JP2018056876A - 会話アシスト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】会話中にハウリングが発生することを低減可能な技術を提供する。【解決手段】会話アシスト装置は、矩形に配置された4つの座席について座席ごとに配置されたマイクの出力信号に基づいて生成された音信号を、前記座席ごとに配置されたスピーカのうち、当該マイクが配置された座席と対角の位置にある対角座席に対して配置されたスピーカに供給する供給部を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、会話をアシストする技術に関する。
特許文献1には、車内での会話を補助する車内会話補助装置が記載されている。この車内会話補助装置では、矩形に配置された4つの座席の各々に対応してマイクとスピーカが設けられ、発話者の席方向から音声が聞こえるように、各スピーカからの会話音声の出力レベルが調整される。
特開2002−51392号公報
特許文献1に記載の車内会話補助装置では、発話者の座席に対応するマイクが発話者の音声を集音し、発話者の座席に対応するスピーカが集音された発話者の音声を出力する。このため、発話者の座席に対応するスピーカとマイクとの間でハウリングが発生しやすくなってしまう。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、会話中にハウリングが発生することを低減可能な技術を提供することを解決課題とする。
本発明の会話アシスト装置の一態様は、矩形に配置された4つの座席について前記座席ごとに配置されたマイクの出力信号に基づいて生成された音信号を、前記座席ごとに配置されたスピーカのうち、当該マイクが配置された座席と対角の位置にある対角座席に対して配置されたスピーカに供給する供給部を含む。
また、本発明の会話アシスト装置の他の態様は、ハウリングの発生を示すハウリング発生信号を受け取ると、矩形に配置された4つの座席について前記座席ごとに配置されたマイクの出力信号に基づいて生成された音信号の供給先を、前記座席ごとに配置されたスピーカのうち、前記音信号の現在の供給先であるスピーカとは異なるスピーカに切り換える供給部を備える。
本発明の第1実施形態に係る会話アシスト装置100を示した図である。 供給部4の一例を示した図である。 本発明の第2実施形態に係る会話アシスト装置100Aを示した図である。 供給部4Aの一例を示した図である。 会話アシスト装置100Aの動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る会話アシスト装置100Bを示した図である。 供給部4Bの動作を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明に係る実施の形態を説明する。なお、図面において各部の寸法および縮尺は実際のものと適宜異なる。また、以下に記載する実施の形態は、本発明の好適な具体例である。このため、本実施形態には、技術的に好ましい種々の限定が付されている。しかしながら、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る会話アシスト装置100を示した図である。図1に示した例では、会話アシスト装置100は車内で使用される。
車内としての一つの空間には、会話アシスト装置100の他に、矩形に配置された4つの座席51〜54と、天井6と、フロントライトドア71と、フロントレフトドア72と、リアライトドア73と、リアレフトドア74が配置されている。座席51は運転席である。座席52は助手席である。座席53は、後部右座席である。座席54は、後部左座席である。座席51〜54の各々は、布や革を素材とする材質であり吸音性を有する。座席51〜54は、共通の方向を向いている。
会話アシスト装置100は、マイク11〜14と、スピーカ21〜24と、信号処理部31〜34と、供給部4とを含んで構成されている。
マイク11〜14の各々は、集音した音に応じた出力信号を出力する。
マイク11は、座席51に対して配置されている。図1に示した例では、マイク11は、天井6のうち、座席51と対向する領域61に配置されている。
マイク12は、座席52に対して配置されている。図1に示した例では、マイク12は、天井6のうち、座席52と対向する領域62に配置されている。
マイク13は、座席53に対して配置されている。図1に示した例では、マイク13は、天井6のうち、座席53と対向する領域63に配置されている。
マイク14は、座席54に対して配置されている。図1に示した例では、マイク14は、天井6のうち、座席54と対向する領域64に配置されている。
スピーカ21は、座席51に対して配置されている。図1に示した例では、スピーカ21は、座席51と対向するフロントライトドア71に配置されている。
スピーカ22は、座席52に対して配置されている。図1に示した例では、スピーカ22は、座席52と対向するフロントレフトドア72に配置されている。
スピーカ23は、座席53に対して配置されている。図1に示した例では、スピーカ23は、座席53と対向するリアライトドア73に配置されている。
スピーカ24は、座席54に対して配置されている。図1に示した例では、スピーカ24は、座席54と対向するリアレフトドア74に配置されている。
信号処理部31は、マイク11の出力信号M1に基づいて音信号A1を生成する。信号処理部31は、例えば、出力信号M1に遅延を付加し、遅延が付加された出力信号M1を増幅することによって、音信号A1を生成する。
信号処理部32は、マイク12の出力信号M2に基づいて音信号A2を生成する。信号処理部32は、例えば、出力信号M2に遅延を付加し、遅延が付加された出力信号M2を増幅することによって、音信号A2を生成する。
信号処理部33は、マイク13の出力信号M3に基づいて音信号A3を生成する。信号処理部33は、例えば、出力信号M3に遅延を付加し、遅延が付加された出力信号M3を増幅することによって、音信号A3を生成する。
信号処理部34は、マイク14の出力信号M4に基づいて音信号A4を生成する。信号処理部34は、例えば、出力信号M4に遅延を付加し、遅延が付加された出力信号M4を増幅することによって、音信号A4を生成する。
供給部4は、音信号A1を、マイク11が配置された座席51と対角の位置にある座席(対角座席)54に対して配置されたスピーカ24に供給する。
供給部4は、音信号A2を、マイク12が配置された座席52と対角の位置にある座席(対角座席)53に対して配置されたスピーカ23に供給する。
供給部4は、音信号A3を、マイク13が配置された座席53と対角の位置にある座席(対角座席)52に対して配置されたスピーカ22に供給する。
供給部4は、音信号A4を、マイク14が配置された座席54と対角の位置にある座席(対角座席)51に対して配置されたスピーカ21に供給する。
このように、本会話アシスト装置100は、マイクが集音した会話音声を、そのマイクから離れたスピーカが放音することで、他の乗員の会話音声が聞きやすくなるようにアシストする。
図2は、供給部4の一例を示した図である。図2に示した供給部4は、信号処理部31とスピーカ24とを電気的に接続する配線41と、信号処理部32とスピーカ23とを電気的に接続する配線42と、信号処理部33とスピーカ22とを電気的に接続する配線43と、信号処理部34とスピーカ21とを電気的に接続する配線44と、を含む。
音信号A1は、配線41を通ってスピーカ24に供給される。スピーカ24は、音信号A1に応じた音(マイク11の出力信号M1に応じた音)を出力する。
音信号A2は、配線42を通ってスピーカ23に供給される。スピーカ23は、音信号A2に応じた音(マイク12の出力信号M2に応じた音)を出力する。
音信号A3は、配線43を通ってスピーカ22に供給される。スピーカ22は、音信号A3に応じた音(マイク13の出力信号M3に応じた音)を出力する。
音信号A4は、配線44を通ってスピーカ21に供給される。スピーカ21は、音信号A4に応じた音(マイク14の出力信号M4に応じた音)を出力する。
本実施形態によれば、音信号が供給されるスピーカとして、座席ごとに配置されたスピーカ21〜24の中で、音信号の元になる出力信号を発するマイクからの距離が最も長いスピーカを用いることが可能になる。
ハウリングの原因は、スピーカから放音される音をマイクで集音することによって、アンプの入力にアンプの出力が正帰還されることによる。マイクからの距離が最も長いスピーカから音を出力すると、当該スピーカから出力される音は、他のスピーカから出力される音よりも減衰して当該マイクに到達する。このため、会話中におけるハウリングの発生を低減することが可能になる。
さらに、出力信号を出力するマイクと、音信号が供給されるスピーカとの間に、座席(特に座席の背もたれ)が位置するため、スピーカから発せられた音が座席によって吸収されやすくなる。その結果、ハウリングの発生を低減することが可能になる。
また、人の話は、音節と音節との間の時間間隔が大きくなると分かり難くなることが知られている。そこで、話し手が発した音に残響が付与されると、音節と音節との間の時間間隔が小さくなり、話し手が発した音は、聞き手にとって聞き取りやすくなる。
座席51〜54の各々は吸音性を有しているため、話し手が発した音の残響は、座席51〜54が存在しない場合に比べて小さくなる。よって、話し手が発した音は、座席51〜54が存在しない場合に比べて、音節と音節との間の時間間隔が大きくなり、聞き手にとって聞き取り難くなるおそれがある。
本実施形態では、マイク11〜14の各々の出力信号に対して遅延を付加して音信号が生成される。よって、スピーカ21〜24の各々が音信号に応じて発した音は、話し手の話した音の残響として機能する。このため、マイク11〜14の出力信号に対して遅延を付加しない場合に比べて、音節と音節との間の時間間隔を小さくでき、聞き手が音を聞き取り難くなることを抑制可能になる。また、話し手は、話し手が発した声が遅延された声をスピーカから聞くことができるため、話し手自身の声をモニタリングすることが可能になる。ただし、設定により遅延を付加しない(遅延時間を0にする)ことも可能である。
<第2実施形態>
第1実施形態では、音信号A1〜A4の各々の供給先が固定されていた。これに対して、本発明の第2実施形態では、音信号A1〜A4の各々の供給先が変更される。
図3は、第2実施形態に係る会話アシスト装置100Aを示した図である。図3において、図1に示した構成と同一構成のものには同一符号を付してある。以下、本実施形態について、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
会話アシスト装置100Aは、検出部81〜84を有する点と、供給部4の代わりに供給部4Aを用いる点において、図1に示した会話アシスト装置100と異なる。
検出部81は、マイク11の出力信号M1に基づいてハウリングの発生を検出する。例えば、検出部81は、互いに異なる周波数帯域ごとに、出力信号M1の周波数成分と所定レベルのしきい値とを比較して、いずれかの周波数帯域で出力信号M1の周波数成分がしきい値を上回るとハウリングを検出する。検出部81は、ハウリングを検出すると、ハウリングの発生を示すハウリング発生信号D1を出力する。
検出部82は、マイク12の出力信号M2に基づいてハウリングを検出する。検出部82でのハウリング検出手法は、検出部81でのハウリング検出手法に準じる。検出部82は、ハウリングを検出すると、ハウリング発生信号D2を出力する。
検出部83は、マイク13の出力信号M3に基づいてハウリングを検出する。検出部83でのハウリング検出手法は、検出部81でのハウリング検出手法に準じる。検出部83は、ハウリングを検出すると、ハウリング発生信号D3を出力する。
検出部84は、マイク14の出力信号M4に基づいてハウリングを検出する。検出部84でのハウリング検出手法は、検出部81でのハウリング検出手法に準じる。検出部84は、ハウリングを検出すると、ハウリング発生信号D4を出力する。
供給部4Aは、ハウリング発生信号D1〜D4のいずれかを受け取ると、音信号A1〜A4の供給先を変更する。
図4は、供給部4Aの一例を示した図である。図4に示した供給部4Aは、マルチプレクサー4A1〜4A4と、制御部4A51と、記憶部4A52とを含む。
マルチプレクサー4A1は、制御部4A51からの制御信号C1に基づいて、音信号A1〜A4のいずれかをスピーカ24に供給する。
マルチプレクサー4A2は、制御部4A51からの制御信号C2に基づいて、音信号A1〜A4のいずれかをスピーカ23に供給する。
マルチプレクサー4A3は、制御部4A51からの制御信号C3に基づいて、音信号A1〜A4のいずれかをスピーカ22に供給する。
マルチプレクサー4A4は、制御部4A51からの制御信号C4に基づいて、音信号A1〜A4のいずれかをスピーカ21に供給する。
デフォルトでは、マルチプレクサー4A1は音信号A2をスピーカ24に供給し、マルチプレクサー4A2は音信号A1をスピーカ23に供給し、マルチプレクサー4A3は音信号A4をスピーカ22に供給し、マルチプレクサー4A4は音信号A3をスピーカ21に供給する。
以下、マルチプレクサー4A1〜4A4がデフォルトの状態である場合を「デフォルト状態」と称する。
制御部4A51は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部4A51は、記憶部4A52に記憶されたプログラムを読み取り実行することによって動作する。なお、記憶部4A52は、コンピュータにて読み取り可能な記録媒体の一例である。さらに言えば、記憶部4A52は、非一過性(non-transitory)の記録媒体である。記憶部4A52は、例えば、半導体記録媒体、磁気式記録媒体または光学式記録媒体等の公知の任意の形式の記録媒体、または、これらの記録媒体が組み合わされた記録媒体である。なお、本明細書中において、「非一過性」の記録媒体は、一過性の伝搬信号(transitory, propagating signal)を一時的に記憶する伝送線等の記録媒体を除く全てのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含み、揮発性の記録媒体を除外するものではない。
制御部4A51は、制御信号C1を用いてマルチプレクサー4A1を制御し、制御信号C2を用いてマルチプレクサー4A2を制御し、制御信号C3を用いてマルチプレクサー4A3を制御し、制御信号C4を用いてマルチプレクサー4A4を制御する。
図5は、会話アシスト装置100Aの動作を説明するためのフローチャートである。なお、供給部4Aは、図5に示した動作を繰り返し実行する。
検出部81〜84のいずれかがハウリングを検出すると(ステップS1:YES)、制御部4A51は、ハウリング発生信号D1〜D4のいずれかを受け取る。制御部4A51は、ハウリング発生信号D1〜D4のいずれかを受け取ると、マルチプレクサー4A1〜4A4がデフォルト状態であるか否かを判断する(ステップS2)。
マルチプレクサー4A1〜4A4がデフォルト状態であると(ステップS2:YES)、制御部4A51は、制御信号C1でマルチプレクサー4A1を制御して、スピーカ24に供給される音信号を、音信号A2から音信号A1に切り換える(ステップS3)。
続いて、制御部4A51は、制御信号C2でマルチプレクサー4A2を制御して、スピーカ23に供給される音信号を、音信号A1から音信号A2に切り換える(ステップS4)。
続いて、制御部4A51は、制御信号C3でマルチプレクサー4A3を制御して、スピーカ22に供給される音信号を、音信号A4から音信号A3に切り換える(ステップS5)。
続いて、制御部4A51は、制御信号C4でマルチプレクサー4A4を制御して、スピーカ21に供給される音信号を、音信号A3から音信号A4に切り換える(ステップS6)。
なお、制御部4A51は、ステップS3〜S6を同時に実行することが望ましい。
以下、ステップS6が完了したときのマルチプレクサー4A1〜4A4の状態を「特定状態」と称する。
ハウリングの発生条件は、車内での荷物の配置状況、例えば、座席に置かれた荷物の状況に応じて変化する可能性がある。
このため、制御部4A51は、マルチプレクサー4A1〜4A4が特定状態である状況で、ハウリング発生信号D1〜D4のいずれかを受け取った場合、以下に示す第1処理または第2処理を実行してもよい。
<第1処理>
制御部4A51は、制御信号C1でマルチプレクサー4A1を制御してスピーカ24に供給される音信号を音信号A1から音信号A3に切り換え、制御信号C2でマルチプレクサー4A2を制御してスピーカ23に供給される音信号を音信号A2から音信号A4に切り換え、制御信号C3でマルチプレクサー4A3を制御してスピーカ22に供給される音信号を音信号A3から音信号A1に切り換え、制御信号C4でマルチプレクサー4A4を制御してスピーカ21に供給される音信号を音信号A4から音信号A2に切り換える。
以下、第1処理が完了したときのマルチプレクサー4A1〜4A4の状態を「第1状態」と称する。
<第2処理>
制御部4A51は、制御信号C1でマルチプレクサー4A1を制御してスピーカ24に供給される音信号を音信号A1から音信号A4に切り換え、制御信号C2でマルチプレクサー4A2を制御してスピーカ23に供給される音信号を音信号A2から音信号A3に切り換え、制御信号C3でマルチプレクサー4A3を制御してスピーカ22に供給される音信号を音信号A3から音信号A2に切り換え、制御信号C4でマルチプレクサー4A4を制御してスピーカ21に供給される音信号を音信号A4から音信号A1に切り換える。
以下、第2処理が完了したときのマルチプレクサー4A1〜4A4の状態を「第2状態」と称する。
制御部4A51は、マルチプレクサー4A1〜4A4が第1状態である状況で、ハウリング発生信号D1〜D4のいずれかを受け取った場合、マルチプレクサー4A1〜4A4の状態を、第1状態から、デフォルト状態、特定状態または第2状態に変更する第3処理を実行してもよい。
制御部4A51は、マルチプレクサー4A1〜4A4が第2状態である状況で、ハウリング発生信号D1〜D4のいずれかを受け取った場合、マルチプレクサー4A1〜4A4の状態を、第2状態から、デフォルト状態、特定状態または第1状態に変更する第4処理を実行してもよい。
本実施形態によれば、ハウリングが発生したときに、そのハウリングを自動的に解消することが可能になる。
なお、デフォルト状態は、特定状態でなければ、適宜変更可能である。
また、マルチプレクサー4A1〜4A4がデフォルト状態である状況で、ハウリング発生信号D1〜D4のいずれかを受け取った場合、マルチプレクサー4A1〜4A4の状態を、デフォルト状態から、第1状態または第2状態に変更する第5処理を実行してもよい。
<第3実施形態>
第2実施形態では、ハウリング発生信号が自動的に出力された。これに対して、本発明の第3実施形態では、スイッチ操作に応じてハウリング発生信号が出力される。
図6は、第3実施形態に係る会話アシスト装置100Bを示した図である。図6において、図1に示した構成と同一構成のものには同一符号を付してある。以下、本実施形態について、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
会話アシスト装置100Bは、操作スイッチ91と、使用者による操作スイッチ91の操作に応じてハウリング発生信号D5を出力する出力部92とを有する点と、供給部4の代わりに供給部4Bを用いる点において、図1に示した会話アシスト装置100と異なる。
供給部4Bは、マルチプレクサー4A1〜4A4と制御部4A61と記憶部4A62とを含む。
制御部4A61は、例えばCPUである。制御部4A61は、記憶部4A62に記憶されたプログラムを読み取り実行することによって動作する。なお、記憶部4A62は、コンピュータにて読み取り可能な記録媒体の一例である。さらに言えば、記憶部4A62は、非一過性の記録媒体である。記憶部4A62は、例えば、半導体記録媒体、磁気式記録媒体または光学式記録媒体等の公知の任意の形式の記録媒体、または、これらの記録媒体が組み合わされた記録媒体である。
制御部4A61は、制御信号C1を用いてマルチプレクサー4A1を制御し、制御信号C2を用いてマルチプレクサー4A2を制御し、制御信号C3を用いてマルチプレクサー4A3を制御し、制御信号C4を用いてマルチプレクサー4A4を制御する。
図7は、会話アシスト装置100Bの動作を説明するためのフローチャートである。図7において、図5に示した処理と同一処理については同一符号を付してある。以下、図7に示した処理のうち、図5に示した処理と異なる処理を中心に説明する。なお、供給部4Bは、図7に示した動作を繰り返し実行する。
操作スイッチ91が使用者によって操作されると(ステップS11:YES)、出力部92は、ハウリング発生信号D5を出力する。制御部4A61は、ハウリング発生信号D5を受け取ると、ステップS2以降の処理を実行する。なお、制御部4A61は、ステップS3〜S6を同時に実行することが望ましい。
上述したように、ハウリングの発生状況は、車内での荷物の配置状況、例えば、座席に置かれた荷物の状況に応じて変化する可能性がある。
このため、マルチプレクサー4A1〜4A4が特定状態である状況で、制御部4A61が、ハウリング発生信号D5を受け取った場合、制御部4A61は、上述した第1処理または第2処理を実行してもよい。この場合、処理を実行する主体は、制御部4A51ではなく制御部4A61となる。
制御部4A61は、マルチプレクサー4A1〜4A4が第1状態である状況で、ハウリング発生信号D5を受け取った場合、第3処理を実行してもよい。
制御部4A61は、マルチプレクサー4A1〜4A4が第2状態である状況で、ハウリング発生信号D5を受け取った場合、第4処理を実行してもよい。
なお、制御部4A61は、マルチプレクサー4A1〜4A4がデフォルト状態である状況で、ハウリング発生信号D1〜D4のいずれかを受け取った場合、第5処理を実行してもよい。
本実施形態によれば、ハウリングが発生したときに、使用者による操作スイッチの操作に応じて、ハウリングを解消することが可能になる。
<変形例>
以上の各実施態様は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は相矛盾しない限り適宜に併合され得る。
<変形例1>
信号処理部31は、出力信号M1に遅延を付加する信号処理を実行せずに出力信号M1を増幅する処理だけを実行してもよい。信号処理部32〜34も、信号処理部31に準じた信号処理を実行してもよい。
<変形例2>
各実施形態では、信号処理部31が、出力信号M1に遅延を付加し、遅延が付加された出力信号M1を増幅した。しかしながら、出力信号M1に遅延を付加する処理は、信号処理部31の入力端から供給部4、4Aまたは4Bの出力端までの間のどこかで実行されればよい。
また、出力信号M2に遅延を付加する処理も、信号処理部32の入力端から供給部4、4Aまたは4Bの出力端までの間のどこかで実行されればよい。また、出力信号M3に遅延を付加する処理も、信号処理部33の入力端から供給部4、4Aまたは4Bの出力端までの間のどこかで実行されればよい。また、出力信号M4に遅延を付加する処理も、信号処理部34の入力端から供給部4、4Aまたは4Bの出力端までの間のどこかで実行されればよい。
遅延を付加する処理は、例えば、マイクの出力信号に応じたデジタル信号を信号処理部31〜34の各々に内在するメモリに記憶し、その時点から遅延時間が経過したらメモリからそのデジタル信号を読み出して出力する処理である。この場合、マイクの出力信号に応じたデジタル信号に応じた容量のメモリが用いられればよい。
<変形例3>
座席51と座席53との間に1以上の座席が配置されてもよい。また、座席52と座席54との間に1以上の座席が配置されてもよい。また、座席53と座席54とが一体に形成されてもよい。
また、座席53と座席54との間に1以上の座席が配置されてもよい。この場合、座席53と座席54との間の座席と、座席53と、座席54とが、一体に形成されてもよい。
<変形例4>
図5および図7に示したステップS3〜S6を実行する順番は適宜変更可能である。
上述した各実施形態および各変形例の少なくとも1つから以下の態様が把握される。
本発明の会話アシストシステムの一態様は、矩形に配置された4つの座席について前記座席ごとに配置されたマイクと、前記座席ごとに配置されたスピーカと、前記マイクの出力信号に基づいて生成された音信号を、当該マイクが配置された座席と対角の位置にある対角座席に対して配置されたスピーカに供給する供給部と、を含む。
この態様によれば、音信号が供給されるスピーカとして、座席ごとに配置されたスピーカの中で、音信号の元になる出力信号を発するマイクからの距離が最も長いスピーカを用いることが可能になる。このため、会話中におけるハウリングの発生を低減することが可能になる。
さらに、この態様によれば、出力信号を出力するマイクと、音信号が供給されるスピーカとの間に、座席が位置する。このため、スピーカが出力する音のうち、座席に到達した音(音波)は座席によって吸収されやすくなる。よって、ハウリングの発生を低減することが可能になる。
上述した会話アシストシステムの一態様として、前記マイクの出力信号に対して少なくとも遅延を付加して前記音信号を生成する信号処理部をさらに含むことが望ましい。
人の話は、音節と音節との間の時間間隔が大きくなると分かり難くなることが知られている。
そこで、話し手が発した音に残響が付与されると、音節と音節との間の時間間隔が小さくなり、話し手が発した音は、聞き手にとって聞き取りやすくなる。
しかしながら、座席は吸音性を有しているため、話し手が発した音の残響は、座席が存在しない場合に比べて小さくなる。よって、話し手が発した音は、座席が存在しない場合に比べて、音節と音節との間の時間間隔が大きくなり、聞き手にとって聞き取り難くなるおそれがある。
この態様によれば、マイクの出力信号に対して少なくとも遅延を付加して音信号を生成するため、スピーカが発した音は、話し手の話した音の残響として機能する。このため、マイクの出力信号に対して遅延を付加しない場合に比べて、音節と音節との間の時間間隔を小さくでき、音節と音節との間の時間間隔が大きくなって聞き手が音を聞き取り難くなることを抑制可能になる。
上述した会話アシストシステムの一態様として、前記供給部は、前記音信号を前記対角座席とは異なる座席に対して配置されたスピーカに供給可能であり、前記音信号を前記対角座席とは異なる座席に対して配置されたスピーカに供給している状況で、ハウリングの発生を示すハウリング発生信号を受け取ると、前記音信号の供給先を、前記対角座席とは異なる座席に対して配置されたスピーカから、前記対角座席に対して配置されたスピーカに切り換えることが望ましい。
この態様によれば、例えばハウリングが発生したときに、そのハウリングを解消することが可能になる。
上述した会話アシストシステムの一態様として、前記供給部は、前記音信号を前記対角座席に対して配置されたスピーカに供給している状況で、ハウリングの発生を示すハウリング発生信号を受け取ると、前記音信号の供給先を、前記対角座席に対して配置されたスピーカから、前記対角座席とは異なる座席に対して配置されたスピーカに切り換えることが望ましい。
ハウリングの発生条件は、例えば、座席に置かれた荷物の状況に応じて変化する可能性がある。
この態様によれば、例えばハウリングの発生条件が変化して、音信号の供給先が対角座席に対して配置されたスピーカである状況においてハウリングが発生しても、音信号の供給先を切り換えるので、ハウリングを解消することが可能になる。
上述した会話アシストシステムの一態様として、前記ハウリングを検出すると、前記ハウリング発生信号を出力する検出部をさらに含み、前記供給部は、前記検出部から前記ハウリング発生信号を受け取ることが望ましい。
この態様によれば、ハウリングが発生したときに、そのハウリングを自動的に解消することが可能になる。
上述した会話アシストシステムの一態様として、操作スイッチと、前記操作スイッチの操作に応じて前記ハウリング発生信号を出力する出力部と、をさらに含み、前記供給部は、前記出力部から前記ハウリング発生信号を受け取ることが望ましい。
この態様によれば、ハウリングが発生したときに、使用者の操作スイッチの操作に応じて、そのハウリングを解消することが可能になる。
100…会話アシスト装置、11〜14…マイク、21〜24…スピーカ、31〜34…信号処理部、4…供給部。

Claims (5)

  1. 矩形に配置された4つの座席について前記座席ごとに配置されたマイクの出力信号に基づいて生成された音信号を、前記座席ごとに配置されたスピーカのうち、当該マイクが配置された座席と対角の位置にある対角座席に対して配置されたスピーカに供給する供給部を含む会話アシスト装置。
  2. 前記マイクの出力信号に対して遅延を付加して前記音信号を生成する信号処理部をさらに含む、請求項1に記載の会話アシスト装置。
  3. ハウリングの発生を示すハウリング発生信号を受け取ると、矩形に配置された4つの座席について前記座席ごとに配置されたマイクの出力信号に基づいて生成された音信号の供給先を、前記座席ごとに配置されたスピーカのうち、前記音信号の現在の供給先であるスピーカとは異なるスピーカに切り換える供給部を備える会話アシスト装置。
  4. 前記ハウリングを検出すると、前記ハウリング発生信号を出力する検出部をさらに含み、
    前記供給部は、前記検出部から前記ハウリング発生信号を受け取る、請求項3に記載の会話アシスト装置。
  5. 操作スイッチと、
    前記操作スイッチの操作に応じて前記ハウリング発生信号を出力する出力部と、をさらに含み、
    前記供給部は、前記出力部から前記ハウリング発生信号を受け取る、請求項3に記載の会話アシスト装置。
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