JP2018062240A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の前方の事象に関する情報をドライバに直感的に把握させるヘッドアップディスプレイ装置(HUD装置)を提供することを目的とする。【解決手段】本出願は、映像光を、第1領域と第2領域とを含む反射面へ出射する投影装置を備えるHUD装置を開示する。映像光は、車両の外の外的因子に関する情報を含む第1情報を表す第1映像光と、車両自身に関する第2情報を表す第2映像光と、第1領域と第2領域との間の境界を表すように右端から左端まで延びる境界線を描く境界光と、右端から右斜め下方に延びる右傾斜線を表す右傾斜光と、左端から左斜め下方に延びる左傾斜線を表す左傾斜光と、を含む。第1映像光は、右傾斜線及び左傾斜線のうち少なくとも一方から仮想的に延長された延長線に沿って延び、車両の前方において生じた外的因子の変化に応じて変化する棒状のゲージ画像を表す。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置に関する。
ヘッドアップディスプレイ装置は、車両の外へ視線を向けるドライバに、様々な情報を視覚的に与えることができる(特許文献1を参照)。したがって、ヘッドアップディスプレイ装置は、車両の安全な走行に貢献することができる。
特許文献1は、ドライバに与えられる情報に優先順位をつけることを提案する。特許文献1によれば、情報の表示領域は、優先順位に応じて決定される。
特開2013−189122号公報
特許文献1が提案する優先順位は、ドライバの運転動作パターンとは無関係に決定される。したがって、特許文献1の技術の下で、情報が表示されるならば、ドライバは、必要な情報を直感的に把握することができないこともある。車両の前方において生じた、或いは、生じうる事象の変化は、ドライバの運転動作に直接的に影響を及ぼすことが多いので、車両の前方の事象に関する情報は、ドライバに直感的に把握される必要がある。
本発明は、車両の前方の事象に関する情報をドライバに直感的に把握させることを可能にするヘッドアップディスプレイ装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係るヘッドアップディスプレイ装置は、車両に搭載される。ヘッドアップディスプレイ装置は、映像光を、第1領域と前記第1領域の下方の第2領域とを含む反射面へ出射する投影装置を備える。前記映像光は、前記車両の外の外的因子に関する情報を含む第1情報を表す第1映像光と、前記車両自身に関する第2情報を表す第2映像光と、前記第1領域と前記第2領域との間の境界を表すように右端から左端まで延びる境界線を描く境界光と、前記右端から右斜め下方に延びる右傾斜線を表す右傾斜光と、前記左端から左斜め下方に延びる左傾斜線を表す左傾斜光と、を含む。前記投影装置は、前記第1映像光を前記第1領域へ出射し、且つ、前記第2映像光を前記第2領域へ出射する。前記第1映像光は、前記右傾斜線及び前記左傾斜線のうち少なくとも一方から仮想的に延長された延長線に沿って延び、前記車両の前方において生じた前記外的因子の変化に応じて変化する棒状のゲージ画像を表す。
上記構成によれば、第1映像光は、第1領域に出射される一方で、第2映像光は、第1領域の下の第2領域に出射される。車両の外の外的因子に関する情報を得ようとするドライバは、多くの場合、上方の領域へ視線を向けるので、ドライバは、車両の外の外的因子に関する情報を含む第1情報を直感的に取得することができる。一方、ドライバが所有する車両に関する情報を得ようとするドライバは、多くの場合、下方の領域へ視線を向けるので、ドライバは、車両自身に関する第2情報を直感的に取得することができる。
境界光、右傾斜光及び左傾斜光は、境界線、右傾斜線及び左傾斜線を表すので、反射面から反射されたこれらの光を受けたドライバは、境界線、右傾斜線及び左傾斜線によって表される像からボンネットを想起することができる。棒状のゲージ画像は、右傾斜線及び左傾斜線のうち少なくとも一方から仮想的に延長された延長線に沿って延び、車両の前方において生じた外的因子の変化に応じて変化するので、ドライバは、車両の前方の事象に関する情報をドライバが運転する車両と関連づけて直感的に把握することができる。
上記の構成に関して、前記ゲージ画像は、前記右傾斜線から仮想的に延長された右延長線と前記左傾斜線から仮想的に延長された左延長線との間の領域に表示されてもよい。
上記の構成によれば、ゲージ画像は、右傾斜線から仮想的に延長された右延長線と左傾斜線から仮想的に延長された左延長線との間の領域に表示されるので、ドライバは、視線を大きく移動させることなく、ゲージ画像を含む第1情報及び第2情報を同時に視認することができる。
上記の構成に関して、前記第1映像光は、前記ゲージ画像を含む複数のシンボル画像を表してもよい。前記複数のシンボル画像全ては、前記右延長線と前記左延長線との間の前記領域に表示されてもよい。
上記の構成によれば、複数のシンボル画像全ては、右延長線と左延長線との間の領域に表示されるので、ドライバは、視線を大きく移動させることなく、ゲージ画像を含む複数のシンボル画像から様々な情報を第1情報として直感的に取得することができる。
上記の構成に関して、前記第1映像光は、文字情報を伝達するための文字列画像を表してもよい。前記文字列画像は、前記右延長線と前記左延長線との間の前記領域からはみ出してもよい。
上記の構成によれば、文字列画像は、右延長線と左延長線との間の領域からはみ出すので、文字列画像は、大きく表示される。したがって、ドライバは、文字列画像から第1情報を正確且つ容易に取得することができる。
上記の構成に関して、前記ゲージ画像は、前記第1情報として、前記車両と前記車両の前方で走行する前方車両との間の距離を表してもよい。
上記の構成によれば、ゲージ画像は、棒状のゲージ画像は、右傾斜線及び左傾斜線のうち少なくとも一方から仮想的に延長された延長線に沿って延びるので、ゲージ画像を視認したドライバは、車両と車両の前方で走行する前方車両との間の距離を直感的に把握することができる。
上記の構成に関して、前記ゲージ画像は、前記第1情報として、前記車両から前記車両の前方に存在する交差点までの距離を表してもよい。
上記の構成によれば、ゲージ画像は、棒状のゲージ画像は、右傾斜線及び左傾斜線のうち少なくとも一方から仮想的に延長された延長線に沿って延びるので、ゲージ画像を視認したドライバは、車両から車両の前方に存在する交差点までの距離を直感的に把握することができる。
上記構成において、前記第1情報は、前記車両を目的地へ案内するためのナビゲーション情報、前記車両が走行する車線に対して定められた法定速度に関する法定速度情報、前記車両とオートクルーズコントロール下でターゲットとされるターゲット車両との間の距離設定に関する設定距離情報及び前記車両と前記車線との間の位置関係を通知する車線情報からなる群から選択される少なくとも1つの情報を含んでもよい。
上記構成によれば、目的地、法定速度、ターゲット車両や車線は、ドライバが運転する車両の外に存在する因子であるので、ドライバは、これらに関する情報を得ようとするとき、上方の領域へ視線を向けがちである。第1映像光は、第2領域よりも上の第1領域に出射されるので、ドライバは、目的地、法定速度、ターゲット車両や車線に関する情報を直感的に取得することができる。
上記構成において、前記第2情報は、前記車両の走行速度に関する走行速度情報及び前記オートクルーズコントロール下での前記車両の前記走行速度の設定に関する設定速度情報からなる群から選択される少なくとも1つの情報を含んでもよい。
上記構成によれば、車両の走行速度は、車両自身に関連するので、ドライバは、走行速度情報や設定速度情報を得ようとするとき、下方の領域へ視線を向けがちである。第2映像光は、第1領域よりも下の第2領域に出射されるので、ドライバは、車両の走行速度に関する情報を直感的に取得することができる。
上述のヘッドアップディスプレイ装置は、車両の前方の事象に関する情報をドライバに直感的に把握させることができる。
第1実施形態のヘッドアップディスプレイ装置の概念図である。 図1に示されるヘッドアップディスプレイ装置の例示的な機能構成を表す概略的なブロック図である(第2実施形態)。 反射面に表示される例示的な画像を示す。 反射面に表示される例示的な画像を示す。 図1に示されるヘッドアップディスプレイ装置の例示的な機能構成を表す概略的なブロック図である(第3実施形態)。 反射面に表示される例示的な画像を示す。 反射面に表示される例示的な画像を示す。 反射面に表示される例示的な画像を示す(第4実施形態)。 図4に示されるヘッドアップディスプレイ装置の指示信号生成部の例示的な動作を表す概略的なフローチャートである。 図4に示されるヘッドアップディスプレイ装置の画像信号生成部の例示的な動作を表す概略的なフローチャートである。
<第1実施形態>
本発明者等は、ドライバの運転動作パターンに沿って、情報が表示されるならば、ドライバは、情報を直感的に取得することができることを見出した。ドライバは、車両の外に存在する因子(例えば、法定速度を表す看板、車線を表すために路面上に描かれた線や前方の車両)を見るとき、多くの場合、視線を上方に向ける。一方、車両自身に関する情報の多くは、インストルメンタルパネル上の計器に表示されているので、ドライバは、車両自身の情報を得るために、多くの場合、視線を下方に向ける。第1実施形態において、このような運転動作パターンに沿う情報表示を行うヘッドアップディスプレイ装置が説明される。
図1は、第1実施形態のヘッドアップディスプレイ装置100の概念図である。図1を参照して、ヘッドアップディスプレイ装置100が説明される。
ヘッドアップディスプレイ装置100は、投影装置200を備える。投影装置200は、車両(図示せず)に搭載される。投影装置200は、画像信号に応じて、映像光を出射する一般的なプロジェクタであってもよい。本実施形態の原理は、投影装置200の特定の構造に限定されない。
図1は、反射面RFTを概略的に示す。反射面RFTは、車両のウィンドシールドであってもよい。代替的に、反射面RFTは、投影装置200から出射された映像光の光路上に配置された反射素子(例えば、ホログラム素子やハーフミラー)であってもよい。本実施形態の原理は、反射面RFTを形成する特定の部材に限定されない。
投影装置200は、画像信号に応じて、映像光を生成する。映像光は、投影装置200から反射面RFTに向けて出射される。
映像光は、境界光(図示せず)と、右傾斜光(図示せず)と、左傾斜光(図示せず)と、を含む。境界光は、反射面RFT上で、略水平に延びる境界線BDLを描く。右傾斜光は、反射面RFT上で、境界線BDLの右端から右下に傾斜した右傾斜線RILを描く。左傾斜光は、反射面RFT上で、境界線BDLの左端から左下に傾斜した左傾斜線LILを描く。境界線BDLは、直線であってもよいし、上方に若干湾曲した曲線であってもよい。右傾斜線RIL及び左傾斜線LILは、直線であってもよいし、境界線BDLの右端及び左端から緩やかに湾曲した曲線であってもよい。
境界光、右傾斜光及び左傾斜光は、反射面RFTによって反射され、ドライバDRVの眼に入射する。この結果、ドライバDRVは、境界線BDL、右傾斜線RIL及び左傾斜線LILを視認することができる。ドライバDRVは、境界線BDL、右傾斜線RIL及び左傾斜線LILによって描かれた像からボンネットを想起することができる。
境界線BDLよりも上側の領域は、車両の外の外的因子に関する情報を含む第1情報の表示に利用される第1領域FRGとして用いられる。境界線BDLよりも上側の領域よりも下側の領域は、車両自身に関する第2情報の表示に利用される第2領域SRGとして用いられる。
映像光は、境界光と、右傾斜光及び左傾斜光に加えて、第1映像光と第2映像光とを反射面RFTへ出射する。第1映像光は、第1領域FRGへ出射される。第2映像光は、第2領域SRGへ出射される。第1映像光は、車両の外の外的因子に関する情報を含む第1情報を表す。第2映像光は、車両自身に関する第2情報を表す。第1映像光は、第1領域FRGにおいて、反射面RFTによって反射され、ドライバDRVの眼に入射する。この結果、ドライバDRVは、第1情報を表す画像を視認することができる。第2映像光は、第2領域SRGにおいて、反射面RFTによって反射され、ドライバDRVの眼に入射する。この結果、ドライバDRVは、第2情報を表す画像を視認することができる。
第1情報は、車両を目的地へ案内するためのナビゲーション情報を含んでもよい。第1情報は、車両が走行する車線に対して定められた法定速度に関する法定速度情報を含んでもよい。投影装置200は、車両に搭載されたナビゲーションシステムからの信号から画像信号を生成し、ナビゲーション情報及び/又は法定速度情報を表す映像光を生成してもよい。ナビゲーション情報及び法定速度情報を画像として表すための画像生成技術は、既知の車両に適用されている様々な画像処理技術に依存してもよい。したがって、本実施形態の原理は、ナビゲーション情報及び法定速度情報を画像として表すための特定の画像生成技術に限定されない。
第1情報は、ドライバDRVが運転する車両と、オートクルーズコントロール下でターゲットとされるターゲット車両との間の距離設定に関する設定距離情報を含んでもよい。投影装置200は、オートクルーズコントロールに利用される制御プログラムと連動して、設定距離情報を表す画像信号を生成してもよい。設定距離情報を画像として表すための画像生成技術は、既知のオートクルーズコントロール技術に依存してもよい。したがって、本実施形態の原理は、設定距離情報を画像として表すための特定の画像生成技術に限定されない。
第1情報は、ドライバDRVが運転する車両と車両が走行する車線との位置関係を表す車線情報を含んでもよい。投影装置200は、車両に搭載されたカメラ装置からの信号を用いて、車線情報を表す画像信号を生成してもよい。車線情報を画像として表すための画像生成技術は、様々な既知の画像処理技術に依存してもよい。したがって、本実施形態の原理は、車線情報を画像として表すための特定の画像生成技術に限定されない。
第2情報は、ドライバDRVが運転する車両の実際の走行速度に関する走行速度情報を含んでもよい。投影装置200は、車両に搭載された様々なセンサからの検出信号から走行速度情報を表す映像光を生成してもよい。走行速度情報を画像として表すための画像生成技術は、既知の車両に適用されている様々な信号処理技術に依存してもよい。したがって、本実施形態の原理は、走行速度情報を画像として表すための特定の画像生成技術に限定されない。
第2映像光は、オートクルーズコントロール下での車両の走行速度の設定に関する設定速度情報を含んでもよい。投影装置200は、オートクルーズコントロールに利用される制御プログラムと連動して、設定速度情報を表す画像信号を生成してもよい。設定速度情報を画像として表すための画像生成技術は、既知のオートクルーズコントロール技術に依存してもよい。したがって、本実施形態の原理は、設定速度情報を画像として表すための特定の画像生成技術に限定されない。
投影装置200は、様々な情報を含む映像光を出射することができる。情報が、車両の外の外的因子に関係せず、車両自身に関する情報を専ら表すならば、投影装置200は、当該情報を第2映像光として出射してもよい。一方、情報が、車両の外の外的因子に関連しているならば、当該情報を第1映像光として出射してもよい。したがって、本実施形態の原理は、映像光によって表される特定の情報に限定されない。
図1は、左傾斜線LILから第1領域FRGへ、仮想的に延長された左延長線LEXを示す。第1映像光は、左延長線LEXに沿って延びる(すなわち、左延長線LEXに略平行に延びる)棒状のゲージ画像GGIを示す。ゲージ画像GGIは、車両の前方において生じた外的因子の変化に応じて変化する。たとえば、ゲージ画像GGIの長さは、車両と車両の前方の前方車両との車間距離に応じて変化してもよい。この場合、ドライバDRVは、境界線BDL、右傾斜線RIL及び左傾斜線LILによって描かれる像からボンネットを想起しているので、ゲージ画像GGIの長さが短くなるならば、車間距離が短くなっていることを直感的に把握することができる。ゲージ画像GGIの長さは、車両と車両の前方に存在する交差点の距離に応じて変化してもよい。この場合、ドライバDRVは、境界線BDL、右傾斜線RIL及び左傾斜線LILによって描かれる像からボンネットを想起しているので、ゲージ画像GGIの長さが短くなるならば、交差点がすぐ近くに現れることを直感的に把握することができる。本実施形態において、延長線は、左延長線LEXによって例示される。
ゲージ画像GGIは、車両の前方において生じた外的因子の変化に応じて、長さだけでなく、色相、輝度、形状や模様において変化してもよい。本実施形態の原理は、ゲージ画像GGIの特定の変化パターンに限定されない。
図1に示されるゲージ画像GGIは、左傾斜線LILの右方に位置する。代替的に、ゲージ画像GGIは、左延長線LEX上に描かれてもよいし、左延長線LEXの左隣に描かれてもよい。本実施形態の原理は、ゲージ画像GGIの特定の表示位置に限定されない。
図1に示されるゲージ画像GGIに代えて、或いは、図1に示されるゲージ画像GGIに追加して、他のもう1つのゲージ画像が、右傾斜線RILから第1領域FRGへ、仮想的に延長された右延長線REXに沿って描かれてもよい。
<第2実施形態>
ヘッドアップディスプレイ装置は、第1実施形態に関連して説明された情報表示原理にしたがって、車両を目的地に到達させることを手助けするナビゲーション画像を、ドライバに提供することができる。第2実施形態において、ナビゲーション画像を表示する例示的なヘッドアップディスプレイ装置が説明される。
図2は、ヘッドアップディスプレイ装置100の例示的な機能構成を表す概略的なブロック図である。図1及び図2を参照して、ヘッドアップディスプレイ装置100が説明される。
ヘッドアップディスプレイ装置100は、光処理部300と、信号処理部400と、を備える。光処理部300は、図1を参照して説明された投影装置200に対応する。信号処理部400は、投影装置200に内蔵された回路であってもよい。代替的に、信号処理部400は、投影装置200とは別異に設けられた回路であってもよい。この場合、信号処理部400は、車両(図示せず)内で様々な信号を処理する回路の一部であってもよい。本実施形態の原理は、信号処理部400の特定の構造に限定されない。
光処理部300は、図1を参照して説明された反射面RFTに向けて、映像光を出射する。車両は、反射面RFTに加えて、ナビゲーションシステムNVSと速度検出部SDTとを備える。ナビゲーションシステムNVSは、車両の位置に関する情報、車両の周囲の地図に関する情報、車両が走行している道路に関する情報、車両の目的地に関する情報や目的地までのルート情報といった様々なデータ(ナビゲーションデータ)を生成する。ナビゲーションデータは、ナビゲーションシステムNVSから信号処理部400へ出力される。市販のナビゲーション装置が、ナビゲーションシステムNVSとして利用可能である。本実施形態の原理は、ナビゲーションシステムとして用いられる特定のナビゲーション装置に限定されない。
速度検出部SDTは、車両の走行速度を検出する様々なセンサ素子を含んでもよい。速度検出部SDTは、車両の走行速度を表す検出信号を生成する。検出信号は、速度検出部SDTから信号処理部400へ出力される。車両を検出するための検出技術は、既知の様々な車両に用いられている技術に依存してもよい。本実施形態の原理は、車両の走行速度を検出するための特定の技術に限定されない。
信号処理部400は、第1受付部410と、第2受付部420と、画像信号生成部430と、を含む。第1受付部410は、車両の外の外的因子に関連する情報(すなわち、第1情報)を受け付ける。ナビゲーションシステムNVSによって生成されたナビゲーションデータは、車両の外の情報(すなわち、車両の周囲の地図に関する情報、車両が走行している道路に関する情報、車両の目的地に関する情報や目的地までのルート情報)を含むので、第1受付部410に入力される。第2受付部420は、車両自身に関する情報を専ら表す第2情報を受け付ける。速度検出部SDTが生成する検出信号は、車両自身の走行速度を表すので、第2受付部420に入力される。第1受付部410及び第2受付部420は、所定の信号処理を実行し、指示信号を生成する。指示信号は、第1受付部410及び第2受付部420から画像信号生成部430へ出力される。画像信号生成部430は、指示信号に応じて、画像信号を生成する。画像信号は、画像信号生成部430から光処理部300へ出力される。
第1受付部410は、データ処理部411と、指示信号生成部412と、を含む。データ処理部411は、ナビゲーションデータから必要な情報を抽出する。加えて、データ処理部411は、ナビゲーションデータから抽出された情報を用いて所定の演算処理を実行する。抽出処理や演算処理の結果得られたデータは、データ処理部411から指示信号生成部412へ出力される。指示信号生成部412は、データ処理部411からのデータに基づいて、指示信号を生成する。指示信号は、指示信号生成部412から画像信号生成部430へ出力される。
データ処理部411は、情報抽出部413と、方向指示処理部414と、ゲージ処理部415と、を含む。車両が現在走行している道路に定められた法定速度に関する情報、車両が現在走行している道路の名称に関する情報や、車両が次に曲がることを予定している交差点の名称に関する情報は、情報抽出部413によってナビゲーションデータから抽出される。抽出結果は、情報抽出部413から指示信号生成部412へ出力される。情報抽出部413は、他の情報をナビゲーションデータから抽出してもよい。本実施形態の原理は、情報抽出部413によって抽出される特定の情報に限定されない。
方向指示処理部414は、ナビゲーションデータを参照し、車両の現在位置から車両が次に曲がることを予定している交差点までの距離を演算する。算出された距離が、所定の値を下回ると、方向指示処理部414は、車両が曲がる方向を指示する指示データを生成する。指示データは、方向指示処理部414から指示信号生成部412へ出力される。
方向指示処理部414と同様に、ゲージ処理部415は、ナビゲーションデータを参照し、車両の現在位置から車両が次に曲がることを予定している交差点までの距離を演算する。ゲージ処理部415は、算出された距離に対応するゲージ長さを決定する。決定されたゲージ長さ表すゲージデータは、ゲージ処理部415から指示信号生成部412へ出力される。
指示信号生成部412は、情報抽出部413からの抽出結果、方向指示処理部414からの指示データ及びゲージ処理部415からのゲージデータを参照し、指示信号を生成する。指示信号は、指示信号生成部412から画像信号生成部430へ出力される。
車両の速度を表す検出信号は、速度検出部SDTから第2受付部420へ出力される。第2受付部420は、検出信号を用いて、検出信号が表す速度の表示を指示する指示信号を生成する。指示信号は、第2受付部420から画像信号生成部430へ出力される。
上述の如く、画像信号生成部430は、第1受付部410及び第2受付部420から指示信号を受け取る。画像信号生成部430は、これらの指示信号によって表されるデータ(すなわち、車両が現在走行している道路に定められた法定速度に関する情報、車両が現在走行している道路の名称に関する情報、車両が次に曲がることを予定している交差点の名称に関する情報、車両が曲がる方向に関する情報、ゲージ長さに関する情報や、車両の走行速度に関する情報)を画像として表示するための画像信号を生成する。画像信号は、画像信号生成部430から光処理部300へ出力される。
光処理部300は、光源部310と、変調部320と、出射部330と、を含む。光源部310は、レーザ光や、映像光を生成するのに適切な他の光を生成する。変調部320は、画像信号生成部430から画像信号を受け取る。変調部320は、画像信号に応じて、光源部310から出射された光を変調し、映像光を生成する。映像光は、出射部330から反射面RFTへ出射される。
光源部310は、一般的なレーザ光源であってもよい。光源部310は、波長において異なるレーザ光を出射する複数のレーザ光源を含んでもよい。この場合、ヘッドアップディスプレイ装置100は、複数の色相で、反射面RFT上に画像を描くことができる。本実施形態の原理は、光源部310として用いられる光源の特定の種類に限定されない。
変調部320は、一般的な空間光変調素子であってもよい。変調部320は、例えば、画像信号生成部430からの画像信号に応じて、液晶を駆動し、映像光を生成してもよい。代替的に、変調部320は、画像信号に応じて駆動されるMEMSミラーを含んでもよい。更に代替的に、変調部320は、画像信号に応じて駆動されるガルバノミラーや他の反射素子を含んでもよい。本実施形態の原理は、変調部320の特定の構造に限定されない。
出射部330は、反射面RFTに映像光を結像させるための様々な光学素子を含んでもよい。出射部330は、例えば、投影レンズやスクリーンを含むことができる。ヘッドアップディスプレイ装置100を設計する設計者は、既知のプロジェクタに用いられる構造を、出射部330の設計に利用してもよい。本実施形態の原理は、出射部330の特定の構造に限定されない。
図3A及び図3Bは、反射面RFTに表示される例示的な画像を示す。図2乃至図3Bを参照して、ヘッドアップディスプレイ装置100の動作が説明される。
画像信号生成部430は、境界線BDL、右傾斜線RIL及び左傾斜線LILを表示するための画像信号を生成する。したがって、映像光が、出射部330から反射面RFTに出射されると、境界線BDL、右傾斜線RIL及び左傾斜線LILは、反射面RFT上に表示される。
車両(図示せず)は、「70km/h」の速度で、「XYZストリート」を走行している。このとき、速度検出部SDTは、「70km/h」の車両の速度を検出する。「70km/h」の速度を表す検出信号は、速度検出部SDTから第2受付部420へ出力される。第2受付部420は、「70km/h」の速度の表示を指示する指示信号を生成する。指示信号は、第2受付部420から画像信号生成部430へ出力される。画像信号生成部430は、境界線BDLの表示位置の下方の領域に、第2受付部420から指示信号によって指示された速度を表す画像の表示位置を定める。この結果、映像光が、出射部330から反射面RFTに出射されると、「70km/h」の画像は、反射面RFT上で、境界線BDLの下方に表示される。「70km/h」の画像を表示する映像光は、第1実施形態に関連して説明された第2映像光に対応する。
車両が、「XYZストリート」を走行している間、情報抽出部413は、車両が現在走行している道路の名称に関する情報として、「XYZストリート」の文字情報をナビゲーションデータから抽出することができる。「XYZストリート」の文字情報は、情報抽出部413から指示信号生成部412へ出力される。指示信号生成部412は、「XYZストリート」の文字情報を含む指示信号を生成する。指示信号は、指示信号生成部412から画像信号生成部430へ出力される。画像信号生成部430は、「XYZストリート」の文字情報の表示位置を、反射面RFTの上縁の近くの領域(すなわち、境界線BDLの表示位置の上方の領域)に定める。この結果、映像光が、出射部330から反射面RFTに出射されると、「XYZストリート」の文字列画像は、反射面RFTの上縁の近くの領域に表示される。
画像信号生成部430は、指示信号が表す文字情報にいくつかの文字を付加して、ドライバへ伝達されるメッセージを表す文字列画像を表示するための画像信号を生成してもよい。本実施形態において、画像信号生成部430は、「XYZストリート」の文字情報から「XYZストリートを走行中」との文字列画像を表す画像信号を生成する(図3Aを参照)。「XYZストリートを走行中」の文字列画像を表示する映像光は、第1実施形態に関連して説明された第1映像光に対応する。
図3Aは、右延長線REX及び左延長線LEXを示す。「XYZストリートを走行中」との文字列画像は、右延長線REXと左延長線LEXとの間の領域から水平方向にはみ出るように表示されてもよい。したがって、ヘッドアップディスプレイ装置100は、大きな文字列画像を表示することができる。この結果、ドライバ(図示せず)は、文字列画像に含まれる情報を、容易且つ正確に読み取ることができる。
図2を参照して説明された如く、指示信号生成部412が生成する指示信号は、車両の現在位置から車両が次に曲がることを予定している交差点までの距離を表すゲージ長さに関する情報を含む。本実施形態に関して、車両の現在位置は、「XYZストリート」上にあり、車両が次に曲がることを予定している交差点は、「ABC交差点」である(図3Aを参照)。車両が、「ABC交差点」から離れているとき、指示信号生成部412が生成する指示信号が表すゲージ長さは、大きな値である。車両が、「ABC交差点」に十分に接近すると、指示信号生成部412が生成する指示信号が表すゲージ長さは、小さな値である。したがって、指示信号生成部412が生成する指示信号が表すゲージ長さは、車両から車両の前方に存在する交差点までの距離を表すことができる。
画像信号生成部430は、指示信号生成部412が生成する指示信号が表すゲージ長さを表すゲージ画像GGIの表示位置を、右延長線REXと左延長線LEXとの間の領域に予め設定している。本実施形態に関して、ゲージ画像GGIの表示位置は、左延長線LEXに略平行に延びる細長い矩形領域内に設定されている。
指示信号生成部412が生成する指示信号が表すゲージ長さが大きな値であるとき、画像信号生成部430は、矩形領域内の大きな面積を占める棒状のゲージ画像GGIを描く画像信号を生成する(図3Aを参照)。指示信号生成部412が生成する指示信号が表すゲージ長さが小さな値であるとき、画像信号生成部430は、矩形領域内の小さな面積を占める棒状のゲージ画像GGIを描く画像信号を生成する(図3Bを参照)。本実施形態に関して、第1情報は、棒状のゲージ画像GGIの長さによって例示される。
「XYZストリート」との文字情報だけでなく、車両が次に曲がることを予定している交差点を表す文字情報(すなわち、「ABC交差点」との文字情報)も、情報抽出部413から指示信号生成部412へ伝達される。したがって、指示信号生成部412から画像信号生成部430へ出力される指示信号は、「ABC交差点」との文字情報を含むことができる。
車両が、ABC交差点から離れているとき、指示信号生成部412から指示信号を受け取った画像信号生成部430は、「ABC交差点」の文字情報から「ABC交差点まで」との文字列画像を表す画像信号を生成する。画像信号生成部430は、「ABC交差点まで」との文字列画像の表示位置を、右延長線REXと左延長線LEXとの間且つ境界線BDLの上方の領域の外に設定する。本実施形態に関して、「ABC交差点まで」との文字列画像の表示位置は、左延長線LEXの左に設定されている。映像光が、出射部330から反射面RFTに出射されると、「ABC交差点まで」の文字列画像は、左延長線LEXの左の領域に表示される。「ABC交差点まで」との文字列画像を表示する映像光は、第1実施形態に関連して説明された第1映像光に対応する。
図2を参照して説明された如く、車両の現在位置(すなわち、「XYZストリート」)から車両が次に曲がることを予定している交差点(すなわち、「ABC交差点」)までの距離が、所定の値を下回ると、方向指示処理部414は、車両が曲がる方向を指示する指示データを生成する。指示データは、方向指示処理部414から指示信号生成部412へ出力される。このとき、指示信号生成部412が生成する指示信号は、車両が曲がる方向を指示する指示データを含む。第1受付部410から受け取った指示信号が、指示データを含むならば、画像信号生成部430は、「XYZストリートを走行中」との文字列画像を表す画像信号に代えて、「ABC交差点」の文字情報から「次は、ABC交差点」との文字列画像を表す画像信号を生成する。加えて、画像信号生成部は、「次は、ABC交差点」との文字列画像の表示位置を、「XYZストリートを走行中」との文字列画像と略同じ位置に設定する。映像光が、出射部330から反射面RFTへ出射されると、「ABC交差点まで」との文字列画像は、反射面RFTの上縁の近くの領域に表示される(図3Bを参照)。
第1受付部410から受け取った指示信号が、指示データを含むとき、画像信号生成部430は、指示データが表す方向がシンボル化された矢印画像ARIを表示するための画像信号を生成する。したがって、車両が、「ABC交差点」に十分に接近したとき、ドライバは、矢印画像ARIを視認することができる(図3Bを参照)。一方、車両が、「ABC交差点」から離れている間、ドライバは、矢印画像ARIを視認しない(図3Aを参照)。
画像信号生成部430は、矢印画像ARIの表示位置を、右延長線REXと左延長線LEXとの間の領域に設定する。したがって、映像光が、出射部330から反射面RFTへ出射されると、矢印画像ARIは、右延長線REXと左延長線LEXとの間の領域に表示される(図3Bを参照)。図3Bに示される矢印画像ARIは、車両の右折を、ドライバに指示している。矢印画像ARIを表示する映像光は、第1実施形態に関連して説明された第1映像光に対応する。
図2を参照して説明された如く、車両が現在走行している道路に定められた法定速度に関する情報は、情報抽出部413によってナビゲーションデータから抽出される。したがって、指示信号生成部412が生成する指示信号は、車両が現在走行している道路に定められた法定速度に関する情報を含むことができる。本実施形態に関して、車両が走行している「XYZストリート」に対して、「80km/h」の法定速度が定められている。したがって、指示信号生成部412から画像信号生成部430へ出力される指示信号は、「80km/h」の法定速度の情報を含む。
画像信号生成部430は、指示信号が表す法定速度(「80km/h」)の情報がシンボル化された法定速度画像RGIを生成する。画像信号生成部430は、法定速度画像RGIの表示位置を、右延長線REXと左延長線LEXとの間の領域に設定する。したがって、映像光が、出射部330から反射面RFTへ出射されると、法定速度画像RGIは、右延長線REXと左延長線LEXとの間の領域に表示される。法定速度画像RGIを表示する映像光は、第1実施形態に関連して説明された第1映像光に対応する。
ゲージ画像GGI、矢印画像ARI及び法定速度画像RGIのいずれもが、シンボル化された画像である。本実施形態に関して、複数のシンボル画像は、ゲージ画像GGI、矢印画像ARI及び法定速度画像RGIによって例示される。
<第3実施形態>
ヘッドアップディスプレイ装置は、ナビゲーション画像に加えて、或いは、ナビゲーション画像に代えて、ヘッドアップディスプレイ装置が搭載された車両と当該車両の前方を走行する前方車両との間の車間距離を表す距離画像を、ゲージ画像としてドライバに提供してもよい。第3実施形態において、距離画像をゲージ画像として表示する例示的なヘッドアップディスプレイ装置が説明される。
図4は、ヘッドアップディスプレイ装置100の例示的な機能構成を表す概略的なブロック図である。図1及び図4を参照して、ヘッドアップディスプレイ装置100が説明される。上述の実施形態の説明は、上述の実施形態と同一の符号が付された要素に援用される。
第2実施形態と同様に、ヘッドアップディスプレイ装置100は、光処理部300を備える。第2実施形態の説明は、光処理部300に援用される。
ヘッドアップディスプレイ装置100は、信号処理部400Aを更に備える。信号処理部400Aは、図1を参照して説明された投影装置200に内蔵された回路であってもよい。代替的に、信号処理部400Aは、投影装置200とは別異に設けられた回路であってもよい。この場合、信号処理部400Aは、車両(図示せず)内で様々な信号を処理する回路の一部であってもよい。本実施形態の原理は、信号処理部400Aの特定の構造に限定されない。
第2実施形態と同様に、信号処理部400Aは、第2受付部420を含む。第2実施形態の説明は、第2受付部420に援用される。
信号処理部400Aは、第1受付部410Aと、画像信号生成部430Aと、を更に含む。第2実施形態と同様に、第1受付部410Aは、ナビゲーションシステムNVSからナビゲーションデータを受け取る。第1受付部410Aは、第2実施形態と同一の処理をナビゲーションデータに施与する。画像信号生成部430Aは、ナビゲーションデータに由来するデータ或いは情報に対して、第2実施形態と同一の処理を施与する。画像信号生成部430Aは、第2受付部420からの指示信号に対しても、第2実施形態と同一の処理を施与する。したがって、第2実施形態の信号処理に関する説明は、第1受付部410A及び画像信号生成部430Aに援用される。
第2実施形態と同様に、第1受付部410Aは、データ処理部411を含む。第2実施形態の説明は、データ処理部411に援用される。
第1受付部410Aは、指示信号生成部412Aを更に含む。指示信号生成部412Aは、データ処理部411から出力されたデータ或いは情報に対して、第2実施形態と同一の処理を使用する。したがって、第2実施形態の信号処理に関する説明は、指示信号生成部412Aに援用される。
加えて、指示信号生成部412Aは、距離検出部IVDからの検出信号を処理する。距離検出部IVDは、車両に搭載されたレーダ装置であってもよいし、ヘッドアップディスプレイ装置100が搭載された車両から当該車両の前方を走行する車両までの距離(すなわち、車間距離)を測定することができる他の装置であってもよい。本実施形態の原理は、距離検出部IVDとして利用される特定の装置に限定されない。
距離検出部IVDは、測定された車間距離を表す検出信号を生成する。検出信号は、距離検出部IVDから指示信号生成部412Aへ出力される。検出信号によって表される車間距離が、大きいならば、指示信号生成部412Aは、画像信号生成部430Aへ出力される指示信号に、長いゲージ長さを表す情報を含める。検出信号によって表される車間距離が、小さいならば、指示信号生成部412Aは、画像信号生成部430Aへ出力される指示信号に、短いゲージ長さを表す情報を含める。
図5A及び図5Bは、反射面RFTに表示される例示的な画像を示す。図4乃至図5Bを参照して、ヘッドアップディスプレイ装置100の動作が説明される。
画像信号生成部430Aは、指示信号生成部412Aが生成する指示信号が表すゲージ長さ(車間距離)を表すゲージ画像GGHの表示位置を、右延長線REXと左延長線LEXとの間の領域に予め設定している。本実施形態に関して、ゲージ画像GGHの表示位置は、右延長線REXに略平行に延びる細長い矩形領域内に設定されている。
指示信号生成部412Aが生成する指示信号が表すゲージ長さ(車間距離)が大きな値であるとき、画像信号生成部430Aは、矩形領域内の大きな面積を占める棒状のゲージ画像GGHを描く画像信号を生成する(図5Aを参照)。指示信号生成部412Aが生成する指示信号が表すゲージ長さ(車間距離)が小さな値であるとき、画像信号生成部430Aは、矩形領域内の小さな面積を占める棒状のゲージ画像GGHを描く画像信号を生成する(図5Bを参照)。本実施形態に関して、第1情報は、棒状のゲージ画像GGHの長さによって例示される。
<第4実施形態>
車間距離が過度に短くなったとき、或いは、車両が交差点に十分に近づいたとき、ヘッドアップディスプレイ装置は、ゲージ画像の表示パターンを変更してもよい。第4実施形態において、ゲージ画像の表示パターンの例示的な切り替え技術が説明される。
図6は、反射面RFTに表示される例示的な画像を示す。図4、図5A及び図6を参照して、ヘッドアップディスプレイ装置100の動作が説明される。
第3実施形態に関連して説明された如く、車間距離が、十分に長いとき、ヘッドアップディスプレイ装置100は、反射面RFTに、図5Aに示される画像を表示する。車間距離が過度に短くなると、ヘッドアップディスプレイ装置100は、図6に示される画像を表示する。
図6に示される画像が表示されるとき、画像信号生成部430Aは、「ABC交差点まで」との文字列画像及びゲージ画像GGIを表示するための画像信号の生成を中断する。その一方で、画像信号生成部430Aは、ドライバに減速を促すためのゲージ画像GGJを生成する。本実施形態において、ゲージ画像GGJは、左延長線LEXに沿って整列された複数のV字マークから形成される。複数のV字マークは、ゲージ画像GGIの表示領域として割り当てられた細長い矩形領域内で整列される。したがって、反射面RFTに視線を向けたドライバは、ゲージ画像GGIからゲージ画像GGJへの画像の切り替えを視覚的に認識することができる。V字マークの頂部は、後方に向いているので、ドライバは、減速すべきことを直感的に認識することができる。
V字マークは、ドライバ(図示せず)に危険を直感的に或いは経験的に知覚させやすい色相(たとえば、赤)で表示されてもよい。加えて、複数のV字マークは、順次点滅されてもよい。この結果、ゲージ画像GGJは、ドライバに、動的な視覚効果を与えることができる。
複数のV字マークの列に代えて、ドライバに危険を直感的に悟らせることができる他の模様や形状が用いられてもよい。本実施形態の原理は、ゲージ画像GGJの特定のデザインに限定されない。
図7は、指示信号生成部412Aの例示的な動作を表す概略的なフローチャートである。図4及び図7を参照して、指示信号生成部412Aの動作が説明される。
(ステップS110)
指示信号生成部412Aは、距離検出部IVDからの検出信号を待つ。指示信号生成部412Aが、距離検出部IVDから検出信号を受け取ると、ステップS120が実行される。
(ステップS120)
指示信号生成部412Aは、検出信号を参照し、距離検出部IVDによって測定された車間距離が、第1閾値「TH1」を超えているか否かを判定する。車間距離が、第1閾値「TH1」を超えているならば、ステップS130が実行される。他の場合には、ステップS150が実行される。
(ステップS130)
指示信号生成部412Aは、ゲージ長さを最大値「Lmax」に設定する。その後、ステップS140が実行される。
(ステップS140)
指示信号生成部412Aは、指示信号を生成する。このとき、指示信号生成部412Aは、指示信号に、設定されたゲージ長さを表す情報を組み込む。指示信号は、指示信号生成部412Aから画像信号生成部430Aへ出力される。
(ステップS150)
指示信号生成部412Aは、ゲージ長さを設定する。ゲージ長さは、以下の数式によって決定されてもよいし、他の演算に基づいて決定されてもよい。本実施形態の原理は、ゲージ長さを決定するための特定の演算技術に限定されない。ゲージ長さが設定されると、ステップS160が実行される。
Figure 2018062240
(ステップS160)
指示信号生成部412Aは、検出信号を参照し、車間距離が、第2閾値「TH2」よりも小さいか否かを判定する。第2閾値「TH2」は、第1閾値「TH1」よりも小さい。車間距離が、第2閾値「TH2」よりも小さいならば、ステップS170が実行される。他の場合には、ステップS140が実行される。
(ステップS170)
指示信号生成部412Aは、切替要求を生成する。その後、ステップS180が実行される。
(ステップS180)
指示信号生成部412Aは、指示信号を生成する。このとき、指示信号生成部412Aは、指示信号に、設定されたゲージ長さを表す情報と切替要求とを組み込む。指示信号は、指示信号生成部412Aから画像信号生成部430Aへ出力される。
図8は、画像信号生成部430Aの例示的な動作を表す概略的なフローチャートである。図4、図5A、図6及び図7を参照して、画像信号生成部430Aの動作が説明される。
(ステップS210)
画像信号生成部430Aは、指示信号生成部412Aからの指示信号を待つ。画像信号生成部430Aが、指示信号生成部412Aから指示信号を受け取ると、ステップS220が実行される。
(ステップS220)
画像信号生成部430Aは、指示信号を参照し、切替要求が指示信号に含まれているか否かを確認する。切替要求が、指示信号に含まれているならば、ステップS230が実行される。他の場合には、ステップS240が実行される。
(ステップS220)
画像信号生成部430は、ドライバに車両の減速を促す画像(図6を参照)を表示するための画像信号を生成する。画像信号は、その後、変調部320に出力される。
(ステップS230)
画像信号生成部430は、交差点までの距離を表すゲージ画像を含む画像(図5Aを参照)を表示するための画像信号を生成する。画像信号は、その後、変調部320に出力される。
<その他>
上述の実施形態に関して、ヘッドアップディスプレイ装置は、ゲージ画像を用いて、交差点までの距離をドライバに直感的に知らせることができる。代替的に、ヘッドアップディスプレイ装置は、ゲージ画像を用いて、他のランドマーク(たとえば、高速道路の入口や出口、トンネル、陸橋や建造物)までの距離を表示してもよい。
ヘッドアップディスプレイ装置は、表示内容において異なる複数の表示モードを有してもよい。複数の表示モードのうち1つにおいて、境界線、右傾斜線及び左傾斜線によって描かれるボンネット像は、点滅されてもよい。複数の表示モードのうち他のもう1つにおいて、ボンネット像は、太い線によって描かれてもよい。複数の表示モードのうち他のもう1つにおいて、ボンネット像は、高い輝度で描かれてもよい。複数の表示モードのうち他のもう1つにおいて、ボンネット像は、異なる色相で描かれてもよい。複数の表示モードのうち他のもう1つにおいて、ボンネット像は、表示されなくてもよい。
上述の様々な実施形態の原理は、車両に対する要求に適合するように、組み合わされてもよい。
上述の実施形態の原理は、様々な車両の設計に好適に利用される。
100・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヘッドアップディスプレイ装置
200・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・投影装置
ARI・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・矢印画像(シンボル画像)
BDL・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・境界線
FRG・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1領域
GGH,GGI,GGJ・・・・・・・・・・・・ゲージ画像
LEX・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・左延長線
LIL・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・左傾斜線
REX・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・右延長線
RIL・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・右傾斜線
RGI・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・法定速度画像(シンボル画像)
SRG・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2領域

Claims (8)

  1. 車両に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置であって、
    映像光を、第1領域と前記第1領域の下方の第2領域とを含む反射面へ出射する投影装置を備え、
    前記映像光は、前記車両の外の外的因子に関する情報を含む第1情報を表す第1映像光と、前記車両自身に関する第2情報を表す第2映像光と、前記第1領域と前記第2領域との間の境界を表すように右端から左端まで延びる境界線を描く境界光と、前記右端から右斜め下方に延びる右傾斜線を表す右傾斜光と、前記左端から左斜め下方に延びる左傾斜線を表す左傾斜光と、を含み、
    前記投影装置は、前記第1映像光を前記第1領域へ出射し、且つ、前記第2映像光を前記第2領域へ出射し、
    前記第1映像光は、前記右傾斜線及び前記左傾斜線のうち少なくとも一方から仮想的に延長された延長線に沿って延び、前記車両の前方において生じた前記外的因子の変化に応じて変化する棒状のゲージ画像を表す
    ヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 前記ゲージ画像は、前記右傾斜線から仮想的に延長された右延長線と前記左傾斜線から仮想的に延長された左延長線との間の領域に表示される
    請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 前記第1映像光は、前記ゲージ画像を含む複数のシンボル画像を表し、
    前記複数のシンボル画像全ては、前記右延長線と前記左延長線との間の前記領域に表示される
    請求項2に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  4. 前記第1映像光は、文字情報を伝達するための文字列画像を表し、
    前記文字列画像は、前記右延長線と前記左延長線との間の前記領域からはみ出す
    請求項3に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  5. 前記ゲージ画像は、前記第1情報として、前記車両と前記車両の前方で走行する前方車両との間の距離を表す
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  6. 前記ゲージ画像は、前記第1情報として、前記車両から前記車両の前方に存在する交差点までの距離を表す
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  7. 前記第1情報は、前記車両を目的地へ案内するためのナビゲーション情報、前記車両が走行する車線に対して定められた法定速度に関する法定速度情報、前記車両とオートクルーズコントロール下でターゲットとされるターゲット車両との間の距離設定に関する設定距離情報及び前記車両と前記車線との間の位置関係を通知する車線情報からなる群から選択される少なくとも1種の情報を含む
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  8. 前記第2情報は、前記車両の走行速度に関する走行速度情報及び前記オートクルーズコントロール下での前記車両の前記走行速度の設定に関する設定速度情報からなる群から選択される少なくとも1種の情報を含む
    請求項7に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
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