JP2018063056A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 圧縮機を再起動した後の高圧側圧力の上昇を抑えることができ、これにより圧縮機の停止と再起動の頻繁な繰り返しを回避できる冷凍サイクル装置を提供する。
【解決手段】 高圧スイッチの作動に応じて圧縮機を停止し、その後、高圧スイッチの復帰に応じて圧縮機を再起動するするとともに、この再起動に際し膨張弁に対する開度制御の下限値を増大側にシフトする。
【選択図】図1
【解決手段】 高圧スイッチの作動に応じて圧縮機を停止し、その後、高圧スイッチの復帰に応じて圧縮機を再起動するするとともに、この再起動に際し膨張弁に対する開度制御の下限値を増大側にシフトする。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、高圧側圧力の上昇に対処した冷凍サイクル装置に関する。
空気調和機等に搭載される冷凍サイクル装置は、冷凍サイクルの高圧側圧力に応動する高圧スイッチを備え、高圧側圧力が上昇して高圧スイッチが作動した場合に圧縮機を停止し、その後、高圧側圧力が低下して高圧スイッチが復帰した場合に圧縮機を再起動する。高圧スイッチが作動した場合に圧縮機を停止することで、高圧側圧力の異常上昇を防ぎ、圧縮機を始めとする冷凍サイクル機器の安全を確保するようにしている。
高圧スイッチの復帰に応じて圧縮機を再起動しても、すぐにまた高圧側圧力が上昇して高圧スイッチが作動することがある。この場合、圧縮機が停止と再起動を頻繁に繰り返し、室内温度の変動を招いて空調の快適性が損なわれてしまう。
また、冷凍サイクル用の冷媒として、R410A冷媒に代えて、能力とエネルギー効率に優れたR32冷媒への移行が進んでいる。ただし、R32冷媒は、圧縮機から吐出されるときの圧力がR410A冷媒の場合より高くなるため、高圧スイッチが作動し易い状況となる。
本発明の実施形態の目的は、圧縮機が再起動した後の高圧側圧力の上昇を抑えることができ、これにより圧縮機の停止と再起動の頻繁な繰り返しを回避できる冷凍サイクル装置を提供することである。
請求項1の冷凍サイクル装置は、圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器を含む冷凍サイクルと、この冷凍サイクルの高圧側圧力に応動する高圧スイッチと、制御手段とを備える。制御手段は、前記高圧スイッチの作動に応じて前記圧縮機を停止し、その後、前記高圧スイッチの復帰に応じて前記圧縮機を再起動するとともに、この再起動に際し前記膨張弁に対する開度制御の下限値を増大側にシフトする。
以下、一実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、圧縮機1の吐出口に四方弁2を介して室外熱交換器3の一端が配管接続され、その室外熱交換器3の他端に複数の膨張弁4a,4b,…4nを介して複数の室内熱交換器5a,5b,…5nの一端が配管接続され、その室内熱交換器5a,5b,…5nの他端が四方弁2を介して圧縮機1の吸込口に配管接続される。これら配管接続によりヒートポンプ式冷凍サイクルが構成される。このヒートポンプ式冷凍サイクルには、R32冷媒を例えば50%以上含む冷媒が充填される。
図1に示すように、圧縮機1の吐出口に四方弁2を介して室外熱交換器3の一端が配管接続され、その室外熱交換器3の他端に複数の膨張弁4a,4b,…4nを介して複数の室内熱交換器5a,5b,…5nの一端が配管接続され、その室内熱交換器5a,5b,…5nの他端が四方弁2を介して圧縮機1の吸込口に配管接続される。これら配管接続によりヒートポンプ式冷凍サイクルが構成される。このヒートポンプ式冷凍サイクルには、R32冷媒を例えば50%以上含む冷媒が充填される。
冷房時は、実線矢印で示すように、圧縮機1から吐出される冷媒が四方弁2、室外熱交換器(凝縮器)3、膨張弁4a,4b,…4nを通って室内熱交換器(蒸発器)5a,5b,…5nに流れ、その室内熱交換器5a,5b,…5nから流出する冷媒が四方弁2を通って圧縮機1に吸込まれる。暖房時は、破線矢印で示すように、四方弁2の流路が切換わることにより、圧縮機1から吐出される冷媒が室内熱交換器(凝縮器)5a,5b,…5nに流れ、その室内熱交換器5a,5b,…5nから流出する冷媒が膨張弁4a,4b,…4n、室外熱交換器(蒸発器)3、四方弁2を通って圧縮機1に吸込まれる。
室外熱交換器3の近傍に室外ファン6が配置され、室内熱交換器5a,5b,…5nの近傍に室内ファン7a,7b,…7nが配置される。圧縮機1のモータにインバータ8が接続される。インバータ8は、交流電源9の電圧を直流変換し、その直流電圧を所定周波数Fの交流電圧に変換して出力する。この出力周波数Fに応じた回転数で圧縮機1のモータが動作する。
圧縮機1の吐出口と四方弁2との間の高圧側配管に、高圧スイッチ11および冷媒温度センサ12が取付けられる。高圧スイッチ11は、圧縮機1から吐出される冷媒の圧力(高圧側圧力という)Pdが設定値Pd2以上に上昇した場合に作動し、高圧側圧力Pdが設定値Pd1(<Pd2)未満に低下した場合に復帰する。冷媒温度センサ12は、圧縮機1から吐出される冷媒の温度Tdを検知する。
膨張弁4a,4b,…4nは、入力される駆動パルス信号のパルス数に応じて開度が連続的に変化するいわゆるパルスモータバルブである。
圧縮機1、四方弁2、室外熱交換器3、膨張弁4a,4b,…4n、室外ファン6、およびインバータ8が室外ユニットAに搭載され、室内熱交換器5a,5b,…5nおよび室内ファン7a,7b,…7nがそれぞれ室内ユニットBa,Bb,…Bnに搭載される。これら室外ユニットAおよび室内ユニットBa,Bb,…Bnに、制御部20が接続される。
制御部20は、マイクロコンピュータおよびその周辺回路からなり、主要な機能として次の(1)〜(3)の制御手段を含む。
(1)高圧スイッチ11の作動に応じて圧縮機1を停止し、その後、高圧スイッチ11の復帰に応じて圧縮機1を再起動する第1制御手段。
(1)高圧スイッチ11の作動に応じて圧縮機1を停止し、その後、高圧スイッチ11の復帰に応じて圧縮機1を再起動する第1制御手段。
(2)ヒートポンプ式冷凍サイクルの運転時、室内熱交換器5a,5b,…5nの過熱度(冷房時)および過冷却度(暖房時)が一定値となるよう、膨張弁4a,4b,…4nの開度Qを予め定めた上限値Qmaxと予め定めた下限値Qminの範囲で制御する第2制御手段。
(3)高圧スイッチ11の復帰による圧縮機1の再起動に際し、膨張弁4a,4b,…4nに対する開度制御の下限値Qminを所定値ΔQだけ増加側にシフト(開度絞り制限)する第3制御手段。
なお、(2)の第2制御手段は、シフト量である所定値ΔQをヒートポンプ式冷凍サイクルの容積(室内ユニットBa,Bb,…Bnの運転台数)に応じて異なる値(ΔQ1,ΔQ2,…ΔQn)に設定する。具体的には、所定値ΔQを、冷房時はヒートポンプ式冷凍サイクルの容積に比例する値に設定し、暖房時はヒートポンプ式冷凍サイクルの容積に反比例する値に設定する。また、第2制御手段は、下限値Qminをシフトする開度絞り制限を冷媒温度センサ12により検知される吐出冷媒温度Tdと設定値Tdsとの比較により選択的に実行する。さらに、第2制御手段は、この開度絞り制限の選択的な実行をヒートポンプ式冷凍サイクルの運転停止に伴い解除する。
つぎに、制御部20が実行する制御を図2のフローチャートを参照しながら説明する。
室内ユニットBa,Bb,…Bnの少なくとも1つの運転開始に際し(ステップS1のYES)、制御部20は、圧縮機1を起動する(ステップS2)。この起動に伴い、制御部20は、開度制限フラグfが“0”であるか否かを確認する(ステップS3)。
室内ユニットBa,Bb,…Bnの少なくとも1つの運転開始に際し(ステップS1のYES)、制御部20は、圧縮機1を起動する(ステップS2)。この起動に伴い、制御部20は、開度制限フラグfが“0”であるか否かを確認する(ステップS3)。
開度制限フラグfが“0”の場合(ステップS3のYES)、制御部20は、室内熱交換器5a,5b,…5nの過熱度(冷房時)および過冷却度(暖房時)が一定値となるよう、膨張弁4a,4b,…4nの開度Qを予め定めた上限値Qmaxと予め定めた下限値Qminの範囲で制御する(ステップS4)。
制御部20は、この開度制御に伴い、高圧スイッチ11の作動を監視する(ステップS7)。高圧スイッチ11が作動しない場合(ステップS7のNO)、制御部20は、室内ユニットBa,Bb,…Bnの運転停止を監視する(ステップS14)。
室内ユニットBa,Bb,…Bnの運転停止が不要な場合(ステップS14のNO)、制御部20は、ステップS3のフラグ判定に戻る。室内ユニットBa,Bb,…Bnの運転停止が必要な場合(ステップS14のYES)、制御部20は、圧縮機1を停止する(ステップS15)。そして、制御部20は、開度制限フラグfを“0”にリセットし(ステップS16)、最初のステップS1の運転開始判定に戻る。
一方、高圧スイッチ11が作動した場合(ステップS7のYES)、制御部20は、圧縮機1を停止する(ステップS8)。この停止により、高圧側圧力の異常上昇が防止される。そして、制御部20は、タイムカウントtを開始し(ステップS9)、かつ高圧スイッチ11の復帰を監視する(ステップS10)。高圧スイッチ11の復帰がない場合(ステップS10のNO)、タイムカウントtを継続する(ステップS9)。
高圧側圧力が低下して高圧スイッチ11が復帰したとき(ステップS10のYES)、制御部20は、タイムカウントtが一定時間tsに達しているかを判定する(ステップS11)。一定時間tsは、圧縮機1の損傷等を防止するための再起動制限時間である。
高圧側圧力が低下して高圧スイッチ11が復帰したとき(ステップS10のYES)、制御部20は、タイムカウントtが一定時間tsに達しているかを判定する(ステップS11)。一定時間tsは、圧縮機1の損傷等を防止するための再起動制限時間である。
タイムカウントtが一定時間tsに達していなければ(ステップS11のNO)、制御部20は、タイムカウントtを継続する(ステップS9)。タイムカウントtが一定時間tsに達していれば(ステップS11のYES)、制御部20は、圧縮機1を再起動し(ステップS12)、かつ開度制限フラグfを“1”にセットする(ステップS13)。そして、制御部20は、室内ユニットBa,Bb,…Bnの運転停止を監視する(ステップS14)。
室内ユニットBa,Bb,…Bnの運転停止が不要な場合(ステップS14のNO)、制御部20は、ステップS3のフラグ判定に戻る。このとき、開度制御フラグfは“1”なので(ステップS3のNO)、制御部20は、冷媒温度センサ12により検知される吐出冷媒温度(検知温度)Tdと設定値Tdsとを比較する(ステップS5)。
吐出冷媒温度Tdが設定値Tds未満の場合(ステップS5のNO)、制御部20は、上限値Qmaxと通常の下限値Qminの範囲で膨張弁4a,4b,…4nの開度Qを制御する(ステップS4)
吐出冷媒温度Tdが設定値Tds以上の場合(ステップS5のYES)、制御部20は、開度制御の下限値Qminを所定値ΔQだけ増加側にシフトし、その上限値Qmaxと下限値“Qmin+ΔQ”の範囲で膨張弁4a,4b,…4nの開度Qを制御する(ステップS6)。
吐出冷媒温度Tdが設定値Tds以上の場合(ステップS5のYES)、制御部20は、開度制御の下限値Qminを所定値ΔQだけ増加側にシフトし、その上限値Qmaxと下限値“Qmin+ΔQ”の範囲で膨張弁4a,4b,…4nの開度Qを制御する(ステップS6)。
外気温度と高圧側圧力Pdとの関係、および外気温度と吐出冷媒温度Tdとの関係は、それぞれ比例の関係にある。外気温度が上昇すると、高圧側圧力Pdおよび吐出冷媒温度Tdも上昇する。この状況で膨張弁4a,4b,…4nの開度Qが下限値Qminまで絞られると、圧縮機1が再起動してからあまり時間が経たないうちに高圧スイッチ11が作動し、圧縮機1が停止に至る可能性がある。
そこで、上記のように、吐出冷媒温度Tdが設定値Tds以上の場合は開度制御の下限値Qminを増加側にシフトする開度絞り制限を実行することで、圧縮機1の再起動後における高圧側圧力Pdの上昇を抑えることができる。とくに、ヒートポンプ式冷凍サイクルに充填されている冷媒が、R32冷媒の場合でも、R410A冷媒の場合と同様に開度絞り制限を行うことで、圧縮機1の再起動後における高圧側圧力Pdの上昇を抑えることができる。
したがって、圧縮機1の再起動時における高圧スイッチ11の作動を防ぐことができ、ひいては圧縮機1の頻繁な停止と再起動の繰り返しを防ぐことができる。これにより、負荷である室内温度を安定化させることができ、空調の快適性が向上する。
なお、外気温度が低下した場合には、高圧側圧力Pdおよび吐出冷媒温度Tdも低下するため、開度絞り制限が不要になる可能性があり、しかもそのような状況下で開度絞り制限を行うと、ヒートポンプ式冷凍サイクルの運転状態を適正に保てなくなって空調能力が不足する可能性がある。この点を考慮し、制御部20は、吐出冷媒温度Tdが設定値Tdsより低い場合(ステップS5のNO)、開度絞り制限を実行することなく、上限値Qmaxと通常の下限値Qminの範囲で開度Qを制御する(ステップS4)。
その後、室内ユニットBa,Bb,…Bnの運転停止が必要な状況になると(ステップS14のYES)、制御部20は、圧縮機1を停止する(ステップS15)。そして、制御部20は、開度制限フラグf(=1)を“0”にリセットし(ステップS16)、最初のステップS1の運転開始判定に戻る。開度制限フラグfを“0”にリセットすることで、吐出冷媒温度Tdに応じた開度絞り制限の選択的な実行が解除となる。
ところで、高圧側圧力Pdは、ヒートポンプ式冷凍サイクルの容積(室内ユニットBa,Bb,…Bnの運転台数)に応じて変化する。すなわち、冷房時は、図3に示すように、容積が大きいほど、高圧側圧力Pdが上昇する。逆に、暖房時は、図4に示すように、容積が小さいほど、高圧側圧力Pdが上昇する。
この点を考慮し、制御部20は、開度絞り制限のシフト量である所定値ΔQを室内ユニットBa,Bb,…Bnの運転台数に応じて異なる値(ΔQ1,ΔQ2,…ΔQn)に設定する。すなわち、冷房時は、運転台数が多いほど高圧側圧力Pdの上昇する点を考慮し、運転台数が1台の場合は所定値ΔQ1を設定し、運転台数が2台の場合は所定値ΔQ2(>Q1)を設定し、運転台数が3台の場合は所定値ΔQ3(>Q2)を設定し、運転台数が最も多いn台の場合は所定値ΔQn(…>Q3)を設定する。暖房時は、運転台数が少ないほど高圧側圧力Pdの上昇する点を考慮し、運転台数が1台の場合は所定値ΔQnを設定し、運転台数が増えるに従い所定値ΔQ3,ΔQ2,ΔQ1を順次設定する。要するに、高圧側圧力Pdの上昇が著しい側で所定値ΔQを大きくする。
また、制御部20は、所定値ΔQ1,ΔQ2,…ΔQnの切換えに伴い、開度絞り制限の選択的な実行の基準となる設定値Tdsを切換える。すなわち、所定値ΔQ1の設定時は設定値Tds1を選定し、所定値ΔQ2の設定時は設定値Tds2(>Tds1)を選定し、所定値ΔQ3の設定時は設定値Tds3(>Tds2)を選定し、所定値ΔQnの設定時は設定値Tdsn(…>Tds3)を選定する。
このように、開度絞り制限のシフト量である所定値ΔQを室内ユニットBa,Bb,…Bnの運転台数に応じて異なる値に設定し、かつ開度絞り制限の選択的な実行の基準となる設定値Tdsを所定値ΔQに応じて切換えることにより、室内ユニットBa,Bb,…Bnの運転台数の変化にかかわらず、つまりヒートポンプ式冷凍サイクルの容積の変化にかかわらず、圧縮機1の頻繁な停止と再起動の繰り返しを防ぐことができる。
高圧側圧力Pd、膨張弁開度Q、吐出冷媒温度Td、圧縮機回転数の変化の一例を図5に示す。開度Qが絞られていくに従い高圧側圧力Pdが上昇し、その高圧側圧力Pdが設定値Pd2≒4.1MPaに上昇したところで高圧スイッチ11が作動して圧縮機1が停止している。その後、高圧側圧力Pdが設定値Pd1≒3.2MPaに低下したところで高圧スイッチ11が復帰して圧縮機1が再起動するが、吐出冷媒温度Tdが設定値Tds≒65℃を超えたことにより、開度Qの絞りはシフト後の値である最小値Qmin≒200plsに制限され、これに伴い、高圧側圧力Pdの上昇が約3.7MPa程度に抑えられている。
なお、実施形態では、空気調和機に搭載される冷凍サイクル装置を例に説明したが、他の機器に搭載される冷凍サイクル装置についても同様に実施できる。
その他、上記実施形態および変形は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態および変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、書き換え、変更を行うことができる。これら実施形態や変形は、発明の範囲は要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…圧縮機、2…四方弁、3…室外熱交換器、4a,4b,…4n……膨張弁、5a,5b,…5n……室内熱交換器、8…インバータ、9…交流電源、20…制御部
Claims (6)
- 圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器を含む冷凍サイクルと、
前記冷凍サイクルの高圧側圧力に応動する高圧スイッチと、
前記高圧スイッチの作動に応じて前記圧縮機を停止し、その後、前記高圧スイッチの復帰に応じて前記圧縮機を再起動するとともに、この再起動に際し前記膨張弁に対する開度制御の下限値を増大側にシフトする制御手段と、
を備えたことを特徴とする冷凍サイクル装置。 - 前記制御手段は、前記下限値のシフト量を前記冷凍サイクルの容積に応じて異なる値に設定する、
ことを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル装置。 - 前記冷凍サイクルは、冷房および暖房が可能なヒートポンプ式冷凍サイクルであり、
前記制御手段は、前記下限値のシフト量を冷房時は前記冷凍サイクルの容積に比例する値に設定し暖房時は前記冷凍サイクルの容積に反比例する値に設定する、
ことを特徴とする請求項2記載の冷凍サイクル装置。 - 前記圧縮機から吐出される冷媒の温度を検知する温度検知手段、
をさらに備え、
前記制御手段は、前記下限値のシフトを前記温度検知手段の検知温度が設定値以上であるか否かに応じて選択的に実行する、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか記載の冷凍サイクル装置。 - 前記制御手段は、前記下限値のシフトの選択的な実行を前記冷凍サイクルの運転停止に伴い解除することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか記載の冷凍サイクル装置。
- 前記冷凍サイクルの冷媒は、R32冷媒を50%以上含むことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか記載の冷凍サイクル装置。
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