JP2018054752A - 映像投射システム - Google Patents
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Abstract
【課題】容易に映像投射装置による投射範囲を移動させることができる映像投射システムを提供する。【解決手段】映像投射システム1は、第2のアクチュエータ140のグループαの圧電カンチレバー140B,140Dに第1周期で電圧が変動する第1駆動電圧を印加すると共に、グループβの圧電カンチレバー140A,140Cに第1駆動電圧と周波数及び位相が等しく、振幅が異なる第2駆動電圧を印加する第1投射位置変更処理と、グループαの圧電カンチレバー140B,140Dとグループβの圧電カンチレバー140A,140Cの何れか一方にのみ第2周期で電圧が変動する第3駆動電圧を印加する第2投射位置変更処理とのうちの、少なくとも何れか一方を実行する垂直投射位置制御部を備えている。【選択図】図11A
Description
本発明は、複数台の映像投射装置で構成される映像投射システムに関する。
近年、複数台の映像投射装置を用いて1つの映像を形成するシステムが開発され、従来のマルチモニターディスプレイシステムの置き換えとして、あるいは、建物等の外壁をスクリーンとしたプロジェクションマッピングとして、様々な演出のために用いられている。複数台の映像投射装置を用いた投影方法としては、投射された複数の映像の重畳投影により部分的に映像の解像度を変更する方法が知られている。
例えば、下記の特許文献1は、全体投影用プロジェクタと局所投影用プロジェクタの2台を用いて映像の重畳部を作り、部分的に解像度を変更することができる投影方法を採用している(段落0005,図1)。複数のプロジェクタによって前方に映像を投射する技術は、車両用前照灯にも適用されている。
しかしながら、各プロジェクタの投射範囲は固定的であり、各投射範囲を簡単に移動できるようにはなっていない。このため、最高輝度点が画面中央からずれた等の理由で投射範囲を移動させる場合には、映像投射装置に設けられた移動機構によって移動させる必要があった。しかし、このような移動機構を有していることは、装置を小型化する観点からは不利である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、容易に映像投射装置による投射範囲を移動させることができる映像投射システムを提供することを目的とする。
本発明の映像投射システムは、第1投射範囲に第1サブ映像を投射する第1映像投射装置と、前記第1投射範囲内の第2投射範囲に第2サブ映像を投射するラスタースキャン方式の第2映像投射装置と、前記第1サブ映像と前記第2サブ映像を組み合わせて、1つの合成映像を生成する合成映像生成部と、を備えた映像投射システムであって、前記第2映像投射装置は、入射光を反射するミラー部と、前記ミラー部を第1軸線周りに回動させる第1駆動部と、前記ミラー部を前記第1軸線と直交する第2軸線周りに回動させる第2駆動部とを有し、前記第1軸線周りの回動角である第1回動角は、前記第2サブ映像における前記ミラー部による反射光の水平方向の投射位置を規定し、前記第2軸線周りの回動角である第2回動角は、前記第2サブ映像における前記ミラー部による反射光の垂直方向の投射位置を規定し、前記第2駆動部は、前記回動角の可変範囲において、所定の基準角度から前記第2回動角が増加する向きに前記ミラー部を回動させる第1駆動素子と、前記基準角度から前記第2回動角が減少する向きに前記ミラー部を回動させる第2駆動素子とを有し、前記第1駆動素子及び前記第2駆動素子は、印加される電圧のレベルに応じて前記ミラー部の前記基準角度からの回動量が変化する電圧駆動素子であって、前記第1駆動素子に第1周期で電圧が変動する第1駆動電圧を印加すると共に、前記第2駆動素子に前記第1駆動電圧と周波数及び位相が等しく、振幅が異なる第2駆動電圧を印加する第1投射位置変更処理と、前記第1駆動素子と前記第2駆動素子との何れか一方にのみ第2周期で電圧が変動する第3駆動電圧を印加する第2投射位置変更処理とのうちの、少なくとも何れか一方を実行する垂直投射位置制御部を備えていることを特徴とする。
本発明の映像投射システムでは、第2映像投射装置(後述する第2映像投射装置10Bに限られない)の第1駆動部がミラー部を第1軸線周りに回動させ、第2駆動部がミラー部を第2軸線周りに回動させる。そして、ミラー部の回動により入射光を反射させて、第2サブ映像を投射する。特に、第2軸線周りの第2回動角は、第2サブ映像における反射光の垂直方向の投射位置を規定する。そして、第1映像投射装置による第1サブ映像と第2サブ映像とを組み合せて、1つの合成映像を生成する。
第2駆動部は第1駆動素子と第2駆動素子とからなり、印加される電圧のレベルに応じて、第1駆動素子はミラー部を基準角度から増加する向きに回動させ、第2駆動部はミラー部を基準角度から減少する向きに回動させる。そして、両駆動素子によるミラー部の回動角により、第2サブ映像における反射光の垂直方向の投射位置が変化する。
第1投射位置変更処理では、第1駆動素子に印加する第1駆動電圧と第2駆動素子に印加する第2駆動電圧とで、周波数と位相が等しく、振幅が異なっているため、両駆動素子によるミラー部の基準角度からの回動量に差が生じて、反射光の垂直方向の投射位置が変化する。
また、第2投射位置変更処理では、第1駆動素子と第2駆動素子との何れか一方にのみ第3駆動電圧を印加する(例えば、他方は電圧ゼロにする)ことにより、ミラー部が基準角度から増加又は減少の一方向に回動する。これによっても、反射光の垂直方向の投射位置が変化する。垂直投射位置制御部は、少なくとも第1投射位置変更処理又は第2投射位置変更処理を実行するので、容易に投射位置(垂直方向)を移動させることができる。
本発明の映像投射システムにおいて、前記垂直投射位置制御部は、前記第2投射位置変更処理において、前記第3駆動電圧に一定電圧を重畳する垂直オフセット処理を実行することが好ましい。
この構成によれば、第3駆動電圧に対して垂直オフセット処理を実行すると、一方の駆動素子の駆動電圧は常に一定値以上となり、基準角度からの回動量が増加する。これにより、投射位置をさらに移動させることができる。
また、本発明の映像投射システムにおいて、前記第2駆動部は、前記第2軸線上に複数の圧電カンチレバーを隣り合うように並べて配置し、隣り合う圧電カンチレバーに対し折り返すように一端部を機械的に連結してなるミアンダ構造になっていることが好ましい。
この構成によれば、第2駆動部はミアンダ構造の複数の圧電カンチレバーで構成されているので、電圧を印加したとき、圧電カンチレバーが第2軸線周りに屈曲変形する。第1駆動素子と第2駆動素子とは、互いに逆方向に屈曲して非共振の駆動となるので、ミラー部を大きく回動させることができる。
図1に示されるように、本実施形態の映像投射システム1は、複数の映像投射装置10A〜10D(以下、映像投射装置10という場合がある。)と、入力映像を表す映像信号が入力されて、映像投射範囲の輝度分布を表す個別映像信号、及び後述するオフセット信号を、各映像投射装置10に出力する映像信号分配部20とを備える。以下では、本実施形態の映像投射システムを、4台の映像投射装置を備える映像投射システムを用いて説明するが、装置数は4台に限定されず、2台以上であればよい。
初めに、本実施形態の映像信号分配部20(本発明の「合成映像生成部」に相当)は、CPU、ROM、RAM並びにI/O回路及びA/D回路等の電子回路等により構成され(図示省略)、映像ソースから得られた映像信号により表現される入力映像の輝度分布から各映像投射装置10に与える映像投射範囲の輝度分布を抽出する。そして、映像信号分配部20は、抽出された映像投射範囲の輝度分布を表す個別映像信号を各映像投射装置10に出力する。
また、映像信号分配部20は、入力映像の輝度分布の最高輝度点の位置を特定し、各映像投射装置10の映像投射範囲の中心を最高輝度点の位置に設定可能なオフセット信号を個別映像信号と共に各映像投射装置10に出力する。
オフセット信号とは、後述するMEMSミラー106の振れ角の制限に由来する映像投射可能な範囲を有する映像投射装置に対して、映像投射範囲を描画範囲のうちの所望の範囲にオフセットする(位置付ける)信号である。具体的には、オフセット信号は、映像が投射される画面全体の中心を基準位置として、基準位置から水平方向及び垂直方向に移動させる変位量を示す信号である。
詳細は後述するが、各映像投射装置10では、オフセット信号に応じて各映像投射装置10が投射する映像を垂直方向に移動できるようになっている。また、投射映像の左右方向への移動は、各映像投射装置10にステッピングモータ等を用いた移動機構を設けることにより実施される。
図2に示されるように、本実施形態の各映像投射装置10は、MEMSミラー106、半導体光源112、MEMSミラー106及び半導体光源112に信号を出力する制御部30とから構成され、後述するラスタースキャンを行う装置である。
各映像投射装置10の制御部30は、パーソナルコンピュータ、カメラシステム等の映像ソースから出力された映像信号に基づいて生成された個別映像信号が入力される個別映像信号入力部102と、受信した個別映像信号を処理するために所定ビット毎に書き込み・読み出しが行われる個別映像信号蓄積部104と、MEMSミラー106に対して交流波の駆動信号を出力するMEMS駆動部108と、駆動信号に応じてMEMSミラー106が回動軸線周りを回動したとき、MEMSミラー106の振れ角に応じた電圧を出力するセンサからの信号が入力されるセンサ信号入力部110と、MEMESミラー106に光を照射するLEDや半導体レーザ等の半導体光源112に対して画素データを出力する光源駆動部114と、個別映像信号を処理して各映像投射装置10の制御を行う個別映像信号処理部116とから構成される。
ここでは、説明の便宜のため、MEMSミラー106を駆動する交流波の駆動信号として正弦波形状の駆動信号を用いて説明するが、正弦波形状の駆動信号に対して90°位相が遅れた余弦波形状の信号等を用いてもよい。
個別映像信号入力部102は、映像信号を処理するために、入力された個別映像信号を個別映像信号処理部116に出力する。個別映像信号入力部102としては、VGA(アナログRGB)、DVI、HDMI(登録商標)、Display Port等の映像信号レシーバを用いることができる。
個別映像信号蓄積部104では、個別映像信号入力部102から出力された個別映像信号を処理するために信号の書き込み・読み出しが行われる。個別映像信号蓄積部104としては、SDRAM等を用いることができる。本実施形態の映像投射システムでは、映像信号は高速信号として生成されるため、DDR2-SDRAM、DDR3-SDRAMが好適である。
MEMS駆動部108は、MEMSミラー106に対する駆動信号を出力するために、個別映像信号処理部116からのデジタル信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバーターと、その出力信号をMEMSミラー106の駆動電圧レベルまで増幅するオペアンプから構成される。
センサ信号入力部110は、駆動信号に応じてMEMSミラー106が回動軸線周りに回動し、走査方向に回動したときのMEMSミラー106の振れ角に応じた電圧を出力するセンサからの信号が入力される信号入力部である。センサ信号入力部110は、受信したアナログ信号を個別映像信号処理部116に出力されるデジタル信号に変換するA/Dコンバーターと、A/Dコンバーターに対する適切な入力レベルを確保するオペアンプとから構成される。
光源駆動部114は、個別映像信号処理部116から出力されたデジタル信号をアナログ信号に変換する高速D/Aコンバーターと、RGB各色の半導体光源112を駆動できるだけの電流容量を持つドライバトランジスタ等とから構成される。
個別映像信号処理部116は、個別映像信号を処理して各映像投射装置10の制御を行う。個別映像信号処理部116は、例えば、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、マイクロプロセッサ、又はこれらのハイブリッドデバイス(EPP(Extensible Processing Platform)やSoC(System on Chip))等を用いることができる。
また、図3に示されるように、個別映像信号処理部116は、個別映像信号を個別映像信号入力部102から個別映像信号蓄積部104に出力するインターフェースとしての入力映像処理部120と、個別映像信号蓄積部104から出力された信号等に基づいて、MEMS駆動部108へ送出するMEMSミラー106の駆動信号及び光源駆動部114に送出する画素データ抽出の基礎となる信号等を生成する駆動信号生成部122と、センサ信号入力部110及び駆動信号生成部122から出力された信号に基づいて、共振周波数追従制御を行い、画素データ抽出部126に信号を送出する駆動信号演算処理部124と、駆動信号生成部122及び駆動信号演算処理部124から出力された信号に基づいて、光源駆動部114に送出する画素データを抽出する画素データ抽出部126と、これらの各信号処理の制御パラメータに対する制御を行うと共に、スイッチ、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)等の図示しない外部制御手段とのインターフェースとしての機能を果たす総合制御部128とから構成される。
また、図4に示されるように、本実施形態のMEMSミラー106を備えるMEMS130は、反射面を有するMEMSミラー106を一対のトーションバー131A,131Bにより支持する第1支持部132と、MEMSミラー106を第1支持部132に対して一対のトーションバー131A,131B、すなわち、主走査方向(Y軸周り)に回動させる第1のアクチュエータ134,136(本発明の「第1駆動部」に相当)と、第1支持部132を支持する第2支持部138と、第1支持部132を第2支持部138に対して副走査方向(X軸周り)に回動させる第2のアクチュエータ140,142(本発明の「第2駆動部」に相当)を備え、2次元走査が可能な2軸型光偏向器である。
MEMS130を備える各映像投射装置10は、後述する映像投射範囲のうち描画範囲のみが2次元走査に応じて光が投射されるように、半導体光源112が点灯されるので、光の利用効率の向上を図ることができる。
また、MEMSミラー106のX軸周りの回動角は、反射光による垂直方向の投射範囲を規定し、Y軸周りの回動角は、反射光による水平方向の投射範囲を規定している。なお、X軸は本発明の「第2軸線」に相当し、Y軸は本発明の「第1軸線」に相当する。
MEMS130のアクチュエータとしては、圧電方式、静電方式、電磁形式のアクチュエータを用いることができる。本実施形態では、第1のアクチュエータ134,136として、圧電アクチュエータを採用している。また、第2のアクチュエータ140,142は、隣り合う4つの圧電カンチレバーが端部で折り返されて、機械的に連結されたミアンダ構造になっている。圧電カンチレバー140A〜140D,142A〜142Dは、支持体と、下部電極と、圧電体と、上部電極とから構成された積層体を含む。
映像信号に基づく映像の投射は、水平方向の高速走査、垂直方向の低速走査によって実行される。そのため、MEMSミラー106は、高速動作に対応した第1のアクチュエータ134,136の共振駆動により主走査方向に回動し、低速動作に対応した第2のアクチュエータ140,142の非共振駆動により副走査方向に回動する。
ここで、圧電カンチレバー140A〜140D,142A〜142Dは、それぞれ電気的に分離された2系統の駆動素子となっている。図4に示されるように、MEMS130の外枠側からMEMSミラー106に向かって、奇数番目の圧電カンチレバーをグループα(本発明の「第2駆動素子」に相当)と呼び、偶数番目の圧電カンチレバーをグループβ(本発明の「第1駆動素子」に相当)と呼ぶ。
本実施形態の圧電カンチレバーはユニモルフ型アクチュエータであって、各グループの圧電カンチレバーは、同じ駆動信号が印加されると同一方向に伸縮する。詳細は後述するが、本実施形態では各グループで周波数(周期)及び位相が等しいが、電圧の大小関係が反転している駆動信号を印加するので、グループαとグループβの伸縮は、互いに逆方向である。
各グループの圧電カンチレバーに別々の駆動信号を与えることにより、第2のアクチュエータ140,142が非共振で駆動し、MEMSミラー106はX軸周りに回動する。
MEMSミラー106のY軸周りの回動については、第1のアクチュエータ134,136による共振駆動のため、上述の手法は適用できないが、非共振駆動のアクチュエータを用いれば、同様の駆動制御をすることができる。
MEMSミラー106の回動状態を検出するために、第1支持部132には、トーションバー131A,131Bと隣接する位置にセンサ144が、また、第2のアクチュエータ140,142の近傍にセンサ146が設けられている。位置センサとしては、圧電効果を用いたセンサやピエゾ抵抗効果を用いたセンサを採用することができる。
圧電効果を用いたセンサは、MEMSミラー106の振れ角の変位量に対して微分値を返す速度センサとして動作する。また、ピエゾ抵抗効果を用いたセンサは、MEMSミラー106の振れ角の変位量に比例した値を返す位置センサとして動作する。
なお、同一の製造プロセスでアクチュエータ及びセンサの積層構造を形成できるという点では、圧電効果を用いたアクチュエータ及びセンサを用いることが好ましい。
また、センサ144,146はそれぞれ、少なくとも1つ設ける必要があるが、MEMSミラー106の主走査方向及び副走査方向の回動安定性及び差動信号のノイズキャンセリング効果の向上のために、図4に示されるように、Y軸及びX軸を中心として線対称に2つ設けることが好ましい。
次に、図5〜図7を参照して、主に半導体光源112と、MEMS130のMEMSミラー106とを用いたラスタースキャンについて説明する。
図5に示されるように、半導体光源112からMEMSミラー106に入射して反射された光は、映像投射範囲に映像(走査軌跡)を描画する。映像の描画に関して、副走査方向に回動するMEMSミラー106により、図5の映像投射範囲において垂直方向の走査が実行される。本実施形態の副走査方向に回動するMEMSミラー106の駆動信号の波形は、図6Aに示される鋸波形状とするのが好ましい。
副走査方向に回動するMEMSミラー106は低速駆動されるので、共振駆動のアクチュエータと非共振駆動のアクチュエータの何れも用いることができるが、非共振駆動のアクチュエータに好適な鋸波形状の駆動信号を用いて有効描画時間を長く確保することにより、映像投射範囲の明るさの向上を図ることができる。
具体的には、鋸波形状の駆動信号には、時間経過に対する駆動信号の波形の傾きが緩やかな区間と、急峻な区間とが交互に現れる(図6A参照)。そして、鋸波形状の駆動信号の傾きが緩やかな区間で半導体光源112を点灯して描画を行い(描画区間)、傾きが急峻な区間で半導体光源112を消灯する非描画区間(垂直帰線区間)を設ける。
鋸波形状の駆動信号の傾きが変化する頂点付近では、副走査方向の回動するMEMSミラー106は非常に低速な駆動状態になるため、当該頂点付近の区間に対応する描画部分は描画範囲の他の部分と比較すると特に明るく見える。そのため、当該頂点付近の区間では、半導体光源112を消灯することにより、描画範囲で表される画面全体の明るさの均一性を実現し得る。
一方、主走査方向に回動するMEMSミラー106により、図5の映像投射範囲において水平方向の走査が実行される。本実施形態の主走査方向に回動するMEMSミラー106の駆動信号の波形は、図6Bに示される交流波、例えば、正弦波形状とするのが好ましい。主走査方向に回動するMEMSミラー106は高速駆動されるので、共振駆動のアクチュエータを用いることが好ましく、また、正弦波形状の駆動信号は、共振駆動のアクチュエータに適しているためである。
具体的には、正弦波形状の駆動信号には、時間経過に対する駆動信号の波形の頂点付近の区間と、それ以外の区間とが交互に現れる(図6B参照)。そのため、図5に示されるように、往復走査、すなわち、右方向走査及び左方向走査の両方で描画を行うことが、有効描画時間の確保の点から好適である。片側走査、例えば、右方向走査(左方向走査)のみで描画を行い、左方向走査(右方向走査)においては非描画区間(水平帰線区間)を設ける方式と比較して、往復走査、すなわち、右方向走査と左方向走査の両方で描画を行い、有効描画時間を長く確保することができる。
さらに、正弦波形状の駆動信号の頂点付近(水平折返区間)では、主走査方向に回動するMEMSミラー106は非常に低速な駆動状態になるため、当該頂点付近の区間に対応する描画部分は描画範囲の他の部分と比較すると特に明るく見える。描画範囲で表される画面全体の明るさの均一性を実現し得るため、図6Bに示されるように、経過時間に対して隣り合う当該頂点付近の区間(水平折返区間)の間の区間で半導体光源112を点灯して図5の水平方向の走査軌跡の1ライン分の描画を行い、水平折返区間で半導体光源112を消灯して非描画区間を設ける。
上述したラスタースキャンを実施することにより、図7に示されるように、被走査面での走査軌跡全体から水平方向及び垂直方向において、図5の映像投射範囲の周縁領域が切り取られた描画範囲が得られる。
次に、映像信号分配部20による分配処理による映像について説明する。映像信号分配部20の分配処理では、画面内に1点存在する最高輝度点を中心に、水平方向、垂直方向の輝度が共に単調減少する分布を持った映像信号を処理する。
図8は、本実施形態の映像投射システム1の映像投射装置10A〜10Dにより、MEMSミラー106の水平方向及び垂直方向の振れ角で表された投射角度範囲(映像投射可能な範囲)と、相対輝度で表された最大輝度との関係を例示した図である。
図8に示されるように、本実施形態では、映像投射装置10A〜10Dの投射角度範囲と最大輝度は、相対輝度の上限値である最大輝度が大きい映像投射装置の順に、映像投射可能な範囲である投射角度範囲が狭くなるように設定されている。なお、映像投射装置10A〜10Dの画素ピッチは、制御し易さの観点から同一に設定されているが、これに限定されず、映像投射装置10A〜10Dの画素ピッチを異なる値に設定してもよい。映像投射装置10A〜10Dの画素ピッチが異なる値に設定された場合、映像投射装置10A〜10Dにおいて解像度のスケーリングを行う。
次に、図9に、映像信号分配部20により行われる一連の映像分配処理の結果を示す。第1映像投射装置10Aは、最大輝度が最も低く、投射角度範囲が最も広い第1の映像投射範囲の投射を担当する。また、第2〜第4映像投射装置10B〜10Dは、それぞれ第2〜第4の映像投射範囲の投射を担当する。そして、第1〜第4映像投射装置10A〜10Dに出力される個別映像信号で表現される輝度分布の映像(サブ映像)を結合して、最終的な映像(合成映像)が生成される。
第1〜第4映像投射装置10A〜10Dから投射される映像は、中央部が最も明るく(最高輝度点)、周辺部にいくにつれて徐々に暗くなる輝度分布となる。輝度分布は、必ずしも上下・左右が対称である必要はなく、部分的に非投射範囲があってもよい。
なお、各映像投射範囲は排他的である必要はなく、むしろ積極的に重ね合わせることで、仮に第1〜第4映像投射装置10A〜10Dの何れかに外部から振動が加わった場合等にも、分配による映像の継ぎ目が目立たなくなるという利点が生じる。
次に、図10A、図10Bを参照して、MEMS130を構成する第2のアクチュエータ140,142(図4参照)の駆動信号と、映像投射範囲の関係を説明する。以下では、第4映像投射装置10DのMEMS130を構成する第2のアクチュエータ140を例に説明する。
通常時は、第2のアクチュエータ140のグループαに属する圧電カンチレバー140B,140Dと、グループβに属する圧電カンチレバー140A,140Cとに対して、それぞれ周波数(周期)及び位相が同一で、電圧の大小関係が反転した駆動信号を印加している。
図10Aでは、グループαの圧電カンチレバー140B,140Dの駆動信号(本発明の「第2駆動電圧」に相当)を破線で示し、グループβの圧電カンチレバー140A,140Cの駆動信号(本発明の「第1駆動電圧」に相当)を実線で示した。このように、グループαの駆動信号の振幅と、グループβの駆動信号の振幅とが等しい場合、映像投射範囲は垂直方向に移動しない。
第4の映像投射範囲は、図10Bに示されるように、最大領域(第1の映像投射範囲)の垂直方向中心線を基準として上下対称の位置に現れる。また、グループαの駆動電圧の振幅及びグループβの駆動電圧の振幅と、第4の映像投射範囲の垂直方向の高さHは比例関係にある。
グループα、グループβの駆動信号の山から谷までの値(駆動電圧)をそれぞれVPPα,VPPβとし、グループα、グループβの各アクチュエータの感度をそれぞれKα、Kβとすると、高さHは、
VH=Kα・VPPα+Kβ・VPPβ・・・(式1)
で与えられる電圧VH相当の高さとなる。
VH=Kα・VPPα+Kβ・VPPβ・・・(式1)
で与えられる電圧VH相当の高さとなる。
なお、図10Bの第4の映像投射範囲の高さHのうち、上半分はグループβの駆動電圧により規定され(式1の右辺第2項)、下半分はグループαの駆動電圧により規定される(式1の右辺第1項)。
次に、図11A〜図11C、図12A〜図12Cを参照して、第4の映像投射範囲を垂直方向に移動させる場合の駆動信号と、そのときの映像投射範囲を説明する。
まず、図11Aを参照して、グループαの駆動電圧の振幅と、グループβの駆動電圧の振幅を7:3とした例(本発明の「第1投射位置変更処理」に相当)を説明する。
グループαの駆動電圧の振幅とグループβの駆動電圧の振幅とが、通常時(図10A参照)の駆動電圧の振幅のそれぞれ0.7倍、0.3倍である場合、(式1)からVH1=Kα・0.7VPPα+Kβ・0.3VPPβとなるので、高さH1は、図10Bの高さHより小さくなる。もちろん、VHが一定となるようにVPPαとVPPβを決定することで、映像投射範囲の高さをHに保つことができる。
また、グループα、グループβの駆動信号の山から谷までの値の半分をそれぞれVmidα,Vmidβとしたとき、第4の映像投射範囲の移動量Lは、
VL=Kα・Vmidα−Kβ・Vmidβ・・・(式2)
で与えられる電圧VL相当の量となる。
VL=Kα・Vmidα−Kβ・Vmidβ・・・(式2)
で与えられる電圧VL相当の量となる。
以上のように、グループαの駆動電圧とグループβの駆動電圧の振幅を異ならせることにより、映像投射範囲を最大領域の垂直方向中心線に対して上下方向に移動させることができる。
次に、図11Bを参照して、グループαの駆動電圧を0とし、グループβの駆動電圧の振幅を通常時(図10A参照)の2倍にした例(本発明の「第2投射位置変更処理」に相当)を説明する。
グループβの駆動電圧の振幅は、図10Aの駆動電圧の振幅の2倍となっているので(本発明の「第3駆動電圧」に相当)、図12Bに示すように、映像投射範囲の上半分の高さH2は、図10Bの同じ部分(垂直方向中心線の上側)の高さの2倍となる。
一方、グループαの駆動電圧は0(v)になっているので、映像投射範囲の下半分の高さは0となり、第4の映像投射範囲は、その下端が最大領域の垂直方向中心線に接するようになる(実線の領域)。すなわち、実質的に、図10Bの第4の映像投射範囲が上方に移動したことになる。
図11Bとは逆に、グループαの駆動電圧の振幅を通常時の2倍とし、グループβの駆動電圧を0とした場合、第4の映像投射範囲は、高さがH2’で、その上端が最大領域の垂直方向中心線に接するようになる(破線の領域)。なお、グループαの駆動電圧の振幅とグループβの駆動電圧の振幅を共に通常時の2倍とした場合、第4の映像投射範囲は、実線の領域(高さH2)と破線の領域(高さH2’)を合わせた領域となる。
次に、図11Cを参照して、グループαのアクチュエータの駆動電圧を0とし、グループβの駆動電圧の振幅を通常時の2倍にして、さらに駆動信号に対してDCオフセットを実行した例(本発明の「垂直オフセット処理」に相当)を説明する。
このとき、第4の映像投射範囲は、図12Bと理由と同じで最大領域の垂直方向中心線の上側に現れる。さらに、図12Cに示されるように、グループβの駆動信号をDCオフセットした分、第4の映像投射範囲の下端が垂直方向中心線から離れた位置まで上方に移動する。すなわち、DCオフセット量の増減に伴い、第4の映像投射範囲の垂直方向位置が変化する。
以上のように、グループαの駆動電圧の振幅とグループβの駆動電圧の振幅を異ならせることで、映像投射範囲の高さ及び垂直方向の位置を変更することができる。また、グループαの駆動電圧の振幅とグループβの駆動電圧の振幅の何れか一方0とすれば、最大領域の垂直方向中心線に接する映像投射範囲とすることができる。さらに、駆動信号に対してDCオフセット処理を実行すれば、映像投射範囲が垂直方向中心線に対して移動する。
最後に、図13に、グループα、グループβの各アクチュエータに印加する駆動信号の振幅と、DCオフセットの関係図を示す。図10A、図10Bに示した通常時では、第4の映像投射範囲の中心が最大領域の垂直方向中心線上に位置し、グループαとグループβの駆動電圧の振幅は同一で(図中の(a))、DCオフセットは0である(図中の(a’))。
ここから、映像投射範囲を上方(+方向)へ移動させたい場合には、グループαの駆動電圧の振幅を小さくし、グループβの駆動電圧の振幅を大きくする。なお、映像投射範囲の垂直方向の高さが変わらないようにするには、各グループの駆動電圧の和(VH)が一定となるように変化させる必要がある。
グループαの駆動電圧の振幅を小さくしていくと、やがて0になるが(図中の(b))、それ以上、映像投射範囲を上方に移動させるには、グループβの駆動信号をDCオフセットすればよい(図中の(c))。
逆に、映像投射範囲を下方(−方向)に移動させたい場合には、グループαの駆動電圧の振幅を大きくし、グループβの駆動電圧の振幅を小さくする。グループβの駆動電圧の振幅を小さくしていくと、やがて0になるが(図中の(d))、それ以上、映像投射範囲を下方に移動させるには、グループαの駆動信号をDCオフセットすればよい(図中の(e))。
上記の実施形態は、本発明の一例であり、これ以外にも様々な変形例が考えられる。映像投射範囲のオフセットは、第4の映像投射範囲を例に説明したが、第2、第3の映像投射範囲に対しても同様の方法で移動が可能である。
1…映像投射システム、10,10A,10B,10C,10D…映像投射装置、20…映像信号分配部(合成映像生成部)、30…制御部、106…MEMSミラー、112…半導体光源、130…MEMS(光偏向器)、131A,131B…トーションバー、134,136…第1のアクチュエータ、140,142…第2のアクチュエータ、144,146…センサ。
Claims (3)
- 第1投射範囲に第1サブ映像を投射する第1映像投射装置と、
前記第1投射範囲内の第2投射範囲に第2サブ映像を投射するラスタースキャン方式の第2映像投射装置と、
前記第1サブ映像と前記第2サブ映像を組み合わせて、1つの合成映像を生成する合成映像生成部と、を備えた映像投射システムであって、
前記第2映像投射装置は、入射光を反射するミラー部と、前記ミラー部を第1軸線周りに回動させる第1駆動部と、前記ミラー部を前記第1軸線と直交する第2軸線周りに回動させる第2駆動部とを有し、前記第1軸線周りの回動角である第1回動角は、前記第2サブ映像における前記ミラー部による反射光の水平方向の投射位置を規定し、前記第2軸線周りの回動角である第2回動角は、前記第2サブ映像における前記ミラー部による反射光の垂直方向の投射位置を規定し、
前記第2駆動部は、前記回動角の可変範囲において、所定の基準角度から前記第2回動角が増加する向きに前記ミラー部を回動させる第1駆動素子と、前記基準角度から前記第2回動角が減少する向きに前記ミラー部を回動させる第2駆動素子とを有し、前記第1駆動素子及び前記第2駆動素子は、印加される電圧のレベルに応じて前記ミラー部の前記基準角度からの回動量が変化する電圧駆動素子であって、
前記第1駆動素子に第1周期で電圧が変動する第1駆動電圧を印加すると共に、前記第2駆動素子に前記第1駆動電圧と周波数及び位相が等しく、振幅が異なる第2駆動電圧を印加する第1投射位置変更処理と、前記第1駆動素子と前記第2駆動素子との何れか一方にのみ第2周期で電圧が変動する第3駆動電圧を印加する第2投射位置変更処理とのうちの、少なくとも何れか一方を実行する垂直投射位置制御部を備えていることを特徴とする映像投射システム。 - 請求項1に記載の映像投射システムにおいて、
前記垂直投射位置制御部は、前記第2投射位置変更処理において、前記第3駆動電圧に一定電圧を重畳する垂直オフセット処理を実行することを特徴とする映像投射システム。 - 請求項1又は2に記載の映像投射システムにおいて、
前記第2駆動部は、前記第2軸線上に複数の圧電カンチレバーを隣り合うように並べて配置し、隣り合う圧電カンチレバーに対し折り返すように一端部を機械的に連結してなるミアンダ構造になっていることを特徴とする映像投射システム。
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