JP2018055623A - 表示入力装置及び記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】フリック操作によって画像をスクロールさせることが可能な表示入力装置において、フリック操作の回数の増加を抑制しつつ、目的とする特定領域までスクロールさせる時間の短縮化を図る。【解決手段】表示部に画像を表示させている状態で、指示体によりスクロール方向へのフリック操作が行われた場合は、当該フリック操作に応じた初速度にて表示部の画像をスクロール方向へスクロールさせる。画像のスクロール中に指示体がタッチパネルに接触した場合、停止条件が成立しなければスクロールを継続させ、停止条件が成立したらスクロールを停止させる。【選択図】図6

Description

本発明は、タッチパネルを備えた表示入力装置に関する。
タッチパネルに対する各種入力操作の1つとして、フリック操作が知られている。タッチパネルに表示されている画像をスクロールさせたい場合、使用者は、タッチパネルに対してフリック操作を行うことで、画像をスクロールさせることができる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2011−170603号公報
表示されている画像がスクロール量の多い画像である場合、当該画像中における特定領域を表示させるために、現在表示されている状態から多くのスクロールを要する場合がある。その場合、1回のフリック操作によるスクロールだけでは目的とする特定領域まで到達せず、目的とする特定領域まで画像をスクロールさせるためにフリック操作を複数回繰り返す必要が生じ得る。
この場合、使用者は、目的とする特定領域に少しでも早く到達させるために、フリック操作によるスクロールの開始後、スクロール速度が低下していって停止するのを待つことなく、スクロールが行われている最中に次のフリック操作を行うことがある。
しかし、スクロールが行われている最中に指がタッチパネルに触れると、スクロールが停止される。そのため、スクロールが行われている最中に画像のスクロールを継続させるべくフリック操作を繰り返し行った場合も、そのフリック操作において指がタッチパネルに触れる度にスクロールが一旦停止する。このスクロールの停止は、目的とする特定領域へ少しでも早く到達させたい使用者にとっては無駄な停止といえる。
本発明は、フリック操作によって画像をスクロールさせることが可能な表示入力装置において、フリック操作の回数の増加を抑制しつつ、目的とする特定領域までスクロールさせる時間の短縮化を図ることを目的とする。
本発明の表示入力装置は、表示部と、入力部と、制御部とを備える。入力部は、表示部の画像表示領域に配置されたタッチパネルを有する。制御部は、表示処理と、指示体検出処理と、操作検出処理と、スクロール処理と、停止判断処理とを実行する。
表示処理は、画像表示領域に画像を表示させる処理である。指示体検出処理は、タッチパネルから出力される信号に基づいて、タッチパネルに対する指示体の接触の有無及びタッチパネルに指示体が接触している場合における指示体が接触している位置である指示位置を検出する処理である。操作検出処理は、指示体検出処理による検出の結果に基づいて、タッチパネルに対する指示体による入力操作を検出する処理である。スクロール処理は、表示処理により表示部に画像が表示されている状態で、操作検出処理により入力操作として特定のスクロール方向へのフリック操作が検出された場合、当該フリック操作に応じた初速度にて表示部の画像をスクロール方向へスクロールさせる処理である。停止判断処理は、スクロール処理による画像のスクロール中に、操作検出処理により入力操作として指示体がタッチパネルに接触していない状態から接触した状態へ変化する初期接触が検出された場合、特定の停止条件が成立しなければスクロールを継続させ、停止条件が成立したらスクロールを停止させる処理である。
このような構成の表示入力装置によれば、フリック操作による画像のスクロール開始後、指示体がタッチパネルに接触した場合、停止条件が成立したらスクロールを停止させるが、停止条件が成立しなければスクロールを継続させる。
そのため、停止条件を適宜設定することで、スクロール中にフリック操作が行われてもスクロールが停止されないようにすることができ、これにより、フリック操作の回数の増加を抑制しつつ、スクロール対象の画像中における目的とする特定領域までスクロールさせる時間の短縮化を図ることが可能となる。
実施形態の画像処理装置を示すブロック図である。 実施形態のリスト画像及びそのスクロール方向を例示する説明図である。 実施形態のイベント検出処理のフローチャートの一部である。 実施形態のイベント検出処理のフローチャートの一部(図3の続き)である。 実施形態の画面更新処理のフローチャートの一部である。 実施形態の画面更新処理のフローチャートの一部(図5の続き)である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[1.実施形態]
(1−1)画像処理装置の構成
図1に示す本実施形態の画像処理装置10は、原稿の画像を読み取ってその読み取った画像の画像データを生成するスキャン機能、記録用紙へ画像を印刷する印刷機能、ファクシミリデータを送受信するファクス機能などの、複数の機能を備えている。
画像処理装置10は、図1に示すように、制御部11と、記憶部12と、表示部13と、入力部14と、画像読取部15と、印刷部16と、通信部17とを備え、これらがバス20を介して相互に接続されている。
本実施形態では、制御部11はCPUを有する。記憶部12は、例えばROM、RAM、NVRAM、フラッシュメモリなどの半導体メモリを有する。即ち、画像処理装置10は、CPU及び半導体メモリを含むマイクロコンピュータを備えている。
制御部11は、非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより各種機能を実現する。本実施形態では、記憶部12が、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。なお、制御部11により実現される各種機能は、プログラムの実行によって実現することに限るものではなく、その一部又は全部について、一つあるいは複数のハードウェアを用いて実現してもよい。
記憶部12には、表示部13に表示させる各種画像のデータが記憶されている。記憶部12に記憶されている画像のデータには、後述する図2(a)のリスト画像40及び図2(b)のリスト画像60が含まれる。また、記憶部12には、後述する図3〜図4のイベント検出処理のプログラム、及び後述する図5〜図6の画面更新処理のプログラムも記憶されている。なお、記憶部12は本発明の記憶媒体に相当する。
表示部13は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの、画像を表示可能な表示デバイスを有する。表示デバイスにおける画像表示領域には、各種画像が表示される。
なお、表示対象の画像全体の大きさが表示デバイスの画像表示領域よりも大きい場合は、表示対象の画像全体のうち、画像表示領域の大きさに応じた一部領域が表示される。その場合、表示対象の画像全体のうち画像表示領域に表示されていない領域については、表示対象の画像をスクロールさせることによって表示させることができる。
入力部14は、各種入力操作を受け付けるための入力用デバイスを有する。入力部14が有する入力用デバイスには、タッチパネル18が含まれる。タッチパネル18は、表示部13の表示デバイスにおける画像が表示される画像表示領域に配置されている。
タッチパネル18は、表示部13の画像表示領域に対する、指示体の接触を検出可能である。即ち、タッチパネル18は、表示部13の画像表示領域に対して指示体が接触している場合に、その接触している位置である指示位置を示す位置信号を出力可能に構成されている。本実施形態のタッチパネル18は、指示体が接触している間、位置信号を連続的又は周期的に出力するよう構成されている。
なお、タッチパネル18に対する指示体の接触とは、指示体が物理的に直接触れた状態のみを意味する概念であってもよいし、直接触れた状態に加え、直接は触れていないものの指示体がタッチパネル18に一定距離以内に近接した間接接触状態も含む概念であってもよい。
制御部11は、タッチパネル18から位置信号が出力された場合、その位置信号をバス20を介して取得可能である。制御部11は、タッチパネル18から取得した位置信号に基づいて、後述のイベント検出処理を周期的に実行する。イベント検出処理を実行する周期である制御周期は適宜決めてよく、本実施形態では例えば50msec.である。つまり、本実施形態では、50msec.の時間間隔でイベント検出処理が繰り返し実行される。
制御部11は、イベント検出処理を実行する度に、タッチパネル18に対する指示体の接触の有無、指示体がタッチパネル18に接触している場合における指示位置、指示体がタッチパネル18に接触した場合における指示体による少なくとも一種類の入力操作を検出することができる。
制御部11が検出可能な入力操作として、少なくとも、タッチ操作、タッチ継続操作、タップ操作、追従操作、リリース操作、及びフリック操作がある。タッチ操作は、指示体がタッチパネル18に接触していない状態からタッチパネル18に接触した状態へ変化する操作であり、本発明の初期接触に相当する。タッチ操作は、指示体がタッチパネル18に接触してから離れるまでの間において最初に1度だけ、即ち指示体が接触した時点で発生する。
タッチ継続操作は、今回のイベント検出処理において検出された指示位置が、制御周期1周期前の前回のイベント検出処理において検出された指示位置から変化しないようにする操作である。つまり、少なくとも直前のイベント検出処理から今回のイベント検出処理までの間は指示体を移動させないようにする操作である。
タップ操作は、タッチ操作後、指示体の指示位置がタッチ操作時の指示位置から変化することなく指示体がタッチパネル18から離れることにより指示体がタッチパネル18に接触した状態ではなくなる操作である。
追従操作は、タッチ操作後、指示体がタッチパネル18に接触した状態のまま、指示位置がタッチ操作時の指示位置から変化する操作である。追従操作は、一般にドラッグ操作とも呼ばれる操作である。
リリース操作は、タッチ操作後、追従操作が一度は行われた後に、指示体がタッチパネル18から離れることにより指示体がタッチパネル18に接触した状態ではなくなる操作であって、且つ、指示体がタッチパネル18から離れる直前のイベント検出処理にてスクロール方向への追従操作が検出されていない状態で指示体がタッチパネル18から離れる操作である。つまり、タッチ操作後に一度は追従操作が行われたものの、前回のイベント検出処理ではスクロール方向への追従操作は検出されておらず、今回のイベント検出処理で指示体がタッチパネル18から離れていることが検出された場合は、リリース操作が行われたことになる。
なお、スクロール方向とは、表示デバイスに表示されている表示対象の画像がスクロール可能な画像である場合における、そのスクロールが可能な方向である。また、追従操作の方向について、スクロール方向と完全に一致していなくても、追従操作によって結果としてスクロール方向へ指示体が移動している場合、即ち指示体の移動方向が、スクロール方向と、スクロール方向に垂直な方向とのベクトル和として表せる場合は、当該追従操作はスクロール方向への追従操作として扱う。
フリック操作は、直前にスクロール方向への追従操作が行われた状態で、指示体がタッチパネル18から離れることにより指示体がタッチパネル18に接触した状態ではなくなる操作である。つまり、前回のイベント検出処理でスクロール方向への追従操作が検出され、今回のイベント検出処理で指示体がタッチパネル18から離れていることが検出された場合は、フリック操作が行われたことになる。
タッチパネル18に対する入力操作を行うことが可能な指示体の具体的態様は種々考えられ、例えば指先であってもよいし、スタイラスペンなどの特定の指示用デバイスであってもよい。
画像読取部15は、イメージセンサを備え、原稿の画像を読み取り、読み取った画像の画像データを生成する。印刷部16は、インクジェット技術や電子写真技術を利用した印刷機構を有し、シート状の記録用紙に画像を印刷することが可能である。通信部17は、画像処理装置10を各種通信ネットワークに接続するための通信インタフェースである。通信部17を介して接続可能な通信ネットワークは適宜決めてよく、例えば、LAN、インターネット、公衆電話網などの各種通信ネットワークの少なくとも1つに接続可能であってもよい。
(1−2)画像のスクロール
表示部13が有する表示デバイスの画像表示領域には、画像処理装置10の動作状態に応じて各種の画面が表示される。表示デバイスに表示される画面として、例えば、図2(a)に示す基本設定画面30や、図2(b)に示す写真選択画面50などがある。
図2(a)に示す基本設定画面30は、画像処理装置10における各種設定項目を設定する際の起点となる画面である。基本設定画面30における、リスト画像表示領域31には、リスト画像40が表示される。リスト画像40は、各種設定項目毎の項目画像41が配列されてなる画像である。個々の項目画像41にはそれぞれ各種設定項目のうち何れかが対応付けられている。使用者は、いずれかの項目画像41上で指示体をタップ操作することで、当該項目画像41に対応した設定項目の設定値を設定するための画面を表示させて、その画面を介して設定値を変更することができる。
本実施形態では、基本設定画面30におけるリスト画像表示領域31に対し、同時に表示可能な項目画像41の数は最大で4つである。一方、リスト画像40が有する項目画像41は少なくとも5つ以上ある。そのため、リスト画像40全体を同時にリスト画像表示領域31に表示させることはできない。
リスト画像40全体のうち、リスト画像表示領域31に表示されていない項目画像41を表示させる方法として、本実施形態では、少なくとも、リスト画像表示領域31に対する追従操作及びフリック操作がある。使用者は、リスト画像表示領域31に対して追従操作若しくはフリック操作を行うことで、リスト画像40をスクロールさせることができる。
図2(a)の基本設定画面30においては、リスト画像40は、複数の項目画像41が上下方向に配列されている。そのため、リスト画像40は上下方向へスクロールさせることができる。即ち、基本設定画面30においては上下方向がスクロール方向である。使用者は、リスト画像表示領域31に対してスクロール方向への追従操作若しくはフリック操作を行うことで、リスト画像40をスクロールさせることができる。なお、リスト画像40のスクロール方向である上下方向を、以下、Y方向とも称する。
また、図2(b)に示す写真選択画面50は、記憶部12に写真データが記憶されている場合にその写真データが示す画像を印刷させる際の起点となる画面である。写真選択画面50における、リスト画像表示領域51には、リスト画像60が表示される。リスト画像60は、記憶部12に記憶されている写真データ毎の、当該写真データが示す画像のサムネイル画像61が配列されてなる画像である。使用者は、いずれかのサムネイル画像61上で指示体をタップ操作することで、当該サムネイル画像61に対応した写真データを印刷対象として選択することができる。
本実施形態では、写真選択画面50におけるリスト画像表示領域51に対し、同時に表示可能なサムネイル画像61の数は最大で8つである。一方、リスト画像60が有するサムネイル画像61は少なくとも9個以上ある。そのため、リスト画像60全体、即ち全てのサムネイル画像61を、同時にリスト画像表示領域51に表示させることはできない。
リスト画像60全体のうち、リスト画像表示領域51に表示されていないサムネイル画像61を表示させる方法として、本実施形態では、少なくとも、リスト画像表示領域51に対する追従操作及びフリック操作がある。使用者は、リスト画像表示領域51に対して追従操作若しくはフリック操作を行うことで、リスト画像60をスクロールさせることができる。
図2(b)の写真選択画面50においては、リスト画像60は、複数のサムネイル画像61が上下2段に配置され且つ左右方向に配列されている。上下方向に並んでいる2つのサムネイル画像61については同時に表示されるため、リスト画像60は、左右方向へスクロールさせることができる。即ち、写真選択画面50においては左右方向がスクロール方向である。使用者は、リスト画像表示領域51に対してスクロール方向への追従操作若しくはフリック操作を行うことで、リスト画像60をスクロールさせることができる。なお、リスト画像60のスクロール方向である左右方向を、以下、X方向とも称する。X方向と前述のY方向は互いに直交している。
追従操作によってスクロールが行われる場合の、スクロール速度やスクロール量は、追従操作時の指示体の移動速度及び移動距離に依存する。即ち、スクロール方向への追従操作が行われている場合は、指示体の移動速度のうちスクロール方向の速度成分に応じたスクロール速度で画像がスクロールされ、指示体の移動距離のうちスクロール方向の距離成分に応じたスクロール量だけスクロールされる。
フリック操作によってスクロールが行われる場合の、スクロール速度やスクロール量は、フリック操作時の指示体の速度のうち特にスクロール方向の速度成分(以下、フリック速度)に依存する。フリック速度をどのように導出するかについては適宜決めてよい。例えば、フリック操作が行われる直前のイベント検出処理時における指示位置とその1周期前のイベント検出処理時における指示位置とから、その1周期間における指示位置のスクロール方向の移動距離を求め、その移動距離を制御周期で除算した結果をフリック速度としてもよい。また例えば、フリック操作が行われる直前の3回以上のイベント検出処理それぞれにおいて検出された指示位置に基づいて、その3回以上のイベント検出処理が行われた期間のスクロール方向の平均速度をフリック速度としてもよい。また、フリック速度に代えて、或いはフリック速度に加えて、フリック操作時の指示体のスクロール方向の加速度を考慮して、スクロール速度やスクロール量を決定するようにしてもよい。
本実施形態では、スクロール方向へのフリック操作が行われた場合、そのフリック操作直前の制御周期1周期間における指示体の移動距離に基づいてフリック速度を算出する。そして、その算出したフリック速度に応じてスクロールの初速度が算出され、その初速度にてスクロールが開始される。そして、スクロール開始後、スクロール速度は、特定の減速度で徐々に減速していき、最終的には0になってスクロールが停止する。
そのため、フリック操作時における指示体のスクロール方向の速度が速いほど、スクロールの初速度が高くなって、結果としてスクロール開始から停止までのトータルのスクロール量も多くなる。
なお、フリック操作によってスクロールが行われる場合のスクロール速度やスクロール量は、上記以外の種々の方法で決定されるようにしてもよい。例えば、スクロール開始後、一定の減速度でスクロール速度を減速させるのではなく、スクロール開始後の時間に応じて減速度を変化させるようにしてもよい。つまり、スクロール速度を線形的に低下させるのではなく非線形的に低下させるようにしてもよい。また例えば、フリック速度に応じてまず全体のスクロール量を決定し、そのスクロール量のスクロールが完了するまで等速度でスクロールさせるようにしてもよい。
フリック操作によって行われる画像のスクロールは、基本的に、指示体が接触していない状態で上記要領で行われる。そのため、フリック操作によって行われる画像のスクロールを、以下、慣性スクロールとも称する。
慣性スクロールが開始された後、慣性スクロールが停止されるまでの間に、リスト画像表示領域に対して指示体が接触した場合、本実施形態では、すぐには慣性スクロールが停止されない。本実施形態では、慣性スクロール中に指示体がリスト画像表示領域に接触した場合、特定の停止条件が成立しなければ慣性スクロールを継続させ、停止条件が成立したら慣性スクロールを停止させる。
また、慣性スクロール中に指示体がリスト画像表示領域に接触した場合、その接触後、停止条件が成立することなく再びフリック操作が行われたら、現在実行中の慣性スクロールを停止させることなく、その再び行われたフリック操作に基づく慣性スクロールを開始させる。
停止条件としては、本実施形態では、次の5つの条件が設定されている。第1の停止条件は、指示体がタッチパネル18上の同じ位置に継続して特定の時間閾値以上接触していることである。時間閾値は適宜決めてよく、本実施形態では例えば制御周期と同値である。
第2の停止条件は、指示体が、タッチパネル18に接触した状態で、現在行われている慣性スクロールのスクロール方向とは異なる方向へ移動することである。なお、移動方向が完全にスクロール方向に一致しなくても、スクロール方向の成分を含むような移動方向であれば、ここでいう「スクロール方向とは異なる方向」には該当しない。
第3の停止条件は、指示体が接触した時の指示位置が、現在実行中の慣性スクロールの発端になったフリック操作時における指示体の初期接触時の指示位置(以下、第1タッチ座標)を含む特定の前回タッチ領域内に含まれていないことである。
前回タッチ領域の具体的範囲は適宜決めてよい。例えば、第1タッチ座標を中心とする特定の半径の円で囲まれる領域を前回タッチ領域としてもよい。なお、前回タッチ領域は本発明の前回接触領域に相当する。
第4の停止条件は、指示体が接触した時点の慣性スクロールのスクロール速度が特定の速度閾値未満であることである。
第5の停止条件は、指示体が接触した時点以後の、慣性スクロールの残りのスクロール量であるスクロール残量が、特定のスクロール量閾値未満であることである。スクロール量閾値は適宜決めてよく、例えば、スクロールの長さによって定めてもよい。また例えば、図2(a)に示したリスト画像40の場合は、以後のスクロールによって新たに表示させることが可能な項目画像41が特定の数(例えば10個)以上残っている状態をスクロール量閾値以上の状態として扱い、特定の数以上は残っていない場合はスクロール量閾値未満の状態として扱うようにしてもよい。
(1−3)イベント検出処理
次に、指示体によるタッチパネル18に対する入力操作を検出するためのイベント検出処理について、図3〜図4を用いて説明する。制御部11は、起動後、図3〜図4のイベント検出処理を制御周期で繰り返し実行する。本実施形態の制御周期は、前述の通り、一例として50msec.である。
制御部11は、イベント検出処理を開始すると、S110で、タッチパネル18からの位置信号に基づき、タッチパネル18への指示体の接触を検出したか否か判断する。指示体の接触を検出していない場合は、図4のS230に進む。S230では、接触中フラグがオンに設定されているか否か判断する。接触中フラグは、図3のS140でオンに設定されるフラグである。接触中フラグがオンに設定されている場合はS240に進む。制御部11が起動した直後の初期状態では、接触中フラグはオフに設定された状態になっているため、その場合はイベント検出処理を終了する。
図3のS110で、指示体の接触を検出した場合は、S120で、接触中フラグがオフであるか否か判断する。接触中フラグがオフの場合は、S130に進む。S130では、タッチパネル18からの位置信号に基づき、指示体の接触が検出された位置の座標を検出座標(Xnew,Ynew)として記憶部12に記憶させる。さらに、現在時刻を記憶部12に記憶させる。現在時刻は、例えば、不図示のリアルタイムクロックから取得することができる。
S140では、接触中フラグをオンに設定する。S150では、後述の画面更新処理を含む、当該イベント検出処理以外の他の処理に対し、イベントとして、「タッチ」を通知する。イベントとして「タッチ」を通知するということは、即ち、指示体によるタッチ操作が行われたことを検出したことを意味する。またイベントとして「タッチ」を通知する際、併せて、記憶部12に記憶されている検出座標(Xnew,Ynew)も通知する。S150の処理後はイベント検出処理を終了する。
S120で、接触中フラグがオンの場合は、S160に進む。S160では、記憶部12に現在記憶されている検出座標(Xnew,Ynew)を前回座標(Xold,Yold)として記憶する。これにより検出座標(Xnew,Ynew)自体は記憶部12から一旦消去されることになる。また、S160では、記憶部12に現在記憶されている現在時刻を、過去時刻として記憶する。これにより、現在時刻自体は記憶部12から一旦削除されることになる。
S170では、S130と全く同様の処理を行う。即ち、タッチパネル18からの位置信号に基づき、指示体の接触が検出された位置の座標を検出座標(Xnew,Ynew)として記憶部12に記憶させ、さらに現在時刻を記憶部12に記憶させる。
S180では、記憶部12に記憶されている検出座標(Xnew,Ynew)、前回座標(Xold,Yold)、現在時刻、及び過去時刻に基づいて、指示体速度(Vx,Vy)を算出する。具体的には、現在時刻と過去時刻の差分を経過時間とする。そして、XnewとXoldの差分を経過時間で除算した結果を指示体速度のX方向成分(以下、X方向速度)であるVxとして算出し、YnewとYoldの差分を経過時間で除算した結果を指示体速度のY方向成分(以下、Y方向速度)であるVyとして算出する。そして、算出した指示体速度(Vx,Vy)を記憶部12に記憶する。
S190では、X方向速度Vxの絶対値及びY方向速度Vyの絶対値の何れか一方でも0より大きい値になっているか否か判断する。双方ともに絶対値が0の場合は、S200に進む。
S200では、イベントとして、「タッチ継続」を通知する。イベントとして「タッチ継続」を通知するということは、即ち、指示体によるタッチ継続操作が行われたことを検出したことを意味する。またイベントとして「タッチ継続」を通知する際、併せて、記憶部12に記憶されている検出座標(Xnew,Ynew)も通知する。S200の処理後はイベント検出処理を終了する。
S190で、少なくとも一方の絶対値が0より大きい場合は、S210に進む。S210では、速度検出済フラグをオンに設定する。なお、速度検出済フラグは、制御部11の起動直後の初期状態ではオフに設定される。
S220では、イベントとして、「追従」を通知する。イベントとして「追従」を通知するということは、即ち、指示体による追従操作が行われたことを検出したことを意味する。またイベントとして「追従」を通知する際、併せて、記憶部12に記憶されている検出座標(Xnew,Ynew)も通知する。S220の処理後はイベント検出処理を終了する。
S110で指示体の接触が検出されていない場合に移行する図4のS230において、接触中フラグがオンに設定されている場合は、S240に進む。S240では、接触中フラグをオフに設定する。
S250では、速度検出済フラグがオンか否か判断する。速度検出済フラグがオフの場合は、S260に進む。S260では、イベントとして、「タップ」を通知する。イベントとして「タップ」を通知するということは、即ち、指示体によるタップ操作が行われたことを検出したことを意味する。またイベントとして「タップ」を通知する際、併せて、記憶部12に記憶されている検出座標(Xnew,Ynew)も通知する。S260の処理後はS340に進む。
S250で、速度検出済フラグがオンの場合は、S270に進む。S270では、表示されているリスト画像のスクロール可能なスクロール方向がX方向及びY方向のいずれであるかを判断する。
スクロール方向がX方向である場合は、S280に進む。S280では、X方向速度Vxの絶対値が0より大きいか否か判断する。X方向速度Vxの絶対値が0より大きい場合は、S290に進む。S290では、イベントとして、「フリック」を通知する。イベントとして「フリック」を通知するということは、即ち、指示体によるフリック操作が行われたことを検出したことを意味する。またイベントとして「フリック」を通知する際、併せて、記憶部12に記憶されている指示体速度(Vx,Vy)も通知する。S290の処理後はS340に進む。
S280で、X方向速度Vxの絶対値が0である場合は、S300に進む。S300では、イベントとして、「リリース」を通知する。イベントとして「リリース」を通知するということは、即ち、指示体によるリリース操作が行われたことを検出したことを意味する。S300の処理後はS340に進む。
S270で、スクロール方向がY方向である場合は、S310に進む。S310では、Y方向速度Vyの絶対値が0より大きいか否か判断する。Y方向速度Vyの絶対値が0より大きい場合は、S320に進む。S320では、S290と同様、イベントとして「フリック」を通知し、併せて、記憶部12に記憶されている指示体速度(Vx,Vy)も通知する。S320の処理後はS340に進む。
S310で、Y方向速度Vyの絶対値が0である場合は、S330に進む。S330では、S300と同様、イベントとして、「リリース」を通知する。S330の処理後はS340に進む。
なお、表示されている画面中にスクロール可能なリスト画像が存在していない場合は、S270の判断処理においては、例えば単にイベントとしてリリースを通知してS340に進むようにしてもよい。
S340では、記憶部12に記憶されている指示体速度(Vx,Vy)の値を、(0,0)に更新する。S350では、速度検出済フラグをオフに設定する。S350の処理後はイベント検出処理を終了する。
(1−4)画面更新処理
次に、表示デバイスの画像表示領域に表示させる画面を指示体の操作に応じて更新するための画面更新処理について、図5〜図6を用いて説明する。制御部11は、起動後、最初に表示させるべき特定の初期画面を表示デバイスの画像表示領域に表示させた後、図5〜図6の画面更新処理を制御周期で繰り返し実行する。なお、制御部11は、イベント通知処理と画面更新処理とを並行して実行、即ちマルチタスク処理する。
制御部11は、画面更新処理を開始すると、S410で、イベント通知処理からイベントの通知を受けたか否か判断する。イベントの通知を受けていない場合は、S420に進む。
S420では、リスト画像の慣性スクロールが継続されていてまだ慣性スクロールを継続させる必要があるか否か判断する。慣性スクロールの継続が必要でない場合は、画面更新処理を終了する。なお、慣性スクロールの継続が必要でない場合の具体例としては、例えば、慣性スクロールの実行中であるものの減速が進んでいてちょうど速度0にして停止させるタイミングになった場合が考えられる。また例えば、リスト画像の慣性スクロールが行われていない状態であったり、そもそもスクロール可能なリスト画像が表示されていない状態の場合も、慣性スクロールの継続が必要でない場合の一態様である。
S420で、慣性スクロールの継続が必要と判断した場合は、S430で、慣性スクロールを継続させる。具体的に、現在表示されているリスト画像の画像フレームを、スクロールが進んだ状態の画像フレームに更新する。S430で具体的にどの程度のスクロールを進めるかについては、慣性スクロール全体における現時点でのスクロール速度に依存する。現時点でのスクロール速度が遅いほど、スクロールの量は少なくなる。
制御周期毎にS430の処理が行われることによって、リスト画像の慣性スクロールが実現され、使用者から見ると画面の内容が連続的に滑らかにスクロールしているように見えるようになる。S430の処理後は、画面更新処理を終了する。
S410で、イベントの通知を受けた場合は、S440に進む。S440では、現在表示されている画面にスクロール可能なリスト画像が表示されているか否か判断する。スクロール可能なリスト画像が表示されていない場合は、図6のS500に進む。
S500では、通知されたイベントが「タップ」であるか否か判断する。通知されたイベントが「タップ」ではない場合は、画面更新処理を終了する。通知されたイベントが「タップ」である場合は、S510に進む。
S510では、タップ位置にボタンが表示されているか否か判断する。なお、タップ位置とは、「タップ」のイベントと共に通知された検出座標(Xnew,Ynew)の位置である。タップ位置にボタンが表示されていない場合は、画面更新処理を終了する。タップ位置にボタンが表示されている場合は、S520で、その表示されているボタンに対応した画面表示を行って、画面更新処理を終了する。
図5のS440で、スクロール可能なリスト画像が表示されている場合は、S450に進む。S450では、通知されたイベントが「追従」であるか否か判断する。通知されたイベントが「追従」ではない場合は、図6のS530に進む。
S530では、通知されたイベントが「フリック」であるか否か判断する。通知されたイベントが「フリック」である場合は、S540に進む。S540では、フリック速度に応じたリスト画像のスクロール表示を開始する。つまり、慣性スクロールがここで開始されることになる。そして、以後、制御周期毎にS430の処理が実行されることで、フリック速度に応じた初速度から停止までの慣性スクロールが実現されることになる。なお、ここでいうフリック速度とは、「フリック」のイベントと共に通知される指示体速度(Vx,Vy)のことである。S540の処理後は画面更新処理を終了する。
なお、慣性スクロールが実行されている最中に、イベントとして「フリック」が通知された場合も、S540の処理が行われることになる。この場合は、現在実行中の慣性スクロールから、今回通知された「フリック」のフリック速度、即ち今回通知された指示体速度(Vx,Vy)に基づく新たな慣性スクロールに切り替えて、その新たな慣性スクロールを開始する。なお、切り替えの前後では、スクロールを一旦停止させることはせず、スクロール速度は切り替え直前の速度から切り替え後の新たな慣性スクロールの初速度に変化する。そのため、切り替え直前の慣性スクロールのスクロール速度よりも、切り替え後の新たな慣性スクロールの初速度の方が大きい場合は、切り替えによってスクロール速度が上昇することになる。
S530で、通知されたイベントが「フリック」ではない場合は、S550に進む。S550では、通知されたイベントが「リリース」又は「タッチ継続」であるか否か判断する。通知されたイベントが「リリース」又は「タッチ継続」である場合は、S560に進む。
S560では、現在リスト画像のスクロール表示中であるか否か、即ち慣性スクロールの実行中であるか否か判断する。スクロール表示中ではない場合は画面更新処理を終了する。スクロール表示中である場合は、S570でスクロール表示を停止させて、画面更新処理を終了する。なお、スクロール表示中に「タッチ継続」のイベントが通知されるということは、前述の第1の停止条件が成立したことを意味する。つまり、第1の停止条件が成立すると、S550からS560を経てS570に進み、これにより慣性スクロールが停止することになる。
S550で、通知されたイベントが「リリース」及び「タッチ継続」の何れでもない場合は、S580に進む。S580では、通知されたイベントが「タッチ」であるか否か判断する。通知されたイベントが「タッチ」ではない場合はS500に進む。通知されたイベントが「タッチ」である場合は、S590に進む。
S590では、「タッチ」イベントの通知がリスト画像のスクロールの停止中に行われたものであるか否か、即ち、スクロール停止中にタッチ操作が行われたか否か判断する。スクロール停止中にタッチ操作が行われた場合は、S600に進む。
S600では、「タッチ」のイベント通知時に併せて通知された検出座標(Xnew,Ynew)を、第1タッチ座標(X1,Y1)として記憶部12に記憶させる。S600の処理後は画面更新処理を終了する。
S590で、スクロール実行中にタッチ操作が行われた場合は、S610に進む。S610では、「タッチ」のイベント通知時に併せて通知された検出座標(Xnew,Ynew)を、第2タッチ座標(X2,Y2)として記憶部12に記憶させる。
S620では、第2タッチ座標(X2,Y2)が前回タッチ領域内にあるか否か判断する。前回タッチ領域は、記憶部12に記憶されている第1タッチ座標(X1,Y1)に基づいて定められる。
第2タッチ座標(X2,Y2)が前回タッチ領域の外にある場合は、S650に進む。S650では、現在実行中のスクロール表示を停止させる。S650の処理後は画面更新処理を終了する。なお、スクロール表示中に「タッチ」のイベントが通知されて、S620において第2タッチ座標(X2,Y2)が前回タッチ領域の外にあると判断されるということは、前述の第3の停止条件が成立したことを意味する。つまり、第3の停止条件が成立すると、S580からS590、S610、S620を経てS650に進み、これにより慣性スクロールが停止することになる。
S620で、第2タッチ座標(X2,Y2)が前回タッチ領域内にある場合は、S630に進む。S630では、現時点からのスクロール残量がスクロール量閾値以上であるか否か、つまり現時点からさらにスクロール量閾値以上のスクロールが可能な状態であるか否か判断する。スクロール残量がスクロール量閾値未満である場合は、S650に進み、現在実行中のスクロール表示を停止させる。なお、スクロール表示中に「タッチ」のイベントが通知されて、S630においてスクロール残量がスクロール量閾値未満であると判断されるということは、前述の第5の停止条件が成立したことを意味する。つまり、第5の停止条件が成立すると、S580からS590、S610、S620、S630を経てS650に進み、これにより慣性スクロールが停止することになる。
S630で、スクロール残量がスクロール量閾値以上である場合は、S640に進む。S640では、現時点のスクロール速度が速度閾値以上であるか否か判断する。スクロール速度が速度閾値以上である場合は画面更新処理を終了する。
スクロール速度が速度閾値未満である場合は、S650に進み、現在実行中のスクロール表示を停止させる。なお、スクロール表示中に「タッチ」のイベントが通知されて、S640においてスクロール速度が速度閾値未満であると判断されるということは、前述の第4の停止条件が成立したことを意味する。つまり、第4の停止条件が成立すると、S580からS590、S610〜S640を経てS650に進み、これにより慣性スクロールが停止することになる。
図5のS450で、通知されたイベントが「追従」である場合は、S460に進む。S460では、現在リスト画像のスクロール表示中であるか否か、即ち慣性スクロールの実行中であるか否か判断する。スクロール表示中ではない場合は、指示体の検出位置に従って画面の表示内容を更新する。S470の処理後は画面更新処理を終了する。
S460で、現在リスト画像のスクロール表示中である場合は、S480に進む。S480では、指示体の移動方向がスクロール方向と同方向であるか否か判断する。指示体の移動方向がスクロール方向と同方向である場合は、画面更新処理を終了する。
指示体の移動方向がスクロール方向とは異なる方向である場合は、S490で、現在実行中のスクロール表示を停止させる。なお、スクロール表示中に「追従」のイベントが通知されて且つその際の指示体の移動方向がスクロール方向とは異なる方向であるということは、前述の第2の停止条件が成立したことを意味する。つまり、第2の停止条件が成立すると、S460からS480を経てS490に進み、これにより慣性スクロールが停止することになる。
(1−5)実施形態の効果
以上説明した実施形態によれば、以下の(1a)〜(1f)の効果を奏する。
(1a)フリック操作による画像のスクロール開始後、指示体がタッチパネル18に接触した場合、停止条件が成立したらスクロールを停止させるが、停止条件が成立しなければスクロールを継続させる。
さらに、画像のスクロール中、イベントとして「タッチ」が検出された場合、当該「タッチ」の検出後、停止条件が成立することなく現在のスクロール方向へのフリック操作が検出された場合は、現在実行中のスクロールに代えて、当該フリック操作に基づくスクロールが新たに実行される。つまり、現在スクロールが行われている状態から、新たなフリック操作に応じた初速度でのスクロールへと、連続的に移行する。
つまり、フリック操作によりスクロールを開始させた後、そのスクロール実行中に再度フリック操作を行っても、停止条件が成立しない限り、スクロールが停止されることなくその再度のフリック操作に基づくスクロールが新たに開始される。これにより、フリック操作の回数の増加を抑制しつつ、スクロール対象の画像中における目的とする特定領域までスクロールさせる時間の短縮化を図ることが可能となる。
(1b)停止条件として第1の停止条件が設定されていることにより、スクロール中に指示体がリスト画像表示領域内に接触した後、指示体がその接触した位置で継続して時間閾値以上接触している場合は、スクロールが停止される。
そのため、スクロール中にフリック操作を行う際、指示体が同じ位置に継続して時間閾値以上接触した状態が発生しないようにすることで、現在のスクロールを停止させることなくスクロールを継続させることができる。逆に、スクロール中に同じ位置で継続して時間閾値以上指示体を接触させれば、スクロールを停止させることができる。
(1c)停止条件として第2の停止条件が設定されていることにより、スクロール中に指示体がリスト画像表示領域内に接触した後、指示体が現在のスクロール方向とは異なる方向へ移動した場合は、スクロールが停止される。
そのため、スクロール中にフリック操作を行う際、指示体を現在のスクロール方向とは異なる方向には移動させないようにすることで、現在のスクロールを停止させることなくスクロールを継続させることができる。逆に、現在のスクロールを停止させたい場合は、タッチパネルに接触させた指示体を現在のスクロール方向とは異なる方向へ移動させればよい。
(1d)停止条件として第3の停止条件が設定されていることにより、スクロール中に指示体がリスト画像表示領域内に接触した場合に、その接触した位置が前回タッチ領域内にない場合は、スクロールが停止される。そのため、スクロール中にフリック操作を行う際、前回タッチ領域内に指示体を接触させるようにすることで、現在のスクロールを停止させることなくスクロールを継続させることができる。
(1e)停止条件として第4の停止条件が設定されていることにより、スクロール中に指示体がリスト画像表示領域内に接触した場合に、その接触時のスクロール速度が速度閾値未満である場合は、スクロールが停止される。そのため、スクロール中にフリック操作を行う際、スクロール速度が速度閾値未満に低下する前にフリック操作を行うようにすることで、スクロールを停止させることなくスクロールを継続させることができる。
(1f)停止条件として第5の停止条件が設定されていることにより、スクロール中に指示体がリスト画像表示領域内に接触した場合に、スクロール残量がスクロール量閾値未満である場合は、スクロールが停止される。そのため、スクロール中にフリック操作を行う際、スクロール可能な量がまだスクロール量閾値以上残っている状態でフリック操作すれば、スクロールを停止させることなくスクロールを継続させることができる。
(1−6)特許請求の範囲の文言との対応関係
S430、S470、S490、S520、S570及びS650を含め、制御部11が表示部13の表示デバイスに各種画面を表示させたり表示内容を更新したりする処理は、表示処理に相当する。S110、S130及びS170の処理は指示体検出処理に相当する。S150、S200、S220、S260、S290、S300、S320及びS330の処理は操作検出処理に相当する。S420〜S430の処理はスクロール処理に相当する。S480〜S490、S550〜S570、S620〜S650の処理は停止判断処理に相当する。
[2.他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
例えば、本発明は、図2(a)及び図2(b)に例示した各画面30,50に限らず、表示される画像としてスクロール可能な画像を含む各種の画面に対して適用可能である。
また、図2(a)及び図2(b)では、画像表示領域全体のうち一部のリスト画像表示領域内にスクロール可能な画像が表示される例を示したが、表示デバイスの画像表示領域全体にスクロール可能な画像が表示される場合においても本発明を適用可能である。
なお、上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
10…画像処理装置、11…制御部、12…記憶部、13…表示部、14…入力部、15…画像読取部、16…印刷部、17…通信部、18…タッチパネル、30…基本設定画面、31,51…リスト画像表示領域、40,60…リスト画像、41…項目画像、50…写真選択画面、61…サムネイル画像。

Claims (8)

  1. 表示部と、
    前記表示部の画像表示領域に配置されたタッチパネルを有する入力部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記画像表示領域に画像を表示させる表示処理と、
    前記タッチパネルから出力される信号に基づいて、前記タッチパネルに対する指示体の接触の有無及び前記タッチパネルに前記指示体が接触している場合における前記指示体が接触している位置である指示位置を検出する指示体検出処理と、
    前記指示体検出処理による前記検出の結果に基づいて、前記タッチパネルに対する指示体による入力操作を検出する操作検出処理と、
    前記表示処理により前記表示部に画像が表示されている状態で、前記操作検出処理により前記入力操作として特定のスクロール方向へのフリック操作が検出された場合、当該フリック操作に応じた初速度にて前記表示部の画像を前記スクロール方向へスクロールさせるスクロール処理と、
    前記スクロール処理による画像のスクロール中に、前記操作検出処理により前記入力操作として前記指示体が前記タッチパネルに接触していない状態から接触した状態へ変化する初期接触が検出された場合、特定の停止条件が成立しなければスクロールを継続させ、前記停止条件が成立したらスクロールを停止させる、停止判断処理と、
    を実行する、表示入力装置。
  2. 請求項1に記載の表示入力装置であって、
    前記制御部は、前記スクロール処理による画像のスクロール中、前記操作検出処理により前記入力操作として前記初期接触が検出された場合、当該初期接触の検出後、前記停止条件が成立することなく前記操作検出処理により前記入力操作として現在行われているスクロールの前記スクロール方向へのフリック操作が検出された場合、現在実行中の前記スクロール処理に代えて当該フリック操作に基づく前記スクロール処理を実行する、表示入力装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の表示入力装置であって、
    前記停止条件として、前記指示体が前記タッチパネル上の同じ位置に継続して特定の時間閾値以上接触していること、を有する、表示入力装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の表示入力装置であって、
    前記停止条件として、前記指示体が、前記タッチパネルに接触した状態で、現在行われているスクロールの前記スクロール方向とは異なる方向へ移動すること、を有する、表示入力装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の表示入力装置であって、
    前記停止条件として、前記初期接触の検出時の前記指示位置が、前回前記初期接触が検出されたときの前記指示位置を含む特定の前回接触領域内に含まれていないこと、を有する、表示入力装置。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の表示入力装置であって、
    前記停止条件として、前記初期接触の検出時の、前記スクロール処理による画像のスクロールの速度が、特定の速度閾値未満であること、を有する、表示入力装置。
  7. 請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の表示入力装置であって、
    前記停止条件として、前記初期接触検出時以後の、スクロール可能な残りのスクロール量が、特定のスクロール量閾値未満であること、を有する、表示入力装置。
  8. 表示部と、
    前記表示部の画像表示領域に配置されたタッチパネルを有する入力部と、
    制御部と、
    を備える表示入力装置における前記制御部が実行可能なプログラムが記憶された記憶媒体であって、
    前記プログラムは、前記制御部に、
    前記画像表示領域に画像を表示させる表示処理と、
    前記タッチパネルから出力される信号に基づいて、前記タッチパネルに対する指示体の接触の有無及び前記タッチパネルに前記指示体が接触している場合における前記指示体が接触している位置である指示位置を検出する指示体検出処理と、
    前記指示体検出処理による前記検出の結果に基づいて、前記タッチパネルに対する指示体による入力操作を検出する操作検出処理と、
    前記表示処理により前記表示部に画像が表示されている状態で、前記操作検出処理により前記入力操作として特定のスクロール方向へのフリック操作が検出された場合、当該フリック操作に応じた初速度にて前記表示部の画像を前記スクロール方向へスクロールさせるスクロール処理と、
    前記スクロール処理による画像のスクロール中に、前記操作検出処理により前記入力操作として前記指示体が前記タッチパネルに接触していない状態から接触した状態へ変化する初期接触が検出された場合、特定の停止条件が成立しなければスクロールを継続させ、前記停止条件が成立したらスクロールを停止させる、停止判断処理と、
    を実行させるためのプログラムである、記憶媒体。
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