JP2018063214A - 2モード光ファイバ特性解析方法および2モード光ファイバ特性解析装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係る2モード光ファイバ特性解析方法は、被試験光ファイバに試験光パルスを基本モード(LP01)で入射したときに得られる後方散乱光に含まれる第1高次モード(LP11)成分の強度分布と、被試験光ファイバに試験光パルスをLP11モードで入射したときに得られる後方散乱光に含まれるLP01モード成分の強度分布から、LP01モードとLP11モードとのレイリー散乱係数の比率を計算することとした。
【選択図】図1
Description
前記被試験光ファイバの一端に基本モードで光パルスを入射する第1光入射手順と、
前記被試験光ファイバの前記一端に戻ってきた、前記第1光入射手順で入射した光パルスの後方レイリー散乱光のうち、第1高次モードについて前記被試験光ファイバの距離に対する光強度の分布を取得する第1光強度取得手順と、
前記被試験光ファイバの一端に第1高次モードで光パルスを入射する第2光入射手順と、
前記被試験光ファイバの前記一端に戻ってきた、前記第2光入射手順で入射した光パルスの後方レイリー散乱光のうち、基本モードについて前記被試験光ファイバの距離に対する光強度の分布を取得する第2光強度取得手順と、
前記第1光強度取得手順で取得した光強度の分布と前記第2光強度取得手順で取得した光強度の分布から、前記被試験光ファイバの任意位置における後方レイリー散乱光の伝搬モード間光強度の比率を演算し、前記任意位置における基本モードと第1高次モードのレイリー散乱係数の比とする演算手順と、
を順に行うことを特徴とする。
前記被試験光ファイバの一端に基本モード又は第1高次モードで光パルスを入射する光入射手段と、
前記被試験光ファイバの前記一端に戻ってきた、前記光入射手段が入射した光パルスの後方レイリー散乱光を、伝搬モード毎に前記被試験光ファイバの距離に対する光強度の分布を取得する光強度取得手段と、
前記光入射手段が基本モードで入射した光パルスの後方レイリー散乱光のうち第1高次モードの光強度の分布と前記光入射手段が第1高次モードで入射した光パルスの後方レイリー散乱光のうち基本モードの光強度の分布から、前記被試験光ファイバの任意位置における後方レイリー散乱光の伝搬モード間光強度の比率を演算し、前記任意位置における基本モードと第1高次モードのレイリー散乱係数の比とする演算手段と、
を備えることを特徴とする。
被試験光ファイバ10の一端に基本モード又は第1高次モードで光パルスを入射する光入射手段と、
被試験光ファイバ10の前記一端に戻ってきた、前記光入射手段が入射した光パルスの後方レイリー散乱光を、伝搬モード毎に被試験光ファイバ10の距離に対する光強度の分布を取得する光強度取得手段と、
前記光入射手段が基本モードで入射した光パルスの後方レイリー散乱光のうち第1高次モードの光強度の分布と前記光入射手段が第1高次モードで入射した光パルスの後方レイリー散乱光のうち基本モードの光強度の分布から、被試験光ファイバ10の任意位置における後方レイリー散乱光の伝搬モード間光強度の比率を演算し、前記任意位置における基本モードと第1高次モードのレイリー散乱係数の比とする演算手段と、
を備えることを特徴とする。
なお、生成部Aとモード合分波部Bが前記光入射手段、モード合分波部Bと受光部Cが前記光強度取得手段、演算処理部Dが前記演算手段である。
前記光入射手段が、前記被試験光ファイバの一端に基本モードで光パルスを入射する第1光入射手順と、
前記光強度取得手段が、前記被試験光ファイバの前記一端に戻ってきた、前記第1光入射手順で入射した光パルスの後方レイリー散乱光のうち、第1高次モードについて前記被試験光ファイバの距離に対する光強度の分布を取得する第1光強度取得手順と、
前記光入射手段が、前記被試験光ファイバの一端に第1高次モードで光パルスを入射する第2光入射手順と、
前記光強度取得手段が、前記被試験光ファイバの前記一端に戻ってきた、前記第2光入射手順で入射した光パルスの後方レイリー散乱光のうち、基本モードについて前記被試験光ファイバの距離に対する光強度の分布を取得する第2光強度取得手順と、
前記演算手段が、前記第1光強度取得手順で取得した光強度の分布と前記第2光強度取得手順で取得した光強度の分布から、前記被試験光ファイバの任意位置における後方レイリー散乱光の伝搬モード間光強度の比率を演算し、前記任意位置における基本モードと第1高次モードのレイリー散乱係数の比とする演算手順と、
を順に行う。
要するに本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。具体的には、光サーキュレータ14および光受信器16を削除し、被試験光ファイバに入射したモードと異なるモード成分の後方散乱光のみを測定する構成としてもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
11:光源
12:パルス発生器
13:光強度変調器
14:光サーキュレータ
15:モード合分波器
16、17:光受信器
18:A/D変換器
19:信号処理回路
20:演算処理回路
101:2モード光ファイバ特性解析装置
A:生成部
B:モード合分波部
C:受光部
D:演算処理部
Claims (2)
- 被試験光ファイバである2モード光ファイバの特性を解析する2モード光ファイバ特性解析方法であって、
前記被試験光ファイバの一端に基本モードで光パルスを入射する第1光入射手順と、
前記被試験光ファイバの前記一端に戻ってきた、前記第1光入射手順で入射した光パルスの後方レイリー散乱光のうち、第1高次モードについて前記被試験光ファイバの距離に対する光強度の分布を取得する第1光強度取得手順と、
前記被試験光ファイバの一端に第1高次モードで光パルスを入射する第2光入射手順と、
前記被試験光ファイバの前記一端に戻ってきた、前記第2光入射手順で入射した光パルスの後方レイリー散乱光のうち、基本モードについて前記被試験光ファイバの距離に対する光強度の分布を取得する第2光強度取得手順と、
前記第1光強度取得手順で取得した光強度の分布と前記第2光強度取得手順で取得した光強度の分布から、前記被試験光ファイバの任意位置における後方レイリー散乱光の伝搬モード間光強度の比率を演算し、前記任意位置における基本モードと第1高次モードのレイリー散乱係数の比とする演算手順と、
を順に行うことを特徴とする2モード光ファイバ特性解析方法。 - 被試験光ファイバである2モード光ファイバの特性を解析する2モード光ファイバ特性解析装置であって、
前記被試験光ファイバの一端に基本モード又は第1高次モードで光パルスを入射する光入射手段と、
前記被試験光ファイバの前記一端に戻ってきた、前記光入射手段が入射した光パルスの後方レイリー散乱光を、伝搬モード毎に前記被試験光ファイバの距離に対する光強度の分布を取得する光強度取得手段と、
前記光入射手段が基本モードで入射した光パルスの後方レイリー散乱光のうち第1高次モードの光強度の分布と前記光入射手段が第1高次モードで入射した光パルスの後方レイリー散乱光のうち基本モードの光強度の分布から、前記被試験光ファイバの任意位置における後方レイリー散乱光の伝搬モード間光強度の比率を演算し、前記任意位置における基本モードと第1高次モードのレイリー散乱係数の比とする演算手段と、
を備えることを特徴とする2モード光ファイバ特性解析装置。
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