JP2018061409A - ワイヤーハーネス係止用クリップ - Google Patents
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Abstract
【課題】車室内外の水密性を安定して確保し得るワイヤーハーネス係止用クリップを提供する。
【解決手段】ワイヤーハーネスを保持するバンド15を備えた本体部12と、本体部に一体に形成され、車体の取付孔に嵌合可能とした嵌合突部14と、本体部に取着され、車体及び本体部との間の隙間を密封する防水部材とを備えたワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、防水部材は、ゴムで成型した環状のOリング16で構成した。
【選択図】図1
【解決手段】ワイヤーハーネスを保持するバンド15を備えた本体部12と、本体部に一体に形成され、車体の取付孔に嵌合可能とした嵌合突部14と、本体部に取着され、車体及び本体部との間の隙間を密封する防水部材とを備えたワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、防水部材は、ゴムで成型した環状のOリング16で構成した。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車に配索されるワイヤーハーネスを車体に係止するクリップに関するものである。
従来、自動車に搭載された機器を電気的に接続するために車室内外に配設されるワイヤーハーネスは、クリップを介して車体に保持される。
図6に従来のクリップの一例を示す。クリップ1は、弾性を有する合成樹脂で成型され、円盤状の本体部2の一側に形成された凹面に嵌合突部3が一体に形成されている。本体部2の他側に形成された凸面には、ワイヤーハーネスを緊縛して保持するバンド4が形成されている。
図6に従来のクリップの一例を示す。クリップ1は、弾性を有する合成樹脂で成型され、円盤状の本体部2の一側に形成された凹面に嵌合突部3が一体に形成されている。本体部2の他側に形成された凸面には、ワイヤーハーネスを緊縛して保持するバンド4が形成されている。
そして、バンド4でワイヤーハーネスを緊縛したクリップ1の嵌合突部3を車体に形成されている取付孔に弾性的に嵌合することにより、ワイヤーハーネスが車体に保持される。
嵌合突部3の周囲にはウレタンで環状に成型された防水部材5が両面テープで固着されている。そして、クリップ1を取付孔に嵌合すると、防水部材5が取付孔の周囲に密着して、取付孔から車体内への雨水等の侵入を防止するようになっている。
特許文献1には、ウレタン製の弾性防水部材を備えたクリップが開示されている。
上記のようなクリップ1では、両面テープで取着された防水部材5がクリップから剥がれ易い。また、防水部材5が柔軟性に乏しいウレタンで形成されているので、車体との間で水密性を十分に確保することができないことがある。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は車室内外の水密性を安定して確保し得るワイヤーハーネス係止用クリップを提供することにある。
上記課題を解決するワイヤーハーネス係止用クリップは、ワイヤーハーネスを保持するバンドを備えた本体部と、前記本体部に一体に形成され、車体の取付孔に嵌合可能とした嵌合突部と、前記本体部に取着され、前記車体と本体部との間の隙間を封止する防水部材とを備えたワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、前記防水部材は、ゴムで成型した環状のOリングで構成したことを特徴とする。
この構成により、車体と本体部との間の隙間がゴムで成型された環状のOリングで封止される。
また、上記のワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、前記Oリングは、断面円形の第一のリング部と第二のリング部を積層して一体に形成し、該第一のリング部と第二のリング部のいずれかを前記本体部に設けた環状の取付溝に嵌合可能とすることが好ましい。
また、上記のワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、前記Oリングは、断面円形の第一のリング部と第二のリング部を積層して一体に形成し、該第一のリング部と第二のリング部のいずれかを前記本体部に設けた環状の取付溝に嵌合可能とすることが好ましい。
この構成により、Oリングは第一のリング部と第二のリング部のいずれかが取付溝に嵌合されて本体部に取着される。
また、上記のワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、前記第一のリング部と第二のリング部を同一径とすることが好ましい。
また、上記のワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、前記第一のリング部と第二のリング部を同一径とすることが好ましい。
この構成により、取付溝に対しOリングの第一のリング部と第二のリング部のいずれでも嵌合可能である。
また、上記のワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、前記本体部を円盤状に形成するとともに、該本体部の一側に前記嵌合突部を形成するとともに、該嵌合突部の周囲に前記取付溝を設けることが好ましい。
また、上記のワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、前記本体部を円盤状に形成するとともに、該本体部の一側に前記嵌合突部を形成するとともに、該嵌合突部の周囲に前記取付溝を設けることが好ましい。
この構成により、嵌合突部が嵌合される取付孔の周囲で、本体部と車体のパネルとの間の隙間がOリングで封止される。
また、上記のワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、前記Oリングを、前記取付溝に溶着することが好ましい。
また、上記のワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、前記Oリングを、前記取付溝に溶着することが好ましい。
この構成により、取付溝に溶着されたOリングで、本体部と車体のパネルとの間の隙間が封止される。
本発明のワイヤーハーネス係止用クリップによれば、車室内外の水密性を安定して確保することができる。
以下、ワイヤーハーネス係止用クリップの一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すクリップ11は、弾性を有する合成樹脂で成型され、円盤状の本体部12の一側に形成された凹面13に嵌合突部14が一体に形成されている。本体部12の他側に形成された凸面には、ワイヤーハーネスを緊縛して保持するバンド15が形成されている。
図1に示すクリップ11は、弾性を有する合成樹脂で成型され、円盤状の本体部12の一側に形成された凹面13に嵌合突部14が一体に形成されている。本体部12の他側に形成された凸面には、ワイヤーハーネスを緊縛して保持するバンド15が形成されている。
そして、バンド15でワイヤーハーネスを緊縛したクリップ11の嵌合突部14を車体に形成されている取付孔に弾性的に嵌合することにより、ワイヤーハーネスが車体に保持される。
嵌合突部14の周囲において、本体部12の凹面の外周部にはゴムで成型されたOリング16が嵌着されている。
図2及び図3に示すように、Oリング16は同一径を有する断面円形の第一のリング部17aと第二のリング部17bを重ねた形状で一体成型されている。
図2及び図3に示すように、Oリング16は同一径を有する断面円形の第一のリング部17aと第二のリング部17bを重ねた形状で一体成型されている。
図3に示すように、本体部12の凹面の外周縁近傍には、その外周縁に沿って取付溝18が形成されている。取付溝18は、Oリング16の第一のリング部17aあるいは第二のリング部17bのいずれかを弾性的に嵌合可能とした溝である。
そして、図4に示すように、例えば第一のリング部17aを取付溝18に嵌合すると、第二のリング部17bが凹面の外周縁近傍に露出される。
次に、上記のように構成されたクリップ11の作用を説明する。
次に、上記のように構成されたクリップ11の作用を説明する。
取付溝18にOリング16を取着したクリップ11にバンド15でワイヤーハーネス(図示しない)を固定し、この状態で嵌合突部14を車体の取付孔20に嵌合する。
すると、図5に示すように、第二のリング部17bが車体のパネル19に圧着されて、Oリング16の外側と内側との間、すなわちパネル19の内側と外側での水密性が確保される。
すると、図5に示すように、第二のリング部17bが車体のパネル19に圧着されて、Oリング16の外側と内側との間、すなわちパネル19の内側と外側での水密性が確保される。
従って、車体の内側からクリップ11を取付孔20に嵌合すれば、取付孔20から車体内への雨水等の侵入が阻止される。
上記のようなクリップ11では、次に示す効果を得ることができる。
上記のようなクリップ11では、次に示す効果を得ることができる。
(1)クリップ11に取着されたOリング16により、クリップ11が取着された取付孔20から車体内への雨水の侵入を防止することができる。
(2)ゴムで成型されたOリング16により、水密性を向上させることができる。
(2)ゴムで成型されたOリング16により、水密性を向上させることができる。
(3)第一のリング部17aと第二のリング部17bのいずれかを取付溝18に嵌合することにより、Oリング16をクリップ11に容易に取着し、かつ安定して保持することができる。
(4)第一のリング部17aと第二のリング部17bは同一形状であるので、取付溝18に対し、第一のリング部17aと第二のリング部17bのいずれでも嵌合することができる。従って、取付溝18に対するOリング16の取付方向が限定されないので、Oリング16を取付溝18に容易に取着することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・Oリング16を取付溝18に溶着してもよい。
・Oリング16を取付溝18に溶着してもよい。
11…クリップ、12…本体部、14…嵌合突部、15…バンド、16…防水部材(Oリング)、17a…第一のリング部、17b…第二のリング部、18…取付溝、20…取付孔。
Claims (5)
- ワイヤーハーネスを保持するバンドを備えた本体部と、
前記本体部に一体に形成され、車体の取付孔に嵌合可能とした嵌合突部と、
前記本体部に取着され、前記車体と本体部との間の隙間を封止する防水部材と
を備えたワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、
前記防水部材は、ゴムで成型した環状のOリングで構成したことを特徴とするワイヤーハーネス係止用クリップ。 - 請求項1に記載のワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、
前記Oリングは、断面円形の第一のリング部と第二のリング部を積層して一体に形成し、該第一のリング部と第二のリング部のいずれかを前記本体部に設けた環状の取付溝に嵌合可能としたことを特徴とするワイヤーハーネス係止用クリップ。 - 請求項2に記載のワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、
前記第一のリング部と第二のリング部を同一径としたことを特徴とするワイヤーハーネス係止用クリップ。 - 請求項2又は3に記載のワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、
前記本体部を円盤状に形成するとともに、該本体部の一側に前記嵌合突部を形成するとともに、該嵌合突部の周囲に前記取付溝を設けたことを特徴とするワイヤーハーネス係止用クリップ。 - 請求項2乃至4のいずれか1項に記載のワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、
前記Oリングを、前記取付溝に溶着したことを特徴とするワイヤーハーネス係止用クリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016199284A JP2018061409A (ja) | 2016-10-07 | 2016-10-07 | ワイヤーハーネス係止用クリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016199284A JP2018061409A (ja) | 2016-10-07 | 2016-10-07 | ワイヤーハーネス係止用クリップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018061409A true JP2018061409A (ja) | 2018-04-12 |
Family
ID=61907819
Family Applications (1)
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JP2016199284A Pending JP2018061409A (ja) | 2016-10-07 | 2016-10-07 | ワイヤーハーネス係止用クリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018061409A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10823209B2 (en) | 2018-10-05 | 2020-11-03 | Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. | Clamp assemblies and grille assemblies with wire harness clamp attachment structures |
-
2016
- 2016-10-07 JP JP2016199284A patent/JP2018061409A/ja active Pending
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US10823209B2 (en) | 2018-10-05 | 2020-11-03 | Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. | Clamp assemblies and grille assemblies with wire harness clamp attachment structures |
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