JP2010079435A - 人的ネットワーク活用システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ある情報や見つけたい人或いは求める人を探している募集者が、相当程度の信頼性を持ってその見つけたい人や求める人に到達してその人との人脈繋がりを構築することを可能とする。
【解決手段】人的ネットワーク活用システムでは、キャンペーン等に対してタグ割付手段によりユーザーにタグを割り付けると共に、タグポイント計算付与手段により各タグにタグピントを付与し、タグ別ランク設定手段により各タグにタグ別ランクを設定する。そして、ユーザー別タグ表示手段により、ユーザーの各々に付与されたタグ及び当該タグのタグ別ランクを、各ユーザーの匿名性を維持した上で各ユーザーに対応付けて表示し、各ユーザーに付与された前記タグ及び当該タグのランクから各ユーザーの個性または特徴を識別できるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、人的ネットワークを活用して見つけたい人や情報、或いは、求めている人や情報を探し出すことを可能にする人的ネットワーク活用システムに関するものである。
近年、インターネットの普及により、インターネット上には膨大な数の情報が分散配置され、また、日々その数も増大している。また、かかる膨大な情報を効率よく検索するための検索エンジンも開発され、各種各様の情報をインターネットから検索して利用することも可能になっている。更に、インターネットを利用して人的交流を図るためのSNS(ソーシャルネットワークサービス)等の人的ネットワークも発展し、かかる人的ネットワークを利用して、必要とする情報や知識を所有している人や特定の職種の人等を探し出すこともある程度可能となってきている。即ち、インターネットを利用して、全世界の見知らぬ人との間で人的な繋がり(人脈ネットワーク)を構築することも可能となってきている。
しかし、インターネット上の情報は、正確で信頼できるものもある一方で、不正確で個人的偏見や誤った知識に基づくものもあるのが現状である。ここで、インターネット上の情報の真偽や正確性を確かめるには、その情報発信源(情報の提示者)である個人のプロフィールや属性を確認できれば便宜である。例えば、特定の疾患に関する医療情報を掲載した情報発信源の個人が、当該疾患に関する専門医である場合、その掲載情報の真実性や正確性はかなりの確度で信頼することができる。一方、インターネット上の情報発信源は匿名である場合が多く、近年のブログ等の発達により、ある程度は情報発信源である個人のプロフィール等を特定できる場合もあるが、一般的には、情報発信源である個人の特徴や個性を含めたプロフィールや属性を特定するための情報は非常に限定されている。したがって、インターネットから得た情報を信頼するか否かの判断は、あくまで情報検索者の自己責任に帰されているのが実情である。
そこで、信頼できる会員間や会員の知人間でのネットワーク(人脈ネットワーク)を予め構築してデータベース化し、同データベースを利用して、自らが必要とする情報や知識を有する人を検索する仕組みが、例えば、下記特許文献1に開示されている。
特開2003−316887号公報
特許文献1に記載のシステムは、知人を介して所望の人を探す際に利用される人脈検索システムであって、人脈繋がり中に存在する各人の意に反することなく円滑に紹介を受け得るようなシステムを提供することを課題としている。このため、この人脈検索システムは、サーバーと、前記サーバーに送受信可能な端末とからなり、前記サーバーには、複数の登録人及びその知人の所定事項を記憶する人脈記憶手段と、一の登録人を検索者とし、検索者の直接知人を介して繋がる他の登録人又はその知人を検索対象者とする一連の人脈繋がりを検索する検索手段と、前記人脈繋がりの結果を前記検索者の端末に送信する結果送信手段と、前記人脈繋がり中に存在する各人ごとに、自身に直接繋がる知人の可否を確認する人脈確認手段とを備えている。なお、同人脈検索システムでは、前記人脈確認手段により処理は、検索対象者から実行され、人脈繋がりに従い検索者側へと1人ずつ遡って順次実行される。
具体的には、同人脈検索システムでは、たくさんの個人情報の中からある分野に特化した人を探すために、予め会員登録するときに自分の得意とする分野を会員情報データベースとして登録しておき、また、会員は自分の知人等で他人に紹介しても良いと思うような得意分野を持つ人がいた場合、その会員の知人情報として得意とする分野を知人情報データベースとして登録しておく。そして、個人からある特定の分野に特化した人を探して欲しいといった検索依頼を受信したときに、検索サーバーは、会員情報データベースから該当する人がいるかどうか検索し、検索結果を提示する。個人がその情報に満足した場合はそれでいいが、満足しなかった場合には、同じ検索条件で知人情報データベースを検索し、その結果を提示する。その中で紹介して欲しい人が存在した場合に、その情報を提供する。つまり、会員情報とともに会員の知人情報をもデータベース化して記憶しておき、会員の情報内で検索結果に満足しなかった場合には会員の知人情報から検索をして、検索条件にあった人を紹介する(同文献の段落0008〜0010)。
しかし、上記人脈検索システムで活用できる知識は、あくまで、データベースに登録した会員及び知人が所有する知識であり、人脈ネットワークの範囲も、あくまで、予め定めた会員及びその知人という狭い範囲(閉じたネットワーク)に限定される。即ち、上記人脈ネットワーク検索システムでは、インターネット上に存在する膨大な情報自体は活用することができず、オープンネットワーク(開いたネットワーク)として見知らぬ多数の人が相互に交流可能なインターネットの特徴を活用することができない。即ち、上記人脈ネットワーク検索システムでは、インターネットを介して見知らぬ人との繋がり(人脈ネットワーク)を構築して自らが見つけたい人や求める人を探し出すことはできず、その人が有するであろう知識や情報を獲得して活用することも不可能である。
そこで、本発明は、必要に応じてインターネット上に存在する膨大な情報の発信源である個人の匿名性を維持した上で、その個人の特徴や個性を表す尺度をその個人に付与することで、インターネット上でアクセスできるあらゆる個人の特徴や個性を予め把握することを可能とし、ある情報や見つけたい人或いは求める人を探している募集者等(キャンペーンの担当者等)が、相当程度の信頼性を持ってその見つけたい人や求める人に到達してその人との人脈繋がり(人的ネットワーク)を構築することができ、或いは、見つけたい情報や求める情報を獲得して、オープンネットワークとしてのインターネットの長所を最大限に活用することができるようにする人的ネットワーク活用システムの提供を課題とする。
本発明に係る人的ネットワーク活用システムでは、タグ設定手段が、他者に対して特定の情報の提供または特定の行動を要求する要求情報及び他者に対して特定の情報を提供する提供情報のいずれかを少なくとも含む特定の物事に関する物事情報について、当該物事情報の内容を端的に表す語からなる一以上のタグを設定するための機能を提供する。なお、後述するように、要求情報としては、ピープルサーチでの募集情報や勧誘情報、問題解決サーチでの質問情報、コミュニティサーチでの会員募集情報、直接リクエストでのリクエスト情報等があり、提供情報としては、情報提供サーチ(情報メモサーチ)での情報メモや追加情報メモ、コミュニティサーチでのトピック情報等がある。また、タグ設定手段によるタグ設定は、情報提供者自身が行ってもよいが、要求情報や提供情報の内容を解釈したコンピューターが人工知能や文章解析機能等を利用して自動的に行ってもよい。本発明に係る人的ネットワーク活用システムでは、次に、タグ割付手段が、前記物事情報を提供した情報提供者のうち、少なくとも前記提供情報を提供した情報提供者に対して、前記タグ設定手段により設定した当該物事情報に関するタグを割り付けて記憶すると共に、当該物事情報に関連した内容の関連情報を提供した情報提供者がある場合は、当該関連情報を提供した情報提供者に対しても前記タグ設定手段により設定した当該物事情報に関するタグを割り付けて記憶するための機能を提供する。次に、タグポイント計算付与手段が、前記物事情報について客観的評価が付与されている場合は、当該客観的評価の数及び/または重みに応じた値のタグポイントを計算して当該物事情報の情報提供者に割り付けるタグの各々に対応付けて記憶すると共に、前記関連情報がある場合において、前記関連情報について客観的評価が付与されている場合は、当該客観的評価の数及び/または重みに応じた値のタグポイントを計算して当該関連情報の情報提供者に割り付けるタグの各々に対応付けて記憶し、更に、前記情報提供者に割り付けたタグに既に対応付けて記憶した過去のタグポイントがある場合は、前記計算したタグポイントを当該過去のタグポイントに加算して記憶するための機能を提供する。このとき、前記物事情報に対して一定以上の価値があることを示す客観的評価が付与されているか否かを判定すると共に、前記関連情報がある場合には当該関連情報に対して一定以上の価値があることを示す客観的評価が付与されているか否かを判定する客観的評価判定手段を設けて、前記客観的評価判定手段により前記物事情報について客観的評価が付与されていると判定されている場合にタグポイントの付与を行うようにしてもよい。このときの客観的評価としては、後述するように、例えば、ピープルサーチでの成約情報、問題解決サーチでの有効回答情報、問題解決サーチや情報提供サーチでの有効評価や有用評価、コミュニティサーチでのトピック情報に対する有効評価、直接リクエストでの取引成立情報や有効評価等がある。本発明に係る人的ネットワーク活用システムでは、次に、タグ別ランク設定手段が、前記情報提供者に割り付けたタグに対応付けて記憶した前記タグポイントに基づき、当該情報提供者に割り付けたタグについてのタグランクを設定するための機能を提供する。このとき、タグポイントの合計値に基づいて同一タグについての全てのタグ保有者間での偏差値を算出し、その偏差値に基づいてタグランクを設定・変更することが好ましいが、タグポイントの合計値が予め定めた各レベルの基準値を超えたときにそのレベルに相当するタグランクを付与したり、同一タグについての全てのタグ保有者間でのタグポイントの合計値の順位に応じてタグランクを付与したり、タグの割付回数の合計数に基づきタグランクを付与する等、他の方法を採用することも可能である。本発明に係る人的ネットワーク活用システムでは、次に、ユーザー情報記憶手段が、ユーザー情報として、前記情報提供者の個人情報と、当該情報提供者に割り付けた前記タグ及び当該タグについて設定した前記タグランクとを、当該情報提供者に対応付けて記憶するための機能を提供する。また、ユーザー別タグ表示手段が、前記ユーザー情報としての前記タグ及び当該タグの前記タグランクを、(必要であれば各ユーザーの匿名性を維持した上で)ユーザーとしての前記情報提供者に対応付けて表示し、当該情報提供者に付与された前記タグ及び当該タグの前記タグランクに基づき、当該情報提供者の個性または特徴を識別できるようにするための機能を提供する。
具体的には、本発明に係る人的ネットワーク活用システムは、特許請求の範囲の請求項2〜請求項9に記載の各人的ネットワークシステムとして具体化することができ、更に具体的には、後述する実施の形態に記載の各人的ネットワークシステムとして具体化することができる。また、本発明に係る人的ネットワーク活用システムを2以上の人的ネットワークシステムを兼備するものとして具体化した場合、前記タグ設定手段は、それぞれの人的ネットワーク活用システムについて個別のタグを設定する。また、前記タグ割付手段は、それぞれの人的ネットワーク活用システムについて新たに設定したタグが過去に設定したタグを重複する場合、新たに設定したタグの割付は行わず、当該過去のタグを維持する。また、前記タグポイント計算付与手段は、それぞれの人的ネットワーク活用システムについて新たに設定したタグが過去に設定したタグを重複する場合、新たに設定したタグのタグポイントを当該過去のタグのタグポイントに加算する。また、前記タグ別ランク設定手段は、それぞれの人的ネットワーク活用システムについて新たに設定したタグが過去に設定したタグを重複する場合、過去のタグから新たに設定したタグまでのタグポイントの合計値に基づいてタグ別にタグランクを設定する。また、前記ユーザー情報記憶手段は、それぞれの人的ネットワーク活用システムについて新たなタグを付与したユーザーが過去のユーザーと同一人の場合、新たなユーザー設定は行わず、当該過去のユーザー情報に新たなタグ情報等を追加する。
上記構成による本発明の人的ネットワーク活用システムによれば、必要に応じてインターネット上に存在する膨大な情報の発信源である個人の匿名性を維持した上で、その個人の特徴や個性を表す尺度をその個人に付与することで、インターネット上でアクセスできるあらゆる個人の特徴や個性を予め把握することを可能とし、ある情報や見つけたい人或いは求める人を探している募集者(キャンペーンの担当者等)が、相当程度の信頼性を持ってその見つけたい人や求める人に到達してその人との人脈繋がり(人的ネットワーク)を構築することができ、、或いは、見つけたい情報や求める情報を獲得して、オープンネットワークとしてのインターネットの長所を最大限に活用することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)を説明する。なお、各実施の形態を通じ、同一の部材、要素または部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
[実施の形態1]
{システムが処理の前提として利用するネットワーク理論}
本発明の実施の形態1に係る人的ネットワーク活用システムについて以下に説明する。実施の形態1に係る人的ネットワーク活用システムは、図1〜図6に示すピープルサーチキャンペーンシステム100に具体化される。ピープルサーチキャンペーンシステム100は、図3及び図4に示すナビ型ピープルサーチキャンペーン及び図5及び図6に示すクーポン型ピープルサーチキャンペーンの2種類のキャンペーンの人的ネットワーク活用システムに適用することができる。なお、本発明の「キャンペーン」は、特定の個人または組織乃至団体が特定者または不特定者に対して行う広告宣伝活動を意味する通常の意味(狭義)の「キャンペーン」の他、特定の個人または組織乃至団体が自己の特定の要求を満たす特定者または不特定者を探す(所定属性を有する一人以上の対象者を募集する)ための募集活動も含む意味で使用される。ここで、まず、ピープルサーチキャンペーンシステム110が処理の前提として利用するネットワーク理論について説明すると、一般に、現実世界に存在する多様なネットワークは、「スケールフリー性(次数分布のべき乗則)」、「スモールワールド性」、「クラスター性」と呼ばれる共通の性質を有していると考えられている。そこで、本発明者は、このスケールフリー性とスモールワールド性の性質から、人的ネットワークについても、現実世界における大多数の人々(ノード)が少数のリンク(知人)を有する一方で(スケールフリーネットワーク)、ごく少数の人々(ハブ)は非常に多くのリンク数(知人)を有しており、全く見知らぬ二者であっても、間に少数のノード(平均約6人の知人)を介在することで人的に繋がっていること(スモールワールド現象)に着目した。そして、本発明者は、このスケールフリーネットワークでのスモールワールド現象をマーケティングやキャンペーンに応用し、全く新規な集客・成約システムを構築し、本件ピープルサーチキャンペーンシステム100としたものである。即ち、後述するように、例えば、情報掲載者が、特定のテーマに関する商品やサービスについての情報(掲載情報)をピープルサーチキャンペーンシステム100に掲載すると、そのテーマに強いハブ(紹介者)を介した口コミリレーにより、その商品やサービスを求めている人を知っていそうな人(紹介者)や、その商品やサービスを求めている人(ターゲットとしての応募者や購買者等)に繋がっていく可能性が非常に高くなる。この場合、通常、紹介者の口コミリレーによる紹介は、その紹介者の友人や知人(複数の場合もある)に対して行われるため、狙うターゲットに情報が到達するまでに、多くの人がその掲載情報に触れることになり、多くの人にその商品やサービスを告知することができる。更に、一般的なダイレクトメール(DM)では開封率や反応率が非常に低いが、友人や知人からのコメント等を添付した紹介の場合、その掲載情報に対するリーチ率が非常に高くなる。
しかし、この場合に問題となるのは、自己の友人や知人であっても、その人の趣味、関心事、得意分野等、紹介者がその人の個性や特徴の全てを把握していることは少なく、紹介しようとする知人や友人が、キャンペーンで求めてられている人であるかどうかの判断が容易でないことにある。即ち、あるキャンペーン等に対して適切な人を紹介するには、紹介しようとする知人や友人の趣味、関心事、得意分野等、その人の個性や特徴を判別できる指標が必要となる。そこで、本システムは、各ユーザー(会員) に対して当該ユーザーの個性や特徴(趣味、関心事、得意分野等)を表すタグを割り付けると共に各タグにランクを付けて、その人の個性や特徴を表し、人探しの場合の指標とすることができるようにしている。これにより、紹介者が、ランク付きのタグが提供するより正確な特徴情報に基づいて自己の知人や友人を紹介することができ、更に、単に名刺交換しただけの人等、知人や友人とは呼べないような関係の薄い人についても、その人に割り付けられたランク付きに基づいて、その人を紹介すべきかどうかを容易に判断することができ、紹介する候補者の総和を大きく増やすことができると共に、より的確な紹介者の紹介が可能になる。
{ピープルサーチキャンペーンシステムの構成}
上記ネットワーク理論を応用した実施の形態1に係るピープルサーチキャンペーンシステム100について図1に従って説明する。図1に示すように、ピープルサーチキャンペーンシステム100は、インターネット10を利用したサーバークライアントシステムのサーバー側装置を構成し、ユーザー(掲載者、紹介者、応募者等)のクライアント装置と情報の授受を行うようになっている。なお、ピープルサーチキャンペーンシステム100は、オープンネットワークであるインターネット10に適用することが好ましいが、インターネット10以外にも、他の形態のネットワーク(VPNやWANを含む)に適用することも無論可能である。また、ピープルサーチキャンペーンシステム100は、図示は省略するが、CPU、ROM、RAM、ハードディスクドライブ(HDD)等の各種ハードウエア構成と、ウエブサーバー、データベースサーバー、通信プログラム等の各種ソフトウエア構成とを備えるコンピュータ装置により具体化されると共に、自身(ピープルサーチキャンペーンシステム100)のプログラムを前記HDD等の記憶装置に格納し、後述する各種の手段(各機能実現手段)として当該コンピュータ装置を機能させるようになっている。一方、各ユーザーは、パーソナルコンピュータ(PC)や携帯電話等のクライアント装置(ユーザー端末)を介してサーバー側装置としてのピープルサーチキャンペーンシステム100と通信する。なお、本ピープルサーチキャンペーンシステム100のユーザーは、通常、図示しないユーザー情報登録手段により所定のユーザー情報(氏名、連絡先、ニックネーム等)を登録した登録ユーザーのことをいい、登録ユーザーがキャンペーンについての掲載者、紹介者、応募者となることができるが、無論、キャンペーンをインターネット上で閲覧した閲覧者が、その際にユーザー登録を行うことにより登録ユーザーとなり、そのキャンペーンについての紹介者や応募者となったり、あるいは、その後に自らキャンペーンを実施する掲載者(募集者)となったりすることもある。
詳細には、図1に示すように、ピープルサーチキャンペーンシステム100は、キャンペーン登録手段110を備えている。キャンペーン登録手段110は、募集情報登録手段111、キャンペーンタグ設定手段112、キャンペーンポイント設定手段113、ポイント対象者限定手段114、限定キャンペーン設定手段115、暗証番号設定手段116、及び、必要に応じてその他の機能実現手段を有している。
募集情報登録手段111は、所定属性を有する一人以上の対象者を募集する募集者が、当該属性の募集対象者(キャンペーン対象者)の匿名性を維持した上で、当該属性の募集対象者を特定するための条件を少なくとも有する募集情報をインターネットを介して登録するための機能を実現する。ここで、前記募集者とは、本ピープルサーチキャンペーンの募集情報(キャンペーン情報)を掲載する掲載者であり、通常はキャンペーンの主催者である。また、募集情報(キャンペーン情報)とは、具体的に見つけたい或いは求めたい特性属性の人、即ち、「・・・な人」自身(募集対象者乃至応募者候補)、そのような人(募集対象者)を知っている人(直接的紹介者)、及び、そのような人(募集対象者)を知っている人(直接的紹介者)を知っている人(間接的紹介者)に関するキャンペーンを行うための情報である。例えば、募集対象者として「接待に利用できる銀座のイタリアンレストンを知っている人」を募集する場合、そのような人自身(募集対象者)を特定する条件を記載した内容の情報が募集情報となる。なお、前記間接的紹介者が複数になることもある(スモールワールド理論からすると、1人が直接的紹介者となり、約5人が間接的紹介者となる)。また、募集対象者の属性とは、募集対象者の趣味、嗜好、性向、思想、信条、(スポーツ、文化等の各種分野での)得意分野、雑学知識や専門知識等の各種知識、学歴、職歴、プロフィール等、その人の個性や特徴を表すあらゆるものである。即ち、前記募集情報登録手段110は、上記募集者が、求める属性の募集対象者を特定するための情報や条件を、その募集対象者の匿名性を維持した上で登録する機能を実現する。なお、「匿名性を維持した上で」とは、その募集対象者を直接知っている人物以外の人物には、その募集対象者が誰であるかわからない態様で、といった意味である。即ち、「匿名性を維持」とは、実質的に個人を特定できないように、という意味であり、ある個人についてその姓、名、ニックネーム等の情報の一部が公開されていても、その個人を直接知っている人以外の人(以下、「非知人」という。)がその情報からその個人を特定できなければ匿名性が維持されていることになる。一方、その個人についての住所、電話番号、写真、職業、職歴、学歴等の詳細なプロフィールを公開することにより、前記非知人がその個人を特定できれば、その個人の匿名性を維持できないことになる。例えば、特定の一人の人物(募集対象者)を探す募集者が、その募集対象者の実名や写真等を掲載することはその募集対象者の匿名性を毀損するため、募集情報登録手段10は、当該募集対象者を直接知っている人にしかわからない間接的な情報(出身校、卒業年度、所属クラス、所属クラブ、身体的特徴等)の登録及び掲載のみを許容するよう機能することで、その募集対象者の匿名性を維持し、募集対象者のプライバシーを保護すると共に、インターネットの特徴である匿名性を維持して各キャンペーンへの多数の人物の参加を可能にしている。更に、募集情報登録手段111は、上記募集対象者を特定するための情報である対象者条件、キャンペーンのジャンル(分類)、キャンペーンに付すタイトル、キャンペーンの詳細内容等のキャンペーン自体を特定するための情報以外にも、募集者自身の氏名・名称、住所・居所等の募集者情報を登録するための機能も実現する。また、募集情報登録手段111は、期限設定手段により当該キャンペーンの終了期日であるキャンペーン期限等も登録するための機能を実現する期限設定手段(図示略)も有している。
次に、タグ設定手段としてのキャンペーンタグ設定手段112は、前記募集情報登録手段111で登録した募集情報について、当該募集情報の内容を端的に表す語または当該募集情報の特徴を表す語(キーワード等)からなる一以上のタグとしてのキャンペーンタグ(基本タグ)を設定するための機能を実現する。各キャンペーンで設定されるキャンペーンタグとしては、当該募集情報で求められる人物(募集対象者)の上記属性(趣味等)や、当該キャンペーン自体若しくは当該キャンペーンで提示する商品やサービス自体の内容を端的に表す語(キーワード等)等がある。なお、キャンペーンタグは、語としての形態以外にも、募集情報の特徴を端的に表すことができる限りにおいて、短い文(文節、文等)からなるものであってもよい。
また、報酬ポイント設定手段としてのキャンペーンポイント設定手段113は、前記募集情報を登録した募集者が、その募集(キャンペーン)の目的を達成した場合(募集に対する応募者との間で成約した場合)に、紹介者や応募者に対して支払うキャンペーンポイント(報酬ポイント)の合計額を設定する機能を実現する。
また、ポイント対象者限定手段114は、前記キャンペーンポイント設定手段で設定したキャンペーンポイントを紹介者のみならず応募者にも支払うか否かを選択及び設定する機能を実現する。
また、限定キャンペーン設定手段115は、前記キャンペーンを不特定多数に公開して行うか(公開キャンペーン)、或いは、紹介者及び応募者の範囲を限定して非公開で行うか(限定キャンペーン)を選択及び設定する機能を実現する。即ち、限定キャンペーン設定手段115は、募集情報を不特定多数に公開して募集対象者の範囲を非限定とする公開キャンペーンとするか、募集情報を特定範囲の対象者(特定属性を有する対象者)にのみ公開してその他の者には非公開とすることにより募集対象者の範囲を前記特定範囲に限定した限定キャンペーンとするかを選択及び設定する機能を実現する。
ここで、本実施の形態のピープルサーチキャンペーンシステム100が対象とするピープルサーチキャンペーンとしては、ナビ型ピープルサーチキャンペーンと、クーポン型ピープルサーチキャンペーンとがある。ナビ型ピープルサーチキャンペーンは、募集者(会社等)が採用したい人材を募集する場合、募集者(サークル等)が仲間を募集する場合、募集者(リサーチ会社等)がインタビューの対象者を募集する場合、募集者(会社等)が特定商品の見込み客を募集する場合等、具体的な募集対象者(「・・・な人」)を探す場合に活用できるキャンペーンである。また、クーポン型ピープルサーチキャンペーンは、募集者(レストランや映画館等の店舗)が自店を利用してほしい人(客)に割引クーポン等の特典を与えて来店を促す(顧客を募集する)場合、募集者(美容サロン等のサロン)が自店を利用してほしい人(客)に無料お試しクーポン等の特典を与えて来店を促す(見込み客を募集する)場合等、募集対象者に特典(クーポン)を付与して当該特典の利用(来店による飲食等)を促したいときに活用できるキャンペーンである。両キャンペーンについては、その性質上、前記ナビ型ピープルサーチキャンペーンは、キャンペーンに対する応募者が募集者と折衝して互いに合意すれば成約となるが、クーポン型キャンペーンは、キャンペーンに対する応募者が実際に募集対象者の特典を利用した場合(店舗に来店して飲食した場合等)に成約となる。したがって、前記キャンペーン登録手段110は、更に、クーポン型ピープルサーチキャンペーンの成約処理のために、前記暗証番号設定手段116を備えている。即ち、暗証番号設定手段116は、応募者が実際に来店して特典を利用した場合、例えば、割引券や無料お試し券等のクーポンを提示した場合に、(募集者である)店舗の担当者が当該クーポンの不正使用を防止するために入力する暗証番号やパスワード(例えば4桁の数字やその他の桁の英数字等)を設定する機能を実現する。例えば、募集者(店舗)は、前記募集情報登録手段111によりキャンペーン用のクーポン情報を掲載したクーポン画面を作成すると共に、前記暗礁番号設定手段116により当該クーポン画面認証用の暗証番号を予め設定する。一方、 応募者(客)が、来店時にクーポン画面を簡便に提示できるよう、ピープルサーチキャンペーンシステム100は、クーポン画面を携帯電話用のウエブサイトから取得可能とし、ユーザーが自分の携帯電話にクーポン画面を記憶できるようにしている。なお、同様の目的で、ピープルサーチキャンペーンシステム100は、クーポン画面を電子データ化して応募者の携帯電話に送信して記憶できるようにする機能を実現するクーポン画面送信手段(図示略)を備えることも可能である。そして、応募者が、来店時に、自分の携帯電話に記憶したクーポン画面を当該携帯電話の画面に表示することにより、店舗側が当該クーポン画面を見て自店がキャンペーン用に発行したものかどうか確認できるようにする。その後、店舗側がクーポン画面を確認したら、来客の携帯電話の当該クーポン画面の暗証番号入力欄に、前記暗証番号設定手段116で設定した暗証番号を入力すると、当該キャンペーンについての成約情報がピープルサーチキャンペーンシステム100に送信されて成約処理が実行されて取引成立(確定)となる。なお、キャンペーン情報登録手段110の各手段111〜116によるキャンペーン情報の登録設定は、募集者がネットワーク10を介してピープルサーチキャンペーンシステム100にアクセスし、自らのクライアント装置のディスプレイ上にキャンペーン情報登録画面(図示略)を表示して行うようになっている。キャンペーン情報登録画面は、キャンペーン登録手段110の各手段111〜116に対応する入力設定欄を表示し、対応する情報の入力設定を可能にしている。
また、ピープルサーチキャンペーンシステム100は、キャンペーン情報記憶・制御手段120を備えている。キャンペーン情報記憶・制御手段120は、募集情報登録手段111により登録された募集情報、キャンペーンタグ設定手段112により設定されたキャンペーンタグ、キャンペーンポイント設定手段113により設定されたキャンペーンポイント、ポイント対象者限定手段114により設定されたポイント対象者の限定情報、限定キャンペーン設定手段115により設定された限定キャンペーンの要否情報、暗証番号設定手段116により設定された暗証番号等を含む募集情報としてのキャンペーン情報121a,121b,121c・・・121n(キャンペーン1、キャンペーン2、キャンペーン3・・・キャンペーンN)を所定の格納領域に格納し、必要な場合、各キャンペーン情報121a・・・を加工等すべく制御する機能を実現する。即ち、キャンペーン情報121a・・・は、各キャンペーンについて前記キャンペーン登録手段110の各手段111〜116により登録又は設定した掲載者(募集者)、募集条件(募集対象者の条件等)、キャンペーンタグ、キャンペーンポイント、ポイント対象者の限定情報、キャンペーンの限定情報、暗証番号等からなる。なお、キャンペーン情報記憶・制御手段120に格納されたキャンペーン情報121a・・・は、ユーザー等の閲覧者がネットワーク10を介してピープルサーチキャンペーンシステム100にアクセスし、自らのクライアント装置のディスプレイ上に表示自在である。例えば、閲覧者がピープルサーチキャンペーンシステム100のキャンペーン情報を要求すると、全ての或いは分類ごとのキャンペーン情報121a・・・の概要を一覧形式で表示するキャンペーン情報掲載画面(図示略)がディスプレイに表示され、この状態から閲覧者が各キャンペーン情報の詳細情報を要求すると、そのキャンペーン情報の詳細情報を表示する詳細情報掲載画面(図示略)がディスプレイに表示される。一方、募集者は、自己のキャンペーン情報を表示するキャンペーン情報確認編集画面(図示略)にアクセスして、キャンペーン情報を確認したりキャンペーン成約によるキャンペーン終了を設定登録したりできるようになっている。
また、ピープルサーチキャンペーンシステム100は、データ連携手段130を備えている。データ連携手段130は、成約判定手段131、タグ割付手段132、キャンペーンポイント配分手段133、タグポイント計算付与手段134、タグ別ランク設定手段135、募集対象者選別手段136を有している。
成約判定手段131は、キャンペーン情報記憶・制御手段120に記憶された各キャンペーンのキャンペーン情報121a・・・に登録された募集者と応募者との間の折衝情報を参照して、募集者と応募者との間で当該キャンペーン(募集情報)に関する募集契約が成立(成約が実現)し、募集者が図示しない成約処理手段により成約処理を行ったか否かを判定する機能を実現する。例えば、ナビ型キャンペーンの場合、成約処理手段は、「成約」及び「非成約」の選択肢を配置したボタン等の選択手段や成約内容等を設定・登録等する成約設定手段を有する成約画面を備え、成約時に募集者が成約画面の選択肢のいずれかを選択することにより成約処理または非成約処理が実行され、成約判定手段131が当該キャンペーンについての成約または非成約を判定する。或いは、成約処理手段は、選択手段として「成約」の選択肢のみを配置し、成約時に募集者が成約画面の「成約」の選択肢を選択することにより成約処理が実行され、成約判定手段131が当該キャンペーンについて成約と判定するようにしてもよい。この場合、募集情報登録手段111で設定したキャンペーン期日までに成約処理がされない場合でも、募集者がキャンペーンの終了処理をしない限り、キャンペーン期日以後の取引は可能である。しかし、募集情報登録手段111で設定したキャンペーン期日までに成約処理がされない場合、成約判定手段131が当該キャンペーンについて非成約と判定して自動的にキャンペーンの終了処理を実行するように構成することも無論可能である。また、例えば、クーポン型キャンペーンの場合、前記クーポン画面が成約処理手段を構成し、成約時、即ち、応募者が来店時にクーポン画面を見せ、店舗側がクーポン画面の暗証番号入力欄に前記暗証番号設定手段116で事前に設定した当該キャンペーン用の暗証番号を入力することにより、成約処理が実行され、成約判定手段131が当該キャンペーンについて成約と判定する。なお、この場合も、募集情報登録手段111で設定したキャンペーン期日までに成約処理がされない場合でも、募集者がキャンペーンの終了処理をしない限り、キャンペーン期日以後の取引は可能である。しかし、募集情報登録手段111で設定したキャンペーン期日までに成約処理がされない場合、成約判定手段131が当該キャンペーンについて非成約と判定して自動的にキャンペーンの終了処理を実行するように構成することも無論可能である。ここで、キャンペーンポイント設定手段113は、成約判定手段131によりキャンペーンに関する成約が実現したと判定したときに、当該キャンペーンの紹介者に交付する(支払う)キャンペーンポイントの合計値を所定ポイント以上、好ましくは、100ポイント以上の値として設定する。このとき、ポイント対象者限定手段114により、報酬ポイントの交付対象者として紹介者に加えて応募者も含めると設定されている場合は、応募者及び紹介者の全員にキャンペーンポイントが配分される。一方、ポイント対象者限定手段114により、報酬ポイントの交付対象者として応募者は含めないと設定されている場合は、応募者にはキャンペーンポイントは配分されず、紹介者(全員)にのみキャンペーンポイントが配分される。
タグ割付手段132は、前記応募や紹介があったときは、前記キャンペーンの成約がなくても、キャンペーン情報記憶・制御手段120に記憶された各キャンペーンのキャンペーン情報121a・・・を参照して、当該キャンペーンについて設定されたキャンペーンタグの全てを、当該キャンペーンに応募した応募者と、当該応募者の紹介に関与した紹介者(直接的紹介者及び間接的紹介者)の全てにそれぞれ割り付けて、応募者及び紹介者の各々に固有のタグ(ユーザータグ)として記憶する(当該応募者及び紹介者に対応付けて所定の格納領域に格納する)機能を実現する。なお、タグ割付手段132は、前記キャンペーンの成約があったときにタグを割り付けるよう構成することも可能である。ここで、タグ割付手段132は、キャンペーンごとのキャンペーンタグを当該キャンペーンについての応募者及び紹介者に対して当該応募者及び紹介者のユーザータグとして割り付けて記憶するが、このときに割り付けるキャンペーンタグと、当該キャンペーンの応募者及び紹介者に対して既に割り付けられているユーザータグ(以前のキャンペーンのキャンペーンタグ)とを、当該応募者及び紹介者ごとに照合し、このときに割り付けるキャンペーンタグのうち、当該応募者及び紹介者の各々についてまだ割り付けられていないキャンペーンタグのみを、当該応募者や紹介者のユーザータグとして割り付けて設定する。即ち、タグ割付手段132は、新たなキャンペーンについて、以前のキャンペーンで応募者または紹介者に既に割り付けられているユーザータグと同一のキャンペーンタグが設定されているときは、当該同一のキャンペーンタグを当該(同一のユーザータグを有する)応募者や紹介者に重複して割り付けることはない。
キャンペーンポイント配分手段133は、前記成約判定手段131により当該キャンペーンについての成約が実現したと判定したときに、キャンペーン情報記憶・制御手段120に記憶された各キャンペーンのキャンペーン情報121a・・・を参照して、当該キャンペーンについて設定されたキャンペーンポイントを、キャンペーンポイントの交付対象者としての紹介者(直接的紹介者及び間接的紹介者)と応募者とに所定の配分比率で配分して記憶する(当該紹介者に対応付けて所定の格納領域に格納する)機能を実現する。即ち、キャンペーンポイント配分手段133は、成約判定手段131により特定のキャンペーンに関する成約が実現したと判定したときに、当該キャンペーンに関して設定したキャンペーンポイントの交付対象者の総数に対して、応募者を前記交付対象者に含める場合は当該応募者から、応募者を交付対象者に含めない場合は応募者に最も近い紹介者(最後の紹介者乃至直接的紹介者)から中間の紹介者(間接的紹介者)を経て最初の紹介者(間接的紹介者)に至る交付順位の順番で、キャンペーンポイント設定手段113で設定したキャンペーンポイントの合計値を所定割合で減少して各交付対象者に配分付与する。
タグポイント計算付与手段134は、キャンペーンポイント設定手段113によるキャンペーンポイントの配分付与があったときに、キャンペーン情報記憶・制御手段120に記憶された各キャンペーンのキャンペーン情報121a・・・を参照して、キャンペーンの応募者から(中間の紹介者がいる場合は中間の紹介者を経て)最初の紹介者に至る人的ネットワークにおいて当該キャンペーンの募集者に近い順に順位付けを行って、紹介者及び応募者に対してそれぞれ割り付けられたユーザータグの各々について、当該人的ネットワークにおける順位の高いものから低いものへと順にタグポイントを所定割合で減少して付与し、紹介者及び応募者のそれぞれと対応付けて記憶する(当該応募者及び紹介者に対応付けて所定の格納領域に格納する)ための機能を実現する。即ち、タグポイント計算付与手段134は、成約したキャンペーンについて、当該キャンペーンの募集者に最も近い順位(最高順位)である応募者に割り付けたユーザータグに対しては、最高のタグポイントを付与して最高の重み付け(加重)を行い、次に近い順位(2番目の順位)である直接的紹介者に割り付けたユーザータグに対しては、2番目に高いタグポイントを付与して2番目の重み付けを行い、以後、同様にして、中間の紹介者に対しては募集者に近い順位のものから順番に高いタグポイントを付与して重み付けを行い、最終的に、当該キャンペーンの募集者から最も遠い順位(最低順位)である最初の紹介者に割り付けたユーザータグに対しては、最低のタグポイントを付与して最低の重み付け(加重)を行う。なお、成約処理があったときに、タグ割付手段132によりキャンペーンに関して設定したキャンペーンタグに対応するユーザータグを当該キャンペーンの紹介者及び応募者に対してそれぞれ割り付けて記憶すると共に、タグポイント計算付与手段134により紹介者及び応募者に対してタグポイントの付与を行うよう構成することも可能である。
タグポイント計算付与手段134によるタグポイントの計算方法(重み付け方法)は各種のものがあるが、好ましくは、タグポイント計算付与手段134は、募集情報についてキャンペーンポイント配分手段133により各交付対象者に配分したキャンペーンポイントと比例するよう、当該募集情報について設定したキャンペーンタグに対応するユーザータグのタグポイントを計算して当該ユーザータグに付与する。この比例定数は種々の値とすることができるが、例えば、タグポイント計算付与手段134は、募集情報についてキャンペーンポイント配分手段133で各交付対象者に配分したキャンペーンポイントを、当該募集情報について設定したキャンペーンタグに対応するユーザータグのタグポイントとしてそのまま(同一値として)取得し、当該ユーザータグのタグポイントとして付与することもできる。即ち、この場合、タグポイント計算付与手段134は、前記タグポイントの値として前記キャンペーンポイントの値をそのまま利用するよう(比例定数a=1となるよう)構成される。ただし、このままでは、ポイント対象者限定手段114により応募者がキャンペーンポイントの交付対象者から除外されている場合、そのキャンペーンに関する応募者のユーザータグに対してタグポイントが付与されないことになるため、タグポイント計算付与手段134は、当該応募者の対応するユーザータグに対しては、交付対象者としての紹介者のうちでキャンペーンポイントの交付順位の最も高いものより更に高いタグポイントを設定して付与する。例えば、タグポイント計算付与手段134は、キャンペーンポイントとタグポイントとの間の比例関係にしたがって、前記最高交付順位者(直接的紹介者)のタグポイントに基づいて、応募者のタグポイントを計算する。このように、タグポイント計算付与手段134は、成約したキャンペーンについて応募者がキャンペーンポイントの交付対象者となっているか否かを判断し、応募者も交付対象者となっている場合は、応募者及び紹介者に付与したキャンペーンポイントと比例するタグポイントを、当該応募者及び紹介者のユーザータグに付与し、応募者が交付対象者となっていない場合、紹介者に付与したキャンペーンポイントと比例するタグポイントを紹介者のユーザータグに付与する一方、応募者のユーザータグにはキャンペーンポイントの最高値から比例計算した更に高いタグポイントを付与する。なお、タグポイント計算付与手段134は、紹介者及び応募者のユーザータグについて、過去の成約キャンペーンの紹介または応募により既に対応付けて記憶しているそれまでのタグポイントがある場合は、新たな成約キャンペーンで当該ユーザータグに新たに付与された新たなタグポイントを当該ユーザータグのそれまでのタグポイントに加算して記憶(値を更新)する。
タグ別ランク設定手段135は、キャンペーンの紹介者及び応募者のそれぞれのユーザータグに対応付けて付与及び記憶した前記タグポイントの値(複数回タグポイントが付与されている場合はそれらの合計値)に基づき、前記紹介者及び応募者に付与された各ユーザータグについてのタグ別ランク(タグ別順位)を設定して記憶する(当該応募者及び紹介者に対応付けて所定の格納領域に格納する)ための機能を実現する。即ち、タグ別ランク設定手段135は、紹介者及び応募者のユーザータグに付与されたタグポイントの合計値に基づいて、紹介者及び応募者の各ユーザータグについてのタグ別ランクを設定して記憶する(当該応募者及び紹介者に対応付けて所定の格納領域に格納する)機能を実現する。なお、タグ別ランク設定手段135は、タグポイント計算付与手段134により各ユーザータグについて新たなタグポイントが付与されるたびに、当該ユーザータグのタグ別ランクを更新設定する。詳細には、タグ別ランク設定手段135は、タグ別ランクとして複数段階(例えば10段階のランクとしてランク1〜ランク10)のランクを設定している。タグベルランク設定手段135は、タグポイントの合計値に基づいて同一タグについての全てのタグ保有者間での偏差値を算出し、その偏差値に基づいてタグランクを設定・変更している。これにより、タグ保有者間でタグポイントの合計値が変動しても、相対的に上位の位置にいるタグ保有者には高いレベルのタグランクが付与され、相対的に下位の位置にいるタグ保有者には低いレベルのタグランクが付与されることになり、継続して同一基準に基づいたタグランクの設定や変更が可能となる。しかし、タグベルランク設定手段135は、タグポイントの合計値が予め定めた各レベルの基準値を超えたときにそのレベルに相当するタグランクを付与したり、同一タグについての全てのタグ保有者間でのタグポイントの合計値の順位に応じてタグランクを付与したり、タグの割付回数の合計数に基づきタグランクを付与する等、他の方法を採用することも可能である。ここで、タグ別ランク設定手段135は、各ユーザータグのタグ別ランクを設定するための尺度としてタグポイントの合計値を通常使用するが、タグポイントの合計値に代えて、あるいはタグポイントの合計値と併用して、ユーザータグについてのタグポイントの付与頻度(期間的間隔)、1回あたりのタグポイントの付与値(平均値)等、ユーザータグについての評価を表すその他の尺度を1以上使用することもできる。例えば、ユーザータグについてのタグポイントの合計値が高くなるほどタグ別ランクのランクポイント値を増加させると共に、タグポイントの付与頻度が短いほど(頻繁にタグポイントが付与されるほど)当該タグ別ランクのランクポイント値を増加させるようにしたり、1回あたりのタグポイントの付与値(平均値)が大きいほど当該タグ別ランクのランクポイント値を増加させるようにしたりしてもよい。
募集対象者選別手段136は、限定キャンペーン設定手段115により募集情報について限定キャンペーンが設定されたとき、募集者が他のユーザーの有するタグやプロフィール等を参照して募集対象者となる募集対象者候補を絞込みできるようにするための機能を実現するが、募集情報に合致する属性のタグを指定して、若しくは、タグとそのタグランクとを指定して、募集対象者となる募集対象者候補を絞込みできるようにするための機能を実現するよう構成することもできる。或いは、募集対象者選別手段136は、キャンペーンが前記限定キャンペーン設定手段115により限定キャンペーンとして設定されたとき、ピープルサーチキャンペーンシステム100の登録ユーザーの中から、登録ユーザーに割り付けた前記ユーザータグ及び各ユーザータグについてのタグ別ランク等に基づいて、特定範囲の募集対象者候補を抽出するとともに、当該募集対象者候補から最終的な募集対象者を選別して記憶する(当該募集対象者に対応付けて所定の格納領域に格納する)機能を実現するよう構成することも可能である。なお、図示はしないが、キャンペーン登録手段110は、前記募集情報についての募集対象者の参加人数の上限を設定する参加人数設定手段を有している。また、限定キャンペーン設定手段115及び募集対象者選別手段136は、募集対象者限定手段を構成する。そして、参加人数設定手段は、例えば、募集対象者限定手段により募集対象者を限定する際の募集対象者の人数の上限を設定するためにも使用される。
また、ピープルサーチキャンペーンシステム100は、ユーザー情報記憶・制御手段140を備えている。ユーザー情報記憶・制御手段140は、前記ユーザー情報登録手段により登録された登録ユーザーごとに、ユーザー情報141a,141b,141c・・・141m(ユーザー1、ユーザー2、ユーザー3・・・ユーザーM)を所定の格納領域に格納し、必要な場合、各ユーザー情報141a・・・を加工等すべく制御する機能を実現する。ユーザー情報としては、各ユーザーが前記ユーザー登録手段により登録した個人情報(氏名、連絡先、ニックネーム、クレジットカード情報、銀行口座情報等)に加えて、ユーザーがキャンペーンの紹介者や応募者となった履歴を示す履歴情報としての紹介履歴や応募履歴、ユーザーが各キャンペーンの紹介者や応募者となったときに当該ユーザーに対して前記タグ割付手段132により割り付けられたユーザータグ、各ユーザータグについて前記タグポイント計算付与手段134により付与されたタグポイントの履歴や合計ポイント、各ユーザータグについて前記タグ別ランク設定手段135により設定された最新のタグ別ランクやタグ別ランクの更新履歴、各ユーザーに配分して付与されたキャンペーンポイントの合計値やキャンペーンポイントの配分履歴、各ユーザーが前記限定キャンペーンで前記募集対象者選別手段136により募集対象者として選別された履歴を示す履歴情報としての選別履歴、キャンペーンポイントの支払い情報、課金情報等、ユーザー情報として有用な情報が格納されている。即ち、ユーザー情報記憶・制御手段140は、紹介者及び応募者のそれぞれの個人情報をユーザー情報として個人別に記憶すると共に、ユーザーとしての紹介者及び応募者のそれぞれに割り付けられたユーザータグと当該ユーザータグについて設定されたタグ別ランクとを、当該紹介者及び応募者のそれぞれに対応付けて記憶するユーザー情報記憶手段を構成する。なお、ユーザー情報記憶・制御手段140は、前記ユーザー別タグの格納領域、キャンペーンポイントの格納領域、タグポイントの格納領域、タグ別ランクの格納領域、限定キャンペーンの募集対象者の格納領域等をユーザーごとに提供する。なお、ユーザー情報記憶・制御手段140に格納されたユーザー情報141a・・・は、ユーザーがネットワーク10を介してピープルサーチキャンペーンシステム100にアクセスして、自己のユーザーページ(図示略)を要求することにより、自らのクライアント装置のディスプレイ上に当該ユーザーページとして表示自在である。また、ユーザーは、ユーザー情報記憶・制御手段140を利用して、自己のユーザーページのユーザー情報を編集自在であるが、ユーザー情報記憶・制御手段140は、ユーザーに付与されたユーザータグのタグ別ランクは許容しない(編集不能とする)よう構成されており、ユーザータグのタグ別ランクの客観性及び信頼性を維持するようになっている。一方、ユーザー情報記憶・制御手段140は、ユーザーに付与されたユーザータグについては、当該ユーザーが削除できるよう構成すされるが、ユーザータグによるユーザーの属性評価の客観性及び信頼性を維持するため、ユーザーに付与されたユーザータグの削除は許容しない(編集不能とする)よう構成することもできる。
ここで、前記募集対象者選別手段136は、上記のように、限定キャンペーン設定手段115により募集情報について限定キャンペーンが設定されて所定の記憶領域に記憶されたとき、当該募集情報について設定されて記憶手段に記憶されたキャンペーンタグ(基本タグ)を、前記ユーザー情報記憶手段140のユーザーごとに割り付けて記憶されたユーザータグと比較して、当該募集情報についてのキャンペーンタグと同一のユーザータグが割り付けられたユーザーのみを募集対象者候補として抽出すると共に、前記参加人数設定手段で設定した参加人数の上限となるまで前記募集対象者候補からユーザータグのタグ別ランクの高いユーザーを順に抽出して、当該抽出した募集対象者候補を最終的に当該募集情報に対する前記特定範囲(特定属性)の募集対象者として選別して記憶する機能を実現するよう構成することもできる。なお、このように、募集者が限定キャンペーン設定手段115により限定キャンペーンの設定を行うと、募集対象者選別手段136がキャンペーンタグに基づいて募集対象者の範囲を自動的に選別するようにしてもよいが、募集者が紹介者及び応募者の範囲を限定するための属性情報を自ら登録し、その登録情報とキャンペーンタグとに基づいて募集対象者選別手段136が募集対象者を選別するようにしてもよい。また、募集情報についてキャンペーンタグが複数設定されている場合、それらのキャンペーンタグに優先順位を設定し、優先順位の高いキャンペーンタグと同一のユーザータグのタグ別ランクの高い順で、各ユーザータグのタグ別ランクを重み付けして調整した上で、全ての設定ユーザータグのタグ別ランク(合計ランク値乃至合計ポイント)の高い順から応募者を選別するようにしてもよい。
ピープルサーチキャンペーンシステム100は、更に、紹介情報登録手段151、応募情報登録手段152、折衝情報登録手段153、キャンペーン別紹介・応募・折衝情報制御手段154、通知手段155を備えている。紹介情報登録手段151は、募集者が募集情報登録手段111により所定属性を有する一人以上の対象者(「・・・な人」)を募集する募集情報を登録した場合に、当該募集情報を閲覧した閲覧者である紹介者(キャンペーン情報の紹介者)が、前記所定属性の対象者を知っている可能性のある自らの知人を紹介する紹介情報を登録するための機能を実現する。また、応募情報登録手段152は、当該募集情報を閲覧した閲覧者または前記紹介者が紹介した知人からなる応募者が、当該募集情報の募集に応募する応募情報を登録するための機能を実現する。更に、折衝情報登録手段153は、前記募集がナビ型キャンペーンである場合に、前記募集についての募集者及び応募者が、当該募集情報に関する折衝情報を登録して互いに情報交換(交渉)するための機能を実現する。キャンペーン別紹介・応募・折衝情報制御手段154は、各キャンペーンについて、前記紹介情報登録手段151により登録された紹介情報、前記応募情報登録手段152により登録された応募情報及び前記折衝情報登録手段153により登録された折衝情報を、キャンペーン関連情報とユーザー関連情報とに区分して、それぞれ、前記キャンペーン情報記憶・制御手段120の対応するキャンペーン情報(キャンペン1〜キャンペーンN)及び前記ユーザー情報記憶・制御手段140の対応するユーザー情報(ユーザー1、ユーザー2・・・ユーザーM)に追加して格納する(キャンペーン情報を更新する)機能を実現する。なお、紹介情報登録手段151、応募情報登録手段152及び折衝情報登録手段153による紹介情報、応募情報及び折衝情報の登録は、紹介者、応募者または募集者が、ネットワーク10を介してピープルサーチキャンペーンシステム100にアクセスし、自らのクライアント装置のディスプレイ上に紹介情報登録画面(図示略)、応募情報登録画面(図示略)または折衝情報登録画面(図示略)を表示して行うようになっている。紹介情報登録画面は、紹介情報登録手段151に対応して、紹介者のユーザー名、被紹介者のユーザー名及び/連絡先(メールアドレス等)等の入力設定欄を表示し、対応する情報の入力設定を可能にしている。また、応募情報登録画面は、応募情報登録手段152に対応して、応募者のユーザー名等の入力設定欄を表示し、対応する情報の入力設定を可能にしている。更に、折衝情報登録画面は、折衝情報登録手段に対応して、募集者または応募者の条件入力設定欄等を表示して条件入力や情報交換を可能にすると共に、募集に対する応募が成約したことを示す成約チェックボックスを表示し、当該成約チャックボックスにチェックして送信ボタンを押すことにより、成約情報が成約判定手段131に送信されるようになっている。
ここで、前記成約判定手段131は、折衝情報登録手段153により募集者と応募者との間での成約を示す成約情報が登録されてキャンペーン情報記憶・制御手段120の対応するキャンペーン情報121a・・・の折衝情報の成約情報格納領域に当該成約情報が格納されたとき、当該成約情報に基づいて当該キャンペーンが成約したと判定する。この成約判定手段131による成約判定情報は、募集情報に対する応募情報の客観的評価として使用され、成約が判定されたときに当該応募情報に対して客観的評価が付与されたと判断される。また、タグ割付手段132は、紹介情報や応募情報の登録があればキャンペーンの成約がなくても、キャンペーン情報記憶・制御手段120のキャンペーン情報121a・・・から当該キャンペーンのキャンペーンタグを全て抽出すると共に、当該キャンペーンの応募者及び紹介者を全て抽出し、抽出した全てのキャンペーンタグを抽出した応募者及び紹介者のユーザータグとして、ユーザー情報記憶・制御手段140の対応するユーザー情報141a・・・のユーザータグ格納領域に格納する。更に、キャンペーンポイント配分手段133は、キャンペーンの成約時に、キャンペーン情報記憶・制御手段120のキャンペーン情報121a・・・から当該キャンペーンのキャンペーンポイントを抽出すると共に、当該キャンペーンポイントの交付対象者を抽出し、抽出したキャンペーンポイントを前記所定の配分比率で抽出した交付対象者に配分し、ユーザー情報記憶・制御手段140の対応するユーザー情報141a・・・のキャンペーンポイント格納領域に格納する。また、タグポイント計算付与手段134は、キャンペーンの成約時に、キャンペーン情報記憶・制御手段120のキャンペーン情報121a・・・から当該キャンペーンの応募者及び紹介者を抽出して前記順位付けを行い、上記計算方法により応募者及び紹介者の対応するユーザータグにタグポイントを付与して、ユーザー情報記憶・制御手段140の対応するユーザー情報141a・・・のユーザータグ別のタグポイント格納領域に格納する。更に、タグ別ランク設定手段135は、キャンペーンの成約時に、前記タグポイント計算付与手段134により更新されたタグポイントに基づいてユーザータグのタグランクを更新し、ユーザー情報記憶・制御手段140の対応するユーザー情報141a・・・のユーザータグ別のタグランク格納領域に格納する。
前記通知手段155は、紹介情報登録手段151により紹介情報が登録され、キャンペーン別紹介・応募・折衝情報制御手段154により当該紹介情報が取得されると、紹介者が紹介した知人(被紹介者)に対して、少なくとも当該紹介に係る募集情報へのリンク情報を含む通知を電子メールやウエブメール等により送信する機能を実現する。なお、このとき、被紹介者の知人は既存のユーザーであってもよく、非ユーザーであってもよい。非ユーザーの場合、当該非ユーザーがユーザー情報登録手段によりユーザー登録を行うこと丹生より、紹介情報登録手段151による更なる紹介や応募情報登録手段152による自身の応募を行うことができる。これにより、被紹介者のユーザーが、更に、紹介情報登録手段151により自らの知人に関する紹介情報を登録したり、応募情報登録手段152により自らが応募者として応募情報を登録したりすることができ、上述した効果的な人的ネットワークを容易かつ迅速に構築することができる。即ち、紹介者が紹介した知人が、通知手段154による通知内のリンク情報に基づいて、当該リンクをクリックして或いは直接ウエブサイトにアクセスして紹介された募集情報にアクセスし、次の紹介者として前記所定属性の対象者を知っている可能性のある自らの知人を紹介する紹介情報を紹介情報登録手段151により登録し、或いは、応募者として当該募集情報の募集に応募する応募情報を応募情報登録手段152により登録することが可能となり、これにより、最初の紹介者から最後の紹介者を経て応募者に至る人的ネットワークを形成して募集者と応募者との間の人的繋がりを形成することができる。また、通知手段155は、募集対象者選別手段136により限定キャンペーンの募集対象者が選別されたときも、当該選別に係る募集地商社としてのユーザーに対して、少なくとも当該限定キャンペーンに係る募集情報へのリンク情報を含む通知を電子メールやウエブメール等により送信する機能を実現する。
ピープルサーチキャンペーンシステム100は、更に、ユーザー別タグ表示手段161を備えている。ユーザー別タグ表示手段161は、ユーザー情報記憶・制御手段140のユーザー情報141a・・・において紹介者及び応募者からなるユーザーの各々に付与されたユーザータグ及び当該ユーザータグのタグ別ランクを、各ユーザーの匿名性を維持した上で、各ユーザーに対応付けてPC等のディスプレイやモニター画面に表示する機能を実現する。例えば、ユーザー等の閲覧者が、ネットワーク10を介してピープルサーチキャンペーンシステム100にアクセスし、所定のユーザータグについてのランキング表を要求すると、ピープルサーチキャンペーンシステム100のタグランキング作成手段(図示略)が、ユーザー情報記憶・制御手段140のユーザー情報141a・・・における当該ユーザータグのタグ別ランクを参照し、タグ別ランクの高いユーザー順にユーザーを配列して抽出すると共に、抽出したユーザーとそのタグ別ランクとを一覧表示するランキング表を作成し、当該ランキング表を当該閲覧者のクライアント装置のディスプレイ上に表示する。タグランキング作成手段は、単一のユーザータグを指定することにより当該指定にかかる単一のユーザータグについてのランキング表を作成したり、任意の複数のユーザータグを指定することにより当該指定にかかる複数のユーザータグについて並列表示するランキング表を作成したりすることもできる。これに加え、タグランキング作成手段は、ユーザー情報記憶・制御手段140に格納される全てのユーザータグに分類情報や概念情報を付与することで、概念検索や類似検索と同様の処理により、単一のユーザータグが指定されたときに、当該ユーザータグと相関関係を有する他の1以上のユーザータグ(分類、概念、属性等が互いに相関するユーザータグ)を抽出し、これらのユーザータグについてのランキング表を作成したり、任意のキーワードが指定されたときに、当該キーワードと相関関係を有する1以上のユーザータグを抽出し、当該ユーザータグについてのランキング表を作成したりすることもできる。
なお、ユーザー別タグ表示手段161は、前記ユーザーページ(或いは、ユーザータグページ)に当該ユーザーのユーザータグ及びタグ別ランクを表示する。また、ユーザーがユーザーページで任意のユーザータグを指定してランキング表の作成を要求すると、ランキング作成手段が、上記と同様にして、当該ユーザータグについてのランキング表を作成してディスプレイに表示するよう構成することもできる。このようにして、キャンペーンの募集者(掲載者)、紹介者及び応募者等の閲覧者が、各ユーザーに付与された各種のユーザータグ及び各ユーザータグのタグ別ランクに基づいて、各ユーザーの個性または特徴を容易に確認、把握、識別等できるようにしている。なお、前記ランキング表には各ランクに対応してユーザー名が表示されるが、上記したように、このユーザー名はニックネーム等であり、当該ユーザーを知らない人(非知人)が当該ユーザーが誰であるかを知りえないようになっている(匿名性の維持)。一方、ランキング表において、タグ別ランク順に列記された各ユーザーに対応して、前記紹介情報登録手段151の紹介情報登録ページ(図示略)にリンクする紹介ページリンクを配置することもできる。こうすれば、紹介者がランキング表で自己の知人であるユーザーのユーザータグのタグ別ランクを確認し、その後、当該ユーザーに対応する紹介ページリンクをクリックすることで、当該ユーザーのユーザー名や連絡先(電子メールアドレス等)を紹介者欄に記入した状態の紹介情報登録ページを呼び出して、残りの必要記入事項(紹介者情報等)を記入するようにすることもできる。更に、この場合、例えば、あるキャンペーンの閲覧者が、当該キャンペーンが求めている(募集対象となる可能性のある)知人を有していない場合でも、当該キャンペーンのキャンペーンタグについて高いタグ別ランクを有するユーザーを前記ランキング表で探し、当該ユーザーに対応する紹介ページリンクをクリックすることで、当該ユーザーを紹介情報登録手段151により登録することも可能となる。なお、この場合、当該閲覧者(紹介者)は被紹介者であるユーザーの知人ではない(非知人である)ため、当該ユーザーの個人情報である連絡先を当該閲覧者に知らせないよう、当該ユーザーの連絡先を表示せずに紹介情報ページを表示するようにすることが好ましい。
{処理手順}
次に、上記構成のピープルサーチキャンペーンシステム100による人的ネットワーク構築処理及びキャンペーン処理について図2に従って説明する。図2に示すように、まず、キャンペーン登録処理では、募集者のクライアント装置からの要求により、STEP11で、キャンペーン情報登録画面が募集者のクライアント装置のディスプレイに表示される。次に、STEP12で、募集者がキャンペーン情報登録画面の各入力設定欄を利用して、募集情報の登録、キャンペーンタグの設定、キャンペーンポイントの設定、ポイント対象者の限定の要否の設定及び限定キャンペーンの要否の設定を行ってキャンペーン情報を登録すると、STEP13で登録情報確認画面がクライアント装置のディスプレイに表示され、当該登録情報確認画面で確認処理を行うと、STEP14で、前記登録情報及び設定情報がキャンペーン情報記憶・制御手段120の所定の格納領域にキャンペーン情報として格納される。次に、STEP15で、限定キャンペーンの設定(要設定)が行われているか否かが判断され、限定キャンペーンが設定されている場合、STEP16で、募集対象者選別手段136による募集対象者の選別処理が実行され、STEP17で、選別された募集対象者に対して通知手段154による通知処理が実行され、次の紹介・応募処理へと進む。なお、限定キャンペーンが設定されていない場合、そのまま紹介・応募処理へと進む。
紹介・応募処理では、紹介者または応募者となる閲覧者が、キャンペーン情報を要求すると、STEP21で、キャンペーン情報掲載画面が閲覧者のクライアント装置のディスプレイに表示される。次に、STEP22で、閲覧者がキャンペーン情報掲載画面の所望のキャンペーン情報を選択し、当該キャンペーンについて知人を紹介すべく紹介情報登録処理を選択すると、STEP31で紹介情報登録画面がクライアント装置のディスプレイに表示される。次に、STEP32で、閲覧者(紹介者)が当該紹介情報登録画面により紹介情報の登録を行うと、STEP33で、登録情報確認画面がクライアント装置のディスプレイに表示され、当該登録情報確認画面で確認処理を行うと、STEP34で、紹介情報が紹介情報登録手段151からキャンペーン情報記憶・制御手段120の所定の格納領域にキャンペーン情報として格納されると共に、紹介者に対して前記キャンペーンタグの割付処理が行われ、STEP35で、通知手段155により被紹介者に通知がされる。一方、STEP22で、閲覧者がキャンペーン情報掲載画面の所望のキャンペーン情報を選択し、当該キャンペーンについて自らが応募者となるべく応募情報登録処理を選択すると、STEP41で応募情報登録画面がクライアント装置のディスプレイに表示される。次に、STEP42で、応募者が当該応募情報登録画面により応募情報の登録を行うと、STEP43で、登録情報確認画面がクライアント装置のディスプレイに表示され、当該登録情報確認画面で確認処理を行うと、STEP44で、応募情報が応募情報登録手段152からキャンペーン情報記憶・制御手段120の所定の格納領域にキャンペーン情報としてされると共に、応募者に対して前記キャンペーンタグの割付処理が行われる。なお、前記紹介情報及び/または応募情報については、通知手段155により募集者に通知することもできるが、募集者が自己のキャンペーンのキャンペーン情報確認編集画面を呼び出して、紹介情報や応募情報の現状を確認することもできる。
次の成約処理では、STEP51で、成約判定手段131によりキャンペーンが成約したと判断されると、STEP52で、キャンペーンポイント配分手段133が紹介者(応募者が交付対象者の場合は応募者及び紹介者)に対して所定の配分方式で計算して配分し、STEP53で、タグポイント計算付与手段134が応募者及び紹介者のユーザータグに対して所定の計算式でタグポイントを計算して付与し、STEP54で、タグ別ランク設定手段135が応募者及び紹介者のユーザータグのタグ別ランクを設定更新する。これにより、全てのキャンペーン処理が完了する。
{ナビ型キャンペーンの処理}
次に、ナビ型キャンペーンについてのキャンペーン処理を図3及び図4に従って説明する。まず、図3に示すように、募集者としての掲載者Xが、キャンペーン登録手段110によりキャンペーン登録画面から募集情報としてのナビ型のキャンペーン情報121xを登録することによりキャンペーン登録処理が実行される。即ち、掲載者Xが、募集情報登録手段111により、キャンペーンの属するジャンル乃至分類、キャンペーンのタイトル、キャンペーンで求める対象者の条件(図の例では対象者条件1〜3であるが、条件は1以上であればいくつでも可)、キャンペーンの詳細内容を登録し、キャンペーンポイント設定手段113により報酬(キャンペーンポイント、図の例では「1000円」)を設定し、ポイント対象者限定手段114により応募者へのポイント付与の有無を設定し(図の例ではチェック無し、即ち、応募者へのポイント付与無しに設定)、参加人数設定手段により参加人数の上限を設定し(図の例では「100人」)、キャンペーンタグ設定手段112によりキャンペーンタグを設定し(図の例ではキャンペーンタグ1〜3であるが、キャンペーンタグは1以上であればいくつでも可)、期限設定手段によりキャンペーン期限を設定し、限定キャンペーン設定手段115により限定キャンペーンの要否を設定する(図の例ではチェック無し、即ち、限定キャンペーン無しに設定)。すると、これらの情報がキャンペーン情報としてキャンペーン情報記憶・制御手段の所定格納領域に格納される。そして、閲覧者である紹介者Aがキャンペーン情報を要求すると、紹介者Aのディスプレイ20にキャンペーン情報121x(上記ナビ型キャンペーン情報),キャンペーン情報121y(後述するクーポン型キャンペーン情報)・・・の概要が一覧形式で表示される。また、各概要をクリックすることにより、詳細情報が個別に表示される。なお、ここで表示されるキャンペーン情報121xには、キャンペーンのタイトル、募集対象(図示しない対象者条件まとめ手段により前記対象者条件1〜3をまとめ表示したもの)、キャンペーンタグ等が表示される。ここで、紹介者Aが、キャンペーン情報121xを見て、その募集対象者となる人自身或いは募集対象者を知っていそうな人を知っている場合、当該知人を紹介情報登録手段151により紹介情報を登録すると、通知手段155からその知人(図の例では紹介者B)に紹介通知を送信する。以後同様にして、その紹介者が次の紹介者を紹介情報登録手段151により紹介情報を登録することにより(図の例では紹介者bから紹介者Eまで)、それぞれ紹介・応募処理が実行され、最終的に応募者Yまで人的ネットワークが形成され、最終的に、応募者Yが応募登録手段152により応募情報を登録することにより、掲載者Xと応募者Yとの間で人的つながりが形成される。
そして、掲載者Xと応募者Yとが折衝情報登録手段153により折衝を行い、最終的に、掲載者Xが成約手段により成約情報を登録すると、成約判定手段131が成約処理を実行する。即ち、図4に示すように、まず、掲載者Xからキャンペーンポイントの支払い処理が実行される。なお、図の例のキャンペーンでは応募者Yはキャンペーンポイントの対象者ではないため、掲載者Xに近い紹介者E,D,C,B,Aの順番でキャンペーンポイントが配分される。このときの配分方法(配分計算式)としては、例えば、以下のものがある。即ち、まず、キャンペーンポイント設定手段113を、キャンペーンポイントの合計値として100ポイント以上の値のみを許容すると共に、キャンペーンポイント設定手段により設定した報酬ポイントの合計が100ポイント未満のときに警告を表示する報酬ポイント警告表示手段としてのキャンペーンポイント警告表示手段(図示略)を有する構成とする。そして、キャンペーンポイント配分手段133は、キャンペーンポイントの合計値をxとし、キャンペーンポイントの各交付対象者への配分値をyとし、キャンペーンポイントの交付対象者への交付順位をnとした場合、前記各交付対象者への配分値yを以下の計算式(1)により算出するよう構成される。
y=0.6*(0.4n*x) ・・・ (式中、nは0から始まる連続した整数(0,1,2,3,4,5,6・・・)) ――― (1)
この配分計算式(1)によれば、キャンペーンポイントの交付対象者の交付順位(n=1,2,3,4,5,6・・・)にしたがって、各交付対象者に交付される報酬ポイントの配分値yが以下のとおりとなる。
1人目(交付順位n=1)の交付対象者:y=0.6(0.40x)=0.6(1*x)=0.6x
2人目(交付順位n=2)の交付対象者:y=0.6(0.41x)=0.6(0.4*x)=0.24x
3人目(交付順位n=3)の交付対象者:y=0.6(0.42x)=0.6(0.16*x)=0.096x
4人目(交付順位n=4)の交付対象者:y=0.6(0.43x)=0.6(0.064*x)=0.0384x
5人目(交付順位n=5)の交付対象者:y=0.6(0.44x)=0.6(0.0256*x)=0.01536x
6人目(交付順位n=6)の交付対象者:y=0.6(0.45x)=0.6(0.01024*x)=0.006144x
(以下、省略)
したがって、報酬ポイントの合計値xが最低値の100ポイントである場合(x=100)、各交付対象者に交付される報酬ポイントの配分値yは以下のとおりとなる。
1人目(交付順位n=1)の交付対象者:y=0.6(0.40*100)=0.6(1*100)=60(ポイント)
2人目(交付順位n=2)の交付対象者:y=0.6(0.41**100)=0.6(0.4*100)=24(ポイント)
3人目(交付順位n=3)の交付対象者:y=0.6(0.42x*100)=0.6(0.16*100)=9.6(ポイント)
4人目(交付順位n=4)の交付対象者:y=0.6(0.43*100)=0.6(0.064*100)=3.84(ポイント)
5人目(交付順位n=5)の交付対象者:y=0.6(0.44*100)=0.6(0.0256*100)=1.536(ポイント)
6人目(交付順位n=6)の交付対象者:y=0.6(0.45*100)=0.6(0.01024*100)=0.6144(ポイント)
(以下の式は省略)
なお、上記キャンペーン121xのようにキャンペーンポイントが1000ポイントの場合は、交付対象者としての紹介者E,D,C,B,Aに配分して交付される各キャンペーンポイントは、上記の値の10倍の値となる。
また、上記配分計算式(1)によるキャンペーンポイントの配分方法は、交付順位の高い交付対象者から順番に、現在ある(配分前の)キャンペーンポイントの合計値の60%を配分する方法として把握することもできる。即ち、上記の場合、1人目(交付順位n=1)の交付対象者が100ポイントの60%(60ポイント)を取得し、2人目(交付順位n=2)の交付対象者が残りのキャンペーンポイント(100−60=40ポイント)の60%(24ポイント)を取得し、3人目(交付順位n=3)の交付対象者が残りのキャンペーンポイント(40−24=16ポイント)の60%(9.6ポイント)を取得し、4人目(交付順位n=4)の交付対象者が残りのキャンペーンポイント(16−9.6=6.4ポイント)の60%(3.84ポイント)を取得し、5人目(交付順位n=5)の交付対象者が残りのキャンペーンポイント(6.4−3.84=2.56ポイント)の60%(1.536ポイント)を取得し、6人目(交付順位n=6)の交付対象者が残りのキャンペーンポイント(2.56−1.536=1.024ポイント)の60%(0.6144ポイント)を取得し、・・・という配分方法として把握することができる。なお、この配分方法においては、小数点以下第1位を四捨五入や切り下げ等してキャンペーンポイントの配分値を計算してもよい。
一方、上記のように紹介情報の登録及び/または応募情報の登録がなされた場合は成約前であっても、タグ割付手段132が、キャンペーンタグ(図の例では「化粧品」、「美白」及び「美肌」)を応募者Y及び各紹介者A〜EのユーザータグTG1,TG2,TG3として割り付けて記憶する。更に、上記のように成約処理があった場合、タグポイント計算付与手段133が、応募者Y及び紹介者A〜Eの各ユーザータグTG1,TG2,TG3に対して、それぞれ、応募者Yから最初の紹介者Aに至る順番で重み付けしたタグポイントを計算して付与する。例えば、図の例では、重みとして、応募者Yの各ユーザータグTG1,TG2,TG3に「6ポイント」が、紹介者Eの各ユーザータグに「5ポイント」が、紹介者Dの各ユーザータグTG1,TG2,TG3に「4ポイント」が、紹介者Cの各ユーザータグTG1,TG2,TG3に「3ポイント」が、紹介者Bの各ユーザータグに「2ポイント」が、紹介者Aの各ユーザータグTG1,TG2,TG3に「1ポイント」が、それぞれ付与される。即ち、応募者Yから紹介者Aの順番で、タグポイントが比例的に「6」から「1」まで付与される。ここで、上記のように、このときのタグポイントとして、前記キャンペーンポイントを付与したり、キャンペーンポイントに比例したポイントを付与することもできる。なお、図の例のように、応募者Yがキャンペーンポイントの対象となっていない場合は、応募者Yには最上位の紹介者Eのキャンペーンポイント「600ポイント」よりも多いポイント、例えば、キャンペーンポイントの設定値である「1000」ポイントが付与される。或いは、上記配分計算式(1)により応募者Yから紹介者Aまでタグポイントを計算して付与することもでき、この場合のタグポイントとして、応募者Yの各ユーザータグTG1,TG2,TG3には「600ポイント」が、紹介者Eの各ユーザータグTG1,TG2,TG3には「240」が、紹介者Dの各ユーザータグTG1,TG2,TG3には「96ポイント」が、紹介者Cの各ユーザータグTG1,TG2,TG3には「38ポイント」が、紹介者Bの各ユーザータグvには「15ポイント」が、紹介者Aの各ユーザータグTG1,TG2,TG3には「6ポイント」が、それぞれ付与される。
{クーポン型キャンペーンの処理}
次に、クーポン型キャンペーンについてのキャンペーン処理を図5及び図6に従って説明する。まず、図5に示すように、掲載者Xが上記ナビ型キャンペーンの場合と同様にして、クーポン型のキャンペーン情報121yを登録する。このとき、掲載者Xは、暗証番号設定手段116により、キャンペーンを見て来店した顧客(応募者)との成約処理(認証処理)のために入力する暗証番号乃至パスワード(PW)を設定する。そして、紹介者Aがキャンペーン情報を要求すると、紹介者Aのディスプレイ20にキャンペーン情報121y・・・の概要が一覧形式で表示され、各概要をクリックすることにより詳細情報が個別に表示される。なお、このとき、暗証番号乃至パスワードは表示されない。以降、クーポン型キャンペーンの場合と同様にして、紹介者Aから応募者Yまで紹介処理を繰り返すことにより、掲載者Xとクーポン型キャンペーンの来店顧客となる応募者Yとの間で人的つながりが形成される。
ここで、クーポン型キャンペーンの場合は、上記のように紹介情報の登録がなされた場合に紹介者へのキャンペーンタグの割付処理が実行されるが、応募情報の登録については、上記成約処理のときとすることも可能である。即ち、図6に示すように、来店した応募者Yが携帯電話等の端末装置に表示した二次元バーコード等の認証コードやクーポン画面を提示し、これに対し、掲載者Xが当該端末装置に暗証番号乃至パスワード(PW)を入力すると、成約判定手段131が成約処理を実行し、来店者である応募者へのタグの割付処理を実行する。この場合、図6に示すように、上記ナビ型キャンペーンの場合とほぼ同様にして、掲載者Xから紹介者A〜Eへのキャンペーンポイントの支払い(配分)処理が実行され、応募者Y及び紹介者A〜EへのタグTG4,TG5,TG6の割付処理が実行され、応募者Y及び紹介者A〜Eへの各タグTG4,TG5,TG6へのタグポイントの付与計算処理が実行される。なお、応募者が携帯電話用のウエブサイトからクーポン画面等をダウンロードしたときに応募者へのタグの割付処理を実行してもよい。
このようにして、ナビ型及びクーポン型のキャンペーンに対する紹介や応募を繰り返すことにより、各ユーザーに対して各回のユーザータグTG1,TG2・・・が割り付けされ、かつ、各ユーザータグTG1,TG2・・・に対してタグポイントが累積して付与(加算)されて、当該タグポイントの合計値に応じてユーザータグTG1,TG2・・・ごとにタグ別ランクが設定される。これにより、各ユーザーに割り付けられた多種多様なタグTG,TG2・・・及びそのタグランクが、そのユーザーの個性や特徴を表す統一的な尺度として機能し、当該ユーザーの匿名性を維持した上で、他人がそのユーザーの特徴や個性を予め容易に把握することを可能にする。例えば、そのユーザーの知人、友人、家族等は無論のこと、当該ユーザーを知らない他人であっても、当該ユーザーの属性を表すユーザータグTG1,TG2・・・とその評価値乃至評価の尺度としてのタグ別ランクとを見ることで、当該ユーザーの個性や特徴について多種多様な観点から相当な信頼性を持って簡単に把握することができる。したがって、特定属性の人(「・・・な人」)を探している募集者(キャンペーンの担当者等)が、当該属性の人を探してほしいというキャンペーン情報を掲載することで、多数の閲覧者が、上記評価付きのユーザータグ情報に基づき、募集者が探す人を知っていそうな人を紹介する処理を繰り返すことで、最終的に(平均6人の紹介者を介して)見つけたい人や求める人(「・・・な人」)と募集者との人脈繋がり(人的ネットワーク)を構築することができ、オープンネットワークとしてのインターネットの長所を最大限に活用することができる。
実施の形態2
{問題解決サーチシステムの構成}
本発明の実施の形態2に係る人的ネットワーク活用システムとしての問題解決サーチシステム200について図7に従って説明する。図7に示すように、問題解決サーチシステム200は、質問情報登録手段210、質問情報記憶・制御手段220、データ連携手段230を備えている。質問情報登録手段210は、質問内容登録手段211、質問タグ設定手段212及び回答通知設定手段213を有している。質問内容登録手段211は、特定の問題についての解決策を求める質問者(問題解決策サーチの質問掲載者)が、当該問題についての質問情報(掲載情報)をインターネットを介して登録するための機能を実現する。また、タグ設定手段としての質問タグ設定手段212は、ユーザーまたはシステムが、前記質問内容登録手段211で登録した質問情報について、当該質問情報の内容を端的に表す語またはその特徴を表す語(キーワード等)からなる一以上のタグとしての質問タグを設定するための機能を実現する。更に、回答通知設定手段213は、質問者が掲載した質問(問題)に対してある閲覧者(回答者)から回答(解決策)が提供されたときに、質問者に回答が得られた旨の通知を当該回答情報の掲載ページ等へのリンクを含む電子メール等により通知するための機能を実現する。
次に、質問情報記憶・制御手段220は、質問情報登録手段211により登録された質問情報、質問タグ設定手段212により設定された質問タグ等を含む質問情報221a,221b・・・(質問1、質問2・・・)を所定の格納領域に格納し、必要な場合、各質問情報221a・・・を加工等すべく制御する機能を実現する。
次に、データ連携手段230は、質問者評価判定手段231及び参照者評価判定手段232を有すると共に、実施の形態1で説明した前記タグ割付手段133、タグポイント計算付与手段134及びタグ別ランク設定手段135を有している。
問題解決サーチシステム200は、更に、回答情報登録手段251、質問者評価情報登録手段252、参照者評価情報登録手段253及び質問別回答情報・評価情報制御手段254を備えると共に、実施の形態1で説明した通知手段155を備えている。回答情報登録手段251は、掲載された質問情報を閲覧した閲覧者からなる回答者が、当該質問情報の質問に回答する回答情報を登録するための機能を実現する。なお、このとき、通知手段155が、更に、前記募集情報における通知に加え、前記質問情報に対して回答情報が登録されたときに、質問者に対して当該回答情報の登録を通知(例えば、当該回答情報へのリンク情報を有する電子メールを送信)する機能を実現する。また、このとき、タグ割付手段132が、回答者に対して前記質問タグを割り付ける。
また、評価情報登録手段としての質問者評価情報登録手段252は、当該質問の質問者自身が、自らの質問に対する回答情報に対する評価情報を設定して登録するための機能を実現する。また、評価情報登録手段としての参照者評価情報登録手段253は、質問情報及び回答情報を閲覧乃至参照した参照者が、当該回答情報に対する評価情報を設定して登録するための機能を実現する。更に、質問者評価判定手段231及び参照者評価判定手段232は、それぞれ、回答情報について前記評価情報登録手段252により登録された評価情報に基づき、回答情報が前記質問情報の問題に対する解決策として有効であるか否かを判定する機能を実現する。詳細には、質問者評価情報登録手段252は、質問者が、自らの質問情報に対して登録された一以上の回答情報のうち、当該質問情報の問題に対する解決策として有効であると判断した回答情報に対して、一以上の有効評価(「最良解決策」、「次点解決策」等)の中から選択して設定した有効評価を登録するための機能を実現する。また、参照者評価情報登録手段253は、質問情報に対する回答情報を閲覧した閲覧者からなる参照者が、当該質問情報に対して登録された一以上の回答情報のうち、当該質問情報の問題に対する解決策として有効であると判断した回答情報に対して、一以上の有効評価(「評価する」、「ある程度評価する」等)の中から選択して設定した有効評価を登録するための機能を実現する。この有効評価は前記ピープルサーチの場合の成約評価と同様の客観的評価として使用される。なお、質問者評価判定手段231は、質問者評価情報登録手段252により有効評価が登録されたか否かを判断し、有効評価が登録されたと判断したときに、当該有効評価を受けた回答者に対して、前記質問情報に設定された質問タグを割り付けることをタグ割付手段132に許容するよう構成することも可能である。同様に、参照者評価判定手段232は、参照者評価情報登録手段253により有効評価が登録されたか否かを判断し、有効評価が登録されたと判断したときに、当該有効評価を受けた回答者に対して、前記質問情報に設定された質問タグを割り付けることをタグ割付手段132に許容するよう構成することも可能である。即ち、タグ割付手段132は、質問者評価判定手段231及び参照者評価判定手段232の少なくとも一方により、質問情報に関する回答情報の回答者に対して有効評価の判定があったときにタグ割付を行うよう構成することも可能である。
なお、質問者評価判定手段231及び参照者評価判定手段232は、前記有効評価を重み付け乃至点数化し(例えば、「最良解決策」に3点、「次点解決策」に2点、「評価する」に2点、「ある程度評価する」に1点、或いは、「最良解決策」に10点、「次点解決策」に5点、「評価する」に2点、「ある程度評価する」に1点、或いは、「最良解決策」に5点、「次点解決策」に3点、「評価する」に1点等)、有効評価の合計点数が所定値以上(例えば、2点以上)となったときに、当該回答情報が前記質問情報に対して有効回答であると判定するよう構成することもできる。
即ち、実施の形態2では、質問者評価判定手段231及び参照者評価判定手段232の少なくとも一方により、質問情報に関する回答情報の回答者に対して質問タグの割付が許容されたときに、タグ割付手段132が、その回答者に対して当該質問情報に関して設定した質問タグを全て割り付けて記憶するよう構成することもできる。一方、上記のように、タグ割付手段133は、キャンペーンサーチ(募集情報)についてのキャンペーンタグによるユーザータグの割付に加えて、問題解決サーチ(質問情報)に対する回答情報を登録した回答者に対して前記質問情報に関して設定した質問タグを全て割り付けて記憶する機能を実現する。なお、当該タグ割付を受けるユーザー(回答者)が、前記キャンペーンサーチの紹介者または応募者にもなっている場合において、当該質問情報について設定した質問タグが前記募集情報について設定したキャンペーンタグと同一の場合は、募集情報についてのキャンペーンタグと質問情報についての質問タグとのうち、先に設定したいずれかのタグを維持して後から設定したタグを無視し、同一ユーザーに対して重複したユーザータグの割付を行わないようにする。
前記タグポイント計算付与手段134は、更に、質問情報に対する回答情報を登録した回答者に対して割り付けられた質問タグの各々について、前記登録された有効評価の数または前記有効評価ごとに予め定めた評価点数(例えば、1つの有効評価に対して10点や50点等の評価点数)の合計点数に基づいて、即ち、当該合計点数をそのままタグポイントとして、当該回答者と対応付けて記憶する機能を実現する。なお、タグポイント計算付与手段134は、有効評価の数または評価点数の多いものから少ないものへと順にタグポイントを所定割合で減少して付与し、当該回答者と対応付けて記憶する機能を実現するよう構成することも可能である。また、タグポイント計算付与手段134は、当該回答者が前記紹介者または応募者にもなっている場合において、当該質問情報について設定した質問タグが募集情報について設定したキャンペーンタグと同一の場合は、その同一ユーザータグに対して単に各回のタグポイントを加算する。このとき、タグポイント計算手段134は、有効評価の数または有効評価の合計点数によるランクに応じて単純に重み付けをしてもよく(例えば、有効評価を受けた回答者が3人の場合、最高ランク者に「3」、2番目のランク者に「2」、最低ランク者に「1」等)、或いは、上記のように前記有効評価の合計点数をそのままタグポイントとして付与してもよい。
前記タグ別ランク設定手段135は、更に、前記回答者に対応付けて付与及び記憶したタグポイントを、当該回答者に対して既に対応付けて記憶しているそれまでのタグポイントがある場合はそのタグポイントに加算し、そのタグポイントの合計値に基づいて、当該回答者に付与されたユーザータグについてのランクを設定または更新設定する機能を実現する。また、タグ別ランク設定手段135は、当該回答者が紹介者または応募者にもなっている場合において、質問情報について設定した質問タグが募集情報について設定したキャンペーンタグと同一の場合は、その同一ユーザータグに対する各回のタグポイントの合計値に基づいて、当該回答者に付与されたユーザータグについてのランクを更新設定する。
また、問題解決サーチシステム200は実施の形態1で説明したユーザー情報記憶・制御手段140を備えている。ユーザー情報記憶・制御手段140は、ユーザーである回答者の個人情報をユーザー情報として個人別に記憶すると共に、ユーザーとしての回答者に割り付けられたユーザータグと当該ユーザータグについて設定されたタグ別ランクとを、当該回答者に対応付けて記憶する。また、募集情報についての紹介者や応募者と質問情報についての回答者とが同一人となることもあるため、ユーザー情報記憶・制御手段140は、紹介者、応募者及び/または回答者が同一人の場合、当該紹介者、応募者及び/または回答者について設定されたユーザータグ及びタグ別ランクをその同一ユーザーに対応付けて記憶する。
このように、質問タグ自体は前記基本タグとしてのキャンペーンタグと同様の構成であり、タグ割付手段132、タグポイント計算付与手段134、タグ別ランク設定手段135は、それぞれ、同一のキャンペーンタグ及び質問タグについては同一のユーザータグとして処理するようになっている。よって、質問タグ設定手段212は前記キャンペーンタグ設定手段112と共用化してもよい。
{問題解決サーチの処理}
次に、問題解決サーチシステムによる問題解決サーチ処理を図8及び図9に従って説明する。まず、図8に示すように、掲載者Xが、質問内容登録手段211や質問タグ設定手段212を使用して、問題解決サーチ用の質問情報221x(ジャンル、タイトル、質問内容、質問タグ等)を登録すると共に、回答があった場合の回答通知(回答通知メール)を受け取るか否かを回答通知設定手段213により設定する。そして、回答者1〜4や参照者A〜Fとなる閲覧者が、ジャンル等による検索等の後に質問情報を要求すると、閲覧者のディスプレイ20に質問情報221x・・・の概要が一覧形式で表示され、各概要をクリックすることにより詳細情報が個別に表示される。その後、閲覧者が回答者1〜4として質問情報に対する回答情報を回答情報登録手段251により登録すると、その回答情報が質問情報に対して所定の記憶領域に格納され、閲覧者の要求に応じて、質問情報と対応付けて表示される。また、回答者1〜4に対するタグの割付処理が行われる。この後、閲覧者が参照者A〜Fとして、各回答情報を評価し、有効評価と考える場合は参照者評価情報登録手段253により有効評価を登録する。そして、質問者である掲載者Xが、各回答情報を見て満足のいく回答情報が得られたと判断し、質問者評価情報登録手段252により有効評価を登録したり、満足いく回答情報が得られなかった場合に回答情報の登録を締め切ったり、或いは、予め定めた回答期限が到来したりすると、回答情報の評価処理、並びに、タグポイント計算付与処理、タグ別ランク設定処理が実行される。即ち、例えば、図9に示すように、掲載者X(質問者)が回答者1に「最良回答(最良解決策)」の有効評価を、回答者4に「次点回答(次点解決策)」の評価を与えると共に、参照者A〜Fのうち3人が回答者1に「評価する」の有効評価を、2人が回答者4に「評価する」の有効評価を、1人が回答者2に「評価する」の有効評価を与えた場合、回答者1、回答者2及び回答者4に対して、それぞれ、タグポイントが付与される。なお、これに先立って、回答者1〜4には、質問タグに対応するユーザータグTG7,TG8,TG9が割り付けられている(回答者3の図示は説明の便宜上省略)。また、この場合において、「最良回答」の評価点を5点、「次点回答」の評価点を3点、「評価する」の評価点を1点とすると、回答者1には5点+3点=8点の重み(合計評価点)が、回答者4には3点+2点=5点の重みが、回答者4には1点の重みが、それぞれ、各ユーザータグTG7,TG8,TG9のタグポイントとして付与され、各ユーザータグTG7,TG8,TG9のタグ別ランクに反映される。
このようにして、上記キャンペーンサーチにおける各ユーザーに対する各回のユーザータグTG1,TG2,TG3,TG4,TG5,TG6・・・の割り付けに加え、問題解決サーチにおいても、各ユーザーに対してユーザータグTG7,TG8,TG9・・・が割り付けられると共に、各ユーザータグに対してタグポイントが累積して付与(加算)されて、当該タグポイントの合計値に応じてユーザータグTG1,TG2・・・ごとのタグ別ランクが更新設定される。したがって、キャンペーンサーチのみならず、問題解決サーチをも、各ユーザーの個性や特徴の尺度としてのタグ割付に利用することができ、一層、タグによるユーザーの個性や特徴の把握を容易にすることができる。
実施の形態3
{情報メモサーチシステムの構成}
本発明の実施の形態3に係る人的ネットワーク活用システムとしての情報メモサーチシステム300について図10に従って説明する。図10に示すように、情報メモサーチシステム300は、情報メモ登録手段310、情報メモ記憶・制御手段320、データ連携手段330を備えている。情報メモ登録手段310は、情報内容登録手段311、情報タグ設定手段312及び追加通知設定手段313を有している。情報内容登録手段311は、特定の有用な情報を知っている情報提示者(情報メモサーチの情報掲載者)が、当該情報(掲載情報)をインターネットを介して登録するための機能を実現する。また、タグ設定手段としての情報タグ設定手段312は、ユーザーまたはシステムが、前記情報内容登録手段311で登録した情報内容について、当該情報内容を端的に表す語またはその特徴を表す語または文(キーワード等)からなる一以上のタグとしての情報タグを設定するための機能を実現する。更に、追加通知設定手段313は、情報提供者が掲載した情報に対して、ある閲覧者が更に追加する情報を提供したときに、本来の情報提供者(掲載者)に追加情報があった旨の通知を当該追加情報の掲載ページ等へのリンクを含む電子メール等により通知するための機能を実現する。
次に、情報メモ記憶・制御手段320は、情報内容登録手段311により登録された情報内容、情報タグ設定手段312により設定された情報タグ等を含む情報メモ321a,321b・・・(情報メモ1、情報メモ2・・・)を所定の格納領域に格納し、必要な場合、各情報メモ321a・・・を加工等すべく制御する機能を実現する。
次に、データ連携手段330は、参照者評価判定手段331を有すると共に、実施の形態1で説明した前記タグ割付手段133、タグポイント計算付与手段134及びタグ別ランク設定手段135を有している。
情報メモサーチシステム300は、更に、追加情報登録手段351、参照者評価情報登録手段352及びメモ別追加情報・評価情報制御手段353を備えると共に、実施の形態1で説明した通知手段155を備えている。追加情報登録手段351は、掲載された情報メモの情報内容を閲覧した閲覧者からなる情報追加者(追加者)が、当該情報メモ乃至情報内容と同一テーマの追加情報を当該情報メモの情報内容に追加して登録するための機能を実現する。なお、このとき、通知手段155が、更に、前記募集情報における通知に加え、前記情報メモに対して追加情報が登録されたときに、当初の掲載者(情報提示者)に対して当該追加情報の登録を通知(例えば、当該追加情報へのリンク情報を有する電子メールを送信)する機能を実現する。
また、評価情報登録手段としての参照者評価情報登録手段352は、情報メモまたは追加情報を閲覧乃至参照した参照者が、当該情報メモに対する評価情報や追加情報に対する評価情報を設定して登録するための機能を実現する。通常、情報メモについては情報提示者以外のユーザー、追加情報については情報追加者以外のユーザーが、情報メモ及び追加情報に対する評価情報を設定して登録する。なお、当初の情報メモの提示者(当初の掲載者)が追加情報についての参照者となることもあり、追加情報の提示者(追加者)が当初の情報メモの参照者となったり、他人による追加情報の参照者となることもある。更に、参照者評価判定手段331は、情報メモ及び追加情報について前記評価情報登録手段352により登録された評価情報に基づき、情報メモまたは追加情報が有用な情報であるか否かを判定する機能を実現する。詳細には、参照者評価情報登録手段352は、情報メモや追加情報を閲覧した参照者が、当該情報メモや追加情報に対して、一以上の有用評価(「評価する」、「ある程度評価する」等)の中から選択して設定した有用評価を登録するための機能を実現する。この有用評価は前記ピープルサーチの場合の成約評価と同様の客観的評価として使用される。そして、参照者評価判定手段331は、参照者評価情報登録手段352により有用評価が登録されたか否かを判断し、有用評価が登録されたと判断したときに、当該有用評価を受けた情報提示者または追加者に対して、タグポイント計算付与手段134によるタグポイントの付与を許容する。なお、情報メモや追加情報の登録があったときにタグの割付処理を行わずに、このときに、前記情報メモに設定された情報タグを割り付けることをタグ割付手段132に許容するよう構成することもできる。また、参照者評価判定手段331は、実施の形態2の参照者評価判定手段と同様に、有用評価を重み付け乃至点数化し(例えば、「評価する」に2点、「ある程度評価する」に1点等)、有用評価の合計点数が所定値以上(例えば、2点以上)となったときに、当該情報メモや追加情報が有用情報であると判定し、前記タグ割付手段132が当該情報メモの情報提示者や追加情報の追加者に対して前記情報メモに設定された情報タグを割り付けることを許容するよう構成することもできる。
即ち、実施の形態3では、参照者評価判定手段331により、情報メモの情報提示者や追加情報の追加者に対して情報タグの割付が許容されたときに、タグ割付手段132が、その情報提示者や追加者に対して当該情報メモに関して設定した情報タグを全て割り付けて記憶するよう構成することもできる。一方、上記のように、タグ割付手段133は、キャンペーンサーチ(募集情報)についてのキャンペーンタグによるユーザータグの割付、問題解決サーチ(質問情報)についての質問タグによるユーザータグの割付に加えて、情報メモサーチ(有用情報)について情報メモを登録した情報提示者及び(有用な追加情報がある場合は)追加情報の追加者に対して前記情報メモに関して設定した情報タグを全て割り付けて記憶する機能を実現する。なお、当該タグ割付を受けるユーザー(情報提示者または追加者)が、前記キャンペーンサーチの紹介者または応募者或いは問題解決サーチの回答者にもなっている場合において、当該情報メモについて設定した情報タグが前記募集情報について設定したキャンペーンタグや問題解決サーチについて設定した情報タグと同一の場合は、募集情報についてのキャンペーンタグや質問情報についての質問タグと情報メモサーチについての情報タグのうち、先に設定したいずれかのタグを維持して後から設定したタグを無視し、同一ユーザーに対して重複したユーザータグの割付を行わないようにする。
前記タグポイント計算付与手段134は、更に、情報メモの情報提示者や追加情報の追加者に対して割り付けられた情報タグの各々について、前記登録された有用評価の数または前記有用評価ごとに予め定めた評価点数(例えば、1つの有効評価に対して10点や50点等の評価点数)の合計点数に基づいて、即ち、当該合計点数をそのままタグポイントとして、当該情報提示者や情報追加者と対応付けて記憶する機能を実現する。なお、タグポイント計算付与手段134は、有用評価の数または評価点数の多いものから少ないものへと順にタグポイントを所定割合で減少して付与し、当該情報提示者や情報追加者と対応付けて記憶する機能を実現するよう構成することも可能である。また、タグポイント計算付与手段134は、当該情報提示者や情報追加者が前記紹介者若しくは応募者または回答者にもなっている場合において、当該情報メモについて設定した情報タグが募集情報のキャンペーンタグや問題解決サーチの質問タグと同一の場合は、その同一ユーザータグに対して単に各回のタグポイントを加算する。このとき、タグポイント計算手段134は、有用評価の数または有用評価の合計点数によるランクに応じて単純に重み付けをしてもよく(例えば、有用評価を受けた情報提示者及び追加者の合計人数が3人の場合、最高ランク者に「3」、2番目のランク者に「2」、最低ランク者に「1」等)、或いは、前記有用評価の合計点数をそのままタグポイントとして付与してもよい。
前記タグ別ランク設定手段135は、更に、前記情報提示者や追加者に対応付けて付与及び記憶したタグポイントを、当該情報提示者や追加者に対して既に対応付けて記憶しているそれまでのタグポイントがある場合はそのタグポイントに加算し、そのタグポイントの合計値に基づいて、当該情報提示者や追加者に付与されたユーザータグについてのランクを設定または更新設定する機能を実現する。また、タグ別ランク設定手段135は、当該情報提示者や追加者が紹介者若しくは応募者または回答者にもなっている場合において、情報メモの情報タグがキャンペーンタグや質問タグと同一の場合は、その同一ユーザータグに対する各回のタグポイントの合計値に基づいて、当該情報提示者や追加者に付与されたユーザータグについてのランクを更新設定する。
また、情報メモサーチシステム200は実施の形態1で説明したユーザー情報記憶・制御手段140を備えている。ユーザー情報記憶・制御手段140は、ユーザーである情報提示者や追加者の個人情報をユーザー情報として個人別に記憶すると共に、ユーザーとしての情報提示者や追加者に割り付けられたユーザータグと当該ユーザータグについて設定されたタグ別ランクとを、当該情報提示者や追加者に対応付けて記憶する。また、募集情報についての紹介者や応募者と質問情報についての回答者と情報メモについての情報提示者や追加者とが同一人となることもあるため、ユーザー情報記憶・制御手段140は、紹介者、応募者、回答者、情報提示者及び/または追加者が同一人の場合、当該紹介者、応募者、回答者、情報提示者及び/または追加者について設定されたユーザータグ及びタグ別ランクをその同一ユーザーに対応付けて記憶する。
このように、情報タグ自体は前記キャンペーンタグや質問タグと同様の構成であり、タグ割付手段132、タグポイント計算付与手段134、タグ別ランク設定手段135は、それぞれ、同一のキャンペーンタグ、質問タグ及び情報タグについては同一のユーザータグとして処理するようになっている。よって、情報タグ設定手段312は前記キャンペーンタグ設定手段112や質問タグ設定手段212と共用化してもよい。
{情報メモサーチの処理}
次に、情報メモサーチシステムによる情報メモサーチ処理を図11及び図12に従って説明する。まず、図11に示すように、掲載者Xが、情報内容登録手段311や情報タグ設定手段312を使用して、情報メモサーチ用の情報内容321x(ジャンル、タイトル、メモ内容(情報内容)、メモタグ(情報タグ)等)を登録すると共に、追加情報があった場合の追加通知(追加通知メール)を受け取るか否かを追加通知設定手段313により設定する。そして、追加者1〜2や参照者A〜Fとなる閲覧者が、ジャンル等による検索等の後に情報メモを要求すると、閲覧者のディスプレイ20に情報メモ321x・・・の概要が一覧形式で表示され、各概要をクリックすることにより詳細情報が個別に表示される。その後、閲覧者が追加者1〜2として追加情報を追加情報登録手段351により登録すると、その追加情報が情報メモに対して所定の記憶領域に格納され、閲覧者の要求に応じて、情報メモと対応付けて表示される。また、掲載者X及び追加者1〜2に対するタグの割付処理が行われる。この後、閲覧者が参照者A〜Fとして、各情報メモや追加情報を評価し、有用評価と考える場合は参照者評価情報登録手段352により有用評価を登録する。そして、例えば、予め定めた情報提供期限が到来すると、情報メモ及び追加情報の評価処理、並びに、タグポイント計算付与処理、タグ別ランク設定処理が実行される。即ち、例えば、図12に示すように、参照者A〜Fのうち3人が追加者2の追加情報に「評価する」の有用評価を、2人が掲載者Xの情報メモに「評価する」の有用評価を、1人が追加者1の追加情報に「評価する」の有用評価を与えた場合、追加者2、掲載者X及び追加者1に対して、それぞれ、タグポイントが付与される。なお、これに先立って、掲載者X及び追加者1〜2には、情報タグに対応するユーザータグTG10,TG11,TG12が割り付けらている。また、この場合において、「評価する」の評価点を1点とすると、回答者2には3点の重み(合計評価点)が、掲載者Xには2点の重みが、回答者1には1点の重みが、それぞれ、各ユーザータグTG10,TG11,TG12のタグポイントとして付与され、各ユーザータグTG10,TG11,TG12のタグ別ランクに反映される。
このようにして、上記キャンペーンサーチにおける各ユーザーに対する各回のユーザータグTG1,TG2,TG3,TG4,TG5,TG6・・・の割付、並びに、問題解決サーチにおける各ユーザーに対する各回のユーザータグTG7,TG8,TG9・・・の割付に加え、情報メモサーチにおいても、各ユーザーに対してユーザータグTG10,TG11,TG12・・・が割り付けられると共に、各ユーザータグに対してタグポイントが累積して付与(加算)されて、当該タグポイントの合計値に応じてユーザータグTG1,TG2・・・ごとのタグ別ランクが更新設定される。したがって、キャンペーンサーチや問題解決サーチのみならず、情報メモサーチをも、各ユーザーの個性や特徴の尺度としてのタグ割付に利用することができ、一層、タグによるユーザーの個性や特徴の把握を容易にすることができる。無論、本発明の人的ネットワーク活用システムは、実施の形態1のピープルサーチキャンペーンシステム、実施の形態2の問題解決サーチシステムまたは実施の形態3の情報メモサーチシステムのいずれかの単独システムとして具体化することもできる。
実施の形態4
{コミュニティサーチシステム}
本発明の実施の形態4に係る人的ネットワーク活用システムとしてのコミュニティサーチシステムについて説明する。なお、実施の形態4に係るコミュニティサーチシステムは、上記実施の形態1〜3の人的ネットワーク活用システムと同様のタグ設定手段、タグ割付手段、タグポイント計算付与手段、タグ別ランク設定手段、ユーザー情報記憶・制御手段、ユーザー別タグ表示手段等を使用して実現可能なため、図示による詳細な説明は省略する。また、実施の形態4のコミュニティサーチシステムは、実施の形態1のピープルサーチキャンペーンシステム、実施の形態2の問題解決サーチシステム及び実施の形態3の情報メモサーチシステムのいずれか1以上と連繋したシステムとして具体化することもできるが、無論、単独システムとして具体化することもできる。
実施の形態4に係るコミュニティサーチシステムは、コミュニティ情報管理手段、参加者仮登録手段、タグ設定手段、タグ割付手段、タグポイント計算付与手段、タグ別ランク設定手段、ユーザー情報記憶手段、ユーザー別タグ表示手段を備えている。コミュニティ情報管理手段は、特定のコミュニティ(例えば、特定のサッカーチームの研究会)についての他者(サッカー愛好家等)の参加を求める管理人が、当該コミュニティについてのコミュニティ情報(同研究会についての詳細情報)をインターネットを介して登録するための機能を実現する。この登録は、例えば、実施の形態1の募集情報登録手段111と同様の登録手段により行うことができる。また、参加者仮登録手段は、掲載された前記コミュニティ情報を閲覧した閲覧者が、そのコミュニティへの参加者としての仮登録を(例えば、「登録」ボタンのクリックにより)行うための機能を実現する。更に、タグ設定手段は、前記コミュニティ情報管理手段で登録したコミュニティ情報について、上記実施の形態のタグ設定手段と同様にして、そのコミュニティの内容を端的に表す語またはその特徴を表す語または文からなる一以上のタグ(例えば、「サッカー」、特定のサッカーチーム名等)を固定的に設定して、そのコミュニティについて設定した前記タグのその後の変更を受け付けないようにする機能を実現する。
コミュニティ情報管理手段は、タグ設定手段によりコミュニティについて設定したタグの少なくとも1つが、タグ設定手段により管理人に対して過去に割り付けて記憶したタグと合致するか否かを判断する管理人タグ判定手段を含み、管理人タグ判定手段によって、コミュニティについて設定したタグの少なくとも1つが、タグ設定手段により管理人に対して過去に割り付けて記憶したタグと合致すると判断したときにのみ、管理人によるコミュニティの登録を許可する機能を実現する。また、コミュニティ情報管理手段は、更に、参加者タグランク設定手段及び参加者タグ判定手段を含んでいる。参加者タグランク設定手段は、前記コミュニティについて参加者仮登録手段により仮登録した参加者がタグ設定手段により設定したタグについて有すべきレベルのタグランク(例えば、「サッカー」タグのタグランクが「8」以上等)を設定するための機能を実現する。また、参加者タグ判定手段は、参加者登録手段により仮登録した参加者がタグ設定手段により設定したタグを有するか否か、及び、当該タグについて参加者タグランク設定手段により設定したタグランクを有するか否かを判定するための機能を実現する。そして、コミュニティ情報管理手段は、参加者タグ判定手段によって、参加者がタグ設定手段により設定したタグを有すると共に当該タグについて参加制限情報登録手段により設定したタグランクを有すると判断したときに、及び/または、当該コミュニティの管理人が別個に設けた承認手段により当該参加者の参加を承認(例えば、「承認」ボタンをクリック)したときに、当該参加者を前記コミュニティに関連付けて本登録するための機能を実現する。
コミュニティ情報管理手段は、更に、トピック情報登録手段、掲載者タグランク設定手段及び掲載者タグ判定手段を含んでいる。トピック情報登録手段は、前記コミュニティについてのトピックに関するトピック情報(例えば、特定のサッカーチームの特定の選手に関するトピックの情報)を登録するための機能を実現する。この登録は、例えば、実施の形態3の情報内容登録手段311と同様の登録手段により行うことができる。また、掲載者タグランク設定手段は、コミュニティの会員(管理者及び参加者)であるか非会員(参加申請して拒否されたユーザー)であるかを問わず、コミュニティに関するトピック情報を掲載しようとする情報掲載者が、トピック登録手段によって登録するために前記タグ設定手段により設定したタグについて有すべきレベルのタグランク(例えば、「サッカー」タグのタグランクが「8」以上で、かつ、特定のサッカーチームについてのタグランクが「8」以上等)を設定するための機能を実現する。更に、掲載者タグ判定手段は、前記情報掲載者がタグ設定手段により設定したタグを有するか否か、及び、当該タグについて掲載者タグランク設定手段により設定したタグランクを有するか否かを判定する機能を実現する。そして、コミュニティ情報管理手段は、掲載者タグ判定手段によって、情報掲載者がタグ設定手段により設定したタグを有すると共に当該タグについて掲載者タグランク設定手段により設定したタグランクを有すると判断したときにのみ、情報掲載者によるトピック情報登録手段を使用したトピック情報の登録及び掲載を許可するための機能を実現する。
コミュニティ情報管理手段は、更に、評価情報登録手段を含んでいる。評価情報登録手段は、トピック登録手段により登録されたトピック情報に対する評価情報を設定して登録するための機能を実現する。この評価情報登録手段は、例えば、実施の形態3の参照者用評価情報登録手段352と同様の構成とすることができる。また、前記タグ設定手段は、更に、コミュニティ情報管理手段によりトピック登録手段を使用したトピック情報の登録が許可されたときに、上記実施の形態のタグ設定手段と同様にして、トピック登録手段で登録するトピックの内容を端的に表す語またはその特徴を表す語または文からなる一以上のタグを前記コミュニティについて設定したタグとは別個に設定するための機能を実現する。更に、前記タグ割付手段は、前記トピック情報を登録したトピック掲載者に対して、トピック情報に関して設定したタグを全て割り付けて記憶し、トピック情報について設定したタグが過去に登録したタグと同一の場合は、当該過去のタグを維持して後から設定したトピック情報についてのタグを無視し、重複したタグの割付を行わないようにするための機能を実現する。なお、タグ割付手段は、前記参加者が登録したトピック情報が有用な情報であることを示す有用評価が前記評価情報登録手段により登録されたときに、客観的評価が付与されたと判断して、上記実施の形態のタグ割付手段と同様にして、当該トピック情報を登録した特定の人物としての前記参加者に対して、当該トピック情報に関して設定したタグを全て割り付けて記憶するための機能を実現するよう構成することも可能である。このとき、上記各実施の形態の人的ネットワーク活用システムとの関係では、前記参加者が前記紹介者若しくは応募者または前記回答者または前記情報提示者若しくは情報追加者にもなっている場合において、前記トピック情報について設定したタグが過去に登録したタグ(募集情報等について設定したタグ)と同一の場合は、当該過去のタグを維持して後から設定したトピック情報についてのタグを無視し、重複したタグの割付を行わないようにする。即ち、前記募集情報等についてのタグと前記トピック情報についてのタグとのうち、先に設定したいずれかのタグを維持して後から設定したタグを無視し、重複したタグの割付を行わないようにする。
前記タグポイント計算付与手段は、前記情報掲載者が登録及び掲載したトピック情報が有用な情報であることを示す有用評価が前記評価情報登録手段による評価情報として登録されたときに客観的評価が付与されたと判断し、トピック情報を登録した情報掲載者に対してトピック情報に関して設定したタグを割り付けて記憶するときに、当該情報掲載者に対して割り付けたタグの各々について、客観的評価の重みとして、評価情報登録手段により登録した有用評価の数に応じたタグポイントを付与して当該情報掲載者のタグと対応付けて記憶するための機能を実現する。なお、タグポイント計算付与手段は、前記参加者に対して割り付けられたタグの各々について、前記客観的評価の数及び/または重みとして、上記実施の形態のタグポイント計算付与手段と同様にして、評価情報登録手段により登録した有効評価の数または重み付けによる評価点数の多いものから少ないものへと順にタグポイントを所定割合で減少して付与し、当該参加者と対応付けて記憶するための機能を実現するよう構成することも可能である。このとき、上記各実施の形態の人的ネットワーク活用システムとの関係では、前記参加者が前記紹介者等にもなっている場合において、前記コミュニティ情報について設定したタグが前記募集情報等について設定したタグと同一の場合は、先に設定したタグについてのタグポイントに後から設定したタグについてのタグポイントを加算する。また、前記タグ別ランク設定手段は、更に、上記実施の形態のタグ別ランク設定手段と同様にして、前記参加者に対応付けて付与及び記憶したタグポイントを、当該参加者に対して既に対応付けて記憶しているそれまでのタグポイントがある場合はそのタグポイントに加算し、そのタグポイントの合計値に基づいて、当該参加者に付与されたタグについてのランクを設定するための機能を実現する。このとき、上記各実施の形態の人的ネットワーク活用システムとの関係では、当該参加者が前記紹介者等にもなっている場合において、前記コミュニティ情報について設定したタグが前記募集情報等について設定したタグと同一の場合は、先に設定したタグについてのタグポイントと後から設定したタグについてのタグポイントとの合計値に基づいて、当該参加者に付与されたタグについてのランクを設定する。
前記ユーザー情報記憶手段は、上記実施の形態のユーザー情報記憶手段と同様にして、前記参加者の個人情報をユーザー情報として個人別に記憶すると共に、ユーザーとしての当該参加者に割り付けられたタグと当該タグについて設定されたタグランクとを、当該参加者に対応付けて記憶するための機能を実現する。このとき、上記各実施の形態の人的ネットワーク活用システムとの関係では、当該参加者と前記紹介者等が同一人の場合、前記紹介者等について設定されたタグ及びランクをその同一ユーザーとしての参加者に対応付けて記憶する。また、前記ユーザー別タグ表示手段は、上記実施の形態のユーザー別タグ表示手段と同様にして、ユーザー情報において当該参加者からなるユーザーに付与されたタグ及び当該タグのタグランクを、そのユーザーの匿名性を維持した上で当該ユーザーに対応付けて表示し、当該ユーザーに付与されたタグ及び当該タグのタグランクから当該ユーザーの個性または特徴を識別できるようにするための機能を実現する。
実施の形態5
{直接リクエストシステム}
本発明の実施の形態5に係る人的ネットワーク活用システムとしての直接リクエストチシステムについて説明する。なお、実施の形態5に係る直接リクエストシステムは、上記実施の形態1〜3の人的ネットワーク活用システムと同様のタグ設定手段、タグ割付手段、タグポイント計算付与手段、タグ別ランク設定手段、ユーザー情報記憶・制御手段、ユーザー別タグ表示手段等を使用して実現可能なため、図示による詳細な説明は省略する。また、実施の形態5の直接リクエストシステムは、実施の形態1のピープルサーチキャンペーンシステム、実施の形態2の問題解決サーチシステム及び実施の形態3の情報メモサーチシステムのいずれか1以上と連繋したシステムとして具体化することもできるが、無論、単独システムとして具体化することもできる。
実施の形態5に係る直接リクエストシステムは、リクエスト登録通知手段、応答可否情報登録手段、折衝情報登録手段、応答情報登録手段、評価情報登録手段、取引評価情報登録手段、タグ設定手段、タグ割付手段、タグポイント計算付与手段、タグ別ランク設定手段、ユーザー情報記憶手段、ユーザー別タグ表示手段を備えている。リクエスト登録通知手段は、所定属性を有する特定の対象者に対して特定の応答行動または特定の応答情報の提供を依頼する依頼者が、当該属性の対象者に対する自己の依頼内容を表すリクエスト情報をインターネットを介して登録及び通知するための機能を実現する。この登録は、例えば、実施の形態1の募集情報登録手段111及び通知手段155と同様の手段により行うことができる。また、応答可否情報登録手段は、リクエスト情報を通知された対象者としての応答者が、リクエスト情報の依頼内容に応答するか否かを示す応答可否情報を(例えば、「応答」ボタンをクリックして)登録するための機能を実現する。また、折衝情報登録手段は、依頼者及び応答者が、リクエスト情報に関する折衝情報を登録するための機能を実現する。この折衝情報登録手段は、例えば、実施の形態1の折衝情報登録手段153と同様の構成とすることができる。また、応答情報登録手段は、リクエスト情報への応答を承諾した応答者が、リクエスト情報の依頼内容に応答する応答情報(応答行動に関する情報を含む)を登録するための機能を実現する。この応答情報登録手段は、例えば、実施の形態1の応募情報登録手段152と同様の構成とすることができる。また、評価情報登録手段は、応答者が、依頼者の依頼内容または行為に対する評価情報を設定して登録するための機能を実現する。この評価情報登録手段は、例えば、「非常に良い」から「非常に悪い」までの選択肢からドロップダウンリスト等により選択する構成とすることができる。また、取引評価情報登録手段は、依頼者が、応答者の応答行動または応答情報が依頼内容を満足するか否かを示す取引成立情報を登録すると共に、応答者の応答行動または応答情報に対する評価情報を設定して登録するための機能を実現する。この取引評価情報登録手段は、例えば、「取引成立」ボタン及び「取引不成立」のいずれかのボタンクリックにより取引の成立・不成立を登録し、また、例えば、上記評価情報登録手段と同様の構成により依頼者が応答者の応答行動や応答情報を評価する構成とすることができる。
前記タグ設定手段は、リクエスト登録手段で登録したリクエスト情報について、上記実施の形態のタグ設定手段と同様にして、当該リクエスト情報の内容を端的に表す語またはその特徴を表す語または文からなる一以上のタグを設定するための機能を実現する。また、タグ割付手段は、応答者の応答時に応答者に対するタグの割り付けを行うが、後述する評価情報の登録があったときに応答者に対するタグの割り付けを行うよう構成することもできる。また、タグポイント計算付与手段は、応答者の応答行動または応答情報がリクエスト情報の依頼内容を満足することを示す取引成立情報が評価情報登録手段による評価情報として登録されたとき、または、応答者の応答行動または応答情報がリクエスト情報の依頼内容を満足しないことを示す取引不成立情報が評価情報登録手段による評価情報として登録される一方で当該応答者の応答行動または応答情報が評価できるものであることを示す有効評価が評価情報登録手段による評価情報として登録されたときに、客観的評価が付与されたと判断し、前記応答者に対して割り付けた前記タグの各々について、前記客観的評価の重みとして、前記評価情報登録手段により登録した前記有効評価の数に応じたタグポイントを付与して当該応答者のタグと対応付けて記憶するための機能を実現する。なお、前記タグ割付時には、上記各実施の形態の人的ネットワーク活用システムとの関係では、前記応答者が前記紹介者等にもなっている場合において、前記リクエスト情報について設定したタグが過去に登録したタグ(募集情報等について設定したタグ)と同一の場合は、当該過去のタグを維持して後から設定したリクエスト情報についてのタグを無視し、重複したタグの割付を行わないようにする。
なお、タグポイント計算付与手段は、当該応答者に対して割り付けられたタグの各々について、前記客観的評価の数及び/または重みとして、上記実施の形態のタグポイント計算付与手段と同様にして、前記取引評価情報登録手段により登録した有効評価の数または重み付けによる評価点数の多いものから少ないものへと順にタグポイントを所定割合で減少して付与し、当該応答者と対応付けて記憶するための機能を実現するよう構成することもできる。一方、上記各実施の形態の人的ネットワーク活用システムとの関係では、前記参加者が前記紹介者等にもなっている場合において、前記リクエスト情報について設定したタグが前記募集情報等について設定したタグと同一の場合は、先に設定したタグについてのタグポイントに後から設定したタグについてのタグポイントを加算する。また、タグ別ランク設定手段は、当該応答者に対応付けて付与及び記憶したタグポイントを、当該応答者に対して既に対応付けて記憶しているそれまでのタグポイントがある場合はそのタグポイントに加算し、そのタグポイントの合計値に基づいて、当該応答者に付与されたタグについてのランクを設定するための機能を実現する。このとき、上記各実施の形態の人的ネットワーク活用システムとの関係では、当該応答者が前記紹介者等にもなっている場合において、前記リクエスト情報について設定したタグが前記募集情報等について設定したタグと同一の場合は、先に設定したタグについてのタグポイントと後から設定したタグについてのタグポイントとの合計値に基づいて、当該参加者に付与されたタグについてのランクを設定する。
前記ユーザー情報記憶手段は、上記実施の形態のユーザー情報記憶手段と同様にして、前記応答者の個人情報をユーザー情報として個人別に記憶すると共に、ユーザーとしての当該応答者に割り付けられたタグと当該タグについて設定されたタグランクとを、当該応答者に対応付けて記憶するための機能を実現する。このとき、上記各実施の形態の人的ネットワーク活用システムとの関係では、当該応答者と前記紹介者等が同一人の場合、前記紹介者等について設定されたタグ及びランクをその同一ユーザーとしての応答者に対応付けて記憶する。また、ユーザー別タグ表示手段は、上記実施の形態のユーザー別タグ表示手段と同様にして、前記ユーザー情報において当該応答者からなるユーザーに付与されたタグ及び当該タグのタグランクを、当該ユーザーの匿名性を維持した上で当該ユーザーに対応付けて表示し、当該ユーザーに付与された前記タグ及び当該タグのタグランクから当該ユーザーの個性または特徴を識別できるようにするための機能を実現する。
ところで、上記各実施の形態の人的ネットワーク活用システムでは、各情報に設定されたタグに基づき、同一のタグが割り付けられた他の情報(例えば、コミュニティ情報に対する募集情報、質問情報、情報メモ等)を関連情報として表示することが好ましい。即ち、一の情報(募集情報等)に関連する他の情報(他の募集情報等)を関連付けて表示することにより、一の情報を閲覧するユーザーが、他の関連情報を取得することが容易になる。例えば、実施の形態4のコミュニティサーチシステムにおいて、画面に表示したコミュニティ情報の近傍(左右いずれかのコラム等)に、関連するピープルサーチキャンペーンの情報(実施の形態1)、関連する問題解決サーチの情報(実施の形態2)、関連する情報メモサーチの情報(実施の形態3)を表示することが好ましい。また、これに加え、当該コミュニティと同一のタグを有する他のコミュニティの情報を合わせて表示することも更に好ましい。同様に、上記各実施の形態の人的ネットワーク活用システムでは、各情報に設定されたタグに基づき、関連するタグが割り付けられた他の情報を気になる情報として表示することも好ましい。即ち、一の情報(募集情報等)を閲覧するユーザーにとって気になる可能性が高い他の情報(他の募集情報等)を関連付けて表示することにより、一の情報を閲覧するユーザーが、他の気になる情報を取得することが容易になる。また、上記各実施の形態の人的ネットワーク活用システムでは、各情報のタグ及びタグランクに基づき、同一のタグまたは関連するタグが割り付けられたユーザーを当該情報に関連付けて表示することも好ましい。即ち、当該情報に関連する(当該情報に通じている可能性の高い)ユーザーを同時に表示することにより、一の情報を閲覧するユーザーが、その情報に関連する他のユーザーの情報を取得することが容易になる。例えば、実施の形態4のコミュニティサーチシステムにおいて、画面に表示したコミュニティ情報の近傍(左右いずれかのコラム等)に、関連するユーザーの情報を表示することが好ましい。
なお、本発明を実施するに当たり、上記各実施の形態に係る人的ネットワーク活用システムが想定するネットワークはインターネット10であるが、他の形態のネットワーク(VPNやWANを含む)に適用することも無論可能である。また、いずれの場合も、本人的ネットワーク活用システムは、ネットワークを介してサーバー及びクライアント装置間で情報の授受を行うクライアントサーバーシステムとして具体化することが好適であり、サーバーは、図示は省略するが、ウエブサーバー、データベース、データベース管理システム(DBMS)、上記各処理をコンピュータに実行させるためのサーバー側プログラム、通信プログラム等の各種ソフトウエア構成、前記サーバー側プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体(HDD)、同サーバー側プログラムの各手順を実行するためのCPUやRAM等の各種ハードウエア構成等、人的ネットワーク活用システムのサーバー側システムとして必要な構成、即ち、図1、図7及び図10に示す各種機能実現手段100等を備えている。一方、各ユーザーは、端末としてのクライアント装置を介してサーバーと通信するが、当該クライアント装置は、パーソナルコンピュータ(PC)や携帯電話等により構成される。ユーザー端末の一例としてのPCは、ハードウエアとして、キーボード、テンキー、マウス等の通常の入力手段、USB接続等により接続される追加の入力手段としてのバーコードリーダ、出力手段としてのモニター(ディスプレイ)等を備えている。また、PCは、上記に加え、ネットワークを介してサーバーとの間での情報授受の処理を実行するためのウエブブラウザ、通信プログラム、入出力ドライバ等の各種ソフトウエア構成、ブラウザ等の各種プログラム等を格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体(外部記憶装置としてのHDD等)、ブラウザ等の各種プログラムの各手順を実行するための演算処理装置や内部記憶装置(CPUやRAM等)等の各種内部的ハードウエア構成等、クライアント側システムとして必要な構成(各種機能実現手段)を備えている。同様に、ユーザー端末の一例としての携帯電話は、ハードウエアとして、入力手段としてのキー、画面(ディスプレイ)等を備えている。また、携帯電話は、通常の携帯電話機能実現手段に加え、上記PCと同様の各種ソフトウエア及び各種ハードウエアを備えている。更に、携帯電話は、入力手段として、バーコードリーダを外部接続可能としたり、公知のバーコードリーダ機能実現手段(カメラ機能を利用した二次元バーコード読取機能実現手段)を内部搭載したものとすることが好ましい。
また、タグ設定手段は、ユーザー自身が考えたタグを入力して登録したり、システムに予め用意されたタグから選択して登録したりしてもよいが、システムが募集条件、質問内容、情報内容等に基づいて、人工知能等の技術により、適宜タグを作成して設定し、自動的に登録するようにしてもよい。また、タグを分類や概念ごとに統一して統一語のように管理することもできる。
また、各機能実現手段は、無論、一般的な情報処理技術と同様、関連する機能を実現するものについては共用化(兼用)して構成することもでき、或いは、一の機能実現手段が他の機能実現手段の機能をも実現するよう構成することもできる。
図1は本発明の実施の形態1に係る人的ネットワーク活用システムとしてのピープルサーチキャンペーンシステムのネットワークを含めた構成を概略的に示す機能ブロック図である。 図2は本発明の実施の形態1に係るピープルサーチキャンペーンシステムによる情報処理の全体を示すフローチャートである。 図3は本発明の実施の形態1に係るピープルサーチキャンペーンシステムによるナビ型キャンペーン用の人的ネットワークの形成処理を模式的に示す説明図である。 図4は本発明の実施の形態1に係るピープルサーチキャンペーンシステムによるナビ型キャンペーンの成約処理を模式的に示す説明図である。 図5は本発明の実施の形態1に係るピープルサーチキャンペーンシステムによるクーポン型キャンペーン用の人的ネットワークの形成処理を模式的に示す説明図である。 図6は本発明の実施の形態1に係るピープルサーチキャンペーンシステムによるクーポン型キャンペーンの成約処理を模式的に示す説明図である。 図7は本発明の実施の形態2に係る人的ネットワーク活用システムとしての問題解決サーチシステムのネットワークを含めた構成を概略的に示す機能ブロック図である。 図8は本発明の実施の形態2に係る問題解決サーチシステムによる問題提起から問題解決策の提示までの質問・回答・参照処理を模式的に示す説明図である。 図9は本発明の実施の形態2に係る問題解決サーチシステムによる問題解決策提示後の評価処理を模式的に示す説明図である。 図10は本発明の実施の形態3に係る人的ネットワーク活用システムとしての情報メモサーチシステムのネットワークを含めた構成を概略的に示す機能ブロック図である。 図11は本発明の実施の形態3に係る情報メモサーチシステムによる情報メモ提示から情報追加までの提示・追加・参照処理を模式的に示す説明図である。 図12は本発明の実施の形態3に係る情報メモサーチシステムによる情報メモ・追加情報提示後の評価処理を模式的に示す説明図である。
符号の説明
111:募集情報登録手段、112:キャンペーンタグ設定手段(タグ設定手段)
113:キャンペーンポイント設定手段(報酬ポイント設定手段)
114:ポイント対象者限定手段、115:限定キャンペーン設定手段
132:タグ割付手段
133:キャンペーンポイント配分手段(報酬ポイント配分手段)
134:タグポイント計算付与手段、135:タグ別ランク設定手段
136:募集対象者選別手段
140:ユーザー情報記憶・制御手段(ユーザー情報記憶手段)
151:紹介情報登録手段、152:応募情報登録手段、153:折衝情報登録手段
155:通知手段、161:ユーザー別タグ表示手段
211:質問内容登録手段、212:質問タグ設定手段(タグ設定手段)
251:回答情報登録手段、252:質問者評価情報登録手段(評価情報登録手段)
253:参照者評価情報登録手段(評価情報登録手段)
311:情報内容登録手段、312:情報タグ設定手段(タグ設定手段)
351:追加情報登録手段、352:参照者評価情報登録手段(評価情報登録手段)

Claims (9)

  1. 他者に対して特定の情報の提供または特定の行動を要求する要求情報及び他者に対して特定の情報を提供する提供情報のいずれかを少なくとも含む特定の物事に関する物事情報について、当該物事情報の内容を端的に表す語からなる一以上のタグを設定するためのタグ設定手段と、
    前記物事情報を提供した情報提供者のうち、少なくとも前記提供情報を提供した情報提供者に対して、前記タグ設定手段により設定した当該物事情報に関するタグを割り付けて記憶すると共に、当該物事情報に関連した内容の関連情報を提供した情報提供者がある場合は、当該関連情報を提供した情報提供者に対しても前記タグ設定手段により設定した当該物事情報に関するタグを割り付けて記憶するためのタグ割付手段と、
    前記物事情報について客観的評価が付与されている場合は、当該客観的評価の数及び/または重みに応じた値のタグポイントを計算して当該物事情報の情報提供者に割り付けるタグの各々に対応付けて記憶すると共に、前記関連情報がある場合において、前記関連情報について客観的評価が付与されている場合は、当該客観的評価の数及び/または重みに応じた値のタグポイントを計算して当該関連情報の情報提供者に割り付けるタグの各々に対応付けて記憶し、更に、前記情報提供者に割り付けたタグに既に対応付けて記憶した過去のタグポイントがある場合は、前記計算したタグポイントを当該過去のタグポイントに加算して記憶するためのタグポイント計算付与手段と、
    前記情報提供者に割り付けたタグに対応付けて記憶した前記タグポイントに基づき、当該情報提供者に割り付けたタグについてのタグランクを設定するためのタグ別ランク設定手段と、
    ユーザー情報として、前記情報提供者の個人情報と、当該情報提供者に割り付けた前記タグ及び当該タグについて設定した前記タグランクとを、当該情報提供者に対応付けて記憶するユーザー情報記憶手段と、
    前記ユーザー情報としての前記タグ及び当該タグの前記タグランクを、ユーザーとしての前記情報提供者に対応付けて表示し、当該ユーザーに付与された前記タグ及び当該タグの前記タグランクに基づき、当該ユーザーの個性または特徴を識別できるようにするユーザー別タグ表示手段とを備えることを特徴とする人的ネットワーク活用システム。
  2. 更に、
    所定属性を有する一人以上の対象者を募集する募集者が、前記要求情報からなる物事情報の情報提供者として、当該属性の対象者の匿名性を維持した上で、当該属性の対象者を特定するための条件を少なくとも有する募集情報を前記要求情報からなる物事情報としてインターネットを介して登録するための募集情報登録手段と、
    前記募集情報を閲覧した閲覧者である紹介者が、前記関連情報の情報提供者として、前記所定属性の対象者を知っている可能性のある自らの知人を紹介する紹介情報を前記要求情報の関連情報として登録するための紹介情報登録手段と、
    前記紹介者が紹介した知人に対して、少なくとも前記募集情報へのリンク情報を含む通知を送信する通知手段と、
    前記募集情報を閲覧した閲覧者または前記紹介者が紹介した知人からなる応募者が、前記関連情報の情報提供者として、前記募集情報の募集に応募する応募情報を前記要求情報の関連情報として登録するための応募情報登録手段と、
    前記募集者及び前記応募者が、前記募集情報に関する折衝情報を登録するための折衝情報登録手段と、
    前記募集者と前記応募者との間で前記募集情報に関する成約が実現したか否かを判定する成約判定手段とを備え、
    前記紹介者が紹介した知人が、前記通知手段による通知内のリンク情報に基づいて前記募集情報にアクセスし、次の紹介者として前記所定属性の対象者を知っている可能性のある自らの知人を紹介する紹介情報を前記紹介情報登録手段により登録し、或いは、前記応募者として前記募集情報の募集に応募する応募情報を前記応募情報登録手段により登録することを可能とし、これにより、前記最初の紹介者から最後の紹介者を経て前記応募者に至る人的ネットワークを形成して前記募集者と前記応募者との間の人的繋がりを形成し、
    前記タグ設定手段は、前記募集情報登録手段で登録した募集情報について、当該募集情報の内容を端的に表す語からなる一以上のタグを設定し、
    前記タグ割付手段は、前記募集者に対しては前記募集情報に関して設定した前記タグを割り付けることなく、前記紹介者及び前記応募者に対して、それぞれ、前記募集情報に関して設定した前記タグを全て割り付けて記憶し、
    前記タグポイント計算付与手段は、前記成約判定手段により前記募集情報に関する成約が実現したと判定したときに前記客観的評価が付与されたと判断し、前記応募者から前記最初の紹介者に至る人的ネットワークにおいて前記募集者に近い順に順位付けを行って、前記紹介者及び前記応募者に対してそれぞれ割り付けたタグの各々について、前記客観的評価の重みとして、前記人的ネットワークにおける順位の高いものから低いものへと順にタグポイントを所定割合で減少して付与し、当該紹介者及び応募者の当該タグに対して既に対応付けて記憶しているそれまでのタグポイントがある場合は当該タグポイントに加算して記憶し、
    前記タグ別ランク設定手段は、前記紹介者及び前記応募者のそれぞれのタグに対応付けて付与及び記憶した前記タグポイントに基づき、前記紹介者及び前記応募者に割り付けた前記タグについてのタグランクを設定し、
    前記ユーザー情報記憶手段は、前記紹介者及び前記応募者のそれぞれの個人情報をユーザー情報として個人別に記憶すると共に、ユーザーとしての前記紹介者及び前記応募者のそれぞれに割り付けた前記タグと当該タグについて設定した前記タグランクとを、前記紹介者及び前記応募者のそれぞれに対応付けて記憶し、
    前記ユーザー別タグ表示手段は、前記ユーザー情報において前記紹介者及び前記応募者からなるユーザーの各々の前記タグと当該タグの前記タグランクとを、各ユーザーの匿名性を維持した上で各ユーザーに対応付けて表示し、各ユーザーに付与された前記タグ及び当該タグの前記タグランクに基づき、各ユーザーの個性または特徴を識別できるようにすることを特徴とする請求項1記載の人的ネットワーク活用システム。
  3. 更に、前記募集情報についての応募者の参加人数の上限を設定する参加人数設定手段と、
    前記募集情報を不特定多数に公開して募集対象者の範囲を非限定とする公開キャンペーンとするか、前記募集情報を特定範囲の対象者にのみ公開して募集対象者の範囲を前記特定範囲に限定した限定キャンペーンとするかを選択及び設定する限定キャンペーン設定手段と、
    前記限定キャンペーン設定手段により前記募集情報について限定キャンペーンが設定されたとき、前記募集者が前記募集情報に合致する属性のタグを指定して、若しくは、タグとそのタグランクとを指定して、前記募集対象者となる募集対象者候補を絞込みできるようにし、または、前記募集情報について設定されたタグの少なくとも1つを、前記ユーザー情報記憶手段のユーザーごとに割り付けて記憶したタグと比較して、前記募集情報についてのタグと同一のタグが割り付けられたユーザーのみを募集対象者候補として抽出すると共に、前記参加人数設定手段で設定した参加人数の上限となるまで前記募集対象者候補から当該タグのタグランクの高いユーザーを順に抽出して、当該抽出した募集対象者候補を最終的に前記募集情報に対する前記特定範囲の募集対象者として選別する募集対象者選別手段とを備え、
    前記募集対象者選別手段により選別した募集対象者に対して前記通知手段により少なくとも前記募集情報へのリンク情報を含む通知を送信することを特徴とする請求項2記載の人的ネットワーク活用システム。
  4. 更に、前記成約判定手段により前記募集情報に関する成約が実現したと判定したときに前記紹介者に交付する報酬ポイントの合計値を設定する報酬ポイント設定手段と、
    前記報酬ポイントの交付対象者として前記紹介者に加えて前記応募者も含めるか否かを設定するポイント対象者限定手段と、
    前記成約判定手段により前記募集情報に関する成約が実現したと判定したときに、当該募集情報に関する前記報酬ポイントの交付対象者の総数に対して、前記応募者を前記交付対象者に含める場合は当該応募者から、前記応募者を前記交付対象者に含めない場合は前記応募者に最も近い紹介者から最初の紹介者に至る交付順位の順番で、前記報酬ポイント設定手段で設定した報酬ポイントの合計値を所定割合で減少して配分する報酬ポイント配分手段とを備え、
    前記タグポイント計算付与手段は、前記募集情報について前記報酬ポイント配分手段で各交付対象者に配分した報酬ポイントと比例するよう、当該募集情報について設定した前記タグのタグポイントを計算して当該タグに付与すると共に、前記報酬ポイント対象者限定手段により前記応募者が前記報酬ポイントの交付対象者から除外されている場合、前記応募者に対しては、前記交付対象者としての前記紹介者のうちで前記報酬ポイントの交付順位の最も高いものより更に高いポイントを当該応募者のタグのタグポイントとして設定することを特徴とする請求項2記載の人的ネットワーク活用システム。
  5. (報酬ポイント計算方法)
    前記報酬ポイント設定手段は、前記報酬ポイントの合計値として100ポイント以上の値のみを許容すると共に、前記報酬ポイント設定手段により設定した報酬ポイントの合計が100ポイント未満のときに警告を表示する報酬ポイント警告表示手段を有し、
    前記報酬ポイント配分手段は、前記報酬ポイントの合計値をxとし、当該報酬ポイントの各交付対象者への配分値をyとし、前記報酬ポイントの交付対象者への交付順位をnとした場合、前記各交付対象者への配分値yを以下の計算式
    y=0.6*(0.4n*x) ・・・ (式中、nは0から始まる連続した整数(0,1,2,3,4,5,6・・・))
    により算出することを特徴とする請求項4記載の人的ネットワーク活用システム。
  6. 更に、
    特定の問題についての解決策を求める質問者が、前記要求情報からなる物事情報の情報提供者として、当該問題についての質問情報を前記要求情報からなる物事情報としてインターネットを介して登録するための質問内容登録手段と、
    掲載された前記質問情報を閲覧した閲覧者からなる回答者が、前記関連情報の情報提供者として、前記質問情報の質問に回答する回答情報を前記要求情報の関連情報として登録するための回答情報登録手段と、
    前記質問者が前記回答情報に対する評価情報を設定して登録するための評価情報登録手段とを備え、
    前記タグ設定手段は、前記質問内容登録手段で登録した質問情報について、当該質問情報の内容を端的に表す語からなる一以上のタグを設定し、
    前記タグ割付手段は、前記質問者に対しては前記質問情報に関して設定した前記タグを割り付けることなく、前記回答者に対して前記質問情報に関して設定した前記タグを全て割り付けて記憶し、
    前記タグポイント計算付与手段は、前記回答情報について前記質問情報の問題に対する解決策として有効であることを示す有効評価が前記評価情報登録手段による前記評価情報として登録されたときに前記客観的評価が付与されたと判断し、当該回答者に対して割り付けた前記タグの各々について、前記客観的評価の重みとして、前記評価情報登録手段により登録した前記有効評価の数に応じたタグポイントを付与して当該回答者のタグと対応付けて記憶し、
    前記タグ別ランク設定手段は、前記回答者に対応付けて付与及び記憶した前記タグポイントを、当該回答者に対して既に対応付けて記憶しているそれまでのタグポイントがある場合はそのタグポイントに加算し、そのタグポイントの合計値に基づいて、前記回答者に付与された前記タグについてのタグランクを設定し、
    前記ユーザー情報記憶手段は、更に、前記回答者の個人情報をユーザー情報として個人別に記憶すると共に、ユーザーとしての前記回答者に割り付けられた前記タグと当該タグについて設定されたタグランクとを、前記回答者に対応付けて記憶し、
    前記ユーザー別タグ表示手段は、前記ユーザー情報において前記回答者からなる各ユーザーに付与された前記タグ及び当該タグのタグランクを、各ユーザーの匿名性を維持した上で各ユーザーに対応付けて表示し、各ユーザーに付与された前記タグ及び当該タグのタグランクから各ユーザーの個性または特徴を識別できるようにすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の人的ネットワーク活用システム。
  7. 更に、
    特定内容の情報を提示する情報提示者が、前記提供情報からなる物事情報の情報提供者として、当該情報内容を前記提供情報からなる物事情報としてインターネットを介して登録するための情報内容登録手段と、
    掲載された前記情報メモを閲覧した閲覧者からなる情報追加者が、前記関連情報の情報提供者として、当該情報メモと同一テーマの追加情報を前記提供情報の関連情報として当該情報メモの内容に追加して登録するための追加情報登録手段と、
    前記情報メモ及び前記追加情報の各々に対する評価情報を設定して登録するための評価情報登録手段とを備え、
    前記タグ設定手段は、前記情報内容登録手段で登録した情報内容について、当該情報内容の内容を端的に表す語からなる一以上のタグを設定し、
    前記タグ割付手段は、前記情報メモを登録した前記情報提示者に対して前記情報メモに関して設定した前記タグを全て割り付けて記憶すると共に、前記追加情報を登録した前記特情報追加者に対して前記情報メモに関して設定した前記タグを全て割り付けて記憶し、
    前記タグポイント計算付与手段は、前記情報メモが有用な情報であることを示す有用評価が前記評価情報登録手段による前記評価情報として登録されたときに前記客観的評価が付与されたと判断し、当該情報提示者に対して割り付けた前記タグの各々について、前記客観的評価の重みとして、前記評価情報登録手段により登録した前記有用評価の数に応じたタグポイントを付与して当該情報提示者のタグと対応付けて記憶すると共に、前記追加情報が有用な情報であることを示す有用評価が前記評価情報登録による前記評価情報として登録されたときに前記客観的評価が付与されたと判断し、当該追加情報者に対して割り付けた前記タグの各々について、前記客観的評価の重みとして、前記評価情報登録手段により登録した前記有用評価の数に応じたタグポイントを付与して当該情報追加者のタグと対応付けて記憶し、
    前記タグ別ランク設定手段は、前記情報提示者に対応付けて付与及び記憶した前記タグポイントを、前記情報提示者に対して既に対応付けて記憶しているそれまでのタグポイントがある場合はそのタグポイントに加算し、そのタグポイントの合計値に基づいて、前記情報提示者に付与された前記タグについてのタグランクを設定すると共に、前記情報追加者に対応付けて付与及び記憶した前記タグポイントを、前記情報追加者に対して既に対応付けて記憶しているそれまでのタグポイントがある場合はそのタグポイントに加算し、そのタグポイントの合計値に基づいて、前記情報追加者に付与された前記タグについてのタグランクを設定し、
    前記ユーザー情報記憶手段は、更に、前記情報提示者及び前記情報追加者のそれぞれの個人情報をユーザー情報として個人別に記憶すると共に、ユーザーとしての前記情報提示者及び前記情報追加者に割り付けた前記タグと当該タグについて設定されたタグランクとを、前記情報提示者及び前記情報追加者にそれぞれ対応付けて記憶し、
    前記ユーザータグ表示手段は、前記ユーザー情報において前記情報提示者及び前記情報追加者からなる各ユーザーに付与された前記タグ及び当該タグのタグランクを、各ユーザーの匿名性を維持した上で各ユーザーに対応付けて表示し、各ユーザーに付与された前記タグ及び当該タグのタグランクから各ユーザーの個性または特徴を識別できるようにすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の人的ネットワーク活用システム。
  8. 更に、
    特定のコミュニティについての他者の参加を求める管理人が、前記要求情報からなる物事情報の情報提供者として、当該コミュニティについてのコミュニティ情報を前記要求情報からなる物事情報としてインターネットを介して登録するためのコミュニティ情報管理手段と、
    掲載された前記コミュニティ情報を閲覧した閲覧者が、そのコミュニティへの参加者としての仮登録を行うための参加者仮登録手段とを備え、
    前記タグ設定手段は、前記コミュニティ情報管理手段で登録したコミュニティ情報について、当該コミュニティの内容を端的に表す語からなる一以上のタグを固定的に設定して、そのコミュニティについて設定した当該タグのその後の変更を受け付けないようにし、
    前記コミュニティ情報管理手段は、前記タグ設定手段により前記コミュニティについて設定したタグの少なくとも1つが、前記タグ設定手段により前記管理人に対して過去に割り付けて記憶したタグと合致するか否かを判断する管理人タグ判定手段を含み、前記管理人タグ判定手段によって、前記コミュニティについて設定したタグの少なくとも1つが、前記タグ設定手段により前記管理人に対して過去に割り付けて記憶したタグと合致すると判断したときにのみ、前記管理人による前記コミュニティの登録を許可し、
    前記コミュニティ管理手段は、更に、前記コミュニティについて前記参加者仮登録手段により仮登録した参加者が前記タグ設定手段により設定したタグについて有すべきレベルのタグランクを設定するための参加者タグランク設定手段と、前記参加者登録手段により仮登録した参加者が前記タグ設定手段により設定したタグを有するか否か、及び、当該タグについて前記参加者タグランク設定手段により設定したタグランクを有するか否かを判定する参加者タグ判定手段とを含み、前記参加者タグ判定手段によって、前記参加者が前記タグ設定手段により設定したタグを有すると共に当該タグについて前記参加者タグランク設定手段により設定したタグランクを有すると判断したときにのみ、当該参加者を前記提供情報の情報提供者として前記コミュニティに関連付けて本登録し、
    前記コミュニティ管理手段は、更に、前記コミュニティについてのトピックに関するトピック情報を前記提供情報として登録するためのトピック情報登録手段と、前記トピック情報を登録して掲載しようとする情報掲載者が前記タグ設定手段により設定したタグについて有すべきレベルのタグランクを設定するための掲載者タグランク設定手段と、前記情報掲載者が前記タグ設定手段により設定したタグを有するか否か、及び、当該タグについて前記掲載者タグランク設定手段により設定したタグランクを有するか否かを判定する掲載者タグ判定手段とを含み、前記掲載者タグ判定手段によって、前記情報掲載者が前記タグ設定手段により設定したタグを有すると共に当該タグについて前記掲載者タグランク設定手段により設定したタグランクを有すると判断したときにのみ、前記情報掲載者による前記トピック情報登録手段を使用した前記トピック情報の登録及び掲載を許可し、
    前記コミュニティ情報管理手段は、更に、前記トピック情報登録手段により登録及び掲載されたトピック情報に対する評価情報を設定して登録するための評価情報登録手段を含み、
    前記タグ設定手段は、更に、前記コミュニティ情報管理手段により前記トピック情報登録手段を使用したトピック情報の登録及び掲載が許可されたときに、前記トピック情報登録手段で登録及び掲載するトピック情報の内容を端的に表す語からなる一以上のタグを前記コミュニティについて設定したタグとは別個に設定し、
    前記タグ割付手段は、当該トピック情報を登録した前記トピック掲載者に対して、前記トピック情報に関して設定した前記タグを全て割り付けて記憶し、前記トピック情報について設定したタグが過去に登録したタグと同一の場合は、当該過去のタグを維持して後から設定した前記トピック情報についてのタグを無視し、重複したタグの割付を行わないようにし、
    前記タグポイント計算付与手段は、前記情報掲載者が登録及び掲載した前記トピック情報が有用な情報であることを示す有用評価が前記評価情報登録手段による前記評価情報として登録されたときに前記客観的評価が付与されたと判断し、当該情報掲載者に対して割り付けた前記タグの各々について、前記客観的評価の重みとして、前記評価情報登録手段により登録した前記有用評価の数に応じたタグポイントを付与して当該情報掲載者のタグと対応付けて記憶し、
    前記タグ別ランク設定手段は、更に、前記情報掲載者に対応付けて付与及び記憶した前記タグポイントを、前記情報掲載者に対して既に対応付けて記憶しているそれまでのタグポイントがある場合はそのタグポイントに加算し、そのタグポイントの合計値に基づいて、前記情報掲載者に付与された前記タグについてのタグランクを設定し、
    前記ユーザー情報記憶手段は、前記管理人、前記参加者及び前記情報掲載者のそれぞれの個人情報をユーザー情報として個人別に記憶すると共に、ユーザーとしての前記管理人、前記参加者及び前記情報掲載者のそれぞれに割り付けられた前記タグと当該タグについて設定されたタグランクとを、前記管理人、前記参加者及び前記情報掲載者のそれぞれに対応付けて記憶し、
    前記ユーザー別タグ表示手段は、前記ユーザー情報において前記管理人、前記参加者及び前記情報掲載者のそれぞれからなるユーザーに付与された前記タグ及び当該タグのタグランクを、当該ユーザーの匿名性を維持した上で当該ユーザーに対応付けて表示し、当該ユーザーに付与された前記タグ及び当該タグのタグランクから当該ユーザーの個性または特徴を識別できるようにすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の人的ネットワーク活用システム。
  9. 更に、
    所定属性を有する特定の対象者に対して特定の応答行動または特定の応答情報の提供を依頼する依頼者が、前記要求情報からなる物事情報の情報提供者として、前記属性の対象者に対する自己の依頼内容を表すリクエスト情報を前記要求情報からなる物事情報としてインターネットを介して登録及び通知するためのリクエスト登録通知手段と、
    前記リクエスト情報を通知された対象者としての応答者が、前記関連情報の情報提供者として、前記リクエスト情報の依頼内容に応答するか否かを示す応答可否情報を前記要求情報の関連情報として登録するための応答可否情報登録手段と、
    前記依頼者が、前記応答者の応答行動または応答情報についての評価情報を登録するための評価情報登録手段とを備え、
    前記タグ設定手段は、前記リクエスト登録手段で登録したリクエスト情報について、当該リクエスト情報の内容を端的に表す語からなる一以上のタグを設定し、
    前記タグ割付手段は、前記依頼者に対しては前記リクエスト情報に関して設定した前記タグを割り付けることなく、前記応答者に対して前記リクエスト情報に関して設定した前記タグを全て割り付けて記憶し、
    前記タグポイント計算付与手段は、前記応答者の応答行動または応答情報が前記リクエスト情報の依頼内容を満足することを示す取引成立情報が前記評価情報登録手段による評価情報として登録されたとき、または、前記応答者の応答行動または応答情報が前記リクエスト情報の依頼内容を満足しないことを示す取引不成立情報が前記評価情報登録手段による評価情報として登録される一方で当該応答者の応答行動または応答情報が評価できるものであることを示す有効評価が前記評価情報登録手段による評価情報として登録されたときに、前記客観的評価が付与されたと判断し、前記応答者に対して割り付けた前記タグの各々について、前記客観的評価の重みとして、前記評価情報登録手段により登録した前記有効評価の数に応じたタグポイントを付与して当該応答者のタグと対応付けて記憶し、
    前記タグ別ランク設定手段は、前記応答者に対応付けて付与及び記憶した前記タグポイントを、前記応答者に対して既に対応付けて記憶しているそれまでのタグポイントがある場合はそのタグポイントに加算し、そのタグポイントの合計値に基づいて、前記応答者に付与された前記タグについてのタグランクを設定し、
    前記ユーザー情報記憶手段は、更に、前記応答者の個人情報をユーザー情報として記憶すると共に、ユーザーとしての前記応答者に割り付けた前記タグとそのタグランクとを当該応答者に対応付けて記憶し、
    前記ユーザー別タグ表示手段は、前記ユーザー情報において前記応答者からなるユーザーに付与された前記タグ及びそのタグランクとを、当該ユーザーの匿名性を維持した上で当該ユーザーに対応付けて表示し、当該ユーザーに付与された前記タグとそのタグランクとから当該ユーザーの個性または特徴を識別できるようにすることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載の人的ネットワーク活用システム。
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