JP2018056065A - 低圧引留がいし、及び、低圧引留がいし用アタッチメント - Google Patents
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従来の低圧引留がいし29は、磁器製で、ボルト通し穴27が中心に形成された筒状を呈している。筒の外壁には、軸方向の中央部を挟んで両側に鍔部23、24が周設されている。それにより、鍔部23、24の間となる軸方向中央部に周方向の案内溝25が形成される。案内溝25の底は、断面形状が略円弧である滑らかな曲面状となっている。
図7(a)に示すように、施設作業が正規に実施された状況では、引留グリップ96のコーティング線98は、案内溝25の底に接した状態で案内される。この状況では、引留グリップ96が支持具70等の金属部分に接触するおそれはない。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、施設不良の発生を防止する低圧引留がいしを提供することにある。
本体部は、ボルト通し穴が中心に形成された筒状を呈し、軸方向の中央部に引留グリップを案内する周方向の案内溝が形成されている。
リング部は、本体部の径方向の一方側に設けられ、引留グリップが折り返し部において挿通可能な挿通穴が形成されている。
この支持形態を前提とし、リング部は、各支持板との隙間、及び、背板もしくは腕金との隙間を小さくするように形成されていることが好ましい。
その場合、低圧引留がいし用アタッチメントは、例えば樹脂材料で形成可能である。
(第1実施形態)
第1実施形態の低圧引留がいしについて、図1〜図4を参照して説明する。
最初に、低圧引留がいし単体での構成を図1、図2に示す。第1実施形態の低圧引留がいし101は、本体部20とリング部30とが磁器材料で一体に形成されており、絶縁性を有している。
また、説明の便宜上、図1又は図2(b)の向きに設置した状態を基本姿勢とし、端面21側を上、端面22側を下として記載する。
本体部20の案内溝25の一部と、延長部33、34及び背壁部36とに囲まれた筒状の空間は、挿通穴35を構成する。挿通穴35の大きさは、引留グリップが折り返し部において挿通可能な大きさとなっている。
図3に示すように、低圧引留がいし101は、電柱90に取り付けられた水平方向の腕金91や縦方向の腕金92に装着され、低圧電線95に接続された引留グリップ96の折り返し部を支持する。
図3の上の2つの図は、低圧引留がいし101が二枚の支持板71、72を用いた直付方式700により水平方向の腕金91に装着された状態を示す。図3の下の図は、低圧引留がいし101が、コ字形の支持具70等を介して縦方向の腕金92に装着された状態を示す。
次に、第2実施形態の低圧引留がいしについて、図5、図6を参照して説明する。
第2実施形態の低圧引留がいし102は、磁器材料で形成された本体部29と、本体部29とは別体に樹脂材料で形成されたアタッチメント40と、を備える。アタッチメント40は、本体部29に装着されたとき「リング部」を構成する。
本体部29は、図7に示した従来技術の低圧引留がいしと実質的に同一である。
キャップ部41、42は、本体部29の軸方向両端部に被さる。キャップ部41、42の中心には、ボルト通し穴27に連通する穴415、425が形成されている。
アーム部43、44は、キャップ部41、42から側方に延びる。アーム部43、44及びキャップ部41、42の軸方向端面は、同一面に形成されている。
背壁部46とアーム部43、44との接続部435、445は、外側の角に比較的小さな半径(R)で角丸めがされており、内側から角に向かってえぐり込むように凹溝が形成されている。そのため、角部の肉厚は、隣接する両側の肉厚に比べて局部的に薄くなっている。これにより、アーム部43、44及びキャップ部41、42は、肉厚の薄い接続部435、445を支点として、外側に広がるように弾性変形可能である。
第1実施形態と同様に、第2実施形態の低圧引留がいし102を用いた施設作業では、開放された引留グリップ96の一端を挿通穴45に通してから、他端と撚り合わせ、低圧電線95に接続する。これにより、引留グリップ96の折り返し部が案内溝25から逸脱する施設不良の発生を防止することができる。
さらに第2実施形態は、従来の低圧引留がいし29が施設された箇所での改修作業において既設の低圧引留がいし29を流用し、アタッチメント40のみを後付けすることで、引留グリップの逸脱防止機能を簡易に追加することができる。
(a)上記実施形態では、既存の支持具を流用する前提で、リング部と支持具との隙間を埋めるリブ31、32やアーム部43、44等の構造を低圧引留がいし101、102側に設けている。これに限らず、支持具の内側形状を低圧引留がいしの外側形状に合わせて製作してもよい。
第2実施形態のアタッチメント40は、キャップ部41、42が本体部29の両端部の外周をすっぽり覆うように形成されているが、キャップ部は、ボルト通し穴27の内壁に嵌合するように形成されてもよい。
また、アタッチメントは、鍔部23、24を径方向外側から抱きかかえるように本体部29に装着される構成としてもよい。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。
20、29・・・本体部、 25・・・案内溝、 27・・・ボルト通し穴、
30・・・リング部、 35、45・・・挿通穴、
40・・・アタッチメント(リング部)、
70・・・支持具、
95・・・低圧電線、 96・・・引留グリップ。
Claims (5)
- 低圧電線(95)に接続された引留グリップ(96)の折り返し部を支持する低圧引留がいしであって、
ボルト通し穴(27)が中心に形成された筒状を呈し、軸方向の中央部に前記引留グリップを案内する周方向の案内溝(25)が形成された絶縁性の本体部(20、29)と、
前記本体部の径方向の一方側に設けられ、前記引留グリップが折り返し部において挿通可能な挿通穴(35、45)が形成されたリング部(30、40)と、
を備えることを特徴とする低圧引留がいし。 - 前記本体部の軸方向の一方及び他方の端面(21、22)は、互いに平行に配置された二枚の支持板(71、72)にそれぞれ対向し、且つ、
前記リング部の前記本体部とは反対側の背壁部(36、46)は、前記二枚の支持板を連結し前記二枚の支持板と共に支持具(70)を構成する背板(73)、又は、前記二枚の支持板が固定される腕金(91)の一面に対向するように配置されており、
前記リング部は、各前記支持板との隙間、及び、前記背板もしくは前記腕金との隙間を小さくするように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の低圧引留がいし。 - 前記本体部(20)と前記リング部(30)とは、磁器材料で一体に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の低圧引留がいし。
- 磁器材料で形成された前記本体部(29)と、
前記本体部とは別体に形成され、前記本体部に装着されたとき前記リング部を構成するアタッチメント(40)と、
を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の低圧引留がいし。 - 請求項4に記載の低圧引留がいしに用いられるアタッチメントであって、
樹脂材料で形成され、
前記本体部の軸方向両端部に被さる二つのキャップ部(41、42)と、
前記二つのキャップ部から側方に延びる二つのアーム部(43、44)と、
前記二つのアーム部を連結し、前記本体部に装着されたとき前記案内溝の底との間に前記挿通穴(45)を形成する背壁部(46)と、
を備え、
前記背壁部と前記二つのアーム部との接続部(435、445)は、前記二つのアーム部及び二つのキャップ部が外側に広がるように弾性変形可能に形成されていることを特徴とする低圧引留がいし用アタッチメント。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110010310A (zh) * | 2019-05-16 | 2019-07-12 | 广东电网有限责任公司 | 一种低压带漏电指示灯硅橡胶绝缘子 |
JP2019149858A (ja) * | 2018-02-26 | 2019-09-05 | 株式会社愛洋産業 | 電線引留用補助具 |
CN111756008A (zh) * | 2020-06-23 | 2020-10-09 | 江苏双汇电力发展股份有限公司 | 一种预绞式耐张线夹用心型环及其制造工艺 |
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