JP2018054753A - 画像形成装置及び制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】転写ロールと対向ロールとの接触量を調整しない場合に比べて、画像の品質の低下を抑制する、画像形成装置及び制御プログラムを提供する。【解決手段】画像形成装置10は、画像形成ユニット12及び一次転写装置26と、転写ロール38、及び中間転写体21を挟んで転写ロール38に対向して設けられた対向ロール48を含み、転写ロール38が中間転写体21を挟んで対向ロール48を押圧することにより中間転写体21に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する二次転写装置30と、転写ロール38と対向ロール48との中間転写体21を介した接触量として食い込み量を調整する変位調整部80及び荷重付与部88と、記録媒体Pに中間転写体21から転写されたトナー像に応じた画像の濃度を読み取った結果に基づいて変位調整部80及び荷重付与部88が調整する食い込み量を制御する制御部100と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置、及び制御プログラムに関する。
特許文献1には、トナー像が担持される担持体と、前記担持体に対して揺動する揺動軸を有し、当該担持体に担持されたトナー像を記録材に対して転写せしめる転写ベルトと、を含む画像形成装置が開示されている。この画像形成装置は、トナー像を記録材に転写させる際に前記転写ベルトを前記担持体に押圧させるとともに所定のタイミングで当該担持体から離間させるように、当該転写ベルトを当該転写ベルトの揺動軸を中心に揺動させる揺動手段を含む。さらに、この画像形成装置は、前記転写ベルト及び前記揺動手段を、当該揺動手段による当該転写ベルトの揺動とは無関係に当該転写ベルトの揺動軸と同軸で揺動させて前記担持体から退避させる退避手段を含む。
特開2005−309248号公報
本発明は、転写ロールと対向ロールとの接触量を調整しない場合に比べて、画像の品質の低下を抑制する、画像形成装置及び制御プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の画像形成装置は、中間転写体上にトナー像を形成する形成部と、前記中間転写体の前記トナー像が形成される面と対向して設けられた転写ロール、及び前記中間転写体を挟んで前記転写ロールに対向して設けられた対向ロールを含み、前記転写ロールが中間転写体を挟んで前記対向ロールを押圧することにより前記中間転写体に形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写部と、前記転写ロールと前記対向ロールとの前記中間転写体を介した接触量を調整する調整部と、前記記録媒体に前記中間転写体から転写されたトナー像に応じた画像の濃度を読み取った結果に基づいて前記調整部が調整する前記接触量を制御する制御部と、を備える。
また、請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記調整部は、前記転写ロール及び前記対向ロールの少なくとも一方の軸方向の両端部の接触量を各々、調整する。
また、請求項3に記載の画像形成装置は、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、前記制御部は、前記調整部により、前記転写ロールまたは前記対向ロールの軸方向の両端部の各々に応じた位置の画像の濃度の差が予め定められた範囲内とさせる制御を行う。
また、請求項4に記載の画像形成装置は、請求項3に記載の画像形成装置において、前記制御部は、前記両端部のうち、画像の濃度が低い方に応じた端部の前記接触量を増加させる調整、及び画像の濃度が高い方に応じた端部の前記接触量を低減させる調整の少なくとも一方の調整を行うように前記調整部を制御する。
また、請求項5に記載の画像形成装置は、請求項3または請求項4に記載の画像形成装置において、前記制御部は、前記画像の濃度の差が予め定められた範囲内となる前記接触量を表す情報を記憶部に記憶させる制御を行う。
また、請求項6に記載の画像形成装置は、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、前記制御部は、前記転写ロールまたは前記対向ロールの軸方向の両端の接触量を前記調整部により変化させ、前記軸方向の一方の端部に応じた位置の画像の濃度の変化量と、前記軸方向の他方の端部に応じた位置の画像の濃度の変化量を導出する導出部をさらに備える。
また、請求項7に記載の画像形成装置は、請求項6に記載の画像形成装置において、前記導出部は、前記軸方向の一方の端部に応じた位置の画像の濃度の変化量が予め定められた閾値以下となった場合の接触量と、前記軸方向の他方の端部に応じた位置の画像の濃度の変化量が前記予め定められた閾値以下となった場合の接触量と、に基づいて、画像形成における接触量の補正量をさらに導出する。
また、請求項8に記載の画像形成装置は、請求項7に記載の画像形成装置において、前記制御部は、導出した前記補正量を表す情報を記憶部に記憶させる制御を行う。
さらに、上記目的を達成するために、請求項9に記載の制御プログラムは、コンピュータを、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御部として機能させるためのものである。
請求項1及び請求項9に記載の発明によれば、転写ロールと対向ロールとの接触量を調整しない場合に比べて、画像の品質の低下を抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、転写ロール及び対向ロールの少なくとも一方の軸方向の両端部の一方を調整する場合に比べて、調整精度を高くすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、画像の濃度がほぼ均一になるように調整することができる。
請求項4に記載の発明によれば、より好適に、画像の濃度がほぼ均一になるように調整することができる。
請求項5に記載の発明によれば、好適なタイミングで接触量の調整を行うことができる。
請求項6に記載の発明によれば、画像の濃度を調整することができる。
請求項7に記載の発明によれば、画像の濃度がほぼ均一になるように調整することができる。
請求項8に記載の発明によれば、好適なタイミングで接触量の調整を行うことができるようになる。
第1実施形態の画像形成装置の構成の一例を示す破断正面図(一部ブロック図)である。 第1実施形態の二次転写装置の構成の一例を示す破断正面図である。 第1実施形態の二次転写装置の変位調整部及び荷重付与部の構成の一例を示す、記録媒体の搬送方向下流側から見た側面図である。 第1実施形態の制御部で実行食い込み量調整処理の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態における記録媒体上に形成されたテスト画像を説明するための説明図である。 第1実施形態におけるに二次転写装置において圧力むら等が生じている場合における、テスト画像の画像濃度の副走査方向における変化の一例を示すグラフである。 第2実施形態の制御部で実行食い込み量調整処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態における記録媒体上に形成されたテスト画像を説明するための説明図である。 第2実施形態におけるに二次転写装置において圧力むら等が生じている場合における、テスト画像の画像濃度の副走査方向における変化の一例を示すグラフである。 画像形成装置の前側に対応する領域の画像の濃度と、食い込み量との関係の一例を表すグラフである。 画像形成装置の後側に対応する領域の画像の濃度と、食い込み量との関係の一例を表すグラフである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
[第1実施形態]
まず、図1を参照して、本実施形態の画像形成装置の構成について説明する。図1は、本実施形態の画像形成装置10の一例の構成を示す破断正面図である。図1に示すように、本実施形態の画像形成装置10は、いわゆる、タンデム型の画像形成装置である。
本実施形態の画像形成装置10は、画像形成ユニット12Y、12M、12C、及び12Kと、中間転写体21と、二次転写装置30と、定着装置50と、を備えている。以下の説明では、画像形成ユニットについてイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の各色を区別する場合は、個々を区別する符号「Y」、「M」、「C」、及び「K」を付して説明し、個々を区別しない場合は、上記符号の記載を省略する。
各画像形成ユニット12は、図1に示した矢印A方向に回転駆動される像保持体14を備えている。そして、対応する露光装置18から各像保持体14へ光ビームBmが照射されることにより、各像保持体14には静電潜像が形成される。
各像保持体14の周囲には、像保持体14を帯電する帯電装置16と、露光装置18によって像保持体14に形成された静電潜像をトナーにより現像する現像装置20と、転写後の像保持体14に残留するトナーを除去する除去装置24と、が設けられている。なお、帯電装置16、現像装置20、及び除去装置24は、像保持体14の表面と対向して、像保持体14の回転方向上流側から下流側へ向けてこの順番で配置されている。
また、各画像形成ユニット12の下側には、一次転写装置26が設けられている。一次転写装置26は、各像保持体14と接触する環状の中間転写体21と、各像保持体14に形成されたトナー像を中間転写体21に多重転写させる一次転写ロール22とを含んでいる。本実施形態の画像形成ユニット12及び一次転写装置26が、本発明の形成部の一例である。
中間転写体21は、モータ(図示省略)で駆動される駆動ロール52と、張力付与ロール54と、対向ロール48とに巻き掛けられており、駆動ロール52により、一方向(図1における矢印B方向)に循環移動される。本実施形態の対向ロール48が、本発明の支持部材の一例である。
各一次転写ロール22は、中間転写体21を挟んでそれぞれの各画像形成ユニット12の像保持体14と対向配置されている。また、一次転写ロール22は、給電ユニット(図示省略)によって、トナーの極性とは逆極性の転写バイアスが印加される。
対向ロール48の下流側には、中間転写体21上の残留トナーや紙粉等を除去する清掃装置56が設けられている。
一次転写装置26の下方には、用紙等の記録媒体の一例である記録媒体Pが収容される記録媒体収容部60が設けられている。記録媒体収容部60の一端側(図1における正面視左側)の上方には、記録媒体収容部60から記録媒体Pを搬送経路65に送り出すピックアップロール62が設けられている。
搬送経路65におけるピックアップロール62の記録媒体搬送方向下流側には、記録媒体Pを搬送する複数の搬送ロール64が設けられている。
搬送経路65は、記録媒体収容部60から二次転写装置30の転写領域X(いわゆる、「転写ニップ」)へ向けて記録媒体Pを搬送する。
詳細は後述するが本実施形態の二次転写装置30は、クリーニング装置32、クリーニング装置34、転写ベルト36、転写ロール38、従動ロール39、上述した対向ロール48、及び給電ロール49を備えている。本実施形態の二次転写装置30が、本発明の転写部の一例である。
転写ベルト36は、転写ロール38及び従動ロール39に巻掛けられている。本実施形態の転写ベルト36が、本発明の転写部材の一例である。転写ロール38は、転写領域Xにおいて、転写ベルト36を挟んで、中間転写体21及び対向ロール48に対向する位置に配置され、転写ベルト36上に搬送される記録媒体Pに対して二次転写を施すための二次転写ロールとして機能する。転写ベルト36には、中間転写体21と接する二次転写装置30には、クリーニング装置32及びクリーニング装置34が配置されている。クリーニング装置32は、導電性のファーブラシ40を備える。クリーニング装置34は、導電性のファーブラシ44を備える。ファーブラシ40、44は、転写ベルト36に接触して配置され、転写ベルト36に付着した汚れを除去する。
また、図1に示すように、本実施形態の画像形成装置10は、上述した各装置及び各部の動作を制御する制御部100を備えている。制御部100は、CPU(Central Processing Unit)102、ROM(Read Only Memory)104、RAM(Random Access Memory)106、及び記憶部108を備えている。CPU102は、画像形成装置10の全体的な動作を制御する。ROM104には、詳細を後述する制御プログラム105を含む各種プログラムや各種パラメータ等が予め記憶される。RAM106は、CPU102による各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられる。記憶部108は、不揮発性のメモリ等であり、詳細を後述する補正情報109が記憶される。本実施形態の制御部100が、本発明の制御部及び導出部の一例である。
次に、画像形成装置10による画像形成工程について説明する。
コンピュータ等の外部装置から供給される画像データに対して、制御部100が画像処理を行った画像データが、各露光装置18に送られる。各露光装置18は、画像データに応じて各光ビームBmを出射して、帯電装置16によって帯電した各像保持体14を露光して、静電潜像を形成する。
像保持体14に形成された静電潜像は、現像装置20によって現像され、Y、M、C、Kの各色のトナー像が形成される。
図1に示すように、各画像形成ユニット12Y、12M、12C、及び12Kの像保持体14に形成された各色のトナー像は、4つの一次転写ロール22によって中間転写体21に順次多重転写される。
中間転写体21に多重転写された各色のトナー像は、二次転写装置30によって、記録媒体収容部60から搬送されてきた記録媒体P上に二次転写される。トナー像が転写された記録媒体Pは、搬送ベルト66によって定着装置50に向けて搬送される。
記録媒体P上の各色のトナー像が、定着装置50により加熱及び加圧されることで記録媒体Pに定着することにより記録媒体P上に画像が形成される。画像が形成された記録媒体Pは、排出ロール(図示省略)によって画像形成装置10の外部に排出される。記録媒体Pへの転写が終了した後、中間転写体21上に残った残留トナーは、中間転写体21の移動に伴って搬送され、清掃装置56によって中間転写体21上から除去される。
定着装置50の下流側には、濃度センサ51が配置されており、記録媒体Pに形成された画像の濃度を読み取る。濃度センサ51としては、例えば、記録媒体Pの搬送方向と交差する方向にラインセンサ(ライン状に配列された、CCD(Charge Coupled Devices)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の光電変換素子)が設けられたインラインセンサ等が用いられる。濃度センサ51は、記録媒体Pの搬送に同期させて、ラインセンサで記録媒体Pに形成された画像を読み取り、これによって得られた画像情報を制御部100へ出力する。
本実施形態の制御部100は、濃度センサ51から入力された画像情報に基づいて、二次転写装置30の転写ロール38と対向ロール48との接触量を調整する処理を実行する。なお、本実施形態では、詳細を後述する接触量の調整においては、中間転写体21及び転写ベルト36を介して転写ロール38の表面と対向ロール48の表面とが食い込む量である食い込み量の調整を行う。本実施形態の「食い込み量」が、本発明の「接触量」の一例である。
次に、本実施形態の二次転写装置30の構成について詳細に説明する。
図2は、本実施形態の画像形成装置10に設けられた二次転写装置30の構成の一例を示す破断正面図である。また、図3は、二次転写装置30の変位調整部80f、80r及び荷重付与部88f、88rの構成の一例を示す、記録媒体Pの搬送方向下流側から見た側面図である。なお、図3では、中間転写体21及び転写ベルト36の記載を省略している。
転写ロール38は円柱状に構成され、転写ベルト36の幅方向に軸90の軸方向が一致するように、転写ベルト36の内周面側に配置されている。一方、対向ロール48もまた、円柱状に構成され、中間転写体21の幅方向に軸92の軸方向が一致するように、中間転写体21の内周面側に配置されている。図3に示すように、転写ロール38と対向ロール48とは、軸方向が一致している。なお、図3では図示を省略しているが、軸92の両端は、画像形成装置10内に固定されている。
図2に示すように、転写ロール38は、転写領域Xにおいて中間転写体21を挟んで対向ロール48を押圧することにより、中間転写体21に保持されたトナー像を記録媒体Pに二次転写する。
また、転写ロール38及び従動ロール39は共に接地されており、ファーブラシ40、44に隣接する転写ロール38は、クリーニング装置32、34の対向電極としても機能する。また、対向ロール48は、転写ロール38の対向電極としても機能する。
本実施形態の二次転写装置30では、転写バイアス印加装置72が給電ロール49に転写バイアスを印加し、クリーニングバイアス印加装置74がファーブラシ40にクリーニングバイアスを印加し、クリーニングバイアス印加装置78がファーブラシ44に第2クリーニングバイアスを印加する。以下では、転写バイアス印加装置72が印加するバイアス、クリーニングバイアス印加装置74及びクリーニングバイアス印加装置78の各々が印加するバイアスを総称する場合は、単に「バイアス」という。
図2に示すように、本実施形態の転写バイアス印加装置72は、電源72Bを備えており、制御部100が電源72Bを制御することにより、印加する転写バイアスの極性が切り換えられる。
また、転写バイアス印加装置72と給電ロール49との間には合成抵抗検知部70が設けられており、転写バイアスが印加された際に給電ロール49、対向ロール48、中間転写体21、転写ベルト36、及び転写ロール38を介して流れる二次転写電流が検出される。本実施形態の合成抵抗検知部70は、検出した二次転写電流に基づいて、制御部100が合成抵抗を導出して制御部100に出力する。制御部100は、合成抵抗検知部70が導出た合成抵抗に応じたバイアスを導出する。
一方、クリーニングバイアス印加装置74は、電源74を備えており、制御部100が電源74を制御することにより、印加するクリーニングバイアスの極性が切り換えられる。また、クリーニングバイアス印加装置78は、電源78を備えており、制御部100が電源78を制御することにより、印加するクリーニングバイアスの極性が切り換えられる。
また、本実施形態の二次転写装置30は、図3に示すように、画像形成装置10の前側(図1における紙面手前側)には、転写ロール38を対向ロール48に向けて押圧する方向と離間する方向とに移動させることにより、転写ロール38の対向ロール48に対する食い込み量を調整する変位調整部80f及び荷重付与部88fが設けられている。また、画像形成装置10の後側(図1における紙面奥側)には、転写ロール38を対向ロール48に向けて押圧する方向と離間する方向とに移動させることにより、転写ロール38の対向ロール48に対する食い込み量を調整する変位調整部80r及び荷重付与部88rが設けられている。以下では、変位調整部80f、80r、荷重付与部88f、88rの各部等について、個々を区別する場合は、前側を表す符号「f」及び後側を表す符号「r」を付して説明し、個々を区別しない場合は、上記符号の記載を省略する。
本実施形態の変位調整部80及び荷重付与部88が、本発明の調整部の一例である。
荷重付与部88は、転写ロール38の軸90の一方の端部に対して、転写ロール38を対向ロール48に向けて押圧する荷重Fを付与する機能を有している。本実施形態では、荷重付与部88の一例として、転写ロール38が対向ロール48を押圧することによる転写ロール38の変形に伴って生じる反力を上回る荷重が付与可能なバネを用いている。
変位調整部80は、軸83、偏芯カム84A、84B、及びスタッド86を含む位置決め機構81と、モータ82と、を備える。スタッド86には、転写ロール38の軸90の一方の端部が連結されている。偏芯カム84A及び偏芯カム84Bは、断面が楕円の円柱状に構成されており、軸83が偏芯された位置に設けられている。軸83は、モータ82の回転軸に連結されている。制御部100の制御により、モータ82の回転軸が回転すると、偏芯カム84A及び84Bが軸83を中心に回転することにより、スタッド86が図3に示した矢印C方向に往復移動する。このスタッド86の往復移動に応じて、当該スタッド86に軸90が連結された側の転写ロール38の端部が対向ロール48を押圧する方向と離間する方向とに移動する。
このように本実施形態では、制御部100がモータ82の回転を制御することにより、位置決め機構81及び荷重付与部88によって、転写ロール38の対向ロール48に対する食い込み量を調整する。ここで、本実施形態に係る二次転写装置30では、画像形成装置10の前側及び後側に各々個別に位置決め機構81及び荷重付与部88を設けているので、本実施形態の制御部100は、各モータ82の駆動状態を異ならせることにより、転写ロール38の食い込み量を、両端部で異ならせることができる。
次に、本実施形態の画像形成装置10の作用について説明する。
制御部100は、例えば、画像形成装置10の主電源スイッチが投入された場合、画像形成装置10の各種部品を交換した場合、及び予め定められた枚数の画像を形成する毎等の、予め定められた条件を満たした場合に、CPU102が、ROM104に記憶されている制御プログラム105を実行することにより、図4に示した食い込み量調整処理を実行する。
ステップS100で制御部100は、画像形成ユニット12、一次転写装置26、及び二次転写装置30、及び定着装置50等を駆動して記録媒体P上に、図5に一例を示すテスト画像T1を形成させ、テスト画像T1の濃度を濃度センサ51に読み取らせる。なお、テスト画像T1を形成する場合、上述した、記録媒体Pにトナー像(画像)を形成する通常の場合と異なり、二次転写装置30では、転写バイアス印加装置72、及びクリーニングバイアス印加装置74、78によりバイアスを印加しない状態で中間転写体21から記録媒体Pにトナー像を転写させる。これにより、二次転写装置30における合成抵抗のむらによって生じる画像の濃度むらの影響を抑制し、転写ロール38と対向ロール48とのニップに作用する、機械的なバラツキに起因する圧力むらが濃淡として現れたテスト画像T1が記録媒体Pに形成される。
テスト画像T1は、画素値が均一な画像であれば、特に限定されないが、濃度センサ51の感度に応じた値とすることが好ましく、一例として本実施形態では、Cin(画素値)を60%としている。また、濃度センサ51に検出が可能な色であればトナーの色(画像の色)は特に限定されず、一例として本実施形態ではトナーの色をKとしている。
また、濃度センサ51は、少なくとも、転写ロール38(対向ロール48)の軸方向の両端部に応じて予め定められた記録媒体P上の位置(例えば、図5の位置Pf、Pr参照)における画像の濃度を検知できればよい。
図6には、上述したように二次転写装置30において圧力むら等が生じている場合における、テスト画像T1の画像濃度の副走査方向における変化の一例を示す。図6に示した例では、テスト画像T1において、前側(例えば、図5の位置Pf)における画像濃度Dfの方が、後側(例えば、図5の位置Pr)における画像濃度Drよりも高い場合を示している。
次のステップS102で制御部100は、画像濃度Dfから画像濃度Drを減算して得られた値が、0.05以上か(Df−Dr≧0.05)否かを判定する。画像濃度Dfから画像濃度Drを減算して得られた値が0.05以上の場合、ステップS102の判定が肯定判定となり、ステップS104へ移行する。なお、本実施形態では、一例として、画像濃度Dfと画像濃度Drとの差が0.05未満となるように食い込み量の調整を行うが、画像濃度Dfと画像濃度Drとの差は任意である。画像濃度Dfと画像濃度Drとの差が小さいほど、画像濃度の均一性が高くなるが、調整に時間を要する場合がある。
ステップS104で制御部100は、変位調整部80rを制御して、後側の食い込み量を予め定められた量、増加させた後、ステップS100に戻る。具体的には、モータ82rを駆動し、転写ロール38の軸90の端部を対向ロール48に近付く方向に移動させる。
一方、画像濃度Dfから画像濃度Drを減算して得られた値が0.05未満の場合、ステップS102の判定が否定判定となり、ステップS106へ移行する。
ステップS106で制御部100は、画像濃度Drから画像濃度Dfを減算して得られた値が、0.05以上か(Dr−Df≧0.05)否かを判定する。画像濃度Drから画像濃度Dfを減算して得られた値が0.05以上の場合、ステップS106の判定が肯定判定となり、ステップS108へ移行する。
ステップS108で制御部100は、変位調整部80fを制御して、前側の食い込み量を予め定められた量、増加させた後、ステップS100に戻る。具体的には、モータ82fを駆動し、転写ロール38の軸90の端部を対向ロール48に近付く方向に移動させる。
一方、画像濃度Drから画像濃度Dfを減算して得られた値が0.05未満の場合、ステップS106の判定が否定判定となり、ステップS110へ移行する。このように、本実施形態の食い込み量調整処理では、画像濃度Dfと画像濃度Drとの差が0.05未満となった場合に、ステップS110へ移行する。
ステップS110で制御部100は、現在の前側及び後側の食い込み量を表す情報を補正情報109として、記憶部108に記憶させた後、食い込み量調整処理を終了する。なお、補正情報109が既に記憶部108に記憶されている場合は、記憶されている補正情報109を新たな補正情報109に更新する。
なお、補正情報109は、現在の前側及び後側の食い込み量そのものを表す情報であってもよいし、上記ステップS104及びS108により、増加させた食い込み量を表す情報であってもよい。
本実施形態の画像形成装置10では、食い込み量調整処理を終了した際には、二次転写装置30における圧力むら等に起因する画像の濃度むらが抑制された状態に、二次転写装置30が調整された状態となる。
なお、記録媒体Pとして、薄紙、厚紙、ラフ紙、及びコート紙等様々な種類が用いられる場合がある。記録媒体Pは種類に応じて厚みが異なる場合があるため、記録媒体Pの厚みに応じて、転写ロール38と対向ロール48との食い込み量(ニップ量)が予め定められている場合がある。このような場合、画像形成装置10の制御部100は、記録媒体Pに画像を形成する際に、記録媒体Pの種類(厚み)に応じた予め定められた食い込み量を、記憶部108に記憶されている補正情報109に基づいて補正して用いることにより、記録媒体Pの種類(厚み)によらず、圧力むら等に起因する画像の濃度むらを抑制することができる。
[第2実施形態]
第1実施形態の画像形成装置10では、二次転写装置30における圧力むら等に起因する画像の濃度むらを抑制する場合について説明した。これに対して、本実施形態では、画像形成装置10全体に起因する画像の濃度むらを抑制する場合について説明する。
本実施形態の画像形成装置10の構成は、第1実施形態の画像形成装置10(図1、図2、及び図3参照)と同様であるため、説明を省略し、本実施形態の画像形成装置10の作用について説明する。
制御部100は、第1実施形態と同様に、予め定められた条件を満たした場合に、CPU102が、ROM104に記憶されている制御プログラム105を実行することにより、図7に示した食い込み量調整処理を実行する。
ステップS200で制御部100は、変位調整部80のモータ82を制御して、食い込み量を初期値に設定する。本実施形態では、一例として食い込み量の初期値を0.4mmとしているが、特に限定されるものではない。
ステップS202で制御部100は、画像形成ユニット12、一次転写装置26、及び二次転写装置30、及び定着装置50等を駆動して記録媒体P上に、図8に一例を示すテスト画像T2を形成させ、テスト画像T2の濃度を濃度センサ51に読み取らせる。なお、本実施形態では、第1実施形態と異なり、記録媒体Pに画像を形成する通常の方法と同様に、各部を駆動させてテスト画像T2を形成させる。これにより、画像形成装置10の各部に起因する濃度むらが現れたテスト画像Tが記録媒体Pに形成される。図8に示すように、テスト画像T2は、転写ロール38の前側端部に対応する領域L1の画像及び後側端部に対応する領域L2の画像を含む。
テスト画像Tは、画素値が均一な画像であれば、特に限定されないが、濃度センサ51の感度に応じた値とすることが好ましく、例えば、Cin(画素値)が40〜60%であることが好ましい。一例として本実施形態では、Cin(画素値)を60%としている。また、濃度センサ51に検出が可能な色であればトナーの色(画像の色)は特に限定されないが、2次色であることが好ましい。一例として本実施形態ではトナーの色をM及びCとしている。
また、濃度センサ51は、少なくとも、トナー画像T2の領域L1の画像及び領域L2の画像の濃度が検知可能であればよい。
次のステップS204で制御部100は、テスト画像T2の領域L1の画像の濃度の平均値Df_ref及び領域L2の画像の濃度の平均値Dr_refを導出する。図9には、テスト画像T2の画像濃度の副走査方向における変化の一例を示す。図9に示した例では、テスト画像T2において、画像形成装置10の前側の方が、後側よりも画像の濃度が高い場合を示している。
また、図10には、画像形成装置10の前側に対応する領域L1の画像の濃度と、食い込み量との関係の一例を表すグラフを示す。さらに、図11には、画像形成装置10の後側に対応する領域L2の画像の濃度と、食い込み量との関係の一例を表すグラフを示す。画像形成装置10の前側及び後側のいずれにおいても、転写ロール38と対向ロール48との食い込み量を増加させた場合、食い込み量が小さい場合は、食い込み量の増加に応じて画像の濃度は高くなるが、やがて、食い込みに対する画像の濃度の感度がない、いわば不感帯の状態に至る。図10に示した場合では、不感帯の領域は、食い込み量が0.2mm以降(図10中では〜1.4mm)の領域である。図11に示した場合では、不感帯の領域は、食い込み量が0.2mm以降(図11では〜1.4mm)の領域である。
本実施形態では、この不感帯の状態における画像の濃度の平均値Df_ref及び平均値Dr_refを導出する。
次のステップS206で制御部100は、各変位調整部80のモータ82を制御して、転写ロール38を全体的に、対向ロール48から離間する方向に0.1mm移動させることにより、食い込み量を0.1mm減少させる。
次のステップS208で制御部100は、上記ステップS202と同様に、記録媒体P上に、テスト画像T2を形成させ、テスト画像T2の濃度を濃度センサ51に読み取らせる。
次のステップS210で制御部100は、テスト画像T2の領域L1の画像の濃度の平均値Df_n及び領域L2の画像の濃度の平均値Dr_nを導出する。上述したように、上記ステップS206において、制御部100が食い込み量を0.1mm減少させているため、転写ロール38が対向ロール48を押圧する圧力が弱まる。そのため、記録媒体P上に形成された画像の濃度は低下する傾向にあり、図9に例示したように平均値Df_nの方が平均値Df_refよりも画像の濃度が低く、平均値Dr_nの方が平均値Dr_refよりも画像の濃度が低くなる。
次のステップS212で制御部100は、平均値Df_refに対する平均値Df_nの割合を求めることにより、画像の濃度の変化量を導出し、導出した変化量が0.7以下(Df_n/Df_ref≦0.7)であるか否かを判定する。導出した変化量が0.7以下ではない場合、すなわち導出した変化量が0.7を越える場合、ステップS212の判定が否定判定となり、ステップS206に戻り、上記処理を繰り返す。 一方、導出した変化量が0.7以下の場合、ステップS212の判定が肯定判定となり、ステップS214へ移行する。
ステップS214で制御部100は、平均値Dr_refに対する平均値Dr_nの割合を求めることにより、画像の濃度の変化量を導出し、導出した変化量が0.7以下(Dr_n/Dr_ref≦0.7)であるか否かを判定する。導出した変化量が0.7以下ではない場合、すなわち導出した変化量が0.7を越える場合、ステップS214の判定が否定判定となり、ステップS206に戻り、上記処理を繰り返す。
一方、導出した変化量が0.7以下の場合、ステップS214の判定が肯定判定となり、ステップS216へ移行する。このように、本実施形態の食い込み量調整処理では、トナー画像T2の領域L1における画像の濃度の変化量、及び領域L2における画像の濃度の変化量がともに0.7以下となった場合に、ステップS216へ移行する。
ステップS216で制御部100は、画像形成装置10の前側に対応する領域L1における画像の濃度(上記で導出した画像の濃度の変化量)の変化点、及び後側に対応する領域L2における画像の濃度の変化点を導出する。
本実施形態では、一例として、制御部100は、画像の濃度の変化量が0.7以下となった場合の、食い込み量を画像の濃度の変化点として導出する。例えば、図10に示した画像の濃度と食い込み量との関係を有する場合の画像形成装置10の前側の濃度の変化点は、−0.1mmである。また例えば、図11に示した画像の濃度と食い込み量との関係を有する場合の画像形成装置10の後側の濃度の変化点は、0mmである。
次のステップS218で制御部100は、上記ステップS216で導出した濃度の変化点の差に基づいて、補正量を導出する。本実施形態では一例として、制御部100は、画像形成装置10の前側の濃度の変化点に対する後側の濃度の変化点を補正量として導出する。例えば、上述の場合では、補正量が0.1mm(0−(−0.1)=0.1)となる。
ステップS220で制御部100は、上記ステップS218で導出した補正量を表す情報を補正情報109として、記憶部108に記憶させた後、食い込み量調整処理を終了する。なお、補正情報109が既に記憶部108に記憶されている場合は、記憶されている補正情報109を新たな補正情報109に更新する。
本実施形態の画像形成装置10では、このように補正情報109を記憶部108に記憶させておき、記録媒体Pに画像を形成するのに先立ち、記憶部108から補正情報109を読み出して、転写ロール38と対向ロール48との食い込み量を補正する。なお、第1実施形態で上述したように、記録媒体Pの種類(厚み)に応じた予め定められた食い込み量を、記憶部108に記憶されている補正情報109に基づいて補正して用いることにより、記録媒体Pの種類(厚み)によらず、画像形成装置10の各部に起因して発生した画像の濃度むらを抑制することができる。
以上説明したように、上記各実施形態の画像形成装置10は、中間転写体21上にトナー像を形成する画像形成ユニット12及び一次転写装置26と、中間転写体21のトナー像が形成される面と対向して設けられた転写ロール38、及び中間転写体21を挟んで転写ロール38に対向して設けられた対向ロール48を含み、転写ロール38が中間転写体21を挟んで対向ロール48を押圧することにより中間転写体21に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する二次転写装置30と、転写ロール38と対向ロール48との中間転写体21を介した接触量として食い込み量を調整する変位調整部80及び荷重付与部88と、記録媒体Pに中間転写体21から転写されたトナー像に応じた画像の濃度を読み取った結果に基づいて変位調整部80及び荷重付与部88が調整する食い込み量を制御する制御部100と、を備える。
このように、上記各実施形態の画像形成装置10によれば、制御部100が、画像の濃度を読み取った結果に基づいて、変位調整部80及び荷重付与部88により、転写ロール38と対向ロール48との中間転写体21を介した接触量として食い込み量を調整するため、画像の濃度を所望の状態に調整することができる。
従って、上記各実施形態の画像形成装置10によれば、転写ロール38と対向ロール48との接触量を調整しない場合に比べて、画像の品質の低下が抑制される。
画像の品質の向上等を目的としたトナーの小粒径化に伴い、転写ロール38と対向ロール48との食い込み量を大きくする場合がある一方、記録媒体Pの種類等に応じて、食い込み量を小さくする場合がある。これに対して、上記各実施形態の画像形成装置10では、転写ロール38(対向ロール48)の軸方向において、ニップ荷重のバランスを図り、かつ画像の濃度を均一化を図るため、より高品質の画像が形成される。
なお、上記各実施形態では、転写ロール38を対向ロール48に向けて押圧する方向と離間する方向とに移動させる形態について説明したが、当該形態に限定されないことはいうまでもない。転写ロール38及び対向ロール48の少なくとも一方を移動させればよく、例えば、対向ロール48を転写ロール38に向けて押圧する方向と離間する方向とに移動させる形態としてもよい。
また、上記各実施形態では、画像形成装置10内に設けられた濃度センサ51が記録媒体P上に形成された画像の濃度を読み取った結果を用いる形態について説明したが、当該形態に限定されないことはいうまでもない。例えば、濃度センサ51を、画像形成装置10の外部に設けられたスキャナ等とした形態であってもよい。
また、画像形成装置10を、上記各実施形態を組合せた形態とし、ユーザの指示等に応じて、図4に示した食い込み量調整処理及び図7に示した食い込み量調整処理のいずれかを制御部100が実行するようにしてもよい。
なお、上記実施形態は、本発明の一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることはいうまでもない。
10 画像形成装置
12 画像形成ユニット
21 中間転写体
26 一次転写装置
30 二次転写装置
38 転写ロール
48 対向ロール
51 濃度センサ
80 変位調整部
88 荷重付与部
100 制御部
102 CPU
105 制御プログラム
108 記憶部
109 補正情報

Claims (9)

  1. 中間転写体上にトナー像を形成する形成部と、
    前記中間転写体の前記トナー像が形成される面と対向して設けられた転写ロール、及び前記中間転写体を挟んで前記転写ロールに対向して設けられた対向ロールを含み、前記転写ロールが中間転写体を挟んで前記対向ロールを押圧することにより前記中間転写体に形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写部と、
    前記転写ロールと前記対向ロールとの前記中間転写体を介した接触量を調整する調整部と、
    前記記録媒体に前記中間転写体から転写されたトナー像に応じた画像の濃度を読み取った結果に基づいて前記調整部が調整する前記接触量を制御する制御部と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 前記調整部は、前記転写ロール及び前記対向ロールの少なくとも一方の軸方向の両端部の接触量を各々、調整する、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記制御部は、前記調整部により、前記転写ロールまたは前記対向ロールの軸方向の両端部の各々に応じた位置の画像の濃度の差が予め定められた範囲内とさせる制御を行う、
    請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記両端部のうち、画像の濃度が低い方に応じた端部の前記接触量を増加させる調整、及び画像の濃度が高い方に応じた端部の前記接触量を低減させる調整の少なくとも一方の調整を行うように前記調整部を制御する、
    請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記画像の濃度の差が予め定められた範囲内となる前記接触量を表す情報を記憶部に記憶させる制御を行う、
    請求項3または請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記転写ロールまたは前記対向ロールの軸方向の両端の接触量を前記調整部により変化させ、
    前記軸方向の一方の端部に応じた位置の画像の濃度の変化量と、前記軸方向の他方の端部に応じた位置の画像の濃度の変化量を導出する導出部をさらに備える、
    請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  7. 前記導出部は、前記軸方向の一方の端部に応じた位置の画像の濃度の変化量が予め定められた閾値以下となった場合の接触量と、前記軸方向の他方の端部に応じた位置の画像の濃度の変化量が前記予め定められた閾値以下となった場合の接触量と、に基づいて、画像形成における接触量の補正量をさらに導出する、
    請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、導出した前記補正量を表す情報を記憶部に記憶させる制御を行う、
    請求項7に記載の画像形成装置。
  9. コンピュータを、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御部として機能させるための、制御プログラム。
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