JP2018055477A - 制御プログラム、装置、及び方法 - Google Patents

Abstract

【課題】シェアリングサービスの種別に応じて、マッチングの管理を適切に行う。
【解決手段】特定部１２が、コンピュータを用いて運用を開始するあるシェアリングサービスの申し込みを受け付けた場合に、受け付けたシェアリングサービスの種別を特定し、特定したシェアリングサービスの種別に応じて、シェアリングサービスを管理するための少なくとも１つの管理項目を特定し、設定部１４が、特定した管理項目を、シェアリングサービスにおいてマッチングする対象物毎に設定し、管理部１６が、シェアリングサービスの種別に応じて、設定した対象物の管理項目に入力されるステータスを管理する。
【選択図】図７

Description

本発明は、制御プログラム、制御装置、及び制御方法に関する。

現在、自動車、空き部屋、洋服、人手や能力、資金などの様々なリソースを複数の人で共有したり、個人間で貸し借りをしたりする際の仲介を行うシェアリングサービスが普及している。これらのシェアリングサービスでは、提供者により提供されるリソースと、そのリソースを利用する利用者とのマッチングが行われる。

マッチングを支援する技術として、例えば、供給情報及び需要情報の少なくとも何れか一方を取得して記録し、需要情報と供給情報とのマッチングを行い、マッチングの結果を供給者端末及び需要者端末に送信する技術が提案されている。

特開２０１５−１４４０１０号公報

シェアリングサービスにおけるマッチングの対象には様々なものがあるため、マッチングの管理形態も様々な形態が存在する。そのため、様々なシェアリングサービスを提供する共通基盤を考えた場合、様々なシェアリングサービスに対応した多種多様な管理項目を用意して管理する必要があり、煩雑である。

本発明は、一つの側面として、シェアリングサービスの種別に応じて、マッチングの管理を適切に行うことを目的とする。

本発明は、一つの態様として、コンピュータを用いて運用を開始するあるシェアリングサービスの申し込みを受け付けた場合に、受け付けた前記シェアリングサービスの種別を特定する。また、特定した前記シェアリングサービスの種別に応じて、前記シェアリングサービスを管理するための少なくとも１つの管理項目を特定する。そして、特定した前記管理項目を、前記シェアリングサービスにおいてマッチングする対象物毎に設定する。さらに、前記シェアリングサービスの種別に応じて、設定した前記対象物の管理項目に入力されるステータスを管理する。

一つの側面として、シェアリングサービスの種別に応じて、マッチングの管理を適切に行うことができる。

本実施形態に係るシェアリングサービス管理システムの概略構成を示すブロック図である。 シェアリングサービスの種別を説明するための図である。 予約提供型のシェアリングサービスを説明するための図である。 コスト管理提供型のシェアリングサービスを説明するための図である。 応募型のシェアリングサービスを説明するための図である。 制御装置の機能ブロック図である。 制御装置の各機能部を説明するための図である。 シェアリングサービスの種別とリソースの種類との対応表の一例を示す図である。 シェアリングサービスの種別毎の管理項目を定めた対応表の一例を示す図である。 本実施形態に係るシェアリングサーバとして機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 特定処理の一例を示すフローチャートである。 設定処理の一例を示すフローチャートである。 予約提供型のシェアリングサービスの管理項目を説明するための図である。 コスト管理提供型のシェアリングサービスの管理項目を説明するための図である。 応募型のシェアリングサービスの管理項目を説明するための図である。 管理処理の一例を示すフローチャートである。 シェアリングサーバ管理システムの他の例を示すブロック図である。 シェアリングサーバ管理システムの他の例を示すブロック図である。

以下、図面を参照して本発明に係る実施形態の一例を詳細に説明する。

図１に示すように、本実施形態に係るシェアリングサービス管理システム１００は、複数のシェアリングサーバ２０と、複数のユーザ端末３０とを含む。また、各シェアリングサーバ２０には、本実施形態に係る制御装置１０が搭載されている。シェアリングサーバ２０の各々と、ユーザ端末３０の各々とは、インターネット等のネットワークを介して接続される。なお、シェアリングサーバ２０及びユーザ端末３０の数は、図１の例に限定されない。

シェアリングサーバ２０は、シェアリングサービスを提供する装置であり、例えば、サーバ装置、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置で実現することができる。シェアリングサービスとは、自動車、空き部屋、洋服、人手や能力、資金などの様々なリソース（対象物）を複数の人で共有したり、個人間で貸し借りをしたりする際の仲介を行うサービスである。本実施形態では、各シェアリングサーバ２０が、それぞれ１種類のリソースのシェアに関するシェアリングサービスを提供する場合について説明する。例えば、あるシェアリングサーバ２０は、Ｕｂｅｒなどのように、配車のシェアリングサービスを提供し、別のシェアリングサーバ２０は、Ａｉｒｂｎｂなどのように、宿泊施設のシェアリングサービスを提供する。

シェアリングサーバ２０は、ユーザ端末３０上で、ウェブアプリケーションやスマートフォンアプリケーションとしてシェアリングサービスを提供する。また、シェアリングサーバ２０は、利用者からユーザ端末３０を介して送信されたマッチング依頼を受け付ける。マッチング依頼とは、リソースに対する利用者からのマッチングの依頼であり、マッチングとは、提供者により提供されたリソースのうち、利用可能なリソースを利用者へ割り当てることをいう。シェアリングサーバ２０は、後述する制御装置１０と連携して、受け付けたマッチング依頼とリソースとのマッチングを行う。

ユーザ端末３０は、シェアリングサービスにおけるマッチングの対象であるリソースを提供する提供者、及びリソースの利用者が使用する情報処理端末であり、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等で実現することができる。ユーザ端末３０において、所望のシェアリングサービスのアプリケーションを起動することにより、ユーザ端末３０から、そのシェアリングサービスを提供しているシェアリングサーバ２０にアクセスされる。

制御装置１０は、シェアリングサービス管理システム１００において提供される各シェアリングサービスの共通基盤として機能する。制御装置１０は、各シェアリングサーバ２０に搭載され、シェアリングサーバ２０によるシェアリングサービスの運用開始時の設定や、運用中のマッチングに関する管理を行う。

シェアリングサービスにおけるマッチングの対象となるリソースは様々であり、リソースの種類や利用のされ方などに応じて、マッチング依頼とリソースとのマッチングについて管理すべき項目などの管理形態もそれぞれ異なる。そこで、本実施形態では、制御装置１０が、シェアリングサービスの種別に応じて、そのシェアリングサービスにおけるマッチングの管理項目を特定し、その管理項目に入力されるステータスを管理する。

ここで、シェアリングサービスの種別について説明する。例えば、シェアリングサービスは、図２に示すように、カレンダ管理（期間の管理）が必要な場合と不要な場合とに分類される。カレンダ管理が必要か不要かは、マッチング対象のリソースそれぞれに関連付けられた同一の期間、又は一部が重複する期間において、リソースのキャパシティを超えるマッチングを排他する必要があるか否かに応じて定まる。

さらに、カレンダ管理が必要な場合は、コスト管理が必要な場合と不要な場合とに分類される。コスト管理が不要な場合とは、マッチング対象のリソースそれぞれに関連付けられた同一の期間、又は一部が重複する期間において、１つのリソースに対して１つのマッチングのみが紐付く場合である。コスト管理が必要な場合とは、１つのリソースに対して、リソースのキャパシティを超えない範囲で、マッチング対象のリソースそれぞれに関連付けられた同一の期間、又は一部が重複する期間において複数のマッチングが紐付く場合である。そのため、各マッチングで利用されるリソースのサイズや規模等を示すコストの管理が必要となる。

本実施形態では、カレンダ管理が必要で、かつコスト管理が不要なシェアリングサービスの種別を「予約提供型」という。例えば、配車や宿泊施設などのシェアリングサービスが予約提供型に該当する。例えば、図３に示すように、マッチングの対象が部屋（宿泊施設）の場合、同一期間に異なる利用者が同じ部屋を重複して利用することはできないため、どの利用者がどの期間に対象の部屋を利用するかということを管理する必要がある。なお、予約提供型では、リソースとマッチングとが１対１で紐付くため、コストの管理は不要である。

また、本実施形態では、カレンダ管理が必要で、かつコスト管理も必要なシェアリングサービスの種別を「コスト管理提供型」という。例えば、物の生産などのシェアリングサービスがコスト管理提供型に該当する。例えば、図４に示すように、１日の生産能力の上限がコスト１００で表される工場における生産能力がマッチングの対象であるとする。この場合、同じ日に、利用者Ａがコスト２０に相当する生産能力を利用し、別の利用者Ｂがコスト８０に相当する生産能力を利用することが可能である（図４の例では、９／３〜９／５の各日）。ただし、この期間においては、利用者Ａと利用者Ｂとの利用により、工場の生産能力の上限コストに達しているため、さらに別の利用者が工場の生産能力を利用することはできない。したがって、コスト管理提供型では、同一期間に利用されるコストの合計が、リソースの上限コストを超えないように管理する必要がある。

また、本実施形態では、カレンダ管理が不要なシェアリングサービスの種別を「応募型」という。例えば、資金や人手を募集するようなシェアリングサービスが応募型に該当する。例えば、図５に示すように、目標金額１００万円の資金の募集をシェアする場合、資金の募集がリソースであり、各利用者による出資が、そのリソースを利用することに相当する。この場合、募集期間自体に定めがあるとしても、各利用者の出資について期日や期間の管理は必要なく、誰がいくら出資したか等を管理すればよい。

図６に示すように、制御装置１０は、機能的には、特定部１２と、設定部１４と、管理部１６とを含む。

特定部１２は、コンピュータを用いて運用を開始するあるシェアリングサービスの申し込みを受け付けた場合に、受け付けたシェアリングサービスの種別を特定する。

具体的には、図７に示すように、特定部１２は、シェアリングサービスの申し込みとして、そのシェアリングサービスの運用者により入力されたシェアリングサービスの情報を受け付ける。シェアリングサービスの情報には、例えば、シェアリングサービスにおいてマッチングの対象となるリソースの種類（車、宿泊施設、お金等）など、シェアリングサービスの種別を特定可能な情報が含まれるものとする。特定部１２は、受け付けたシェアリングサービスの情報に基づいて、そのシェアリングサービスの種別を特定する。例えば、図８に示すように、シェアリングサービスの種別と、マッチングの対象となるリソースの種類との対応表を予め用意しておき、特定部１２は、受け付けた情報に含まれるマッチングの対象となるリソースの種類に基づいて、シェアリングサービスの種別を特定する。また、運用者によって入力される情報に、シェアリングサービスの種別を特定可能な情報として、シェアリングサービスの種別が直接含まれてもよい。

また、特定部１２は、特定したシェアリングサービスの種別に応じて、シェアリングサービスを管理するための少なくとも１つの管理項目を特定する。

ここで、本実施形態では、シェアリングサービスの管理に、図７に示すように、マッチング情報テーブル４２、マッチング利用状況テーブル４４、及びカレンダ情報テーブル４６を用いる。マッチング情報テーブル４２は、シェアリングサービスにおけるマッチングの対象に関する情報が記憶されるテーブルである。マッチング利用状況テーブル４４、及びカレンダ情報テーブル４６は、リソース毎のマッチングの状況が記憶されるテーブルである。

特定部１２は、具体的には、特定したシェアリングサービスの種別が「予約提供型」の場合には、同一期間に異なる利用者が重複して利用することはできないという特徴に基づく管理項目を特定する。例えば、特定部１２は、マッチングされたリソースの利用期間を示す「利用開始日時」及び「利用終了日時」を、カレンダ情報テーブル４６での管理項目として特定する。

また、特定したシェアリングサービスの種別が「コスト管理提供型」の場合には、コスト管理が必要であるという特徴に基づく管理項目を特定する。例えば、特定部１２は、マッチングの対象であるリソースのコストの単位期間毎の上限を示す「上限コスト」を、マッチング情報テーブル４２での管理項目として特定する。また、特定部１２は、各マッチングで利用されるリソースのコストを示す「利用コスト」、各マッチングでのリソースの利用期間を示す「利用開始日時」及び「利用終了日時」を、マッチング利用状況テーブル４４での管理項目として特定する。さらに、特定部１２は、単位期間の「始期」及び「終期」、並びに単位期間毎の利用コストの合計を示す「利用コスト計」を、カレンダ情報テーブル４６での管理項目として特定する。

また、特定したシェアリングサービスの種別が「応募型」の場合には、カレンダ管理が不要で、利用者から資金や人手を提供するという特徴に基づく管理項目を特定する。例えば、特定部１２は、募集する資金の目標金額や、募集する人手の目標人数など、マッチングの対象であるリソースの「目標コスト」を、マッチング情報テーブル４２での管理項目として特定する。また、特定部１２は、出資する金額などの「応募コスト」を、マッチング利用状況テーブル４４での管理項目として特定する。

また、特定部１２は、シェアリングサービスの各種別に共通の管理項目として、マッチングされたリソースの現在の利用状況を示す「利用状況」、リソースの提供者の識別情報である「提供者ＩＤ」、利用者の識別情報である「利用者ＩＤ」等も特定する。

なお、特定部１２は、例えば、図９に示すように、シェアリングサービスの種別毎に、各テーブルに用いる管理項目を定めた対応表を参照して、シェアリングサービスの種別に応じた管理項目を特定することができる。

設定部１４は、特定部１２により特定された管理項目を、シェアリングサービスにおけるマッチングの対象であるリソース毎に設定する。

具体的には、設定部１４は、図７に示すように、リソースの提供者から、マッチングの対象であるリソースの情報（以下、「マッチング情報」という）を受け付ける。マッチング情報には、マッチング情報テーブル４２で管理される管理項目に対応する情報が含まれるものとする。設定部１４は、受け付けたマッチング情報毎に、マッチング情報の識別情報である「マッチングＩＤ」を付与する。また、設定部１４は、特定部１２によりマッチング情報テーブル４２での管理項目として特定された管理項目と、「マッチングＩＤ」とを含むマッチング情報テーブル４２を作成する。さらに、設定部１４は、マッチング情報テーブル４２の各管理項目に、マッチング情報の対応する情報を設定する。なお、マッチング情報に、マッチング情報テーブル４２の管理項目以外の情報が含まれる場合は、マッチング情報テーブル４２に項目を追加して設定してもよい。例えば、リソースの詳細情報や、利用者からのマッチング依頼の受け付けのルールなどの情報を含んでいてもよい。

また、設定部１４は、各マッチング情報テーブル４２に紐付けて、特定部１２により特定された管理項目を用いたマッチング利用状況テーブル４４、及びカレンダ情報テーブル４６を作成する。各テーブルは、管理項目「マッチングＩＤ」をキーに紐付ける。なお、種別が「応募型」の場合は、カレンダ管理が不要であるため、カレンダ情報テーブル４６は作成されない。

具体的には、設定部１４は、マッチング利用状況テーブル４４において、マッチング毎に利用状況ＩＤを付与し、管理項目「利用状況」に、利用状況の初期値として、リソースを利用可能であることを示すステータスを設定する。また、設定部１４は、カレンダ情報テーブル４６については、空のテーブルを用意する。

管理部１６は、シェアリングサービスの種別に応じて、設定部１４により設定された各テーブルの管理項目に入力されるステータスを管理する。具体的には、管理部１６は、図７に示すように、利用者からマッチング依頼を受け付ける。マッチング依頼に含まれる情報は、対象のシェアリングサービスの種別に応じて異なる。

例えば、「予約提供型」のシェアリングサービスの場合、マッチング依頼には、利用者ＩＤ、利用開始日時、利用終了日時、マッチングの依頼対象であるマッチング情報を示すマッチングＩＤ等が含まれるものとする。なお、マッチング依頼に利用開始日時が含まれない場合には、リソースの即時利用を依頼するマッチング依頼であるものとする。

また、「コスト管理提供型」のシェアリングサービスの場合、マッチング依頼には、利用者ＩＤ、利用開始日時、利用終了日時、利用コスト、依頼対象のマッチングＩＤ等が含まれるものとする。また、「応募型」のシェアリングサービスの場合、マッチング依頼には、利用者ＩＤ、応募コスト、依頼対象のマッチングＩＤ等が含まれるものとする。

管理部１６は、受け付けたマッチング依頼に含まれるマッチングＩＤをキーに、マッチング利用状況テーブル４４、及びカレンダ情報テーブル４６を検索し、マッチング依頼に対して、該当のリソースをマッチング可能か否かを判定する。

具体的には、マッチング依頼が「予約提供型」のシェアリングサービスの即時利用を依頼するマッチング依頼であるとする。この場合、管理部１６は、依頼対象のマッチングＩＤに紐付くマッチング利用状況テーブル４４の「利用状況」のステータスが、リソースの利用が可能であることを示すステータスか否か判定する。管理部１６は、リソースの利用が可能なステータスであり、かつ依頼対象のマッチングＩＤに紐付くカレンダ情報テーブル４６に、マッチング依頼に含まれる利用終了日時までの期間を含むカレンダ情報が含まれない場合に、マッチング可能であると判定する。

また、マッチング依頼が「予約提供型」のシェアリングサービスの予約（利用開始日時が未来の場合）であるとする。この場合、管理部１６は、依頼対象のマッチングＩＤに対応するカレンダ情報テーブル４６に、マッチング依頼の対象期間が存在しない場合に、マッチング可能であると判定する。

また、マッチング依頼が「応募型」のシェアリングサービスへの依頼であるとする。この場合、管理部１６は、依頼対象のマッチングＩＤに対応するマッチング利用状況テーブル４４の「利用状況」に、リソースの利用が可能であることを示すステータスが記憶されている場合に、マッチング可能であると判定する。

また、マッチング依頼が「コスト管理提供型」のシェアリングサービスへの依頼であるとする。この場合、管理部１６は、依頼対象のマッチングＩＤに対応するカレンダ情報テーブル４６における、マッチング依頼の対象期間の「利用コスト計」と、マッチング情報テーブル４２の「上限コスト」とを取得する。そして、管理部１６は、マッチング依頼に含まれる「利用コスト」が、（「上限コスト」−「利用コスト計」）以下の場合に、マッチング可能であると判定する。

管理部１６は、受け付けたマッチング依頼に対して、マッチング可能であると判定した場合には、マッチング依頼に含まれる情報を用いて、マッチング利用状況テーブル４４及びカレンダ情報テーブル４６を更新する。具体的には、管理部１６は、マッチング利用状況テーブルの「利用状況」のステータスを変更すると共に、カレンダ情報テーブル４６に、新たなマッチングに対応するカレンダ情報を登録する。なお、種別が「応募型」の場合には、カレンダ情報テーブル４６は存在しないため、カレンダ情報テーブル４６の更新は行われない。

さらに、管理部１６は、例えば、リソースの予約状態から実際に利用が開始された場合、リソースの利用が終了した場合など、リソースの利用状況に変更が生じた場合には、マッチング利用状況テーブル４４の「利用状況」を更新する。

シェアリングサーバ２０は、例えば図１０に示すコンピュータ５０で実現することができる。コンピュータ５０は、Central Processing Unit（ＣＰＵ）５１と、一時記憶領域としてのメモリ５２と、不揮発性の記憶部５３とを備える。また、コンピュータ５０は、入出力装置５４と、記憶媒体５９に対するデータの読み込み及び書き込みを制御するRead/Write（Ｒ／Ｗ）部５５と、インターネット等のネットワークに接続される通信インターフェース（Ｉ／Ｆ）５６とを備える。ＣＰＵ５１、メモリ５２、記憶部５３、入出力装置５４、Ｒ／Ｗ部５５、及び通信Ｉ／Ｆ５６は、バス５７を介して互いに接続される。

記憶部５３は、Hard Disk Drive（ＨＤＤ）、Solid State Drive（ＳＳＤ）、フラッシュメモリ等によって実現できる。記憶媒体としての記憶部５３には、制御装置１０として機能する制御プログラム６０、及び制御プログラム６０と連携して、コンピュータ５０をシェアリングサーバ２０として機能させるためのシェアリングサービスアプリケーションプログラム７０が記憶される。制御プログラム６０は、様々なシェアリングサービスの共通基盤として機能する。シェアリングサービスアプリケーションプログラム７０は、情報の公開や利用者からの情報の受け付けなど、各シェアリングサービスのアプリケーションに応じた機能を提供する。

制御プログラム６０は、特定プロセス６２と、設定プロセス６４と、管理プロセス６６とを有する。

ＣＰＵ５１は、制御プログラム６０を記憶部５３から読み出してメモリ５２に展開し、制御プログラム６０が有するプロセスを順次実行する。ＣＰＵ５１は、特定プロセス６２を実行することで、図６に示す特定部１２として動作する。また、ＣＰＵ５１は、設定プロセス６４を実行することで、図６に示す設定部１４として動作する。また、ＣＰＵ５１は、管理プロセス６６を実行することで、図６に示す管理部１６として動作する。また、ＣＰＵ５１は、シェアリングサービスアプリケーションプログラム７０を記憶部５３から読み出してメモリ５２に展開し、シェアリングサービスアプリケーションプログラム７０が有するプロセスを順次実行する。これにより、制御プログラム６０及びシェアリングサービスアプリケーションプログラム７０を実行したコンピュータ５０が、シェアリングサーバ２０として機能することになる。なお、コンピュータ５０が制御プログラム６０を実行することにより機能する部分は、制御装置１０に相当する。

なお、制御プログラム６０により実現される機能は、例えば半導体集積回路、より詳しくはApplication Specific Integrated Circuit（ＡＳＩＣ）等で実現することも可能である。

次に、本実施形態に係るシェアリングサービス管理システム１００の作用について説明する。

まず、シェアリングサービスの運用を開始する運用者が、シェアリングサーバ２０に、運用を開始するシェアリングサービスの種別を特定可能な情報を含むシェアリングサービスの情報を入力すると、制御装置１０が、図１１に示す特定処理を実行する。そして、シェアリングサービスの運用中に、ユーザ端末３０を介して、リソースの提供者からシェアリングサーバ２０へマッチング情報が送信されると、制御装置１０が、図１２に示す設定処理を実行する。また、シェアリングサービスの運用中に、ユーザ端末３０を介して、リソースを利用したい利用者からシェアリングサーバ２０へマッチング依頼が送信されると、制御装置１０が、図１６に示す管理処理を実行する。以下、特定処理、設定処理、及び管理処理の各々について詳述する。

図１１に示す特定処理のステップＳ１１で、特定部１２が、運用者から送信されたシェアリングサービスの情報を受け付ける。次に、ステップＳ１２で、特定部１２が、受け付けたシェアリングサービスの情報に基づいて、そのシェアリングサービスの種別を特定する。次に、ステップＳ１３で、特定部１２が、例えば、図９に示すような対応表を参照して、シェアリングサービスの種別に応じて、各テーブルで用いられる管理項目を特定する。特定部１２は、特定した管理項目を、対象のシェアリングサービスの識別情報と対応付けて、所定の記憶領域に記憶する。そして、特定処理は終了する。

次に、図１２に示す設定処理のステップＳ２１で、設定部１４が、リソースの提供者から送信されたマッチング情報を受け付ける。次に、ステップＳ２２で、設定部１４が、受け付けたマッチング情報に「マッチングＩＤ」を付与する。そして、設定部１４は、特定部１２によりマッチング情報テーブル４２での管理項目として特定された管理項目と、「マッチングＩＤ」とを含むマッチング情報テーブル４２を作成する。次に、ステップＳ２３で、設定部１４が、作成したマッチング情報テーブル４２の各管理項目に、受け付けたマッチング情報の対応する情報を設定する。

次に、ステップＳ２４で、設定部１４が、各マッチング情報テーブル４２に紐付けて、特定部１２により特定された管理項目を用いたマッチング利用状況テーブル４４、及び空のカレンダ情報テーブル４６を作成する。設定部１４は、マッチング利用状況テーブル４４の「利用状況」に利用状況の初期値として、利用可能であることを示すステータスを設定する。そして、設定処理は終了する。

例えば、「予約提供型」に分類される部屋のシェアリングサービスの場合、例えば、図１３に示すようなマッチング情報テーブル４２Ａ、マッチング利用状況テーブル４４Ａ１、及びカレンダ情報テーブル４６Ａ１が作成され、マッチング情報が設定される。なお、図１３のマッチング情報テーブル４２Ａの例では、「リソース名」、「種類」、「公開状況」、及び「ルール」の項目は、特定部１２により特定された管理項目以外の項目である。また、図１３の例では、マッチング利用状況テーブル４４Ａの「利用状況」のステータスとして、「空室」、「予約処理中」、「宿泊中」、及び「完了」を用いており、「空室」が、マッチング可能であることを示すステータスである。

また、例えば、「コスト管理提供型」に分類される物の生産のシェアリングサービスの場合、例えば、図１４に示すようなマッチング情報テーブル４２Ｂ、マッチング利用状況テーブル４４Ｂ１、及びカレンダ情報テーブル４６Ｂ１が作成される。なお、図１４のマッチング情報テーブル４２Ｂの「上限コスト」の「１００／ｗｅｅｋ」は、１週間にコスト１００までマッチング可能であることを示す。また、図１４のマッチング情報テーブル４２Ａの例では、「リソース名」、及び「コスト単位」は、特定部１２により特定された管理項目以外の項目である。「コスト単位」は、マッチング依頼により受け付けるマッチングの利用コストの単位を示す。また、図１４の例では、マッチング利用状況テーブル４４Ｂの「利用状況」のステータスとして、「利用なし」、「準備中」、「生産中」、及び「完了（図１４に例示なし）」を用いている。

また、例えば、「応募型」に分類される資金募集のシェアリングサービスの場合、例えば、図１５に示すようなマッチング情報テーブル４２Ｃ、及びマッチング利用状況テーブル４４Ｃ１が作成される。なお、図１５のマッチング情報テーブル４２Ｃの「目標金額」は「目標コスト」の一例である。また、図１５のマッチング情報テーブル４２Ｃの例では、「リソース名」、「募集開始」、「募集終了」、「内容」、及び「公開状況」は、特定部１２により特定された管理項目以外の項目である。また、図１５の例では、マッチング利用状況テーブル４４Ｃの「利用状況」のステータスとして、「受付中」、「受付完了」、「出資済み」、及び「募集締め切り（図１５では例示なし）」を用いている。

次に、図１６に示す管理処理のステップＳ３１で、管理部１６が、リソースを利用したい利用者から送信されたマッチング依頼を受け付ける。次に、ステップＳ３２で、管理部１６が、受け付けたマッチング依頼に含まれるマッチングＩＤをキーに、マッチング利用状況テーブル４４、及びカレンダ情報テーブル４６を検索する。次に、ステップＳ３３で、管理部１６が、マッチング依頼に対して、該当のリソースをマッチング可能か否かを判定する。マッチング可能な場合には、処理はステップＳ３４へ移行し、マッチング不可の場合には、処理はステップＳ３５へ移行する。

ステップＳ３４では、管理部１６が、マッチング利用状況テーブル４４の「利用状況」のステータスを変更すると共に、カレンダ情報テーブル４６に、新たなマッチングに対応するカレンダ情報を登録する。

ステップＳ３５では、管理部１６が、マッチング結果をシェアリングサービスのアプリケーションに出力する。アプリケーションは、マッチング可能な場合には、利用者にマッチングの確定を求めたり、費用を請求したりする処理を実行する。マッチング不可の場合には、その旨を利用者に通知する。

次に、ステップＳ３６で、管理部１６が、リソースの利用状況の変更を、アプリケーションからの通知、又は提供者若しくは利用者からの入力により取得した場合には、取得した内容に基づいて、マッチング利用状況テーブル４４の「利用状況」を更新する。そして、管理処理は終了する。

図１３に示す部屋のシェアリングサービスの例を用いて、予約提供型のシェアリングサービスの管理処理について説明する。管理部１６が受け付けたマッチング依頼が、シェアリングサービスの即時利用（利用開始日時の指定がない）を依頼するものであるとする。この場合、管理部１６は、マッチング利用状況テーブル４４Ａから依頼対象のマッチングＩＤを検索し、管理項目「利用状況」を参照する。図１３のマッチング利用状況テーブル４４Ａ１に示すように、「利用状況」が「空室」の場合、管理部１６は、マッチング利用状況テーブル４４Ａ２に示すように「利用状況」のステータスを「予約処理中」に変更する。そして、管理部１６は、依頼対象のマッチングＩＤに紐付くカレンダ情報テーブル４６Ａに、マッチング依頼に含まれる利用終了日時までの期間を含むカレンダ情報が存在するか否かを判定する。管理部１６は、該当のカレンダ情報が存在しない場合には、マッチング可能であると判定する。

また、管理部１６は、利用開始日時及び利用終了日時にカレンダＩＤを付与して、依頼対象のマッチングＩＤに紐付けて、カレンダ情報テーブル４６Ａ２に登録する。シェアリングサービスの即時利用（利用開始日時の指定がない）を依頼するマッチング依頼の場合、「利用開始日時」は現在日時、「利用終了日時」は、マッチング依頼に含まれる情報を用いる。

アプリケーションから、利用者によるマッチングの確定や費用の支払いが終了した旨等が通知されると、管理部１６は、図１３のマッチング利用状況テーブル４４Ａ３に示すように、「利用状況」のステータスを「宿泊中」に変更する。また、管理部１６は、カレンダ情報テーブル４６Ａ１に登録した「利用終了日時」が経過すると、マッチング利用状況テーブル４４Ａ４に示すように、「利用状況」のステータスを「完了」に更新する。なお、利用者又は提供者が実際の宿泊の開始及び完了をアプリケーションを介して指示した場合に、「利用状況」のステータスを「宿泊中」及び「完了」に変更するようにしてもよい。さらに、管理部１６は、「利用状況」のステータスを「完了」に変更してから所定時間経過後、又は提供者がアプリケーションを介して指示した場合などに、「利用状況」のステータスを「完了」から「空室」に変更する。

マッチング依頼に含まれる利用開始日時が未来の日時の場合、すなわち、管理部１６が、宿泊の予約のマッチング依頼を受け付けたとする。この場合、管理部１６は、マッチング利用状況テーブル４４Ａの「利用状況」のステータスが「予約処理中」か否かを判定する。「予約処理中」の場合、他の利用者によるマッチングの期間が確定していないため、管理部１６は、マッチング不可と判定する。「利用状況」のステータスが「予約処理中」以外の場合には、管理部１６は、依頼対象のマッチングＩＤに紐付くカレンダ情報テーブル４６Ａに、マッチング依頼に含まれる利用開始日時から利用終了日時までの期間を含むカレンダ情報が存在するか否かを判定する。管理部１６は、該当のカレンダ情報が存在しない場合には、マッチング可能であると判定する。そして、管理部１６は、マッチング依頼に対応するカレンダ情報をカレンダ情報テーブル４６Ａ３に登録する。

アプリケーションから、利用者によるマッチングの確定や費用の支払いが終了した旨等が通知されると、管理部１６は、マッチング利用状況テーブル４４Ａの「利用状況」のステータスを「空室」に変更する。また、管理部１６は、カレンダ情報テーブル４６Ａ３に登録した直近のカレンダ情報の「利用開始日時」が経過すると、マッチング利用状況テーブル４４Ａの「利用状況」のステータスを「宿泊中」に更新する。「宿泊中」→「完了」→「空室」へのステータスの変更は、即時利用の場合と同様である。

次に、図１４に示す物の生産のシェアリングサービスの例を用いて、コスト管理提供型のシェアリングサービスの管理処理について説明する。管理部１６は、マッチング依頼を受け付けると、依頼対象のマッチングＩＤに紐付くマッチング利用状況テーブル４４Ｂの「利用状況」を参照する。「利用状況」のステータスが「利用なし」の場合、管理部１６は、マッチング情報テーブル４２Ｂの「上限コスト」と、マッチング依頼に含まれる「利用コスト」とを比較する。管理部１６は、「利用コスト」が「上限コスト」を超えない場合に、マッチング可能であると判定する。

管理部１６は、マッチング利用状況テーブル４４Ｂ２に示すように、マッチング依頼に含まれる情報を登録して、「利用状況」のステータスを「準備中」に設定する。そして、管理部１６は、マッチング依頼に含まれる作業開始日から作業終了日までの期間を、マッチング情報の「上限コスト」の定義に従った単位期間に分割したカレンダ情報を作成して、カレンダ情報テーブル４６Ｂ２に登録する。図１４の場合、単位期間は１週間であり、マッチング依頼で指定された期間は２週間であるので、マッチング依頼を１週間ずつに分割している。また、管理部１６は、作業開始日を経過した場合、提供者からの指示を受け付けた場合などに、「利用状況」のステータスを「生産中」に更新する。同様に、管理部１６は、作業終了日を経過した場合、提供者からの指示を受け付けた場合などに、「利用状況」のステータスを「完了」に更新する。

マッチング依頼を受け付けた際の「利用状況」のステータスが「利用なし」以外であったとする。この場合、管理部１６は、依頼対象のマッチングＩＤに紐付くカレンダ情報テーブル４６Ｂから、マッチング依頼に含まれる作業開始日から作業終了日までの期間を含むカレンダ情報の「利用コスト計」を取得する。そして、管理部１６は、（「上限コスト」−「利用コスト計」）≧「利用コスト」の場合に、マッチング可能であると判定する。図１５のカレンダ情報テーブル４６Ｂ２の状態で、カレンダ情報に登録された期間と重複する作業期間で、かつ利用コスト＝８０のマッチング依頼を管理部１６が受け付けたとする。この場合、上限コスト１００−利用コスト計２０≧利用コスト８０であり、マッチング可能であると判定される。管理部１６は、マッチング利用状況テーブル４４Ｂ３にマッチング依頼の情報を登録すると共に、カレンダ情報テーブル４６Ｂ３にカレンダ情報を登録する。この際、既に登録されているカレンダ情報と単位期間が重複する場合には、管理部１６は、既に登録されているカレンダ情報の「利用コスト計」に新たなマッチング依頼の「利用コスト」を加算する。

次に、図１５に示す資金の募集のシェアリングサービスの例を用いて、応募型のシェアリングサービスの管理処理について説明する。管理部１６は、マッチング依頼を受け付けると、依頼対象のマッチングＩＤに紐付くマッチング利用状況テーブル４４Ｃ１の最新の「利用状況ＩＤ」に対応する「利用状況」を参照する。管理部１６は、「利用状況」のステータスが「受付中」の場合には、マッチング可能であると判定し、「応募締め切り」の場合には、マッチング不可であると判定する。

マッチング可能な場合には、管理部１６は、最新の「利用状況ＩＤ」に対応付けて、受け付けたマッチング依頼の情報をマッチング利用状況テーブル４４Ｃ２に登録し、「利用状況」のステータスを「受付完了」に更新する。そして、管理部１６は、「利用状況」のステータスが「受付中」の新たな「利用状況ＩＤ」のレコードをマッチング利用状況テーブル４４Ｃ２に追加する。

管理部１６は、アプリケーションから、利用者による入金が完了した旨の通知等を受け付けると、「利用状況」のステータスを「出資済み」に更新する。また、管理部１６は、マッチング情報テーブル４２Ｃの「募集終了」を経過した場合、利用者から指示された場合などの場合に、マッチング利用状況テーブル４４Ｃの最新の「利用状況ＩＤ」に対応する「利用状況」のステータスを「募集締め切り」に更新する。また、マッチング利用状況テーブル４４Ｃの「利用状況」のステータスが「出資済み」であるマッチングの「応募金額」の合計が、マッチング情報テーブル４２Ｃの「目標金額」を超えた場合に、「募集締め切り」に更新してもよい。

以上説明したように、本実施形態に係る制御装置によれば、シェアリングサービスの種別に応じた管理項目を特定し、そのステータスを管理するため、シェアリングサービスの種別に応じた適切な管理を行うことができる。

なお、上記実施形態では、制御装置１０を各シェアリングサーバ２０に搭載する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、図１７に示すシェアリングサーバ管理システム２００のように、制御装置１０を、各シェアリングサーバ２０とは別に設け、制御装置１０と各シェアリングサーバ２０とを、インターネット等のネットワークで接続するようにしてもよい。また、図１８に示すシェアリングサーバ管理システム３００のように、制御装置３１０に特定部１２を含め、シェアリングサーバ３２０に設定部１４及び管理部１６を含めるようにしてもよい。この場合、シェアリングサービスの運用を開始する際に、運用者がシェアリングサーバ３２０等から、シェアリングサービスの情報を制御装置３１０へ送信する。制御装置３１０からは、シェアリングサービスの種別に応じた管理項目を返送する。そして、シェアリングサーバ３２０では、制御装置３１０から返送されてきた管理項目を用いて、設定部１４及び管理部１６を機能させて、シェアリングサービスを運用すればよい。

また、上記では、制御プログラム６０が記憶部５３に予め記憶（インストール）されている態様を説明したが、これに限定されない。プログラムは、ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ−ＲＯＭ、ＵＳＢメモリ等の記憶媒体に記憶された形態で提供することも可能である。

以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。

（付記１）
コンピュータを用いて運用を開始するシェアリングサービスの申し込みを受け付けた場合に、受け付けた前記シェアリングサービスの種別を特定し、
特定した前記シェアリングサービスの種別に応じて、前記シェアリングサービスを管理するための少なくとも１つの管理項目を特定し、
特定した前記管理項目を、前記シェアリングサービスにおいてマッチングする対象物毎に設定し、
前記シェアリングサービスの種別に応じて、設定した前記対象物の管理項目に入力されるステータスを管理する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする制御プログラム。

（付記２）
前記種別は、マッチングする対象物それぞれに関連付けられた同一の期間、又は一部が重複する期間において、１つの対象物に対して１つのマッチングが可能な第１種別と、マッチングする対象物それぞれに関連付けられた同一の期間、又は一部が重複する期間において、１つの対象物に対して複数のマッチングが可能な第２種別と、対象物の利用を募集する第３種別とを含むことを特徴とする付記１に記載の制御プログラム。

（付記３）
前記第１種別は、前記管理項目として、利用期間及び利用状況を含み、
マッチングの依頼を受け付けた場合に、依頼対象の期間と前記利用期間とが同一、又は前記依頼対象の期間と前記利用期間の一部の期間が重複し、前記利用状況のステータスがマッチング中であることを示す管理中のマッチングが存在する場合に、前記マッチングの依頼に対応するマッチングは不可能であると判定する、
付記２に記載の制御プログラム。

（付記４）
前記第２種別は、前記管理項目として、利用期間、利用可能な対象物の上限コスト、及び各マッチングで利用される対象物の利用コストを含み、
マッチングの依頼を受け付けた場合に、依頼対象の期間と前記利用期間とが同一、又は前記依頼対象の期間と前記利用期間の一部の期間が重複し、管理中のマッチングの前記利用コストの合計が前記上限コストを超えない場合に、前記マッチングの依頼に対応するマッチングは可能であると判定する、
付記２に記載の制御プログラム。

（付記５）
前記第３種別は、前記管理項目として、前記対象物の利用の募集状況を含み（図９、図１５）、
マッチングの依頼を受け付けた場合に、前記募集状況が募集中であることを示す場合に、前記マッチングの依頼に対応するマッチングは可能であると判定する、
付記２に記載の制御プログラム。

（付記６）
コンピュータを用いて運用を開始するシェアリングサービスの申し込みを受け付けた場合に、受け付けた前記シェアリングサービスの種別を特定し、特定した前記シェアリングサービスの種別に応じて、前記シェアリングサービスを管理するための少なくとも１つの管理項目を特定する特定部と、
特定した前記管理項目を、前記シェアリングサービスにおいてマッチングする対象物毎に設定する設定部と、
前記シェアリングサービスの種別に応じて、設定した前記対象物の管理項目に入力されるステータスを管理する管理部と、
を含むことを特徴とする制御装置。

（付記７）
前記種別は、マッチングする対象物それぞれに関連付けられた同一の期間、又は一部が重複する期間において、１つの対象物に対して１つのマッチングが可能な第１種別と、マッチングする対象物それぞれに関連付けられた同一の期間、又は一部が重複する期間において、１つの対象物に対して複数のマッチングが可能な第２種別と、対象物の利用を募集する第３種別とを含むことを特徴とする付記６に記載の制御装置。

（付記８）
前記第１種別は、前記管理項目として、利用期間及び利用状況を含み、
前記管理部は、マッチングの依頼を受け付けた場合に、依頼対象の期間と前記利用期間とが同一、又は前記依頼対象の期間と前記利用期間の一部の期間が重複し、前記利用状況のステータスがマッチング中であることを示す管理中のマッチングが存在する場合に、前記マッチングの依頼に対応するマッチングは不可能であると判定する、
付記７に記載の制御装置。

（付記９）
前記第２種別は、前記管理項目として、利用期間、利用可能な対象物の上限コスト、及び各マッチングで利用される対象物の利用コストを含み、
前記管理部は、マッチングの依頼を受け付けた場合に、依頼対象の期間と前記利用期間とが同一、又は前記依頼対象の期間と前記利用期間の一部の期間が重複し、管理中のマッチングの前記利用コストの合計が前記上限コストを超えない場合に、前記マッチングの依頼に対応するマッチングは可能であると判定する、
付記７に記載の制御装置。

（付記１０）
前記第３種別は、前記管理項目として、前記対象物の利用の募集状況を含み、
前記管理部は、マッチングの依頼を受け付けた場合に、前記募集状況が募集中であることを示す場合に、前記マッチングの依頼に対応するマッチングは可能であると判定する、
付記７に記載の制御装置。

（付記１１）
コンピュータを用いて運用を開始するシェアリングサービスの申し込みを受け付けた場合に、受け付けた前記シェアリングサービスの種別を特定し、
特定した前記シェアリングサービスの種別に応じて、前記シェアリングサービスを管理するための少なくとも１つの管理項目を特定し、
特定した前記管理項目を、前記シェアリングサービスにおいてマッチングする対象物毎に設定し、
前記シェアリングサービスの種別に応じて、設定した前記対象物の管理項目に入力されるステータスを管理する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする制御方法。

（付記１２）
前記種別は、マッチングする対象物それぞれに関連付けられた同一の期間、又は一部が重複する期間において、１つの対象物に対して１つのマッチングが可能な第１種別と、マッチングする対象物それぞれに関連付けられた同一の期間、又は一部が重複する期間において、１つの対象物に対して複数のマッチングが可能な第２種別と、対象物の利用を募集する第３種別とを含むことを特徴とする付記１１に記載の制御方法。

（付記１３）
前記第１種別は、前記管理項目として、利用期間及び利用状況を含み、
マッチングの依頼を受け付けた場合に、依頼対象の期間と前記利用期間とが同一、又は前記依頼対象の期間と前記利用期間の一部の期間が重複し、前記利用状況のステータスがマッチング中であることを示す管理中のマッチングが存在する場合に、前記マッチングの依頼に対応するマッチングは不可能であると判定する、
付記１２に記載の制御方法。

（付記１４）
前記第２種別は、前記管理項目として、利用期間、利用可能な対象物の上限コスト、及び各マッチングで利用される対象物の利用コストを含み、
マッチングの依頼を受け付けた場合に、依頼対象の期間と前記利用期間とが同一、又は前記依頼対象の期間と前記利用期間の一部の期間が重複し、管理中のマッチングの前記利用コストの合計が前記上限コストを超えない場合に、前記マッチングの依頼に対応するマッチングは可能であると判定する、
付記１２に記載の制御方法。

（付記１５）
前記第３種別は、前記管理項目として、前記対象物の利用の募集状況を含み、
マッチングの依頼を受け付けた場合に、前記募集状況が募集中であることを示す場合に、前記マッチングの依頼に対応するマッチングは可能であると判定する、
付記１２に記載の制御方法。

（付記１６）
コンピュータを用いて運用を開始するシェアリングサービスの申し込みを受け付けた場合に、受け付けた前記シェアリングサービスの種別を特定し、
特定した前記シェアリングサービスの種別に応じて、前記シェアリングサービスを管理するための少なくとも１つの管理項目を特定し、
特定した前記管理項目を、前記シェアリングサービスにおいてマッチングする対象物毎に設定し、
前記シェアリングサービスの種別に応じて、設定した前記対象物の管理項目に入力されるステータスを管理する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする制御プログラムを記憶した記憶媒体。

１０、３１０ 制御装置
１２ 特定部
１４ 設定部
１６ 管理部
２０、３２０ シェアリングサーバ
３０ ユーザ端末
４２ マッチング情報テーブル
４４ マッチング利用状況テーブル
４６ カレンダ情報テーブル
５０ コンピュータ
５１ ＣＰＵ
５２ メモリ
５３ 記憶部
５９ 記憶媒体
６０ 制御プログラム
１００、２００、３００ シェアリングサービス管理システム

Claims (7)

1. コンピュータを用いて運用を開始するシェアリングサービスの申し込みを受け付けた場合に、受け付けた前記シェアリングサービスの種別を特定し、
   特定した前記シェアリングサービスの種別に応じて、前記シェアリングサービスを管理するための少なくとも１つの管理項目を特定し、
   特定した前記管理項目を、前記シェアリングサービスにおいてマッチングする対象物毎に設定し、
   前記シェアリングサービスの種別に応じて、設定した前記対象物の管理項目に入力されるステータスを管理する、
   処理をコンピュータに実行させることを特徴とする制御プログラム。
2. 前記種別は、マッチングする対象物それぞれに関連付けられた同一の期間、又は一部が重複する期間において、１つの対象物に対して１つのマッチングが可能な第１種別と、マッチングする対象物それぞれに関連付けられた同一の期間、又は一部が重複する期間において、１つの対象物に対して複数のマッチングが可能な第２種別と、対象物の利用を募集する第３種別とを含むことを特徴とする請求項１に記載の制御プログラム。
3. 前記第１種別は、前記管理項目として、利用期間及び利用状況を含み、
   マッチングの依頼を受け付けた場合に、依頼対象の期間と前記利用期間とが同一、又は前記依頼対象の期間と前記利用期間の一部の期間が重複し、前記利用状況のステータスがマッチング中であることを示す管理中のマッチングが存在する場合に、前記マッチングの依頼に対応するマッチングは不可能であると判定する、
   請求項２に記載の制御プログラム。
4. 前記第２種別は、前記管理項目として、利用期間、利用可能な対象物の上限コスト、及び各マッチングで利用される対象物の利用コストを含み、
   マッチングの依頼を受け付けた場合に、依頼対象の期間と前記利用期間とが同一、又は前記依頼対象の期間と前記利用期間の一部の期間が重複し、管理中のマッチングの前記利用コストの合計が前記上限コストを超えない場合に、前記マッチングの依頼に対応するマッチングは可能であると判定する、
   請求項２に記載の制御プログラム。
5. 前記第３種別は、前記管理項目として、前記対象物の利用の募集状況を含み、
   マッチングの依頼を受け付けた場合に、前記募集状況が募集中であることを示す場合に、前記マッチングの依頼に対応するマッチングは可能であると判定する、
   請求項２に記載の制御プログラム。
   
6. コンピュータを用いて運用を開始するシェアリングサービスの申し込みを受け付けた場合に、受け付けた前記シェアリングサービスの種別を特定し、特定した前記シェアリングサービスの種別に応じて、前記シェアリングサービスを管理するための少なくとも１つの管理項目を特定する特定部と、
   特定した前記管理項目を、前記シェアリングサービスにおいてマッチングする対象物毎に設定する設定部と、
   前記シェアリングサービスの種別に応じて、設定した前記対象物の管理項目に入力されるステータスを管理する管理部と、
   を含むことを特徴とする制御装置。
7. コンピュータを用いて運用を開始するシェアリングサービスの申し込みを受け付けた場合に、受け付けた前記シェアリングサービスの種別を特定し、
   特定した前記シェアリングサービスの種別に応じて、前記シェアリングサービスを管理するための少なくとも１つの管理項目を特定し、
   特定した前記管理項目を、前記シェアリングサービスにおいてマッチングする対象物毎に設定し、
   前記シェアリングサービスの種別に応じて、設定した前記対象物の管理項目に入力されるステータスを管理する、
   処理をコンピュータが実行することを特徴とする制御方法。