JP2018055432A - 特典提供方法、特典提供プログラム、及び特典提供装置 - Google Patents

特典提供方法、特典提供プログラム、及び特典提供装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザーによる施設検索サイトの使用意欲の向上を図ることが可能な特典提供方法、特典提供プログラム、及び特典提供装置を提供すること。【解決手段】本発明に係る特典提供方法では、一又は複数のプロセッサーにより、複数の施設に関する利用条件を含むグループ条件をユーザー操作に応じて作成し、前記グループ条件に含まれる全ての前記利用条件が達成された場合に、当該グループ条件の達成者と当該グループ条件の作成者とのいずれか一方又は両方に予め設定された特典を提供する。また、前記グループ条件が作成される際に、同一の前記施設についての同一の前記利用条件を使用した前記グループ条件の作成が制限される。【選択図】図5

Description

本発明は、予め登録された飲食店舗などの施設の利用に応じてユーザーに特典を付与する特典提供方法、特典提供プログラム、及び特典提供装置に関する。
一般に、グルメ情報検索サイト等の施設検索サイトにおいて、予め登録された飲食店舗などの施設から、ユーザーによって指定される検索条件に合致する施設を抽出し、その施設の情報をユーザーに提示する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、施設の利用金額などに応じた特典として、次回以降の施設の利用時などに使用可能な特典ポイントがユーザーに付与されることがある。
特開2014−157571号公報
ところで、施設検索サイトでは、ユーザーによる施設検索サイトの使用意欲を高めて利用者数を増加させることにより、施設による施設検索サイトへの登録意欲及び登録継続意欲の向上を図ることが重要である。しかしながら、施設の利用金額などに応じて特典ポイントを付与する単純な特典提供方法では、施設検索サイトを使用するユーザーの興趣が低く、ユーザーによる施設検索サイトの使用意欲の向上が十分に図られない。
本発明の目的は、ユーザーによる施設検索サイトの使用意欲の向上を図ることが可能な特典提供方法、特典提供プログラム、及び特典提供装置を提供することにある。
本発明に係る特典提供方法では、一又は複数のプロセッサーにより、複数の施設の利用条件を含むグループ条件がユーザー操作に応じて作成され、前記グループ条件に含まれる全ての前記利用条件が達成された場合に、当該グループ条件の達成者と当該グループ条件の作成者とのいずれか一方又は両方に予め設定された特典が提供される。そして、前記グループ条件が作成される際に、同一の前記施設についての同一の前記利用条件を使用した前記グループ条件の作成が制限される。
本発明に係る特典提供プログラムは、複数の施設の利用条件を含むグループ条件をユーザー操作に応じて作成するステップと、前記グループ条件に含まれる全ての前記利用条件が達成された場合に、当該グループ条件の達成者と当該グループ条件の作成者とのいずれか一方又は両方に予め設定された特典を提供するステップとをプロセッサーに実行させるための特典提供プログラムである。そして、前記グループ条件が作成される際に、同一の前記施設についての同一の前記利用条件を使用した前記グループ条件の作成が制限される。
本発明に係る特典提供装置は、複数の施設の利用条件を含むグループ条件をユーザー操作に応じて作成する作成処理部と、前記グループ条件に含まれる全ての前記利用条件が達成された場合に、当該グループ条件の達成者と当該グループ条件の作成者とのいずれか一方又は両方に予め設定された特典を提供する特典処理部とを備える。そして、前記作成処理部は、前記グループ条件が作成される際に、同一の前記施設についての同一の前記利用条件を使用した前記グループ条件の作成を制限する。
本発明によれば、ユーザーによる施設検索サイトの使用意欲の向上を図ることが可能な特典提供方法、特典提供プログラム、及び特典提供装置が提供される。
図1は、本発明の実施の形態に係る特典提供システムの構成を示すブロック図である。 図2Aは、本発明の実施の形態に係る特典提供システムで使用されるユーザー情報の一例を示す図である。 図2Bは、本発明の実施の形態に係る特典提供システムで使用される施設情報の一例を示す図である。 図2Cは、本発明の実施の形態に係る特典提供システムで使用されるグループ情報の一例を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る特典提供システムにおいてユーザー端末に表示される表示画面の一例を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る特典提供装置で実行される表示制御処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図5は、本発明の実施の形態に係る特典提供装置で実行される特典制御処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図6は、本発明の実施の形態に係る特典提供システムにおいてユーザー端末に表示される表示画面の一例を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態に係る特典提供システムにおいてユーザー端末に表示される表示画面の一例を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態に係る特典提供システムにおいてユーザー端末に表示される表示画面の一例を示す図である。 図9は、本発明の実施の形態に係る特典提供システムにおいてユーザー端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
[特典提供システム1]
図1に示すように、本発明の実施形態に係る特典提供システム1は、特典提供装置2と一又は複数のユーザー端末3とを含む。特典提供装置2及びユーザー端末3は、インターネット、LAN、WAN、又は公衆電話回線などの通信網N1を介して通信可能である。
そして、特典提供システム1では、特典提供装置2が、ユーザー端末3に対するユーザー操作に応じて、予め登録されている複数の施設から一又は複数の施設を抽出し、当該施設各々の情報をユーザー端末3に表示させる。以下、本実施形態では、前記施設が各種メニューの飲食物を提供する飲食店舗である場合を例に挙げて説明するが、前記施設は、例えば、各種の飲食物又はサービスを提供するイベント会場、ホテル、ゴルフ場、アミューズメント施設、又は観光名所などの施設であってもよい。
[特典提供装置2]
図1に示されるように、特典提供装置2は、制御部21、記憶部22、操作表示部23、及び通信I/F24などを備えるサーバーである。なお、特典提供装置2は、1台のコンピューターに限らず、複数台のコンピューターが協働して動作するコンピューターシステムであってもよい。また、特典提供装置2で実行される各種の処理は、一又は複数のプロセッサーによって分散して実行されてもよい。
通信I/F24は、特典提供装置2を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介してユーザー端末3などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
操作表示部23は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルなどの操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
記憶部22は、各種の情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)などの不揮発性の記憶部である。具体的に、記憶部22には、ユーザー情報D1、施設情報D2、グループ情報D3などのデータが記憶される。ここに、図2Aはユーザー情報D1の一例を示す図、図2Bは施設情報D2の一例を示す図である。また、図2Cはグループ条件D3の一例を示す図の一例を示す図である。
図2Aに示されるように、ユーザー情報D1には、ユーザー端末3のユーザーごとに対応するユーザーID、ユーザー名、パスワード、特典ポイント、挑戦グループ条件、利用履歴などの情報が含まれる。ユーザーIDは、特典提供システム1においてユーザーを識別するための識別情報であり、ユーザー名は、ユーザーの氏名等である。また、ユーザーID及びパスワードは、ユーザー端末3のユーザーが特典提供装置2にログインする際に使用される情報である。
特典ポイントは、施設の利用などに応じてユーザーに付与される特典の一例であり、例えば施設利用時の値引き又はノベルティグッズとの交換などに用いられる。なお、本実施形態では、特典ポイントの付与を特典の提供の一例として説明するが、特典ポイントに代えて、他の態様でユーザーに特典が提供されてもよい。
挑戦グループ条件は、後述のグループ情報D3に登録されているグループ条件のうちユーザーによって挑戦する対象として選択されているグループ条件である。例えば、図2Aに示されるユーザー情報D1では、ユーザーID「10001」のユーザーについて、「中華三昧」、「餃子三昧」のグループ条件が挑戦グループ条件として選択されている。
利用履歴は、ユーザーによる施設各々の利用に関する情報として蓄積して記憶される情報であり、ユーザーが利用した施設、当該施設で提供を受けたメニュー、及び当該施設の利用日などの情報が含まれる。例えば、図2Aに示されるユーザー情報D1では、ユーザーID「10001」のユーザーが、「2016年8月2日」に「中華料理店A1」で「ジャンボ餃子」を注文したこと、及び「2016年8月4日」に「中華料理店A2」で「特盛ラーメン」を注文したこと等が記録されている。
図2Bに示されるように、施設情報D2には、施設ごとに対応する施設ID、施設名、エリア、ジャンル、予算、テーマなどの情報が含まれる。施設IDは、施設を識別するための識別情報である。エリアは、施設の所在地を示し、ジャンルは、施設で提供されるサービス内容であって、例えば料理ジャンルを示す。予算は、例えば施設の利用について必要な平均的な金額として予め設定された金額である。テーマは、施設の特徴などを示す情報として予め設定された情報であって、例えば「デート」、「女子会」、「ビアガーデン」、「隠れ家」、「宴会」などの各テーマが含まれる。なお、施設情報D2には、他に、利用目的、許容人数、クーポン使用可否、飲み放題有無、又は食べ放題有無などの情報が含まれていてもよい。なお、施設情報D2における施設各々の情報は、施設の管理者などによって施設検索サイトへの登録作業が行われることによって施設情報D2に登録されるが、その点については従来と同様であってよいため説明を省略する。
図2Cに示されるように、グループ情報D3には、グループ条件ごとに対応するグループID、グループ名称、作成者、作成日、有効期限、利用条件、難易度、特典ポイントなどの情報が含まれる。グループIDは、特典提供システム1においてグループ条件を識別するための識別情報であり、グループ名称は、グループ条件の名称としてユーザーが任意に設定可能な情報である。作成者は、グループ条件を作成したユーザーを特定するためのユーザーIDなどの情報である。作成日は、グループ条件が作成された日であり、有効期限は、グループ条件の達成により特典ポイントが付与される期限である。なお、後述するように、グループ情報D3へのグループ条件の登録は、ユーザーによって行われるが、前記施設検索サイトの提供者によって前記グループ条件が登録されてもよい。
利用条件には、グループ条件を達成するために利用が必要な複数の施設及びメニューの情報が含まれる。難易度は、グループ条件の達成の困難性を示す情報である。特典ポイントは、グループ条件の達成時に当該グループ条件の難易度に応じて当該グループ条件の作成者であるユーザー及び達成者であるユーザーに付加されるポイント数である。
また、他の実施形態として、ユーザー情報D1、施設情報D2、グループ情報D3などの情報の一部又は全部が、特典提供装置2から通信網N1を介してアクセス可能な他のサーバーに記憶されることも考えられる。そして、特典提供装置2の制御部21は、前記他のサーバーから各種の情報を取得して、後述の検索表示処理(図4参照)及び特典提供処理(図5参照)などの各処理を実行してもよい。
また、記憶部22には、HTML(HyperText Markup Language)などのマークアップ言語を用いて予め表示レイアウトが設定された各種のウェブページをユーザー端末3に表示させるための施設検索サイトの情報も記憶される。具体的に、ユーザー端末3に表示される前記施設検索サイトには、後述のグループ条件作成ページP10(図3参照)、検索ページP11(図6参照)、施設検索結果ページP12(図7参照)、グループ検索結果ページP13(図8参照)、挑戦グループ条件設定ページP14などが含まれる。なお、前記施設検索サイトでは、予め登録された複数の施設から検索条件に従って一又は複数の施設が抽出されて表示される。
本実施形態では、前記施設検索サイトが、飲食店舗の検索に用いられるグルメ情報検索サイトである場合を例に挙げて説明する。なお、前記施設検索サイトは、予め設定された一つのドメインに属するウェブページの集合体であってもよいが、例えば同一の特典提供装置2に記憶された複数のドメインに属するウェブページの集合体を前記施設検索サイトとして捉えてもよい。また、前記施設検索サイトに含まれるウェブページは、複数の特典提供装置2のようなサーバーに分散して記憶されたものであってもよい。
さらに、記憶部22には、制御部21に後述の検索表示処理(図4参照)及び特典提供処理(図5参照)などを実行させるための特典提供プログラムなどの制御プログラムが記憶されている。例えば、前記特典提供プログラムは、CD又はDVDなどのコンピューター読取可能な記録媒体に非一時的に記録されており、特典提供装置2が備えるCDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部22に記憶される。
制御部21は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の演算処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部21は、前記ROM又は記憶部22に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより特典提供装置2を制御する。
具体的に、制御部21は、図1に示されるように、ログイン処理部210、作成処理部211、特典処理部212、表示処理部213などの各種の処理部を含む。なお、制御部21は、前記CPUで前記特典提供プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、制御部21に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記特典提供プログラムは、複数のプロセッサーを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
ログイン処理部210は、ユーザー端末3に対するユーザー操作によって入力されるユーザーID及びパスワートと、ユーザー情報D1におけるユーザーID及びパスワードとに基づいてユーザーを認証して特典提供装置2にログインさせるための処理を実行する。これにより、特典提供装置2では、ユーザー端末3の現在のユーザーを特定することが可能である。なお、双方のユーザーID及びパスワードが一致しない場合、ログイン処理部210は、ユーザー端末3を特典提供装置2にログインさせずにユーザー端末3にエラーを通知する。
作成処理部211は、ユーザー端末3に対するユーザー操作に応じて、複数の施設に関する利用条件を含むグループ条件を作成し、そのグループ条件をグループ情報D3に登録するための処理を実行する。具体的に、作成処理部211は、グループ条件を作成するためのグループ条件作成ページP10をユーザー端末3に表示させ、当該グループ条件作成ページP10における入力内容に基づいてグループ条件を作成する。
また、作成処理部211は、グループ条件作成ページP10において選択可能な利用条件のうち、既にグループ情報D3に登録されているグループ条件に含まれる利用条件を排除することが考えられる。これにより、同一の利用条件を含むグループ条件の作成が防止される。また、ユーザーが、他のグループ条件で使用されている可能性が低い施設を探して訪問することが考えられ、前記施設検索サイトに登録されている施設各々についてユーザーが振り分けられることが期待される。即ち、各施設への分散した集客が行われることになり、施設による前記施設検索サイトへの登録意欲及び登録継続意欲を高めることが可能である。なお、作成処理部211が、1人のユーザーが同一の利用条件を複数のグループ条件の作成に用いることを制限し、異なるユーザーが同一の利用条件が複数のグループ条件の作成に用いることを許容することも他の実施形態として考えられる。
ここに、図3は、グループ条件作成ページP10の一例を示す図である。なお、グループ条件作成ページP10は、ユーザーがユーザー端末3を用いて特典提供装置2にログインした状態で、予め設定されたグループ条件登録開始操作を行った場合に表示される。
図3に示されるように、グループ条件作成ページP10では、グループ条件の「グループ名」の入力が可能な名称入力欄P101と、複数の「施設」及び「メニュー」を利用条件として選択するための利用条件選択欄P102とが表示される。特に、利用条件選択欄P102には、現在ログイン中のユーザーの利用履歴に含まれる施設及びメニューの一覧が選択対象として表示される。即ち、グループ条件の作成時に選択可能な利用条件は、当該グループ条件の作成者となるユーザーの利用履歴の範囲内である。
そして、作成処理部211は、名称入力欄P101で「グループ名」が入力され、利用条件選択欄P102で複数の利用条件として「施設」及び「メニュー」が選択された後、登録キーK10の操作に応じて、グループ条件作成ページP10に入力された「グループ名」、「施設」、「メニュー」に基づいてグループ条件を作成する。なお、本実施形態では、「施設」及び「メニュー」の組み合わせが利用条件として設定される場合を例に挙げて説明するが、利用条件として「施設」のみが設定されることも他の実施形態として考えられる。
また、作成処理部211は、グループ条件作成ページP10で作成されたグループ条件の内容に基づいて、当該グループ条件の難易度と前記難易度に対応する特典ポイントとを当該グループ条件に対応付けてグループ情報D3に登録する。例えば、作成処理部211は、グループ条件に含まれる利用条件の数が多いほど難易度及び特典ポイントが高くなるように設定する。また、作成処理部211は、利用条件各々の施設の位置が離れているほど難易度及び特典ポイントが高くなるように設定することも考えられる。さらに、作成処理部211は、利用条件各々の施設が、既にグループ情報D3に登録されている他のグループ条件で使用されている回数が少ないほど難易度及び特典ポイントを高く設定することも考えられる。なお、グループ情報D3では、難易度が設定されずグループ条件の内容に応じて特典ポイントが設定されていてもよい。
また、作成処理部211は、グループ条件の作成日及び当該作成日から予め設定された期間(1ヶ月又は3ヶ月など)経過後の有効期限についても前記グループ条件の情報としてグループ情報D3に登録する。そして、作成処理部211は、前記有効期限が到来した前記グループ条件をグループ情報D3から削除し、又は前記グループ条件を無効なグループ条件として設定する。なお、作成処理部211は、グループ条件作成ページP10におけるユーザー操作に応じて前記有効期限を任意に設定可能であってもよい。そして、作成処理部211は、前記有効期限が短いほど前記グループ条件に対応する前記難易度及び前記特典ポイントが高くなるように設定することも考えられる。
特典処理部212は、作成処理部211によって作成されたグループ条件が達成された場合に、当該グループ条件の達成者であるユーザーに特典ポイントを付与するための処理を実行する。また、特典処理部212は、作成処理部211によって作成されたグループ条件が達成された場合に、当該グループ条件の作成者であるユーザーに特典ポイントを付与するための処理を実行する。具体的に、特典ポイントの付与は、ユーザー情報D1に記憶されているユーザー各々の特典ポイントを加算して更新することによって行われる。なお、前記グループ条件が達成された場合の特典ポイントの付与は、当該グループ条件の達成者及び作成者のいずれか一方について実行されてもよい。
表示処理部213は、ユーザー端末3に対するユーザー操作に応じて、ユーザー情報D1、施設情報D2、及びグループ情報D3などに基づいて各施設又は各グループ条件の情報をユーザー端末3に表示させるための処理を実行する。
[ユーザー端末3]
図1に示されるように、ユーザー端末3は、制御部31、記憶部32、操作表示部33、及び通信I/F34などを備える。ユーザー端末3は、例えば携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、又はパーソナルコンピューターのような情報処理装置であり、特典提供装置2にアクセスして施設の検索を行うユーザーによって使用される。
具体的に、ユーザーは、ユーザー端末3を操作して特典提供装置2にアクセスすることによって表示される所定のログインページにおいて、ユーザーID及びパスワードを入力することにより特典提供装置2にログインする。これにより、特典提供装置2の制御部21は、ユーザー端末3に現在ログイン中のユーザーを識別することが可能である。
通信I/F34は、ユーザー端末3を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して特典提供装置2などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
操作表示部33は、各種のウェブページなどの情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルなどの操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
記憶部32は、各種の情報を記憶するフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。例えば、記憶部32には、ブラウザプログラム等の制御プログラムが記憶される。具体的に、前記ブラウザプログラムは、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)等の通信プロトコルに従って特典提供装置2等の外部装置との間で通信処理を制御部31に実行させるための制御プログラムである。
制御部31は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部31は、前記ROM又は記憶部32に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することによりユーザー端末3を制御する。
具体的に、制御部31は、記憶部32に記憶されている前記ブラウザプログラムに従って各種の処理を実行することによりブラウザ処理部311として機能する。ブラウザ処理部311は、特典提供装置2から通信網N1を介して提供されるウェブページを操作表示部33に表示させ、操作表示部33に対するユーザー操作に応じて特典提供装置2に情報を入力するブラウザ処理を実行することが可能である。なお、制御部31に含まれる一部又は全部の処理部は電子回路で構成されていてもよい。
ところで、施設検索サイトでは、ユーザーによる施設検索サイトの使用意欲を高めて利用者数を増加させることにより、施設による施設検索サイトへの登録意欲及び登録継続意欲の向上を図ることが重要である。しかしながら、施設の利用金額などに応じて特典ポイントを付与する単純な特典提供方法では、施設検索サイトを使用するユーザーの興趣が低く、ユーザーによる施設検索サイトの使用意欲の向上が十分に図られない。これに対し、特典提供システム1では、ユーザーによる施設検索サイトの使用意欲の向上を図り、結果的に施設による施設検索サイトへの登録意欲及び登録継続意欲の向上を図ることが可能である。
以下、図4及び図5を参照しつつ、特典提供装置2の制御部21によって実行される検索表示処理及び登録制御処理について説明する。なお、本発明は、検索表示処理及び登録制御処理に含まれる一又は複数のステップを実行する特典提供方法の発明として捉えることができ、ここで説明する検索表示処理及び登録制御処理に含まれる一又は複数のステップは適宜省略されてもよい。また、検索表示処理及び登録制御処理における各ステップは同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここでは制御部21によって検索表示処理及び登録制御処理における各ステップが実行される場合を例に挙げて説明するが、複数のプロセッサーによって検索表示処理及び登録制御処理における各ステップが分散して実行される特典提供方法も他の実施形態として考えられる。
[検索表示処理]
まず、図4を参照しつつ、特典提供装置2の制御部21によって実行される前記検索表示処理について説明する。当該検索表示処理は、制御部21の表示処理部213によって実行されるステップである。なお、制御部21は、ユーザー端末3からのアクセスが発生した場合に、ユーザー端末3ごとに対応する当該検索表示処理を個別に実行する。即ち、制御部21は、複数のユーザー端末3に対応する前記検索表示処理を時分割によって略並行して実行することがある。また、制御部21のログイン処理部210は、ユーザー端末3から特典提供装置2へのアクセス開始時などのタイミングで、ユーザー端末3のユーザーを特典提供装置2にログインさせるためのログイン処理を実行する。本実施形態では、当該検索表示処理が、前記ログイン処理によってユーザー端末3のユーザーが特典提供装置2にログインした状態で開始されるものとするが、当該検索表示処理の途中でログイン処理が実行されてもよい。なお、当該検索表示処理は、ユーザー端末3の所定の操作によって途中で終了されることがある。
<ステップS11>
ステップS11において、制御部21は、予め登録されている施設の情報を検索するための検索ページP11をユーザー端末3に表示させる。ここに、図6は、検索ページP11の一例を示す図である。図6に示されるように、検索ページP11には、施設の検索に用いられる施設検索領域P111とグループ条件の検索に用いられるグループ条件検索領域P112とが表示されている。
制御部21は、施設検索領域P111において、施設の検索条件としてエリア及びジャンルなどの設定操作をユーザー端末3から受け付け可能である。また、制御部21は、グループ条件検索領域P112において、グループ条件の選択操作をユーザー端末3から受け付け可能である。なお、制御部21は、グループ条件検索領域P112に表示されているチェックボックスK112の操作に応じて、グループ条件の検索対象を、グループ情報D3に登録されている全てのグループ条件、又はユーザー端末3のユーザーが前記挑戦グループ条件として選択中のグループ条件に切り替え可能である。そして、制御部21は、グループ条件検索領域P112に表示されている操作キーK113の操作に応じて、グループ条件の選択候補をプルダウン等の形式で表示させてグループ条件の選択を受け付け可能である。また、制御部21は、グループ情報D3に登録されているグループ条件を、ユーザーによるフリーワードの入力操作に応じて検索して選択対象として表示可能であってもよい。
<ステップS12>
ステップS12において、制御部21は、施設検索領域P111において施設の検索操作が行われたか否かを判断する。具体的に、制御部21は、施設検索領域P111において検索条件が入力されて操作キーK111が操作された場合に、施設検索領域P111における施設の検索操作が行われたと判断する。そして、施設検索領域P111における施設の検索操作が行われたと判断されると(S12:Yes)、処理がステップS121に移行し、施設検索領域P111における施設の検索操作が行われていなければ(S12:No)、処理がステップS13に移行する。
<ステップS121>
ステップS121において、制御部21は、施設検索領域P111で設定された検索条件に合致する施設を施設情報D2から抽出し、その抽出された施設各々の情報を含む施設検索結果ページP12をユーザー端末3に表示させる。なお、制御部21は、ユーザー端末3に対する所定の表示終了操作に応じて施設検索結果ページP12の表示を終了し、処理を前記ステップS11に戻す。
ここに、図7は、施設検索結果ページP12の一例を示す図である。図7に示されるように、施設検索結果ページP12には、前記検索条件に基づいて抽出された施設ごとに、施設名、写真、及び説明分などの情報が表示される。また、制御部21は、施設検索結果ページP12における施設の選択操作に応じて、その施設の詳細情報をユーザー端末3に表示させる。
なお、施設検索結果ページP12では、各施設の情報として、各施設が属する前記グループ条件の情報が表示されてもよい。また、施設検索結果ページP12において、各施設に対応して表示されるグループ表示キーの操作が行われた場合に、当該施設が属するグループ条件の一覧がポップアップ画面などで表示されてもよい。
<ステップS13>
ステップS13において、制御部21は、グループ条件検索領域P112においてグループ条件の検索操作が行われたか否かを判断する。具体的に、制御部21は、グループ条件検索領域P112においてグループ条件が選択されて操作キーK114が操作された場合に、グループ条件の検索操作が行われたと判断する。そして、グループ条件の検索操作が行われたと判断されると(S13:Yes)、処理がステップS14に移行し、グループ条件の検索操作が行われていなければ(S13:No)、処理が前記ステップS12に戻される。
<ステップS14>
ステップS14において、制御部21は、グループ条件検索領域P112で選択されたグループ条件の情報をグループ情報D3から抽出し、その抽出されたグループ条件の情報を含むグループ検索結果ページP13をユーザー端末3に表示させる。なお、制御部21は、ユーザー端末3に対する所定の表示終了操作に応じてグループ検索結果ページP13の表示を終了し、処理を前記ステップS11に戻す。
ここに、図8は、グループ検索結果ページP13の一例を示す図である。図8に示されるように、グループ検索結果ページP13には、前記グループ条件のグループ名称、難易度、特典ポイント、及び前記グループ条件に含まれる施設及びメニューの情報が表示される。より具体的に、図8に示されるグループ検索結果ページP13では、グループ名称「中華三昧」、難易度「1」、特典ポイント「500」のグループ条件の情報が表示されている。また、図8に示されるグループ検索結果ページP13では、前記グループ条件に含まれる利用条件である施設及びメニューとして、「中華料理店A1 ジャンボ餃子」、「中華料理店A2 特盛ラーメン」、「中華料理店A3 天津飯」が表示されている。さらに、制御部21は、グループ検索結果ページP13において、ユーザー情報D1の利用履歴に基づいて、グループ条件に含まれる施設及びメニューについての利用有無を示すチェックボックスCH13を表示させる。なお、施設検索結果ページP12と同様に、グループ検索結果ページP13において施設の選択操作が行われると、その施設の詳細な情報がユーザー端末3に表示される。
[登録制御処理]
続いて、図5を参照しつつ、特典提供装置2の制御部21によって実行される登録制御処理について説明する。なお、制御部21は、ユーザー端末3からのアクセスが発生した場合に、ユーザー端末3ごとに対応する当該特典提供処理を個別に実行する。即ち、制御部21は、複数のユーザー端末3に対応する前記登録制御処理を時分割によって略並行して実行することがある。また、当該登録制御処理は、ユーザー端末3の所定の操作によって途中で終了されることがある。なお、当該登録制御処理は、ユーザーがユーザー端末3を用いて特典提供装置2にログインした状態で実行されるものとするが、当該登録制御処理の途中でログイン処理が実行されてもよい。
<ステップS21>
ステップS21において、制御部21は、ユーザー端末3に対して、グループ条件の作成開始操作が行われたか否かを判断する。具体的に、検索ページP11(図6参照)には、グループ条件の作成を開始するための操作キーK115が表示されており、操作キーK115が操作された場合にグループ条件の作成開始操作が行われたと判断される。ここで、前記グループ条件の作成開始操作が行われたと判断すると(S21:Yes)、処理がステップS22に移行し、前記グループ条件の作成開始操作が行われていなければ(S21:No)、処理がステップS23に移行する。
<ステップS22>
ステップS22において、制御部21は、複数の施設の利用条件を含むグループ条件をユーザー操作に応じて作成し、グループ情報D3に登録するための処理を実行する。なお、当該処理は、制御部21の作成処理部211によって実行されるステップである。具体的に、制御部21は、前述したように、前記グループ条件作成ページP10(図3参照)をユーザー端末3に表示させ、前記グループ条件作成ページP10におけるユーザー操作に応じてグループ条件を作成してグループ情報D3に登録する。
<ステップS23>
ステップS23において、制御部21は、ユーザー端末3に対して、グループ情報D3に登録されているグループ条件のうち挑戦対象となる挑戦グループ条件の選択開始操作が行われたか否かを判断する。ここで、前記挑戦グループ条件の選択開始操作が行われたと判断すると(S23:Yes)、処理がステップS24に移行し、前記挑戦グループ条件の選択開始操作が行われていなければ(S23:No)、処理がステップS25に移行する。
<ステップS24>
ステップS24において、制御部21は、ユーザー端末3の操作に応じて前記挑戦グループ条件を選択するための処理を実行する。そして、制御部21は、前記選択候補のグループ条件が選択された後、操作キーK13が操作されると、その選択されたグループ条件をユーザーの挑戦グループ条件として設定する。
具体的に、制御部21は、前記挑戦グループ条件を選択するための挑戦グループ条件設定ページP14をユーザー端末3に表示させ、当該挑戦グループ条件設定ページP14で選択されたグループ条件をユーザーの挑戦グループ条件として前記ユーザー情報D1に記憶する。ここに、図9は、挑戦グループ条件設定ページP14の一例を示す図である。
図9に示されるように、挑戦グループ条件設定ページP14では、挑戦グループ条件を選択するための選択候補、及び前記選択候補各々を選択するためのチェックボックスCH14等がグループ情報D3に基づいて表示される。例えば、挑戦グループ条件設定ページP14では、挑戦グループ条件の選択候補であるグループ条件の情報として、グループ名、難易度、特典ポイントと共に、施設名及びメニューの一覧などの情報が表示される。
なお、制御部21は、挑戦グループ条件設定ページP14において任意の利用条件(施設及びメニュー)が選択されると、その選択された利用条件の情報として、施設の地図、連絡先、価格、写真などの施設の詳細な情報をユーザー端末3に表示させる。また、1人のユーザーが選択可能な挑戦グループ条件の上限数(例えば3つ)が予め設定されており、制御部21が、挑戦グループ条件設定ページP14におけるグループ条件の選択可能数を前記上限数以下に制限することも考えられる。
さらに、制御部21は、挑戦グループ条件設定ページP14におけるユーザー操作に応じて入力される検索ワードに基づいて、選択対象となるグループ条件をグループ情報D3から抽出し、そのグループ条件各々を選択候補として挑戦グループ条件設定ページP14に表示させることが可能である。例えば、検索ワードとして「餃子」が入力されると、メニューに「餃子」が含まれる利用条件を含むグループ条件の情報が表示される。
<ステップS25>
ステップS25において、制御部21は、ユーザーによって前記グループ条件に含まれる利用条件が達成されたか否かを判断する。ここで、前記利用条件が達成されたと判断されると(S25:Yes)、処理がステップS26に移行し、前記利用条件が達成されたと判断されない場合は(S25:No)、処理がステップS21に戻される。
例えば、施設に設けられた決済端末でユーザー端末3を用いて決済(支払い)が行われ、ユーザー端末3又は決済端末から特典提供装置2に、施設の情報と注文したメニュー等の情報とユーザーの情報とを含む決済情報が送信されることが考えられる。この場合、前記ステップS25において、制御部21は、前記決済情報に基づいて特定のユーザーが前記利用条件を達成したか否かが判断可能である。
また、本実施形態では、前記利用条件として施設及びメニューの情報が含まれる場合について説明するが、前記利用条件にメニューの情報が含まれないことも考えられる。この場合、前記ステップS25において、制御部21は、ユーザー端末3に搭載されるGPSを用いて、ユーザー端末3の現在位置が前記利用条件の施設の位置と一致した場合に当該施設の利用条件が達成されたと判断することも考えられる。その他、前記ステップS25において利用条件の達成の有無を判断する手法はここで説明する手法に限らない。
<ステップS26>
ステップS26において、制御部21は、前記ステップS25で達成したと判断された利用条件についての利用履歴をユーザー情報D1に蓄積して記憶させるための処理を実行する。これにより、制御部21は、ユーザー情報D1に基づいて、ユーザー各々について挑戦グループ条件に含まれる利用条件各々の達成の有無を判断することが可能である。
例えば、制御部21は、前記決済情報を取得した場合、ユーザーが利用した施設、メニュー、利用日を前記決済情報に基づいて特定してユーザー情報D1に登録することが可能である。また、制御部21は、ユーザー端末3に搭載されているカメラで撮影された撮影画像を利用して、ユーザーが利用した施設、メニュー、利用日を特定することが考えられる。例えば、ユーザー端末3が、ユーザー操作に応じて前記カメラで撮影された撮影画像を特典提供装置2に送信可能であることが考えられる。そして、特典提供装置2では、記憶部22に各施設の各メニューが予め撮影された基準撮影画像が記憶されており、制御部21が前記基準撮影画像とユーザー端末3の撮影画像とのマッチング処理によって、ユーザーが利用した施設及びメニューを特定することが考えられる。また、ユーザー端末3における撮影画像の撮影時に前記撮影画像に撮影日の情報が付加される場合、制御部21は、前記撮影画像に付加される撮影日の情報に基づいて前記施設の利用日を特定することが可能である。
なお、前記利用条件にメニューが含まれない場合には、制御部21は、ユーザー端末3の位置情報に基づいて、ユーザーが利用した施設及び利用日を特定することが考えられる。また、制御部21は、NFC(Near field radio communication)のような近距離無線技術、又は店舗に設置された店舗端末でBeacon又はBluetooth(登録商標)のような無線通信技術を用いて検出されたユーザー端末3の情報を各施設に設置された施設端末から受信し、その情報に基づいて、ユーザーが利用した施設及び利用日を特定することも可能である。
<ステップS27>
ステップS27において、制御部21は、ユーザーによって現在選択されている前記挑戦グループ条件に含まれる利用条件が達成されたか否かを判断する。具体的に、制御部21は、ユーザー情報D1及びグループ情報D3に基づいて、ユーザーによって現在選択されている前記挑戦グループ条件に含まれる未達成の利用条件が達成されたか否かを判断することが可能である。ここで、前記挑戦グループ条件に含まれる未達成の利用条件が達成されたと判断されると(S27:Yes)、処理がステップS28に移行し、前記挑戦グループ条件に含まれる未達成の前記利用条件が達成されていないと判断されると(S27:No)、処理がステップS271に移行する。
<ステップS271>
ステップS271において、制御部21は、前記ステップS25で達成されたと判断された前記利用条件がグループ情報D3に登録されている他のグループ条件に存在するか否かを判断する。ここで、前記利用条件が他のグループ条件に含まれていると判断されると(S271:Yes)、処理がステップS272に移行し、前記利用条件が他のグループ条件に含まれていないと判断されると(S271:No)、処理がステップS273に移行する。
<ステップS272>
ステップS272において、制御部21は、達成された前記利用条件が含まれる他のグループ条件をユーザー端末3に報知する。具体的に、制御部21は、前記利用条件が含まれる他のグループ条件の情報と共に、当該グループ条件を前記挑戦グループ条件として選択することを促すためのメッセージをユーザー端末3に報知する報知処理を実行する。なお、ユーザー端末3に対する報知は、例えばユーザー毎に予め設定されたメールアドレス等を宛先としたメール送信によって行われてもよい。
具体的に、制御部21は、前記利用条件を含む一又は複数のグループ条件を前記挑戦グループ条件として設定するか否かを確認するための操作画面をユーザー端末3に表示させる。なお、前記操作画面には、前記グループ条件の達成時の特典ポイントの付与又は特典ポイントの利用などについての説明文書も同時に表示される。そして、制御部21は、ユーザーによる確認操作が行われた場合に、処理を前記ステップS24に移行させ、前記利用条件を含むグループ条件を前記挑戦グループ条件として選択する。これにより、ユーザーは、知らない間に利用条件を達成した場合でも、その利用条件を含むグループ条件を前記挑戦グループ条件として選択し、当該挑戦グループ条件の達成に挑戦することが可能である。
<ステップS273>
一方、ステップS273において、制御部21は、達成された前記利用条件を含むグループ条件の作成を促すためのメッセージをユーザー端末3に報知する。具体的に、制御部21は、前記利用条件を含むグループ条件が存在しない旨のメッセージと共に、当該グループ条件の作成開始を促すためのメッセージをユーザー端末3に報知する。なお、ユーザー端末3に対する報知は、例えばユーザー毎に予め設定されたメールアドレス等を宛先としたメール送信によって行われてもよい。
具体的に、制御部21は、前記利用条件を含むグループ条件を作成するか否かを確認するための操作画面をユーザー端末3に表示させる。なお、前記操作画面には、前記グループ条件の作成に起因する特典ポイントの付与又は特典ポイントの利用などについての説明文書も同時に表示される。そして、制御部21は、ユーザーによる確認操作が行われた場合に、処理を前記ステップS22に移行させ、前記利用条件を含むグループ条件を作成するための処理を実行する。これにより、ユーザーは、知らない間に利用条件を達成した場合でも、その利用条件を含むグループ条件を作成することが可能である。なお、制御部21は、前記ステップS273において、前記利用条件が他のグループ条件で使用されているか否かの結果だけをユーザー端末3に報知することも考えられる。
このように、前記登録制御処理では、ユーザーが、前記利用条件を達成するまでは前記利用条件が前記グループ条件の作成に使用可能であるか否かを把握することができず、前記利用条件を達成して初めて前記利用条件を使用して前記グループ条件を作成することが可能であるか否かを知ることになる。そのため、前記利用条件を達成した場合に当該利用条件を使用して前記グループ条件を作成可能であることに期待感を持って当該利用条件を達成するために施設を訪問することになり、ユーザーの興趣を高めることが可能である。
なお、他のグループ条件で既に使用されている利用条件はグループ条件作成時に選択することができない構成では、グループ条件を作成する際に使用するために複数の利用条件を達成するまでの間に、他のユーザーによるグループ条件の作成時に、前記利用条件が使用されるおそれがある。そのため、例えば、制御部21が、ステップS273におけるユーザー操作に応じて前記利用条件を使用したグループ条件の作成を保留状態にすることが可能な構成が考えられる。また、制御部21は、前記ステップS22において、グループ条件に使用する利用条件の事前選択操作を受け付け、その利用条件を予め設定された期間が経過するまでの間は使用可能な状態で保持し、他人による当該利用条件の他のグループ条件への使用を制限することも考えられる。このような構成によれば、ユーザーは、達成した利用条件を即時に使用してグループ条件の作成を完了させる必要がなく、前記利用条件をグループ条件の作成に使用可能な状態を作ることが可能である。
<ステップS28>
ステップS28において、制御部21は、達成された前記利用条件を含む当該挑戦グループ条件が達成されたか否かを判断する。ここで、前記挑戦グループ条件が達成されたと判断されると(S28:Yes)、処理がステップS29に移行し、前記挑戦グループ条件が達成されていないと判断されると(S28:No)、処理が前記ステップS21に戻される。
なお、本実施形態では、事前に前記挑戦グループ条件が選択される場合を例に挙げて説明するが、事前に前記挑戦グループ条件が選択されないことも考えられる。具体的に、制御部21は、前記ステップS27〜S28に代えて、グループ条件D3に登録されているグループ条件各々について達成の有無を判断することが他の実施形態として考えられる。
<ステップS29>
ステップS29において、制御部21は、前記ステップS28で達成されたと判断された前記挑戦グループ条件の作成者であるユーザーに、前記挑戦グループ条件の難易度に応じた特典ポイントを付与するための処理を実行する。なお、当該処理は、制御部21の特典処理部212によって実行されるステップである。具体的に、制御部21は、グループ情報D3において前記挑戦グループ条件の作成者として登録されたユーザーを特定し、そのユーザーに対応してユーザー情報D1に記憶されている特典ポイントに前記挑戦グループ条件に対応する特典ポイントを加算する。
<ステップS30>
ステップS30において、制御部21は、前記ステップS28で達成されたと判断された前記挑戦グループ条件の達成者であるユーザーに、前記挑戦グループ条件の難易度に応じた特典ポイントを付与するための処理を実行する。なお、当該処理は、制御部21の特典処理部212によって実行されるステップである。具体的に、制御部21は、前記挑戦グループ条件の達成者であるユーザーに対応してユーザー情報D1に記憶されている特典ポイントに前記挑戦グループ条件に対応する特典ポイントを加算する。
ところで、前記ステップS29において前記挑戦グループ条件の作成者に付与される特典ポイントと、前記ステップS30において前記挑戦グループ条件の達成者に付与される特典ポイントとは異なっていてもよい。例えば、前記挑戦グループ条件の作成者が前記挑戦グループ条件の達成者よりも多く設定されること、又は前記挑戦グループ条件の達成者が前記挑戦グループ条件の作成者よりも多く設定されることが考えられる。
また、前記特典制御処理では、前記特典ポイントが付与されるタイミングが、前記挑戦グループ条件が達成されたとき(S27:Yes)である場合について説明した。一方、制御部21が、例えば特定の締め日ごと又は所定期間の経過ごと等の予め設定されたタイミングで、ユーザー各々の利用履歴に基づいて前記挑戦グループ条件が達成されたか否かを判断して特典ポイントをユーザーに付与することも考えられる。
以上説明したように、特典提供システム1では、ユーザー端末3のユーザー操作に応じて、複数の施設の利用条件を含むグループ条件が作成される。そして、前記グループ条件が達成された場合に、前記グループ条件の作成者及び前記グループ条件の達成者のいずれか一方又は両方に特典ポイントが付与される。これにより、ユーザーが、前記グループ条件を作成する意欲、又は前記グループ条件を達成する意欲を高めることが可能であり、ユーザーによる前記施設検索サイトの使用意欲が高められる。また、ユーザーが、前記グループ条件の作成又は達成を目的に施設を訪問する頻度が高まることも期待される。従って、結果的に、施設による前記施設検索サイトへの登録意欲及び登録継続意欲を高めることが可能である。
また、本実施形態では、同一の利用条件を複数のグループ条件の作成に使用することができない場合について説明したが、同一の利用条件が複数のグループ条件の作成に使用可能であることも他の実施形態として考えられる。具体的に、制御部21は、ユーザーによって利用条件が達成された場合に、当該利用条件を含む一又は複数の前記グループ条件において当該利用条件を達成したと判断し、その情報を例えばユーザー情報D1に記録する。そして、制御部21は、前記グループ条件各々について達成の有無を判断し、前記グループ条件が達成された場合には当該グループ条件に対応する特典ポイントをユーザーに付与する。これにより、ユーザーは、できるだけ多くのグループ条件で使用されている利用条件の達成を優先することが考えられ、多くのグループ条件で使用される人気の施設にユーザーを集客することができる。
[変形例]
ところで、前記特典制御処理のステップS22におけるグループ条件の作成時、制御部21は、作成者となるユーザーが、予め設定された所定数の利用条件を達成していることを条件に、前記グループ条件の作成を許可し、前記所定数の利用条件を達成していない場合には前記グループ条件の作成を制限することが考えられる。同様に、制御部21は、作成者となるユーザーが、予め設定された所定数のグループ条件を達成したことを条件に、前記グループ条件の作成を許可し、前記所定数のグループ条件を達成していない場合には前記グループ条件の作成を制限することが考えられる。特に、これらの構成では、前記グループ条件の達成者よりも前記グループ条件の作成者の方が、前記特典ポイントが高く設定されていることが望ましい。これにより、ユーザーは、まず前記グループ条件を作成するために、他のユーザーによって作成された前記グループ条件を達成するために各施設を利用することになり、前記施設検索サイトに登録されている各施設の利用が促進されることになる。
また、前記実施形態では、一つのグループ条件について、施設の一例である飲食店舗についての複数の利用条件が設定されている場合を例に挙げて説明した。一方、特典提供装置2において、制御部21は、各種の飲食物又はサービスを提供する飲食店舗、イベント会場、ホテル、ゴルフ場、アミューズメント施設、又は観光名所などの複数種類の施設の利用条件が混在するグループ条件を作成可能であってもよい。これにより、バラエティに富んだグループ条件が作成可能であり、当該特典提供装置2の汎用性も高まる。
また、制御部21は、検索ページP11の施設検索領域P111又は施設検索結果ページP12におけるユーザー操作に応じて、施設検索結果ページP12に表示される施設として、前記グループ情報D3に登録されているグループ条件で使用されている施設に限定することが可能であってもよい。一方、制御部21が、検索ページP11の施設検索領域P111又は施設検索結果ページP12におけるユーザー操作に応じて、施設検索結果ページP12に表示される施設として、前記グループ情報D3に登録されているグループ条件で使用されていない施設に限定することが可能であってもよい。これにより、ユーザーは、所望の施設を効率的に検索することが可能である。
また、制御部21は、グループ情報D3に登録されているグループ条件が前記挑戦グループ条件として選択されてから、当該挑戦グループ条件が達成されるまでの経過時間を計時することが考えられる。そして、制御部21は、ユーザーが前記挑戦グループ条件を達成した場合に、その達成者に対して、前記経過時間が短いほど多い特典ポイントを付与し、前記経過時間が長いほど少ない特典ポイントを付与することが考えられる。これにより、ユーザー各々に、前記グループ条件が新規に作成された場合に、当該グループ条件を早期に達成したいという動機が働き、早期に達成した場合の達成感を与えることも可能となり、ユーザーの興趣を高めて前記施設検索サイトの使用意欲を高めることが可能である。
また、制御部21は、グループ条件が作成されてから、当該グループ条件が達成されるまでの経過時間を計時することが考えられる。そして、制御部21は、ユーザーが前記グループ条件を達成した場合に、その達成者に対して、前記経過時間が短いほど多い特典ポイントを付与し、前記経過時間が長いほど少ない特典ポイントを付与することが考えられる。これにより、ユーザー各々に、前記グループ条件が新規に作成された場合に、当該グループ条件を早期に達成したいという動機が働き、早期に達成した場合の達成感を与えることも可能となり、ユーザーの興趣を高めて前記施設検索サイトの使用意欲を高めることが可能である。
また、制御部21は、グループ情報D3に登録されているグループ条件各々について、達成者の数をカウントして記録することが考えられる。そして、制御部21は、ユーザーが前記グループ条件を達成した場合に、当該グループ条件の現在の達成者の数が少ないほど多い特典ポイントを付与し、前記達成者の数が多いほど少ない特典ポイントを付与することが考えられる。これにより、ユーザー各々に、前記グループ条件が作成された場合に、当該グループ条件の利用条件を早期に達成したいという動機が生じ、早期に達成した場合の達成感を与えることも可能となり、ユーザーの興趣を高めて前記施設検索サイトの使用意欲を高めることが可能である。
同様に、制御部21は、グループ情報D3に登録されているグループ条件各々について、当該グループ条件を挑戦グループ条件として設定している挑戦者の数をカウントして記録することが考えられる。そして、制御部21は、ユーザーが前記グループ条件を達成した場合に、当該グループ条件の現在の挑戦者の数が多いほど多い特典ポイントを付与し、前記達成者の数が少ないほど少ない特典ポイントを付与することが考えられる。これにより、ユーザー各々に、他のユーザーよりも早く前記グループ条件を達成したいという動機が生じ、早期に達成した場合の達成感を与えることも可能となり、ユーザーの興趣を高めて前記施設検索サイトの使用意欲を高めることが可能である。
さらに、前記達成者及び前記挑戦者によって前記特典ポイントが異なる構成では、前記特典制御処理のステップS24において、制御部21が、ユーザー操作に応じて、前記達成者又は前記挑戦者が多い順又は少ない順でグループ条件各々を並び替え可能であることが考えられる。
また、制御部21は、ユーザー端末3のGPS、Beacon、又はBluetooth(登録商標)などを用いて位置情報を取得し、ユーザーの位置とグループ条件に対応する施設の位置とが一致した場合又は所定距離以内に近づいた場合に、その旨をユーザー端末3に報知することが考えられる。これにより、ユーザーが気付いていない場合であっても、ユーザーに前記利用条件の達成の機会を認識させることができる。
さらに、制御部21は、ユーザー端末3の位置と、グループ条件の作成に用いられていない施設の位置とが一致した場合又は所定距離以内に近づいた場合に、その旨をユーザー端末3に報知することも考えられる。これにより、ユーザーが気付いていない場合であっても、ユーザーに未登録前記利用条件を用いて前記グループ条件を作成する機会を認識させることができる。
[発明の付記]
以下、上述の実施形態から抽出される発明の概要について付記する。なお、以下の付記で説明する各構成及び各処理機能は取捨選択して任意に組み合わせることが可能である。
<付記A1>
一又は複数のプロセッサーにより、
複数の施設に関する利用条件を含むグループ条件をユーザー操作に応じて作成し、
前記グループ条件が達成された場合に、当該グループ条件の達成者と当該グループ条件の作成者とのいずれか一方又は両方に予め設定された特典を提供する、
特典提供方法であって、
前記グループ条件が作成される際に、同一の前記施設についての同一の前記利用条件を使用した前記グループ条件の作成が制限される、特典提供方法。
<付記A2>
ユーザー各々による前記施設各々の利用履歴が蓄積して記憶され、
前記グループ条件の作成時に選択可能な前記利用条件は、当該グループ条件の作成者となるユーザーの前記利用履歴の範囲内である、
付記A1に記載の特典提供方法。
<付記A3>
前記利用条件が達成された場合に、当該利用条件を含む前記グループ条件が報知される、
付記A1又はA2に記載の特典提供方法。
<付記A4>
一又は複数の前記グループ条件がユーザー操作に応じて挑戦グループ条件として予め選択され、
前記利用条件が達成された場合であって当該利用条件が前記挑戦グループ条件に含まれていない場合に、前記利用条件を含む前記グループ条件を前記挑戦グループ条件として選択することを促すための報知が行われる、
付記A1〜A3のいずれかに記載の特典提供方法。
<付記A5>
前記利用条件が達成された場合であって当該利用条件を含む前記グループ条件が存在しない場合に、前記利用条件を含む前記グループ条件の作成を促すための報知が行われる、
付記A1〜A4のいずれかに記載の特典提供方法。
<付記A6>
前記利用条件は、前記施設の訪問である、
付記A1〜A5のいずれかに記載の特典提供方法。
<付記A7>
前記利用条件は、前記施設における特定のメニューの注文である、
付記A1〜A5のいずれかに記載の特典提供方法。
<付記A8>
前記特典は、前記グループ条件の作成から当該グループ条件が達成されるまでの経過時間に応じて変更される、
付記A1〜A7のいずれかに記載の特典提供方法。
<付記A9>
前記特典は、前記挑戦グループ条件の選択から当該挑戦グループ条件が達成されるまでの経過時間に応じて変更される、
付記A1〜A8のいずれかに記載の特典提供方法。
<付記A10>
前記特典は、前記グループ条件の挑戦者数又は前記グループ条件の達成者数に応じて変更される、
付記A1〜A9のいずれかに記載の特典提供方法。
<付記A11>
予め設定された数の利用条件の達成又は予め設定された数のグループ条件の達成を条件に前記グループ条件の作成が許可される、
付記A1〜A10のいずれかに記載の特典提供方法。
<付記A12>
前記グループ条件として、複数種類の施設に関する利用条件が混在して設定可能である、
付記A1〜A11のいずれかに記載の特典提供方法。
<付記A13>
前記プロセッサーにより、ユーザー端末が前記グループ条件に含まれる施設に近づいた場合にその旨を報知する、
付記A1〜A12のいずれかに記載の特典提供方法。
<付記A14>
前記プロセッサーにより、ユーザー端末が前記グループ条件に未登録の施設に近づいた場合にその旨を報知する、
付記A1〜A13のいずれかに記載の特典提供方法。
<付記A15>
一又は複数のプロセッサーにより、
ユーザー操作に応じて設定される検索条件に基づいて抽出してユーザー端末に表示させる際に、表示対象の施設を前記グループ条件で使用されている施設に限定する、
付記A1〜A14のいずれかに記載の特典提供方法。
<付記A16>
一又は複数のプロセッサーにより、
ユーザー操作に応じて設定される検索条件に基づいて抽出してユーザー端末に表示させる際に、表示対象の施設を前記グループ条件で使用されていない施設に限定する、
付記A1〜A15のいずれかに記載の特典提供方法。
<付記A17>
複数の施設に関する利用条件を含むグループ条件をユーザー操作に応じて作成するステップと、
前記グループ条件が達成された場合に、当該グループ条件の達成者と当該グループ条件の作成者とのいずれか一方又は両方に予め設定された特典を提供するステップと、
をプロセッサーに実行させるための特典提供プログラム。
<付記A18>
複数の施設に関する利用条件を含むグループ条件をユーザー操作に応じて作成する作成処理部と、
前記グループ条件が達成された場合に、当該グループ条件の達成者と当該グループ条件の作成者とのいずれか一方又は両方に予め設定された特典を提供する特典処理部と、
を備える特典提供装置。
<付記B1>
一又は複数のプロセッサーにより、
複数の施設に関する利用条件を含むグループ条件をユーザー操作に応じて作成し、
前記グループ条件が達成された場合に、当該グループ条件の達成者と当該グループ条件の作成者とのいずれか一方又は両方に予め設定された特典を提供する、
特典提供方法。
<付記C1>
一又は複数のプロセッサーにより、
複数の施設に関する利用条件を含むグループ条件をユーザー操作に応じて作成し、
前記グループ条件が達成された場合に、当該グループ条件の達成者と当該グループ条件の作成者とのいずれか一方又は両方に予め設定された特典を提供する、
特典提供方法であって、
前記グループ条件が作成される際に、同一の前記施設についての同一の前記利用条件を使用した前記グループ条件の作成が許容され、
達成された前記利用条件を含む前記グループ条件が複数存在する場合は、当該グループ条件各々について当該利用条件が達成されたと判断される、特典提供方法。
1 特典提供システム
2 特典提供装置
21 制御部
210 ログイン処理部
211 作成処理部
212 特典処理部
213 表示処理部
3 ユーザー端末

Claims (11)

  1. 一又は複数のプロセッサーにより、
    複数の施設に関する利用条件を含むグループ条件をユーザー操作に応じて作成し、
    前記グループ条件が達成された場合に、当該グループ条件の達成者と当該グループ条件の作成者とのいずれか一方又は両方に予め設定された特典を提供する、
    特典提供方法であって、
    前記グループ条件が作成される際に、同一の前記施設についての同一の前記利用条件を使用した前記グループ条件の作成が制限される、特典提供方法。
  2. ユーザー各々による前記施設各々の利用履歴が蓄積して記憶され、
    前記グループ条件の作成時に選択可能な前記利用条件は、当該グループ条件の作成者となるユーザーの前記利用履歴の範囲内である、
    請求項1に記載の特典提供方法。
  3. 前記利用条件が達成された場合に、当該利用条件を含む前記グループ条件が報知される、
    請求項1又は2に記載の特典提供方法。
  4. 一又は複数の前記グループ条件がユーザー操作に応じて挑戦グループ条件として予め選択され、
    前記利用条件が達成された場合であって当該利用条件が前記挑戦グループ条件に含まれていない場合に、前記利用条件を含む前記グループ条件を前記挑戦グループ条件として選択することを促すための報知が行われる、
    請求項1〜3のいずれかに記載の特典提供方法。
  5. 前記利用条件が達成された場合であって当該利用条件を含む前記グループ条件が存在しない場合に、前記利用条件を含む前記グループ条件の作成を促すための報知が行われる、
    請求項1〜4のいずれかに記載の特典提供方法。
  6. 予め設定された数の利用条件の達成又は予め設定された数のグループ条件の達成を条件に前記グループ条件の作成が許可される、
    請求項1〜5のいずれかに記載の特典提供方法。
  7. 前記グループ条件として、複数種類の施設に関する利用条件が混在して設定可能である、
    請求項1〜6のいずれかに記載の特典提供方法。
  8. 前記プロセッサーにより、ユーザー端末が前記グループ条件に含まれる施設に近づいた場合にその旨を報知する、
    請求項1〜7のいずれかに記載の特典提供方法。
  9. 前記プロセッサーにより、ユーザー端末が前記グループ条件に未登録の施設に近づいた場合にその旨を報知する、
    請求項1〜8のいずれかに記載の特典提供方法。
  10. 複数の施設に関する利用条件を含むグループ条件をユーザー操作に応じて作成するステップと、
    前記グループ条件が達成された場合に、当該グループ条件の達成者と当該グループ条件の作成者とのいずれか一方又は両方に予め設定された特典を提供するステップと、
    をプロセッサーに実行させるための特典提供プログラムであって、
    前記グループ条件が作成される際に、同一の前記施設についての同一の前記利用条件を使用した前記グループ条件の作成が制限される、特典提供プログラム。
  11. 複数の施設に関する利用条件を含むグループ条件をユーザー操作に応じて作成する作成処理部と、
    前記グループ条件が達成された場合に、当該グループ条件の達成者と当該グループ条件の作成者とのいずれか一方又は両方に予め設定された特典を提供する特典処理部と、
    を備える特典提供装置であって、
    前記作成処理部は、前記グループ条件が作成される際に、同一の前記施設についての同一の前記利用条件を使用した前記グループ条件の作成を制限する、特典提供装置。
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