JP2018055278A - 医用情報処理装置、医用情報処理システム、医用情報処理方法およびプログラム - Google Patents

医用情報処理装置、医用情報処理システム、医用情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】文書情報を漏れなく保存することを可能にする技術を提供すること。【解決手段】画像診断に関する情報を所定の種類ごとに分類した複数の部分情報と、複数の部分情報の間の関係を示す関係情報と、を含む構造化文書情報を処理する医用情報処理装置は、表示されている構造化文書情報からコピー対象の部分情報および関係情報を選択する選択部と、選択された部分情報および関係情報に基づいて、コピー用の情報における部分情報の配置を決定する決定部と、決定された配置に基づいて選択された部分情報および関係情報を変換したデータを作成する作成手段と、を備える。【選択図】 図10

Description

本発明は、医用情報処理装置、医用情報処理システム、医用情報処理方法およびプログラムに関する。
近年の医用画像を撮像する撮像装置の性能向上により、検査で得られる画像データの情報量が増大し、画像診断の専門知識を有する読影医の必要性が増している。読影医による画像診断の結果は、電子的なレポート(読影レポート)としてまとめられ、検査を依頼した依頼医に提供される。依頼医の診療の記録は、被検者毎のカルテに保存され、読影医による画像診断の結果は、カルテ上において所見のひとつとして扱われる。依頼医は、診断の際に参照するため、読影レポートの内容をカルテに転記する。
現在では電子カルテが普及しており、電子カルテ上で読影レポートから電子カルテへの転記を行うための技術が提案されている。例えば、特許文献1には、医師が複数の領域のそれぞれで選択した範囲をまとめてコピーする技術が開示されている。
特開2003−223509号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、複数の領域のそれぞれの記載内容の関係性を示す情報がコピーできない。このため、選択された内容を単純に並べてペーストするだけでは、オリジナルの読影レポートにおいて示されていた複数の領域のそれぞれの記載内容の関係性が失われることなる。
本発明は、上記の課題を鑑み、文書情報を漏れなく保存することを可能にする技術の提供を目的とする。
本発明の一態様による医用情報処理装置は、画像診断に関する情報を所定の種類ごとに分類した複数の部分情報と、前記複数の部分情報の間の関係を示す関係情報と、を含む構造化文書情報を処理する医用情報処理装置であって、
表示されている前記構造化文書情報からコピー対象の部分情報および関係情報を選択する選択手段と、
前記選択された部分情報および関係情報に基づいて、コピー用の情報における前記部分情報の配置を決定する決定手段と、
前記決定された配置に基づいて前記選択された部分情報および関係情報を変換したデータを作成する作成手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の他の態様による医用情報処理方法は、画像診断に関する情報を所定の種類ごとに分類した複数の部分情報と、前記複数の部分情報の間の関係を示す関係情報と、を含む構造化文書情報を処理する医用情報処理装置における医用情報処理方法であって、
選択手段が、表示されている前記構造化文書情報からコピー対象の部分情報および関係情報を選択する選択工程と、
決定手段が、前記選択された部分情報および関係情報に基づいて、コピー用の情報における前記部分情報の配置を決定する決定工程と、
作成手段が、前記決定された配置に基づいて前記選択された部分情報および関係情報を変換したデータを作成する作成工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、文書情報を漏れなく保存することが可能になる。
実施形態に係る医用情報処理装置の構成を示す図。 実施形態に係る医用情報処理システムの構成を示す図。 医用情報処理装置で表示される読影レポートの概念を例示する図。 部分情報と関係情報の格納例を示す図。 医用情報処理装置の機能構成を示す図。 エントリ内容の表示例を示す図。 エントリの表示形式を例示する図。 医用情報処理装置のGUIを例示する図。 テキスト作成用テンプレートを例示する図。 コピーデータ作成処理の流れを示すフローチャート。 テキスト作成テンプレート及び生成されるテキストの例を示す図。 テキスト作成テンプレート及び生成されるテキストの例を示す図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
本実施形態に係る医用情報処理装置10は、医用文書情報(例えば、読影レポートなど)の内容を理解しやすくするために、医用文書情報を構造化文書情報として表示する。すなわち、医用情報処理装置10は、画像診断に関する情報を所定の種類ごとに分類した複数の部分情報(以下、エントリともいう)と、複数の部分情報の間の関係を示すリンク(以下、関係情報ともいう)と、を含む構造化文書情報として表示する。これにより、画像診断の論理的な流れを一目で把握することを可能にする。
また、本実施形態に係る医用情報処理装置10は、読影レポートの内容を部分的に選択して電子カルテに保存する場合、コピー対象として選択された部分情報(エントリ)の表示状態に基づいて、コピー用データにおけるエントリの配置や表示形式、エントリ間の関係性を保持するようなデータ(リンクをテキストデータとして説明するための補足データ)を作成する。これにより、読影レポートの情報を漏れなく保存することを可能にする。
(医用情報処理装置の構成例)
図1は、本発明の実施形態に係る医用情報処理装置10の構成例を示すブロック図である。制御部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などにより構成され、医用情報処理装置10における医用文書(例えば、読影レポート)の処理を統括制御することが可能である。
一次記憶部12は、例えば、RAM等の記憶媒体により構成することが可能であり、各種情報および各種プログラムを一時的に記憶する。一次記憶部12は、二次記憶部13に記憶されたプログラムなどを読み込んで一時的に記憶することが可能である。二次記憶部13は、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリなどの記憶媒体により構成することが可能であり、各種プログラムや各種情報を記憶する。二次記憶部13は、一次記憶部12に記憶しきれないプログラムやデータなどを記憶することが可能である。また、長時間記憶しなくてはならないデータなども二次記憶部13に記憶される。
入力デバイス14(操作部)は、例えば、マウスなどのポインティングデバイスやタッチパネルやキーボードなどにより構成され、ユーザ(例えば、医師)からの指示を装置に入力する。
出力デバイス15は、例えば、LCDなどのモニタやプリンタなどにより構成され、各種情報をユーザに出力する。尚、出力デバイス15として、例えば、任意の台数のモニタを組み合わせて使用することもできる。
システムバス16は、データの流れを司る。制御部11、一次記憶部12、二次記憶部13、入力デバイス14および出力デバイス15は、それぞれシステムバス16に接続し、システムバス16を介して、相互にデータの送信および受信が可能である。
(医用情報処理システムの構成例)
図2は、本実施形態に係る医用情報処理装置10を含む医用情報処理システムの構成例を示すブロック図である。図2において、ネットワーク60には後述するHIS20(病院情報システム(Hospital Information Systems))、RIS30(放射線科情報システム(Radiology Information Systems))、医用画像撮影装置40、PACS50(画像保存通信システム(Picture Archiving and Communication Systems))、および医用情報処理装置10が接続されており、ネットワーク60を介して、相互に情報通信が可能に構成されている。
HIS20は、医用事務会計システム、診療予約システム、診療情報システム等を含む包括的なシステムであり、電子カルテデータベース1や読影レポートデータベース2と通信してデータを取得することが可能である。電子カルテデータベース1には、被検者の診療情報を記録した電子カルテが保存される。読影レポートデータベース2には、読影医が作成した読影レポートが保存されている。
RIS30は、放射線科部門における、撮影予約、読影管理、材料在庫管理等を行うためのシステムである。読影レポートデータベース2が、RIS30によって管理される場合もある。医用画像撮影装置40は、例えば、放射線撮影装置(またはレントゲン装置)、CT装置、MRI装置、PET装置、PET/CT装置、SPECT装置、超音波画像診断装置、眼底カメラ(または眼底写真撮影装置)、OCT装置等を含む。PACS50は、医用画像撮影装置40によって撮影された医用画像を電子的に保存、検索、通信するためのシステムであり、医用情報処理装置10は、PACS50を介して医用画像データベース3と通信して画像を取得することが可能である。
医用情報処理装置10は、読影医が読影対象の画像を閲覧し、読影レポートを作成する際に必要な各種機能を備えている。医用情報処理装置10が備える機能構成については、図5を用いて後述する。
(読影レポートの構成)
図3は、本実施形態に係る医用情報処理装置10で表示される読影レポートの概念を例示する図である。医用情報処理装置10は、画像診断に関する情報を所定の種類ごとに分類した複数の部分情報(エントリ)と、複数の部分情報の間の関係を示す関係情報(リンク)と、を含む構造化文書情報を処理する。図3に示すように、医用情報処理装置で表示される構造化文書情報は、複数の部分情報(エントリ)とエントリ間の関係を表す関係情報(リンク)とを有する。
部分情報(エントリ)は、その内容に応じて、例えば、部位、所見、診断、処置の4種類の項目に分類される。部位を示す部分情報(部位エントリ)には、被検者の体の部位を特定することのできる文章や画像情報が入力される。部位エントリへ入力される画像情報には、例えば、出力デバイス15のモニタ上に表示する読影対象の画像のソフトコピーや、医用画像データベース3に保存されている読影対象の画像へアクセスするためのアドレス情報が含まれる。このとき、画像を閲覧する際に適用する画像処理のパラメータ等が合わせて部位エントリに入力されても良い。
所見エントリには、一つ以上の病変を説明する文章が入力される。診断エントリには、一つ以上の疾病を説明する文章が入力される。処置エントリには、一つ以上の処置を説明する文章が入力される。
関係情報(リンク)は、エントリ間の関係性に応じて、対応関係、因果関係、対立関係、時系列関係の4種類に分類される。対応関係は、2つのエントリが相互に関係していることを示す。因果関係は、2つのエントリの一方が原因で他方が結果である関係を示す。対立関係は、2つのエントリが背反する関係を示す。時系列関係は、2つのエントリが、同一の対象について異なる時期に観察した内容であることを示す。
尚、図3に示す関係情報(リンク)において、対応関係は線(実線)で表し、因果関係は片矢印で表すものとする。例えば、片矢印の始点側のエントリは原因を示し、片矢印の終点側のエントリは結果を示すものとする。また、対立関係は両矢印で表し、時系列関係は破線で表すものとする。エントリ間における時系列の関係を明確にするために、例えば、二つのエントリのうち、より時間情報の古い過去の所見を示すエントリ(過去所見)については、エントリの表示形式を変更すること(例えば、部分情報を囲むエントリ枠の表示色を変更したり、エントリ枠のサイズ変更等)により、識別可能に表示制御することが可能である。
一つのエントリは、他の複数のエントリと関係を持つことができる。すなわち、エントリ間の関係は複数の関係情報(リンク)を介して多対多の関係となり得る。本実施形態において、図3に示す形式の種々の読影レポートの情報は、各エントリの内容を示すエントリ情報を保持するテーブルと、エントリ間の相互の関係を示す関係情報(リンク)を保持するテーブルとに保持されて、読影レポートデータベース2に予め保存されているものとする。
図4はエントリ情報と関係情報(リンク)の格納例を示す図である。ここで、図4(a)に示すエントリテーブル101は、各エントリの内容を示すエントリ情報を保持するテーブルであり、図4(b)に示すリンクテーブル102は、エントリ間の相互の関係を示す関係情報を保持するテーブルである。処理の対象となる読影レポートに関して、エントリ情報および関係情報が読影レポートデータベース2から読み出され、記憶部120に保持される。処理の対象となる読影レポートに関して、記憶部120は、構造化文書情報(読影レポート等)を構成する部分情報を特定するための識別情報と、部分情報の種類および内容を示す情報と、部分情報の間の関係を示す関係情報(リンク)と、を保持する。
図4(a)に示すエントリテーブル101には、読影レポートにおけるエントリの識別情報(ID)と、部分情報(エントリ)の種類および内容、内容の確信度、部分情報(エントリ)に対応する依頼項目(依頼タグ)が保存されている。部位の種類を示すエントリ(部位エントリ)には、被検者の体の部位を特定することのできる文章や画像情報が入力可能である。図4(a)の例では、読影対象の画像のソフトコピーが入力されている。この他、医用画像データベース3に保存されている読影対象の画像へアクセスするためのアドレス情報が画像情報として入力可能である。
部分情報(エントリ)の識別情報(ID)は、読影レポートにアクセスするための読影レポートの識別情報と組み合わされ、読影レポートにおいて、それぞれのエントリを特定することができるように生成される。また、エントリの識別情報(ID)からエントリが含まれる読影レポートの識別情報を取得することができる。例えば、エントリの識別情報(ID)である「12345678−001」のうち、「12345678」は、読影レポートにアクセスするための読影レポートの識別情報である。読影レポートの識別情報により、対象とする読影レポートを特定することができる。エントリの識別情報(ID)のうち「001」は、読影レポートの識別情報により特定された読影レポートにおけるエントリの表示位置を特定する情報である。
エントリテーブル101には、プレーンテキストにより表現された表示(自然文表示)、および画像診断に関する属性情報と属性情報に対応した値を示す情報とを対応付けた表示(構造表示)、に関する表示用データが保存されている。エントリ情報が読影レポートデータベース2から読み出される際に、表示用データも読み出され記憶部120に保持される。入力デバイス14からの入力情報に基づいて、制御部11は、表示用データ(自然文表示の表示用データ、構造表示の表示用データ)を選択的に取得可能である。また、表示されている部分情報(エントリ)が入力デバイス14により選択されると、制御部11は、記憶部120を参照することにより、表示されているエントリの表示状態が、自然文表示の状態であるか、構造表示の状態であるかを判定することができる。尚、読影レポートデータベース2から読み出して記憶部120に保存するデータとして、自然文表示のレポートのみを保存しておき、医用情報処理装置10で表示する際に構造化形式に変換しても良い。
図4(b)に示すリンクテーブル102には、2つの部分情報(エントリ)の識別情報(ID)とその間に設定されている関係情報(リンク)の種類を示す情報が対応付けて保存されている。例えば、図4(b)において、エントリの識別情報(ID1)である「12345678−001」と、エントリの識別情報(ID2)である「12345678−002」と、により特定されるエントリ間には、種類を示す情報として、「対応関係」が設定されている。処理の対象となる読影レポートに関して、図4(b)に示すような情報が読影レポートデータベース2から読み出され、記憶部120に保持される。
(機能ブロック)
プログラムの実行時において、制御部11は、例えば、一次記憶部12をワーク領域として使用し、二次記憶部13に記憶された各種プログラムを読み込み、実行することで、各構成要素の機能が実現される。制御部11は、例えば、二次記憶部13に格納されたプログラムを実行することにより、図5に示すような機能構成を備える。
本実施形態の医用情報処理装置10において、レポート読出部111は、処理の対象となる読影レポートに関して、複数の部分情報(エントリ)および複数の部分情報の間の関係を示す関係情報を、読影レポートデータベース2から読み出す。そして、レポート読出部111は、読み出した複数の部分情報(エントリ)および関係情報を記憶部120(一次記憶部12または二次記憶部13)に一時的に保存する。
レポート読出部111は、処理の対象となる読影レポートを、読影レポートの識別情報(例えば、図4(a)、(b)に示した「12345678」)に基づいて特定することが可能である。そして、レポート読出部111は、読影レポートの識別情報を含むエントリ情報および関係情報を、読影レポートデータベース2から取得して、記憶部120に保存する。また、レポート読出部111は、各部分情報(エントリ)に対応した、日時の情報を含む時刻情報を読影レポートデータベース2から取得して、記憶部120に保存する。
レポート表示部112は、記憶部120に保存された複数の部分情報(エントリ)および関係情報(リンク)の内容を出力デバイス15のモニタに表示する。レポート表示部112は、部分情報(エントリ)の表示形式を制御することが可能である。レポート表示部112は、例えば、図8を用いて後述するGUI(Graphical User Interface)を用いて、「自然文表示」又は「構造表示」のいずれかに切り替えることができる。GUIを用いて「自然文表示」が選択された場合、レポート表示部112は、部分情報(エントリ)の内容を自然文で表示するように表示制御を行うことが可能である。また、GUIを用いて「構造表示」が選択された場合、レポート表示部112は、部分情報(エントリ)の内容を、画像診断に関する属性情報と属性情報に対応した値を示す情報とを対応付けて表示するように表示制御を行うことが可能である。
図6は、部分情報(エントリ)の表示例を示す図である。図6(a)は、「自然文表示」が選択された場合の部分情報(エントリ)の表示例を示す図であり、図6(b)は、「構造表示」が選択された場合の部分情報(エントリ)の表示例を示す図である。図6(b)において、属性情報は、「事象」、「部位」、「大きさ」、「形状」、「浸潤」、「濃度」であり、属性情報に対応した値は、「腫瘍性病変」、「左肺上葉」、「26mm程度」、「不勢で分葉状」、「気管支や動脈や静脈」、「軟部組織濃度」、「明らかな石灰化は伴いません」である。属性情報と属性情報に対応した値とが対応付けて表示される。
また、レポート表示部112は、複数の部分情報(エントリ)の表示形式を制御することも可能である。レポート表示部112は、例えば、図8で説明するGUIを用いて「論理関係表示」のみを表示するか、「論理関係表示」と「時系列関係表示」とを並列して表示するかを切り替えることができる。「論理関係表示」は、複数の部分情報(エントリ)間の対応関係、因果関係、対立関係を線(実線)や矢印(片矢印、両矢印)を用いて表示する関係情報(リンク)の表示形式である。「時系列関係」は、複数の部分情報(エントリ)間の時系列関係を表形式で表す表示形式である。
図7は複数の部分情報(エントリ)の表示形式を例示する図である。図7(a)は、「論理関係表示」を例示する図であり、対応関係を示すリンク間には線(実線)のリンクが設定され、因果関係を示すリンク間には、片矢印のリンクが設定され、対立関係を示すリンク間には両矢印のリンクが設定される。図7(b)は、「時系列関係」を例示する図であり、レポート表示部112は、各エントリに対応した時刻情報を記憶部120から取得し、取得した時刻情報に基づいて、リンク間の時系列関係を表形式で表示する。
コピーデータ作成部113は、図10で後述する方法に基づいて、他のシステムに貼付(ペースト)するためのコピー用データを作成する。コピーデータ作成部113は、作成したコピーデータを、一次記憶部12上に用意されるコピー用バッファ121(コピー情報記憶部)に保存する。例えば、入力デバイス14からの入力情報に基づいて、表示されている構造化文書情報(読影レポート等)からコピー対象の部分情報および関係情報(リンク)が選択されると、コピーデータ作成部113は、選択された部分情報および関係情報に基づいて、コピー用の情報における部分情報の配置を決定する。ここで、コピーデータ作成部113は、選択された部分情報および関係情報を貼付する貼付先で処理可能なデータの形式を判定する。そして、コピーデータ作成部113は、判定の結果に基づいて、選択された部分情報および関係情報(リンク)の形式を変換したデータを作成する。
画像表示部114は、表示対象の画像を、PACS50を介して医用画像データベース3から読み出し、出力デバイス15のモニタに表示する。医用画像データベース3に保存されている画像には、読影レポートの部位を示す部分情報(部位エントリ)と対応する識別情報(ID)が設定されており、画像表示部114は、表示対象として表示する部位の画像を、識別情報(ID)に基づいて取得してモニタに表示させることが可能である。
尚、医用情報処理装置10の構成要素の一部又は全ての機能が専用の回路を用いることで実現されてもよい。また、制御部11によるプログラムの実行により提供される構成要素の一部の機能が、クラウドコンピュータを用いることで実現されてもよい。
(ユーザインターフェース例)
図8は、本実施形態に係る医用情報処理装置10のGUIを例示する図である。画像表示部114は、PACS50を介して医用画像データベース3から読み出した画像(医用画像)を画像閲覧画面131に表示するように表示制御を行う。
また、医用情報処理装置10の制御部11は、HIS20を介して電子カルテデータベース1から取得した、読影対象となる画像の被写体である被検者の情報(被検者情報)を、被検者情報表示エリア132に表示するように表示制御を行う。被検者の情報には、例えば、被検者ID、名前、年齢,過去の病歴等が含まれる。
制御部11は、依頼元の部門情報や依頼された検査、依頼医からの依頼内容を、依頼情報表示エリア133に表示するように表示制御を行う。本実施形態では、依頼内容は予め個別の項目に分けられており、項目毎に依頼タグとして選択可能に構成されている。依頼タグはエントリに関連付けられており、入力デバイス14を介して依頼タグが選択されると、制御部11は、選択された依頼タグに対応するエントリのエントリ枠135を、例えば、ハイライト表示するように表示制御を行うことが可能である。
レポート表示エリア134は、画像診断に関する情報を所定の種類(例えば、部位、所見、診断、処置のエリア)ごとに分類されており、レポート表示部112は、各々のエリアにおいて、対応する部分情報(エントリ)の内容を表示するための表示枠(エントリ枠135)を表示するように表示制御を行う。表示枠(エントリ枠135)は一つの部分情報(エントリ)と対応づけられている。レポート表示部112は、記憶部120に保存されている情報に基づいて、各表示枠(エントリ枠)に対応づけられている部分情報(エントリ)の内容および部分情報(エントリ)間の関係情報(リンク)を、レポート表示エリア134に表示するように表示制御を行う。各表示枠(エントリ枠)は、入力デバイス14を介して選択可能に構成されている。複数の表示枠(エントリ枠)をまとめて選択することも可能である。尚、時系列表示で表示される複数の部分情報(エントリ)の表示枠(エントリ枠)も同様にまとめて選択可能である。
部位を示す部分情報(部位エントリ)のエントリ枠が、入力デバイス14を介して選択(例えば、第1操作(ダブルクリック))されると、画像表示部114は、選択された部位エントリに対応する画像(医用画像)を、PACS50を介して医用画像データベース3から取得して、画像閲覧画面131に表示するように表示制御を行うことが可能である。部位を示す部分情報(部位エントリ)の表示枠(エントリ枠)の選択を他の表示枠(エントリ枠)の選択に切り替えることにより、画像表示部114は、画像閲覧画面131に表示する画像を切り替えることが可能である。
表示枠(エントリ枠)が、入力デバイス14を介して選択(例えば、第2操作(右クリック))されると、レポート表示部112は、エントリ内容の表示切替メニュー136を表示するように表示制御を行うことが可能である。表示切替メニュー136には、「自然文表示」と「構造表示」が項目として表示される。各々のメニュー項目は排他的であり、いずれか一方の項目が選択されると、他方の項目は非選択状態となる。例えば、表示切替メニュー136の表示において、「自然文表示」が選択されると、レポート表示部112は、エントリの内容を図6(a)に示すように、部分情報(エントリ)の内容を自然文で表示するように表示制御を行う。一方、「構造表示」が選択されると、レポート表示部112は、エントリの内容を図6(b)に示すように、画像診断に関する属性情報と属性情報に対応した値を示す情報とを対応付けて表示するように表示制御を行う。尚、本実施形態では、エントリ枠毎に表示方法を切り替え可能としているが、複数のエントリ枠をまとめて選択して、一括で表示方法を切り替えるメニューを表示させることも可能である。
時系列表示ボタン137はトグルボタンであり、ONの場合とOFFの場合で、レポート表示部112は、レポート表示エリア134に表示する内容を切り替える。時系列表示ボタン137がOFFである場合、レポート表示部112は、読影レポートに含まれるエントリの論理関係を、図7(a)のように表示するように表示制御を行う。時系列表示ボタン137がONである場合、レポート表示部112は、前述の論理関係と合わせて、選択されているエントリの時系列関係を、図7(b)のように表示するように表示制御を行う。
コピーボタン138が押下されると、コピーデータ作成部113は処理を実行し、入力デバイス14を介して選択された、部分情報(エントリ)の内容や表示状態に応じて、コピーデータを生成する。終了ボタン139が押下されると、制御部11は図8に示すGUIを閉じるように表示制御を行う。
入力デバイス14の入力に基づいて、コピーデータ作成部113が、表示されている構造化文書情報からコピー対象の部分情報および関係情報を選択すると、コピーデータ作成部113は、選択された部分情報および関係情報に基づいて、コピー用の情報における部分情報の配置を決定する。ここで、コピーデータ作成部113は、入力デバイス14からの入力情報に基づいて選択された部分情報および関係情報(リンク)を貼付する貼付先で処理可能なデータの形式(例えば、構造データ、図形データ、テキストデータ等)を判定する。コピーデータ作成部113は、判定の結果に基づいて、選択された部分情報および関係情報の形式を変換したデータを作成する。
(テキスト作成テンプレート)
コピーデータ作成部113は、判定の結果に基づいて、貼付先でテキストデータの取り扱いが可能である場合、コピーデータ作成部113は、選択された部分情報および関係情報(リンク)からテキストデータを生成するためのテンプレート(テキスト作成テンプレート)を作成する。すなわち、コピーデータ作成部113は、コピー用のデータを生成するために、記憶部120に含まれる部分情報(エントリ)の情報と関係情報の内容から、どのようにテキストデータを生成するかを指示するためのテキスト作成テンプレートを生成する。このテキスト作成テンプレートは、後に説明する図10のステップS1008の処理において、作成されるものである。
(テキスト作成テンプレート)
図9は、テキスト作成用テンプレートを例示する図である。テキスト作成テンプレートには、例えば、XML形式で作成され、entry要素、ctime要素、link要素、text要素のタグが含まれる。尚、テキスト作成テンプレートにおける各要素の記述形式は、XML形式に限定されるものではなく、例えば、HTML形式などを用いることが可能である。コピーデータ作成部113は、選択された部分情報および関係情報を、記憶部120から取得してテキスト作成テンプレートを作成する。
entry要素は、部分情報(エントリ)を示し、「entry id」には、各エントリを識別するための識別情報(ID)が設定され、「type」には、表示形式を記述する情報が設定される。例えば、自然文表示の場合には、「plane」が設定され、構造表示の場合には「structure」が設定される。テキストデータに変換する際には、エントリの識別情報(ID)を表す文字列に続けて、部分情報(エントリ)の内容が展開される。すなわち、エントリの識別情報(ID)により特定される部分情報(エントリ)の内容が記憶部120から読み出され、設定されている表示形式により記述される。
エントリの内容は、表示形式として、「type」=「plane」が設定されている場合、プレーンテキストとして展開(記述)され、図6(a)のような自然文表示によりエントリの内容が生成される。表示形式として、「type」=「structure」が設定されている場合、エントリの内容は、画像診断に関する属性情報と属性情報に対応した値を示す情報との組み合わせとして展開(記述)され、図6(b)のような構造表示によりエントリの内容が生成される。
ctime要素は、エントリのデータの作成日時を表し、「ctime id」には、対応するエントリの識別情報(ID)が設定される。テキストデータに変換する際に、コピーデータ作成部113は、指定されたエントリの識別情報(例えば、「12345678−001」)に含まれる読影レポートの識別情報(「12345678」)に基づいて、読影レポートを特定する。そして、コピーデータ作成部113は、特定した読影レポートに対応する医用画像が撮影された日時を示す情報を記憶部120から取得し、取得した日時を示す情報を文字列として展開(記述)する。
コピー対象として選択された部分情報および関係情報(リンク)において、予め定めた部分情報間(エントリ間)の関係を示す関係情報が含まれている場合、コピーデータ作成部113は、関係情報をテキストデータとして説明するための補足データを作成するための情報(link要素)をテキスト作成テンプレートに設定する。予め定めた関係情報の種類としては、例えば、因果関係、対立関係、時系列関係などが含まれる。尚、補足データの作成対象となる関係情報の種類は、上記のものに限定されるものではなく、任意に設定することが可能である。
link要素(リンク要素)は互いに関連付けられた複数の部分情報(エントリ)間におけるリンクの設定を示し、link idには、互いに関連付けられた複数の部分情報(エントリ)の識別情報(ID)がカンマ区切りで設定される。link要素(リンク要素)の設定に基づいて、コピーデータ作成部113は、テキストデータに変換する際、指定された部分情報(エントリ)の識別情報(ID)と、部分情報(エントリ)の間の関係情報(リンク)の内容をテキストデータとして説明するための補足データ(文字列)として展開(記述)することが可能である。
例えば、コピー元のデータにおいて、エントリ間の関係として、時系列関係を示す関係情報(リンク)が設定されている場合、コピーデータ作成部113は、link要素1107(リンク要素)に設定された複数のエントリ間の内容情報をコピー用バッファ121から取得する。コピーデータ作成部113は、例えば、所見エントリについて、内容情報の比較を行う。そして、時間の経過に伴って内容情報が変化している場合、コピーデータ作成部113は、例えば、「時間の経過に伴って、部位の大きさが変化している」等のように、関係情報(リンク)をテキストデータとして説明するための補足データ(文字列)を作成し、テキストデータに付加することが可能である。
また、コピー元のデータにおいて、一つのエントリ(例えば、所見エントリ001)から複数のエントリ(例えば、診断エントリ002、008)に対して因果関係を示す関係情報(リンク)が設定されている場合に、コピーデータ作成部113は、例えば、「所見001から診断002及び診断008が導かれます。」等、関係情報(リンク)の内容を説明する文字列として展開(記述)することが可能である。
あるいは、コピー元のデータにおいて、複数のエントリ間(例えば、診断エントリ002、008)に対立関係の関係情報(リンク)が含まれる場合に、コピーデータ作成部113は、例えば、「診断002と診断008は対立しています。」等、関係情報(リンク)の内容を説明する文字列として展開(記述)することが可能である。
text要素(テキスト要素)には、表示する要素の見出し、例えば、「画像所見」、「画像診断」など、任意のテキストを記述することが可能である。テキストデータに変換する際には、要素のテキストがそのまま展開(記述)される。
尚、図9で説明したテキスト作成テンプレートの構成要素は一例であり、その他の要素を用意しても良い。例えば、部分情報(エントリ)へアクセスするためのアドレスとして展開するための要素を用意しても良い。また、部分情報(エントリ)の内容を構造表示した際に、個々の属性を個別に指定可能にしても良い。
(コピーデータの作成処理)
図10は、コピーデータ作成部113により実行されるコピーデータ作成処理の流れを示すフローチャートである。ステップS1001において、入力デバイス14からの入力に基づいて、コピーデータ作成部113が、表示されている構造化文書情報(読影レポート)からコピー対象の部分情報および関係情報(リンク)を選択する。コピーデータ作成部113は、コピー対象となる部分情報と関係情報(リンク)のデータを、コピー用の一時的な構造データ(以下、一時構造データともいう)として作成する。コピーデータ作成部113は、図8のGUI上で、入力デバイス14を介してユーザにより選択された部分情報(エントリ)に関する情報と、関係情報(リンク)に関する情報(リンクの種類を示すリンク情報)を記憶部120から取得して、一時構造データを作成する。コピーデータ作成部113は、選択された部分情報(エントリ)の内容の表示状態を示す情報を、一時構造データと合わせてコピー用バッファ121に保存する。コピーデータ作成部113は、選択された部分情報および関係情報に基づいて、コピー用の情報における部分情報の配置を決定することが可能である。
ステップS1002において、コピーデータ作成部113は、選択された部分情報および関係情報(リンク)を貼付する貼付先で処理可能なデータの形式を判定する。コピーデータ作成部113は、貼付先のシステムが取扱い可能なデータ形式を取得する。取扱い可能なデータ形式は、例えば、構造データ、画像データ、テキストデータのいずれか又はこれらの組合せであり、コピーデータ作成部113は、貼付先のシステムに問い合わせて、取扱い可能なデータ形式の情報を取得する。尚、医用情報処理装置10にAPI(Application Program Interface)を設けて貼付先のシステム側から、取扱い可能なデータ形式を指定させるようにしても良い。尚、取扱い可能なデータ形式は、構造データ、画像データ、テキストデータのいずれか又はこれらの組合せに限定されるものではなく、他の形式のデータを用いることも可能である。
そして、コピーデータ作成部113は、以降のステップS1003、S1005、S1007の判定の結果に基づいて、選択された部分情報および関係情報(リンク)の形式を変換したデータを作成する。まず、ステップS1003において、コピーデータ作成部113は、貼付先のシステムで構造データが取扱い可能かどうかを判定する。構造データが取扱い可能であれば(S1003−Yes)、処理はステップS1004へ進められる。ステップS1003の判定の結果に基づいて、貼付先で構造化データの取り扱いが可能である場合、コピーデータ作成部113は、選択された部分情報および関係情報を貼付先で処理可能な構造化データに変換したデータを作成する。
一方、ステップS1003の判定で、構造データが取扱い可能でなければ(S1003−No)、処理はステップS1005へ進められる。
ステップS1005において、コピーデータ作成部113は、貼付先のシステムで画像データが取扱い可能かどうかを判定する。画像データが取扱い可能であれば(S1005−Yes)、処理はステップS1006へ進められる。ステップS1005の判定の結果に基づいて、貼付先で画像データの取り扱いが可能である場合、コピーデータ作成部113は、選択された部分情報および関係情報(リンク)を貼付先で処理可能な画像データに変換したデータを作成する。コピーデータ作成部113は、選択された一時構造データ(部分情報および関係情報(リンク))を画像データにレンダリングし、貼付先のシステムで取扱い可能な画像フォーマットに変換したデータを作成する。
一方、ステップS1005の判定で、画像データが取扱い可能でなければ(S1005−No)、処理はステップS1007に進められる。ステップS1007において、コピーデータ作成部113は、貼付先のシステムでテキストデータが取扱い可能かどうかを判定する。ステップS1007の判定で、テキストデータが取扱い可能でなければ(S1007−No)、処理は終了する。一方、テキストデータが取扱い可能であれば(S1007−Yes)、処理はステップS1008へ進められる。
ステップS1007の判定の結果に基づいて、貼付先でテキストデータの取り扱いが可能である場合、コピーデータ作成部113は、選択された部分情報および関係情報(リンク)からテキストデータを生成するためのテンプレート(テキスト作成テンプレート)を作成する。すなわち、コピーデータ作成部113は、ステップS1001で作成した一時構造データを元に、コピー用のテキストデータを作成するためのテキスト作成テンプレートを作成する。コピーデータ作成部113は、テキスト作成テンプレートの構成として、例えば、図9を用いて先に説明したものを用いることが可能である。
コピーデータ作成部113は、一時構造データに含まれる全ての部分情報(エントリ)に対応するentry要素をテキスト作成テンプレート内に作成し、対応するエントリの識別情報(ID)を「entry id」に設定する。また、各々の部分情報(エントリ)の表示状態が自然文表示である場合に、コピーデータ作成部113は、「type」に「plane」を設定し、各々の部分情報(エントリ)の表示状態が構造表示である場合には「type」に「structure」を設定する。
次に、コピーデータ作成部113は、一時構造データに含まれる部分情報(エントリ)および関係情報(リンク)に基づいて、テキスト作成テンプレートにおいて部分情報(エントリ)をレイアウトする。すなわち、コピーデータ作成部113は、記憶部120から取得した部分情報(エントリ)および関係情報に基づいて、テキスト作成テンプレートにおける部分情報(エントリ)の配置を決定する。また、コピーデータ作成部113は、一時構造データに含まれる部分情報(エントリ)の表示状態に基づいて、テキスト作成テンプレートにおける部分情報の表示形式を選択することが可能である。
リンクの種類を示すリンク情報が時系列関係を示す場合に、コピーデータ作成部113は、ctime要素をテキスト作成テンプレート内に作成し、部分情報(エントリ)の識別情報(ID)をid属性(entry id)に記述する。コピーデータ作成部113による配置において、ctime要素はentry要素の前に配置され、日時に関する情報と部分情報(エントリ)の内容とが交互にテキスト作成テンプレート上に配置される。
更に、コピーデータ作成部113は、link要素(リンク要素)をテキスト作成テンプレート内に作成する。link idには、互いに関連付けられた複数の部分情報(エントリ)の識別情報(ID)が設定される。
図11は、エントリ間のリンク情報が時系列関係を示す場合の一時構造データと、一時構造データに基づいて作成されたテキスト作成テンプレートの構成例と、テキスト作成テンプレートから作成されたテキストデータの例を示す図である。
図11(a)は、エントリ間のリンク情報が時系列関係を示す場合の一時構造データを例示する図である。図11(a)の一時構造データにおいて、構造表示された3つのエントリ(1101、1102、1103)が時系列関係で表示されている。エントリ1101の識別情報(ID)は、「12344592−005」であり、エントリ1102の識別情報(ID)は、「12345523−001」であり、エントリ1103の識別情報(ID)は、「12345678−001」である。
入力デバイス14の入力情報に基づいて、例えば、図8のように表示されている構造化文書情報(読影レポート等)からコピー対象の部分情報および関係情報(リンク)(一時構造データ)が選択される。コピー対象の部分情報および関係情報(リンク)が選択されると、コピーデータ作成部113は、処理の対象となる部分情報(エントリ)の識別情報(ID)を、記憶部120から取得する。また、コピーデータ作成部113は、選択された部分情報(エントリ)の種類および内容を示す情報を記憶部120から取得する。更に、コピーデータ作成部113は、部分情報(エントリ)の識別情報に基づいて、選択された関係情報(リンク)に関するリンク情報を記憶部120から取得する。コピーデータ作成部113は、一時構造データにおける3つの部分情報(エントリ)の関係(図11(a)の例では、時系列関係)を示すリンク情報を記憶部120から取得する。コピーデータ作成部113は、選択された部分情報および関係情報(リンク)からテキストデータを生成するためのテンプレート(テキスト作成テンプレート)を作成する。
図11(b)は、選択された部分情報および関係情報(リンク)に基づいて作成されたテキスト作成テンプレートの構成例を示す図であり、エントリ1101〜エントリ1103に対応する要素1104〜1106がテキスト作成テンプレートに配置される。例えば、要素1104は、エントリ1101に対応する要素であり、要素1104は、ctime要素およびentry要素を有する。リンク情報が時系列関係を示すものであるため、日時の情報を示すためのctime要素が設定される。entry要素におけるentry idには、エントリ1101を識別するための識別情報(「12344592−005」)が設定され、typeには、表示形式を記述する情報が設定される。図11の例では、構造表示であるので「structure」が設定される。要素1105、要素1106においても同様である。
そして、テキスト作成テンプレートの最後に、link要素1107(リンク要素)が設定される。link要素1107(リンク要素)におけるlink idには、互いに関連付けられた3つのエントリの識別情報がカンマ区切りで設定される。コピー対象として選択された部分情報および関係情報(リンク)において、予め定めた部分情報間(エントリ間)の関係(例えば、時系列関係)を示す関係情報が含まれている場合、コピーデータ作成部113は、関係情報をテキストデータとして説明するための補足データを作成するための情報(link要素)をテキスト作成テンプレートに設定する。
図11(c)は、テキスト作成テンプレートから作成されたテキストデータの例を示す図である。テキスト部分1108は、テキスト作成テンプレートの要素1104を展開(記述)することにより生成されたテキスト部分である。テキスト部分1108は、日時の情報の文字列、エントリの識別情報の文字列、エントリの内容を示す文字列として、画像診断に関する属性情報と属性情報に対応した値を示す情報との組み合わせとした構造表示の文字列を有する。
テキスト部分1109は、テキスト作成テンプレートの要素1105を展開することにより生成されたテキスト部分であり、テキスト部分1110は、テキスト作成テンプレートの要素1106を展開することにより生成されたテキスト部分である。
テキスト部分1111は、テキスト作成テンプレートのlink要素1107(リンク要素)の展開により生成された補足データのテキスト部分である。link要素1107(リンク要素)の展開により、コピーデータ作成部113は、エントリ(部分情報)の内容情報の変化に基づいて、関係情報を説明するための補足データを生成する。エントリ間の関係として、時系列関係を示す関係情報(リンク)が設定されている場合、コピーデータ作成部113は、link要素1107(リンク要素)に設定された複数のエントリ間の内容情報の変化をコピー用バッファ121から取得する。例えば、時間の経過に伴い、内容情報の変化として、部位の大きさの変化(18mm→21mm→23mm)、すなわち、部位の大きさの増大という所見を取得し、部位の大きさ以外のその他の属性については、変化が無いという所見を取得する。コピーデータ作成部113は、内容情報の変化に基づいて、関係情報(リンク)をテキストデータとして説明するための補足データを作成する。コピーデータ作成部113は、テキスト作成テンプレートを用いて、選択された部分情報をテキストデータに変換する。また、コピーデータ作成部113は、テキスト作成テンプレートを用いて作成した補足データを、テキストデータに付加する。
一方、エントリ間の関係情報(リンク)が時系列関係を示すものでない場合(論理関係の場合)に、コピーデータ作成部113は、部分情報(エントリ)の種類毎に、まとまるように各エントリ(entry要素)をテキスト作成テンプレート内に配置する。また、コピーデータ作成部113は、エントリの種類を表す文字列のtext要素を作成し、タイトルとして配置する。更に、一つのエントリから複数のエントリに対して関係情報(リンク)が設定される構造が含まれる場合に、コピーデータ作成部113は、link要素を作成して、全ての部分情報(エントリ)の識別情報(ID)を設定する。更に、複数のエントリ間に対立関係を示す関係情報(リンク)が設定されている場合にも、同様にlink要素を作成して、部分情報(エントリ)の識別情報(ID)を設定する。すなわち、コピー対象として選択された部分情報および関係情報(リンク)において、予め定めた部分情報間(エントリ間)の関係(例えば、因果関係、対立関係など)を示す関係情報(リンク)が含まれている場合、コピーデータ作成部113は、関係情報(リンク)をテキストデータとして説明するための補足データを作成するための情報(link要素)をテキスト作成テンプレートに設定する。
図12は、エントリ間の関係情報(リンク)が時系列関係でない場合(論理関係の場合)の一時構造データと、一時構造データに基づいて作成されたテキスト作成テンプレートの構成例と、テキスト作成テンプレートから作成されたテキストの例を示す図である。図12(a)は、エントリ間の関係情報(リンク)が時系列関係でない場合(論理関係の場合)の一時構造データを例示する図であり、一時構造データには、所見(画像所見)について自然文表示された2つのエントリ(1201、1202)と、診断(画像診断)について自然文表示された2つのエントリ(1203、1204)とが含まれている。エントリ1201の識別情報(ID)は、「12345678−001」であり、エントリ1202の識別情報(ID)は、「12345678−005」である。エントリ1203の識別情報(ID)は、「12345678−002」であり、エントリ1204の識別情報(ID)は、「12345678−008」である。
入力デバイス14の入力情報に基づいて、コピーデータ作成部113は、例えば、図8のように表示されている構造化文書情報(読影レポート等)からコピー対象の部分情報および関係情報(リンク)(一時構造データ)を選択する。コピー対象の部分情報および関係情報(リンク)が選択されると、コピーデータ作成部113は、処理の対象となる部分情報(エントリ)の識別情報(ID)を、記憶部120から取得する。また、コピーデータ作成部113は、選択された部分情報(エントリ)の種類および内容を示す情報を記憶部120から取得する。更に、コピーデータ作成部113は、部分情報(エントリ)の識別情報に基づいて、選択された関係情報(リンク)に関する情報を記憶部120から取得する。
図12(a)の一時構造データにおいて、一つのエントリ1201から複数のエントリ(1203、1204)に対して因果関係を示すリンクが設定される構造が含まれ、複数のエントリ間(1203、1204)に対立関係を示すリンクが設定される構造が含まれている。これらのエントリについて、コピーデータ作成部113は、link要素をテキスト作成テンプレートに設定する。更に、コピーデータ作成部113は、関係情報(リンク)をテキストデータとして説明するための補足データを作成するための情報(link要素)をテキスト作成テンプレートに設定する。このようにして、コピーデータ作成部113は、選択された部分情報および関係情報(リンク)からテキストデータを生成するためのテンプレート(テキスト作成テンプレート)を作成する。
図12(b)は、選択された部分情報およびリンクに基づいて作成されたテキスト作成テンプレートの構成例を示す図であり、要素1205には所見(画像所見)に対応したエントリ1201、1202のエントリ要素が配置される。entry idには、エントリ1201、1202を識別するための識別情報が設定され、typeには、表示形式を記述する情報が設定される。図12の例では、自然文表示であるので「plane」が設定される。
要素1206には診断(画像診断)に対応したエントリ1203、1204のエントリ要素が配置される。entry idには、エントリ1203、1204を識別するための識別情報が設定され、typeには、表示形式を記述する情報が設定される。図12の例では、自然文表示であるので「plane」が設定される。
link要素1207のlink idには、一つのエントリ1201から複数のエントリ(1203、1204)に対して因果関係を示す関係情報(リンク)が設定される3つのエントリの識別情報がカンマ区切りで設定される。link id1には、複数のエントリ間(1203、1204)に対立関係を示す関係情報(リンク)が設定されるエントリの識別情報がカンマ区切りで設定される。そして、コピーデータ作成部113は、テンプレート(テキスト作成テンプレート)を用いて、選択された一時構造データ(部分情報および関係情報(リンク))をテキストデータに変換したデータを作成する。
図12(c)は、テキスト作成テンプレートを用いて作成されたテキストデータの例を示す図である。テキスト部分1208は、所見(画像所見)に対応したテキスト作成テンプレートの要素1205を展開することにより生成されたテキスト部分である。テキスト部分1209は、診断(画像診断)に対応したテキスト作成テンプレートの要素1206を展開することにより生成されたテキスト部分である。
テキスト部分1210は、テキスト作成テンプレートのlink要素1207(リンク要素)の展開により生成された補足データのテキスト部分である。コピー対象として選択された部分情報および関係情報(リンク)において、予め定めた部分情報間(エントリ間)の関係を示す関係情報が含まれている場合、コピーデータ作成部113は、以下のような補足データのテキスト部分を生成する。例えば、一つのエントリ1201(所見001)から複数のエントリ(1203(診断002)、1204(診断008))に対して因果関係を示す関係情報(リンク)が設定されている場合、コピーデータ作成部113は、関係情報を説明する補足データとして、例えば、所見001から診断002及び診断008が導かれるというテキストデータを生成する。
また、エントリ1203(診断002)およびエントリ1204(診断008)の間に対立関係を示す関係情報(リンク)が設定されている場合、コピーデータ作成部113は、関係情報を説明する補足データとして、例えば、診断002と診断008は対立しているというテキストデータを生成する。コピーデータ作成部113は、テキスト作成テンプレートを用いて、選択された部分情報(エントリ)をテキストデータに変換する。また、コピーデータ作成部113は、テキスト作成テンプレートを用いて作成した補足データを、テキストデータに付加する。
説明を図10のフローチャートに戻し、ステップS1009において、コピーデータ作成部113は、一時構造データから作成したテキスト作成テンプレート(図11(b)、図12(b))に基づいて、コピー用のデータを作成する(図11(c)、図12(c))。そして、ステップS1010において、コピーデータ作成部113は、ステップS1004、S1006、およびS1009で作成したデータを、コピー用バッファ121(コピー情報記憶部)に保存して、処理を終了する。
尚、ステップS1008で説明したテキスト作成テンプレートの作成方法は一例であり、他の方法を用いても良い。例えば、診断エントリ毎に、診断エントリに直接リンクするエントリ群からテキスト作成テンプレートを作成するようにしても良い。
また、本実施形態では、コピー用のテキストデータを作成するためのテキスト作成テンプレートを一時構造データに基づいて作成したが、予め用意した複数のテキスト作成テンプレートから利用可能なテキスト作成テンプレートを選択するようにしても良い。コピーデータ作成部113は、例えば、予め用意した複数のテキスト作成テンプレートの設定と、一時構造データの内容とを比較し、比較結果に基づいて適合性の高いテキスト作成テンプレートを利用可能なテキスト作成テンプレートとして選択することも可能である。また、コピーデータ作成部113は、選択したテキスト作成テンプレートをベースとして、テキスト作成テンプレートの設定を一時構造データの内容に合うように変更することも可能である。その場合は、エントリ内容の表示形式や関係情報(リンク)の種類に対応づけてテキスト作成テンプレートを管理し、指定された条件に応じてテキスト作成テンプレートを特定できるようにすればよい。
コピーデータ作成部113は、コピー対象として選択された部分情報および関係情報に基づいて、コピー用の情報における部分情報の配置を決定する。例えば、コピーデータ作成部113は、選択された部分情報および関係情報に基づいて、貼付先に貼付するテキストデータを生成するためのテキスト作成テンプレートにおける部分情報の配置を決定する。コピーデータ作成部113は、記憶部120から取得した部分情報(エントリ)および関係情報の情報に基づいて、テキスト作成テンプレートにおける部分情報(エントリ)の配置を決定する。そして、コピーデータ作成部113は、配置が決定されたテキスト作成テンプレートを用いて、部分情報および関係情報の形式を変換したデータを作成することが可能である。
また、コピーデータ作成部113は、コピー対象として選択された部分情報の表示状態に基づいて、コピー用の情報における部分情報の表示形式を決定する。例えば、コピーデータ作成部113は、貼付先に貼付するテキストデータを生成するためのテンプレートにおける部分情報の表示形式を決定する。そして、コピーデータ作成部113は、決定された表示形式に基づいて、選択された部分情報を変換したデータを作成することが可能である。
また、コピーデータ作成部113は、コピー対象として選択された部分情報および関係情報に基づいて、コピー用の情報における部分情報の配置、および、選択された部分情報の表示状態に基づいて、コピー用の情報における部分情報の表示形式、のうち少なくともいずれか一方を決定する。例えば、コピーデータ作成部113は、貼付先に貼付するテキストデータを生成するためのテンプレートにおける部分情報の配置、および、部分情報の表示状態に基づいて、テンプレートにおける部分情報の表示形式、のうち少なくともいずれか一方を決定する。そして、コピーデータ作成部113は、決定に基づいて、選択された部分情報およびリンクを変換したデータを作成することが可能である。
本実施形態では、テキストデータを作成した後に、作成したデータをコピー用バッファ121(コピー情報記憶部)に保存する構成を説明したが、作成したテキスト作成テンプレートをそのままコピー用バッファ121に保存しても良い。その場合、データのペーストを実行するシステム、または、他の医用情報処理装置において、コピー用バッファ121に保存されているテキスト作成テンプレートを読み出し、テキスト作成テンプレートを解釈して、テキストデータを作成すればよい。
また、本実施形態では、図4(a)に示すエントリテーブル101には、部分情報(エントリ)の内容として、プレーンテキストと構造化されたものの両方が保存されていたが、どちらか一方のみが保存されていても良い。画面に表示する場合やテキストデータに変換する場合に、エントリテーブル101に保存されている内容に基づいて、エントリの内容を指定された形式に変換すればよい。本実施形態によれば、文書情報を漏れなく保存することが可能になる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
10:医用情報処理装置、111:レポート読出部、112:レポート表示部、113:コピーデータ作成部、114:画像表示部、120:記憶部、121:コピー用バッファ

Claims (18)

  1. 画像診断に関する情報を所定の種類ごとに分類した複数の部分情報と、前記複数の部分情報の間の関係を示す関係情報と、を含む構造化文書情報を処理する医用情報処理装置であって、
    表示されている前記構造化文書情報からコピー対象の部分情報および関係情報を選択する選択手段と、
    前記選択された部分情報および関係情報に基づいて、コピー用の情報における前記部分情報の配置を決定する決定手段と、
    前記決定された配置に基づいて前記選択された部分情報および関係情報を変換したデータを作成する作成手段と、
    を備えることを特徴とする医用情報処理装置。
  2. 前記決定手段は、前記コピー用の情報を貼付する貼付先で処理可能なデータの形式を判定し、
    前記決定手段は、前記判定の結果に基づいて、前記貼付先でテキストデータの取り扱いが可能である場合、前記選択された部分情報および関係情報からテキストデータを生成するためのテンプレートを作成することを特徴とする請求項1に記載の医用情報処理装置。
  3. 前記部分情報を特定するための識別情報と、前記部分情報の種類および内容を示す情報と、前記部分情報の間の関係を示す関係情報と、を保持する記憶手段を更に備え、
    前記決定手段は、
    前記選択された部分情報および前記関係情報を、前記記憶手段から取得して前記テンプレートを作成することを特徴とする請求項2に記載の医用情報処理装置。
  4. 前記決定手段は、前記記憶手段から取得した前記部分情報および前記関係情報に基づいて、前記テンプレートにおける前記部分情報の配置を決定することを特徴とする請求項3に記載の医用情報処理装置。
  5. 前記決定手段は、前記部分情報の表示状態に基づいて、前記テンプレートにおける前記部分情報の表示形式を選択することを特徴とする請求項3または4に記載の医用情報処理装置。
  6. 前記決定手段は、前記表示形式として、前記部分情報の自然文表示、または、前記画像診断に関する属性情報と前記属性情報に対応した値を示す情報とを対応付けた表示、のいずれか一方の表示形式を選択することを特徴とする請求項5に記載の医用情報処理装置。
  7. 前記選択された部分情報および関係情報において、予め定めた部分情報間の関係を示す関係情報が含まれている場合、
    前記決定手段は、前記関係情報をテキストデータとして説明するための補足データを作成するための情報を前記テンプレートに設定することを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の医用情報処理装置。
  8. 前記作成手段は、前記テンプレートを用いて、前記選択された部分情報を前記テキストデータに変換したデータを作成することを特徴とする請求項7に記載の医用情報処理装置。
  9. 前記作成手段は、前記テンプレートを用いて作成した前記補足データを、前記テキストデータに付加することを特徴とする請求項7または8に記載の医用情報処理装置。
  10. 前記予め定めた関係情報には、複数の部分情報の間における時系列関係を示す情報と、一つの部分情報から複数の部分情報に対して設定されている因果関係を示す情報と、複数の部分情報の間に設定されている対立関係を示す情報と、が含まれることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の医用情報処理装置。
  11. 前記判定の結果に基づいて、前記貼付先で構造化データの取り扱いが可能である場合、前記作成手段は、前記選択された部分情報および関係情報を前記貼付先で処理可能な構造化データに変換したデータを作成することを特徴とする請求項2に記載の医用情報処理装置。
  12. 前記判定の結果に基づいて、前記貼付先で画像データの取り扱いが可能である場合、前記作成手段は、前記選択された部分情報および関係情報を前記貼付先で処理可能な画像データに変換したデータを作成することを特徴とする請求項2に記載の医用情報処理装置。
  13. 画像診断に関する情報を所定の種類ごとに分類した複数の部分情報と、前記複数の部分情報の間の関係を示す関係情報と、を含む構造化文書情報を処理する医用情報処理装置であって、
    表示されている前記構造化文書情報からコピー対象の部分情報を選択する選択手段と、
    前記選択された部分情報の表示状態に基づいて、コピー用の情報における前記部分情報の表示形式を決定する決定手段と、
    前記決定された表示形式に基づいて、前記選択された部分情報を変換したデータを作成する作成手段と、
    を備えることを特徴とする医用情報処理装置。
  14. 画像診断に関する情報を所定の種類ごとに分類した複数の部分情報と、前記複数の部分情報の間の関係を示す関係情報と、を含む構造化文書情報を処理する医用情報処理装置であって、
    表示されている前記構造化文書情報からコピー対象の部分情報および関係情報を選択する選択手段と、
    前記選択された部分情報と関係情報とに基づいて、コピー用の情報における前記部分情報の配置、および、前記選択された部分情報の表示状態に基づいて、コピー用の情報における前記部分情報の表示形式、のうち少なくともいずれか一方を決定する決定手段と、
    前記決定に基づいて、前記選択された部分情報および関係情報を変換したデータを作成する作成手段と、
    を備えることを特徴とする医用情報処理装置。
  15. 画像診断に関する情報を所定の種類ごとに分類した複数の部分情報と、前記複数の部分情報の間の関係を示す関係情報と、を含む構造化文書情報を処理する医用情報処理装置であって、
    表示されている前記構造化文書情報からコピー対象の部分情報および関係情報を選択する選択手段と、
    前記選択された部分情報および関係情報を貼付する貼付先で処理可能なデータの形式を判定する判定手段と、
    前記判定の結果に基づいて、前記選択された部分情報および関係情報を変換したデータを作成する作成手段と、
    を備えることを特徴とする医用情報処理装置。
  16. 請求項1乃至15のいずれか1項に記載の医用情報処理装置を備えることを特徴とする医用情報処理システム。
  17. 画像診断に関する情報を所定の種類ごとに分類した複数の部分情報と、前記複数の部分情報の間の関係を示す関係情報と、を含む構造化文書情報を処理する医用情報処理装置における医用情報処理方法であって、
    選択手段が、表示されている前記構造化文書情報からコピー対象の部分情報および関係情報を選択する選択工程と、
    決定手段が、前記選択された部分情報および関係情報に基づいて、コピー用の情報における前記部分情報の配置を決定する決定工程と、
    作成手段が、前記決定された配置に基づいて前記選択された部分情報および関係情報を変換したデータを作成する作成工程と、
    を有することを特徴とする医用情報処理方法。
  18. コンピュータに、請求項17に記載の医用情報処理方法の各工程を実行させるためのプログラム。
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