JP2015171227A - バッテリ、充電器、および携帯端末 - Google Patents

バッテリ、充電器、および携帯端末 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザに電池の消耗の程度を提示することが可能なバッテリ、充電器、およびバッテリを搭載した携帯端末を提供する。【解決手段】実施形態のバッテリは、充電池の充電能力の程度を示すログ情報を記憶する記憶手段と、上記ログ情報の送信要求があると該送信要求の要求先の装置に該ログ情報を送信する送信手段と、上記要求先の装置から上記ログ情報の更新情報として上記充電池の充電能力の低下を示す情報を受信する受信手段と、上記更新情報に基づき上記ログ情報を更新するログ情報更新手段と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、バッテリ、充電器、および携帯端末に関する。
従来から、飲食店の注文に用いるハンディーターミナルのような携帯端末では、バッテリ駆動のものが使用される。このような携帯端末では、バッテリの電池残量が低下しても、バッテリを充電器にセットするだけで、手軽に電気を補給できる。
一般的に、バッテリの充電には時間を要するものである。そのため、通常は、複数個の予備バッテリを事前に充電させておき、それらを携帯端末で交互に使い回している。
使用する携帯端末が複数台になり、予備のバッテリも含めて使用するバッテリが多くなると、個別に、バッテリの消耗の程度を把握するのが困難になる。複数台でバッテリを使い回すので装着先が特定の携帯端末と決まっているわけではなく、バッテリの中には新品のものから使い古されたものまで混在しているため、個別に電池残量を把握するのは非常に難しい。
バッテリの残量が分からないまま使用しているので、この場合には、使用時間が初期と比べて極端に短くなり、ユーザが不都合を感じるようになってから、メーカなどは不具合等の問い合わせを受ける。
メーカは、電池寿命であることをユーザに伝える程度に止まり、それでユーザに納得してもらうしかなかった。
本発明が解決しようとする課題は、ユーザに電池の充電能力の程度を提示することが可能なバッテリ、充電器、および携帯端末を提供することである。
実施形態のバッテリは、充電池の充電能力の程度を示すログ情報を記憶する記憶手段と、上記ログ情報の送信要求があると該送信要求の要求先の装置に該ログ情報を送信する送信手段と、上記要求先の装置から上記ログ情報の更新情報として上記充電池の充電能力の低下を示す情報を受信する受信手段と、上記更新情報に基づき上記ログ情報を更新するログ情報更新手段と、を有する。
実施形態の充電器は、自機へのバッテリの装着を検出する検出手段と、上記検出手段で検出された上記バッテリから充電池の充電能力の程度を示すログ情報を受信する受信手段と、上記バッテリの充電池の充電能力の程度を示す値を算出する算出手段と、上記算出手段により算出された値を含む更新情報を上記バッテリの上記ログ情報に書き込む書込み手段と、上記バッテリから受信した上記ログ情報又は上記更新情報に基づき上記バッテリの使用状態を報知する報知手段と、を有する。
実施形態の携帯端末は、充電池の充電能力の程度を示すログ情報を記憶する記憶手段と、上記ログ情報の送信要求があると該送信要求の要求先の装置に該ログ情報を送信する送信手段と、上記要求先の装置から上記ログ情報の更新情報として上記充電池の充電能力の低下を示す情報を受信する受信手段と、上記更新情報に基づき上記ログ情報を更新するログ情報更新手段と、を有するバッテリと、上記バッテリからの電力供給により動作する電子部品と、を有する。
図1は、第1の実施形態に係るバッテリの構成図である。 図2は、ログ情報の構成図である。 図3は、充電器の構成図である。 図4は、基準データの構成図である。 図5は、ログ情報を受信及び更新する際の充電器の動作フロー図である。 図6は、判定処理及び報知処理のフローチャートである。 図7は、更新処理のフローチャートである。 図8は、第2の実施形態に係るバッテリの概観図である。 図9は、第3の実施形態に係る複数のバッテリ用スロットを備える充電器の概観図である。 図10は、第4の実施形態に係るバッテリを搭載した携帯端末とPCの説明図である。 図11は、ログ情報の出力例である。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るバッテリの構成図である。
図1に示すように、バッテリ1は、充電手段10と充電池11とからなる充電部と、制御手段12、記憶手段13、受信手段14、及び送信手段15とからなるタグ管理部とを備えている。
充電手段10は、図示されていない充電器から供給される電気を不図示の正極及び負極の接続端子を通じて充電池11に蓄電するための回路である。ここには一定の直流電圧を供給するための回路や過電流・過電圧等を防ぐ保護回路等が設けられている。
充電池11は、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池等の充放電を繰り返すことのできる二次電池である。
タグ管理部は、IC(Integrated Circuit)タグやRFID(Radio Frequency Identification)タグ等のような通信機能とメモリを備えた回路である。
ICタグにおいては、金属接点を通信相手の通信部に直接接触させて通信を行う接触型のものと、パッシブ方式のように非接触で通信を行う非接触型のものとがある。非接触型のICタグの場合には、銅線を複数回巻回してなる閉回路のアンテナ(ループアンテナ)に通信チップを接続した構成となり、パッシブ方式により通信相手が備えるリーダ(又はリーダライタ)のコイルから搬送波が送られることにより通信を行う。
詳しくは、リーダからの搬送波によりICタグのループアンテナの磁束密度が変化して閉回路に誘導起電力が生じ、この電力で通信チップは通信を行う。RFIDタグもこの非接触型のタグに属する。以下では、非接触型のタグとしてICタグを例に挙げ、ICタグやRFIDタグのような無線通信型のタグについて説明する。
図1のタグ機能部の構成は、その内の非接触式ICタグのものである。
なお、タグ機能部への給電は、不図示のリーダ/ライタ装置からの搬送波により行われ、タグ機能部の動作は、その電力を使って行われるものとする。
制御手段12は、受信手段14や送信手段15等の制御を司る制御回路である。CPU(中央演算処理装置)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などのメモリにより構成される。この場合、ROMには制御用の各種プログラムやデータが記録され、RAMは演算等のワーク用として使用される。
また、制御手段12は、上述の構成の下で所定プログラムを実行することにより、ログ情報更新手段121を構成する。
ログ情報更新手段121は、記憶手段13のログ情報Xの更新を行う。詳しくは後で述べるが、この更新は、受信手段14で受信した更新情報をCPUがRAMに一時的に記憶し、この更新情報をログ情報Xに上書きするなどして行われる。
記憶手段13は、不揮発性の書換え可能なFlashROM等のメモリである。同図に示すようにログ情報Xを記憶する。
ログ情報Xは、バッテリ1が充電器で充電するときに得る充電回数や充電時間などの情報を記録したものである。このような充電動作の情報は充電の度に更新されるので、それまでの経過情報を統計的に算出した値となる。
図2は、ログ情報Xの構成図である。
バッテリの識別情報は別途記憶されているものとし、ログ情報の図においては充電能力の程度を示す情報に関係するものだけを記載する。
同図の「製造年月日」の項目(項目番号1)は、バッテリ1の製造年月日を格納するための記憶領域である。この項目には初期値としてバッテリ1の製造年月日の情報が格納される。
「充電回数」の項目(項目番号2)は最初に行われた充電から直近に行われた充電までの充電回数を記憶するための領域である。この項目には初期値として「0(回)」が格納される。
「充電時間」(項目番号3)の項目は初回の充電から直近の充電までの合計の充電時間を格納するための記憶領域である。この項目には初期値として「0(時間)」が格納される。
「電池容量レベル」の項目(項目番号4)は、充電回数に応じてレベル分けした電池容量レベルを格納するための記憶領域である。本例では5段階のレベルを設定する。充電回数が増加するに従い、当初よりも電池容量が減るため、初回はレベル1とし、充電回数が増えるに従いレベルが増加する。そして、電池の交換時期に近づくと、電池容量レベルは5となる。電池の性能に応じてメーカが推奨する充電回数つまり電池交換までの充電回数が提示されている。このため、電池交換までの充電回数をその提示の回数から5等分して、それぞれの1つにレベルを設定することができる。例えば、提示された充電回数が500回であるとすると、1回〜100回までがレベル1、101回から200回までがレベル2、同様にしてレベル3、レベル4を設定し、最後に401回〜500回までをレベル5に設定することができる。
「最終充電日」(項目番号5)は、直近の充電の実施日を格納するための記憶領域である。
「製造年月日」以外の各項目(項目番号2〜5)は、充電能力の程度を示す情報を記憶する領域であるため、各項目に格納されている値は充電が行われる度に更新される。「製造年月日」の値は更新されないが、後述する電池残量の判定処理に使用されることになる。
なお、同図に示した構成は一例であるため、使用状況により適宜他の項目を新たに設けたりして構成を変形して良い。
ここで図1に戻り、残りの手段について説明する。
受信手段14及び送信手段15はループルアンテナや通信回路などに相当する。
受信手段14は、図示しないPC(パーソナルコンピュータ)に接続された通信機器や後述する通信機能を備えた充電器からの搬送波から信号を取り出して、信号に含まれるコマンドやデータを制御手段12に転送する。コマンドの具体例としては、通信機器や充電器からのログ情報の送信要求やログ情報の更新要求などがある。データとしては後者のログ情報の更新要求に付加される更新情報がある。
送信手段15は、制御手段12からデータ等を受け取り、データを搬送波に乗せて通信器や充電器に送信する。本実施形態では、通信器や充電器からログ情報の送信要求を受けたときに、要求先の通信器又は充電器に向け、搬送波の反射波に記憶手段13のログ情報を乗せて送信する。
図3は、充電器の構成図である。
同図に示す充電器3は、充電手段30、制御手段31、検出手段32、取得手段(受信手段)33、書込み手段34、及び報知手段35を備える。
充電器3では各部30〜35への給電は交流電源により行う。
充電手段30は、充電池に電気を供給する回路である。この回路は、例えばAC(交流電源)を直流に変換するAC/DC回路などを備え、AC電源から変換した直流電圧をバッテリ1との正負の接続端子36、37に印加する。
検出手段32は、充電器3にバッテリ1がセットされたことを検出する。この検出には接触式センサであれば自動戻りスイッチを使用したセンサなどが、また非接触式センサであれば近接センサなどが用いられる。また、バッテリとの正負の接続端子36、37の電圧値や電流値をモニタして、電圧値や電流値の変動によりバッテリがセットされたことを検出するようにしても良い。
センサなどで検出されたアナログ信号はインタフェースを介してA/D(アナログ/デジタル)変換等の所定の信号変換処理が施され、デジタル信号として制御手段31へ入力する。
取得手段33及び書込み手段34は、リーダ/ライタである。コイル状のアンテナと変調復調回路等を備え、信号を搬送波により送受信する。
取得手段33は、バッテリ1(図1参照)のICタグ12〜15からログ情報Xを読み出すリーダである。リーダはログ情報Xを要求するコマンドをコイル状のアンテナからICタグ12〜15のループアンテナ14、15に向けて搬送波に乗せて送信する。これによりICタグ12〜15からは反射波に乗せてログ情報Xが送信され、取得手段33は搬送波に乗せられたログ情報Xを受信し、ログ情報Xを制御手段31に送信する。送信要求は、搬送波をコマンド情報により変調するなどして生成する。
書込み手段34は、ICタグ12〜15に情報を書き込むライタである。このライタは、更新のためのコマンドと制御手段31で生成された更新情報とを搬送波に乗せ、それらをICタグ12〜15へ送信することにより、ICタグ12〜15に更新情報を書き込む。ICタグ12〜15は、この信号を受信すると更新情報に基づいてログ情報Xを更新する。
報知手段35は、音や光などによりバッテリの充電状態をユーザに報知するためのものである。例えばブザー音を鳴らす音源回路や光りを発光するLED(Light Emitting Diode)などにより構成される。
制御手段31は、検出手段32、取得手段33、書込み手段34、及び報知手段35の制御を司るコンピュータである。CPUとROMやRAMなどのメモリにより構成され、ROMには制御用の各種プログラムやデータが記録される。また、RAMはワーク用として使用される。
ROMには後述するログ情報の判定プログラムや更新プログラム、及び判定プログラムが参照する基準データなども備えられている。
ROMの判定プログラムや更新プログラムがCPUに読み込まれて実行されることにより、コンピュータが図3の算出手段310として機能する。
図4は、基準データの構成図である。
本例では、ログ情報X(図1参照)の項目番号に対応させて、項目番号1に「製造年月日からの経過時間」、項目番号2に「充電回数」、項目番号3に「充電時間」、項目番号4に「電池容量レベル」、そして項目番号5に「最終充電日からの未使用期間」の基準データが設定されている。
また、各項目にはレベル欄1−1〜5−1設けられており、この欄に「1」から「5」までのレベルが設定されている。
例えば、「充電回数」項目においては、「充電回数:450回未満」に「レベル1」が設定され「充電回数:450回以上」に「レベル5」が設定されている。
また、「電池容量レベル」項目(項目番号2)には「充電回数:1回−100回」に「レベル1」が、101回から200回に「レベル2」が、レベル3、4も同じようにして、最後は401回から500回に「レベル5」が設定されている。このように「電池容量レベル」項目においてはレベルが1〜5まで5段階に分けられており、その他の項目にはレベルが1と5の2段階に分けられている。判定プログラムによる後述の判定処理ではログ情報を基準データの何れかのレベルに振り分けることにより電池の使用状態や電池寿命等の判定を行う。
図5は、ログ情報を取得及び更新する際の充電器の動作フロー図である。
制御手段31(図3参照)は、検出手段32(図3参照)からの電圧値の信号をモニタして、電圧値が閾値を超えたか否かを判定する(S1)。ステップ1で「No判定」つまり電圧値が閾値を超えていないと判定した場合、引き続き電圧値をモニタし、電圧値が閾値を超えるまで判定を繰り返す。
ステップS1で「Yes判定」つまり電圧値が閾値を超えたと判定した場合、制御手段31はその判定によりバッテリ充電が開始されたことを検出し、ICタグ12〜15(図1参照)に対してログ情報Xの送信を要求する(S2)。ステップS2の送信要求後、ICタグ12〜15からは反射波に乗せられたログ情報Xを受信する(S3)。
次に、ステップS3において受信したログ情報に設定されている各値に基づいて、電池寿命であるか否かなどの判定処理を実行し(S4)、判定結果に応じて適宜、報知手段35(図3参照)に報知信号を出力する(S5)。
更に、ログ情報に設定されている各項目の値を適宜読み取り、更新処理を実行する(S6)。更新処理は、今回の充電動作による充電能力の落ち込みをログ情報Xに反映させるための処理である。
そして、更新処理後は、ICタグ12〜15に更新を指示するコマンドと更新データを送信する(S7)。
この一連の動作は、検出手段32でバッテリ1がセットされてから次にバッテリ1がセットされるまでの間に1回実行される。
ここで、上述した一連の動作を行うタイミングについての説明を加える。ステップS5までは、なるべく早い段階で処理を行うことで、ユーザはバッテリの使用状況を早く知ることができる。一方、ステップS6の判定処理はバッテリが取り外される直前が良い。
「充電時間」項目(図2の項目番号3)のログの取り方は、充電開始時と終了時とでは異なる。充電開始時にログを更新する場合は、フル充電が完了するまでの残りの時間を予測して値を更新する必要がある。従って、充電開始直後に上述した一連の動作を行わせる場合は、フル充電時間を更新値として設定する。また、終了時に上述した一連の動作を行わせる場合は、内部クロックで実際の充電時間をカウントし、実際に充電に要した時間を更新値として設定する。フル充電の状態はバッテリの端子電圧をモニタすることにより検出する。このように、より正確な充電時間をログとして残すには充電終了時に処理を行うのが良い。
なお、後者のようにフル充電が完了するまでログを更新しない場合は、更新前に充電器からバッテリが抜き取られ、そのときの充電時間が全くログに残らないことが想定される。この場合、1回の充電動作につきフル充電時間分の誤差が発生しうる。
このようなことを防止するために、ログの更新が終わっていないとユーザに報知するLED等の報知手段を設けるようにしても良い。こうすることで、ログ情報の更新前にバッテリを充電器から抜き取ることが防止でき、確実にログを更新できる。
また、フル充電の直前ではなく充電途中に充電器からバッテリが抜き取られることも想定される。この場合、1回の充電動作でフル充電時間分に近い誤差が発生することも想定される。これを防止するためには、1回の充電に1更新ではなく、所定時間間隔で定期的にログを更新することが好ましい。例えば、フル充電の時間が3時間に設定されているものであれば、10分置きや、30分置きや、1時間置きなどにログを更新する。こうすることにより、バッテリが途中で充電器から抜き取られた場合であっても10分置きに更新するものであれば誤差を10分以内に抑えることができる。10分よりも更に刻んで更新を行えば、充電時間のログの精度が一層上がることは言うまでもない。このような1回の充電に定期的に複数回のログの更新を行わせるには次のようにする。つまり、図5の動作フローのステップS1〜S7を終了した後に、内部クロックで更新までの時間をカウントし、更新時間になったら図5のステップS2、S6、及びS7の処理をルーチンとして行わせるようにする。
このようにすることで、定期的に更新処理が実行されるようになる。
次に、図5のステップS4の判定処理とステップS5の報知処理について詳しく説明する。
図6は、その判定処理及び報知処理のフローチャートである。
先ず、変数nに初期値「1」に設定する(S40)。変数nとはログ情報や基準データの項目番号を指定するための変数のことであり、この例では整数1から6までの値をとる。
次に、変数nが6に達したか否かを判定する(S41)。
ステップS41で「No」判定の場合、ログ情報の項目n番に設定されている情報の読み出しをする(S42)。初回はn=1であるため、項目1番の「製造年月日」(図2参照)の値がレジスタにセットされることになる。ただし、項目1番においてのみシステムがもつ日時情報との差をとり、経過日数がレジスタに残る。ステップS41で「Yes」判定つまりn=5の「最終充電日」までの処理が終わると、当該判定処理を終了する。
次に、基準データの項目n番に設定されている情報の読み出し(S43)、先に読み出したログ情報の値と比較判定処理を行う(S44)。初回は、n=1で項目1番の「製造年月日からの経過時間」の値(図4参照)がレジスタにセットされる。この場合、判定基準の値1825日(365日×5)がセットされ、算術演算により前者のレジスタの値から後者の基準データの「充電回数の値」の差をとり、0又は正の値が残ると、レベル5と判定される。一方、両者の差が負の値になると、レベル1と判定される。なお、詳しい説明は省略するが項目5番についても同じ要領で判定処理が行われる。
項目2番は、ログ情報の「充電回数」の値をレジスタにセットすると、基準データについては「450」をレジスタにセットし、算術演算の差をとる。このとき、0又は正の値が残ると、レベル5と判定される。一方、両者の差が負の値になると、レベル1と判定される。項目3番も詳しくは説明しないが、同様にして判定結果を算出する。
項目4番は、ログ情報の「電池容量レベル」の値をレジスタにセットすると、基準データについては先ず値「100」をレジスタにセットし、算術演算の差をとる。このとき、負の値が残ればレベル1と判定される。また、「0」となれば、レベル2と判定される。そして、正の値が残ったときは続いて「100」をレジスタにセットし、先程の残った値と100との差をとる。このとき、負の値が残ればレベル2と判定される。また、「0」となれば、レベル3と判定される。そして、正の値が残ったときは続いて「100」をレジスタにセットし、先程の残った値と100との差をとる。次も同様にして、レベル3又はレベル4を決定し、負のものが残っていれば、更に100との差をとり、負の値が残ればレベル4と判定される。また、「0」又は正の値が残ればレベル5と判定される。
ステップS44の処理後は、ステップS45のレベル判定処理、ステップS46のインクリメントの順に処理が行われる。レベル判定処理は、ステップS44の判定結果に基づき、nのルーチンとn−1のルーチンのそれぞれの判定結果(レベル)の比較を行う。そして、レベルの低いものをレベルの高いもので更新する。n=1の場合、初回のため、ステップS44の判定結果がそのまま残る。n=2の場合、n=2の判定結果とn=1の判定結果とを比較し、n=2の判定結果の方がレベルが高ければ、n=1の判定結果をn=2の判定結果で更新する。反対にn=1の判定結果の方が高ければ、n=1の判定結果がそのまま残ることになる。ステップS46でnの値がインクリメントされるので、ステップS45では、n=1から5までレベルの比較を行い、最大のレベルをレベル情報として取り出す。
n=5においてステップS42からS46の処理が行われると、続くステップS41で「Yes」判定となり、報知処理に移行する。
報知処理は、本例では判定結果のレベルに応じて、LEDの報知色を変える処理のことを表す。ステップS45で判定結果の最大のレベルを取り出しているので、これに基づいて報知処理を行う。
先ず、判定結果がレベル1であるか否かを判定する(S47)。「Yes」判定の場合、処理を終了する。レベル1は電池使用の初期段階であり、ユーザに警告を発する必要がない。このため、この段階でのLED発光を行わず、処理を終了する。
ステップS47で「No判定」の場合、次にレベル2であるか否かを判定する(S48)。
「Yes」判定の場合、レベル2に対応するLEDを点灯して(S49)、処理を終了する。
ステップS48で「No判定」の場合、次にレベル3であるか否かを判定する(S50)。
「Yes」判定の場合、レベル3に対応するLEDを点灯して(S51)、処理を終了する。
ステップS50で「No判定」の場合、次にレベル4であるか否かを判定する(S52)。
「Yes」判定の場合、レベル4に対応するLEDを点灯して(S53)、処理を終了する。
ステップS52で「No判定」の場合、レベル5に対応するLEDを点灯して(S54)、処理を終了する。
なお、各LEDの点灯は、一例としては、各LEDに対応するバイポーラトランジスタ等のそれぞれの電子スイッチの一つをONすることにより、対象のLEDに電流を流して発光させるようにして行う。
LEDの発光色は、レベル2からレベル5に向けて段階的に異ならせる、例えば黄色から赤に段階的に異ならせるようにし、それぞれの色により電池の使用状況をユーザが一目で確認できるようにする。
なお、判定のレベルとLEDとは上述のようにLEDの色を変えることにより行っても良いが、同一色の各LEDにレベルを印字したラベルを貼り、LEDが点灯した箇所のラベルによりレベルの違いを識別させるようにしても良い。またLEDを一つにし、レベルに応じて点滅スピードを変えるなどして警告を促すようにしても良い。
以上のようにして、充電器側で充電池残量等の判定を行い、判定結果に基づいてユーザに報知する。
次に、図5のステップS6の更新処理について詳しく説明する。
更新処理は、ICタグから取得したログ情報を基礎に今回の充電動作分の充電能力の落ち込みを情報として反映させる処理である。
図7は、更新処理のフローチャートである。
先ず、ログ情報から「充電回数」を読み出す(S70)。
次に、読み出した充電回数に回数「1/6」を加える(S71)。
本例ではフル充電3時間で30分起きの更新のため、3時間で1回となるように30分ごとに1/6回を加えるようにしたものである。つまり、フル充電時間や更新間隔に応じて加算する値は変更する必要がある。
ステップS71で得た値でログ情報の「充電回数」を書き換える(S72)。
次に、ログ情報から「充電時間」を読み出す(S73)。
充電時間に予め設定した時間を追加する(S74)。本例では30分置きに更新するため、「30分」を追加する。
ステップS74で得た値でログ情報の「充電時間」を書き換える(S75)。
次に、電池容量レベルを再算出する(S76)。この処理では、基準データの項目4の「電池容量レベル」に基づき、ステップS71で算出した充電回数に対応するレベルを再度算出する。
ステップS76で得た値でログ情報の「電池容量レベル」を書き換える(S77)。
次に、本体システムの日時情報を抽出する(S78)。この処理では、本体内部のクロックを使って計時する日時情報を読み取る。
ステップS78で得た値でログ情報の「最終充電日」を書き換える(S79)。
以上で更新処理を終了する。
以上のようにして得られた更新情報は、更新を指示するコマンドと共にICタグに向けて送信されることにより、ICタグ内のログ情報と置き換えられる。
以上のように、本実施形態では、バッテリに電池の消耗の程度を示すログ情報を残すようにしたため、充電器側でバッテリの消耗度をログ情報から判断できるようになる。また、充電器はバッテリの消耗を報知手段で報知することができるため、ユーザは一目でバッテリの消耗度を確認できる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、ICタグ付きのバッテリと充電器の基本的な構成について説明した。第2の実施形態では、バッテリに対するICタグの取り付け方について説明する。
なお、その他の構成や動作は第1の実施形態と説明が重なるため、ここでの説明は省略する。
図8は、第2の実施形態に係るバッテリの概観図である。
同図(a)は、バッテリ100の概観斜視図である。
同図(b)は、バッテリ100のA−A´線の断面図である。
同図(a)の破線部101−aに示すように、また、同図(b)の斜線部101−bにも示すように、ICタグ12〜15(図1参照)は、バッテリ100のモールドに埋め込まれた状態でバッテリに供給されている。本例では、バッテリ100の底面1000側のモールドの内部に埋め込まれている。なお、モールドは、バッテリの形状を樹脂などで象ったものである。モールドの材料としては、樹脂以外にもICタグとリーダとの間で通信遮断や通信障害を起こさないものが利用される。
モールドの材料が他の理由で変更できない場合は、ICタグとリーダとの間での通信が可能なように、通信距離の長い通信周波数帯に変更したり、ICタグをモールドのできるだけ表面に配置したりするなどして適宜調節を行う。
本実施形態ではモールド内にICタグを埋め込む構成としたので、ICタグを傷付けることがなく、また、既存のバッテリにおいても設計変更なくICタグを搭載することが可能になる。
(第3の実施形態)
第1、第2の実施形態では、バッテリと充電器の1対1の構成のものについて説明した。
第3の実施形態では、充電のために複数のバッテリ用スロットを備える充電器について説明する。
なお、第3の実施形態においても、第1、第2の実施形態と同じ説明については適宜省略するものとする。
図9は、第3の実施形態に係る複数のバッテリ用スロットを備える充電器の概観図である。
同図(a)は、複数のバッテリ用スロットを備える充電器の斜視図である。
同図(a)の充電器9は、10個のスロットSROT1〜SROT10を備える。
スロットSROT1〜SROT10は、それぞれ、同一形状の、バッテリの正極と負極の端子を充電器の底部の正極と負極の端子へと導くガイドの役目をする四方を壁面の構造体より囲まれてなる、バッテリと略同形状の収納エリアである。
バッテリ100は各スロットに対して図9(a)の矢印Yの向きに挿入されることになる。
充電器9は、更に、スロットSROT1〜SROT10ごとにLEDa1〜a10を備える。
LEDa1〜a10は発光ダイオードである。これらはユーザが視認し易いように各スロットSROT1〜SROT10の入り口端部の斜面90に一列に並べて配置されている。LEDa1〜a10はバッテリの残量不足を示すための報知手段として用いられるものである。
なお、LEDa1の左隣に設けられているLEDb1は、充電器9の電源がONしていることを示すための指示灯である。
この指示灯(LEDb1)のON又はOFFは充電器9の正面に設けられた電源スイッチ91により行い、電源スイッチをON側に倒すことにより、電源コード92を通じて、充電器に電力が投入される。
同図(b)は同図(a)の充電器9を正面側から見たときの内部構成図である。
充電器9は、充電手段30、制御手段31、検出手段32―1〜10、リーダ/ライタ33−1〜10、及び報知手段としてのLEDa1〜a10を備える。検出手段32―1〜10、リーダ/ライタ33−1〜10、及びLEDa1〜a10は、スロットSROT1〜SROT10に一つずつ設けられている。
充電手段は各スロットSROT1〜SROT10の正負の接続端子に、電源ラインとグランドとを並列接続して構成される。制御手段31は、全てのスロットSROT1〜SROT10を、1箇所で集中管理する。
充電器9への給電はACコンセントからの交流電源を直流に変換するなどして行う。
充電手段30は、AC(交流電源)をAC/DC回路で直流に変換し、直流電圧を各スロットSROT1〜SROT10に設けた正負の接続端子に印加するなどして、スロットSROT1〜SROT10に収納された充電池に電気を供給する。
検出手段32―1〜10は、充電器3にバッテリ1がセットされたことを検出するセンサである。検出手段32−1〜10で検出したアナログ信号はインタフェースを介してA/D変換等の所定の電気信号変換処理を施し、デジタル信号として制御手段へ入力する。なお、検出手段32−1〜10は、バッテリ100がスロットSROT1〜SROT10に完全に挿入された際に閾値を超える信号が出力されるよう、向き、配置、及び感度等が適切に調節されている。
リーダ/ライタ94−1〜10は、バッテリ100のICタグ101−aからログ情報を読み出し、更新情報をICタグ101―aに書き込むリーダ/ライタである。同図(b)に示すようにICタグ101―aとこれを読み取るリーダ/ライタ94とは互いに隣り合うように配置されている。リーダライタ94の向き及び配置はバッテリ100がスロットSROT1〜SROT10に収納された際にリーダ/ライタ94の搬送波が直近のICタグ101−aを起動できる程度に設定されている。例えば、リーダライタ94−4から搬送波を送信したときに図に示す直近のICタグ101−aを十分給電できるように向きや配置が決められる。この際に、その他のICタグ101―aを給電してそのICタグ101―aからログ情報の送信を受けないようにする必要がある。通常、直近のICタグを除くその他のICタグとはバッテリや構造体等が介在するため、その厚みでそれらの範囲に向けての電波は遮断される。他のICタグへ電波が及ぶ場合は通信周波数を変更して通信距離を短くしたり、構造体を厚めに設計したり、構造体の材質を変更したりして調節する。
報知手段としてのLEDa1〜a10は、本例では赤色発光ダイオードである。レベル1で消灯、レベル2からレベル4ではレベルが上がるごとに点滅スピードを速め、レベル5で点灯する。なお、点滅スピードの切換えは、LEDa1〜a10の駆動スイッチ(トランジスタ)をONしたりOFFしたりするパルス信号としてPWM(Pulse Width Modulation)信号を使用する。点滅スピードはデューティー比を変更して制御する。
制御手段31は、充電器9の各部の制御を司る手段である。CPUとROMやRAMなどのメモリにより構成され、ROMには制御用の各種プログラムやデータが記録され、RAMはワーク用として使用される。
ROMにはログ情報の判定プログラムや更新プログラム、及び判定プログラムが参照する基準データなどを備える。また、検出手段32−1〜10とリーダ/ライタ94−1〜10とLEDa1〜a10の対応表を記憶する。これらはスロットSROT1〜SROT10の番号ごとに対応表に対応付けされている。例えばスロットSROT8には検出手段32−8、リーダ/ライタ94−8、及びLEDa8のように、末尾や枝番が一致するように対応付けされている。
また、制御手段は、複数のスロットから同時に検出信号を受信すると、例えばスロット番号順などのように予め決めた所定の順番で優先されるスロットからログ情報の処理を行う。
ROMの判定プログラムや更新プログラムがCPUに読み込まれて実行されることにより、コンピュータを算出手段310として機能させる。
同図(b)に示すようにバッテリを左から4つ目のスロットSROT4に挿入すると、スロットSROT4の検出手段の出力電圧が閾値を超え、CPUはスロットSROT4にバッテリ100が挿入されたことを検出する。すると、CPUは対応表において対応付けされているスロットSROT4のリーダ/ライタ94−4を選択して搬送波を送信させる。同じくスロットSROT4のリーダ/ライタ94−4は反射波に乗せられたログ情報を受信し、CPUに通知する。CPUは判定プログラムを実行し、対応表において対応付けされたLEDa4に対して判定結果のレベルに応じた報知信号を出力する。例えば、レベル4であれば、デューティー比を70パーセントにしたPWM信号をLEDのスイッチングのトリガ信号に使用し、LEDの高速点滅を実現する。
また、続いてログ情報の更新処理を行う。CPUで計算された更新情報は対応表に従い、更新情報を取得したリーダ/ライタからICタグに向けて送信する。この送信により、ICタグは起動し、ログ情報が更新される。
以上のように、本実施形態では複数スロットを備えた充電器でバッテリの充電とログ情報の更新を行う構成とした。
これにより、充電器にセットしたバッテリの内、消耗度の高いバッテリと消耗度の低いバッテリを一目で区別できるようになる。
また複数のバッテリに対して同じ充電時間内にログ情報を書き込むことができる。
(第4の実施形態)
第1〜3の実施形態では、バッテリにログ情報を残し、そのログ情報を用いて充電器で電池残量を報知する構成のものを示した。
第4の実施形態では、バッテリのログ情報をPCで読み出して出力する形態について説明する。ここでは、バッテリを搭載した携帯端末を例に挙げて説明する。
図10は、第4の実施形態に係るバッテリを搭載した携帯端末とPCの説明図である。
同図に示す携帯端末18は、飲食店の注文に用いるハンディーターミナルなどの携帯端末である。携帯端末18に第1から第3の実施形態において説明したバッテリ(1、100)が搭載されている。同図に示す破線Mは内部に埋め込まれた無線式のICタグであり、ICタグ内部にログ情報が記憶されている。
携帯端末18はバッテリ(1、100)から電力供給を受けて動作する。その構成は、制御部、入力部、表示部、及び電源部などからなり、バッテリ(1、100)からの電力が各部に供給されることにより動作が可能となる。制御部はCPUやメモリなどから構成されており、メモリに格納されたプログラムがCPUで実行されることにより演算処理を実行したり、各部を制御したりする。入力部は複数のキーを備え、入力された入力キーのキーコードをCPUに送信する、表示部は液晶ディスプレイを備え、CPUから送信された表示用データを表示する。電源部は、バッテリ(1、100)から電力供給を受け、携帯端末18が備える各部の電子部品(CPUやメモリやその他のIC等)に動作電圧を供給する。
一方、PC19はCPU、ROM、RAM、及び入出力インタフェース等で構成されるパーソナルコンピュータである。PC19は入出力インタフェースに入出力装置であるキーボード(不図示)、出力装置であるモニタ(不図示)及びプリンタ190、及びリーダ/ライタ191を備えている。
キーボードは複数の入力キーを備え、ユーザによる入力により入力キーに対応する命令コードがCPUに送信される。
モニタは、CPUから送信された表示用データをメモリに展開し、表示画面に表示する。
プリンタ190、CPUから送信された印字データをプリント用紙に印字して出力する。
リーダ/ライタ191は、ICタグに搬送波を送信し、ICタグから反射波に乗せて送信されたログ情報を受信するための装置である。
PC19は、携帯端末18のバッテリ1、100の特にICタグ上にリーダ/ライタ191を近づけて、ログ情報を送信要求するコマンドをICタグに送信する。
すると、リーダ/ライタ191においてICタグからの反射波に乗せられたログ情報を受信する。
PC19はログ情報を受信すると所定のフォーマットでログ情報の各項目を並べて画面表示またはプリント用紙に出力する。
図11は、ログ情報の出力例である。
図11に示すように判定結果の欄L1の「要交換」と、その根拠となる情報として「使用回数」「使用時間」等の電池使用状況の情報L2を出力する。
このように、本実施の形態ではユーザに対して電池の交換が必要か否かなどの判定結果と共にその根拠として現在の使用状況を示すことができる。このため、ユーザはどの電池が新しくてどの電池が交換時期なのかを一目で把握することが可能になる。
また、電池が突然充電できなくなったとしても、ログ情報をユーザに見せることにより、原因が把握でき、ユーザの納得を得て電池の交換を進めることができる。
また、電池交換時期直前ではなく前以て使用状況を分析することにより、どのような使い方をすればよいかなどをユーザに提案することができるようになる。
また、電池交換時期が分かるので、事前に電池交換の企画書を作成し、計画に沿って電池交換をすることができるようになる。
なお、本実施の形態の充電器やPC等で使用する各種プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供し、充電器やPC等のフラッシュROMなどに読み込ませて実行してもよい。
また、当該プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。
以上の各実施形態において、ICタグ、充電器およびICタグを搭載した携帯機器についていくつかの構成を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 バッテリ
10 充電手段
11 充電池
12 制御手段
13 記憶手段
14 受信手段
15 送信手段
121 ログ情報更新手段
X ログ情報
特開平7−72225号公報

Claims (6)

  1. 充電池の充電能力の程度を示すログ情報を記憶する記憶手段と、
    前記ログ情報の送信要求があると該送信要求の要求先の装置に該ログ情報を送信する送信手段と、
    前記要求先の装置から充電後の前記充電池の充電能力の程度を示すログ情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信した前記ログ情報に基づき前記記憶手段で記憶する前記ログ情報を更新するログ情報更新手段と、
    を備えることを特徴とするバッテリ。
  2. 前記記憶手段、前記送信手段、前記受信手段、前記ログ情報更新手段は、無線通信型のタグが備え、
    前記無線通信型のタグは自機のモールドの内部に埋め込まれている、
    ことを特徴とする請求項1記載のバッテリ。
  3. 自機へのバッテリの装着を検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出された前記バッテリから充電池の充電能力の程度を示すログ情報を受信する受信手段と、
    前記バッテリの充電池の充電能力の程度を示す値を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された値を含む更新情報を前記バッテリの前記ログ情報に書き込む書込み手段と、
    前記バッテリから受信した前記ログ情報又は前記更新情報に基づき前記バッテリの使用状態を報知する報知手段と、
    を備えることを特徴とする充電器。
  4. 前記算出手段は、前記ログ情報に基づいて充電池の消耗段階を示す電池容量レベルを算出し、
    前記報知手段は、異なる色のLEDを備え、且つ前記電池容量レベルに応じて選択的に前記LEDを発光させることにより前記バッテリの使用状態を報知する、
    ことを特徴とする請求項3記載の充電器。
  5. 自機に前記バッテリを装着するための複数のスロットを備え、
    前記複数のスロットにおいてスロット毎に少なくとも前記検出手段、前記取得手段、前記書込み手段、及び前記報知手段を備える、
    ことを特徴とする請求項3又は4記載の充電器。
  6. 請求項1記載のバッテリと、
    前記バッテリからの電力供給により動作する電子部品と、
    を備える携帯端末。
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