可否の判断は、電子機器200Bの内部で実行される。図14は、本実施の形態3に係る充電可否決定部223Bで実行される処理の手順の一例を示すフローチャートである。充電可否決定部223Bは、図14に示すフローチャートの処理を繰り返し実行する。
まず、充電可否決定部223Bは、梱包材400に取り付けられた電子タグ401と自機の無線通信部207との通信可否を検知する(ステップ301)。次に、充電可否決定部223Bは、通信が可か否かを判定する(ステップ302)。ステップ302で肯定結果が得られた場合(すなわち、梱包状態である場合)、充電可否決定部223Bは、残量情報取得部221から電池残量を取得し、二次電池202の残容量を検知する(ステップ303)。続いて、充電可否決定部223Bは、残容量が予め定めた閾値Th1以下か否かを判定する(ステップ304)。
ステップ304で肯定結果が得られた場合、充電可否決定部223Bは、充電可とする制御信号を電源制御部203に出力する(ステップ305)。この場合、電源制御部203は、無線受電部204から与えられる電力があれば、当該電力を使用して二次電池202を充電する。勿論、充電可であったとしても、無線受電部204が給電装置300から無線で電力の供給を受けていない場合には二次電池202の充電は行われない。
ステップ302又は304で否定結果が得られた場合、充電可否決定部223Bは、充電不可とする制御信号を電源制御部203に出力する(ステップ306)。この制御信号が与えられている間、電源制御部203Bは、無線給電される電力が存在しても二次電池202の充電は行わない。
以上のとおり、本実施の形態では、梱包状態か否かを、梱包材400に付着された電子タグ401との通信状態に基づいて検知する。梱包材400の開閉部分(蓋の自由端)が開かれると電子タグ401を構成するループコイルアンテナ402が物理的に切断され、電子機器200Bが電子タグ401のICチップ403に記憶されている情報を読み出せなくなる。従って、電子タグ401との通信が否であれば、電子機器200Bの梱包材が開梱されたことを確かめられる。
従って、電子機器200Bは、給電装置300からの無線での電力の給電を受けた場合でも、一律には二次電池202を充電しないので、不要な充電動作の実行が回避される。なお、前述の説明では、導電部材としてループコイルアンテナ402を用いているが、開梱による導電部材の切断が検知されれば、導電部材の種類、取り付け位置、取り付け方法についての制約はない。例えば電波方式で電力を伝搬する方式でもよい。
<実施の形態4>
本実施の形態では、梱包材400の開梱後も、予め定めた操作が行われるまでは、無線で給電された電力による二次電池202の充電を許可する実施の形態について説明する。図15は、本実施の形態4に係る無線給電システムの使用イメージを説明する図である。本実施の形態では、店頭でのサービスとして、梱包材から取り出した電子機器200Cの初期設定操作や使用開始操作が行われるまでを無線による充電期間に含める場合について説明する。勿論、当該サービスは一例である。
電子機器200Cを梱包材400から取り出したとしても、初期設定操作や使用開始操作(例えばスタートボタンの押下や予め定められたサーバとのデータ通信など)を行わなければ電子機器200Cの使用を開始できない場合もある。このような操作では電力が消費されるため、事前に二次電池202を充電しておくこと又は操作と並行して充電されることが好ましい。従って、このような用途が想定される場合には、梱包状態か否かではなく、予め定めた特定の操作が電子機器200Cに対して入力されたか否かにより無線充電の可否を決定することが望ましい。この場合、作業者は、充電の必要性を格別意識せずに済む。
<電子機器を構成する制御部の機能構成>
次に、制御部201の機能構成について説明する。なお、本実施の形態における無線給電システムの基本的な構成は、図1に示す構成と共通である。
図16は、本実施の形態4に係る制御部201で実行される各種機能のうち無線充電に関する機能構成の一例を示したブロック図である。図16に示す制御部201は、残量情報を取得する残量情報取得部221と、不図示の操作部を通じて入力のあった特定の操作の有無を検知する特定操作検知部226と、無線で受電した電力による二次電池202の充電の可否を判定する充電可否決定部223Cとで構成される。これらの機能が決定手段の一例に相当する。
残量情報取得部221の機能は、実施の形態1における機能と共通である。特定操作検知部226は、初期設定操作に関連する一連の操作が終了したか否か、使用開始操作に関連する一連の操作が終了したか否か等を検知する。特定の操作が検知された場合、特定操作検知部226は、検知結果として有無情報を出力する。
充電可否決定部223Cは、電池残量と特定操作の有無情報とに基づいて、無線で受電した電力による二次電池202の充電の可否を決定する。本実施の形態の場合、充電可否決定部223Cは、特定の操作が検知されておらず、かつ、残容量が少ないとき、二次電池202の充電を許可する。
<電子機器で実行される処理の手順>
次に、本実施の形態に係る電子機器200Cで実行される無線充電動作の手順を説明する。本実施の形態の場合も、充電の可否の判断は、電子機器200Cの内部で実行される。図17は、本実施の形態4に係る充電可否決定部223Cで実行される処理の手順の一例を示すフローチャートである。充電可否決定部223Cは、図17に示すフローチャートの処理を繰り返し実行する。
まず、充電可否決定部223Cは、特定操作の検知結果を取得する(ステップ401)。次に、充電可否決定部223Cは、特定操作が無かったか判定する(ステップ402)。ステップ402で肯定結果が得られた場合(すなわち、特定操作が無い場合)、充電可否決定部223Cは、残量情報取得部221から電池残量を取得し、二次電池202の残容量を検知する(ステップ403)。続いて、充電可否決定部223Cは、残容量が予め定めた閾値Th1以下か否かを判定する(ステップ404)。
ステップ404で肯定結果が得られた場合、充電可否決定部223Cは、充電可とする制御信号を電源制御部203に出力する(ステップ405)。この場合、電源制御部203は、無線受電部204から与えられる電力があれば、当該電力を使用して二次電池202を充電する。勿論、充電可であったとしても、無線受電部204が給電装置300から無線で電力の供給を受けていない場合には二次電池202の充電は行われない。
ステップ402又は404で否定結果が得られた場合、充電可否決定部223Cは、充電不可とする制御信号を電源制御部203に出力する(ステップ406)。この制御信号が与えられている間、電源制御部203Bは、無線給電される電力が存在しても二次電池202の充電は行わない。
以上のとおり、本実施の形態では、梱包状態の代わりに、電子機器200Cに対して特定の操作が行われたか否かの情報を使用し、充電の可否を決定する。本実施の形態によれば、電子機器200Cが梱包材400から取り出された後も、店頭でのユーザへの引き渡しが済むまでは無線による電力の供給と、これに基づく二次電池202の充電とが実現される。本実施の形態の電子機器200Cは、給電装置300からの無線での電力の給電を受けた場合でも、一律には二次電池202を充電しないので、不要な充電の実行が回避される。
<実施の形態5>
前述の実施の形態1〜4においては、電子機器200(200A、200B、200C)が無線で受電した電力による二次電池202の充電の可否を電子機器自体が決定しているが、本実施の形態では、充電可否の決定機能を給電装置300側に設ける場合について説明する。
図18は、本実施の形態5で使用する無線給電システム100の概念構成例を示す図である。無線給電システム100は、電子機器200Dと給電装置300Aとで構成される。本実施の形態における無線給電システム100も、給電装置300Aから梱包された状態の電子機器200Dに対して電力を供給し、電子機器200D内の二次電池202を充電する使用形態を想定する。
本実施形態に特有である点は、前述の実施の形態で採用していた充電可否の決定機能が電子機器200Dの側ではなく給電装置300Aの側に搭載される点と、二次電池202の残量情報が電子機器200Dから給電装置300Aに通知される点である。本実施の形態における給電装置300Aは、流通経路上で使用される。このため、電子機器200Dは、いずれも梱包状態にある。また、本実施の形態における電子機器200Dは充電可否の決定機能を搭載しないので、無線で給電された電力が受電された場合、その電力による充電を開始する。
<給電装置を構成する制御部の機能構成>
次に、制御部301の機能構成について説明する。図19は、本実施の形態5に係る制御部301で実行される各種機能のうち無線充電に関する機能構成の一例を示したブロック図である。図19に示す制御部301は、二次電池202の残量情報を電子機器200Dから取得する残量情報取得部321と、電子機器200Dに対する給電の可否を決定する給電可否決定部322とで構成される。これらの機能が決定手段の一例に相当する。
残量情報取得部321は、無線通信部304を通じて電子機器200Dから受信した二次電池202の残量情報を取得し、電池の残量を表す情報として給電可否決定部322に出力する。ここで、無線通信部304は、電子機器200Dに設けられた無線通信部205と通信して残量情報を取得する。残量情報には、電子機器200Dを識別する情報が付されている。なお、二次電池202の残量情報は、電子機器200D側から繰り返し送信される仕組みとしてもよいし、給電装置300Aから残量情報の送信を要求した場合に電子機器200Dが返信する仕組みとしてもよい。
給電可否決定部322は、電池残量に基づいて二次電池202の充電が必要か否かを決定し、充電が必要である場合、給電手段としての無線給電部303に対して無線での電力の給電を指示する。ここでの指示は、制御信号として給電可否決定部322から無線給電部303に出力される。
<給電装置で実行される処理の手順>
次に、本実施の形態に係る給電装置300Aで実行される無線充電動作の手順を説明する。本実施の形態の場合、無線での電力の給電の可否の決定は、給電装置300Aの側で実行される。図20は、本実施の形態5に係る給電可否決定部322で実行される処理の手順の一例を示すフローチャートである。給電可否決定部322は、図20に示すフローチャートの処理を繰り返し実行する。
まず、給電可否決定部322は、残量情報取得部321から電池残量(残容量)を取得する(ステップ501)。続いて、給電可否決定部322は、二次電池202の残容量が予め定めた閾値Th1以下か否かを判定する(ステップ502)。
ステップ502で肯定結果が得られた場合、給電可否決定部322は、給電可とする制御信号を無線給電部303に出力する(ステップ503)。この場合、無線給電部303は、予め定められている無線給電の方式に従い、無線での電力の給電を開始する。一方、この無線での電力の給電を受電した電子機器200D(電源制御部203)は、当該電力を使用して二次電池202を充電する。
ステップ502で否定結果が得られた場合、給電可否決定部322は、給電不可とする制御信号を無線給電部303に出力する(ステップ504)。この制御信号が与えられている間、無線給電部303は、無線での電力の給電を停止する。なお、無線での給電エリアが広く、複数の電子機器200Dに対して一度に電力を給電できる場合には、いずれか一つの電子機器200Dについて給電可であれば、無線給電部303から電力を無線で給電してもよい。また、無線での電力の給電エリアを選択的に切り替えられる場合には、残容量の少ない電子機器200Dに対して選択的に電力を給電してもよい。
以上のとおり、本実施の形態では、梱包状態にある電子機器200Dにおける充電の必要性に応じて、給電装置300Aからの無線での電力の給電を選択的に実行する。このため、充電の必要性がない電子機器200Dに対しては無線による電力の給電が行われずに済み、電子機器200D側での不要な充電の実行が回避される。
<実施の形態6>
<無線給電システムの構成>
実施の形態5においては、電子機器200Dに搭載された二次電池202の残容量の情報を無線通信により直接取得する場合について説明した。本実施の形態では、電子機器200Dに搭載された二次電池202の残容量の情報を出荷日や製造日から推定して利用する場合について説明する。
図21は、本実施の形態6で使用する無線給電システム100の概念構成例を示す図である。電子機器200Dの梱包材400には、出荷日又は製造日に関する情報410が印字されている。もっとも、情報410は、梱包材400に付着されたシールに印字されていてもよい。因みに、出荷日及び製造日の両方が印字されている必要はない。出荷日や製造日は、テキストや記号として印字されてもよいし、バーコードやQRコード(登録商標)として印字されてもよい。また、梱包材400に印字されているシリアル番号から出荷日及び製造日を推定して用いてもよい。
本実施の形態における給電装置300Bには、出荷日や製造日を光学的に読み取る光学式リーダー305と、ユーザが目視で読み取った情報410を手入力するための操作入力部306(例えばキーボード)と、取得又は入力された情報を制御部301に受け渡す情報取得部307とが設けられる。
<給電装置を構成する制御部の機能構成>
次に、制御部301の機能構成について説明する。図22は、本実施の形態6に係る制御部301で実行される各種機能のうち無線充電に関する機能構成の一例を示したブロック図である。図22に示す制御部301は、出荷日又は製造日より二次電池202の残量情報を推定する電池残量推定部323と、電子機器200Dに対する給電の可否を決定する給電可否決定部322とで構成される。これらの機能が決定手段の一例に相当する。
本実施の形態に係る電池残量推定部323は、出荷日又は製造日から推定処理の実行までに経過した日数を、電池残量の推定情報として使用する。もっとも、経過した日数に基づいて、前述した実施の形態1〜4の場合のような残容量を計算してもよい。
給電可否決定部322は、経過した日数に基づいて二次電池202の充電が必要か否かを決定し、無線による給電が必要である場合、給電手段としての無線給電部303に対して無線での電力の給電を指示する。ここでの指示は、制御信号として給電可否決定部322から無線給電部303に出力される。
<給電装置で実行される処理の手順>
次に、本実施の形態に係る給電装置300Bで実行される無線充電動作の手順を説明する。本実施の形態の場合、無線での電力の給電の可否の判断は、給電装置300Bの側で実行される。図23は、本実施の形態6に係る給電可否決定部322で実行される処理の手順の一例を示すフローチャートである。給電可否決定部322は、図23に示すフローチャートの処理を繰り返し実行する。
まず、給電可否決定部322は、電池残量推定部323から出荷日又は製造日からの経過した日数を取得する(ステップ601)。続いて、給電可否決定部322は、経過日数が予め定めた閾値Th3以上か否かを判定する(ステップ602)。
ステップ602で肯定結果が得られた場合、給電可否決定部322は、給電可とする制御信号を無線給電部303に出力する(ステップ603)。ステップ602で肯定結果が得られた場合とは、出荷日又は製造日からの経過日数が長くなっていることを意味するため、二次電池202の残容量が低下している蓋然性が高いためである。この場合、無線給電部303は、予め定められている無線給電の方式に従い、無線での電力の給電を開始する。無線での電力の給電を受電した電子機器200D(電源制御部203)は、当該電力を使用して二次電池202を充電する。
ステップ602で否定結果が得られた場合、給電可否決定部322は、給電不可とする制御信号を無線給電部303に出力する(ステップ604)。ステップ602で否定結果が得られた場合とは、出荷日又は製造日からの経過日数が短いことを意味するため、二次電池202の残容量は低下していない蓋然性が高いためである。この制御信号が与えられている間、無線給電部303は、無線での電力の給電を開始しない。
以上のとおり、本実施の形態では、梱包状態にある電子機器200Dにおける充電の必要性に応じて、給電装置300Bからの無線での電力の給電を選択的に実行する。このため、充電の必要性がない電子機器200Dに対しては無線による電力の給電が行われずに済み、電子機器200Dの側での不要な充電の実行が回避される。
<他の実施の形態>
前述の実施の形態6においては、出荷日又は製造日の情報を光学式リーダー305又は操作入力部306を用いて給電装置300Bに与える場合について説明した。しかし、出荷日又は製造日の情報は電子タグから読み出してもよい。図24は、梱包材400の表面に付着された電子タグ401のICチップ403から出荷日又は製造日の情報を読み出して用いる無線給電システムの概念構成例を示す図である。図24の場合、無線通信部304には、電子タグ401の通信規格に準拠した装置を使用する。
前述の実施の形態6においては、出荷日又は製造日の情報に基づいて計算された経過日数に基づいて充電の可否を判定しているが、判定時点までの間に既に充電が実行されている場合には充電可否の判断に誤りが生じる。そこで、梱包材400の電子タグなどに充電日が記録されている場合、最終充電日からの経過日数を計算して充電の可否を決定してもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、種々の変更又は改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
100…無線給電システム、200、200A、200B、200C、200D…電子機器、202…二次電池、203…電源制御部、204…無線受電部、206…照度センサ、207…無線通信部、221…残量情報取得部、222…梱包状態検知部、223、223A、223B、223C…充電可否決定部、224…照度検知部、225…読取可否検知部、226…特定操作検知部、300…給電装置、305…光学式リーダー、306…操作入力部、307…情報取得部、321…残量情報取得部、322…給電可否決定部、323…電池残量推定部

Claims (18)

  1. 動作のための電力を蓄積する二次電池と、
    給電装置から無線で電力を受電する受電手段と、
    無線で受電した電力による充電の可否を決定する決定手段と、
    無線で受電した電力による充電が可の場合、受電した電力で前記二次電池を充電する充電手段と
    を有する電子機器。
  2. 前記決定手段は、自機が梱包された状態にあることを示す情報が検知された場合に、無線で受電した電力による充電が可であると決定すること
    を特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記決定手段は、更に、前記二次電池の残容量が閾値より少ない場合に、無線で受電した電力による充電が可であると決定すること
    を特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 照度を検知する検知部を更に有し、
    前記決定手段は、検知された照度の値が予め定めた値より低いとき、無線で受電した電力による充電が可であると決定すること
    を特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  5. 自機を梱包する梱包材に取り付けられた導電部材の切断の有無を検知する検知部を更に有し、
    前記決定手段は、前記導電部材の切断が検知されないとき、無線で受電した電力による充電が可であると決定すること
    を特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  6. 前記導電部材をアンテナとして使用する電子タグと通信する無線通信部を更に有し、
    前記検知部は、前記無線通信部による前記電子タグとの通信の可否を通じて前記導電部材の切断の有無を検知すること
    を特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記決定手段は、予め定めた操作が検知されるまでの期間、無線で受電した電力による充電が可であると決定すること
    を特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  8. 前記決定手段は、初期設定操作が検知されるまでの期間、無線で受電した電力による充電が可であると決定すること
    を特徴とする請求項7に記載の電子機器。
  9. 前記検知部は、使用を開始する操作が検知されるまでの期間、無線で受電した電力による充電が可であると決定すること
    を特徴とする請求項7に記載の電子機器。
  10. 無線で電力を給電する給電手段と、
    梱包状態にある電子機器における二次電池の残容量に関する情報に基づいて、当該二次電池の充電が必要か否かを決定し、無線による給電が必要である場合、前記給電手段に対して無線での電力の給電を指示する制御手段と
    を有する給電装置。
  11. 前記制御手段は、前記電子機器に搭載された二次電池の残容量が少ない場合、無線による給電が必要であると決定すること
    を特徴とする請求項10に記載の給電装置。
  12. 前記制御手段は、前記電子機器との無線通信を通じて取得した当該電子機器の二次電池の残容量に基づいて給電の可否を決定すること
    を特徴とする請求項11に記載の給電装置。
  13. 前記制御手段は、前記電子機器の梱包材から取得したシリアル番号、製造日又は出荷日の情報に基づいて給電の可否を決定すること
    を特徴とする請求項10に記載の給電装置。
  14. 前記制御手段は、前記梱包材に付着された又は印刷された製造日又は出荷日の情報を光学的に取得すること
    を特徴とする請求項13に記載の給電装置。
  15. 前記制御手段は、前記梱包材に付着された電子タグとの無線通信を通じて製造日又は出荷日の情報を取得すること
    を特徴とする請求項13に記載の給電装置。
  16. 前記制御手段は、前記シリアル番号に基づいて製造日又は出荷日の情報を推定すること
    を特徴とする請求項13に記載の給電装置。
  17. 前記制御手段は、前記電子機器の梱包材から取得した最終充電日の情報に基づいて給電の可否を判定すること
    を特徴とする請求項10に記載の給電装置。
  18. 動作のための電力を蓄積する二次電池と、給電装置から無線で電力を受電する受電手段と、受電した電力で前記二次電池を充電する充電手段と有する電子機器と、
    無線で電力を給電する給電手段と、梱包状態にある電子機器における二次電池の残容量に関する情報に基づいて、当該二次電池の充電が必要か否かを決定し、無線による給電が必要である場合、前記給電手段に対して無線での電力の給電を指示する制御手段とを有する給電装置と
    を備える無線給電システム。
JP2016201814A 2016-10-13 2016-10-13 電子機器、給電装置及び無線給電システム Active JP6809118B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016201814A JP6809118B2 (ja) 2016-10-13 2016-10-13 電子機器、給電装置及び無線給電システム
US15/602,947 US10432010B2 (en) 2016-10-13 2017-05-23 Electronic apparatus, power supply device, and wireless power supply system
CN201710549925.5A CN107947250A (zh) 2016-10-13 2017-07-07 电子设备、供电装置和无线供电系统

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016201814A JP6809118B2 (ja) 2016-10-13 2016-10-13 電子機器、給電装置及び無線給電システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018064392A true JP2018064392A (ja) 2018-04-19
JP6809118B2 JP6809118B2 (ja) 2021-01-06

Family

ID=61904794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016201814A Active JP6809118B2 (ja) 2016-10-13 2016-10-13 電子機器、給電装置及び無線給電システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10432010B2 (ja)
JP (1) JP6809118B2 (ja)
CN (1) CN107947250A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019210108A (ja) * 2018-06-06 2019-12-12 株式会社B−Storm ピッキングシステム

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2984604A1 (en) * 2015-05-04 2016-11-10 Marposs Societa' Per Azioni Measuring assembly including a recognition system, and recognition method
TW202002460A (zh) * 2018-06-13 2020-01-01 金碳洁股份有限公司 微波充電管理電路及其方法
CN108988512B (zh) * 2018-08-06 2020-10-09 深圳市倍力奇科技有限公司 一种电子设备中无线充电电池及其充电控制方法
JP2022075203A (ja) * 2020-11-06 2022-05-18 株式会社東芝 制御装置、制御システム、方法、およびプログラム

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090278493A1 (en) * 2008-05-10 2009-11-12 Alden Ray M Intra-package battery charging apparatus and process for distributed products
JP2012014422A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Sony Corp 端末装置更新方法、データ書込装置及び端末装置
US20120139356A1 (en) * 2010-11-04 2012-06-07 Hanrim Postech Co., Ltd. Device and method for controlling wireless power signal in wireless power transmission device
JP2012230474A (ja) * 2011-04-25 2012-11-22 Japan Radio Co Ltd プログラム更新システム、及びプログラム更新方法
US20130157637A1 (en) * 2011-12-14 2013-06-20 Jeffrey Charles Bos Systems, methods, and apparatus to prepare a mobile device for provisioning
WO2013094126A1 (ja) * 2011-12-22 2013-06-27 パナソニック株式会社 電子機器及び電子機器充電システム
JP2013143859A (ja) * 2012-01-11 2013-07-22 Fujitsu Telecom Networks Ltd 電気・電子機器及び備蓄電気・電子機器への通電方法
JP2013243792A (ja) * 2012-05-17 2013-12-05 Sharp Corp 充電装置
JP2014155411A (ja) * 2013-02-13 2014-08-25 Suzuki Motor Corp 電動車両の充電装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20070236174A1 (en) * 2006-04-09 2007-10-11 Evan John Kaye Point-Of-Sale Non-Contact Charging
TWI431887B (zh) * 2010-05-21 2014-03-21 Htc Corp 與一電池相結合之無線充電封套及其相關無線充電系統
JP5659704B2 (ja) 2010-08-30 2015-01-28 ソニー株式会社 非接触給電システム
JP5958217B2 (ja) 2012-09-14 2016-07-27 株式会社デンソー 無線給電システム
CN103662278B (zh) * 2012-09-24 2015-12-16 苏州数伦科技有限公司 一种具有防拆除式电子标签的包装罐
CN103922028B (zh) * 2013-01-11 2016-12-28 苏州数伦科技有限公司 一种包装瓶封口装置
US10110019B2 (en) * 2015-01-22 2018-10-23 Microchip Technology Incorporated Battery with communication interface
CN204698048U (zh) * 2015-06-17 2015-10-14 温州大学城市学院 一种光控报警式行李箱防盗报警装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090278493A1 (en) * 2008-05-10 2009-11-12 Alden Ray M Intra-package battery charging apparatus and process for distributed products
JP2012014422A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Sony Corp 端末装置更新方法、データ書込装置及び端末装置
US20120139356A1 (en) * 2010-11-04 2012-06-07 Hanrim Postech Co., Ltd. Device and method for controlling wireless power signal in wireless power transmission device
JP2012230474A (ja) * 2011-04-25 2012-11-22 Japan Radio Co Ltd プログラム更新システム、及びプログラム更新方法
US20130157637A1 (en) * 2011-12-14 2013-06-20 Jeffrey Charles Bos Systems, methods, and apparatus to prepare a mobile device for provisioning
WO2013094126A1 (ja) * 2011-12-22 2013-06-27 パナソニック株式会社 電子機器及び電子機器充電システム
JP2013143859A (ja) * 2012-01-11 2013-07-22 Fujitsu Telecom Networks Ltd 電気・電子機器及び備蓄電気・電子機器への通電方法
JP2013243792A (ja) * 2012-05-17 2013-12-05 Sharp Corp 充電装置
JP2014155411A (ja) * 2013-02-13 2014-08-25 Suzuki Motor Corp 電動車両の充電装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019210108A (ja) * 2018-06-06 2019-12-12 株式会社B−Storm ピッキングシステム

Also Published As

Publication number Publication date
US20180109131A1 (en) 2018-04-19
CN107947250A (zh) 2018-04-20
US10432010B2 (en) 2019-10-01
JP6809118B2 (ja) 2021-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6809118B2 (ja) 電子機器、給電装置及び無線給電システム
TWI565183B (zh) 用於無線負載調變的無線電力接收單元、無線電力傳送單元以及方法
US9564776B2 (en) Determining presence of a magnet for controlling wireless charging
US20130119926A1 (en) Wireless charging system and method
EP3098937B1 (en) Wirelessly providing power to a fully discharged battery
JP2010284006A (ja) 非接触電力伝送装置
JP2009219177A (ja) 給電装置
CN109075611B (zh) 无线充电
US10530192B2 (en) Non-contact power transmission apparatus and non-contact power supply device
CN105075064A (zh) 无线电力发送单元、无线电力接收单元、以及控制方法
JP2018148630A (ja) 制御装置、受電装置及び電子機器
JP2019109877A (ja) コンテナ測位システム、コンテナ測位方法及び電子タグ
TW201842720A (zh) 本質上安全的電池
US20170085117A1 (en) Battery-shaped wireless device
CN109521706A (zh) Nfc控制器
KR20200101035A (ko) 전자 장치 및 전자 장치에서 외부 객체 검출 기반의 무선 전력 전송 방법
US10848000B2 (en) Non-contact power receiving device and non-contact power receiving method
KR102425992B1 (ko) 배터리 관리 집적 회로
US10523038B2 (en) System and method for wireless charging of a beacon and/or sensor device
US20220200362A1 (en) Wireless Power System With Charging Alerts
JP5164496B2 (ja) 物品管理システム
JP2006039789A (ja) 温度変化検出機能付き非接触型のデータキャリア
JP2015171227A (ja) バッテリ、充電器、および携帯端末
JP2014045607A (ja) 非接触充電システム及び非接触充電装置
JP6834345B2 (ja) 受電機器及び無線給電システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190910

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200923

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201023

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201123

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6809118

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350